戦姫絶唱シンフォギアM~ほぼ無敵が転生したそうです


 

プロローグ

 
前書き
初めましてキャッチ&プリーズです
処女作で駄文だと思いますが見てくれたら嬉しいです。

それではどうぞ 

 
少年side  
 
少(テンプレ?いやいやあれは二次元小説の話でしょ?新手のドッキリかもしれない)

  少年はそう考え目の前にいる神様?を見つめた

?「いや、転生してもらうからドッキリでもないからあと本物の神様だ」
 
少「あ・・・本物の神様でしたかそれでここはどこですか?」  
 
神(それほど驚かないか)ここは死んだ者が集う場所 魂集所だ」

少「魂集所?魂が集まる所ですか?」

神「ああそうだ おっと自己紹介をしていなかったな私は魂集所の転生所で働いているベルトラだ」

少(ベルトラさんか礼儀正しい神様に会ったな)

ベ「ほう 嬉しい事を自然に思っているじゃないか」                             (今までの輩は乱暴な口調ばかりだったから少しお仕置きで転生後の世界でEXモードにしてやったからな)

少「やっぱり心を読む事ができるのですね」
 
ベ「ああそうだ それでは本題に移るぞ」
  
  神様は中指を下に下げると後ろに何も無い空間から何かの粒子が下から上に形を作り椅子とテーブルが     神様の目の前に置かれ神様はそこに座った  

ベ「君は生きていた時にかなり人助けをしたそうだな」

  神様はそう言い俺がいままで人助けしてきたことを語り始めた

ベ「はあ、これほど人助けする人間の最高スコアを27ほど超えるとは思わなかった」

  神様はそう言いため息をすると何やら紙とペンを俺に渡した

ベ「さあ転生特典をここに書いてくれ」

  そして神様は俺に椅子とテーブルを作ってくれた

少「転生特典ですか?」(おかしい、ここには転生特典の制限が書いていない?) 

  少年は転生特典の制限が無かったので探したが<転生特典の制限はありません>としか書かれていなかった

ベ「君は人助けをした人間の最高スコアを27も越えたからなそれで制限がないんだ」

  神様は最高スコアをこれ程超えた事はなかった、前代未聞だと溜め息をつきながら言った

少「なんかすいません まあ書きますね」

  そして俺はTOD2の裏ボスマグナディウエスの能力と術・技そして秘奥羲を全て使える用に書き込み

  見聞色 武装色 覇王色 六式 そして魔法無効 

  ノイズ接触時灰にならない スキル作成の能力 金属を生成する能力(金属ならなんでも)

ベ「君は宇宙を壊すつもりかい?」

少「いやこうでもしないと死ぬかもしれませんから」

ベ「さあ戦姫絶唱シンフォギアの世界に転生してもらうよ」

少「え?シンフォギアですか」

ベ「じゃあ3歳から記憶と原作知識と転生特典を思いだしてもらうよ 拒否権はない」

少「え?ちょっと待ってくださいよ」

ベ「じゃあな 幸福を祈ってるよ」

少「えっ待っあああああああああああああ!!」

  下に穴があいて落ち・・・・・・・

ベ「フフフ あの少年かなり面白そうな事をしそうな奴だな さあ設定をするか」

             これは後に伝説の闘神と呼ばれる少年の転生物語                 


    
 

 
後書き
いやーパソコンで打っていませんから疲れます

この駄文を見てくれたら嬉しいです 

感想くれるとテンション上がります       <8月2日修正しました>
 

 

1話 スネークバイトは対人系最強?

 
前書き
どうも間違えて1話を全て消してしまったキャッチ&プリーズです

 本編どうぞ 

 
?「ここはどこなんだ?」

  辺りを見渡しても何も無い

ベ「やあ気がついたようだね」

?「あなたはベルトラさん?」

ベ「ああそうだ 突然だが中学生になってもらうぞ」

?「また突然!」

ベ「拒否権はないぞ」

?「拒否権はないんですね」

ベ「中学生まで時空移動してもらう」

?「展開早くないですか」

ベ「仕方ないだろう 作者が第1話の約600文字を間違えて消してしまったからな」

?「メタいですね」

ベ「じゃあな」

?「また移動ですかーーーー!!」

  そして少年は目の前が歪んだ





























ベ「作者よしっかりしろ元気出せ」

作「でも600文字が消えたショックは大きいんだ間違えて消した時は叫んでしまった・・・はぁ」

      次回 少年の名前が明らかに!




 
 

 
後書き
・・・・・ちくしょおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!

600文字を1時間で作ったのに何で何で俺は消してしまったんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

   (悲しいです・・・) 

 

2話 戦いの始まり

 
前書き
感想の返信の仕方が分からず申し訳ありません 

台本形式を治せる様に頑張ります! 

 
少年side

少「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
  なんで俺パラシュート無しのスカイダイビングしてるんだよおかしいよ!
  神様の趣味?それとも神様に嫌われたから?転生特典がチートを超越したハイパーチートだから?
  でもこれはあんまりだぁぁぁぁぁぁ!!
  
  少年の体から風を切る音が少しずつ大きくなっている
少(どうしようこのままじゃミンチになっちゃうよ 親方!空から少年が!だよ!!)
  この状況を打開しようと策を考えなきゃ・・・六式?
  そうだ!!月歩だ!月歩! 一か八かやってやる!

少「ミンチになりたくないよ!!」
  うおおおおおおおおお!!         月歩!!

少「やった・・・やったよ!! ぶっつけ本番で出来るとは思わなかった」
  少年は溜め息をつくと飛んだり落ちたりを繰り返している。
  ?・・・あれはなんだ?
  天使の羽の様なドームそして小さな光が動いている
少「ん・・・もしかしてツヴァイウィングのライブか?
  
  オレンジ色の夕日がライブを照らしている
  歌声や歓声も聞こえるな

少「これから起きる事はノイズの襲撃か!」
  少年はこれか起きる恐怖の惨劇がいかに恐ろしいかを感じた。

少「これからたくさんの人が死ぬなんてそんなの嫌だ!」

  そんな惨劇俺が少しでも抑えてやる!
  これから来るノイズは上空からライブの地面から・・・
  っ!! ノイズが来る!

少「ちっ もう来やがった」
  俺には分からない言葉を叫びながらノイズが突進してくる

少「くっ はっ くそっこのままじゃじり貧だ!!
  俺はノイズの突進を右に月歩上に月歩で攻撃を回避した。

少「素手で戦うしかないのかよ!」
  俺は腰を低くし右腕を伸ばし肘を上に曲げ脇腹に左腕も同じようにし、構えをとる
  そして俺は月歩を使い飛行系のノイズに間を詰めて「三幻華!」右左とジャブを繰り出し右足の蹴り上げを
  叩きこみノイズが綺麗に真っ二つになり灰になった。
  なぜ真っ二つになったのかは六式の嵐脚を使いすごい切れ味の蹴り上げで蹴る いや 切ったからだ。

少「くそ! これじゃあほとんど倒せないじゃないか!
  俺は苛立ちを覚えた。他の飛行系のノイズが軽く五十を超える大群がライブ会場に飛んで行ったからだ。
少「しまっ」
  俺会場の方に目を向けてしまったその一瞬のスキを見逃さずノイズが俺の心臓に刺さった
  俺はそのままノイズに刺さった状態の俺を海に投げられた

少「がはっ!?」俺は海に墜落し、水柱が上に上がり下に音をたてながら俺は意識が薄れていった。
  ・・・・・
  ・・・・ 
  ・・・
  ・・ 
  ・ 
少「ここはどこだ?」
  俺はノイズに刺され死んだはず。

?「この程度で死ぬとは、人間とは脆いものだ」

  姿の見えない何かが俺に話しかけてきた?

?「さあ、もう一度チャンスをやろう」

少「チャンス?」

?「次は私を退屈させるなよ?」

少「それはどういうっ・・!」
  見えない何かがまたも・・・





















少「はっ!」
  真っ白な空間で目が覚めた

少「ここは・・・どこだ」
  またこの空間で俺は起きた。
  俺はノイズに刺され死んだはず?
ベ<君、死ぬの早すぎない?>
少「神sじゃなくてベルトラーーー!!一発殴らせろーー!!
  急にスカイダイビングさせやがって、こっちは銀杏の様な頭フル回転させて月歩使ったんだー!!」
ベ<まぁまぁ落ち着け、悪かったよ ごめんな>

  何なんだよもう、まあいいか
少「んで、何を言いに来たの?」
ベ<ああ、その事なんだが>
  ベルトラが申し訳なさそうな顔で俺の顔を見てきた

ベ<転生の場所間違えた テヘペロ★>

少「野郎ぶっ殺っしゃあぁぁぁぁぁ!!!」
  もう許さん堪忍袋の緒が切れた!!顔を熊をボコボコにした感じにしてやるうぅぅぅぅぅ!!!
ベ<じゃあ生き返らせるねバイバーイ>

少「ちゃんと謝れよ!!ってぬわあぁぁぁぁーーーー!? 
  また落ちるのかよー!
 

















ベ<頑張れよ 伊吹>







伊吹side

伊「ああもう何でこうなるのかな」
  俺は海に墜落した場所の150Mに月歩でホバリングをしていた
伊「ノイズがいない?」
  もしかして奏が絶唱を歌ったのか?
  人の悲鳴も戦闘音も聞こえない。
伊「もしそうだったら・・・ライブ会場に行くか」
  俺は月歩でライブ会場目指して一直線で飛んで行った 
 

 
後書き
どうでしょうか?
ゲーム機で書いているので時間が掛かるんですよね。

感想を書いてもらうと嬉しいです。  8月2日誤字修正  

 

3話 助けました

 
前書き
1週間に一回は更新します! 

 

枯草色の髪の少女 立花響が血だまりを作り壁にもたれて眠っている。

伊「間に合わなかったか」
  ライブ会場は地面が削れ瓦礫が見渡す限り散らかっている。
  そう言えば風鳴 弦十郎が、瓦礫に埋まっていたはず。
  助けに行くか














伊「ここに埋まっているのか? おーい 生きているかー

?「救助か? ここにいる 助けてくれないかー」
  ん・・・この声は風鳴弦十郎か?
伊「わかった今助けるよー」
  俺は瓦礫を手で退けて風鳴弦十郎の体が通れる隙間を作り風鳴弦十郎を助けた。
弦「助けてもらいすまなかったな」
  赤色の髪 鍛え上げた体 赤色のスーツ OTONAの風格を纏っている 日本が誇る暗部の一つ 
  風鳴一族の男児、日本が誇る一流のアーティスト そしてシンフォギア奏者である風鳴翼の叔父
  そして、どんな人よりも格好良い人類最強のOTONAだ。
  この人の強さは
  OTONA>越えられない壁>シンフォギア>OTONA
  ぐらい・・・うんわかってるよ人間の壁越えてるって
  腹をぶち抜かれても治療すれば数時間後にはピンピンしている人
  震脚という 衝撃を地面に伝えたり 地面からの衝撃を体に伝導させることで力を増幅させる技などetc...
  人間離れした技を使えるOTONA それが風鳴弦十郎

伊「それじゃあさようなら」
  面倒なイベントが有りそうだから逃げさせてもらう
弦「ん? 待て!」
伊「剃!」空中で練習したら出来るようになったんだよね
・・・
・・ 

弦「消えた?・・・何処に行ったんだ」
















  
  
 

 
後書き
それほど能力を使っていないオリ主 

 

4話 どうしてこうなった

 
前書き
ボールを相手のゴールにシュート!!
超エキサイティング!!
 
 (あれ?...なんでこんなテンション?) 

 
伊「これからの目的の候補を決めないと」

  1:立花響を虐める奴等を徹底的に脅す
  2: 風鳴弦十郎に特異災害対策機動部二課に入隊させてもらう
  3:ラスボスの仲間にしてもらう

  どれにしようかな?
  立花響を虐める奴等を悪夢を見せて精神的に追い込む
  これはひどいけどやるしかない
  まあ虐める奴等は家の周りに結界を張ってエンシェントノヴァで家を消し炭にしてやろう(暗黒微笑)
  人殺しはしたくないから外出中にするか
  1は決定

  2はメリットはあるな
  まず特異災害対策機動部第二課に入隊はできるかもね
  風鳴弦十郎を救助した恩があるから入隊はたやすいはず
  でも俺のフォニックゲインを取られたりするかもしれないがまあそこはち☆か☆ら☆ず☆くだな 
  2も決定だな

  3は無しだ
  ラスボスが俺の能力を知ったらフォニックゲインを搾り取られるかもね
  クリスと仲良く慣れるメリットもあるが、まあG編で仲良くできるだろう。
  
  これからは金属を生成する能力で金ののべ棒を売って金を貯めるか。
  
  あ、そういえば俺のTPはフォニックゲインだったな
  スピリッツリバースを使えばほぼフォニックゲインは尽きることはないな。                 これからは大胆にノイズ倒しをするか。
  
               今日から俺の能力酷使生活の始まりだ













 
 

 
後書き
今日最後の投稿です。
これからの目的を目当てに書いてみました。
どうでしょうか?

ちなみに主人公の名前は伊吹<いぶき>と呼びます 修正/8月3日 

 

5話 スキル設定の日

 
前書き
どうもキャッチ&プリーズです
今回はスキルの紹介です
これから使う能力の解説です。 

 
伊「さてと...ホテルに泊まったことだしスキルの能力を確認するか」
  俺は無限の創造力<スキルメモ>を手に取り外の景色を眺めながら
  スキルメモを見た。
  スキルメモに気づいたのは何となく念じたら出てきたんだよね。
  どんな能力が書いているんだ?

  No.1 無限の大図書館
  [この能力は生きようとする意志が有る限り常時発動]
  [覚えようとする事を幾つでも無限の大図書館に記録できる]
  [フォニックゲインは覚える時のみ少量消費する]
  

  No.2闘神の力
  [この能力は常時発動]
  [闘神マグナディウエスの力を使用できる]
  [リミッターを付けることが出来る]
  [FOEの使用も可]
  [特定の術は限定詠唱]
  [詠唱高速化]


  No.3状態異常無効
  [あらゆる状態異常を無効にできる]
  [洗脳 悪夢 麻痺 火傷などetc]
  
  <自動的にスキルが追加されました>
  No.4rgytbvxs::%#$´@>|_,₩№¿¡¢€!?

  <スキルの解読が現時点では不可能です>

  何これ...自動的に?意味の分からない言葉まであるし、どういう事?

  まあ戦っていたらその内追加されるだろう
  気長に待つしかないか。
  俺はスキルメモを閉じ
伊「寝ようかな」
  明日から忙しい日が続いてしまうので俺はベットで寝た。
  ・・・
  ・・
  ・
  あれ?スキルメモが勝手に開いた?
  机の上に機能を停止させたはずのスキルメモが勝手に開いた。
  スキルメモから文字が浮かび上がった。
  
                 <No.0が追加されました>
  No.0?そんなのなかったはずだが
  俺はベットから降りてスキルメモを確認する為に近づいたら
伊「ッ!!」何かが見えた.....意識が.........もう...




 
 

 
後書き
次の更新は15時を目指しています。 

 

6話 強制連行とパーティー?前編

 
前書き
15時と言ったな?

  あれは嘘だ いや本当にすみません
  用事が長引きまして(汗) 

 
伊「おっと」
  伊吹は辺りを見渡し、なぜ急に強制移動させられたのかを考えた。
  時刻は夜 此処は何処かの施設だよな?
  この施設の中央には他の棟より大きな棟がある
  上空に月歩で飛び、この施設は海に囲まれているのだと確認できた。
伊「うわっ!? いや結構デカイな!」
  巨大な緑色のロボットのノイズが棟を叩いていた。
伊「ノイズがいるということは響が覚醒したのか!」
  俺は急いでノイズが戦っている場所に剃で移動した。
  
 響Side
響「えっ!ええっ!?何で?私どうなっちゃってるの!?」
  何でこんな姿になってるの!?

少「お姉ちゃん格好いい!」
  この子が私を憧れの眼差しで見てくる
  この子を守らないと!
  私は決意し 無意識に口から歌を歌った。
響「♪」
  私は歌を歌いながら少女に手を差し出し私の手を握り
  少女を抱えた。
響(何だかよく分からないけどこの子を守らないと」
  響は棟から飛んだが、勢い余って落ちてしまった。
響「えっ?うわぁ!!何!」
  だが無事に着地出来たのだが、
  上からノイズが降ってきたが響は何とか横に回避し、
  あの攻撃が当たっていたらと響は考え、冷や汗をかいた
  
  そしてノイズが自身を槍に変え
  響目掛けて突撃していった
響「うわあぁぁ?!」
  響は何とか避けれたのだが棟にぶつかりそうになった
?「剃!」
  誰かの声が聞こえたと思ったら私は棟の上に立っていた。
  
  響Side out
  伊吹Side

伊「ふう、間に合ったか」
  いやあ間に合わないかと思ったよ本当
響「あの.....貴方は誰?」
  響がそう聞いてきたが
伊「話は後だ、今はこの状況を打開するぞ、その子を守るんじゃないのか?」

  響は少女を見つめ決意したような目を俺に向けてきた。
響「私は戦います!この子を守るために!!」
  守る決意をした目で俺を見た。
伊「いい目だ」

  ノイズが此処に飛んできたが俺は響を抱え剃で別の棟に移動した。

伊「恐慌たる烈風」
  響は俺に抱えられたことに驚いていたが俺は気にせず詠唱をした。
伊「フィアフルストーム」
  棟に集まったノイズが俺達に気付き向かってくるが
  
  もう遅い
   
  魔方陣からとてつもないフォニックゲインで構築された
  風の刃がノイズを襲いノイズが細切れになり、炭になっても切り続けた。
響「凄い・・・」
  響は一瞬目をつむり目を開けるとノイズが細切りになっている事に驚いた。
伊「退屈しのぎにもならなかったな」
  こんなに呆気なかったの!?と心の中で思い留めながらバイクの音が聞こえた。
  
  ブウゥゥゥゥンと轟音を響かせながら巨大な緑色のロボット型のノイズに
  バイクを乗り捨てノイズにぶつけてこっちに飛んで来ながら歌を口ずさんだ。
  
翼「貴女はそこでその子を守っていなさい」
  翼はそう響に振り向き巨大ノイズに向かって行った  
  ちなみに俺は気配と体を完全に消している

響「翼さん?」
  なぜ此処にツヴァイファングの翼さんが居るのかが分からなかった。
  俺は気配と体を元に戻し、響の横に立った。
  翼が何故此処で自分と同じ物を着て戦っているのかが分からず戸惑っている。
  
  巨大なノイズの体に特大の天羽ヶ斬が突き刺さり、ノイズは消滅した。
  





























_____________________________________________________

  そして救助が来て俺と響は立ち入り禁止と書かれた中に連れていかれ、
  少女の母親が迎えにきた事に俺は安堵し職員の様な人に同意書のサインを求められていた。

響「じゃあ私もそろそろ・・・」
  帰るのを妨げるように翼を中心に黒服の男達が立っていた。
伊「帰れなさそうだな」
  こんなに来ると威圧感半端じゃないんだがな。
翼「あなた達をこのまま帰すわけにはいきません」
  そう言い黒服の男達が回り込む様に近づいてきた。
響「なっ 何でですか!?」
  響が状況が良くわかっていなく戸惑っていた。
翼「特異災害対策機動部二課まで同行してもらいます」
  響と俺に白い手錠をつけてロックしたような音が鳴った

響「えっ 何で「すみませんね、あなた達の身柄を拘束させてもらいます」
  茶髪の爽やかイケメンがそう言い車に乗せられた。

響「何でえぇぇぇぇぇぇーー」
  響が叫ぶが慈悲もなく、車は目的地につくまで車は止まらなかった。
































_____________________________________________________

  俺と響は学院に入り暗い廊下をイケメン 翼 響 俺の順に並んで歩いた。
響「あのー ここは先生達がいる中央棟...ですよね?」
  返しはなくドアが開き、イケメンが携帯の様な物をかざしたら
  ドアが閉まりエレベーターに変わった。
響「あの~これは?」翼に聞くが返事はなくイケメンが答えた。

イ「さ、危ないから掴まってください」
  イケメンに俺と響は手すりに誘導され掴まると
響「きゃあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー」
  エレベーターが凄い速度で降りた。
伊「これは...凄いな」
  それしか言えないほどの速さで降りていった
響「あはははは」
  響は笑っていた。
翼「愛想は無用よ」
  響は何も言い返せないよな これは
  
  急に景色が変わった

翼「これから行く所に微笑みなど必要ないから」


  パンッ! パンッ! パンッ! クラッカーの音が鳴り響いた。

?「ようこそ!!人類至高の砦特異災害対策機動部二課へ!!!」
響「え?」 響は府抜けた声 翼は困っていた イケメンは微笑している

伊(まあ・・・こうなるよね )









   
 

 
後書き
読みごたえのある作品を作れましたかね?
 それではまた次の話で 

 

7話 強制連行とパーティー? 後編

 
前書き
どうもキャッチ&プリーズです。
アニメ第2話分がこの話で終了です。 

 
伊(もう帰ろっかな)
  話が長引きそうだし質問攻めは勘弁だからな
  伊吹は手錠を膝打ちで壊し空間をねじ曲げた。
一同「えっ(何)」

伊「そんじゃあさようならー」
  俺は全員に手を振り空間に入ろうとしたが
響「あのっ!」
伊「ん? 何だ?」
響「助けてくれてありがとうございます!」
  響が俺に頭を下げた
伊「いいって 気にすんな」
響「あっ! はい!」

伊「また会おうなーー」
  俺は空間に落ちながら俺が入った瞬間に空間が閉じた

響「いい人だったな」
  響はヒーローみたいな人だったなと思い
  弦十郎さん櫻井さんの話が終わるまで帰れなかった。



























 




伊「原作キャラにも会えたし興味を持たれたかな?」

  俺はこの空間で寝れる事が分かり、寝る前のスキルチェックをした。
伊「え~と今日の成果は二つだな」
  スキルメモを取りだし確認した。
  
_______________________________________________________________________________________________________

  No. 5空間移動
  [想像力を高めることで使用できる]
  [一回目はフォニックゲインの消費は無し二回目は30秒のクールダウンが必要]
  [座標指定は出来ない]

  No. 6虫の囁き
  [原作キャラに会える確率が高くなる]
  [ノイズの戦っている場所に転移出来る]
  [仲間がが危険になると頭に伝わってくる]

_____________________________________________________

   これは使えるな 空間移動は緊急時や此処から出ることが出来るのに使えるな さて寝るか
   ・・・
   ・・
   ・




















_______________________________________________________________________________________________________

伊「ん?ノイズか
  約1日も寝てしまったな」
  さて 気配と体をばれないようにしてっと...よし!行くか
  俺は空間移動でノイズの発生源に月歩で近づき翼が戦っている所を観察した。
  ノイズが集まり一回り大きいノイズになったな カエルかあれ?
  シンフォギアを纏い歌を口ずさみながら翼が突進していった。
  
  カエル型のノイズのブーメランの攻撃を避けたがまた翼を狙い当たりそうになったが
  脚部のブレードを展開し追尾ブーメランを切り裂き炭にした。

  着地した後に刀を変形し、再度攻撃をしようとしたが
響「翼さん!」 響が空中からノイズに蹴りを放ちノイズに隙をつくり
  翼は蒼ノ一閃を放ち、地面ごとノイズを断ち切りノイズが爆発した。
響「翼さーん」
  響が走りながら近づいてくる     
響「私、今は足手まといかもしれないけれど 一生懸命頑張ります!
  だから 私と一緒に戦ってください!!」
翼「...そう」
  翼の返事に響は喜んだ

翼「貴女と私...戦いましょうか」
響「ふぇ?」











 
 

 
後書き
1300の文字が何故か消えてしまい
また最初から書くことになりました ウソダドンドコドーン
もうゴールしてもいいよね(錯乱)
また夜に投稿します。8時か10時です

私は一回文章が消えてしまうと駄文が超駄文になり更に短くなるんです。 8月4日修正 

 

8話 震脚すげえ(錯乱)

 
前書き
どうもキャッチ&プリーズです
とても口が危なくなるネタを考えてしまいました。
書こうかどうか悩んでいます。 

 
翼「貴女と私...戦いましょうか」
響「ふぇ?」
  そして剣先を響に向けた

伊「あんたは素人に一方的に攻撃をするのか?」
  俺は姿を元に戻し響の右に立ち翼に問いかけた。
響「えっ うわっ!びっくりした!」
翼「貴様、何処から出てきた」 
  翼の目怖いよ怖いなにあの目 女の子がする目じゃないよ!?
伊「おお怖い怖い、姿を隠していただけだ」
伊「でも何でこの子に剣先を向けるんだ?」
  俺は翼に問いかけた
翼「私がこの子と戦いたいからよ」
響「え?」
  響が驚いた声を出した。
翼「私は貴女を受け入れられない」
翼「力を合わせ・・・貴女と共に戦う事など、風鳴翼が許せるわけ無い」
  一緒に戦う仲間を認められないのか・・・
翼「貴女のアームドギアを構えなさい」
翼「それは...常在戦場の意思の体現 貴女は何物をも貫き通す無双の一振り」
翼「ガングニールのシンフォギアを纏うのであれば 胸の覚悟を構えてごらんなさい」

響「か、覚悟とかそんな...私...アームドギア何て分かりません」
  それもそうだ 日常から戦場に変わって急にノイズと戦うなんて有り得ないからな
響「分かってないのに構えるなんて...それこそ全然分かりません!」    
  翼は剣を下ろし
  翼は後ろに向かって歩き始めた
翼「覚悟を持たずにノコノコと遊び半分で戦場に立つ貴女が」
  翼は足を止め響に鋭い一言を放った
翼「奏の・・・奏の何を受け継いでいるの!!」
  響はひどく驚き、翼は高く飛び歌を口ずさみアームドギアを投げ[天ノ逆鱗]を放ち             アームドギアを巨大化し脚部のブレードを展開しアームドギアを響に向けて蹴り貫こうとしたが

伊「今の姿を奏に見られて褒められるか?」
翼「っ!」
  翼は動揺したが更に近づいてきた
伊「今の姿を見られて褒められるのかと聞いているんだ!!<絶拳>」
  右足で力強く踏み込み右拳を振り上げた
弦「風鳴!」左拳で[天ノ逆鱗]を壊し、右拳で俺の<絶拳>を止めた。
翼「叔父さま!?」アームドギアは解除され俺の拳は弦十郎さんと拳を合わせている。
弦「うおぉぉぉぉぉ!! たあ!!!」弦十郎さんが震脚を使い橋のコンクリートが割れ、
  橋が崩壊を始めたので空間移動でその場にいる全員を避難させた。
伊「ああ 危なかった 本当に危なかった」
  危ねえなあと少し遅れていたら落ちていたな
  翼が落ちてきた
弦「あーあ こんなにしちまって、何してんだお前達は」
弦「この靴高かったんだぞ」  
  弦十郎さんが悲しそうに言った
響「ご、ごめんなさい」
  響むしろ謝るのは俺と翼何だがな
弦「この靴一個で何本の映画が借りられると思っているんだ」
  あ、2000円くらい?
弦「らしくないな翼、ろくに狙いをつけずぶっぱなしたのはそれとも」 
弦「っ お前泣いて「泣いてなんかいません」
  地面に倒れ俯いている
翼「涙なんて流していません・・・風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士です......だから」
響「翼さん」
  弦十郎さんは翼を抱えた
響「私、自分が全然だめだめなのは分かっています・・」
 「だからこれから一生懸命頑張って奏さんの代わりになってみせます!」
      パァン!
  翼が振り返り涙を流しながら響の頬に乾いた音がした。
伊「弦十郎さん、後で話が有ります二課で待ってます」
  俺はそう言い空間移動で二課に向かった
  ・・・
  ・・
  ・
弦「それで 話とは」
  ソファに座りココアを飲みながら話をしている。
伊「はい、実は・・・」
  俺がノイズに触れても炭にならないこと、
  フォニックゲインを消費しノイズを倒せることを話した、
  聖遺物はなくこの力が使える事などを話した。
弦「信じられない話だがあの力だ信じるしかないな」
伊「信じてくれなくてもいいんです外で見せますから」
  信じてくれないならエンシェントノヴァをみせよう
弦「いや、いい 君の強さは分かっている」
伊「そうですか」
  よかったよエンシェントノヴァ見せなくて
伊「二つお願いが有ります」
弦「何だね?」
伊「身の安全と住む場所をください 見返りは俺が特異災害対策機動部二課に入りノイズを倒します
  これでどうですか?」
  弦十郎さんが悩んだが
弦「よしわかった!君を特異災害対策対策機動部に入ってもらう!歓迎しよう!!」
櫻「気になっていたけど君の名前は何かな?」
  櫻井さんが俺の名前を聞いてきた。
伊「俺の名前は伊吹と言います」
  そして、第2の目標が完了した。














 
 

 
後書き
8時か10時と言ったな? あれは嘘だ。
某人気塗りゲームを買いました。

面白いですね。
  

 

9話 ネフシュタンの鎧

 
前書き
どうもキャッチ&プリーズです。
イカゲームをしすぎました。
息抜きに8/5に3話投稿します
あれは嘘です、すみません 

 
響「遅くなりました.....ってあの時の人!?」
  響は何故俺が此処に居るのかが分かっていないようだ。
伊吹「よう響 久しぶりだな、何故俺が此処に居るのか分かっていないな?」
  響は小さく頷き俺は説明した
響「成る程...そういう事だったんですね」
  響が納得した顔をし
伊吹「ああ、これからは仲間だな」
響「はい! これからよろしくお願いします!
  響は頭を下げた。
  いや響、俺の方が後輩何だけどね。
  俺はそう思い、櫻井さんの話が始まった。
櫻井「では、全員揃った所で仲良しミーティングを始めましょ」
  モニターにノイズの発生源の場所が映った
弦十郎「どう思う?」
  響にそう問いかけた返事が

響「いっぱいですね」
  いやそっちかよ!!
  ノイズの出現率が高くなったとかじゃないのか?
  
  ああもう長くなりそうだからキンクリ キンクリスタッフはどこー?
キンクリS「はい何でしょうか?」
伊吹「キンクリ頼みます」
  あまりにも長い説明文はうp主の心が折れてしまうからヤバい
キンクリS 「キンクリ入りまーす」
                 キングクリムゾン!!








































まあ簡単にまとめるとノイズの発生率が上がったのは何者かの力が働きデュランダルを狙い
何かの意志が此処に向けられ ノイズが学院付近に発生率が異常に高くなったこと
デュランダルとは 希少な完全聖遺物の一つ
起動後は圧倒的なエネルギーを無尽に生み出す剣と呼ばれているみたいだ。


響「どうして私達はノイズだけになく人間同士でも争っちゃうんだろう?」
響「どうして世界から争いが無くならないんでしょうね?」
伊吹「響が深い事を考えている...だと?」
響「酷い!わ 私だって深いことの一つや二つ」
  響は黙ってしまった
櫻井「うふふ それはきっと人類が呪われているじゃないかしら」
  響の耳を甘[聞かせないよ!]あれ?何か聞こえたような。
響「い、嫌あぁぁぁ!」響は顔を赤らめた
櫻井「あーら おぼこいわね、誰かの物になる前に私の物にしちゃいたいかも」
  響は顔を赤らめ後ろの藤尭さんと友里さんが笑った。


















































_____________________________________________________
伊吹「うーん もうそろそろか?」
   俺は響と翼を待っている
   あれ?何か聞こえたような?
   
   響でもないし翼でもないな、
   兄貴?って聞こえた様な気がする。
   俺 疲れてるのかな?幻聴なのか?
翼「♪」
   お あれは翼か
   流れ星の様に降下していき
   そこにいるブドウを背負っていたノイズに蒼ノ一閃を放ちノイズを真っ二つにした。
響「私だって守りたい物があるんです!」
  響はそう言うが翼には届いていないな、
響「だから!!」
  翼は剣を鳴らした。
?「だから んでどうすんだよ」
  ツンツンデレツンデレツンツンのクリスの登場か
クリス「おいお前、何かイラつく事を考えなかったか?」
  女の勘凄いな
伊吹「いや、何もカンガエテナイヨ」
翼「ネフシュタンの...鎧」
  翼は何故白い髪の少女がネフシュタンの鎧を着ているのかが分からなかった。
クリス「へえーてことはあんた、この鎧の事をしってんだ?」
翼「二年前、私の不始末で奪われたものを忘れるものか!」
翼「何より、私の不手際で奪われた命を忘れるものか!」
  翼は奏が死んでしまった事を悔やんでいる顔をしている
  翼は歌い始め剣を構えクリスは鞭を構えた。
翼「奏を失った事件の件...」
翼「奏が遺したガングニールのシンフォギア...」
翼「時を経て 再び揃って現れる巡り合わせ」
翼「だがこの残酷は私にとって心地いい」
  響が止めに行った。
響「止めて下さい翼さん!!」
響「相手は人です!!」
響「同じ人間なんです!!」
翼 クリス「「戦場で何を馬鹿なことを」」
伊吹「ハモった!?」
   翼とクリスはお互いを見つめた。
翼「むしろ貴女と気が合いそうね」
クリス「だったら仲良くじゃれあうかい?」
    
  クリスは鞭を放ち 翼は響を突き飛ばし鞭を避けた
  翼は歌を歌い高い所から蒼ノ一閃を放ちクリスは鞭ごと蒼ノ一閃を吹き飛ばし、
  翼は蒼ノ一閃を止められた事に驚いたが
  直ぐに剣で攻撃を開始した。
  クリスはネフシュタンの肩にある装備で剣の攻撃を防ぎ、翼を蹴飛ばした。
翼(これが 完全聖遺物のポテンシャル!?)  
クリス「ネフシュタンの力だなんて思わないでくれよな」
クリス「戦いはまだまだこんな物じゃねえぞ」
  翼が鞭の攻撃を何度も避けるが、このままじゃジリ貧だ。
響「翼さん!」
クリス「お呼びじゃねえんだよ」
  クリスが銃を響の目の前に撃ち、
クリス「コイツらの相手でもしてな」
  棒状のノイズが4体現れた、
  マイクだと思った俺は間違っていないはず。
響「ノイズが操られてる?」
  響は驚きノイズが接近してきたが
伊吹「氷神 アイシクルペイン!」
  ノイズの左から巨大な氷の塊が連続で落ちてきて、4体のノイズが串刺しになった
  いやあ 危ないあのシーンを防げて良かった
翼「その子に構って私を忘れたか?」
  クリスの足をすくい ブレードを展開した左蹴りをクリスは避け。
  さらにの左回し蹴りを放ったがクリスは腕でガードし、翼の脚のブレードを掴み投げた。
クリス「のぼせ上がるな人気者 誰も彼もが構ってくれると思うんじゃねえ!」
    投げられた翼は地面にぶつかりクリスに背後をとられ顔を踏まれた。
クリス「この場の主役だと勘違いしてるなら教えてやる」
クリス「狙いは はなからこいつを掻っ払うことだ」
響「えっ」
  やっぱり響を誘拐することか
クリス「鎧も仲間も あんたには過ぎてんじゃないのか?」
翼「繰り返すものかと 私は誓った!」
  [千ノ落涙]剣を天に上げ大量に剣が雨のように降ってきた。
  クリスは回避し、翼はその隙に体制を整えた
  剣がぶつかる音 爆発音が響いた。

響「そうだ アームドギア」
  響は思いついたがアームドギアは出てこない
響「奏さんの代わりになるには私にもアームドギアが必要なんだ!」
  必死にアームドギアを出そうとするが出てこない
響「これさえあれば!」
響「出てよ 出てこい!アームドギアー!」
  だが出てこない
響「何でだよ」
響「どうすればいいのか分からないよ」
  響のアームドギアが出てこなく更に土煙は激しくなった。
翼「鎧に振り回されている訳ではない」
翼「この強さは本物」
クリス「此処で何の考え事だあ」
  クリスはつばぜり合いを止め翼に蹴りを放つがバク転で回避したが、
  ソロモンの杖で撃ち小型ノイズを召還した。
  翼は小型ノイズを蹴散らしクリスに蒼ノ一閃を放ったが防御され、
  翼の短剣が鞭と相殺し短剣が飛んで行った  
   クリスが飛び [NIRVANA CEDON]を放ち
  鞭からエネルギー玉を生成させ翼に向けて投げつけた。
  翼は何とか防御したが耐えられず爆発した。

クリス「ふっ まるで出来損ない」
  クリスは翼を見下しながら言った。
翼「確かに.....私は出来損ないだ」
翼「この一振りの剣として鍛えてきたはずなのに」
翼「あの日 無様に生き残ってしまった」
翼「出来損ないの剣として 恥を晒してきた」
  翼は剣を地面に刺しかろうじて立つことができた。
翼「だか...それも今日までの事」
翼「奪われたネフシュタンを取り戻す事でこの身の汚面をそそがせてもらう」
  翼は身体が限界だが心で立っている
クリス「そうかい」
クリス「脱がせるものなら脱がして 何っ!」
  翼の技[影縫い]が発動した。
  飛んで行った短剣がクリスの影に刺さってしまったからだ。
クリス「こんなもので私を!」
  クリスは勘づいた
クリス「まさか....お前」
翼「月が覗いている内に決着をつけましょう」
  翼の笑みに気づいたようだ
クリス「歌うのか?...絶唱を」
響「翼さん!」
伊吹「止めろ翼 絶唱は止めろ! 死ぬぞ!」
  だが止められない
翼「防人の生き様 しかと見せてあげる!」
  響に剣を向け覚悟の目を見せた
翼「貴女の胸に焼きつけなさい」

クリス「くそっ やらせるかよ! 好き勝手に!」
  必死にもがくが影縫いは解けない
  そして翼は絶唱を歌った。
翼「♪~」
  クリスに少しずつ近づき
  クリスは何とかソロモンの杖を手に取りノイズを召還するが意味はなく
  クリスの目の前まで近づき肩に手を置き、
クリス「ひっ」クリスは怖じ気づき
  翼は口から血を流した
クリス「うあぁぁぁぁぁ!!」
  翼を中心に波動のようなものがノイズを蹴散らし、
  クリスのネフシュタンの鎧を壊していった。
伊吹「うわっ!?」
  俺は飛ばされないように耐えていた。
  そしていつの間にかクリスは居なくなっていた。
響「翼さーん」
  大きなクレーターの真ん中にポツンと立っていた
響「翼さ」
  響はこけた。
  そこに黒い車から弦十郎さんが出てきた
弦十郎「無事か? 翼!」
翼「私とて防人家の一族」
  翼が振り返ると血だまりを作り目や口から血を流し
翼「こんな所で折れる剣じゃありません」
  翼は倒れた。
  弦十郎さんが翼に駆け寄った
響「翼さぁぁぁぁぁぁぁん!!」

















































_____________________________________________________
?「あいつ 面白そうですね 兄貴」
?「ああ」
  ビルの上の何者かがそう呟いた。
_____________________________________________________









































    
 

 
後書き
ああ終わったやっと終わったー!!
戦闘難しいです
親指が、親指が悲鳴をあげています
8/6日 ガタックさんからキャラを提供してくれました。
ありがとうございます、そして申し訳ありません。

9/21日修正&部にコラボ編と、追加しました 

 

10話 俺は自分の時間と睡眠時間でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ!時間を壊す破壊龍 タイム・THE ・ブレイカードラゴン

 
前書き
サブタイトルをふざけすぎました

8/6ガタックさんから天道勇治というキャラを提供させて貰いました。
ありがとうございました。
 

 
クリスSide
 私はフィーネにあいつを尾行しろと言われ、
 あいつを尾行した。


クリス「あいつか」
 私は呑気に歩いているあいつを見つけた。
クリス「あいつは何処に行くんだ?」
 商店街に入っていきパン屋に入っていった。

 私は盗聴機を使いあいつが何を話しているのかを確認した。
伊吹{こんにちはー}
パン屋の店主{おお!久しぶりだな}
伊吹{はい......の.........です}
 
 ちっ この盗聴機壊れてるんじゃねえのか
 これじゃあちっとも聞こえねえ

パン屋の店主{そうか、んで........だが} 
伊吹{ありが.........にもあげた........}
パン屋の店主{そう.....思っ..............}
 
 くそ 聞こえねえ!
 何を言ってるんだ

伊吹{いつ.........こ...ら........いしました}
パン屋店主{ま............って.........楽し......}
伊吹{それ.........}
   
  何かの袋を受け取ったな
  
  あ、パン屋から出ていったな

店主「あの少女は?...そうか 青春しているな」

 #####

クリス「今度は壊れたりしねえよな」
  今度は肉屋か
肉屋の店主{おお1ヶ月ぶりじゃねえか}
伊吹{はい、色々ありまして}
伊吹「前の件 覚えていますか?」
肉屋の店主{ああ分かっている 例の物はあの部屋にあるから今からやりに行くか}
  
  例の物?

肉屋の店主{さあ、これでいいか}
伊吹{やはり、凄く上手ですね}
肉屋の店主{それじゃあ}{ゴロロロロロロロ!!!}
 
  何だ?雷か?あいつの身の回りには何が?

伊吹{店主!店主!!しっかりしてください!}
肉屋の店主{すまない・・俺はもう・・・}
伊吹{しっかりしてください!}
肉屋の店主{ごめんな....もう動けない} 
伊吹「これを!」
ポタッ グチャ バリバリ

 肉が切れている音や骨が砕かれている音が聞こえる 

肉屋の店主{ありがとう}
伊吹{はい}  
肉屋の店主{旨かったよ}
伊吹{・・・}
肉屋の店主{泣くなよ・・・なくなっただけだ}
伊吹{でもっ!}
肉屋の店主{気にするな いいんだ・・・これを持っていけ}
伊吹{分かり・・・ました}



伊吹「店主・・・ごめんなさい」

 あ、袋を持って店を出やがった。 
  
肉屋の店主「腹減って動けねー 妻が帰ってくるまで待つか」 

 #####

 くっそ 速すぎだろ!見失っちまう
 あ、止まった。

伊吹{ん?あれは}

 公園で輩に絡まれている女がいるな

輩{いい女が此処にいるじゃねえか}
輩A{そうですねお頭ぁ!}
輩B{早く連れて行きましょうよお頭!}

女性{あの、止めてください}

 女が嫌がっている。

伊吹{おいおい 止めなよ嫌がってるだろ}
輩{あ? 誰だてめえ}
伊吹{選択を選んでくれ
   1:大人しく逃げる
   2:ボコボコにされる
   3:俺を倒す}
輩{んなもん3に決まってんだろ!}
  伊吹に殴りに行ったが片手で受け止めた
伊吹{拳が素直すぎる}
  そしてそのまま拳を握り潰した。
輩{うぎゃあぁぁぁぁぁ!!?}
輩A 輩B{お頭!?}
  
  握り潰しやがった。

伊吹{失せろ 俺の気が変わる前に}
輩A輩B{ひいぃぃぃぃ!!}
  こけながら逃げて行きやがった。
女性{あの・・ありがとうございます}
伊吹{いいって やりたい事をしただけだ}
女性{あ・・はい}

伊吹{それじゃあな}

 ああ、また走りやがった!

 #####

 何でこんな路地裏に入っていくんだ?
 何だあれ?、変な空間が?

伊吹{帰るか}

 は?帰る?どういう事だ?

伊吹{よっと!}

 飛び込みやがった!
 飛び込んだ後空間が閉じた。

伊吹「何で尾行してるんだ?」

 クリスside out

 伊吹Side

伊吹「何でパン屋の時も肉屋の時も公園の時も何で尾行してきたんだ?」
クリス「なっお前いつの間に?」

 クリスが後ろに振り向き何故俺がいるのが分からないみたいだ。

伊吹「まあそんなに警戒をすんなって 取って喰う訳じゃないから」
 俺は両手を上にあげ 敵意がない事を証明した。

クリス「嘘つけ!お前はあたしを連れていくんだろう!」
 クリスは怒鳴り 俺を信じていなかった。
伊吹「絶対にしない! 約束は守る!」
 俺は堂々と言い切った。

伊吹「これでも食え」
 俺はクリスにパン屋の店主の特性こし餡パンを手渡した。

クリス「な 何だこれ?」
 クリスは手渡されたこし餡パンを不思議そうに見つめた。

伊吹「餡パンっていう菓子パンの一つだ」
 簡単に説明した
クリス「餡パン?菓子パン?」
伊吹「まあ 美味しいから食ってみな」
俺は勧めるがクリスは拒否をした

クリス「睡眠薬を入れてるだろ!」
クリスは俺を疑い 餡パンを食べなかった。

クリス「あたしを連れていくんだろ って!」
 俺はクリスの持っていた餡パンを取り半分にし食べた。

伊吹「ほら 睡眠薬何て入ってない」
 俺が証明したらクリスが驚いていた。

クリス「んで.....」
伊吹「ん?」
クリス「何でそこまであたしを信じようとさせるんだ」
クリスはそう聞いてきた。

伊吹「友達になりたいからだ」
 俺は正直に言うと
クリス「敵なのに何故そこまでするんだよ!意味分からねえよ!何なんだよお前!!」
クリス「あたしは敵だ!なのに何でそんなふうに接してくるんだよ!!」
 クリスが感情を爆発させてきた。

伊吹「それがどうした」
伊吹「敵?そんなの俺が決めることだ」
伊吹「俺はそんな事気にしない」
伊吹「俺にはお前の事を何も知らない」
伊吹「お前の事をもっと知って仲良くなりたい」
伊吹「それだけだ」
 
 俺は真剣にクリスを見つめ半分になった餡パンを差し出した。

伊吹「信じてくれるか?」
 クリスは何も言わず餡パンを取り 食べた。

クリス「旨い」
 たった一言の言葉だった。

伊吹「同じ餡パンを食った仲だ 友達になろうぜ」

 クリスは頷いた。

 #####

クリス「なあ、何だここ?」
伊吹「俺が通っている中華料理屋だ」
伊吹「百聞は一見にしかずだ早く入ろう!」
 腹が減ってもう我慢できないからな!
 伊吹はクリスの手を掴み中華料理屋に入っていった。
クリス「なっ!待てよ」
 クリスの言葉に止まり振り向いた。

クリス「何で此処に入るんだ?」
 クリスが質問をしてきた。

伊吹「だってもう12:37だから腹が減ってこないの?」
クリス「はぁ? 腹なんか減ってねえよ!」 
 クリスは反発し、俺はクリスが嘘をついている事など見ればわかる。

伊吹「そうか、仕方ないな折角貸しきりにしたのに、駄目なのか...」
 クリスは「な、何だよ」と言い、俺は続ける。

伊吹「事前に予約とっていたんだが、無理なのか.....」
 クリスの腹が鳴った
クリス「っ!///」
伊吹「そうかそうか!心が素直じゃないけど体は素直だな、やはりツンデレ?」
クリス「誰がツンデレだごらあぁぁぁぁ!!」
 叫びながら殴ってきたが、あえて避けず受け止める。

伊吹「まあまあ落ち着け、腹が減っていなかったら鳴らないよ?」
 クリスは顔を赤くし俯いた。
伊吹「そんじゃあ店に入るか」
 俺はクリスの手を引き店の中に入っていった。

伊吹「やっほー元気してた?」
 店内で食器を洗っていた店長が振り向いた
店長「よお!久しぶりじゃあねぇか」
 がははははと大きな笑い声を店内中に響かせた
 クリスは、笑い声が止まるまで耳をふさいだ

クリス「うるせえな、このおっさん!」
 クリスがそう言うが190cm超の店長には全く効果がない

店長「おう嬢ちゃん、伊吹の彼女か?」
 クリスはその言葉に顔を赤くし拒否をした。

クリス「はあ?別にそんなんじゃねえ!///」
伊吹「友達だがな」
 俺がそう言うとクリスは何も言わなかった。

伊吹「クリス...無言は背定だよ?」
クリス「わかってるって...友達だろ」

伊吹 店長「「ツンデレだな」」

クリス「この野郎!!」

伊吹 店長「「ありがとうございます!!」」

クリス「この変態野郎!!」
 クリスが罵倒するが、予想外な言葉が言われた

伊吹 店長「「我々の業界ではご褒美です!!」」

クリス「もう勘弁してくれ」
 クリスが涙目になった所で止めた

伊吹「やったね店長!」
店長「そうだな!」

 俺と店長は友情の証として握手した。

 #####

クリス「何だこれ?」
伊吹「餃子・チャーハン・かに玉・エビチリ・唐揚げ・マカロニサラダ・回鍋肉・チャーシューメンだ」
 赤いテーブルに座り料理がこれでもか!と、言わんばかりの量があった

伊吹「まあ食ってみろ」
 俺は箸とレンゲを渡し、クリスはチャーハンを食べた。

伊吹「どうだ?旨いか?」

 一瞬の沈黙・・・

クリス「めちゃくちゃ旨い!何だこれ!旨すぎる!!」
 クリスがチャーハンを凄い速度で食べていった。

店長「がはははは!そうか!旨いか!」
 クリスは店長の言葉すら聞こえていないようだ。
伊吹「まあこの料理を旨くない何て言える人何ていないと思うけどね。」

 #####

伊吹「いやぁ食った食った」
クリス「こんなに旨い料理があるなんて」
 そうこの店長は転生者
 料理の仙人と言われる程の凄腕料理人、
 戦争をたった一つのチャーハンで止めたとか止めてないとか言われている。
 それが店長。

店長「はっはっは!それはよかった、支払いはもう済んでいるから大丈夫だ」

 #####

伊吹「そういえば名前を聞いていなかったな」
 俺はクリスと横に並びながら歩いていた。

伊吹「俺の名前は伊吹って言うんだ」
伊吹「お前の名前は?」
 俺が聞くと

クリス「クリス...雪音クリス」
伊吹「クリスか改めてよろしくな」

 プルルルルルル

伊吹「あ、ごめん、ちょっと用事ができたじゃあな」
 俺は空間移動をして帰った。

 #####

 伊吹「こんな時に限って何であれが」
 溜め息をつき家に帰った。
  
 件名:家の前で待っていろ

 もしかして奴か
 
 #####

 空間が変わった?
 そこは誰もいない駐車場だった。

?「天の道を住き総てを司る男・・・天道勇治だ」

伊吹「お前は?」

?「だーかーらーさっき兄貴が説明しただろ」
 隣から160ちょい位のやつが現れた。

伊吹「は、はあ」
 何だか戦いでも起きそうな予感

天道「お前は転生者なんだろう」
 天道の言葉に驚きを隠せなかった。

?「兄貴!この竜二が言うんですから間違いないです!」

伊吹「何故知っているんだ?答えによっては此処が地獄になるぞ?」

 俺は何時でもラスト・ヴァニッシャーと結界を発動できるようにした

天道「男はクールであるべき、沸騰したお湯は蒸発するだけだと」

伊吹「分かったよ でも、警戒はするから」
 俺は天道の意味深な言葉に納得したが警戒は解かない。

天道「それでは本題に入る」
竜二「俺が説明しますねー」
 そして、丁寧に説明してくれた。

竜二「実は兄貴は仮面ライダーなんですよ」
 赤い仮面ライダーの事か?と思ってしまった。

竜二「兄貴はこのカブトゼクターで変身してノイズを倒しているんです」

伊吹「信じられないが転生者だからだろう?」
 
竜二「ええ、そうなんです」
 
 竜二がどんどん説明してくれた。
 ファイズフォンという物が何者かに取られてしまい、それを取り返す為に手伝ってほしいと。
 そして特異災害対策機動部二課に入隊させてもらいたい事
 同じ転生者どうし仲良くしようという事
 そして能力を説明してくれた

伊吹「何だ、たったそれだけか」

竜二「え?いいんですか?」
 竜二が本当に?という顔をしてきた。

伊吹「いいも何も大歓迎だ!」

 竜二が顔を明るくし天道に振り向いた。

竜二「やったよ兄貴!」

 天道は微笑み俺と握手をした。

伊吹「これからよろしく、俺の名前は伊吹」
天道「俺は天道勇治だ、以後よろしく」
竜二「俺は大森竜二です!よろしくお願いします」

 #####

竜二「此処が第2課なんですねー」
 俺達は空間移動で移動すると

櫻井「あら伊吹くん その子達は誰かな?」
 櫻井さんが聞いてきた
竜二「じょ、女性!!?」

 竜二は気絶した

伊吹「大丈夫か竜二!しっかりしろ!」
 ゆすってもゆすっても反応しない。

天道「すまない、こいつは極度の女性恐怖症だ」

・・・え?


 
 

 
後書き
伊吹のプロフィール

名前:伊吹

身長:173cm

趣味:遊び 旨い料理を食べる事
特技:コントローラーさばき

一人称:俺

好きな物(人):仲間や友達 ゲーム
嫌いな物(人):虫 敵

能力:TOD2のマグナディウエスの能力と術・技そして秘奥羲を全て使える
 見聞色 武装色 覇王色 六式 ノイズ接触時炭にならない
 スキル作成の能力 金属を生成する能力(金属ならなんでも)

9/16修正しました










 

 

11話 WRYYYYYYY!! 遊びの力をなめるなよおぉぉぉ!!!

 
前書き
サブタイトル詐欺じゃないよ! 

 
スキルが追加されました           ....
伊吹「そういえばこれ、俺が作ったんじゃなく作られたんじゃないのか?」
 俺はそう疑問に思いスキルノートを確認したが追加されたスキルしかなかった。
 何で自分で追加出来ないのかと思い、
 ペンで書こうとしたら弾かれた。

伊吹「何っ?」
 弾かれた。
伊吹「自分では書けないって訳か」
 でも特典では[スキル作成]の能力だったんだがな?

伊吹「まあいいか」
伊吹「いずれ自分でも書けるようになるだろう」

 No.7元素製造
 [あらゆる元素を作れるようになる]
 [あらゆる元素を操れる]
 
 No.8挑発
 [100km以内のノイズを誘い出す]

伊吹「チートすぎないかこれ?」
 元素製造と挑発か、
 もはや何でも出来そうな気がする。
      . . . . .
 この能力は竜二と協力したら大活躍だな。


 #####

 何だか急に歩きたくなったな。
 俺は夜の暗い道を歩き、
 片手にみ冠という名のミカングミをもって歩いていた。

伊吹「子供が泣いているな?」
 あれはクリスか? 俺の行く反対の道を歩いている

少女「うえーん」
少年「泣くなよ!泣いたってどうしようないんだぞ!」

少女「だって、だってー」
 クリスが近づき、叫んだ

クリス「おい!弱い者虐めをするんじゃねぇ!」
 クリスがそう言い

少年「え?虐めて何かいないよ?妹が」
 少女の泣き声が大きくなり

クリス「だから!弱い者虐めをするなって言ってるだろ!」
少年「うわぁ!」
 クリスが拳を振り上げ、少年が驚き、頭を腕で庇う。

伊吹「止めろクリス」
 俺がクリスの振り上げた拳を止め、
 少年は何も起きなかった事に不思議に思い、
 見上げると、大きな人があのお姉ちゃんの腕をつかんでいた。

クリス「なっ!お前!」
 クリスは振り返り俺がいる事に驚いているようだ。

伊吹「こういう行為は感心しないな」
 俺はクリスの腕の力がなくなるのを感じると、手を離した。

伊吹「ごめんな?俺の友達不器用だから」
 俺は申し訳ない顔をして謝った。

伊吹「さて!何が起きたのか整理しよう!」
 クリスと少年と少女がポカンとした顔をしていた。

 話をまとめると、この兄妹がお父さんと迷子になってしまい、
 一緒に探したが、妹が足が疲れたと泣いてしまい、
 今に至る。

クリス「何だよそういうことかよ、なら初めからそう言えよな」
伊吹「まあ俺達が一緒にお父さんを探してやるから安心しろ」
 クリスはあたしもかよと思いながら伊吹は目で見捨てないよな?
 と、目で訴えたら

クリス「分かったから!」
 
 そして俺達は父親を見つけた。

少女「あれ、何でお兄ちゃんがいないの?」
 クリスはその言葉に疑問に思い、辺りを見回すが居ない
クリス「あいつ どこに行ったんだ?」

 #####
 俺は今デパートに来ている。
 何でデパートに来ているのかって?
 虫の囁きがデパートに行けとうるさく鳴っていたからだ。

 暇だからゲームセンターに行きクレーンゲームをしに行った。
伊吹「ふふふふふ、見せてやる。店にとって最悪な状況を」 
 #####
 そして一時間後



店員「悪夢だ」
 店員はその悲惨な状況に絶望していた。

伊吹「WRYYYYYYYYYYYー!!」
伊吹「この程度の仕掛けで俺から金を巻き上げれると思っていたのか」
伊吹「貧弱ゥ貧弱ゥ!!」
 
 俺はフィギュアやアクセサリーやお菓子をを搾り取りとても大きなバックを4つ手に持ち、
 そのバックがパンパンになるまで取り続けた。

ゲーセン女店長「もう止めてくださいもうないんですうぅぅ!!」

伊吹「まだだ!まだ終わらんよ!!」
伊吹「五百円玉は後二百四十枚あるんだよおぉぉぉぉぉ!!!」
 ヒャッハア!全て取ってやるからな!覚悟してろよ!!!

ゲーセン女店長「もうやめてえぇぇぇぇー」

大人A「あの少年凄いな、あんなに投下したのに一回もミスをしてない」
大人B「あれこそ娯楽王だな」
大人C「浅はかなり」

 あれ?何か死んだ人の口癖を言ってる人居なかったか?
 いつの間にか俺の周りには人が群がっていた。

響「何ですかこの状況?」
翼「何をしているんだ?」
未来「あの人は...」

 翼と買い物をしていた響と翼と未来はこの異常な関係を見ていた。

未来「やっぱりあの時の人?」
響「未来?あの時って?」
 響は何故伊吹さんの事を言っているのかを質問した。

未来「ほら、公園の時に助けてもらった人の事話したでしょ?」
響「あの時の話の人って伊吹さんのことだったの?」
 
伊吹「はーっはっはっは!!楽勝にも程があるぞおぉぉぉぉー!!」
伊吹「今日は最っ高にハイって日だなあぁぁぁ!!」

ゲーセン女店長「もう止めてくださいお願いします」

#####
 俺達はカラオケに行って、
 翼の生声も聞けて一石二鳥な日だった。
響「そう言えば伊吹さん」
伊吹「なんだ?」
 響が俺のパンパンに詰まったバッグ二つを見ながら聞いてきた。

響「そのバッグどうするんですか?」
伊吹「孤児院に提供するんだ」
 「孤児院に?」と響が聞き「ああ」と答えた。

伊吹「寂しい気持ちをしている子供に寄付金やプレゼントをしているんだ」
響「伊吹さんは優しいですね」
 響の言葉に俺は否定をした。

伊吹「いや、でもあんなことをしないといけないからね」
 響は思い出したかのような表情をした

響「あれは...ちょっと」
 響は苦笑いをした

伊吹「ああでもしないとフィギュアやアクセサリーの値段は高いからね」
 俺も苦笑いをして俺のゲームセンターの通り名を思い出した。
 [赤字の絶対必中魔神]

伊吹(やっぱりあのゲームセンターの通り名は解せぬ)

 俺の1日は終了した。
 
 

 
後書き
下書きがなかったら即死だった。

今日はギャグ系にしてみました。

黄色の吸血鬼とマグ「おっと誰か来たようだ」 アイエー!インディグネイト・ジャッジメントナンデー!?
9/17修正しました 

 

 劇場番予告編(嘘)

 
前書き
 変なテンションで書いてしまった。 

 
伊吹「少しだけ見せてやるよ骸殻の真の力を」

竜二「何...だと」
勇治「これが真の力か」

伊吹「俺の...俺の!...プリンを返せえぇぇぇー!!!」

 #####

伊吹「どうした・・・何とか言ったらどうなんだ?」

響「強..すぎ...ですよ...伊吹さん」
翼「これ程の...力を..持っていた....なんて」
クリス「化け..物....かよ」

 #####
 少年は進み続けていく。
 何かを失っても、心を壊してでも
 #####

伊吹「こんな事はしたくなかった」 
勇治「・・・」
伊吹「ああ、分かってるよ」
伊吹「だから・・・全力で殺すぞ!!勇治ぃぃぃぃぃー!!」

 #####
伊吹「これが俺の...罪か」
 少年は荒廃した世界を歩き続ける。
 それでも・・・

 #####

伊吹「何か.....見ていた気がする」
伊吹「遠い...遠い...世界を」
 少年は取り戻す.....失った物を全て

 #####

 劇場番:戦姫絶唱シンフォギアM~終わりの始まり×始まりの終わり
 
 伊吹「何度でもやり直す」
 伊吹「間違った運命を直す為に」
 














 
 

 
後書き
ふざけすぎた(真顔) 

 

12話 空中要塞型ノイズ撃墜作戦

 
前書き
今回は伊吹がキレます 

 
伊吹「さてと」
 俺は本を机に戻し、窓から外を見た。

 プルルルルル プルルルルル

伊吹「こちら伊吹 空中要塞型を殲滅するのに時間がかかるので、
   空中要塞型を出来るだけ倒しておいて下さい。」
 俺はそう伝え、空間移動をした。

 響side

 どうも!立花響です!
 あれ?私誰に自己紹介しているんだろう?

