サクラ大戦来訪者は私の幼馴染


 

始まりの日

大帝国劇場

支配人室・・・

「すまねえな、さくら先日大神を迎えに行ってもらったのに」

「いえ、良いですよ、支配人それで今回迎えにいく人は、誰です?」

「こいつだ、名前は紫藤直哉、16才、さくらと同じ年齢だ」


「大神の時と同じ上野公園を集合場所に指定しているからな」

「それと、こいつは大神の時とは違い、そんなに早くここには連れてこなくて良いからな」

「わかりました。行って来ます」

「ああ」

そしてさくらは、大帝国劇場を出て、上野公園に向かった。


上野公園・・・


「はあ、良い天気だな、まさか自分が憧れている。帝国華撃団に自分が配属されるなんて、夢みたいだ」

「でもおかしいなあ、帝国華撃団といえば、先輩の大神一郎さんが配属されたのに、なんで、僕まで呼ばれたんだろう?

その時、直哉は声をかけられた。

「あのーー紫藤直哉さんですか?」

「あ、はい自分がそうですけど、あれ真宮寺さくらちゃん」

「え、そうですけど、もしかして直哉君?」

「そうだよ、小さい頃一緒に遊んでた直哉だよ」


「ええーーどうしてここにいるの?」

海軍の指示で、帝国華撃団に行くことになったんだ、そういうさくらちゃんは?」

「私は、今日から帝劇に来る人を迎えに来たんだよ」

「そうだったんだ、でも不思議だね、こんな所で再会するなんて」

「フフそうね、直哉君のご両親元気?」

「ああ、二人共去年海難事故で死んじゃった」

「ごめんなさい、直哉君、私ったら」

「良いよ気にしないで、それより何で僕が帝国華撃団に配属されたんだろ?」

「僕より優秀な大神さんがいるのに?」

「直哉君。大神さん知ってるの?」

「うん、僕の先輩なんだ」

「そうなんだ、どうせなら直哉君が、帝国華撃団の隊長だったら良かったのに」

「僕なんて、無理だよ」

「そんな事ないよ、直哉君の霊力の強さは、お父様が、認めてたもん」


「ええー嘘一馬さんがー」

直哉はさくらの言葉を聞いて驚いていた。

「とりあえずこれから宜しくね、さくらさん」

「直哉君にさくらさんて呼ばれたくないよ、昔みたいに、さくらちゃんがいいなあ」

「わかったよ、さくらちゃん、でも人前だとさんで呼ぶからね」

「わかったよ、直哉君」


こうして.運命的な再会を果たした、二人これから直哉とさくらこれから二人は、帝国華撃団と言う中でどう関わるのだろうか?」

そして、直哉が帝国華撃団に呼ばれた理由とは?


「さて、直哉君大帝国劇場へ案内するね」

「ありがとうさくらちゃん」


こうして、二人は上野公園を出て、大帝国劇場へ向かった。
 

 

大帝国劇場での生活始まる前編

大帝国劇場へ向かう道中・・・

「そう言えばさくらちゃん質問良いかな?」

「何かな?直哉君」

僕はさ、小さい頃からさくらちゃんと一緒にいて、帝国歌劇団の裏の帝国華撃団の事聞いたりしてたけど、先輩大神さんは華撃団の事知ってる?」

「ああ、その事ね、今米田さんが、わざと秘密にしてるから、直哉君もそのつもりでいてね」


「わかったよさくらちゃん。さくらちゃんと、再会できるなんて夢みたいだよ、今だから言うけど、僕の夢はさくらちゃんと結婚する事だったんだよ」


「え、嘘」

「本当だよ、でももう、無理かな」

「そんな事ないよ、直哉君」

「さくらちゃんスターだからね、おいそれと結婚出来ないからね」

「直哉君私も言うね、実は、私も結婚するなら、直哉君が良いと思ってたの、だって直哉君私の力を知っても、私と普通に付き合ってくれたからね」

「え、そうだったの、なんだか嬉しいよさくらちゃん。ありがとう」

「お礼を言うのは私のほうだよ、直哉君。ありがとう」

そんな話をしていると、大帝国劇場に着いた。

そして二人は、帝劇の中に入り、米田支配人のいる支配人室に向かった。

「支配人さくらです。紫藤直哉さんを連れて来ました」

「おう、待ってたぜ二人共入って良いぞ」

「「はい」」

直哉とさくらは、支配人室に入った。


「久しぶりだな。直哉」

「はい米田支配人。支配人もお元気そうで安心しました。

「うむ、して今回直哉お前を呼んだのは、他でもない、直哉俺の代わりに、帝国華撃団の総司令に任命する為に呼んだのだ」

「「ええええーーーー」」

さくらと直哉は米田支配人の言葉を、聞いて驚いていた。

「どういうことですか?自分が総司令をやるという事は?」

「ああ、実はな、暫く俺が帝劇を離れなきゃ行けないことが起きたんだ」

「「どういうことですか」」

「ああ、お前の両親の死が、只の事故ではないという証拠らしき物がでてきたんだ。」


「「ええーーそうなんですか?」」

「俺は直哉の両親にお世話になって、この帝国華撃団を作ったんだ、せめて俺だけでも、二人の死の真相を公にしてやりてえんだ」

「支配人・・・」

「でも俺海軍所属ですよ良いんですかね?」

「ああ、それは問題ない、何故なら、直哉お前は、海軍を除隊した事になっているからな」

「ええーー」

本日3度目の叫びが響いた。

「こうしておいたほうが、さくらと別れなくて済むぞ」

米田の言葉を聞いたさくらと、直哉は、互いの顔が赤くなってるのを、見た。


「とりあえずはまだ俺は、ここにいるから安心しろ」

「話は以上だ、ああそうだ、直哉お前、さくらと同室で良いよな?」

「ちょッ支配人、なに考えるんですか?年頃の男女を同室にするなんて、さくらさんだって嫌でしょうし」


「え、私ですか?別に直哉君なら良いですよ、だって直哉君とは、お風呂にも一緒に入った事もありますし」


「ほう、そうなのか」

「なら同室で問題ないな」

「それでは二人共部屋に戻って良いぞ」

「「失礼しました」」


そして二人が支配人室をでて、2階に上がったとき直哉は、大神と再会したのだった。



 

 

大帝国劇場での生活始まる後編

「やあ、さくら君何処かに行ってたのかい?」

「ええ、今日から、この劇場で働く方を迎えに行ってたんですよ」

「へえ、そうなんだ」

「大神先輩。お久しぶりです」

「なっ君は、直哉じゃないか、どうしてここにいるんだ?」

「いやだな、先輩もう忘れたんですか、さくらさんが言ってたじゃないですか、ここで働くと」

「何だと!!それじゃあ直哉も、海軍の命令で?」

「まあそんな所です。先輩これからよろしくお願いしますね」

「ああ」

そして直哉とさくらは、大神と別れ、劇場の案内を交え、自室へ向かうのだった。

二人の自室・・・

「さて、直哉君」

「何?さくらちゃん」

「良かったーさくらちゃんて呼んでくれて」

「もしかして、今まで少し、機嫌が悪かったのは、そのせい?」

「だって直哉君に、さんずけで呼ばれたことないもん」


「でもさ、ここは今までとはいかないでしょ、さくらちゃん」

「それはわかるけど」

その時、さくら達の部屋に入って来た少女がいた。

「あーいたいた、貴方が直哉お兄ちゃんね、アイリスね、直哉お兄ちゃんのお父さんとお母さんにお世話になった事あるの」


「アイリスちゃん僕の両親にあったことあるの?」

「うんアイリスがまだ、フランスにいた頃ね」

「そうなんだ」

「ここにいるマリアとすみれも、お兄ちゃんに会えること楽しみにしてたよ」

「行こうさくら、直哉お兄ちゃん」

直哉はアイリスとさくらに手を引かれ他の隊員が休憩している食堂に向かった。


「マリア、すみれ直哉お兄ちゃんが帝劇に来たよーー」

「何ですって」

「行くわよすみれ」

そしてすみれとマリアが、直哉に挨拶に来た。

「あの貴女がたは?」

「私は、神埼すみれですわ、直哉さんのことは、貴方のご両親にお世話になってましたの、直哉さんに会えて、嬉しいですわ」

「私の名前は、マリア・タチバナ、直哉宜しくね」


「はい、皆さん宜しくお願いしますね」

「そう言えば直哉お兄ちゃんここではどんなお仕事をするの?」

「聞いてないけど、多分裏方だと思うよ、例えばモギリとか」

「モギリなら大神のお兄ちゃんの仕事だよ」

「え、先輩ここではモギリなの?」

「先輩?」

「ああ、ごめんねアイリス、僕と、大神さんは、同じ学校に通ってたんだよ」

「そうだったんだ」

「そうだ皆さんに伝えておきますね、自分紫藤直哉は米田中将から帝国華撃団総司令官の命を受けました。至らぬ総司令ですが、宜しくお願いします皆さん」

「大丈夫だよ直哉お兄ちゃんなら」

「そうですわ」


「そうです貴方が、あの二人の息子なら、この仕事は直哉貴方のやるべき事だわ」

「この事も、大神さんには秘密にしといてくださいね」

「直哉がそう言うと、三人は頷いた。


そしてその日の夕食は直哉の歓迎会が盛大に行われて皆お腹いっぱい食べて騒いでいた。


その夜・・・

「さくらちゃんお休み」

「うん直哉君もお疲れ様

「明日からも宜しくね。さくらちゃん」


「嬉しいなこれからずっと直哉君と居られるなんて」

こうして、直哉の帝劇での初日は終わるのだった。
 

 

苦悩する大神

直哉が大帝国劇場に来て3日経ったある日・・・

この日は帝劇の、休館日だった。直哉とさくら達花組は、直哉の為に、帝都の各所を案内する為帝劇の中には、大神だけがいた。


「一体俺は、海軍からここに派遣され、帝国華撃団に配属が決まり、喜んでいた」

「なのに俺がここで、見たのは帝国歌劇団。麗しき乙女達が歌い踊るそんな場所だった」

「俺はその現実に、唖然とし俺が支配人に文句を言いに行こうとしたら、さくら君が支配人室からでできたので、俺は、さくら君に声をかけると、さくら君が答えてくれ、その直後俺は驚いた。後輩の紫藤直哉が帝劇にいたからだ」


「そして俺は、後輩の直哉に同情した。直哉も俺と同様に理想と現実の差を感じてしまうだろうと思っていた」

「どうした大神一人で?」

「あ、支配人。実は・・・」

「直哉が何も疑問を持たず、帝劇での生活に順応出来てるのかが、大神お前の疑問何だろ?」


!!

「はい、その通りです」

「直哉はあの性格だからな、軍人より今のほうが生き生きしてるように見えるな」

「支配人は直哉と.知り合いだったんですか?」

「ああ、昔少しな」


「大神、俺たち軍人は、力無き者を助けるのが仕事だ、それはわかるな」

「はい」

劇団も、同じことが言えるんだ」

「え、それは・・・」

「来てくれるお客様全員を、笑顔にする事なんだ」

「公演中は、嫌な事も忘れて笑顔に出来たら嬉しくないか?」


「それは確かに・・・そうですね」

「だからよ今からそんな肩肘張って、どうするんだ疲れるだけだろう?」

「別に直哉を見習えとは言わんが、少し頭をほぐした方が良いぞ」

「じゃあな、大神」

そして、大神は米田と別れた。


そして夕方・・・直哉と花組隊員たちと、様々な場所に行き、そこでの話をするさくら達。

そこに大神がやって来た音に気が付いたのは、直哉だった。

「あ、先輩先輩も一つどうですか?このお菓子」

「ああ、じゃあ貰うよ」

大神は直哉から、差し出されたお菓子一つを手に取り食べた。

「うん、美味いなこれ」

「でしょう、先輩」

「直哉お前は凄いよ」


「先輩何か、いいました?」

「いや、なんでもない」

そして大神は、直哉と共に花組と楽しい時間を過ごしていた。


次の日の朝・・・

大神がモギリの仕事の準備をしていると、アイリスが来て、大神に助けを求めた。

「お兄ちゃん来て、さくらとすみれが」

大神がアイリスと一緒に舞台へと急いでると、直哉とであった。

そして、大神は直哉に説明すると、三人で舞台に急いで行った。


「あちゃあ派手にしてますね、先輩僕がさくらさんと話しますので、先輩はすみれさんをお願いします」

「ああ、わかった」


「さくらさん落ち着いてください(さくらちゃんどうしてすみれさんと喧嘩になったの?}


(直哉君・・・)

(大体予想は付くけど、すみれさんが、さくらちゃんに田舎娘とか言ったんでしょ)

!!

(やっぱりね)

「とにかく喧嘩は、やめてくださいねさくらさん」

「はい、わかりました直哉さん」


さくらとすみれの騒動が終わった直後、帝劇にサイレンがなり始めた。

 

 

魔の者現る

「な、何だ、このサイレンは?」

「大神さん出撃です。すみれさん私は、直哉君を連れて行きますから、大神さんの案内をお願いします」

「わかりましたわ、少尉こちらへ」


「さくら君どういう事だい?出撃とは」

「帝国華撃団花組の出撃です」

そして大神は、すみれと共に地下司令室に向かった。

「どうしたのさくらちゃん。僕なら一人でも地下司令室に行けるけど?」

直哉は、さくらに聞いた。

「直哉君あのね・・・貴方の戦闘服、米田司令が、私の戦闘服と同じ所に保管しててね」

「つまり僕は、さくらちゃんと一緒じゃないと着替えられないんだね?」

さくらが直哉の質問に頷く。

「でもさくらちゃんは良いの?僕と一緒でも?」

「私は、直哉君なら良いよ、大神さんだったら抵抗あるけど」

「それじゃあ急ごうさくらちゃん」

「ええ、行きましょう直哉君」

そして二人は地下司令室に向かった。

地下司令室・・・


さくらと直哉が、地下司令室に着いた時他のメンバーは揃っていた。

「これで全員揃ったな」


「これは?米田支配人どういうことですか?」

「大神歌劇団ははお休みだ。帝国華撃団は、本来の任務に戻ったのだ」

「米田長官、帝国華撃団は、存在してたんですね」

「無論だ、大神ここでお前の、部下となる隊員4名と上司を紹介しょう」

「改めて紹介しますね。私は真宮寺さくらです。宜しくお願いしますね大神さん」

「私は神埼すみれですわ、少尉」

「マリア・タチバナです。隊長私はまだ貴方を隊長と認めていませんので」


「やっほーアイリスだよ」


「大神以上が君の部下となる者達だ」


「そして、紫藤直哉です。本日より正式に帝国華撃団総司令に就任しました宜しくお願いしますね、先輩」

「何だとーーー!!直哉が」総司令だなんて」

大神は驚きつつも米田に質問をした。

「長官我々の敵とは?」

「お前も聞いたことあるだろう。我々の敵は、黒乃巣会と言う」

「黒乃巣会」

「ああ、そうだ、政府転覆を狙う悪の組織だ」

「黒乃巣会は、上野公園に出現したぞ。大神出撃命令をだせ」


「了解です。帝国華撃団出撃せよ!!目標地点上野公園」


「「「「了解」」」」」


こうして帝国華撃団は出撃した。

そのころ上野公園では黒乃巣会の幹部4人が機械の怪物脇時を率いて破壊活動をしていた。


「楽しいね、破壊 妬み 憎悪 政府転覆

「我々の力を見せましょうぞ

「フ」


「そこまでよ」


「君達誰なんだい?」

「帝国華撃団参上」

「帝国華撃団とな、小賢しい」

「フ、面白いここは私が」

「任せたぞ叉丹」

そう言って叉丹以外の三人はどこかに転移をしたのだった。


そのころモニターを見ながら米田が言う。

「直哉お前は司令官だが、場合によっては、さくらと共に出撃しろ、良いなお前の霊力の強さは、司令官に、しておくだけにしてるのは、惜しいからな」

「わかりました。米田さん」


再び上野公園・・・

「さあ来るがいい帝国華撃団とやら」

「皆行くぞ」

「「「了解」」」

こうして帝国華撃団の初陣は戦いの火蓋が切って落とされたのだった。

 

 

帝国華撃団の初陣

帝国華撃団としての初めての戦闘が始まり少し経った頃・・・

直哉は脇侍を操る人物の顔を見て、ある人物を思い出していた。

「この人もしかして、山崎さん?でも山崎さんなら、米田さんが気が付くだろうし、違うのだろう、さくらちゃんの初陣しっかり見ないとな」


上野公園・・・
戦いが始まり、帝国華撃団は叉丹の召還した魔装機兵脇時を全滅させた。

「どうだお前の手駒は全滅させたぞ残るはお前だけだぞ」


「ふ、たがが、脇時を全滅させた程度で、喜ぶとはな」

「何!!」

「いいだろう。出でよ神威」

叉丹が魔装機兵を出した瞬間直哉のいる司令室に通信が来た。

「直哉司令我々は怒動いたら良いですか?」

「マリアさん。大神隊長そこにいませんか?」

「いえ、私はまだ隊長より司令を信頼してるので」

「そうですか、ならマリアさんと、すみれさんは、さくらさんを援護しながらさくらさんが倒しきれない時にトドメをお願いします」

「すみれ、さくら聞こえたわね」

「はい(直哉君が私に期待してくれてる頑張るぞ)

「了解ですわ(さすが直哉さん私達に平等に、目立つチャンスを用意してくれるなんて)

「さすがあの人の子供ね瞬時に、さくらとすみれのやる気を出させるなんて」

「なあ、俺には指示はないのかい?」

「ええ、自分が先輩に指示を出すなんて出来ませんよ」

「どうして?」

「良いか、大神お前が、現場に行ったら、司令なんだ。そんなお前に、俺たちが指示なんてさせるわけねえだろ」

「しかし直哉は先ほど指示を・・・」

「あれは、3人が自発的にこちらの意見を聞いてきただけだ、最初から指示した訳ではない」

「そんなーー」

そして米田が通信を切った。

「米田さん良いんですか?大神さんにあんなこと言って?」

「良いんだよ実際3人は、大神よりお前を信頼してるみたいだしよ」

「ぷーーアイリスも大神のお兄ちゃんより、直哉お兄ちゃんを信頼してるもん」

「そうかい、それはすまねえなあ、アイリス」

「僕も嬉しいけど、それじゃ大神さんの立場がね」

「?」

「おっと、戦闘が終わるようだぞ」

上野公園・・・


お、おのれーー」

「マリアさん、すみれさん援護をお願いします」

「わかりました。でもさくらさん失敗しても良いですわよ、そうすれば、私が直哉司令に良いところ見せれますから」

「了解よさくら」

「行きます破邪剣征・桜花放心

さくらが放った桜色のビームは、神威に直撃した。

「うおおおお」

そして神威は機能停止し、葵叉丹が出てきた。

「やるな、帝国華撃団とやら、だが、我等の活動は始まったばかりだ覚悟する事だな」

そう言って、叉丹と神威は消えていった。


その夜・・・

上野公園では、帝国華撃団花組全員と米田支配人とナオヤを加えたメンバーで夜桜見物に来ていた。

「直哉君も今日はお疲れ様」

「さくらさんもお疲れ様です(さくらちゃんのかっこいい姿も見れて嬉しかったよ)

!!

「直哉さんお疲れ様でした」

「あ、すみれさんもお疲れ様です」

「何で、直哉さんが隊長じゃないのかしら?」

「自分より先輩のが、支配人の理想に近いからじゃないですかね?」

「確かに、そういう考え方も出来るわね?」

「あ、マリアさんお疲れ様です」

「さくらさん達も大変でしょうけどこれから頑張って行きましょう」

「「「「おー」」」」

こうして帝国華撃団の初陣は、終わったのだった。
 

 

帝都散策と発明少女との出会い

帝国華撃団と黒乃巣会との初戦闘から3日後・・・

米田は予定通り帝劇から一時離れ直哉の両親の死について、証拠品が出たという場所に向かった。

そのころ帝劇の支配人になった直哉は、休日と言うことを利用し、さくらと帝都散策に出かけていた。

「ごめんねさくらちゃん舞台の練習中に、抜け出させて」

「ううん、良いよ直哉君直哉君も、米田さんの代理で大変じゃない?」

「僕の方は、風組の三人が、手伝ってくれてるからね」

「そうだ、さくらちゃんに伝えとくね」

「何々?直哉君」

「僕も次さくらちゃんと出るから戦場に」

「えええーー危ないよ直哉君」


さくらは驚いていた。

「大丈夫だよ僕さくらちゃんと乗るからね」

「ええーー」

さくらはまたも直哉の、発言を聞いて驚いていた。


「ねえ、さくらちゃんそんなに驚いて疲れない?」


「もう、直哉君が悪いんでしょ、私を驚かせる事を言うから」

さくらは直哉の肩を、ポカポカと叩く。

「はは、痛い痛いよ、さくらちゃん」

「もう知らない、直哉君なんて」

さくらは、ぷんぷんと怒り出した。

「ごめんさくらちゃん、お詫びに西洋屋のカレー一緒に食べない?勿論僕が奢るから」

「え、西洋屋のカレーを、直哉君無理してない?」

「無理なんて、してないよさくらちゃん、一度さくらちゃんと、来たかったしね」

「直哉君・・・大好きだよ、えへへ」

西洋屋で食事中・・・


「美味しかったねさくらちゃん」

「そうだね、直哉君丸これは椿さん達に自慢できるわ」

「?さくらちゃんどうしたの?そんな所で、腕をあげて」

「え、何でもないよ、直哉君」

「さくらちゃんなんかあったら僕に言ってね、さくらちゃんは僕にとって、大事な人だからね」

「直哉君ありがとう」

二人がそんな会話していると、眼鏡をかけ、チャイナドレスを着ている少女に声をかけられた。

「あのーすいません。大帝国劇場への道はこちらで会ってますか?」

「ええ、あってますよ、よろしければ僕達も大帝国劇場に行くので、一緒にどうですか?」

「そうね、私たちと行きませんか?」

さくらと直哉が誘うが、少女は断った。

「いえいえお構いなく、今日は確認だけさかいに」

「「そうですか?」」

「そう言うことですので、二人共ありがとうな」

そして少女は、さくら達と別れた。

さくらと、直哉も少女と別れて、大帝国劇場に戻った。

劇場に、戻った二人だが、アイリスによって、西洋屋のカレーを食べた事がばれて、大神以外の全員から取調べを受ける事に、なってしまった、さくらと直哉だった。


太正12年5月のとある休日の1コマだった。




 

 

敵の名は・・・黒乃巣会首領天海との遭遇前編

帝都某所・・・

出でよ黒乃巣死天王よ」


「ハ、紅のミロクここに」

「蒼き刹那ここに」

「白銀の羅刹」

「黒き叉丹ここに」

「「「「我ら黒乃巣死天王天海様の命によりここに推参」」」」

「僕達にお呼びでしょうか?天海様」


「たわけ先日のあれは何じゃ?」

「ハ、帝国華撃団と名乗る謎の組織が現れまして」

「奴等は結構やります」


「黙れ叉丹我等は常に最強でなければならぬ」

「見ておれよ帝国華撃団勝つのは我らだ」

「我ついに帝都の結界を破る術を見つけたり」

「一刻も早く六亡星降魔陣を完成させ、偉大な徳川幕府を再建させねばならぬのだ」


天海がそう言うと、幹部三人は喜んでいたが、只一人叉丹は、(ふっ…死に損ないの老いぼれめ)と呟いていた。


「此度はわしが出よう、わしの力も見たいであろう、のう叉丹」

「はい」


大帝国劇場では・・・

現在花組隊員4人と直哉は2階のサロンで話していた。

直哉は、慌てていた、何故なら今日新しい隊員が帝劇に来ることを始めて知ったからだ

「ねえ、どうしたら良いかな?皆」

「直哉お兄ちゃんいつも通りで良いと思うよ」

「そうね肩肘張らないほうが、直哉らしいわね」

「でも新しい人は米田さんが司令と思ってくるでしょうし、そう思うとね」

「そうですわね、でもそういう事は、米田さんが通達しているのではなくて?」

「そうだよきっと、大丈夫だよ直哉君」

「でも今回不安だから、誰か一緒にいてくれませんか?」

「確かに直哉さんも米田さんの仕事を覚えるだけでも大変なのに、新隊員との顔合わせですものね」

「でもそうすると、直哉君に付くのは、さくらしかいないわね」

「そうだね」

「そうですわね」

「貴方方二人は、隠してるつもりでしょうけど、お二人の関係は、幼馴染なのでしょう?」

「「えええーー気付いてたんですか」」」

「当然ですわ」

「だね」

「当然よ」

「はあ、ばれてたなんて」

「だね、直哉君」

「でも安心してね二人共お兄ちゃんにはばれてないから」

「そのうち二人は結婚を考えてるのでは?ないですか?」

「結婚は将来的にはしたいですけどね、ねえさくらちゃん」

「そうだね、直哉君」

「と言う事で、なるべくさくらが補佐できる状況になれば、さくらがしていく形にしましょう」

そして話し合いが終わり暫くして・・・


ドッカーーン


「うわあ、事故だ.大丈夫ですかーー」

大神が事故を起こした少女に聞く。

「ここ大帝国劇場ですおまか?」

「はいそうですけど」

「うちここの支配人に用事があって来たんです」

「そう言うことでしたら自分が案内しますね」

「おおきに」

そして大神は少女連れて支配人室に向かった。

「支配人大神です。お客様を連れて来ました。

「あいてるので、どうぞ」

「「「アーーーーこないだの人」」」


「何々直哉とさくら君この人知ってるの?」

大神がさくらに質問をする。

「ええ、こないだ帝都を歩いてると道を聞かれたんですよ帝劇までの」

「まさかあんさんが、新しい支配人とは、思わなかったけどな、李紅蘭ただ今着任しました」

「自分は紫藤直哉です宜しく、紅蘭さん」

「私は、真宮寺さくらです宜しくね紅蘭さん」

「二人共紅蘭で良いって、歳もそう変わらんから」

「それじゃあ大神さん紅蘭さんの案内お願いします」

「ああ、わかったよ」

そして紅蘭と大神は、支配人室を出て行った。

「ふう、終わった緊張したよさくらちゃん」

「緊張してるようには、見えなかったよ直哉君」

「さくらちゃんありがとうねいつも助けてもらって」

「気にしないで、私も助けてもらってるから」

「さくらー直哉お兄ちゃんのお手伝い終わった舞台に行くよー」

「はーい行ってくるね直哉君」

「頑張って」

そして、紅蘭はその日の舞台に立った。

そして、次の日の夜の公演時に事件が起きたのだった。


 

 

敵の名は・・・黒乃巣会首領天海との遭遇中編

支配人室・・・


「ふう、今日の僕の仕事は終わったな。お、まだ舞台が終わってない時間だな、舞台袖にでもいってみ・・・」

ガラガラガッシャーン

「何だ凄い音がしたぞ劇場の方に行って見よう」

直哉が劇場の方に行くと、そこにはセットが倒壊し、ステージは無残な姿に変り果てていた。


「とりあえず幕を閉めよう」

直哉が、幕を閉めようとした矢先、舞台袖で言い争う声が聞こえた。

「さっくらさんこの舞台どうしてくださるの」

「・・・すみません」

「公演は明日もあるんです。さくらさん明日までに、直して下さいね」

「・・・そんなーー」

「あちゃあーさくらちゃんすみれさんに怒られてる、後でフォローしないと」

「おいおい全部さくら君に押し付ける事ないだろ」

「何ですの?少尉貴方が、さくらさんの代わりにセットのしてくださるの?」

「いい!!」

「どうなんですの?」

「・・・良いさやってやるよ」

「・・・大神さん」

「お兄ちゃん」

「隊長」

「但し直哉も、俺としてもらうからな」

「え」(嘘!!大神さんそれだけはやめてーー私の失敗なのに,直哉君に後始末をさせるなんて)

さくらの心の叫びが届いたのか、すみれとアイリスが、大神に聞いた。

「お兄ちゃん、直哉お兄ちゃんは、この件に関わってないのに、手伝わせるの酷いよ」

「そうですわ、直哉さんは、少尉と違って、かなりの量の仕事をしてるのに、徹夜までさせるなんて」

「グッ何気に、すみれ君の一言が効いたよ」


「これは、出るに出られない展開に、なって来たぞ」

そんな事を考えている直哉だった。

「少尉何故直哉支配人まで、こういう事に参加させようとするんですか?」

「それは当然、直哉も俺たちの仲間だからだ」

「それはそうですが、貴方はまだ海軍での先輩と言う気分が抜けてませんね」

「良いですか、少尉直哉支配人はここではあなたの上司です」

「部下が上司を使うなどありえませんから、それと直哉司令は海軍を辞めてここに来てるので、少尉の後輩ではなくもと後輩になりますね」

「何だと!!」

「勝手に直哉司令のこと言ってすいません司令」

「いえ良いですよマリアさん」

!!(直哉君何時の間に来たのかしら?)

「大神さん僕は海軍をやめてここにいいるのは、本当ですので、大神さんセットの修理お願いしますね」


「直哉お前も手伝えよ」

「大神さんもう先輩と後輩の関係じゃないんですからそういうのやめませんか?」


直哉はそう言うと、さくらたちを部屋に戻るように指示をした。

そして直哉も、大神の呼びかけを無視をし部屋に戻った。

結局大神は、一人で、セットの修理をする羽目になったが、それは大神にとっては運命の出会いの序章に過ぎなかった。


翌日・・・直哉を含めた花組が全員でセットの修理をしようとしたその時、黒乃巣会出現を知らせるサイレンが鳴り、全員地下司令室に集合した。





 

 

敵の名は・・・黒乃巣会首領天海との遭遇後編

国華撃団地下司令室では・・・

「長官黒乃巣会は何処に出現したのですか」

「落ち着いてください。大神隊長今回奴等は芝公園に現れたようです」

「芝公園と言えば最近帝都タワーが建てられた場所や拙いで、大神はん黒乃巣会は帝都タワーを破壊する気やもしれん」


「そんな大事な物を破壊させるわけにはいきませんね」

「よしみんな行くぞ目標地点芝公園」

「出撃前に、皆さんに伝えます。今回自分も戦場に出ますので、さくらさんの光武に搭乗しますので」

「「「「「「ええーーー」」」」」」

さくら以外の全員が、直哉の発言に驚いていた。

「チョッ正気か直哉」

「ええ正気ですよ大神さん。さあ早く出撃命令を出してください」

「ああ、帝国華撃団出撃せよ!!」

「「「「「了解」」」」」

花組は芝公園に向け、翔鯨丸で出撃した。

そのころ芝公園では・・・


「オンキリキバサラウンバッタオンキリキバサラウンバッタ・・・」

天海が呪文を唱え終わると天海の隣に置かれていた巨大な装置が地面の中へ入っていくのだった。

「魔都の門見えたり」

天海がそう叫ぶと同時に花組を乗せた翔鯨丸が到着した。


「帝国華撃団参上!!」

「黒乃巣会悪事はそこまでだ」

「ぬう!!」

「現れたな帝国華撃団。待ちわびたぞ我は天海黒乃巣会首領にして、帝都の最初にして最後の支配者なり」


「何だと!!貴様が黒乃巣会のボスだと?」


「少尉これはチャンスですわ、ここでこの老人を倒せば、この戦いも終わりですわ」


「フン貴様等なぞ私が出ずとも、こいつらで十分じゃわい」

そう言って天海は大量の脇時を召還し、大神達に向け仕掛けた。

こうして帝国華撃団、2度目の戦いは始まった。

「直哉君安心してね、直哉君は、私が守るからね」

「ありがとうでも、天海は、何かを狙ってる気がするから気をつけて」

「わかったわ」

「観念しろ天海、お前の脇侍は全滅させたぞ」

「頭に乗るなよ小僧本当の戦いはこれからだ」

天海は魔法陣を展開させ魔法陣から新たな脇侍を召還した。その脇時とは先ほどの脇侍達より大きなそして、黒い脇時だった。


「さあ行け帝都タワーを破壊するのだー」

天海が命令すると、黒い脇侍は帝都タワーを目指し行動を開始したのだった。


「いかん皆帝都タワーを守るんだ」


「「「了解」」」

大神たちは、帝都タワーを守る為、黒い脇侍を囲んで攻撃をしていたが、予想外に黒い脇時の装甲が硬く、決定的なダメージを与えられずにいた。


「くそ、なんて硬い装甲なんだ?」

「隊長このままでは帝都タワーが」

大神達は、天海が召喚した、黒い脇時の前に苦戦を強いられていた。

「おかしい、いくら天海の召喚したとは言え、ここまでの防御特化の脇侍は、明らかに異常だ、もしかして僕達は見落としてるのかも?」

「直哉君これもしかして、脇時の本体じゃないみたい」

「本体じゃないみたい・・・影、そうか、さくらちゃんあの脇時の後ろに必殺技を放って」

「わかったわ」

「破邪剣征・桜花放心」

さくらが必殺技を放つと必殺技によりもう一体の白い脇侍が現れた。

「皆さんあれがあの脇時の本体です」


直哉がそう言うと、全員で、攻撃を開始し見事撃破した。

「な、馬鹿な、こんなことが、帝国華撃団次にあった時必ず貴様等を地獄に送ってくれる、覚悟するのだな」

そう言って天海は撤退した。


「よっしゃいつものアレ行くでーーー」

「「「「「「勝利のポーズ」」」」」」

「「「「「「決め!!」」」」」」


そして、2度目の戦いに勝利した、帝国華撃団だった。
 

 

再会と仕事交換

翔鯨丸内通路・・・

「お疲れ様です直哉司令」

「あ、マリアさんお疲れ様です」

「司令は凄いですね、あの脇侍が、影と気が付くなんて」

「いえいえ、僕も気が付きませんでしたよ、さくらさんのヒントが無ければね」

「あらそうでしたの」

「さくらちゃんありがとうね」

「私も、直哉君がいたから今日は勝てたと思ってるよ」

直哉と花組が、そんな話をしている中で、大神は考えていた。

(確かに今回は、直哉が現場にいたから、敵の策略を気づけたのは確かだが、司令が前線に出るのは、如何なのだろう?)

そして花組全員が艦橋に入ると、女性の声が聞こえた。

「お疲れ様。大神一郎少尉」

「え、貴女は?」

「私は、帝国華撃団副司令の藤枝あやめです。宜しくね大神君」

「はい、よろしくしましょう」

「あかん大神はんには高貴な花やで」

「お兄ちゃんデレデレしてかっこ悪い」

「そうですわ、直哉さんを見習いなさいな」

「ねえ直哉君、直哉君も大神さんみたいにしても良いよ、我慢しなくても」

「ありがとうさくらちゃん。でも大丈夫だよ、僕はさくらちゃん一筋だからね」

!!

「大神君隊長には瞬時の判断力が求められます。今回は司令が同行していたので、今回は何とか出来ましたが、今後は今回のような事は、無いようにしてください」

「了解しました」

天海との戦いから数日後・・・

支配人室

「これを本当にするんですか?大神さん」

「ああ、支配人をこの舞台の期間中だけさせてくれ頼む」

「でもこの演目大神さんのオリジナルですよね?」

「ああ、そうだがそれがどうかしたかい?」

「そういうことならば、大神さんに総合演出もしてもらわないといけませんね」

「で、自分が、その間モギリをすれば良いんですね」

「ああ」

「わかりました、1週間後の3連休に、特別公演を開きましょう」

「ありがとう直哉」

2階サロンにて・・・

「そう言うことで、1週間後特別公演を開く事になりました」

「「「「えーーー」」」」

「いきなりすぎますわ、直哉さん」

「ええ、本来ならシンデレラ公演まで予定を入れてませんでしたが、どうしても大神さんが、自分の考えた舞台を、して見たいということで、その期間中大神さんが支配人をする事になりました」

「「「「えーーーー」」」」

またしても直哉の言葉を聞いたさくら達が驚く。

「それで直哉君大神さんが支配人してる間何するの?」

さくらが心配そうに、聞いてくる。


「僕はその間モギリをするけど?」

!!

「「「「それだけはやめて」」」くださいな」

直哉は4人が急に近づいたので驚いて倒れた。


「あたた、皆痛いよ」

「そうだ直哉お兄ちゃんアイリスもモギリして良い?」

「ええーー」

「あらいいですわね、直哉さん私もモギリ経験したいですわ」

「まさかマリアさんもですか?」

直哉の問いに、静かに頷くマリアだった。

「直哉君私もしたい、直哉君にだけもぎりなんてさせられないから」

「わかりました会場後の少しの間ですが花組5人でモギリを経験してくれますか?」

「「「「「はい」」」」」

こうして特別公演の準備が始まった。 

 

特別公演開演

太正12年5月下旬・・・

今日から始まる3日間の特別公演夢の導きの初日を迎えた。

「はあ、ドキドキするな、自分の考えた舞台だからな余計ドキドキするな」

大神はそんなことを考えていると、かすみと由里に捕まり事務室に連行された。

「ちょッ二人共何で俺をここに連れ込むんだい?」

大神は、二人に質問する。

「だって大神さん、この公演中、支配人なんでしょ?」

由里が質問する。

「ああ」

「それで私たちは、大神さんを連れて来たんです」

「直哉君も公演中はここで仕事して、支配人室でも、仕事をして、大体公演終了まで缶詰状態よ」

「ええーーそれじゃあ俺が、考えた舞台を俺が見ることは?」

「残念ながら見ることは、出来ないでしょうね」

「そ、そんなーー」

「仕事を代わらなきゃ、見れたんですけどね」

そのころ直哉と花組は・・・

「うー緊張する」

「さくらちゃん大丈夫?」

「大丈夫だよ直哉君、心配しないで」

「だらしないですわよさくらさんと、言いたいですけど、私も緊張して来ました」

「アイリスも緊張してきた」

「うちもやで」

「やっぱりみんなに、モギリなんてさせるべきじゃなかった」

直哉は内心後悔をしていた。そんな直哉を見てさくらが、直哉に近づき手を握るのだった。


「さくらちゃん」

「直哉君一緒に頑張ろうね」

アイリスたちも、直哉とさくらの空気に触れ、穏やかな気持ちになり、緊張をしなくなっていた。

そして、開場の時間になった。

「うおおお。珍しい支配人が、モギリをしている。

「こちらは、さくらさん達花組全員がモギリをしてるわ」

「もうこの半券宝物にするわーー」

「俺もだーー」

等とお客さんは、意外な出来事にも、喜んでいた。そして舞台が始まり、直哉の仕事は一区切りついた。

「直哉君どうだった?初めてのモギリは?」

「あ、椿さん予想以上に疲れましたよ」

「意外に、体力を使うんですね、モギリて」

「そうだよね、大神さんも、最初は相当苦労してたし」

「そうだ直哉君は、花組のお芝居見た事ある?」

「余り無いですね」

「なら今かみに行って良いよ」

「ええーー良いんですか?

「うんいいよ」

そして直哉は、公演中の観客席に座ると、いつも見ているさくら達の表情とは違う一面を見れたことに感動している。直哉だった。

そして、3日間の特別公演が終わり、大神と直哉は、本来の仕事に戻った。

大神は後悔をしていた。自分の考えた舞台なのに、この3日間一度も舞台を見ることが出来なかったからだ。

直哉とさくら達にとっては.直接お客さん達と、ふれ合うことが出来たからだ。

特別公演は大成功と言って良いくらいの盛り上がりだった。


 

 

蒼き刹那の策略!!狙われたマリア・・・そして前編

黒乃巣会では・・・

天海自身前回の敗戦を契機に自分達に敵対する帝国華撃団を打破する為に本腰を入れようとし、死天王に作戦考えるように指示をしていた。


「して刹那よ、お主が考えた策は何じゃ?」


「は、私の考えた策は隊長である大神一郎とマリア・タチバナを孤立させ各個撃破する策ございます。


「しかしそのようなことが、容易に出来ぬぞ」

「マリア・タチバナ奴に関しての面白い情報を手に入れたので、それを使えば分断は容易に出来るかと」

「面白い今回は刹那お前に任せるぞ」

そして黒乃巣会の次なる作戦のターゲットは大神一郎と、マリア・タチバナになった。

大帝国劇場では・・・


特別公演が終わり、通常公演のシンデレラの公演が始まり何日が経ったある日・・・


「お、あれはマリアだ、おーい」

「・・・・・」

だがマリアは、大神に気がつかず帝劇の外に出るのだった。

「どうしたんだろ?マリアは」

大神がそんなこと考えて花組の皆の所へ行こうとした時さくらと出会った。

「あ、大神さんマリアさんを見ませんでした?」

「え、マリアだったら、さっき帝劇を出て行ったよ」

「そうですか」

「マリアがどうしたんだい?」

「ええ、先ほどの舞台で、セリフを忘れたんですよあのマリアさんが」

「ええ、あのマリアがーー」

「そうです。大神さんも驚きますよね」

「僕は本人のいないところで盛り上がれる二人に、驚きですけどね」

「「え」」

「きゃあ、直哉君いたの?」

「人が仕事している部屋の前で大声で喋られたら、誰でも気付きますよ」

「「ごめんなさい」」

さくらと、大神は、直哉にあやまっていた。

「それにしても、マリアさんのことは、隊長である大神さんに任せて良いですか?」

「ああ任せてくれ」

「さくらさんちょっと、これから出かけるので一緒に来てくれますか?」

「ええ、私ですか?」


「一応護衛と言う事で」

「わかりました、着替えるので、待っててください」

そして、さくらと直哉は、帝劇から出て行った。


上野公園・・・

「ねえ直哉君どうして、上野公園に来たの?」

「それはね、この手紙の差出人に会う為さ、さくらちゃん」

「そろそろ出てきて良いよ、ご希望の人を連れて来たから」

「さくらお姉ちゃん探したよ」

少年がいきなりさくらに抱きついた。

「きゃあ何この子!!直哉君見てないで助けて」

「落ち着いて、僕名前は、なんて言うの?」

「ごめんなさい僕の名前は、真宮寺直哉18才です。巴里から日本に戻る途中に、僕の持つこのリングが光りだして気がついたらここに来てたんです」

「なるほどね、君は並行世界から来たと認識して良いのかな?」

「はいその認識で良いと思います。それで貴方の名前はなんでしょう」

「僕は紫藤直哉、この世界で、帝国華撃団の総司令をしてるよ」

「ええーー米田さんいないんですか?」

「いるのはいるけど、帝劇にいないんだ」

「そうなんですか?」

「ところで直哉君、君帝劇に来ないか?君のお姉さんも探してあげるよ」

「え、でも・・・」

「直哉君だっけ一緒に行こうよ、君のお姉さんが見つかるまで、私が一緒にいてあげるから」

「わかりました・・・」


そして三人は帝劇に戻ると、部隊袖が、賑やかだったので行くと、大神達が最後のメンバー桐島カンナと出会っていた。

「お、帰ってきたな支配人。早速あたいの紹介してくれ」

「大神さん、紅蘭さん、さくらさん、この方は、桐島カンナ帝国華撃団の6人目の隊員です」

「と言うわけで、宜しくな」


帝国華撃団が全員が集合した夜・・・


築地に、黒乃巣会が現れ、大神達帝国華撃団が出撃したが、不慮の事故で大神が負傷し、蒼き刹那には、逃げられてしまった。それを見た直哉は、異世界から来た少年直哉に言った。

「ごめんね直哉君、君のお姉さん探しはこの事件解決後でいい?」

「良いですよ直哉さん」


 

 

蒼き刹那の策略!!狙われたマリア・・・そして中編

「僕は自分の世界の巴里から敵の攻撃を受け、跳ばされたのを、言わずにいる」

詳しく言わないのは、この並行世界の人たちに、余計な心配をさせずにすむと思って、言わなかったのだが、まさかお姉ちゃんを探す最中で、僕の世界からあの男が蘇って襲ってくるなんて思わなかった。

時は、遡り・・・

支配人室

「さくらちゃん大神さんと、あの子の様子はどうですか?」

「大神さんのほうは、数日安静が必要みたい、そしてあの子について、お母様に聞いてみたけど、やっぱり真宮寺直哉と言う名前は無いみたい、お母様が、さくらと直哉君が、結婚すれば、誕生するわよといってたけどね」

「あはは、若菜さんらしいよ」

「でもそうすると、あの子が言ってた事が、事実なら、並行世界が実際に存在するという事になる。さくらちゃんあの子が探している。もう一人のさくらさんを早く見つけてあげないと、厄介な事が起きるかもね」

「厄介なこと?」

「うんあの子のいた世界からの侵略とかね」

「ええーー」

「まあ今言った事は、可能性の話だからね、今は黒乃巣死天王の刹那を倒す事に集中しようさくらちゃん」

「そうだね、直哉君」


そのころ負傷した大神は夢を見ていた・・・

「ついに捕まえたぞ。大神一郎貴様を改造して、黒乃巣会の為に動くようにしてやるぞ」

「何だと!!やめろ天海ーーー」

「さあ!!やれ紅蘭よ」

「大神はんうち嬉しいわ、人体実験が出来るんさかい」

「やめろやめるんだ紅蘭ーーーーー」

そして大神は目覚めた。

「うわあ。起きたんかい大神はん」

「紅蘭とマリアとすみれ君どうしてここに?」

「内は大神はんに、特効薬を持ってきたんや」

「私とマリアさんは、支配人から様子を見てきて欲しいと言われたんで来ただけですわ」

「すまないな隊長の俺がこんな事になって」

「隊長、貴方がしたことが、どんな結果になるのか?考えなかったのですか」

「マ、マリア」

「少尉貴方は、対長失格です」

「マリアさんそこまで言わなくても」

すみれがマリアを、落ち着かせていた。

そして、マリアが大神の部屋から出て、帝劇を出ようとした時、黒乃巣会の蒼き刹那から通信が来た。

「やあ元気かい?マリア・タチバナお前の正体を、我ら黒乃巣会が見破ったり、正義の戦士とは、仮の姿に過ぎない。お前の本質は我らと同じ、鬼畜よ」

「この事を仲間に知らされたくなくば、一人で指定する場所に来い」

そう言った直後刹那は消えた。


「・・・・」

「マリアさん行くんですね?」

「直哉司令・・・」

「わかってますよ、ここに大神さんがいれば、止めるでしょうけどね」

「マリアさん今から6時間は知らないフリをしますが、6時間経ったら、花組を出撃させますから」

「ありがとうございます直哉司令」

マリアは単独で出撃して行った。



・・・6時間後

「さて、そろそろ時間ですね」

そう言いながら直哉は出撃の合図であるサイレンを鳴らしたのだった。




 

 

蒼き刹那の策略!!狙われたマリア・・・そして後編

「司令何があったんですか?」

大神達マリアを除く全隊員と何故か、少年直哉君もさくらちゃんの隣で敬礼をしていた。


「皆さん前回と同じ場所に、黒乃巣死天王蒼き刹那が現れ、僕がマリアさんに出した調査命令を遂行中にマリアさんが、刹那に捕まりました」

!!

「何てことだ!!マリアが捕まるとは」

大神隊長出撃命令を出してください」

「了解です・・・」

「待ってください司令僕も皆さんと、出撃させてください」

「なっ何でここに子供が?」

「どうして、出撃したいんですか?」

直哉は、少年直哉に聞いた。

「確かに僕は、ここでは異邦人かも知れません。でもここが帝都である以上僕も、お姉ちゃんもじっとしていられません。僕も世界は違っても僕は、帝国華撃団花組の7人目の隊員ですから」

「「「「「「えーーー」」」」」」

少年直哉の告白により、さくら以外の隊員全員が驚きの声を上げた。

「・・・なるほど、わかりました。良いでしょう真宮寺直哉君貴方を元の世界に戻るまでの間君を7人目の隊員として認めましょう」

「ありがとうございます紫藤直哉司令」

「ちょっと待ってくれこの子の苗字が真宮寺と言う事は、君の姉はさくら君なのかい?」

「ええ、そうですよ。大神さんでもこちらにいるさくらさんとは関係ないですよ」

少年直哉は大神に説明した。

「さくらさん直哉君と出撃いいですか?」

「はい司令」

「直哉君頑張ろうね」

「はい、お・・・さくらさん」

「直哉君無理しないでお姉ちゃんて呼んで良いのよ」

そして帝国華撃団は出撃した。


「さてと、米田さん今どこにいます?」

「ああ、今丁度帝都の街に着いたところだ」

「米田さんにお願いがあるんですよ」

「ほう、お願いね?」



帝国華撃団は・・・

「よく来たね帝国華撃団隊長大神一郎よ」


「蒼き刹那約束通り来てやったぞ、マリアはどこにいる?」


それは僕に勝てたら教えてやるよ」

「ぐわああ」


「ハハ、そんなモンで僕の魔装騎兵蒼角に勝てるわけがないだろう」

「もうお前死ねよ・・・バイバイ華撃団の隊長さん」

その時刹那が気がついた。

「おいピンクの奴は、どこにいった丸

「直哉とさくらは、小屋に拘束されていたマリアを救出した。

「ありがとう二人共」

マリアさんの光武は、まだ動けますから一緒に戦いましょう」

「ええ」

そして蒼き刹那の、魔装機兵蒼角との、最終決戦が始まった。


そして、戦いは大神とマリアの連携攻撃と花組全員の必殺技を放ち、蒼き刹那を倒したのだった。


「それじゃあいつものあれ、行くわよ」

「「「「「「勝利の・ポーズ決め!!」」」」」」


そのころ・・・

「わかったぜ直哉一応探してみるけど期待はするなよ

そして、直哉と米田の通信は終わった。



この続きは、サクラ大戦7人目の隊員 特別編 離れ離れになった姉弟さくら篇1へ続く
 

 

特別編 離れ離れになった姉弟直哉篇

 
前書き
こちらは今回から本編は中断し、作者の別作品から4人ほど敵も含めれば来ます。

暫く特別編が続きますがご容赦ください。 

 
帝国華撃団が蒼き刹那と魔装機兵蒼角を倒し、帝劇に、帰還中の帝劇では・・・


「何ですって米田さんそれは本当ですか?」

「ああ、間違いねえ、俺の事を支配人と間違えて呼んでいたからな」

「何はともわれ、良かったですよ早く見つかって」

「そう感動の再会とは行きそうにねえよ」

「え、どういうことですか?米田さん」

「ああ今異世界さくらは、謎の敵からの襲撃を受けているんだ」

!!

「確か憑依獣とか、さくらは言ってたな」

「憑依獣ですか・・・」

「僕も聞いたこと無いですね、そんな敵の名前は」

「そうか、今異世界さくらは、芝公園で襲撃者と交戦中だ、早く弟を連れて来い」

「俺の感が言ってるんだ、襲撃者を倒すには、異世界姉弟を会わさないといけねえとな」

「わかりました。米田さん帝国華撃団が、帰還次第そちらに、向かいます」

「ああ、そうしてくれ」

暫くして・・・

「皆さんお疲れ様です。さくらさん、アイリス、そして直哉君は、私と一緒に来てください」

「直哉お兄ちゃんどうしたの?そんなに慌てて」

アイリスが、直哉に質問する。

「実は先ほど、直哉君のお姉さんであるもう一人の真宮寺さくらさんが見つかりました」

!!

「それで、さくらお姉ちゃんはどこにいるんですか?」

「直哉君落ち着いて、君のお姉さんは、今芝公園で、君のお姉さんを襲撃している相手と戦っているらしい、だからさくらさんとアイリスは、もしものために付いて来て下さい」

「「「了解」」」

「他の皆さんは、現状維持のまま待機しててください」

「「「「はい」」」」


芝公園に向かう車中・・・

「直哉さん、お姉ちゃんを襲う敵とは何ですか?」

「ああ、憑依獣と言う者らしい、今お姉さんを襲っている敵はね」

!!

