『Just my way』


 

『You can't say』



真夏に見た蜃気楼
あれは遥か昔
触れ合うのを躊躇う
そんな君との日々

今なら解る
今だからこそ解る
そんな事ばかり

見つめ合うと
妙な空気が流れ
ふざけ合うと
妙に恥ずかしくて

思わず目を逸らす
そんな君が可愛くて
思い出す度愛しい

忘れろと言うかの様に
冬の空気が肌を刺す

表面だけを
無神経に撫でる
其の刃のような手

傷付けて
傷付けられて
そんな毎日に怯えて
不器用に塞ぎ込む

繋がってると
信じてる
嘘なんて無いと
信じてるのに

躊躇う君の手が
僕を見てない
そんな気がした

触れないのは
目を逸らすのは
僕を憐れんでる?

今なら違うって
解るんだけど

君を信じれなかった
僕が悪かった...


 

 

『Help』



アコギ弾く指先
奏でてく音色
優しく響く声

君は知らない
僕の気持ち
そっと願う
目が合うこと

叶えたい想い
缶コーヒーより
タバコよりアコギ
そんな君が
好きだったよ

頑張ってみても
僕の重たい荷物
軽くならなくて
好きだなんだって
言ってる場合じゃ
無いってこと

そんなの解ってる
でも癒されたい
癒されてしまった
あの音色に...

愛なんて不確かで
信じれないもの
求めてしまったの

世界は広いって
美しいものも
在るって
知ってしまった

独り淋しく過ごす
そんなことに
慣れた頃だった
悪事に片足
突っ込んでた処

過ぎ去ってく日常
また今日も
過去になってく

消えない記憶に
支配され続けては
薬が躰を侵す

何処へ行くの?
今更迷子とか無理
誰か助けて...

そんな時に君が
僕を掬った
アコギ弾く指が
僕の髪に絡まる


 

 

『Nobody knows』



真っ暗な部屋
真夜中の過呼吸
瞳を閉じて想う
生き地獄なら
せめて殺して

僕は此処に居る
生きてる...
生きてるのに
苦しくて辛くて
生きてるから
尚更しんどくて

でもきっとそんな事
誰も知らなくて
また今日も愛想笑い
繰り返してくだけ

見つけて欲しい
掬って欲しい
そんな事言えない

僕は何に怯えてる?
何が怖くなった?
自由という名の
不自由に縛られた

生まれ変わるなら
やっぱり海月が
いいなぁって
改めて思ったんだ

でも、できるなら
温もり感じながら
生きれないかなって
一瞬の夢を見た

同じ処をね
何度行ったり来たり
繰り返すんだろう

知らないだけで
誰もがこんな
苦しみを抱えてる?


 

 

『CRUSH』



僕を色に例えるなら
漆黒以外有り得ない
君を色に例えるなら
純白以外有り得ない

自分らしく
在ろうとする者は
疎まれて
厄介だと罵られる

他人の色に
染まろうとする者は
従順で歓ばれる

世の中ってのは
難しくて
しょうがないね

所詮くだらない屑の
集団だろう
難しいんじゃないよ
馬鹿なだけだよ
汚れきった屑なだけ

お願い、どうか君は
そんな屑の集団に
負けないで
従順なのが賢い
なんて思わないで

損得勘定で物事
考えたりしないで
君は君らしく
君のままでいて...
汚れないでいて...
染まらないでいて

ごめんね
僕は君に嫌なこと
押しつけてるみたい
でも違うんだ...

どうか君は
其の綺麗な心を
砕かれたりしないで
踏みにじられたり
しないで欲しいだけ


 

 

『Fever』



たったの1℃が
どうしても
埋まらないのは
きっともう
解ってたこと

そっと尋ねた
微熱で瞳潤む君に
彼の何が1番
赦せなかったのか

心深優しく想う
そんなことが
お互い減ったから
それは愛情が
減ったってこと

更に尋ねてみる
平常心装う
平熱の彼に直球

彼女の何が1番
赦せなかったのか

温もりの差に
埋まらないものを
感じてしまった
常に微熱のあいつ
俺は常に平熱
同じ温度になれない

理由が違っても
もう無理だって事
解ってた2人
僕は切なかった...

2人にしか解らない
ものに導かれた答え
其れは変わらない


 

 

『Prayer』



誰かを支えれる
イタミに寄り添える
そんな優しさと
強さが素敵で
一瞬で惹かれた

でも本当はもっと
誰にも真似
できないほどの
精神力で生きてて

それは当たり前
なんかじゃなくて
アナタが歩んできた
棘の道が...