 私はヘリに乗り、シンフォギアを装備して歌いながら空中要塞型ノイズを拳で貫いた!

 私は地面に着地し、翼さんは蒼ノ一閃を放ったけど飛行型ノイズにしか当たらなかった。

翼「相手に頭上をとられる事がこうも立ち回りにくいとは」
響「ヘリを使って私達も空から」
 
 ヘリがノイズに壊されて空中要塞型に対抗する手段がなくなった。

翼「よくも!」
 飛行型ノイズが突進してきたが避けて、
 また突進してきたノイズを空中で殴り倒した!

 翼さんは飛行型ノイズを空中で2体を斬り倒した。
 
 空中要塞型ノイズが更にノイズを投下してきた。

響「空飛ぶノイズ どうすれば」
 私は対抗手段が思い付かなかった。

翼「臆するな立花、防人が後ずさればそれだけ戦線が後退する事だ」
翼「それに伊吹が何とかすると言ったはずだ」

 そうだよね 伊吹さんが何とかするって言っていたし、 
 飛行型ノイズが雨の様に降ってきたけど、

 飛行型ノイズが爆発した。
 そして、後ろに立っていたのはクリスちゃんだった!

クリス「ちっ こいつがピーチクパーチクやかましいから来ただけ!   
    それに勘違いするなよ!お前らの助っ人になったつもりはねえ!」

弦十郎「助っ人は少々到着が遅くなった様だがな」

響「ははっ!」
翼「助っ人?」
 嬉しい!クリスちゃんが助っ人で来る何て

弦十郎「そうだ 第2の聖遺物イチイバルのシンフォギアを纏う奏者
    雪音クリスだ」

響sideout

伊吹side

 さてどうしようかな?
 俺はこの空中要塞型ノイズを倒す為に、一か八か影分身とか出来るかな?
 
 30秒後

 ああやっと出来た!
 
 完全に倒す為に2体作るのに時間がかかったな

伊吹「じゃあ作戦開始!」
 俺の分身が頷きそれぞれ空中要塞型のノイズの上に乗った。

伊吹「「「再誕をいざなう、終局の雷!」」」
 天に手を上げ、魔方陣が作られた。

伊吹「「「リバースクルセイダー!!」」」
 特大の雷が落ち、小さな雷が絶えず落ち、空中要塞型が消滅して飛行型が全て爆発した。

 影分身が秘奥義発動後に消えた。

伊吹「おっと 危ない」
 俺は落下しながら空間移動でビルの上に転移した。

伊吹「じゃあ響達と合流するか」

 俺は月歩で移動した。

 #####

伊吹「よお 片づいたか?」
 俺は空中から降りて、
 響達に合流した。

響「伊吹さん!今の伊吹さんの必殺技ですか!」
 響が眩しい程の目の輝きを見せてきた。

伊吹「ああそうだ、俺の雷系の秘奥義だ」
 俺がそう答えると更に目を輝かせて聞いてきた。

響「おお!他にも有るんですね!!」
伊吹「ちょっと待った!これ以上は・・・な」
 
 #####

 俺達は帰ろうとした。

?「クックックッ」
?「面白いなぁお前」

伊吹「誰だ?」
 俺は振り返り正体を確認した。

?「よぉ、俺と同じ転「その名で呼ぶな」」
 俺は頭で考える前に体と口が動いていた。
 俺は奴の頭を掴み、地面に叩きつけ5Mのクレーターを作った。

?「がはっ!?」
 奴は血を吐き、背中から黄金の空間から武器が空間から飛んで来た。

?「貴様!」
 俺は飛んできた武器を避け、詠唱した。

伊吹「盲目たる信仰」
伊吹「ディバインセイバー」
 奴の周りに雷が発生し、最後に奴に向かって雷が落ちた。

?「くそ!背後なら!」
 奴は俺の背後に立ち剣で斬りつけようとしたが

伊吹「俺の背後に立つな」
 俺は一瞬で振り返り赤い弾を連続で放った。

?「何だ?これは?目の前が歪んでいる?」
 奴は自分がこれから起こる絶望を知らなかった。

伊吹「クレイジーコメット」
 青い流星が奴に何度もぶつかり奴は吹き飛んだ。

?「何故だ、何故なんだ・・・奴に一撃も当てられてない」
 奴は自分の今の状況に絶望している。

伊吹「安全を求めるか?・・・ならばここから立ち去ればいいものを」
伊吹「トゥインクルスター」

 白銀の星が大爆発をし、

伊吹「ミックス・マスター」

 何度も星の爆発が起こり、

伊吹「プリンセスオブ・マーメイド」

 水の連続攻撃が襲い

伊吹「エクスプロージョン・ノヴァ」
 太陽が奴を押し潰そうと当たった。


伊吹「気分はどうだ?・・・何とか言ったらどうなんだ?」
 だが奴は立てずにいた

?「・・・」

伊吹「つまらない 本当につまらない」
 俺は止めをしようと奴の頭上に闇の魔方陣を作った。

勇治「やめろ」
 勇治が俺の腕を掴んでいた。

伊吹「勇治か、邪魔をするな」
 俺は手を振りほどき、止めを、

勇治「後戻りはできないぞ」
 勇治の言葉に俺は動揺した。

伊吹「奴は俺と勇治と竜二の正体を知っている」
伊吹「響達には絶対に聞かれたくない」
 
 俺は転生者だ。
 響や翼とクリスと違い、この世界に転生した瞬間に強大な力を持っていた。
 運命に選ばれた訳じゃない。
 修行や訓練をせずに力を持っていた。
 その事を知られたくない。

伊吹「だから、消す」 
 闇の魔方陣が完成し奴を吸い込んでいった。

?「いやだ!死にたくない!誰か助け」
 奴はブラックホールの中に消えた。

勇治「この・・・馬鹿野郎!」
 勇治殴ってきたが不思議と痛みは感じなかった。

伊吹「殺してはいない」
 勇治はその言葉に「何?」と言い、
 ブラックホールが閉じた。 

伊吹「他の世界に転移させただけだ」
 俺はそう説明した。
伊吹「ごめん・・・今日は帰るな」
 俺は空間移動をした。

勇治「おい!待て!」

 勇治が叫ぶが聞こえないふりをした。




 
 

 
後書き
今回は術のオンパレードでした。
今日は事情があって感想を返せません。
申し訳ないです

9/17日修正しました
 

 

13話 戦い、燃えて、死んだ

 
前書き
 ガタックさんからキャラ提供して貰いました。
 ありがとうございます!

 あと今回長いです
 

 
伊吹「何やってんだよ俺は!」
 俺はビルの上に座っていた。

伊吹「俺は...人を殺そうとしたのかよ」
 紅い月が人の血で染まっているように見えた。

 俺は深く深呼吸をして落ちついた。

伊吹「この後は、フィーネが出てくるのか」
 俺は紅い月を眺めながらそう言い、フィーネを潰す考えをしていた。

伊吹「あの塔の一撃だけは阻止してみせる」
 俺は響達に顔を見せるのは辛いが、仕方がない。

伊吹「塔が出てきやがったか」
 俺は立ち、塔の近くに空間移動をした。

 #####

伊吹「よぉフィーネ 何をするんだ?」
 俺はフィーネの横に立ち、話しかけた。

フィーネ「なっ!貴様いつの間に!」
 フィーネが肩の鞭状の武器を持ち、
 俺に攻撃してきたが、俺は左に避けて話しかけた。

伊吹「月を壊してバラムの呪詛解く...じゃないのか?」 
 俺はそう聞くとフィーネは笑みを浮かべ

フィーネ「そうだと言ったら?」
伊吹「あの塔を壊してやる」
 俺の答えに「戯言を!」と言い鞭状の武器で攻撃してきた。

伊吹「お前の相手は俺じゃねえ」
 俺はフィーネの攻撃をサイドステップで避け、回し蹴りで吹き飛ばした。

 俺は塔に向けて攻撃しようとしたが、

響「クリスちゃん?」
翼「何のつもりだ?」

 クリスがロケットに乗り、あの塔の上に上昇していった。

フィーネ「ふっ 所詮あいつの聖遺物では止めれない」
 フィーネが勝ち誇った顔をしているが、

クリス「♪」
 上空からクリスの歌声が聞こえた。
 
翼「この歌は...まさか!」
響「絶唱」

 俺はエンチャント・ダメージを自分に付け、塔にグランヴァニッシュを放った。
 だが止まらず月に向けて放った。

 クリスが絶唱を歌い、塔の攻撃を何とか止めている。

伊吹「これならどうだ!」
 俺は塔を壊す秘奥羲を思いついた。 

伊吹「鳳凰天翔駆!!」
 俺は炎の鳥になり塔を貫いた

フィーネ「塔が!」
 クリスの絶唱が終わり落下していった。そして、月は欠けてしまった

伊吹「クソが!」

 伊吹フィーネに向かって走り、フィーネを右手で殴り
 フィーネが吹き飛ぶ前にもう一発殴り、ぶっ飛ばした

伊吹「クリス!!」
 俺は全速力の月歩で落ちていくクリスを抱え、森林の中に空間移動をした。

伊吹「ごめんな...俺がしっかりしてないから」
 俺はクリスにヒールをかけて月歩で移動した。

 #####

響「そんな...せっかく仲良くなったのに...このなの...嫌だよ...嘘だよ...」
 響は地面に膝をつけて、涙を流していた。
 
 ドクン

響「もっとたくさん話したかった」
響「クリスちゃんと...今までよりもっと仲良くなれたのに」

 ドクン

響「クリスちゃん...夢があるって...私...クリスちゃんの夢を聞けていなかった」
 
フィーネ「自分を犠牲にして、月への直撃を防いだか」
 フィーネは伊吹の事で怒っていた。

フィーネ「あの忌々しいガキめ!次に会ったら殺してやる!!」
 フィーネは塔を壊された怒りで、憤怒の顔になっていた。

フィーネ「それにしても、自分の夢を叶えられずに散るとは、とんだグズだな」
 フィーネはクリスを侮辱する言葉を言っていた。

 ドクン

翼「笑ったか...命を燃やして大切な者を守る事を」
 翼は奏の事を思い出していた。

 ドクン

翼「お前はクリスが無駄な事をしたと言うのか!!」
 翼は剣を構え、

響「人の命は...軽い物じゃない!!」
 響は破壊衝動を抑えきれなかった

翼「立花? おい!立花!」
 翼は響に何が起こっているのか分からなかった。

フィーネ「融合したガングニールの欠片が暴走しているのだ」
 フィーネが響の状態を説明していた

フィーネ「制御できない力にやがて意識が塗り固められる」
 翼は思い出した
 響のガングニールが馴染んでいる事を

翼「まさかお前...立花を使って実験を」
 翼の質問にフィーネは答えた

フィーネ「実験を行っていたのは立花だけではない」
フィーネ「見てみたいとは思わんか?」
フィーネ「人としての機能を失う所を」

翼「お前はそのつもりで立花を...奏を!!」
 翼は激情していた。

響「ヴヴヴゥゥゥ」
 響はフィーネに向かって飛び、攻撃をしようとしたが

翼「立花!」

 フィーネは鞭で防御して、土煙が出来た。
 響は右腕を振りかぶって一撃を放とうとしたが、
 
 フィーネは鞭で吹き飛ばした。

翼「立花!」
 翼が叫ぶが届いていない

フィーネ「もはや、人ではない」
フィーネ「人の形をした破壊衝動」

 フィーネが言い終わると同時に響が襲いかかった
 [ASSARD]フィーネは鞭で防御壁を作ったが
 いとも簡単に壊された。

 土煙が上がりフィーネが立っていた。

フィーネ「フフッ」
 恐怖の笑みを浮かべ、響は翼の目の前に立っていた。

翼「もうよせ!立花!!」
翼「これ以上は融合を促進させるだけだ!」

 聞きもせず翼に襲いかかったが肘打ちで飛ばした。

翼「立花!」
 そして、翼に襲いかかった

 #####

伊吹「あれは?何だ?」
 俺は響の様な人の形をした者を見ていた。

フィーネ「はははっ どうだ?立花響と刃を交えた感想は?」
 フィーネが皮肉を言っていた

フィーネ「お前の望みであったな?」
 フィーネの再生が終った。

翼「人の在り方すら捨て去ったか」
 翼は目の前敵を見ていた

フィーネ「これが、私と一つになったネフシュタンの再生能力だ」
フィーネ「面白かろう?」
 フィーネが自慢気に言っていた。

翼「立花...」
翼「私はフィーネを倒す.....だから」

 響は翼に襲いかかった

響「ウォォォォォォ!」
 翼は剣を地面に刺し、
 フィーネが驚いた顔をしていた。

 そして.....響の右腕が翼の胸に突き刺さり響を抱きしめた。

伊吹「っ!!」
 
翼「これは...束ねて繋げる力の筈だろ」
 翼が小刀を取り、響に[影縫い]を放った

翼「立花...」
 翼が悲しそうな顔をしていた

翼「奏から継いだ力を、そんな風に使わないでくれ」
 翼の言葉に、響の目から涙が流れていた。

 翼はフィーネの方に歩き、

翼「待たせたな」
 翼は覚悟を決めた顔をしていた

フィーネ「どこまでも剣という事か」
 フィーネは鞭を構えた

翼「今日折れて死んでも」
翼「明日に人として歌う為に」
翼「風鳴翼が歌うのは、戦場ばかりでないと知れ!」

フィーネ「人の世界が剣を受け入れる事などありはしない!」
 フィーネの鞭が翼に向けて攻撃したが、翼は高く飛び
 脚のブレードを展開し、鞭の追撃をブレードで弾いた。

 そして大型化させたアームドギアで[蒼ノ一閃]を放ったが
 鞭とぶつかり、鞭が勝ち 
 翼は着地し、鞭の攻撃を下に避けて近づき、剣で横切りを放った
 
フィーネ「ぐぁっ!」
 フィーネは吹き飛ばされ、地面に転がった。

 翼は追撃を開始し、[天ノ逆鱗]を放った
 フィーネは防御壁を二重に展開し、防御した。
 防御壁を破壊し、[炎鳥極翔斬]両手のアームドギアから炎を放出し、
 フィーネに向かって飛んでいったが 鞭で弾き返され落下していった。
 
 #####

翼(やはり、私では)
 自分では無理だったと思っていた
 
奏(何弱気な事言ってんだ?)
 奏は翼の精神世界にいた。

翼(奏?)

奏(翼...私とあんた...両翼揃ってツヴァイウィングだ)
 奏が翼の手を握り、

奏(どこまでも飛んでいける)

 #####

翼(そうだ.....両翼揃ったツヴァイウィングなら)
翼(どんなものでも越えてみせる!)

 翼はもう一度[炎鳥極翔斬]を放ち、フィーネの方に飛んでいった。

翼「立花ぁぁぁーー!!」
 自身を青い鳥にしてフィーネに飛んで行き、
 フィーネは鞭で倒そうとするが勢いは止まらず直撃した。

フィーネ「うぁぁぁぁーー!!」
 大爆発が起き、閃光が見えた。

 #####

 翼の影縫いの小刀が消え、 
 響は元に戻っていた。

響「翼さん...」
 響は絶望の顔で虚空を見つめていた

響「あぁぁぁーー!!」
 響の悲痛な叫びが聞こえてきた。

フィーネ「はあ...はあ...どこまでも忌々しい!」
 フィーネは傷だらけで立っていた。

フィーネ「月の破壊はバラムの呪詛を解くと同時に
     重力崩壊を引き起こす」

フィーネ「惑星規模の天変地異に人類は恐怖し、
     うろたえる」
 フィーネが響に近づいて行き、

フィーネ「そして、聖異物の力を持つ私に帰巡する筈だった」

フィーネ「痛みだけが人の心を繋ぐ絆!」
フィーネ「たった一つの真実なのに!」
フィーネ「それを...それを...お前は!お前だけは!」

 響を蹴り、響の髪を掴んだ。 

フィーネ「まあ...それでもお前は役にたったよ」
 響の髪を持ち上げながら言った

フィーネ「生体と聖遺物の融合により、お前という生命体がいたからこそ」
     ネフシュタンの鎧を私の体と同化出来たのだ」

 響の頭を掴み、投げた。

響「翼さん...クリスちゃん...二人共もういない」
響「学院が壊れて...皆いなくなって」
響「私...私は何の為に...何の為に戦ってるの?」
 響は虚ろな目で空を見ながら言った

響「皆...」

伊吹「生きる事から...生きる事から逃げるなぁぁぁぁー!!」
 響とフィーネは俺を見た。

伊吹「諦めるな!翼の思い...クリスの思いはどうなる!!」
伊吹「そこで諦めるのか?お前の覚悟はその程度だったのか?」
伊吹「まだ響の友達は生きてる!!守るんじゃあないのかよ!!!」

?「♪~」

フィーネ「何だ?この耳障りな音は?」

未来(響...私達は無事だよ!)
未来(響が帰ってくるのを待ってる)
未来(だから...負けないで!)

フィーネ「どこから聞こえてくる?この耳障りな歌は? 歌だと?」
 フィーネは歌の発信源を探したが 歌の事に気づいた
響「聞こえてくる...皆の歌が」
響「よかった...私を支えてくれる皆がいつも傍に...皆が歌ってるんだ」

響「だから...まだ歌える!」
響「頑張れる!」
響「戦える!」
 
 響のシンフォギアを纏う時のバリアにフィーネは吹き飛ばされた

フィーネ「まだ戦えるだと?」
フィーネ「何を支えに立ち上がる?」
フィーネ「何を握って力に変える?」
フィーネ「お前の纏っている物は一体何だ!?」
 
 フィーネは響の纏っている物が何かわからなかった

伊吹「お前には分からないだろうな」
 俺がフィーネにそう言った 

伊吹「人の思いの成せる技」
伊吹「思いを力に歌を力に」
伊吹「それが!」
 俺がそう言い3つの光の柱が立った

響「シンフォギアァァァァァァ!!!」

 #####

響「皆の歌声がくれたギアが、私に負けない力を与えてくれる」
響「クリスちゃんや翼さんにもう一度立ち上がる力を与えてくれる」
響「歌は、戦う力だけじゃない」
響「命なんだ」 
 フィーネは慌てもせず、落ちついて分析していた

フィーネ「高レベルのフォニックゲインか?」

クリス「んなこたどうでもいいんだよ!」
 クリスが声を荒げた

フィーネ「限定解除されたギアを纏ってすっかりその気か!」
 フィーネがソロモンの杖を使い、小型ノイズを召喚した。

クリス「いいかげん芸が乏しいんだよ!」
翼「世界中のノイズもお前の仕業か?」

 翼の質問に答えるかの様に説明をした

フィーネ「ノイズとは、バラムの呪詛によって相互理解を失った人類は、
     同じ人類のみを殺戮する為だけに作られた自立兵器」

響「人が人を殺す為に?!」

伊吹(その後の事が何を言ってるか全然意味がわからねえ)(汗)

クリス「また訳の分からない事を!」
 うん!そうだよね!全然意味が分からないよね!

 俺達はノイズの攻撃を避けて、フィーネのソロモンの杖が上に向かって撃たれた。

フィーネ「落ちろ!」
 フィーネがそう言い街中にノイズが召喚された。

 いや多いよ!多い!!何これ?ノイズ多いよ

クリス「よっしゃ!どいつもこいつも纏めてぶちのめしてくれる!」
 まあ初めての無双だしな

伊吹「さてと、俺も行ってくるな」
 よっしゃーー!!
 ノイズ無双だぜー!!!

 #####
 
伊吹「はははははっ!!」
伊吹「ラスト・ヴァニッシャー!」
 上に太陽 下に青い太陽のサンドイッチ攻撃で半径100M以内のノイズを消滅させた。

伊吹「この程度では終わらないからな!!」
 俺は刀を作りフォニックゲインを纏わせた。

伊吹「スピリッツリバースからの魔王炎撃波!」
 黒い炎がノイズを襲った。

 後ろから襲ってきたノイズを「守護方陣」で炭にした。

伊吹「誇りを抱き永久に眠れ!」
 前方を凍らせ
伊吹「塵となり 無へと散れ」
 台風が襲い
伊吹「エターナル・セレナーデ!」
 ばかでかい爆発弾を落とし、大爆発が起きた

伊吹「まだだ!」
 俺の後ろに残っているノイズを

伊吹「覇道滅封!」
 地面ごとえぐり、赤い衝撃波をノイズに放ち、俺の周りにはノイズはいなくなった

 そして俺は響達と合流すると、フィーネがソロモンの杖を自分の腹に突き刺し一体化した

 残っていたノイズをフィーネは吸収し、上からもノイズが出てきた

響「ノイズに取り込まれてる?」
 響は疑問に思った

クリス「そうじゃねえ あいつがノイズを取り込んでんだ!」
 フィーネがどんどんノイズを取り込み、
 攻撃をしてきた。

フィーネ「来たれ!デュランダル!」
 フィーネはデュランダルを取り込んだ。

 そしてビームを放ち、全員回避した。

フィーネ「逆鱗に触れたのだ 相応の覚悟は出来ておろうな?」

 そしてまたビームを撃たれた。

クリス「こんのぉぉー!!」
 クリス追尾レーザーを放つが吸収されて返された 

クリス「ぐわぁぁー!!」
 
 翼が蒼ノ一閃の強化版を放ったが、かすり傷にしかならなかった。

翼「何っ!」
 そして回復された。

響「でいやぁー!」
 フィーネの腹を貫き、再生する前にクリスのレーザーが襲った。

フィーネ「いくら限定解除されたギアであっても所詮は聖遺物の欠片から作られた玩具」
フィーネ「完全聖遺物に対抗できると思うてくれるな」

クリス「聞いたか?」
翼「ああ」
クリス「もう一回やるぞ」

翼「だが...その為には」
 翼とクリスは響を見た。

響「ああえっと...やってみます!」

翼「私が道を作る!」
クリス「おうよ!」

 翼は更にアームドギアを巨大化させ[蒼ノ一閃滅波]を放ち
 クリスはダメージを受けた場所の空いたその隙間に入って行った。

クリス「これで!!」
 クリスは全弾発射し、フィーネの居る場所を爆発させた。

 鱗の壁がない場所から翼が飛び出しフィーネに攻撃をして、

翼「これがデュランダルだ!」
 爆風で飛んできたが、クリスが銃で飛距離を伸ばし、そして響がデュランダルを持った。

フィーネ「デュランダルを!」

弦十郎「衝動に勝て!踏ん張り所だろうが!」
緒川「強く自分を意識してください!」
藤尭「昨日までの自分を!」
友里「これからなりたい自分を!」

特異災害対策機動部二課の人達が応援しに来た

翼「屈するな立花」
翼「お前の構えたその覚悟、私に見せてくれ」
 翼が話しかけた

クリス「お前を信じ!お前に懸けてんだ!」
クリス「お前が自分を信じなくてどうすんだよ!」
 クリスが話しかけた

響「ヴゥゥゥゥゥゥゥ!」

寺島「貴女のお節介は!」
板場「あんたの人助けは!」
安藤「今日は、私達が!」
 クラスメイトの声が聞こえる

フィーネ「やかましい!黙らせてやる!」
 フィーネが自分の触手で響達に攻撃するがバリアができていて攻撃は効かなかった

響「ヴゥゥゥゥゥ...ヴォォォォォォォ!!」

未来「響ーーーー!!」
 未来の叫びが響に届いた

響(っ!)
響(そうだ...今の私は...私だけの力じゃない!)

安藤「ビッキー!」
板場「響!」
寺島「立花さん!」

響「そうだ!この衝動には塗り潰されない!」
 破壊衝動に打ち勝った響はデュランダルを翼とクリスと共に持っていた。

響「皆の思いや歌が集まった シンフォギアァァァァ!!」
 響が[Synchrogazer]を放ち、デュランダルを降り下ろした

フィーネ「完全聖遺物同士の衝突」
 そして大爆発をひ引き起こした。

 #####

 俺は避難した人に「ノイズはいなくなりましたか?」等の質問攻めをくらった。
伊吹「あ~疲れた」
 俺は肩を落とし、特異災害対策機動部二課の皆が居る所に歩いていった。

 俺は皆に会うと、月の欠片が地球に落ちてきていた

伊吹「月が落ちているのか?」
 俺は小さな声で呟いた。

藤尭「月の軌道結果が出ました...直撃は...避けれません」
 藤尭さんが答えた

伊吹「んじゃ...行ってくるわ」

弦十郎「伊吹君?まさか!」
 弦十郎さんは勘づいた

クリス「お前...止めに行くのか?」
響「え?」
 クリスと響が驚いた顔をしている

伊吹「さようなら...だな」
響「わ、私達なら...止めれます!」
 
 響がそう発言するが、俺は聞かずに全員の足に鉄の鎖を地面に突き刺した。

伊吹「そこで大人しくしておけ」
翼「何をする!」
 翼が鉄の鎖を壊そうとしているが、傷すらつかない

伊吹「その鎖は俺の意志が強いほど壊れない...俺が死んだら強制的に解除される」
 全員が驚いた顔をしていた

響「伊吹さん!私達にやらせて下「無理だ」えっ?」

伊吹「今回ばかりは俺が止める。」
 俺がそう言うと

クリス「一人で背負ってんじゃねえよ!」
 クリスが涙を流しながらそう言った

伊吹「じゃあな.....また会おうぜ」
 俺は月歩を使い月に向かって飛んでいった
 クリスの叫び声が聞こえるが俺は止まらない
 皆が鎖を壊そうとしているが、壊れない。

伊吹「さてと、エンディングの邪魔をすんなよ」
 俺は影分身のストックを3使い。

 空間移動で腕だけをだし、宇宙服を取って3人が着た。

伊吹「月を止めてやる!」
 
 俺は1人とエンシェントノヴァを月に向かって放ち、壊していった
 もう1人はスピリッツリバースを連続で使っていた。

 -スキルが解読されました-

 は?今かよ!もっと早くにしろよ!

 No.4仮死防御
 [一時的な仮死をする事で完全防御と僅かな回復ができる]
 [フォニックゲインを消費しない]

 これなら安全に地球に戻れる!

 俺は月の落下から距離を置き、

伊吹「始まりの時を再び刻め!...ビッグバン!!」
 ビッグバンの発動時に仮死防御を使い。
 影分身が消え、ビッグバンが発動し、月の欠片ごと大爆発した。

 #####
 全員の鎖が月の大爆発と共に解けた。

弦十郎「解けた...だと」
 弦十郎が伊吹の言っていた事を思いだした

響「そんな...伊吹さん」
クリス「嘘だろ?」
翼「死んだ...のか」

 悲しみを抑えきれず響達は泣いた

 #####

 そして、森に墜落していった
伊吹「.....ああー!変な感じだった!」 
 というかここどこ?

 暗い熱帯林に落ちた。

伊吹「危なかった 宇宙の藻屑になる所だったよ」
 あと1秒遅れてたらどうなっていたか分からなかったな

伊吹「空間移動をして、皆の所に戻るか」

 #####
 俺は後ろから近づいた

伊吹「なあ?俺、生きてるよ?」
 俺の声に全員が反応した。

クリス「このっ!馬鹿野郎!」
 シンフォギアを纏いながら、殴ってきた。

伊吹「ちょ!シンフォギアはまず...へぶらっ!?」
 俺は吹き飛ばされた。

伊吹「痛いな!何で殴るんだよ!」
 俺は怒り、クリスは自分の手を見つめ、泣いた

クリス「本当に、馬鹿だよ」

伊吹「あ、うん...えーっとただいま?」



 
 

 
後書き
 次はG編ですよ!

9/17修正しました 

 

14話 戦神と闘神

 
前書き
 サブタイトル通りです 

 
伊吹「野郎ぶっ殺してやるううううう!!」
?「こっちのセリフだああああああ!!」

 伊吹と謎の男が街中で戦っていた。
 男の容姿は青いクワガタムシの仮面を被った格好で赤い目をしていた。

伊吹「うおおおおおおお!!」
?「クロックアップ!」

 男のベルトの機械から声が聞こえた。
 <クロックアップ>
 俺は勇治の能力と同じだと思い、
 FOEを発動した。

-クロックアップ中-

?「これなら殴れる!」

 男は伊吹の腹に右ストレートを繰り出したが、

?「動けない?」

 男の右ストレートは伊吹の体に当たる前に止まった。
 男は頭の上から足の指の先まで動かなかった。
 何故なら伊吹がFOEを使い、男の行動時間を奪ったからだ。

?「くそ!何で体が動かないんだ!」
 男のクロックアップは無意味だった。
 <クロックオーバー>

-クロックアップ終了-

伊吹「どうだ?自分の技が止められたのは?」
 俺の笑いに男は驚いた顔をしていて

?「クロックアップが止められたのは初めてだ」
 俺が驚いていた

伊吹「あれ?もしかして勇治と同じ仮面ライダー?」
 俺の質問に男はまた驚いた

?「勇治を知っているのか?」
伊吹「仲間だよ」
?「本当か!それは申し訳なかったな」

 男が変身を解き、俺に近づいた。
 そして俺達は意気投合して、握手をした。

伊吹「これから仲間だな!一也!」
一也「ああ!よろしく!」

 #####

?「あれ?一也その人は?」
一也「レイジか、勇治の仲間だ」

 レイジという男が本屋のレジ袋を片手にこっちに来た。
 一也よりほんの少し身長が小さい
 その後色々話をした。
 例えば勇治のファイズフォンの事や、一也がクロックアップ中で動けなくなった事や、
 俺が種明かしをすると「チート過ぎるな」「チートだね」と言われ、軽く傷ついた。
 マグナディウエスさんが指定した相手の行動時間を奪う事にありがたみを覚えた。

一也「そんなチート能力を持ってるなんてな」
 一也が「やれやれ」と言いながら軽く貶された。

一也「でもお前、どん位の力を出したんだ?」
レイジ「僕も気になるね」

 二人の質問に答えるべきか答えない方がいいのか分からなかった。

伊吹「言っていいのか?」
 二人が頷き、俺は真実を言った

伊吹「全く本気を出してなかった、リミッターをつけていた」

 俺の言葉に二人は固まった。
 (あ...嫌な予感)俺はそう思い、空間移動の準備をした。

二人「チートーーーーーーーー!!」
 二人が叫んだ瞬間に俺は空間移動で家に帰った。

一也「あれ?伊吹は?」
レイジ「帰ったのかな?」
 二人は伊吹がいなくなった事に疑問を覚えた。

 #####

伊吹「やっぱり叫ぶよね」

 俺は手を洗い、うがいをして、ソファに座り、テレビを見た。
 だいたい転生者が俺の実力を知ると、「は?」「何...だと?」そして
 「「チートーーーーーーーー!!」って言う事が分かった。
 そういえば、最初の2つのセリフは転生者と戦った時だった。

 最初の奴は口が悪く「俺のハーレム計画を邪魔するな!」と言われプッツンした。 
 2人目は「お前が俺に勝てるわけ無いだろ(笑)」と言われO☆HA☆NA☆SHIをした。
 大体の転生者は弱い、そう確信した。
 皆もマグナディウエスの能力を転生特典にしようね!
 大体勝てるから!

伊吹「うん...誰に説明してるんだろ俺」
 俺はコーラを飲み、あのゲームをした。

 #####
伊吹「はーっはっは!」
 俺は一度も死なずに22人を殺っていた

伊吹「よっしゃ!」
 チームの人が強く、守りも強かったので楽しかった。

伊吹「楽勝楽勝!」
 ああー!楽しかった!

その頃響は

響「この人強すぎだよ~」
 響はカーペットに大の字で倒れた。

響「敵を倒そうとすると、下から狙い撃ちは無理だよ」

その頃クリスは

クリス「だあーっ!なんだよこいつ!」
 クリスは勝てなかった事に怒っていた。

クリス「出てくるのを分かっているように狙ってきやがって」
 クリスは悔しがっていた。

 次の日

 今日はマリアと翼が一緒に歌うんだよな、しかも世界中継!歌って凄い(尊敬)
 響とクリスはウィル博士とソロモンの杖を守る任務だそうだ
 相変わらず忙しいよね
 え?俺も働けって?
 俺は独断の自由行動をいつもしてます。

伊吹「んじゃあそろそろかな?」
 俺は空間移動で空間に入った。

響「この時間なら翼さんのステージに間に合いそうだ」
 響はガッツポーズをとり、喜んでいた。

友里「そういえば、伊吹君が迎えに来るそうですよ」
 俺の言葉に響は更に喜んだ。

響「マジすか!?」

 ドオォォン!
 建物が爆発した。

響「マジすか?」
 響は固まった

クリス「マジだな!」
 クリスはノイズの発生源に走り、
 響は遅れて走った。

 #####

 あれ?空間移動の時差かな?
 いや、時間帯を間違えた!

 俺は頭を抱え、破壊された建物の近くを歩いた

伊吹「おーい!」

 俺は響とクリスを見つけて走った。
 そして、怒られた。
 説教と言う名のO☆HA☆NA☆SHIをくらった。

伊吹「とりあえずライブに行くぞ!」
響「おー!」
クリス「ったく」

 そして空間移動をした

 #####

響「おおー!!」
 響はライブ会場を見て叫んだ

響「やった!今度こそ見れる!」
 響は喜んでいた。
 喜びすぎだと思う。

クリス「はしゃぎすぎだろ」
 同意だな

響「この喜びを抑えきれない!」
 響はそう言い、俺は諦めた。

 #####
 ライブ凄いな。
 盛り上がりが凄い。

 俺はライブを見に来た響のクラスメイトと出会い、
 ライブを見ていた。

伊吹(そういえばノイズが出てくるんだよな)
伊吹「ごめん 用事がある」 
 俺は空間移動をしてライブの屋上に行った。

 ノイズが出てくるな。

マリア「そして...もう一つ」
 マリアが手を右に出した瞬間にノイズが現れた。

 人々の悲鳴が聞こえる
 ノイズが出現した事の恐怖
 あの日の惨劇を思い出す人もいる。

伊吹「スターレインST4」

 俺は鉄の拳銃を作り、上に発砲した。
 その発砲音に気づき観客やマリアや翼が反応した

 撃った弾はライブの中央に移動し、弾から300発はある誘導レーザーがノイズに向かった。

伊吹「消えろ」
 俺の言葉が終わると同時にノイズだけに誘導レーザーがノイズを貫いた。

マリア「貴方は誰かしら?」
 マリアが聞いてきた

伊吹「俺は伊吹、正体は言わないよ」

 俺は世界中継されている事を分かってやっている。
 俺の存在は世界を混乱させる事は分かっている。
 
 それでもやるんだよ

 翼が装者なのはまだ世界には知られていない。
 そして、俺の存在は誤魔かせる事ができる
 
伊吹「さてと、マリアさんよ?これはどういうことだい?」
 俺の質問にマリアは答えた。

マリア「そうね...そろそろ頃合いかしら」
 マリアがマイクを持ち直し、

マリア「私達はノイズを操る力を持ってして!」
マリア「この星の全ての国家に要求する!」

 おおー!凄いね!そんなに堂々と発表するなんて
 まあ、シンフォギア以外に(例外有り)ノイズは倒せないからね

翼「世界を敵にまわすだと...これはまるで、宣戦布告」

 翼も驚いてる。
 普通そうだよな、世界を敵に宣戦布告するなんて

マリア「そして」
 マリアがマイクを上に投げ

マリア「♪」

 奏と同じ歌を歌った

翼「まさか!」

 そのまさかだ
 纏っているのは黒いガングニール
 マリアがもう一人のシンフォギア奏者

マリア「私は...私達はフィーネ」
マリア「そう...終わりの名をもつ者だ!」

 #####

マリア「我ら武装組織フィーネは、各国政府に対して要求する」
マリア「そうだな...さしあたっては、国土の割譲を求めようか!」

 大胆だよね、ソロモンの杖を使えるから、余計タチが悪い。
 ノイズを世界中に発生させられたら俺はめちゃくちゃ疲れる。

翼「ばかな!」

 そうだよね、普通割譲何てしない。
 ノイズを操る力があるから、結構面倒な事になる

マリア「もしも24時間以内にこちらの要求が果たせなかった場合は」
マリア「各国の首都の機能がノイズによって壊されるだろう」

 結構怖い事言うよね。
 まあここでマリアを倒してもいいんだけどね 

翼「どこまでが本気なのか?」
 翼は疑問に思った

マリア「私が暴動を起こし、指揮をする」
マリア「私達が住まう為の悪を絶つ」
マリア「素晴らしいと思わないか?」

 マリアが翼にマイクの棒の先を翼に向けた。
 いくらなんでも、やりすぎだ

伊吹「おふざけなら帰った帰った」
 俺はマリアを少し煽った

マリア「ふざけてなどいない!」
 おー怖い怖い
 マリアさんは怖いねー

伊吹「あっそ、結局あの杖がなかったらこんな事できないよな?」
 頭を掻きながら言った。
 ソロモンの杖がなかったら、こんな暴動できない

伊吹「所詮雑魚だしな」
 俺の言葉にマリアは怒った

マリア「その減らず口を言わせなくしてやる!」
 黒い槍を手に取り、突撃してきたが

伊吹「え?なにそれ攻撃?」
 俺は速さだけリミッターを少し外し、
 マリアの後ろに移動した。

マリア「いつの間に!」
 マリアが後ろに槍をなぎ払い、

伊吹「あのさ、攻撃のような遊びは勘弁」
 またマリアの後ろに移動した。

マリア「また!」
 槍をなぎ払ってきたが、槍を手で弾き、
 手刀をマリアの首に当たる前に止めた。

伊吹「俺じゃなかったら死んでるよ?」
 俺の言葉にマリアは冷や汗をかいていた。

マリア「貴方は...何者?」
 マリアの驚いた表情に

伊吹「伊吹だけど?」
マリア「そうじゃなくて!」

 武装組織のシンフォギア装者と喋っているシュールな雰囲気になった。

伊吹「んじゃ、バイバイ。人質の安全は保証してくれよ」
マリア「え?ちょっと!」

 空間移動でライブ会場内に移動した。

 #####

 人質が解放され、人質の人達は避難していった

伊吹「よっと!あれ?ここはどこだっけ?」
 適当に空間移動した結果がこれだよ!

伊吹「うおおおおおー!やっちまった!ここどこら辺?」

 ん?走ってくる音が聞こえる

緒川(今、翼さんは世界中の視線にさらされている)
緒川(その視線の檻から、翼さんを解き放つには)

伊吹「あれ緒川さんかな?」
緒川「伊吹さん?」

 イケメンマネージャーの緒川さんと会った

伊吹「多分翼の事で急いでいるんでしょ?」
緒川「はい、そうです」
伊吹「なら急がないと、翼のマネージャーは緒川さんしか居ませんしね」

 緒川さんは「ありがとうございます」の一言を言って走っていった。

?「ふう、危なかった、あいつ通りすぎたデスよ」
?「でも、もう一人来るかもしれない」

 金髪の少女と黒髪のツインテールの子は話していた

伊吹「俺がどうした?」

?「うわあ!?びっくりしたデスよ」
?「貴方は?」

伊吹「俺は伊吹だけど何か?」
 俺の答えにマリアと同じ答えが返ってきた。

?「そうじゃないデスよ!」
?「名前は伊吹と言うんだね」
 二人の反応に俺は考えた。

伊吹「成る程...漫才で例えると金髪の少女がツッコミ役で黒髪のツインテールの少女がボケ役か」
 自分で納得した

?「何を言ってるのデスか!」
?「私はボケ役...」
?「調も何を言っているのデスか!」

伊吹「漫才の状態だな」
 俺はこの状況に納得した。

?「だから何を言っているのデスかー!!」

 金髪の少女の叫び声が響いた
 
 

 
後書き
 ちょいリミッターを外した伊吹でした。
  番外編も見てくれたら嬉しいです。

8/11日修正、さらに修正
9/17日修正 

 

15話 秋桜祭

 
前書き
歌の表現が難しい 

 
 俺はあの金髪少女と黒髪のツインテールの少女と別れ、
 漫才やった方がいいんじゃないかと思った。

 #####

伊吹「こんなに安売りしてたとは、」
 俺は手に持ったあんパンとドーナツの袋片手に歩いていた。

伊吹「差し入れにするか」

 俺は空間移動でクリスの居る学校に行った。
 流石に正門から入るのは...な

伊吹「やっほークリスと翼」
クリス「なっ!お前!」
翼「伊吹か、その手に持っているのは何だ?」

伊吹「あんパンとドーナツ」
 俺は答え、クリスに渡し、帰ろうとした。

翼「待て」
 翼の声に振り向いた。

翼「あんパンには牛乳だ、何故牛乳がない?」
 翼の言葉に衝撃が走った。

クリス「そこかよ!」

伊吹「そうだ...何故気づかなかったんだ俺は、あんパンには牛乳じゃないか
   何で気がつかなかった あんパンあんパンあんパンアンパンアンパンアンパン」

クリス「おい!大丈夫か?」
 クリスが袋を地面に置き、伊吹の肩を掴み揺さぶっているが、伊吹の目は焦点がずれていた

伊吹「anpan anpan anpan あんパン アン はっ! 俺は何を?」
 伊吹の目から光が戻り、焦点が元に戻った。

クリス「本当に大丈夫かよ」
 クリスは、肩を掴んだまま呆れた声をだしていた

伊吹「クリス?顔近いよ?」
 クリスが下から俺の肩を掴んで顔が近くなっている

クリス「なっ///」
 クリスが手を離し、俯いた。

伊吹「翼...これがデレだ」
 俺の真剣な眼差しに答えたかの様に

翼「成る程...これがデレというものか」

 翼はクリスを見つめ、俺もクリスを見つめた。
 ツンデレって希少価値だと思います。
 ツインテールってアニメだと大体ツンデレですから、
 ほら○Sとか、冴○ないとかに出てたよね?

クリス「な、何だよお前ら」

伊吹「いや、ツンデレツインテール何て本当に居たんだね」
翼「ツンデレツインテールとは?」

 俺は納得した
 いや、本当にツンデレツインテール何て難しいからね
 というか、翼は天然だと思います。 

クリス「何だよお前ら!」

伊吹「クリスの性格はツンデレだな」
翼「クリスはツンデレなのか?」

 ボケと天然が合わさると、凄いコンビネーションになります。
 これ本当

クリス「ツンデレ言うなああああああああ!!」

 クリスが襲いかかって来たが、
 右に避けて後ろから持ち上げた。

伊吹「ほーれ高い高い、クリスはツンデレだね」
クリス「誰がツンデレだ!」

 クリスがもがいているが攻撃は当たらず、
 俺は避けていた。

伊吹「そんな攻撃で俺ぇっ!?」

 クリスの後頭部の一撃が当たり、
 翼に向けて倒れそうになるが、
 俺は意地で左足で右に飛んだが、バケツがあり、左に飛び
 更に勢いをつけて地面に凄い勢いでぶつかった。

 ズザアァァァッ

伊吹「.....」
クリス「お、おい?どうした?」
翼「伊吹?どうした?」 

 クリスと翼が伊吹に近づき、
 伊吹の反応はなかった。

伊吹「.....」
 伊吹の顔から血の池ができていた

クリス「伊吹いいいいいいいい!?」
翼「死ぬなああああああああ!!」

 クリスと翼が伊吹を持ち、救急車を呼ばれる前に伊吹が起きた。

伊吹「顔が血まみれになっちまった」
 伊吹の顔が血まみれのまま、伊吹が立ち上がった。

クリス「大丈夫か?」
伊吹「全然大丈夫、血まみれになっただけ」
翼「大丈夫ではないだろう」

 クリスと翼は心配し、
 俺は空間移動でタオルを持ち
 空間移動で顔だけをだし、
 スプレッドで血まみれの顔を元に戻し、キュアをかけて顔の傷を治した。

伊吹「いやあさっぱりした」
クリス「顔の傷がない?」
伊吹「治した」
翼「治せるのか?」
伊吹「治せる」

 クリスは疑問に思い、翼も治せる事に疑問に思ったが
 顔が血まみれになっていたら、傷が酷い筈だと思い
 伊吹を信じた

伊吹「秋桜祭頑張れよ」
伊吹「んじゃ」

 空間移動をして、家に帰った。

 #####

 俺は何か結構でかい屋敷に入った
 今の時刻は夜

伊吹「ちわーっす配達(仮)です」

 俺は壁を蹴破り、
 屋敷に入った。

響「あれ?伊吹さん?」

 中に響、クリス、翼がいた

伊吹「こんちゃ響、なんか漫才少女に会える気がした」
 俺はあの漫才少女が居ると思い、壁を蹴破った。

響「漫才少女?」

 響が聞いてきた
 あれ?そういえばハイパーセンサー使えばいいだけだよな

伊吹「うん、何か一人は天然 そしてツッコミ」
伊吹「というかノイズ来てるよ?」

 俺の言葉に気づき、

クリス「♪~」
 クリスがシンフォギアを纏った

クリス「ばぁん」

 で、でたーーー!
 初見殺し(萌え)がでたよ!
 何人紳士を殺していったかは分からないアドリブ!

伊吹「うおっしゃあああああああ!!」
 鉄の剣を生成し、フォニックゲインを纏わせた

伊吹「緋凰絶炎衝!」

 俺はノイズの中心を斬り通り、
 斬った後に地面から炎がでてきた。
 だがノイズが再生したが、

伊吹「サイフォンタグル」
 蟻地獄のような術により、ノイズが一ヶ所に集まり

伊吹「塵も残さん!」

 もう一つ剣を生成し、両手に持ち、
 右剣に氷を纏わせ、左剣に炎を纏わせた。

伊吹「浄破滅焼闇!」
 両手を上に上げ、降り下げると炎と氷と闇の衝撃波がノイズを襲った。
 ノイズは再生しようとするが、再生できずに炭化した。
 俺は道の先を見た。

クリス(何も言えねえ.....)
響(凄い)
翼(これでも実力を隠しているのか)

伊吹「何か...来る」

 うわっ!ネフィリムか?あれ?
 気持ち悪いな

伊吹「うっわ!Gみたいな奴が来やがった!」
伊吹「あれはキモいぞ!あれはキモい!」

 ちょっ!戦いたくない!
 Gだろ!体型が!
 空間移動で時間操作だ!

 #####

 ちょっと時間ずれたけど別にいいよな
 金髪少女がイガリマを纏い、黒髪ツインテールの少女シュルシャガナを纏ってるな
 あ、クリスを金髪少女が倒した。
 ちょっとクリスに話してくるか

伊吹「ごめんな?空間移動の時間操作を間違っちまった」
 俺は響とクリスに近づき、ハートレスサークルで回復した。

響「治った?」
 うん、治った

伊吹「傷は回復しても体力は回復しないからな」

 家に帰ろうかな?
 昨日色々するから、

伊吹「んじゃ、俺は翼の傷を治してくるな」
 俺は飛んで移動したが、

?「待ってください」
 ん?この声は?黒髪ツインテールの少女がシュルシャガナを纏い、
 俺の目の前にいるんだが?

伊吹「はいはい、何かな?」

?「貴方を連れていきます」

 ..........え?どういう事?
 こんな展開なかった筈だけど?

伊吹「いやいや、連行は勘弁 秋桜祭終わってからならついていくけど?」
 クリスの歌を聞くまで俺は連れていかれないよ!

?「分かりました」
 あ、よかった
 翼を回復させる事ができる

伊吹「んじゃ」
 俺は翼に近づき、詠唱した。

伊吹「光よ集え!」
伊吹「キュア」

 俺は回復を翼に行い、
 空間移動で帰った。

 #####

翼(これは?)
 翼の体を緑の光がくっついた
 暖かくて心地いい光だった

翼(そうか...伊吹がしたのか)
翼(粋な事をしてくれる)

 #####

 突撃!隣の秋桜祭!
 ↑は気にするな

 今日は秋桜祭
 クリスの歌を聞けるし、食べ物を買える
 さて!行くとしますか

 #####

伊吹(うまいもんマップ?)

 俺は渡された紙を見て店の確認をし、
 食べ物の種類を見ていた。
 ん?アクアパッツァって.....独特な思想だな

 俺はアクアパッツァを売っている店に行こうか悩んだ
 あれ?金髪少女と黒髪のツインテールの少女達がいるな。
 たぶん俺を連れていくのは最後だから調査だな。

作者(もう金髪少女じゃなく切歌にして、黒髪のツインテールの少女じゃなく、調にするか)

伊吹(東京コロッケ買ってから隠れて見るか)

 #####

調「私達の任務は、学祭を全力で満喫する事じゃないよ?切ちゃん」

 調の的確な言葉にうぐっと心に突き刺さる切歌
 確かに任務は調査、そして伊吹を連れていく事

切歌「わ、わかってるデス」
切歌「これもまた、捜査の一環なのデス!」
調「捜査?」

 調の質問に待ってました!と言わんばかりの顔をしていた。

切歌「人間誰しも、美味しい物に引き寄せられる者デス」
 そう言い、うまいもんマップを出した。

切歌「学院内のうまいもんマップを完成させる事が」
切歌「操作対象の絞りこみに有効なのデス!」

 切歌の笑みに対照的に調はジト目をしていた。
 捜査の事とは、関係ないと訴える視線に切歌は折れ、

切歌「心配しなくても大丈夫デス」
 調の視線から目をそらし、直ぐに真剣な顔になった。

切歌「この身に課せられた使命は、1秒だって忘れていないデス」

 -回想-

ウィル「アジトを押さえられ、ネフィリムを成長させるのに必要なエサ」
ウィル「聖遺物の欠片もまた、二課の手に落ちてしまったのは事実ですが」

ウィル「本国の研究機関より持ち出したその数は、残り僅か」
ウィル「遠からず、補給しなければなりませんでした」
 ウィル博士が前髪を国民的アニメの花○クンがたまにやる行為をしていた

マリア「分かっているのなら、対策をまだ考えているという事」
ウィル「対策などと、大げさな事は考えていませんよ」

ウィル「今時聖遺物の欠片何て、そこら辺にゴロゴロ転がってますからね」
 調と切歌のペンダントを見た。

調「まさか、このペンダントを食べさせるの?」
 調が驚き、ウィル博士は否定した。

ウィル「とんでもない」
ウィル「こちらの貴重な戦力であるギアをみすみす失わさせる訳にはいかないでしょう」
 
マリア「だったら私が、奴らの持っているシンフォギアを「それは駄目デス!」」
 切歌の声に驚き、切歌と調の方を見た。

調「絶対に駄目」
 調が立ち上がり、

調「マリアが力を使うたび、フィーネの魂がより強く目覚めてしまう」
調「それは、マリアの魂を塗りつぶしてしまうと言う事」

調「そんなのは、絶対に駄目!」
 
マリア「二人共」
 調の説得にマリアは悩んだ

ウィル「だとしたら?...どうします?」
 ウィル博士の質問に切歌も立ち上がり、

切歌「あたし達がやるデス!」
切歌「マリアを守るのが、あたし達の戦いデス!」

-回想終了-

切歌「とは言ったものの、どうしたものかデス」
 調が何かに気づいた

調「切ちゃんカモネギ!」
 調が小走りをし、切歌が止めた。

切歌「作戦も心の準備もできていないのに、カモもネギもないデスよ!」

 そして、柱の影に隠れて翼を調査していた

翼(?)
 翼は誰かついてきている気がして、後ろを向いたが、
 誰もいなかった。

切歌「こっそりギアのペンダントだけを奪うなんて、そんな事無理デスよ」
調「だったらいっそ、力ずくで」

 調がペンダントを握り、力ずくで奪おうとしたが、
 翼は警戒しながら歩いて行き、
 走ってきたクリスにぶつかり、二人共転けた。

クリス「いってー」
翼「またしても雪音か、何をそんなに慌てて」

 翼が聞くと前と同じ理由だった

クリス「追われてるんだ!さっきから連中の包囲網が少しずつ狭められて!」
 クリスが必死に説明し、翼も同じだった。

翼「雪音も気づいていたか」
翼「先刻より、私を監視するような視線を感じていた所だ」
 翼とクリスは立ち上がり、

切歌「気づかれていたデスか」
 切歌は危ないと思い、移動しようとすると、

?「見つけた!雪音さーん」
?「お願い!時間がないの!」

 #####

伊吹(さてと、どうなるかな?)
 音楽が始まり、クリスはとても緊張していた。
 そして、徐々にクリスは、とても楽しそうに歌い

伊吹(心に響く歌だなあ)
 俺は少し、涙がでそうになった。
 そして、曲が終わり、拍手喝采が起きた。
 俺も拍手をし、感動した。

伊吹(本当にいい歌だったな)

司会者「さあ!次の挑戦者は!」
司会者「飛び入り参加も大歓迎ですよー!」

 司会者の言葉に

切歌「やるデス!」
 切歌にライトが当てられた

クリス「なっ!あいつら!」

調「チャンピオンに」
切歌「挑戦デス!」

 #####

司会者「それでは歌って貰いましょう!えーっと?」

調「月読調と」
切歌「暁切歌デス!」

 ん?ノイズが出たな
 どれ、反応のある場所に行くか。
 歌が聞けないのは残念だけど、仕方ない。
 行くか

 #####

ウェル「おや?」
 ウェル博士が3人の子供を見つけて、近づいた。
 ソロモンの杖を使い、ノイズを召喚した。

伊吹「止めろよ」
 俺が両拳でノイズを炭化させ、ウェル博士に近づいた。

伊吹「次、こんな事をしたら...殺す」
 鞘から刀を抜刀し、ウェル博士の首に近づけた。

ウェル「おやおや、怖いですね」
 ウェル博士がそんな事思っている筈はない

伊吹「痛みを感じる間もなく、殺してやろうか?」
 俺が少し力を出すと、

ウェル「それは駄目ですね」
ウェル「私にはやるべき事がありますから」

伊吹「無駄な殺生はしたくないが、お前は別だ」
 俺は殺気を出し、ウェル博士を警戒した。

ウェル「殺される訳にはいかないので、帰らせて貰います」
 ウェル博士は帰っていった

伊吹「胸糞悪い」
 俺は後に、子供3人に口止めをした  
 そして、金の延べ棒を子供3人に渡した。
 もしこの事を言ったら、今見た記憶と聞いた人の聞いた記憶を消させてもらう。
 更に口止めをした。

 そして、俺は帰った




 
 

 
後書き
皆さんGって何だと思いました?
9/17修正しました 

 

16話 孤高の狂戦士

 
前書き
 サブタイトルの意味は、そのまんまです 

 
伊吹「はぁ...」
 俺は欲求不満だった
 戦いで、楽しめずに戦えていないから
 もう、俺は愚かな狂戦士だ。
 戦いがつまらない。
 何もかもがつまらない
 ああ、ツマラナイ
 ナンデ、ダレモツヨクナイ?
 アア、ソウカ、サガセバイイ
 カツボウスレバ
 テニハイルノダカラ

-スキルが特殊解放されました-
 <愚かな狂戦士>(ステューピッドバーサーカー)
 [防御破壊者](シールド・オラ・グランデ)
 [死双剣](デュアリックダブルソード)
 [連鎖爆発](チェインエクスプロージョン)
 [???]

 そして、伊吹のような何かが空間移動をした。

 #####

伊吹?「アア、オモシロソウダ」
 伊吹?は、響が戦っている所に走って行った。

 響はウェル博士の言葉に動揺し、ネフィリムに左腕を食べられそうになったが、
 伊吹?がネフィリムを殴り飛ばした。

響「伊吹?」
 響が伊吹を見ると、伊吹ではなかった。
 全身が黒く、目だけは白かった。

伊吹?「・・・タノシマセロ」
 伊吹?はそう言うと、
 1秒もかからず、ネフィリムの真正面に立ち、伊吹?の背中には剣が浮いていた。
 片方は黒く、片方は白く、
 伊吹?が一瞬でネフィリムを打ち上げ、
 ネフィリムの周りには100はある剣がネフィリムを囲っていた。

伊吹?「ゼツ・・・」
 100はある剣がネフィリムの体に刺さり、爆発した。

ウェル「や、止めろ!止めるんだ!」
ウェル「ネフィリムはこれからの世界に必要不可欠な物」
ウェル「それを!それを!」
 ウェル博士は顔が歪んでいた。

伊吹?「コノテイドカ?」
 伊吹?は穴だらけになり、動かなくなったネフィリムを見て、残念そうに思った。

伊吹?「ナラバ、クルシムヒマヲアタエヌノモジヒカ」
 伊吹?がエンシェントノヴァで跡形もなく消し飛ばした

翼「どうしたというのだ、伊吹!」
 翼は拘束型のノイズに拘束されながら、言った

伊吹?「・・・ダレダ?」
 伊吹の言葉に翼は動揺した

翼「私の事を忘れたのか?伊吹」
 伊吹の言葉を信じられなかった。

伊吹?「シラナイ...オマエノコトナドシラナイ」
 伊吹?の言葉に深くショックを覚えた。

伊吹?「ダレナンダ?オマエハ?」
翼「私は風鳴翼!覚えていないのか!」

伊吹?「モウイイ・・・オマエノコトナドドウデモイイ」
 翼はひどく悲しみを覚えた。

伊吹?「サア・・・ハジメヨウ」
 伊吹?は、やって来る力に構えた

ウェル「うああああああああ!!」
 ウェル博士が錯乱し、ソロモンの杖を伊吹の方に、射った。

伊吹?「ジャマヲスルナ」
 伊吹?は召喚されたノイズを鞘で蹴散らし、ウェル博士の所に移動した。

伊吹?「キサマハコロサナクテハイケナイキガスル」
 伊吹?がウェル博士に刀を降り下ろそうとしたが

伊吹?「ヤメダ・・・オマエナドコロスカチモナイ」
 伊吹?が刀を鞘に戻し、ウェル博士の腹を殴った。

伊吹?「スコシ・・・ダマッテイロ」
 ウェル博士が倒れた

伊吹?「アイテニナルヤツハモウクルカ」
 響は伊吹?の方に走り、

響「伊吹!何でこんな事を!」
伊吹「ジャマヲスルナ」
 響の言葉は伊吹?の心には届かず、膝蹴りをくらい、頭を掴まれ投げられた

 <クロックアップ>
 突然、伊吹が殴られ、そして、蹴り飛ばされた。
 
 <1.2.3>
 どこからか電子音声が聞こえ、

 「ライダー......キック!」
 <ライダーキック>

 伊吹?の体が、くの字に蹴り飛ばされた。
 <クロックオーバー>

伊吹?「ガハッ!」
 伊吹?は何度も転がった

伊吹?「イイゾ!ジツニイイゾ!」
 伊吹?は胸の骨が肺に刺さっていたが回復詠唱をした。
 キュアを自分にかけ、治した。

勇治「伊吹!何をやっている!!」
 勇治が伊吹?に怒鳴ったが、伊吹?の顔は黒く隠され、見えなかった。

伊吹?「タタカオウ!タノシモウゾ!」
 伊吹?は勇治の真上にナイフを作り、勇治に落ちてきた。

伊吹?「タノシイ!ジツニタノシイ!」
 勇治はナイフを避け、伊吹?は更に距離を詰めてきた。

勇治「伊吹!どうしたんだ!何故こんな事をする!」
 勇治は伊吹?を殴り飛ばしたが、伊吹?は飛ばされた勢いで空間移動をし、
 勇治の後ろに回り込み、鞘から抜刀した。

勇治「がっ!」
 勇治のアーマーが傷ついた。

伊吹?「マダオワラナイヨナ!」
 伊吹?は背中に浮いている二つの剣を操作し、攻撃した。

勇治「これでは・・・くそ!」
 勇治が剣を弾いても、攻撃を止めない。
 勇治は、伊吹があの剣を操作中は動けない筈だと思い、
 近づいたが

伊吹?「ウゴケナイトデモオモッテイタノカ?」
 伊吹が刀を勇治の体に右斜めに切り、蹴り飛ばした。

勇治「仕方ない.....あれを使うか!」
 勇治は、ライダーベルトにセットされているカブトゼクターを外し、勇治に戻った。

勇治「うおおおおおおおおお!!」
 勇治の体がヘルヘイムの植物に覆われ、
 ロード・バロンに変身した。

勇治「これで!お前を止める!」
 勇治がヘルヘイムの植物を操り、
 伊吹?を止めようとした。

伊吹?「コレハ?」
 伊吹の四股を固定した

勇治「これで決める!」
 勇治が右足で踏み込み、
 更に左足で踏み込んだ瞬間に、
 伊吹?の腹に右拳が当たった。
 そして、右足を踏み込み、左拳でもう一撃放った。

伊吹?「ガハッ!!」
 伊吹?の内臓が潰れ、伊吹?が大量に吐血した。

 勇治は16秒能力を使った為、膝を地面に着き、息を荒くしていた。
 15秒が限界だった能力を1秒超えてしまった為に、疲労困憊していた。

伊吹?「フフッ ゴフッ!タノシメタ」
 伊吹は吐血しながらも回復詠唱を唱え、内臓を元に戻した。

伊吹?「コノママデハカラダガモタナイ カエラセテモラウ」
 伊吹?は空間を開き、空間を通っていった。

 勇治は医療班によって治療を施された
 身体に異常はないが、筋肉の疲労等で休暇をとらなければいけなかった
 
 #####

伊吹?「グフッ!」
 伊吹は山の上で吐血していた。

伊吹?「ダメージハモドラナイカ」
 伊吹?は回復する為に、山で眠った

 #####

 特異災害対策機動部二課の全員は驚いていた

弦十郎「何があったんだ...伊吹君」
 弦十郎が、伊吹の異変を見て、そう感じた

響「いつもの伊吹じゃありませんでした」
 響が悲しそうに言った
 伊吹を止めると膝蹴りを放たれ、頭を掴まれ投げられた
 響はその瞬間何がおきていたのか分からなかった
 理解した頃には痛みが襲ってきた。
 優しい伊吹じゃなかった
 
翼「あれは伊吹だったのか?」
 翼の言う事はその通りだ
 あれは、伊吹であって伊吹ではない。
 全身が黒くなり人間の面影はなく、目だけは白い、化け物だった
 はたしてそれを、人間と言えるのか?
 人間とは言えない。
 傷だらけになっても戦う狂戦士だった

クリス「......」
 クリスは起きたときには
 伊吹の全身が黒くなっていて、勇治と戦っていた所だった
 何故伊吹があんな姿をしているのかが分からなかった
 そして、勇治が怪物に変身し、植物を操り、伊吹を殴り、更にもう一撃を放っていた
 伊吹が大量に吐血し、勇治が動けなくなっていた。
 そして、伊吹は傷を治し、どこかに空間移動をした。
 
弦十郎「伊吹君は操られているのか?」
クリス「あいつに限ってそれはねえ!」

 弦十郎の考えに否定をしたクリス

クリス「あいつは...やわじゃねえ」
 クリスの声に納得をした。

 ルナアタックを止めた男だが、止めた事は極秘にしている
 世界から勧誘や、説明など、恨みを買うからだ

弦十郎「すまない」

 #####
 
 

 
後書き
伊吹の心が歪み始めました
8/13修正しました
8/17修正しました 

 

17話 クロイ生き物 光と影

 
前書き
心の闇と、愚かなスキル 

 
伊吹?「アアヤツトタタカイタイ」
 伊吹?は目を覚まし、

伊吹?「モットダ...モットダ!」
 伊吹?は叫び、フォニックゲインを放出した。

伊吹?「ウオオオオオオオオオオオ!!」

 -スキルが特殊解放されました-
 [力の暴走]
 [暴星]
 [無限の創製]
 [絶望の愚神]
 [修羅ノ道] 

 #####

友里「山の付近から超高レベルのフォニックゲインを感知!」
弦十郎「何だと!」
 弦十郎は勘づいた
 伊吹君ではないかと

響「私、行ってきます!伊吹を元に戻します!」
 響が走り、クリスと翼と共にエレベーターに乗った。

弦十郎「待つんだ三人とも もしかすれば彼処にいるのは伊吹君であって、伊吹君ではない事を忘れるな!」
 弦十郎の忠告に三人は頷き、エレベーターに乗り込み上がって、ヘリで現場に向かう。

 #####

伊吹?「..........」
 伊吹?は動きもせず、空を眺めていた

響「伊吹さん!」
 響達が山に到着した

 伊吹?はゆっくり振り返ると

クリス「嘘だろ...」
翼「もう...人ではないというのか」
響「嫌ですよ!こんな事!」

 伊吹?の顔は、右目だけが白く、
 背中には黒く巨大な翼が生えていた。
 全身が黒く、黒いオーラが波打っていた。
 額には赤い目があり、
 右腕は槍を中心に刀や剣が混ざっていて、
 左腕には巨大な黒い爪がついていた。

伊吹?「₩£°”„«“‚¿¡¬¬¹!」
 人間には理解できない言語でしゃべった。

伊吹?「·№“”›»€³ª×¡¿!!」
 伊吹?は響に突進をし、響は避けた

伊吹?「§»½₩»”“ª°º¬·µ¦」
 伊吹?は右腕を伸ばし、武器などが、延びていた。
 支えあいながら、翼に向けて、延びていった。

伊吹?「@£›€«µ¢‹^|’₩§!!!」 
 伊吹?の攻撃が止まり、伊吹?は頭を抑えていた
 何が起きているのかは、誰も分からなかった。

伊吹?「£€¦³¼₩§»½№¦·¡¡×›¤!!!」
 伊吹?から伊吹が分裂した

伊吹「ああーやっと出られたよ」
 ああもう、スキルに追加されていた
 No.83欲望の愚神
 のせいで意識をとられちまったんだよな

伊吹「あーごめんごめん、意識を乗っ取られてた」
響「伊吹ー!」
 響が抱き締めてきたが、シンフォギアを纏っているから、首が痛い
 あれ?なんで力が強くなってるんだ!?