「直哉君その様子だと君は、憑依獣について何かを知ってるみたいだね」

「・・・直哉さん、お姉さん・・・」

「良いさ、直哉君今は、もう一人のさくらさんを全力で助けよう」

「はい直哉さん」

「ねえさくら大丈夫?」

「頭では、わかってるけど、直哉君にさくらさんなんて呼ばれたくない」

「ああ、ごめんごめんさくらちゃんさくらちゃん、これでいい?」

「うん良いよ直哉君ごめんね、ワガママ言って」

さくらは、直哉に謝った。

「直哉さん、さくらさんどうしたんですか?」

少年直哉が、直哉に質問する。

「ああ、直哉君気にしないで、実はね僕とさくらちゃんは幼馴染で、僕にさんずけで呼ばれるのを極端に嫌うからね、でも直哉君のさくらさんとさくらちゃんの違いをつけるには、直哉君のお姉さんをさくらさんと呼ぶしかないからね」

「ですね、同じ人物ですし」

芝公園・・・


「ついたか」

「あ、お姉ちゃん」

!!

「直哉君来ちゃだめ、そいつのターゲットは私たちなのよ」

「見つけたぞ真宮寺直哉!!」

「お前は京極なのか?」

悪霊憑依獣となった、京極が真宮寺直哉を襲う。


「アイリス」

「うんわかった直哉お兄ちゃん」

「悪い奴はどっか行っちゃえーーー」

「うおおおおお。」

アイリスの超能力で、京極を吹き飛ばした。

こうして、離れ離れだった姉弟は再会を果たした。

次回、サクラ大戦7人目の隊員 特別編 再会姉弟篇に続く

 

 

特別編 再会紫藤直哉篇

 
前書き
この話の中盤からいわゆる共通ルートになります。

したがって二つの小説の内容が共通ルート中はほぼ同じになることをご了承ください。


こちらは紫藤直哉達のサイドの絡みを載せます。

両サイドを見たい方はお手数ですが2度見てください 

 
芝公園・・・

アイリスの超能力ので、悪霊憑依獣を一時撤退させた、紫藤直哉たちは、離ればなれになっていた姉弟の再会を邪魔をせず離れた場所で待っていた。


「でも良かったね。直哉君、もう一人の直哉君がお姉さんに会えて」

「だね、でも僕は、直哉君が羨ましいよ、身内が生きてるんだから」

「直哉君・・・」

この時、さくらが直哉に、どう励まそうと考えていたら、アイリスが直哉に、声をかけた。


「大丈夫だよ直哉お兄ちゃん、お兄ちゃんは一人じゃないよ」

「え、どういう事だい?アイリス」

直哉は、意味が分からずアイリスに聞く。

「だって今私たち帝国華撃団がお兄ちゃんの家族だからね」

「アイリス・・・ありがとう」

「そうね、アイリスの言うとおりだわ」

三人で離していると、少年直哉と異世界さくらがやって来た。

直哉さん。お待たせしました」

「お、もういいのかい?直哉君」

「はい、姉さんを紹介しますね。一応ですけど」

「初めまして紫藤直哉さんですね。この度は弟を助けていただきありがとうございました」

「私の名前は・・・」

「ああ、大丈夫です名前は知ってますから」

「え、それはどういう・・・」

「それはですね、さくらちゃん来て」

「はーい」

「「わ、私がもう一人いる」」

「とう言う訳さ、さくらお姉ちゃん」

「成る程ね、並行世界ならもう一人の私がいても不思議じゃないわね」

「さすが、直哉君のお姉さんですね、それに引きかえ、さくらちゃん何腰を抜かしてるの?」

「だって、本当に驚いたんだもん仕方が無いじゃない」

「さくらちゃんアイリスを呼んできて、帝劇に帰るから」

「はーい」

「直哉君達も良いかな?上野公園に置いてある二人の機体も、帝劇で修理しても?」

「はい、宜しくお願いします」

「じゃあ一緒に、大帝国劇場に戻りましょうか?」

「「はい、宜しくお願いします」」

そして5人は、車に乗り、大帝国劇場に向け車を発進させた。

「車中では・・・


「へえー直哉君とさくらちゃんて幼馴染なんだいいなあ」

「ところで、さくらさんて、少年直哉君と結婚してるんですか?」

「ええ、してるわよ、ほら」

さくらは、さくらちゃんに結婚指輪を見せた。

それを見た、さくらちゃんから皆が驚く言葉を言った。

「ねえ、直哉君私達も、今から結婚式挙げようよ」

「「「「ええーーー今から?」」」」

「急にどうしたのさくらちゃん?」

「だってーーさくらさんを見てたら、羨ましくなって来ちゃって」

「そうなんだ、でも今は、結婚より車から降りてほしいな帝劇に着いたから」

「「「「あ」」」」


こうして帝劇に着いた。直哉たちは改めて異世界から来た二人から憑依獣について、話を聞くのだった。





 

 

並行世界の帝国華撃団隊員 紫藤直哉&さくら篇

大帝国劇場内地下司令室へ向かう道中・・・


「ねえ直哉君?あの二人何話してるのかな?」

「多分、あの二人が、僕達に話せる範囲を確認じゃないかな?」


「それにさくらちゃん、気をつけてね、あの二人、僕達の知らない力を持ってる見たいだからね」


「ええーー」

分かったわ直哉君、貴方は私が守るからね」

「ありがとうさくらちゃん

そして、4人は地下司令室に着き、中に入った。



「さて、二人に改めて自己紹介をするよ、僕は帝国華撃団総司令の紫藤直哉です。宜しく」

「それでは、大神さんから順番に挨拶をお願いします」

「俺は大神一郎宜しく二人共」

「私は、とは言っても本人がいるけど、真宮寺さくらです。宜しくお願いします」

「神埼すみれですわ」

「やっほーアイリスだよ」

「マリア・タチバナよ、よろしく」

「李紅蘭ですよろしゅう」

「桐島カンナだよろしくな」

「以上が帝国華撃団花組のメンバーだよ、真宮寺さくらさん。そして真宮寺直哉君」

「改めて、教えて欲しい君達がここに来た切欠を」

「それは僕とお姉ちゃんが、新婚旅行で巴里に行ってたら襲撃されたと思ったらここにいたんです」

「成る程、その犯人が、さくらさんが戦っていた敵と思って良いんですね?さくらさん」

「はい」

「質問ですけど、帰り方知ってるんですよね?元の世界への」

「「・・・・」」

「分かりました。そういうことでしたら、二人が目的を果たすまでここにいてください」


「ちょっ直哉、良いのかそんなに簡単に信じて?」

大神が心配しながら司令に聞く。

「大丈夫ですよ、二人はなんたって別世界の帝国華撃団で米田さんの選んだ人物ですから」

「そう言うことなら、今のところは信用するよ」

「それでは皆さん解散としましょうか」


「ああ、二人のさくらさんと直哉君は残ってくださいね」

「「「はい」」」

そして、部屋には4人が残った。

「さて、直哉君とさくらさん、君達霊力以外の力を持ってるのかな?」

「何故そう思うのですか?直哉さん」

「僕の両親がそういう系で、呼ばれてたからね僕も、式神だっけ、そう言う者と遊んだ事もあるからね、さくらちゃんとも」

「え、あの女の子人間じゃなかったの?直哉君」

「うん、そうだよさくらちゃん」


「ええーー」

驚愕の事実に、困惑するここの世界のさくらだった。


「成る程、紫藤司令の言うとおり僕とさくらお姉ちゃんには、別の力があります」

「直哉君良いのね?」

「うんお願いお姉ちゃん」

じゃあ行くわよ、前鬼召喚」

異世界さくらがそう言うと、異世界さくらの護法リングが光を放つ。

「うお」

「きゃあ」

紫藤直哉も、もう一人のさくらも、余りの光で、目を閉じた。光が収まり二人が、目を開けると、そこには童子姿の前鬼がいた。

「ねえ直哉君、さくらさん達が呼んだ子供見たいの何かな?」

「多分鬼と・・思うよ、とにかく二人から説明があると思うから待ってみよう」

「そうだね」


その後異世界さくらと少年直哉は、改めて前鬼について説明と、前鬼が鬼であることを秘密にしてくれるようにさくらと直哉に頼んだのだった。





 

 

鬼神と憑依獣の説明と帝国華撃団の戦闘

並行世界の大帝国劇場地下司令室・・・


「真宮寺直哉君。君のお姉さんが呼び出したそれは何?」

「え、えーと前鬼ですが?」

「前鬼?つまり君のお姉さんは隊員で、ありながら式神使いなのかい?」

「正確に言えば、違いますけど、大体あってますね」

「でも前鬼が鬼という事は、秘密でお願いします」

「きゃああああ。かわいいこの子」


「うわあやめろよ、さくらと同じ顔だから殴れねえし、直哉助けてくれ」

「さくらさんこれ以上するなら、これからさくらさんと呼びますよ良いですね」


「直哉君やめるからそれは、やめてーーー」

「もう一人のさくらが、泣きながら紫藤直哉に謝っている。


「ふいー助かったぜ、ありがとな、直哉」

「僕は、何もしてないよ、前鬼を助けたのは紫藤直哉さんだしね」

「成る程あの男の名前も直哉なのか」


前鬼は、自分をよく知る直哉に、確認した。

「直哉俺様を呼べるという事は、憑依の実が出たのか?」

「うん最悪な事に、その実が、直哉さん達も聞いててくださいね」

「うん分かったよ直哉君」

「死者に取り付いて、悪霊憑依獣になっちゃたんだ」

「「「何だってーーー」」」


前鬼と紫藤直哉ともう一人のさくらは、同時に叫んでいた。


その時緊急サイレンがなりモニター見ると、なんと悪霊憑依獣が黒乃巣会の脇時を操り帝都を破壊し始めていた。

「何が起きたんですか司令?」

「大神さん謎の敵が、脇時を使い帝都全域を破壊しています至急脇時を撃破してください。自分とさくらさんと直哉君で謎の敵に対処しますので」

「了解です。帝国華撃団出撃します」

そして今回の元凶である悪霊憑依獣の元に二人の直哉と、二人のさくらとそれぞれの量子甲冑、光武と真双焔武に乗り、前鬼の5人で向かった。

そのころ先に出撃した大神達は、大神を入れた隊員は二人一組でそれぞれの場所で脇侍と対峙していた。

「何なんですの?何時もの脇時じゃないみたいですわ」

「すみれ気をつけろ来るぞ」

「マリアどうするの?」

「とりあえずこれ以上被害が出ないように戦いましょう、隊長の連絡では、直哉司令とさくらが、並行世界の人たちと一緒に、この元凶を、叩く為出撃したらしいから」

「直哉お兄ちゃん、さくら気をつけて」

「行ったで、大神はん」

「おう、狼虎滅却・快刀乱麻」

「やったな大神はん」

「ああ、だが紅蘭。まだ終わりそうに無いな」

「直哉司令、さくら君頼んだぞ」

それぞれの隊員達は、紫藤直哉と真宮寺さくらを、信頼していた。


「来たか、真宮寺姉弟、とこの世界の帝国華撃団」

「さあ覚悟は出来たな、殺してやるぞ

「行くわよ前鬼」


「おう」

「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」

「鬼神ZENKIここに現臨」


「うわあ前鬼君が大きくなったよ、直哉君」

「落ち着いてね。さくらちゃん」

「「超鬼神力、ヴァジュラマハル、サムスカーラ」」

「五大招来」

ラジャス超鬼神ZENKIここに現臨」


「きゃあああ。前鬼君が、変身来たーこれで勝ったわ」

(なんか今回さくらちゃんが崩壊してる気がする)

そして、ついに悪霊憑依獣との最終決戦が始まろうとしていた。




 

 

悪霊憑依獣京極を倒せ直哉&さくら篇


来たか、真宮寺姉弟、とこの世界の帝国華撃団」

「さあ覚悟は出来たな、殺してやるぞ

「行くわよ前鬼」


「おう」

「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」

「鬼神ZENKIここに現臨」


「うわあ前鬼君が大きくなったよ、直哉君」

「落ち着いてね。さくらちゃん」

「「超鬼神力、ヴァジュラマハル、サムスカーラ」」

「五大招来」

ラジャス超鬼神ZENKIここに現臨」


「きゃあああ。前鬼君が、変身来たーこれで勝ったわ」

(なんか今回さくらちゃんが崩壊してる気がする)

そして、ついに悪霊憑依獣との最終決戦が始まろうとしていた。

「行くよお姉ちゃんZENKI」

「おう」

「行きましょう」

真双焔武は、ZENKI共に突撃した。

「さくらちゃん僕達も行こう」

「うん直哉君」

「「破邪剣征・桜花放心」」

「二つの必殺技が重なり悪霊憑依獣にぶつかる。

「グオオ。この程度のことで、我が敗れるのか」


二人の必殺技を受けた悪霊憑依獣京極は爆発を起こした。

「やった、これで私達の勝ちだね」

「いやまだだよ、さくらちゃん油断しないで」

「え、直哉君?」「さくらちゃん後ろに飛んで、早く」

「分かった」

光武が後ろに飛んだ瞬間、光武がいた場所には1本の刀が、突き刺さった」

「よくぞかわせたな、褒めてやろう」

「お前まだ生きていたのか?」

「当然だ!!私がこの程度でやられる訳が無いだろ」

「成る程な、先ほどの爆発は、真宮寺姉弟に、憑依するための布石か?」

「その通りだ、よく分かったな人間」

「だが貴様らでは、私を倒す事は無理だ」

「確かに今のままではそうだな、だが、これはどうかな」

「前鬼ーーー」

「何で千明の声が?」

「私も何でか知らないけど、直哉君とさくらさんを救うには、金剛臨ルドラしかないわ」

「行くわよZENKI」

「おう」
「「「食らいやがれ悪霊憑依獣、金剛臨ルドラだああああ」」」


「ぎゃあああ。馬鹿なああこの私がまたしても、霊力しか持たない者に敗れるというのか」

悪霊憑依獣京極は、消滅した。

「お前どうやって千明を呼んだんだ?」

「ああ、僕は、口寄せが得意だからね、前鬼君の本来のマスターに僕は体を貸しただけさ」

「成る程な、すまん時間切れの様だ」

「それじゃあね、またいつか会える気がするよ前鬼」

「そうだな」

そして前鬼たちは元の世界に戻った。

そしてこの帝都で起きた事件は、収束した。

「帰ったね直哉君」

「だけど黒乃巣会がいるよ、さくらちゃん頑張ろう」

「うん、直哉君」




 

 

浅草デートと大暴走騒動前編

黒乃巣会本拠にて・・・

「うおおおお、おのれーー帝国華撃団よくも兄者を、こうなれば兄者の敵は、この俺白銀の羅刹が取ってやる、覚悟しておけ」

羅刹は帝国華撃団によって倒された、兄刹那の敵討ちに燃えていた。


大帝国劇場


「ごめんね、直哉君。朝から手伝ってもらって」

「気にしないで、さくらちゃん。そう言えば、今月の終わりさくらちゃんの誕生日だよね」

「あ、覚えてくれてくれてたんだ、直哉君」

「当たり前だよさくらちゃんの誕生日だもん、おっと今日はもう一人の誕生日だね」

「え、誰の?」

「アイリスのだよ、さくらちゃん」

「今日アイリスの誕生日なの?」

「そうだよ」

「プレゼント買ってないわ」

「ならこの後僕と一緒に買いにいく?」

「うんそうするわ」

「じゃあ久々さくらちゃんとデートだーー嬉しいなあ」

「もう直哉君たらそんなにはしゃいで、私も嬉しいけど」


そんな事していると、何時もと違う服装のアイリスがやって来た。

「おはよう、さくら、直哉お兄ちゃん」

「「おはようアイリス」」

「あ、アイリス今日誕生日だからどこかにお出かけするの?」

直哉が、アイリスに質問した。

「へ、何で直哉お兄ちゃんアイリスの誕生日の事知ってるの?」


「ごめんね隊員の事、僕は知らないといけない立場だから」

「ううん良いよ、アイリスこっちに来てから誰にも言ってないのに、知られてたから驚いたの」

「そうなんだ、ごめんね」

「それでアイリスはどこに行くつもりなの?」

「浅草だよ、さくら」

「浅草か、確かに人形焼や、美味しい物が、たくさんあるし活動写真館も、あるし良いとこだよアイリス」


「そうなんだ、アイリス行くのが、楽しみになっちゃった」

それじゃあ二人共いくね」

直哉とさくらはアイリスと別れ、その後そのままデートに出かけた。

「こ、これはさくらちゃんに、似合うサマードレスだよ、さくらちゃん試着してみない」

「えーー私なんか、似合わないよ直哉君」

「お客様、よろしければ試着できますが、して見ますか?」

「・・・はいよろしくお願いします」

試着中・・・

「直哉君、どうかな?」

「さくらちゃん・・・よく似合ってるよ」


その後・・・

「ごめんね。直哉君こんな高価な物を買ってもらって」

「大丈夫だよ、さくらちゃん。これは僕と、米田さんからのプレゼントだから」

「え、そうなの?」

「そうだよ、米田さんたらお金を送りつけさくらに使えという言葉だけだったしね」

「あはは・・・そうなんだ」

「あらあれアイリスじゃないかしら?」

さくらは、人混みの中で、アイリスらしき人物を見かけるが、確証が取れずそのままにした。

二人が帝劇に戻って暫くして大神が直哉のがいる支配人室に入って来た。

「あのー支配人アイリスいませんか?」

「?アイリスですか来てませんよ、大神さんアイリスとなんかあったんですか?」

「ええ、実は・・・」

「何やってるんです。大神さん貴方そこまで鈍感とは、支配人命令です。アイリスを見つけるまで戻ってこなくて良いですからね」

「でも、手がかりが無いのにどうやって探せば良いんだ」

「それが大神さんの仕事です」

大神は支配人室をでた。

「そして大神は、アイリスが行きそうな場所のヒントを劇場内で、探していたが、中々見つからず苦戦していた。


そして大神は、さくらと直哉の部屋に来た。

そして大神は、さくらにヒントを貰い、大神はアイリスの部屋に、行くとアイリスの日記を見つけ急いで浅草へ、アイリスを迎えに行ったが、アイリスは、感情を爆発させ、周囲の物や、公共の乗り物にも影響を与えてしまった。


その後帝劇に戻った二人を待っていたのは、支配人の呼び出しだった。

 

 

浅草デートと大暴走騒動後編


支配人室・・・

「大神とアイリスは、支配人室に呼ばれていた。


「大神さんこの苦情の紙の束は?一体何があったんですか?」

「ああ、それは、アイリスの力が浅草で暴走したからだ」

「大神さん貴方はアイリスの暴走を止めようとしました?」

「ああ、だがこれはアイリスの自己責任だろう?」

!!

アイリスは、大神の意外な答えに驚いていた。

「確かに、少尉の言っている事はある意味正しいですが、少尉貴方は監督する立場なのですから、アイリスの暴走を未然に止めるべきでしょう」

マリアが大神に言う。

「なあ、マリア質問良いかな?」

「はい」

「隊長より慕われている者がいるだから、そいつに任せちゃあいけないのか?」

「は、貴方は一体何を、言ってるんですか?」

「わからないのか?直哉に全隊員のケアを任せて良いだろう?」

「なっなに言ってるんですか?少尉部隊内の事は、隊長がするべきことですよ」

「そう言うことですので、大神さんがんばってください。それとこの修理代は大神さんの今月の給料から引きますからね」

「え、それだけはやめてくれーー直哉」

「駄目です」

「さて、アイリスは何か言う事あるかな?」

「アイリス悪くないもん。」

「アイリスいい加減にしなさい」

!!「アイリス悪くないもん」

そう言ってアイリスは支配人室を飛び出した。

復活した大神がアイリスを追いかけるが、アイリスは部屋に閉じこもってしまった。

その夜・・・


アイリスは自分の部屋に閉じこもり、誰とも、相手をしなくなっていた。


そして大神も、悩んでいた。アイリスにどう接してやればいいのかを、藤枝あやめの助言で、すみれや、紅蘭、カンナのように、子供扱いする事も、そしてマリアみたいに、アイリスを大人として見るには、大神には難しかった。



そして次の日の朝事件が発生した。

アイリスが、出来上がったばかりの光武に乗って、浅草方面に向かっていたのだった。


「よし皆アイリスを追いかけるぞ」

「「「「「了解」」」」」

その時黒乃巣会の出現したと情報が入り、花組に緊張が入る。


そして黒乃巣会の出現地点も、浅草と知り花組は、急いで出撃をした。


そのころ浅草雷門・・・・

「フフ待っていろ帝国華撃団・・・オンキリキリバサラウンバッタ オンキリキリバサラウンバッタ」


羅刹は楔を打ち込んだ直後、アイリスの攻撃を受けた。

「ぐっだれだ」

「帝国華撃団参上!!」


「本当に待ったぜ大神一郎よ、兄者の敵を取らせてもらうぞ」

「大神さん、アイリスの保護と、黒乃巣会の撃破どちらを優先しますか?」

さくらが大神に質問した。

「それは勿論、黒乃巣会だ!!」

大神の答を聞いたアイリスは、消えてしまった。

「仕方がないですね、さくらさん(ちゃん貴女はアイリスを追いかけてください)


「了解です」

そしてさくらは、アイリスを追いかけ、大神達は羅刹との戦いに備えた。
「戦闘を始める前に大神に聞きたいことがある」

「お前この場にいる者達で気になる奴はいるのか?」

「羅刹お前までそんな質問をするのか?」


「俺が気になる人物は・・・俺自身だ」


「「「「「え、」」」」」

「そうか、その答えが、俺には最高だぞ大神一郎」


「いけない早く雷門の扉を開いて大神さんを救出してください」


「「「「了解」」」」

「さくらちゃん早くアイリスを連れて来て」

そのころさくらは・・・アイリスの説得に苦労していた。

「ねえアイリス戻ろうよ」

「いや、お兄ちゃんも紅蘭もすみれも、カンナも皆嘘つきだから」

「じゃあアイリスは、私やマリアさんや、直哉君も嫌いなの?

「そんなこと無いよ直哉お兄ちゃんと、さくらは嘘を付かないから」


「ねえ、アイリスこれは直哉君が聞いて欲しいといってたから聞くね「

「何さくら?」

アイリスが暴走させた理由は、お母さん達に会いたくなったからでしょうと」

!!「何で直哉お兄ちゃんわかるの?」

「何となくだって」

「じゃあ何で、知ってたんなら何であの時言わないの?」


「多分アイリスの事を思ってのことだと思うよ」

「え、」

「あそこで、家族の話したら、アイリス感情を抑える事で来た?」

「難しいかも」

「それに直哉君の両親は死んでるのよアイリス」

「え、嘘嘘だよねさくら?」


「嘘じゃないわ、その事実を知ってるのは、米田さんと、私とアイリスだけなの」

「だからお願い、皆が嫌いかも知れないけど、助けてお願いアイリス」

「・・・わかったよさくら行こう、みんなの元に」

「アイリス」

そしてアイリスとさくらはテレポートでみんなの元に向かった。


そのころ・・・

「ぐぁあああ」

「どうだ大神一郎苦しいか?」

羅刹は勝利の余韻浸っていた。

「そろそろ死ね大神一郎」

「今だよさくら」

「破邪剣征・桜花放心」

「何だと!!上空からの攻撃だと、兄者すまない」

そう言って、羅刹と魔装機兵銀閣は爆発した。


そして数日後・・・

アイリスは紅蘭たちと無事仲直りしたのだった。




 

 

黒乃巣会の目的と不思議な屋敷の調査開始


浅草での戦いから半月今帝劇では、今月から始まる夏季公演に向け、準備を開始しているさくら達。

そのころ米田は、直哉の両親の死について、調べてていたらあることがわかった。二人は死ぬ直前まで深川の旧華族の屋敷に出入りしていたことがわかった。


「ここか、一体あの二人は、この屋敷に出入りしてたんだ?」

「とりあえず入ってみるか」

米田は中に入ると勝手に扉は閉まって出られなくなった。


そして、数時間後・・・


花組は地下司令室に集合していた。

「花組全員集合しました司令」

「皆さんお疲れ様です」

「今回皆さんに集まってもらったのには、新たな任務をして貰うためです」

「新たな任務ですか?」

「ええ、大神さん。深川周辺に、魔装機兵らしき影を見たという通報があり、調査をして欲しいのです」

「あやめさん調査担当を発表をお願いします」

「はい、司令」

「今回調査隊は、大神君、カンナ、すみれの三人よ」

「「「えええーー」」」

「何でよりによってこの組み合わせなんだ」

大神は頭を抱えた。「え、駄目ですかね、一生懸命組み合わせを考えたんですけど」

「すみれ今回は、司令の顔を立てねえか?」

「そうですわね、カンナさんよろしくてよ」

「本当かいカンナすみれ君」

「ええ、ですけどこの調査の間ですわよ」

「ああわかった」


「それでは、3人は、準備が出来たら出発してください」

「「「了解です」」」

そのころ米田は・・・

「まさか奴らもここが目的とはな、とりあえずこの設計図を、直哉達に渡さねえと」

「お前の両親はすげえよまさか、2人乗り専用の量子甲冑を作るとはな」


そのころ・・大神達3人は目的地について、調査を開始した。


最初カンナとすみれは別々に行動をしてしまい、大神はすみれと行動共にしていた。

そんな時すみれの前に、少女の霊が現れた。

「貴女でしたの、私を呼んでいたのは?」

すみれと大神はこの屋敷の霊力の秘密を探しているうちに、この屋敷の住人だった少女の霊と出会う。

そして少女の証言で、この屋敷をうろついていた脇時の目的を知ったすみれだった。



カンナの方でも、米田と合流していた。

「何で、米田さんがここにいるんだよ」


「ああ、カンナ久しぶりだな」

そして二手に別れて、調査を続けると脇侍たちの行動の意味がわかった。

カンナは米田と、共にお札を貼っている脇時を発見した。そして追いかけていると、足音を聞きつけた、大神とすみれと合流した時、屋敷から放たれていた霊力の反応が消えたのだった。


「何でここに、米田さんがいるんですの?」

「大神俺の事はいい奴らを追え」

「はい」


大帝国劇場では・・・

「今回は僕も指揮のために前線にでます」

「さくらちゃんよろしくね」

「うん、よろしく」

「帝国華撃団出撃せよ!!」

「「「「了解」」」」
「少尉これはまずいですわね」

「ああ、何とかしなければな」

「でもよ、あたいたち素手だぜ?」



「ほっほっほ帝国華撃団お前たちも最後だね、安心しな、残りの仲間も、ちゃんと殺してやるからねえ」

勝ち誇った紅のミロクだが、彼女は気付いていない、ミロクはここに、楔を打ち込む為に邪魔な霊力を封じようとしていたが、自分達の妖力も隠されていた事に。


「帝国華撃団参上!!」

「何もう来たのか、帝国華撃団、ええい出でよ我が親衛隊。帝国華撃団を倒すのじゃ」

「3人とも光武に乗ってください」


そして、ミロクの親衛隊との戦いは始まり、戦いは帝国華撃団の勝利に終わり戦闘後、直哉は、米田と再会し、米田から二人乗り量子甲冑の設計図を貰い、帰還準備を始めた。しかし、ミロクが使い魔を光武に付けて、帝国華撃団の基地を襲撃する準備をしていた。


そのことを知らずに、花組はそのまま帝劇に帰還してしまった。








 

 

帝都崩壊へのカウントダウン前編

太正12年8月・・・夏季公演最終日


「あ、紅蘭打ち上げの準備の前に支配人室に、来てくれますか?」

「はい、わかったで直哉はん」


支配人室・・・

「紅蘭です失礼します」

「紅蘭来てくれてありがとう」

「本題に移るけど紅蘭君に、極秘で、この設計図の量子甲冑作れないかい」

直哉は、紅蘭に設計図を見せた。

!!「直哉はんこ、これは二人乗り設定や無いか」

「紅蘭でもむりかい?」

「うちやってみたい」

「とりあえずこれは、僕とさくらさんの機体として、お願い」

「成る程な、切り札にするつもりかいな?直哉はん」

「まあそんなところかな、僕が敵の立場だったら、そろそろ本格的に邪魔と考えるからね」


「成る程な、だから少人数でも、打開出来そうな策としてこの量子甲冑を、選んだんやな」

「素直に言えば強力すぎる力は、手に入れたくないけど、この戦いに、負けたら意味がないから」

「せやな、作って置いてあるだけでも、気分的に違うからな」

「失礼します。直哉君いる?」

「何さくらちゃん?」

「あ、紅蘭もいてよかった、あのね直哉君と私打ち上げの時のお菓子の買い出しの担当になったから、行かない?」

「紅蘭はかくし芸の担当だからね?」

「何やその担当は、かくし芸とか・・・」

「さあ、すみれさんが言ってたし」

「犯人はすみれさんかいな」

「ほな直哉はん、さくらはん、うちは、すみれはんに文句言いに行きますから」

「ああ、紅蘭ほどほどにね」

そして紅蘭は、支配人室から出て行った。

「さくらちゃん僕、花組の打ち上げに、参加して良いの?」

「僕は、大神さんより舞台に関わってないから」

「ううんそんな事無いよ、直哉君は、急に支配人の仕事や、司令の仕事を一生懸命してるじゃない」

「今日は、直哉君も楽しもうよ」

「そう言うことなら、大神さんも参加するでしょ?」

「え、大神さん?大神さんは参加しないよ、直哉君」

「え、どうして?」

「あやめさんと、黒乃巣会について話し合いをするんだって」

「ええーー僕そんな話、聞いてないんだけど、司令なのに」

「僕あやめさんに信頼されてないのかな?」

「そんな事、無いよ直哉君。劇場の売り上げも上がってるし、あの特別公演でやったモギリもやってくれと言う希望もあるしね、お客様の」


「米田さんの時より売り上げ上がってますて、事務の二人から聞くし」

「そうかな?それじゃあ買い出しに行こうかさくらちゃん」

「うん行こう直哉君」


そして二人はかいだしに向かった。この後、二人はちょっとしたトラブルに見舞われる事となる。

一方マリアたちは・・・


「マリアさん。直哉さんとさくらさんは、買い出しに行きましたわ」

「そう、隊長の邪魔が入るかと思ったけど、あやめさんが協力してくれて助かったわ」

「ですわね、最近、二人の時間が、取れてませんでしたし、特別公演や、異世界からの来客があったり」

「そうね、アイリスの時はさくらに負担をかけたし、調査の時は、直哉になれない戦闘指揮させたりしたから」

さくらと直哉の買い出しの役をさせたのは、マリアたちからからのささやかなお礼だった。

 

 

帝都崩壊へのカウントダウン中編 閉じ込められる二人

直哉とさくらは、夏季公演の打ち上げの時食べるお菓子や飲み物を買いに、帝都市内にあるお店を回っていた。

「うわあ、美味しそう」

「だね、だけどさくらちゃん。限られた予算の中で、買おうね、さくらちゃんの来月分の給料から引いて良いなら、別に良いけど?」


「う!、仕方が無い我慢する」

「なんだい、お嬢さん、そんなにこれが食べたいのかい?」

「はい」

さくらは、店員の質問に、即答してしまった。

「あ、」

「さくらちゃん」

「あはは、いいねあんた素直で、良いよ少し待ってな」

店員は、奥に行くと、箱を持って来た。

「お穣ちゃんこれならタダで、あげるよ」

さくらは、確認の為箱を開けると、中には先ほど自分が食べたがっていたお菓子がたくさん入っていた。

「こんなに貰えません」

「良いのさ、これらは、売り物にならないからね、むしろお穣ちゃんたちに、食べてもらった方が、この子達の供養になるのさ」

「店員さん。何かすいません。ご迷惑おかけして」

直哉が、店員に言う。


「お兄さん気にしなくて良いよ」

「そうですか、ありがたく頂きます」

そして、二人は買い物を済ませ、店を出た。


「さくらちゃん急ごう、夕立が来そうだよ」

「夕立!!直哉君となら大丈夫と思うけど怖いよ」

「早く帰るよさくらちゃん」

「うん」

そして二人は、急いで帝劇に戻ると、雷がなり、隊員達が慌てて駆け寄ると、いつものさくらの表情をしていた。

「雷様におへそを取られちゃう」

「呆れましたわ、まさか雷が怖いだなんて」

「アイリスだって怖いもん」

「さくらは、雷で怖い思いをしてるんだな」

その時、さくらの悲鳴を、聞いた大神がやって来た。

「大丈夫かい、さくら君?」

「あ、少尉あやめさんとの話は終わったんですか?」

「いやまだだ、休憩のために上がってきたら、さくら君の声が聞こえて来たから来たんだ」

「そうでしたの、さて皆さんここは、直哉さんに任せましょう」

「そうね」

「そうやな」

「そうだな」

「アイリスもそう思う」

そう言ってすみれたちは、楽屋に戻る。

「おいおい皆それで良いのか?」


「良いんですよ、少尉貴方もあやめさんの所に戻ったら如何です?」

「さくらちゃん。大丈夫?あれなら雷が聞こえないように地下に、避難する?」

さくらは直哉の問いに答え首を縦にふる。


地下鍛錬室の奥の部屋・・・

「ここなら雷は聞こえないからね」

「ごめんね直哉君迷惑をかけて」

「良いよきにしなくて」

「少しは落ち着いたみたいだね、さくらちゃん」

「うん、直哉君がいるからね」

「それは光栄ですね、さくら姫」

「さくら姫お願いがあります」

「なんでしょう、直哉王子」

「私と、誓いのキスをしてくれませんか?」

「・・・はい」

そして二人の唇が重なる瞬間、轟音が響いた。

「雷様におへそを取られちゃう」


(この音は雷じゃない地下からの攻撃の音だ)

「雷様におへそを取られちゃう」

「さくらちゃんごめん」

直哉はさくらを落ち着かせるために、さくらを抱き寄せそして唇を重ねた。

「「ぷはー」」

「さくらちゃん。ごめん緊急とは言え、さくらちゃんのファーストキス奪って」

「ううん。直哉君に決めてたの最初にキスする相手は」

「え、嘘本当なの?さくらちゃん」

「本当だよ、直哉君」

二人の間に甘い空気が流れるが、現実は非情だった。

敵の攻撃によって、二人は、地下に閉じ込められたのだった。

 

 

帝都崩壊へのカウントダウン後編 ミロクとの決戦


「ごほごほ、大丈夫?さくらちゃん」

「うん、直哉君何とかね」

「でも直哉君、私たち完全に閉じ込められてるよ」

「脱出する方法が無いわけじゃないけど、一歩間違えたら、僕とさくらちゃんは、生き埋めになるけど」


「・・・そんなー」


そのころ大神達は・・・」

「ほっほっほ間もなくじゃまもなく天海様の悲願が成就されるのじゃ、じゃが貴様たちはここで死んでもらうぞ、帝国華撃団」

「くっ不意打ちとはきたねえぞ」

「ほんまやで、打ち上げを台無しにしてくてからに」

「すみれさくらと、直哉君大丈夫かな?」

「大丈夫ですわよ、アイリスあの二人はきっと無事ですわよ」


「ミロク、どうしてこの場所が、わかったんだ?」

「簡単じゃ、貴様らのその機械に、我が式神を放っておいたのじゃ」

「何だと!!皆さくら君達は必ず来る、それまで俺たちで、ミロクを抑えるぞ」

「「「「「了解」」」」」

「フフ、帝国華撃団死ぬ覚悟は、出来たかえ、間もなく帝都は天海様の物となる、貴様等は、紅のミロクが葬り去ってくれる」

直哉とさくらは・・・

「・・・わかった私直哉君を信じるよ」

「ありがとうさくらちゃん、それじゃあ・・・行くよ」

直哉は銃弾を放つと、崩落した壁は破壊されたが、その欠片が直哉たちを襲う。

「直哉君危ない!!」

さくらの霊力が一時的に目覚め二人を守った。

(これが一馬さんが言っていた、さくらちゃんの力の一部なのか)

「直哉君無事?」

「うんさくらちゃんのおかげで、助かったよ」


「直哉君」

さくらは嬉しさの余り直哉に、抱きついた。

「そう言う事は、後でいくらでもするから、早く皆と合流しようよさくらちゃん」

「そうだったわ、急ごう直哉君」

そして二人は、一緒に光武に乗り、大神達と合流する為向かった。


「くらえー妖雷破ーー」

ぐわああ」

ミロクの魔装機兵朱雀の技妖波を受けた大神達の光武は機能の一部がショートし、身動きをとれないでいた。


「ほっほっほ、これで終わりのようじゃの、死ね帝国華撃団」

大神達にミロクが最後の攻撃を仕掛けた時、それはやって来た。

「「破邪剣征・桜花放心」」


「何!!うわあああ」

突如ミロクは背後からやって来た、桜色のビームに飲み込まれた。


「「大神さん、皆無事ですか?」」

「さくら君に直哉か」

「直哉お兄ちゃんにさくら無事だったの」

「ホンマ心配したで」

「本当ですわ」

「全員揃ったな」

「おのれえーーッよくもやってくれたな、許さん」

「だが貴様は、この妖雷波をかわす事は、出来まい、何故なら貴様の弱点である雷だからな」

!!

「一緒に乗っている奴と仲良く感電死するがよい食らえ妖雷波ーー」

ミロクはさくらの光武に向け、妖雷波を放った。

(怖い、怖いけどこのままじゃ直哉君も大怪我しちゃう)

「さくらちゃん大丈夫だよ、僕は信じてるから」

「直哉君」

「だって僕が大好きで、愛した真宮寺さくらは、こんな偽者の雷になんかに負けないて、信じてるからね」

その時、直哉の言葉を聞いたさくらには、雷の恐怖心が消えてミロクの魔装機兵に近づき、一閃で魔装機兵朱雀を倒したのだった。

「馬鹿なこの童が、こんな小娘にやられるとは、天海様、申し訳ございません」

ミロクと魔装機兵朱雀は炎の中に消えたのだった。

そして帝国華撃団は勝利のポーズを決めた。

同時刻・・・

葵叉丹の手により、最後の開放ポイント日比谷公園に楔を打たれたため天海の目的である六破星降魔陣発動まであとわずかとなってしまった。




 

 

決戦!!命の限り前編

太正12年9月・・・

黒乃巣会本拠・・・

「おお、叉丹最後の地脈を押さえたか!!」


そして、ついに六破星降魔陣が、発動してしまった。


「おお、何と言う力だ。素晴らしい力だ。我の理想が復活するのだ!」

天海は、六破星降魔陣の威力を見て、満面の笑みを見せる。

帝都の薄汚れた西洋文化を破壊し、徳川黒之巣会の理想に一歩近づいた瞬間であった。

そのころ大帝国劇場では・・・


六破星降魔陣の発動の影響で、さくらが意識不明となってしまった。

医務室内・・・

「あやめさん、直哉、さくら君は何故、意識を失ったんだ?」

「恐らく、六破星降魔陣のショックで、トランス状態になったと考えるべきね」

「大神さん、トランスとは、霊力などの強い人間が、他の力に過敏に反応する、一種の催眠状態の事です」


「直哉、さくら君が、目覚める可能性はあるのか?」

「正直な所・・・五分五分でしょうね、最悪このままさくらさんが、死ぬ可能性だってあるんですから」

「何だって!!それは本当なのか?直哉?」

「・・・」

「大神君丸直哉司令の言った事は、本当よ」


「・・・そんなーー」

「大神さん貴方達には、黒乃巣会の本拠を探してください」

「何だと!!」

「今天海は、自分の策が上手く行き、油断しているはずですから」

「成る程、わかった俺は花組の皆の所へ行く」

そう言って大神は、医務室を出て行く。

「あやめさんすいませんが、僕とさくらちゃんの体を見ててくれませんか?」


!!
あやめは直哉の言葉を聞いて驚いていた。

「直哉君あれをする気なの?」

「ええ、そうです。あやめさん」

「やめなさいもし失敗したら貴方は・・・」

「ええ、多分僕の魂は消滅するでしょうね、でも僕は一馬さんから聞きました」

「何を聞いたの?」

「さくらちゃんの霊力の真の目覚めには、僕の霊力が必要だと」

「何ですって!!」

「そして一馬さんは、さくらちゃんの精神が、不安定になった時、目覚めの時と、そして僕の霊力とさくらちゃんの霊力を融合させる時と」

「霊力の融合ですって、そんなことが可能なの?」

「ええ、出来るみたいですよ、今建造してる、二人乗り量子甲冑にも霊力の融合させないと動かせないみたいですからね」

そのころ大神達は、天海の居場所を探していた。

だがなかなかそれらしい強い妖力が見つけられずにいた

「これが六破星降魔陣か、凄まじい威力だな」


叉丹は六破星降魔陣の凄さを感じていた。

「さてやるか」

叉丹がそう言うと、自身の妖力を高め、大神達帝国華撃団を誘き出したのだった。

そのころあやめと直哉は・・・

「あやめさん簡単に言うと、僕とさくらちゃんが一心同体になるんですよ要するに僕も破邪の力が使えるようになるんです」


「それでは、行ってきます。あやめさん」

「そして直哉は、さくらの精神世界に出撃したのだった。

果たして直哉は、さくらを目覚めさせれるのか?

 

 

決戦!!命の限り中編


トランス状態のさくらの精神の中・・・

「成る程、こんなに荒れているんだ、さくらちゃんの精神は、助けるからねすぐに」

直哉は、助けると決意したものの、なかなかさくらの精神体のいる場所にはなかなか辿り着けないでいた。


直哉の行く手を阻んでいるのは、精神不安定の主を外敵から守ろうとしている破邪の力だった。

「くっ、流石一馬さんの娘だな、ここまで力を不完全な状態で引き出せるなんて」


その時直哉の元に一人の少女が現れた。

「貴方はどうしてここに?来れるの」

「僕の名前は、紫藤直哉だよ」

「紫藤直哉」

「ああ思い出した、貴女のお母様は、真宮寺家に仕える側近の家だったわね」

「成る程だから貴方もここに来れたのね」

「そう僕は、さくらちゃんを助けに来たんだ」

「成る程、貴方は私と霊力の融合するために来たのね」

「そうさ、だから・・・」

「嫌よ何で、私が貴方と融合しなきゃいけないの、そうやって私の力を奪う気でしょ」

「さくらちゃん」

「もう貴方は、消えてよ」


「うわああ。さくらちゃん」

「馴れ馴れしいわよ」

「あぐっ」

「そんなに私と融合したいの?どうしてよ」

「僕は小さい頃から真宮寺さくらが大好きで君と別れたくなかった、僕がさくらちゃんに別れの言葉を言いたくなくて、言わなかったことを僕は後悔してる」

「だから僕がここで、君に吸収されても後悔はしない。もう二度と僕はさくらちゃんを悲しい思いをさせたくない、それが僕の気持ちだよ」


「わかったよ直哉君。ごめんね、成長した私によろしくと言ってね」

「それと敵は、門の上にいるからね」


「ああ、わかったよさくらちゃん」

「うんまたね直哉君」


・・・・・


医務室・・・

「直哉君、直哉君しっかりして」

「あ、さくらちゃん無事にトランスから抜けたんだね」

「直哉君どうしてこんな無茶をしたの?」


「一馬さんとの約束と言うこともあったけど、僕はさくらちゃんを愛してるから」

「うんわかるよ、直哉君の霊力が私の中にあるのがね」


さくらちゃん今から大神さん達を助けに行って」

「え、」

「幼い時のさくらちゃんが、黒乃巣会の本拠地の場所を教えてくれたから」

「わかったわ」


そのころ大神達は・・・・
一番妖力の大きなポイントに出撃した帝国華撃団だったが、そこは、黒乃巣会の用意した帝国華撃団を、葬る為の罠だった


「くっこのままでは」

「やれるとこまでやってやる」

「玉砕覚悟や」

大神達が、諦めかけた時、声が聞こえた。

「私達の仲間を傷つける奴らは許さない」

「その声はさくら君か?」

そして花組の背後の囲みの一角が崩れ、花組は撤退に成功した。

「大神さん天海の居場所がわかりました、ここは退いて下さい」

「何だって、わかった皆離脱するぞ」

「「「「「了解」」」」」

「勝つのは、天海か、帝国華撃団か、どちらがかつもよし」


叉丹はそう言うと不敵に微笑むのだった。

果たして、帝国華撃団は、この窮地を乗り越えれるのか?





 

 

決戦!!命の限り後編

翔鯨丸内部・・・


「直哉君、私より霊力の消耗激しいから部屋でゆっくりして、お願い」

「さくらちゃん。心配し過ぎだよ、皆の出迎え位させてよ」

良いから座ってて」

「い、痛いよさくらちゃん」

直哉とさくらがそんな会話をしていると大神達がやって来た。

「あ、さくら、直哉君ありがとうね、助けてくれて」

「ほんまやで、いいタイミングやったで」


「本当ですわ、どこかで見てると、思うくらいのタイミングでしたから」


「ホント二人共、助かったぜ」

「さくら君。目覚めたんだね、心配したよ」

「大神さん皆心配かけてごめんなさい」

「そう言えば、直哉は何で、疲れきってるんだ?」

「いえ大神先輩にはわからないことでですよ、気にしないでください」

「何だよ直哉俺そんなに、鈍感じゃないぞ」


「「「「「「え」」」」」」


大神以外の全員が耳を疑った。


「相変わらずと言うか、さくらちゃん僕疲れたから帝劇着いたら教えて」

「うんわかったよ」



大帝国劇場地下司令室・・・

「改めて聞きますが、直哉司令黒乃巣会の本拠の場所がわかったんですか?」

「ええ、そうです。と言っても私も、さくらさんから聞いたんですけどね」

「どういう事だい、さくら君?」

大神がさくらに質問する。

「私夢を見てたんです、懐かしい夢を、その夢で幼い頃の私と、直哉君が出てきて、敵は門の上にいると」


!!