こんな僕じゃ
言い表せれない
アナタのアナタらしさが...

アナタの抱える苦しみ
もどかしくて
辛くて悔しくて...

でもアナタは
アナタだから...

無力で歪だけど
アナタを支えたい
同じ喜びを
感じていたい
同じ涙を
流していたい

わかちあえるなら
わかりあえるなら
そうありたい...

君にであえた運命
其れが僕の
かけがえない事実

まだまだ
何も出来ない僕
まだまだ
支えれないけど

いつか一緒に
笑ったり泣いたり
したいなって...

いつかアナタの想いが
届く事を祈って...


 

 

『What say?』



例え僕が
いつ死んでも
どうでもよくて

もし人間に
生まれ変わって
君の傍に行くなら

その時は
今の意志を
持ったままで

そう願って...

もし人間じゃなく
生物でもなく
感情を持たない物
だったなら
僕はどうしようか

海月は感情を
持たないから
だから
生まれ変わるなら
海月が良い
そう願ってたのに

信じ続けたものが
崩れる瞬間
誰にでも起こり得る
何て事ない
日常の1コマだろ?

だったら
信じ続けたものが
報われる瞬間
ってのも起こり得る

進んでこう
進まなければ
何も変わらないから

泣きながらだって
恥ずかしくない
チカラいっぱい
進めてればいい

其処に込めた想い
無くさないで

颯爽と駆け抜けた
価値のない日常
そんなこんな
ひっくるめても
もう蓋はしない...

いつか君の傍へ
行けたなら
さて何を言おう?


 

 

『Kill』



穢された躰は
戻らない
穢された心も
戻らない

温もりなんて
いらない
愛情なんて
信じない

血の繋がり
そんなの
何の価値もない
何の意味もない

勇気を持たない
愛も持たない
資格すら持たない
そんな冷めた母

掬われる事は
有り得ない
改めて悟る10の頃

どんなに悔しくて
どんなに虚しいか

どんなに悲しくて
どんなに淋しいか

決っしてアナタには
解り得ない

望むもの総て
諦めてでも
オマエを抹殺する

憎しみは欲望に
欲望は殺意に

弱音は向きを変え
刃となってった

温もりは
確かめるんじゃ
無いって
自然と在って
自然と感じるって

そんなの知らない
1人じゃないって
言われるけど
1人だよ、いつも
家には敵しかいない

周りは鬼ばかり
だからボクは
鬼退治をするって
決めたんだ

守り抜きたいもの
憧れたもの
知ってしまった
背負ってしまった

狂い果てたい
どうせ
腐った世界なら
自らも腐ろう

真実も虚構も
歪んでる世界なら
解らないでしょ

蔓延する偽りの
情報に攪乱し
飲み込まれてく

そんなの
耐えれないから
そんなの
赦さないから
だから此の手で

Sleep eternally


 

 

『Beautiful scenery』



青い空が橙に変わる
瀬戸の穏やかな波
其処に在る島々

此処が好きだと
此の景色が
美しいんだと
胸を張って
言えるだろうか

たくさんの命が
散って逝った
目の前で
何も出来ずに

苦しくて重い
想い抱いて
綺麗な想いだけ
掬い上げても
其れは偽り

幻だったんだと
思いたくて
幻じゃないと
叫びたくて

そんな幼稚だから
立ち止まった侭
手に残った感触や
心に残ってる
確かな温もりは
綺麗な侭在る

忘れるなんて
出来ない
無邪気なみんなを
真剣なみんなを
全部全部全部
忘れたくない...

本当は希望在る
未来の物語を
みんなで紡ぐ筈
だったんだ

此の美しい景色
澄んだ空気と
潮の匂いに
包まれながら

いつまでも
いつまでも
此処で語らおう

いつまでも
いつまでも
負けずにいよう

いつまでも
いつまでも
曲げずに貫こう

そう言ってた
あの頃の僕等...


 

 

『Lonely』



誰にも届かない言葉
言葉だけじゃなく
存在も形に成らない

輪郭すら怪しくて
まやかしなのか
感覚を辿ってく...

君達と見てきた景色
君達と見なきゃ
無意味だと知った

もうすっかり崩れて
どうにもならない

あんなに惹かれた
あんなに支え合った
あの時の気持ち
一体何処へやれば

思い出にすがり
現在(イマ)に
後悔し続ける

危険を感じる
キツい香水を纏う
人間の仮面を
被った化け物よ

すべてを奪った
その気分は
どうだったろう

復讐心を焚き付け
煽ったのは
どちらだろうか

何も守るものなど
無くなったなら
怖いものなど
何もないと知って

現在も心は
囚われたまま...