伊吹「ちょ!ギブギブ!首折れる!首折れるからあああああ!?」
 本格的なんだが!殺そうとはしてないと思うけど!?

響「あ!ごめんごめん」
 よかった 首を取られるかと思った

伊吹「こいつが自分の意識より、力を選んでくれたおかげで脱出できたよ」
 意識を選んでいたら、どうなっていたか

伊吹「引導を渡してやるよ」
 俺の分身もどき
 こいつは馬鹿だから倒しやすいな
 所詮意識がない、猿以下の知能の獣だからな
 こいつは雷斬衝で暴星バリアを削げばいいだけだしな

伊吹?「§¼½₩ª×¡~„”¿¿!¤÷‹¢›‚!」
 何言ってんの?こいつ
 意識ないから、ノイズではないな

伊吹?「一撃で葬ろう」
 伊吹は伊吹?に雷斬衝を放ち、暴星バリア削いだ

伊吹「エンチャントダメージ FOE」
 エンチャントダメージで攻撃力を1.25倍にして、
 相手の防御力を50%減少させ=37.5になる筈

伊吹「デモンズランス!」
 空中に飛び、手に闇の槍を作り、投げた
 デモンズランスとは闇の上級呪文でもある

伊吹?「§ª¡ºµ¹²¿¢³€«!!」
 必死に止めているがもう手遅れだ
 デモンズランスが伊吹?の体に突き刺さり爆発した

伊吹「弱っ!」
 いや、どうせならブルーアースまでの攻撃は耐えると思ったけど!?
 劣化分身だからかな?
 やっぱり暴星バリアさえなければ勝てるんだよな

翼「一体どれ程の力を隠している?」
 翼が溜め息をつきながら言った

伊吹「リミッターをつけてるよ?」
 俺の言葉に全員が硬直した

クリス「もうお前だけでいいよな」
 酷い!心に突き刺さる!

響「あはははは」
 何か言ってよおぉぉぉぉぉ!?

翼「私は防人だ、戦いはこの身が折れても戦い続ける」
 おお!かっこいい!

翼「だが私は必要なのか?」
 翼が崩壊してる!?
 緒川さんメンタルチェックカモオォォォォォォン!!

 #####

伊吹「迷惑をかけました!すみませんでしたああああああ!!」
 俺は特異災害対策機動部二課の皆に謝った

伊吹「というわけで皆さんに金の延べ棒をプレゼントォォォォォォォ!!」
 全員の手に一瞬で金の延べ棒を置いた

伊吹「純度100%の金です!どうぞ受け取ってください!!」
 俺は渡したら空間移動で帰った

全員(嵐のような(やつ)だった)
 二課のほとんどの人がそう思った



 
 

 
後書き
FOE便利すぎる
8/16修正 

 

18話 ホワタァァァァァァ!

 
前書き
サブタイトルは・・・気にするな! 

 
 ・・・暇だ
 何もやる事がない
 スカイ・・・何だっけ?
 ゲームはインクばしゃばしゃしてたら勝てるし
 スカイ何とかはノイズに襲撃されたみたいだ
 今日は何もやる事がない・・・・・

 プルルルル プルルルル プルルルル

 え?
 よっしゃああああああああああ!
 暇じゃなくなるぜえええええええ!!
 弦十郎さんからか

弦十郎「伊吹君、気分転換に体を動かすのはどうかね?」
伊吹「5秒後に行きます!!」

 うおおおおおおおおおおおお!
 俺はクローゼットからジャージを取りに行くまで1秒
 ジャージと靴を着るのに2秒
 空間移動で着くのが1秒

伊吹「どうも!こんにちうえばぎごぜぇ!?」
 俺は空間移動すると、勢い余って顔を壁に頭が突き刺さった

一同「伊吹ーーーー!!(君)」
 悲鳴などが特異災害対策機動部二課に響いた

 #####

 1:ランニング

伊吹「うおおおおおおおおおおお!」
クリス「速く走りすぎだ!」
弦十郎「いいぞ!伊吹君!」
響「負けないーー!!」
翼「状況がおかしいぞ」

 2:腹筋しながら水汲み

伊吹「いやっほおおおおおおおおおおい!」
響「これで!」
弦十郎「まだまだやるぞ!」

 3:縄跳び

伊吹「残像を作るぞおおおおおおおお!!」
クリス「凄え!本当に残像ができてる!」
響「私もーーー!」
翼「残像か」
弦十郎「次!行くぞ!」

 4:体の精密なコントロールの練習

伊吹響「「メンチッ!!」」
クリス「うわあああああ!痛っ!」
翼「・・・(集中)」
弦十郎「まだだ!次!」

 5:肉サンドバッグ

伊吹「貫け!鉄拳!」
響「轟け!鼓動!」
クリス「何言ってんだよ、お前ら」
翼「はあっ!」
弦十郎「よし!次に行くぞ!」

 6:山登り

伊吹「雲の上にきたあああああああああ!」
響「頂上に着いたあああああ!」
クリス「はぁ...はぁ」
翼「着いたか」
弦十郎「次は休憩だ!」
クリス「マジか!」

 7:卵飲み

伊吹「旨い!」
響「生き返る!」
翼「美味しい」
クリス「気持ち悪い...」
弦十郎「次に行くぞ!」

 7:最後のトレーニング

伊吹「三散華!連牙弾!魔神連牙拳!裂震虎砲!裂震虎砲!裂震虎砲!![最初に戻る]」
響「ホワタァァァァァァ!」
翼「ふんっ!」
クリス(どいつもこいつもご陽気で、あたしみたいな奴にここは、暖かすぎるんだよ)
伊吹「獅子s獅子s獅子s獅子s獅子戦吼!!」
クリス「伊吹は黙れ!!」
伊吹「うおおおおおおおおお!ピンキストォォォォォォォォォ!!!」
弦十郎「ははははは!よし、今回は終了だ!」

 #####

 今日はソロモンの杖の奪還と、未来の救出
 という事で海に浮いています

 ライダーキックならぬ、疑似ライダーキックをさせてもらう
 はいはい、もう少し、
 今だ!疑似ライダーキック!
 足を鉄で覆い、雷を足に纏わせた
 貫け!疑似!ライダーキック!

 俺の足が装甲を貫き、ソロモンの杖の目の前に来た

伊吹「ちわーーーーーっす!強奪屋でーーーす!!」
ウェル「お、お前は」
伊吹「獅子戦咆!」
 ウェル博士の顔を獅子戦咆で殴って壁にぶつけたけど、
 別に英雄になりたいクレイジー研究者何てどうでもいいのだあああああああ!!

伊吹「そんじゃ!ソロモンの杖は貰ったよ!」
 あ、未来はどうしよう
 一回見てこよう

伊吹「壁突き破るから、直しといてね!」
 俺は壁を突き破りながら走った
 未来はいるかな?

伊吹「未来はいますかあああああああああああ!!」
 俺は壁を突き破り、走っている
 あれ?未来が下着姿でカプセルみたいな所に入ってる?
 あ、これは対策が打てない
 俺は空間移動で一時的に帰った

 #####

伊吹「ただいま!」
弦十郎「伊吹君!ソロモンの杖を取り返してきたのか!?」
伊吹「急降下蹴りで取り返してきました!」
弦十郎「すまないな、伊吹君」
 いやあ、褒めてもフォニックゲインしかでませんよ?

伊吹「ちょっと休憩してきますね」
 俺はレモンソーダでも飲みたい気分

 #####

 あー生き返る~
 レモンソーダって旨いよね~~
 んじゃ、空間移動して響と未来の戦いを見るか

 #####

 うおっ!眩しいな
 フロンティアの封印解けたのか?
 起動にはネフィリムの心臓が必要だったけど?
 クリスは翼に向けて銃を射ってるし
 仲間割れか・・・この状況で?

伊吹「よおクリス、仲間割れか?」
クリス「お前には関係ない」
 うわー心に突き刺さるなー(棒)

伊吹「酷いな、どうせソロモンの杖でも奪うんだろ?」
クリス「さあ?どうだろうねっ!」
 クリスが[BILLION MAIDEN]で攻撃してきたけど、
 そんな攻撃通じるわけがない

伊吹「敵対するのか?じゃあ・・・油断は無しだ」
 俺は機関銃の攻撃を双剣で斬り、剣を空中に30程作り、クリスに放った
 クリスは左に避け、[MEGA DEHT PARTY]で追尾式小型ミサイルを放ち、
 俺はクリスの後ろに空間移動し、背中に裂震虎砲で4M程吹き飛ばした

伊吹「遠距離型が無茶すんなよ」
クリス「ぐっ!」
 クリスが立ち上がった瞬間に回し蹴りを入れ、吹き飛ぶ前に右足を掴み、地面に投げた

伊吹「その程度か?」
クリス「邪魔をするな!」
 クリスがクロスボウガンで俺を射つが、
 俺はクロスボウガンを掴み、壁に投げた

伊吹「眠っとけ」
クリス「うっ!・・・」
 クリスの腹を殴り、シンフォギアが解け、俺は響と未来を回収し、空間移動で帰った

 #####

クリス「ここは?」
伊吹「ん?起きたか」
 ったく、無茶な事を考えやがる
 ウィル博士を騙してソロモンの杖を奪う考えなんて
 ちょいと頭の中の考えを見せてもらった

伊吹「ソロモンの杖を強dじゃなく、奪還してきた、クリスが囮にならなくてもいいのに」
クリス「はあっ!?取り返してきたのかよ、というかなんであたしの考えを!」
 クリスが驚いてるな
 まあ、クリスがやらなくても俺がやるんだけどね

伊吹「頭の中の考えを見せてもらったんだよ、俺に頼んだら一分以内に戻ってくるのに」
クリス「余計な事を」
伊吹「まあいいじゃん、それより、ネフィリム退治に行くぞ」
 空間移動でクリスを連れていった

 
 

 
後書き
この作品は勢いで進みます
G編は後一話か二話位です 

 

19話 撃槍ガングニール

 
前書き
伊吹が大暴れ? 

 
クリス「あいつは!」
伊吹「ネフィリムか」
 俺達の目の前には巨人のような姿のネフィリムがいた
 ちなみに俺の右手にはソロモンの杖がある
 弦十郎さんから「持っていけ!」と言われて持ってきた

響「伊吹!クリスちゃん!」
 ネフィリムと戦っている響と翼がいた

伊吹「手助けに来た!クリスもな!」
クリス「はあっ!?何で...ああもう!分かったよ!」
 クリスがシンフォギアを纏い、戦いを始めた

伊吹「おらっ!双針乱舞!」
 双剣で柔らかい所に踊るように連続攻撃をした
伊吹「もういっちょ!」
 追撃の蒼波刃を放ち、ネフィリムは怯んだ

伊吹「今だ!」
 俺の合図に翼の蒼ノ一閃を放ち、クリスはMEGA DEHT PARTYを追撃で放ち、
 響が右ストレートをネフィリムの胸に放った

伊吹「あんま効いてねえな」
 やはり柔らかい所しかダメージないのか?

伊吹「避けろ!響!」
 ネフィリムが腕を伸ばし、響を殴ろうとしたが
 腕が切歌の攻撃で切断された

伊吹「ナイス攻撃!漫才少女!」
 サムズアップを切歌に向けてした

切歌「漫才少女じゃないデス!」
 顔が怒っている

調「落ちついて切ちゃん、私達は二人で一つだから」
切歌「し、調!」
 おお、感動的だねえ

調「私達の漫才名はイガリマ×シュルシャガナ シュルシャガナ×イガリマのどっちにする?」
切歌「調えええええええええ!?」
伊吹「シュルシャガナ×イガリマでいいと思うが?」
調「そうかな?」
伊吹「そうだよ!」
伊吹・調「「気が合うな(ね)」」
 調と握手をした
 気が合うな!本当に! 

伊吹「おっと危ない」
 ネフィリムが炎の弾を口から出してきた
 炎には水って言われてるけど

伊吹「炎対決だああああああああああああああ!!」
 炎には炎!

伊吹「ブラドフランム!」
 炎の化身を呼び出し、炎の弾を殴った
 炎の弾は爆発し、炎の中から俺が出てきた

伊吹「ゴリ押しだああああああああああああ!」
 ネフィリムをブラドフランムで連続で殴り、上にかち上げ、

伊吹「ブラドフランム・アサルト!」
 ブラドフランムと共にネフィリムを蹴り、
 ネフィリムが地面に着くと同時に大爆発ができた

伊吹「決まった」
 着地し、ネフィリムを見ると

伊吹「そんなに効いてなかった?」
 おかしいな?Lv.3秘奥羲何だが?
 まあいいや、ん?何やってんだあいつら?

 シンフォギアを纏った響達が手を繋いでいた
 白い結界ができてるし、
 うお!限定解除のエクスドライブになった?
 え?俺の体も光って・・・何だこれえええええええ!?

 俺の体は黒色と黄色と青色と赤色の装備だった
 両手は黄色と黒色が螺旋状になり、
 上半身は赤と青がクロスしていて、黒色のアーマーがあり、
 下半身は黄色が主にになっており、右足は赤、左足は青だった

伊吹「力が・・・溢れてくる!」
 体の底からダムの放水のように力が湧いてきた

伊吹「撃槍ガングニールゥゥゥゥゥゥ!!」
 俺の右手に黒色の槍、左手には黄色の槍が出てきた

響「ガングニールが二つ!?」
マリア「奇跡ね・・・」
 俺にもよく分からん!
 けど、ネフィリムは倒させてもらう!
 あれ?槍が?

 俺の手から槍が消えた

伊吹「何でだ!?」
 しかし、槍がもう一度現れた
 響達がネフィリムを倒し、虹色の竜巻ができた

伊吹「背中に二本!?」
 背中に何故か青い槍と赤い槍があった
 手に二本、背中に二本
 どうなってんの?

 #####

 ネフィリムが消えた後に
 ネフィリムが再生した
 フロンティアを吸収したのか!

伊吹「これ、地球に落ちると終わりだな」
 1兆度とか、熱いとか、そんな問題じゃねえ
 地球が大爆発するな
 ちなみにソロモンの杖はクリスに渡した
 これでバビロニアの宝物庫を開ければいいな
 あ、クリスがソロモンの杖でバビロニアの宝物庫を開けた
 エクスドライブモードって凄いな
 さて、少し手伝うとしますか!

伊吹「これでもくらえ!」
 右手の黒い槍を投げると、

伊吹「は?」
 槍の先から3000の光の矢がでてきた
 光の矢は、ネフィリムに吸収された
 黒い槍は戻ってきたけど
 どうしようかな?

 ~考え中~

 そうだ!俺のフォニックゲインでバビロニアの宝物庫を開ければいい!

伊吹「ソロモンの杖借りるよ!」
マリア「分かった!」
 マリアがネフィリムに捕まっているが、俺にソロモンの杖を投げ、俺はソロモンの杖を使い

伊吹「拡大しろよ!」
 ソロモンの杖に少しフォニックゲインを入れると
 バビロニアの宝物庫が二倍位拡大した

翼「やはり、ただ者ではないという事か」
クリス「まあ、あいつだしな」
響「伊吹だからね」
 扱い酷いと思います

伊吹「今助けるよ!マリア!」
マリア「呼び捨て!?」
 青色のガングニールと赤色のガングニールでマリアを拘束していた触手を切り裂き、マリアを救出した

伊吹「危なかった」
マリア「助かったわ、ありがとう」
切歌・調「「マリアー!」」

 マリアが無事なのを確認し、俺はネフィリムを見た
 
伊吹「じゃあな、ネフィリム・・・さよならだ!」
 俺はソロモンの杖をバビロニアの宝物庫に投げ、バビロニアの宝物庫の空間が閉じた



 
 

 
後書き
次の投稿は9時です
8/18修正、更に修正 

 

20話 後日談

 
前書き
G編の後日談 

 
フロンティア事変から数日後・・・

 F.I.Sの構成員のウェル博士と切歌と調とマリアは逮捕・拘束され、
 口封じの為に、ウェル博士、切歌、調、マリアを死刑適用を進める米国政府だったが

 そこで、外務省事務次官の賢仁さんによって、
 月落下の情報隠蔽等、俺の存在を知る米国政府の上の奴等に俺がちょいと話をすると、

 ウェル博士と切歌と調とマリアの罪状は消滅
 米国政府は月落下の情報を頑なに情報開示と捜査介入を拒否した
 日本政府もそれ以上は追及はしなかった
 結論に至ると、F.I.Sという組織は存在しないという結論になった
 ありもしない組織がテロ行為などできるわけがない
 俺の言い分に米国政府は渋々納得し、ウェル博士、切歌、調、マリアを無罪にしてもらった

伊吹「こういう感じだな、簡単にすると」
 俺はフロンティア事変の事を自分で書いていた
 こういう事を書いてると、懐かしく思えるんだよね

伊吹「さあ!行くとしますか!」
 俺は荷物を持ち、外に出た

 #####

未来「そういえば響、転校生が来るみたいだよ?」
響「本当に!未来!ここのクラスだよね!」
未来「落ちついてよ響、確かにここだよ」

先生「今日は転校生が来ています、あれ?何処?」

伊吹「こんにちはーーーー!!」
 俺が勢いをつけ、空いている窓から体を丸め、教室に入った
 学校は、久しぶりだ

響「伊吹!?」
未来「何でここに?」
 響と未来が立ち上がった

伊吹「いやあ、国から色々ね」
伊吹「いい忘れてたけど、俺の名前は伊吹、名字はないけど、17歳だ」
伊吹「これから宜しくお願いします!」

 一瞬の沈黙・・・

女子「「「イケメンーーー!!」」」
 うおおおおおおお!?
 耳が!耳が痛い!痛いよ!!
 え?何か女子の大群がこっちに・・・

女子「伊吹君「どんな」「好きな人は」「エンダアアアアアアアアア!」」
 おうふ、もう駄目だあ・・・おしまいだあ
 俺は意識を失った

 #####

伊吹「桃栗三年!?」
響「柿八年!」
未来「何言ってるの?」
 未来のツッコミが決まった
 何で桃栗三年って言ったんだ?

伊吹「俺は意識を失ったのか?」
未来「急に皆の前で倒れて、皆が驚いてたよ?」
響「伊吹が急に倒れる何て、びっくりしたよ」
 何か申し訳ない

響「それより、何でこの学院に?」
 その事か

伊吹「それはな、弦十郎さんが「伊吹君は知識を学んで遊べ!」と言われた」
 楽しいなら、別にいい

伊吹「まあ、これからよろしく!」

 #####
 2時限目終了

翼「伊吹?どうしてここに居るんだ?」
 翼がこのクラスに来た
 俺はこの学院に来た事を話した

翼「成る程、そういう事か」
 翼は納得し、俺は翼と色々話し、授業のチャイムが鳴る前に翼は帰って行った

 #####
 4時限目終了

 この学院は、自由に食べに行けるようだ
 女子の大群が押し寄せてきたが
 何故か喧嘩し、俺はその間に外に逃げた

伊吹(危なかった、あれはクリスか?)
伊吹「おーい!クリスー」
クリス「ん?って!何でここに居るんだよ!」
伊吹「飯、食おうぜ」
 俺は弁当箱を二つ出した

クリス「案外味は悪くないな」
伊吹「それはよかった」
 クリスと一緒に木の下に座り、弁当を食べた

 #####
 放課後

響「伊吹ー!一緒に帰ろう!」
未来「今日は町の事を詳しく知ってもらえるいい機会だから、行こう」
 響と未来と共に町を詳しく教えてもらった

 #####

 充実した毎日だ
 今日は楽しかった



 
 

 
後書き
G編終了!
8/18修正 

 

竜二の過去:1

 
前書き
大丈夫ですよね? 竜二覚えていますよね? 

 
 竜二side out

 ここは?
 俺、水上竜二
 俺は死んだ筈

 この世界は何だ?
 ここは?砂漠なのか?
 俺は砂漠のような場所に居た
 ここは何処なのか分からない
 何故か恐怖心が出てくる
 竜二の背中にはリュックサックがあり、500mlの水が入ったペットボトルが7本あった
 
 俺は水上竜二だよな?
 水上竜二という名前以外思い出せない

 まあ、いいか

 #####

 俺はピラミッドのような場所に来た
 何だろう?とても懐かしい
 竜二はこのピラミッドにとても懐かしい気分になった
 記憶はないが、このピラミッドで何かをしたかもしれない

 気になり、ピラミッドの中に入って行った

 #####

「壁絵?」

 上を見ると、仮面を被った赤い戦士が怪物と戦っていた
 黒い仮面を被った戦士もいた

 この絵に疑問に思いながら進んでいった
 何で五つの柱が?

 一つの柱を囲むように、四つの柱が正方形の形になっていた

「柱...柱だ.....柱に触れろ...」

 中心の柱に触らなくてはいけないと思い、
 中心の柱に近づき、柱に触れると

「これは?」

 突然、腰には鉄で作られたベルトが装備されていた
 中心には鉄柵の中に風が吹きそうな機械があり、
 右から水色、赤色、緑色、紫色のスイッチがあった(赤と緑の間にはベルト)
 左脇腹辺りには黒いスイッチがあり、右脇腹辺りには赤いスイッチ

「これは、そうだ!超変身!」

 左脇腹のスイッチを肘で押す瞬間に、金色のパーツが突然中心に出現し、ベルトに付けられた

「あがっ!ぐぎ!?」

 スイッチを押した瞬間に、全身の骨を全て折られている気分になった
 全身の毛が逆立ち、胃が全て逆流する気分になった
 苦痛、不快、怒り等が体の底から溢れでてくる感じだ

「うおおおおおおおおお!!」

 その不快感に打ち勝ち、変身が完了した
 両目は赤く、金色の角が両方あり、膝には黒い玉が埋め込まれており、
 雷のような金色と黒色の仮面ライダーに、竜二は変身した

「こ、これは?」
 ベルトの中心の機械がなくなり、中心に黒い色のコアができていて、
 機械を覆うように金色のパーツが付けられていた

「ああ、疲れた」
 
 体から力が溢れてくるが、それよりも疲れが溜まった
 無理もない、さっきまで拷問より酷い不快感や痛みを味わったのだから

「これからどうしよう?」

 それもそうだ
 リュックサックには500mlの水が入ったペットボトルが7本
 辺り一面砂漠、この状況をどう打開する事ができる?
 考えたが思いつかず、ピラミッドの中を探索しようと思った

「まあ、何かあるだろう」

 何てお気楽なんだ
 この状況でも焦りもしないとは、肝が座っている
 俺は色々探索をしたが、何もなかった
 あるのは石と石盤だけ、

「もしかして?」

 石盤に手を置くと

「うわっ!?」

 石盤が右に移動し、下に階段ができた 
 石は4つあったけど、この石は持っていこう

「.....凄い」

 階段を降りると、青い魔方陣があり、魔方陣の周りには文字が光り、文字が回っていた
 その魔方陣を右足で踏むと、
 魔方陣から青い線が五本程上に上がり、天井に線が集うと半径10M程の青白い魔方陣ができた 

「これは本当に凄いな」

 感心したのも一時
 地面の魔方陣と天井の魔方陣が青く光り、空中に青い球ができた

「なんだこれ?」

 試しに青い球を触ると
 目の前が青く光り、知らない場所に着いた

「ここ何処?」

 目の前には赤いカブトムシのような仮面ライダーがいた

?「お前も仮面ライダーなのか?」
「えっ?仮面...ライダー?」

 仮面ライダーって何だ?
 俺の姿が仮面ライダー?
 俺のベルトの名前が仮面ライダー?

「えっと、名前は?」
?「勇治...天道勇治」
「えっと、大森竜二です?」
勇治「何故疑問?」
「何でだろう?」

 これが二人の仮面ライダーの出会い
 



 
 

 
後書き
続きは書くかも? 

 

21話 待たせたな

 
前書き
少しネタをぶちこんでいきながら、GX編を頑張ります! 

 
 伊吹Side

 今日も元気に登校だ
 隣には勇治がいる
 何故勇治が制服を着ながらカバンを持っているのは、

 ~時は遡り~

弦十郎「伊吹君の提案で、勇治君も学院に行かせよう」
「いいですね!」

 ひひひ、これなら勇治を囮にできるな(ゲス顔)
 俺と同じ苦痛(精神的)を味わってもらおう

弦十郎「すでに学院には申請書を出している、これでいいな」
「勇治(囮)と学院に行ける何て嬉しいですね~」

 計画通り(ゲス顔)

 ~時は戻り~


勇治「なあ、お前を本気で殴ろうと思ったよ」

 勇治が無表情で、声を震わせながらそう言った
 ハハハ、俺の苦しみ(精神的)を共に味わおう

「いいじゃねえか、共に逝こうぜ(ゲス顔)」
勇治「言い方が...まさか!」

 勇治は俺の考えを察し、逃げようとしたが
 「逃げれないよ?(無表情)」の言葉で勇治は黙り、学院にどんどん近づいた

「おっはろー」
勇治「おはよう」

 俺と勇治は門をくぐり、皆と会った
 ちなみに調と切歌も入学したよ

響「おっはよー!って勇治さん?」
未来「おはよう...転校生?」
クリス「おはようって、何で勇治が居るんだ?」
調「おはよう...新しい転校生だよ、切ちゃん」
切歌「おはようデース!あれ?そうなの?調」

「ああ、新しい転校生だ、仲良くしてやってくれ」
勇治「伊吹...お前を呪ってやる」 

 勇治がとてつもない眼力で俺を見てくる
 だがそんなの怖くとも何ともない、心の痛みに比べたら
 俺は心が折れそうになった時に助けてくれたのが響達だ
 主に響とクリスと調だ、本当に感謝してます

クリス「それより、何で勇治も入学してきたんだ?」
「そこは弦十郎さんの力のおかげ」
響「あ、さいですか」

 クリスが疑問に思い、質問をしてきた
 勇治が囮とは気づいていないな
 弦十郎さんの力と知ると、響が納得した顔をした
 改めて思うと、弦十郎さんって凄いよな
 俺は弦十郎さんのOTONAの力って凄いと思った

「まあ、おt「今、囮って言おうとしたな?」さて?何の事だろう?」

 俺と勇治の目があった、勇治の眼力は凄まじい
 伊吹と勇治の周りには赤いオーラを纏っていそうだった
 伊吹は勇治を囮だとは思っている
 少しでも精神を削られないようにする為だ
 仲間だが、勇治は仕方ない
 俺と同じ苦痛(精神)をくらえよ
 竜二をこの学院に連れていくと罪悪感が半端じゃないから竜二はなしだ

調「二人の体から赤いオーラがでているよ、切ちゃん」

 調はギャグ補正がかかっている
 伊吹と喋っていると、ギャグ補正が調に付けられた
 あれ?何で調にギャグ補正がかかってるんだ?
 その前だって「大丈夫、ただの悪」と言い
 シンフォギアを纏って別世界から来たシャドームーンをフルボッコにしてたよ
 ギャグ補正って凄い(小並感)
 切歌は伊吹と勇治を見ているが

切歌「赤いオーラ何て見えないデスよ?調」

 当たり前だけど、ギャグ補正者には見える
 そう...ギャグ補正って凄いんだ
 調が笑い、切歌に話した

調「私はギャグ補正者だから見えるの、切ちゃん」
切歌「ギャグ補正者って何デスか!?」
「考えるな」
響・調「「「感じろ!」」」

切歌「どうしちゃったんデスか!調!」
調「気にしたら負けだよ?切ちゃん」
切歌「どういう事何デスか!?」

 調の言葉に切歌は驚き、誰かの名言に合わせ、
 響・俺・調の並びでハモった
 何で響もギャグ補正者になっちまったんだ?
 二重の極みも覚えたし、伝説の龍の人の極み技も覚えたよ
 [王龍の極み]と[究極の極み]も覚えちまったよ、このビッキーには勝てねえ
 「もう響に教える事はない」と言ったら「じゃあ私は自分の限界を超えてきます!」
 その響の言葉にアイデアが閃いた

 [限界突破の極み]
 
 己の限界すらも越える究極の一撃、シンフォギアを纏った状態で放つ技だ
 感じた事のない危険を体験しなかったら[限界突破の極み]は使えない 
 ビッキーマジイケメン
 そう思った数週間前だった

響「伊吹!限界突破の極みをあと少しで覚えれそう!」
「えっ!マジで!?」
未来「限界突破の極み...響に無茶何てさせてませんよね?伊吹さん?」

 未来の笑顔が魔神の笑顔だった

「極み技を覚えさせただけだ」
クリス「あたしも極み技を覚える事ができるのか?」
「さあ?でも修行はクリスにはかなり厳しいと思うよ?」

 極み技を覚えるビッキーは強すぎる
 二重の極みからのパイルバンカー...これはひどい
 拳+衝撃+衝撃とか何なん?
 三重の極みは覚えさせてないよ?(汗)
 ビッキーなら覚えそうだけど(白目)
 まあ、クリスには厳しいかもな、クリスは近距離、中距離、遠距離のエキスパートだが
 格闘はクリスにはかなり厳しいと思う、銃の使い方はかなり上手いけど
 弦十郎さんの気分転換で、かなり疲れていたからな
 絶技ならできるかもね

響「ふふふ、実は三重の極みも覚えちゃいましたー!」
「ガハッ!?」
調「大丈夫?伊吹」
クリス「おいおい、血を吐いてるじゃねえか」
「胃に...穴が........四重の極みだけはやめてくれ」

 三重の極み覚えるとか凄すぎだよビッキー!
 もう弦十郎さんと俺しか対人戦で互角に戦えないよね
 ふう.........学院でもストレスが溜まり、二重の極みを覚えるのにたった半日、胃に傷がつき
 胃に穴が空く寸前なのに、これはひどい
 調が背中をさすってくれる、これが優しさだな
 クリスも俺の顔色を確認して、俺のカバンからティッシュを取ってくれる
 これが...優しさ(泣)

響「あれ?私何かしちゃったのかな?」
「大丈夫、色々なストレスで胃に穴が空いただけだ」
勇治「俺もいつかこうなるのか」

 勇治の顔が青ざめている
 ふふふ、俺の囮になってもらうからな
 覚悟しろよ?勇治

「保健室に行ってくる」
調「連れていくよ、伊吹」
クリス「入学して数日のお前よりあたしだろ」
調「そんなことない」
クリス「いや、そうだな」
調「な、い!」
クリス「そ、う、だ!」

「何このカオス」

 調がクリスを見上げながら言い争いをしている
 何か...ホッコリするな

(これは危ない、一人で行くか)

 保健室に向かおうとしたが
 両腕を掴まれた

調「何処に行くの?」
クリス「話してくれよ」
「オワタ」

 結局、響と未来が保健室に連れて行ってくれた

 #####

「それで、どうしてこうなった」
響「あは、あはは」
調「ごめんなさい」
クリス「.....ごめん」

 響と調とクリスを正座させた
 どうして、俺の部屋に不法侵入してるのかな?
 玄関をぶち抜いて入るかな、響?窓ガラスを割って入るかな、クリス?
 シンフォギアで天井ぶち抜いて部屋に入るかな、調?
 後で直すのは、俺だよ?財布の中が薄くなるんだよ?

「久々に...キレちまったよ」

 俺の低い声に三人は縮まった

響「ゆ、許し「駄目だ」」
調「できることな「駄目だ」」
クリス「悪かったか「駄目だ」」

 俺の言葉に三人は絶望の顔になった

「地獄を楽しもう」

 俺は全員を空間移動させた

 2時間後

響「つ、疲れた」
調「も、もう」
クリス「.........」

 ははは、どうかな?地獄の訓練は?
 伝説の龍さんも驚くかもしれない訓練だ
 重力を10倍にさせ、そこで腹筋を1000回やってもらう訓練だ
 響は大の字で後ろに倒れている、調は女の子座りをしている、クリスは前に倒れ、意識がない

「次やったら15倍で1500回な?」

響「や、やりません」
調「もうしません」
クリス「.........」

「よし、じゃあ解散」

 空間移動で俺の部屋に戻した
 クリスはどうしよう、意識がないし

「んじゃ、バイバイ」
響「あれ?クリスちゃんはどうするの?」
「起きるまで待つ」
調「変な事しないよね?」
「しないよ!俺を何だと思ってるんだ?」
響・調「「訓練ドS」」
「よし、十倍でもう一度するか」

 俺の十倍という言葉を聞いた瞬間に玄関から直ぐに出ていった
 そんなに嫌なんだな
 今の時刻は5:53か
 もうそろそろ晩御飯の時間だな
 台所に行き、冷凍したお好み焼きを自然解凍した
 2枚あればいいよな
 更に、肉屋の店主が作った豚の角煮をタッパから出した
 後はトウモロコシと何かを作るか
 
 ~伊吹調理中~

 よし、できた
 お好み焼きと豚の角煮とトウモロコシとひじき
 何か、相性が悪そうだけど気にしない

クリス「この匂いは.....」
「ん?起きたか、どうだ?クリスの分の晩御飯を作ったんだが」
クリス「腹減ったから食べるよ」

 ~伊吹とクリス食事中~

クリス「意外に旨かった」
「意外は余計だ」

 クリスが椅子に座りながらあぐらをかいていた。
 そして、つまようじで歯に挟まった食べ物を取っていた

クリス「ありがとな」
「お礼をどうも」
クリス「じゃあな」

 クリスが椅子か立ち上がり、玄関を出ていった 

 #####

 今日も苦痛(精神)の学院に行くよ
 家の前には切歌と調が居た

「おっはろー」
調「おはよう」
切歌「おはようデース!」
「相変わらず切歌は元気だな」
切歌「元気が私の取り柄デスから!」

 切歌が胸を張り、自信気に言った

調「そういえば、マリアと翼のライブがもうすぐ始まるね」
「そうか、ライブが楽しみだな」

 マリアと翼のライブか
 切歌と調はこの学院に入学できたのはマリアのおかげだ
 マリアが大人のメンツを守る為に切歌と調の生け贄になった
 切歌と調に観察官がついていないのも、マリアのおかげだ

「とりあえず学院に行くぞ」

 ~次の日~

 さてと、ナスターシャ教授の遺体を運ぶシャトルの落下を防がないと
 シャトルで響と翼とクリスが落下速度を落とそうとしている
 俺はシャトルの上に空間移動をした

「これで頼むぞ」
響「わかった!」
クリス「了解!」
翼「では、始めてくれ」

 俺が響とクリスと手を繋ぎ、クリスが翼と手を繋いだ
 俺が奏者にとって莫大なフォニックゲインを渡す技だ

 俺の受け渡しにより、響とクリスと翼から、溢れる程のフォニックゲインのオーラを纏っていた

クリス「あたしと翼に任せな!」
翼「はあっ!」

 クリスが腰部アーマーを展開し、大型ミサイルを12基生成し、
[HYPER DHET SYMPHONY]の12基のミサイルのエンジンにより、シャトルの落下速度が減少した
 翼が落下地点にある木を[蒼ノ一閃 光刃]を放ち、1秒もしない間に前方100Mの木が切られた
 俺のフォニックゲインの受け渡しによって、消費が激しい技を何回でも使える

「響!」
響「任せて!絶対止める!」

 響が地面に降りて、脚部のパワージャッキにより、シャトルを受け止めていた
 シャトルに押されているが、クリスと翼の手助けにより
 シャトルを止める事ができた

「よし!任務完了!」
響「やったー!」
翼「やはり、伊吹の受け渡しはなかなか心地いいな」
クリス「くーっ!終わったな」

「シャトルの救助を完了したよ」
弦十郎「おう!よくやってくれた!」
 弦十郎さんに確認をし、無線機を切った

響「伊吹ー!」 
「え?ぶべらっ!?」

 後ろから響の声が聞こえ、振り向くと
 抱きついてきた響だった

響「いやー、伊吹がいなかったらもっと被害がでてたよ、ありがとう!」
「ひひはらははくははせー!(いいからはやくはなせー!)」
響「あっ、ごめんごめん」
「友達に抹殺されるから、止めてくれ」

 危ねえ、未来が居たら抹殺されてた(汗)
 そんな過激な事は止めてくれよ、響
 胸に顔が埋まるのは、息ができない

クリス「お、お前なあ.....」

 あるぇー?クリスからフォニックゲインが溢れ出てるんだが
 俺は後ろを振り向くと、[HYPER MEGA QUARTET]を放とうとしてるクリスが居た

「く、クリス?そ、その武装をどうするんですかね~」
クリス「どうって?...こうするんだよ!」

 クリスのアームドギアが変形し、8門の2連ガトリングをを手に持ち、
 展開された腰部のアーマーから8基の大型ミサイルが装備され、
 残りの展開されたアーマーには小型ミサイルが12基あり、1基には約50発程の小型ミサイルがあった
 その武装が俺に向けて発射された

響「く、クリスちゃん?」
翼「クリス?...そういう事か」

 ガトリングを射つ音とクリスの叫びとミサイルの爆発音が辺りに響いた
 伊吹は、ミサイルの爆発した時の土煙で見えなくなった

「.....」
 ヤ○チャしやがって

クリス「あ、やり過ぎた」
響「い、伊吹さん?」
翼「生きてる...な?」

「.....」
 ヤ○チャしry

クリス「あ........」
響「え?.......」
翼「伊吹?........」
 ヤ○チry

「.....ひでえ」
クリス「生きてたか」
響「生きてたよ~」
翼「生きていたようだな」
 伊吹の服はボロボロだが生きている

「THE・O☆THI☆O☆KI」
クリス「え?」
響「逃げましょう!翼さん!!」
翼「え?立花!?」

 響が翼の手を掴み、脚のパワージャッキで跳び、逃げた

クリス「おい!何処に行くんだよ!」
 クリスが響の方に振り返ると、

クリス「あっ」
 クリスの右肩には手が置かれていた
 振り返ると

「ク~リ~ス~」
クリス「うわっ!」

 伊吹の傷は消え、服も元通りになっていた
 ただ違うのは、伊吹が鬼のお面を着ていた事だった

「悪い子はいねえがあああああああああああ!!」
クリス「ちょ、伊吹?」

 その後、クリスが泣かされた
 
「やり過ぎたorz」
 
 

 
後書き
伊吹の鬼化、よ、う、か、いの、せいなのね!そうなんだ!
(嘘です)
8/21修正、からの修正 

 

22話 おれがきたえたさいきょーのビッキー

 
前書き
・・・前話見ていたらわかる筈
切歌と調はシャトルの事件前に入学していたという設定で

 

 
 伊吹Side

 今日は夜ふかしをする
 マリアと翼のライブを見る為に、クリスの部屋で夜ふかしライブだ

クリス「んで、何であたしの部屋何だよ」
「気にするな!」
クリス「意味わからねえよ!」

 ん?マリアと翼のライブ会場から敵の反応がある

クリス「どうしたんだ?怖い顔をして」
「ん?あ、ああ...何でもない」
板場「こういう時、アニメだと新しい敵がやって来るんだよね」
「多分そうだ」
全員「え?」

「マリアと翼の会場に、得体の知れない何かがいる、」
安藤「それってつまり」
「ああそうだな、行ってくる」

 頷き、俺はライブ会場に空間移動をした
 ライブ会場の場所はテレビで確認しているから大丈夫だ
 それより、ライブを生で見れるのか
 って、それが目的じゃない!

 空間移動が完了し、ライブが始まった

 #####

 ライブが終わり、俺はスキル-ハイド-を使い、誰にも見えなくなった
 匂いを消し、機械も反応しない、靴音も聞こえない、呼吸や心臓の音も消す
 それが-ハイド-

 マリアの後ろを歩き、格納庫に着いた
(ここか)
 格納庫に適当に隠れ、何かが出てくるのを待った
 このハイドの能力使用中は音が聞こえなくなり、戦闘ができない
 このアンバフがなかったらいいのに
 ちょっとこのスキルが残念と思いつつ、物陰から少し顔を出した
 え?見つからないから堂々しろよ?
 いや、M○Sごっこやってみたかったなー何て

 あ、現れた
 うおっ!大胆な敵だな
 黒服の男にキスをする自動人形(オートスコアラー)が居た
 急ぐぞ!
 黒服の男が銃を発砲したが、跳ね返された
 少しリミッターを外し、跳ね返された銃弾を手刀で斬った

「危ないから逃げろ!」
黒服「で、でも」
「死にたいのか!」
黒服「わ、わかりました!」

 ふう、やっと逃げたな
 あれ以上拒否をしたら、気絶させて物陰に投げてたな

マリア「伊吹!?どうしてここに?」
「それは後だ!マリア、こいつはお前より強い」
ファラ「あら、私の強さがわかるとは」
「まあ、俺と響と勇治には絶対勝てないさ」
ファラ「減らず口だこと」

 ファラが大剣で斬ってきたが、軽く下に避けてカウンターをくらわせた

「疑似パイルバンカー!」
 右手の甲に疑似パイルバンカーをフォニックゲインで具現化し、体にねじ込むように腹を殴った
 そして、斜め下の一撃の後にパイルバンカーが起動し、ファラを地面に吹き飛ばした
 そして、何度もバウンドし、倒れた

マリア「やり過ぎよ!相手は人間よ!」
「これでも、そう言えるのか?」

 俺の言葉を疑いながらファラを見た
 ゆっくり立ち上がり、ほとんど無傷だった

ファラ「なかなかいい一撃だったわ」
「そりゃどうも、あんたも全然力を出していないだろ?」

ファラ「貴方は微塵たりとも力を出していないじゃない」
「あ、バレた?」
「今の技は完成度14%何だよな、後本気は出さない」
ファラ「あら、そうなの?残念ね」 
「自己紹介するよ、俺は伊吹!名字はない!趣味はゲーム!」
ファラ「私は自動人形(オートスコアラー)
マリア「何で自己紹介!?」

 いいツッコミだ
 それより自動人形か、俺が凶化したビッキーなら苦戦はないだろうな
 勇治はカブト:ハイパーフォームになれるし、俺はチートの塊だしな

「今回は退いてくれないか?」
ファラ「もう一人の実力を確認したら帰るわ」
「そっか、じゃあ翼が来たら俺も帰るわ...でも、嘘はつくなよ?」
「懺悔する時間も与えずに殺すから」

 俺が少し力を出すと、ファラは黙った

翼「はあっ!」
 上から翼の声が聞こえ、ファラに蒼ノ一閃が放たれた

「んじゃ、約束通り帰るわ」
マリア「え?伊吹!ちょっと!」
 空間移動で家に帰った

 #####

「ふう.....疑似パイルバンカーを完成させるか」
 俺は疑似パイルバンカーを完成する作業を開始した
 スキルが自動追加なら、俺がフォニックゲインを具現化させ、
 独自に技を作れるようにすればいいと思い、技を作っている
 スキルの追加には何か条件があるのか?

 ちなみに、翼やクリスの両方を助けるのは無理だ
 影分身の範囲は100kmまで、それ以上を超えると、操作できずに消滅する
 影分身に空間移動を使えるが、100km離れると消滅する
 だからどちらかしか助けれない
 二人の内一人を選ぶ何て俺にはできない
 ヘタレだよなあ.....俺

 ##### 

 今日は調理実習だ
 お題はビーフストロガノフというロシア料理
 俺の班の仲間は勇治だ
 ん?何で二人だけだって?
 そりゃ男ですから(意味深)

勇治「伊吹....決闘だ」
「何...だと?」

 料理対決とか無理無理!
 一般的な料理しか作った事がないよ!?
 お好み焼きとかコロッケとかハンバーグとかボルシチとかビーフシチューとか

勇治「俺が勝ったら囮になってもらう(精神的)」
「負けるorz」

 勇治の目がストレスで充血している
 目が限界まで開いて見つめてくる
 終わった(-_-)

響「諦めないで!」
未来「私達を救ってくれた伊吹さんなら勝てるよ!」
響「だから、最後まで諦めないで!」

 #####

 明後日

「うわああああああああああああああ!?」
勇治「ふう.....やった、やっと安心して帰れ...あ」

 伊吹は料理対決で負けてしまい、勇治の囮になってしまった
 勇治は女子の軍隊70名を伊吹に押し付け、帰ろうとしたが

女子「新星女子軍隊です!」

 勇治が後ろに振り返ると肩には女子の手が置かれ、後ろには132名の女子の軍隊がいた

勇治「・・・クロックアップゥゥゥゥゥゥ!!」

 テッテレー勇治は生身でクロックアップできるようになったよ
 十秒クロックアップできるけど、使用後には一分のタイムラグができるよ!やったね!

「誰か助けてくれえええええええええええ!?」

 伊吹が走って逃げているが、女子の軍隊が何処まででも追いかけて来る
 どこぞの英国紳士がラグビーのボールを持って走っている走り姿だ
 その走り姿で70名が追いかけて来るのは、一種のホラー体験だ

 #####

「はあっ.....はあっ........ふう」

 女子の軍隊を振り切り、空間移動で弦十郎さんの所に逃げた
 制御不能になったシャトル救助の一件の後
[特異災害対策機動部二課]から[超常災害対策機動部タスクフォース]に再編成された
 これにより、国外での活動が認められた
 簡単に説明すると、レベルが上がったからランクアップしたよ!
 そんな感じだ

 あと、新しくなったから適当にタスクフォース内を探索したけどさほど変わりは無かった
 何か幼女いたけど、どう見てもエルフナインでした
 色々話をしたていたら、警報が鳴り、機動部の皆の所にゆっくり歩いた

「どうも、こんちわー...何かあった?」
クリス「い、伊吹か....これ見てみろよ」

 自動ドアが開き、全員が黙っていた
 クリスが微妙な顔をしていた

「.....は?」

 オートスコアラーのミカ・ジャウカーンを響はシンフォギアを纏い、無傷で殴り飛ばしていた響がいた
 響を中心に青い波動が広がり、量腕のパイルバンカーが一つ増え、両足のパワージャッキが二つに増えた
 背中にはブースターが装備されており、仮面を着けていた

翼「立花が」

「仮面ライダー?」

 あれー?どうみても超近距離特化型の仮面ライダーにしか見えない
 こんなの無かった筈だけど

 伊吹Side out

 ##### 

 響Side


未来「やっぱりまだ、歌うのが怖いの?」
「うん...」
「誰かを傷つけちゃうと思ってね」

 響は未来に相傘をしてもらっている
 大雨なのに傘を忘れてしまったからだ

 私のガングニールは奏さんから受け継いだのに、戦う事が怖い
 私の人助けで誰かを傷つけるのが怖いよ
 
未来「響は、初めてシンフォギアを身に纏った事を覚えてる?」
「どうだったかな...無我夢中だったし」

 シンフォギアを纏ってあの子を助けたけど
 今の私は戦えない

未来「その時の響は」
未来「誰かを傷つけたいと思って歌を歌ったのかな?」

 違う...私は日常を守りたかったんだ
 今の私は...決意も覚悟もない

?「見つけたゾ」

 え?誰?
 あれは、アルカノイズ!

「逃げるよ!未来!」
未来「うん!」

 私はアルカノイズを引き連れたオートスコアラーから、未来と一緒に逃げた
 何でアルカノイズがここに!

 曲がり角を右に曲がり、真っ直ぐ走った
 もう追い付いて来るなんて

ミカ「逃げないで歌ってほしいゾ!」
ミカ「あ、それとも歌いやすい場所に誘導してるのか?」

 今の私じゃ未来を守れない
 そうだ、伊吹さんなら助けてくれる筈
 
 私と未来は廃ビルの階段をかけ登り
 上の階に上がって行ったけど

「うわっ!」
未来「響!」

 急に足場がなくなり、体に鈍い痛みが...
 くっ...アルカノイズのせいなのかな

「未来...」

 未来がアルカノイズに追い詰められていた

ミカ「いい加減戦ってくれないと、君の大切な物を解剖しちゃうゾ」

 オートスコアラーが私を覗いてきた
 鈍い痛みが体全体に広がり、苦痛だ

ミカ「友達バラバラでも戦わなければ」
ミカ「この街の人間も犬も猫もみーんな解剖だゾ!」

 そんなことさせない!
 シンフォギアで....

「っ...ぁっ.....ぅっ!」

 お願い!ガングニール!
 未来を助けないといけないのに
 
ミカ「あー...本気を出してもらえないんだ」

 ミカがアルカノイズに指示を出し、
 アルカノイズが未来の下に4体集まり、ノイズが特攻の準備をした

未来「あのね、響!」

 未来がアルカノイズに臆しながらも響に伝えたい事を言った

未来「響の歌は誰かを傷つける歌じゃないよ!」
未来「伸ばしたその手は、誰かを傷つける手じゃないと私は知ってる!」
未来「私だから知ってる!」
未来「だって私は、響と戦って救われたんだよ!」

 そうだ...私は戦えないんじゃない、
 怖いからって戦う事から逃げてるだけだ

未来「私だけじゃない」
未来「響の歌で救われて、響の手で今日に繋がっている人が沢山いるよ!」
未来「だから...怖がらないで!」

ミカ「バイならー!」

 ミカが右手を上に上げ、アルカノイズが一斉に跳び
 未来の立っている場所を触り、塵にした

「う”あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 そうだ、逃げない!この力と責任から!
 何度でも!何度でも!手を伸ばす!

「Balwisyall Nescell gungnir とろおおおおおおおおおおおん!!」

 ペンダントを上に掲げ、

未来「私の大好きな響の歌を.....皆の為に...歌って」

 落ちていく未来を救出した
 落ちてくる瓦礫を避け、地面に着地した

 響の後ろに上から穴が空き、水が流れた

「ごめん...私、この力と責任から逃げ出してた」
「だから聞いて!私の歌を!」

 未来を降ろし、ミカを見た

「行ってくる!」
未来「待っている」

 ミカに向かって走り

「♪~」

 歌を歌いながら後3秒で懐に着くと思っていたが
 ミカが手にアルカノイズの召喚石を前に投げ、アルカノイズが出現したが

 響は加速し、アルカノイズを拳で蹴散らした
 量両腕のパイルバンカーを準備し、ノイズの上に跳び

「はあああああっ!」

 地面を殴るとパイルバンカーが起動し、アルカノイズを巻き込み、爆発した
 ミカは右の手ひらから宝石を創り、宝石で防御の構えをとった
 右拳でミカの宝石を殴り、ミカを押していった

「♪~」
ミカ「こいつはへし折りがいがあるゾ!」

 響の攻撃により、ミカの宝石にひびができた
 そのまま亀裂が全体に広がり、割れた

ミカ「何!」

 左腕の拳が腹に当たり、パイルバンカーが起動した

ミカ「ぐあぁぁぁぁぁぁ!?」

 響がさらに加速した

「♪~」

 ミカが吹き飛び、響が右脚のパワージャッキで上に跳び
 両腕のパイルバンカーを準備し
 左脚部のパワージャッキでミカ向かって跳んだ
 ミカが宝石二つで防御したが一つ目は右手の三重の極みで壊し、
 二つ目はパイルバンカーで破壊した

「はあっ!」

 右足の[インパクトハイク]でさらに勢いをつけ
 三重の極みとパイルバンカーが決まった

ミカ「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 ミカが尋常じゃない速度で吹き飛ばされ
 響が両脚部のパワージャッキでミカに跳び
 裏拳を放ったが、ミカは水になった

「そんな!」
 響の目の前に、柱の横にガリィが居た

ガリィ「さあて、それは水で作った幻」
 響は気づき、下を見るとミカが右手を構えていた

 そんな、ここで終わっちゃう何て

{生きる事から逃げるな!!}

 伊吹の言葉を思い出した
 そうだ...逃げない
 絶対に逃げない!

 響の体から青い波動が広がり響が変身した
 アーマーは特に変わっていないが
 両腕のパイルバンカーは、パイルバンカーの上にパイルバンカーが新しく付いていた
 両足にはパワージャッキが二つ増え、片方の脚のパワージャッキは三角柱に並んでいた
 そして、顔には仮面を着けていた

「はあああああああああああ!!」
 ミカの攻撃を青い波動で弾き飛ばした

ミカ「何だ?知らない装備だゾ?」
「ガングニールだああああああああああ!!」

 響が一瞬でミカに近づき、二重パイルバンカーを腹にぶちこんだ

ミカ「がはっ!」
 ミカが吹き飛ぶ前に右足の三つのパワージャッキで拳を更に押し込み、上に叩き上げた
 左足のパワージャッキを準備し、ミカが落ちてきた

「ライダーキック!!」

 左足で回し蹴りを当て、パワージャッキで吹き飛ばした

ミカ「こ、こんな.....」
 ミカがコンクリートの壁を突き破り、ビルが崩れる手前だったが
 未来を抱え、ビルを脱出した

伊吹「お疲れ!逃げるぞ!」
 ビルを脱出した後に伊吹が響を連れて、空間移動で機動部に戻った

 ミカの場所から爆発音が聞こえたような、聞こえていないような


 
 

 
後書き
極秘情報No.1

KRモード(仮面ライダーモード)

 意思の力により、仮面ライダー?になる事ができた
 一時的な解放により、脚部のパワージャッキは片足10回だ(連続で使えるようになった)
 パワージャッキは片足に三つ付いており、パワージャッキで跳ぶ速さは4倍にもなり、威力は2倍
[インパクトハイクのコストとリスクはなくなった]

 パイルバンカーは二つになっており、威力は2倍になる
 パイルバンカーの上にパイルバンカーが付いており、連結している
 因みにパイルバンカーはジェットにも変形する(最大速度はマッハ2)
 そのジェットを使ったパンチの威力70t(うわあ、化け物)(ジェット不使用のパンチだと30t)
 パイルバンカーの極みの最後の一撃は80t(これもひどい)
 因みにジェットとパイルバンカーと三重の極みと両脚連続パワージャッキを合わせると・・・測定不能
 (100tまで分かる機械であっても)


必殺技:ライダーキック 回し蹴り52t パワージャッキ60t (パワージャッキ一つにつき20t)
必殺技:フォニックゲインの波動 衝撃波で相手を吹き飛ばす
必殺技:???:[フルアーマー:???]
 追伸:修行で体もシンフォギアも強くなった(戦闘時:限界突破状態)

9/15修正しました 

 

23話 特訓開始!

 
前書き
ええ、あのシーンは出ませんというか出させません
伊吹の強さ <通常伊吹と怒った伊吹>

アルカノイズ<シンフォギア<竜二<勇治<限界<ビッキー<イグナイト<人間の壁<OTONA<越えられない壁<伝説のオカン<潜在能力全開放のOTONA<通常伊吹<究極のOTONA<龍神<怒った伊吹

こんぐらいです

伝説のオカンは飴ちゃん爆弾
龍神は分かる人には分かるんです 

 
 伊吹Side

「はい、ただいま」
 響を背負い響は未来を背負っていた
 おい誰だ?三色団子って言った人は?

響「いやー助かったよ伊吹」
 響が背負われながらお礼を言った
 でも、そのシンフォギアのモードは原作ではなかった筈
 仮面ライダー?だよな

「それより、降りてくれ」
響「へへっ、やーだね」
「え?何で?」
響「少し疲れたから休みふぁい」

 響のあくびが聞こえ、シンフォギアが解かれ、俺の背に寝た

未来「もう、響ったら」
 未来が響から降りた感覚が伝わり、怒った声が聞こえるが怒ってはいない

調「うらや.....おかえり」
クリス「あたしも疲れたら、背で休ませてくれるのか?(小声)」

 調とクリスが何か言った気がするが
 気のせいだな

「でも、あのシンフォギアは何だったんだ?」
弦十郎「もしかすると、ロックが一時的に開放されたのか?」

 う~んどうなんだろう?
 本当に謎だ
 仮面ライダーにしか見えなかった
 
響「もう、えへへ」

 いや、どんな夢見てんだよ
 それより響を降ろそう

 俺は響をソファーに降ろそうとしたが
 うおおっ!?何て馬鹿力だ!
 ソファーに降ろすだけだろ!
 肩を馬鹿力で掴まれ、骨にひびができる程の力で掴まれた

翼「どうした?顔が青ざめているぞ?」
「い、いや...な....んでもない」

 へ、平然に.....普通にしなければ
 呼吸が荒くなり、右の眉毛が小刻みに動いている
 目が滅茶苦茶チカチカする

調「額に青い血管が」
「多分気のせい」

 ははは、ストレスって凄いね
 額に血管何て...あ

「.....誰か助けてくれ」
 そして、伊吹は倒れた

 #####


「シンフォギヴァァァァァ!?」
調「静かに」

 伊吹は悪夢を見ていた、響に全力で追いかけられる夢を
 嫌だよ、イグナイトの状態で追いかけられる何て、俺はビッキーに悪いことをしたのか?