「さくらその話は本当?」

「はい、あやめさん」

「成る程、なら信じて良さそうね、大神一郎少尉帝国華撃団を出撃させて」

「どこにですか?あやめさん」

「それは降魔戦争終結の地、そして、さくらの父親である。真宮寺一馬さんが、亡くなった場所、それは日本橋よ」


「日本橋」

「大神さん出撃命令お願いします」

「はい、帝国華撃団出撃せよ!!目標地点日本橋黒乃巣会本拠」

「「「「「「「了解」」」」」」」」


そして花組は、翔鯨丸で、黒乃巣会の本拠入り口に大量の魔装機兵が待ち伏せしていた。

「大神さんここは、私に任せてください」

「何を言うんだ。さくら君一人でどうにかできる数じゃないだろう?」

「大丈夫です」

「せめてアイリスぐらいいても良いだろう」

「わかりました」


そしてさくらとアイリス以外のメンバーは天海の元に向かった。

そして数々の仕掛けや罠を、突破した大神達は、ついに天海と対峙した。

「追い詰めたぞ天海!!」


「ふ、よくぞここまでたどり着くことが出来たな、帝国華撃団だがお前達もここで終わりだ。わしの魔装機兵天照にお前たちは勝てない絶対にな」

「よし皆行くぞ!!天海を倒し正義を示すんだ」


「「「「了解」」」」

こうして天海との最終決戦は始まった。


そのころさくらはとアイリスは・・・

「そろそろ行くよさくらちゃん」

「わかったわ直哉君」


「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」

二人の強力必殺技でほぼ全部脇侍は消滅した。

「ええーー何時の間に直哉お兄ちゃんがここに来たの?」

「僕は最初からいたよ、アイリス」

「アイリス驚くのは後にして大神さんを追いかけましょう」

「そうだねさくら」

そのころ大神達は・・・


「くそ強い」

「ククク、我は無敵貴様らの攻撃で我を倒そうなど、100年早いわーー」


天海は、全機の攻撃を受けきれるほどの防御に特化した、魔装機兵天照の特殊能力を使っていた。


「食らえ六破星轟撃陣」

「「「「「うわあああ」」」」」

天海の技を食らい動けない大神に、死が迫るだがその時。


「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」


「ぐぎゃああああ」

「アイリス今の内にみんなに回復して」

「うん」

アイリスの必殺技で回復した大神が立ち上がる。

「「今です大神さん」」

「おう、狼虎滅却・快刀乱麻ーーー」


大神の必殺技が、天海の魔装機兵天照に、最後の一撃を与えた。

「馬鹿なこの我が、滅ぶというのかーーーーうぎゃああああああ」

天海と天照は爆発を起こし本拠も崩壊した。

そして地上に上がった帝国華撃団の前に現れたのは米田一基だった。



 

 

決戦終了と再会


「よう皆久しぶりだな」

「「「「「「「米田支配人」」」」」」」

「おいおい、今俺は支配人じゃねえぞ」

「大神今回の事件本当によくやったな、直哉からの定時報告を聞いていたから安心していたぞ」

「そうなんですか支配人も元気で、何よりです」

「だから俺は、支配人じゃないって言ってるだろ」

「いえ、俺の中では支配人は米田支配人だけです」


「たくっ直哉来月から大神の給金今の半額にしろ」

「ええーー米田さん良いんですか?」

「ああ、良いさ、大神も俺が決めた事は受け入れる見たいだしな、なあ大神」

「いい!!」

「直哉とさくら少しこっちに来てくれ、渡したい物があるからな」

「「はい」」

「直哉とさくらお前達ついにしたんだな霊力の融合を」

「直哉、さくらと融合したと言う事は、お前も破邪の血の宿命を背負う覚悟があるんだな?」

「はい」

「さくらも後悔はないな?」

「無いです」

「そうか、さくらこれを若菜さんから預かってきた」

「これは、お父様の着物じゃないですか?」

「若菜さんから直哉にと言う事らしいぞ」

「え、つまり結婚も含めて、娘をよろしくということですか?」

「さあ俺はしらねえ、あれだったら今度仙台に行って直接聞いたらいいじゃねえか?」

「そうですね、そうしてみます」

「あ、今思い出したけど、来週直哉君誕生日だよね」

「そう言えばそうだった。ここの所忙しかったから忘れてたよ」

「何か食べたい物ある?私が作るよ」

「さくらもう奥さん気取りかよ」

「違いますよ米田さん」

「さて皆の所に行くか」

「「はい」」


「大神何故お前が、花組の隊長になれたと思う?」

「それは・・・自分に霊力があるからですか?」

「霊力があるだけなら俺は、大神お前より直哉を選ぶ」

!!「勘違いするなよ俺が直哉を司令にしたのは、異世界からの干渉など対応力を基準に決定した」


「つまりこの間の並行世界からの件と同じような事が発生する可能性が、あると米田支配人は考えてるんですね」

「そうだ大神」

「そしてお前は触媒になれると考え、隊長に選んだのだ」

「大神これからの戦いも厳しい時があると思うが、頑張れよ」

「はい」

「お兄ちゃん何してるの?帝劇に帰るよ」

「ああ、わかったよアイリス」

「ほら、大神早く行かんか」

「支配人今度何時会えますか?」

「次は正月くらいに顔を出す予定だ」

「そうですか」

大神は米田との別れを名残惜しみながら翔鯨丸に乗り、帝劇に戻っていた。

それから数日後・・・

天海との戦いを終えた帝国華撃団は、少し遅めの夏休みを開始するのだった。




 

 

花組のお茶会


太正12年9月某日・・・

花組全員が2階のサロンで話をしている。

「ええ、さくらそれ本当なの?明日直哉お兄ちゃんの誕生日なんて」

「そうですわ、さくらさん何で教えてくれなかったのですの?」

「黒乃巣会との戦いの直後ですし、皆疲れてると思いまして、言わなかったんですけど」


「さくらはん水臭いで、直哉支配人にはうちも楽しい事をさせてもらってるさかいにな」

「そのお礼がしたいで」

「そうね、直哉も隊長と比べたら成長してるわね」

「そうだな、特にさくらとの関係がな」

「え、カンナさんそれを今言います?」

「だってさくら直哉お兄ちゃんとキスしたんでしょ?」

「ちょっアイリス何で、知ってるのよ?」

「「「「ほーうキスまでしたのか?さくら」」」」

「さくらその話じっくり聞きたいわ」

「ひいいい。皆が怖い」

そしてさくらは、皆の前で言わされたのだった。

「うう、二人だけの秘密だったのに」


「成る程、あの雷騒動の時ね」

「でも以外だったな、さくらはんは、大神はんに行くと思ったんやけど」

「それはあたいも思った、こういっちゃ悪いけど、直哉は、幼馴染なだけだろ?」

「実は、私の初恋の相手直哉君で、直哉君の初恋の相手が、私なんですよ」

「「「「「な、何だってーー」」」」」


「じゃあ何か、二人共初恋が実ったのか」

「こりゃ大神はんかてない」

「いいなあ、さくらアイリスもそういうのに憧れるよ」

「と言っても、まだ結婚はできませんけどね」

「でもいいですわね、初恋が実るなんて、私には、ありえませんわね」

「そうか、すみれはお嬢様だからそんな経験する時間が無かったのか?」

「確かにカンナさんが言うのも一理ありますが、私直哉君とならしてもいいと思ってましたよ」


「ええーーそうなんですか?すみれさん」

「ちなみに皆さんに、質問でですけど、もし大神さんと、直哉君と出来るならどっちにします結婚相手を?」

「私は直哉君ですわね」

「アイリスは、直哉お兄ちゃんかな?」

「あたいは、隊長だな、理由は、隊長のほうが直哉より弱いからな」

「「「「「な、成る程」」」」」

「うちは、直哉君かな、いろんな機械弄りさせてもらえそうやし」

「私も、隊長だわね、理由はカンナと近いわね」

「なんだか、華撃団の中で戦闘に詳しい二人が、大神さんを選びましたわね」

「そうですね」

「そうやな」

「カンナさん」

「なんだ?さくら」

「何で大神さんが、直哉君より弱いて、いえるんです?」


「ああ、あたい昔な、直哉の両親と、直哉に負けたんだよ空手勝負で」

「「「「「ええーー」」」」」

「だからあたいはここまで、強くなれた気がするよ」

「そう言うことなら、私たち全員直哉君と昔から繋がりがあったんですね」

「あら皆、知らなかったの?元々帝国華撃団を作ったの実質直哉の両親なのよ」

「「「「「えーーーー」」」」」

マリアの告白に驚くさくら達だった。

「だからですか?マリアさん。直哉君が司令をすることに反対しなかったんですね」

「ええ、そうよ、それに私を助けてくれたのは、直哉の両親だから」

「何で、マリアが、その事知ってんだ?」

「私は隊長する時に、米田さんから聞いたのよ」

「でも、米田さんも大神隊長には、伝えてないみたい」

「所で皆本題にうつらへん」

「「「「「本題?」」」」」

「直哉君の誕生日プレゼントを何にするかをや」

「「「「「あ」」」」」

紅蘭が言うまで、完全に忘れていたさくら達だった。




 

 

司令としての仕事


太正12年11月某日・・・

彼紫藤直哉は、朝から外回りをしていた。

直哉が外回りをしているには理由がある。


「さてと、後はすみれさんのご実家の神埼重工か、今の所新機体を作る事は、財界の方には不評なのは知ってたけど、かなり厳しいよなあ」

「まして脅威が、去った直後だしな、復興に使って、商売に使いたいのもわかるけど、あれは露骨過ぎるよな」

「確かに、帝国華撃団は、維持費が膨大だけどさ、もし光武以上の力を持つ敵が出てくる可能性があるのに」

「直哉司令お疲れ様です」

「あ、あやめさんお疲れ様です」


「直哉司令はやはり天海以上の敵が現れると思ってますか?」

「ええ、出てくるでしょうね、行方のわからない、葵叉丹が不気味ですけど、そのほかにも、並行世界の真宮寺姉弟が、戦っていた、怪物の残骸がこちらの世界にある以上注意が必要ですし、それにまた彼らに会える気がするんです」

「本当、直哉君司令官らしくなったわね」

「よしてくださいよあやめさん。さてと一度帝劇に戻りましょう」

「そうね向こうには、昼過ぎに行くと連絡しとくわね」

「ありがとうございます。あやめさん」

直哉とあやめが帝劇に戻ると大神が、二人を出迎えた。

「あ、二人共お帰りなさい」

「直哉あやめさんと、どこに行ってたんだい?」

「大神さん男女でお出かけですよ、頭を使えばわかるでしょ、ねあやめさん」

「ええ、そうね直哉君」


「まさか、デートなのか?」

「そうですよ」

「ええ.そうね」


「・・・・」

直哉とあやめは、固まった大神を無視し、帝劇の中に入った。

「あ、あやめさんに直哉君どこかに、お出かけだったんですか?」

「あ、椿ちゃんそうなんだよ、司令官としての仕事でね」

「そうなんですか?大変だね直哉君も」

「じゃあ僕達、食堂に行くから」

二人は食堂に向かうと、そこには、さくらがいた。

「あ、さくらちゃんも、お昼?」

「ねえ、直哉君お昼からも外回りでしょ、一緒に行きたいな」

「・・・うんいいよさくらちゃんには、見せないとと思ってたしね」

「良いですよね?あやめさん」

「ええ」

神埼重工応接間・・・


「すまんの遅くなっての」

「いえいえ、こちらが押しかけたのが悪いので」

「初めまして神崎忠義様、私は米田中将に代わり帝国華撃団の総司令をしています。紫藤直哉と言います」

「何?紫藤じゃと、それならお前さんは、卓と、桜花の息子かの?」

「ええ、そうです。自分の両親の名前は、父が紫藤卓、母は紫藤桜花です」

「やはり、二人の息子か、いやいや大きくなったの、して今日はどうして来たのかの?」

「実は、忠義様にお願いが、あってまいりました」

「ふむお願いじゃと、そのお願いとは?」

「先日黒乃巣会との決戦があったのは、ご存知ですよね?」

「ふむ、それが関係があるのか?」

「はいその前に、彼女の紹介をします」

「さくらちゃんお願い」

「私の名前は、真宮寺さくらです。よろしくお願いします」

「!!まさか一馬さんの娘なのか?」

「はい、そうです。お父様をご存知なんですか?」

「ああ、よく知ってるよ、降魔戦争前に挨拶に来てたからのう」

「忠義様。このままでは、降魔が復活する可能性出てきたんです」

「現状の光武では、降魔が相手だと性能的に負ける可能性があるんです。そして降魔が出てきてから、準備するのは、遅すぎるんです」

「成る程、新型を作るための資金援助をすれば良いんじゃな」


「はい」

「確かに、君の言う通りじゃな、今の内に、出来る事があるならすべきじゃな」

「君の要請、確かに引き受けたじゃよ」

「ありがとうございます。忠義様」

「すみれは役にたってますかの」

「はい」

「え、まさかすみれさんのお爺様ですか?」

「そうじゃよ」

「ええええーーーー」


さくらの叫び声が、神崎家中に、響いた。


「それでは忠義様失礼します」

「うむ」


そして、直哉とさくらは、神埼重工を後にし、帝劇に戻った。




 

 

出会う事の無かった筈の闇と闇の出会いと師走の帝都


黒乃巣会首領天海が、帝国華撃団との戦いに敗れ、2ヶ月が過ぎていた。

黒乃巣会幹部で、ただ一人の生き残りである。葵叉丹は、地上から姿を消して、自分の計画を進めるべく進行していたある日、叉丹は思いもよらない人物を見つけるのだった。

「こ、これは、まさかこんな事をがあるとは、もう一人の自分を見つけるとはな」


「そう言えば、刹那が倒された直後、不可思議な現象もがあった、これもその影響なのか?」

叉丹が考えていると、もう一人の自分が目覚めた。


「こ、ここは一体?」

「目覚めたか」

「!!もう一人の俺だと!!」

「ああ、俺はこの世界の葵叉丹だ、そしてお前は並行世界の俺なのだろ」

「何を馬鹿な事を、言っている?」

「並行世界だと、馬鹿馬鹿しい」

「お前が認めようが認めなくても、現実さ」


「それでは、俺は元の世界に戻る事は、出来ないのか?」

「さあな、だがお前にとってもこの世界は、悪くないと思うがな、山崎よ」

「何故俺の名を・・・」

「暫く俺と行動を共にしろそうすれば、この世界の事が、わかるだろう」

「わかった、お前と行動を共にしよう」

こうして出会うことの無かった二人が出会ってしまった。

この出会いは、やはり並行世界の人物である真宮寺姉弟との出会いの影響なのか?


この事は、誰も知らない。

二人の出会いから1ヶ月が過ぎた。

太正12年12月・・・

大帝国劇場


支配人室・・・

「直哉はん、ついに完成したで」

「紅蘭本当に、お疲れ様」

「うちも楽しかったさかい」

「所で名前は、どうします?」

「桜武と言うのは、どうかな?」

「桜武か・・・良いんじゃないですか?直哉はん」

「さくらちゃんの名前から取っただけどね」

「いや、シンプルでいいと思うで、それに直哉はんのおかげで、新機体も8割完成したしな」

「そう、でもこれらは光武が通用しない時に出すようにしてね」

「神武と桜武を使わないのが、ベストだけどね」

「そうやな」

「直哉君、紅蘭いるーー?」

「あ、いた早く二人共来てよ、クリスマスパーティ始められないから」

「そう言えば今日だったね、紅蘭行こうか」

「はいな」

お待たせ、さくらちゃん」

「もう直哉君遅いよ、皆待ってるんだよ」

「これで許してさくらちゃん」

直哉はさくらに、クリスマスプレゼントを渡した。

「直哉君これは?」

「僕からさくらちゃんへのクリスマスプレゼントだよ」

「開けていい?」

「いいよ」

さくらはプレゼントを開けるとそこには、赤いリボンと、ピンクの手袋が入っていた。


「うわあ、ありがとう直哉君。大事にするね」

「よかったーーさくらちゃんが、喜んでくれて」

そして、さくらと直哉は花組のみんなの元に向かった。


そして時は過ぎ・・・太正13年を迎えた。




 

 

新年と新たな脅威降魔現る前編


太正13年正月・・・

「さくらちゃん明けましておめでとう」

「直哉君おめでとう。今年もよろしくね」

「そうだ、さくらちゃん皆との挨拶が終わったら一緒に明治神宮に参拝に行かない?」

「行きたい。直哉君とだったらどこでも良いよ、私は」


「だけど大神さんも、さくらちゃんと行きたいだろうしな」

「え、なんで大神さんが私と行きたいの?」

「あのね、大神さん僕とさくらちゃんの関係を怪しんでるみたいなんだ」

「え、嘘」

「最近さくらちゃん大神さんと話した?」

「そう言えば、最近直哉君の仕事の、手伝いをしてたから、あまり話してないかも」

「そう言うことだから。なるべく、大神さんと仲良くしてね。部隊と帝都の平和の為に」


「そして7人の心を一つにしないとこれから起こるかも知れない戦いに勝てないかもしれないからね」

「直哉君、そこ7人じゃなくて8人だよ」

「え、隊員は、7人だよさくらちゃん」

「直哉君自分も、入れなきゃ人数に」

「ええーー自分司令だし、本来は隊員のケアは隊長である。大神さんの役目なんだよ、大神さん、天海を倒してから少しずつアイリスやすみれさん達との距離を縮めようとしてるのが見えてきたから」

「でも直哉君は、大丈夫なの?」

「うん個人的な気持ちは、僕もさくらちゃんと一緒だからね」

「直哉君」

「さあ皆の所に行こう。さくらちゃん」

「うん直哉君」


楽屋・・・

「あ、直哉お兄ちゃん、さくらおめでとう」

「「おめでとうアイリス」」

「おめでとうございます。直哉さん」


おめでとうございます。すみれさん」

「おめでとうございます。大神さん」

「おめでとう直哉」

「なあ、隊長いい加減支配人にその言い方やめねえか?」

「それは無理だカンナ、俺にとっての支配人は、米田支配人だからだ」

「まあまあカンナさん僕は気にしてないんでいいですよ」

「ほら本人も言ってるだし、いいんだよ」

「そうだ、さくら君この後、俺と初詣行かないかい?」

大神が、さくらを誘う。

「・・いいですよ、大神さん」

「本当かい」

「えええーーー」

さくらの返事を聞いたアイリスたちが驚いていた。

「よろしいんですの?直哉さん」

「ええ、隊員との交流も必要ですし、今後の事を考えての行動ですからさくらちゃんの行動は」

「気になるのでしたら、こっそり見たら良いじゃないですか、さくらちゃんに伝えておくので」

「アイリスもいく、うちも行くで、あたいもな」


そしてさくらは、部屋に戻ると、直哉から事情聞いて、普段着のまま大神の待つ玄関に行き二人で、明治神宮に行った。


「さくら君どうして、今日もいつもの服だね?」

「ええ、この服の方が動きやすいので」

「そうなのかい?」

(本当は、晴れ着あるけど、最初は直哉君に見せたいから)


二人が話していると、明治神宮に着いた。


明治神宮・・・


明治神宮に着いた二人は、参拝を済ませ、おみくじや、少し出店を見たりしていた。

残りの隊員達は、大神とさくらの行動を見ていたが、二人にばれた直後、辺りが異様な妖気に包まれた。


「隊長、あそこを見てください」

大神はマリアに言われ、鳥居の上を見ると、4人の人影を見つけた。


その内の3人は、フードを被り顔が見れなかったが、最後の一人はかつて帝国華撃団が倒したはずの男葵叉丹だった。




 

 

新年と新たな脅威降魔現る後編


「久しぶりだな、帝国華撃団」

「なッお、お前は葵叉丹、生きてたのか?」

「当然だ、この俺が大神貴様如きに倒せるわけ無いだろう」

「何だと!!」

「実際上野公園で、俺にトドメを刺したのは、大神貴様では無いだろう」

「ぐっ事実だが、なんか負けた気がする」

「まあ、そんな事は、どうでもいい、今日お前たちの前に現れたのは、俺たちが帝都を破壊するという宣言をする為にな」

「何ですって!!」

大神達帝国華撃団全員が、叉丹の言葉に驚愕している所に、叉丹が語りだした。


「さあお前たちも挨拶しろ」

「「「ハッ叉丹様」」」

そしてフードを取った3人は順番に挨拶をした。

「俺の名は、猪、縁があればまたあおう」

「けっけっけ俺は鹿、宜しくな」

「ほっほ私の名は蝶よ」


3人は自己紹介を終えると、消えていた。

「さて、帝国華撃団を消すか、出でよ降魔よ」

「何あれー」

「気持ち悪い」

「不気味ですわね」

「これが直哉はんが恐れていた者の正体何やろか?」

(直哉君見えてる?)

(見えてるよさくらちゃん。翔鯨丸を発進させたからもう少し頑張って)

(うん、わかったよ)

その直後翔鯨丸が到着し、花組は急いで光武に乗り込み戦闘準備を終え、叉丹が召喚した降魔と、対峙した。

「ふ、お前たちなど、こいつらが十分に楽しませてくれるだろう。ではさらばだ、帝国華撃団」

そう言って、叉丹は消えた。

そして降魔との戦いが、始まったが、降魔にダメージが与えられず苦戦していたが、翔鯨丸の援護で、降魔にダメージが与えられるようになり、何とか撃退することが出来たが、光武の全滅は事実上の帝国華撃団敗北だった。

「光武が壊れてしまったな」

「光武は、すべてが限界やった、よく働いてくれたで」

「また戦争が始まるの?」

「だがあたいらは、負けられねえのさ、相手がどんな奴でも」

「直哉君ごめんね、これで、私は、直哉君と共に、桜武で戦う事になっちゃった」

意気消沈の花組だったが翔鯨丸で帝劇に戻った。

翌日


支配人室・・・


「すまない直哉、光武が全滅してしまった」

「これはまずい事になりましたね、このままでは帝都の経済が破綻しますね」

「直哉どういう事だ?」

「良いですか、大神さんこのまま皆が、降魔を恐れて家から出なくなったらどうなるか、考えてください」

「あ、そうか」

「それに帝国華撃団が、負けてしまったことが、皆の気力を奪ってる見たいですし」

「大神さん光武のほうは、こちらで動くので、大神さんは隊長として隊員のケアと、降魔に対する対応策を考えてください」

「ああ、わかった」

そして大神は支配人室を出て行った。


その直後、紅蘭がやって来た。

「やっぱり現実になりましたね紅蘭」

「せやな、後神武が1ヶ月あれば完成するんやけどな」

「頑張ってください紅蘭」

「はい」

後は、さくらちゃんたちの心次第か、いくら器が出来ても、操縦者が強くならないと意味が無いからな」

果たして花組は、降魔を倒すことが出来るのか?




 

 

花組特訓!!前編


俺の名は、大神一郎。帝国華撃団花組の隊長をしている。

俺は、先ほど支配人室で、俺の後輩でもある、紫藤直哉に、昨日の明治神宮での報告をしに言った。

「大神さんは隊長として隊員のケアと、降魔に対する対応策を考えてください」

俺は、直哉に言われ、花組全員を、地下司令室に集め、新たな敵降魔の対策会議を開いた。

「やっぱ特訓しかねえよ隊長。あいつらに対抗するには」

カンナが意見を言う。

「特訓か・・・特訓に賛成なのは、俺入れて、さくら君、カンナ、マリア、俺の四人か」

「反対が、アイリス、すみれ君、紅蘭か」

「ではすみれ君は、何故反対なんだい?」

「それは、面倒だからですわ、ですから新しい量子甲冑を作ったほうが、早いですわ」

「アイリスもそう思うよ」

「せやね、体を鍛えるだけが、特訓じゃないからな」


「でもよ、最後に物を言うのは、肉体を鍛えた者じゃないか?」

「でも、鍛えただけで、どうにか出来る相手なのかしら」


「さくら君どういう意味だい?」

「あ、いえ特訓するにしても、ただ、体を鍛えるだけで良いのか、迷ってしまって」

「確かに、量子甲冑は、俺たちの霊力に比例していくものと、聞いたことがある」

「さくら君が言いたいのは、自分の霊力を特訓で効率よく引き出せないと、降魔、ひいては、叉丹に勝つことが難しいと言いたいんだね」

「はい、そうです」

「確かに、言われれば難しいな、あたいなんて、目標を立て、それに向かって行くだけだしな」

「カンナさんは、考えるよりも動くタイプですし」


「すみれは、何も考えてないけどな」

「何ですって!!カンナさん勝負ですわ」

「いいだろう、やってやるよ」

「すみれも、カンナ喧嘩は駄目だよ」

アイリスが二人を止めようとする。

「隊長、特訓の件は、どうするんです?」

マリアが大神に、質問する。

「皆聞いてくれ、特訓については強制はしない、各々が最善だと思うことをしてくれ」

「「「「「「了解」」」」」」


そして、話し合いが終わり、大神、マリア、カンナの3人は、特訓の為帝劇を離れた。

居残り組は、すみれ、アイリス紅蘭の3人だった。


そのころさくらは、支配人室の直哉の元を訪れた。


「直哉君いる?」

「いるよさくらちゃん」

「直哉君。私どうしたら良いかな?」

「いきなりどうしたらいいのって、どういうこと?」

「うん、降魔が出てきて私達も、特訓しようといわれて、私考えたんだけど答えが出なくて」

「そうか、さくらちゃん。やっぱり負けたことで、降魔に対する恐怖心が出てきたのかな?」

「そうかもしれない、ただ私は特訓も、無駄になるじゃないかと思う自分が怖いの」


「そうか、でもこの問題はさくらちゃん自身が答を出さないと」

「・・・うんわかった、じゃあ私直哉君と地元の仙台に帰りたい」

「え、なんでそうなるの?」

「いいでしょう。直哉君」

「でも僕仕事があるし・・・・」


「私、直哉君と、仙台に行くーーー」


「さくらちゃん。わかったから髪の毛を引っ張らないでよ」


結局直哉も、さくらの特訓の付き添いとして、仙台に行く事となった。




 

 

花組特訓!!中編

東京駅構内・・・

「すいませんあやめさんそういう事になったので仙台に行って来ます」

「あらいいのよ、直哉君ゆっくりしてきて、貴方の今する仕事は無いから」

「はあ、あ、今日か明日米田さんが来るんで応対お願いします」

「わかったわ、こちらは任せてね」

「直哉君、しっかりさくらを支えるのよ」

「はい、あやめさん」


そして直哉は、あやめとの電話を終え、さくらの待つ仙台行きの蒸気機関車乗り場に向かった。


「あ、直哉君こっちこっちだよ」

さくらが、直哉に手招きをする。

「ごめんね、あやめさんに、事情を話してたから」

「ううん、私がわがまま言ったせいで、ごめんね直哉君」

そう言って、さくらは直哉に謝る。

「気にしないで、さくらちゃん。さくらちゃんのおかげで僕も、里帰りできるように、なったんだから」

「直哉君・・・」



二人が話していると、仙台行きの蒸気機関車が来た。そして二人は、その蒸気機関車に乗った。


移動中・・・

仙台


やっと着いたね、さくらちゃん」

「そうだね、直哉君。このまま私の家に行っていい?」


「いいよ、さくらちゃん。若菜さんに、挨拶するんでしょう?」

「うん、行こう直哉君」

仙台・・真宮寺家前・・・


「お母様、ただいま」

「あら、さくらさんお帰りなさい。あらもしかして、直哉君?」

「はい直哉です。若菜さんお久しぶりです」

「久しぶりね直哉君。さあ上がって二人共、居間で話しましょう」

「「はい」」

「居間・・・

「そうだったの?卓さんと、桜花が、海の事故で、亡くなってたなんて」

「僕自身も直接遺体と、面会してないんで、実感湧かないんですよ」


「あらどうして?」

「自分その時、航海演習に、参加してたんで」

「帰って二人の事を知ったのは、二人の死後4ヶ月後でしたから」

「そうだったの」

直哉と若菜が話していると、さくらがやって来た。

「お母様、直哉君行って来ます」

「「行ってらっしゃい」」


さくらは、特訓の為出かけた。


「さて、若菜さん厨房貸してくれませんか?」

「あら直哉君、料理できるの?」

「ええ、そんなに多くは作れませんがね」

「若菜は驚いていた。


そして直哉は、厨房を借りて、さくらの為に調理をしていた。


そのころ帝劇では・・・


「何だと!!直哉とさくらが帰るまで、俺に支配人と司令に復帰しろだと」

「そうです。それが直哉君からの伝言です。米田支配人いつ降魔が出てくるかわかりませんから

「確かにそうだが、直哉のやつ何で俺を復帰させようとしてたんだ?」

「それは、大神君の為でしょう」

「成る程な、直哉の奴気を使いやがって」

仙台 夕方・・・


「お母様、直哉君ただいま」

「「お帰り」」

「うわあ何この料理?お母様が、作ったんですか?」

「いえ、今日の料理は全て直哉君が作ったんですよ、さくらさん」

「ええーー直哉君が作ったの?」

「うん、美味しく作れてるか、不安だけど」


そして、3人は、直哉の作った夕食を食べた。


それから2週間後さくらの特訓が終了し、さくらと直哉は帝都に戻る事になったのだが、さくらは、直哉の作る料理が、大好きになっていた。

 

 

花組特訓!!後編

直哉とさくらが、仙台から帝劇に戻る前日。大神とマリア、カンナは同じタイミングで帝劇に戻って来た。


「やあ、マリアにカンナ君達も今戻ったのかい?」

「「隊長もですか?」」

「ああ、そうだよ、地元に戻って特訓だったよ。


そして3人は、帝劇の自分の部屋に戻り、大神は支配人室に、向かい特訓から戻った事を伝えた。

「大神です失礼します」

「開いてるよ」

「え、どうして米田支配人がここに?」


大神は、支配人室に米田がいる事に驚いていた。

「おいおい、大神忘れてたのか?俺は正月に、顔出すと言ったろ」

「あ、そう言えば」

「そう言えば直哉はどこへ?行ったんですか自分の仕事を放棄して」

「直哉は、緊急の用事で帝都を離れている。その為俺がここにいるのさ、大神」

「え、それでは直哉が戻ってきたら、支配人は出て行くんですか?」

「そうだ」


「納得できません。支配人と、総司令は、米田司令がするべきです」

「大神一つ聞かせろ、お前は何故、直哉に対するライバル意識が強いんだ?別にそういう気持ちを持つことは、悪いわけじゃないがな」


「俺と直哉は、一年違いで入ったんですけど海軍に、何故か直哉の周りの仲間や教官達が、何時も周りにいて、どう見ても軍の学校とは思えない雰囲気だったんで、俺は直哉の所に行って、注意したんですけど」

「先輩まだ学校なんだから、皆と楽しみながら勉強したほうが良いですよ」

「と言われ、唖然としましたよ」

「どうしてそう思った?大神」

「国を守るんですよ。俺は、その時に直哉の中にある国を守る意識が薄すぎるのに、何故か、自分と主席争いしてたので、負けたくないという気持ちが強くなりました」


「成る程な、それとお前さくらに恋をしてるだろう大神?」

!!「なッ何故それを、知ってるんですか?」


「ああ、あやめ君から聞いた、大神が恋心を抱いてると聞いてな」

「まあ、頑張れよ大神」

「はい、失礼します。米田支配人」

大神は支配人室を出て行った。


そして翌日・・・

直哉とさくらが、仙台から帝都に着いた。


「ほらさくらちゃん着いたよ。帝劇に戻るよ」

「うん、直哉君」

帝劇内・・・

「漸く帰ってきたか、直哉何処に遊びに行っていた?」

「別に、僕がどこに行こうが、大神さんには、関係ないはずですが?」

「ああ、確かに関係は無いが、米田支配人に仕事を押し付けるなよ」

「・・・」

大神がそう言った直後、劇場内に緊急出撃を知らせるサイレンが鳴った。


「チッこんな時に敵か」

そう言いながら、大神は地下司令室に向かった。


「さくらちゃん出撃だよ、行かないの?」


「うん行かない、行きたくない」

「大神さん、直哉君が苦労して、私達の為に神武と、桜武を作ったのを知らないで、あんなこと言うなんて」

「それに米田さんがいるなら、直哉君は出番ないはずだし」

地下司令室では・・・


「司令敵はどこに現れたのですか?」

「大神降魔は、銀座に現れたぞ、急いで出撃しろ」

「ですが、光武がありません。一体どうすれば」


「心配するな、紅蘭みんなにあれを見せてやれ」

「了解です司令」


そして、紅蘭は大神達を、格納庫に連れて行き新型量子甲冑を見せた。

「こ、これは・・・」

「大神はんこれが、うちらの新たな力その名も、神武や」

「神武・・・紅蘭ちょっと待ってくれ、どうしてさくら君の神武が無いんだい?」

「大神はんそれは・・・」

「どうせ直哉のせいだろ?紅蘭」

「直哉がしっかり仕事をしてれば、こんな事には、ならなかった筈だしな」


!!「大神はんいい過ぎや」

「別に言い過ぎなもんか、事実だろう」

「大神早く出撃命令を出さないか」

「はい、帝国華撃団出撃せよ!!目標地点銀座」

「「「「「了解」」」」」


こうして新型量子甲冑神武での初出撃となった、帝国華撃団は銀座に現れた、降魔に勝てるのか?
 

 

襲来!!上級降魔猪 銀座での戦い


銀座周辺・・・


「グハハハハ、 焼けぇい、焼き尽くせ、 この世の全てを、灰にしてしまえ」

破壊と殺戮に無上の喜びを見せる猪。


「そこまでだ」


来たな叉丹様に盾突く愚か者達。

「グハハハまた会えたな帝国華撃団」


!!「お前は上級降魔の猪」

「いかにも我は猪、さあ先日言ったように、帝国華撃団よ、この場所が貴様らの墓場だ!!行け降魔共」


「そんな事させるか俺たちは、悪を蹴散らし正義を示す、帝国華撃団だ!!お前に負ける気はない」


「ならばやって見るがいい、そしてこの俺を見事戦場に、引きずり出して見ろ、大神一郎」

そう言って、上級降魔の猪は、姿を消したのだった。

そして、下級降魔との戦いが始まり、大神達は、神武のパワーとスピードに驚いていた。

「これならいける、降魔と対等に戦える」


「あの特訓がなければ、制御できなかった」

「これは気持ちいいぜ」

そのころ直哉とさくらは・・・

司令室で、大神の戦いの映像を見ながら、米田と話していた。

「直哉よ、どうして俺を、司令に戻した?」

「理由は2つあります。1つは、これから僕は、さくらちゃんと出撃する事を考えての事と、2つ目は、降魔だからですね、相手がせめてこの戦いの間は司令としていてください。最悪あれを使うかもしれませんから」

「それが終われば、旅を続けていいので」

「・・・わかった」

「それじゃあさくらちゃん行こうか、僕達も」

「うん、直哉君」

二人は桜武に乗り込み、出撃した。

再び銀座・・・

「どうだ見たか、猪次は、貴様の番だ!!」


「調子乗るなよ、小僧いいだろう俺様が相手をしてやる。出でよ火輪不動」


猪は自分の愛機を出し、大神と戦い始めた。



大神vs猪は、神武のパワーに押され苦戦する猪。




「くそ、せめてお前を道連れにしてやる大神一郎!!」

「何!!しまった」


大神の乗る神武は、猪によって身動きが取れずにいた。

「隊長」

「大神はん」

「少尉」

「お兄ちゃん」

「隊長」

花組隊員それぞれが、大神を助けようとするが、猪の火輪不動の熱により近づけないでいた。

「最後の時だな、大神一郎!!」

「猪が、神武ではなく、大神自身に向け攻撃をしようとした時、桜色の神武とは異なる形状の量子甲冑が、大神を助けた。


「があああ。誰だお前は?」

「・・・・」

猪が、謎の量子甲冑に問いかけるが、量子甲冑は無言だった。


(あれは、桜武や、なんで、さくらはんが、喋れないのか?それには、理由がある。まだマイクやスピーカーを設置してないからや)

(しかしさくらはんと直哉はん凄いで、神武は一人で運用出来る様に改良したシステムを使ってるが、桜武は完全オリジナルシステムを使ってるから、起動するには、二人分の霊力が、必要だった)


「何なんだ?貴様はーーー、叉丹様お許しを」


上級降魔猪は、自身の愛機火輪不動と共に、桜武の攻撃により破壊されたのだった。





 

 

戦慄!!赤き月の誘い仲間が敵になる時


猪撃破後の地下司令室・・・

「何だって!!あの量子甲冑はさくら君が乗ってたのかい?」

「はい、私達専用の量子甲冑桜武です」

「私達専用だって、じゃあさくら君以外と誰が乗ってるのかい」

「ああ、それは、僕ですよ大神さん」


「何だと、直哉お前がだと?さくら君。本当なのかい?」

「ええ、桜武は私と直哉君にしか起動させれませんよ」

それは、紅蘭も知ってますから」

「それにしても流石、米田司令だな、すぐさま後継機を出せるんだからな」

「あーん大神俺は後継機を作れなんて、言ってないぞ」

「ええーーじゃあ誰が?」

「ああ、大神さんそれも、僕ですよ、10月に桜武と神武建造依頼だしたのは、大神さんは、気にいらないかも知れませんがね」

「そんな事無いで、直哉はん、早くから建造出来たから、余裕を持って戦場に出せるんやさかい」

「それにな、あのタイミング以外の時に依頼来てもここまで仕上がらなかったとおもうんよ」

「そうですかね?」

「そうだよ、直哉君」


上級降魔猪を撃破してから数日後・・・

藤枝あやめは不思議な夢を、見始め苦しんでいた。


「ハあ、はあ、一体あの夢は、それに私の体の異変一体私に起きてるの?」



「時が来た、降魔鹿まもなく最強の降魔が復活する。お前はそれまで小娘どもの注意を引け、くれぐれも猪の敵などと考えるなよ」


「ハ・・・了解しました」


地下倉庫・・・


そのころ大神は、米田長官からこの帝劇に隠され保管されている。三種の神器魔神器について教わっていた。

「大神これからお前に見せる物については、他言無用だぞ」

「はい、了解しました、こ、これは」

「大神、この魔神器は降魔の城、聖魔城の封印をとく鍵だ」

「だから奴等は必ずここに攻めてくる。だからお前とあやめ君で魔神器の防衛を強化してくれ」

「了解しました」
そして、大神が魔神器防衛に加わって数日後・・・降魔鹿による帝劇襲撃が行われた。

「ケケケケケ貴様らの住処ごと俺が破壊してやるぜ」


「そんな事、俺たちがさせない」


そして、帝国華撃団VS降魔鹿の激戦が始まった。

「しかし、叉丹は鹿の帝劇襲撃をも囮にして、藤枝あやめと魔神器を既に手にいれている事を知らない、鹿と帝国華撃団の戦いは、鹿の敗北となった。


鹿を撃破した、華撃団だったが、葵叉丹の登場で、戦慄が走った。


「何故なら、叉丹の隣には、藤枝あやめがいたからだ」

「大神君私を、撃ちなさい。私が、私である内に」


「・・・俺には出来ませんあやめさん・・・」

大神が、あやめを打つことを躊躇していると、一発の銃弾が、あやめの心臓を貫いた。

「クッおのれーーまたお前たちか」

「また?変ですね、僕が、あやめさんを撃ったのは今回が初めてなのに」

「貴方はまるで、この時代を何度も経験しているような言い方は、この世界の葵叉丹では、ありませんね、さしずめ真宮寺直哉君の世界の葵叉丹でしょうかね」


「ふっその通りだ、俺は並行世界から来た、叉丹だ、さあ覚醒しろあやめ。降魔殺女となるのだ」


叉丹がそう言うと、直哉によって、撃たれたあやめの体が何と起き上がりあやめは降魔殺女として復活したのだった。


「あ、あやめさん・・・」

直哉とさくら以外の、隊員たちにとって、降魔殺女の復活はまさに、悪夢の始まりだった。


「叉丹様、われらが求める鍵、魔神器を受け取りください」

殺女がそう言うと、もう一人の叉丹が出てきて、魔神器を受け取ると、3人は消えたのだった。





 

 

奪われた魔神器そして・・・目覚める最終兵器

鹿撃退後・・・

「くそ一体あやめさんに、何があったんだ?俺たちの敵になるなんて」

「そもそも何で、直哉は、迷い無くあやめさんを撃てたんだ?俺でも撃てなかったのに」


「直哉君大丈夫?」

「ごめん、さくらちゃん。ちょっとこのままにさせて」

直哉は、さくらの背中を借りて、泣いていた。

「直哉君、我慢しないでね。思いっきり泣いていいから」

「・・・うんありがとうさくらちゃん」」

支配人室・・・

「そうかやはり、大神ではあやめ君を撃てなかったか、直哉には、嫌な役をさせて、すまなかったな、さくら」

「いえ、私も直哉君の気持ちを、尊重しようと決めてたんで」

「そうか・・・」

「確かに、あやめさんの人としての最後は、直哉君の銃弾かもしれませんが、あやめさんは恨んでないと思うです」

「そうあって欲しいものだな」


そのころ東京湾では・・・


二人の叉丹が、魔神器を使い東京湾の地下に眠る聖魔城の封印を解き放った。


「これでいい、しかし聖魔城の完全復活まで多少の時間が必要となる。そこで、降魔牒富もう一人の俺よ、帝国華撃団を足止めしろ」


「「了解」」


そしてもう一人の叉丹と蝶は、帝国華撃団をおびき寄せる為だけの破壊活動を始めた。

暫くして・・・

「帝国華撃団参上!!」

「来たわね、帝国華撃団。私と叉丹様が相手をするわ」

「お、お前はオカマの蝶」

「誰がーーーオカマじゃーーー」

「誰もが見てもそういう返しするから、そう言われるのにね、さくらちゃん」

「そうだね、直哉君」

直哉とさくらは、大神と蝶の掛け合いを聞いて、そう思った」

「行くぞ、葵叉丹貴様を倒し魔神器を取り戻す」

「貴様に、それが出来るかな、大神一郎よ、出でよ我が魔装機兵神威」

「出てきなさい。紫電不動、降魔達よ」

蝶が、下級降魔を大量に召喚した。


そして、戦いが始まった。

「これで終わりだ蝶、狼虎滅却・無双天威」

「いやああ。こんな男に殺されたくないわ、できる事なら貴方達に殺されたいわ」

そう言って蝶と、紫電不動は桜武に、近づき懇願する。

「どうするさくらちゃん?」

「いいわ、希望を叶えましょう、行くわよ直哉君」

「了解さくらちゃん」

「「破邪剣征・百花繚乱」」

「そうこれよ、これこそ私がやられるべきの技よーーー」


蝶は、自己満足して爆死したのだった。

「なんだか変な空気になったが、続けるのか?叉丹」

「そうだな、時間稼ぎも十分だろう、一度撤退するとしょう」


「時間稼ぎだと」

「ではさらばだ、帝国華撃団」


叉丹が撤退直後、帝都全体に地震が起きて、地震が収まると、東京湾上に現れたのは、降魔の城聖魔城だった。

「何なんだあれは!!」

大神が驚きの声を上げていると、何処からか、葵叉丹の声が聞こえてきた。

「見るがいい、愚かな人間共よ」

「貴様らの時代は終わった。この霊子砲を以って、全てを無に還してくれるわ、帝国華撃団よ、お前達人間に、残された時間は12時間だ」

そして、叉丹の声は消えた。 

 

1章 最終回 最後の審判!!前編

「あれは一体何なんだ?」

大神が、混乱していると米田から通信が来た。

「大神一度帝劇に、帰還しろ」

「しかし」

「戻って来いそうすれば、お前の疑問に答えてやる」

「わかりました」

そして、花組全員帝劇に帰還した。

帝劇地下司令室・・・

「米田司令叉丹が復活させたあの土地は、何なんですか?」

「あれは、太古の昔に、沈んだ古の大地大和だ」

「何ですって!!あれが」

「そして、あの城こそ、降魔の居城聖魔城だ」

「大神聖魔城の中にある量子砲を破壊しろ」


「了解です」

「帝国華撃団出撃せよ!!目標地点聖魔城」

「「「「「「「了解」」」」」」」

翌日帝国華撃団は、翔鯨丸の砲撃で聖魔城を攻撃したが、かすり傷も付かなかった。


「ふふ、翔鯨丸の火力では、城門すら突破できないわ」



「私はね、少女達を戦場に出して、只イスに座っているだけの只の駄目軍人だ、だがあの子達を誰よりも愛していた」

「だがあやめ君君たちが帝都を脅かすなら、断じてその暴挙を許す訳には行かない」

「この帝都を悪に渡すわけにはいかない。人間を舐めるなよ、空中戦艦ミカサ発進」


ついにミカサが発進し、主砲を聖魔城城門に放つと、城門は粉々になった。

「大神一つ言い忘れたことがある、帰ったら宴会するからな」


そして大神たちは、粉々になった城門から内部に侵入した。

量子砲発射まで・・・あと7時間・・・

大神たちが、聖魔城内部に侵入した直後、帝国華撃団を迎えるパーティの準備は済んでいた。


過去に倒した、猪、鹿、牒の三人が、黄昏の三騎士として、蘇っていた。

まずカンナが三騎士足止めをするために残った。そして次にすみれが残り鹿と、相討ちになった。

そして・・・次に大神達の前に現れたのは、もう一人の叉丹と魔装機兵闇神威だった。

「何だと!!叉丹が、ここで出てくるのか?」

「来たな、真宮寺さくら俺と勝負しろ、他の雑魚はどうでもいいが、貴様と直哉は俺の手で、叩き潰してやる」


「止めるんださくら君。こいつのいいなりにする必要はないんだ」

大神はそう言うが、さくらは反論した。

「大神さん貴方は、何をしにここに来たのですか?帝都を守るんでしょう、その帝都が後5時間足らずで、消滅するんですよ、量子砲が放たれて」

「それは・・・そうだが俺は、さくら君。君のことが好きなんだ」


「だから最後まで、俺の傍にいて欲しい」

「・・・大神さんありがとうございます。・・・でも、ごめんなさい大神さん」

さくらはそう言うと、大神から離れると、もう一人の葵叉丹と対峙した。

「止めるんだ。さくら君、さくら君、さくらくーん

そして大神は、紅蘭、マリア、アイリスにつれられて、聖魔城の最深部を目指した。


「ごめんね直哉君。この人は、私達で倒さないといけない気がするんだ」

「さくらちゃん。僕も同じ気持ちだよ」


「では行くぞ・・・

「「やああああ」」

桜武と闇神威の剣と剣がぶつかり合う。

さくらと直哉、そして叉丹との世界は違えど、3人の因縁の最後の戦いの幕が上がった。


そのころ大神達は、マリアと紅蘭の犠牲によりアイリスと大神は聖魔城最深部に到着した。


中に入ると、降魔になッた殺女がいた。

「あやめさんやめてください、こんな事は」

「大神君。私を止めたかければ、私を殺しなさい」

「わかりました。俺は貴女を殺します」

「ハハ、私を殺せるの貴方が?」

そして殺女との戦いが始まった。

殺女との勝負に勝った大神だが、殺女にトドメをさすことが出来ずに叉丹の攻撃から守ってもらうということになった。

「哀れだな大神一郎、敵に、命を救われるとはな」

「葵叉丹、俺は貴様を許さん!!」

「ほざけお前など、私の敵ではないわ。出でよ神威」


こうして、帝国華撃団VS降魔の王の最後の戦いが始まった。


戦いは大神とアイリスとの連携で神威を無効化し勝負に勝ったが叉丹が量子砲を、帝都に向けはなったが、米田とミカサの特攻で量子砲の破壊に成功したが、ついに葵叉丹は真の正体である悪魔王サタンに変身したのだった。

そのころ桜武VS闇神威も決着が付いた。

「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」

「うおおおおお」

闇神威は爆発し、叉丹はこの世界から消えたのだった。

「はあ、はあ、やったねさくらちゃん」

「うん、でも私疲れちゃった。少し休むね直哉君」


「僕もだよ、さくらちゃん」

そして二人の意識は、深い闇に堕ちていった。

 

 

1章 最終回 最後の審判!!後編

「我蘇り。罪にして闇。とこしえなる不滅の存在。その名を悪魔王サタン!」

「悪魔王サタン。あれが、葵叉丹の正体なのか?」


大神とアイリスは、ミカサの特攻で、全て終わったと思い、予想外の事態に、驚愕した。

「来たれ」

そう言ってサタンは、手を空にあげる。

「裁きの時は来た。この世界を、始まりの闇に戻す、今日こそが大いなる暗黒の始まり今日こそ、我が望みが叶うのだ」

「な、なんという力だこのまま、世界は滅ぼされてしまうと言うのか!?」


「お兄ちゃん、諦めちゃ駄目だよ、みんなお兄ちゃんならどんな事があっても、諦めないて信じてるんだよ」

「しかし・・・アイリス」

「直哉お兄ちゃんは最初から、お兄ちゃんのことを信じてたんだよ、僕が、お兄ちゃんの、溜まったストレスの捌け口になれれば、いいんだといって、お兄ちゃんを影から支えていたのは、直哉お兄ちゃんなんだよ」

「そんな・・・直哉が・・・」

「そうだよ。アイリス達みんなで直哉お兄ちゃんに聞いたの、何でお兄ちゃんを信じられるの?って」

「うーん大神さんだからかな、大神さんには強い信念があるし、そして何より隊長としての不可欠な、みんなを包み込める心の持ち主だからね」

「お兄ちゃんは、直哉お兄ちゃんやさくらや、カンナたちの願いや思いを、こんな事で、簡単に捨てるの?」

「・・・アイリス、そうだったな、俺たちの後ろには、世界の人々の命があるんだ、こんな事で、俺たちが負けるわけには行かないんだ」

「お兄ちゃん」

(直哉お兄ちゃんの言う通りだったよ、お兄ちゃん。さくら見ててねアイリス頑張るから)


その時、降魔となった、あやめの体が、輝き始め、大天使ミカエルとなって、大神とアイリスの前に現れた。

「お立ちなさい」

「あ、あやめさん?」

「いいえ、私は大天使ミカエル。輪廻転生を繰り返しながら、サタンと共に歩む者です」

「大天使ミカエル?」

「そう。サタンが復活するとき、私も復活するのです」


「さあ、お立ちなさい。世界を守り、自分の足で」

「しかし俺は大切な、仲間を失いました」

大神がそう答えると、大神とアイリスに死んだはずの仲間達の声が聞こえ、振り返るとそこには、さくらを始めとする、ここに来るまでに別れた、仲間がいたのだ。

「大神さん。行きましょう」

「僕達の最後の戦いへ」

「ああ、そうだな、帝国華撃団出撃せよ!!」

「「「「「「「了解」」」」」」」

そして花組は、サタンの待つ、宇宙に向かった。

「来たか、帝国華撃団」

「それにこの力、まさか!?」

「そうです、サタン!」

「ミカエルか!!」


「貴方の闇に対抗しうる、唯一の力。それは信頼と愛、人間の心の光。大いなる、天の父の力です」

「相変わらず、下らぬざれ言だ!」

「還りましょう、サタン。大いなる父の御許へ」

「黙れ」

「たかが、人間の分際で、我に勝てると思うなよ」

そう言ってサタンは降魔を召喚し、臨戦態勢に入った。


戦いは熾烈を極めていたが、サタンの弱点である。天使体が見えたとき、帝国華撃団は、勝負をかけた。

「みんな行くぞ!!」

「行くで! 帝都にウチらが、おる限り!!」

「この世に、悪の栄えた試し無し!」

「乾坤一擲! 力の限りぃ!!」

「豪華絢爛! 花吹雪ぃ!!」

「「たとえこの身が、燃え尽きるとも!!」」

「愛に溢れた未来を願い!!」

「帝都の明日は、我等がま~も~る~!!」

「激」

「帝」

「国」

「華」

「撃」

「「団」」

7機の一斉攻撃が、サタンの天使体に直撃し、サタンは倒れた。


そして戦いが終わり、大神にとって、最大の別れの時が近づいた。

「それじゃあね、大神君」

「あやめさん」

「しっかりしなさい。男の子でしょ」

「はい」

そして、ミカエルと、サタンは天へ戻って行った。


こうして約2ヶ月に渡り、続いた降魔との戦いは集結したのだった。

太正13年3月・・・

悪魔王サタンとの、世界を賭けた戦いから半月後、それは突然やって来た。

その日、大神は米田に呼ばれ、支配人室に来ていた。

「米田支配人。大神入ります」

「おういいぜ」

「米田支配人。お話とは、何ですか?」

「ああ、落ち着いて聞け、大神今しがた、連絡が届いたんだが、お前が海軍の教官として、南米演習の参加が決まったぞ」


「ええーー俺が、教官ですか?」

「ああ、出発は1週間後、それまでに準備をしとけよ、話は以上だ」


そして大神は、慌しく決まった南米演習への参加の準備をしていると、直哉が来た。

「先輩、米田さんから聞きました?」

「ああ、ついさっきな」

「先輩も頑張ってくださいね」

「ああ、お前もな、帝国華撃団総司令としてな」

その夜帝劇では、大神の送別会が行われ、そして大神が帝劇を去る日が来た。


その日は、米田も旅に戻る日だった。

大神は願った再びこの場所に戻れる日を・・・

そして、大神は大帝国劇場を後にした。

 

 

間章 並行世界への招待

 
前書き
この章の話は後にもう一つの小説とリンクします。

間章としては長くなる可能性があります。こちらでは、序盤はスルーでも構いません

後に、前回のように両方の小説に分岐ルートとして追加しますが、共通ルートでは同じ内容になります。

「ご了承ください
 

 
太正13年3月・・・

悪魔王サタン率いる降魔との戦いが終わり、大神と米田が帝劇を去って1週間後・・・

平和な大帝国劇場に、意外な来客が訪れたのだった。

「さて今日も頑張ろうね、さくらちゃん」

「うんだね直哉君」

そして直哉は、ロビーの掃除の為1階に下りた。さくらは舞台公演は休演なのだが、何時再開しても良い様に花組全員、舞台に集まっていた。


「あのーすみません。こちらに紫藤直哉さんて方いますか?」


一人の少女が直哉に声をかけた。

「あ、はい僕が、紫藤直哉ですけど?」


「あ、前鬼どうしてここに?」


「よ、直哉またあったな」


その時、舞台からかさくらが走ってきた。


「きゃあああ。やっぱり前鬼君だ」


そう言ってさくらは、前鬼を抱かかえる」

「おいや、止めろよ」

前鬼は、弱弱しく抵抗するしかなかった。

「さくらちゃんいつの間に来たの?」

「うん、前鬼君のにおいが、したから急いできたの」

「匂いってお前は、犬かよ?さくら」

「こんな所で話すのもあれなんで、支配人室で話さない?」


「そうですね」

そして千明達は、支配人室に向かった。

支配人室・・・

千明達は、紫藤直哉に自分達が来た理由を伝えていた。


「成る程、そちらのさくらさんと直哉君が、僕達に、お礼がしたいから来て欲しいと?」

「はい」

「さくらちゃんどうする?」

「私行きたい、大神さんいないけど、帝国華撃団みんなで」

「わかりました。千明さん僕たちは招待を受けます」

「本当ですか、ありがとうございます」

こうして二つの帝国華撃団は、また出会うこととなった。

「それでは今から出発準備して来ていいですかね」

「ええ、出来れば、貴方方の量子甲冑も持ってきてくれるとありがたいですね」

「量子甲冑をですか?」

「ええ、もしもの時もためにですよ。直哉さん憑依獣とかの出現に備えてです」

「成る程、確かにこちらでも憑依獣の怖さはわかりますから」

そう言って紫藤直哉は、準備の為支配人室を出て行った。


暫くして・・・


紫藤直哉から、今回の事を聞いたさくらは、他の隊員に伝えると、隊員達は喜んでいた。

「「「「「さくら」」さん」はん」その話本当?」」」」」

「ええ、本当よ、私達もう一人の直哉君の世界に行く事になったのよ」

さくらの説明を聞いたアイリス達は大喜びだった。

2時間後


紫藤直哉たち全員の準備が終わり、一度千明達の世界に行く事になった。

千明達の世界・・・・


「へえーここが千明ちゃんと前鬼の世界なんだね」

「直哉君あれ見てあれ蒸気自動車じゃないわ」

「あれは電気自動車ですよ。さくらさん」

「「ええーーあれ電気で動いてるの?」」


千明の世界でも驚く直哉たちだった。

 

 

千明の世界と・・・二人の直哉の再会

「「ええーーこんなに多くの自動車が電力で動いてるなんてーー」

直哉たちは驚いていた。

「そりゃあそうですよ、何せ直哉さん達の時代から約70後の世界なんですから」


「「「「「「「ええええーーーー70年後ーーー」」」」」」」」

「70年後と言えば、アイリスもお婆ちゃんだね」

「直哉君大丈夫だよ、私は直哉君とずっと一緒だからね70年経ってもね」

「さくらちゃん」

「しかしここが70年後と言われたら、納得できるな、なあすみれ」

「ええ、そうですわね、カンナさん」

「ウひょおーこれが未来の機械かいな」

「紅蘭落ち着いて」

さくらが紅蘭を宥めるが、効果が薄かった。

「あちゃあ紅蘭さんには、目隠しさせるべきだったかな?」

「かもですね。千明さん」

直哉と千明は、そんな会話をしながら、一度千明の家に向かい、その足で並行世界に渡る為の機械が置いてある。大学に向かった。


並行世界・・・・




「へえーここが、真宮寺直哉君達の世界なんだね」

「直哉ここが本当に並行世界なのか?」

カンナが直哉に聞いた。

「ええ、カンナさん、ここは間違いなく並行世界です」

「僕たちの世界は13年なのに、ここは15年の12月ですからね」

「わ、本当だね直哉君」

「さくらちゃん少し離れて、歩きにくいよ」

「嫌だよ、直哉君」

「さて皆さん。もうすぐ大帝国劇場ですよ」

「ねえ、さくらちゃん」

「何?直哉君」

「この世界の帝都、軍人が多いね」

「そう言われたらそうね」


「只の旅行では、終わりそうにない気がするから気をつけてね」

「うんわかったよ、直哉君」



千明に案内され、大帝国劇場に着いた、紫藤直哉たちは、真宮寺直哉のいる。支配人室に向かうのだった。


「直哉君いるーー」

「いるよ千明お姉ちゃん」

「じゃあ入るよ」

「いいよ」

千明達は支配人室に入った。


「やっほー小さい直哉君。久しぶり」

「久しぶりだねアイリス」

「直哉さん久しぶりですね」

「すみれさんも、お元気そうで安心しました」

「直哉君。今度真双焔武を見せて」


「いいですよ紅蘭さん」

「元気そうで、安心したわ、直哉」

「マリアさんも」

「直哉元気だったか?」

「はい、カンナさん」

「直哉君、良かった、またお話が出来て」

さくらはそう言うと、真宮寺直哉を抱きしめた。


「ちょさ、さくらさん何を・・・」

「直哉君これは、黙って帰った罰ですよ」

「ええーーー」


そして、時が過ぎ・・・


「さくらちゃんそろそろ、離してあげてね、直哉君が気絶寸前だから」

「・・・・・」

「ハッごめんね直哉君」


そう言ってさくらは、少年直哉を離した。


「ぷはーー助かったありがとうございます。なおやさん」

「こちらこそ呼んでくれてありがとう。帝国華撃団。総司令真宮寺直哉君」


「「「「「ええーーーーここの直哉も総司令ーー」」」」」」


「ええ、ですけど、米田司令も居ますけどね」

「「「「「「そうなんだ」」」」」」


そして、少年直哉は直哉達に、この世界の事を話し出した。


 

 

並行世界の帝国華撃団からの協力要請

「皆さん改めてよく来てくださり、ありがとうございます。ささやかですが歓迎会を準備してるので、千明さんと、楽屋の方に行ってください」


「わーい歓迎会だ」

隊員達は喜んでいた。


「じゃあ直哉君。皆を楽屋に案内するよ」

「はい、千明お姉ちゃんお願いします。あ、直哉さんと、さくらさんは、残ってくださいもう少し、お話があるので」

「「はい」」

そしてさくらと、紫藤直哉以外のメンバーは、千明と共に楽屋に向かった。


「それで直哉君僕達二人に話があるのは、もしかしてこの世界の帝都に軍人が多く街にいた事と、なんか関係してるのかな?」

「ええ、流石ですね直哉さん、そこまでわかるなんて」

「そりゃあね、さくらちゃんが僕の名前を呼ぶたびに、軍人たちが反応するからね」

「ええ、そこで二人に、ご相談があります。二人もご覧の通りこちらの帝都は再び、陸軍のクーデターが発生するかもしれません。現に、僕たちの帝国華撃団は、陸軍上層部の横槍で、余り派手に動けない状態なんです」

「成る程、簡単に言えば、君達の動けない部分を僕達に動いてもらいたいと言う事かな?」

「はい、有り体に言えばそうですね、現に大神さんを呼び戻しているので、その間だけ僕達に、力を貸してください」

「さくらちゃんどうしょう?」

「直哉君。もう決めてるんでしょう、そうじゃなかったら神武と桜武を持って来ないでしょ」

「それじゃあ」

「ええ、真宮寺直哉司令、私共の力で良ければ協力させていただきます」

「ありがとうございます。紫藤直哉司令」

ただし直哉君が、僕達も指揮するのが条件です」

「え、何故ですか?直哉さん」

「当然じゃないか、ここは直哉君の世界なのだから」

「わかりました直哉さん」

それじゃあ僕たちは、楽屋に行かせて貰うよ」

「はい楽しんでくださいね」

そして紫藤直哉とさくらは支配人室を出て行った。


楽屋・・・

「皆食べる前に話があるんだ、聞いてくれる?」

「何でしょう直哉さん?」

「お話直哉お兄ちゃん?」

「神武と桜武の事かいな」

「何だ?」

「実は、こちらの帝国華撃団からの要請を受けて、私達も依頼があれば、出撃する事になりました」

「やはりですか」

「マリアさんは、反対ですか?」

「いえそういう事ではなく、こちらの帝都の状況を見たら、その可能性が高いと思ったんで」


「成る程」


そして歓迎会が始まった。

歓迎会終了後、突如緊急出撃を知らせるサイレンがなったのだった。

そして直哉たちの元に、もう一人のさくらが、やって来た。

「直哉さん。皆さん、すいません謎の敵がこの帝劇に向かってます。場合によっては出撃要請するかもしれないので、地下司令室に来てください」

「わかりました、皆準備いいですか?」

「「「「「「はい」」」」」」

「帝国華撃団出撃せよ」

「「「「「「了解」」」」」」

紫藤直哉たちは、こちらのさくらに連れられ地下司令室に向かった。


 

 

並行世界での初戦闘

謎の敵の出現から暫くして・・・


「直哉司令大変です。また新たな敵の反応が、これは以前帝劇に現れた黙示録の三騎士と思われます」


「やはり動いてきたか、パトリック・ハミルトン」

その時、さくらが紫藤直哉たちを、地下司令室に連れて来た。

「直哉君遅くなってごめんね」

「お姉ちゃんそんな事無いよ、むしろお姉ちゃんのおかげで、敵の狙いがわかったから」

「え、どういう事、直哉君?」

「つまりこういう事かな?直哉君。先ほどの襲撃は敵の陽動だった、そして本命がここに近づいてると見ていいのかな?」

「ええ、そうです。直哉さん達には申し訳ないですけど、早速力を貸してください」

「皆いいかい?」

「うちもいいで、神武準備完了や」

「私もいいですわ」

「ヘッ並行世界での初陣か」

「アイリスも頑張るよ」

「ええ」

「さくらちゃんもいい?」

「うんいいよ直哉君」

「そう言う事ですので、真宮寺直哉総司令出撃命令をお願いします」


「皆さん協力ありがとう。帝国華撃団花組出撃せよ!!」

「「「「「「「了解」」」」」」」


大帝国劇場前・・・

「早く出て来い、真宮寺姉弟」

「慌てるなよパトリック・ハミルトン」

「「お姉ちゃん行こう、ええ、直哉君、二人は・・・さくらいろ」」

!!