 

 

『Miserable』



もう居ないんだと
今更ながら痛感する

真正面から向き合い
正義を貫けと
叱ってくれていた
父のような貴男

辛くても悲しくても
どんな時だろうと
逃げずに私を
温かく包んでくれた
母のような貴男

落胆させることが
在っても必ず
理由を聞いてくれた

どんな事態でも
冷静さを兼ねていて
守ってくれてた

いつでも優しさが
溢れていた
いつでも愛が
溢れていた

そんな貴男に私は
何も返せない侭
旅立つ貴男に
何も言えぬ侭...

生きてさえいれば
また逢えた...
生きてさえいれば
貴男の元へ
帰りたかった...

あの時
貴男はもう居ないと
聞いてなければ
私は何も知らずに
笑顔で
ドアを開けていた...

時によって
父のように母のように
接してくれていた
根っこには必ず
私を想う愛が在った

そんな貴男に私は
一体何を返せただろう
恩を返すことなど
何ひとつ出来なかった

掬って貰うばかり
助けて貰うばかりで
私は何ひとつ...

今の情けない私に
貴男なら何を
言ってくれるだろう

今の哀れな私を見て
貴男は一体何を
想うのだろう

私の正解は
何なんだろうか

貴男はもう
導いてくれない


 

 

『Again』



君と出逢えた
君と居る時間が
何より楽しかった

負けないように
貫けるように
弱き心に火をつける

どんなに泣いても
どんなに歯を
食いしばっても
トキは戻らないから

大人になって
無くしたものに
改めて気付く

大事な人を
大切に大切に
守りたいと
ただそれだけが
すごくすごく
難しいことだと

あの頃の様に
ひたむきな心じゃ
生きてけないと

それでも焚き付ける
立ち止まり過ぎた
留まり過ぎた

其の分だけ
一歩を大きく
踏み出す為に...
何かを変える為に

もう一度
振り絞って
振り切って
貫きたいから

らしく
在りたいから

もう一度
向き合おう
すべてに...


 

 

『Incompleteness』



人間なんて不完全で
当たり前だって
だから求めるんだって
だから1人で
生きてけないんだって

そう聞きながら
負けてしまいそうな心
必死に強く在れと

醜く汚いものが
膨張し続けてくばかり
心なんて無い方が...

信じるなんてこと
難し過ぎる
事実と真実なんて
歪んでしまう
曲解されるだけ...

それでもいい
しかたない
それが普通だから

強がりをやめたら
何も残らない
強がってくしかない

自分を壊して
それでも守りたい
そう想えるもの
大切に大切に
守り抜きたいって

不完全だからこそ...


 

 

『One & Only』



貴方が
教えてくれた
特別な感情

優しさという
温かいもの
愛という
複雑なもの

手を繋ぎ
心を繋ぎ合う

どんな意味の
繋がりだろうと
幸せだった

確かに繋がった
貴方と私

宝物のように
キラキラする瞬間は
滅多にないけれど

だってそんな
生温い世界じゃ
なかったから

それでも
貴方と居たかった
一緒に生きたい
道標になって欲しい

ほんの少しの時間
それを重ねたい
温かい気持ち
忘れたくなかった

支えになりたい
なんて言えない
そんな立場に
私は居ないから

貴方の心を
一瞬でも温めたい
無力な私を
赦さなくていい

貴方を
苦しめる私を
赦さなくていい

永遠に私を
赦さないでいて

優しく美しいもの
そんなものに
惑わされないよ

汚く醜いものこそ
見えない真実を
導き出してくれると
信じているから

貴方は父の様で
愛する人のようで
不思議と温かく
誰にも代わらない
唯一無二の存在


 

 

『Thankful』



いつまでも消えない
優しく強く灯る
変わらぬ想いたち...

あの日のこと
覚えてるかな?
いつでもいつまでも
俺等何が在ろうと
仲間だって誓った日

みんなで
酌み交わした杯
みんなでひとつに
なった気がした

優しく愛する仲間と
共に生きたいと
改めて感じた

優しく大きな手
たくさんの温もり
頼れる仲間...

みんなが導いてく
正しき道へ
守ってくれてた
みんなが...