 そんなことを考えながら、突然頭痛に襲われた
 頭を抱え、ベッドに起きていた体がベッドに倒れた

調「無理しないで」
「了解」

 調がベッドの近くにあるテーブルの上のバスケットを取り

調「スタッフ」

 調の左手にナイフが出現した
 伊吹は(これもギャグ補正だ)と納得していた
 それでいいのか?伊吹

調「リンゴがいい?梨がいい?」
「リンゴで」

 調がバスケットからリンゴを手に取り、リンゴうさぎにしていた
 調がリンゴうさぎをフォークで刺し、俺の口に近づけた

調「はい」
「ありがとう」

 リンゴを食べると甘酸っぱい果汁が口に広がり、少しの酸味がリンゴの甘味を引き出している
 うん...美味しい

調「美味しいかな?」
「とても美味しいな」

 調が少し笑い、リンゴうさぎを作っていった
 それにしても、ビッキーの力は半端じゃない
 ギャグ補正とかそんなもんじゃねえ、ビッキー(ry)

調「考え事?」
「いや、まあな」

 手を止め、伊吹を見つめていた
 いや、ビッキーを鍛えすぎた事に反省をしている
 敵のオートスコアラーに同情する程コンボ決まっていたからね
 パイルバンカーの極みが強化されているような気がする

 いっそのこと全員凶化しようかな?
 翼は龍牙一閃でクリスは炎龍ノ型で
 切歌は消える死神で調は天龍乱舞で
 マリアは秘奥義だな

「特訓をしないか?」
調「特訓?」

 俺は特訓の説明をした
 ちなみに、俺が特訓を考えた瞬間に新しいスキルが追加された

 -精神と時の部屋-

 ・地球とほぼ同じの広さの空間
 ・重力は十倍で、気温の変化はかなり激しい
 ・真っ白で何もない
 ・扉を閉めると外の世界から完全に遮断される
 ・外の世界での一時間=一ヶ月
 ・一生で24時間しか入れない、その時間を過ぎると扉が消えて出られなくなる(こじ開けれます)

 いいスキルが追加されたね

「俺特性特訓を体験すると、ビッキーぐらい強くなれるかもよ?」
調「本当に!」
「それは頑張りに左右されるな」

 本当にビッキーは弱音を一つも言わなかった 
 そつして、ビッキーは己の限界を超えた
 凄いイケメン(女)だ

「後、必殺技を教えるよ」
調「必殺技?」
「かなり強い絶技」

 俺はベッドで体を起こし、説明をした
 
調「絶技?」
「うーん、敵が一歩歩ける時間で十数発撃てる絶技と一瞬で相手の懐に近づく絶技とか」
調「それを考えた人は人間?」
「OTONAだけどね」

 銃を撃たれたらその弾を斬るとか、どんな人間離れ技だ
 後、鎌鼬が斬る度に出てくるとか、どんな剣だよ
 その武器で天龍乱舞をすると、相手が可哀想に思う時がある

調「OTONAなら仕方ないね」
「だよな!」
調「そうだね!」

 友情の握手をした
 気が合うとは正にこの事だな

調「あっ」
「どうした?」
調「いや、何でもないよ」

 頬が赤くなっているけど、
 まあ息も荒くないし、体内温度にも異常はないから大丈夫だな

調「それより、特訓はいつするの?」
「今から」
調「え?今するの?」
「ビッキー、翼、クリス、切歌、マリアを呼んでくれ」

 俺の言葉に頷き、部屋を出て行った

 #####

マリア「それで、特訓をするの?」
「ああ、頑張りによっては今の2倍以上の力を手に入れるよ」
クリス「まじかよ!」
翼「だが、オートスコアラーの事もある、特訓は無理だと思うが?」

 ふふふ、その為のスキルだ
 俺は微笑みながら

「一時間で強くなれる」
全員「一時間!?」

 ははははは!これが言いたかった!
 全員驚いたが、マリアが質問をした

マリア「でも、たった一時間で強くなれるの?」
「できるよ、信じられないならその場所に行ってみよう」

 全員を精神と時の部屋に空間移動をした

響「ここは?」
切歌「立ってられないデス~」
クリス「重い!?」
翼「少し体が重いな」
調「立てない」
マリア「体がかなり重いわね」

「甘ったれるなあああああああああ!!」
 俺の叫びに全員驚いた

切歌「ど、どうしたんデスか?」
「特訓中は俺は教官だ!俺の言うことには従ってもらう!」
クリス「はあ!?何を言っ「ぶるああああああああああああ!!」危ねえ!」

 伊吹がクリスに向かって空間移動で岩石を掴み、クリスに投げた
 動きが遅かった為、何とか避ける事ができた

クリス「何すんだよ!」
「今日の俺は紳士的だぁ...岩石を投げるだけにしてやるよ」

調「伊吹?」
「教官だ」
響「教官!特訓を開始しましょう!」
「いい心得だ!ではやるぞ!」

 #####

 ~数時間後~

クリス「.....」
切歌「.....」
調「.....」
マリア「.....」
翼「これはなかなかいい特訓になるな」
響「いい汗かいたなあ」

 翼と響だけがピンピンしている
 SAKIMORIと限界突破ビッキーですから

「そこに仲良く倒れている四人を連れて、部屋に戻るんだ」
響「了解です!教官!」
翼「分かりました教官」
「晩飯は作ってあるから、食べておけ」

 #####

切歌「マリア、調、大丈夫デスか?」
マリア「な、何とかね」
調「それより、体が軽くなっているような?」

 調がジャンプすると、2M程跳んだ

調「こんなに体が軽いよ!切ちゃん!マリア!」
マリア「う、うそ!?」
切歌「なら、私もやってみるデス!」

 切歌も試しにジャンプすると、2M程跳んだ

切歌「凄いデス!あの特訓でこんなに体が軽いデス!」
 切歌と調が笑いながら地面に着地し、跳んでを繰り返していた

マリア「私も出来るのかしら?」
 マリアも試しにやると、2M跳んだ

マリア「嘘でしょ!?」
 マリアは地面に着地し、切歌と調を見た

マリア(まだ1日目なのに....1日目?)

 伊吹と響と翼以外、疲れて誰も気づいていなかったがマリアが気づいた
 伊吹は特訓を一時間と言った筈だ
 なのに、もう何時間と経っている

マリア「嘘をついたの!?」
「いや、嘘ついてねえから」

 伊吹がたまたま近くを歩いていたが、マリアの驚きの声にツッコミを言った
 いやいや、言うのを忘れていただけだ

マリア「きょ「休み中は伊吹でいいよ」」
マリア「それより、何で嘘を!」
「いや、言うのを忘れていただけだ」

 俺はこの精神と時の部屋の事を詳しく話した
 マリアは驚愕の顔をしていたが、信じられないようだ

マリア「本当に?」
「じゃあ証拠を見せるよ」

 タスクフォースに戻り、時間を藤尭さんに聞いた

藤尭「さっき、奏者の反応が完全になくなって驚きましたよ」
マリア「そうなの?」
藤尭「反応がなくなった時間は20秒前」
マリア「そんな!」
「へいへーい、俺の言うことを信じてくれたか?」
「まあ、精神と時の部屋は凄い特訓所ってわけだ」

 俺はマリアを連れて、精神と時の部屋に戻った
 ちなみに、精神と時の部屋の時間は止めている
 時差出来ないようにする為だ

 #####

クリス「カオスすぎるだろ」

 クリスの目の前には、構えをとっている伊吹と響と翼が居た
 何故こうなったのは、「HEI!少し手合わせやろうぜ!」と伊吹が言ったからだ

「夢想転生!」
響「夢想転生!」
翼「夢想転生!」

 夢想転生とは!哀しみを知った者のみが習得できる北斗神拳究極奥義である!
 伊吹と響と翼には残像が出来ており、響と翼はシンフォギアを纏って伊吹に走った

翼「はあっ!」
「甘い!砂糖と蜂蜜をコーティングしたキャラメルポップコーンより甘い!」

 翼のローキックを回避した

響「ならこれで!」

 響が右拳で三重の極みを伊吹の腹部に攻撃をしたが、当たらなかった

「言った筈だ!北斗神拳究極奥義の前ではどんな奥義も意味はないと!」

 響の右腕を掴み、振り回しながら翼に投げたが

響「翼さん!」
翼「ああ!」

 翼が投げられた響をHAKKEIで衝撃を送り、響はその衝撃で跳んだ
 翼が地面を蹴るように走り、響が跳んだ下にスライディングをした
 前方には響が跳んできて、下からは俺に向かってスライディングをしている翼
 これどうしようもねえな

響・翼「「マルチプルコンビネーション!」」

 響が俺の顔を下に殴り飛ばし、翼がスライディングで俺の体制を崩し、
 響が地面に着き、翼はスライディングの勢いがなくなるとジャンプをし、
 響と翼の鉄拳が伊吹の服部を少し時差を作りながら、
 右ストレート→左回し蹴り→叩き落としラリアット
 二秒もしない連続攻撃だった

「強いな」

 そして伊吹は倒れ・・・なかった

「いつものパターンかと思ったかああああああああああ!!」
響・翼「「ひゃっ!?」」

 響と翼に剃で近づき、疑似OTONAチョップを頭にくらわせた
 俺の知っているOTONAのチョップの疑似版だ
 OTONAにはなれないと思うが
 俺はOTONAになるんじゃなく、自分だけのOTONAになると心に決めている

「二人共惜しかったな、まだまだ俺には勝てないようだ」
響「いったーい!結構強めだった!」
翼「い、痛い」

 響が頭を抱え、涙目になりながら俺を見た
 翼も座り込み、下を向いた

「あ、ごめんごめん」
響「あ、そういえばあれをやらないの?」
翼「まだやっていなかったな」

 何であれをしなかった
 全員で楽しもう

 #####

「投げ!壁!投げ!壁!投げ!壁!」
マリア「もうやめて!600%なのよ!」
「巨大拳!」

 ちょっとゲーム(ハメ攻撃)してるだけだ
 全員で[大乱闘エマティックブラザーズDXD]をしている
 俺はトーナメントの初回でマリアと戦う事になったので、このゲーム特有のハメ攻撃をしていた

マリア「でも!まだ後一つストッ「一緒に逝こうぜ」え?」

 俺はマリアのキャラを掴んで画面下に一緒に逝った
 どうだ?これがストックルールでの相手を一回倒せば大体勝てる技術だ

マリア「落ちた?」
「ごめんな?ゲームは本気(ガチ)で楽しむから」

 この後優勝した

 
 

 
後書き
おまけ

1:思いを伝えよう

響・調・クリス「シンフォギヴァァァァァァァァァァァァ!!」
伊吹「え!?何このモード!?全然知らない!」
響「最短で!最速で!一直線で!ねじ込むように打つ!」
 伊吹の懐に一瞬で着き、殴り飛ばした

伊吹「それ龍牙ごふぉっ!?」
響「届け!私の思い!」
調「私の思いも!」
クリス「あたしの、届け!」
伊吹「どうしたの!?まじでどうしたの!?」
響「私の思いを受け止めて!伊吹!」
 響の右腕には全長5mの槍があり、ジェットが4つ付いている

伊吹「受け止める前に死ぬわ!」
調「大丈夫、ギャグ補正があるから」
伊吹「いや、問題だよ!大問題だよ!!」
クリス「いつまででも気づかないなら、届けてやるよ!」

響・調・クリス「届いて!私の愛!!(あたし)」

マム「何故そこで愛!?」
伊吹「生きてたの!?」
勇治「月に飛ばされた後に、ハイパークロックアップでこの世界に連れてきた」
伊吹「便利!」

 俺が目の前に居る調とクリスを見ると
 調は60mはあるギロチンカッターを動かしていた
 クリスはアトミッ○バズーカを

伊吹「クリス・・・お前は日本の一部を塵にするつもりか?」
クリス「伊吹が受け止めたら問題ねえじゃねえか」
伊吹「終わった、何もかもが終わった」
響・調・クリス「いっけええええええええええええええ!!」

 その後、伊吹は入院した

※もしもの世界です 

 

24話 シリアスクラッシャーとSAKIMORIと社会的抹殺とヒヨコとドーピングと鬼畜技

 
前書き
今回は長めです
(色々思いついてしまった)

サブタイトルは多分理解出来ます

※1万文字超えてます
自己最高文字更新! 

 
 伊吹Side

特訓10日目

響「これで3000回目!」
翼「次は4000回か」
クリス「早すぎだろ、2496回目!」
調「2750回目」
切歌「2538回目デス~」
マリア「2957回目!もうすぐね」

「うんうん、頑張ってるね」

 今の特訓メニューはサンドバッグを殴る特訓だ
 右ストレート、左ストレートを交互にする事で腕の筋肉の伸縮を早くする
 今日のノルマは5000回
 重力十倍で寒くなったり暑くなったりしている

 サボったらO☆SHI☆O☆KIだ

 ~一時間後~

 5000回目のノルマを達成した響達は居間に戻った
 クリスと切歌はまだだけどな

響「生き返る!」
翼「これはレモン?」
マリア「美味しいわね」
調「少しの酸味があるね」

 俺が冷蔵庫で冷やしていたスポーツドリンクを飲んでいた
 レモンのクエン酸は疲労等の回復を進めてくれる
 俺がスポーツドリンクにレモンの果汁を少し入れた
 疲れた体にちょうどいいって事
 
クリス「あ~やっと終わった」
切歌「もう限界デス」

 クリスが居間のドアを開け、冷蔵庫に向かった
 切歌は冷蔵庫にゆっくり歩いて行った

「お疲れ、もうかなり強くなってるよ?」
クリス「(ゴクッ)本当か?」
切歌「(ゴクッ)強くなっているデスか?」

 二人共スポーツドリンクを飲み、俺に質問をした
 響は1.5倍位、翼は2.5倍位、クリスは3倍、調は4.5倍、切歌は4.5倍、マリアは4.8倍位だな
 響以外限界突破はしていないしな
 限界突破したら3倍の力になるしな
 潜在能力全開放は人による

 究極化は・・・OTONAが出来そうだな

 伝説のオカン/伝説のおばちゃん:飴を投げると、大爆発を起こす
 飴を投げる時のセリフは「飴ちゃんやでー!」
 鍛えれた軍人よりかなり強くて飴を常備している

 このネタ知っている人は多分いないな

(確実に強くなったし、絶技と秘奥義でも教えるか)
 今日はゆっくり休ませて、明日から教えよう

「強くなってるよ、まあ後少しだな」
「今日は早く寝て疲労を出来るだけなくせよ」

 #####

「疑似シンフォギアか」
 やはり、これしか方法はない

「これ使わないと絶技や技を伝授出来ないしな」

 テテッテッテッテー小説のタグにフォニックゲイン万能説が追加されたよ!
 やったね!た「おいやめろ」

「フォニックゲインは万能、フォニックゲインは万能」
「出来る出来る、絶対出来る」
「気持ちの問題、気持ちの問題」

「シンフォギヴァァァァァァァァァァァァ!!」
 全力で叫んだけど、防音の部屋だから大丈夫だ

 -疑似シンフォギア-
・シンフォギアで纏った事がある聖遺物を適合者に装備出来る
・ご都合
・戦闘能力は50%下がる
・完全聖遺物は不可能
・時間制限はない
・もはやツッコミとか伊吹には無意味

「いやご都合ってメタ過ぎる」
「いや、この小説だからか」
「というか最後の何だよ、ひどいな」

・本当の事を言っただけ

「こいつ!意思がある!」

 伊吹Side out

 #####
 二人称Side

 ~次の日~
 クリスと特訓

 クリスから一言
「もうお前はバグの塊だな」
(ひどいと思う)

 ~特訓中~

「そうじゃない!こうだ!」
クリス「くっそ、全然出来ねえ!」

 俺はクリスに炎龍ノ型を覚えさせようとした
 でも、やっぱり難しいよな
 人が一歩走るのに0.2秒だとしたら
 ロックオンに0.08秒、全弾撃つのに0.12秒だしな
 人間離れしたOTONAの技は無理か

クリス「・・・・・はぁっ!」
「お!出来た...か?」

 クリスが二丁拳銃で18発を0.3秒で撃った
 最初は10発撃ち、バク転しながら二丁拳銃で6発撃った
 地面に立った瞬間最後に2発撃ち、決めポーズを決めた 

クリス「これが限界だな」
「まあ、OTONAの技を完全に覚えるのは無理があるか」
 仕方ないよな、ただでさえ難しいのに

「はい、お疲れ様」
クリス「えっと.....何か...ありがとう(小声)」

 クリスの顔が赤くなっている
 ツンデレのデレ状態か!
 とりあえず、いじりの技術があるからクリスをいじるか

「ん?何か言った?」

 勿論今のセリフはとぼけているセリフだ
 クリスは純粋だから俺の演技(笑)に気づかない筈

クリス(あたしの言葉気づいていないのか?)

 でも、もう一回言うのは.....いや、ここで言わなかったら何時までも言えない!
 クリスは決心し、重い口取りで伊吹に

クリス「ありがとう!」
「えっ?」

 !?
 クリスってこんなに素直に言うのか?
 嬉しすぎて目から汗が

クリス「泣いてるのか?」
「ああ、素直にありがとうって言ってくれたから目から汗が」

 目から汗が止まらない
 思い出す度に目から汗が
 何だろう?とても嬉しいけど目から汗が
 ちょ!誰か本当に目の汗を止めて!

クリス「な、泣くなら部屋で泣け」
「クリス...ありがとう」
クリス「.....どういたしまして」

 泣いている伊吹と顔が真っ赤になったクリスが居た
 もうそれは、リア充爆発しろとしか言いようがない
 しかし、この雰囲気の中に雰囲気クラッシャーもといシリアスクラッシャーが

「ツンデレだな」
クリス「はあっ!?」

 こいつが普通になった事を信じたあたしが馬鹿だった
 こいつはとんでもなく空気が読めない
 いや、空気を読もうとしない!

クリス「このやろう!空気読め!」
「ははは!シリアスクラッシャーの俺を倒す事など出来ない!」
クリス「ドタマに風穴作ってやるよ!」

 あたしを弄んでそんなに楽しいかよ!
 もう今回だけは見逃さねえ!全力で叩き潰す!

「ロケットランチャーやめい!いやRPGやめい!」
「あー!設置やめて!.....PSGやめて!....二丁拳銃やめてくれ!......あー!?」

 クリスは伊吹にはRPGを撃ち、爆風で吹き飛ばし
 自動機関銃を3機設置し、SRで狙い撃ち
 二丁拳銃で追い込み、最後に蹴り飛ばそうとしたが

クリス(体術知らねえ!)

 体術を教えてもらっていなかった
 伊吹に誘われたが「あたしには必要ねえよ」との一言で断ってしまった
 このままだと完全に空振りする
 どうしようもない

「かかったな!」
クリス(負けるのか)

 クリスは完全に諦めていた

?「諦めんなよ!」
クリス「だ、誰だ!?」

 時が止まり、何処からか声が聞こえた

?「どうしてそこで諦めるんだそこで!もう少し頑張ってみろよ!」
クリス「で、でもどうしようもない」

 もう伊吹にドロップキックをしていて無防備だ
 伊吹は量腕をクロスさせて防御している
 防御されたらカウンターをくらうだろう
 この状況は覆せない

?「ダメダメダメダメ諦めたら」
?「周りの事思えよ、応援してくれる人達(読者さん)の事思ってみろって」
?「あともうちょっとで伊吹に反撃出来るところだから」
?「俺だってこの-10℃のところで、しじみがトゥルルって頑張ってんだよ!」

クリス(-10℃?しじみがトゥルル?)
 取れるか?それともトゥルルで合っているのか?

?「ずっとやってみろ!必ず目標を達成出来る!」
クリス(そうだ!伊吹を倒す!)
?「だからこそ!」

クリス・?「「Never give up!!」」

 時が動きだし、クリスの体から炎が出た

クリス「もっと熱くなれよおおおおおおおおおお!!」
「ええっ!?」

 突然クリスの体から炎が出た事に驚き、防御を崩してしまった

「あ!やべ!」
クリス「伊吹いいいいいいいいい!!止めだああああああああ!!」
 クリスが伊吹に抱きつき、伊吹が地面に倒れた

「ごふぉっ!?」
クリス「や、やったのか?」   

 伊吹を空中から押し倒し、クリスは立ち上がり

クリス「ん?これは?」
 伊吹の体が煙になり、消えた

「残念、それは影分身だ」
クリス「え?」

 残念だったなクリス
 後うp主の指が痛くなって集中出来ず、駄文がさらに駄文になってしまった
 申し訳ない(メメタァ)

クリス「まさかこれは」
「そのまさかだよ!囮だったのさ!」

 泣いている時に影分身のストックを一つ消費して囮にした
 もしもの時に為に用意しておいてよかった

「じゃあ何か言うことはあるか?」

 影分身がなかったら即死だった
 爆発的なフォニックゲインの放出で一瞬だけ今の俺の力超えたからな
 影分身を使っていなかったら本当に死んでた

クリス「あたしの負けだ」
「はい、握手.....やはりシリアスな展開はこの小説には似合わない!」
クリス「最後位空気読めよ!」

 俺の手をクリスは握り
 クリスの体に空間移動で取り出したバケツプリンをクリスにぶちまけたが

「ちっ、避けたか」
クリス「お前何バケツプリンをあたしにぶちまけようとしてんだ!」
「クリスにしか出来ない事なんだ!」

 他の人にはやれない事だ
 クリスは優しいし純粋だしツンデレだし

クリス「そ、そうなのか?」
(あ、クリスちょろいな)

 大丈夫か?騙されないのか?
 この純粋さが少し心配になるな

「まあおふざけもこれで終了だ、お疲れ様」
クリス「やっと終わりか、これ以上は無「と思わ(ry)」」

 これで終わるとでも思っていたのか?
 伊吹がクリスにバケツの中の水をクリスにぶちまけた
 油断大敵だぜ?クリス
 
クリス「お前というやつはああああああああ!!」

 クリスの特訓終了

 二人称Side out

 #####

 伊吹Side

 ~次の日~
 翼と特訓

 翼から一言
「シンフォギアを装備出来ない時には便利だな」
(ありがとうございます)

翼「こうか?」
「いや、こうだ」

 今日は翼に絶技の龍牙一閃を教えている
 アームドギアは刀にしている

「光より速く抜刀する気持ちでやれば出来る」
翼「成る程、やってみよう」

 あれ?感覚で言ったけど伝わったのか?
 多分弦十郎さんのおかげだな(適当)

翼「はっ!」

 翼が納刀した刀を一気に抜刀した
 一般人だと目で追えない速さだ
 さすがSAKIMORI
 
「よし、この速さなら絶技も大丈夫かもな」
翼「そうか、どんな技だ?」
「弦十郎さん風に言うと、雷のように速く蜂のように鋭く」
翼「一瞬で相手の懐に近づき、抜刀する技か」

 す、凄え
 ほとんど合ってる
 もうSAKIMORIとしか言いようがない

 ~それから40分後~

 ・・・SAKIMORIって凄いなあ
 龍牙一閃を完全にマスターしていた
 翼は剣を鞘に納刀し、50M先のかかしを0.5秒たたずに懐に近づき抜刀した
 そのまま刀を両手で持ち、北北東にある50M先のかかしに移動し、右下に刀を振り落とした
 南西にある100M先のかかしに走り、懐に着いた瞬間に二回の回り斬りでかかしが三つになった

 僅か2秒ちょいだ
 何か「これでは物足りないな」と言い、
[龍牙:弧風斬]を覚えるとは予想もしていなかった

翼「まさかこれ程速く動けるなんて」
「そりゃ下手したら弦十郎さんと同じ位強い人の伝授の技だからな」

 素手で大体の敵は倒せるしな
 虎落としや閃の太刀とかいう強力なカウンター技
 反撃ノ閧で無敵になり、亜門をゴリ押しで倒したな
 チキン攻撃から絶技、掴み解かれたら失敗転撃の極み

 最後は黄金銃と鎌鼬の絶技
 あれは刀の無敵中でガードしたけど、運が悪かったら即死
 軽く二桁は死んだよ(泣)
 何回も死ぬと難易度を初級にするかしないかの選択をいいえで選んだよ!

 上級は勝てなかったけど中級は倒せました
 絶技がなかったら詰んでいた

 でも、鎌鼬の道はま「いいから早く本編書けよ!」
「字稼ぎすんな!」
うp「え!?俺の体験話は後8行あるのに!?」
「書かせねえよ!」
うp「はあ!?夢龍砕完成するまで14日費やしたんだよ!」
うp「永遠と作業だったよ!30時間超えちゃったんだよ!?」
うp「達成感凄かったよ!も(プツン)」

 翼の特訓終了

 #####

 ~次の日~
 調と特訓

 調の一言
「アルカノイズは倒せなさそうだね」
(はい、訓練してなかったらボロクソに攻撃をくらいます)

調「展開してそのカタパルトから小型を発射しながら回りながら展開し、逃げ場をなくす」
「よし、やってみよう」

 昨日はうp主を黙らせるのに苦労した
 粗大ごみの日だったから、圧縮してごみ置き場に置いた
 大変だったよ

 調が手始めにヘッドギアの左右のホルダーから巨大な二枚の回転鋸を展開し
 二枚の鋸を動かしているアームから小型の箱が出てきた
 回転している鋸に張り付き、箱からカタパルトが展開され
 調が足をローラーにして、回ると
 小型の鋸が大量に発射される
 一つの回転鋸に四つ付いており、一秒間に32発は発射出来る
 地上のノイズ処理にとても便利な技だ

 ただし、空中や地中からの攻撃は無防備になる
 使い所が難しいが、かなりの速度で地上のノイズを処理出来る
 一気に味方が進軍出来る
 え?味方に当たるよなって?
 味方識別(マーキング)していたら大丈夫だ
 当たりそうになったら避ける

 フォニックゲインの消費はかなり激しい
 まあ、今じゃ3秒が限界だが
 俺が受け渡しすれば20秒は持つよ

[α式・百輪廻]と[γ式・卍火車]を合わせた技だな
 天龍乱舞は武器によって強くなる(確信)

調「これで特訓は終わりかな?」
「一通り終わりだ、お疲れ様」

 うんうん、これなら全員伝授出来そう
 これであのシーンは防げる
 念には念を込めて俺のフォニックゲイン圧縮ミックス牛乳でも持たせようかな

調「じー」
「はい?」

 見つめてくる
 目と目が逢う瞬間好き~だとー気づーいていない
 それはないな、調のキャラに限ってそれはないな
 じゃあこの視線は何だ?

調「じー」
「ま、まさか!」

 俺の家にある新食感フルーツゼリーを知っているのか?
 そんな馬鹿な!...ん?待てよ?
 その前、家の天井ぶち破って入ってきたよな
 その時にカレンダーの予定表を見られていたら

調「じー」
「分かった、ゼリーはやるよ」

 これは合ってるだろう

調「じー」
「何...だと?」

 ゼリーじゃないだと?
 落ち着け、それ以外に何があった
 考えろ・・・・・・・・

調「じー」
「・・・・・」

 まだあった
 そうだ、これなら合ってるよな

調「じー」
「分かった!クッキーだな!」

 ははははは、これ以外に何も思いつかない
 これ以上は何もない

調「じー」
「俺に何を求めるんだ?」

 もう無理!
 これ以上俺の頭に浮かんでいる予定も食べ物もない!
 どうしろっていうんだよおおおおおおおおお!!
 オラに知能を分けてくれ!

調「じー」
「分かった、俺に出来る範囲内の願いだったら何でも一回だけやってやる」

 最終手段だ
 皆(読者さん)はこの発言だけは言うなよ! 
 豆腐メンタルの伊吹からの忠告だ

調「ふふふ、伊吹は面白いね」
「そうか?そう言ってもらえると嬉しいな」

 やはり、ギャグ補正は凄いな

調「じゃあ、願いを一つ聞いてもらおうかな?」
「まさか、それが目的か?」

 俺の言葉に少し微笑み、

調「じゃあ、お「ちょっと待ったああああああああああ!?」」
「それはいいのか?セクハラじゃなイカ!」

 言ってとくけど、このイカ←は誤変換じゃないよ!
 予想ではお姫様だっこって言うんだろ!?
 捕まるわ!誰かに見られたら即・通・報だ!

調「私の願いはお姫様だっこを伊吹にしてもらう願いだよ?」
「俺を抹殺(社会的に)する気なのか!?」

調「約束したのに、駄目?」
「うぐっ!」

 心のダメージ整理
 調との約束+調の悲しそうな顔+社会的抹殺

 選択肢は三つある

 1:大人しく従う(これが一番の解決策だ)
 2:他の願いに変えてもらう(多分無理か)
 3:焼き土下座(何でカ○ジ?)

調「どうしたの?」
「分かった!やるよ!」

 もう、諦めて潔く散ろう

調「うん、じゃあお願いします」
「はい」

 ははは、もうどうにでもなれ
 じゃあな、今までの自分

 この後重傷を負った伊吹が居た

 調の特訓終了

 #####

 ~次の日~
 切歌と特訓

切歌「こうデスか?」
「いや、全体的にフォニックゲインを纏う感じだ...こういう感じ」

 やっぱり誰にも見つからなくなる[消える死神]は難しいよな
 あ、これはフォニックゲインを具現変換せずに、自分の存在を相手から消すだけだ
 具現変換っていうのは例えるなら、ド○えもんがフォニックゲインで透明マントを作る
 分かりやすかったかな?

切歌「んー?じゃあこうデス!」
「お!見えなくなったな」
切歌「本当デスか!」

 ちゃんとフォニックゲインで俺の脳等の中心器官を錯覚する事が出来たな
 これなら完全に相手の脳を錯覚出来るし、存在がなくなる
 
切歌「今の私は無敵デス!」
「いや、対策は出来る」
切歌「何デスと!?」
「どんな人間にも欠点はあるからな」

 脳にフォニックゲインを大量に供給する事で見える
 供給した量で[消える死神]を無効化に出来る
 錯覚した脳を正常にするのにフォニックゲインがいるが、一方的に攻撃されるよりマシ

「脳にフォニックゲインを送れば錯覚と治癒で相殺出来る」
切歌「無敵だと思っていたのデスが」
「どんな能力にも欠点はあるから、その欠点を相手に知られない事が大事だ」
切歌「上手く知られない事が重要デスか」

 まあ、俺には通用しないけどね
 さすがにこれだけだと少し物足りないからな
 昨日作った魔剣バルムンク:レプリカでもあげようかな?
 いや、モフモフの生き物を授けよう

「はい、プレゼント」
切歌「このタマゴは何デスか?」
「心がめちゃくちゃ癒される生き物だ」
切歌「どんな生き「ん?」え?」

 え?タマゴが割れているだと?
 明日の筈だが?

切歌「生まれるのデスか!?」
「頑張れよ」
切歌「え?ちょっと待ってデス!」

 俺は空間移動で部屋に戻った

 伊吹Side out

 切歌Side

「もう生まれるのデスか?」

 何で伊吹は逃げ出したんデスかね
 この白色のタマゴから生まれる生き物は一体何デスか?

 ピシッ パリッ

「おおー!生まれるデス!」

 タマゴの殻を突き破って生まれる生き物は初めて見るデス!
 殻がどんどん割れて、中から出てきた生き物は

?「ひよひよ」
「はうっ!」

 何デスか?この可愛い生き物は
 生まれたのは手のひらサイズのヒヨコだ
 これは伊吹が心の癒しとして、全身全霊をかけてこのヒヨコを作った
 大きくならないが、生存率がとても高い、環境適応型で癒し専用だ
 食べ物と水とストレスがない安全な住みかと遊び場があればいい

?「ひよひよ?」
「か、可愛いデス!」

 切歌はヒヨコという生き物に触った事がなかった
 黄色の体毛で体があまり見えないがもふもふである

 この後めちゃくちゃもふもふした

 切歌の特訓終了

 #####

 ~次の日~
 マリアと特訓

マリア「なかなか難しいわね」
「まあ最初は難しいけど、使える技だから頑張ろう」

 とりあえず術を教えようと思う
 回復系や遠距離詠唱とかね

マリア「それで、フォニックゲインの変換能力はこう使うのね」
「そうそう、そのまま目標を見て」

 凄いな、まだ27分しか経っていないんだが
 もう中級まで覚えてるよ
 あ、最初に覚えさせたのはピコハン
 相手の上にハンマーを落とす技
 頭割れるよね?(初見時)

マリア「ピコハン!」
「ピコレイン!」

 かかしの上にハンマーが落ちていく
 数は30以上ある
 でも、ピコハンは遠距離から攻撃中断に使う事が出来るし
 使えない事はない

マリア「地味ね」
「確かに」

 うん、タイダルウェイブ覚える事出来るかな?

「じゃあ、いいもの見せよう」
マリア「?」

「我が敵を飲み込め!タイダルウェイブ!」

 前方1M先に半径50Mはある水の渦がかかしを襲った
 うん、やり過ぎた
 かかしが倒れているし、マリアは唖然としてるし

マリア「・・・」
「滅びの時だ・・・ディメンジョナル・マテリアル」

 もう片付けるのは面倒だからディメンジョナル・マテリアルで消そう
 詠唱が終わると、巨大なブラックホールがかかしを吸い込み
 完全に消滅した

マリア「・・・」
「まだ後4699発撃てるな」
マリア「冗談よね?」

 マリアの顔が青ざめている
 まあ、目の前でブラックホールが現れると大体こんな顔だよね
 気にしたら負け

「じゃあ試しにやるか」
マリア「やめて!死んでしまう!」
「じゃあやめとくよ」

 全力で止めようとしなくても
 本当は200発だけどね
 リミッターつけてる状態じゃ4699発は無理だよな

マリア「それで、次は」
 やっぱり感覚で覚えるほうがいいよな

「じゃあ今から詠唱するから真似を頼むよ?」
「百発百中インサイト!」
マリア「百発百中インサイト!」

[インサイト]ドーピング術は、一定時間命中率を高める

「絶対防御!シールド!」
マリア「絶対防御!シールド!」

[シールド]は防御を一定時間上昇させる術だ
 
「これだけ出来ていれば秘奥義を教える事が出来るな」
マリア「秘奥義ってどういう技なのかしら?」

 秘奥義って便利だよね
 アスベルの覇道滅封と邪霊一閃は強すぎだと思う
 覇道滅封と邪霊一閃でエレスゲージ溜めてリンチしてたよな

「んじゃやるよ...天光満つるところに我はあり」

 よしよし、順調だな
 上に魔方陣が5つ程重なり、地面には上の魔方陣より大きい魔方陣が回っている

「黄泉の門開くところに我は...あり?」

 しまった!ミスった!
 どうする?俺はどうすればいい!?

マリア「どうしたの?」
「....逃げろ!!」

 魔方陣暴走しちゃってるよ!
 上の魔方陣が全方向に20枚程あり、地面の魔方陣は足下にまで広がっていた

「インディグネイション・レインかよ」

 この後マリアは無傷で倒れて、服が所々焦げている伊吹がいた
 伊吹は指に血をつけており、ダイイングメッセージを書いていたようだ

 <誤唱、駄目、絶対>

 マリアの特訓終了

 #####

 ~次の日~
 響と特訓

 響から一言
「気にしたら負けだよね!」
(うん、気にしたら負けだ)

響「魔神拳!魔神拳!」
「魔神拳双牙!魔神拳双牙!」

 いやー魔神拳も覚える何てね
 もう体力回復技とか覚えさせようかな?
 センスフレアは響が使うとほぼチートだろ
 守護方陣とか覚えさせよう

「んじゃ次はこれ」
響「センスフレアと守護方陣?」

 いや、これ以上響を凶化させていいのか?
 イグナイト使えるようになったらほぼフルボッコだよな
 確実にキャロル側が負けるよな

 俺は悪くねえ!
 ただ、奏者を凶化しただけなんだ!
 俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!

響「研ぎ澄ます!」
「ふぁっ!?」

 まだ教えてないよ!
 末恐ろしい

響「守る!」
「ふぁぁっ!?」

 響が右足で地面を踏むと
 青い魔方陣が響を囲った
 いやいや、守護方陣を覚えさせてないよ!?
 もう、響はわしが鍛えた...でいいよな

響「かーめー「おいいいいいいいい!それは止めろ!」え?何で?」

 何青い破壊光線撃とうとしてんだ!
 もうビッキーはぶっ壊れ性能を超えてやがる!
 おかしい!何かおかしい!
 これ夢だろ?そうだと言ってよバニィィィィィィィィィィィィ!!

響「どうしたの?まさか、私の成長に驚いているとか?」

 何でこんなに成長速度早いんだ?
 もう驚かない
 俺は決め「伊吹?」

「何でもないよ、それより...銃何て捨ててかかってこいよ!べ○ット!」
響「野郎ぶっ殺してやるうううううううううう!!」

 ~30分後~

「・・・」
響「・・・」

 二人共傷ついていて、一歩もう
 ちょっとO☆HU☆ZA☆KEしすぎた
 ちょっと秘奥義大会しただけなんです
 被害は多分ないから

響「あはは」
「あはははは」

 もう疲れ「覇道滅封!」
 うお!?

響「私のターンはまだ終わっていないよ!」
「至近距離で覇道滅封を味方に当てようとするやつがいるか!というかもう終わり!」
響「あ、終わり?」

 何とか左に避けたけど、危ないな
 体が半分になるかと思った

響「O☆HU☆ZA☆KEは終わりなんだね」
響「じゃあ協力奥義でもやろう」

 ああ、そういうのやっていなかったな
 協力奥義は何にしよう?
 DEATH☆ラリアット?
 死ノ双牙⊥ラリアット?
 いや、ラリアットはないな

響「覇道滅牙衝とか?」
「敵を半分にしそうな技だな」
響「私と伊吹なら出来るよ!」

 もはや敵が可哀想だ
 覇道滅封でもなかなか威力高いのに
 連続?まあやってみようかな

響「決めるよ!」
「ああ!」

 もうどうにでもなれ!
 バグとか凶化野郎とか鬼畜とか言われても気にしたら負けだ!

響「全てを!「断ち斬る!」」
響・伊吹「「覇道滅牙衝!」」

 地面をえぐるように交互に覇道滅封を放ち、
 五発目に共に地面をえぐりながら蹴りあげて、覇道滅封の5倍の幅と速度になった

響「燃えろ!「ファイア!」」

 ええ!?こんなのなかったけど

響・伊吹「「レイジングファイアウォール!」」

 響と伊吹を中心に炎の柱が全方向に広がり
 炎の柱の縦の長さは50M、幅は2M
 炎の柱が進むと、小さくなって消滅した

「どうしてこうなった」
響「ギャグ補正だよ!」

 もうそれでいいよな

 響の特訓終了 

 #####

 次の日

 特訓最終日

「第一回!焼肉パーティー!」
響「やったー!」
クリス「焼肉か」
翼「焼肉」
切歌「焼肉デスよ!マリア!調!」
マリア「珍しいわね、焼肉」
調「・・・焼肉(意味深)」

「今まで特訓を頑張ったから全員焼肉パーティーだ!」
「飲んで食べて!存分に騒ぐよ!」

全員「おーっ!(ええ)」


 おまけ

 ※もしもの世界
 ※辛い 
 ※英語誤字多分あります

 2:覚醒竜二(無限の??)

オートスコアラー対決時

竜二「そうだ...勘違いしてた...死液(デスソース)は俺が作ったんじゃない」
竜二「これは、皆で作った死液だああああああああああ!!」

竜二「I am the bone of my death sauce.」
  __体は死液で出来ている__

竜二「Capsaicin is my body.and a drinker my blood.」
 __血潮はカプサイシンで心は辛党__

竜二「I have crated over a thousand adrinkers.」
 __幾度の戦場(激辛大会)を越えて不敗__

竜二「Unaware of loss.」
 __ただ一度の敗走(敗退)もなく、__

竜二「Nor aware of gain.」
 __ただ一度の勝利(優勝)もなし__

竜二「Withstood pain to creat weapons.」
 __担い手(辛党)はここに独り__

竜二「Dath sauce for one's arrival.」
 __死液の丘で死液を鍛つ__

竜二「I have no regrets.This is the only path.」
 __ならば我が生涯に意味は不要ず__

竜二「My whole life was」
 __この体は__

竜二「"unlimited dath sauce works "」
 __無限の死液で出来ていた__

竜二「行くぞ!固有結界!アンリミテッド・デスソースワークス!」
 風景が変わり、地面は赤く、黒い点やオレンジ色の点があり、
 空には巨大なキャロライナ・リーパーが何個も浮かんでいた

レイア「強いわね」
ガリィ「鼻痛えよ!早く戻せ!」
竜二「Dath sauce party![死液の祭]」

 竜二の背後に魔方陣ができ、赤い液体が波になってガリィを襲った

ガリィ「そんな攻撃効くわけないでしょ」
竜二「Dath sauce works![死液の生成]」

 ガリィが防御壁を展開したが、すり抜けた

竜二「死液の前に防御は無意味!」
竜二「Eternal dath sauce [絶える事のない死液]」

 死液がガリィを飲み込み、死液が爆散した

ガリィ「な、辛っ...い」
ガリィ「こ、この!...ふっ!...そんな」

 ガリィは水で攻撃をしようとしたが体から力が出てこない
 今のガリィは無防備だ

竜二「俺は!お前達に辛い食べ物を知ってもらいたいだけだ!」
ミカ「解剖するゾ!」

 ミカが宝石を手に持ち、竜二に突撃したが

竜二「超変身!」
 竜二は仮面ライダークウガ[ライジングアルティメットフォーム]に変身し

竜二「せいっ!」
 ミカの宝石を右拳で破壊し、左手にキャロライナ・リーパーの圧縮玉を作り、
 ミカの口にぶち込んだ

ミカ「むぐっ!?...辛いゾ!?」
 ミカが座り込み、口を抑えた

ミカ「辛いゾ!痛いゾ!?」

 説明しよう!
[無限の死液]とは、相手に味覚や嗅覚がなくても辛さがそのまま伝わる
 圧縮玉は辛さが30倍にもなる
 そして、無限に死液を作れる!
 とても恐ろしい固有結界である!

 そして、圧縮玉を食べた人は確実に気絶する!
 どんな辛い食べ物も料理も無限に作れる、これはひどい!

竜二「力(辛さ)がみなぎる」

 もはやゴンさん状態!
 この竜二を止められる人物はいるのだろうか?

 ※続きません

 中途半端に終了!これがこの作品のおまけ!

 
 

 
後書き
久しぶりに本気(笑)でしたよ

8/29日修正しました 

 

25話 特訓の裏話

 
前書き
ベルトラは覚えていますか? 

 
 ベルトラSide

 特訓最終日前日

「・・・暇だ」 

 あいつは特訓...そして特訓
 これじゃあ暇すぎる
 少し、弄ってやろう

「そうだな.....一時的に少年に戻してやるか」

 さて、あいつの友達はどんな反応をするんだ?

 ベルトラSide out

 #####

 伊吹Side

「・・・なんじゃこりゃああああああああ!?」

 落ち着け!落ち着け!落ち着け!!
 体が小さくなってしまったんだよな?
 いやいや、どうしてこうなった?
 スキルノートの不具合?新しいスキル?

 いや、あいつしかいない!
 ベルトラ!

「ベルトラてめええええええええ!!」
「何で少年にさせたんだ!ひどい!ひどすぎる!」

 この姿が誰かに見つかったら・・・
 死ぬ、精神にひびが出来る
 もう詰んだ

(いや、待てよ?見つからなければいいだけだ!)

 何で俺はこんな簡単な手段を思いつかなかった?
 体が元に戻るまで待てばいい!

響「伊吹?飲み物いらない?」
「あ、いや!いらぬぁい!」

 しまった!噛んだ!
 というか何で響来てるんだよ!
 これもベルトラか!

響「どうしたの?何かあった?」
「いや、何もないよ!何もない!」

 焦りすぎた!
 部屋に入られたら終わりだ!

響「本当に大丈.....夫?」
「あ、詰んだ」

 響がドアを開け、驚いた顔をしていた
 もう駄目だ...逃げよう

「どいてくっえ!?」

 俺は響の横を通りすぎようとしたが、後ろから持ち上げられた
 痛い!力強すぎだ!

響「伊吹?...だよね?」
「イヤ、ヒトチガイデス」

 伊吹は恐怖で冷や汗をかき、響は伊吹を見ている
 あはははは、誰か助けて

響「この服と、この髪型...やっぱり伊吹?」
「シリマセン、ソンナヒト」

 伊吹は目をそらしながら、右に見える壁を見た
 響は気づいてしまった

響「・・・」
「え?」

 響は何も言葉を言わず、ただ俺を見つめた
 嫌な予感しかしねえよ!本当に誰か助けて!
 伊吹が心の中で助けを求めるが、誰にも気づかれない

響「かわいい!」
「ふぁっ!?」

 響が抱き締めてきた
 抱き締める力を考えていて、痛くない
 いや、これは後々気まずい

響「伊吹!どうして小さくなってるの!」
「あ、いや、降ろしてくれないか?」

 響の目がやばい
 獲物を見つけたチーターみたいな顔をしてる

響「へへへ!嫌だよ!」
「ちょっ!誰か助けてくれ!」

 ドアが開いている、そうだ!今空間移動したら逃げれる!
 俺は廊下に空間移動をし、空間移動をした瞬間に右に振り向き

「間に合え!」

 十字路が見え、十字路の中心に空間移動をして、着いた瞬間に右に全力で走った
 あれ?ここどこだっけ?
 まさか!地図の内容を完全に忘れた!?
 これはまずい!せめて覚えていたら!

 俺は右側に部屋を見つけ、部屋に入った
 そして、音が聞こえないようにドアを閉めた

「はあ.....今日は厄日だ」

 というかこの部屋は何だ?
 服が脱ぎ捨てられているけど...翼の部屋か!
 よかった!味方だ!響が来ても誤魔化してくれる!

「つ、翼?居るか?」
翼「?この声は伊吹か?」

 味方の翼が居たよ!

クリス「何だ?誰だ?」

 クリスが居たああああああ!?
 弄られる!日頃の恨みを返される!因果応報ってこういう事か!?

翼「伊吹...なのか?」
クリス「何だこの.....伊吹だ」
「頼む!助けてくれ!」

 もうこの二人にしか頼めない!
 俺の身長は124cm位だと思う、クリスを見上げる感じになってるしな

翼「詳しく話してもらおうか」

 #####

 ~伊吹説明中~

クリス「おいおい、本当かよ?」
「本当だ!頼む!一生のお願いだ!」
翼「北も南も分からない伊吹を見捨てるわけにもいかないな」

 え?本当に?
 仲間って最高、優しさが身にしみる!

「本当にありがとう!」
クリス「っ!...たく、仕方ねえな」

 伊吹の微笑みにクリスは軽く萌えた
 いやあ、持つべきものは仲間と友達と食べ物だな!

翼「それでは、ジュースを淹れよう」
「あ、ありがとう」

 翼がコップにジュース淹れ、コップを俺に渡した
 オレンジジュースか、久しぶりに飲むな
 あれ?飲み物を淹れる事が出来るたのか?

「いやあ、美味しいなあ」
クリス「ほらっ、あんパンでも食え」

 クリスがあんパンをくれた
 あんパンは二週間ぶりだな、パン屋の店主のあんパンは出来てるかな?

「ん、ありがとう」

 俺はあんパンの包装紙を破り、あんパンを口に含んだ
 スーパーに売ってるあんパンと、パン屋の店主のあんパンは味が完全に違うな
 俺の舌は肥えたかもしれんな

クリス「な、なあ」
「ん?(ゴクッ)何?」

 ジュースを飲み、あんパンを食べていると
 クリスが話してきた
 一体何だろう?

クリス「抱き締めていいか?」
「え?」

 逃げたほうがいいのか?でも、部屋の場所が全然分からない

「え?何で?」
クリス「いや!聞かなかった事にしてくれ!」

 お、おう
 まあ、無理やりよりはいいけどさ

「無理やりじゃないならどっちでも」
クリス「いいのか?」
「無理やりは勘弁」

 誰だって無理やりは嫌だろ
 男だって、女性だって

クリス「じゃあ、やるぞ?」
「あんパンとコップを置いてからな」

 守ってくれるなら別にいいか
 俺は立ち上がり、テーブルにあんパンとコップを置いた
 それより早く元の体に戻らないかな

 伊吹は、自分が抱き締められても、その事を了承していれば問題はないと思っている
 結構適当なオツムになっている

「うおっ!」
クリス(何だよこいつ、かわいすぎだろ)

 クリスが伊吹を抱き締め、

「もういいか?」
クリス「あ、分かった」

 抱き締められるのは、人の温もりとか感じるね
 ・・・抱き締める?温もり?
 何だっけ?


翼「伊吹!どうした!」
「......あっ」

 何かを思い出したような気がするけど、気のせいか
 というか肩がめちゃくちゃ痛いです
 肩を掴む力が尋常じゃないです

「いや、何か思い出そうとしたけど、何だっけ?」
クリス「それをあたし達に聞くか?」
「あ、それもそうか」

 クリスが呆れ気味に言い、伊吹は笑った
 翼は違和感を感じた

翼(おかしい、違和感を感じる)

 何か違和感を感じるが、分からない

「ん?どうしたんだ?翼先輩?」
翼「いや、何でもない」

 翼は考えを止め、伊吹が元に戻るのを待った

調「何してるの?」
「ふぁっ!?」

 何故調がここに?
 もうカオスな日常は勘弁だからな?

調「伊吹、どうして小さくなってるの?」
「ばれてる!?」

 早い!ばれるのが早い!
 調はニュー○イプか何かか!

調「・・・」
「・・・」

 調が伊吹を見つめ、伊吹も調を見つめている

調「飴いる?」
「お、ありがとう」
クリス「何もないのかよ!」

 俺は調とアイコンタクトをしていると、クリスがツッコミんだ
 飴をくれただけだが、どうしてそうなった?

調・伊吹「気にしたら負け」
クリス「それ気に入ってるのか?」
調・伊吹「譲らないZE☆」
クリス「いらないわ!」
調・伊吹「決まったZE☆」
クリス「イライラすんな」
調・伊吹「ごめんだZE☆」
クリス「いい加減にしろ!」
調・伊吹「ごめんなさい」

 ほぼ漫才だ、漫才名は[イガリマイチイバル]でいいかな?
 というか、調とは凄い息が合う

調「やっぱり息が合うね」
「凄い息が合うなよな」
調「伊吹、抱き締めていい?」
「いいよ、別に問題はないし」

 いやー調とは何でこんなに気が合うのかを考えたけど、答えは見つからない
 多分心の絶対領域があるんだよね
 そうに違いない

調「それじゃあ」

 調が抱き締めてきた
 あれ?何でクリスも調も俺を抱き締める?何故気づいていなかった?
 直接本人に聞いてみるか

「単刀直入に言うけどさ、クリスと調は何で抱き締めたんだ?」
クリス「それは自分で考えろ!」

 え?答えが分からないから本人に聞いてるのに、調なら答えを言ってくれる筈
 俺は期待を胸に抱きつつ、調の言葉を聞いた

調「え?えっと...それは」
「それは?」
調「かわいいから」
「え?」

 いや、俺が?
 ははは、冗談キツイな
 俺だよ?俺なんだよ?

調「今の伊吹の容姿がかわいい」
「ちょ、ストップ」

 だが、調の勢いは止まらなかった

調「まず、その余った腕の服、余った服を足で引きずっているその姿」
「どうした!?調ってそんなキャラだった!?」

 こんなの絶対おかしいよ

調「そして、その目の「おい、伊吹が困ってる」そうなの?」

 助け船が来た!クリスありがとう!
 俺はクリスの助け船に喜び、調から逃げようとしたが

調「待って」
「うわっ!?」

 調が伊吹の腕の余った服を掴み、伊吹を引き寄せた
 もう座りたいです

調「座るなら私の膝に」
「何故に!?」

 もうキャラ崩壊してるんじゃないかと思い初めたよ

調「何となく」
「気にしたry」

 結局調の膝に座った
 見事にフィットしているが、時々頭を撫でるのは止めてもらいたい
 地味にくすぐったい 

 ~説明中~

調「そうだったんだ」
「まあ、これ以上人は増えないよな」

 調には翼が説明して、調は守ってくれるようだ
 後は時間が経てば元に戻るよな
 でも、戻らなかったらどうしよう?

 不安な気持ちになったが、戻らなかったらベルトラをフルボッコにするだけだ
 少しため息をつき、ジュースを口に含んで飲んだ
 コトンとコップをテーブルに置く音が部屋に伝わったが、直ぐに聞こえなくなった

クリス「んで、どうする?」

 クリスが俺に質問してきた
 具体的な解決策はないんだよな、どうしよう?
 元に戻るまで待つのがいいと思う
 この部屋からは出ないほうが安全だ

「やっぱり、ここで元に戻るを待つのがいいと思う」

 外に出て、迷子になるのは勘弁
 早く元の体に戻りたい
 ん?頭に何か流れてくるような?
『セット怨☆怨』
『まそっぷ!』
『そんな事はなかったZE☆』
『ドラゲナイ☆』

 ・・・ワケワカメ
 というかあの漫画のネタがあったね
 というか最後のは、閣下のセリフにしか聞こえない

 死亡フラグとか勘弁
 誰も死なせないし、俺は死なない

 ~30分後~

「キャロルを倒すのに、オートスコアラーを全員倒さないと駄目かと思ったけど」
「そんな事はなかったZE☆」
「くらえ!俺の秘奥義!」
「これで決める!」
「閃け、鮮烈なる刃!無辺の闇を鋭く切り裂き、仇名す者を微塵に砕く!」
「決まった!まそっぷ!」

オートスコアラー全員「うわー」

「よし!イグナイトは準備出来てるな!」
響「バッチグー!」
翼「問題ない」
クリス「全力で叩き潰す!」
調「マリア、切ちゃん、頑張ろう」
切歌「頑張るデス!」
マリア「間違いは正さないと」
竜二「セット怨☆怨」
閣下「ドラゲナイ☆」

「よし!フルボッコタイムだ!行くぞおおおおおおおおおおお!!」
全員「おー!」

キャロル「勝てない」

「っていう夢を見た」
クリス「どんな夢だ!」

 少し寝てしまった
 凄いカオスな夢だった
 あれ?体が元に戻ってる

「よっしゃあ!体が元に戻った!」

 立ち上がって、ガッツポーズをした
 やっと元に戻った!

翼「どうだ?思い出したか?」
「もう全部思い出した!ありがとな、バイバイ」

 俺は空間移動で自分の部屋に戻った


ベルトラ「少しは退屈しのぎになったな」


 
 

 
後書き
後書きにいつもおまけがあるとは限らない 

 

26話 一撃で沈めよう

 
前書き
あれ?十万文字越えてる?

K→D(技)
察しがいい人は分かります 

 
 伊吹Side

 ハロッロッハー!
 伊吹だ.....最初からこのテンションはおかしいな
 そんな事よりうどん食べたい

 本題に移ろう
 もうそろそろ強化型シンフォギアが完成するみたいだ
 今出撃出来るのは俺と勇治と竜二と響と切歌と調だけだ
 強化型の完成まで後少し

 だが、オートスコアラーが本部の電力源を潰しに来た
 こういう時に何で来るかな?

 最悪の場合、俺が1割力を出すしかないな
 本気は出せないし、本気の力と同じ敵も居ない
 まあ、オートスコアラーの分担は

 竜二vsファラ・スユーフ
 勇治vsレイア・ダラーヒム
 響vsガリィ・トゥーマーン
 俺vsミカ・ジャウカーン

 これが撃退チームだ
 翼先輩とクリスは強化型シンフォギア完成次第、援護に向かう
 ビッキーは超凶化したから大丈夫だな
 イグナイトモジュールを使えるようになったら
 凶化終了だな

 伊吹Side out

 #####

 竜二Side

 やっっっっっと出番がきたあああああああああああああああ!!
 過去編もそんな書いてくれなかったしー
 本編にもほとんど出番ないしー
 やさぐれるぞ!この駄主!

 ふう.....言いたい事も心の中で言ったし
 早くファラ・スユーフというオートスコアラーを倒そう

「変身!」

 竜二はクウガ:マイティフォームに変身し、鉄パイプを持ち、次元の穴に入った
 伊吹が「移動するまで時間かかるから、空間を歪めたからここ通ったほうがいいよ」
 そう言って伊吹が4つ空間を歪ませた
 
 伊吹はそういうやつか(諦め)
 目の前の歪めがなくなり、ファラ・スユーフを見つけた

「お前か!」
ファラ「あら?貴方は誰かしら?」

 この人は強いな
 勝てるか?あのフォームになれば確実に勝てるけど
 そこは状況によるな

「仮面ライダークウガだ!」
ファラ「クウガ?」

 自己紹介したけど
 この自己紹介は意味があったのか?

ファラ「はあっ!」
「うわっ!?っと!危な!」

 くそ!台風を操るのか
 なら、ここはドラゴンフォームだ!

 台風が近づいてきたが、後退して

「超変身!」

 ドラゴンフォームに超変身し、中央の宝石が赤から青に変わった
 鉄パイプを手に持って『ドラゴンロッド』に変えた

「はああああ!」

 近づいてくる台風をジグザグに避け、ドラゴンロッドの先端をファラに突き立てたが
 片手の大剣で防がれてしまった

 この攻撃だけでは終わらせない!
 後退し、深く腰を落として一気に地面を蹴った

 右手にドラゴンロッドを持ち、ドラゴンロッドで左になぎ払い
 大剣でドラゴンロッドの攻撃は防がれたが
 左手で服部を殴った

「これで!」

 左手で殴り飛ばした瞬間に地面を全力で蹴り、
 空中でドラゴンロッドを両手に持ち変えて<スプラッシュドラゴン>をくらわせた
 封印エネルギーの封印の力が働き、ファラの力を少し封印した

ファラ「力が」
「とっておきだ!」

 これで完全に終わらせる!
 油断も慢心も無しでフルパワーだ!!

「超変身!」

 体に金色の装甲が追加され、ベルトは金色に変わり
 クウガ:ライジングマイティに変身した

ファラ「これは厄介ね」
「決めるよ?」

 ライジングマイティは全体の力がバランスよく強化され
 右足にはマイティキックの威力を強化する『マイティアンクレット』が装着されている

 ファラに走り、右ストレートを大剣にぶつけた
 防御ばかりじゃ効かないよ!

 そう思った矢先に、後ろから台風がクウガを襲った

「うわっ!?動きにくいな!」
ファラ「残念だったわね、これで終わりよ」

 今のは演技だ!
 燃えろ!

 右手を前にかざし、不完全な超自然発火能力を使い
 ファラの体を燃やした

ファラ「これは?目隠「ここだ!」」

 俺は後ろに下がり、ライジングドラゴンに変身し
<ライジングスプラッシュドラゴン>でファラの胸の中心に突きを放った
 棒の先端から封印エネルギーをファラに流し込んだ

ファラ「くっ!退却しないと不味いわね」

 ファラが石を地面に投げると赤い魔方陣が出来た
 そして、消えてしまった

「ふう........疲れた」

 連続でライジングになるのは疲れるな
 変身を解き、ヘリの到着を待った

 竜二Side out

 #####

 勇治Side

 やはり伊吹は何かずれている
 空間を歪めるやつが何処にいる
 ・・・俺が言っても説得力はないよな

 歪められた空間に入り、目の前が歪んだ
 目の前に燃えている建物が遠くに見え、その建物の上にはオートスコアラーのレイア・ダラーヒムがいた

「奴か」

 初めてレイアさんを見た時はジョ○ョ立ちだったから、びっくりした by主 
 
「変身」

 勇治は飛んできたカブトゼクターを右手で取り
 バックルにカブトゼクターをセットした

[ヘンシン]

 機械音がカブトゼクターから鳴り
 カブト:マスクドフォームに変身した
 上半身が厚い装甲に覆われている

「キャストオフ」

[キャストオフ チェンジビートル]

 カブトゼクターを反対側に倒すと、上半身の装甲が飛散し
 赤いアーマーになり、顎のローテートを基点にカブトホーンが起立して顔面の位置に収まり
 カブト:ライダーフォームの変身が完了した

「クロックアップ」

[クロックアップ]

 右腰にあるスラップスイッチを勢いよく叩いた

 クロックアップ中

 さあ、これで決めなければ
 レイアに向かって跳び、腕を掴んで地面に叩き落とした
 地面に叩き落とされた時のバウンドによって、レイアの体が少し浮き

[ワン]

 カブトゼクター上部の脚3本に内臓されている『スイッチ・フルスロットル』を左のスイッチを押した
 機械音がカブトゼクターから鳴り

 そのままレイアを右足で蹴り上げ、中央と右のスイッチを押した

[ツー]

[スリー]

「ライダーキック」
[ライダーキック]

 スイッチを押し終わり、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒した
 機械音が鳴り終わり、落ちてきたレイアに回し蹴りをくらわせた

[クロックオーバー]

 クロックアップ終了

レイア「っ!」

 レイアが何度も地面をバウンドして地面を蹴って体制を立て直した
 これが効かないか

「ふっ!」

 クラックからカブトクナイガンを手に取り
 空中で、カブトクナイガンをクナイ形態にし、刀身からイオンビーム刃を展開して
 レイアに降り下ろした

 レイアは後退して、着地時を狙ってコインを勇治に当てる思惑だったが
 勇治はレイアの後ろに立っていた

レイア「ぐっ!」

 空中でクナイを降り下ろす瞬間にクロックアップをして
[アバランチスラッシュ]を放った
 幾度もレイアを切り裂き、レイアに回し蹴りを頭にくらわせた

 勢いよく倒れたレイアの左肩に右足が置かれ

「ライダーキック」
[ライダーキック]

 ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒した
 機械音がカブトゼクターから鳴り、右足に波動化したタキオン粒子が集まり

 そのまま全力で踏みつけた

 半径10Mのコンクリートにひびが入り、穴が空いた

 勇治はライダーキックをした瞬間に被害がない場所に跳び
 レイアが生きているかを確認した 

「居ない?」

 あるのは、バラバラになったコンクリートと石の瓦礫だけだった
 レイアが見つからず、頭に?マークが浮かんだ

 もし、俺のライダーキックが当たっていたなら
 瓦礫に埋もれている筈

「逃げたか?」

 勇治は仮説を立ててみた
 俺のライダーキックが当たる前に何らかの力で逃げた

 色々仮説を立てていると、ヘリが来た

「まあ、戻るか」

 変身を解いて、ヘリに乗って戻った

 勇治Side out

 #####

 響Side

 私は歪まれた空間に入った
 伊吹からは「空から強襲してみるか?」と言われて
 やってみたかったから頷いた

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 響は聖詠を歌い、シンフォギアを纏った
 落ちながらガリィ目掛けて右蹴りを当てた

ガリィ「ちっ!お前か」

 ガリィの防御壁に防がれたが、足で[三重の極み]を防御壁に当てると
 防御壁が割れる音と同時にガリィが後退した

ガリィ「なら、これは?」

 橋の下から水柱がコンクリートを突き破って出てきた

 伊吹が言ってた{極限まで集中してみろ}って
 響は[センスフレア]で極限まで集中して目を閉じた

ガリィ「諦めちゃうんですかぁ?だったら壊れろ!」

 今だ!
 水柱がコンクリートを突き破って響に近づいてきたが
 響は右、左、後、右、前に避けてガリィに腰部のブースターで飛んでいった
 
「♪~」
ガリィ「そんな歌で」

 ガリィが防御壁を更に厚くさせて、余裕の顔で響を見ていた

「はあっ!」
ガリィ「なっ!」

 地面を左足で力強く踏み、右拳を防御壁にぶつけた
 三重の極みで防御壁にひびが入り、右足で更に踏み込み、左手の正拳突きを防御壁にぶつけた
 右脚部のパワージャッキで地面を蹴り、右足で飛び膝蹴りをガリィの腹部に当てた
 ガリィが吹き飛び、何度も地面を転がりながら倒れた

 腰を深く落とし右手をジェットに変形させ
 ガリィに向かって飛んでいった 

 ガリィが立ち上がった瞬間にガリィが水になったが
 これは計画の内
 本当の狙いはガリィを油断させる為

ガリィ「それは幻ですよぉ?」
「知ってた!」

 ガリィが響の横にいたが
 ジェットを拳に戻してガリィに回し蹴りを当てた

 ジェットの速度を利用し、回し蹴りの威力が何倍にもなっていた
 ガリィが橋から落ちてしまい、響は転んでしまった

「いたたたた...あれ?何処に行ったんだろう?」

 辺りを見回してもガリィは何処にも居なかった
 あれ、逃げちゃったのかな?