二人の全体必殺技が4人を襲う。

「惜しかったね、僕たちの虚を突いたつもりだろうけど、僕達にそう言うのは聞かないよ」

白騎士がそう言うが、白騎士たちは視界が晴れた時その事実に驚愕したのだった。

「帝国華撃団参上!!」

「馬鹿な!!我等の主ブレント様の策で分断されたはず何故全員揃っているんですか?」

「さあな、何故だろうな、だがこれで、前力でお前にやられた借りを返せるよ」

「行くわよ直哉君」

「うんお姉ちゃん覚悟しろ、パトリック、そして黙示録の三騎士」

「「「舐めるな、小僧がああ」」」

そして、戦いが始まった。


「へえー貴方がパトリックさんですか?貴女の守護者である3人は真双焔武に夢中のようですから、貴方の動きを、封じますね」

「な、何をする気ですか?」

「さくらちゃんお願い」

「うん」

桜武の一振りが、パトリックの両足の骨を砕いた。

「ぎゃあああああ。痛い、痛い痛い」

!!

「パトリック様」

パトリックの悲鳴を聞きつけ、赤騎士が、桜武と対峙した。

「貴様許さんぞ!!よくもパトリック様を」

「今ですマリアさん」

「了解」

マリアの神武からはなたれた銃弾がパトリックの心臓を貫いた。

「あ・・・が、私がこん・・・な・・所で・・・」

パトリックの絶命と同時に巨大ヤフキエルが現れ、三騎士は何処へ消えていた。

「直哉君あれは?」

「あれが今回の大ボスです」

「直哉さん皆さんもう少し力を貸してください」

「ああ」


そして直哉たちは、巨大ヤフキエルの元に向かった。


 

 

巨大ヤフキエルとの戦い前編


パトリックと黙示録の三騎士との戦いの直後・・・

「うわあ」

「直哉君大丈夫?・・・きゃああ。あの巨大な物は、魔装機兵なの?」


「でけえ」

「非常識ですわ」

「まったく並行世界は凄い所やで」

「アイリス、怖いけど直哉お兄ちゃんが、いるから頑張るよ」

「直哉君あれは?」

「お姉ちゃん多分今回の親玉が、切り札を使ったんだと思うよ、どうやら織姫さんは無事救出、出来たみたいだしね」

「本当なの?直哉君」

「うん巨大ヤフキエルが動かしたという事は、追い込まれてる証拠だしね」

「それにこちらも、元星組は動けないみたいだし」

「少しみんなの所へ急ごう」


そのころ巨大ヤフキエルと対峙している花組隊員達は・・・


「フフ、もう許さん、もう帝都などどうでもいい」

「小娘共がよくもやってくれたな」


「マリアどうするの?このままじゃやられちゃうよ」

「アイリス落ち着きなさい。もうすぐ直哉とさくらが来てくれるわ」

「さてそれはどうかな?」

「どういう意味?」

「貴様らが期待している二人は、わが配下が、相手をしている。無傷のままここにこれるかな?」

「そんなー」

「だが、安心しろ貴様等は、すぐにあの世に送ってやるぞ」

「「破邪剣征・桜花放心」」

「ぐおおおお」

「何故こんなに早く来れる?真宮寺姉弟」

「お前、米田長官から聞いたんだろ?」

「何?あの話は本当なのか?」

「ああ、そうだ俺たちは、並行世界からお前のくだらない野望を砕く為に、来てもらった」

「初めまして、ブレント・ファーロング、私は並行世界から来た、紫藤直哉と言います」

「何!!紫藤だと、卓と桜花の関係者なのか?」

「何故、お前が父さんと母さんの事を知っている?」

「ははは、これは傑作だ、あの二人が並行世界の住人とはな、そうだ良い事を、教えてやろう、お前の両親を殺したのは、この私だ」

!!

「なっ何だと」

「お前の両親は、我々の実験中に現れ、最初は、協力的だったが、二人は、我々を裏切った、その為殺したのだが、翌日には、二人に関連する物は全てこの世界から消えていた」

「そうかあの二人は、平行世界で死体で発見されたか、私も見たかったぞあの二人の死体をな」

「ブレント・ファーロング貴方が僕の両親を殺したのなら、何を使い殺しました?」

「それは勿論拳銃だ!!」

「成る程・・・直哉君こいつに聞く事は無くなりました」

「ブレント・ファーロングお前は、僕の両親を殺したと錯覚させられている」

「何だと!!」

「ついでにお前は、生きてはいけない人だ」


「何を言う、小僧が」


「皆ごめんね、司令官の僕が、この世界の事を考えなしで、戦いを選択して」


「ええ、直哉にしては、軽率だけど、私も同じよ」

「マリアさん」

「あたいは安心したぜ、直哉にも欠点があってよ」

「カンナさん」

「そうですわ、少尉の欠点より何倍もマシですわ」

「すみれさん」

「それにうちも、あの男は許せんしな」

「紅蘭」

「直哉お兄ちゃんの、気持ちアイリスたちには、痛いほど分かるから」

「アイリス」

「それに、直哉君が間違えそうに、なっても私達が止めてあげるから心配しないで」

「さくらちゃん」

「皆ありがとう」

「「直哉さんなら大丈夫ですよ」」


「直哉君、さくらさん」

「それじゃあ行きましょう皆さん。戦闘開始です」

「了解」


ついに巨大ヤフキエルとの戦いが始まった。




 

 

巨大ヤフキエルとの戦い後編

ぐるがでいごおぐができヴぁん

巨大ヤフキエルに取り込まれたブレントは、呂律が既に回っていなかった。

「紫藤直哉さん。二つの帝国華撃団の指揮をお願いします」

「え、直哉君どうして?」

「何となくですけど、紫藤さんのほうが、指揮の経験が、多いようですし」

「直哉君・・・わかった、指揮は任せてくれ」

「はい」

「二人の紅蘭は、皆の援護をしつつ、巨大ヤフキエルの情報を集めてください」

「「了解や」」

「アタッカーは、カンナさん、すみれさん、そしてさくらさんとさくらちゃんです」

「「「「「「了解」」」」」」


「マリアさんは援護部隊の指揮と、援護をお願いします」

「「了解」」

「アイリスは、皆の回復を中心にお願い」

「「うんわかった」」


そして戦いが再開された。


そのころ、米田長官達は、帝国華撃団月組隊長加山雄一によって、助けられていた。

「おい加山、大神はまだ着かないのか?」

「ええ、米田長官大神の乗る船は、横浜港に、入港出来ないでいます」

「何だと!!それじゃあ大神は、間に合わないのか?」


「ええ、最悪の状況になりつつあります」

「なんてこった」

「しかしこういう事も想定して、並行世界のもう一つの帝国華撃団に来て貰ったのかもしれませんね」

「いや、直哉とさくらは、只お礼がしたかったんだよ、二人にとってはお礼のつもりで来て貰ったのに、まさかこんな事になるとはな」

「しかし何だ、この異様な嫌な感じは?この事件が、元凶じゃねえと言うのか」

「きゃあああ」

「うわあああ」


「直哉君」

「さくらさん」

真双焔武は、巨大ヤフキエルの攻撃をまともに受けてしまった。

「アイリス急いで、回復して」

「うん」

その時巨大ヤフキエルが、必殺技を繰り出し、全ての機体に大ダメージを与えた。


「「「「うわああ」」」」

「「「「「「キャアアア」」」」」」


「グルギャアアア」

巨大ヤフキエルは、不気味な奇声をあげる。まるで自分の勝ちを、帝都中に知らせるように。


だがヤフキエルの思惑通りには、行かなかった。

「さくらちゃん行くよ」

「ええ、直哉君」

「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」


「お姉ちゃん僕達も行こう」

「ええ」
「じゃ行くわよ直哉君」

「うん、お姉ちゃん」


「「お姉ちゃん行こう、ええ、直哉君、二人は・・・さくらいろ」」


「ぐるぎゃああああああああああ」


巨大ヤフキエルは断末魔を叫びながら桜武と真双焔武の合体必殺技を受け.消滅したのだった。


ヤフキエル戦直後に、光武F2に乗った大神がやって来た。

「皆大丈夫かい?」

「「あ、大神さん」」

「さくら君、直哉君よく頑張ったね」

「ええ、何とか直哉さん達の協力のおかげで、勝てましたけど」

「いやいや、そんな事無いですよ」

「さて、直哉さん帝劇に戻りましょうか?」

「そうだね直哉君」

二つの帝国華撃団は、帝劇に戻った。

こうして、ヤフキエル事変は終結した。


 

 

並行世界の大神と米田との出会いと新たな敵

ヤフキエル事変解決後・・・

大帝国劇場

「さくらちゃん、皆お疲れ様」

「あ、直哉君お疲れ様」

「直哉お兄ちゃん、アイリス頑張ったよ」

「うんちゃんと見てたよ」

「マリアさんもお疲れ様です」

「直哉も、お疲れ様」

「流石ね、直哉の指揮の時皆の霊力が高い数値を出してるわ」

「それでも、指揮の正確さは、先輩に負けますけど」

「いやそうでもないさ、君の指揮は、2つの帝国華撃団の力を十分に生かしてたと思うよ」

「貴方は、大神さん」

「ああ、すまない。驚かせてしまったね紫藤直哉君と、さくらさんすまないけど、俺と一緒に支配人室に、来てくれないかな」

「「ええ、いいですけど」」

二人は大神の後に続き、米田のいる支配人室に、向かった。


支配人室・・・

「米田支配人大神です」

「おう、入って来い」

「「「失礼します」」」


「大神よく戻って来た」

「ですけど、事件には、間に合わずでしたけどね」

「それは仕方がねえさ」

「その事件については、お前たちを並行世界から直哉が呼んだのか?」

「ええ、それは間違いありません、以前僕達の世界に、来た時二人は言いました。


「並行世界から来たと、そして、さくらさんが前鬼君を召喚した事を見て、信じるようにしましたから」

「そうか、でもありがとう。君達が助けてくれなかったら俺は、息子と娘を同時に失う所だった」

「米田さん顔をあげて下さい。僕達も、二人に出会って並行世界や異世界からの来訪者や、侵略言う経験をしてみて、わかったこともありますし」

「そう言えば、すまなかったな、憑依獣の事は、俺達も想定外だった。悪霊憑依獣となるなんてな」

「それにさくらありがとうな、直哉が、姉であるさくらと再会するまで、世話をさせてな」


「いいえいいですよ、それに私にも、弟が出来たみたいで楽しかったですし」


「そうか、しかし並行世界と言うのは、いくつあるんだ」

「無限だそうですよ」

「そうか、なら健二達の世界も、その内の一つなのか?大神」

「ええ、そういうことらしいですよ」

(ねえ、直哉君健二さんって、誰なんだろう?)

(多分二人の話を聞くと限り、僕達と同じ並行世界の人のことじゃないかな?)

「おっとすまん二人共、戻っていいぞ」

「「はい、それでは失礼します」」

そして二人は、仲間の所へ戻った。


それから数日後・・・

直哉たちが元の世界に帰ろうとした時、突然起きた地震により、並行世界を繋げる装置が、起動をしなくなった。


その後、真宮寺直哉がやって来た。


「直哉さん、皆さんちょっといいですか?」


「あ、直哉君大変なんだ、あの装置が、動かないんだ?」

「それは、あの城のせいです」

「あの城の?」

「あの城の力で、この世界からの移動は、不可能になりました」

「何だって!!」

「それじゃあ僕達が帰るには、あの城を壊さないといけないのか?」

「ええ、そういうことに、なりますね」

「直哉さん、どうしますか?」

「直哉君やろう。私達なら大丈夫だから」

「でも皆、連戦じゃないか」

「あたい達は、2日休めたんだ、行けるぜ」

「そうですわ」

「うちも行くで」

「アイリスも頑張る」

「直哉私も、皆と一緒だわ」

「皆・・・わかった・・・行こう」


「どうやら決まりのようですね」

これより我々帝国華撃団は、再び現れた、魔城江戸城に突入作戦を開始します」


「「「「「「了解」」」」」」

「僕達も行くよ皆」

「「「「「「おーーー」」」」」」」

「「帝国華撃団出撃せよ!!目標地点江戸城」」

「「「「「「了解」」」」」」


こうして二つの帝国華撃団旧花組にあたる合計12人を乗せた翔鯨丸は、再び江戸城に向かった。


果たして、江戸城の城主とは何者なのか?

そして、紫藤直哉たちは元の世界に、戻れるのか? 

 

間章 並行世界篇 最終回 元の世界に戻るために・・・

2組の帝国華撃団は、協力し魔城江戸城攻略する事にしたのだが、なんと今回は翔鯨丸で一気に天守閣には行けなかった。


「仕方がないです、大神さん地上から行きましょう」

「それしかないか」

1階・・・


「久しぶりだね帝国華撃団」

「お前は、刹那」

「さて二人のマリア・タチバナ僕と遊んでもらうよ」

そう言って刹那とマリアたちの間に密閉空間が出来た。


大神と直哉たちは、刹那はマリア達に任せ、2階に上る。


「「待っていたぞ、帝国華撃団」」

「貴方達は、ミロクに叉丹」

さくらが自分たちの前にいる者の名を言う。


「「隊長ここはあたいたちと、私達に任せてください」」

「カンナ、すみれ君」

「どうやら我等の相手が、決まったな」

「そのようじゃの」

そして密閉空間になる。

3階・・・


「ようきたの、帝国華撃団、大神一郎」

お前は天海!!」

「余は貴様と戦いを待っていたぞ、さあ闘おうぞ」


天海がそう言うと、密閉空間に変わり始めた。




密閉空間が出来る直前・・・


「「直哉君、直哉お兄ちゃん。お兄ちゃんの事は、私と紅蘭でサポートするから先に行って」」

「「アイリス」」


そして、密閉空間が出来上がった。

天守閣・・・

仲間達に助けられ、天守閣に、辿り着いた二人の直哉と、二人のさくらだったが、天守閣にいる二人の人物を見た時、真宮寺姉弟の表情が変わっていった。

「何故貴方がここに・・・」

「まさかこんな事が・・・」

「久しぶりだな、直哉」

「お久しぶりです。さくらさん」

「何故貴方達がここにいる!!答えろ米田健二、真宮寺桜花」


「え、あの子母さんと同じ名前だ」


「直哉、さくら教えてやるよ、俺達が、お前達の倒す敵なのだ」

そういって、健二と桜花と名乗る男女は、双武弐式に乗り込み直哉とさくらに襲い掛かった。

「「・・・」」

「直哉君避けるんだ」

「さくらさん回避してください」

紫藤直哉とさくらは、真宮寺姉弟に呼びかけるが、反応が無かった。

その間双武弐式は、真双焔武に襲いかかろうと近づく。

「チッこのままじゃ、さくらちゃん」

「うん、直哉君」

桜武は、双武弐式と真双焔武の間に入った。

「二人をやらせるわけには、行きません」

「誰だお前たちは?桜花やりなさい」

「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」

「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」


双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。

「大丈夫?さくらちゃん」

「うん、直哉君」

桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。

「クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」

「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」

「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」

「友達を助けるのに、理由がいるのか?」

「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」

「紫藤直哉」

「紫藤?あ、お父さんこの人私の分身体の息子ですよ」

「何だと!!いい事聞いた、紫藤直哉よ、私達を倒すという事は実の母親を殺す事になるのだぞ」

「何だって!!」

直哉は驚いていた。

「そんな事が・・・」

「さあ、直哉私を倒せるなら倒して、自分の母親である私を」


桜花は、直哉とさくらを挑発する。

「直哉君如何するの?」

「大丈夫さくらちゃん僕は、あんな戯言を僕は信じてないから」

「ほうなら、私たちを倒すというのだな?」

「ああ」

「やってみるがいい!!」

その時、奇跡が起きた。何と死んでいるはずの直哉の両親が姿を現わした。

「直哉よく、私のオリジナルの誘惑に負けませんでしたね」

「母さん」

「流石だな直哉」

「父さん」

「さくらさん。お久しぶりですね」

「はいおば様」

「これからも直哉の事をよろしくね」


「直哉俺たちは桜武と共にお前たちと共にある」

「だから俺たちの事は気にするな」

「私のオリジナルを眠らせてあげてください」


そう言って、二人は消えた。


「行くよさくらちゃん」

「うん直哉君」

その時直哉と、さくらの霊力爆発的に、膨れ上がった。

「何だその霊力の強さは?」

「お父さんこれ以上は危険です」

「破邪剣征・桜花爛漫」

「破邪剣征・桜花天昇

桜武と双武弐式の必殺技のぶつかり合いで、勝ったのは・・・。

「馬鹿な俺達が消滅するのか?」

勝ったのは、桜武だった。


桜武が勝った事で、各階に復活していた敵も消滅していった。


そして、魔城江戸城も消滅し、二つの帝国華撃団にも別れの時がやって来た。

「直哉さん、皆さん今回は本当に、助かりました」

「僕達も楽しめたよ、しかし江戸城内での記憶が一部消えてるけどね」

「そうですか」

それじゃあ僕達は行くよ、じゃあね直哉君」

「はいそれではまたです。直哉さん」

そして直哉たちは、もとの世界に戻った。 

 

平穏の日々1 妹来襲


太正13年6月・・・大神が帝劇を去って、3ヶ月が経ち、並行世界から戻ってきて1週間が経ったある日の事・・・

食堂・・・

「ねえ、さくら最近直哉お兄ちゃんの様子変じゃない?」

「そうなのよね?何があったのかしら」


「そう言えば、さっき直哉が小声で言ってたぞ、奴が来るとか?」

「ええ、カンナさんそれ本当ですか?」

「ああ、手紙を見ながらだったぞ、さくら」


「手紙をですか?」

「ああ」

「でも変ですね、直哉さんが手紙を貰ったぐらいで、動揺するなんて」

「せやね、直哉君らしくないわな」

「・・・まさか、あの子が帝劇に来るの?」

「?さくらさんあの子とは、一体誰の事ですの?」

「えーと実は、直哉君には、2歳年下の妹がいるんですけど、その子が、直哉君にとって苦手なんですよ」

「苦手?どういうこと、さくら」


「直哉君にも、トラウマがあるんです。私が雷を怖がるのと同じで、直哉君は妹が怖いんです」


「「「「「ええーーー」」」」」

「兄妹なのに?どうしてそうなったの?」

「直哉君の妹は、小さい頃から霊力が強く、直哉君に相手して欲しくて、力を使い驚かせてたんですけど、余りに激しくて暫く直哉君私の家に泊まりに来てたんです」


「そんな事があったんだ」

そのころ直哉は・・・

支配人室で怯えていた。


「ヒイイ、怖いよ明日。白い悪魔が来る、僕の天敵である紫藤なのはがああああ」

「いやああああ殺される」

直哉は心底恐怖していた。

「愛するお兄ちゃんへ、明日帝都に行くから、BYなのは」




ぎゃああああああ」

余りに直哉の叫びが凄かった為、さくらたちが慌てて支配人室に入って来た。


「直哉君大丈夫?」

さくらが直哉に声をかけるが、直哉は、魂の抜けた抜け殻状態だった。

「本当に直哉は、妹が苦手なんだな」

カンナはしみじみに言う。

「そうですね、手紙でこの反応ですし」

そして運命の翌日・・・


「ここに直哉お兄ちゃんがいるのね、待っててねお兄ちゃん」

「私が、真宮寺さくらから助けてあげるからね」


「この私紫藤なのはが」


そう言って、紫藤直哉の妹であり、天敵でもある紫藤なのはの愛機レイジングハートと共に東京駅に降り立つ。


そのころ大帝国劇場では・・・

直哉が引きこもり状態になっていた。

「ねえ直哉君。食堂でご飯食べよう?」

「嫌だ今日はここから出たくない」

果たして直哉となのはは、無事再会できるのか?

そして、さくらは、なのはと闘うことになるのか?

こうして新たな、騒動が起きようとしていた。そして、その裏では、何者かが、黒乃巣会の脇時を使い、暗躍が進められていた。

その事実を、今は誰も知らない。




 

 

平穏の日々1 妹大帝国劇場に現る前編

直哉の妹が来る予定の当日・・・

食堂では花組全員が集まり直哉の状態について話をしていた。


「やっぱりでて来ないのね、直哉は?」

「仕方が無いんじゃないですか?マリアさん。私もあそこまで取り乱した直哉さんには、驚きましたけど」

「アイリスもビックリしたもん」

「せやね」

「さくら、何があったのか知らないのか?」

「ええ、知ってますけどショックを受けないで下さいね」

「直哉君は、妹のなのはちゃんに、惑星をも破壊できるほどの、霊力の一撃を受けたんです。当時まだ9才のなのはちゃんによって」

「「「「「何だって!!」」」」」

マリアたちはさくらの言葉を聞いて驚いていた。


「そりゃあトラウマになるわけやで」

「うんアイリスもそう思う」

「それに、惑星をも破壊できるほどの霊力ですって、そんな人間見た事ありませんわ」

「ああ、それはですね・・・すみれさん」

「それはこのレイジングハートのおかげだよ。おばさん」

「なっおばさんですって」


「何この子小さいね」

「あんたも変わらないじゃない」

「アイリスチビじゃないもん」

「チビだよ、チビ」

「もう、貴女は誰なの?」

「私?私は、高・・・違った紫藤なのはだよ紫藤直哉の妹だよ」

「「「「「ええーー貴女が」」」」」

「なのはちゃん何時来たの?」

「今さっきだよ、この泥棒ネコ」

なのはは、さくらに、泥棒ネコと言い放つ。

「何で、私が貴女に、そんな事言われるの?」

「私には、判るよ、さくら貴女は、直哉お兄ちゃんと、霊力の融合とキ・・ス、キスしたんでしょ」

「な・・・なんでなのはちゃんそのことを知ってるの?」

「だから、貴女は泥棒ネコよ、さくら」

「私から直哉お兄ちゃんを、奪ったんだから」

「私、貴女から直哉君を、奪ってないよなのはちゃん」

「嘘よ奪っているのにその自覚すらないの?」


「だから私は、奪ってないってば、なのはちゃん」

「奪ったたら、奪ったの」

「奪ってないたら奪ってない」

「「ううーーー」」

なのはとさくらの言い争いは、暫く続いた。

しばらくして・・・


「二人共いい加減にしなさい」

「「ええーーだってーー」」

「だってじゃない」

なのはと、さくらはマリアの逆鱗に触れた。

そして、なのはとさくらの不毛な言い合いは終わりを告げた。


「なのは、貴女何をしに、大帝国劇場に来たの?」

「はい、直哉お兄ちゃんを仙台に連れて帰る為に、来ました」


「「「「「「ええーーーー」」」」」」

「駄目だよ、直哉お兄ちゃんを連れて行っちゃ」

「何故ですか?こんな所に直哉お兄ちゃんがいるのが、おかしいんです」

「女性だけの所に、男がお兄ちゃんだけなんて、お兄ちゃんの精神的に駄目ですからね」

「さあ、お兄ちゃんを呼んでください、さくらさん」

「・・・駄目だよ。なのはちゃん、直哉君を連れて行かせないよ」

「何ですって」


その時、劇場に緊急出撃を知らせるサイレンがなった。


 

 

平穏の日々1 妹大帝国劇場に現る後編

「何々このサイレンは?」

「なのはちゃんはここにいて」

「嫌、さくらと行く」

「なのはちゃん言う事を聞いて、お願い」

「嫌」

仕方が無いですね、なのは付いて来てもいいですけど、ここからは僕の言う事を聞いてもらう」

「お兄ちゃん」

「ちょっと直哉君いいの?」

さくらが直哉に聞く。

「責任は僕が持つから」

「わかった私は直哉君を信じるよ」

「それと、なのはこの戦いが終わったら、お前が隠してる力のことを教えてくれるかい?」

「・・・うんわかった直哉お兄ちゃん」

直哉たちは謎の敵が現れた上野公園に向かった。


上野公園・・・

謎の機械団と脇侍が、破壊活動をしていた。

「とりあえず、謎の敵は様子を見て、脇侍から倒しましょう」

「「「「「「了解」」」」」」

花組は直哉の指示を受け、脇時を中心に倒していった。

「レイジングハートあの機械軍団はまさか?」

「マスターの予測通りでしょうね、あれは時の庭園の守護者達です」

「ええーーてことは、この世界にフェイトちゃん達が来ているの?」

「おそらくですが」

「じゃあレイジングハート、お兄ちゃんたちが勝てる可能性は?」

「0ですこの世界には、魔力攻撃に対する技術がありませんから」

レイジングハート言う事が、現実でおきはじめた。

「うあああ。何だこいつ?こっちの攻撃がとどかねえ」

「きゃああああ」

「アイリス」

「この敵には、神武の攻撃聞かないの?直哉お兄ちゃんが、アイリス達の為に作ってくれたのに」

「アイリス諦めては駄目ですわ」

「すみれ」

「あの方達も無駄な事をしますね」

「無駄じゃないよ、レイジングハート、私は突然ここに来た時は驚いて、直哉お兄ちゃんにSLB撃ったけど、それでもさくらさんとお兄ちゃんは一緒にいてくれた」

「私は対抗出来るのに、お兄ちゃんを助けなかったら、私は後悔する」

「行くよッレイジングハート」

「了解ですマスター」

なのはもBJを装着し、上野公園に向かった。

再び上野公園・・・

帝国華撃団花組は、次第に攻撃の効かない、謎の機械群に追い込まれる。


「直哉君、何か手はないの?」

さくらも焦りながら直哉に聞いてくる。


「さくらちゃん、ごめん今回は思いつかない、防御に徹してしか言えない」

「うんわかったわ、時間を稼ぐのね」

「皆聞こえた?」

「「「「「了解」」」」」

「直哉お兄ちゃん回復はアイリスに任せて、何も気にしなくて考えてね」

「アイリス、皆止めるんだ僕は、そんな指示を出してない」

「さくらちゃん、何であんなこと言ったの?」

「直哉君私思い出したの、多分あいつらを倒すには、なのはちゃんの力が必要なんだって」

「なのはの?」

「そう直哉君のトラウマである。あの攻撃なら」

その時なのはが、到着した。

「皆退避してーーーお兄ちゃん」

!!

「なのはの声、皆退避するんだ」

「「「「「「了解」」」」」」


「行くよレイジングハート、これが魔法の力だよお兄ちゃん。スターライトブレイカーーーー」

なのはの攻撃を受け、謎の機械群は全滅した。

「なにあれ、すごーい」


「なんか昔より、威力が違いすぎる気がする」

「そうだね、直哉君」

そして、戦いは終わり、帝国華撃団となのはは、帝劇に戻った。

帝劇に戻り、今回の敵の事と、なのはの力についてなのはから話を聞く花組だった。


帝都某所・・・

「フェイト、アルフ次は、出てあの魔道師を殺しなさい」

「はいお母様」

帝都を舞台に新たな事件の始まりが告げられた。



 

 

魔法と言う未知の力を使う敵それは・・金髪少女登場

地下司令室・・・

「なのはさっきは、助かったよ」

「直哉お兄ちゃん」

「だけど教えてくれるかな?何で、僕達帝国華撃団でも倒せない敵を、なのはが倒せたのかを?」

「・・・それは・・・」

「なのはは、まだ言えないんならレイジングハートから聞くから、いいよ」

「お兄ちゃん。レイジングハートの事知ってたの?」

「ああ、最初はなのはの独り言と思ってたけどね」

「そうなんだ、じゃあレイジングハートお願い」

「了解ですマスター」

そう言って、レイジングハートは、花組の前に出て、話をしはじめた。


「何赤い玉が一人で喋ってるよすみれ」

「信じられませんわ」

「こりゃ凄いで」

「嘘だろ」

「・・・

「さて、レイジングハート、いくつか質問するけどいいかい?」


「はい」

「なのはが、使った力の正体はなんだい?」

「それは、魔法です」

「魔法とは、なんだい?」

「貴方達が持つ霊力と似ている部分もありますが、異なる力です」


「霊力と似ているとは?」

「霊力も、マスターの魔法の体内にある力を使うからです」

「成る程ね、じゃあ今回出てきた敵は、こちらの攻撃を全て魔法で、防いでいたのかい?」

「はいそうですね、魔法の防御を破るには、同じ魔法で攻撃するしかないです」

「ふむ・・・」

「それじゃあ今回のが出てきたら、なのはに任せるしかないの?直哉お兄ちゃん」

アイリスが心配そうに、直哉に聞く。

「大丈夫だよアイリス、あいつらも機械で魔法が使えるなら同じ事をすればいいさ。ね、レイジングハート」

「・・・理論上は可能です。ただし最低限の魔法しか使えませんよ」

「ああ、それで構わない。紅蘭レイジングハートと協力して、神武と桜武の強化をお願い」

「はいな」

そして話し合いが終わりそれぞれ自由行動になった。


「ねえ、直哉君こんなに早くに新しい敵が出てくるなんて、私たち勝てるのかな?」

「さくらちゃん。多分今回の戦いに敵はいないよ」

「え、どういうこと?直哉君」

「今回の相手は、なのはが出てきてから、僕達は無視だったよね」

「そう言えばそうね」

「今回の相手の目的は、なのはなのかも」

「だから僕達の最終目的は、なのはを守りきる事だよ、さくらちゃん」

「わかったよ直哉君」

そして数日後・・・


神武と桜武の対魔法装備が完成した。奇しくもその日の午後例の機械群が浅草に現れその機械群の指揮していたのは、なのはと同じくらいの金髪少女だった。

「あれは、フェイトちゃん、直哉お兄ちゃんお願い私も連れて行って?」

「なのは、あの子はなのはの友達なのかい?」

「うん、友達だよお兄ちゃん」

「そうか、友達か、それなら仕方がねえや、直哉あたいがなのはについているからじゃ駄目か?」

カンナが、直哉に聞く。

「仕方がありません。カンナさんお願いできますか?」

「おう、任せろ」

「帝国華撃団出撃せよ!!目標地点浅草、作戦目標謎の機械群の全滅です」

「「「「「「「了解」」」」」」」

花組は出撃した。

 

 

望まぬ再会を果たす二人


浅草・・・

「直哉君。脇時が大量にいるよ」

「皆今は脇時を倒して、あいつら出てくる前に混乱を抑えよう」


「「「「「了解」」」」」

そして脇時を倒した直後・・・

「来たよ、直哉お兄ちゃん」

「来たか」

「今回はあれだけじゃないみたいですわね、ご覧になって.直哉さん」

「こ、これは、狼女?」

「直哉君どうする?」

「多分この狼女は、僕達を、なのはと、カンナのところに行かせないつもりみたいだね」

「さくらちゃんこの狼女と1対1いける?」

「うん、なんとかしてみるよ直哉君」

「マリアさん聞いてました?あの狼女は、桜武で相手します」

「了解です」


「それじゃあ行くよ、直哉君」

「うん、さくらちゃん」

そのころカンナと、行動を共にしているなのはは・・・

「カンナさん、ごめんなさい」

「どうしたんだ?なのは急に?」

「お兄ちゃんを連れて帰ると無責任に、言った事を謝りたくて」

「そうか、確かにあたいらの真の仕事は、平和の時は知られないからな」

「それに私も驚きましたよ、お兄ちゃんが司令官だったなんて」

「おっとなのは、おしゃべりはここまでだぜ、友達が出てきたぜ」


!!

「フェイトちゃん」

「貴女は、誰?どうして、私の名前を知ってるの?」

「フェイトちゃん」

「私は、お母様の命令で貴女を殺しに来たの、貴女が死ねばこの世界は、お母様の物になるの」

!!

「プレシアさんが生きてるの?」

!!


「何で貴女お母様の名前を知ってるの?」

(もしかしてこのフェイトちゃん、PT事件前のフェイトちゃんみたい)


「カンナさんここは、私に任せてください」

「いけるんだな、なのは?」

「はいカンナさん」

「行くよフェイトちゃん、ディバインバスター」

「フォトンランサーファイアー」

二人の魔法がぶつかり激しい音と光が、幻想的に見えた。

「すげえ」


カンナは素直な感想を言った。


そのころ直哉たちは・・・

「貴女達は何者ですか?」

「フン、誰が言うか」

「仕方が無い、さくらちゃんお願い」

「うん破邪剣征・百花斉放」


桜武から放たれたビームが狼女を襲う。


「そんなの効くか」

そう言って、狼女の前に光の壁が現れ、百花斉放を受け止めた。

「ほら返すよ受け取りな」

そう言って、壁に当たった百花斉放を跳ね返した。」

「うあああ」

「きゃあああ」

さくらと直哉は、自分達の技をくらいダメージを受けた。

「もう諦めな、あの魔道師に関わらなければ、お前達は、死なずに済むんだ」

「あの魔道師と言うのは、なのはのことなのか?」

「嫌です。なのはちゃんも直哉君の妹なんです。なのはちゃんも私達の家族なんです」

「家族か・・・皮肉なもんだ、私たちには家族と言っても、あんたらみたいに、暖かい家族では、ないんでね死にな」

その時狼女の元に連絡があり、なのはを倒したと言う連絡だった。

それを聞いた狼女と、残りの機械群は撤退した。


そして、直哉達は急ぎ、カンナとなのはの元に向かった。





 

 

なのはの敗北!!そして・・・謎の組織現れる


太正13年9月・・・

浅草の戦いから、約3ヶ月が経ち、帝都は平穏な日常を取り戻していた。

なのはも、既に回復し、魔法の練習にも、今までより力を入れるようになった


中庭・・・

「なのはー」

「なのはちゃん」

「直哉お兄ちゃん」

「さくらさん、お兄ちゃんに近すぎです」

「そんな事無いよ、ねえ直哉君?」

「そうだねさくらちゃん」

「お兄ちゃん。さくらさんには、甘いんだから」

「でもここでの、生活も終わりかな?」

「そうですね、マスター」

「どういう事だい?なのは」

「お兄ちゃん。実はね私ここと違う世界の人間なの」

「今まで、言わなかったのは謝るけど、さくらさんや、お兄ちゃん。卓父さんや、桜花お母さんとの生活をしてみて、私の世界では、難しかった家族の時間が持てて、嬉しかったよ」

「なのはちゃん」

「お兄ちゃん。ごめんなさい、私がこの世界から居なくなれば、最近起こっている事件は、なくなるよ」

「なのはは、それで本当に後悔しない?」

「僕はね、なのはがどんな事情を持っていても、今まで通り家族として生活するよ」

「私もだよ、なのはちゃん」

「さくらさん、お兄ちゃん」

「マスター時間のようです」

レイジングハートがそう言うと、大帝国劇場のロビーから声が聞こえて来た。

「ごめんください」


「こちらに高町なのはさんはいますか?」

「はい、すいませんけど高町なのははいませんが」

売り子である高村椿が、応対している。


「変ですね」

「母さん違うよ、すみません。高町ではなく紫藤なのははこの劇場にいますか?」

「ああ、支配人の妹さんの事ね、いるわよ」


「あ、丁度来たみたいだね」

「やっぱり、リンディさんと、クロノくんかあ」


「なのはさん!!」

「なのは」

「良かったわ、なのはさんが見つかって、さあ帰りましょう」

「なのは?」

「・・・嫌、私帰らない。この世界にずっといたい」

「!!なに言い出すんだ、なのは?なのはの帰りを待つ、家族がいるのに?」

「もう私は、高町なのはじゃない、紫藤直哉の妹紫藤なのはだからーーー」

そう言って、なのはは2階に上がった。

「リンディさんでしたね、支配人室で、話をしませんか?」

「ええ、そうですね、なのはさんがお世話になった、あなた達には伝えないと、いけませんからね」

4人は、支配人室に向かった。

支配人室・・・


「改めて紹介しますね、僕は紫藤直哉。この劇場の支配人をしています」

「そして彼女が、真宮寺さくらです」

「私はリンディ・ハラウオンです」

「そして、息子のクロノ・ハラウオンです」

「どうも」

4人は、それぞれ自己紹介をした。

「それで、貴女達は、なのはとどういう関係なんでしょうか?」


「私達は、なのはさんと同じ職場で働いてる者です」

「ええーーなのはちゃん。まだ14才ですよ、そんな歳で働かせるなんて」

「別に、僕達の世界では当たり前だが」

さくらが強い口調で言うと、クロノが反論した。

「さくらちゃん、落ち着いて」

「でも、直哉君」

「いいから任せて」


「クロノもですよ」

「母さん」

「それで、なのはを無理やり連れて行くんですか?」

「当たり前だ、そうしないと、僕と母さんが、こんな所にまで来た意味がない」

クロノはそう言い切った。

「成る程、それでも言う事を聞かないのなら、魔法で強制連行を考えてるね、クロノ君


!!

!!

リンディとクロノは直哉の言葉に驚きを隠せないでいた。

「それともう一つ確認しますが、貴方たちは、もしかして時空管理局と言う組織の一員じゃないですか?」

「確かに、私達は、時空管理局に所属しています。でも何故、直哉さんがその事を知ってるんですか?」

「なのはから聞きました。貴女方が来る前に」

「成る程」

「僕達の意見としては、なのは本人が帰りたいというのなら、問題はないんですが、本人の意思を無視するのなら、僕達は家族を守ります」

「そうですか、わかりました」

クロノ今日は帰りましょう」

「しかし母さん」

そしてクロノ達が、帝劇を出ようとした時、銀座に謎の機械群が現れた。







 

 

襲来!!時の庭園・・・帝都上空に現れる


「母さんあれは?まさか!!」

「嘘でしょうあれはプレシア・テスタロッサの居城時の庭園と、守護者達じゃない」

「何故ここにプレシア女史が生きているんだ?」

クロノ達二人は、プレシア・テスタロッサの居城時の庭園を見て驚いていた。

「しまった、ついに動き出したか、さくらちゃんは、急いでなのはを呼んで来て」

「僕は皆に招集かけるから」


「うんわかった直哉君」


さくらは直哉と別れ、なのはのいる、2階に上がっていった。

「直哉さん待って、貴方達まさか、時の庭園に行くつもり?」

「ええ、そうですよリンディさん」

「無茶だ!!一劇場の支配人に何が出来るものか」

「それでは僕は、準備があるので、失礼します」

「ちょっと直哉さん」

直哉は、クロノ達と別れ地下司令室に向かった。

「馬鹿な奴だ、さっさと避難すればいいものを」

「本当にそうなのかしらね」

そのころさくらとなのはは・・・

「なのはちゃんいる?」

「あ、はいさくらさん開いてますよ」

「じゃあ入るわよ」

「なのはちゃん、銀座にあの魔道兵器が出現したの」

「え、でも私お兄ちゃんになんて謝ればいいのか、わからないし」

「なのはちゃん何か悪い事したの?」

「え、だって私せっかくもとの世界に戻れるのに、ワガママ言っちゃったし」

「なのはちゃん、貴女が言った事は、当たり前だよあの人たちは、なのはちゃんの意思を無視しても、連れて帰るって、言うから私も直哉君も、なのはちゃんの意思を尊重させようと決めたからね」

「でもそれじゃあ帝国華撃団に迷惑がかかるんじゃ」

「なのはちゃん貴女はまだ子供だから、そんな事考えなくていいんだよ」

「でも・・・」

「これも管理局のせいなのね」

「え」

「子供が子供らしく出来ない環境なのね」

「さくらさん。私行きます」

「なのはちゃんいいのね?」

「はい、私元の世界に戻るより、この世界にいる私の大切な友達を助けたいです」

「わかったわなのはちゃん」

そして二人は、地下司令室に向かうとそこには、なのはを待つ帝国華撃団全員がいた。

「よう、来たななのは」

「なのは、アイリスも頑張るよ」

「なのはさん、貴女は直哉さんの妹なんですからね」

「うちもなのはちゃん好きや」

「なのは、しっかり自分で答を出すのよ」

「皆さん。遅くなりましたごめんなさい」

「さてこれで、全員そろいました。これから僕達は、帝都上空に現れた浮遊城に突入します」

「帝国華撃団出撃せよ!!」


「「「「「「「了解」」」」」」」

こうして帝国華撃団は、時の庭園に向け出撃した。




 

 

間章 1から2の間の物語 妹来襲篇 最終回 友達になりたいんだ

翔鯨丸艦橋・・・

「なのは質問いいかな?」

「何?直哉お兄ちゃん」

「あの浮遊城の名前は、本来何?」

「え、時の庭園の事?」

「ふむあれは、時の庭園と言うのか」

「なんだか、名前の割には、物騒だよなあの外観は」

そうですわね、そう言えば直哉司令、あの通信の信じるんですか?」

「ああ、出発前に来た通信ですね、ええ信じますよ、わざわざ危険を冒して連絡をくれたんですからね」



「え、お兄ちゃんどういう事?」

「実はねなのは、君の友達のフェイトが母親によって、独房に入れられていると言う情報が来たんだ」

「ええーーそんなーー」

「それで、なのはとすみれさん、マリアさん、カンナさん紅蘭は、なのは共にフェイトさんを救出してください」

「そして、アイリスは僕達と共に、フェイトさんの母親の元に行きます」

「「「「「「「了解」」」」」」」


翔鯨丸は、時の庭園に着いた。

そして帝国華撃団は、二手に別れそれぞれの最終目的地に向かい行動を開始した。

なのはたちサイド・・・

なのはたちは、魔道兵を倒しながら、進んでいた。

「すげえ、紅蘭いつの間に、神武を強化したんだ?」

「レイジングハートさんが、協力的になってくれたおかげや」

「レイジングハートありがとう」

なのはは紅蘭達の会話を聞いて、レイジングハートに感謝した。

「いえ、私はマスターの為に出来ることしただけです」

そして、目的地に着いた。

「フェイトちゃん助けに来たよ」

!!「貴女どうしてここにいるの?」

そのころさくら達は・・・

「直哉君聞いていい?」

「何さくらちゃん」

「フェイトさんのこと養子にするの?」

「ああ、助けた後のことね、それは若菜さんに頼もうと思ってるよ」


「え、お母様に?」

「うん、多分フェイトさんの受けた心の傷は、男の僕では直せないからね」

「成る程それで、お母様にお願いするのね」

「あ、さくら、直哉お兄ちゃん着いたみたいだよ」


そして、さくら達は、プレシアと対面した。

「貴方達は誰?私とアリシアの憩いの時間を奪わないで」

「それは失礼しました。プレシアさん。僕達は、フェイトさんについて聞きたいだけです」

「・・・フェイトですって、ああ、あの出来損ないの粗悪品のことですか」

!!「粗悪品ですって、貴女は人間をなんだと思ってるの」

さくらがプレシアに向け、強い口調で言う。

「フェイトが人間ですって、あの子は、人間ではないわ、アリシアの記憶を持った只の人形よ」


直哉たちとプレシアの会話は、神武の通信機能で、なのはたちにも聞こえていた。


「私が、母さんにとって、只の人形だなんて・・・」


「・・・フェイトちゃん」

フェイトには、自分の母親であるプレシアの言葉がかなりショックだった。


そしてその直後、時の庭園に、衝撃が走った。

「どうやら時間のようです。アイリスみんなの所へテレポートお願い」

「うんお兄ちゃん」

直哉たちがテレポートした直後、時空管理局が、時の庭園にやって来た。

「おかしいわね何故プレシアしかいなかったのかしら」


そのころさくら達は無事に目的を果たし、いつもの生活に、戻っていた。

プレシア・テスタロッサが、管理局に捕まり数日後・・・

フェイトは無事に、なのはと友達になれ、こちらの生活にも慣れた時、リンディがやって来た。


「紫藤直哉さん。フェイトさんの身柄を私達に預けさせて」

「嫌です。早く帰ってくださいおばさん」

「なっ何ですって」

それから数日後・・・


なのはと、フェイトは、さくらの母親と一緒に仙台へと戻って行った。

 

 

年末のとある一日


太正13年12月・・・

あの不思議な事件から約3ヶ月が経った。

今回の事件は公には、蒸気機関暴走による集団催眠術にかかったという説明を市民達に陸軍が説明をした。

3ヶ月前に起きた事件の当事者の二人は、仙台にあるさくらの実家でなのはが、紫藤家にフェイトが、真宮寺家の養子となって暮らしていた。


「直哉君。今日もお疲れ様」


「あ、さくらちゃん」

「うん今日は大分疲れたよ」

「どうしたの?直哉君」

「いやあ、あの騒動で知り合ったあの子が、執拗になのはとフェイトを引き渡せとか、そういう連絡をよこすから、疲れちゃって」

「ああ、あの子ね、直哉君。夕飯私が作るよ」

「え、でも今日の当番僕だよね?言いのさくらちゃん」

「いいよきにしないで、直哉君。本当なら皆大好きな、直哉君の料理が食べれないのは、寂しいけど、直哉君に無理はさせられないから」


「ありがとうさくらちゃん」

食堂・・・

直哉とさくらが食堂で待っていると、アイリス達がやって来た。

「うわあーい今日は、直哉お兄ちゃんの料理の日だーー」

「アイリス落ち着きなさい」

「そう言うみんなも期待してるよね」


「「「「それは・・・・」」」」


「皆お待たせ」

さくらが皆の料理を運んできた。

「あれ、何でさくらが料理を作ってるの?」

アイリスがさくらに聞く。

「ごめんねアイリス、直哉君料理できないくらい、疲れてるの」

「ほら見て、アイリス。直哉君あんな無防備で寝てるでしょ」

「本当だ」

「さくら直哉に何があったの?」

「ええ、実は管理局から執拗に今私の実家にいる二人を渡せと要求されて、直哉君の業務が出来ないくらい連絡が来たそうです。マリアさん」

「ええーーあれから2ヶ月以上経つのにーー」

「ええ、向こうはここ最近毎日連絡来るそうです」


「なんやもう、犯罪者に見えてくるわな、そうなると」


「そうですわね」


さくらの説明を受けて納得した、アイリスたちだった。

「うわあ、みんなもしかして僕寝てた?」

「ああ、ぐっすりとな

「ええ、そうですね」

「直哉お兄ちゃんの寝顔可愛かったよ」

「そやね」

「珍しいものが見れましたわ」

そして皆は料理を食べ終え、それぞれの部屋に戻った。

さくらちゃん今日は、ありがとう」

「いいよ直哉君気にしないで、私も色々直哉君に、助けられてるから」

「さくらちゃん、一つ聞いていい?」

「何直哉君?」

「聖魔城の決戦時に、さくらちゃんもしかして、真宮寺直哉君の世界の叉丹を悲しんでいたの?」

「うん、あの人直哉君の、世界から結果的に来て、あの人は同じ未来を繰り返したことになるでしょ」

「そうだね」

「だからせめて最後くらい希望を叶えようと思ってね受けたの」

「成る程ね、ありがとうさくらちゃん。教えてくれて」

そしてそれから数日が経ち、太正14年の正月を迎えた。

正月早々、米田一基が戻って来た。新たな大戦に繋がる情報と共に。




 