ありがとう...
そう言いたいのに

どんなに叫んでも
二度とみんなに
伝わることはない


 

 

『Precious』



あなたは何処?
ふと空を見上げる
こたえてはくれない

誰も気にも止めない
何気ない時間が
私には大切だった
ただそこに居る
其れが大切だった

あなたの強さ
あなたの優しさ
あなたの愛情
あなたの父性が
私を生かした

海に沈めた想い
忘れることは無い

温かい手が
離れてった時
優しい笑顔で私を
見送った時

あなたは私を
どう想ってたかな
大切だと
想ってくれたかな

娘代わりとして
人間として
女として
家族として...

別れが無ければ
私はあなたに
間違った感情を
抱いていただろう

そうなる前で
良かったと
今なら想える

いつか
そちらに逝く
その時は
愛情たっぷり
抱き締めて...


 

 

『Damn』



心が無くなる
その日まで
此の想いが愛だと
信じさせていて

何もかもを
見失うほどの想い
感情が鈍っても
確かに残る

殺られる前に
殺るのが
我が身のルール

破滅に導く
黒光りに手を

素直さも愛嬌も
持ち合わせてない
そんな私に君は
確かに言った...

其れを
忘れたことはない
あの日君は
遠くの地へ逝った

強がりで守る
そんな悪い癖が
私と同じで
私は君が怖かった

脆くて崩れそうで
でも崩れたのは
君じゃない

君は不完全な私を
否定しなかった
一緒に居れば
不完全なんかじゃ
ないって言った

そんな君を私は
守れなかった
そんな君を消した
私が其れを
赦せるというのか

言い尽くせない
激しい醜い怒りが
躰中を纏う


 

 

『Easily』



立ち止まらなければ
見えないモノが在る
強くなる為に
今はチカラを蓄える

乗り越えたなら
どんなモノが其処に
在るのだろうか

吐き棄てたモノを
集めたなら
どんなモノが
出来るだろうか

願えば辿り付く
誰かに言われ
願い続けた
報われはしない

イタミは何の意味を
もたらすのか
強さに変わるのか
すべてを
乗り越えたなら
強く強く
なれるのだろうか

記憶を辿っても
イタミが多くて
苦しくなるばかり

何の疑いもなく
接するのが1番って
気楽にやってこう
君はいつでも
そう言ってたなって

そんな真似できない
そんなこと
できる筈がない
何もかも
環境や此の世の
せいにした方が楽だ

乗り越えようとする度
激しく痛む全神経
誤魔化すことで精一杯

でももう違う
苦しかったあの時も
絶望しきった時も
メロディーは其処に在って
音と共に流れ込むイタミ

それさえもすべて
気楽に受け止め
何事も無いと...

もうしがみつけない
いつまでも
みっともない
解ってるから...

何十年経っても
きっと死ぬときも
鮮明に記憶に在る筈

それでも
何の疑いもなく
強くなる為に
今はチカラを蓄える

乗り越えたいから


 

 

『Guilty』



此の世の人々
どれくらいが有罪か
それはわからない
けれどハッキリしてる事
ハッキリ有罪者と
言える者が在る
其れは此処に
転がる骸の数々と
少女だって事

迷い惑い此処に在る
少女に罪は在れど
此の骸達が犯させた

冷たい瞳で見下し
睨み付ける権力者達
争いの本質も見抜けぬ
1人の少女と
強者達の骸という
異質な此処でさえも

何故抱きしめる
何故涙を流す
何故悲しげな...

傷は増えてくばかり
大丈夫、大丈夫...
約束したから
簡単には泣かない

声を出さずに喚く
心の中で
金切り声をあげる

真実なんてのは
誰も語らない
権力者でさえも...

本質も真実も
流され無かった事
其れが少女の見た
権力者達の重き罪


 

 

『Judgement』



生まれ変わりたい
何も解らない
何も変わらない
此処は何処で
私は何者なのか
答えが出せない侭

判決は下る
死刑をと
願ったけれど
どうにもならない

同じ処を何度も
往復しては
また同じ事で
悩み苦しんでる

一本道の上に
消えない記憶が
たくさん
詰まってるんだ
みんなで紡いだ言葉
いつまで
迷子のままに
しとくんだろう...

こんなちっぽけな
こんなイタミなんて
すぐさま
消してくれるわ

なんて言いながら
どれだけの
歳月をかけるのか

不甲斐ない己が
悔しくて情けない
けれど決して
諦めないと改めて
強く誓おう

どんな判決が
下ろうと
どんな現実が
現れようと
私は私を貫く

歪んだ愛を
此の躰に
吐き出した貴男
歪んだ愛に
弄ばれていた私

貴男は私を
歪な愛で縛った
本当の愛が
解らないまま
大人になった私

そしてまた今も
愛が何なのか
解らないまま...

遠い昔の幼き頃
今の私とは
何が違うのだろう