 響は不思議に思ったが、ヘリが来たので本部に帰った

 響Side out

 #####

 伊吹Side

 試しに切歌の黒歴史を歌ってみた
 フルでな

切歌{何で知っているんデス!?あ!それ以上は歌わないで下さいデス!デエエエエエエエエス!?}

 とりあえず最後まで歌った
 歌い終わった時、切歌は燃え尽きていた
 無茶しやがって

 ミカが襲撃してきた場所に着いた

「さて、早く終わらせよう」
ミカ「ん?知らないやつだゾ?」

 ったく.....一撃で沈めよう
 俺を囲んでいるアルカノイズを

「災厄と魔王の原始の魂!」
「アルマゲドン!」

 俺を中心に極細の黒色と紫色のレーザーが100程アルカノイズに向かって飛んでいった
 アルカノイズに当たるとアルカノイズを貪りながらに食い始めた

「うわっ...グロいな」

 流石にこれはトラウマになるんだが
 アルカノイズを捕食している黒色と紫色の物体が肥大化していった
 もうこれは使わない.....多分

ミカ「それ面白いゾ!」

 アルカノイズを全て食べ終わり、黒色と紫色の物体が融合し
 黒色の球状の物体になって俺の手のひらに入った

 .....二度と使わないからな
 こんなの使いたくない

 アルカノイズに謝罪の言葉を言いたくなるよ

ミカ「邪魔をするならくらえ!」
「はいはい、頑張ってるね」

 一撃で終わらせる為に色々準備をしないとな
 エンチャント・ダメージ、センスフレア、インサイトを付けて
 FOEで防御力を50%下げ

「攻撃力増加、防御力半減、命中率増加、クリティカル率増加」

 ミカが宝石で攻撃してきたが[反撃ノ鬨]で受け流し
 受け流し、受け流し、受け流し
 ミカの振り落とし攻撃が俺の右肩に当たる前に

「虎落とし」

 俺のカウンターパンチが宝石が俺の右肩に当たる前に腹部に当たった
 ミカが吹き飛ぶ瞬間、世界が遅く見えた

 あ、目のリミッターを少し開放してしまった
 最近ミスが多いねえ

ミカ「退却...する.....ゾ」

 ミカが動かず
 やり過ぎた、足も震えているけど大丈夫か?
 テレポートジェムでミカは帰った

「もう少し観察すればよかったな」

 俺はとりあえず本部に戻った

 #####

 色々長い話をエルフナインから聞いたんだが
[暴走]のメカニズムを解析して応用したのが[イグナイトモジュール]だ

[暴走]のメカニズムを応用する事で
 シンフォギアの出力を瞬間的に高める事を実現出来るみたいだ

 イグナイトモジュールの最大の特徴は[暴走の制御]
 暴走体の意識、理性を保護して維持出来る

 まあ、全体的にかなり強くなったって事だな

 じゃあ、家に帰「伊吹さん」ん?エルフナインか?

エルフナイン「これを」
「え?何これ?」

 手に2cm位の小さい黄金の剣?のような物を貰った
 アクセサリー...だよな?

エルフナイン「理由は詳しく言えませんが、とある人に」
「とある人?まあ、貰っとくな」

 ちょっと気になるけど別にいいよな
 とりあえず帰ろう

 #####

「ぶっ壊せ!Burning blade!ぶっ飛ばせ!Burning Blake!」

 響と出会ったからカラオケをしている
 理由何ていらない

「常識何てぶち破れ!」
響「いえーい!」

 滅茶苦茶盛り上がってるな
 テテッテッテッテテッテテー...86.9点

 意外といけるな

響「ねえ!星天ギャラクシィクロスを歌おうよ」
「ん?星天ギャラクシィクロスか?じゃあ二人で歌うか」

 5分後

 テテッテッテッテテッテテー...91.2点
 結構いい点数だな

響「おお!91.2点だよ!」
「これは凄いな...ん?もうそろそろ時間だな」

 時間が経つのが早い、そう思う日だった


 
 

 
後書き
辛い...主に空気が
9/3修正しました
9/15日修正しました 

 

27話 激オコスティックファイナリアリティプンプンドリーム

 
前書き
学校が忙しくてなかなか書けない(-_-;)
もっと書きたいのに・・・

※禁書ネタあります 

 
 伊吹Side 午後8時30分

 ・・・面倒ッ!
 暇潰しには丁度いいけどさあ・・・・・リンチは性格悪いなあ

男1「マダンテ!」
男2「グングニル!」
男3「ギガスラッシュ!」
男4「ギガスロー!」
男5「ギガデイン!」

 俺の足下に紫色の渦が現れ、男2は赤い槍を俺に投げ
 男3は雷を纏わせて右に剣をなぎ払い、雷の衝撃波を俺に放った
 男4は黒い槍を俺に投げ、男5は俺の上に雷雲を作り

「鬱陶しい.....というか喧嘩売んの止めてくんない?...殺すよ」

 右から投げられた赤い槍を右手ではたき落とし、左から投げられた黒い槍を左手はたき落とした
 前方から来た雷の衝撃波が胸に当たったが、かゆい
 下から紫色の爆発波が俺を包んだが、くすぐったい
 上から雷が頭に落ちてきたが、ビリッときた!

「というかここ公園だよ?結界を作っておいたから被害はないけど」

 砂煙が鬱陶しい...こいつら捕まえるか
 男達が何か叫んでいるが、耳栓を装備しているから聞こえない
 こいつらを合わせると...9人目か
 はあ..........ベルトラから任務を受けたけど...いや、強制的か

ベルトラ(ごちゃごちゃ言わずに早く捕まえろ...他の世界にも行ってもらうからな)
(何故に!?この世界でゆっくり生きたいだけなのに!?)

 転生特典をもらったから、恩はちゃんと返さないと駄目だし
 まあ、この力でなんとかやっていけるだろ
 というか念話を急に使ってくるのは止めてもらいたい
 心臓に悪い

 男1に向かって歩き、後ろに空間移動をして、右手の手刀を首に当て、男1が気絶した瞬間に
 男1は白い粒子になった

 ああもう、何で俺に他の転生者が戦いに来るんだ?賞金首か?
 それはないか.....後でベルトラに聞いてみるか

 考え事をしながら男2の懐に近づき、腹部を右拳でぶち抜いた
 その瞬間に白い粒子になり、男3に振り向き、空間移動をして右手で頭を掴んで地面に叩きつけた

 直径5Mのクレーターが出来た瞬間に男3は白い粒子になった
 男4は後退り、俺に話しかけているが

「いや、耳栓で聞こえないから...詳しいハンドサインで頼むわ」

 俺の気軽な言葉に男4は絶望の顔で俺を見て
 何か決心した顔で俺に走って来たが、武器は手に持っていなかった
 ああ、さっきのが武器だったんだね...何かゴメン.....あばよ

 右手で殴りかかってきたが、左手で右手を握り潰し
 男4の顔は苦痛で歪み、左手を振り払い
 後ろに後退してから飛び膝蹴りを顔にぶつけた

 飛び膝蹴りが顔に当たった瞬間、男4は白い粒子になった

「・・・まともに戦える転生者居ないの?」

 本当に退屈...もっと強い転生者とか居ないのか?
 赤子の手を捻るより簡単な任務だ
 こんなんじゃあ心が満足出来ない!..........ゲームで我慢しよう

 また暴走したら怖いし、意識を乗っ取られるのも絶対に嫌だ
 抑制出来ない暴走とか怖すぎだろ

ベルトラ(おい!逃げられるぞ!)
(ふぁっ!?何処!?何処に居るんだ?)
ベルトラ(ああ、逃げられた)
(あ、ゴメン)

 どうやらテレポート的な何かで男5に逃げられたみたいだ
 これから考え事は戦い以外にしておこう
 心に決心したが、こっぴどくベルトラに叱られた

 #####

ベルトラ(はあ.....これだと勝てねえじゃねえか)
(どういう事だ?ベルトラ)
ベルトラ(大転生者大会だ...話は長くなるが、聞いてくれ)

 家の玄関のドア開け、洗面所に歩き、手洗いうがいをして椅子に座った
 ベルトラの言葉に少し面倒事を聞かされそうになると思ったが
 大転生者大会って何だ?転生者が戦う戦いか?
 少しというかかなり気になる

ベルトラ(ざっくり言うと、色々な世界の転生者を集めて大会で戦ってもらうトーナメント式大会だ)
ベルトラ(転生者は何人でも出場出来るんだが、他の転生者は潰しておきたいからな)
ベルトラ(ルールでは大会が始まる前なら他の転生者を潰しておいてもいい)
ベルトラ(だから他の転生者を潰す任務を頼んだわけだ)
ベルトラ(開催日の情報はまだ公開されていないが、お前が参加出来るようにしておいた)
ベルトラ(どうだ?強い転生者と戦えるんだからいいよなあ?)

 いいわけねえでしょうが!なにそれ面倒だけど面白そう!
 あれ?オ○ワ○ワクすっぞの人みたいになってない?

(まあいいか、それより優勝品は?)
ベルトラ(驚くなよ?.....究極神龍の呼び出しだ)
(何ですと!?よし、絶対優勝してやる)
ベルトラ(願い事は二つまでだからな、一つは俺、一つはお前だ)
ベルトラ(じゃあな、俺にも仕事があるからな)

 ベルトラの念話が聞こえなくなり、大転生者大会に期待していた
 一体どんな転生者が大会に集うんだ?

 テンテテッテッテッテーテレッテレーッ テンテテッテッテッテーテレッテレーッ

 上着の右ポケットから携帯電話から着信音が聞こえた
 俺の電話番号を知っているのは響と未来と勇治と竜二だけだ
 この時間に電話してくるなんて、どうしたんだ?

 携帯電話を手に取り、誰がかけてきたのかを確認した
 ん?勇治か

勇治「伊吹か?俺は少し旅に行く事にした」
「え?旅?何処にだよ」
勇治「秘密だ...まあ、すぐ帰る」
「お、おう...じゃあな」

 携帯電話を閉じ、テーブルに投げた
 旅か、まあ、すぐ帰るみたいだし
 心配は無用って事だな

 #####

 ~次の日~

 ガラス越しに響と翼とクリスが見える
 俺は響と翼とクリスのイグナイトモジュールの起動実験を見守っている
 安全に起動出来るのか心配だな

 まあ、俺の特訓で実力と心も鍛え上げたから大丈夫だと思うけど
 さて、どうなるかな

響・翼・クリス「「「抜剣!」」」
[[[ダインスレイフ]]]

 胸のペンダントを天に掲げると、ペンダントから機械音が聞こえ
 ペンダントが空中に逆三角形のような形で展開され
 光の剣が響達の胸の中心に向けられ

 響達の胸の中心に光の剣が突き刺さった

響「あ”がっ!?」
翼「ぐっ!があああああああ!」
クリス「う”あああああああああ!!」

 響達が黒いオーラに纏われて、目が赤くなっている
 ドス黒く、禍々しく、恐ろしい力だ
[持ち主絶対殺すマン]とか言われているのも分かる気がする

翼「すまないな雪音、誰かの手を握っていないと負けそうだ」
クリス「そんなの気にしないで下さいよ、先輩」
響「そうですよ、私達は同じ釜の飯を食べた仲じゃないですか」

 翼はふらつきながらクリスに歩いていった
 翼がクリスの手を握り、響も翼とクリスの手を握った
 何とか意識を保っているが、このままだと衝動に勝てない
 俺の焦りとは逆にマリア達は

マリア「呪いなど切り裂け!」
切歌「撃ち抜くんデス!」
調「恐れずに砕けばきっと!」

 励ましの言葉を響達に伝えていた
 少し焦っていた俺が馬鹿だった、信じよう...衝動に負けないと

響「この衝動に!」
翼「塗り潰されて!」
響・翼・クリス「たまるものかあああああああああああああ!!」

 響は黄色と黒色と橙色だけのアーマーになり、白いマフラーは黒いマフラーに変わっていた
 腕のアームドギアは橙色と黒色になっており
 胸には新たにガラスのような黄色のアーマーが追加装備されていた

 翼は脚部のブレードが少し長くなり
 腰部のアーマーは後ろに展開されている
 抜刀したアームドギアは黒く、水色の線が剣の根元から剣先まで続いている
 響と同じく、胸にはガラスのような水色のアーマーが追加装備されていた

 クリスは赤色と黒色だけになり
 クロスボウガンは黒色が追加され、腰にはウイングのようなアーマーが展開された
 響と翼と同じく、胸にはガラスのような赤色のアーマーが追加装備されていた

翼・響・クリス「「「♪~」」」

藤尭「モジュール起動!セーフティリリースのカウントを開始します」

「じゃあ行ってきます」

 俺は響達の場所に空間移動をした
 それにしても凄まじい力だ...勇治を超えたか?
 力の確認をしなければいけないしな

 最高だ
 心の底から熱くなれる歌だよ、本当に凄い

響「伊吹、戦うよ」
翼「すまないが、頼むぞ」
クリス「試し撃ちには丁度いいな」

「じゃあ、全力で来い!」

 俺は剣を創り、右手に持った
 勿論木刀だ、あくまでも攻撃を防御するだけで攻撃はしない

 俺は自分にセンスフレアをかけ、目と身体能力のリミッターを一つ外した
 やっぱりこっちのほうが調子いいな

クリス「♪~」

 翼が刀を持ちながら飛びかかってきた
 両手で木刀を持ち、刀をなぞるように受け流した
 翼の足が地面に着いた瞬間に[逆羅刹]で俺を切り裂いてきた

響「♪~」 

 木刀で[逆羅刹]を弾いているが、響が腰部のブースターで飛んで
 伊吹の脇腹を殴り飛ばした
 空中で体を一回転させ、地面に左手をつけながら勢いを殺した
 立ち上がり、響達を見ると

翼「♪~」
「おいおい、冗談キツイぞ」

 響は両腕にジェットを
 翼は刀を振り上げ、刀を雷を纏わせた
 クリスは背中のアーマーを展開させて四つの大型ミサイルと
 腰部のアーマーを展開させて小型ミサイルを攻撃準備をした

 響は伊吹に飛んできいき、伊吹を殴ったが
 伊吹は木刀で防いでいた
 地面に足が埋まり、靴の隙間に細かい瓦礫が入ってくる

 そして木刀は折れ、響は腹部を上に殴り飛ばした
 翼は刀を振り落とし[蒼ノ一閃 光刃]で伊吹が避ける暇も無く当たった

 くそっ!痛い!めっちゃ痛い!

 そんな事を思っている間に大型ミサイルと小型ミサイルが伊吹に当たった
 空中で爆発の連鎖が起こり、爆風によって伊吹は見えなくなった
 
「痛いな、かなり」

 響が地面に着地し、クリスは二丁クロスボウガンを構え、背中のアーマーを展開して大型ミサイルを用意した
 伊吹が見えた瞬間にクリスはクロスボウガンを交互に連続で撃ち

 大型ミサイルが発射された

 伊吹は空中で手のひらを合わせ、防御壁を作り、防御壁に弾かれて弓が当たらなかったが
 背後から来る大型ミサイルに気づかずに大型ミサイルが背中に当たって爆発した

 翼が地面を蹴り、空中で刀を伊吹に投げ、刀が巨大化して黒い剣になった
 響が両手をジェットにさせて、クリスは大型ミサイルを二つ用意して

 翼が巨大化させた剣を俺に蹴り貫く瞬間に
 響がジェットを使い、剣を蹴り貫いてきた
 クリスも大型ミサイルを使い、剣を蹴り貫いた

 そして、剣が炎に包まれ

「これ無」

 伊吹が言い終わる前に剣が地面に突き刺さり、大爆発が起きた

 響が右腕を天に掲げると、翼とクリスのアームドギアが響の腕に装備され
 新たに水色と赤色が追加された
 響の右腕に翼とクリスのアームドギアが変形し、右腕の一部になった

 伊吹が燃え上がる炎の中心に倒れていたが、立ち上がり
 響の異変に気づいた

「?.....知らない技だけど」

 あれ?そんな技あったのか?
 というか右腕にフォニックゲインがとてつもなく集まっているんだが

 響が腰部のブースターで伊吹に飛んでいき
 響の右腕がドス黒く波打つようなオーラを纏っていた

 本当に危険だ
 死ぬかもしれない、どうしよう!?

 響が伊吹の懐に着き
 響の右拳が後0.3秒という所で当たる瞬間
 響の右腕が黄金の色に変わった

 響の体が黄金の炎に包まれ、右拳が伊吹の腹部に当たった
 そのまま殴り飛ばし、伊吹は地面を何度もバウンドした

 伊吹が立ち上がり、空中を見ると
 右足で俺に雷○豪○脚を当てようとする響がいた
 右足に黄金の炎を纏わせ、左腕からブースター、右足からブースターで速度を上げていた

「あ、オワタ」

 伊吹に雷○豪○脚が当たり、大爆発が起きた

 #####

「ん?また気絶したのか俺は」

 流石に防御力のリミッターを二つ外さないとまた気絶するよな
 もう何回気絶したんだ?これ以上気絶するのは勘弁

響「伊吹ー!」
「ふぁっ!?」

 響が俺に走ってきたが、響の後ろに空間移動をした

響「ぎゃふん!?」
「ははははは!対策は出来ていた!未来にkゲフンゲフン...とりあえず対策は出来ていた!」

 あっぶねー...爆弾発言投下する一歩手前だった
 俺は、響がベッドで寝ている俺に抱きつかれる(痛み)前に響の後ろに空間移動をした
 この空間移動によって、響は勢い余ってベッドに倒れた
 響がベッドから立ち上がり、俺の目の前に立った

響「あ、今度海に行こうよ」
「海?」

 #####

 ~次の日~

響「海だ!」
「砂浜だ!」

響・伊吹「「泳ぐぞー!(よ)」」

未来「もう、響ったら」

 響と伊吹が叫びながら砂浜を走り、海に飛び込んだ
 準備体操はしているから海に入ってもいい
 未来は少し

調「・・・」
切歌「・・・」

 調と切歌は砂で城を作ろうとしている
 二人での共同作業だな

 単純作業と思って侮ってはいけない遊びだ
 海に近すぎると砂に波が当たり、崩れてしまう
 場所選びは重要だ

クリス「ふう」

 クリスは浮き輪の上に乗り、海の流れに身を任せていた
 運動は俺と響と翼先輩より出来ないが、大丈夫なのか?
 いや、クリスが普通なのか?

「・・・それより、抱きつかれると溺れてしまうんだが」
響「伊吹が私の姿に何も言わないからだよー」

 浮いてはいるが、響が右腕に抱きついている
 泳ぎにくいというか動けない、浮いてはいるけど溺れないよな?
 右腕に当たっているのは・・・うん

「・・・・・水着か?」
響「うんうん!」

 響の目が輝いているが、獲物を見つけたLIONにしか見えない
 ただのライオンじゃねえ
 凄いLIONだ・・・選択を間違えるとどうなってしまうんだ?

1:かわいい
2:いいんじゃねえか?
3:ユニバアアアアアアアアアアアアス!!

 ・・・どうかしてるよな、俺
 んなもん1の選択しかないだろ。3の選択肢はワケワカメ
 1以外選ぶのは危険すぎる、誰が何を言おうと俺は1を選ぶぞ!
 せっかくだから俺は、1を選ぶぜ!

「かわいいと思うよ」
響「えっ?....そう...かな?」
「うん、似合ってる」

 はい逃げる!今こそ逃げるチャンスが到来!
 いや、響がかわいいのは嘘ではないが、リア充の空気とか
 俺には似合わない!

 空間移動で砂浜に戻った
 そして、目の前には俺を見上げている調が居た

調「じー」
「あるぇ?」

 しまった!適当に見えた砂浜に空間移動をしてしまった!
 いやな予感しかしない。俺は右手が異端の能力を持ったレベル0の人並の不運かよ!
 心に焦りと不安を抱きながら調を見た

調「水着.....どうかな?」
(あ、やっぱり?)
「俺には言葉選びのセンスがないけど、かわいいよ」

 俺の言葉に調は少し笑い、俺の右腕を掴んだ
 そのまま、切歌が砂の城を作っている場所に連れていかれ

調「一緒に作ろ」
「いいのか?その気になったら細部までこだわるからな」
調「そのつもりで私と切ちゃんは作ってる」

 何だと?.........よっしゃ!本気と書いてマジで作ろうじゃないか!

 ~40分後~

調「右に0.1cmずれてる」
切歌「え?違うんデスか?...これでどうデスか!」
「惜しいな、左に0.043mmずれてる」
切歌「細かいデス!?」

 今さら何を言ってるんだ?本気で砂の城を作るんだろ?
 左に0.043mmじゃないか
 入り口の門の石の場所を調整して、徹底的に砂の城を作っている

調「うん、ほとんどズレはないね。お疲れ様...切ちゃん」
切歌「調ー!」

 切歌が調に抱きつこうとしたが、俺の左に正座で座っていた
 おい、誰だよ。調に瞬間移動を教えたのは
 その内気や念能力や魔法でも使えるんじゃないのかと冗談混じりに伊吹は思った
 あれ?本当に.....覚えない.......よな?

切歌「あれ?調?」
調「ここだよ、切ちゃん」

 切歌が立ち上がり、右や左を見渡し、調を探しているが
 俺の左に正座で座っている

切歌「え?一瞬で....それはないデスよね」
調「・・・」
切歌「嘘.......デスよね?」
調「・・・どうだろう」
「いや、分かっていないのかよ!」

 #####

「・・・俺とクリスが買い出しか」
クリス「ついてねえよな」
「まあ、栄養を考えて食材や飲み物を買うだけだし、別にいいよな」

 クリスは何か気づいたように右を見ていたが
 伊吹は気づいておらず、クリスに話していた
 上り坂の道路をゆっくり前に歩きながら伊吹は右腕だけで空間移動をして

「それでな、この前このベルト奪っ...貰ったんだけどさ、使い方分からないんだよな」
「どうみてもオ「伊吹!危ねえ!」は?なに言っ...え?」

 クリスに両手で突き飛ばされ、伊吹は状況の整理が出来なかった
 姿勢が崩れた瞬間にクリスが何か喋っていた

クリス「ごめんな、もうあたしは」
「クリス?」

 その直ぐ後に見えた光景は・・・

 ザシュッ

 クリスの胸の中心に槍が突き刺さり、槍が引き抜かれた
 血潮が顔にかかり、クリスが右に倒れた

「おい、クリス?.....クリス!」

 一瞬呆然としたが、クリスに駆け寄り、傷を見た

クリス「へへっ....もう...少し.....生きたかったな」
「今助ける!絶対死なせない!!」

 クリスにキュアをかけると、胸から溢れでてくる血が止まり
 クリスは意識がもうろうとしており、景色が歪んで見えている

「ごめん.....こんな事をする奴らを八つ裂きにしてくるから」

 影分身のストックを一つ消費し、影分身がクリスを背負い
 安全な場所に向かって走って行った

「貴様ら...死ぬ覚悟は出来てるよな?」

 膓が煮えくり返る程。いや、それ以上だ
 憎しみと怒りの感情を抑え込み
 上を見ると50人は居るだろう転生者が居た

?1「お前か!俺の仲間を殺したのは!」
?2「ふっ、同胞の敵を討てるとはな。この人数なら負ける事はない筈だ」

「たかだかゴミクズが俺に勝つだと?俺はかなり怒っているんだ」
「かかって来いよこのクズ野郎共があああああああああ!!」

 俺の叫び声で奴らが襲いかかってきたが

「タイムストップ」

 俺の術により、奴らは止まった
 いや、全てが止まった

「開放」

 全てのリミッターを40程外し、スキルが開放された

 No. Ω真なる黒龍神帝の目
 ・怒りや憎しみの感情を力に変換出来る
 ・復讐者(アベンジャー)は与えたダメージを3秒ごと倍増させる
 ・反撃者(リベンジャー)は与えたダメージor受けたダメージを自分の力にさせる

「無限なる復讐をこの胸に」

 No. ∀暴走と誓約の力
 ・暴走時の力を一部使える
 ・体が傷だらけになるが、強制封印されたリミッターを外せる
 ・暴走と誓約の力を抑制出来る時間は555秒

「この体が壊れようと戦い続ける事を誓おう」

 No. Å無限の結界
 ・伊吹の全リミッターの内三分の一以上開放しなければ使えない
 ・体が朽ち果てるか、伊吹が結界を解かなければ壊す事も出ることは絶対に出来ない

「絶対なる結界で幾度も戦い」

 No. ∞インフィニティ
 ・体が壊れ、朽ち果てようと魂さえあれば体が復活して戦える
 ・無限にフォニックゲインを生成出来る

「無限の力と共に朽ち果てよう」

「闘神の力を使える事を誇りに思う」

 こんな厨二病みたいなセリフでもいいんだ
 コイツラヲコロセルナラ

「全開放」

 伊吹の言葉が終わる瞬間に時が動き始めた


 
 

 
後書き
禁書目録は二巻を読みました(アニメで一巻分見てしまったんだもの)
というか一巻が図書室になかった

最後に一言・・・顎かっこいいな

9/9修正デスッ!
9/15修正デース 

 

28話 恐怖

 
前書き
イヤホンが壊れた(泣)

※グロテスクな表現がありますのでそういう表現が苦手な人はブラウザバックかウィンドウを閉じてください
※欝展開注意!


















いいんやな?本当にいいんやな?













 

 
 伊吹Side

「全開放」
 時が動き始め、四名の転生者が伊吹に飛びかかった
 一人目は右腕を大きく振りかぶり、殴りかかろうとしている
 二人目は両手で持った黒い大剣を振り落とし
 三人目は禍々しい黒色の槍を伊吹の額に向けて突き立てた
 四人目は雷と炎を纏わせた剣を投げた

 その一斉攻撃は伊吹に当たる事は無かった
 全ての攻撃を跳ね返した
 おい誰だ、アタッ○カンタとか言った人

「今のは何だ?」

 音速を凌駕する速度で四人の転生者が原子になるまで切り刻まれ、白い粒子になった
 伊吹は一歩たりとも動いていないように見えるが、伊吹は剣で切り刻んだ
 転生者達は伊吹が動かず攻撃した。そう判断するしか出来なかった

「どうした?臆したか?」

 一人の転生者が涙を流していた
 殺された転生者の友達になり、この世界で生きていこうと約束したが
 たった一人の転生者に一瞬で殺された
 その現実から目を背けようとしたが、伊吹を殺さないと怒りが収まらなかった

転生者1「うあああああああああああああ!!」

 伊吹に向かって全力で走り、伊吹の懐に着くまで16M
 後一秒で伊吹の体を半分に出来る
 勝利を確信していたが、その行動は勇敢な行動ではなく無謀な行動であった

「貪れ、リンドウ」

 目の前に現れた人形の化け物が3Mはある黒い剣を上に振り上げ、音速を超える速度で
 振り落とし、転生者1を二つにした

 ザシュッ グチャッ バキッボリッ

 剣が触手になり、転生者1を貪るように食べ始めた
 この光景に吐きそうになる転生者と、泣き叫ぶ転生者と、目を瞑り、耳を両手で塞ぐ転生者が居た
 
リンドウ「...........」
「じゃあな」

 リンドウがピンポン玉と同じサイズの黒い玉になり、伊吹の手のひらに入った
 伊吹と転生者達の目の前には、血の池が出来ていた
 その血の池は転生者1だった。変わり果てた姿になり、転生者1の肉片が浮かんでいた
 そして、白い粒子になった
 伊吹はこの光景に動揺もせず、泣き叫ぶ転生者を何も思わず見ていた
 今の伊吹は、転生者殺害マシンと言っても過言では無い

「何を泣き叫んでいる?何が悲しい?」
転生者2「貴様ああああああああああああ!!」

 転生者2の金色の髪が腰まで伸び、伊吹の後ろに瞬間移動したが
 音速すら凌駕する速度で、原子レベルまで切り刻まれた
 白い粒子が空を舞い、地面に落ちた

 怒りに身を任せた攻撃は全く無意味
 全て切り刻まれてしまう。間合いに足を踏み入れた時には死んでいる
 せめてもの慈悲として、痛みを感じる前に切り刻まれる

 何故無意味な攻撃をしたのかが伊吹には理解出来なかった
 否、理解出来るわけがなかった

 転生者2が後ろに倒れ、首の根元から出た血潮が伊吹の背中にかかった

「弱い」
転生者3「この野郎!」

 転生者3の叫びを伊吹は

「ふっ.....友情ごっこか?つまらん」

 鼻で笑い、転生者達の怒りは頂点に達した

「許さないならどうする?殺すか?拷問をするか?」
「かかって来い.........死にたいならな」

 残り400秒

 ここで一人の転生者が伊吹にとって禁句の言葉を言ってしまった

転生者4「せめて、あのクリスとかいう奴を人質にしておけば」
「あ”?」

 クリスを.......?
 .............................KILL

「UAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 もはや、暴走の抑制は不可能
 感情が高まり、力の上昇は、止まる事を知らない
 
 伊吹の両肩に皮膚を突き破るように腕が生え、
 俺は叫び、空間を震わせた。すると、周りの空間にヒビが入り
 割れた空間からオーズドライバーとメダジャリバーと金色の大剣と紫色のメダルが三つ飛んで来た

 右肩に生えた腕がメダジャリバーを掴み、左肩に生えた腕が金色の大剣を掴んだ
 オーズドライバーが伊吹の腰に装備され、バックルに紫色のメダルが三枚セットされた
 オーズドライバーが斜めに傾き、右腰にマウントされたオーズスキャナーを右手に持ち
 メダルをかざし読み取った

「死ね、絶望を抱きながら」

 [キィン キィン キィン]
 [プテラ! トリケラ! ティラノ!]

 伊吹の目の前に紫色のメダルの絵が三つ現れ、伊吹の胴体に集い
 仮面ライダーオーズ:プトティラコンボに変身した

 背中にはプテラノドンのような紫色の翼が生え、目は黒色になっていた
 アーマーは紫色。オーラングサークルは黒色になっており、左手に黒い[メダガブリュー]を持っていた
 両肩に腕が生え、右肩に生えた腕はメダジャリバーを掴み、左肩に生えた腕は金色の大剣を掴んでいた

 [プ・ト・ティラーノ・ザウザッ......ザアアアアアアアアア]

 オーズスキャナーにノイズが混じり、オーズは地面を見ていた

転生者4「何なんだよっ!何なんだよお前はっ!!」

 転生者4が恐怖で臆し、足が震えていた
 無理もない。この状況で正常でいられる人が異常だ

 オーズのバックルのメダルが紫色から緑色に変わった

 [ガ~タ・ガタガザッ.......ザアアアアアアアアアアアア]

 ガタキリバコンボになる筈が、そのままプトティラコンボの状態を留まっていた
 オーズはオーズスキャナーを右手に持ち、

 [キィン キィン キィン スキャニングチャージ!]

 メダルを左から読み取り、オーズが10人に分裂し、メダルの色が緑色から紫色に戻った
 何故プトティラコンボの状態で、ガタキリバコンボのスキャニングチャージを使えているのか?
 オーズを知っている人物なら、そう思うだろう

 因みに、伊吹と他の分身の区別ははっきりしている
 両肩に腕が生えているのが伊吹。生えていないのが分身

「UAA......AAAAAAAAAAAAAAAA!!」
転生者4「ひぃっ!?」

 十人のオーズが転生者達に走り、背中の翼で空を飛んだ 
 伊吹が転生者4の足を掴み、1000Mまで高く飛び、地面に向かって飛んで行った

「GAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
転生者4「がはっ!?」

 勢いをつけ、転生者4を地面に叩きつけると直径30Mのクレーターが出来
 動かなくなった転生者4を見ていた伊吹は

「..........KILL」

 左手のメダガブリューを転生者の胴体に降り下ろし、胴体を切り裂いた
 血潮がメダガブリューにつき、顔にもかかるが

「KILL KILL KILL KILL KILL!!」

 幾度もメダガブリューを振り上げては振り落とし
 両手でメダガブリューを持ち、大きく振り上げ

「死ね」

 転生者4の額にメダガブリューを振り落とした

 #####

 ???Side

 知らない天井だ
 この場所が何処なのかも分からない
 体を起こすと、女の子が椅子に座っていた

?「目が....開いた?」
(誰だ?知らない女の子だけど)

 目の前には白い髪で髪型はツインテールの女の子が居た
 外国人か、日本人と外国人のハーフかな?

?「本当に心配したんだぞ!この馬鹿野郎!」
「えっ?」

 この女の子に抱きつかれているが、どうして抱きついているんだ?
 この女の子に見覚えは無いし....誰だ?

「ごめん、君は誰?」
?「は?何ジョークを言ってんだ?.....あーそうか、あたしを騙すつもりだな」
?「そんなんであたしを騙す事が出来ると思ってるのか?」

 初対面だけど、この女の子は誰?
 心の中で少し戸惑いながら、女の子に質問をした

「馴れ馴れしいけど、君は誰?」
?「は?まだ騙せると思ってるのか?もうお前の嘘に「もう一度言うけど、君は誰なんだ?」え?」
「君の事は全然知らないし、君は俺の事を知っている....何が何だか分からない」

 俺の言葉に酷くショックを受けた顔をしていた
 本当に誰?全然知らないし、思い出そうとしても思い出せない

?「あたしを覚えていない.....のか?」
「知らない...君とは初めて会う」

?「雪音クリス。この名前を知ってるよな?」
「知らない名前だね。君と会うのは今日が初めてだ」

 男、否。伊吹の言葉にクリスは驚きを隠せなかった
 伊吹は、記憶喪失になってしまった

 #####

弦十郎「君は今、記憶喪失になっている」
「記憶...喪失?」

 赤いスーツを着た大人の男の人が病室に入り、雪音さんの隣の空いている椅子に座った
 俺が記憶喪失?
 雪音さんは、記憶喪失になる前の俺の知り合いだったのか?

弦十郎「君の脳の脳細胞が破壊されている...いや、詳しく言うなら」
弦十郎「君の脳細胞のエピソード記憶が破壊された」

 頭に情報が流れ込んできた
 エピソード記憶を簡単に例えるなら、釣りのやり方は知っているのに、昨日釣った魚を覚えていないって事だ
 そうだったら、知識記憶や手続き記憶は覚えている筈
 前の俺だったらどうするんだ?

 どうやって記憶を取り戻す?
 どうして記憶喪失になった?
 どんな事件に巻き込まれた?

 ...............分からない
 分かるわけないよな、前の俺と今の俺とは似ても似ていない別人だ
 今の俺が昔に何をしたのかを確認しなけれ.....駄目だ
 エピソード記憶の脳細胞が破壊されているのに、どうやって記憶を取り戻す?
 出来るわけが無い......俺を知っている人達にどんな顔をして会えばいいんだ?

弦十郎「言っておこう。君の名前は伊吹だ」
「伊吹?それが俺の名前ですか?」

 雪音さんは苦虫を擂り潰したような顔をしている
 無理もないよな、知り合いが記憶喪失になったんだからな

弦十郎「君の経歴は不明だ。何処で生まれたか、今は何歳か」
「え?そんな一切不明な経歴を?」

 前の俺は何してたんだよ、というかよく生きれたよな
 前の自分に驚き、少しだけ尊敬した

弦十郎「採血しても、機械にエラーとしか出ないのでな」
「え?何それ怖い」

 俺の血は機械にエラーしか出さない血なのかよ....採血機ぇ
 それから色々俺の話をしてもらった

 俺には科学では証明出来ない力があるとか、空間をねじ曲げれるとか
 .............色々ツッコミたいです

 科学では証明出来ない力?.........オカルトしか思いつかない
 空間ねじ曲げるとか、パ○キアか?あく○せ○だんとか使わないよな?
 そんな力を持っているなら脳細胞を元に戻せるんじゃないのか? 

「少し一人にさせてください」
弦十郎「うむ、分かった」

 大人の男の人と雪音さんが病室から出ていった 

「記憶だけを完全に忘れているなら、俺の不思議な力で何とか出来るかもしれない」

 もう、俺の不思議な力にしか頼りようがない
 伊吹は自分の力の知識を思いだそうとしていた

「ッ!........本当にこんな力が?」

 [スキルノート]
 自分に幾らでもスキルを追加出来る

「この力で!.......でもどうやって?」

 また振り出しに戻ってしまった
 これじゃあ、記憶を取り戻せないよ

「あーもう!出てこい!....あれ?」

 右手に赤い本が突然現れ、左手には黒いペンが出てきた
 赤い本を開け、最初のページを見てみた

「ん?[無限の大図書館][闘神の力][状態異常無効][空間移動][仮死防御][虫の囁き][元素製造][挑発],,,,,,,,,結構あるな」

 色々見てみたが、多分この空白のページに書くみたいだ
 とりあえず記憶修復って書いてみるか

 伊吹は空白のページに記憶修復と書き、詳細を書いた

 No.9記憶修復
 ・失った記憶を取り戻す事が出来る
 ・記憶喪失や、脳細胞が破壊されても記憶を失わない

 書き終わり、スキルノートを閉じると
 スキルノートとペンが消えた

「あ、消えッ!?............ぁ」

 全てを思い出してしまった
 そう、転生した時の記憶も何もかも

「あ、ああ......うあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 気づいてしまった。自分の手が赤く汚れていた事を
 伊吹は、転生者50人を惨殺した殺人鬼だった
 暴走し、誰も止めれず、伊吹の暴走は転生者達を全員惨殺した
 結界を壊し、本部に戻り、誓約によって記憶喪失になった

響「伊吹!?」
「......響?」

 響は、伊吹の悲鳴を聞き、病室に入った
 何で来てるんだよ......こんな殺人鬼に会いに来たのかよ 

響「記憶が戻ったの?...良かった....本当に良かっ「来るな!!」え?」
「来るな......来るんじゃない。薄汚れた手の俺に近づくな」

 響が近づくと、伊吹が声を荒げ、弱々しく響に言った
 今の伊吹は吐き気と目眩と足の震えの精神異常だ
 人は人を殺すと嘔吐物や吐き気に襲われるようだが、伊吹は一つの感情に身を任せ
 人を殺す事を忘れていた。正確に言うなら、暴走で自分の制御が効かなかった
 暴走している伊吹を例えるなら、ブレーキなど無く、アクセル全快で進むスポーツカーだ
 止まる事は無く、転生者達を皆殺しにするまで止まらなかった

響「伊吹?.....どういう事?」

 響は、今の伊吹が記憶を取り戻し、元の伊吹に戻ったと思っている
 しかし、伊吹の言葉に引っ掛かる言葉があった

 薄汚れた手

 この言葉にどんな意味があるのかが、響には分からなかった

「....出ていってくれ、頼む」

 弱々しく、響に言った
 響に今の俺に近づいてもらいたくない
 自虐的だ。心配してくれる響にこの対応はあんまりだろう
 伊吹には、太陽のように明るいままの響のまま生きてほしい。ただそれだけだ
 だから、響には離れていてほしい。どんなに自分が苦しんでも、辛く、痛く、悲しくても

響「嫌だよ、また伊吹が離れちゃう」
「.....そんな事無い」

 響の言葉に少なからず動揺してしまったが、否定の言葉を響に伝えた

響「知らない間に伊吹は私達から離れちゃう。そんなの嫌だよ」
「そんな事無い...今までどんなに苦しい状況でも覆してきただろ?だから大丈夫だ」

 子供に言い聞かせるように響に言った
 視界が歪み始めているが、フォニックゲインを駆使し、歪みは無くなった

響「悩み事があるなら、私に話してよ、クリスちゃんも、翼さんも、調ちゃんも、切歌ちゃんも、マリアさんも。
皆伊吹の悩み事を聞いてくれるよ、私だって色々悩み事を聞いてもらってるからね」

 響の暖かく、優しい言葉に涙が溢れそうになったが
 伊吹は響に嫌われる為に 

「人殺しでもか?」
響「え?」

 もういいんだよ、人殺しと話す義理はねえよな?
 俺の言葉に驚き、俺は不気味に笑いながら言葉を続けた

「俺は人を50人惨殺した。全て思い出したよ、どんな方法で惨殺したのかもな」
響「嘘....だよね?.....伊吹はそんな事していないよね?」

 響は俺を信じているようだが、俺は50人殺しの殺人鬼だ
 どんな理由があろうと人は殺してはいけない.....憲法によって決まっている

「よく殺人鬼と喋っていられるな?俺がその気になったら響の首元を一瞬で切ることも簡単なのによぉ」
「もし、俺が響の首元を一瞬で切る事は無いとかそんな平和ボケなオツムしてんなら、脳ミソいじるゾ?」

 狂気の笑みで響に問いかけた
 響の考えはこうだろう。伊吹は人殺しじゃないと
 その考えは大間違いだ。俺は人を殺した。その答えだけは間違いない

響「伊吹はそんな事を本当に思っていない。分かるよ、だから」
響「ッ!」

 響の思考に自分の首元が切られる映像が頭に流れ込んできたが
 響は微動だにしなかった

 伊吹は一瞬でベッドから降り、手に金属製のナイフを創り、響の懐に入り、ナイフで響の首元を切ろうとしたが
 切れなかった

 切る一歩手前に手が何故か止まり、左手を見ると
 手が震えていた

 ははははは、何で止まるんだよ。後戻り出来ないようにしたいのに
 動けよ、動けよ、動け、動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け!!
 何度左手を動かそうとしても、動かなかった

響「伊吹.....私は信じてるからね」
「ッ!」

 たった一言、信じてる
 その言葉で左手に力が入らなくなった
 何だよ、せっかく誰からも世界中から嫌われようとしてたのに。どうしてそんな事を言うかな?
 ナイフが手から落ち、何も考えられなくなった

 カランッ

響「伊吹も私を信じて....お願い」
「勝てねえな。どうやっても勝てねえ.....本当にバカだよ....本当に」

 目から涙が溢れ、響に笑いながら言った
 その笑顔は不気味でもなく、狂気でもない
 心の底からの笑顔だった

響「うん.......ありがとう」
「こっちのセリフだ...ありがとう」

 響と伊吹が泣きながら笑っていた
 響が伊吹を抱きしめ、伊吹はその行為に一切抵抗する事はなかった

 ~5分後~

 イチャコラしている事に気付き、二人共直ぐに離れた
 伊吹は恥ずかしさを紛らわす為に辺りを見回しながら苦笑いをしていた
 響は完熟したトマトみたいに顔を赤くさせ、イチャコラリア充ZONEが展開された

響「えーっと...あ......うぅ」

 抱きしめていた事を思い出し、響の顔が更に赤くなった
 伊吹は(あれ?イチャコラリア充ZONEと言っても過言じゃないぞ?)と思っていた

「響」
響「う、うんっ!」

 響は告白されるのかと思っていた

「動くなよ?」
響「ひゃ、ひゃいっ!」

 響は目を閉じ、伊吹は響の右肩を掴み、響の左肩の毛糸を取った
 この毛糸は目立つよな、後々気付くと恥ずかしさで悶える。特に響の年になるとな
 伊吹はゴミ箱に向かって歩いて行った

 響は何もない事に違和感を感じ、目を開けると
 ゴミ箱に何かを捨てている伊吹が居た

響「・・・」
「ん?どうした響?」

 やっぱりこうなっちゃうのかーと納得してしまう響だった
 




 
 

 
後書き
響ENDだと思っていたのか?
誰のENDにしましょうかね~(笑)

9/12修正 

 

29話 真実

 伊吹Side

 一つ重要な事が分かった
 俺は転生者50人を惨殺していなかった事だ
 いや、本当だよ?俺の勘違いだった

 大転生者大会の予選が始まっていた事をベルトラに伝えられ
 転生者達は暴走した俺の手によって予選敗退と共に魂を消されたようだ

 ベルトラから大転生者大会のルールを教えてもらった

その一:ルールは絶対
その二:予選中の転生者は他の転生者を倒すor再起不能にする事で敗退(リタイア)
その三:転生者を三十人敗退(リタイア)させた転生者は死んでも大会に参加出来る
その四:大会の開催日まで転生者を敗退(リタイア)させる事が出来る
その五:全力で戦え、全力で潰せ

 つまり俺は転生者を敗退(リタイア)させただけ?
 殺してはいないのか?......魂は消されたみたいだし
 それに転生者を敗退(リタイア)させた時に白い粒子になったけど

 魂だけ消えただけで体はその場に残るんじゃないのか?
 生きているが魂はなく、生きた屍になるんじゃないのか?

 考えたが答えが分かるわけでもなく、いたずらに時間が過ぎていくだけだ
 そう気付き、これ以上考えても無意味だから適当に外を歩く事にした

 そういえば勇治はどうしたんだ?まだ帰ってこないけど
 少し気になるけど、勇治は強いから大丈夫だろ

「あ....学校行くの忘れてた」

 今日は平日だという事を思い出し、学院に行こうしたが
 携帯電話が鳴った

「えっと?.....あ、休んでいいのか」

 未来からのメールを読むと
 俺は数日間は安静にしなければいけないようだ
 えっと?9時にレントゲンの写真と診察結果の書類を持ってきてもらえるのか

「俺が空間移動すればいいだけじゃないのか?」

 そっちの方が早くて効率的じゃないのか?
 というか安静にしなくてはいけないのに何で学院に行こうとするんだ俺は

 とりあえず学院に行くのは止めておこう
 今日は家に引きこもる事を決意しちゃったからね?いいのか?俺が本気を出したら
 というか本気を出した瞬間に人肉花火になる

 今の体では本気を出した時の負担に耐えれる自信がない
 というか自分に回復術を唱えれば学院に行けるが

 あえて俺は学院には行かんぞ、女子の軍団に襲われるのは.....ううっ
 全身に寒気を感じ、とりあえずベッドにスクリューダイブしようと思った

「行くぜ!前方一回転クリムゾン(笑)なんとかかんちゃら!」

 ベッドに向かって走り、ベッド目掛けて前に一回転をした
 上手くベッドに着地し、布団を被って寝た

「成功だ」

 布団を被って寝ているんだが、何もする事がない
 というかクリムゾン.....忘れた

 ピンポーン

 ん?もう届いたのか
 そして、レントゲンの写真と診察結果の書類を受け取り
 ベッドの上に座って確認した

「えーっと?...頭蓋骨にヒビ、胸骨が四本折れ、肺に突き刺さり.....これは酷い」

 いや、よく生きていたなって思った
 というかメダルのような物が心臓の中に................え?

「.....................................マジで?」

 三十秒位固まったかもしれない
 というかこれはオーズの恐竜系の三つのメダルだよな
 何故に?

「もう少し詳しく見てみよう」

 もうメダルの事は忘れて自分の傷を確認してみよう
 頭に六針、両腕の骨に無数のヒビが入り、両手両足の指の骨が粉々になり
 腹部には深い切り傷があり、左目には細かな鉄の破片が入って.....いた?

 あれ?というか左目は見えているけど
 といくか治しに行こう

 俺は本部に空間移動をして、治療してもらった

 #####

 ~次の日~

 俺は暇で死にそうになり、制服を着て学院に行った
 俺の頭には包帯が巻かれ、左目には湿布をテープで固定した眼帯があり
 左腕にはギプスが着けてあり、俺は普通に歩いていた

 学院に着き、教室に歩いて行った
 というか女子にめっちゃ見られている。こういうの苦手

 教室に着き、教室に入った
 自分の席に移動しようと階段を上ると響と未来が自分の席に座っていた

「やっほー響、未来」
響「い、伊吹?」
未来「どうして来てるんですか?」
「いやー暇でさ....見ての通り重傷だけど来ちゃったんだよね」

 俺の言葉に響と未来は唖然として、俺は自分の席に座った
 チャイムが鳴り、俺は腹部に痛みを感じたが、気にしなかった

 #####

 勇治Side

 俺のファイズフォンを奪った奴の居場所が分かり、カブトに変身してからオートバジンに乗って移動している
 しかし、何故俺のファイズフォンを奪った?
 予想だが、奴はファイズに変身出来るのかもしれない

 今回は俺一人で決着(ケリ)をつける
 奪われた物は奪い返してやる。そう決意し、廃工場に着いた
 オートバジンから降り、廃工場の中に警戒しながら入った

(ここか...しかし、何処にいる?)

 廃工場の中は薄暗く、人を視認するのも難しい
 勇治は警戒しながら中央に移動していった

「そこか!」

 靴が砂利を擦るような音が1時の方向に聞こえ、右手に持っていたクナイガンを1時の方向に撃った
 クナイガンのモードは三種類あり、クナイ・アックス・ガンのガンモードを選んでいた

?「ぐはっ!」
「クロックアップ!」

 [クロックアップ]

 撃ったビームは奴に当たり、脇腹にあるスイッチを押し、クロックアップで奴の姿を確認しようとした
 奴が居る場所に走り、確認すると

「コーカサスだと?」

 クナイガンが当たった事により、よろめいている仮面ライダーコーカサスが居た
 ここで疑問が浮かび上がる。コーカサスに変身出来るなら、ファイズフォンを奪う必要性はない筈
 そうだとしたら、ファイズフォンだけを奪ったのはどういう事だ?
 ファイズに変身出来るなら、ファイズドライバーも奪えばいい
 疑問が浮かび上がるが、コーカサスを倒さなければファイズフォンを取り返す事は出来ない

「はあっ!」

 ビーム銃モードからアックスモードに変え、胴体を切り裂いた
 そのまま左手で顎を下から突き上げるように殴り、クロックアップが終わった

 [クロックオーバー]

コーカサス「くっ、なかなかやるな」
「貴様の戯言を聞いている暇は無い。ファイズフォンを返してもらう!」

 コーカサスが後ろに数歩後退し、勇治に話しかけ
 勇治は一刻も早くファイズフォンを取り返したい気持ちだった

 勇治はコーカサスに向かって走って右拳で殴ったが、片手で右手を握られて、止められた
 やはり、ただ者ではないという事なのか

 勇治は焦る事はなく、冷静に状況を確認していた
 戦場では、常に冷静で戦える人が一番強いというが、それは本当だ
 恐怖によって手のブレや、周りの状況が読めなくなる
 しかし、冷静は人は周りの状況を常に確認し、敵を倒していく
 今の勇治はかなり強い。そう確信出来る強さを持っている

 勇治はコーカサスの片手をアックスモードのクナイガンで斬り、右手の拘束を解いた
 コーカサスは後退し、勇治は追撃の一撃を奴に当てようとした

(これで!)

 しかし、その判断は間違っていた
 コーカサスは腰を深く落とす事で勇治の回し蹴りを回避し
 その隙はコーカサスにとって待ち望んでいたチャンスだった

コーカサス「甘い!」

 右肩のショルダーブレードにタキオン粒子を流し込み
 勇治の懐に入っていた事で避ける事は不可能。そのままショルダーブレードが勇治の腹部に当たった
 その一撃で勇治は吹き飛び、ドラム缶の山に体が埋もれた

 コーカサスの一撃によって全身が痛み、呼吸が上手く出来なかった
 呼吸を何とか整え、立ち上がった

「げほっ、げほっ.....負けるわけにはいけない」
コーカサス「立ち上がるのか、しぶといな」

 コーカサスか勇治に悪態を吐き、勇治を挑発したが
 勇治は冷静さを失う事はなかった

「挑発か?俺には効かない」

 挑発が効かない
 これが勇治にとって最大の盾でもある
 戦いに焦りは禁物。戦闘では絶対に焦らないと心に誓った

 コーカサスが勇治に向かって歩き、まるで、かかってこいよ?
 と言っているような歩き方だった

 勇治は構え、自分の間合いに入ったコーカサスを警戒していた
 コーカサスが左足でローキックを勇治の脇腹に当てようとしたが、勇治はその攻撃を受け止め
 右手で頬を殴った。しかし、怯む事はなく、勇治を見ていた

「ッ!」
コーカサス「この程度、痛みなど感じない」

 コーカサスは右手で勇治を勢いよく殴り、左足の拘束が解け

コーカサス「ハイパークロックアップ」

 [ハイパークロックアップ]

 コーカサスは腰に着いているハイパーゼクターのスイッチを押し
 ハイパークロックアップ状態になった
 勇治はほぼ止まっているように見え、コーカサスはゆっくり勇治に歩いて行った
 ゆっくり歩いく事は慢心なのか、それとも、絶対に負ける事はあるわけがないと思っているのだろうか?

コーカサス「これで終わりにしよう」

 コーカサスはハイパーゼクターのホーンを倒し

[マキシマムライダーパワー]

 電子音が言い終わる瞬間に回し蹴りが勇治に

コーカサス「何だと?」

 当たらなかった
 突然緑色の空間が勇治の真上に作られ、緑色の空間から
 謎のゼクターが回し蹴りを受け止め、緑色の空間に戻っていった

[ハイパークロックオーバー]

 コーカサスのハイパークロックアップが終わった

「あのゼクターは」

 勇治の目の前に三つのゼクターが飛んできた
 一つ目はザビーゼクター、二つ目はドレイクゼクター、三つ目はサソードゼクター
 勇治はハイパーゼクターを手に取り、腰に装備した

「そうか、そういう事か」

 勇治は別の世界の俺がが三つのゼクターを持ってきたという事を理解し
 ハイパーゼクターのホーンを倒した

[ハイパーキャストオフ]
[チェンジ ハイパービートル]

 勇治はハイパーフォームに変身し、パーフェクトゼクターが勇治の手に現れた
 勇治とコーカサスはハイパーゼクターのスイッチをほぼ同時に押し

[[ハイパークロックアップ]]

 二人だけがこの世界で最速となった

 -ハイパークロックアップ状態-

 勇治はパーフェクトゼクターでコーカサスを斬り、コーカサスはよろめいた
 ソードモードからガンモードに変形させ
 ザビーゼクター・ドレイクゼクター・サソードゼクターをパーフェクトゼクターに合体させた

 ザビーゼクターはタキオン粒子を打ち込む事ができ、原子構造を完全に破壊する

 ドレイクゼクターはタキオン粒子のエネルギーを増幅させ、剣や銃の攻撃範囲と威力を底上げする
 
 サソードゼクターは毒を光子に変えて敵に流し込む

 お前は悪魔か
 こんなチートな武器は平成ライダーでもあんまないぞ?
 しかも、パーフェクトゼクターの技は全部即死性能じゃないですかヤダー
 何?相手は死ぬって.....エターナルフォースブリザード?
 作者がカブトのパーフェクトゼクターの技を見た瞬間に思った事を書いた

「これで!」
コーカサス「ははははははははははははは!!」

 勇治はコーカサスの笑い声に少し驚き
 パーフェクトゼクターを構えていた

 [[ハイパークロックオーバー]]

 二人共元の速度に戻った
 コーカサスは変身を解き、コーカサスの目の前に黒いアタッシュケースが突き出てきた
 勇治は警戒し、黒いアタッシュケースが自動で開き、黒いアタッシュケースから取った物は

「ファイズ...フォン」

コーカサス「冥土の土産に教えてやろう」
コーカサス「俺の転生特典は、コーカサスに変身でき、ハイパーゼクターを装備出来る」
コーカサス「この転生特典では足りなかった.......だから!」

 黒いアタッシュケースから金色のパーツを取り出した
 ファイズフォンに金色のパーツをはめ、ファイズフォンを開いて555とボタンを押し
 Enterを押した

[ビッ ビッ ビッ スタディバイ]

コーカサス「二つのライダーの力を合わせるとどうなると思う?」
「まさか、止めろ!」
コーカサス「聞かん!俺は貴様に勝つ!ただそれだけだ!」

 勇治の言葉を無視し、金色のパーツをはめたファイズフォンベルトのバックルにはめた
 カチャッという音と共に自動で電子音が鳴った

[コンプリート ダブルライダー マキシマムフォトンストリーム]

 金色の装甲は変わらず、コーカサスの胴体に∨と∞が重なった赤いフォトンストリームと
 足には螺旋状になった赤いフォトンストリームの流動経路があり
 そして、右肩にあった装甲は無くなっていた

コーカサス「さて、最終ラウンドの開始だ」


 
 

 
後書き
5000文字は普通です
9/18修正しました 

 

誕生日おめでとう!響

 
前書き
今日9/13日は立花響の誕生日です!
特別に響の誕生日のエピソードを書いてみます!
 

 
 伊吹Side

「響の誕生日だ!...準備を急ごう!」
クリス「あたし達は飾り付けをしねえとな」
翼「立花の誕生日だ。盛大に祝おう」

 クリスと翼先輩が本部で誕生日会の飾り付けをしている
 俺達の役割は飾り付け
 切歌と調はロウソクの調達とクラッカーの調達
 マリアさんは調理をしている
 俺の影分身は、調達と響が何分後に来るかを確認している
 勇治と竜二はプレゼントの配達だ

 後20分もあれば完成出来る
 え?俺がプレゼントの配達をすればいいんじゃないかって?
 勇治が引き受けたから、それを無理に俺がやる必要は無いからな

「・・・・・誕生日か」
クリス「ん?どうした?そんな顔をして」

 飾りを壁に張り付け、自分の誕生日がどの日なのかを忘れた
 転生する前だったら覚えていたのによ、今は覚えていない

 クリスは、伊吹の悲しそうな顔に気付き、問いかけた

「んいや、自分の誕生日はいつだったんだろうってな」
クリス「は?知らねえのかよ」
「思い出そうとしても思い出せないからな。どうしようもない」

 飾りを壁に貼りながらクリスの質問に答えた
 本当に分からん。思い出せないし

 しばらく沈黙が続き、飾り付けが完成した
 うん。これでいいだろ

翼「なかなか満足出来る飾り付けになったな」
「確かに.....ここに隠れマ○オでも付けておこうかな?」
クリス「おまっ!それは止めろ!」

 なんとなくマ○オのシールを壁に貼ろうとしたが
 クリスに腕を掴まれ、止められた

「あいあい分かった分かった。二十分経ったし、未来が響を連れて来るな」
切歌「準備完了デース!」
調「飾りも完成してるね」

 切歌と調が飾り付けが終わった部屋に入ってきた
 この部屋に入ってきたという事は、役割が終わったって事だな

切歌「因みに、役割は終わったデスよ」
クリス・伊吹「知ってた」
調「まさか....その可能性は否定出来ないかも」
「次に調は、ニュータイプなの?と言う」
調「ニュータイプなの?...ハッ!」
翼「思考を読んだ?」

 調との息が合っていると言ってくれい
 本当にニュータイプじゃないから、絶対ニュータイプじゃない

 ・・・多分

マリア「料理も完成したわよ」

 マリアさんが部屋に入ってきた
 料理が完成したか、後は勇治達だけだな
 そう考えていると、勇治と竜二がこの部屋に入ってきた 

勇治「ちゃんと終わったぞ」
竜二(耐えろ!耐えるんだ俺!女性が苦手でも、大丈夫だ....あれ?兄貴と伊吹しか同性がいない?)