 

新年 ウキウキ初詣

 
前書き
今回から2章ですが、本編に行くのはもう少し先となります。

ご了承ください。


 

 

太正14年正月・・・

大帝国劇場・・・

「さくらちゃん。今年も宜しくね」

「うん今年も、宜しくね直哉君」

「さて、皆が待ってるから楽屋に行こうか」

「そうだね」

二人は、楽屋に向かった。


「あ、直哉お兄ちゃん、さくらおめでとう」

「「おめでとうアイリス」」

「おめでとうございます。直哉さん」


「おめでとうございます。すみれさん」

「おめでとう直哉、さくら」

「「おめでとうございますマリアさん」」

「そういや直哉、今年はさくらと二人で、初詣に行くのか?」

「カンナはん、当たり前の事聞いてどないするんや」

そうだよ、大神のお兄ちゃんじゃないんだから、邪魔しちゃ駄目だよね」

「あのね皆、僕達二人では初詣には行かないんだ」

「「「「「え、なんで」」」」」

「何故なら」

「「お兄ちゃん、姉さん待った?」」

「「「「「なのはちゃんに、フェイトちゃん」」」」」

「こういうわけです」

「成る程な」

「なのはちゃんとフェイトちゃんだ、行くならアイリスも行きたいな」

「うん一緒に行こうよ、アイリスちゃん」

「駄目だよ、なのは初詣だけど、直哉お兄さんとさくら姉さんにとっては、デートなんだから」

「あ、そうだった、お兄ちゃんごめんなさい」

「なのはは、アイリスと行きたいの?」

「行きたい」

「フェイトも?」

「・・・うん」

「じゃあ皆で、行きますか?明治神宮に、ただし途中で僕とさくらさんは抜けますから探さないと、約束出来ますか?」


「「「「「「はーい」」」」」」

そして、花組全員と、なのはとフェイトは明治神宮に向かった。


明治神宮・・・


花組全員振袖に着替えていたので、皆の視線は只一人の男である直哉に集中していた。

「うう皆の視線が痛いよ」

「大丈夫直哉君?」

「うんありがとうさくらちゃん」

「ねえ、フェイトちゃん」

「何?なのは」

「さくらさんて、直哉お兄ちゃんの事となると大胆なことするよね」

「それだけ二人が愛し合ってる証拠だよ。バルディシュも、認めてるし」

「それは、レイジングハートもだよ」

「なのは私ね、この世界に来て、直哉さんやさくらさんに新しい家族の一員になれて嬉しいんだ」

「フェイトちゃん」

「「コラ二人で、何話してるんだい」」


「「やめてーお兄ちゃん、姉さんそこはーーーーー」」

「相変わらず仲のいい兄妹と姉妹だね」

「そうね」

「よし決めたぞ、なのはとフェイトちゃん君達に特別指令を与える」

「君達二人は3日後から、始まる新春特別公演に出てもらいます」

「「ええーーー」」

「「お兄さん、お兄ちゃん無理だよ演劇なんて」」

「大丈夫、アイリス達がいるから」

「そんなーー」

「面白そうじゃねえか」

「うんアイリスも賛成」

「せっかくの特別公演ですし、いいですわね二人の衣装は、私に任せてください」

「お願いします。すみれさん」

「どうしょうフェイトちゃん」

「なのは、覚悟を決めよう」

こうして、新春特別公演になのはとフェイトの出演が決まった。


暫くして・・・

「さくらちゃん聞いてくれる?」

「何、直哉君」

「大神一郎少尉を呼び戻そうと思ってるんだ」

「え、なんで」


「なんか嫌な予感がするんだ、機体の方は神武を光武改にする準備が出来てるし、桜武は、直哉君の世界で貰った設計図を使い、桜焔武改に造してるしね」


「やっぱり直哉君も感じてたんだね」

「さくらちゃん聞いて、桜焔武改には、なのはとフェイトちゃんも乗れるようにしておくから、僕に何があっても良い様にしておくからね」

「嫌!!私は、直哉君としか乗らないから」


「わかったよさくらちゃん」

「ごめんね僕、司令だから最悪な事も考えないといけないからね」

「・・・直哉君私は、ずっと貴方と生きます」

「さくらちゃん」


「さて明日から米田さんが、特別公演が終わるまでくるから帰ろう。さくらちゃん」


「あ、待ってよ直哉君」


こうして新たな一年が始まった。





 

 

米田の帰還と新春特別公演の準備


初詣を終えた直哉とさくらを除いた花組隊員と、なのはとフェイトは、帝劇に戻り急遽出演が、決まった新春特別公演の準備をしていた。

「もう直哉お兄ちゃんたら、いきなり舞台に立てて酷いよ、私苦手なのに」

「あれなのはちゃん、演劇とか嫌いなの?」

アイリスがなのはに聞く。」

「いやそう言う事じゃなくてね」

「アイリスなのはは、運動音痴なんだよ」

「あーー納得した」

「もう、フェイトちゃん。アイリスちゃんもその説明で、納得しないでよ」

「「ごめんなのは。ごめんねなのはちゃん」」


なのはは、そんな二人に対し怒り心頭だった。

「平和だな」

「平和やな」

「平和ですね」

「さて、直哉君に頼まれた仕事の仕上げをしに行こうと」

「何だ?紅蘭直哉に、仕事を頼まれたのか?」


「はいな」

紅蘭はそう言うと、自分の城である格納庫に、向かった。


そのころ直哉とさくらは・・・

西洋亭で昼食の注文を終えると、そこに米田が現れた。

「ねえ直哉君あれ、米田さんよね?」

「あ、本当だよさくらちゃん。米田さーん」

「うん?おお、お前達二人だけか?」

「「はい」」

「丁度いい、お前達二人に伝えなければならないことができたのだ、直哉お前の両親に着いてだが、お前の母親桜花だが、どうもこの世界の人間ではなさそうなのだ」

「「え、それは本当ですか?」」


「どうした二人共、そんなに驚いて?」

「いえ、米田さんは覚えてますよね、並行世界から来たさくらさんの事を?」

「ああ、覚えてるが、それがどうかしたか?」

「ええ、私たちその後に、さくらさんたちの世界に、招待されて行ったんです。そこで事件に遭遇し、こちらの世界に、帰ろうとしたら、新たな敵が現れ、その内の一人が、真宮寺桜花と名乗ったんです」


「!!何だとそれは、本当か?さくら」

「ええ、でもその後の記憶は、思い出せないんです。私も直哉君も」

「成る程な、直哉すまないが、支配人を俺がしていいか?」

「どういうことです。米田さん」

実はな、俺が旅している時に、聞いたのだが、陸軍と海軍の仲が、予想以上に悪くなっているらしいのだ」

「だからそれが、解消されるまで俺が、帝劇にいた方がいいと思ってな」

「僕もそれは、気になっていたので、大神さんを呼び戻そうと考えていたんです」

「ほう大神をか?」

「ええ、ですけどさくらちゃんが・・・」

「私は個人的な気持ちは、大神さんは要らないです。だって隊長も直哉君が居れば十分やっていけることがわかったので、それに大神さんは、常に私と直哉君を離れさせようとしてたので」

「成る程な、それでさくらは、聖魔城での大神の告白を、聞き流したのか?」

「ええ、そうですよ私には直哉君が居ますから。それでもしつこかったんで、相手したら、こちらが恥ずかしくなるくらい大声で名前を連呼されたんですから」

「あれは僕と、叉丹も呆れてしまったもんな」

「実は俺も、ミカサで聞いていたが、あのタイミングの告白はないだろうと思っていたからな」

「相思相愛の直哉とさくらならわかるがな」

「ですよね、まさか敵地の中での告白とは、驚きます」

3人が、話していると、注文した料理が来て3人は食べて帝劇に戻ると、3日後に迫る新春特別公演の準備を手伝っていた。

そして準備が、一通り終わり落ち着くと、直哉とさくらを除く全員が、米田が居る事に驚いていた。





 

 

新章突入記念 妹達の疑問 大神さんてどんな人?

太正14年正月・・・

大帝国劇場食堂・・・

明治神宮での、初詣を終えたなのはとフェイトは、直哉とさくらを除く花組メンバーと帝劇に戻って来た。そして昼食を取りながらなのはが質問をした。

「あの皆さん大神さんて誰なんですか?最近お兄ちゃんからその名前を聞くので」

「うーん簡単に言うと、直哉お兄ちゃんとさくらの邪魔する人かな?」

「「ええーーどういう事?アイリスちゃん」」

「こらちゃんと説明しなさいアイリス」

「なのは、フェイトよく聞いてね、大神さんは帝国華撃団の隊長を務めてたのよ」

「でもマリアさん。少尉が直哉さんと、さくらさんの邪魔をしてたのも事実ですわよ」

「それは、そうだけどここで言うのは悪いわよ、すみれ」

「いえマリアさん。なのはさんとフェイトさんの為に、直哉さんとさくらさんが受けた少尉の迷惑行為を、教えるべきですわ」


そしてすみれは最初に神武のことを語りだした。


「さてと、後はすみれさんのご実家の神埼重工か、今の所新機体を作る事は、財界の方には不評なのは知ってたけど、かなり厳しいよなあ」

「まして脅威が、去った直後だしな、復興に使って、商売に使いたいのもわかるけど、あれは露骨過ぎるよな」

「確かに、帝国華撃団は、維持費が膨大だけどさ、もし光武以上の力を持つ敵が出てくる可能性があるのに」


「流石お兄ちゃん敵を倒してすぐ新たな敵が出てきても良い様に準備するなんて」

「そうだね、なのは」


そしてすみれの代わりに紅蘭が語りだした。

「漸く帰ってきたか、直哉何処に遊びに行っていた?」

「別に、僕がどこに行こうが、大神さんには、関係ないはずですが?」

「ああ、確かに関係は無いが、米田支配人に仕事を押し付けるなよ」

「・・・」


「酷い!!兄さんはちゃんと新型機を作り、姉さんの特訓についてきてくれたのに、それを遊んでるで片付けるなんて」

「大神はんこれが、うちらの新たな力その名も、神武や」

「神武・・・紅蘭ちょっと待ってくれ、どうしてさくら君の神武が無いんだい?」

「大神はんそれは・・・」

「どうせ直哉のせいだろ?紅蘭」

「直哉がしっかり仕事をしてれば、こんな事には、ならなかった筈だしな」


!!「大神はんいい過ぎや」

「別に言い過ぎなもんか、事実だろう」

「大神さんて馬鹿なんですか?お兄ちゃんとさくらさんには、専用機体があることを把握してないんですか、今時全員が同じ機体に乗るのは、漫画やアニメだけでしょうに」

「なのはちゃん厳しいな」


そしてアイリスが最終決戦時の話を始めた。

「止めるんださくら君。こいつのいいなりにする必要はないんだ」

大神はそう言うが、さくらは反論した。

「大神さん貴方は、何をしにここに来たのですか?帝都を守るんでしょう、その帝都が後5時間足らずで、消滅するんですよ、量子砲が放たれて」

「それは・・・そうだが俺は、さくら君。君のことが好きなんだ」


「だから最後まで、俺の傍にいて欲しい」

「・・・大神さんありがとうございます。・・・でも、ごめんなさい大神さん」

さくらはそう言うと、大神から離れると、もう一人の葵叉丹と対峙した。

「止めるんだ。さくら君、さくら君、さくらくーん


「「・・・はっこんな時に、告白だってーー大神さん状況を考えようよ」」

「だよねアイリス達も驚いたし」


「それに告白の相手が、姉さんだなんて余りに可哀想もうカップル成立してる人に告白だなんて」

「以上が大神さんだよわかった?」


「「うんアイリスちゃんの言葉の意味も分かったよ」」

「フェイトちゃん、大神さんが来たら、全力でお兄ちゃんとさくらさんを守ろうね」

「うん、なのは」


なのはとフェイトは、大神に対し、変わった敵対心を持ってしまったのだった。

「いいのかしら、これで」

マリアが呟く。




 

 

新春特別公演前編

新春特別公演初日・・・

「うう、フェイトちゃん緊張してきたよ」

「なのは、私もだよ」

「あれ皆さんなんでロビーにいるんですか?」

「直哉支配人今日は特別公演なので、前回同様私達がモギリもして、お客様とふれ合いたいですわ」

「なるほどそういうわけですか?」

「おうよ、あたいは、初めてだから楽しみだぜ」

「でも開場まであと一時間あるのですけどね」

「さくらちゃんとなのはとフェイトちゃんは、少し支配人室に来てください」

「「「はい」」」

そして直哉を先頭に3人は、支配人室に向かった。


支配人室・・・

「支配人入ります」

「おう、いいぜ」


4人は、支配人室に入った。

「お前さん達が、なのはとフェイトだな」

「「はい」」

「俺は米田一基と言うよろしくな、そして今日から支配人に復帰するからな」

「「ええーー」」

「じゃあお兄ちゃんクビですか?」

「いやそういうわけじゃねえ、直哉は、帝国華撃団隊長が戻るまでそちらに専念してもらうだけだ」

そしてお前らには、今日から帝国歌劇団として働いてもらう事となった」

「「ええーー」」

「そして日常では、魔法の使用は基本禁止にする」

「だが、例外もある。演出として使うのであれば、使用して構わん」

「「はい」」

「話は以上だ」

「「「「失礼しました」」」」


そして4人はロビーに行くと、開場5分前だった。

そして開場した。

「ウオオオオ今年も特別公演あって嬉しいです支配人」

「喜んでいただいて嬉しいですよ」

「さくらさん半券切って」

「はいどうぞ」

「きゃあああ。かわいい妖精が増えてるわ」


「「よろしくお願いします」」

「かわいいのに礼儀正しいわ」

お客とのふれあいも終え花組全員は、開演直前に楽屋に集まっていた。

「皆今回の特別公演成功させるわよ」

「「「「「「「「おーー」」」」」」」」

そして舞台は、開演した。

そのころ直哉と米田は・・・

「直哉時空管理局には、気をつけろ、奴らお前達に接触したと同時に、俺にも、接触してきたからな」

「何ですって、それは本当なのですか?」

「ああ、この話は、なのは達にはいえないが、なのはがこの世界に来ることになったのも奴らの干渉で来たらしい」


「何てことだ、だから奴らになのはたちを渡すな、最悪の場合帝国華撃団に入れてでも守れいいな、それでも無理ならば、真宮寺直哉に助けを求めろ」

「わかりました米田支配人」

「それとこれは俺の感だが、憑依獣にも注意しとけよ」

「はい」

「でもこの胸騒ぎは、憑依獣や管理局のせいなのか?」

違う気がする。

「気にするな直哉、お前とさくらを護衛するのは、加山だから安心しろよ」

「そうですね」

特別公演はまだ、始まったばかりだ。




 

 

新春特別公演後編

直哉が、支配人室を出ると、そこで待っていたのは風組の3人だった。


「いたいた、直哉君ちょっといい?」

「何?由里君」

「あの二人の新しい子達誰なの?」

「ああ、一人は僕の義理の妹で、もう一人は、最近さくらちゃんの義理の妹になった子だよ」


「二人共お正月で、仙台から出てきてから、特別公演に出てもらったのだけど、失敗したあの子達?」

「いいえ、凄い反響ですよ、演出で、空を飛ぶんですから」

「そ、そうなんだかすみ君」

「直哉君あの二人のプロマイド販売していい?」

「いいですよ椿さん。あの子達も正式に歌劇団のメンバーになったので」

「本当!!」

「直哉君が来て、劇場の売り上げも上がるしいい事だらけね」

「ほうそれじゃあ俺が悪いんだな?」

「当たり前じゃないそんな事・・・・」

「由里、かすみ、椿支配人室に来い、話がある」


「「「いやーー」」」

そして三人組は、支配人室へ消えていった。


「さて僕は、舞台袖で、二人の初舞台でも見に行くかな?」


舞台袖・・・

直哉が、舞台袖に行くとさくらが居た。

「あ、さくらちゃん」

「直哉君、直哉君も様子見に来たの?」


「うん、そういうさくらちゃんも?」

「うん、所で直哉君あの二人も、帝国華撃団に関わらせるの?」

「それは・・・さくらちゃんだから、言うけどまだ管理局があの二人を狙ってるみたいなんだ、それで米田長官が、二人を守るために帝国華撃団に入れるようにと進められたよ」

「そんな・・・」

「さくらちゃんこの世界には、まだ憑依の実や、まだ見たことのない脅威があるかも知れない、そんな脅威から帝都を守るのが、僕達の使命だよね」

「うん」

「僕達が戦闘中に、二人が狙らわれたらどうする?」

「それは・・・」

「それを管理局は、平気でするみたいなんだ」

「だから僕は決めたんだ、二人を帝国華撃団に入れることを」

「わかった直哉君。私も賛成するよ」

「あ、お兄ちゃん」

「姉さんも」

「「二人共お疲れ様」」

「「疲れたよ」」


「二人共まだあと2日あるんだぞ」

「「あ、そうだった」」

「フフ、頑張って」



「それじゃあ、仕事にいくね」

「「「はーい」」」

直哉は三人と別れ、自分の仕事に戻った。

そして、三日間の特別公演は終わり、2ヶ月が経った。

太正14年3月31日深夜・・・

1年前東京湾に出現した、降魔の城と言うべき聖魔城今ここに、鬼の面を被った男の反魂の術により、あの男が蘇ると、聖魔城は、静かに、沈むのだった。


それから数日後・・・

帝都にあの男が、帰ってきた。

「よう、大神久しぶりだな」

「ええ、支配人も元気そうで、安心しました」

「おう俺は、元気だぞ、しかし大神よ、南米での演習はどうだった?」

「ええ、自分が教官でどこまでやれるか、不安でしたが、何とか無事に終えることができ、ほっとしてます」


「結構、治にいて乱を忘れず花組の隊長はそれぐらいじゃなきゃ勤まらねえからな」


「海軍少尉大神一郎貴殿に、帝国華撃団花組への転属を伝える」

「は、粉骨砕身で頑張ります」

「して、大神よ花組隊員の中で、心に残る隊員は、いるか?」

「・・・はいいます」

「ほうそいつは・・・誰だ?」

「・・・それはさくら君です」

「ほう・・さくらか」

「さくら君は、元気ですか?」

「ああ、元気だよ、相変わらずな」

「俺が帰ってくることに何か言ってました?」


「いや何もないだろ、さくらは大神に対しては」

そして米田と大神を乗せた、屋形船は、終点に着いた。

そこで、大神を出迎えたのは、さくらと、大神の知らない少女の二人だった。

 

 

花萌える帝都前編


「大神さんお帰りなさい」

「・・・ただいまさくら君」

「さくら君、皆元気かい?」

「ええ、皆元気ですよ、大神さん、何人かは、帝劇にいませんがね」

「それじゃあ、直哉もいないのかい?」

「直哉君はいますよ、当たり前じゃないですか」

「そうかいるのか、さくら君1年前の答を教えてくれ?」

「え、1年前の答え?何の事です?大神さん」

「俺の恋人になってくれるかの、答さ」

大神は心待ちにしていた。さくらの答を聞けるのを。

(ええーー嘘でしょう。私聖魔城で、断ったのに、大神さん忘れてるよ)

その時なのはと、フェイトが、さくらに助け舟を出した。

「フェイトちゃん」

「うんなのは、姉さんお腹すいたから、早く帝劇に帰ろうよ」

「は、そうね帰りましょうね、なのはちゃん、フェイトちゃん」

「大神さんも行きますよ大帝国劇場へ」

「まあ慌てなくていいか、今回でさくら君と恋人関係に進展すさせるぞ」

大神は密かに、目標を立てていた。後に大神の目標が原因で、大変な事が起こるのだった。


一方さくら達は・・・

「なんか大神さんて人、下心出しすぎだよね、フェイトちゃん」

「そうだね、あの人が、いくら姉さんの事が好きでも、私は直哉兄さんの方がいいかな」

「その気持ちわかるよ、フェイトちゃん」

「そうよ私には、直哉君が居るんだから」

「大神さんに負けてたまるものですか」

4人はそれぞれの思いを口にしながら大帝国劇場に向かった。


大帝国劇場・・・

「あ、直哉お兄ちゃん、さくら達が帰って来たよ」

「わかったよ、アイリス」

「お兄ちゃんお帰り」

「アイリス元気だったかい」

「うん、アイリスは元気だったよ」

「それでは大神さんは支配人室に行ってくださいね」

「え、さくら君一緒に行かないのかい?」

「行きませんよ、大神さん私が支配人から受けた命令は、劇場までの案内ですし」

「そうなんだ」

そして大神は、一人で支配人室に向かった。

そのころさくらは・・・

「直哉君隠れてないで、出てきてよ」

「流石だねさくらちゃん」


!!「「お兄ちゃん、お兄さんいたの」」

「気がつかなかった」

「流石だね、姉さん」

「アイリス私達、食堂に行くけど、どうする?

「うーん私は、お兄ちゃんを待つよ」

「それじゃあ、大神さんのことよろしくね」


「うん、任せてさくら」


そしてさくら達は、食堂に向かった。


そして大神は、事務室を出て、支配人室に向かった。

「流石だな、大神時間通りだな」

そして大神は、米田支配人から劇場での、大神の制服であるもぎり服を貰い、支配人室を出ると、そこに居たのは、アイリスだった。


「お兄ちゃん。お話し終わった」


「ああ、終わったよアイリス」

「それじゃあ、お兄ちゃんのお部屋に案内するね」

「うわあ俺が使ってたままになってる」


「うん、アイリス頑張ったもん」

「アイリスありがとう」

「お兄ちゃん着替えたら楽屋に来てね、歓迎会をするから」

「わかったよアイリス」

大神は着替える為に、部屋に入った。


アイリスは大神の部屋を出て、アイリスは大神が、着替えを終わるまで待っていた。


暫くすると楽屋にアイリスと大神が、やって来た。

そして大神の歓迎会が始まり、一人ずつ大神に言葉をかけていた。


「久しぶりだな直哉、俺が来たからには、命令に従えよ今のお前は、俺の部下だからな」

大神がそう言うと、さくらとなのはの機嫌が悪くなったが、歓迎会は進んでいた。

「おっといけねえ、酔いつぶれる前に紹介しないとな、おーい入ってこい」

米田がそう言うと、楽屋に一人の女性がが、入って来た。






 

 

花萌える帝都中編


「おっといけねえ、酔いつぶれる前に紹介しないとな、おーい入ってこい」

米田がそう言うと、楽屋に一人の女性がが、入って来た。

「初めまして、私はソレッタ織姫といいます。皆さん宜しくお願いします」

「大神から順番に挨拶しろ」

「はい、俺は帝国海軍少尉大神一郎宜しく」

大神は、硬派に挨拶を決めたつもりだったが、決まらなかった。

「少尉さん私、日本の男嫌いです」

「ええーーー」


織姫の言葉に、ショックを受けた大神だった。

「私は、真宮寺さくらです、そして私の隣にいるのが、妹のフェイトです。よろしくお願いします」

「よろしく」

「やっほー私はアイリス、この子は、クマのジャンポールだよ宜しくね」


「最後になりますが、今は、帝国華撃団総司令補佐をしています。紫藤直哉と言います。自分も大神さんと同じ織姫さんの嫌いな部類に入ると思いますけどよろしくお願いしますね」

「そして僕の隣にいるのが、僕の妹で、紫藤なのはです」

「よろしくです織姫お姉ちゃん」

「何だと!!直哉に妹がいたのか?かわいいな」


!!「なんか寒気がしたよ、お兄ちゃん」

「じゃあ膝の上に来るかい?」

「うん」

「直哉さんは、妹さんに優しいですね」

「そうですかね、織姫さん」

「ええ、私はそう思いますよ、しかし貴方が、紫藤直哉さんでしたか」

「え、織姫さん僕の事を知ってるんですか?」

「ええ、昨年帝都で起きた事件の最大の功労者ですし」

「ええーー功労者は大神さんでしょあれは?」

「実際はそうかもしれませんけど、海外では、直哉さんの経歴を見て驚いてましたから」

「直哉お前、あの当時海軍を辞めてたろ?」

「あ、そう言えば」

「元軍人が、同年代の乙女達と共に、怪事件を解決と言う感じでしたし」

その後、歓迎会は順調に進んでいたが、大神の一言を聞いて、織姫が怒り、歓迎会は中断したのだった。

「あーあ、織姫怒っちゃったよ、どうするのお兄ちゃん?」

アイリスが、大神に言う。

「謝りに行くよ、それじゃあ皆また後で」

そう言って大神は、楽屋を出て行った。

「さて、これからどうするのか、楽しみだな、直哉」

「ええ、そうですね支配人」

「でもよ直哉、大神が、なのはに興味を持つとはな、あいつさくら一筋と思っていたんだがな」

「ええーー支配人私は、直哉君一筋ですよ」

「それはわかっている。直哉どうするんだ、お前達今年で18だろ?」

「支配人その件にですけど、夏休みに、仙台に戻って挙げ様かと考えてます。さくらちゃんとの式をね」

「「「ええーーー」」」

さくらとなのはと、フェイトが驚いていた。

「結婚かあ、おめでとう直哉お兄ちゃん、さくら」

「ありがとうアイリス」

「それじゃあ今年の夏季休暇は、仙台旅行にして、お前達4人で式を挙げろ」

「いいですね。支配人。

そのころ大神は・・・・


謝りに行ったが、相手にされなかった。

「その夜・・・

さくらは大神の部屋に向かった。

「大神さんいますか?さくらですけど」


「今開けるよ、さくら君」

「どうしたんだい、こんな時間に?」

「支配人からの依頼で、大神さんに夜の見回りお願いできますか?」

「ああ、いいよ、さくら君も行くんだろ?」

「・・・今日だけですよ」

「本当かい?さくら君」

「ええ、但し織姫さんを誘う事が、条件です」

「う、せっかくさくら君と二人きりになれると思ったのに」

そして大神とさくらは、織姫の部屋に行き、夜の見回りに誘った。

「いいですよ少尉さん」


「織姫さん。いいんですか?」

「いいんですよチェリーさん。私は、直哉さんからさくらさんを、少尉さんから守ってくれと頼まれているので」

「そうだったんですか」

「そうなのです」

そして夜の見回りが終わり、さくらと織姫が自分の部屋に戻ろうとした時、大神がさくらに声をかけた。


「さくら君部屋まで送るよ」

「え」(拙いわ、この時間なら、直哉君も寝てるだろうし)

「いえ、大神さん大丈夫ですから、それじゃ」

「あ、待ってくれ。さくらくん」

そう言って大神は、さくらの腕を掴んだ。

「きゃあ」

そしてさくらはバランスを崩し、倒れた。

「「・・・・・」」

互いに沈黙を続け、先に沈黙を破ったのは、さくらだった。

「大神さん退いて下さい」

「ああ、すまないさくら君」

「それでは、大神さん失礼します」

「待ってくれさく・・ら君」

大神はさくらの無言のプレッシャーを受け、動けなかった。


そしてさくらは・・・

「今日は、直哉君と同じベットで寝よう」


心に誓うさくらだった。




 

 

花萌える帝都後編1

見回り終了後のさくら・・・

「そうだわ、このままじゃあれだから軽くシャワーを浴びて行きましょう」

そしてさくらは、浴場に行った。


そのころ大神はさくらと別れ、その足で、浴場に来ていた。

「はあ、さっきは焦ったなあ、まさかさくら君とあんな形で密着出来るなんて、役得だよな、直哉はしたくても出来ないだろうし」

直哉とさくらは、既にキスをしていることを、知らない大神だった。

そして、大神にとっての悲劇が間もなく幕をあげる。

そのころ直哉とフェイトは・・・


「フェイトちゃんさくらちゃん遅いね」

「そうですね、兄さん一緒に探しましょう。そのほうが、姉さんも喜びますから」

そして直哉とフェイトは、さくらを探し始めた。

「そう言えば、フェイトちゃんここでの生活に慣れた?」


「あ、はい大分、慣れました」

「最初は、ついつい魔法を使う癖を直すのに苦労しましたけどね」

「成る程ね、ごめんね君達を守るには、極力魔力を使わせない方法でしか、思い付かなかったんだ」

「いえ、兄さん達には感謝してます。所で兄さんあと一人私と、なのはの友達である八神はやてと言う魔道師が、現れるかも知れ・・・」

「きゃあああああ」

!!「さくらちゃんの声だ。急ごうフェイトちゃん」

「はい、兄さん」

桜の悲鳴を聞いて駆けつけた直哉と、フェイト。

「うおっここからフェイトちゃんに任せるよ」

「あっはいわかりました。姉さん落ち着いてとりあえず服を着て、そうしないと、兄さんが困ってるから」

「あ、そうねわかったわ」

さくらは落ち着きを取り戻し、直哉が大神とさくらに事情を聞いた。

「さて、二人共こんな時間に何やってるんですか?」

「直哉君聞いて、私は汗をかいたからシャワーを浴びていたらいきなり大神さんが出で来たの」

「成る程、大神さんさくらさんの説明で、間違いありませんか?」


「直哉信じてくれ、俺は無実だ、俺が入ってる所にさくら君が、入ってきたんだ」

「成る程、大神さんの言い訳は、わかりました。確かにさくらさんの不注意の部分もありますが、大神さんこれは、貴方に罰を与えなくてはなりませんね」

「何でだ?直哉」

「貴方は、結果的に嫁入り前の女性の素肌を見たんですよね?これが昔なら切腹ものですよ」

「大神さんがした行為、この件については、米田支配人に報告しますから」

「いいですね、大神さん」

「そ、そんなーー」

「やっぱり私はこの人より、直哉兄さんがいいなあ、姉さんには」

フェイトはそう呟くのだった。

次の日・・・

さくらと直哉の自室・・・

「さくらちゃん昨日はごめんね、まさか大神さんが、あんな事するなんて思わなかったし」

「ううんいいよ、もしあの騒動がなかったら、あの人に私達の関係がばれる可能性あったし、私はそっちの方が、怖いよ」

「それにね、男性に見られるのは、直哉君のおかげで、ある程度耐性が付いてるんだよ」

「ヘッそうなの?」

「今度二人でお風呂に入ろうよ、昔みたいに」

「そうだね、さくらちゃん」

「やった、約束だよ直哉君」




そのころ舞台では・・・

「「「えーーー」」」

「お兄ちゃんが覗きしたーーー」

「ついにやりましたね少尉さん」

「大神さん。後でお話したほうがいいよね」

「なのはほどほどにね」

「わかってるよ、フェイトちゃん」

そのころ大神は米田支配人から、3日間自室謹慎を言われ自室で待機していると、緊急出撃を知らせるサイレンがなった。

「クッこんな時に敵か?地下司令室に行かねば」

そして大神は、部屋を飛び出し地下司令室に向かった。

 

 

花萌える帝都後編2

ジリリリリーーー


「はっこの音はまさか!!直哉君」

「どうやら、動き始めたようだね、帝都に仇なす存在がね、それが直哉君の世界の新たな敵なのか、僕たちの世界の者かわからないけど?」

「さくらちゃん。今僕たちの世界と直哉君の世界は、何故か繋がっている状態が続いてる状態なんだ。もしこの事が敵に、特に管理局にばれたら拙いからね」

「うんわかったよ」

「じゃあ行こう。さくらちゃん」

「うん直哉君」


「何なのですか?このサイレンは?」


「「帝国華撃団の出撃です。織姫さん行きますよ」」

「なのはちゃん、フェイトちゃん強く手を引っ張りすぎでーす」


大帝国劇場地下司令室・・・

「来たな皆」

「米田指令、今回は異世界からの侵攻ですか?」

「いや違うぞ直哉今回は、我々の世界での敵だ!!」

「そうですか」

「直哉は内心安心していた。

「遅くなりました司令」

「なっ大神何故自室から出てきた?」

「何故って敵が来たからに決まってるでしょう?」


(あーあもうなんで、こいつは・・・俺と直哉の作戦プランを壊しに出てきてるのか?と思いたいぐらいだぞ)

「わかった大神。お前は、アイリスと、織姫と共に先発隊として出撃しろ」

「え、さくら君がいませんが?」

「いいんだ、大神謎の敵に対して、最初から全力で行ける訳ないだろ」


「大神出撃命令を出せ」

「はい、帝国華撃団出撃せよ!!目標地点銀座」


「「了解」」

大神、アイリス、織姫の3人は、欧州星組時代の機体に乗り大神とアイリスは、光武改に乗って出撃した。

「あれは、やはり脇時だ、アイリス織姫君ここはすばやく倒すぞ」

「「了解」」

そして、大神達は脇時を全滅させた。

「やったぞ!!全員で、闘う事無く敵を倒せたぞ」

「フフンこれくらい楽勝です」


「フー良かったよ、今回は、脇時だけで、あれが来なくて」

3人が、脇侍を全滅させた直後3体の黒い魔道兵器が現れた。

!!「お兄ちゃんそれに手を出しちゃ駄目ーー」

「大丈夫だ、アイリス俺に任せろ」

魔道兵器が現れた直後の大帝国劇場・・・

「何だあの機械は?」

「いけないさくらちゃん、なのは、フェイト出撃するよ」

「「「了解」」」

「司令帰ってきたら、あの機体について説明しますね」

「ああ、わかった」

直哉達は出撃した。

「狼虎滅却・天地一矢」

大神は必殺技を繰り出すが、魔道兵器により跳ね返された。

「何!!ぐわあああ」

その時、帝国華撃団にとって、因縁を持つ男が現れた。

「無様だな、大神一郎。いや敵地で愛の告白をした愚かな男には、いい薬だな」

「そうですね、葵叉丹。その意見には、賛成するわ」

「来たか、真宮寺さくらと、紫藤直哉よ」


「なのはと、フェイトちゃんは、三体の魔道兵器の相手をして」

「「了解」」

「葵叉丹。久しぶりですね」


「フ、葵叉丹は偽りの生、偽りの名」


「葵叉丹誰ですか?」


そしてさくらは、織姫にわかりやすく説明をした。

叉丹は、魔装機兵、闇神威を召還した。


「行くよフェイトちゃん、ディバインバスター」

「うんなのは、プラズマランサー」

三体の魔道兵器は二人の少女の攻撃によって、破壊された。


「やったね、フェイトちゃん」

「うん、なのは」

「なっ馬鹿な、あれが破壊されるとは」

叉丹は驚いていた。

「今だよさくらちゃん」

「うん直哉君」

「「破邪剣征・百花斉放」」

「うおおお」

叉丹の闇神威は機能停止になった。

そして、戦いは、帝国華撃団の勝利が確定した瞬間。叉丹は背後から、何者かに斬られたのだった。

「がふ!!貴様」


「山崎」

「久しいな、米田よ・・・」


「長官奴は?」

「奴は・・・山崎真之介という。元帝国陸軍対降魔部隊の隊員さ」

「お前とはこういう形での、再会はしたくなかったがな」

「山崎」

そして、山崎真之介は息絶えた。

「お前は何者だ?叉丹はお前たちの仲間のはずだろう。何故殺した」

「我が名は、鬼王」

「奴は、私達の仲間ではない。奴は、人形だ。使えぬ人形を、処分して何が悪い」

「何だと!!」

大神は、鬼王の言葉を聞いて怒りを顕にする。

「何れまた会おう。帝国華撃団」


鬼王は、叉丹の剣を持ち、何処かへ転移をした。


こうして帝国華撃団の新たな戦いが始まった。



 

 

特別編 大神と言う男

 
前書き
今回はなのはとフェイト視点の大神一郎との出会いと二人の思いがメインです。

ですので、スルーしても構いません。 

 

太正14年4月

私達はついに大神一郎と言う男に出会った。

「私とフェイトちゃんは初めて会った私達を無視し、さくらさんに挨拶をしていた。こういう風に」


「ええ、皆元気ですよ、大神さん、何人かは、帝劇にいませんがね」

「それじゃあ、直哉もいないのかい?」

「直哉君はいますよ、当たり前じゃないですか」

「そうかいるのか、さくら君1年前の答を教えてくれ?」

「え、1年前の答え?何の事です?大神さん」

「俺の恋人になってくれるかの、答さ」

「私となのはは、大神という男の姉さんへの第一声で驚かされた」

「何故なら、いきなり恋人になる前提の答を聞いてきたからだ」


「当然姉さんは、戸惑う。姉さんには直哉さんと言う恋人がいるのだから」

「なんか大神さんて人、下心出しすぎだよね、フェイトちゃん」

「そうだね、あの人が、いくら姉さんの事が好きでも、私は直哉兄さんの方がいいかな」

「その気持ちわかるよ、フェイトちゃん」



これが私とフェイトちゃんの大神一郎と言う男の印象だった。


それから私達は、男の異常さを再確認する。

それは歓迎会の自己紹介の時に、見つけました。

それは、兄さんがなのはの紹介をしている時でした。

「最後になりますが、今は、帝国華撃団総司令補佐をしています。紫藤直哉と言います。自分も大神さんと同じ織姫さんの嫌いな部類に入ると思いますけどよろしくお願いしますね」

「そして僕の隣にいるのが、僕の妹で、紫藤なのはです」

「よろしくです織姫お姉ちゃん」

「何だと!!直哉に妹がいたのか?かわいいな」


!!「なんか寒気がしたよ、お兄ちゃん」

「私は感じました。大神さんには幼い子供まで行けるという事を」


「その夜、私が大神と言う男に、強い怒りを覚えた事件が起きたのです」

「フェイトちゃんさくらちゃん遅いね」

「そうですね、兄さん一緒に探しましょう。そのほうが、姉さんも喜びますから」

そして直哉とフェイトは、さくらを探し始めた。

「そう言えば、フェイトちゃんここでの生活に慣れた?」


「あ、はい大分、慣れました」

「最初は、ついつい魔法を使う癖を直すのに苦労しましたけどね」

「成る程ね、ごめんね君達を守るには、極力魔力を使わせない方法でしか、思い付かなかったんだ」

「いえ、兄さん達には感謝してます。所で兄さんあと一人私と、なのはの友達である八神はやてと言う魔道師が、現れるかも知れ・・・」

「きゃあああああ」

!!「さくらちゃんの声だ。急ごうフェイトちゃん」

「はい、兄さん」

「姉さんの声が聞こえ私と兄さんが行くと、そこには大神と、姉さんがいた」


「兄さんは冷静に二人から事情を聞いていたが、内心では、怒り爆発状態だろうと私は感じた」


「さて、二人共こんな時間に何やってるんですか?」

「直哉君聞いて、私は汗をかいたからシャワーを浴びていたらいきなり大神さんが出で来たの」

「成る程、大神さんさくらさんの説明で、間違いありませんか?」


「直哉信じてくれ、俺は無実だ、俺が入ってる所にさくら君が、入ってきたんだ」

「成る程、大神さんの言い訳は、わかりました。確かにさくらさんの不注意の部分もありますが、大神さんこれは、貴方に罰を与えなくてはなりませんね」

「何でだ?直哉」

「貴方は、結果的に嫁入り前の女性の素肌を見たんですよね?これが昔なら切腹ものですよ」

「大神さんがした行為、この件については、米田支配人に報告しますから」

「いいですね、大神さん」

「そ、そんなーー」

「それを見た時私は、軽く殺意が起きました」


次の日私達は、隊長と名乗る男に一層の注意が必要だと感じました。

by なのは 
フェイト






 

 

戦闘終了後の説明と復活を企む物の襲撃

 
前書き
今回から本編の合間で平行していく憑依獣と管理局関連は、もう一つの小説と部分的にリンクします。

本編も進行していきますが、基本紫藤直哉達関わるのは最初だけです。

こちらの小説で関わるのはなのはやフェイト達です。 

 
戦闘終了後の地下司令室・・・

「さあ教えろ直哉、なのはちゃん達の秘密を」

「慌てないで下さい。大神さん僕は、なのは達が話して良いと言った、米田司令に話すだけなんで、大神さんは自室に戻っていいですよ」

「な、何だと!!」

「俺には聞かされないというのか?直哉」

「そうですね、少なくとも彼女達にとって、大神さんは信頼を得てないみたいですからね」

「なのはとフェイトここにいる全員に話しても良いかい?」

「うんいいけど、大神さんには、聞いて欲しくないまだね」

「私も姉さんに、あんな事をする人を、信用するなんて出来ない」

「だそうですけど、大神さん弁明しますか?」

「フェイトちゃん君の姉さんの件は、単なる事故だったんだ」


・・・ブチ・・・

「「「「あっさくらが切れた」」」」

「・・・大神さんあれが単なる事故で、終わるとでも思っているんですか?」

「ヒッさくら君の後ろに、般若がいる」

「・・・さくらちゃんそろそろ良いかな?そんな人に構わなくていいから」

「そうだねこんな変態にかけるぐらいなら、話し合いをした方がいいよね直哉君」

「アイリスチェリ-さん怒らせると怖いんですね」

「そうだよ、直哉お兄ちゃんがいないとさくらの暴走は止められないからね」

「ええーー」

「どうかしました織姫さん?」

「何でもないですよさくらさん」

そして、大神はさくらによって、気絶させられその間に米田達に、魔道兵器について話を進めた。


「成る程な、あれが噂の魔道兵器か、憑依獣と同じくらい厄介だな」

「それで直哉.魔道兵器に対する対策はどうなっている?」

「現状では、織姫さんの機体と大神さんの光武改以外は、対策済みです」

「ならば急ぎ、織姫の機体にも、対策するんだ」

「了解です」

「大神さんのはどうします?司令」

「大神のは一番最後で、構わん」

「了解です」

「よし、解散だ、アイリスすまねえが、大神をテレポートで部屋に送ってくれ」

「わかったよ米田のおじちゃん」

その後・・・

直哉は客席に来ていた。その理由は来月公演でアイリスと共に、なのはとフェイトが舞台デビューをする事となったがらだ。

「お兄ちゃん」

「姉さん」

直哉とさくらは、なのはとフェイトに、それぞれに手を振る。


その光景を見ているアイリスの心を求め、魔道兵器とは異なる闇が復活しようとしていた。

「・・・ミツケタ」

「復活祭に相応しい心の欲望をな」


果たしてアイリスは、敵の手に堕ちてしまうのか?


舞台練習後・・・

アイリスの部屋

「待っていたぞ少女よ、我の復活の為に、その体を貰うぞ」

「貴方は、キャア」

憑依の実は、アイリスに取り付こうとしたが、アイリスの霊力に耐えられずはじけ飛んだ。

「くそ女めーー我等の計画を邪魔する気か」

「計画なにそれ?」

「我々は、管理局と手を組み、この世界と、もうひとつの世界を手に入れるために動き始めたのだ」

「成る程そういう訳ですか、今直哉君の世界に、連絡したら、なのはの偽者を使いさくらさんと千明ちゃんを、罠に嵌まったと連絡がありましたよ」

「フン今頃気がついても、遅すぎるのだ」


そう言って、憑依の実は消えた。

そして直哉は、なのはとフェイトと共に真宮寺直哉の世界に向かった。


 

 

狙撃前編


なのはとフェイトをもう一つの世界へ送り届けた直後・・・

帝都銀座・・・

「これで管理局が、向こうに集中している時に、態勢を整える事ができるぞ」

パーーーーン


「え」

「さくらちゃん」

直哉は、何が起きたのかわからないまま、愛するさくらの名を呼び意識を失った。


「何だ、何が起きた?」


「キャアアア。人が倒れたわ、血もかなりでてるわ」


「何だって!!誰か蒸気救急車を呼べ、よく見れば、この人大帝国劇場の若支配人じゃねえか」

「よし俺が、帝劇に行って知らせてくる」

「頼むぞ太郎」


大帝国劇場前・・・

「直哉君もうすぐ、帰ると言ってたわね、まだかしらね」

さくらは劇場前で、直哉の帰りを待っていた。


「あ、お姉ちゃん。大変なんだ」

「あら、どうしたの?太郎君、そんなに慌てて?」

「お姉ちゃん劇場のお兄さんが、大変なんだ、お兄さんが街中で血を出しながら倒れて、今おいらの父ちゃんが、病院で付いてる、お姉ちゃん早く行ってあげて」

!!「そ、そんな、直哉君、無事でいて」

さくらは、慌てて、太郎から、直哉が搬送去れた病院を聞き、部屋に戻ろうとした時、米田にあった。


「どうしたさくらそんなに慌てて?」

「支配人・・・直哉君が直哉君が・・・・うう・・・」

そして、さくらは米田と共に病院に、向かった。

病院・・・

「何や賑やかやね、シグナム」

「そうですね、搬送された人どうやら狙撃されたようですね」

「それで、助かりそうなのかいな?」

「正直助かるとは思えません。シャマルの魔法を使えば大丈夫でしょうけど」

「そうか・・・」


「兄ちゃん死ぬんじゃねえぞ」

「・・・さくら、なのは」

!!「今あのお兄さん、なのはて言ってたで」

「はいはやて」

「こないな時に、シャマルはこないんや」

「あのお兄さんが、なのはちゃんやフェイトちゃんについての情報を持ってる可能性があるのに」

そして直哉は、集中治療室に入った。

暫くして・・・米田とさくらが病院に駆けつけた。


「お穣ちゃんここだ」

「直哉君は?」

「まだわからねえ、集中治療室に入っているからな」

「そ、そんなーー」

その時一人の医者が、さくら達に聞いた。

「あのー紫藤直哉さんの家族のかたいますか?」

「わしらがそうですが?」


「ああ、よかったです。それでは別室で話しましょう」

別室・・・

「正直にいいます。直哉さんは非常に危険な状態です。持って、1週間が限界でしょう」

!!「そんなー直哉君が直哉君がーー」

「落ち着けさくら」

「我々も、最後まで、治療を続けますが最悪の事もあるので、ご家族の方も覚悟していてください」


余命宣告を受けた直哉。このまま死んでしまうのか?


次回予告 サクラ大戦7人目の隊員 二人のなのはに続く。




 

 

狙撃中編


よしこれでここでの仕事は終了と、急いで王様と合流しないとな」

そう言って、襲撃者は消えた。


病院内・・・

「あれから3日私は、病院の先生と支配人の許可を得て、今月から始まる演目を休演して、直哉君のそばにいることを決めた。直哉君早く起きて、声が聞きたいよ」


「なんか、あのお姉ちゃん可哀想やな、あの男の人の事好き何やろうな」

「ええ、そうですね、シャマルがいれば、助けてやれるのですが」


さくらが落ち込んでいると病室に大神がやって来た。

「さくら君君は、いつまでここにいるつもりだい、どうせ直哉は生きてるんだから、君が付き添う必要ないだろう?どうせ寝たフリをしているんだろう?」


「さあ俺と帰ろう?俺なら君を悲しませたりしない、俺と付き合って欲しいさくら君」

!!「何やこの男は、お姉さんの知り合いなら、お兄さんの状況を知ってるはずなのに、ここで告白やと、信じられん」


「嫌です、私はどっちとも、嫌です大神さんの恋人に、なる事もここから出ることも、嫌です」

「よっしゃお姉さん。よう言ったで」

「さくら君君の気持ちは、よくわかった」

「大神さん」

「俺は君を気絶させて、連れて帰るぞ。さくら君」

!!

「あかん、シグナム」

「御意」

「がっ」

大神はシグナムによって気絶させられた。


そのころ帝都某所では・・・

「それは真か水弧よ」

「ハッ・・・様、紫藤直哉が、何者かに襲撃され生死は不明です」

「いやこれは好機だ、水弧よお前に米田一基の暗殺を命じる。どんな手を使っても構わん。紫藤直哉には気をつけろよ、その心配もないだろうが」

「ハッ了解しました」

そして水弧と名乗る人物は、消えた。

そのころさくらは・・・


「助けていただきありがとうございます」

「気にする事はない、私も彼女もあの男の行動は、ここでするようなことでは無いと思って、止めたに過ぎん」

「そやその男より、お姉さんには、大好きな人何やろ?あのお兄さんが」

「・・・ぽっ」

さくらは顔を赤くした。

「お姉さんお兄さんを救える事が出来るなら救いたい?」

!!「出来るの?」

「うん、お兄さんが受けた傷から、大量の魔力を感じるんや」

「がああああ。さ、さくらちゃん助け・・・」

その時、直哉が叫んだ。さくら達全員が驚いた。

「いけない、直哉君の中にある私との融合で出来た破邪の血が、暴走してるんだわ」

「暴走や、どうすれば止めれるんや?」


「私が直接直哉君の精神世界に行くしかないわ」

「どうやっていくんや?」

「こうやってよ」

「うわあお姉ちゃん大胆やな」


直哉の精神世界・・・

「ここが直哉君の精神世界かあ」

「そう言えば、黒乃巣会の時と立場が逆だな」

さくらがそんな事を考えていると、一人の少年が、大勢の子供達に囲まれ何か言い争いをしていた。

「訂正しろ!!さくらちゃんは化け物じゃない」

「嫌だね、真宮寺さくらは、人間じゃない化け物だよ、なあみんな?」

大勢の子供のリーダー格の子供がそう言うと、周りの子供達が同意し始める。

「これは直哉君の記憶なの?」

さくらは驚いていた、直哉が自分の知らない所で、こんな仕打ちを受けている事を。

そして場面は変わり、なのはにSLBを撃たれた直後の直哉が登場した。



直哉の家


「いやあああ」

「何でこの子が家にいるの、父さん」

そして、事情を聞いた直哉は、決心して家を飛び出した。

あの子と関わると死ぬと確信したからだ。


「直哉君。そんな決心をして家に泊まってたんだ」


その直後、少年直哉が現れた。

「お姉ちゃんは誰?僕とさくらちゃんをいじめに来たの?」

「私はそんな事しないわ、信じて」

「騙されるもんか、みんなそう言って僕とさくらちゃんを、騙してたんだから」

「いいよ信じなくても、直哉君私は直哉君が好きだから」

そう言ってさくらは、直哉に近づく。


「く、来るなーー」


直哉はさくらを拒絶の言葉をかける。だがさくらは歩みを止めることなく、直哉に近づき、直哉を抱かかえた。

その瞬間現実世界では・・・

直哉の体は落ち着きを取り戻した。

「どうやら終わったようやね、シグナム」

「そうですね」

「ごめんなさい。はやてちゃんもうすぐ病院に着きます」

「「シャマル」」

次回予告 サクラ大戦7人目の隊員 4人に伝えられる紫藤直哉の様子に続く




 

 

狙撃後編

はあ、はあ」

「お姉さん大丈夫かいな?」

「ええ、大丈夫よ、これを使うと体力をかなり消耗するの」

「そうなん?」

「ええ、でもこれを使っても直哉君の受けた呪詛を取り除けないなんて」

さくらはショックを受けていた。

その時、シャマルがやって来た。

「ごめんなさいはやてちゃん。遅くなって」

「シャマルあのお兄さんに、治癒魔法をかけて、お兄さんに魔術呪詛がかけられてるんよ、早く解除しないと、死んでまう」

!!「わかったわはやてちゃん」

シャマルと呼ばれた女性は、直哉に治癒魔法をかけ続けていると、真宮寺直哉達の世界から、王様と呼ばれていた。八神はやてのクローンがやって来た。


「フフ間に合ったな、丁度いい八神はやてと、紫藤直哉がいるのならば、纏めて殺してやろう。さあ我の鎌の餌食となるがいい」

シグナムトさくらそれぞれが、はやてと、直哉の前に出た。

「ちょっと待ってや、ここは病院やで、ここで戦ったらあかん」

「それもそうだな、じゃあ場所を変えるか」

はやてのクローンがそう言うと転移魔法を使った。

その魔法で跳ばされたのは、直哉、さくら、はやて、シグナム、シャマルの5人のはずだった。

「うーんここは一体?」

「大神さん!!」

「さくら君さあ帝劇に帰るぞ」

「帰えるのは、部外者のお前だ」


「うあああ」

大神は、帰還魔法をかけられ、帝劇に帰還した。

「大神。帰って来たんだな、丁度いい大神挨拶しろ」

そして、米田の後ろから見知らぬ女性が出てきた。

「初めまして、私明日からここの事務員として、働く事になった、影山サキと言います」


「俺は、この劇場で、モギリとして働いている。大神一郎と言います。よろしくサキ君」


こうして大帝国劇場に新たな仲間が加わった。太正14年4月下旬の事であった。


そのころさくら達は・・・

「破邪剣征・桜花霧翔」

「闇の書の守護騎士シグナム参る!!紫電・一閃」


「なッしまった、ぐわああああ」

「ここまでのようだな、主のクローンよ」

「いや、違うな、これは2つの世界を賭けた戦いの準備段階に過ぎん。その時が訪れるまで我等はこの世界から手を引こう。無論管理局は知らぬがな、まあ真宮寺直哉たちの世界で最後の仕事が、あるがな」

「それではさらばじゃ」

そして、王様は転移した。

さくら達も、病院へ戻った。


それから4日後、無事に退院した直哉。物語はここから少しずつ加速していく。

次回予告 サクラ大戦7人目の隊員 クローン達の策略?空中要塞武蔵の復活!!に続く。




 

 

新隊員とアイリスの手紙前編

太正14年5月上旬・・・

紫藤直哉が退院して3日経ったある日の午後、直哉とさくらは西洋亭に来た。


「さくらちゃん今日は、今までのお礼とお詫びだから気にしないで食べてね」

「直哉君気にしなくていいのに、私と直哉君の仲なんだし」

「そういうわけには行かないよ、さくらちゃん。僕のせいで、大神さんと喧嘩したんでしょ?」

「別に気になくていいのに、大神さんには、恋愛感情持ってないのにな」

「それでも僕は副司令だしね」

「確か、かえでさんが来るまでよね、副司令は?」

「一応そうだけど、僕が襲撃された事で予定が狂った可能性もあるしね」

「本当皆に、迷惑かけたなと反省してます」

「直哉君それはもういいから、食べようよ」

「そうだね、さくらちゃん食べよう」


二人は美味しい昼食を食べ、帝劇に戻った。

大帝国劇場内ロビー・・・


「あ、さくら、直哉お兄ちゃんお帰りー」

「「アイリスただいま」」

「さくら直哉お兄ちゃんとの、デート楽しかった?」

「楽しかったわよアイリス」

「所で、アイリス何でロビーにいるの?」

直哉が、アイリスに聞く。

「あのねアイリス、直哉お兄ちゃんに、聞きたい事があるの?」

「僕に、聞きたいこと?何だろ」

「直哉お兄ちゃん、新しい隊員が来るのは本当なの?」

「ああ、そのことね、もうすぐ来るよアイリス」

「本当!!やったー」

「後でみんなを集めて説明する予定だったんだけどね」

「まあまあ、直哉君アイリスも喜んでるだしね」

「そうだ、アイリスとさくらちゃん。歓迎会またしないかい?」


「良いねアイリスしたい」

「さくらちゃんは?」

「私は、直哉君のしたいことには反対しないよ、だって大好きだから」

「でもなのはちゃんとフェイトちゃんもいたらよかったな」

「仕方がないわ、あの二人は、私達の代表で真宮寺直哉君の世界に行ってるからね」

「そだねさくら」

「さあ準備開始だよ」

「「おーー」」

そのころ大神は、米田から呼び出しを受けていた。

その話の内容は、先日襲撃してきた、葵叉丹と鬼の仮面を、被った男鬼王と名乗った者について話をしていた。


「長官あの鬼王と名乗った男は何者なのでしょうか?」

「俺にも、わからんが、あの葵叉丹・・・いや山崎を復活させたのは鬼王と言う奴だろう」

「大神、気をつけろよ。今回の事件長引きそうだぞ」

「はい」


「おっとそうだった、大神。今日新たに新隊員来るから宜しくな」




そして3人は、歓迎会の準備を始めた。その途中で、織姫と米田支配人から、帝国華撃団に、新隊員がくることを聞かされた大神も合流した。

「さくら君何か手伝う事ない?他には?ねえさくら君、さくら君」

「大神さんはもういいです。後は直哉君に頼んでますから」


さくらは、内心うんざりしていた。

「何で、大神さんてしつこいんだろう」

「さくら君、俺は直哉より役にたつぞ」

(はいはいそうですか?)

「何せ俺は、花組の隊長だからな」

(帝国華撃団を作った人も教えられてない人が、隊長してるのがおかしいわ)

さくらのストレスがたまっていく。

新隊員が、帝劇に到着した時事件が起きた。

新隊員の迎えるため会談を滑り台のように下りるアイリスだったが、そこで起きてしまった。


アイリスが、バランスを崩し、階段から飛んだ時新隊員のレニによって助けられた。



そして、新隊員と影山先の歓迎会が、楽屋で始まった。


そしてそれぞれが自己紹介をし、新隊員のレニに言うが、レニは、無口な隊員だった。

歓迎会の途中で、緊急出撃を知らせるサイレンが、劇場内に響いていた。

そして隊員達は、地下司令室に集まった。

「長官敵は、どこに現れたんですか?」

「ああ、敵は鶯谷に現れたようだぞ大神」

「鶯谷ですか」

「そうだ大神、奴等はそこで、前線基地を建設中のようだぞ大神。今月組に調査もさせているが、今出撃死、すべての資材を破壊するか、必要最低限の資材を破壊するか、大神が決めろ」


「今回の作戦はすべての資材を破壊する方向で行きます」

「それで・・いいんだな大神?」

「はい」

「ならば、大神出撃命令を出せ」

「はい。帝国華撃団出撃せよ!!目標地点鶯谷!!」

「「「「「了解」」」」」


そして花組は、鶯谷に急行した。

 

 

新隊員とアイリスの手紙中編


黒鬼会鶯谷前線基地予定地では・・・


大量の脇侍改が、大量の資材を運んでいた。


「帝国華撃団参上!!」


そして花組は作戦を開始した。資材の中には、脇侍が隠されていたりして、多少のピンチもあったが、大神の作戦は、成功した。



「その直後何者かが花組の前に現れた。



「お前は何者だ?」


「俺か?俺は黒鬼会五行衆筆頭の金剛だ。


「さあ戦おうぜ、帝国華撃団」


そして、金剛は、自分の魔装機兵大日剣を召喚した。

「さーて行くぜ」

!!

「さくらちゃん前に、飛んで早く」


「わかったわ」

大日剣の攻撃に突っ込んでいくように見えるさくら達の桜焔武改を見た大神が叫んだ。


「さくら君。左右どちらでもいい避けるんだ」

だが大神の声を無視する形で、桜焔武改は、当たる直前に上空へジャンプした。

そして大日剣の攻撃は、左右に回避した4人に直撃した。


「うおおお」

「キャアアア」

「・・・ッ」

「まさか曲がるなんて、聞いてないです」


「ふっよくこの攻撃の弱点を見抜いたな、流石、真宮寺さくらと、紫藤直哉だな」

!!

「貴方私達のことを知ってるの?」

「ああ、知っているさ、紫藤直哉お前は、帝国華撃団の中で厄介な男だからな」

「そして、真宮寺さくら、お前は紫藤直哉の恋人で・・・」

「ウアアアア、駄目です金剛さんそれはまだ、秘密なんですから」

「おお、そうなのかすまんすまん。俺としたことが失敗したぜ」

「おい金剛、今さくら君に恋人とか言ったか?」

「いや話してないぜ」

「そうか、そうだよなさくら君に、相応しい恋人は、俺しかいないからな」

「あーあ、お兄ちゃんの病気が出たよ」

「少尉さんらしいですけど、戦闘中は我慢して欲しいですね」

「・・・隊長僕は貴方を、軽蔑する」

「おいおい、あの白い機体に乗る奴大丈夫なのか?敵である俺が言うのも変だが?」

「気にしないで下さい、只現実と妄想の区別が付かないだけですから」

「ちょっさくらちゃんそれはさすがに・・・・ごめんなさい」

直哉はさくらの発するオーラを感じて、それ以上言えなかった。


「とりあえず俺は、撤退するぞ」

「そうですね、そうしてくれるとこちらもありがたいですね」

そのやり取り後、金剛は、撤退した。


金剛襲撃の翌日、直哉とさくらは米田に、呼ばれ支配人室に来ていた。

「「支配人入ります」」

「おういいぜ入れ二人共」

「直哉とさくらお前達を呼んだのは、明日俺が、陸軍の会議に行ったら直哉お前に司令官をお前が続けろ」

「はい」


「さくらも直哉のサポートしてくれよ」

「はい」

「話は、以上だ」


「「失礼します」」


二人は、支配人室を出て行った。

そのころ大神は、アイリスがフランスの両親に、手紙を書くということで、手伝っていた。

翌日・・・


「あっ支配人とサキ君、支配人どこかにお出かけですか?」

「おう大神、お前早いなあ、俺は今から軍の会合に行ってくる。おっと」


その時、米田の左足の靴紐が切れた。

「嫌だわ、演技が悪いわ」


米田とサキは帝劇から出て行った。

この直後、帝劇に出撃を知らせるサイレンがなった。




 

 

新隊員とアイリスの手紙後編


「レニ敵は、どこに現れた?」

「隊長敵は、渋谷に集結している」


「わかった、帝国華撃団出撃せよ!!目標地点渋谷」

「「「「「了解」」」」」


そして、帝国華撃団花組は、出撃した。

渋谷に現れた、黒鬼会の第一波を倒し、黒鬼会五行衆の一人木喰と対峙していた。


「フォフォ初めましてじゃ

「!!お前は誰だ?」

「わしは、黒鬼会五行衆の一人木喰じゃ」

「さて少し、お主らのデーターを収穫させて貰うとしようかの、出でよ魔装機兵智拳」

木喰は、自分の魔装機兵と、脇侍改を呼び出し、帝国華撃団との第2ラウンドが、始まった。


「くおお、やりおるな帝国華撃団」

「よし皆行くぞ!!狼虎滅却天地一矢」

「ぐおおお、だかこれで勝ったと思わないことじゃな、帝国華撃団」

「フフこの勝負は、わしの負けじゃ、だが、この戦いの勝利はわしのものじゃわい」

大神の必殺技が決まり、木喰の魔装機兵智拳は、機能停止し、木喰とともに消えた。


「一体どういう意味なんだ?」

大神は、木喰の言葉の意味を理解できずにいた。

木喰を倒し勝利のポーズを決めた帝国華撃団だった。


その時花組に緊急通信が入り、直哉とさくら以外の花組隊員達は、通信内容に驚いていた。

時は遡り、花組が木喰を倒す前・・・そのころ米田司令は・・・


「まあ何とかなるだろう、それに、俺らも、この時の為の策を用意したしな」

米田は会合中に、黒鬼会の出現を、知るが、会合を抜ける事は無かった。

その時一発の銃弾が、米田中将を貫いた。


「・・・うっああっ」

そして米田中将は倒れた。倒れた米田を見つけた人が、蒸気救急車を呼び米田は、はやての入院している。陸軍病院へ搬送されたのだった。

急ぎ米田が、搬送された陸軍病院に急ぐ、大神達であった。

「ねえお兄ちゃん、米田のおじちゃん大丈夫だよね?」

不安そうにアイリスは大神に、聞く。

「・・・ああ、大丈夫さアイリス。米田司令が死ぬ事なんて無いよ」

「うんそうだよね」

だがアイリス以外の隊員には、大神の言葉は、苦しんで出た言葉とわかっていたために、誰も言わなかった。


そして病院に着き、花組全員が米田の状態を見るなり、泣き出すアイリスや、唖然とし何も考えられない状態の大神を他所に米田の手術をした担当医が病室に入ってさくら達に説明をした。

「そういうわけですので、最悪意識が二度と戻らない可能性もあります。覚悟しておいてください」

担当医から告げられた言葉は、今の花組には、かなりキツイ言葉だった。

そして、一度帝劇に戻る事にした大神だったが、帝劇に戻っても隊員達に笑顔無く、どこと無く暗い状態だった。

帝劇に戻らなかった直哉とさくらは、病室の外で、八神はやてと再会を果たした。

「久しぶりやなお姉さん」

「はやてちゃん」

「さくらちゃんこの子、知ってる子?」

「そうだよ、直哉君。この子が直哉君を助けてくれたんだから」

「え、そうなの?」

「正確に言えばお兄さんを助けたんは、シャマルだけどな」

「それでもだよ、ありがとうはやてちゃん」


直哉とさくらは、少しはやてと話して、帝劇に戻った。これからの事そして、帝国華撃団の本来の司令の事を伝える為に。




 

 

今後の話し合いのはずが・・・


直哉は陸軍病院から帝劇に戻ると、大神を含む隊員全員を地下司令室に集合させた。


「直哉お兄ちゃんお話は何?」

「アイリスごめんねもう少し待ってくれる?隊長さんが何か言いたいみたいだから」

「ああ、直哉お前は、何でまたその席に座っている?そこは、米田司令の席だぞ」

「ああ、昨日まではそうでしたね、今日からはここが僕の席なんですよ、わかりました?大神さん」

「何だと!!」

「本当なの?直哉お兄ちゃん、良かったよこれで元通りだ」

「でも皆揃ってないよ、アイリス」

「良いんだよ、直哉お兄ちゃん、織姫とレニも、大神のお兄ちゃんが司令するよりいいでしょう?」

「それはそうですね、実際直哉司令は前大戦を司令そして、さくらさんのパートナーとしてやってますしね」

「そこは僕も同意する。実績のない隊長よりは、部隊として機能すると思うから」

「それでも俺は信じられない、米田司令が、俺でなく直哉を選ぶなんて」

「大神さん。証拠があるので聞きますか?」

「ああ」

「直哉とさくらお前達を呼んだのは、明日俺が、陸軍の会議に行ったら直哉お前が、司令官を続けろ」

「はい」


「さくらも直哉のサポートしてくれよ」

「はい」

「話は、以上だ」


「馬鹿な!!」

「米田司令の後釜は、俺の筈だ。絶対お前が細工したんだろう。直哉」

「・・・ぶち」

「ヤバ、レニ織姫、耳栓の準備いい?」

「いいよアイリス」

「こっちも準備いいですよ」

「大神さん。いい加減にしてください。米田さんは、大神さんではなく直哉君を選んだんです。男の嫉妬はみっともないですよ」

「さくら君。このさいだから聞くけど、さくら君は、俺と直哉のどちらが好きなんだい?」


「おお、お兄ちゃんがついに聞いたよ織姫」

「そうですね。さくらさんは、素直に言うと思いますね」

「僕もそう思う。はっきり言うべきだ」

「私は・・・直哉君を選びますよ、と言うか直哉君しか選択しませんけどね」

「「「おおーー言ったーー」」」

「何だって!!馬鹿な君も、メインヒロインなら何故、主役の俺に惚れないんだ?」

「織姫こんな事お兄ちゃん言ってるけどいいのかな?」

「はあ、大神さん私は、メインヒロインの役割ちゃんとしてますよ、だってこの物語は、大神さんが、主役じゃないんですから」

「誰が主役なんだ?」

「それは直哉君が主役ですよ、そんなの当たり前ですよ」

「何だと!!直哉が主役だと!!、そう言えば俺とさくら君の出会いの記憶がないのは、それが原因なのかーーーおのれーー」

「さくらさんも、大神さんも、これ以上騒ぐと今後一切登場させませんからね」

!!「「それだけはやめて」くれ」


「じゃあこんな事言うのをやめますか?」


「「はいやめます」」


「直哉お兄ちゃんも怒ると怖いね」

「そうですね」

「・・・だね」

「と言うか今回物語進んでないけどいいのかな?」

「まあ休憩なのでしょうね」


「じゃあ皆お疲れ様」




 

 

お見合い騒動と帰ってきた仲間前編


大神とさくらが口論をしてしまった夜・・・


直哉は、一人で支配人室で、次回公演のリア王の書類に目を読していると、電話がかかってきた。

「誰だろう、もしもし」

「おお、直哉君元気そうだな、君が襲撃された時は驚いてしまったぞ」

「心配をおかけしました。神埼忠義様、今宵は御用ですか?」

「直哉君に聞いてもらいたい話があるのじゃよ、明日さくらさんと家に来てくれないかの?」

「ええ、行くのはいいですけど、何故さくらさんも何ですか?」

「君のパートナーじゃろ、彼女は?」

「わかりました、明日の午後にそちらに伺います」

「楽しみにしておるぞ」

そして、電話を終えた直哉は、自室に向かう途中2階サロンでさくらと大神に出会った。

「こんな所で二人共何してるんですか?夜のお楽しみなら部屋でしてくださいね」

「それじゃ僕は部屋に戻りますね、おやすみなさい大神さん」

「直哉君待って」

さくらが部屋に戻ろうとする。直哉を呼び止めた。

「何ですか、さくらさん?」

(うーー直哉君にさん付けで呼ばれたーーシクシク)

「用がないなら僕は、行きますけどいいですか?」

「用ならある。直哉お前の部屋は一体何処なんだ?」

「ヘッ僕の部屋ですか?大神さん貴方来たことありますよ」

「そんな事はない、俺は隊員の部屋に入った事あるが、お前の部屋に入った記憶がないぞ」

「そりゃそうでしょう。大神さんみたいに専用部屋ではないので、それじゃあ二人共おやすみなさい」


そう言って、直哉は部屋に戻って行った。

翌日・・・

午前中


「それでは、サキさん、後の事お願いします」

「え、支配人どこに行くんですか?まだ予定が」

「私用で出かけてきます」

「で、でも一人では」

「大丈夫です」

そのころさくらは・・・


昨日の夜直哉に、さん付けで呼ばれたショックを引きずっていた。


「直哉君に他人行儀の挨拶をされたよウワーン」

その時直哉が部屋に戻って来た。


「さくらちゃん何してるの?出かけるよさくらちゃん」

「わーい直哉君。大好き」

「うわ、さくらちゃん一体どうしたの?」

「だって嬉しいんだもん」

「さくらちゃん神埼重工に行くから準備して」

「わかったわ」

二人は神埼邸に向かった。

神埼邸会長室・・・

「すまんのう呼び出してしまって、実はこんな脅しが昨日送られたんじゃよ」

忠義が二人に見せた紙には、紫藤直哉を殺せ、さもなくば神埼重工を破壊すると書かれていた。

「酷い、直哉君を殺せだなんて!!」

さくらが強い口調で言う。

「成る程忠義様にとっては、苦しい所ですね」

「そうなんじゃよ、私としても、社員の安全の事が、大事だが、君を失うことは避けたいんじゃよ、私も君の両親に恩があるからな」

「ならこうしません?忠義さん。確かすみれさんのお見合いが計画されてますよね」

「ええーー」

さくらは驚いた。

「うむ」


「それを利用するんですよ」


「「ふむふむ」」

「「成る程」のう」

直哉の説明に納得したさくらと忠義だった。

そして直哉とさくらは、カンナが戻って来る前に帝劇に戻った。

その頃帝劇では・・・


そんな時、暗い帝劇を吹き飛ばす出来事があった。それは、桐島カンナの帝劇への帰還だった。

「よう皆、ただいま、おう二人新入りか、宜しくなあたいが桐島カンナだ」

「うええーんカンナ」

「おいおいどうしたんだよ、アイリス?」

カンナは突然泣き出した、アイリスを見て驚いていた。

「カンナさん・・・実は、支配人が撃たれました・・・」

さくらは、苦しみながらカンナに今起こっている事を、伝えた。

「何だと!!それで、直哉支配人は生きてるのか、死んだのか?」

カンナは慌てて、直哉の安否を確認し始めた。

「あのカンナさん撃たれたのは、米田さんですけど」

「あ、わりい、あたいの中では、支配人は直哉だからついな」

「米田の親父も大丈夫あたいは信じてるからな」

大神はカンナの言葉を聞いて、自分たちが希望を捨てようとしてたのを恥ずかしいと思ったのだった。

その夜・・・


大神は自室で、ゆっくりしていると、大神の携帯キネマトロンが鳴り出し、大神が慌てて通信に出ると、相手は、現在実家に帰省中のすみれだった。


「やあすみれくん実家は、どうだい?」

「ええ、それなりに楽しいですわよ、それにしてもそちらは、大丈夫ですの?」

「米田さんが、撃たれたと、聞きましたけど」

「すみれ君君も、知っているのか?」

「当然ですわ、帝劇の情報は、いつでも得れますから、少尉余り気にし過ぎないように」

「ありがとうすみれ君」

その後、すみれと大神は、他愛の無い会話十分に、楽しんで通信を終えた大神だったが、すみれの様子が、おかしい事に気づきながらも、その時は、何も言わなかった。


そして、翌日の朝・・・


帝劇にもたされた情報で、花組全員が驚いた。何故ならば、神埼すみれのお見合いについての、情報だったからだ。


「くそ昨日すみれ君の様子がおかしいと、感じたのは、これが原因だったか

「隊長昨日すみれと話したのか?」

「ああ、昨日の夜にな」

「それで、どうするんだ、隊長?」

「ああ、俺たち帝国華撃団は、これよりすみれ君の実家に向かうぞ」


こうして帝国華撃団は、横浜にある神埼邸に向かったのだった。




「ここまでは予定通りですね、では加山さん。大神さんのストッパー役お願いしますね」

「はっ」




 

 

お見合い騒動と帰ってきた仲間後編


花組が神埼邸に向かった後帝劇では・・・

「さてそろそろ行きましょうか?かえでさん」

「ええ、そうね直哉君」

紫藤直哉と、藤枝かえでは、翔鯨丸の準備を終え、翔鯨丸で、神埼邸に向かった。


そのころ花組達は・・・

「すみれ君待ってろよ」

「はあ、出来る事なら、直哉君と行きたかったよ」

大神とさくらのテンションが両極端なので、他のメンバー対応に困っていた。


そして神埼邸に、着いた。

「へへ案の定鍵がかけられているぜどうするよ隊長?」

笑顔で大神に聞いてくるカンナだった。

「仕方が無い時間が無いし、気が引けるが、カンナ・・・頼むよ」

「ちょっと待った大神」

「何だこの声は?」


そして現れたのは、大神の同期の加山雄一だった。

大神たちが神埼邸に着く前・・・


「すみれお嬢様、お見合い相手の方が到着しました。忠義様がお呼びです」

「わかりました。すぐに参りますとお爺様に伝えて」


すみれがそう言うと、老執事はすみれの部屋を出て、主人の元に向かった。


すみれは老執事がいなくなるのを見て、小さな声で、呟いた。


「少尉さん」

そう言ってすみれは、お見合い相手の待つ部屋に向かった。


そして時は戻り、現在・・・

「お、お前は、加山どうしてここにいる?」

「大神海はいいなあ、もうすぐ海開きだがな、大神ここは俺に任せろ」

加山がそう言うと、神埼邸の扉が開いた。

「大神行け、そして自分の目的を果たせ」

「ああ、ありがとう加山」

そして大神達が見えなくなった時、さくらが加山とであった。


「さくらさん貴女はこちらから行ってください直哉司令がそのポイントに、翔鯨丸と来る手はずになってるので、そちらと合流してください」

「はいわかりました」

そのころ、大神達は、神崎家のSPと一騒動を起こしながら、すみれのお見合いの部屋を目指していた。

そのころお見合い会場では、すみれの祖父が、仕切って、お見合いを進行していた。


「すみれなんか言わんか、せっかく日野君が来てくれてるのに」

「お父様」

「まあまあ、貴方落ち着いて、すみれさんも、お話してみないことには、何もわかりませんわよ」

「お母様」

そして、お見合いが終盤に差し掛かった時、大神とカンナがお見合い会場に、乱入したのだった。

「「ちょっとそのお見合い待ったー」」

「誰だね?君達は」

「俺は、帝国華撃団花組隊長の大神一郎です」

「同じく、桐島カンナだ」


私の事を知っていて、長年帝国華撃団を、援助してきたこの神埼忠義の顔に泥を塗る、無粋なマネを君達はするんだね」


「ええ、長年帝劇を援助してい頂いたのは感謝してますけど、今回のは言わせていただきます」

「すみれ君の意に沿わぬ、結婚を押し付けるのは、納得できません」

「そうだぜ爺さん」

「ふむそれで大神君、君に質問じゃが、君はこのお見合いを壊してすみれをどうするのじゃ?」

「すみれ君は・・・連れて帰ります」

「少尉・・・」

「大神君それでいいんだな、それが帝国華撃団の総意となるのじゃよ」

「ええ、構いませんわ」

その時藤枝かえでが、現れた。

「貴女は?」

「私は藤枝かえで、帝国華撃団副司令をしています」

ドーーーン

その時、爆発音が聞こえた。

「間に合ったわね」

「そうですな、これも直哉司令の描いたシナリオ通りですな」

「お爺様どういうことですか?」

「すみれ詳しい話は後でする、お前はお前の使命を果たしなさい」

「はいお爺様」

「大神君達も出撃しなさい」


「了解です」



そのころ直哉とさくらは・・・

「フフここまで持ったねだがこれまでだ、死ね紫藤直哉」

「クッさくらちゃんごめんねここまで見たいだ」

「直哉君諦めちゃ駄目だよ」

「さくらちゃん」

「直哉君あれを見て」

「あ、あれは皆」


「何故、奴らがここに量子甲冑付きで来る?水弧め嘘をついたな、ええいこうなったら、紫藤直哉だけでも殺す」


「「そんな事は、させませんわ」させねえよ」

「何!!ぐぎゃあああ」

「許さんぞ、この私に傷をつけた報い晴らしてくれる」

「こちらも直哉さんとさくらさんの受けた痛みを返して差し上げますわ」

そして戦いは、帝国華撃団の勝利だった。


「それでは行きますよ、勝利の・ポーズ」

「「「「「「「決め!!」」」」」」」







 

 

紅蘭とマリアとフェイトの帰還・・・そして意外な来客前編


土蜘蛛戦後・・・

「直哉さんとさくらさん今回私裏でその様な事になってるとは、知りませんでしたから」

「いえいえ今回は僕がすみれさんのお見合いを利用したに、過ぎませんから」

「でもよ何で、次々と帝国華撃団のトップが狙われるんだ」


「多分ですけど、黒鬼会としては、トップを暗殺して帝国華撃団その物を手に入れたいんじゃないかと考えてますけど、これは僕の考えですけど」


「私は、直哉君がいなくなったら戦えないよ」

「さくらちゃん」

「成る程な、確かに直哉を消せば、帝国華撃団の最大戦力桜焔武改が使えないしな」

「そうですわね、私が敵だったら隊長より桜焔武改を潰しますわね」


「只なのはとフェイトちゃんからの定時連絡がないことが気になる」

「あらそう言えば、二人はどうしたんですの?」

「ええ、実は、管理局が直哉君の世界に、侵攻したので、そっちに行ってもらってます」


「直哉君無事かの?」

!!「お爺様、直哉さんを知ってますの?」

「忠義様、このような格好で申し訳ありません」

「いやいいんじゃよ、君はわしの抱える問題を全て解決してくれたしのう」

「お爺様それは、どういう意味ですの?」

「実はのう、すみれわし独断でのすみれの相手は大神と言う青年と直哉君の2択だったんじゃ」


「「「「ええーーー」」」」

忠義の言葉にすみれを始めとする3人は驚愕する。

「忠義様僕には相手がいますし、ねえさくらちゃん」

直哉はさくらに救いを求める。

「そうですよ」

「そうですわお爺様私に二人の関係を壊せと言うんですか?」


「いやいやそういうわけではない、わしの公認として、直哉君を助けようと思う」

「わしもさくらさんと直哉君の仲を裂くことはせぬよ、二人は真剣に付き合ってるのを知っておるからな」

だからわしは決めた、直哉君達が困った事があれば、神埼重工が後ろ盾になることを」

「それはつまり?」

「つまりじゃ、これから直哉君とさくらさん用の予算を組むのじゃ」

「「ええーーー」」

「まあお爺様、そういう事なら、私も賛成ですわ」

「そうじゃろうすみれ」


「忠義様何故僕とさくらさんにそこまでしてくれるんですか?

「直哉君君がいなければ、わしは、家も仕事家族を全て無くす筈だったじゃ」

「だからこれくらいさせて欲しい」

「・・・わかりました。忠義様のご好意受けさせてもらいます」

「さくらちゃんもいいね」

「うんいいよ、私は直哉君を信じるだけだから」

「ありがとう直哉君」

お見合い騒動が終わり、3日後フェイトが帰還してきた。

「兄さん、姉さん大変なんだ、直哉さんとさくらさんが・・・」

「どうしたの?フェイト落ち着いて話して」

さくらが、フェイトに言う。

「うん、姉さん」


フェイトは、向こうで起きたことをさくら達に伝えた。

「なるほど向こうも厄介な事になってますね、とりあえずなのはは向こう似てもらいます」

「フェイトちゃんに、お願いがあります」


「兄さんが、私にお願いですか?」

「そうです、間もなく帝劇に数日滞在するお客様のお子さんの相手お願いします」

「わかりました子供の相手をするんですね」

「そうです。お願いしますね」

「さくらちゃんそろそろ行こう」

「うん」

そして二人は大切なお客様達を、東京駅に迎えに行った。


東京駅・・・

「ようこそいらっしゃいました。大河双葉様、大河新次郎君」

「ほう、お前は何もんだい?」

「私達は大帝国劇場で働いてる者で、私は支配人をしている紫藤直哉と、申します」

「彼女は私の彼女で舞台女優でもあります。真宮寺さくらです」

「よろしくお願いします」

「さくら、さくら、ああ思い出した、一郎が恋してるのは、あんただったのか」

「ええーー双葉さんてまさか・・・大神さんの家族の方なんですか?」

「ああそうさ、私は一郎の姉さ」

大帝国劇場前・・・

「ただいまです大神さん」

「直哉また遊びにさくら君を無理やり連れて行っただろう」

「いくら支配人だからって俺はお前の先輩だからな」

「ああーー、一郎おじさんだ」

「何!!何で、新次郎がここに?」

「うーんと、お兄ちゃんとお姉ちゃんに連れて来てもらったの」

「何直哉ついに、誘拐したのか?」

「何馬鹿なこと言ってんだい、一郎」


「なああああああ、姉さんなんでここに」

「お前の手紙の内容が、事実かを確かめに来たのさ」

「何だとーーーーー」

「既に1つはばれてるけどね」





 

 

紅蘭とマリアとフェイトの帰還・・・そして意外な来客中編


「ああーー、一郎おじさんだ」

「何!!何で、新次郎がここに?」

「うーんと、お兄ちゃんとお姉ちゃんに連れて来てもらったの」

「何直哉ついに、誘拐したのか?」

「何馬鹿なこと言ってんだい、一郎」


「なああああああ、姉さんなんでここに」

「お前の手紙の内容が、事実かを確かめに来たのさ」

「何だとーーーーー」

「既に1つはばれてるけどね」


「やばいぞ、姉さん達が、来るなんて、想定外だぞ、このままだと手紙の半分の嘘がばれる」


「ちょっといいか直哉」

「さくらちゃんお二人を部屋まで案内お願いしていいかな?」

「僕は、新次郎君の相手を呼んでくるから」

「うわあ、お兄ちゃん僕のお友達もいるの?」

「そうだよ、ちょっとお部屋で待っててね」

「うん」

「良かったね新次郎」

「わかったよ直哉君」

そして直哉はフェイトを呼びに、楽屋へ、そしてさくら達は双葉達が寝泊りする部屋に案内していく。


所で、大神さん、何ですか?早くフェイトちゃんを呼びに行かないと行けないんですけど?」

「直哉先輩命令だ、姉さん達が帰るまで花組隊員は、全員俺の彼女と言うことにしてくれ」

「・・・わかりましたよ.先輩の哀れな抵抗ですけど」

「ありがとう直哉」

「大神は機嫌よく仕事も戻った。


「大神さんその嘘はばれてるのに、無駄な抵抗なのに、まあいいやフェイトちゃんを呼びに行こう」


そのころさくら達は・・・

「さくらさんちょっといいかい?」

「はい、なんでしょうか」

「貴女と支配人関係なんだけど一郎は知ってるの?」

「いえ、伝えてないです。私達の仕事は、夢を扱う仕事なので、双葉さんには、言いますが、私と彼は、幼馴染で、両家とも良好で、半ば許婚な感じだったんですけど、彼が、友達の不祥事に巻き込まれ、そして家も、父親が死んだりしたので、そのまま別れたんです」

「そうだったのか、すまない嫌な事を思い出させて」

「いいんですこうして、再会も出来て、夢だった彼女になれたんで、公表出来ませんけどね」

「アハハ、そこは我慢だよ」


さくら達が話をしていると、フェイトが来た。

「姉さん待った?」

「あ、フェイトちょうどいいタイミングだよ」

「よかった、君が大河新次郎君だね?」

「はい」

「私は、真宮寺フェイトだよよろしくね」

「はいこちらこそよろしく・・・ポ」

「なんだい新次郎この子が好きに、なったのかい?」

「うん」

「ありがとう新次郎君私の事、スキって言ってくれて」


「おや、新次郎チャンスだよ、一郎より早く彼女が出来るんじゃないか?」

「フフ、そうですね」

そしてその夜・・・


直哉は大神に頼まれた事を花組に伝えると、カンナ以外から大反対の意見が当然の如く、出ていた。

「えええーー何でアイリス達が大神のお兄ちゃんの彼女にならないといけないの?」

「そうですわ、それならまだカンナさんの恋人になりますわ」

「おいおいすみれ冗談だろう」

等と騒動があったが、何とか収まった。


次の日のお昼・・・

花やしき支部から紅蘭が帝劇本部に戻って来た。

紅蘭さんお帰りなさい」

「直哉はんも大変やな、米田はんの容態はどうなん?」

「正直わからない、明日大神さんと僕が様子を見に行くよ、もうすぐさくらちゃんの誕生日だからね、だから紅蘭協力してくれる?

「はいな」

「それにしても大神はんも、わがままま人やね、うちら全員恋人にするとわな」

「見栄を張りたいんでしょうね」

「そんな事しても無駄と思うやけどな」

黒鬼会では・・・


「頼むぞ!!火車」

「お任せを。見事山口を捕まえます」

そう言って火車は何処かへ転移したのだった。

果たして黒鬼会が狙う山口とは何者なのか?


翌日・・・

大神と直哉は米田支配人の病院に行く予定だったが、大神が先に言ってしまい、直哉はさくら、紅蘭と行く事にした。

「大神さん自分勝手だわ先に行くなんて」

「まあまあ抑えてさくらちゃん」

「そうやでさくらはん」

「あれ、大神さんじゃない、さくらちゃん」
「そうだわ、どうしたのかしら」

二人が大神に近づくと、大神が陸軍の青年将校達に絡まれていた。

「おい貴様、我々の命より、その犬の命が大事と、ほざくのか?」

「ガハッあのままだったらこの子は死んでいました」

「まだそんなことを言うか」

「ぐっ、あなた方は、間違っている」

「何だと!!貴様ーーー」

再び青年将校のパンチが大神を捉えようとしたその時、直哉が、そのパンチを受け止めていた。


「もうその辺でいいでしょう」

「貴様もやられたいか?」

直哉が気絶した大神の前に出た。

「やめんかお前たち、帝国軍人が民間人に手をあげるとはな」

「すまない私の部下を、許してくれ」

!!「貴方陸軍大臣京極圭吾では?

「そうです」

「すいません大臣の部下に、あんなことを言って」

直哉は謝った。

そして京極と別れ病院に行き、直哉達は米田支配人の病室に、着いた。

直哉たちが、、病室に入ると直哉達に気が付いた、米田が声をかけた。

「おお、お前たちか、よく来たな」

「支配人体の調子は、どうですか?」

「ああもう大丈夫だ」

「米田はん無理はいかんで」

「時に直哉大神のやつどうしたんだ?」

「あ、別に気にしなくていいですよ、ただ京極の取り巻きに絡まれていただけですよ」

「そうか、京極にか、そうだ直哉お前にこの刀を預けとく、神刀滅却をな」

「少なくとも、直哉は融合してるからなこの刀を使いこなせると思っているからな」

「はい、預からせていただきます」

「うむよろしい、さくら、紅蘭、直哉お見舞いありがとうな」

「「「はい」」」

そして三人は病院を出て、帝劇に戻ったのだった。

「でも納得いかないよ、大神さんの失態なのに直哉君が頭を下げるなんて」

「でも良かった意識回復して米田さんの」

「そうやね」

3人はそんな会話しながら帝劇に戻った。






 

 

紅蘭とマリアとフェイトの帰還・・・そして意外な来客後編1

大神が陸軍大臣京極の取巻きと一悶着を起こしている頃フェイト、新次郎と少し離れた所で、双葉が二人を見ているという状況が続いていた。


「ほらほらフェイトお姉ちゃん捕まえてごらんよ」

「危ないよ新次郎君」

その時、新次郎は気がついてなかった、自分の近くで八神はやての乗る車椅子の存在に」

「うわあ」


「きゃああ」

「君大丈夫かいな?」

「イテテ、ごめんなさい、お姉ちゃん」

「新次郎君大丈夫?・・・あああ・・はやてーーー」

「え、・・・・フェイトちゃんやないかーー、フェイトちゃんもこの世界に来てたんか?」

「そうだよ、なのはも来てるよ、なのはと私は、今大帝国劇場で暮らしてるんだ」

「やはりなのはちゃんも来てたか、フェイトちゃん教えておくわ、私の夜天の書この世界に来た時、既に闇の書に戻ってるや」


!!「何故そんなことに?」

「うちにもわからん、只何れ、あの戦いがこの世界で再現されるのは確かや」

「わかったよはやて」


「お姉ちゃん達友達なの?」

「そうなんよフェイトちゃんなあ」

「そうだよ、新次郎君」

「ならお姉ちゃんも僕達と行こうよ、お姉ちゃん」

「そうやね、そうさせてもらうわ」

そして、フェイト達は大帝国劇場に戻った。


大帝国劇場・・・

「あ、フェイト皆さんお帰りなさい。食堂に夕食がありますのでどうぞ」

「母さん行こう?」

「はいはい」


「それで、何ではやてちゃんがここにいいるの?フェイト」

「ねえさん兄さんいます?」

「今は支配人室にいるわよ、来客中だけど」

「そうですか」

時は遡りフェイトたが戻る前の支配人室にて・・・

「山口さん今日はどうしてこちらに?」

「ああ、直哉君、今日は君達に護衛任務を頼む為にやって来た」

「護衛任務ですか?」」

「ああ、私のほうで、掴んだ情報では、どうやら黒鬼会が、次のターゲットにしているようだ」

「やはりですか」

「やはりとは、それでは君も?」


「ええ、先々月の米田支配人の狙撃で失敗したせいで、我々を兵糧攻めに切り替えて、先月は融資してもらってる神埼重工を襲撃してきましたからね」


「なるほどな今回は帝国華撃団の後ろ盾の私の番と言うわけか?」

「ええ、そういうことでしょうね、しかしどうも黒鬼会の動きが、どことなく軍に似ているですよね」

「君も、そう思うか?米田君も、私もそう思っている」


「失礼しますお茶をどうぞ」

直哉と山口が話していると、さくらが、お茶を運んできた。

「ありがとうお嬢さん、お嬢さんもしかして、真宮寺一馬のお子さんかな?」

「え、お父様を知ってるんですか?」

「やはりそうなのか、彼とは所属の軍は違うが、降魔戦争後に彼の事を知って、米田君と交流するようになったのでね」


「そうだったんですね」

「それでは失礼します」

さくらは支配人室を出て、食堂に行こうとしたらフェイト達が戻って来た。



現在支配人室・・・


「山口さん護衛の件は、山口さんの考えているプランで行くとして、誰が行けばいいんですか?」

「君達二人に頼みがある。君達二人、明日料亭についてきてくれ」

「それは僕とさくらさんと言うことですか?」


「ああ、そうだ」

「分かりました。彼女に伝えておきます。山口さん」

「ああ、頼むそうそう一人くらい人数は増えてもわしは構わんからな」

「え、それは・・・コラフェイト盗み聞きは駄目じゃないか」

「兄さんごめんなさい」

「まあまあ直哉君聞かれて悪い話は、終わってるしな」

「で、・・ですが」

「まあそんなわけだから明日は頼むよ」

山口は、そう言って帝劇を去った。

 

 

紅蘭とマリアとフェイトの帰還・・・そして意外な来客後編2

山口が帰った後の帝劇では・・・

「成る程、君が3人目の魔道師だったとは」

「それはうちも同じや、お兄さんとお姉さんが、フェイトちゃんやなのはちゃんのこの世界での、家族になってるだなんてな」


「シグナム、ヴィータうちらは、どないしょ」


「確かに、主たちのクローン達がこの世界で本格的に動けば、なのはや、フェイトだけでは、厳しいでしょうね」

「それは、僕達も痛感させられたよ前回の闘いの時に」

「・・・兄さんごめんなさい」

「おいおい、フェイトが悪いわけじゃないんだから」

「でも・・・」

「いいかいなのはも、フェイトも、ここにいるはやてちゃんも、はやてちゃんの守護者の方々も、皆管理局の無茶に付き合わされてここに来た人たちだからね」

「誰が悪いわけでもない、僕達だって生きていくのに、動物を殺して食べるだろう、それと同じさ」

「わかりましたお兄さんうちらも協力します」

「ありがとうはやてちゃん」

そして、はやてとの話し合いが終わり、はやてたちも帝劇に泊まった。


翌日・・・

直哉とさくらは、山口との約束の為帝劇から出て行くのを大神に見られた。

「あれは直哉と、さくら君か、くそあの二人どこに行く気だ、よし紅蘭を連れて追いかけよう」


そのころ直哉達は・・・

「「遅くなりました山口さん」」

「いやいや時間的には、大丈夫だ予約の時間までには」

「さてぼちぼち行くとするかの?」

「「はい」」

三人は、料亭の中に入り、店員さんに予約していた部屋に案内されたのだった。

店員に案内された三人は、部屋の中に入ると、さくらが直哉に聞いた。

「ねえ、直哉君。山口さんてどんな人なの?こんな高級料亭の予約が取れるなんて」



そのころさくら達を尾行していた大神達も高級料亭に着いた。

「どうしょう紅蘭ここ俺たちじゃあ入れない料亭だぞ」

「そんなことうちに言われても打ちは、大神はんに付いて来てと言われたからきたんやけど」

「しゃーないな、あの手で行くしかないわな」

そして、紅蘭と大神は、料亭潜入作戦を実行したのだった。

そのころ直哉さくらは・・・


「えええーー山口さんて、あの海軍大臣の山口さんなんですか?」

「いかにもわしが、海軍大臣の山口和豊じゃ」

「ねえ直哉君私たち、海軍大臣とこんなにフランクな会話をして、大丈夫かな?」

さくらは後々のことを考えて、怖がっていた。


「大丈夫だよ、さくらちゃん山口さんは、父さんの友人だから」

「そうじゃよ、卓の息子に帝国華撃団に行かせたのはわしだしの」

「それに卓の頼みでもあったからの」

「そうだったんですね」

3人がそんな話をしていると、芸者に変装した。紅蘭と、余り変装出来てない大神が部屋に入って来た。


「おこんばんは、紅やっこどす」

「神やっこどすよろしゅう」

そして直哉たちは、暫く芸者に、変装した大神達と遊んでいたが、黒鬼会の襲撃が起きて、料亭は、あっという間に、火事になった。


「ふふいいですね人は燃える瞬間を見るのは」

火車は優越感に浸っていた。

「直哉君とさくら君は、山口さんを安全な場所へ連れて行ってくれ」

「でも紅蘭が」

さくらは紅蘭を、心配して動こうとしなかった。

「大丈夫だ!!さくら君紅蘭は、俺が連れ戻して来る」

「大神さん・・・」


「大神さん」

「なんだ?直哉」

「紅蘭の火事に対するあの反応は、異常なので、注意してください」

「ああ、わかった」

「山口さん僕たちは、脱出しますよ」

「ええ」

「そのほうがいいのう」

そして、三人は脱出するとそこに、黒鬼会五行衆の一人火車が現れた。

「おやおや今回のターゲットが、まだ生きてますね」

「お前は誰だ?」

直哉が目の前の男に、名前を聞く。

「私は、黒鬼会五行衆の一人の火車」

「私の目的は、あなた方三人の命を奪う事です、覚悟してくださいね」

「出でよ、私の魔装機兵、五胡よ」


火車は、自分の魔装機兵を召還して、直哉とさくら、山口を集中的に狙っていた。

「さくらちゃんこのまま、一緒に逃げるより別々に逃げよう」

「でも・・・」


「うむ、そうじゃのそれが、今わしらに出来ることかも知れん」

「それにもうすぐ皆が、来てくれるからさ」

「わかったわ」

「直哉君無茶しないでね」

「ハッハッハ別れて、逃げても無駄ですよ、出でよ魔道兵器よ」

!!「何だと、何故お前達に動かせるんだ」

「その事を簡単に教えるわけないでしょう」

「大神君、紅蘭、さくら、直哉君は急いで、量子甲冑に乗って」

「「「「はい」」」」」

「フ、まあいいでしょう、出でよ脇時よ」

火車は改めて、帝国華撃団花組と戦う準備をした。

そして戦いは、脇侍を全滅させた帝国華撃団だったが、火車は不敵に笑うのだった。


「はっはっは」

「何が可笑しい火車?」

大神が火車に問いかける。

「いやあなた方が待ちの住民を避難指せた、あの場所には、予め爆弾がセットされていましてね、この起爆装置を作動させればどうなるか?わかりますよね」

「クッ卑怯だぞ」

「なんちゅう奴や」

大神と紅蘭が、それぞれ火車に向かって言う。

火車は勝利の余韻に浸り、油断していた。だがその時一発の銃弾が、火車の持つ起爆装置を貫き、起爆装置は爆発した。


「あれは?マリアさん」

直哉はそう思ったが、火車を倒す事を優先した。

「なっ!!」

「さくらちゃん、大神さん今です」

「狼虎滅却・天地一矢」

「「破邪剣征・桜花天舞」」


二人の必殺技が火車の魔装機兵五胡を貫いた。


「馬鹿なこの私が、負けるとは、許さんぞ貴様等」

そう言って、火車が、撤退すると同時に、マリアが姿を現わした。

その直後、なのはのクローン体であるシュテルが現れ、フェイトもそのタイミングで現れ、二人で、暫く戦っていたが、シュテルは撤退していった。

そして花組全員での勝利の・ポーズを決めて帝劇に戻った。


翌日、帝国華撃団花組は、山口の正体を知り、皆大慌てだった。





 

 

帝国華撃団の夏休み1 男5人旅と男一人と女子多数の仙台旅行始まる

高級料亭襲撃事件の2日後・・・

帝劇を訪れていた大神の姉双葉と新次郎は地元に帰る日が来た。

「直哉さんさくらさん。こんな弟だけどよろしく頼むよ」

「姉さん、さくら君はともかく、直哉に言うことでもないだろ」

「一郎私がどういう態度を取ろうが、関係ないだろ?それにお前支配人にそういう態度取ると左遷されるよ」

「姉さんそんな事あるわけ・・・」

「ありますよ、大神さん左遷先なら」

「嘘だろ・・・直哉?」

「ちなみに、後5ポイント溜まれば、大神さんの左遷は、確定ですので、十分に気をつけてくださいね、仮に左遷が決まった場合、二度と日本には戻れませんので」

「嘘だろーー」

「残念ながら、真実です」

「アハハ、一郎左遷されないように頑張れよ」

「フェイトちゃん色々ありがとう」

「ううん私も、新次郎と居られて楽しかったよ」

「僕また来るからフェイトちゃんに」

「うん私も待ってる」

「おいおいこっちは、本当に恋人になりそうだね、さくらさん」

「そうですね、双葉さん」

「さて、新次郎行くよ」

「あ、うんフェイトちゃんバイバイ」

「バイバイ新次郎」


そして二人は、帝劇を出て東京駅に向かった。


その日の夜・・・

真宮寺直哉の世界に行っていた、なのはが戻って来た。

なのはは、大神以外の花組と向こうでの出来事を色々話していた。

「うう、なのはちゃんと話がしたい、でも左遷が嫌だーーー」

何気に大神のストッパーになっている左遷だった。


次の日・・・

帝劇に、米田支配人が戻って来た。


「お帰りなさい支配人」

「おう出迎え、ご苦労さん大神」

「支配人が戻って来たんだから、直哉の総司令も終わりですよね?」

大神が米田に聞く。

「いや、それは違うぞ大神、今日はお前達にプレゼントを持って来ただけだ」

「プレゼントですか?」

「ああ、そうだ皆を集めてくれ」

「直哉もですか?」

「いや、直哉はいい、事前に聞いてるからな、あいつはお前と違って、忙しいからな」

「クッまあいい、皆を呼んで来よう」

大神が隊員を呼びに行くと、大半の隊員が渋い表情になった。その原因は大神が、自慢するように、直哉が居ない事をを伝えたからだという事を、大神は気付いていないのだった。

「どうして直哉お兄ちゃんが居ないのに、アイリス達を呼んだのかな、米田のおじちゃんは」

「ホントだよねアイリスちゃん」

「大丈夫よ、なのはちゃん私が、守ってあげるから」

「ありがとうさくらお姉ちゃん」

「え、なのはちゃん私の事、初めてお姉ちゃんて・・・」

「だって、もうすぐでしょあれが、だからね」

「なのはちゃーーーん」

さくらはなのはに抱きついた。

「ぐええ、さくら苦しいいいい」

「あ、ごめんなのはちゃん」

そして、米田がさくら達の前に現れた。

「皆揃ったな、今から帝国華撃団花組夏休み参加場所、振り分け抽選会を行う」

「「「「「えーーーーー」」」」」

隊員達から驚きの声を上げていた。

「ちなみに行き場所は、当たりが熱海で、ハズレが仙台だ、それとな当たり一人だからな、あと4人はすでに行くメンバーが決まっている」

「ハズレは、直哉とかえで君が付いていくからな」

!!