 竜二はそれ以上考えるのを止めた

切歌「おお!プレゼントの配達デスね!」
竜二「ア、ハイ」

 切歌が竜二に近づいた為、竜二は片言になっている
 女性が苦手な男は少ないと思うがな、もしかしてホモォ.......俺は馬鹿か

切歌「どうしたんデスか?竜二?」
竜二「イヤ、ナンデモナイカラダイジョウブ」

 切歌が竜二を見つめ、竜二の顔が真っ青になっている
 いや、誰か止めろよ...あ、無理?さいですか
 隣に居るクリスに目で聞いてみたが、無理としか返ってこなかった

「竜二ー?意識はあるかー?」
竜二「アリマスダイジョウブデスハイ」
「そっか、ん?...未来と響が来る」
勇治「そうなのか?」

 勇治の言葉に頷き、全員がクラッカーを持ち
 未来と響が来るのを待った

未来「ほら、入って」
響「こっち?「アイマスクを取っていいよ」うん分かった」

 未来と響が部屋に入り、俺達はクラッカーを構えた
 響がアイマスクを取った瞬間に

 パンッ パンッ パンッ

 クラッカーを鳴らした

響「え!?どうしたの?」
「んなもん決まってる」

全員「響、誕生日おめでとう!」

 俺達は響の誕生日を祝い、プレゼントを渡したりした
 空間を歪めて何処にでも行ける懐中時計をプレゼントしたら
 響の顔が赤くなったんだが、どういう事?


 
 

 
後書き
急いで書いたので、内容が・・・薄い 

 

30話 オコだよ!

 
前書き
やっぱり能力を消す能力は強い(確信) 

 
 勇治Side

コーカサス「さて、最終ラウンドの開始だ」
「これは一体」

 勇治はコーカサスとファイズが合体したようにしか見えなかったが
 それは違う

コーカサス「俺は全てのライダーの力を奪う」
「全てのライダーの力を奪うだと?」

 コーカサスは全てのライダーの力と能力とフォームを奪う技術を手に入れた
 しかし、力を奪う対象のライダーに変身しないと力は奪えない
 ライダーの長所だけを使い、短所は切り捨てる
 転生特典を使い、自分自身を究極の存在にする計画だ 

コーカサス「俺の名前は....そうだな、カオス・ゼロ...とでも名乗っておこう」
「カオス・ゼロ....全てのライダーの力を奪わせるわけにはいかない!」

 勇治はハイパーゼクターのスイッチを押した

 [ハイパークロックアップ]

 ~ハイパークロックアップ中~

 勇治は地面を力強く踏み、ゼロに向かって走った
 走りながらパーフェクトゼクターの赤色、黄色、青色、紫色のボタンを順番に押し
 ゼロのベルトのバックル部分に着いているファイズフォンを取り返した
 ファイズフォンをそこら辺に投げ、ゼロの左腕を掴んで上空に投げた

「これで止めだ!!」

 全仮面ライダー中最も迷惑で強すぎる『マキシマムハイパーサイクロン』
 最大射程は100km、射線上の全てを原子の塵にしてしまうとても迷惑な技
 映画で何故この技を使わないのは、ご察しください

 勇治の背中にタキオン粒子の翼ができ、パーフェクトゼクターの発射口から
 『マキシマムハイパーサイクロン』が発射された

 投げられたゼロは、竜巻状のタキオン粒子に包み込まれ工場の天井を突き破って吹き飛ばされた
 勇治は穴が空いた工場の天井を見上げていると、黒い無線機が手のひらに落ち
 黒い無線機から研究資料のような立体映像が写った
 どんどん映像が変わり、黒い無線機に写ったのは

「これはッ!」

 #####

 伊吹Side

 今俺は学院の屋上でクリスと見つめあっている
 昼休みの時間帯で、クリスに餌付けをしようとしていたが、そう簡単にはいかない

「あんパンショット!」
クリス「そんな物であッたッし...が釣れるとでも思っていたのか?」

 伊吹はクリスに1個600円するあんパンを4個投げ
 クリスは自分に飛んできたあんパンを全て取り、あんパンで腕一杯になっていた

「牛乳ブラスト!」
クリス「甘い!ふぉふぉれーとをほはひはほひあはい!(チョコレートを溶かしたより甘い!)」
「チョコレートを溶かしたより!?」

 伊吹は牛乳が入った紙パックをクリスに投げ
 クリスは投げられた紙パックの飲み口にストローがあるのが気付き
 歯でストローを挟み、牛乳が落ちないように顔を上に向けた
 クリスは伊吹に二つあんパンを投げ、牛乳を右手に持って一つあんパンを地面に置き
 左手にあんパンを持って袋を開けて食べ始めた

「やるじゃん」
クリス「その怪我だから本領発揮出来ないだろ?」

 クリスの言葉にまあな。と言い、あんパンと牛乳を投げた右腕全体に痛みを感じた
 苦痛に顔を歪ませそうになったが、クリスに気付かれる前に表情を元に戻し、クリスに気付かれなかった
 痛みが3時限目より痛くなっている。急に傷が治るとクラスメイトに怪しまれるから治療術は使えない

「じゃあな」
クリス「ん?またな」

 クリスは伊吹の言葉に頷き、伊吹は屋上と階段を繋いでいるドアを開け
 屋上から出ていき、ドアを閉めた

「はあ......がッ!....うぐ」

 傷の痛みにため息をつき、血ヘドを吐いた
 吐く前に手を口に近づけておいたおかげで、手のひらにしか血が付かなかった
 地面に血が付かなかった事に安堵し、手のひらの血を水で流そうと手洗い場に歩いていった
 口の周りに付いた血を制服で拭き、よろめきながら歩いていった

「ああーヤベーわ....というか気分悪い」

 昼食は屋上に行く前に焼きそばパンとメロンパンとあんパン(こしあん)を食べた
 因みに俺はこしあん派だ。こしあんの方がつぶあんより好きだと2ヶ月前に気付いた

「もう家に帰ろうかな」

 流石に休まないと死ぬ。というか学院に登校しなければ傷口も開かなかったよな
 自分のアホな行動に反省し、手洗い場に着き手を水で洗ってからハンカチをポケットから取り出して手を拭いた

「......ですよねー」

 完全に治っていない腹部の深い傷口から血が少しずつ流れてきた
 制服に赤い染みが付き、これは洗濯しなければならないと思い、職員用のトイレに向かって全力で走った

 何で走るのかは腹部の赤い染みを誰かに見られたくないからだ
 職員用トイレに着き、俺は勢いよくドアを開けて中に入ってドアを閉めた

「んじゃ、帰るか」

 空間移動で目の前の空間をねじ曲げ、ねじ曲げた空間に入った
 風景が灰色になり、風景に色が付き、家の玄関前に着いた

「お、成功成功」
「後念のため...ヒール!」

 腹部の傷口がヒールで傷痕残らず治った
 家の玄関のドアの鍵を開け、上靴を脱いで居間に移動した

 ~少年準備中~

「おーっし!行くか!」

 私服に着替え、最後の戦いの準備をしようとした
 正直、俺が戦わなくても響達がキャロルを倒してくれるが
 それは甘え

 負けない保証はない。勝てる保証もない
 だから俺も戦う。少し最終決戦を観察してからちゃんと戦う

「少しふざけてやるから覚悟してろ、キャロルさんよぉ」

 布団に入り、伊吹は傷ついた体を休ませる為に24時間寝る事を決意した

 #####

 とある転生者が、伊吹の家の屋根に立っている
 太陽は沈み、月が浮かび上がっている

男「殺るぞ」
?「ああ」

 男は光学迷彩のマントを着け、景色と完全に同化した
 男か女か見分けがつかない謎の人物は屋根に円を描くように指で屋根をなぞり
 布団を被って寝ている伊吹が透き通るように見え

?「早く」
男「分かっている」
 
 男は透き通った屋根に飛び込み、屋根をすり抜けて伊吹の横に着地した
 謎の人物も男の反対の位置に着地した
 男は伊吹を見下し、右手を手刀にして伊吹の胸目掛けて突き刺した

「また敵襲?」
男「ッ!」

 確かに殺した筈だ。と、思っているようだが

「駄目駄目、そんなんじゃあ殺せないよ?」

 伊吹は男の右腕を掴み、力を徐々に強めていき

「こういう風にしないと!」

 握り潰した

男「!....つ...ぐ」
?「逃げるぞ!」

 男は右手を伊吹から引き抜き、屋根から逃げようとしたが
 伊吹は狂ったように口角を上げ、立ち上がった

「おいおい、逃げんの?」

 あーもう、最終決戦前だから襲撃は止めてくれよな。と、思いながら
 謎の人物と男の肩を掴んだ。そして

「臆病者があああああああああああああ!!」

 窓ガラス目掛けて全力で投げた
 男と謎の人物は窓ガラスを突き破って遥か彼方に飛んでいった

「あ、ヒールヒール」

 胸の傷をヒールで治し
 そして、何事もなかったかのように布団に入って寝た

 #####

 朝になり、伊吹は目を開けた
 立ち上がり、割れた窓ガラスの欠片を掃除した
 夜に襲撃してくる転生者は性格悪い。と、思いながら朝食を食べようとキッチンに歩いた

 目覚まし時計に拳骨をしてしまい、目覚まし時計が木っ端微塵になってしまった
 いちいち買いに行くのも面倒だから体内時計で起きている

「あ、パンでいいか」

 冷凍した米の在庫がなくなった事に気付き
 俺は冷蔵庫に入っている焼きそばパンとチョココロネを取った

「いただきます」

 家に居る時は必ず食べる前にいただきますと言う
 この習慣は欠かせない。というかこの習慣を忘れる事はないと思う

 焼きそばパンを食べ、リモコンを持ってテレビの電源をONにした
 テレビに映像が映り、適当にチャンネルを変えている

 パンを食べ終わり、そんなにいい番組がなかった

「朝だからそんなに面白い番組はないよなー」

 とりあえず色々準備をしたら本部の潜水艦に行こうと思う

 #####

「こんちわー」
弦十郎「伊吹君!?傷を治すんじゃないのか!?」

 俺は弦十郎さんの横に空間移動をした
 あーやっぱり驚いてる?俺はほぼ不死身だから死ぬ事はないけどな

「あんな傷で死ぬ俺じゃないですよッ!ほら、傷も治ってる」
弦十郎「本当に君は一体何者何だ」

 俺は正拳突きを交互に放ち、バク転をして弦十郎さんに言った
 というかそんなに俺を見ないでくださいよ
 あれですか?俺は穴に落ちたゾウですか?
 そんなに.....もう止めよ

「さてと、俺は見回りに行ってきますね」

 空間を歪め本部の上に立った

「これから来るのはあのデカイオートスコアラーだな」

 あくびをして、屈伸を何回かして準備体操をした
 えっと、あれを展開しないと

「防御壁を展開。衝撃吸収の?」

 海から音が聞こえ、海を見るとデカイオートスコアラーが水しぶきを辺りに撒き散らしながら出てきた

「ファッ!?」

 というかデカイオートスコアラーじゃなくて、レイアの妹だった!
 合っているが間違えている事に気づいた伊吹だった

「Do it if you can!(やれるもんならやってみな!)」

 レイアの妹が右腕を大きく振りかぶって伊吹に振り落とした
 俺は左手をレイアの妹に向けてかざし、青い防御壁を目の前に展開した

 ビキィン

 青い防御壁に右腕が弾かれ、大きくよろめいた
 伊吹はそのままレイアの妹目掛けて本部を踏み台にして

「フタエノキワミアアアアアアアアアアアアア!!」

 レイアの妹の顔面を殴り、二重の衝撃をくらったレイアの妹の首がありえない方向に曲がり
 拳を押し込み、ぶっ飛ばした

「チェストォッ!」
クリス「止めだ!」

 クリスは空中で浮き
 アームドギアを自分より大弓に変えて大型の弓を放った

 『ARTHEMIS SPIRAL』

 レイアの妹は伊吹の二重の極みによってクリスの『ARTHEMIS SPIRAL』を避ける事は出来ず
 クリスの『ARTHEMIS SPIRAL』によって腹部を貫かれ、爆発した

 爆発時の衝撃が海に伝わり、激しい波が本部の潜水艦を襲った
 伊吹は本部の潜水艦に着地すると、本部が爆発時の波で揺れ

「うおッ!?」

 体のバランスが保てなくなり、よろめいている

「ふべッ!」

 そして、仰向けに倒れた
 痛い...タンスの角に向かって体を前方一回転して両足の指を全部ぶつけた時位痛い

クリス「何やってんだよ」
「ん?クリスか」

 クリスは本部の上に着地し、倒れた伊吹を見下ろしていた

「よ、さっきの一撃ナイスだったよ」
クリス「ふん、あたしにとっちゃあ楽勝だ」

 クリスが腕を組みながら自信気に言っている
 イグナイトとクリスの狙撃スキルは凄い
 いや、本心だからな。嘘じゃない

「後、傷は完治したから」
クリス「お前の事だから、そうだと思ってたよ」
「え?俺はゾンビか何かか?」
クリス「ほとんどそうだろ」

 伊吹の額にビキッ。と、効果音が聞こえる程額に血管が浮かび上がった
 ああ、そうですか...俺はゾンビですか
 伊吹は空間移動でクリスの背後に立ち、右肩を右手で掴み
 逃げれないようにして

クリス「い、伊吹?」
「今の俺は少し、キレている」

 伊吹は無表情でクリスの頭の頂点に

「イブチョップ!」
クリス「技名ッ!?」

 手刀を落とし

「余計な事を言おうとしたからリターンイブチョップ!」
クリス「ひでッ!?」

 クリスの頭の頂点にまた手刀を落とした
 このチョップは、代々(笑)受け継がれてきたチョップ
 このチョップを聞いた者は必ず
 技名ダサ。と、言う

 クリスは頭を両手で抱え、伊吹を涙目で睨んだ
 伊吹は腹を抱えながらゲラゲラ笑い、笑いすぎて腹筋が苦しくなっている

「ははははははははは!痛かったwww?痛かったwww?」
「ねえ今どんな気持ちwww?NDK?NDK?ははははははははははは!!」

 今季最大の笑いと言っても過言ではない程笑っている
 クリスは腰を深く落とし、右手を握り拳にして 

「ぶっ飛べ!!」

 クリスは伊吹の無防備な腹部を殴り
 伊吹は殴り飛ばされた

「うべらッ!?」

 痛い!とても痛い、この一撃はまさか!?
 空中で体を前に一回転させ、勢いを殺し、本部の上に着地した

クリス「絶拳」
「クリスもかよ」

 クリスはドヤァ・・・とした顔をしていた
 可愛いと思ったが、それより腹が痛い。物理攻撃はキツい

「その程度では俺は倒せん!」
クリス「やっぱりゾンビじ「誰がゾンビだ!イブチョップ!」いでッ!?」

 このやりとりが三回位続いたとか、続いていないとか

 #####

「ただいまー」
調「伊吹、ちょっと来て」

 本部にクリスと共に空間移動で戻ったけど、調が俺を呼んでいる
 ん?俺に何か用があるのか?

「了解」

 切歌の顔が凄い真っ青になっているけど、どういう事だ?
 俺は調についていき、密室のような部屋に着いた
 密室の中心に移動して、調が正座で地面に座った

「え?何かするのか?」
調「ここに座って」

 調の言う通りに地面に座ったけど、何をするのか分からない
 調も正座だったから俺も正座をするけど・・・何か調の背中にス○ンドっぽいのが見える
 俺疲れてんのかな

調「伊吹」
「うん、ス○ンドが見「そんな事はどうでもいい」ア、ハイ」

 調が見たところ無表情だが、ス○ンドが見え...消えた!?
 調の体全体にドス黒いオーラが見える。俺過労なのかな
 
調「少し、話をしよう」
「オコ何ですね、分かりm...?」

 この後、調に滅茶苦茶怒られた
 今の伊吹の精神状態は・・・

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
切歌「あわわわわわ、何でこうなったんデスか?」
マリア「調は怒るとかなり怖いからね」
調「・・・」

 少し精神が崩壊しそうになっている伊吹だった
 伊吹を精神的に倒せるのは調だけだろう。後、調は怒ると怖い

 
 

 
後書き
カオス・ゼロの扱いがひどい?
そんなもん知ったこっちゃありません

9/21修正しました
ワタジヴァゴジィシュウセイガアアアアアアアアアアドデモオオインデスゥウウウウウグワッグズッ
↑正直すまんかった 

 

31話 光は闇に闇は光に

 
前書き
右足にチーズ入りたこ焼きを数十個ぶちまけられる悪夢を見た・・・
何故チーズ入りたこ焼き・・・何故チーズ入りたこ焼き?(困惑)

突然の評価:転生者達の料理の腕

 0~10の点数内で

伊吹:5~?

 普通に美味しい料理を作れる。スキルノートで料理の腕を上手く出来るが本人はしない

勇治:8

 旨い。とにかく旨い
 和食も中華も洋食もほぼ何でも作れる。後旨い
 もう料理店でも建てようぜ?

竜二:0

 おい!誰か竜二を止めろ!この(ダーク)(マター)は不味いってレベルじゃねえ!?
 というかもう料理は作らせるな!絶対だ!絶対にだ!犠牲者を増やすな!!

 お酢とリンゴジュースをどうやったら間違える!?小麦粉と粘土は見分けがつくだろ!
 料理(ダークマター)を食べた伊吹の口から魂が出ちまってるじゃねえか!ヘルプ!ヘルプミー!!

 今回少し長めデス
 

 
 伊吹Side

「あ、来たか」

 調のO☆HA☆NA☆SHIによって伊吹の心はボロボロになったが
 本部の皆のメンタルケアによって何とか立ち直った

 チフォージュ・シャトーが現れたのが虫の囁きで分かり
 俺は空間移動で目の前の空間をねじ曲げ、ねじ曲げた空間に入った

 俺はねじ曲げた空間に入ると、チフォージュ・シャトーが現れた街に着いた
 街の風景は夜でもないのに、空は雲で完全に隠れて太陽も見えない
 俺達を囲んでいるように建てられているように感じる。全ての建物には明かりが一切ついていない
 チフォージュ・シャトーが現れた事で街の人は避難したんだろう

「さてさて、どうしたもんやら」
響「♪~」

 響がシンフォギアを纏ってキャロルと戦っている
 アルカノイズの数は100はあるのか?
 アルカノイズの数を数えていると、俺に向かってアルカノイズが走ってきた
 腰に装備されている鞘に納められた刀を抜刀し

「邪魔すんな」

 刀で俺を切り上げるように斬ってきたが
 俺は刀を右手で殴り、刀の刀身を木っ端微塵にした
 こういうの、ウェポンクラッシュっていうのかな
 そのままローキックをアルカノイズの脇腹に当てるとアルカノイズの体全体が崩れるように炭化した

「消え失せろ」

 伊吹はアルカノイズの群れの中心に向かって走り、一体のアルカノイズ腹部に正拳突きを当てた
 正拳突きの衝撃の余波で後ろに居たアルカノイズが10体炭化した
 勿論正拳突きを当てたアルカノイズも炭化した
 背後から襲いかかってきたアルカノイズに気付き、裏拳で上半身を吹き飛ばし
 アルカノイズが俺を囲んでいる事に気付き

「なあ、知ってるか?震脚ってこういう使い方もあるんだよッ!」

 俺は地面を右足でおもいっきり貫き、地面に埋まった右足で震動を送ると辺り一面に地震が起こったが
 その震動を右足に集わせ、更にその震動とフォニックゲインをノイズの足下に送ると

 ドゴォン!という轟音と共にノイズの足下が割れ、岩石が所々に現れノイズを貫いた
 地面が大変な事になっているが、んなもん気にしたら負け

「震脚って便利だ」
響「お父さん!」

 響が叫び、俺は響の父親がアルカノイズに囲まれていた事に気付き
 助けようとしたが、空から雨の矢が降ってきた
 矢は響の父親を襲おうとしたアルカノイズだけに突き刺さり、アルカノイズは炭化した

「ご到着か」

 建物の上には左から順に、切歌、調、マリア、クリスが立っており
 翼先輩はアームドギアを巨大化させてキャロルの目の前に突き刺し、キャロルの足止めをしてくれているが
 キャロルは後退し、俺達を見下ろすように空中に浮いている

響「もう止めよう、キャロルちゃん!」

 響がキャロルに訴えかけるが、キャロルは苦虫をすり潰したような表情をしている
 やっぱり、話し合いで解決するような問題ではないって事か

キャロル「崩壊を遂げようとしているのだ、今さら止められるか!」
キャロル「思い出も、何もかも消却してもッ!」

 キャロルはダウルダブラの糸を弾き、美しい音色と共に変身した
 子供から大人になったみたいだが、キャロルの錬金術って本当に凄いな
 俺は右足に付いた土をはらう為に右足をぶらぶらさせていると
 何か、キャロルの横に浮いている人物が居た

「お前...誰?」
?「はじめまして、という所か」

 声は低いから男だよな
 浮いている男は黒いコートを着ていて顔は仮面のような物で隠されており
 右手には黒い無線機のような物を持っている

 男の右手に持っている黒い無線機に映像が浮かび上がり、何かしらの画像が見えた
 その画像が何の画像かは分からなかったが、キャロルの仲間だという事は理解した
 原作にこの男は居ない。多分転生者だろう
 痛い人だ。廚二病こじらせているんだろうな、今は触れないでおこう

キャロル「輝きだけではないと、覚えてもらおうかッ!」
キャロル「♪~」

 キャロルが歌い始め、両手の手のひらを合わせると眩しい光の閃光が世界を包んだ
 眩しいが、目を瞑らずにそのままキャロルと男を警戒していた

響「これはッ!?」

 キャロルの両手の手のひらの間には球体が作られ
 球体が急に消えると、堅笛のようなアーマーが背中に二つ展開された

 キャロルの目の前に黄色の魔方陣が二重に展開され
 背中のアーマーの先から黄色の竜巻が俺達目掛けて放たれた

 俺は後ろに跳び、避けた後にズドォン!という轟音が俺の居た場所から聞こえ
 竜巻が地面に当たった事でコンクリートの瓦礫が俺に飛んできたので両腕をクロスさせて防御したが
 竜巻の余波の風で目を開けてられない
 フィアフルストーム並の風力だな。とにもかくにも避けておこう

翼「この威力...まるで」
クリス「すっとぼけが効くものか、こいつは絶唱だ!」

 黄色の魔方陣から竜巻が翼とクリス目掛けて放たれたが、二人共前に跳んで避けた
 また竜巻が俺を襲ったが、竜巻の上を飛び越えて、当たるか当たらないか位の紙一重で避け
 俺は空中で体を前に一回転させ、着地した

調「絶唱を負荷もなく口にする」
切歌「錬金術ってのは何でもありデスか!」

 調と切歌が背中のアーマーにあるブースターで空に浮いている
 竜巻が調と切歌に向かって放たれたが、二人共空に浮きながら横に避けた

響「だったらSC2Aで!」
翼「よせ!」
翼「あの威力、立花の体が持たない!」

 翼先輩の言葉に響は、でも!と、言い
 反論しようとしているが、翼先輩の真剣な眼差しを見て迷いの表情が顔に浮かんだ

 ガングニールと融合していた響だからこそあんな離れ技を使えた
 けど、今は胸の内のガングニールが消滅して融合症例じゃない
 適合者とはいえ、響にSC2Aは使わせるわけにはいかない

 背後から複数の足音が聞こえ、キャロルの歌が歌い終わると
 キャロルからもの凄い風が俺達を襲い、思わず目を瞑った

マリア「翼!あれを!」

 マリアさんの声が聞こえ、チフォージュ・シャトーを見ると
 チフォージュ・シャトーが緑色のオーラを纏っている
 音叉のようにキャロルの歌と共振、共鳴してアルカノイズの分解能力を増幅させている

 チフォージュ・シャトーの発射口から緑色の光線が発射され
 地面に当たると東西南北の方向に荒れ狂う波のように拡散していった

キャロル「世界の崩壊だ!」

 キャロルが両手を上に上げ、笑っている

 世界がキャロルによって解剖される事は止めなくてはいけない
 いや、止めなかったら俺も死んでしまう

「させると思ってんのか?」

 伊吹は両手の手のひらを合わせ

「後悔は済んでおけ、出でよ!瓦解の陣!」
「エアプレッシャー!」

 伊吹が詠唱を言い終わると、キャロルの真上に土色の魔方陣が現れ
 キャロルに向かって落ちていったが、キャロルの真上に黄色の魔方陣が現れ、土色の魔方陣とぶつかっている
 伊吹はこうなるのは予測範囲内だったので

「重力と書いてグラビティ、エアプレッシャー!」

 土色の魔方陣の上に新たな土色の魔方陣が現れ
 一つ目の土色の魔方陣を押すように二つ目の土色の魔方陣が上に重なって押している

 キャロルの黄色の魔方陣にヒビが入り、伊吹は

「エアプレッシャー!エアプレッシャー!エアプレッシャー!!」

 正に、質より数戦法。連続詠唱は結構フォニックゲインを消費するな
 新たな土色の魔方陣が二つ目の魔方陣の真上に三つ現れ、合計五つの魔方陣がキャロルを押し潰そうとしている
 その時、キャロルの黄色の魔方陣全体にヒビが入り

 バキィン!というガラスが割れた音と共に黄色の魔方陣が割れ
 キャロルは急いで後退し、五つの土色の魔方陣が地面に向かって落ちていった
 
 五つの土色の魔方陣が地面のコンクリートに衝突すると
 バゴォン!という轟音と共に半径10Mのコンクリートが粉々になり、木っ端微塵になった
 五つの土色の魔方陣は消えた

「ん?当たらなかったか」
キャロル「馬鹿げた威力だ」

 俺は当たらなかった事に少し残念な気持ちになったが
 気持ちを切り替え、浮いている男を見て

「お前めっちゃ空気やん」

 とりあえず質問してみる事にした
 伊吹のエセ関西弁に切歌が吹き出し、調が笑うのを必死に堪えている
 誰が見ても不審者な人物に装者が誰も触れる事もなく、空気に馴染んでいる男
 調と切歌が伊吹に向かって走り、伊吹の横に立ち

切歌「だ、駄目デスよ、伊吹(小声)」
調「そうだよ、触れちゃいけないよ(小声)」

 調と切歌が小声で伊吹に囁き
 伊吹は調と切歌の声が聞こえていたが、とりあえず

「お前、その格好恥ずかしくないのか?」

 爆弾☆発言☆投下
 伊吹のさりげない言葉に仮面を越しに男の額に血管がビキッ、という音と共に浮かび上がった

 というか仮面か、仮装パーティーでも行くのか?
 ハロウィンはもちっと先だけど、多分気持ちが舞い上がっているんだな

クリス「緊張感はねえのか!?」
「ない!」
クリス「ねえのかよ!?」

 クリスが伊吹の言動に驚きながら質問したが、伊吹はクリスに振り返り、ない!と断言した
 ツッコミ役がツッコミを疎かにするとは.....英雄殺しのストレッチでもしてもらおう

翼「力みすぎてはいけない。という事だな」
「お、おうですよ」

 翼は、伊吹の言葉に深い意味があると気付き、答えにたどり着いた
 伊吹は返事をしなくてはいけないと思い、戸惑いながら返事を返した
 翼先輩、俺はそんなに深い意味はなかったよ!?

マリア「どうしてこうなったのかしら.....」
「多分あの廚二病のせいだと思いまーす」

 マリアはどうして緊張感すらなくなってしまったのだろう、と思った
 マリアさんがため息をつき、漫才になったのはあの廚二病のせいだと思った
 あんなに廚二病をこじらせていると、黒歴史になるのに...何やってんだろ

響「伊吹!ここは私達に任せてあの痛い人をやっちゃって!」
「ッ!...おう!」

 響が伊吹に叫び、伊吹は少し驚いたが、このまま漫才をしていたら世界が解剖されてしまうと思い
 待ってくれているキャロルや痛い男はいいやつだ。と思った
 伊吹は男に振り返り、後ろに居る響に「任せた!」と言い
 というか、こんな急な展開についてこれる人はいるのかッ!?というメタイ事を考えていた

響「任された!」

 響の言葉を聞いた瞬間に伊吹は地面を蹴り、一瞬で男の懐に入り
 左手に握り拳を作り、男の顎を殴って拳を押し込み、ぶっ飛ばした
 男は空に向かってに吹き飛ばされ、伊吹は吹き飛んでいる男の少し上に空間移動をして

「そいや!」

 体を前に一回転させ、右足で踵落としを男の顔面に当てた
 男の体は上に吹き飛ばされ伊吹の踵落としによって急に止められ、落とされた

男「ぐッ!」
「氷塊連製!アイシクルペイン!」

 伊吹は体制を立て直し、空中に浮きながら詠唱をして詠唱が終わると
 伊吹の周りに時計回りに先が丸い特大の氷の塊が順番に12個現れ
 男に向かって凄い速度で落ちていった
 一つ一つの氷の塊の大きさは平均的な大人男性一人分とさほど変わらない

 ズドドドドドォン!という轟音が聞こえ、男に氷の塊が当たった
 氷の塊に埋もれて男の姿は見えない

「やったか!?(やってないけどね~)」

 自演を男に披露していると、氷の塊が消えたので男を見ると
 見えたのは・・・

「仮面.....ライダー?」

 立っていた男。否、仮面ライダー
 頭部にはコーカサスオオカブトムシの角に酷似した頭部パーツがあり
 (コンパウンド)(アイズ)は青色
 上半身には金色のボディアーマー、右肩には角のような尖った(ショルダー)(ブレード)
 右腕の甲には『ライダーブレス』に『コーカサスゼクター』を装着しており
 腰に装着したライダーベルトの左側に『ハイパーゼクター』を装着している

 その仮面ライダーの名は、『仮面ライダーコーカサス』

 伊吹Side out

 #####

 勇治Side

 廃工場の天井に穴が空いており、その真下に勇治は立っていた
 太陽は完全に雲に隠され、廃工場は薄暗くなっているが
 勇治の立っている場所は黒い無線機の立体映像によって光っている
 カオス・ゼロを倒した勇治は、カオス・ゼロが落とした黒い無線機を拾うと、黒い無線機が勝手に起動し
 立体映像が黒い無線機の画面に映し出された

「これはッ!」

 黒い無線機に浮かび上がった映像には

 [FG・デストロイヤー]

 FG・デストロイヤー...FGは、フォニックゲインという事か?
 オキ○ジ○ションデ○トロイヤーに似ているが、作者のネーミングセンスがないという事は分かった

 勇治は、黒い無線機を右手で持っており
 黒い無線機の右下には3○Sのような十字キーと十字キーの真ん中に丸いボタンがある

 このFG・デストロイヤーが気になるので適当にボタンを押してみた
 十字キーを上右左下と押して、十字キーの真ん中にある丸いボタンの順に押すと

「む?」 

 黒い無線機の立体映像が更新され、映し出されたのは

_____________________________________________________

 [FG・デストロイヤー]

 [FG・デストロイヤー]は放出・具現化されたフォニックゲインのみ消滅させる
 フォニックゲイン以外は消滅させる事は出来ないが、体内から放出されたフォニックゲインを消せる
 具現化とは、奴が使っている魔法?を具現化と自己解釈している
_____________________________________________________

「そんな馬鹿な」
「と、言いたい所だが、もうツッコミをするのも面倒になってきたな」

 もう、伊吹の行動にツッコミをするのにも疲れてきてツッコミをするのも面倒だと思ってきた
 この[FG・デストロイヤー]は凄い物だとは分かるが、奴とは誰だ?
 勇治はそう思いながらため息をつき、オートバイに向かって歩き、廃工場から出た
 オートバイに着くと、置いていった無線機が揺れている
 勇治は無線機を持ち、口元に近づけた

「こちら勇治。ファイズフォンを取り返した、どうぞ」
友里「勇治君!今すぐ竜二君を援護して!どうぞ!」
「竜二に何かあったんですか!どうぞ!」
友里「黒い人型兵器に襲撃させられて苦戦しています!どうぞ!」
「分かりました!今すぐ竜二の援護に行きます!.....このどうぞは意味があるんですか?どうぞ」
友里「それは分からないけど頼んだわよ勇治君!そこから北東に5km先よ!」

 無線機から声が聞こえなくなり、俺はオートバイに乗り
 竜二が戦っている場所にオートバイを走らせた

 勇治Side out

 #####

 竜二Side

 竜二は伊吹達を援護する為に変身をしてからヘリコプターに乗っていたが
 突如黒い人型兵器に片手持ちの電動ガトリングガンで襲撃され、ヘリコプターは墜落してしまい
 竜二は墜落する前に空に向かって跳び、着地した
 ヘリコプターは奇跡的に不時着出来たが、不時着した3秒後に爆発した

「くそ!戦うしかないのかよ!」

 広場のような広い場所の建物の陰に体を屈めて身を隠しているが、一応特攻してみた
 黒い人型兵器に奇跡的に近づけたと思ったら、あんな巨体なのに凄い速さの回し蹴りで俺は吹き飛ばされた

 黒い人型兵器の身長は約10mはある
 逃げたら左手に持った無反動砲。近づこうとしたら、右手に持っている電動式ガトリングガン
 電動式ガトリングガンは毎分5000発の弾を撃てるようになっており
 背中には弾薬庫のような直径5mの箱を装備しており、箱の中にはガトリングの弾と
 無反動砲の弾が心狭しに詰められている

 全身兵器に対して竜二はマイティフォーム。対処出来るとしたらペガサスフォームだが
 ペガサスフォームに変身する為の銃がない

「ああもう!どうすればいいんだよ!」

 竜二が空に叫ぶが、返事は当然返ってこない
 頭を抱えて考えるが、策は思い付かない
 どうしようもないの一言。建物の陰に隠れているが、無反動砲で建物ごと吹き飛ばされるかもしれない

「こんな時、銃さえあれば.....」
 
 日本では銃は日本の警察官が持っている拳銃と
 それ以外の銃は国家所属の自衛隊や特殊部隊しか持っていない
 弓でもボウガンでもいいが、勿論持っていない

「こうなったら...痛みは気にせずに一撃で決める!」

 竜二のとっさに思い付いた策は
 ほんの少しの時間しか使えない『仮面ライダークウガ:ライジングアルティメットフォーム』に変身し
 最大の一撃を当て、一撃であの機械を壊す。その作戦しかなかった

「.....ふー..........よし!元気全快!大丈夫大丈夫!」

 竜二は笑い、不安の感情を吹き飛ばし、勝つイメージを頭に浮かべた
 絶対勝てる。絶対負けない。絶対倒す!

 竜二は建物の陰から出ると、黒い人型兵器のような黒いオートバジンが300m離れた場所に立っている
 どう見てもオートバジンだ。兄貴のじゃないと思うけど...まあいいか

「俺は絶対負けないし、絶対お前に勝つ」

 竜二は黒いオートバジンを見つめ、黒いオートバジンの顔にある目のようなカメラはなめらかに動いている
 黒いオートバジンの右手には電動式ガトリングガンを持ち、左手には無反動砲を左肩に置きながら持っている
 
「全力で...潰してやるよ」

 竜二のドスのきいた声により、空気が凍てついたように何も音が聞こえなくなり
 竜二は何も言わずに『仮面ライダークウガ:ライジングアルティメットフォーム』に変身した
 竜二は12秒だけ『ライジングアルティメットフォーム』に変身出来る

 赤色のボディアーマーから金色のボディアーマーに色が変わるように変わり
 頭には金色の四つのクワガタの角があり、ノコギリのようにギザギザになっている

 (コンパウンド)(アイズ)は赤くなっており、額の器官(シンボルポイント)は黒い

 上半身の金色のボディアーマーの全体に封印エネルギーを放出する器官が
 金色と黒色の血管状組織になって浮かび上がっている
 両肩と両肘には鋭い棘のような武器があり、両膝には黒い球体が嵌め込まれている

 竜二は何の前触れもなく、黒いオートバジンに向かって走り
 黒いオートバジンは竜二を狙い無反動砲の引き金を引き電動式ガトリングガンの弾を発射しようとしている
 竜二はこの時を待っていた
 走りながら無反動砲の発射口を見ながら手を前にかざし

 無反動砲が発射音と共に竜二に向かって発射された
 発射された瞬間に竜二は念じ、無反動砲の弾に『超自然発火能力』で
 無反動砲の弾の内側のガスを引火させ

 無反動砲から発射された弾が発射口から出る前に弾が爆発した

 黒いオートバジンの左肩が爆発によって吹き飛び、左腕は木っ端微塵になり、地面に落ちた
 黒いオートバジンは体のバランスを保てずによろめき、大きな隙が出来た

 無反動砲はガスや火薬を多く使用するから、弾の内側に入っている火薬を燃やしてガスが大爆発を起こす

 俺の不完全な発火能力じゃ内部に引火する事も出来ないけど
『アルティメットフォーム』か『ライジングアルティメットフォーム』に変身したら
『超自然発火能力』は自由自在に使える!

 竜二は後一秒で黒いオートバジンの懐に入れると気付き
 右手に握り拳を作り、右腕に限界まで力を込めた

 黒いオートバジンは電動式ガトリングガンは無事だと気づいたが、視界の三割は見えなくなっている
 無反動砲の弾の爆発によって顔の中央にある目のようなカメラに傷が出来た

 黒いオートバジンの体はまともに動けそうにないが、左腕以外はまともに動けるようだ
 電動式ガトリングガンを撃たれたら終わりだ!その前に倒す!

 竜二は走る速度を上げると、足の筋肉が張り裂けそうになったが
 気にもせずに走り、黒いオートバジンまで後5m

「ぶっ壊れろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 喉が痛くなる程叫び、右腕を大きく振りかぶって
 黒いオートバジンの顔面に向かって跳び、右拳を黒いオートバジンの顔面に向かって

 全力でぶん殴った

 機械の色々なパーツが壊れる音が黒いオートバジンの顔面から聞こえ、色々な物を粉砕する感触も拳に伝わった
 黒いオートバジンの顔の原型は留められておらず、鉄屑とさほど変わらない

 拳を更に押し込むと、顔面を貫通したように感じ
 そのまま黒いオートバジンは後ろにゆっくり倒れていった

「あ、限界きたかッ!」

 竜二が『ライジングアルティメットフォーム』に変身出来る時間も僅か
 竜二は右手を黒いオートバジンの顔面から抜き、黒いオートバジンの胴体を両足で蹴り
 蹴る事で勢いをつけて後ろに飛んでいき
『超自然発火能力』を黒いオートバジンの背中に装備されている箱の中にある無反動砲の弾の中の火薬を
 引火させるとガスが燃え、爆発した
 他の無反動砲の弾に爆風と振動が当たり、連鎖爆発を起こした
 
 ドゴォン!という爆発音と共に黒いオートバジンは爆風に巻き込まれて見えなくなった

 飛んでいる最中に変身が強制的に解け、体全体を乱暴に地面に打ちつけ
 竜二は体全身が痛くなり、休む事にした

 竜二Side out

 #####

 勇治Side

 勇治はオートバイを道路で走らせ、竜二が戦っている場所の近くに着いた
 オートバイを止め、オートバイから降りて辺りを見回した
 しかし、周りは建物と建物が心狭しと建てられているだけ

「何処だ?....ん?...燃えている?」

 耳をすませると、パチパチ、という何かが燃えている音が建物と建物の隙間に微かに聞こえ
 建物と建物の隙間に歩き、隙間を通っていくと
 広場のような広い場所に着いた

「この音の発生源はこれか」

 目の前には炎に包まれた鉄屑と、ガトリング砲のような形の鉄は炎に包まれている
 まさか...竜二がやったのか?

竜二「おーい、兄貴~」
「竜二か?」

 何処からか声が聞こえ、左を見ると
 勇治に手を振っていて地面にあぐらをかいて座っている竜二が居た

竜二「ちょっと全身が痛くて変身も出来ないんですよ、兄貴」
「お前、『ライジングアルティメットフォーム』に変身したな」

 竜二は苦笑いをしながら頷いた
 まあ、竜二は無事?という事だな。しかし、奥の手を使うとはな
 勇治は振り返り、燃えている鉄屑を見た

「この戦いが終わったら話を聞くぞ」
竜二「分かりやした~」

 勇治はオートバイに向かって歩き、建物と建物の隙間を通った
 オートバイが見え、オートバイに乗り、伊吹が戦っている場所に向かってオートバイを走らせた
 しかし、伊吹は何処に居る?

 伊吹が何処にいるかも分からず、オートバイを走らせている勇治だった
 
 

 
後書き
ウェル博士は4期にも出てほしいなあ(可能性は0に等しいが)
やっぱり・・・死んでるよなぁ
いや、サイボーグになって再登場!・・・ないな

次の投稿も遅くなりますが、後日談は書き終わったので
大体一週間ちょっとデスよ(ペースが良ければ)
二日で1500文字だったら・・・いける!

『クウガ:ライジングアルティメットフォーム』には『超自然発火能力』は使えるかは不明ですが
『アルティメットフォーム』の強化フォームなので、使えない方が不自然なので使えるようにしています

黒いオートバジンの倒し方が酷い?
勝てばいいんです。勝てば(ゲス顔)

10/7:修正しました 

 

番外編:勇治が今まで何をしてきたか/伊吹の能力の解説

 
前書き
勇治が今まで何をしていたのかの説明と、伊吹の転生特典やスキルノートの詳細や暴走時の能力の解説が後編です
話の振り返りは精神がガリガリ削られてしまって無理ですorz

書ける...凄いテンポ良く書けるぞ!俺にもッ!!
あれ?意外とこれだけ書くのが辛くなくなってきたぞ?(幻覚) 

 
 伊吹Side

作者「どうも、作者と」
「伊吹です」

作者「今回は地文はほとんどありません」
「勇治が俺と出会ってから何をしたのか。と、俺の能力の解説だしな」

作者「まあそうだね、勇治が今まで何をしてきたのかは、今から説明するよ」

「俺と出会ったのは、10話だよな」
作者「そうそう、その時から勇治と竜二の出番がなかったのは申し訳ないです」

作者「10話が終わってから二人は特異災害対策機動部二課に入りました」
作者「勇治は組織が嫌いですが、竜二の説得で入る事を決意しました」

作者「まあ、勇治は10話以降から12話までの空白があるのですが」
作者「主にファイズフォンを探しています」

「特異災害対策機動部二課にもファイズフォンを探すのを手伝ってもらってるんだよな」
作者「うん。探してもらっているけど、ネフシュタンの鎧の一件があったから手助け位にしかなっていないね」
「奪われた完全聖遺物と、クリスの事もあるし...仕方ないのか」

作者「13話では、竜二と共に街に住んでいる人の避難誘導をしていました」
作者「まあ、被害を最小限に抑える事が出来たのは勇治と竜二のおかげですね」

「ルナアタック後で勇治は何をしてたんだ?」
作者「G編に入るまで三ヶ月の空白がありますが」
作者「月の欠片の処理や大人の事情に巻き込まれてしまい、ファイズフォンは探せませんでした」

作者「G編に入ってからファイズフォンを探していたのですが」
「あれか.....」
作者「16話の伊吹の暴走。これは後で説明します」

作者「伊吹を止める事が出来なかった為、勇治は一刻も早くファイズフォンを探す事にしました」
「暴走した俺とほぼ相討ちになって勇治は治療班で傷を治してもらったんだっけ?」

作者「Exactly、その通りです」
作者「16話終了に入院し、18話に退院しました。」
「何か滅茶苦茶早いよな?」

作者「何を言ってるんだ?仲間を強くするのは良い事だろ?」
「駄目だコイツ、早くなんとかしないと」

作者「退院した後に、本格的にファイズフォンを探そうと勇治は決意しました」
作者「勇治はファイズフォンを奪った犯人の正体に近づいていきます」
作者「次はフロンティア」

「フロンティアか...一番の疑問点は俺にガングニール?が装備された事だけど」
作者「それも後でちゃんと説明するね」

作者「そしてGX編。伊吹の暴走からずっとファイズフォンを探していた勇治ですが」
作者「27話でファイズフォンを奪った犯人の居場所を大体特定しました」

作者「伊吹には旅に出ると言い、竜二には留守番をしてもらい」
作者「29話でやっと犯人を見つけました」

作者「本編ではカオス・ゼロと名乗っていますが、本名はヴァン・フリークです」
作者「まあ、所詮仮面ライダーに変身出来ないならただの転生者です」

作者「所詮ザコです。というかゴミクズです」
「ひでえな、そんなに口調悪かったのか?作者」

作者「自分の本性は自分しか知らないからね」
「何その意味が浅いような意味が深いような言葉は」

作者「勇治の仮面ライダーカブト:ハイパーフォーム[パーフェクトゼクター]の足下にも及ばない敵ですから」
作者「勇治の手によって、カオス・ゼロの肉体は消滅しました」

「それで、勇治が黒い無線機を手に入れたけど...伏線?」
作者「結構重要。運命を左右される程ね」

「おまっ!自分でハードル上げるのか?」
作者「ハードルは上げてなんぼのもんだ!...黒い無線機は本当に重要」
作者「黒い無線機を勇治が手に入れていなかったら全員敗北BAD ENDですね」

「はあっ!?たった一つの無線機でか?」

作者「昔見た小説には」

 大統領になった記念に大統領はタイムマシンで恐竜時代に行ったようです
 そして、帰る時に一つの蝶を踏み潰してしまったようです

 そして、現代に戻ると
 自分が落選した未来に変わっていました

 たった一つの改変で何百通りも歴史が変わり、自分が落選した未来に自分で変えてしまったようです

作者「たった一つの蝶を踏み潰してしまっただけで未来が変わってしまった」
作者「怖いですよね?一つの民族が消えてしまったかもしれませんし、文化も変わっていたかもしれません」
作者「たった一つの黒い無線機を持っている勇治が運命を変えます」

作者「最終決戦のキーワードは『覚醒』です」

:転生特典解説

作者「さて、伊吹の転生特典の解説をしますか」
「おお、やっとか」

 -転生特典-
1・TOD2の裏ボスマグナディウエスの能力と術・技そして秘奥羲を全て使える
2・見聞色・武装色・覇王色の三つの覇気と六式
3・魔法無効
4・ノイズ接触時灰にならない
5・スキル作成の能力
6・金属を生成する能力(金属ならなんでも)

作者「これが転生特典。上から順に説明していきます」

1・TOD2の裏ボスマグナディウエスの能力と術・技そして秘奥羲を全て使える

 この転生特典はテイルズオブデスティニー2の裏ボス『マグナディウエス』の能力を使え
 テイルズシリーズの術・技・秘奥羲を全て使えます

『マグナディウエス』のステータスの詳細は分からないので、未知数として扱っています
 特定の術は『マグナディウエス』の詠唱にしています

2・見聞色・武装色・覇王色の三つの覇気と六式

 これはONE PIECEの三つの覇気を使えるようになっています
 何度も使えばマスターしますが、伊吹はあまり使っていないので
 ほぼ覚えたての状態です

 六式の基本技は全て使えますが、使う感覚を覚えていないので、不完全です
 応用技は伊吹が努力すれば覚える事が出来ます

3・魔法無効

 あらやる魔法の類いを全て無効にする
 魔法という種類であれば、無効に出来る
 転生特典の術や秘奥羲は例外です。魔法の類いではありませんので

4・ノイズ接触時灰にならない

 これはノイズの炭素転換を無効にするだけですが
 位相差障壁はどう考えても無効には出来ません
 そこで、ベルトラの優しさ(笑)によって位相差障壁をノイズに攻撃時のみ無効にしてくれています
 伊吹はノイズを素でで倒せる事に疑問は覚えませんでした

 伊吹の考えは
 炭素転換されないから位相差障壁も無効なんだろう
 そういう考えだったので、気にもしませんでしたとさ

5・スキル作成の能力

 スキルノートという赤い本に追加したい能力を幾らでも追加出来る
 ただし、一定の条件をクリアしなければスキルは追加出来ないが、自動で追加される
(忘れられたスキルNo.7ハイド・・・)

6・金属を生成する能力(金属ならなんでも)

 金属なら何でも創れる能力
 基本的に金属ならば何でもおk
 宇宙で一番もろい金属や、硬い金属を創れる事も出来る

「質問いいか?一定の条件って何だよ」
作者「最初からチートをどんどん追加するとか俺TUEEEEEEEEEEとかいう次元じゃないよね?」
作者「これ以上伊吹をチート化させるのはどうかと思うんだ」

「まあ、これ以上能力とか増やしてもあんま使わないよな」
作者「そうなんだよ!スキルがありすぎると一つや二つは存在を忘れるし」
作者「転生特典だってそうだろ?魔法無効と三色覇気セットはほぼ使ってないし」

作者「つまり、これ以上増やさせないようにスキルノートに能力をなるべく追加させないようにした」
作者「忘れがちな作者にはスキルを全て均等に使うのは無理です!」

「それより、条件って何さ?」
作者「それは暴走だね」
「暴走?」

作者「七つの大罪。これは知ってる人は知ってるよ」

作者「キリスト教で最も重い罪状を七つの大罪と言うんだ」
作者「傲慢(プライド):憤怒(ラース:)嫉妬(エンヴィー)怠惰(スロウス)強欲(グリード)暴食(グラトニー)色欲(ラスト)これが七つの大罪」

作者「これを伊吹の暴走の元ネタにしてみたんだ」
「てっきり感情が高まった時だけかと思ったけど、違うんだな」

作者「正解」
作者「暴走は感情が高まった時だけど、伊吹には四つの大罪を付けてみたんだ」

作者「伊吹に付けた四つの大罪は、憤怒(ラース)嫉妬(エンヴィー)怠惰(スロウス)強欲(グリード)
作者「まあ、感情が高まった時にランダムで出るんだけど...一つはもう消えているよ?」

「は?消えてる?.....まさか、最初の暴走?」
作者「そうそう、16話の暴走だよ」

作者「結局伊吹が大罪の一つを消したけどね。所詮最弱だからかな」
「うーん.....力を欲していたから、強欲(グリード)?」

作者「正解。伊吹の心に隙あらば乗っ取ろうとしていたみたいだけど、結局消滅しちゃったね(笑)」
「あ、俺のデモンズランスで呆気なく爆発したんだった」

作者「どうやって伊吹を乗っ取ったのかは後で説明します」

:伊吹のシンフォギア?

作者「19話で、70億人の絶唱で響達はXD(エクスドライブ)モードになりましたが」
作者「伊吹がシンフォギアのような物を装備したのは皆さん分かっていないですよね?」

作者「伊吹の力の源はフォニックゲインです」
作者「いつもフォニックゲインを容量の許容範囲の最大まで貯めていますが」
作者「容量の許容範囲を越えるフォニックゲインを自分では貯める事は出来ません(一応)」

作者「70億人の絶唱のフォニックゲインを伊吹が少しでも吸収していたら?」
作者「それは未知なる力を引き出すトリガーになります」

作者「あのシンフォギア?のような力は伊吹の力を何十、何百倍にしたのかは不明という事で」
作者「というかあの力は聖遺物ではありません(これ重要)」

:フォニックゲインの容量

作者「容量の許容範囲を越えると死ぬと思っている人もいるかもしれませんが、それはないです」
作者「あくまでも容量の許容範囲です。容量に限界はありません」

作者「許容範囲を越えた時点で伊吹の寿命がどんどん縮みます」
作者「まあ、許容範囲を越えた時点で負ける事はまずありません(笑)」

作者「リミッターを40程解放した時に『No.∞インフィニティ』という限定開放スキルがありますが」
作者「無限にフォニックゲインを生成出来ても、容量の許容範囲を越える程フォニックゲインを作ると」
作者「体が壊れます」

作者「フォニックゲインが体が壊れるのをを抑制しようとしても、一時的な効果だけです」
作者「『力の代償』これも最終決戦のキーワードです」

作者「リミッターを全て外せば許容範囲は一時的になくなりますが」

作者「リミッターを一つ外すだけで体の内側からダメージが永続的に続きます」
作者「傷は治せても、内側の永続的なダメージは治せない。それは伊吹に一体どういう結果を生むのか?」

作者「因みに、下手な伏線を貼っておいたんですけど...気付きましたか?」

:暴走の能力と強欲(グリード)が伊吹を乗っ取れたのは・・

作者「暴走は、伊吹の感情が高まった時だけと言いました」

作者「今まで出てきた大罪は、強欲(グリード)怠惰(スロウス)の二つです」
作者「強欲(グリード)は16話と17話。怠惰(スロウス)は28話です」

作者「怠惰(スロウス)強欲(グリード)より桁違いに強いです」
作者「まあ、一番の化け物は伊吹ですけどね(苦笑)」

作者「怠惰(スロウス)の容姿と性格はゴッドイーターのリンドウです」
作者「怠惰(スロウス)に近い?そう感じだったので採用しました」

作者「強欲(グリード)?あいつは別にいいです」
作者「そこら辺に落ちている石と思って下さい」

作者「二つの大罪の容姿と性格はまだ言えませんが、強さ順なら・・・」

 憤怒(ラース)>>>>>嫉妬(エンヴィー)>>>怠惰(スロウス)>>>>>>>>>>強欲(グリード)

作者「強さはこういう感じです。憤怒(ラース)が一番強いのは、ご愛敬ですよ」
作者「あ、この四人の大罪の説明が不十分でしたね」

作者「この四人の大罪は、伊吹が転生した時にベルトラが勝手に付けました」
作者「伊吹の心にこの大罪を付ける事でメリットとデメリットが出来ました」

[メリット]
・四人の大罪が伊吹の力を抑制して、感情が高まるのを抑える
・四人の大罪が伊吹のリミッターを強制封印する事が出来る
・大罪と大罪で殺しあいが行われない
・伊吹は自分に付けられた四つの大罪を知らない

[デメリット]
・一つ一つの大罪に感情が現れる
・伊吹が死ぬとランダムで大罪が伊吹を生き返らせる事が出来る
・生き返らせた大罪は、伊吹を乗っ取る事が出来る
・伊吹は大罪を殺す事が出来る

作者「これで伊吹が2話で死に、伊吹を生き返らせた大罪も分かりますよね?」

作者「2話で伊吹を生き返らせたのは強欲(グリード)です」
作者「これで、16話で強欲(グリード)が伊吹に乗っ取る事が出来ました」
作者「いやー!伏線最高!」

作者「しかし、強欲(グリード)が弱すぎて中途半端にしか伊吹を乗っ取れず」
作者「伊吹を完全に乗っ取ったと勘違いしてしまい、力を完全に開放してしまいました」
伊吹「そして、自我を保てず強欲(グリード)は暴走してしまいました」

作者「上手く?話が繋がりましたね」
作者「この強欲(グリード)を倒した事で伊吹はリミッターを40程開放出来るようになってしまいました」
作者「リミッターを40程外す事で限定スキルの開放や、全ての能力が桁違いに上がりました」

作者「暴走とは、伊吹を生き返らせた大罪が伊吹を乗っ取る事が暴走のメカニズムです」
作者「まあ、憑依みたいなもんですから」

作者「分からない事があれば感想で教えて下さい。作者の文章力が無いと分かるので」

:限定解放時のスキル

作者「リミッターを40程開放した時の限定解放時のスキルの説明をします」

  No. Ω真なる黒龍神帝の目
 [怒りや憎しみの感情を力に変換出来る]
 [復讐者(アベンジャー)は与えたダメージを3秒ごと倍増させる]
 [反撃者(リベンジャー)は与えたダメージor受けたダメージを自分の力にさせる]

作者「これはハイスクールDxDから少し引用しました」
作者「これを思い付いた時の思考は」

 与えたダメージを3秒毎に倍にしたら滅茶苦茶強くないか?

作者「鬼畜なスキルを思い付いたなんて思いました(自画自賛)」

[怒りや憎しみの感情を力に変換出来る]

作者「これは、怒りや憎しみの感情が高ければ(フォニックゲイン)に幾らでも変換出来るようにしました」
作者「数字で表すと」

 怒りや憎しみの度数

0~20:全体の15%/Lv1おこ
20~40:全体の30%/Lv4ムカ着火ファイヤー
40~60:全体の50%/Lv9魔神・大噴火レジェンドサイクロンフレアァァァ
60~80:全体の75%/Lv13超新星・ムカおこエンドオブエンシャントジェノサイドブレイバァァァ
80~100:全体の100%/Lv15ユニバァーーーーーーース激激

作者「ちょっと見にくいですが、怒りレベルを書いてみました」
作者「全体の何々。と、書いていますが、開放している全体の(フォニックゲイン)を回復出来ます(使用制限無し)」

作者「後、復讐者(アベンジャー)と反撃者(リベンジャーの使用制限はありません」

  No. ∀暴走と誓約の力
 [暴走時の力を一部使える]
 [体が傷だらけになるが、強制封印されたリミッターを外せる]
 [暴走と誓約の力を抑制出来る時間は555秒]


 [暴走時の力を一部使える]

作者「これは自分に憑依した大罪の力を一部だけ使えます」
作者「これの詳細を書くのは、ちと骨が折れるので堪忍m(__)m」

 [体が傷だらけになるが、強制封印されたリミッターを外せる]

作者「これは体の外側も内側も傷だらけになりますが」
作者「四人の大罪によって強制封印されたリミッターを強制的に開放出来ます」
作者「伊吹は、40以上リミッターを外さなかったようですが、全てのリミッターを外す事も出来ました」

 [暴走と誓約の力を抑制出来る時間は555秒]

作者「暴走時の力を一部使えるのが『暴走』」
作者「体を傷だらけにして強制的にリミッターを外すのが『誓約』」

作者「力を抑制すると書いていますが、これは伊吹が余計に力を出さない為です」
作者「使えば使う程体がボロボロになってしまう諸刃の剣ですからね」
作者「だからあえて抑制したんです」

  No. 無限の結界
 [伊吹の全リミッターの内三分の一以上開放しなければ使えない]
 [体が朽ち果てるか、伊吹が結界を解かなければ壊す事も出ることは絶対に出来ない]


 [伊吹の全リミッターの内三分の一以上開放しなければ使えない]

作者「リミッターを40開放している伊吹は使えます」
作者「この無限の結界は壊れるという法則を無視しているので壊れません」
作者「少々ガキっぽい発想力ですね(苦笑)」

 [体が朽ち果てるか、伊吹が結界を解かなければ壊す事も出ることは絶対に出来ない]

作者「これは文字通りです」
作者「伊吹が朽ち果てるか、死ぬか、伊吹が結界を解かなければ出れません。絶対に」

  No.∞インフィニティ
 [体が壊れ、朽ち果てようと魂さえあれば体が復活して戦える]
 [無限にフォニックゲインを生成出来る]

作者「これは酷い(いろんな意味で)」

 [体が壊れ、朽ち果てようと魂さえあれば体が復活して戦える]

作者「無限の結界を張ってからインフィニティを常時発動状態だったら・・・」
作者「死んでも死にません(汗)」

作者「伊吹の肉体を消し去ってから魂を直ぐに消し去らないと無限ループです」
作者「結界を張る→インフィニティ常時発動→殺される→結界が解かれる→インフィニティで復活→最初に戻る」
作者「いや、もう.....何も言うまい」

 [無限にフォニックゲインを生成出来る]

作者「文字通りフォニックゲインを無限に作れます」
作者「リミッターを完全開放してから無限にフォニックゲインを作れば・・・」
作者「俺って・・・ほんと馬鹿」

:後書き

作者「途中から伊吹の出番がなくなっていましたが、気にしないで下さい」
作者「というか気にしたら負けです」

作者「スキルの解説をするのは俺の精神がポキンってなってしまいますから勘弁して下さい!(悲願)」

作者「この話は、日曜日の午前9時から午後5時までずっと書いていました」
作者「意外疲れるんですね(笑)」

作者「四日前から夜にちまちま書いていて完成度60%位でしたから今日で終わらせ・・・」
作者「あれ?時間かかりすぎじゃないか?」

作者「ま、まあ・・・下書きに焼肉ネタと、次回予告を挟んであるのでよろしければどうぞ」

作者(あれ?下書き合わせると8000文字越えてる?)


 
 

 
後書き
ミスジンダル
ホルモンの杖
ヒレックファイア
オニックゲイン
肉槍:バラグニール
肉弓:ニクイバル
NIKUMORI
うろたえるな!(肉の在庫がなくなった事に)
ニニニニーク!ニニニニーク!
298(ニク屋)
何故そこでハラミッ!?

何かごめんなさい
元ネタは、上から順に

・デュランダル
・ホルモンの杖
・バックファイア
・フォニックゲイン
・撃槍:ガングニール
・魔弓:イチイバル
・SAKIMORI
・うろたえるな!
・黒歴史の人
・298円
・何故そこで愛ッ!?