「嘘これってハズレが当たりじゃない」

「よし大神まず隊長であるお前が引け」

「はい」

ガラララ・・・カッツーン

「おお、流石だな大神いきなり金の珠を出すとは」

「と言う事は・・・」

「ああ、お前が最後の熱海行きだ、大神」

「やったーやったぞー皆」


「「「「わあああああああ」」」」

「流石大神はん空気読めるとは」


「大神さんおめでとうございます」

「ありがとうさくら君」

「私達はいませんけど、熱海楽しんでくださいね」

「え、あああああそうだったーーー」

「ちなみに大神熱海に行くメンバーは、わしと、薔薇組の3人じゃ」

「ええええーー」

「ほらいくぞ大神」

大神は、米田に連行された。


「さて僕達もいきましょうか、仙台へ」

米田が出て行った後、直哉が来て言った。


「「「「はーい」」」」


こうして、帝国華撃団の夏休みは始まった。

 

 

帝国華撃団の夏休み2 地獄の熱海旅行天国の仙台旅行

黒鬼会本拠・・・

「おお、水弧か、どうした定期連絡には、早いが?」

「鬼王困った事になったわ、私たちの夏季休暇の場所が、仙台になったわ」

「そうか、水弧あのお方の言葉を伝える。仙台では黒鬼会の活動を控えろとの事だ」

「は、そんなんで言い訳?鬼王」

「ああ、仙台は我等の計画には、無関係な地だからな」


「ふーんそういう事なら、私は動かないわよ」

「ああ、わかった」

そのころ大神は・・・

熱海に来ていた。海に行くわけでも、山に行くことなく、只、旅館で丸2日、薔薇組による、愛についての協議を、休憩無しで受けていた。

「こんなの旅行じゃないーーー」

「さくらくーん、君にあいたいよ。後5日もこんな状況だなんて俺は耐えられない」

「大神頑張るのだ、己の煩悩を御するのだ、さすればお前は、成長出来るだろう」

そのころ、仙台旅行組は・・・


貸切蒸気バスの中で、直哉がこれからの1週間の予定を、発表していた。

「さてこれからの予定ですが、今日と明日は自由行動で3日目に、重要なイベントがあるので、皆さん参加お願いします」

「ねえ、なのはちゃん重要イベントて何か知ってる?」

「アイリスがなのはに聞く。

「知ってるけど、まだ言えないんだごめんね」

「そうなんだ」

そして貸切蒸気バスは、仙台に着き、各隊員は、それぞれの目的地に行っていた。

「カンナ、織姫は食べ歩き、すみれ、アイリス、レニは、買い物、マリア、紅蘭は宿でゆっくりしていた。

そして、直哉、さくら、フェイト、なのはの4人は真宮寺家で2日後に行われるイベントの最終確認の為の話し合いをしていた。

「え、直哉君家に婿に入るの?いいの」

「いいよさくらちゃん僕、さくらちゃんと、霊力の融合してから決めてたんだ」

「それに、この力を外部に漏らすこと出来ないでしょ」

「それはそうだけど、ねえお母様、このままじゃ紫藤家が直哉君の代で終わっちゃう」

「落ち着きなさいさくらさん。直哉さんこうしませんか、貴方達二人の子供ができた時、男の子が出来たら直哉さんの苗字を変えてもらうというのは?」

「お母様流石です」

「確かに、その方法なら問題ないですね」

「それでは、二人共式の事についての事ですが・・・」

「フェイトちゃんついにこの時が来たね」

「そうだね、これで兄さんも、姉さんも落ち着けたらいいなあ」

「でも良かったね、仙台旅行に大神さんが来なくて」

「くるわけないよ、と言うか来られたら困るから私魔法使ったもん」

「フェイトちゃんが黒く見えるよ」

「フフ、誰があんな男の邪魔を許すもんか、兄さんと姉さんの結婚式は私が守る!!」

そして、重要イベント当日を迎えた。 

 

帝国華撃団の夏休み3 悪夢の日と人生最大最高の日


夏休み2日目の夕方・・・

大神は夢を見ていた。

夢・・・

「先輩」

「大神さん」

「うんどうした?さくら君に、直哉」

「「私達結婚しました」」

「ふむ、そうか結婚・・・・なんだとーー」

「それじゃ行こうか、さくら」

「はい、貴方」

そして二人は大神の前から消えた。

「あ、あ、ああああ待ってくれさくら君、さくら君、さくらくーん」

そして大神は眠りから覚め、一目散に熱海から仙台に向かってしまった。

薔薇組の3人は、見事大神の監視と言う任務に、失敗してしまった。

翌日・・・

仙台真宮寺家では・・・

花組隊員達を始め、帝国陸軍大臣京極を始めとする軍関係者や海軍大臣山口和豊が、集まり、紫藤直哉と、真宮寺さくらの結婚式がついに始まった。

「うう、周りの人が、凄い人ばっかりで私耐えられそうにないよ」

「私もだよなのは」

「そりゃそやなうちらの両端に陸海の大臣がおるからな」

「ですわね、京極大臣は、さくらさんのお父様と知り合いで、山口大臣は、直哉さんのお父様の友人といことらしいですわ」


「それはそれで、すげえよな」

そして式は進み、直哉とさくらは衣装替えの為に、一時部屋を出て行く。

「直哉君これから改めて、宜しくね」


「うんこちらこそよろしくね、さくらちゃん」

そして結婚式の終盤事件が起きたのだった。


時は遡り

大神は、熱海から仙台行きの蒸気機関車に乗り翌日早朝に、仙台に着き、街の人から、真宮寺家に向かっていた。

「なんだか嫌な予感がする。さくら君待っていてくれ、今俺が君の傍に行くから」

そのころ直哉とさくらにも、衣装替えの時、月組隊長加山から伝えられた。


「「ええーー加山さんそれは本当ですか?」」

「ああ、二人にとっては最悪だが、大神が間もなくやって来るぞ」


「直哉君どうしょう?」

「さくらちゃん僕は、大神さんの為に、熱海に行ってもらったのに、僕の優しさがわからない人には、現実を見せるしかないから」

「さくらちゃんも、言いたいことがあるでしょう?もう全部言っていいよ」

「わかったよ」

「これで大神さんが、潰れたらその時はその時だ、僕もう我慢しない事に決めた」

そしてその時が来た。

「その結婚待ったーーー」

!!

突然の大神の登場で、式に来ていた来客達は驚く。

花組や米田も例外ではなかった。

「おいおい、隊長が来てしまったぞ」

「嘘ーー熱海から仙台まで来たの?」

「あの馬鹿やろう」

「さくら君こんな結婚をする必要はない。君に相応しい男は、この俺しかいないのだから」


ガヤガヤ・・・

大神の言葉を聞いた来客は、戸惑いを隠せないでいた。

「大体俺のさくら君を奪い取った馬鹿な男は誰だよ?」

!!

「私がいつ大神さんの物になったんですか?」

さくらは強い口調で言う。

「何時からって、上野公園で再会した時からだろ?」

「「「「「はああああ!!」」」」」

大神の発言に花組隊員が一番驚いていた。

「さあ、さくら君俺と一緒に、熱海に行くぞ」

そう言って、大神はさくらの腕を引っ張る。

「嫌、離してください」

だが、大神はさくらの声を無視して、進むそんな状況を見せられ、来客は大神に対し、嫌な奴と言う感じで見ていた。

「さて、先輩満足しましたか?ちなみにこの結婚式は、紫藤直哉と、真宮寺さくらの結婚式なので、勝手に新婦を連れて行くな大神一郎!!」


「直哉君」

「おお、なのはちゃんついに全面戦争だよ」

「だねアイリスちゃん」

「こら、あんた達そんなこと言うんじゃない」


「「ごめんなさいマリア」さん」」


「今・・・・何と言った?直哉俺のさくら君を奪ったのは、お前だったのかーーーー」


そう言いながら大神は、直哉に迫るが、さくらが二人の間に入り、大神に見せ付ける形で、二人は誓いのキスをした。

「さくらちゃん愛してるよ」

「私もよ、直哉君」

「あああああーーー」

直哉とさくらの誓いのキスを直視した、大神は気絶した。


その後は何事もなく、式は無事に終了した。




 

 

帝国華撃団の夏休み4 結婚式のその後1


仙台・・・

紫藤直哉と真宮寺さくらの結婚式の翌日・・・

「おはようさくらちゃん」

「おはよう直哉君、私達本当に結婚したんだね」

「そうだねさくらちゃん・・・大神さんには、悪いことしたけどね」

「え、どういうこと直哉君?」

「大神さんもさくらちゃんが好きなのは、降魔との戦いが、始まる前から、知ってたんだよ」

「え、そうなの?」

「僕は、最初さくらちゃんを、大神さんに託して僕は、司令官に、専念しようと考えたんだよ」

「嘘!!私そんな話知らないよ」

「そりゃそうさ、僕この話誰にも話してないからね、でも今年のお正月にさくらちゃんの言葉が僕を変えてくれたんだ」

「私の言葉が?」

「そうさ」

「なんか嫌な予感がするんだ、機体の方は神武を光武改にする準備が出来てるし、桜武は、直哉君の世界で貰った設計図を使い、桜焔武改に造してるしね」


「やっぱり直哉君も感じてたんだね」

「さくらちゃん聞いて、桜焔武改には、なのはとフェイトちゃんも乗れるようにしておくから、僕に何があっても良い様にしておくからね」

「嫌!!私は、直哉君としか乗らないから」


「わかったよさくらちゃん」

「ごめんね僕、司令だから最悪な事も考えないといけないからね」

「・・・直哉君私は、ずっと貴方と生きます」

「さくらちゃん」

「僕はその時驚いたよ、さくらちゃんにここまで言わせて、僕は、大神さんに、さくらちゃんを託していいのかって?」

「あ、あの時は、直哉君が本当に死んじゃう気がしてたから」

「でもその後、本当に狙撃されるなんて思わなかったよ、はは・・・」

「あの時は、本当に心配したんだよ、直哉君」

「あ、お姉ちゃん。大変なんだ」

「あら、どうしたの?太郎君、そんなに慌てて?」

「お姉ちゃん劇場のお兄さんが、大変なんだ、お兄さんが街中で血を出しながら倒れて、今おいらの父ちゃんが、病院で付いてる、お姉ちゃん早く行ってあげて」

!!「そ、そんな、直哉君、無事でいて」

さくらは、慌てて、太郎から、直哉が搬送去れた病院を聞き、部屋に戻ろうとした時、米田にあった。


「どうしたさくらそんなに慌てて?」

「支配人・・・直哉君が直哉君が・・・・うう・・・」

そして、さくらは米田と共に病院に、向かった。

「お穣ちゃんここだ」

「直哉君は?」

「まだわからねえ、集中治療室に入っているからな」

「そ、そんなーー」

その時一人の医者が、さくら達に聞いた。

「あのー紫藤直哉さんの家族のかたいますか?」

「わしらがそうですが?」


「ああ、よかったです。それでは別室で話しましょう」

「正直にいいます。直哉さんは非常に危険な状態です。持って、1週間が限界でしょう」

!!「そんなー直哉君が直哉君がーー」

「落ち着けさくら」

「我々も、最後まで、治療を続けますが最悪の事もあるので、ご家族の方も覚悟していてください」


「余命宣告までされたんだしね」

「はは、ごめんごめん、でもそういう意味では、はやてちゃんとシャマルさんには感謝しないとね」

「そうだね直哉君」


「さて、そろそろ起きておかないと皆が待ちきれないで来るかも知れないしね」

「そうだね」

そして二人は、部屋を出て、残りの夏休みを楽しむのだった。




 

 

帝国華撃団の夏休み5 結婚式のその後2


太正14年8月中旬・・・

大神のとんでもない行動から3日経った日、帝国華撃団は、帝劇に戻っていた。

帝国華撃団現役隊長の不祥事として、帝都中に広まってしまったのだった。隊員達が一番恐れていたさくらと直哉の結婚報道に関しては、帝都に住む人からあの二人漸く結婚したのか,良かったあの二人は、お似合いだから何時するのか気になってたの等、好意的に取られていた。


「良かったお兄ちゃんのせいで、二人の結婚が世間にばれたけど、直哉お兄ちゃんとさくらが被害受けなくて良かった」

「そうですわね」

「とんでもない事をしたもんだな、隊長は、これからどうなるんだ?」

「普通に考えたらクビやろうな」

「だよなあ」

「でも直哉さんの事ですから、少尉さんを手放さないと思いますよ」

「うん噂でだけど巴里に、帝国華撃団をモデルケースで新部隊の立ち上げがもうじき、行われるらしいよ」

「もし隊長がここを離れるとしたら、行く場所はそこしか無いと思う」


「少尉さんがいなくなれば、直哉さんへの倍増しますし」

「そうやね、今は静かやけど、異世界の襲撃や黒鬼会が動くかわからんしなあ」

「ええそうです、本来はそれらが片付くまでは、少尉さんには、いて欲しいですけど」

「でも当事者の二人は、たまらないでしょうね」

「だよね、直哉お兄ちゃんが余計苦しむ結果になってるし」

「そうですわね、司令としては隊長不在にするわけには行かないし、そして、プライベート的には追い出したいはずですし」

「全く隊長が、こんな問題を引き起こすとはね」

「そう言えばさくらさんと、なのはちゃん達は何処に行ったんです?」

「ああ、すみれ実はね、西洋亭のマスターがこの件を聞いて、タダで何でも食べてくれと言ってたから行ってるよ」

「そうなんですの?」

そのころ西洋亭では・・・

お嬢さん大変だったな今回は」

「ええ、でもいいんですか?私達だけ、タダで食べても」

「ああ、お嬢さん達は、うちの常連だからね、それにお穣ちゃん達が来てくれる事で、売り上げも好調だしな」

「それでも悪いですよ、タダなんて」

「いいからいいから、気にしないで食べてくれ」




そのころ大神は・・・


大神自室

「はあ、昨日はやりすぎたな、いくら感情的に、なったとは言え直哉とさくら君の結婚式の邪魔をするなんて、俺は馬鹿だった。さくら君と直哉の関係を知りつつもそれを認めたくない俺もいたから、直哉もさくら君との関係を俺には、言わなかったんだろう」

「俺を先輩と立ててくれていたから、直哉は、俺のいないところで式を挙げようとしたのに、俺はそんな事も知らずに騒いでみんなに迷惑をかけていた」

「駄目な先輩だなあ俺は」


トントン

「はーい開いてるよ」


「先輩昨日はすみませんでした、先輩のいないところで式を挙げようとした僕達が、先輩を怒らせてしまって」

「いやいや俺の方が悪かった直哉、お前は俺が傷つかないようにしてくれてたのにな」

「何でお互いが謝る事になるのでしょうね?」

「そうだな、まあそんな時もあって良いんじゃないのか」

それもそうですね」

大神と直哉が和解した時緊急出動を知らせるサイレンが鳴った。

!!「先輩」

「ああいくぞ、直哉」

二人は地下司令室に向かった。




 

 

年末特別企画 2つの帝国華撃団の合同忘年会


「皆さんこんばんは、真宮寺直哉と、紫藤直哉です」


「今回は特別企画として、二つの帝国華撃団の忘年会の様子をご覧になってもらおうと思います」

「おーい直哉君、そう言えばもう一人の俺が来てないけど、どうしたんだ?」

「あれ、おかしいな、直哉さん。もう一人の大神さんが不在の理由知ってます?」

「ああうちの大神さんは、今米田さんと熱海に行ってるんだ」

「ええーー熱海にですか?何でまた」

僕達の世界では、夏だからね、僕達がこの話を聞いたとき、もう大神さんは、いなかったから」

「そうだったんですね・・・哀れだ」

「直哉君あんな奴の事どうでもいいじゃない、今は楽しもうよ」

「そうだよ、お兄ちゃん」

「そうです兄さん」


「なあ、直哉君」

「はい大神さん」

「なんか向こうの花組の皆俺に対する対応が最初だけキツイだけどどうしてなんだい?」

「ああ、その事ですか、大神さん直哉さんから、証拠となる映像を預かってるので見ますか?」

「ああ」

映像スタート・・・

「漸く帰ってきたか、直哉何処に遊びに行っていた?」

「別に、僕がどこに行こうが、大神さんには、関係ないはずですが?」

「ああ、確かに関係は無いが、米田支配人に仕事を押し付けるなよ」

「・・・」

「神武・・・紅蘭ちょっと待ってくれ、どうしてさくら君の神武が無いんだい?」

「大神はんそれは・・・」

「どうせ直哉のせいだろ?紅蘭」

「直哉がしっかり仕事をしてれば、こんな事には、ならなかった筈だしな」


!!「大神はんいい過ぎや」

「別に言い過ぎなもんか、事実だろう」


「「・・・」」

「止めるんださくら君。こいつのいいなりにする必要はないんだ」

大神はそう言うが、さくらは反論した。

「大神さん貴方は、何をしにここに来たのですか?帝都を守るんでしょう、その帝都が後5時間足らずで、消滅するんですよ、量子砲が放たれて」

「それは・・・そうだが俺は、さくら君。君のことが好きなんだ」


「だから最後まで、俺の傍にいて欲しい」

「・・・大神さんありがとうございます。・・・でも、ごめんなさい大神さん」

さくらはそう言うと、大神から離れると、もう一人の葵叉丹と対峙した。

「止めるんだ。さくら君、さくら君、さくらくーん

「それじゃあ、直哉もいないのかい?」

「直哉君はいますよ、当たり前じゃないですか」

「そうかいるのか、さくら君1年前の答を教えてくれ?」

「え、1年前の答え?何の事です?大神さん」

「俺の恋人になってくれるかの、答さ」


「・・大神さんこれ見てどう思います?」

「・・俺でもこんな俺と付き合いたくないなあ」

「よく直哉さん達、こんな俺で、戦えてるよ」

「「直哉君」」

「うわあ、どうしたの?さくらお姉ちゃん、千明お姉ちゃん」

「「直哉君分身して」」


「ええーー」

「いい?もう一人の僕」

「ああいいぜ」

そして真宮寺直哉は分身し、表直哉は、さくらの相手を、裏直哉は、千明の相手をしていた。

「へえこれが直哉君の分身か、初めて見たな」

「直哉君何一人でいるの?早くこっちに来てよ」

「あーはいはいちょっと待ってね」

こうして、二つの帝国華撃団の忘年会は翌日の朝まで続いたそうな。

「さくらちゃんもなのはも、フェイトも調子に乗りすぎだよね、甘酒で酔うんだから」


「でも可愛いなさくらちゃんの寝顔」

「ちょっと得したなあ」


そのころ紫藤直哉の世界の大神は、薔薇組による。愛についての協議を丸二日休憩無しで、聞かされていた。




 

 

五行衆水弧&強化魔道兵器襲来


「一体何があったんですか?」

「紫藤司令、大神隊長、大変です。新宿に黒鬼会が、出現しました」

「大神さん出撃命令を」

「ああ、帝国華撃団出撃・・・」

「待ってください!!また新たな反応が、今度は渋谷に魔道兵器とフェイトさんのクローンも一緒です」


「まさか同時侵攻ですか」

「どうする?直哉司令」

「どうするって同時に相手しますよ、大神さん以下今出れる人は、黒鬼会のほうに出撃してください。魔道兵器の方は八神はやてさんと連絡を取ってください。そして桜焔武改と、なのはとフェイトで、対応します」

「大神さん頑張ってください」

「ああ、任せろ、帝国華撃団出撃せよ!!」

「「「「「「「了解」」」」」」


新宿・・・

「皆ひとまず脇時を一掃するぞ」

「「「「「「「了解」」」」」」」」



地下司令室・・・

「紫藤司令今はやてさんと連絡が取れました、守護騎士全員で出撃するそうです」

「そうですか、後はさくらちゃんたちが来れば・・・」

「「「お待たせお兄ちゃん」兄さん」直哉君」

「じゃあ僕達も出撃するよ、先輩には負けたくないからね」

「「「了解」」」

直哉達は渋谷に、出撃した。


渋谷・・・

「さあ王様の言う通り暴れるよ皆」

レヴィと魔道兵器達は、無邪気に暴れだした。


「これは、何と言うか、メチャクチャやね、まるで子供のようや」

「シグナムとヴィータは着いてきて、シャマルは直哉さん達に連絡を、ザフィーラはシャマルの援護をよろしくな」

「承知」

「おお」

「わかったわ」

「了解」

「おい馬鹿レヴィーー」

「うわ王様のオリジナル!!」

「あんた達が何の目的で暴れようかは知らんけど、うちらが止めたる」

「一撃で決めなシグナム」

「ハッ」

「食らえ紫電一閃」


シグナムの魔法が、大量の強化魔道兵器を倒した。

「ちぇ君達にはこの魔道兵器は効かないけど、確か帝国華撃団のお兄さん達には効くだろ」

「何や?何をする気や」

「こうするのさ、転送」


「しもた!!」


レヴィは残った魔道兵器を転送してしまった。

そのころ新宿では・・・」

「フフやるわね、帝国華撃団!!今日のところは小手調べよ、また戦いましょう」

水弧が撤退直後・・・

「何だあれは!!」

「あれは異世界の尖兵だよお兄ちゃん」

「何だって!!」

「あれを倒すには、どうしたらいいんだい?」

「あれを倒すには、なのはか、フェイトの力が必要だよ」

「拙いなそれは、今彼女たちは、渋谷にいるんだ」

「どうすればいい考えろ大神、こんな時直哉ならどうするかを」


「何か直哉が言ってたような・・・ハッなあみんな八神はやて梃て子知らないか?」


「少尉さんソノコナラフェイトちゃんの友達みたいですよ」

「それは本当かい?織姫君」

「ええ」

「よしその子が来るまで皆耐えるぞ」

「無茶だ隊長来るとは限らない援軍を期待するなんて」

「確かに無茶だな、レニの言う通りかもしれない、だが俺は、直哉を信じる。必ず援軍を送ってくれると」

「すみれ、カンナお兄ちゃん変わったね」

「そうですわね」

「漸く隊長らしくなったな。


そのころ直哉達は・・・

「お待たせ、はやてちゃん」

「なのはちゃん、お兄さん」

「なのはちゃんとお兄さん大変なんです。お兄さんの仲間の所に大量の魔道兵器が転送されました」

「それならはやてさん達となのはが、大神さんの援護に行ってください」

ここはフェイトとさくらちゃんで、何とかしますから、できるよね?」

「「勿論」」

なのはとはやては、帝国華撃団の本体のいる新宿に向かった。

「行ったか、それではフェイトを捕獲に行ってきます」


「本当は、こんなことしたくないんだけど」

フェイトとレヴィの戦いの開始直後二人は捕獲魔法を受け捕獲された。

「「何何なのこれは?」」

「フフ捕まえたよフェイトさあ僕達の世界に戻ろう、そして忠実な管理局の魔導師になるんだ」

「嫌だ、私はここにいる」

「何故だ、こんな世界の何処がいいんだ?」

「フェイト君がここに居たいのは、偽りの家族としてここにいる二人のせいだな?」

「ならば管理局はこの世界を敵として認識する。あーーーもう帝国華撃団と言う連中は、何て馬鹿な連中ばかりなんだ?向こうもこっちでも僕を拒絶しやがって」

そしてクロノは、捕獲したフェイト達を連れ転移した。


「さくらちゃん追いかけよう」

「待って、直哉君今あの子を追いかけるのは、やめた方がいいわ」

「どうしてさ}

「嫌な予感がしたのとしか言えない」

「そうかなら大神さん達と合流して、フェイトを救出作戦を考えよう」


その後直哉達が大神達と合流した時にはすべてが終わっていた。

クロノに捕まったフェイト達の運命は。




 

 

卑劣!!花組VSレニ&フェイト前編

太正14年9月

あの戦いから半月が経っていた。

だが依然、フェイトの居場所を突き止められずにいた。

「お兄ちゃんフェイトちゃん無事かな?」

「大丈夫だよなのは、今月組がフェイトちゃんを探してるし、はやてちゃんだって、協力してくれているんだ、なのはがそんな顔をしてると、フェイトちゃんが出て来れないと思うぞ」


「そうかな?」

「ああ、そうだよ」

「ありがとうお兄ちゃん」

なのはは、そう言うと直哉の元を離れた。

「さてフェイトちゃんの件より、厄介な状況だよな、今の状況。先輩任せましたよ。

そのころレニは・・・

「僕一体どうしたんだろう、こんな事初めてだ」

あ、レニーーー」

アイリスがレニに声をかけた。

「あ、アイリス」

「レニどうしたの?元気がないけど」

「・・・アイリス」

「あ、もしかして、今日の舞台稽古の時の失敗を気にしてるの?」

「・・・うん」

「レニ余り考えすぎない方がいい時もあるよ」

「確かに、そうだねアイリス」


「そうだよ、今はそんなに考えてたら、本番が悪い結果になるよ」

「そうだ一緒に中庭に行こうレニ」


「ちょっアイリス危ないから」

レニとアイリスは、中庭に向かった。


「ふふ、レニ待ってなさい、貴女を迎えに行くわね、そして大神一郎貴方は必ず五行衆の水弧が殺してあげる」

黒鬼会の水弧が、帝国華撃団を倒す為に考えれた作戦は、相手が帝国華撃団だからこそ、有効な作戦だった。

そのころ管理局も、捕獲したフェイトを使い、帝国華撃団の絆を破壊するための作戦を実行しようとしていた

中庭でアイリスとレニは、花飾りを互いに、作っていた。

「うわあレニの花飾りとても綺麗だね」

「そういうアイリスのも、綺麗にできてるよ」

「えへへ、そうかな?」

そして、アイリスとレニの楽しい時間は過ぎていった。


その夜・・・

「可愛いレニ」

「だれだ」

「私は貴女を迎えに来たのよ」

「サキさん」

「さあ、レニ私と行きましょう?」

「貴女は、ここにいても、何も変えられないわ」

「そんなことはない」

本当に、そうなのかしらね」

「どういう意味だ?」

レニがサキに聞く。

「だって貴女は、ずっと一人なのだから、今のこの瞬間さえもね」

!!

「だけど、私は貴女の渇きを満たす事ができる、だから私と行きましょう。レニ」


そしてついにレニの精神は、影山サキのマインドコントロールの影響下に入ってしまった。

そのころ藤枝かえでは、直哉の代わりにフェイトの居場所についてと影山サキについての調査を月組隊長の、加山から聞いていた。

「そう、フェイトさんについては、進展はないのね」

「ええ異世界の勢力なので情報得るにも、時間がかかります。しかしサキさんについては、司令と副司令の考え通りです」

「やはりね・・・しまったわサキが水弧ならレニが危ないわ」


その直後、劇場内に緊急サイレンがなり、花組は地下司令室に、集合した。


「一体何が起きたのですか?かえでさん」

「大神君、皆も落ち着いて聞いてね、レニが、影山サキによって誘拐されたわ」

「何ですって!!何故サキ君がそんなことを?」

「それは・・・」

かえでは、言いにくそうに、口ごもる。

「それはですね、大神さん。影山サキが黒鬼会五行衆の一人水弧の正体だからですよ」

「それは本当なの?直哉君?」

「ええ事実です。そして大神さん貴方はいざと言う時、レニを殺せますか?」


!!

紫藤直哉の言葉を聞いた隊員全員に衝撃が走った。

「直哉それはどういう事だ?」

「何簡単ですよ、水弧が影山サキなら僕達帝国華撃団の弱点を必ず突こうとするはずですし」

「皆さんこれから行く戦場では覚悟を持って、自分達の戦いをすれば道は開けると思います」

「大神さん出撃命令を出してください」

「ああ、帝国華撃団出撃せよ!!」


そして、花組は品川に出撃した。


果たして、帝国華撃団はこの卑劣な作戦を破りレニとフェイトを救出できるのか?」

 

 

卑劣!!花組VSレニ&フェイト中編


品川・・・

「帝国華撃団参上!!」


「フフ、来たわね帝国華撃団」

「水弧お前は、影山サキなのか?そして米田司令を狙撃した犯人なのか?」

「フフ、そうよ大正解よ大神一郎、だけど一つだけ訂正させてもらうわ」

「私達黒鬼会にとって、米田は最大の標的ではないわね」

「何だと!!」

「私達の最大の標的はそこにいる、紫藤直哉だったのよ」

「「「ええーー」」」

大神、直哉、さくらの3人が驚く。他の隊員も驚きはあったが、黒鬼会の最大の標的の名前を聞いた時、納得できる部分があったからだ。

「水弧さん。貴女は何故僕が倒れている時どうして大神さんを狙わなかったんですか?」

「そうですわね、少尉を狙えば前線で式指揮を取れるものがいなくなるのにですわ」


「じゃあ聞かれたから言うけど、私潜入してる時、大神一郎と言う男を襲撃するほどの価値があるとは思わなかったから」

「ガーン」

「仕方がないじゃないその当時の彼自分が、主人公と言う自覚が強くて、うぬぼれの強い男で、私嫌いだった。さくら貴女よく頑張ってたわね、敵だけど女として応援してたわ、直哉君との結婚を」


「水弧さん。ありがとうございます」

「さてそろそろ始めましょうか」

水弧がそう言うと大量の脇侍とマインドコントロールを受けているレニが現れた。

「ぐわああ、やめろ、やめるんだレニ」

「敵発見排除する」

「レニやめてよ、どうしてこんなことするの?」

アイリスが叫ぶが、レニは大神への攻撃は止まる事はなかった。

はっはっは、いい様ねえ、大神一郎。どうかしら仲間によって殺されるかも知れない恐怖の味は?」


「ぐわあ、レニやめるんだ」

「敵は排除する」


「直哉君どうしたら二人を助けられるの?」

「何かレニの心を動かせる物があれば、あるいはマインドコントロールを弱める事ができるかもしれない」

「お兄ちゃんそんなもの何処にあるの?」

「あ、これならいけるかも、直哉お兄ちゃん」

「これは、なんだいアイリス?」


「これ今日レニと一緒に作った花飾りなんだ」

「成る程これならいけるかもしれない、織姫さんカンナさん、すみれさん僕達とアイリスが大神さんを援護しますので、その間脇時の相手をお願いします」


「「「了解」」」

「マリアさんと紅蘭は、僕達の援護をお願いします」

「「了解」」

「さくらちゃん、なのは準備いい?」

「「うん」」

そして、桜焔武改とアイリスの光武改と、ばのははマリアと紅蘭の援護を受け、大神とレニの間に入って大神にアイリスが花飾りを渡すと、レニの動きが一瞬止まり、大神による説得が成功した。

後は水弧を倒すだけとなった時、突如桜焔武改に向け、電撃が襲った。


「うわああ」
「キャアアア」


突然の出来事に水弧を含む全員が驚いていた。

何故なら、そこには帝国華撃団に敵対行動を取ったフェイトが現れたからだ。






 

 

卑劣!!花組VSレニ&フェイト後編1


後は水弧を倒すだけとなった時、突如桜焔武改に向け、電撃が襲った。


「うわああ」


「キャアアア」


突然の出来事に水弧を含む全員が驚いていた。

何故なら、そこには帝国華撃団に敵対行動を取ったフェイトが現れたからだ。

「フェイトちゃん何でお兄ちゃんやさくらさんを攻撃するの?」

「・・・」

なのはがフェイトに話しかけるが、フェイトは無言でなのはに攻撃を開始した。

「お兄ちゃん何でフェイトがアイリス達を攻撃するの?」

「俺にもわからない」

「隊長、フェイトも僕と同じ状態なのかもしれない」

「何だって!!」

「それじゃ水弧に操られてるのか?」

「ちょっと待ちなさい、私がマインドコントロールしたのはレニだけよ」

「うわああ。力が抜けていく。さくらちゃん」

「キャアアア。私ももう駄目ーーー直哉君ごめんなさい」

何と桜焔武改に放たれた魔法は、相手の力を封じる為の魔法だった。

そして二人の霊力が封じられ、桜焔部改は、機能停止した。

直哉とさくらは、桜焔武改の中で、気絶した。

「直哉、さくら君無事かー」

花組全員で二人の状態を確認する。

「大神はん二人共気絶してる」

「一体どうなってんのよ?」

「水弧よ我等の作戦は一時中止だ」

「はあ、どういうことよ?鬼王」

「水弧今お前達の前にいる少女は、我らの世界の共通の敵に操られている」

「そしてこの醜い演出している奴を、帝国華撃団と共に倒せというのがあのお方の指示だ」

「そいつは何処にいるの?」

「お前達の近くにいるのは、間違いない」

「わかったわ、大神君ここは一時休戦と行きましょう」

「何だと!!どういうつもりだ水弧?」

「私達としてもこういう邪魔をされるのが嫌いなの・・・よ」


「ギャアアアア」

「何だ何が起きたんだ?」

「ふーん成る程、大神君こいつらは私達の前にいるわ、霊力を高めたら見えてくるわ」

「そしてこいつらの目的は、桜焔武改、そして新宮寺さくらと紫藤直哉の確保よ」

「何だと!!皆桜焔武改を囲むように隊形を組むんだ」

「「「「「「了解」」」」」」

「なのはちゃんは、そのままフェイトちゃんを抑えてくれ」

「わかりました、大神さん・・・お兄ちゃんたちをお願いします」

「ああ、任せてくれ」


そして急遽水弧と共闘で、桜焔武改を捕獲をしようとする敵と暫く戦っていると、管理局の戦艦から、クロノ・ハラウオンが降りて来た。

「何故君達は僕達の邪魔をする?僕達は犯罪者を連行したいだけなのだが」

「君は直哉達が犯罪者とでも言うのか?」

「ああ、そうだ、彼らはことごとく、僕達の邪魔をしたからな、逮捕して、我等の手駒として死ぬまで、使うのさ。そこにいる哀れな人形フェイトのようにな」

「クロノ君貴方どうして、そんなことが出来るの?」

なのはがクロノに問いかける。

「高町なのは、僕は君を絶対許さない、そして君が、この世界で大切にしている者を僕は、壊す事に決めたのだから」


!!

「そ、そんな」

(それじゃあお兄ちゃんやさくらさんがこんな事になったのは私のせい)


「それは絶対に違うでなのはちゃん」

その時上空からやって来たのは、八神はやてと、守護騎士の4人だった。




 

 

卑劣!!花組VSレニ&フェイト後編2

「何故君達は僕達の邪魔をする?僕達は犯罪者を連行したいだけなのだが」

「君は直哉達が犯罪者とでも言うのか?」

「ああ、そうだ、彼らはことごとく、僕達の邪魔をしたからな、逮捕して、我等の手駒として死ぬまで、使うのさ。そこにいる哀れな人形フェイトのようにな」

「クロノ君貴方どうして、そんなことが出来るの?」

なのはがクロノに問いかける。

「高町なのは、僕は君を絶対許さない、そして君が、この世界で大切にしている者を僕は、壊す事に決めたのだから」


!!

「そ、そんな」

(それじゃあお兄ちゃんやさくらさんがこんな事になったのは私のせい)


「それは絶対に違うでなのはちゃん」

その時上空からやって来たのは、八神はやてと、守護騎士の4人だった。

「はやてちゃん」

「はやて何故勝手に出てくるんだ」

「嘘、はやてちゃんまさか・・・」

「ごめんななのはちゃん、うちはまだ管理局の一員なんよ」

「まあいい出てきた以上、仕事をしてもらうぞはやて」

「わかっとる、ヴィータなのはちゃんに攻撃するんや」

「あいよはやて、覚悟はいいか紫藤なのは、兄妹仲良く管理局のペットになれよ」

「いやそれだけは絶対に嫌、フェイトちゃんも、お兄ちゃんもお姉ちゃんは私が守るもん」

!!


「ヴィータ今や」

「おう」

「スターライト・・・ブレイカーーーーー」

ヴィータは上手くなのはの背後を取り、スターライトブレイカーの射線上にクロノを入れた。


「なッしまったーーーーー己はやてまでもが裏切るとは覚えておけよ」

そう言いながらクロノタチ管理局全員撤退した。


戦闘終了後・・・

大神達帝国華撃団は、さくらと直哉が完治後改めて水弧との戦いをする事を約束した。

そしてなのはたちは・・・

フェイトは以前直哉が受けた魔術呪詛の強化版に操られていた事がわかり、シャマル達によって、破壊された。

なのはとはやては、はやての真意を聞いた、なのはは驚いていた」

「嘘お兄ちゃんが、はやてに頼んでたの、管理局に従うフリをしてくれって?」


「本当や、そうすれば確実逆転が出来ると、お兄さんが言ってたからな、正直うちたちも今の管理局は好きやないしな」

「はやてちゃん」

そして、はやてたちも、大帝国劇場で暮らすことになった。

それから数日後・・・


改めて品川で、黒鬼会五行衆水弧VS帝国華撃団花組の戦いが行われた。

「行くぞ水弧」

「さあ始めましょう私達の最後の戦いを、行くわよ帝国華撃団」

そして、戦いは熾烈を極めた、水弧は分身攻撃を巧みに使い、帝国華撃団を翻弄する。だが

「今がチャンスだ。行くぞさくら君、直哉」

「「はい」」

「狼虎滅却・天地一矢」

「「破邪剣征・桜花霧翔」」

大神とさくら達の必殺技受け、水弧の魔装機兵宝形は機能停止したはずだった。だが仕掛けられていた時限爆弾で宝形は、粉々になった。


後味の悪い勝利だったが、勝利のポーズを決め、帝国華撃団は帝劇に帰還した。

 

 

二人だけの修行と小旅行前編


太正14年9月中旬・・・

紫藤直哉と真宮寺さくらは、二人だけで北の大地に来ていた。

「直哉君着いたね」

「そうだねさくらちゃんここから二人だけの修行が始まるね」

「うん、もう私嫌だあんな思いするのは、私の知らない所で、みんなに守られるなんて」

「確かに、そうだね僕も何も知らずに、フェイトちゃんが、助けられていた事に驚きもあったけど、それ以上に家族なのに、何もしてあげれない事にくやしい気持ちが強かったから」



回想・・・

管理局との戦い後直哉とさくらは、医療ポットから出た後、花組の仲間から話を聞いていた。

さくらと直哉の自室・・・

「直哉君私決めたの、直哉君と修行に行きたい」

「え、さくらちゃんどうして?」

「直哉君、今回の私達の失態は私の場合は直哉君の霊力と破邪の血の力を使いこなせてないからおきたことと思うの、そして直哉君の場合は、以前直哉君が狙撃された時に、破邪の血が暴走しかけて、直哉君自身が、恐怖を持ってしまったからだと思うの」

「成る程ね、僕達二人が自分の力を無意識に全力で使うことをしてなかったからか」

「だから私達はそれを乗り越えないと黒鬼会の戦いで、命を落す可能性があるかもしれない。でも私達は、簡単に死ねなくなったしね」

「さくらちゃん。わかったなのはたちに教える?」

「いや今回は二人で行きましょう直哉君。フェイトたちには悪いけど、あの子達がいるとどうしても集中してやれない部分があるの」

「それじゃあ黙っていくんだね?」

「うんそのつもりよ、直哉君」

回想終了・・・

「それじゃあ始めようか、さくらちゃん?」

「うん」

こうして二人の修行が始まった。


そのころ黒鬼会では・・・

「どうしたんだ?鬼王俺様を呼んで?」

「・・・来たか金剛、金剛よ私と共に、今から北の大地に行くぞ」

「おいおいいきなりじゃねえか、鬼王計画はどうするんだよ?」

「この北の大地に行くのは、あのお方の特命だ」

「何?あのお方の特命だと、北の大地に何があるんだ?」

「お前のライバル真宮寺さくらがその地にいる」

!!

「そういう事なら俺は、行くぜ」

「なら準備しろ、すぐに出るぞ」

「おうよ」

鬼王と金剛は、直哉とさくらの居る北の大地へ向かった。

そのころ帝劇では、花組全員となのはたちが集まり、消えた直哉とさくらの事を話していた。

「どうして姉さんと兄さんはいなくなったの?」

フェイトが全員に質問をした。

「フェイトちゃん。落ち着いて聞いてくれ、俺達花組には、二人が消えた理由が、わかる気がするんだ」

「どういう意味ですか?大神さん?」

なのはが大神に聞く。

「マリア変わって説明してくれ、俺の言葉では、彼女達に教えるとショックを与えるかもしれないからな」

「はい、わかりました、隊長」

「なのは、フェイトよく聞いてね、二人は前回の戦いで負けて悔しさで、どうすることも出来なかったのよ」

「でもあれは私達が、勝ちましたよマリアさん」

「それは結果的にはそうだけどよ、あの二人にとっては、操られたフェイトを助け出せれず、逆にやられてしまったんだぞ、なのは」

「それはそうですけど、カンナさんどうしてお兄ちゃんたちは、そこまでするのかが、わからないよ私には」


「なのはちゃん」

「なのは」


「何で、そんな事もわからないの?なのはちゃん、貴女は直哉お兄ちゃんの妹なのに」

「どういうこと?アイリスちゃん」

「なのはちゃん直哉お兄ちゃんの両親の事なんて聞いてるの?」

「え、海外に行ってるんだよねたしか」

「そうか、直哉お兄ちゃんごめんなさい。みんなに言うね、お兄ちゃんの家族の事を」

「なのはちゃん、直哉お兄ちゃんのお母さんと、お父さんは3年前に死んでるんだ」


「「「「「「ええええーーーー」」」」」」

アイリスの告白を聞いて、その場にいる全員が、驚いていた。




 

 

二人だけの修行と小旅行後編

「でも良かったね。直哉君、もう一人の直哉君がお姉さんに会えて」

「だね、でも僕は、直哉君が羨ましいよ、身内が生きてるんだから」

「私はその時、直哉お兄ちゃんの言葉の真意に気づいてなかったの」

「どういう事だい?アイリス?」

大神が代表で、アイリスに聞く。


「大丈夫だよ直哉お兄ちゃん、お兄ちゃんは一人じゃないよ」

「え、どういう事だい?アイリス」

直哉は、意味が分からずアイリスに聞く。

「だって今私たち帝国華撃団がお兄ちゃんの家族だからね」

「私がそう言っても、直哉お兄ちゃんの表情が暗かったのは、もう一人の直哉君がさくらと再会出来たのが、羨ましかったんだと後で私は知ったの」

「ねえアイリス戻ろうよ」

「いや、お兄ちゃんも紅蘭もすみれも、カンナも皆嘘つきだから」

「じゃあアイリスは、私やマリアさんや、直哉君も嫌いなの?

「そんなこと無いよ直哉お兄ちゃんと、さくらは嘘を付かないから」

アイリスが暴走させた理由は、お母さん達に会いたくなったからでしょうと」

!!「何で直哉お兄ちゃんわかるの?」

「何となくだって」

「じゃあ何で、知ってたんなら何であの時言わないの?」


「多分アイリスの事を思ってのことだと思うよ」

「え、」

「あそこで、家族の話したら、アイリス感情を抑える事で来た?」

「難しいかも」

「それに直哉君の両親は死んでるのよアイリス」

「お兄ちゃん達が羅刹と戦ってる時に、さくらから聞いたんだ」

「そんな事になってたなんて」

なのはたち3人は直哉の両親の真実を聞いて、ショックを受けていた。


「アイリスちょっといいかいアイリス、アイリスが俺に悪魔王サタンと対峙した時のあの言葉の真意は、まさか」

「お兄ちゃん、諦めちゃ駄目だよ、みんなお兄ちゃんならどんな事があっても、諦めないて信じてるんだよ」

「しかし・・・アイリス」

「直哉お兄ちゃんは最初から、お兄ちゃんのことを信じてたんだよ、僕が、お兄ちゃんの、溜まったストレスの捌け口になれれば、いいんだといって、お兄ちゃんを影から支えていたのは、直哉お兄ちゃんなんだよ」

「そんな・・・直哉が・・・」

そうだよ、お兄ちゃん、直哉お兄ちゃんは、お兄ちゃんより上の立場になりたくなかったんだよ、本当はねだけど直哉お兄ちゃんはなるしかなかった、何故だかわかる?」

「そんな理由があるのかい?アイリス」

「あるよお兄ちゃん、帝国華撃団は直哉お兄ちゃんのお父さんとお母さんが立ち上げた組織なんだよ」

「何だと!!」


アイリスの発言を聞いて驚いた大神だった。

「だから司令官としてお兄ちゃんのストレスの捌け口になって頑張ってきた直哉お兄ちゃんから心の支えだったさくらを奪おうとしたよねお兄ちゃんは」


「あ、あの時は知らなかったんだから許してくれみんな」


大神がみんなに謝ってるころ、さくらと直哉は・・・

「ふう・・・さくらちゃん、今日はここまでにしよう」

「うんそうね直哉君、じゃあ旅館に戻ろう」

二人は修行の初日を終えて旅館に戻り、二人で混浴の露天風呂に浸かりながら疲れを癒した。


そして鬼王と、金剛がさくら達の前に現れたのは翌日の事だった。

「会いたかったぜ、真宮寺さくら、さあ俺と勝負しやがれ」

「金剛どうして貴方がここに?」

「それはな、さくらお前と戦うためさ」


「成る程僕の相手は貴方ですか?」

「・・・行くぞ」

「クッ強いうわあああ」

!!

「直哉君」

「オラ余所見視点じゃねぞ」

「キャアアア」

さくらは金剛の一撃によって、直哉が倒れている近くにまで飛ばされた。

「アグッさくらちゃん」

「グッ直哉君」


二人は互いに近づこうとするが鬼王の一撃で二人はバラバラにされた。


「はあ、はあ」

「はあ、はあ」

直哉とさくらは、満身創痍だった。

「これで最後だ、心静かに眠れ」

鬼王の最後の一撃が二人を襲う。

「「僕達、私達はこんな事で死ぬ訳には行かないんだああ」」

その時直哉とさくらの霊力が完全にシンクロし、鬼王の一撃を消滅させた。

その後二人は気絶した。

そして二人が目覚めたときは旅館の部屋の中だった。

 

 

秋祭りと親子の再会と迫る暗雲の足跡

太正14年10月

さくらと直哉の特訓から約2週間後・・・

この日、帝都近郊で行われた。秋祭り会場で、大神は偶然に、織姫と出会った。

「やあ、織姫君じゃないか」

「あ、少尉さん、こんな所で会うなんて、奇遇ですね、どうしたんですか?」

「ああ、一人で秋祭りの見学さ、直哉とさくら君は支配人の仕事をしてるし、他の皆を誘ったんだけど、皆それぞれ用事があるらしく断られたのさ」


「成る程そうですか、なら少尉さん。私に付き合ってください」

「え、織姫君いいのかい?」

「今日だけ、特別ですよ」

こうして、大神は織姫と、祭りを見て回っていた。

暫くすると、織姫が一人の絵描きの男性と口論を始めてしまった。


「どうしたんだ急に織姫君落ち着いて」

「もうこんな所に、居たくありません。帰ります」

「あ、待つんだ、織姫君」

「私の事は、いいですから、あの子を追いかけてください」


神は、絵描きの男性に、言われ織姫を追いかけた。

そのころ支配人室では・・・

直哉とさくらが、米田とある事について話していた。

「米田さんどうしたんですか?」

「ああ、直哉、さくらちょっとまずい事になっちまったよ、これが原因で、陸軍のクーデターが確実になった。

「「ええーーー」」

直哉とさくらは、米田の言葉を聞いて、驚いていた。




「原因は何です?」


「無能な司令官を、1週間の内に解雇し、大神一郎を司令官にしろだとさ」

「あ、あああ、僕が無能な、司令官だなんて・・・・・」

「直哉君、しっかりして」

そのころ大神は・・・


「よしもう一度織姫君と話そう」

そう決めた大神だが、一人の来客によって、予定を変更した。

「すいません誰かいますか?」

大神は、ロビーに行くと、昨日の絵描きの男性がいた。

「あ、貴方は、昨日の」

「貴方は昨日の青年、成る程同じ職場だったんですね」

「すいません俺は、大神といいます。失礼ですが、お名前を聞いていいですか?」

「ああ、すいません。私は、緒方といいます」

「緒方さんですね、では緒方さん貴方と織姫君との関係を教えてください。俺は同じ劇場で、働く仲間として、何とかしてあげたいんです」


「それに、彼女が日本の男性を、嫌う理由も、ってたら教えてください。緒方さん」


「ええ、まず私と、織姫の関係は、私が織姫の父親です。そして織姫が日本の男性を嫌う理由は、私が原因なんです」


「ええーーそれは本当ですか?緒方さん」

大神は、緒方の告白に、驚いていた。


食堂で、大神が緒方と話していると、織姫がやって来た。


「なっ何で、貴方がここにいるの?出て行きなさいすぐに」

「織姫君、お父さんになんて事を言うんだ」

「うるさいでーす少尉さんも、そこの男も、日本の大人の男は、嫌いでーす」

織姫はそう言うと、自分の部屋に戻った。


そして緒方も、帝劇を後にした。


そのころ黒鬼会では・・・

「では、お前に、任せたぞ火車、水弧の様な事に、なるなよ」

「私にお任せあれ」

そう言って火車は、転移をした。


そして翌日秋祭り最終日・・・



結局大神は、織姫親子の仲を解消する為、朝早くから織姫を緒方のいる祭り会場に行き、嫌がる織姫と緒方に話をさせる事が出来た。だがその直後黒鬼会飛車の襲撃に遭い、、緒方は織姫を守る為、怪我を負った。


「織姫君、緒方さん大丈夫ですか?」

「おやおやまだゴミが居ましたか」

「少尉さんは戻って光武を」

「しかし!!」

「早く行ってください時間がないんですよ」


「わ、わかった」


「ゴミが燃える前に戻って来れますかね?」

「待っていろ火車、お前は必ず俺たちが倒す」

そう言って大神は、一度帝劇に戻った。


「帝国華撃団参上!!」


「ふっふっふ、来ましたね帝国華撃団」

「おや、桜焔武改がいませんね.どうしたんですか?」

「ああ、今回桜焔武改は、出撃不能になった」

「そうですか、彼女と遊びたいと思ったんですがね」

「火車囚われた人々はどこだ?」

「あの小屋の中ですよ」

火車が差す小屋を見ると、脇侍が小屋に隣接すると、脇侍が爆発した。


「さてさて帝国華撃団の諸君、君達は小屋が、爆発する前に、爆弾を解除で来ますかな?」


そして火車は、見学する為、安全地帯に、移動した。



大神達の活躍のお陰で、囚われた人々を救出する事に成功した。帝国華撃団。

そしてその結果に、不満だった火車が、襲い掛かってきたが、織姫と大神の合体攻撃の直撃を受け、火車と、火車の魔装機兵は、爆発を起こし消滅した。


そのころ帝都某所では・・・
「天笠決行は、11月9日だ、同志達に伝えておけ、そして天笠、お前には大帝国劇場の攻略を任せる、どうせ奴らはこちらの要求は呑まんさ」


「了解です京極陸軍大臣」


ついに今回の大戦の黒幕が動き始めた。

 

 

帝都の一番長い日0 軍事クーデター発生前日

「天笠ついに我々が、起つ時が、来たぞ」

「本当なのですね?京極様ついに我々が、この薄汚れた帝都東京を、浄化する時が」

「天笠決行は、11月9日だ、同志達に伝えておけ、そして天笠、お前には大帝国劇場の攻略を任せる」

「は、了解しました、必ず京極様のご期待に応える様に頑張ります」

そう言って、天笠は、大臣室を出て行った。

「聞いていたな、鬼王、黒鬼会にも出てもらうぞ、八鬼門封魔陣完成の為の太正維新なのだからな、鬼王わかっているだろうが、帝国華撃団が動いた場合、お前に任せるぞ」

「ハッ了解しました」


鬼王はそう言うと、消えて行った。


「さあ、紫藤直哉と米田よ、お前達は、どう動いてくる?ここで、私を止めれなければ、お前たちの負けだからな」

火車との戦いから2週間が過ぎた11月8日早朝・・・

直哉とさくらは、なのは、フェイト、はやてを呼び出し自室で今帝都で起きようとしている事について、話を始めた。

「3人ともよく聞いて欲しい。ついに陸軍と海軍との全面衝突が濃厚となってしまった」


「つまり戦争・・・いや軍事クーデターが発生する可能性があるんや名、それも近い内に」

「そんな、大変なの何とか止めないと」

「なのは、それは無理なんだ、兄さんや米田さんが動いてここまで発生時期を遅らせてたけど、もう無理なんだ、そして、兄さん、姉さんは私達をここから逃がそうとしてるんでしょ」

「流石、フェイト、そこまで気づいていたか」

「あかん。それは」

「そうだよお兄ちゃんがいるのに、私達だけ、逃げる事は出来ないよ」

「だから君達に特別任務を与える、君達にこれを託す。これは魔神器と呼ばれてる物だ」

「「「魔神器?」」」

「そう、別名三種の神器とも言われてるの、そして私のお父様の命を奪ったのも魔神器なの」

!!

「そんなこれが、姉さんのお父さんの命を奪った?」

なのはたちは驚いた。自分達に託そうとしている物に.そんな秘密があるとは思わずにいたからだ。

「さくらちゃん、無理に一馬さんの事思い出さなくていいよ、辛いでしょ」

「ありがとう直哉君」

「なのはに鏡、フェイトに剣、はやてに珠を預けるよ」

「「「はい」」」

「それじゃあ朝食を食べに行こう」

「「「「おーーー」」」」


そして夕方・・・

直哉は米田と話すため西洋亭に向かった。


「成る程な、アレをあの子達に託したんだな」

「ええ、僕とさくらちゃんが持つより、安全でしょうからね」

「確かにお前とさくらが持つと、二人の危険が増すからな」

「只でさえ僕とさくらちゃんはこのクーデターで殺したいはずでしょうし」

「破邪の血か・・・」

「僕自身も、この力に恐怖しましたしね」

「そうか、直哉よく聞け」

「はい」

「軍人は、死んで行ったほうが、英雄になれると言う感じだがな、だがお前とさくらは、違う。お前たちは、花組だけじゃない帝都に住む人の心の支えになっているんだ。だからお前達はどんな事しても生き延びろいいな?」

「はい」

そして、二人は、西洋亭を出て、それぞれの思いを考えながら帰路に着いた。


そして運命の日、11月9日を迎えた。

 

 

帝都の一番長い日1 太正維新軍帝都を襲撃す


太正14年11月9日未明・・・


その日帝都全域に戒厳令が発令され、帝都に、大勢の陸軍の軍人達が、帝都防衛の要となる場所を襲撃し、なおかつ自分達の邪魔となる者達を一斉に、摘発しその身柄を拘束されていた。


パーーーン。

パーーーン。



「うーん何の音だ?」

!!