 後予告です

 予告:希望の戦士達の最終決戦

 1

勇治「そんな馬鹿な」
竜二「戦うしかないのかよ!」

 一人の戦士は驚き、一人の戦士は覚悟を決意した
 力とは、時に人を蝕む

 2

伊吹「この程度で死ぬ伊吹さんじゃねえって事を教えてやるぜえええええええええ!!!」

 一人の戦士は力という責任を知り、その責任から逃げない事を決意した
 この身が朽ち果てようと・・・そう・・・死ぬ事を恐れない戦士に
 欲望に忠実な人間もいる。けど、一握りの人間は・・・

 3

響「響けッ!!」
翼「鳴り渡れッ!!」
クリス「希望の音よッ!!」

 歌は響き鳴り渡る音
 世界に届く・・・呪いがあろうと、どんな壁でも越える事が出来る
 かつて、そうした者がいた

 4

竜二「こんな絶望!ぶち壊す!!」
?「図に乗るなああああああああああああああああああああ!!」

 一人の戦士は己の拳を極め、一人の悪に戦いを挑む
 一人の悪は己の欲望に忠実すぎた
 渇望せよ・・・さすれば力は・・・

 5

伊吹「元素変換!超荷電粒子砲!!(レールガン)電気を圧縮圧縮ゥ!!」
響「スクラップ・フィストオォォォォォォォォォ!!」
クリス「雰囲気ぶち壊しじゃねえか.....だがそれがいいッ!!」

 雰囲気クラッシャーが大暴れ
 限界突破ビッキーも大暴れ
 やっさいもっさいも大暴れ

 立ち上がれ!雰囲気クラッシャーandシリアスクラッシャー伊吹!
 負けるな伊吹!その手で明日を掴め!

 サブタイトル
 前編[31話 光は闇に闇は光に]
 後編[32話 希望の歌と闘神]

 公開日未定ッ!!(けど10月中には更新するよ~) 

 

32話 希望の歌と闘神

 二人称Side(伊吹は「」。勇治は、勇治「」)


 伊吹は踵落としで痛い男を地面に落とし、上級攻撃術のアイシクルペインを当てたが
 痛い男は仮面ライダーコーカサスに変身されていた

[ハイパークロックアップ]

 コーカサスは左腰にある『ハイパーゼクター』のスイッチを押し
『ハイパーゼクター』から電子音が聞こえた


[ハイパークロックオーバー]

「がはッ!?」

 気づいた時にはコーカサスからどんどん離れていき、電子音が聞こえ、体に所々激痛を感じた
 伊吹は地面に体を乱暴に打ち付けて、俯せになっている

 額は斜めに薄く切れており、額から流れた血が左目に流れていった
 伊吹はよろめきながら立ち上がり、左目に生温い血が入った事が分かった

 左腕で左目をこすり、自分に歩いてくるコーカサスが見えた

「快方の光よ宿れ...ヒール」

 弱々しく詠唱し、治療術のヒールが伊吹の体を治す

 筈だった

 詠唱したが何も起きず、伊吹は少し驚いた
 あれ?ヒールを詠唱したけど、何故治らないんだ?

 疑問に思い、立ち上がると、コーカサスがもう目の前にまで来ていた

「このッ!」

 俺は全力でコーカサスの顔面目掛けて右フックを放ったが
 コーカサスは右手で俺の右腕を掴み、コーカサスの左手には握り拳が作られており

 右腕を掴まれて右腕を動かせないと分かり、コーカサスの右足目掛けて左足でローキックを当てようとした
 しかし、コーカサスは伊吹のローキックより早く、左手の握り拳を伊吹の右腕の関節に振り落とした

「ッ!?」

 ゴギッという骨が折れた音と声にならない激痛を感じ、右腕の骨が外れたか、折れたように感じた
 右腕に力が入らなくなり、痛みによって勢いがなくなった左足のローキックはコーカサスの右足に当たったが

 コーカサスは微動だにせず、一歩前に踏み込み
 左足を曲げて伊吹の腹部に勢いがついた膝蹴りが当たった

 伊吹は後退出来ずに直撃した為、腹部に異常な痛みを感じた
 思考が追い付かず、膝蹴りをくらったという事は分かった

「調子にのんなッ!」

 伊吹は叫びながらコーカサスに頭突きをくらわせ、コーカサスは頭突きをくらい、よろめきながら後退した
 伊吹は何度もバックステップをして、コーカサスから距離を置いた

 息苦しい。右腕に力が入らない。吐きそうだ
 最悪だ。治療術が使えない縛りプレイ、しかも右腕の関節が外れたか折れた...どうしようもねえな

 逃げる事はしたくない。俺が逃げれば、響やクリスや翼先輩に標的を変えるだろう
 俺は今どうなっているか、響達を見てみた 

響「響けッ!!」

 響がドスの効いた声で空中に浮いたキャロルを殴り落とし
 キャロルは地面に向かって吹き飛ばされた

翼「鳴り渡れ!!」

 翼先輩がドスの効いた声で地面に落下しているキャロルに向かって地面を蹴って跳び
 すれ違いざまに、刀でキャロルを切り上げた

クリス「希望の音よッ!!」

 クリスは腰部アーマーを展開し、腰部アーマーから小型ミサイルが一斉に発射された
 切り上げられたキャロルは空中で体制を立て直そうとしていたが
 キャロルに吸い込まれるように小型ミサイルがキャロルに当たり
 他の小型ミサイルはキャロルに当たった小型ミサイルの爆風によって連鎖爆発を起こした

『MEGA DETH PARTY』

「・・・」

 もう響達に教える事は何もない
 というか、ラスボスだぜ?
 レベルカンストしたの?筋力全振りなの?
 攻撃力が二倍になる腕輪を装備してから攻撃力を二倍にするバフでも付けたの?
 
 何考えてんだ俺は、とにもかくにもこいつを倒そう!
 伊吹は右腕が動かないハンデがあるが、それでもこいつを倒さなくてはいけない

「行くぞ!この黄金虫!」

 さて、ハイパークロックアップに対抗する策は
 リミッターを20外して戦ったら同じ速度になる筈

 多分

「開放!」

 伊吹がリミッターを20外した瞬間に喉から何かが込み上げてきた
 何かを吐かないように口に左手を押さえつけたが
 押し出すように喉から何かが込み上げてきて、吐き出した

 口全体に鉄の味がし、口から何か、否、血が出てきた 
 左手の手のひらの全体に血が付き、溢れでた血は左手の甲に滑り、滴り落ちている
 もう一度手のひらを見ると、赤い血と、ドス黒い血が混ざっている

 自分の体に異常な事が起こっている。そう確信した
 術が使えない事、マムった事に何か関係があるのか?

 伊吹は、自分がマムった事にコーカサスは少し驚いたが
 チャンスを勝利に変える為『ハイパーゼクター』のスイッチに手を伸ばし
『ハイパーゼクター』のスイッチを押した

[ハイパークロックアップ]

 伊吹は電子音が聞こえた瞬間にコーカサスに走り、左手に握り拳を作り
 全力で倒すと決めた

 ~ハイパークロックアップ中~

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 伊吹は全力でコーカサスに向かって走ったが、コーカサスは伊吹より少し速い
 おいおい、20外してこれかよ...だったらフルボッコにする為に40外すか

「開放う”ッ!?」

 伊吹はリミッターを40開放した瞬間に急に体全身に力が入らなくなり
 膝から崩れ落ちていった。コーカサスは不思議に思ったが伊吹に向かって歩いた

コーカサス「何をしている。立たないなら、決めさせてもらおう」

 俯せに倒れてしまい、顔も上げる事が出来ない
 指先すら動かないとか、死ぬから!死ぬから!せめて10秒でいいから動いてくれよ!

 コーカサスは『ハイパーゼクター』のホーンに手を伸ばし
 ホーンを倒した

 [マキシマムライダーパワー]

『ハイパーゼクター』から電子音が聞こえ、必殺技(即死)がくるんじゃないかと思った
 ちょ!本当に動かないッ!動け動け動け動け動け動け動け動け!!
 何度も体を動かそうとするが、力すら入らない。このままだと死ぬ

 コーカサスはライダーキックが当たる範囲まで伊吹に近づき

コーカサス「死ね」

 コーカサスの右足にタキオン粒子が集束され
 足を少し上に上げ、伊吹の後頭部に振り落とした

 しかし、その攻撃は伊吹の後頭部には当たらなかった

「.....勇治か?助かったわー」

 コーカサスの右足の振り落としは勇治が右腕で受け止めていた
 今季最大?の危機一髪だ。本当にいい所で来るよな、勇治

勇治「気にするな、仲間だろ」
「うわ、イケメン」

 伊吹はこの状況でもふざける事が出来るのは、勇治を信頼しているからだ
 勇治ならコーカサスを倒してくれる。そう思っている
 あれ?これフラグ?...まあ、ハイパーフォームみたいだし、今の勇治は誰よりも速いな

勇治「覚悟しろ、コーカサス。どんな手を使って生き返ったかは知らないが、貴様は俺が倒す」
コーカサス「戯れ言をッ!」

 コーカサスは三度バックステップをし、勇治は伊吹を飛び越え、コーカサスに向かって走っていった
 というか、俺はどうすればいいんだ!?まともに体が動かないのに!?
 このままだと、戦いに巻き込まれて.....

「.....誰か手を貸してくれ.......」

 伊吹は呟いたが、誰も助けてはくれない
 勇治がコーカサスに勝ってくれないと、俺...殺されるわ.........せめて術さえ使えれば勝てるんだが
 そう思いながらため息をつき、勇治とコーカサスを顔を上げて見た

勇治「はあッ!」

 勇治は右ストレートをコーカサスの顔面を殴り、下に押し込むように殴り飛ばした
 コーカサスは体が一回転し、勇治は左手に握り拳を作り
 一回転しているコーカサスの顔面を左拳で殴り、前に押し込み、前に殴り飛ばした

 しかし、勇治の攻撃はこれだけでは終わらず
 地面を蹴り、コーカサスに走ったかと思いきや
 殴り飛ばしたコーカサスの顔面にもう一度右ストレートでコーカサスの顔面を殴り、ぶっ飛ばした

「いや、強すぎだろ!」

 え?何これ?これ夢なの?夢ならそれでいいけど、勇治...そんな連続で追撃するようなやつだっけ?

 三度も殴り飛ばされたコーカサスは乱暴に体を打ち付け、俯せに倒れている
 勇治は何も言わずにコーカサスに向かって歩き、左腰に装着している『ハイパーゼクター』のスイッチを押した

[ハイパークロックアップ]

『ハイパーゼクター』から電子音が聞こえ、伊吹は
 御愁傷様です、とコーカサスに心の中で合掌し、何故か、処刑用BGMでも聞こえてくるような気がした

 ~ハイパークロックアップ中~

 人間では到底追い付く事が不可能(例外有り)の圧倒的な速さでコーカサスに向かって走り出した
 コーカサスは俯せに倒れているが、勇治はコーカサスの腹部を右足で蹴り飛ばした

 蹴り飛ばされたコーカサスは斜め上にゆっくり浮いていったが
 勇治は右手に握り拳を作り、右拳でコーカサスの後頭部を殴り、コーカサスは地面にゆっくり落ちていった
 右足でコーカサスの腹部を蹴り上げ、コーカサスの体はくの字に曲がりながら空中に浮き
 勇治は体を横に一回転させ、コーカサスの脇腹に回し蹴りが当たり、ゆっくり吹き飛んだ

 [ハイパークロックオーバー]

 ~ハイパークロックアップ終了~

 ハイパークロックアップが終了した事を『ハイパーゼクター』が電子音で伝え
 コーカサスは凄い勢いで吹き飛んだ

 勇治の真上の空間に緑色の円形の空間が現れ
 三つの飛行物体と一本の剣が現れた

 剣は勇治の目の前に突き刺さり、三つの飛行物体は勇治の周りに浮いている

「・・・」

 今の伊吹の表情を例えるなら
 エ○ンの母親を助けようとハ○ネスは巨人を殺そうとしたが
 ハ○ネスは巨人を生で見て固まった時の表情に、今の伊吹の表情は酷似している

 何故勇治の目の前に『パーフェクトゼクター』が地面に突き刺さっているのか
 何故勇治の周りにの三つのゼクターが浮いているのか
 伊吹は、この二つの疑問を今すぐ勇治に問いかけようとした

「.....勇「覚悟しろ」あ、聞こえないんですね、分かります」

 伊吹が問いかけようとすると勇治が地面に突き刺さっている『パーフェクトゼクター』を抜き
 勇治の周りに浮いている三つのゼクターが勇治の手の近くに浮きながら移動し

 勇治が一つ一つ浮いているゼクターを右手で掴み、『パーフェクトゼクター』に何かしている
 見えねえ!?何をしているのかが全然見えねえ!?

 伊吹は首を左右に動かして見ようとするが、見えない
 勇治は最後の『サソードゼクター』を掴み、『パーフェクトゼクター』に何かしている

 いや、ただ単に『パーフェクトゼクター』に三つのゼクターを装着させてるだけじゃないのか?
『パーフェクトゼクター』に浮いていた三つのゼクターを装着させると...ヤバい

 [エールゼクターコンビ]

『パーフェクトゼクター』から電子音が聞こえ、伊吹の顔は青ざめていき、今から起きる災害の規模を想像した
 仮に勇治がマキシマムハイパーサイクロンを連続で撃ったらどうなるか

 多分。いや、きっと隣の都道府県のビルや家がなくなる。跡形もなく
 今の勇治を止められる軍隊は世界中何処にもいない。というかそんな兵器を持っている軍隊は危険だ

「勇治、早まるな。街に一つの大通りを作る気か!?マキシマムハイパーサイクロンは絶対!使うな!!」
勇治「わ、分かってる。マキシマムハイパーサイクロンは絶対に使わないから安心しろ」

 伊吹は必死に叫び、勇治は『パーフェクトゼクター』を右手で持ちながら振り返り
 伊吹の叫びに少し驚き、マキシマムハイパーサイクロンは使わないと誓った

「あ、言い忘れていたけど油断すんな!俺は何故か術使えないし、コーカサスは何か仕掛けてる...と思う!」
勇治「ッ!.....まさか...」

 伊吹は言い忘れていた事を勇治に叫び、とにもかくにも頑張れ!、と伝えた
 勇治は伊吹が術を使えないのは、F(フォニック)G(ゲイン)・デストロイヤーが起動しているからだ
 放出・具現化したフォニックゲインを消滅させる。それがF(フォニック)G(ゲイン)・デストロイヤー

 伊吹は体内のフォニックゲインを使用して術を詠唱する
 全ての術はフォニックゲインを放出・具現化させる
 つまり、伊吹が術を詠唱しても術が使えないのは、放出・具現化したフォニックゲインを消されているからだ

勇治「そうか、奴とは伊吹なのか」
「?...どういう事?」

 ん?奴とは伊吹?...つまり、どういうことだってばよ
 伊吹は考えたが、特に何も分からないので、勇治の戦いでも見ようと思った

勇治「伊吹、お前が術を使えるように俺が何とかする。回復に励め」
「あいあいさー」

 勇治はコーカサスに向かって走り出した。コーカサスは一歩たりとも動かず何もしていない
 伊吹は勇治と戦ってから何もしていないのは怪しいと思い、コーカサスが何か仕掛けていると思った
 少しでも勇治のサポートをしようとコーカサスを凝視し始めた

 勇治は『パーフェクトゼクター』を右手に持ち、勇治は止まり、腰を深く落として横に一閃をして斬った
 コーカサスの胴体から火花が空に舞い、勇治は左手に握り拳を作り、コーカサスの腹部を殴ろうとしたが

コーカサス「させん!」
勇治「なッ!」

 コーカサスは左膝を折り曲げて勇治の右腕に左膝を当てて軌道をずらした
 空振りした右拳はコーカサスに当たらず、勇治は驚いた

 コーカサスは右手に握り拳を作って瞬時に勇治の顔面を殴った
 そして、殴った右拳を引いて勇治の顔面をもう一度殴って体をねじりながら押し込んだ

勇治「がはッ!?」
「勇治!」

 勇治は吹き飛び、何度も体を打ち付けたが右足で地面のコンクリートをぶち抜き
 体の勢いを殺してから右足を引き抜いて立ち上がった

「お前人間じゃねぇ!?」
勇治「いや、人間じゃないが?」

 勇治は伊吹に振り返って返事をし、いや、そうだけどさぁ!?、と伊吹は叫び、考えてみた
 いや、勇治は普通の人間ではないけど、コンクリートぶち抜いて勢いを殺すとか人間離れ技だろ!
 あれ?普通の人間じゃなくて、オーバーロードインベスに変身出来る人間?、人間離れ技?.....あれ?
 ん?え?え?.....訳が分からなくなった

勇治「気にするな...だろ?」
「お、おう(俺の勢いも殺す勇治、恐ろしい子!)」

 勇治が全ての勢いを殺す『勢い殺し(フォースブレイカー)』(今思い付いた)を習得したのかと思った
 ふざけた事を考えていると、コーカサスの後ろに瓜二つのコーカサスが二人歩いてきた

「ファッ!?」
勇治「一人?...いや、二人?」

 瓜二つの二人のコーカサスは 『ハイパーゼクター』を装着しており、コーカサスと何も変わっていないダミー
 伊吹は二人のダミーが『ハイパーゼクター』に手を伸ばそうと指を動かしたした事に気付き

「勇治!!」
コーカサス「これで終わりだ」

 コーカサスの言葉を合図にダミーは『ハイパーゼクター』に手を伸ばし
 勇治は伊吹の叫びを聞き、急いで『ハイパーゼクター』のスイッチを押した

 [ハイパークロックアップ]

 ~ハイパークロックアップ中~

 何とか奴らより早く『ハイパーゼクター』のスイッチを押す事が出来た
 今回は伊吹に助けられたな、少し戸惑ってしまった。後少し押すのが遅かったら確実に負けていた

 勇治は伊吹の術を使えるようにする為に、コーカサスが持っているFG・デストロイヤーを壊す事にした
 本当はコーカサスを倒して問い詰めようと思っていたが、予定変更だ

 コーカサスが新たに二人現れた
 この事実は曲がりようがない事実。今出来る事は最善の処置を施すまで

 勇治はコーカサスに向かって走り出した
 伊吹は時を止めれる。いや、時を奪う事が出来る。一也がその事を伝えてくれた
 流石に信じられなかったが、クロックアップ中で動けなくなった事に驚いた

 時を止める力と同等の力。その力を今まで俺達に見せてこなかったのは理由があるのだろう
 ・・・いや、流石に時を止める事は出来ないだろ

 勇治はオリジナルのコーカサスの目の前で止まり、『ハイパーゼクター』を奪った
 この『ハイパーゼクター』の内側にFG・デストロイヤーが入っている筈だ
 いや、大体身近な所に隠されている。とか思ったからな

 勇治は二人のダミーの『ハイパーゼクター』も奪っておこうと思い
 オリジナルのコーカサスの横に立っているダミーの『ハイパーゼクター』を二つ奪い、伊吹の近くに二つ投げた

 伊吹の術を使えなくさせている『ハイパーゼクター』
 オリジナルのコーカサスの『ハイパーゼクター』を握りしめ

 バキッという音と共に完全に握り潰した
 勇治は後少しでハイパークロックアップが終了する事を知っていたので大きくバックステップをした

 [ハイパークロックオーバー]

勇治「伊吹!術を使えるぞ!」

 勇治は伊吹に振り返り、伊吹に伝えた
 伊吹は少し驚いたが、とりあえずリミッターを全て着けてみる事にした
 ...ん?体が動くぞ?リミッターを全て着けてからだいぶマシになったし、どういう事だ?
 力が入らなかった体に力が入り、立てるような気がしたので立ち上がり

「んじゃ、最初からクライマックスだ!」
「全てを破壊し、全てを創り直せ!来たれ!破壊と生誕の轟雷!!」

 勇治はこの詠唱から放たれる術が大体分かり、ハイパークロックアップで逃げる事にした

[ハイパークロックアップ]

 勇治は消え、ここに居るのは四人だけ、そして、放たれる術は

「リバース!クルセイダー!!」

 半径100mに巨大な魔方陣が地面に浮かび、空には何重にも重なった黄色の魔方陣があり
 何重にも重なった黄色の魔方陣から、

 オリジナルのコーカサスとダミーのコーカサスに黄色の魔方陣から巨大な雷が幾度も落とされ
 伊吹の周りのコンクリートを粉々に砕き、土に埋まっている石も粉々に破壊した

「あー、よくも俺を死ぬ手前まで追い込んできたな、それは凄いわ、本当凄い」

 俺にも我慢の限界があるんでね、散々ボコボコにしてくれたな
 堪忍袋の尾が切れちまったよ。もう一発、やるか

「全てを破壊し、全てを創り直せ!来たれ!破壊と生誕の轟雷!」
「リバァァァァァァスクルセイダァァァァァァァァァァ!!」

 激しい雷が辺りに響き渡り、地面のコンクリートは雷によって割れ
 雷は伊吹に当たらずにオリジナルのコーカサスとダミーのコーカサスに何度も当たり
 オリジナルとダミーの悲鳴が辺りに響いた

 #####

勇治「・・・」
「・・・やっちった☆」

 勇治は伊吹の術に巻き込まれない為に退避し、そして、戻ってきた
 伊吹の立っている場所は無事だが、勇治の立っている場所と、周りは粉々になった瓦礫で埋め尽くされている

 勇治はここに隕石でも落ちたんじゃないかと本気で思った
 伊吹は勇治に気付き、この惨状に満足した顔で瓦礫に指を座した

勇治「殴っていいか?というか殴らせろ」
「ちょちょ!待ってくれよ!「煩い黙れ!誰がこんな瓦礫まみれにしようとした!?十回殴らせろ!!」」
「うわぁー勇治が虐めるよー(棒)」

 勇治は伊吹にかなり怒っているが、伊吹は調子に乗っている
 勇治は、コイツを調子に乗せたらかなり鬱陶しい、と思い、ため息をついた

「まあ、調子に乗るのは一旦終了」
「コイツらはどうする?ブラックホールにでもぶちこんでおく?」
勇治「呼吸をするかのように怖い事を言うな!」

 伊吹は軽くジョーク(ブラック)を言ったつもりだが、勇治に注意された。これいかに
 この三人のコーカサスをブラックホールにぶちこめば他の世界に転移させれるんだけどな

「まあ、身ぐるみ剥いでから転移させるとしますか」

 伊吹は、コンクリートの道だった瓦礫を三人に向かって歩き
 とりあえず全て奪わせてもらいますか、変身セットは全て戦利品として、持って帰るからな

勇治「.....盗むのか」
「戦利品。コイツらの変身セットは有効活用出来るし、珍しい物もたまに手に入れるんだよな~.....よいしょ」

 伊吹はオリジナルとダミーのコーカサスの変身道具を全て奪った
 とりあえず、ベルトとゼクターは弦十郎さんに頼んで色々調べてもらうとすっか
 タキオン粒子を使用した新たなシンフォギア。作れたらいいな

 伊吹は、変身が解除されているオリジナルのコーカサスのズボンのポケットに何か光っているのが見えた
 あれ?この光ってんのは何だ?一応取ってみるか
 ズボンのポケットから光っている物を取ると、黒い無線機のような物を発見した

 伊吹は『変身ベルト』と『ライダーブレス』と『ライダーブレス』に装着されている『カブティックゼクター』
 このセットを三つ持っており、黒い無線機は地面に置いた

「ほいっ、これ持っといて」
勇治「ん?これをか?」

 変身セット三つを勇治に投げ、勇治は受け取った
 変身が解けたコーカサスのポケットから拾った黒い無線機は投げずに
 黒い無線機を拾ってこっそりズボンのポケットに隠した

「それを弦十郎さんに戦いが終わったら渡しておいてほしい。後、この街爆発するから」
勇治「は?」

 一瞬思考停止してしまった勇治だが、伊吹の言った事を思い出した
 この街爆発するから.....だと?つまり、爆発か.....は?

「...ブラックホール(小声)...んじゃ、俺は休んでくるから」
勇治「ん?ああッ!?」

 伊吹は後ろに振り返り、歩き始めたので、返事を返すと
 強風が勇治を襲い、勇治は突然の出来事に驚き、目を瞑ってしまった

 何だ!?何が起きている!?
 勇治は両腕をクロスさせて顔を隠し、何かに体を引き寄せられている
 少しでも気を緩めたら体を持っていかれそうだ。何が起きている?

「あ、すまんすまん。配置ミスったわ(笑)」

 伊吹は笑いながらブラックホールの誤配置を謝った
 コイツらはブラックホールに吸い込んだけど、少し勇治に近かったか
 瓦礫もどんどん吸い込まれていくし、これは結構使えるな。家で使ったら家具ごと吸い込まれそうだが

「えっと?.....まあ、リザレクション!」

 俺と勇治は大体5mぐらい離れているが、そんなの応用で何とかなる
 術の構造とかはあんま深く考えていないが、改良とか出来るならやってみたい

勇治「?...疲れが消えた?」

 勇治の足下に緑色の魔方陣が現れ、円を描くように広がり、
 勇治は度重なる戦いで、体に疲れが溜まっていたが
 急に疲れが消え、体にさっきより力が湧いてきた。今ならもう一度戦っても全身全霊で戦える
 そう思っていたのもつかの間

 伊吹は勇治に振り返って走り出した
 は?、と府抜けた声を出す暇もなく右腕を掴まれ

「ほら!最終決戦は終わってねえぞ!空間移動で行くぞオラァ!」
勇治「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 伊吹は地面を右足で大きく踏み、地面が割れた。否、空間が割れた
 ガラスのように空間が割れ、伊吹は落ちていき、勇治も落ちていった

勇治「何をしているッ!?」
「戦いに行くんでぃす!疲れてないね!うん!よし、オッケー!」

 伊吹は勇治の返事も聞かずに勇治と共にどんどん落ちていった

勇治「伊吹!今すぐ殴らせろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 勇治は伊吹に怒りの怒号を伊吹の耳の近くで叫んだが、伊吹は

「安心しろ!死んでも生き返るからな!後、スピリッツリバース!」
勇治「安心出来るかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 伊吹のとんでも発言に勇治はかなり驚き、勇治は叫ぶ事しか出来ず、伊吹の体から凄い勢いで蒸気が出てきた
 フォニックゲインの残量が7割ぐらいになっていたから回復しておいた方がいいしね
 真下の空間が割れ、二人共速度を上げながら真下の割れた空間に落ちていった

勇治「し、死ぬかと思った」

 今回は違う方法で空間移動をしてみた。成功するとは思っていなかったけどな
 割れた空間に落ちていくと、景色が変わり、響達が戦っている場所に着いた

 勇治は両膝両手を地面に着けて下を向いている
 どうやら、伊吹のハチャメチャっぷりに着いていけないようだ

「どうした勇治!突っ込まないのか?」
勇治「いい加減にしろ。もう我慢の限「うおッ!?」」

 勇治はもう突っ込むのが限界と感じ、伊吹に不満をぶつけようとしたが
 伊吹は目の前に極大のレーザーが来ているのが分かり、驚きながら両手を前に掲げた

「ん?...レーザーなら吸収出来るかもしれない」

 伊吹は両手で極大のレーザーを受け止め、この極大のレーザーはフォニックゲインの塊という事が分かった
 手のひらの皮膚は今にも焼きただれてしまう程熱いが、そんなの気にしてられるか

 伊吹が受け止めている極大のレーザーは徐々に小さくなっていき
 伊吹の体が青い火花を散らしながら黒いオーラを纏っている
 
キャロル「何!?俺のを吸収しただと!?」

 あの極大のレーザーを放ったのはキャロルだった
 思い出をほとんど焼却し、70億人の絶唱すら凌駕するフォニックゲインのレーザーが伊吹と勇治を消す
 そうなる筈だったが、伊吹は放たれたレーザーを全て吸収し、己の力に変えた

 ほぼ無傷で立っているイグナイトモードの響は対抗策を思い付いた

響「翼さん!クリスちゃん!いい策が」
翼「立花。まさか、SC2Aを?」

 響の策という言葉に疑問に思った翼は響にSC2Aを使うのかを聞き
 響は頷いた

クリス「おいおい!そんな事したら体がもたねえぞ!?」
響「大丈夫!いい策があるんだ!」

 クリスは響の頷きに非常に驚きながら馬鹿な事をしようとしている響を止めようとしたが
 響は笑いながらクリスに言い、翼とクリスに説明をしようとしていた

 その頃、伊吹は吸収したフォニックゲインの力の制御が出来なくてに困っている

「多すぎて困るんだが、というか制御出来ない」

 全身から溢れてくるフォニックゲインの制御が難しい
 いや、制御出来ない。この作戦はちょっと失敗だったか?

 無限と言っても過言ではない程溢れ出てくるフォニックゲインを制御出来ない
 スピリッツリバースを使わなかったらよかった。そう思った

「ん?...は?」

 青い火花が目の前で舞っている事に気付き、体を見ると異常な光景がまた起こっている事に気がついた
 黒いオーラを身に纏い、青い火花が体の周りで散っている事に

 腑抜けた声の後に、一瞬の沈黙からまた腑抜けた声を発した
 もしかして、もしかしなくても、あの時のシンフォギアっぽいモノを纏うんじゃないかと思った
 でも、ちょっとというかかなりフォニックゲインがもの凄い速度で増えているんだが

「どうしよう.....そうだ...こうなったら一か八かで」

 空間移動で目の前の空間を歪ませ、歪ませた空間に右腕をぶちこんだ
 オーズドライバーでプトティラコンボに変身してコアメダルに増幅するフォニックゲインを与えればいい
 プトティラコンボに変身出来るかは分からんけど、そんなもん根性で何とかなるだろ

 伊吹はオーズドライバー(+オースキャナー)を腰に装着し
 溢れてくるフォニックゲインを心臓部に集わせた

 これで心臓部にある紫色の三つのコアメダルを体外に取り出せればいい。何か難しそうだけど
 フォニックゲインを心臓部に集わせると、胸の中心部が黄金の閃光を放ち、目の前が黄金の閃光に包まれた

「ッ!?...いや、眩しいわゴラァ!」

 胸の中心部の皮膚をすり抜けて三つの紫色のコアメダルがオーズドライバーのバックル部分に飛んでいった
 目の前が黄金の閃光に包まれていたが、元の景色に戻ったのが分かり
 オーズドライバーを見ると、バックル部分に三つの紫色のコアメダルがセットされているのが分かった

「成功か?...まあ、これでッ!」

 オーズドライバーの右腰にマウントされたオースキャナーを右手で持ち
 左手でバックル部分を斜めに傾け、オースキャナーでコアメダルをかざし読みとった

[キィンキィンキィン]
[プテラ!トリケラ!ティラノ!]
[プ・ト・ティラ~ノ・ザウルーゥス!]
 
 オースキャナーから電子音声が聞こえ、振動も感じた
 伊吹の体に恐竜系のメダルの絵が目の前に立体映像のように映し出され

 伊吹は『仮面ライダーオーズ:プトティラコンボ』に変身した
 基本カラーは紫。(コンパウンド)(アイズ)は緑色
 頭部にはプテラノドンを模した『プテラヘッド』胸部には円形の金色のプレートの『オーラングサークル』
『オーラングサークル』のプレートにはプトティラコンボ特有の絵がある

 背部に生えた翼状の姿勢制御器官『エクスターナルフィン』 
 体全体の筋肉は増幅され、装甲状の外骨格に覆われている『トリケラアーム』
 両肩には伸縮自在の角状外骨格の『ワインドスティンガー』
 キック力と脚力に優れる『ティラノレッグ』
 両大腿部に装着された伸縮自在の強化外骨格の『テイルディバイダー』
 右手にはティラノザウルスの頭部を模したアックスモードの『メダガブリュー』を持っている

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 伊吹は獰猛な獣のように天に叫び、体が紫色に光り始めた
 叫んだ瞬間に辺り一面にもの凄い冷気を発し、地面が氷付けになっていき、ピキピキという音を辺りに響かせた
 地面を凍らせる程の冷気が地面を凍らせながら響達に襲いかかろうとしたが

「ミスったッ!!」

 伊吹は右手に持ったメダガブリューで氷付けになった地面を叩き割った
 氷付けになった地面は凍った氷の部分だけに亀裂が入り
 バキン、という氷が割れた音と共に欠片になった氷が空に舞った

 伊吹は響達の目の前に空間移動をし、地面を凍らせながら自分に襲いかかってくる冷気を
 背中に生えた『エクスターナルフィン』を大鷲の翼の動きのように大きく一回前に羽ばたかせた
 地面を凍らせていた冷気はとてつもない暴風によってかき消され
 凍っていた地面も割れ、氷の欠片が空に舞った

 空中に浮いているキャロルは、伊吹の暴風に吹き飛ばされないように黄色の魔方壁を目の前に作り
 体を吹き飛ばされないように身を守っている
 
響「うわッ!?」

 突然目の前に現れた巨漢の生き物に驚き、尻餅をついた響だったが立ち上がり
 伊吹は後ろに振り返り、怪我はないかを確認した

「すまんすまん。ちょっと力が有り余ってな」

 伊吹は左手で響の頭をポンポンと二回軽く叩き、叩かれた響は叩かれた振動で頭が上下に揺れている
 響は声で伊吹と分かり、色々質問しようとしたがあまりにも頭を叩く力が強くて目が回りそうだった

「この力に慣れないといけないし...少し戦ってくるわ」
翼「待て、その力は何だ?」

 伊吹はキャロルに振り返り、今からする事を伝えた
 翼は声で伊吹という事は分かったが、見たこともない姿の力を聞いた

「仮面ライダーオーズ。古代の錬金術が作ったツールを使って戦う戦士」
クリス「オーズ?...って!錬金術か!?」

 伊吹はキャロルの錬金術を使ってオーズという仮面ライダーに変身したのかと思ったが
 伊吹は違うな、と言い

「後で説明するから、とりあえず準備しとけ!」

 伊吹は走り出し、クリスはおい!、と叫んだが
 伊吹は止まらずに背中の『エクスターナルフィン』を羽ばたかせてキャロルに飛んでいった

クリス「あたしの話を聞けって」
翼「雪音、伊吹はイグナイトの制限時間を気にしているようだ」

 クリスは翼の言葉にそうか、と言い、伊吹を見上げた

「おらおらどうした!!そんな攻撃じゃあ全っ然効かねえなぁ!!」
キャロル「化け物が!」

 体を空中で前方一回転させてメダガブリューをキャロルに振り落とた
 キャロルは黄色の魔方陣で身を守っているが、黄色の魔方陣に亀裂が入っている
 伊吹はとても楽しそうに黄色の魔方陣に回し蹴りをくらわせ、キャロルは徐々に押されている
 クリスは、もうコイツ一人だけでいいよな、と心底思った

翼「雪音。気にするな。いや、気にしてはいけない」
クリス「まさか、先輩もか?」

 クリスは翼の言葉の深い意味を知り
 そして、遠くから歩いてくる三人の影が見えた

「あははははははははは!!テンションうなぎ登りだねェ!!」
キャロル「図に乗るなッ!!」

 伊吹は『エクスターナルフィン』を羽ばたかせ、空中に浮きながら狂ったように笑っている

「これをくらっても立っていられる自信はあるか?」

 伊吹は『メダガブリュー』に大量にフォニックゲインを流し込み
『メダガブリュー』のが禍々しく紫色に光り、紫色のオーラを纏った
 
「時間稼ぎももういいか」
キャロル「くッ!何をするつもりだ!」

 今からやる事はこの『メダガブリュー』に流し込んだフォニックゲインの衝撃波を響達にぶつける

 伊吹は後ろに振り返り、
 絶唱を歌いながらフォーメーションを組んでいる響達を見た

響・翼・クリス・マリア・切歌・調「「「「「「抜剣!!オールセーフティ!!!」」」」」」

 胸のペンダントを持ち、天に掲げながらスイッチを三回押した

[[[[[[ダインダインダインスレイフ]]]]]]

 イグナイトモジュールのセーフティを全て外し、イグナイトモジュールの出力、耐久力を限界まで引き出した
 再度イグナイトモードに変身したのを確認した伊吹は『メダガブリュー』に更にフォニックゲインを流し込んだ
『メダガブリュー』を響達目掛けて振り落とし、三日月型の紫色の衝撃波が響達を襲った

 響達目掛けて放った三日月型の紫色の衝撃波は響達にバリアを張り、防いでいる

響「SC2A!!ヘキサコンバージョン!!!」
響「ガングニールで束ね!!」
マリア「アガートラームで制御!!再配置する!!」

 SC2A・ヘキサコンバージョンの構成はかなり出鱈目だ
 伊吹の放った衝撃波は70億人の絶唱すら超越するフォニックゲイン
 そんな攻撃をマトモにくらったらひとたまりもない

 そこで、響が思い付いた策は
 イグナイトモジュールのセーフティを全て外し
 出力、耐久力を限界まで引き出してイグナイトモジュールでSC2Aの負担を減少させる
 攻撃エネルギーを響のガングニールが収束
 装者全員で攻撃エネルギーをフォニックゲインの波長に調律
 攻撃エネルギーをフォニックゲインに変換
 そして、アガートラームでフォニックゲインを制御して装者全員に再配置
 再配置する事によって一人一人にXDモードに変身する為のフォニックゲインを充分に吸収させる事が出来る

「出鱈目だ。こんなの」

 伊吹の背中にキャロルの攻撃が当たっているが、痛くも痒くもない
 プトティラコンボのアーマーではキャロルの攻撃は防げないが
 アーマーに内側から溢れ出てくるフォニックゲインを流し込んで耐久力を上昇、傷ついたアーマーを修復する
 無限と言っても過言ではない程のフォニックゲインをアーマーに流し込めば力を制御出来る
 フォニックゲインは万能と思った伊吹だった

キャロル「まさか、俺のぶっ放したフォニックゲインを使って受け渡しを?」
「正解。全てはこの為」

 伊吹はキャロルに振り返り、気楽に言った。そして、フォニックゲインの制御が完了した
 一定の速度でアーマーにフォニックゲインを流し込めば溢れ出てくるフォニックゲインの制御が出来る
 うん。これならあれも出来るかもしれない

マリア「ジェネレータアァァァァァァァァァァァァァァ!!」
響「エクスウゥゥゥゥゥ!!ドラアァァァァァァァァァァァァイブッ!!!」

 マリアと響は喉が壊れてしまう程の声で叫び
 響は右手を天に掲げると右手から虹色の竜巻が現れ、響達は虹色の竜巻と共に上昇していき、雲を貫いた
 雲に覆われている空にはぽっかり丸い穴が空き、街に光が灯された

キャロル「ッ!?.....馬鹿な...」

 雲に丸い穴が空いた場所から響達が降りてきた
 全員XDモードに変身しており、SSR確定演出のようかと本気で思った
 そして、伊吹は右の空間を右手でノックすると空間が割れ、割れた空間から色とりどりのメダルが飛んできた

「今の俺に出来ない事はない!!」

 赤、緑、黄、白、青、橙、金色の合計21個のメダルが伊吹の背中で円を描くように回っている
 空間を割って他の次元からコアメダルを取ってきた。え?反則?気にすんな

 伊吹は『エクスターナルフィン』を羽ばたかせて地面に降り、バックル部分から恐竜系のメダルを全て取り
 三つある恐竜系のメダルを後ろに投げると、伊吹の背中に飛んでいった

 虫系のメダルが右手に三つ飛んできたのでメダルを取り、バックル部分に三つセットした
 そして、右腰にマウントされた『オースキャナー』でメダルをかざし読み取った

[キィンキィンキィン]
[クワガタ!カマキリ!バッタ!]
[ガ~タ・ガタガタ・キリ・バ・ガタキリバッ!]

 オースキャナーから電子音声が聞こえ、振動も感じた
 伊吹の体に虫系のメダルの絵が目の前に立体映像のように映し出され
 伊吹は『仮面ライダーオーズ:ガタキリバコンボ』に変身した

 基本カラーは緑。(コンパウンド)(アイズ)はオレンジ色
 頭部にはクワガタの顎を模した『クワガタヘッド』
 両前腕部には、着脱可能なブレード状武器の『カマキリソード』が付随している
 キック力・ジャンプ力・敏捷性に優れ利る『バッタレッグ』

[キィンキィンキィン スキャニングチャージ!]

 伊吹は右手に持った『オースキャナー』でメダルをかざし読み取った
 伊吹は7人に分裂し、伊吹と7人の分身体が立っている
 伊吹達は傾けているバックル部分を元に戻し、伊吹は昆虫系のメダルを全て取り
 右に立っている分身に昆虫系のメダルを三つ投げた
 投げたメダルを分身体は左手で全て受け止め、バックル部分にメダルをセットしてバックル部分を傾けた

 伊吹の背中で浮いているスーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタの三つのメダルが
 伊吹の左手に吸い込まれるように飛んでいき、伊吹は左手で三つのメダルを全て取り
 バックル部分にセットし、分身体にもメダルが飛んでいき、分身体もメダルを取り、バックル部分にセットした
 そして、伊吹達はバックル部分を傾け、『オースキャナー』でメダルをかざし読み取った

[[[[[[[[キィンキィンキィン]]]]]]]]

[クワガタ!カマキリ!バッタ!]
[ガ~タ・ガタガタ・キリ・バ・ガタキリバッ!]

[ライオン!トラ!チーター!]
[ラタ・ラタ・ラトラァータァー!]

[サイ!ゴリラ!ゾウ!]
[ザゴーゾ.....ザゴォゾォォッ!!]

[シャチ!ウナギ!タコ!]
[シャ・シャ・シャウタ・シャ・シャ・シャウタ!]

[タカ!クジャク!コンドル!]
[タ~ジャ~ドルゥ~!]

[プテラ!トリケラ!ティラノ!]
[プ・ト・ティラーノ・ザウルーゥス!]

[コブラ!カメ!ワニ!]
[ブラ・カー・ワニ!]

[スーパー!スーパー!スーパー!]
[スーパータカ!スーパートラ!スーパーバッタ!]
[ス・ー・パー!タトバタ・ト・バ(スーパー!)]

 伊吹が何故8人もの変身への負担に耐えれたのかは、ブラカワニコンボの超再生能力で負担を減少させたからだ
 本来ならば強制的に変身が解除される筈だったが、ブラカワニコンボがあってこその規則外の力
 まあ、ガタキリバコンボでスキャニングチャージをして分身を追加してからバックルを元に戻し
 分身にガタキリバコンボに変身させないと分身が消えるんだけどな..........ややこしいわ

「さあ、祭りの開始だ」

 8人の戦士と6人の奇跡の殺戮者
 今、戦いの火蓋が切って落とされた


 
 

 
後書き
いや、本当にすみません。今回は中編になってしまいました
区切りよくしないと今回かなり長くなってしまうので

というかもう疲れたよ(ゲッソリ)
次もまた10000文字も超えるのか~(遠い目)

10/19修正しました 

 

33話 ラストアタック

 
前書き
かなり違う前回のあらすじ

伊吹「おm「ハイパークロックアップ」ぐふぅ!?」
伊吹「術使えないし体動かない。オワタ」
勇治「助けに来たぞ!ハイパークロックアップ!」
伊吹「勇治がコーカサスのハイパーゼクターを破壊したから術を使えるようになったよ!」
伊吹「リバ(省略)「「「ギャアアアアアアアアアア」」」もう一度うんたら(省略)」

伊吹「勇治ありがとう。そして、Let's Go!「ファッ!?」」
伊吹「響達が戦ってる街に戻って来た「死ぬ...いつか死んでしまう」」
伊吹「ちょ!...これ、レーザー吸収できんじゃねえのか?.....あれ?ちょ、フォニックゲインの制御が出来ない」
伊吹「とりあえずプトティラに変身!そんでえいこらセイヤー!」

伊吹「くらえええええええええええええええ!」
響「その程度の攻撃吸収してくれるッ!」
クリス(いや、死ぬだろ!?)
調「切ちゃん!こういう時は手g「あーあー!聞こえないデース!」」
翼「そうか、合唱すれb「黒歴史デース!!」」
マリア「セレナアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ウェル「僕の出番がないじゃないか。このド「悪い子は閉まっちゃおうねぇ~」ヒィッ!?」

伊吹「何か装者全員天に昇っていった」
伊吹「オーズドライバーを装着して他の次元からコアメダルを取って変身ん”ん”ん”ん”ん”ッッ!!」

 ~色々あった~

キャロル(そんな馬鹿な)
伊吹「映画の再現だ」

 ~装者達降下中~

伊吹(激アツだな)
キャロル「.....」

 大体(かなり)合ってない(カオスな)前回のあらすじ
 そして、大っっっっっ変!お待たせしました!!相変わらずの駄文っぷりデェスが!
 後、長いデース(393の誕生日にうpしたかったよ・・・)
 

 
 伊吹Side

「よし、変身完了」
勇治「もう、本当にお前一人だけでいいんじゃないのか?」

 一人一人変身後のポーズをとっている伊吹と7人の分身達
 見る人によっては異常な光景に見えるだろう。しかも、微塵足りとも動いていない
 伊吹と7人の分身達を棒立ちになりながら見ていた勇治は伊吹だけでいいんじゃないかと心底思った

 XDモードに変身した装者6人と変身した伊吹と各コンボの7人の分身と勇治
 14人の戦士達が強力な力を持ち、再度キャロルと戦おうとしていた

マリア「単騎対十四騎(この状況でもふざけていられるとは)」
翼「錬金術師であるならば、彼我の戦力差を指折る必要もないだろう(一体何を?)」
クリス「おまけにとどめのエクスドライブ!これ以上はもう終いだ!.....って、お前らは何してんだ!」

 力の差は明白。全てにおいて圧倒的にこちらが有利。余裕を持って戦える状況
 マリアと翼は伊吹が反復横飛びをしている事が気になったが、気にしなくてもいいだろうと思った
 クリスは伊吹が立っているであろう場所に風を切る音が話している最中にずっと聞こえ
 伊吹を見ると、こんな状況でも遊んでいられるのか、と驚き、伊吹に少し怒りながら怒鳴った

 伊吹はクリスに怒鳴られた事で地面のコンクリートを足でぶち抜いて反復横飛びの勢いを殺し
 頬を『タカトローリソッド』で掻きながら何気なく分身達を見た

 タトバはガタキリバとラトラーターと三角形を組むように手と手を繋いで回っている
 ザゴーゾは四つん這いの姿勢で下を向き、何か悲しそうな雰囲気が目に見えるように分かる
 シャウタはザゴーゾの肩を軽く叩いてorz状態のザゴーゾを慰めている
 タジャドルとプトティラは無言でカバディをしている。いや、無言でするなよ、そういうゲームじゃねえから

 クリスがツッコミをした理由が大体分かった。コイツらは自由だ。かなり自由だ。自由奔放な性格をしてやがる
 どうしてこうなったのかは一切分からないが、気にしている暇と時間が少しあるので考えている

キャロル「フン。奇跡を纏ったぐらいで俺をどうにか出来るつもりか?」

 キャロルの余裕に満ち溢れているような表情と言葉に伊吹は小さく肯定の言葉を言い
 流石サウザー系女子。退かぬ媚びぬ省みぬの汎用性が高い帝王の名言で出来ているんだな
 うんうん、と勝手に納得しながら頷いた

調「皆で紡いだこの力を!」
切歌「奇跡の一言で片付けるデスか!」

 相変わらず二人は仲良しだな。というかお前らいい加減にしろ
 何うた○リのダンスを踊ってるんだよ。1000%なのか?あ、1000%?ハンドサインどうも、ガタキリバ
 ブラカワニは笛を吹きながら曲を演奏ながら踊っているしダンス上手い。器用だな

 ・・・ザゴーゾのダンスは何かおかしい。それダンスちゃうで、多分マ○ケンサンバ
 とにもかくにも真面目にキャロルの話を聞くぞ
 因みに、心の中でのツッコミは0.2秒で終わっていた
 
キャロル「片付けるとも!奇跡など」
キャロル「疫病より村を救った俺の父親は衆愚によって研鑽を奇跡へとすり替えられた」
キャロル「そればかりか、資格なき奇跡の代行者として禁刑の煤とされたのだ!」
 
 キャロルの話に耳を傾けている伊吹だが、同情はしていない
 同情は、悲しんでいる人をよかれと思って慰めようとする行動が悲しんでいる人の心を余計に傷つける
 それ故に伊吹はキャロルに同情はしない

キャロル「万象に存在する節理と実利、それらを隠す覆いを外しチフォージュ・シャトーに記する事が俺の使命」
キャロル「即ち、万象黙示録の完成だった.....だったのに」

 そのチフォージュ・シャトーは真ん中に巨大な風穴を空け、キャロルの背後にあるビルの上に墜落している
 完全大破という言葉が今のチフォージュ・シャトーに当てはまる

「お前ら、ちょっと来い」
タトバ「了解」

『トラクローリソッド』で分身達に手招きしながら、分身って普通に喋れるのか。と思った
 タトバが立ち上がり、何故か倒れている他の分身達に歩いていき、体を揺さぶって立ち上がらせていった
 分身達が倒れている事に少し疑問に思ったが、気にせずに話を聞いた

響「キャロルちゃん...泣いて...」 

 響には、キャロルが声を震わせて泣くのを必死に堪えているように見え、聞こえた
 キャロルの計画はウェル博士の嫌がらせによってチフォージュ・シャトーのシステムがシャットダウンされる
 筈だったが、錯乱したキャロルが伊吹に放ったレーザーと同じ威力のレーザーをチフォージュ・シャトーに当て
 チフォージュ・シャトーは完全に壊れてしまった

キャロル「奇跡とは蔓延る病魔にも似た害悪だ!故に俺は奇跡を殺すと誓った!」
キャロル「だから、奇跡を纏う者だけには負けられんのだ!!」

 キャロルは両手の指と指の隙間に二個ずつ召喚石を挟み、空と地面に投げた
 空と地面には巨大なピンク色の魔方陣がいくつも現れ、巨大なピンク色の魔方陣からはアルカノイズが

 伊吹はタトバと何かを話し合っている
 勇治は突如現れたアルカノイズに驚いたが、『パーフェクトゼクター』を片手で持ち、構えた
 ハイパークロックアップを使えるのはせいぜい後二回。それ以上使うと体がどうなるかは分からない

洸{響...響!}
響「その声、お父さん!?」

 ヘッドホンから声が聞こえ、声でお父さんと分かった
 響は急に話しかけられた事に驚いたが、OTONの話は聞いて損はない

洸{泣いている子が.....ここに居る}

 響はキャロルを見つめ、キャロルの目尻には一滴の涙が

響「そうだね...泣いている子には手を差し伸べなくちゃね!」

 響は優しい声で呟き、アルカノイズが一斉に街を攻撃し始めた
 巨人型はビルの屋上に右手の鎌を振り落とし、人型はアイロンのような腕を伸ばしてビルの窓ガラスを分解した
 武士型は右腰に着けてある納刀している刀に手を伸ばしている
 飛行型は体を回転させて槍状に変形し、ビルを貫き、所々に穴が空いている
 他には空中要塞型や翼獣型。増殖分裂型がかなり離れた場所で分裂して増殖しての繰り返しをしている

「ガンバ」
タトバ「了解」
ラトラーター「干し肉って美味しいのか?」
ガタキリバ「...干し肉?」
シャウタ「おっ「チェストォ!!」ちょ、止め」
タジャドル「スクリュー」
プトティラ「ダブリュー」
ブラカワニ「楽器ない?楽器」

 俺が見た所
 タトバは少し固いな(もうちょっと肩の力を抜いてもいいと思う)
 ラトラーターは干し肉が食べたいようだ(いや、そこはライオン絡みで生肉って言え)
 ガタキリバはツッコミ役か(多分)
 シャウタは変態(どうして...)そして止めるのがザゴーゾ(俺ゴリラ苦手だけど、ザゴーゾは大丈夫だ)
 タジャドルとプトティラは結構仲良しだ(スクリューダブリューって何?)
 ブラカワニは曲を笛で演奏するのが好きなようだ(というか性格バラバラだな。コアメダルが違うからか?)

響「翼さん!」
翼「分かっている立花!」
クリス「スクリューボールに付き合うのは初めてじゃないからな」

 クリスはアームドギアを変形させ、ミー○ィアのようなモノを装備している
 フ○ーダムとかジャ○ティスとかストライクフ○ーダムとかインフィニットジャ○ティスはどこにいった
 まあ、それは置いといて・・・

「俺達の名は・・・」

 伊吹は分身達が重ねた手の上に手を置き
 マリアは胸から剣を取った

マリア「そのためにも散開しつつアルカノイズを各個に打ち破る」

 剣を前に突き立て、装者達は戦い始めた

「行くぞ!O(オー)9(ナイン)!」
分身達「「「「「「「「0(オー)9(ナイン)!!」」」」」」」」

 伊吹が叫び、分身が叫んだ後に伊吹が地面を蹴ると高度2000Mの上空に一瞬で着き
 伊吹は『オースキャナー』でバックルのメダルをかざし読み[キィンキィンキィン!]という電子音が聞こえ

[スキャニングチャージ!]

 そして、伊吹の背中から二つの赤い粒子の羽が生えた

「セイヤーッ!」

 伊吹は後方に一回転をして左膝を折り曲げて右足を伸ばして巨人型に飛んでいった
 赤、黄、緑の巨大なリングが目の前に三つ展開され、三つの巨大なリングの真ん中を通り抜けると速度が上昇し
 風を切りながら放たれるその一撃は巨人型を蹴り貫くと大爆発を起こした

「うん。なかなかやれるな」

 人型を『トラクローリソッド』で体を切り裂き、自分の周りに立っている武士型を切り刻んでいった
 分身達は街を分解しようとするアルカノイズを蹴散らしていた

タトバ「終わらせる」
ラトラーター「.....弱い」

 タトバは空間移動で『メダジャリバー』を二つ取り、二刀流
 ラトラーターと共に走りながらすれ違いざまに『メダジャリバー』の二刀流で武士型を斬り
 ラトラーターは『トラクロー』で人型をすれ違いざまに切り裂いていった

シャウタ「バ○ボー!」
ザゴーゾ「YA☆ME☆RO!」

 シャウタが『ウナギウィップ』を巧みに使い
 何十体もウナギウィップで人型の胴体を真っ二つにしてバ○ボーと叫んだ
 ザゴーゾは重力操作で周囲を無重力にさせて人型アルカノイズが浮き
 重力操作で目の前に人型アルカノイズ何十体も引き寄せ
 両腕を前に突き出してガンタンレット状の武器『ゴリバゴーン』を二つ発射した
 ロケットのように速く飛んでいった『ゴリバゴーン』はアルカノイズを貫いて突き当たりのビルに突き刺さった
 そして、『ゴリバゴーン』を次弾装填した

タジャドル「やるぞ!」
プトティラ「あいあいさー!」

 プトティラは右手で目の前の空間を正拳突きで叩き割り、鳥系のコアメダルを七つ取ってタジャドルに投げた
 鳥系のコアメダルを七つ受け取り、左腕に装備している『タジャスピナー』の『オークラウン』に七つ入れた
 背中にある『クジャクウイング』を展開して空を飛び『タジャスピナー』のテーブルを回転させ
『オースキャナー』で『オークラウン』に入った七つの鳥系コアメダルを『ギガスキャン』した

[キィンキィンキィンキィンキィンキィンキィン]
[タカ!クジャク!コンドル!タカ!クジャク!コンドル!タカ!]
[スキャニングチャージ!]

 プトティラは左手で目の前の空間を叩き割って『メダジャリバー』を取り出した
 右手に『メダガブリュー』左手に『メダジャリバー』の二刀流
 背中から『エクスターナルフィン』が伸ば、展開してから大きく羽ばたいた

 飛んでいる飛行型アルカノイズを飛びながら『メダガブリュー』と『メダジャリバー』で切り裂いていった
『メダガブリュー』でなぎ払い、『メダジャリバー』で飛行型の体を豆腐を切るようにいとも簡単に斬り
 薙ぎ払われ、斬られた飛行型が何十体も炭化していった

タジャドル「準備完了!...デュアリックプロミネンス!」

 タジャドルの声を聞いたプトティラは『エクスターナルフィン』を羽ばたかせて地面に飛んでいった
『タジャスピナー』を自分達に突撃しようとしている三百体の飛行型に掲げ
 直径3Mの火球が『タジャスピナー』の先から発射され、直径10Mの火球が『タジャスピナー』から発射された
 一発目の火球は飛行型の群の中心の飛行型アルカノイズを飲み込み
 二発目は一発目の火球と飛行型アルカノイズの群をいとも簡単に飲み込んで大爆発を起こした
 熱風と火の粉がプトティラとタジャドルを襲ったが、アーマーにかすり傷すら付いていない

プトティラ「デュアリックプロミネンスって何だ?」
タジャドル「とりあえず一発目は適当に撃って二発目は軽くに撃つ技。今思い付いた」

 その頃、勇治は

勇治「ふんッ!」

『パーフェクトゼクター』のソードモードで襲いかかってくる人型を横に一閃をして真っ二つにした
 真っ二つになった人型の体は炭になって崩れていった

勇治「まだ来るのか...」

 二百体の人型と一体。否、今も分裂して増殖している増殖分裂型
 人型が増殖分裂型アルカノイズに向かわせないように邪魔をしてくる
 このままだと増殖分裂型アルカノイズが分裂・増殖していき、収集がつかなくなる

勇治「仕方ない。マキシマム「スキャニングチャージ![スキャニングチャージ!]」ん?」

 背後から声と電子音が聞こえ、振り返ると
 両足蹴りの体制で地面を滑りながら自分に向かって来ている『仮面ライダーオーズ:ブラカワニコンボ』が居た
 巨大な橙色のリングを一つ通り抜けて勇治の頭上を飛び越えた

勇治「なばッ!?」

 突然自分の頭上を飛び越えた事に驚き、後ろに振り返ると
 ブラカワニがS字を描くように滑らかにスライディングしていき、巨大なリングを通り抜けると速度が上昇した
 人型は抵抗も出来ずにブラカワニの滑り蹴りに下半身を炭化させられ、体全身が炭化していった

勇治「今が好機!決める!」

 勇治は走り出し、勇治を止めようと数体の人型が襲いかかってきたが 
『パーフェクトゼクター』で横に一閃をして真っ二つにしたが、新たに二体の人型が勇治の目の前に

勇治「甘い」

 勇治は少し前に跳んで右腕を大きく振りかぶって人型の顔を殴ると人型の顔がえぐれ、体を前に一回転させ
 遠心力が加わったオーバーフローでもう一体の頭のてっぺんを砕き、二体の人型アルカノイズ炭火していった
 地面に着地した瞬間に地面を全力で蹴り、増殖分裂型に一気に距離を詰めた

ブラカワニ「火龍!!」

 ブラカワニが身体から火の粉が散り、身体が燃え始めた
 火に包まれたブラカワニはまるで火龍のようになり、地面に残り火を残しながら進んでいった
 全てを燃やし尽くす獰猛な火龍になったブラカワニは巨大なワニの顎から燃え盛る龍の顎になり
 増殖分裂型アルカノイズに襲いかかり、体を引きちぎり、通りすぎた後に体を180度回転させ

ブラカワニ「セイヤー!!」

 もう一度増殖分裂型アルカノイズに襲いかかり、体を引きちぎった
 増殖分裂型アルカノイズの体はブラカワニによって6割も引きちぎられており、分裂しようとしたが

勇治「これで終わりだ」

[ハイパークロックアップ]

『パーフェクトゼクター』を地面に突き刺し、『ハイパーゼクター』のスイッチを押し、電子音が鳴った
 ブラカワニは燃えていた体が元に戻り、スライディングしていた体は勢いが止まらずにビルにぶち当たった

 ~ハイパークロックアップ中~

[マキシマムライダーパワー]

『ハイパーゼクター』のホーンを倒し、電子音が鳴り

[1]
[2]
[3]

 カブトゼクターの脚にあたるスイッチを順番に三つ押した

勇治「ハイパー...キック!」
[ライダーキック]

 カブトゼクターのホーンを一旦マスクドフォームの中間の位置に戻し
 再び倒すと、背中の『カブテクター』が展開されてタキオン粒子の翼が現れ
 勇治は地面のコンクリートを蹴ると垂直に上昇して空中に浮き止まった
 右足にタキオン粒子を集束して増殖分裂型アルカノイズに向かって飛び蹴りを放った

 勇治のハイパーライダーキックは増殖分裂型アルカノイズの体の中央を貫き
 増殖分裂型アルカノイズは中央に穴が空いた事で体を液状化させて傷を修復したが
 
勇治「消えろッ!!」

 勇治は地面に着地した瞬間に右足の回し蹴りで背後にいる増殖分裂型アルカノイズの体を真っ二つに切り裂いた

[ハイパークロックオーバー]

 勇治のハイパークロックアップの終了を告げる電子音が『ハイパーゼクター』から鳴った
 増殖分裂型アルカノイズは過度なエネルギーを連続でくらったせいで吸収出来ず
 制御出来なくなったエネルギーは行き場をなくし、大爆発を起こす一歩手前だった

勇治「これは...まずい!?」

 勇治は増殖分裂型アルカノイズが大爆発を起こすと分かり、全力で走り出した
 増殖分裂型アルカノイズはオレンジ色に光り始め、一瞬だけ白い閃光が辺りを包み

 ドゴォン!という爆発音が辺りに響いた
 ビルの窓ガラスが爆発の衝撃で割れ、近くに居た人型アルカノイズは爆風に巻き込まれ、炭化していき
 勇治は爆発時の余風で吹き飛ばされた

勇治「うおッ!?」

 勇治は『カブテクター』のタキオン粒子の翼で体を一回転させて体制を立て直した
 地面に着地し、『カブテクター』が自動で閉じた

勇治「何とか...なったか.....」

 勇治は伊吹の分身を見ると、ビルに下半身が突き刺さっていた
 上半身は無事なようだが、重力には逆らえず、上半身が左右に揺れている
 イナバウアーより背が曲がっていないが、目と目が合った

勇治「どうしてそうなった!?」

 勇治の的確な突っ込みに流石と思ったブラカワニは

ブラカワニ「たすけて」
勇治「今助けるぞおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 勇治はブラカワニに走り出し、全力でブラカワニを助けようとしていた

 その頃、伊吹は

「おい、ガタキリバチートだろ」
ガタキリバ「...一人一人の質は同じ。そして、数が多い」

 伊吹は戦闘中のガタキリバと出会い、その一方的な戦いに少し驚いていた
 分身の数は三十。新たに現れた分身達は人型アルカノイズと武士型アルカノイズが五百体は居た

分身達「風牙☆絶k「鳳凰絶s「漆黒のi「地獄の底で反省s「お前ら個性的すぎィ!?」」」」」
「何コレカオス・・・」

 一人の分身は『カマキリアーム』を前に突き立てて風のようにアルカノイズに突進している
 一人の分身は武器に頼らずに炎を纏った拳で武士型アルカノイズを物理的に破壊している
 一人の分身は背中から紫色の魔方陣を展開させて何百本もの槍を一つ一つ武士型アルカノイズに投げている
 一人の分身は襲いかかってきた武士型アルカノイズの首を掴んで地面に叩きつけている
 一人の分身は体を回転させて『カマキリアーム』で周りの人型アルカノイズを切り裂いて勢いよく突っ込んだ
 うん。良いツッコミだ。もう少しツッコミ役が欲しいな(3人ぐらい)

ガタキリバ「雑魚は俺達に任せて。頑張れ」

 伊吹は頷き、響に向かって飛んでいった
 ガタキリバは大暴れしている分身達の背後にル○バが迫っているのが分かった
 主色はピンク。ルンバの体の周りにはノコギリの刀身のような刃物が付いていて刃物が常時回転し
 ル○バの前面にはクワガタの角のような緑色の鎌が付いている
 そして、分身達にどんどん近づいている

ガタキリバ「味方到着か」
調「く、クワガタがいっぱい?」
切歌「こ、これはどういう事デスかー!?」

 ノイズ虐殺機械ル○バは止まり、中から戸惑った声と驚いている声が聞こえてきた
 外部スピーカーなのか、とガタキリバはふと気づいた

ガタキリバ「どう見てもル○バです。本当にありがとうございました」

 誰がどう見ても全身凶器のル○バにしか見えない。それ以外は
 ノイズ殺戮専用ル○バ。切調ル○バ。百合ル○バ。オーバージェノサイドル○バ。ジェノサイドキルル○バ
 回転型鋸のクウガタ鎌ル○バ
 ル○バは外せない。いや、ル○バにしかry
 ル○バの事を真剣に考え始めたガタキリバは、ルンバはどうして作られたのかを考え始めた
 分身達は今もなお戦い、アルカノイズ絶対殺すマンになってしまった

 #####

響「ハァッ!」

 響は右腕の大槍のアームドギアを使い、空を飛びながら飛行型を次々に刺して炭化させている

「ちょいと手伝いに来ましたよー」
響「ありがとう!出来ればあの輸送型を」

 上を見ると輸送型が三体浮いており、飛行型を大量に放出していた
 このまま飛行型を放出されるとキリがないな。丁度輸送型が一列に並んでいるし、一気に倒せるチャンスだ

「任せとけ、飛行型は任せた」
響「任された!」

 響は他の飛行型に飛んでいき、伊吹は『オースキャナー』を右手に持ち
 バックルのメダルをかざし読み取った

[キィンキィンキィン!]
[スキャニングチャージ!]

「本日二回目!」

 伊吹は後方一回転をして『タカヘッドブレイブ』で輸送型三体に狙いを定め
 赤、黄、緑の巨体なリングを通り抜けて背中に二枚の赤い翼を生やして輸送型一体の胴体を貫いた

「二体目!!」

 伊吹は更に飛び蹴りの速度を上昇させて二体目の輸送型の体を一瞬で貫いた
 飛び蹴りをくらった輸送型は順番に爆発していき、伊吹は爆風に巻き込まれないように少し後退した

 伊吹は装者の激戦区に落ちていき、地面に着地した瞬間に震脚を使い、衝撃をコンクリートに送った
 コンクリートは伊吹を中心にヒビが入り、伊吹は歩き始めた
 地面に着地した瞬間の衝撃を瞬間のコンクリートに送る。震脚の応用技とか考えてみるか

響「スクラップ・フィストオォォォォォォォォォ!!」

 響は叫びながら右手のアームドギアの槍を変形させ、パイルバンカーに変形させた
 小型ロケットを三つ着け、螺旋状に回転しながら上に浮いている輸送型の腹部を殴った
 衝撃は内側に伝わり、衝撃がなくなる前にパイルバンカーが起動した

 ゴンッ!という轟音が辺りに響いた瞬間に輸送型の腹部から背中まで衝撃で貫通した
 腹部に巨大な穴が空いた空中要塞型は爆発し、爆発に響が巻き込まれたが
 爆発時のダメージは一切なく、爆風をもろともせずに響は下降していった

「響ィ!元n...それはパイルバンカーだ!というかスクラップ・フィストはどこで覚えた!?」
響「直接脳内に送り込まれてきた!」

 伊吹は質問を謎の答えで返された事に少し動揺したが落ち着きを取り戻し
 今は目の前で静かに待ってくれているアルカノイズを倒す事が優先するべきだと判断した
 人型が五十体と武士型百体と巨人型一体が伊吹に攻撃もせずに棒立ちのまま微塵足りとも動いていない

 伊吹は右手の手のひらにエ○ァのロンギヌスの槍に似た鉄の槍を創り
 空気をフォニックゲインで集束して空気と空気の摩擦熱で空気がプラズマに変換する筈

「元素変換!超荷電粒子砲(レールガン)!!(電気を圧縮圧縮ゥ!!」

 伊吹が叫ぶと槍が空気と空気の摩擦熱を起こし、プラズマが槍に発生した
 改めてフォニックゲインが便利だと再認識した
 プラズマを帯びた鉄の槍はでとても熱くなっている
 常人なら持っているだけで皮膚が焼きただれて肉が溶けるが、伊吹は焼きたてのお芋を持っている感じだ

「そーしーて~」

 伊吹は槍を右手の手のひらが痛くなる程強く握り
 大きく右足を前に踏み込んで右足で地面を蹴ると少し前に浮き
 体を右に360度回転させて左足で着地した瞬間に右腕を大きく振りかぶり
 襲いかかってきたアルカノイズ目掛けて

超電(レール)磁砲(ガン)!!」

 ビュンッ!、という槍が風を切り裂く音と共にアルカノイズを何十体も貫いた
 槍はもの凄い速さでアルカノイズを何十体も貫き、ビルに、ドゴォン!、という音をたてて突き刺さった
 槍に当たらなかったアルカノイズも居たが、伊吹が右足で真下のコンクリートをつつくと

 コンクリートにヒビが入り、そのヒビは前にも左にも右にも広がった
 ビルの下のコンクリートにヒビが入る事はなかったが、アルカノイズの足下にはヒビが入っていた

 伊吹は右足を上げて真下のコンクリートに右足を振り落とした
 一瞬でヒビが入ったコンクリートに亀裂が入いり、地面は崩落を始めた
 倒し残しのアルカノイズは崩落した地面に落ちていった

 伊吹は少しやり過ぎたと反省し、ビルに突き刺さっている槍を見ると
 アルカノイズは居ないが、槍の真下にはアルカノイズだった炭が積もっていた

クリス「おーい!...ッ!」

 アルカノイズを殲滅しようとしているクリスは轟音に気付き
 轟音が聞こえた場所に飛んでいった。轟音が聞こえた場所にはポツンと立っていた伊吹が居た
 巨大なクレーター、 前方後円墳のような形の巨大なクレーターだ。それは異常だった
 それとは伊吹だ。伊吹の左半身には黒い雑音のようなオーラが

「ん?...クリスか、どした?鳩が豆鉄砲をくらったような顔して」

 クリスの声が聞こえたからクリスに振り返った、が
 鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている。どうしたんだ?
 伊吹は首を右にかしげ、伊吹の口は黒い雑音の所のみ口を吊り上げている
 
 仮面を着けているだけでも感じる悪寒。全身に稲妻が迸るように鳥肌が立った
 半分だけが人間で半分だけは化け物。伊吹なのにそう錯覚してしまう程の悪寒と錯覚
 伊吹の黒い雑音のようなオーラは一瞬で消えて伊吹は元に戻った

「おーい、聞こえてるか?...あ、無視?放置プレイ?それは止めてくれよ」
クリス「........あ、ああ...」

 動揺を隠せないクリスだった。伊吹の暴走時は戦った事があるが
 異様な力と異様な容姿だった事も覚えている。戦ったのはあの戦いが初めてだろう
 もしかしたら、もしかしなくても暴走するのではないだろうか。だが、今のところ理性がある
 様々な考えが脳裏をよぎり、クリスを悩ませている

「...........いぶチョップ(強)をくらいたいか」
クリス「それは止めてくれ!」

 クリスの必死な訴えに伊吹は軽くため息をついた

「そんじゃ、行くぞ」

 伊吹は空中に浮いているクリスに向かって地面を蹴り、クリスに跳んでいった
 クリスの腕を掴むと、クリスの背後の空間が歪み、伊吹とクリスは歪んだ空間に勢いよく飛び込んだ

クリス「なッ!!?」

 突然の出来事にクリスは驚き、目を瞑ってしまった
 今から行く場所は決まっている。そこは・・・

クリス「な、な、どうして!?」
「キャラ崩壊してんぞクリス!」
クリス「キャラ崩壊って何だよ!?」
「それでいいぞユッキー!」
クリス「訳分かんねえよ!!ユッキーって誰だ!?」

 ギャーギャーとボケとツッコミが叫びながらアルカノイズに360度囲まれている事にツッコミは気づいた
 あと、飛行型が伊吹と自分に体を回転させて槍状に変形させて特攻している事に

「あ、それ無駄だから」

 突如伊吹とクリスを包み込むようにオレンジ色のバリアが現れ
 飛行型がオレンジ色のバリアに当たるとガリガリと音をたてて火花を散らしている

 困ったモンだよ、本当に
 作者の書くペースがどんどん遅くなっている事に困る
 さっさと戦闘を終わらせないと作者のメンタルが崩壊してしまう(ヨコクナンテシナカッタラヨカッタノニナ)

「ほらほら、装者の中では一番火力あるんだから頼む」
クリス「.....はぁ........任せとけよ!」
「ツンデレだわk「ツンデレ言うな!!」怖い怖い(笑)」

 クリスの怒声、もといツンデレ否定のそのレッドフレームミー○ィアが強そうだと思った(小並感)
 バリアはどんどん拡張していき、全ての飛行型を弾き飛ばした
 その瞬間を待っていたと言わんばかりのレッドフレームミー○ィアの全方位レーザーが放たれた

 勿論全方位だったので飛行型にも伊吹にも当たった。いや、クリスは飛行型にも伊吹にも当てるつもりでいた
 腹部と胸のアーマーにレーザーが当たった伊吹は酸素を吐き出し、バリアが解けた
 弾き飛ばされた飛行型の体をレーザーが貫通して飛行型が爆発した

「俺は味方だぞォ!きねクリセンパー!」
クリス「ゴメン!「おう!許す!!」」

 何だかおかしくなってきている二人
 そろそろ何を書いているのかが分からなくなってきたが、こんなメタ作品を見ているアナタに感謝

「おい!誰かデ○ティニー持ってこい!俺がパ○マフィオキーナでデ○ティニーフィンガーしてやんよ!!」
「手のひらからビームって何か究極の拒絶型の攻撃方法になかったっけウッフォ!気のせいか?」
「俺には親がいないんだッ!!」

 伊吹の大阪のおばちゃんのマシンガントークには及ばないマシンガントークを行い
 トンデモ発言を公で叫び、クリスは思った

クリス(親がいない?)
「あ、誰かサ○ラントプス持ってこい!!無限バン○ナとジェノサイ○砲を着けて一狩り行こうZE☆」

 M○S5:T○P、、地球だけ防衛軍
 さまざまなネタをぶちこんでいく........変なテンションの時だけ

「あ、何かこのままだと話が進まねえ。落ち着け.....落ち着け俺、ワンターンスリィーキルゥー」
クリス(あ、やっと落ち着いたな)

 深く深呼吸をしてやっと落ち着いた

「あ、戦闘音聞こえなくなったな。クリス、キャロルが何か仕掛けてくるかもしれないぞ」
クリス「何か?.....その何かって何だ?」
「ヒント1。アルカノイズが時間稼ぎ」

 俺の言葉にクリスは驚いた顔をしている。気づいたか
 まあ、答えを言ったから分かるよな。兎に角足止めをしてもらいたい

「力を溜めるにはいい時間稼ぎ...思い出を全てエネルギーに変えるんじゃないか?」
クリス「なッ!?...くそ!行くぞ!」
「あ、ゴメン。俺、ちょっとやらなくちゃいけない事あるから先に行ってくれ」

 キャロルの思い出を全て取り戻してエルフナインの傷を治す
 真のハッピーエンドを見る為にも、頑張らなくては

クリス「こんな一大事に何を...って!何処に行くんだよ!?」
「後で面白いモン見せてやるから楽しみにしとけよ」

 伊吹がそう言うと伊吹が浮いていた空間が歪み、伊吹見えなくなった
 クリスは伊吹に飛んでいこうとしたが、いなくなってしまったので響達と合流する事にした

 #####

切歌「そんな攻撃じゃ!」
調「私達は倒せないデース!」
マリア「.....インサイト!...バリアー!...炎の神よ、氷の神よ、神の神よ.......トリニティエレメンタルスフィア!」

 碧の獅子は三人の怒涛の連続攻撃に押されていた
 まず、最初に攻めたのは切歌だった。碧の獅子のNE☆KOパンチを紙一重で避け
 その瞬間に調がすかさずアームドギア変形させたヨーヨーで碧の獅子の顔面を攻撃する
 ヨーヨーの攻撃で怯んだその一瞬の隙をマリアがオリジナルの術で攻撃の手段を失わせる

 フ○ンネルを展開して碧の獅子にちょっかいをかけ、マリアに炎を吐いたが
 これを翼が蒼ノ一閃で断ち斬る。クリスの援護射撃のレーザーにより碧の獅子は動きを止められ
 響が碧の獅子に飛んでいき、右腕のアームドギアの槍を変形させてパイルバンカーにして準備した
 碧の獅子の腹部に着くと、右手を大きく振りかぶって腹部を殴った

響「はああああああああああああああああああッ!!」

 三重の極みで衝撃が腹部に伝わり、碧の獅子が中に浮く前にパイルバンカーが起動した
 稲妻の如く放たれたその一撃は碧の獅子を中に浮かせた

切歌「デース!」

 切歌が中に浮いた碧の獅子を両手で持った鎌を突き刺して背中を引っ掻き回した
 背中の碧色の装甲はズタボロになり、傷がとても目立っている

翼「全てを切り裂く一撃.....」

 翼は右腰にある鞘に手を伸ばして刀の柄に触れた
 地面に着地し、目を閉じた

翼「.......今だッ!!」

 目を開いた瞬間に地面を蹴り、走り出した
 疾風の如く走るその姿は風より速く、雷のように鋭く、刀のように一直線
 碧の獅子に走っている翼目掛けて碧の獅子が翼を踏み潰そうと前足を振り落とした

 しかし、翼は足を止める事はなかった。走る速度も落とさずに
 刀の柄を右手で握りながら一気に振り落とされた前足に向かって跳び、前足に当たる直前に抜刀した

 前足はガキン!と金属と金属がぶつかった音と共に前足が弾かれ
 跳んだ翼は手が痺れ、勢いを失なったが、獅子の前足に飛び、前足を切り上げた

 体制を崩した碧の獅子は翼の切り上げによってさらに体制を崩した
 そして、刀にエネルギーが溜められ、青い稲妻を纏った刀を握りしめて碧の獅子の真上に飛んでいった

 碧の獅子の真上に着いき、に刀に限界までエネルギーを溜め
 碧の獅子に向かって飛び、刀を大きく振りかぶって背中の装甲に刀を振り落とした

 ガキィン!という音が辺りに響いて碧色の装甲にヒビが入り
 力任せに碧の獅子を地面に叩き落とした 

翼「防人の剣は伊達ではない」

 決めセリフを決めたSAKIMORIは伊達ではなかった
 ドヤ顔+構え+決めセリフ=カッコいい
 と思っているんじゃないだろうか?それとも、無意識の内に?

調「?.....何か聞こえる」

 空の彼方から電子音が聞こえ、上を向くと、何かが落ちてきた
 切歌が上を向いた瞬間に伊吹は風を切りながら地面に着地した
 呆然としている切歌を気にもせずに

「俺の名前は伊吹!名字は無いし、年齢不明で身長178cmぐらい!体重は仲良くなったら教える!」
「昔の事は教えんぞ!そして、不思議な力を持った人間だ!!自己紹介終了!」 

 とりあえず自己紹介をしてみたり、色々言ってみたり
 テンションたきのぼりだからね、仕方ないね

「あ、マグナディウエスの方が正確かー.....そんな事より助けるから大人しく待ってろよ」
キャロル「俺を助けるだと?...笑わせてくれるッ!!」

 碧の獅子にコックピットとかあるのかを考えているとめ炎を吐き出された
 目の前に灼熱の炎が俺を消し炭にしようと迫ってきたが、右手を前に出してて炎を受け止めた
 炎はとても熱く、辺りに火の粉が舞い、伊吹の体に炎が襲いかかったが
 炎が吸い込まれるように右手の手のひらに収束されて直径3Mの炎の球体が右手の手のひらに現れた

「炎を収束。炎の波長をフォニックゲインに調律してフォニックゲインに変換」

 炎の球体の色がオレンジ色に変わり、どんどん小さくなっていった
 最終的にはフォニックゲインが凝縮されたピンポン玉とさほど変わらない体積になっている

キャロル「またしてもッ!!」

 碧の獅子が口を開き、炎を伊吹に吐き出した

「二度も同じ攻撃は通用しないっての」

 左手を前に出して炎を受け止めた
 伊吹が炎を受け止めた瞬間に碧の獅子の額が光り、何十ものレーザーが伊吹に放たれた
 左手は使えないし、右手のは放置すると大爆発を起こしてしまう

「あ、やべ」

 レーザーが伊吹の体を貫く事はなかった
 何故なら、響が伊吹に迫ってきたレーザーをアームドギアの槍で受け止めていたからだ
 槍から火花が舞い、レーザーは速度を落とさずに伊吹に飛んでいこうとしているが、響が受け止めている
 少し苦しそうな顔をしている。急いで助けなくてはと、使命感を感じた

 響に助けられた事に気づいた伊吹は右手のピンポン玉のような破壊玉にフォニックゲインを纏わせ
 碧の獅子の額目掛けて破壊玉を投げた

「あ.....」

 破壊玉が空中で止まり、ブラックホールのように瓦礫や色々な物を纏っている
 酸素やコンクリートの瓦礫や塵や二酸化炭素や大気を強引に纏ってフォニックゲインに調律変換
 破壊玉は調律変換したフォニックゲインで現在進行形で巨大化していっている
 このまま放置すると核弾頭の何十倍もの威力の玉の爆発によって日本が跡形も無く吹き飛ぶ
 最悪、プレートが割れて他の国に地震が起こり、大災害が起こる・・・かも

「いや、これ.....」

 伊吹が言い終わる前に碧の獅子の額に飛んでいった
 驚く暇もなく、碧の獅子の額に破壊玉もとい、全自動フォニックゲイン調律変換玉は爆発した

 爆発した瞬間にロイミュードが重加速を起こしたのかと勘違いしてしまう程世界が遅く見えた
 爆風がゆっくり辺りに広がっていき、碧の獅子がどうなったのかが分からない
 分かるのは、灼熱と轟音の爆風がアーマー越しに熱く感じて轟音が耳に響いた事だけ

「いや、どうしてこうなった!?」

 碧の獅子の額の中にいるキャロルの目の前にバリアを張った
 そして、辺りに広がっていく爆風を閉じ込めるようにバリアを全方向に張った
 爆風がバリアを防いでいるが、徐々にヒビが入ってきている
 フォニックゲインを大量にバリアに込めれば、こんなモン楽勝だ

 バリアに大量にフォニックゲイン込めると、爆風の勢いが弱くなってきた
 よし、このまま閉じ込める。ブラックホールを詠唱してバリアの中に出現させる
 そうすれば爆風がブラックホールに吸い込まれて一休みっと

 休めるという事に気づいた伊吹は俄然とやる気がわいてきた

「ダイ○ンダ○ソン...ブラックホール!」

 ヘンテコな詠唱が終わると、バリアの中に小さなブラックホールが現れ
 爆風を吸込み、爆風がなくなったのを確認し
 バリアを解いてブラックホールを消した。これで一件落着...って訳にもいかなさそうだ

 碧の獅子の額は破壊玉の爆発時の爆風によって中が剥き出しになり
 中には、ダウルダブラの糸で体を固定しているキャロルがいた
 碧の獅子のコアでもあるダウルダブラを纏い、大人の体になったキャロル
 今のキャロルは、少しどころか派手な衣装だ(いや、派手とかいうレベルを越えているよ)

「分かってたけど(小声)...どうしてそうなった?」

 最初の一言を聞かれると、色々と面倒だ
 だが、二言目は全力で突っ込ませてもらうぞ、露出強みたいな衣装じゃないか!
 勘違いしてならない部分は、あくまでも露出強だ!狂じゃないぞ!強だ!!
 フィーネは家にいる時は全裸というHENTAIだが、調にフィーネが転生しなくて本当によかったよ!
 あれ?調はフィーネの器だったから、もし、フィーネが調に転生したら・・・

 思考が停止してしまった伊吹だった 

「........スターライト」

 気を紛らわす為にスターライトを詠唱した瞬間に上空から何個も隕石が落ちてきた
 一つ一つの隕石は小さいが、碧の獅子の周りの地面に当たると爆発し、爆風が伊吹に襲いかかった


 その頃、勇治は

勇治「ぐぬぬぬぬッ!!.....抜けないッ!!」
ブラカワニ「助けて」

 ブラカワニを壁から引き抜くのに苦労しているようだ
 何度引っ張っても抜けない事にイライラしてきた勇治は遂に・・・

勇治「動くなよ?.....動いたら怪我するからな」

 ピキピキと額に血管が浮かび上がり、その低い声はブラカワニを怖がらせた

ブラカワニ「え?まさか.....」

 勇治は無言でカブトゼクターに手を伸ばした

ブラカワニ「止めろ!死ぬから!死ぬからあああああああああああああああああああああ!?」
勇治「ハハハハハ(怒)」

 その後、ブラカワニは他の分身達の手によって助けられた 


 ・・・鼓膜破れたわ...血が耳から溢れ出てくるのが分かる
 スターライト詠唱しなかったらよかった。まあ、スターライトで碧の獅子はボロボロで俺の鼓膜もボロボロだ

 何か、後ろでフォニックゲインの塊が発生しているんだが
 というか、いつの間にフォニックゲインを?...あ、さっきの破壊玉を消している時に話し合ってたのか?
 アイコンタクトとか、手話とか色々したのか?.....あ、これ後ろ見たら気まずくなる
 アーマーをフォニックゲインに変えたからインナーのみになっている........よな?
 
 XDモード時の六人のフォニックゲインを響のアームドギアに集束
 まともにくらったら死ぬな(リミッターを一つでも外せば怪我ぐらいだな。多分)

 一つ外したらステータスが二倍ぐらいになっている気がする
 というか、何でリミッターが付いているんだ?関係あるよな。暴走と

キャロル「奇跡は殺すッ!皆殺すッ!!。俺は奇跡の殺戮者に!!!」

 そんな事を考えていると、碧の獅子が極大のレーザーを撃ってきた

翼「立花!!」

 翼が叫び、響は極大のレーザーを右手のアームドエイドを構え、横に薙ぎ払い
 伊吹の頭上を通りすぎる前に、背後から風を切る音と共に暴風がレーザーを吹き飛ばした
 暴風に伊吹は微塵足りとも体を吹き飛ばされる事はなかった

響「繋ぐこの手が!私のアームドギアだ!!」

 この手で誰かを傷つける事を恐れていた

響「当たると痛いこの拳。だけど未来は、誰かを傷つけるだけじゃないと教えてくれた!」

 誰かを傷つけるのが響の手ではない
 手を繋げば、キャロルと分かり合う事が出来ると信じて握りしめている

キャロル「ぐッ!(なまく)らを潰す!...ッ!?.....ぁ...こんな時に.....拒絶反応?」

 キャロルの脳裏にイザーク・マールス・ディーンハイムの思い出がよぎる
 本当に大切な思い出は忘れない。イザークの顔も、性格も、優しさも、忘れていない
 キャロルの思い出の中で生き続けるイザークの思い出は、全ての記憶の焼却を止めようとしていた

キャロル「違う...これはパパの思い出...認めるか.....認めるものか!!...俺を否定する思い出などいらぬ!!」

 一人の少女は哭いていた
 灰になり、消えてゆく思い出を忘れている事に
 イザークの託した例題の答えを知る為に、思い出を焼却して力を手に入れて忘れていった

キャロル「全部燃やして、力と変わる!!!」

 今はもう思い出せない。パパの顔も、何もかも
 キャロルは哭いている。もう思い出せない事に

 碧の獅子の口が光り、響はアームドエイドを前に差し出した
 アームドエイドは分裂し、響を包み込むようにアームドエイドは合体し、巨大な拳に変わった
 虹色の粒子を排出しながら碧の獅子に飛んでいき、碧の獅子の口から極大のレーザーが発射された

響「うぅぅぅぅぅあああああああああああああああああああああああああああ!!」
キャロル「う”あああああああああああああああaあああああああああああああああ!!」

 後少しで届く、ほんの少しでいい、力を・・・

翼「立花に力を!天羽々斬!!」
クリス「イチイバル!!」
調「シュルシャガナ!!」
切歌「イガリマ!!」
マリア「アガートラーム!!」

 翼、クリス、調、切歌、マリア
 総勢五人の装者が響に力を受け渡すレーザーをアームドエイドに当てると
 アームドエイドの出力は桁外れに上昇し、前に進んだ

響「うあああああああああああああああああああああああ!!」

 響は右腕を大きく振りかぶり、全ての力を込めた一撃を放った

響「ガングニイイイイイイイイイイイイイイイイイルッ!!!」

 『Glorius Break』

 碧の獅子の口にぶちこんだアームドエイドはヒビが入り、消滅した
 キャロルは涙を流し、響はキャロルを見つめている

 ちょっと待った。いや、待たないと思うけど
 碧の獅子が上昇して白い閃光を体から発してる。つまり爆発ですね分かります

キャロル「ふふふふふ...お前に見せて刻んでやろう、歌では何も救えない世界の真理を」
響「諦めない。奇跡なんて手繰ってみせる!」

 キャロルを支えているダウルダブラの糸が千切れていき、キャロルの背後では小さな爆発が起こっている

キャロル「奇跡は呪いだ。(すが)る者を捕り殺す」

 碧の獅子の内部の爆発に巻き込まれ、キャロルは爆風によって変身を解かれ、吹き飛ばされた
 落下していくキャロルを追い、降下していく響だが、ダウルダブラの糸に絡まれてキャロルに追い付けない
 響は手を伸ばすが、キャロルは手を伸ばさない

響「キャロルちゃん!手を取るんだ!」
キャロル「お前の歌で救えるものか、誰も救えるものかよぉぉぉ!!」

 大人から子供の体型に戻ったキャロル
 その叫びは戦場に響いた

響「それでも救う!...抜剣!!」

 響は胸のペンダントに手を伸ばし、ペンダントのスイッチを押した

[ダインスレーイフ!]

エルフナイン「キャロル!」

 その電子音はエルフナインの声とほぼ同じだった。エルフナインが現れた事は奇跡ではない
 XDモードからイグナイトモードに変わり、体に絡んだ糸は何本か外れてキャロルに近づけた

 その時、不思議な事が起こった
 キャロルの目の前にキャロルの父イザーク・マールス・ディーンハイムが現れた
 
 響にはエルフナインとイザーク・マールス・ディーンハイムは見えていない
 キャロルは目の前にイザーク・マールス・ディーンハイムがいる。その事に驚いた

イザーク「キャロル、世界を知るんだ」
キャロル「パパ!」

 パパは死んだ。だが、目の前にいる人物は本物。そう確信したキャロル
 今この時、この瞬間にキャロルに話しかけている

イザーク「いつか、人と人が分かり合う事こそ、僕達に与えられた命題なんだ」
イザーク「賢いキャロルになら、分かるよね?」
イザーク「そして、その為にどうすればいいのかを」

 イザークはキャロルに子供を慰めるように話しかけ、キャロルは涙を流した
 伸ばした手はキャロルには届かなかった。アームドギアが無いからだ
 アームドギアが無い響。だが、繋いだ力のアームドギアは・・・

キャロル「パパーッ!!」

 届いた
 響はマフラーを展開し、キャロルを包み込んだ瞬間に碧の獅子が大爆発を起こした
 

 
 

 
後書き
人物紹介:エルフナイン

 キャロルの錬金術によって作られたホムルンクス(人口生命体)
 エルフナインは、キャロルが創ったホムルンクスの欠陥品の一人
 完璧以上に完成したホムルンクス以外は廃棄物として労働力の他、生体実験で扱われる事もある
 キャロルとは同じ体を持った欠陥品の躯体だが・・・

 :来歴 

 エルフナインは欠陥品のホムルンクスとして創られた
『チフォージュ・シャトー』建設の為に限定的な錬金術の知識を与えられた
 後に、チフォージュ・シャトーを使い、キャロルが世界を壊す事を知ったエルフナインは
『ドヴェルグ=ダインの遺産』を持ち出して逃亡を試みようとした
 度重なる困難に襲われたエルフナインを装者達が守り、OTONAが身柄を保護し、キャロルの計画を説明した
 その後、自身が持ち出した『ドヴェルグ=ダインの遺産』の中身はダインスレイフの欠片だと判明し
 オートスコアラーに対抗出来る手段の一つ、『ProjectI GNITE』を提案した

 そして、オートスコアラーを全滅させた装者達
 誰もがエルフナインを信用していた...が
 同じ躯体を持つが故に、キャロルから一方的な感覚ジャックを受けていた
 感覚ジャックにより、知らぬ内にキャロルに情報を流したスパイとなっていた

 そして、ダインスレイフの欠片が呪われた旋律を手に入れる為のキャロルの計画と
 キャロルの内通者になってしまった事を知ったエルフナインは自分を罰するように仲間に懇願したが
 自分を咎める事をしないOTONA達の優しさに触れ、最後の戦いを見届けるべく、決意を新たにする

 時は進み、潜水艦で海に滞在していた本部をレイアの妹が強襲してきた
 その強襲を伊吹が守り、クリスがレイアの妹を倒したが
 潜水艦には衝撃が伝わっており、その衝撃で本部にあった物が中を舞い、友里に襲いかかった
 エルフナインは友里を助ける為に身を投げ出して庇い、打ち所が悪く、重傷を負った

 最終決戦では
 チフォージュ・シャトーの機能を反転させて分解された世界を再構築するウェル博士の手助けをした
 碧の獅子が大爆発を起こした後に治療班に治療してもらっているが・・・

 人物紹介遅すぎたorz
 やっぱり393には焼き肉を食べてもらいたい。ヒヨコでもいい気がする...ちょ、誰だお前、止め.....アーッ!? 

 

34話 過去への贈り物×過去からの使者

 
前書き
スカ○ズと雷○が異常にカッコいい
後、超展開 

 
 伊吹Side

 碧の獅子の大爆発後、周囲の建造物に多大な損害を受けたと思われたが
 伊吹が行き場を失くした碧の獅子のエネルギーを全て吸収して何も損害は無かった
 そして次の日、あの人が作った物を受け取って家の居間に座っている
 マリアさんのテロライブの時に、派手にやらかしたから俺の顔が各国にバレていた
 俺の正体を知る人なんて誰も居ないし、そして、俺の過去を知る人も誰も居ない
 せいぜいノイズを科学では証明出来るか出来ないのかが分からないような曖昧な情報しか知らないようだけど
 念には念を、俺に過去をほんのちょっと変えてもらおう。そうすれば俺の顔はバレない

「よし、手紙とコスプレバトルセットでも送るとするか」

 #####

 過去

「ん?これは何だ?」

 伊吹の隣に置かれている全長10Mの黒い箱を見た
 中身を確認すると、丁寧に名前が書かれた白いプラスチック製のプレートにはこう書いていた
 ダース○イダーの仮面。光の粒子剣。雷○コスプレスーツ。と
 そして、雷○コスプレスーツの上に、手紙がわざと目立つように置いていた

 伊吹は手紙を見てみる事にした

[どうもどうも、過去の俺。
 え?何で俺かって?碧の獅子撃墜後にでキャロルとエルフナインを助けようとしている未来の伊吹だ。
 いや、嘘じゃないぞ?今日の朝パンケーキ食った筈だ。うろ覚えだけど、当たってるなら信じてくれ。
 長い話は俺の性格上眠くなるから、兎に角このコスプレバトルセットを装備して戦うんだ!
 そうしてくれたら過去のお前と未来の俺が研究者のモルモットにされるか、逃亡生活を送る可能性が無くなる。
 だって全世界生中継だぞ!顔がバレたらO☆SHI☆MA☆Iだ。OK?分かった?分かってくれたなら嬉しい。
 今からバトルセットの中身を説明する。結構作るのに時間掛かったみたいだから、丁寧に使えよ。

『ダースベ○ダーの仮面』
 かつて別の世界で生きていた史上最強の悪が着けていたマスク型の装置のレプリカ
 これを着けると恐怖心を一切感じなくなるどころか、威圧感を放つ(どうやって威圧感を?)
 この仮面の複眼は、50kmにある3mmの石ころにくっついているアリを見れる。
 装置は何も付けてはいない。ただ、マスクから仮面にしているだけ、とあの人が言ってた。

『光の粒子剣』

 超振動波ブレードにしようか迷ったけど、こっちのほうがしっくりくるようだ。
 フォニックゲインをたっぷり凝縮して具現化すると、かなり重くなるから苦労したみたいだ。
 フォニックゲインを粒子化して具現化すると、折れない剣が完成したとか言ってた。

 スティックの中心にスイッチがあるから、それを押すと先端部に刀身が現れる構造になっている。
 刀身をブーメランのように扱ってもいいし、斬ってもいいし、応用が効くいい武器じゃないか?

『雷○コスプレスーツ』

 人を殺すのを楽しんでいた元シベ○アの悪魔のジャ○ク・ザ・リッパー。
 その雷○がサイボーグになった時の衣装を作ってみた(ステルス迷彩とかカロリーメイトも作れる人がいる)
 このコスプレバトルセットを作った人にお前はもう会っている。三ヶ月ぐらい前にな。
 その人物の事は置いといて、このスーツは凄い。

 足音や体から発する音を吸収する防音製のスーツ。
 体から発生する赤外線を感知されなくなり、熱を感知する機械にも気づかれなくなる。
 後、手のひらから武器が現れるみたいだ(これ本当にどういう構造してんの?)
 水鉄砲から多弾誘導ミサイルまで幅広く現れるとかあの人が言ってたけど、本業ではないみたいだ。
 法を犯す事をしていても捕まらないのは世界に守られてるから、だそうだ。
 いつかその人物がの正体が分かる時が来る。その時までガンバ。

 そんじゃあ説明終了。これを扱うぐらい簡単だよな?仮にも闘神の力を持ってるんだからよ。]

 う胡散臭いけど、手紙では頑張れをガンバにしてしまう。心の中で思った言葉を()に書いてしまう癖が同じだ
 記号が行の最後になかったら。←を付けるのも同じだ
 まあ、これを書いた未来の俺がやらかしたら過去の俺を助けさせようとするよな
 .....コスプレバトルセットはなかなか使えそうだし、正体がバレる事もなさそうだ(使うだけならいいよな?) 

 このバトルセットを装着して、準備運動(伊吹にとって)をする事にした
 ライブ会場の壁を稲妻を足に纏いながら壁を走っていった

 そして壁を登りきって僅かに中に浮いた瞬間にライブ会場にいるノイズの数を視認した
 いや、これどうなってんの?というかビー○サーベルじゃん
 色は緑色なのか.....じゃあハイパービー○サーベルか
 
 光の粒子剣をノイズ目掛けて投げると、刀身に当たったノイズは真っ二つになり、何体も炭化させている
 二丁拳銃が手のひらから内側から外側に出ていくように現れ、二丁拳銃を持った瞬間に地面を走り
 ライブ会場の壁に跳び、壁を走りながら二丁拳銃の引き金を引き、弾はノイズの体を撃ち抜いた
 サブレッサーを二つとも付けていて弾は跳弾にカスタマイズされている

 空になったマガジンを捨てて上空に拳銃を二つとも投げ
 光の粒子剣が伊吹の右手に飛んできたから柄の部分をしっかり握った
 壁を蹴り、ライブ会場の壁に亀裂が入り、跳弾が足に跳んできた
 跳弾を蹴り、何度も跳弾を蹴り落としては勢いを増して跳び、最後の跳弾を蹴り、マリアに飛んでいき
 右手に持った光の粒子剣をマリアに振り落とした

マリア「ッ!」

 紙一重で横に避け、姿勢を低くした伊吹の足払いを後ろに跳んで避けた
 常人なら体を真っ二つにされていたが、F.I.Sで何年も訓練したマリアの実力は伊達ではない
 見たこともない武器で襲いかかってきたこの謎の人物に警戒心を解かずにアームドギアの槍を構えた
 
 伊吹は姿勢を低くしたまま地面を走り出した。左手の手のひらに黒い刀が内側からはみ出ていくように現れ
 光の粒子剣を上に投げて両手で刀の切っ先を下に向けながら持ち、体を右に一回転させた回し蹴りを放ったが
 槍でいとも簡単に防がれて伊吹は後ろに吹き飛んだ

「ありゃりゃ」

 刀を上に投げ、上から落ちてきた一つの拳銃を右手に持ち、刀の柄の部分が開くとマガジンが落ちてきた
 拳銃の空になったマガジン装填部分に落ちてきたマガジンを嵌め込むと、カチャッ、という音が鳴った
 10発入った拳銃の銃口を槍の先っちょに向けて引き金を引いた

 バンッ!バンッバン!

 マリアは持っている槍に振り回されそうになる衝撃に手が痺れ、なんとか耐えたが
 伊吹の飛び蹴りを腹部にくらい、後ろにぶっ飛ばされた
 手足をを乱暴に打ち付けたが、槍を地面に突き刺して勢いを殺して立ち上がった

翼「Imyuteus amenohabaki tron~♪」

 伊吹の隣に天羽々斬を纏った翼が着地し、その右手に持っているアームドギアの刀を構えた

翼「伊吹か、その姿は?」
「コスプレデス(これはヤバい。なんとか誤魔化さないと)」
翼「ほう、実弾を撃てる拳銃の事は話さないのか?」
「ちょ!それは違u...違わなくないです。ごめんなさい」

 刀の先っちょで仮面をつつかれ、何か黒いオーラを感じた伊吹は謝罪の言葉を口にした
 いや、怖い。OTONAに訓練されたTUBa...ごめんなさい。だからその小刀を俺の影に投げようとしないで下さい
 伊吹がそう念じると、翼が小刀を刀に変形させた

「そんじゃ、気を引き締めて」
翼「いざ」

伊吹・翼「「参る!」」

 そして、彼と彼女達はほぼ無傷で帰ってきた

 #####
 現在

「よし、これで大丈夫だろ」

 そう思っていると、眠たくなってきた
 そういえば、修行してたから24分しか寝ていなかった気がs............

 たった三秒で意識が飛んだ伊吹は、ぺたん、と効果音が付くように自然に後ろに倒れた


 歴史は変わった
 良い方向にも悪い方向にも・・・

 #####

 午前0時

 6時間寝た伊吹はエルフナインに会いに行く事にした(たまたま起きた)
 今からやる事は二つ

 その1
 こっそりエルフナインの寿命を延ばしに行く

 その2
 キャロルの記憶をどうにかして元に戻す

 伊吹は忘れかけていたスキル『No.7ハイド』を使い(ほぼ存在自体を忘れてた)
 どうにかして寝ているエルフナインとキャロルに近づこうと潜入しようと試みた
 だが、あくまでも体の匂いを消して、機械が伊吹を認知出来なくなり、足音が聞こえなくなり
 心臓の鼓動の音を消して、呼吸音を消す
 その代わり戦えない

 ・・・あれ?これもチートじゃねえか?

 #####

 なんやかんやあって病室の廊下に着いた
 エルフナインが寝ている部屋の窓ガラスの外に浮いている。というかどうすればいいんだろう?
 中には病室に一つだけあるベッドに真っ白の布団を体にかけて寝ているエルフナインがいる
 ぐっすり眠っているエルフナインの寝顔を見てもうすぐ死ぬなんて思えなかった
 だが事実だ。傷が体を蝕み、日に日に命の灯火が少しずつ消えていく

「さて、どうしよう」

 ノープランで来てしまったのだ。さて、どうしよう.....か?

 突然目の前にヒラヒラと右に左に揺れながら白い紙が落ちてきた
 とりあえず取ってみた。どれどれ?

[いやー、結構あのコスプレバトルセットは使いやすかった。
 ありがとさん。それより、キャロルとエルフナインを助けるんだろ?
 予想だけど、キャロルを助けてエルフナインは重傷を負ってもうすぐ死んでしまうんだろ?
 というわけで、助っ人がそっちに行くからな。
 助っ人は肉屋のおっさんの奥さんの見た目と体型が完全にロリのアイシャちゃんさんだ。

「え?アイシャちゃんさん?(その人とは会った事無いけど)」

 名前だけは知ってるだろ?
 とりあえず、本人から教えてもらった能力の一つを説明するな。
 アイシャちゃんさんの能力はどんな願いも制限無しで何度でも叶える能力だそうだ。
 うん。俺の転生特典はそれでよかったんじゃねえのかな?

(さりげなくとんでもない事を書いてるな)

 アイシャちゃんさんはOTONAだからな?絶対に本人の目の前で背が小さいって言うなよ。
 散弾ショットガンを顔面に70発ぶちこまれてC4を体中に隙間なく付けられてKI☆BA☆KUだからな。
 んで、肉屋のおっさんの言葉にアイシャちゃんさんが照れ隠しでC4をおっちゃんの顔に投げて起爆した。
 その時は血の気が引いたけど、無傷だったし結構お熱いデデデデース。

(なにそれ怖い)

 まあ、それでな、俺とお前でもエルフナインの寿命を延ばす事は出来ないだろ?
 キャロルの焼却された記憶を元に戻す方法も思い付かないと思うし(俺に出来ないと決めつけるのはあれだが)
 それで、治せないならアイシャちゃんさんに願いを叶えさせてもらうんだ。

(あ、そうすればいいのか)

 後、この手紙が読み終わった直後にアイシャちゃんさんが来る。
 アイシャちゃんさんには敬語を使うんだ。O☆HA☆NA☆SHIされるからな。
 過去からそっちに行くみたいだから、キャロルとエルフナインを助けてもらえよ。]

「え?来んの?」
アイシャ「いや、もう来ている」

 ロリボイスが後ろから聞こえた。もしかして・・・
 後ろに振り返ると、そこには身長137ぐらいの完全ロリ容姿でロリ体型のアイシャちゃんさん?がいた
 いや、正確に俺と同じくは浮いているのだが

アイシャ「因みに、私はこれでもれっきとした22歳だ。少年君」
「ア、ハイ」
アイシャ「本来の姿はこうではないのだがな(小声)」
 
 何故灰色のジャージを着ているのか
 何故サイズが全然合っていない長ズボンを着ているのか
 そして、極めつけはこれだ

 その頭のてっぺんに乗っている青いニホントカゲはなんなんだ?

アイシャ「む?...ああ、このドラゴンが気になっているのだな。大丈夫だ、人は襲わない」
アイシャ「まあ、襲ったらぶちk.....ゴホン!そ、それより、本題に移ろうか」

 アイシャさんの言葉に全長20cmの全身青色のドラゴンはピクッと一回震えた
 明らかにぶち殺すとか言いそうになりましたよね。いや、その質問は言っちゃ駄目だな
 その見た目にジャージはなんかアレだと思う。もしかして、ファッションセンスが0の人なのか

アイシャ「今、私のふぁっしょんせんす?...というスキルが無いと思ったか?」
「いえ、ありません」

 今世紀で一番の真面目な回答にアイシャちゃんさんは目を細め、疑いの眼差しを送ってきたが
 その目はやれやれ、と言いたげな表情になった(この世界には心を読む人が多すぎんよ)

アイシャ「君には...何かあるな」
「?」

 何かって何だ?とか考えていると、アイシャちゃんさんが俺に近づいてきた
 伊吹の顔を両手で掴んで自分に引き寄せている、そして、伊吹の左目を覗いている

「え?ちょ、何ですか?(ちょ、顔が近い。どうしてこうなった!?)」
アイシャ「じっとしていろ..........そうか.......成る程」

 アイシャは納得しながら伊吹の顔が動かないようにその細い腕からは想像出来ない腕力で顔を固定されている
 いったい何をしているのか?というかその小さな指を動かされるとくすぐったい
 そして、アイシャは伊吹の顔から手を引いて少し後ろに下がった

アイシャ「すまないな、少し興味深い奴が君の中にあったから.....つい...な?」
「あ、はい(気になるモノってなんぞ?)」

 アイシャちゃんさんは律儀に謝罪の言葉を口にした
 やはり、この人かなり強い。今まで会った敵の中で一番強い
 目には見えないが、闘気のような何かを感じる。というかハイドを使っている俺をどうやって見つけたんだ?
 疑問を胸の内にしまったが、また新たな疑問が生まれた。そんな事を思っていると

アイシャ「それじゃあ、本題に移ろう」

 アイシャちゃんさんの笑う顔には何か企んでいるような気がして仕方がない
 そして、肉屋のおっちゃんの奥さんのアイシャさんとの話し合いが始まろうとしていた

 その話は、伊吹にとってかなり重要な話になる事を
 伊吹はまだ知らなかった


 
 

 
後書き
人物紹介:アイシャ

:来歴
来歴は一切不明だが、肉屋のおっちゃんと結婚しているようだ
最近の悩みは、牛乳を飲んでも身長が伸びない事だそうだ(牛乳を飲んでも身長はほとんど伸びません)

:容姿
水色のショートヘアーでいつも頭の上に全長20cmの青いドラゴンを乗せている
右目は赤色で、左目は黄色のオッドアイ
顔は小顔で、手足も短かく、ぺちゃp...うわ、何をする止めr.....アーッ!?
これは本来の姿ではないらしい?
身長は138cm。体重を知ろうとした肉屋のおっちゃんに全力の一撃を放ったが、ほぼ無傷だった

服を選ぶセンスが皆無のため、女性が私服で選ばないような服しか着ない
それを気の毒に思った肉屋のおっちゃんと服を買いに行ったが、60回も肉屋のおっちゃんが通報されたため
自分だけで服を買いに行くと決めたが、結果は最悪の結果に・・・

:能力
 どんな願いも制限無しで何度でも叶える能力だが、それ以外にも色々な能力を持っているかもしれない
 実力は、伊吹が認めるほどの相当な実力者だ。容姿とは裏hぐぶぅ!?

 家事全般何でも出来る専業主婦?
 というか見た目ロrぐべらぁ!!?

:最後に
 肉屋のおっちゃん以外に誰も正体を知らないようだ。転生者かどうかも分からない

:後書きの後書き

 はいどうも、新キャラを追加しました
 次かその次の話でGX編完結デデデース

 後書きの後書きの内容が薄い?細けえこたぁいいんだよ

次回予告

肉屋のおっちゃんの奥さんのアイシャちゃんさんが明かす驚愕の真実ゥ!?

アイシャ「君は知らない内に力を・・・」

そして、エルフナインを密かに助けようとする伊吹とアイシャちゃんさんの作戦会議ィ!!

「よし、柿○ー買ってきます」

そして、GX編最終回?

「俺達の戦いはこれからも続くんだ!3...2...1.....ゴーシュート!!」

ベイ○レードのネタをぶちこむ!!
戦士達の道はどこまでも一直線ッ!!そうだ.....俺達がシンフォギアである!!


因みにこの話は3日で完成させました
 

 

35話 アイシャ

 
前書き
もう、突っ走る 

 
 伊吹Side

アイシャ「あ、もうエルフナインちゃんくんの傷は傷を負う前の体の時間に戻したからな」
「え?マジっすか」
アイシャ「マジだ」

 とんでもない発言を聞いた伊吹はもう一度聞いてみたが、肯定の言葉が返ってきただけ
 目の前に伊吹と同じように浮いている灰色のジャージと青色の長ズボンを着た容姿と体型が完全にロリの

アイシャ「作者、ここにショットガンあるのだが?」

 彼女がいつの間にか両手に金色のショットガンを握っており、両腕を上に伸ばし、銃口を空に向けている

 とても美しいスタイルを持ち、凛々しいその声は誰をも魅了する声のアイシャちゃんさん
 少し不器用な部分があるが、そが彼女の魅力を引き立てている

 彼女が持っていた金色のショットガン二丁が両手からなんの前触れもなく消え、彼女は両手を下に下げた

「・・・」

 絶句
 今の伊吹の心情を言葉に変えるなら、この二言が一番正解に近いだろう
 並みの人間なら立ってられないかもしれない殺気だ
 俺自身あまり殺気を感じたことはないが、一つだけ分かる
 圧倒的な力を持った俺と同じ人間という名の化け物だということに

アイシャ「さて、次はキャロルちゃんだな」
「あ、はい。そうですね」

 アイシャちゃんさんから殺気を感じなくなった。内心ホッとした
 少しエルフナインの様子が気になり、伊吹は窓越しにエルフナインを見た
 ベッドの上で横になり、白い布団を体の上にかけて寝ている
 
 エルフナインは助かった。というかこんなにあっさり助かるのか
 アイシャが隣の部屋の窓に近づくために、ゆっくり体を空中に浮かせながら前に進んでいる
 伊吹は後を追いながら一定の距離を保ちつつ、キャロルの部屋の窓に近づいていった

 二日経ったが、一向にキャロルの体調が良くなったとは言えない
 起きない。生きているが、意識を取り戻す事はなかった。意識を取り戻さないのは
 記憶をほとんど焼却して力に変えて碧の獅子を創った副作用で起きないのかもしれない

 本来の歴史ならキャロルは俺達に保護されて行方不明になるが
 転生者や異端者(イレギュラー)が物語に加わったせいで歴史が変わった
 キャロルの保護は出来たものの、植物人間のように意識を取り戻せていない
 このままキャロルが意識を取り戻さないという可能性は否定出来ない
 
アイシャ「後で君にとって重要な話を話そう」
「重要な話?(拒否権ないんですね分かります)」

 そして、キャロルのが寝ている部屋に着いた

アイシャ「さあ、治すぞ」

 伊吹は無言でキャロルを窓越しに見つめながら眉間にシワを寄せて解決策を考えている
 エルフナインの傷が治った時とキャロルが目覚めた事に対しての俺自身のアリバイをどうするか
 急にエルフナインの容態が治り、キャロルの記憶が元通りになるなんて.....一夜ではあり得ない
 こんな事出来るのは伊吹だけだ。なんて思われないと思うけど、念には念をってね

アイシャ「よし、記憶が元通りになったな」

 何もしていない筈なのにキャロルの記憶が元通りになったと言っている
 ややこしい記憶を修復するなんて、この人は何者だ?

「その能力に目覚めたのはいつですか?」
アイシャ「・・・ああ、話していなかったな」

 彼女の能力は自分や指定した者の願いを制限無しで無限に叶える事が出来る能力
 しかし、これは決して便利ではない。過去の伊吹の情報不足でもある

アイシャ「私の能力は決して便利とは言い難い」
アイシャ「どうしても、人間の精神力では願いを叶えるのに時間が少し掛かってしまう」
アイシャ「12年だ。12年掛けてやっと数秒で願いを叶える事が出来た」

 精神力を使う彼女の能力。10歳の頃に突然この能力に覚醒した
 最初はバターたっぷりのクッキーを食べたいと思うと、とてつもない疲労感と汗が滝のように溢れ出てきた
 そして、右手には大人の手のひらサイズの一つのクッキーがあった

アイシャ「奇跡.....そう思った...いや、確信したよ」
アイシャ「だが、この能力は私の運命の歯車を狂わせた」


 能力に覚醒した次の日に黒いスーツを着た五人のボディーガードに連れていかれた
 親は何も知らされてはいなかった。連れていかれる事に

アイシャ「見知らぬ男共に私は連れていかれた。後に分かった事だが、男共は政府の使者だった」
アイシャ「親には会わされず、軟禁か監禁か分からないような処遇を受けた」

 水増しされた塩味のニンジンと玉ねぎのスープと小さなコッペパン
 24時間外に出る事も出来ない。親にも会わされない。何故親に会えないのかも説明されない
 遊ぶ道具すらもない。普通の女の子がするような当たり前の事を出来ない

アイシャ「それからだろうか.....私の心が歪み始めたのは」
アイシャ「そして、私を監禁した張本人と対面した。私が帰れる方法は、このクソ野郎の願いを叶える事だった」
アイシャ「笑ったよ、それはもう胸が張り裂けそうになる程に.........ああ、コイツを殺したらどんなに楽しいか」

 断るとまた監禁された。だが、これで良かった
 今生きている時間を全てを費やして糧にする。願いを叶える為の力を蓄えれる
 願いを叶える方法は簡単だ。それはアイツをどんな方法で殺すかを願うだけだ

アイシャ「断ると監禁されたが、その男はもう死んでいる」
「え?」
アイシャ「あ、すまない。言葉が足りなかったな」
アイシャ「心が折れて死んでいるようなものだ。死んでも死にきれないように.....な」

 考えていく内に殺人という罪では生ぬるいと感じた
 自分の六年を奪った張本人だ。こんな殺し方では生ぬるい
 なら、楽には死なさず、心を折る....いや、粉々にして何も出来ないようにしてやると歯ぎしりをしながら笑った
 寿命で死のうがゾンビにして一生苦痛を味わってもらうしか彼女の復讐心が消えることは無かった

アイシャ「.....すまないが気分が悪い。これ以上この件は話したくない」

 重苦しい空気になってしまった、と思い、アイシャは溜め息をついた
 昔はこの地獄のような日々を誰かに話すだけで吐きそうになったが、今は話すと気分が悪くなるだけになった
 やはり、奴を殺す為に創ったあの化け物を殺しておいて正解だった。アレは人が見てはいけない怪物だ

「俺は何ですか?」

 アイシャは目を見開き、伊吹の目を凝視した
 あまりにも凄い気迫に俺は怯みそうになったが、ぐっと堪えて話を続けた

「すみません。少し時間を置いてかr「いや、話そう」」
アイシャ「必殺☆笑顔」

 無理矢理作ったような笑顔で俺を見てきた。無理をしているようにしか見えない笑顔にクスッと俺は笑った
 空気が読めないKY野郎の発言を言ってしまったのに、どうしてこうなった

アイシャ「ははははは!ようやく堅苦しい顔からリラックスした顔に戻ったな!」 
「その容姿での豪快な笑い方は...ぶはあっ!?」

 超☆作り笑顔になんとか耐えたが、アイシャの豪快な笑い方に伊吹は遂に吹き出してしまった
 そ、そうか、あえて作り笑顔からの豪快な笑い方.....この人...できるッ!!

「フフフ、俺とお笑い勝負しようってんでィすか。いいだろう...その勝負受けてたつ!」
アイシャ「手加減は無しだ。さあ、お笑い勝...ま、それは反.....あはははははははは!」

 トッ○ィならぬイブティの顔芸に盛大に吹き出したアイシャは腹を両手で抱えて笑い始めた
 クソコラグランプリを超余裕で開催出来る究極の顔芸だと確信したからこの顔芸を使った

「しかも増えるッ!!」
アイシャ「何ッ!?」

 突如伊吹にとても似ている三人の分身が伊吹の隣に立った
 しかも、顔がオリジナルと同じだ

「ん?ん?どうした?堪えてんの?堪えてんの?」
アイシャ「わ......私はこのていッ!.....どッ!!.....では負けnぶはぁ!?」

 アイシャは顔に力を込めて吹き出すのを我慢していたが
 伊吹と分身が稲妻の如く顔に更にシワを寄せたらアイシャが耳まで真っ赤にして吹き出した

アイシャ「調子に.....」

 アイシャが右手に握り拳を作った瞬間に黄金色のオーラが纏われた
 周囲の空気を右手に吸い込まれるかのような、吸引力が変わらないダ○ソンもびっくりの吸引力だ

「あ、あの...アイシャちゃんさん?」
アイシャ「調子に乗りすぎたな小僧.....気絶する覚悟は出来ているか?...そうかYESか」
「この人怖いよ!?というか、ゴ○さんのジャジャン拳のグーをしようとしているんじゃないんですか!?」

 ピキピキとアイシャの額に血管が浮かび上がり、死亡フラグを建築してしまった、と後悔した伊吹
 その右拳から放たれる一撃の威力は計り知れない。フォニックゲインではないから威力が分からない
 つまり、受け止めたらいいだけだ.....いや、気絶するわ。絶対に気絶するわ。アレの威力凄いし

アイシャ「楽」

 人間の領域を超越した速度で伊吹の懐に潜り込んで一言口にして右拳を脇腹に寄せた
 体を360度回転させて右拳を伊吹の腹部にぶちかました

 骨を砕く音や内臓が潰れる音はしない。ただ、痛みを感じることもなく力が抜けていく
 浮く事に疲れてきた伊吹は体から力を抜いて地面に落ちていった

 #####

「.................ん、む?......え?」


 伊吹は自宅の寝室にあるベッドに寝ていたが、目を覚ましてもの凄くダルい体を無理矢理起こした。
 どうやら俺は寝ていたようだ。昨日何をしたんだっけ?

「あ、昨日は肉屋のおっちゃんのアイシャちゃんさんに会ったんだった」

 俺のリミッターの問題を聞いたら半分ぐらい直してくれたんだよな!嗚呼、ありがたい。ありがたやー
 どうしてあんなに見た目が幼j...幼いんだろうな?人間の神秘を例えるならアイシャちゃんさんが良い例だ。
 あれ?俺っていつ寝たんだ?.....肉屋のおっちゃんの家でリミッターの問題を解決してもらってーーー

 伊吹は違和感に気づいた。あの後伊吹は家に帰っていない
 どうして俺が家に帰っていないのに自宅の寝室のベッドで寝ているのかがとてつもなく気持ち悪い

 え?俺ってリミッターの問題を解決してもらってから何をしたんだ?特に何もしていなかった?
 こう、なんか思い出せそうで思い出せないって凄く気持ち悪いしモヤモヤする

 とりあえずこんな時はスマホを起動してメールとか着信履歴を確認してみよう!、とアイデアが浮かんだ
 解決策とはとても言えないが、やってみないと分からない。何もしないよりはマシだ

「..........スマホどこだ?」

 やはり、もしかしなくても、伊吹は少し天然だ

 ~数分後~

「あったぞソリ○ァース!!」

 スマホがやっと見つかった事に思わず叫んでしまった。隣人から壁ドン(物理)されないか少し不安だ
 まさか、タンスの中にあるズボンのポケットにスマホがあるとは思わなかった 

 メールや着信履歴を確認する為にスマホを起動させてメールが届いているのが分かった
 メールの内容を確認する為に画面をタップした

 未来からか........エルフナインの傷が治った?キャロルが意識を取り戻した?


 ............................マジっすか?
 え?え?治ったの?本当に?果物山盛りのバスケット50個を瞬きしている間に30セット買ってきちゃうよ?
 

 弦十郎さんに会い行って面会出来るかどうか聞いてみようと思い
 空間移動で瞬時に本部に移動した。ステキイベントがあるかを期待しながら

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 色々と本部の人が忙しそうだったからそのままエルフナインとキャロルがいる病院に足を運ぶことにした
 弦十郎さんから許可は貰ってるから面会おk・・・だよな?

 目の前にそびえ立つ白一色の病院・・・だった病院
 緑色のいばらとツルが病院に絡み付いているのがおかしい。空にはコウモリインベス何十体も飛び回っている
 病院に入る為の大きな白い扉の前にはライオンインベスとヤギインベス合わせて二体

「イ、インベス?」

 彼は重い足取りで大きな白い扉に歩いていった
 

 
 

 
後書き
作者は主人公の心を折って闇落ちさせようとする予定の作品があったりする(書き貯め中)