「さくらちゃん、なのは、フェイトちゃん起きて、逃げるよ」

直哉は異変を感じ、さくら達を起こした。

「直哉君大丈夫?」

「ああ、今の内に下に行くよ皆」

「「「了解」」」


だがその時直哉達のいる2階にやってくる足音が聞こえて来た。

「誰かがやってくる皆隠れるんだ」

直哉がそう言うが、間に合わず直哉達は見つかってしまった。

「居たぞターゲットだ撃ち方始め」


無数の銃弾が直哉達を襲う。

辛くも銃撃の雨から逃れることが出来た直哉達だが、直哉の手足に数発の銃弾が当たっていた。


「ぐっ」

「直哉君大丈夫?」

「心配しないでさくらちゃん」

「でもこれからどうするの?」

「さくらは霊力で直哉の傷の手当をしていた。

「予定通りに、轟雷号で逃げるよさくらちゃん」

「でも、皆を置いて私達だけ逃げるなんて・・・」


「そうだね、僕もこれが普通のクーデターなら僕は、こんな決断をしないよ」

「え、どういうことなの?」

「その説明は、後でするよ今は地下に向かうよ、なのはも、フェイトも良いね?」

直哉の言葉に3人は、頷いた。

そして直哉達が、下に行くと米田と加山に出会った。

「「米田さん無事だったんですね」」

「ああ、何とか加山のお陰でな」

「いえ私は司令の希望を叶えただけですし」

「時に、直哉大神はどうした?」

「「「「あ、起こすの忘れてたー」」」」

直哉達4人は、米田に言われるまで大神の存在の事を忘れていた。

「何!!珍しいな直哉が、大神の事を忘れるとは」

「ですね、とりあえず大神の事は、私とはやてさん達で、何とかするので、さくらさん達は、予定通りあそこに向かってください」

「加山さん米田さんお願いします」

「ああ、任せろ直哉」

直哉達は米田達と別れ、轟雷号のある地下に向かった。

そのころ大神は・・・

「Z--Z--」

大神は銃撃戦が行われていた帝劇の中で、熟睡だった。

その状態を見たはやてと、加山は唖然としたのだった」

「ある意味凄いな、この兄ちゃんこんな状況でも起きないとは」

「いやこの状況の方がいいですよ、はやてさん。下手に動かれるよりは」

「確かに、それもそうやな、なのはちゃん、フェイトちゃん直哉お兄さん達の事頼んだよ」


そのころ直哉達は、轟雷号のある地下に向かったが、そこには、維新軍の兵士が入り込んでいた。

「チッこんな所にも来てるなんて」

「さくらちゃんここは僕が、引き付けるからなのはたちを連れて轟雷号に走って」

「でも、私・・・」

「さくらちゃん早く」

「・・・嫌私は直哉君と生涯どんな時でも、一緒って決めたもん」

「お兄ちゃん私達もだよ」

その時直哉達の前に薔薇組の3人が現れた。

「さくらちゃんに、直哉ちゃんここは私達に任せて、轟雷号に乗って、例の場所に急ぐのよ」

「・・・わかりました。薔薇組の皆さん、ここの防衛お願いします」


「「「了解」」」

直哉達4人を乗せた轟雷号は、帝劇から脱出する事が出来た。



そして、4人を乗せた、轟雷号は、花やしき支部に着いた。


そして落ち着いた所で、直哉がさくら達に今回の帝劇襲撃の真実を伝え始めた。




 

 

特別編 新年会

皆さんおめでとうございます。本作ではまだ年は明けてませんが、本年もよろしくお願いします。

「おい年明けて6日経ってるぞ、作者挨拶するの遅いんじゃねえか」

「カンナさん何もはっきり言わなくても・・・」

「いいよさくらさん気を使わんで・・・」


「え、でも本編を書いてたからでしょう。遅くなったのは?」


「確かにそれもあるけど、大神さんの扱いについて考えてたんだよ」

「え、俺の扱い?」

「そうなんだよね、僕自身が考えた流れ的には、2に入って、直哉君と大神さんが誰かを巡る争いをしてみたかったんだよね」

「成る程」


「まあ、相手は、さくらさんしかないんだけどね」

「え、どうしてですか?」

「実際僕は、1,2,4時全てさくらルートしか選択してないんだ」


「「「「「「「エエーーーーー」」」」」」」

「お兄さんなんでアイリス達のルートしてないの?」

「何かみんなに言うのあれだけど、さくらさんを裏切りたくなかったんだよね」

「成る程ね、でも3もしたんだよね?うんしたよ」

「最初淡々としてたんだけど帝劇の皆が出る所はあえて、時間をかけてしたなー」

「ええーー何でですか?」

「「「うわあ、エリカさん出番まだですよ」」」

突然のエリカの登場に驚く花組と作者。

「教えてください。作者さん」


「その当時僕の中には、帝劇のみんなに会いたいという気持ちが、強かったからね、物語の進行上の為に、恋人を選んでたもんな」

「エーンエーン作者さんがいじめる」

エリカは、きえて行った。


「そんなわけで、あえて大神さんの性格と考え方を変更して、投稿したらいろんな意見が来たんだけど、批判の意見が多くて大変だった」


「そうなんですね」

「でもね嬉しいんだよね、批判にしろ肯定の意見にしろ、そういうのが、来るのはこの小説を見てくれている証拠だしね」

「成る程、そういう捕え方も出来るな」

「当初の予定ではクーデター後に、直哉と大神さんの和解の展開を考えたんだけど、見てくれる人の事も考えて、夏休みにあの話をするようにしたんだ」

「成る程ね」

「僕と大神さんの対立させようとしたのは、そういう意味もあったんだ」

「まあ意味的に言えば、大神さんの性格を少し変更して見たいと言う気持ちからしたんだけどね、それと三角関係にしたくてね、やっぱり順調すぎる恋よりはいいでしょう」

「まあそうですね、その方が見る側は、それくらいの展開を期待しますわね」

「だな」

「そうだよね、アイリスもそのほうがいいもん」

「成る程ですね、作者さん、3はどうするんですか?」


3は一応書きますけど、さくらさんと直哉君は出演予定なんですけど大神さんが巴里に行くかはたまた別の人が行くかはわかりません」


「「「「「「「「「えーーーー」」」」」」」」


「俺の代わりがいるだと」

「ええ、でもあくまで予定なのでわかりません」

「今回はここまでです」

「さよなら」




 

 

帝都の一番長い日2 帝劇襲撃の理由と新たな力


「それで直哉君今回の太正維新軍のクーデターは普通じゃないて、どういう意味なの?」

「さくらちゃん落ち着いて聞いてね、今回のクーデターは、黒鬼会が絡んでるんだ」


「「「えええーーー」」」

直哉の言葉を聞いた、さくら、フェイト、なのはの3人は驚いていた。

「あ、ついでになのはのレイジングハートと、フェイトのバルデッシュそれぞれパワーアップしてるからね」

「「ええーー何時の間に」」

「だって二人を驚かせたかったしね、ねえレイジングハート、バルデッシュ?」


「「その通りです」」

「そう言うことだから二人共がんばれ」

「「お兄ちゃん」兄さん」


「直哉君これからどうするの?」

「勿論帝劇を奪還するよ、さくらちゃん」

「でも桜焔武改がないんだよ?それはどうするの、直哉君」

「それはね、皆格納庫に来て」

格納庫・・・

直哉に連れられ、行くとそこには新型量子甲冑があった。

「直哉君?これは・・・」

「さくらちゃんこれが僕達帝国華撃団の新たな機体。白いのが、大神さんので名前は天武だよ」

「そして、その隣にあるのが、さくらちゃんと僕の機体桜天武だよ」

「これが・・・私と直哉君の新しい機体、桜天武」

「それとねさくらちゃん。このクーデターが収まるまで、僕が臨時で、花組の指揮を執るから、よろしくね、ちなみに指揮は皆と合流しても続けるからね」


「それは本当?直哉君」

「本当だよ」

そのころ帝劇では・・・

米田と加山が、帝劇内部から敵の情報を直哉達に送る準備をしていた。

「成る程な、今回のクーデターの裏にも、黒鬼会が、絡んでたか」

「ええ、それで黒鬼会に帝劇防御壁を上手く使われてます。悔しいですが」

「何、直哉に情報を渡せば、何とかするさ、あいつならな、そういう点では大神より、回転が早いからな」

「そうなのですか?」

「ああ、加山は直哉の事知らないか?」

「いえ、大神が愚痴のように言ってたんで多少は知ってますよ」

「でもそれは、大神視点での直哉だろ?」

「ええ、ですね」

「加山。お前直哉と連絡を取ってみろ」


「了解しました」

そのころ直哉達は・・・

「ねえ、直哉君どうして出撃しないの?」

「さくらちゃん慌てても、帝劇奪還に失敗するよ


そして、4人がいる、花やしき支部にあるキネマトロンに、加山からの通信が来た。


「その通信の内容は、大帝国劇場の防衛担当は、黒鬼会の木喰がしているという内容だった。


「今木喰は、帝劇防御壁を操作し、その前面に攻撃装置を多数設置してある」

「そこで、俺が攻撃装置か、帝劇防御壁のどちらかを少し細工して、無力化する事出来る」


「紫藤司令どちらを選びますか?」

「そうですね加山さん、それでは攻撃兵器をお願いします」

「え、攻撃兵器ですか?」

「はい」

加山は驚いていた、帝劇防御壁の解除だと思っていたのに、まさかの攻撃装置の無力化に驚いていた。

そして通信は終了した。


「さあ準備は整いました。今から帝劇奪還作戦を開始します」

「帝国華撃団花組出撃せよ!!目標地点銀座、大帝国劇場」


「「「了解」」」


そしてさくら達は、大帝国劇場に向けて、出撃をした。




 

 

帝都の一番長い日3 守護者木喰を倒せ


帝劇内部・・・

「どうした?加山そんな不思議そうな顔をして」

「米田さん今紫藤司令と連絡を取ったんですけど、まさか帝劇防御壁と、攻撃装置のどちらを、優先するか聞いたら、攻撃装置の無力化を頼まれました」

「成る程な、加山お前は、帝劇防御壁の解除を言われると思っていたんだな?」

「ええ、大神ならそう言うと思ったので」

「加山考えてみろ、本来大神が、直哉と脱出出来ていたら、帝劇防御壁の解除の選択もあっただろう。だが実際は大神不在で、あの子達も出るだろう」


「成る程、そのこたちの安全を確保する為の攻撃装置の無力化だったとは」


そのころ帝劇に向かう直哉達は・・・

「お兄ちゃん私達は、どうすればいいの?」

「なのはとフェイトは、主に魔道兵器を相手して欲しい、脇侍は僕とさくらちゃんで何とかするから」

「「「了解」」」

「敵は恐らく、こちらの状況を知ってるはずだから、多分攻撃特化の布陣を敷いてる可能性があるから特に、なのはとフェイトは気をつけて」

「「了解」」

「それじゃ行くよ皆」


大帝国劇場前・・・

「フォフォ、久しぶりじゃの帝国華撃団、どうじゃ自分たちが帝劇を攻める気分は?」

「木喰」

「それにしても、この帝劇防御壁は、たいした物よのう」

「たった1機で、この帝劇防御壁と、わし特製の攻撃装置を使ったこの布陣を突破し、わしの所までこれるかの?」


木喰は、余裕の笑みを浮べる。

「私達を甘く見ていると、痛い目を見ることになりますよ木喰さん」


「抜かしよるな、小娘が」



そして木喰との戦いが始まった。

「皆加山さんが、攻撃装置を無効化するまで、攻撃装置の射程に気をつけて」

「「「了解」」」

そして攻撃装置は無力化された。

「今だよ二人共」

「行くよ、フェイトちゃん」

「うん、なのは」

「ディバインバスターー」

「サンダーレイジ」

二人の魔法が帝劇防御壁を貫通し桜天武が木喰の魔装機兵智拳に、近づいた。


「何故じゃあ、わしの計算では、お前たちはここまでこれないはずなのに?」

「帝国華撃団め、何時もわしの計算の上をいくなあ」

「これが私達の絆の力です」

「「破邪剣征・桜花天舞」」


「うおおおお。ま、まさかわしが負けるのか、たった4人に、この敗北は計算外じゃああああ」


そして、木喰は、木喰の魔装機兵智拳と共に爆発した。


そしてさくら達は、大帝国劇場内部に潜入した。

しかし、劇場部分には人が、一人もいなかった。

「直哉君これはどういうことなの?」

「僕にもわからないよ、ここを脱出前は、あんなにいた兵士が今はいないなんて」

「とりあえず慎重に、地下司令室に向かおう」

「そうね」

4人は地下司令室に向かった。






 

 

帝都の一番長い日4 帝劇解放と宣戦布告


「何故じゃあ、わしの計算では、お前たちはここまでこれないはずなのに?」

「帝国華撃団め、何時もわしの計算の上をいくなあ」

「これが私達の絆の力です」

「「破邪剣征・桜花天舞」」


「うおおおお。ま、まさかわしが負けるのか、たった4人に、この敗北は計算外じゃああああ」


そして、木喰は、木喰の魔装機兵智拳と共に爆発した。


そしてさくら達は、大帝国劇場内部に潜入した。

しかし、劇場部分には人が、一人もいなかった。

「直哉君これはどういうことなの?」

「僕にもわからないよ、ここを脱出前は、あんなにいた兵士が今はいないなんて」

「とりあえず慎重に、地下司令室に向かおう」

「そうね」

4人は地下司令室に向かった。


4人が、司令室に向かうと、大神や花組全員が4人を出迎えた。

「直哉、さくら君すまなかった、本来だったら一緒に行って帝劇を解放するべきだったが、二人に任せてしまって」

「言えいいですよ、今回の事は僕のほうにも、落ち度がありますしね」

そんな和やかな雰囲気は、彼らの登場で一変する。

「久しぶりだな、大神一郎よ」

「あ、貴方は、京極圭吾陸軍大臣どうして帝劇に、来てるんですか?」

「それはな・・・」

「お前達帝国華撃団に、宣戦布告する為だ」

「何だって!!」

京極の言葉を聞き、驚く現職の陸軍大臣が、軍事クーデターの主犯そして、黒鬼会の首領とは思っていなかった。

「何で、現職の大臣の貴方が何故このようなことを?」


「何故だと?私はかつて、自分が自分でない者に支配されたかすかな記憶が残っている。実に気持ちが良かったが、お前達によって、その者は倒されたが、その時私は、実感した。この世を支配するには、絶対的な力が必要だとな」

「それは断じて違う、そんなのはまやかしだ」

「何だと!!ならば試してみるがいい、私の言葉が正しいか、大神貴様が正しいかをな」

「ふ、せいぜい頑張る事だな、行くぞ鬼王」


「ハッ帝国華撃団よ、我等の本拠赤坂へ来い、そこで我らとの決着を付けようぞ」

そう言って、京極と鬼王は、消えていった。

京極達がいなくなった後の、地下司令室では・・・


「まさか京極陸軍大臣が、今回の軍事クーデターの首謀者で、鬼王たちの首領だったとは」

大神はまだ信じられないと言う様子だった。

「京極さん、ついに黒鬼会の首領としての姿を見せましたね」


「大神さん。やつらは、この戦いで、僕達を潰す気と思うので、注意してくさい」


「ああ、任せろ直哉」

「大神さん出撃命令お願いします」

「帝国華撃団花組出撃せよ!!目標地点赤坂黒鬼会本拠だ!!」

「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」


帝国華撃団花組は、翔鯨丸で、赤坂の黒鬼会の本拠に着いた時、その問題が起きた、その問題は。


「さあ大神はん、どっちから進むで行くんですか?正面から?それとも裏口から?」

果たして大神の決断は?




 

 

帝都の一番長い日5 潜入赤坂黒鬼会本拠での戦い


「大神さん出撃命令お願いします」

「帝国華撃団花組出撃せよ!!目標地点赤坂黒鬼会本拠だ!!」

「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」


帝国華撃団花組は、翔鯨丸で、赤坂の黒鬼会の本拠に着いた時、その問題が起きた、その問題は。


「さあ大神はん、どっちから進むで行くんですか?正面から?それとも裏口から?」

「紅蘭俺たちを分散して両方行くつもりだ」

「「「「「「「「ええーーーマジですか」」」」」」」」」

「ああ、本気だ」

「まず正面だが、直哉とさくら君を中心に、紅蘭、レニ、すみれ君の5人で突入してもらう」

「裏口からは、俺と、カンナ、マリア、織姫君、アイリスで突入する」

「成る程正面は、近中距離重視で、裏口は援護重視の遠距離タイプ中心ですか」

「いいと思いますが、仮に裏口に金剛がいた場合どうしますか?多分この編成は、正面に金剛、裏口に土蜘蛛がいる想定でしょ?」

「ああ、直哉の言う通りだ、そのメンバーで戦うことになるが、多少不利になるだけと思う、直哉が俺達に新しい機体を用意してくれたからな」

天武と桜天武をな、皆行くぞ」


「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」

そして花組は、計画通り分散して突入した。


裏口から進入した帝国華撃団大神隊を待ち受けていたのは・・・

「待っていたよ、帝国華撃団、ふふ金剛より私を選ぶとは、大神一郎に惚れそうだよ」

「やはりお前だったな土蜘蛛」

「何だと」

「行くぞ皆、攻撃目標五行衆土蜘蛛の魔装機兵八様だ」

「「「「了解」」」」

「何だこいつ!!今までの大神一郎じゃない、これはやばいかもね」

正面側では・・・

「よッ待ってたぜ、紫藤直哉に真宮寺さくら」

「貴方は金剛」

「成る程、大神さんの予想が当たりましたね」

「大神・・・ああ、あの男か、俺はお前達と戦えればいいんだ、紫藤直哉」

「ならば、戦いましょう。時間もありませんしね」

「ああそうだな」

そして、2ヶ所でそれぞれの五行衆との戦いが始まった。


「ぐおっやるね.帝国華撃団、だがまだ終わらないよ」

「いやお前は、終わりだ土蜘蛛!!」

「何!!」

「ぐわああ」

「狼虎滅却・三刃成虎」

「馬鹿なこの私が・・・」

土蜘蛛の乗る八様は、大神達のコンビプレイに、翻弄され、大神の必殺技に敗れた。

そのころさくらたちは・・・

金剛の必殺技、金剛大地斬により桜天武以外の天武は、大地斬の効果で動けなくなっていた。

「さてここから本当の勝負だ」

「行きます破邪剣征・百花斉放」

「おっと当たるかよ」

大日剣が桜天武の必殺技を交わすと同時に、近接攻撃を仕掛けた。

「なら行くぞーー!!」

「いやああああ」

そして2機は、互いに距離を取る。

「へ、やるじゃねえか、さくら、そして直哉よ」


「貴方もやりますね金剛さん。私と直哉君の二人の攻撃に耐えるんですから」

「そして金剛貴方は敵にしておくには惜しい人だ」

「何のことだ?」

「貴方は、すみれさん達には最初の1撃のみしかしてないですからね」

「俺は、お前達の桜天武と戦いたかっただけさ」


「成る程、さくらちゃんこれで終わらせるよ」

「うん、直哉君」

「来い、紫藤直哉、真宮寺さくらよ、お前達の力を見せてみろ」

「行くぞ、食らえ金剛大地斬」

「「破邪剣征・桜花天舞」」


二つの必殺技がぶつかり合い、3人は光に包まれた。

光が収まると、大日剣が崩れ去った。





 

 

帝都の一番長い日6 赤坂での最終決戦

正面と裏口に別れて潜入した。帝国華撃団は・・・

それぞれの場所で土蜘蛛と金剛と戦いがあった。


「ぐおっやるね.帝国華撃団、だがまだ終わらないよ」

「いやお前は、終わりだ土蜘蛛!!」

「何!!」

「ぐわああ」

「狼虎滅却・三刃成虎」

「馬鹿なこの私が・・・」

「成る程、さくらちゃんこれで終わらせるよ」

「うん、直哉君」

「来い、紫藤直哉、真宮寺さくらよ、お前達の力を見せてみろ」

「行くぞ、食らえ金剛大地斬」

「「破邪剣征・桜花天舞」」


二つの必殺技がぶつかり合い、3人は光に包まれた。

光が収まると、大日剣が崩れ去った。


そして大神とさくら達は、それぞれの守備に付いていた土蜘蛛と、金剛を倒し、合流を果たしていた。


「大神さん」

「さくら君、直哉そちらはどうだった?」

「ええ、何とか金剛を倒す事ができました」

「そうかそっちに金剛が出てきたか」

「と言うことは、裏口には土蜘蛛がでたんですね?」

「ああ、そうだ土蜘蛛が裏口にいた」

さて大神さん。急いで奥に急ぎましょう」

「そうだな、みんな行くぞ」

「「「「「「「「了解」」」」」」」」


そして帝国華撃団は黒鬼会本拠地最深部を目指していた。

「さくらちゃん。感じる?多分このまま進めば、鬼王と戦いが始まると思う」

「直哉君.私も感じるわ、それに以前も感じた事があるの」

「だけどこの異様な力は、大神さん達には、感じていないみたいだね」

「え、それじゃあ、この異様な力の主の目的は私達なの?」

「うん、その可能性が高いよ」


そして直哉とさくらは、大神達と別れ、異質な力を感じる場所へと向かった。


「さくらちゃんここだよ、気をつけて」

「うん直哉君」

「ふふ、来たな久しぶりだな、この世界の真宮寺さくらよ」

「貴方は、誰なんですか?」

「そう言えばそうだったな、お前達には、あの姿しか見せてなかったな」

「改めて自己紹介をしよう。私の名は京極圭吾だ」

「何だって!!」

「何ですって!!」


そのころ大神達は・・・

最深部に着き鬼王と対峙していた。

「行くぞ鬼王!!」

「来い!!帝国華撃団、私は京極様のためにお前達を倒す」

こうして、帝国華撃団VS鬼王の対決が始まった。

「グ、流石に強い!!」

「隊長どうするよ」

カンナが、大神に聞く。


「よし全員で必殺攻撃だ」

「了解」


「神崎風塵流・不死鳥の舞」


「球電ロボ」

「シェルクーンチク」

「鷺牌五段」

「イル・フラウト・マジーコ」

「ディ・ワリキューレ」

「狼虎滅却・三刃成虎」

アイリス以外の隊員全員が必殺技を放つが鬼王には通じなかった。

「ぐううう、はあああ、ならばこちらの番だな、破邪剣征・桜花放心」


「馬鹿な!!その技はさくら君と、直哉君の技どうしてお前が使える?鬼王」


「「「「うわあああ」」」」


花組全員が、鬼王の桜花放心を受け大ダメージを受けたが、アイリスが立ち上がり、アイリスの必殺技で、花組全員が、回復した。

「イリス ポワット・ド・スクール」

「皆大丈夫?」

「ああ、助かったよアイリス」

「しかし、どうする?このままでは、俺たちに勝機はないぞ」

「そのころさくら達は・・・

「フフフ今回は顔見せだ、何れ貴様達も、真宮寺直哉も殺してやる。覚悟するがいい」

そう言って京極は消えていった。

「さくらちゃん、皆の所に急ごう」

「ええ、わかったわ」


そしてさくらは、大神達と合流した。


「漸く来たな、真宮寺の者よ」

「鬼王さん。勝負です」


「良かろう」

そして2機の戦いが始まった。

「くっ」

「ぐっやるな」

「今です、破邪剣征・桜花放心」

「なめるな、破邪剣征・桜花放心」

二人の必殺技がぶつかり合いだが、徐々にさくらが押し負け始めた。

「ここまでのようだな、娘」

「いやまだだ、鬼王、子供はいつかは、親を超える物だ、さくらちゃん自分の力を信じて」


「うん」


「破邪剣征・桜花爛漫」

「何だと!!」

鬼王はさくらの新たに放った技の直撃を受けた。

「大神さん、今です」

「よし行くぞ鬼王」

「ぬう!!」

狼虎滅却・三刃成虎」

「グオオ。まさか.この私を倒すとは・・・見事だ、帝国華撃団」

そして、鬼王の闇神威は、沈黙した。その同時刻地上では、太正維新軍も、海軍により鎮圧され、帝国陸軍大臣京極圭吾も、自害をし、クーデター騒動は幕を閉じた。


そして太正14年12月を迎えた。

 

 

一日だけの特別公演・・・そして別れの時迫る前編

帝都を震撼させた帝国陸軍によるクーデターと、黒鬼会が壊滅して1ヶ月が過ぎ、帝都に住む人々は、師走を向かえ、慌しくも平和な時間を過ごしていた。

太正14年12月20日

大帝国劇場


支配人室・・・

「どうしたのなのはとフェイトちゃん、僕とさくらちゃんを支配人室に呼んで?」

「あのね、お兄ちゃん、さくらさん」

「私達3人一度自分達の世界に戻る事にしたよ、兄さん姉さん」

「そうなのね、ついにこの日が来ちゃったか、ねえ直哉君」

「そうだね、さくらちゃん。でも嬉しいよね、自分達で、考えた答を実行できる時とかね」


「そうだね」

「それで君達は帰る手段があるの?」

「うんそれは心配しないで、兄さん今レヴィ達が次元船を探してるんだ」

「それを見つけて整備して、使える状態にするには、早くて、来年の2月くらいにまでかかるみたいだからそれまでは.ここにいるけど」


「成る程わかった、4日後の特別公演が君たち二人のラスト公演だね頑張れ、二人共」

「「うん」」

そしてフェイトとなのはは、支配人室を出た。

「直哉君本当に、あの3人帰していいの?」

「さくらちゃんどういう意味?」

「なのはちゃんが帰ったら直哉君が・・・キャア」

「大丈夫だよ僕には、さくらちゃんがいるから、チュ」

「もう直哉君・・たらチュ」

二人の甘い時間が過ぎてた時、支配人室に、大神がやって来た。

「おーい直哉・・・・うわあああすまん」

大神は慌てて支配人室を出た。

その様子を見ていた、カンナ、アイリス、レニ、織姫の4人は大神が出て行った、支配人室を見た4人も、大神同様同じことをした。

その夜・・・

直哉とさくらは、劇場の雰囲気が、違うなと感じながらも、4日後に迫る1日だけの特別公演の準備や練習をしていた。

それから2日後の太正14年12月22日・・・

「大神さん少しいいですか?」

「どうした直哉?」

「ああ、今度の奇跡の鐘の公演前に、総合演出の大神さんに伝えておきたい事があって」

「俺に伝えたい事?」

支配人室・・・

「直哉俺に伝えたい事とは?」

「ええ、なのはとフェイトについてですね」

「彼女達について?」

「大神さんあの子達3人が、異世界から来たこと知ってますよね?」

「ああ、資料で見た事がある程度だけどな」

「その彼女達が来年、この世界を去る事に、なりました」

「何だと、それは本当なのか?なのはちゃんたちが」

「ええ、本当です、そこで大神さんから花組の皆さんに伝えてください」

「舞台に立つのは、今回の特別公演ガラストとなります」

「わかった、みんなに伝えればいいんだな?」


「ええ、お願いします。いやな役回りですけどね」

「いや気にするな、隊長として当然の役目だしな」

「先輩」

そう言って、大神は支配人室を出て行った。
 

 

一日だけの特別公演・・・そして別れの時迫る後編


太正14年12月22日

楽屋・・・

大神一郎は昼の舞台練習前に花組全員を楽屋に集めた。

なのはとフェイトの事を伝える為に。

「お兄ちゃん。お話て何?」

「ああ、その前になのはちゃん、フェイトちゃん前に来てくれる?」

「「はい」」

大神に言われ、なのはとフェイトは、花組の前に出る。

「皆落ち着いて聞いて欲しい、なのはちゃんとフェイトちゃんは、今回の公演が、最後の出演となる」

「「「「「「ええええーーー」」」」」」

「どういうことなのは、フェイト?」

マリアが代表してなのはと、フェイトに聞く。

「マリアさん、私とフェイトちゃんは、一度自分の世界に帰ることを、二人で決めたんです」

「それは、自分の意思で決めたのね、二人共?」

「「そうです」」


「なら私はいいわ、でも他のみんなはどうかしらね」

「なのはちゃん、フェイトちゃんまた戻ってきてくれる?」

「うん、約束するよ、アイリスちゃん」

「私もするよ、アイリス」

「なのはさん、フェイトさんここで学んだ事を忘れずに元の世界でも頑張ってくださいね」

「頑張れよ二人共」

「「ありがとうございます。すみれさんカンナさん」」

「二人共頑張ってください」

「頑張って・・・」

「いつでも困った事があったら、うちに相談に来てな」

「「ありがとうございます、織姫さん、レニさん、紅蘭さん」」

「最後は、私ね」

「さくらさん」

「姉さん」

「私の場合なのはちゃんとの付き合いが、皆より長いけど、もう貴女達は異世界人だろうが、関係ないわ、貴女達が望む時に、戻ってきていいからね、私達はいつでも貴女達を受け入れるわ、だって家族なのだから」

!!

「さくらさん。うわーーん」

「姉さん。う、う」

ついになのはとフェイトは、さくらに抱きつき泣き出した。

それを見ていた大神や、花組全員ももらい泣きしていた。

その夜・・・


さくらと直哉の自室


「ねえ直哉君、本当にこれでいいのかな?」

「何がさくらちゃん?」


「なのはちゃん達の事だよ」

「うんあの3人はそろそろ帰るべきと思うんだ」

「それは、どうして?」

「あの3人は管理局のせいとはいえ、こちらに長くいすぎたと思うからね」

「成る程」

「とにかく僕達が出来る事は、あの3人が、無事に元の世界に戻る日までこの平和を維持しないとね」


「そうだね直哉君」

そして二人は、眠りについた。

太正14年12月24日・・・特別公演奇跡の鐘公演当日

楽屋・・・

「皆今年最後の公演を成功させるわよ」

「「「「おーーーー」」」」


そしてなのはとフェイトの最後の舞台が幕をあけた。

大神の粋な計らいで、当初の主役役は、一人だったが、急遽なのはとフェイトも主役をやる事なり、今年は、アイリス、なのは、フェイトと言う少女女神3姉妹となり、それがお客には大好評だった。


「フフ、大神さんも粋な計らいをしますね」

「さてとあの子達に会いに行きますかね、さくらちゃんには行き場所は伝えたし」

そう言って直哉は、一人で夜の上の公園に出かけた。

「果たして直哉は、誰に会うのか?





 

 

夜の上野公園での話し合い


帝劇で奇跡の鐘の公演中の時間・・・

「君達から連絡が来るとは思わなかったよ」

「いえいえ私達もあの時とおかれている状況が違いますからね」

「改めまして私はシュテルと言います」

「僕は、レヴィだよ」

「我は・・・」

「王様だよね」

「なッ我にもちゃんとした名があるぞ」

「まあいいじゃん、王様」

「レヴィ後で覚えておけよ」

「それでシュテル僕に連絡した理由は?」

「ええ、それがですね・・・」

「おいそこの二人、我を無視して、話を進めるな」

「王様が真面目にしないからだよ」

!!
「誰のせいだと、思っている」

「アハハ、ごめん王様」

「紫藤直哉お願いがあります。私達のオリジナルですが、なのはたちに伝えてください」

「何を伝えればいいんだい?」

「今出ている舞台が終わり次第ここに来て欲しいと、出発を急がなければ、ならない事態が起きたと」

!!

「それは本当かい?」

「ええ」

「わかった、ならシュテル君が僕に付いて来て、僕じゃあ、詳しい説明が出来そうにないから」

「わかりました」


そして、直哉とシュテルは、大帝国劇場に急いだ。

大帝国劇場では、劇の終盤を行っていた。

「どうだい?シュテル帝劇の舞台は?」

「華やかで、楽しそうですね」

「そうか、良かったよ君達にも、そういう感情があって」

「そう言うもんですかね?」

「そうだよきっとね」

「紫藤直哉、貴方は変わってますね?」

「皆からもそう言われるよ」

「でも貴方達帝国華撃団にはこれからも厳しい戦いが残ってます、私達が、去った後も、管理局は、表立って活動はしないと思いますが、黒鬼会でしたか、多分近い内に動きがあると思います」

「忠告ありがとうシュテル」

直哉とシュテルが、話していると、舞台を終えたなのはとフェイトがやって来た。

「あれシュテルどうしたの?ここに来るなんて?」

「なんかあったの?」

「ええ、ありましたね、八神はやての闇の書が暴走覚醒し、ナハトヴァールが表に出て、なのはたちの世界を侵食しています」


「「えーーーー」」

「なのはフェイト僕には、わからないけど今すぐ行くべきと思うよ」

「でも・・・」

「僕やさくらちゃんの事なら、心配しないでいいよ、本当の家族が助けを求めてるんだから」

「お兄ちゃん・・・わかった」

「兄さん・・・」

「シュテル二人を頼むよ」

「はい」

そしてなのはとフェイトは、シュテル達と共に、友人八神はやてを救うべく、自分達の世界に戻って行った。

数日後・・・

なのはたちがこの世界を旅立ってから、数日後さくらの元に一通の手紙が届いた。

その内容とは、さくらと直哉に仙台に戻って来いと言う内容だった。

「お母様一体どういうつもりなのかしら、直哉君いる?」

「いるよどうしたの?さくらちゃん」

「年末お母様が、私達に仙台に戻るようにて手紙きたんだけど、「一緒に行ける?」

「わかった、何とか調整してみるよ」

「お願いね、直哉君」

こうして二人は仙台に戻る事となった。だがさくらは重要な事を見落としていた。

一体さくらが見落としていたいた物とは?」




 

 

仙台へそして・・・再び動き出す黒鬼会の魔手前編

なのはたちがこの世界を旅立ってから、数日後さくらの元に一通の手紙が届いた。

その内容とは、さくらと直哉に仙台に戻って来いと言う内容だった。

「お母様一体どういうつもりなのかしら、直哉君いる?」

「いるよどうしたの?さくらちゃん」

「年末お母様が、私達に仙台に戻るようにて手紙きたんだけど、「一緒に行ける?」

「わかった、何とか調整してみるよ」

「お願いね、直哉君」

こうして二人は仙台に戻る事となった。だがさくらは重要な事を見落としていた。

一体さくらが見落としていたいた物とは?」

「ええーー嘘でしょう」

さくらは驚いていた。自室に戻り母親の手紙を読み返していると、帝国華撃団の隊長も連れてくるようにと、書かれていた。

「何でお母様は、大神さんを連れて来てと言ったのかしら?」

「仕方ないわ、大神さんを探しましょう」

さくらは、大神を探す為、部屋を出た。

「あ、大神さん」

「なんだいさくらくん?」


「大神さんはこの年末予定あるんですか?」

「いや特にないけど?どうしてだい?」

「私たち明日から仙台に帰るんですけど、お母様の要望で、大神さんを連れて来てといわれたんで」


「成る程、そういう理由なら、行かせて貰うよ、さくら君」

「それに、俺が呼ばれるのは、さくら君の将来についてかも知れないね」


「私のですか?」

「そうさ、結婚とかのね」

「大神さん。もしかして忘れてます?私既に結婚してますけど」


「ええーーじゃああれは、本物の結婚式だったとは」

大神は、今日までさくらと直哉がした結婚式を偽者と思っていた。

「とにかくそういうことなので、宜しくお願いします」


さくらは大神に伝えると、その足で、支配人室に向かった。


さくらが、支配人室に入ると、直哉と米田がいた。

「米田さん来てたんですね」

「おうよ、お前達が、仙台に行くと聞いて来てやったぜ」

「そうなんですね、直哉君仙台に大神さんもついて行く事になったから」

「わかったよさくらちゃん。米田さん、若菜さんが、大神さんを呼ぶという事は、破邪の血の事を伝えるのでしょうか?」

「ああ、そうかも知れねえな、直哉お前は、桜花の血が入ってるから、お前もあの秘呪が使えるが為、さくらと結婚で来たのはわかるな?」

「ええ、真宮寺家に伝わるあれですね」

「そうだ、かつてさくらの父親一馬の命を奪ったな」

!!

「さくらちゃん、落ち着いてね」

「ええ」

「とにかくだ、二人共今は楽しんでおけ」

「「はい」」

そして翌日・・・

東京駅・・・

「さくらちゃん、大神さん遅いね」

「そうね、あ、直哉君大神さんが、来たわよ」

「おーい、お待たせ、さくら君直哉君」

「大神さんて、スーツ持ってたんですね」

直哉が、大神に聞く。


「まあ一応ね」

「私も驚きました」


じゃあ電車に乗ろうか?二人共」

「「はい」」

そして三人を乗せた蒸気機関車は仙台に向け、出発した。


数時間後・・・

三人を乗せた蒸気機関車が、仙台駅に着いた。

そして、さくら、直哉、大神はその足で、真宮寺家に向かった。

真宮寺家に向かう道中・・・

「お、さくらに直哉じゃないか!!久しぶりだな」

「あ、久しぶり」

「ホントだね」


「あ、ありがとうね」

「何のことだ?」

「僕の代わりに、両親の最期を看取ってくれたり、なのはの面倒を見てくれて」

「いやきにすんなよ友達だろ」

「そうだね、それじゃあね」

「ああ、またな」

そして3人は、真宮寺家に着いた。


 

 

仙台へそして・・・再び動き出す黒鬼会の魔手中編1

「やや、さくらお嬢様に、若旦那様いつ帝都からお戻りになったんですか?」

「「「うわっ」」」

「「権爺」」

「権爺さん、若旦那はやめてよ、昔みたいに名前で呼んでよ」


「いーや、そういうわけには行きませんじゃ、若旦那はさくらお嬢様と結婚した以上わしらの主人は、若旦那様なのですから」

「・・・・」

「直哉、お前凄い出世したな」

「なっ何ですかこやつは、若旦那様を呼び捨てするなど」

「うふふ・・・」

「権爺この人は僕の事名前で呼んでもいいんだから、ああさくらちゃんも笑ってないで、権爺を、止めてよ」

「はいはい、権爺この人は、私達が帝劇でお世話になってる人なの、だから直哉くんを呼ぶのも、呼び捨てでいいの、気にしないで」

「左様でしたか、飛んだご無礼をしてしまい申し訳ございません」

「あらあら、玄関先が賑やかだと思ったら、さくらさんと、直哉君が、帰ってきたのね」

「あ、お母様さくらと、直哉君無事に戻ってきました」

「はい、さくらさんも直哉君お帰りなさい、そちらの男性が・・・もしや」

「はい帝国華撃団隊長の大神一郎さんです」

「あ、その節はお騒がせしました」

「寒いので3人とも中に入って」

「「「はい」」」

家の中で、若菜と雑談などをして、一日が過ぎていった。

太正15年1月1日・・・仙台滞在2日目の朝・・・

「おはようさくらちゃん。今年もよろしくね」

「おはよう直哉君。こちらこそよろしくね」

「さて若菜さんに挨拶に行こう」

「そうね」


「若菜さんおはようございます」

「お母様。おはようございます」

「あら、二人共早いのね、朝食前にお父様に挨拶してらっしゃい」

「でも大神さんは?」

「大丈夫、私が、相手するから」

「はい、わかりました。それじゃあ直哉君行こう」

「いいよ、さくらちゃん」

そして、二人は、真宮寺家のお墓に向かった。

太正15年1月3日・・・

帝都でも新年を向かえ、街の人々は浮かれていた。

それは、帝国華撃団の隊員達も、例外ではなかった。

アイリスはフランスから、来日した両親と楽しい時間を過ごしていた。

織姫は今まで、仲違いしていた父親と、一緒に出かけていた。

その他の仲間も、楽しい新年をすごしていたが、彼女らが平和を謳歌する時間を引き裂く者達が帝都に現れたのだった

時は遡り

太正15年1月2日朝・・・

大神は、朝食を作る音が聞こえ自然と目が覚めた。

「大神さん朝食の用意が出来ましたので、準備が出来次第こちらに来てください」

「あ、はいわかりました」

そして大神は、準備を整え、朝食の置いてある部屋に向かうと、そこには若菜しかいなかった。

「あの若菜さん。さくらさんと、直哉はどこにいるんですか?」

「ああ、あの二人ならもうすぐ帰ってきますけど、その前に大神さん貴方に伝える事があります」

「はいなんでしょうか?」

「少し長くなりますので、気楽に聞いててください」

「はい」

そして、若菜の話が始まった。

 

 

仙台へそして・・・再び動き出す黒鬼会の魔手中編2


直哉とさくらは・・・

二人は結婚した事を、さくらの父親のお墓に行き報告していた。

「お父様、私と直哉君は、昨日結婚しました」

「これからも私たちを、見守っててください。お父様」

「さあ行きましょうか?直哉君」


「そう言えば、僕もここに来るのは、初めてだな」

「あれそうだっけ?直哉君」

「そうだよ、家の母親は、分家だったから僕は来たことなかったんだ」

「そう言えば、直哉君のお母様の桜花さんも真宮寺家の家系だったわね」

「うんだから、僕はさくらちゃんより、破邪の血は眠っている状態だったんだ」


「それが私と融合した事で、目覚めたのよね」

「うんそれで、狙撃された時に、暴走させてさくらちゃんに、大変な思いさせたけどね」

「ううんあれくらい、たいした事無いよ、直哉君が、六破星降魔陣によってトランス状態の時の方が、危なかった筈だしね」

「確かに、あれは、危なかった」

「でもそのおかげで、二人共自分の力を再確認出来てなおかつ、私は直哉君の暖かさが繋がったんだから、今でも感じるよ」

「さくらちゃん」

そのころ若菜と大神は・・・

「大神さん」

「貴方はさくらが好きなのは、わかりました。ですが、さくらと直哉さんの結婚は、真宮寺家にとって、一族の悲願なのですよ」

「え、それはどういう意味ですか?」


「大神さん貴方にとって、結婚とはなんですか?」

「それは、好きになった者同士が、楽しく明るい家庭を作るのでは?」

「確かに、それも一つの形ですね、ですがさくらと直哉さんの場合は、真宮寺家を絶やさない事なのです。現後継者は、さくらですしたがって婿を取らないといけません」

「でも、さくらの婿となる条件を満たしているのは、さくらの幼馴染の直哉さんしかいなかったんです。幸い、二人が、相思相愛だったので、良かったですけど」


「本当なんですか?二人が幼馴染とは」

「あら大神さん二人の関係を?」

「ええ、今まで知りませんでした」

「お母様ただいま」

その時、さくらと、直哉がお墓参りから帰ってきた。

「お帰りなさいさくらさん、直哉さん」

「直哉聞きたい事があるんだが?」

「はい、なんでしょう」

「直哉とさくら君て幼馴染なのか?」

!!

「お母様喋ったんですか?」

「あら、いけなかったの?ごめんなさいね」

「その笑い態と言いましたね、お母様?」

「ええ、大神さん僕とさくらさんは幼馴染ですよ」

「マジかーー」

「マジです」

その後皆で朝食を食べ、3人で仙台観光して一日平和だった。


その夜・・・

「直哉君一緒にお風呂どう?」

「うんいいよ、さくらちゃん」

二人で入浴していると、さくらが、直哉に話しかけた。

「直哉君こんな日がずっと続けばいいね」

「そうだね、さくらちゃん」

(でもこの嫌な感じは何だ・・・まさか、あのクーデターで、しんだ京極が生きてて、黒鬼会を再興していたら?いやそれが現実に出来る可能性はほぼ0に近いしな)

「直哉君どうしたの?」

「何でもないよ、新春の演目を考えてたんだよ」

「そうか、もうすぐ公演始まるもんね」

そして二人は、入浴を終え、部屋に戻り就寝した。

そして次の日・・・

「直哉さくら、大神大変だ、黒鬼会の連中が生きてやがった。お前達以外の隊員は、先に現地に向かった、翔鯨丸を迎いに行かせた、お前達は、翔鯨丸で王子に向かってくれ」


「「「了解」」」


米田の緊急通信を受け、慌しく、準備をする3人だった。そして準備を終えた3人に若菜が、声をかけ、3人は翔鯨丸に乗り込み王子に向かったのだった。





 

 

仙台へそして・・・再び動き出す黒鬼会の魔手後編

王子では・・・


「久しぶりだな小娘共」

「貴方は、金剛、生きていたの?

「ああ、何とかな、だが今回はお前達が、俺たちの役に立ってもらうぞやれ」


「「「「「「キャアアアア」」」」」」

王子に、先行して到着した、帝国華撃団は、敵の罠に嵌まり、囚われてしまった。


そのころ翔鯨丸で王子に向かっている3人は・・・

「くそ!!黒鬼会の奴ら生きてたのか」

「落ち着いてください大神さん今回の事は、僕の責任ですから」

「あの時僕が、鬼王と、土蜘蛛と、金剛の死体を確認してれば、こんな形での不意打ちを受けずに済んだはずですし」

「それは違うよ、この責任私達全員の責任だよ、直哉君」

「さくらさん」

「そうださくら君の言う通りだ、それに今は黒鬼会の行動を食い止める事が、先決だろ」

「先輩・・・そうですね」

そして翔鯨丸は目的地の王子に着いた。


「「「帝国華撃団参上!!」」」

「ああ、あれを見て、直哉君、大神さん」

「何てことだみんなが、氷の十字架に磔にされている」

「くそ皆今助けるぞ」

「駄目で・・ス・・・隊長これは罠です逃げて・・・」

マリアがかすかに意識を取り戻し、大神に逃げるように伝えた。

「だが俺は、君達を見捨てる事など出来るわけない」

「フン相変わらず甘いな、大神一郎よ」

「何!!お前は、京極圭吾、生きていたのか?」

「やはりクーデターで死んだのは、貴方の影武者でしたか」

「その通りよ、紫藤直哉よお前は、大神より頭が回るようだが、お前達帝国華撃団では、私の計画を止める事は、絶対に不可能だ」

「何だと!!貴様一人で何が出来る京極」

「フン誰が、一人と言った、出でよわが僕達よ」

京極がそう言うと、土蜘蛛、金剛、鬼王の順にさくら達の前に現れた。

「久しぶりだね、大神一郎次に会った時お前を殺してやるよ」

「なっ土蜘蛛だと!!」

「よッさくら、直哉また会えたな」

「貴方は、金剛生きてたの」

「・・・紫藤直哉久しぶりだな」

「ええそうですね、鬼王さん」

「・・・」

「さて私は、やらねばならぬことがある。ここは鬼王貴様に任せる」

「御意に」

「行くぞ、土蜘蛛、金剛よ」

「「ハッ」」


そう言った直後、京極と土蜘蛛と、金剛は何処かへ転移した。


「さてこちらも始めるとするか、帝国華撃団、出でよ降魔兵器よ」

「「「降魔兵器だと」」ですって」

「フフ、この降魔兵器は、木喰が、研究開発していたが、奴の死でいくらかの時間を要したがな」

「まあお前達で最終テストとしょう」


そして鬼王は、10機以上の降魔兵器を呼び出し、大神達にぶつけた。

「戦いは圧倒的に帝国華撃団が、不利だったが、大神さくら直哉の3人は降魔兵器と戦いながら、仲間を救出しながら戦っていた。

そして、何とか全員を救出することが出来て、降魔兵器を全滅させたのも束の間、京極がついに、八鬼門封魔陣を発動させ、帝都の地下深くに封印されていた空中要塞武蔵の封印を解除してしまった。


「鬼王ご苦労もはや、そんなごみにかまわんでいい」

「御意に」


京極に言われ鬼王は撤退した。

大神達も状況を整理する為、帝劇に帰還した。

 

 

空中要塞武蔵の復活!!そして二人に聞こえる謎の声1

ついに、京極圭吾により八鬼門封魔陣の発動によって帝都の地下深くに封じ込まれていた帝都の怨霊の塊である。空中要塞武蔵が目覚めた。


帝劇地下司令室・・・


「米田司令あれは何なんですか?」

「大神よく聞けあれは、帝都に封じ込められていた怨霊と言うべき物、空中要塞武蔵と言われる物だ」

「大神、武蔵は2年前に現れた聖魔城を遥かに超える妖力を放っている。大神お前が京極の野望を潰せ、それが出来なければ、この帝都は人が住めなくなるだろうよ」

「うんアイリスもあれを見てると、気持ち悪くなるもん」

「せやね、あれは地上には出してはいけないきがするわ」

「そうならさっさと壊すですよ」

「いやそう簡単には、行かないよ織姫」

「そうだなあれを落すとなると、海上で落すしかねえな」

「ええ、そうですわねそれに、あれほどの物体をどうやって破壊するかも考えないと

「「・・・」」


「どうしたんだい直哉にさくら君」

「何も喋られないけど?」

「「大神さんあの武蔵から、声が聞こえるんですけど」」

「何だって!!それは本当かい二人共?」

「「はい」」

「それでその声が何言ってるのか、わかるのか?二人共」

米田が直哉と、さくらに聞いた。


「「いえ、そこまではわかりませんが、何か呼ばれている感じがするんです」」

「ふむ、わかったとりあえずお前達は休め、後の事は月組の調査待ちだしな」

「しかし長官われわれが動かねば」

「大神慌てるな、武蔵だって目覚めたばかりだ、そんな状態で帝都を破壊できるわけが無いだろ」

「しかし!!」


バシーン・・・

「いい加減しろ大神一郎貴方は、花組が万全な状態じゃないのに敵のアジトに向かう気ですか?」

ぐずる大神を直哉が叩いた。

「直哉君、直哉お兄ちゃん、直哉さん」

「いいですか、僕と大神さん、さくらさん以外の皆は、敵に捕まってたんですよ、そんな疲弊している状態で、出撃して大神さん彼女達が死んでもいいんですね?」


「そんなわけ無いだろう」

「だったら彼女達に休息与えてもいいじゃないですか?大体何を焦ってるんですか?」

「そうだな・・・俺は京極に直哉と比べられて、イラついてた」

「それに、金剛や鬼王も俺でなく、お前を見ていたからな」

「また大神さんの悪い癖がでたんですね。これじゃあ僕が海軍学校でやった事が殆ど意味ないじゃないですか」

「どういう事だよ直哉?」

「いいですか僕は教官に頼まれてやったんですよ、大神さんのライバル役を」


「「「「「「「ええええーーー」」」」」」

「直哉お兄ちゃんそれはどういうこと?」

アイリスが直哉に聞く。

「何故花組の皆も驚いてるの?」

「だって直哉君芝居できないでしょ」

さくらが直哉に言う。

「そりゃあねえ、皆みたいな芝居は無理だけど、頭の固い大神さんが相手だよ」

「「「「「「「「あ、そうか」」」」」」」」

「おーい皆そこで納得しないでくれよーーー」

大神は軽くショックを受けていた。

芝居を続けてたら、大神さんは勝手に熱くなったりしてたし、弄りがいがありましたよ」

「直哉やめてくれー俺の立つ瀬がーーー無くなるから」

「そうですか?頭の固い大神さんなので、もう少し続けますね」

「いい!!やめてくれ」

仕方がないですね、皆さん今日はここまでです、各自部屋で休んでくださいね」

「はーい」

直哉とさくら以外の隊員は部屋に戻った。


「さて直哉、さくらお前達謎の声の主おおよその正体知ってるんだろう?」

「「ええ、彼は神王と言ってました」」



 

 

空中要塞武蔵の復活!!そして二人に聞こえる謎の声2


「仕方がないですね、皆さん今日はここまでです、各自部屋で休んでくださいね」

「はーい」

直哉とさくら以外の隊員は部屋に戻った。


「さて直哉、さくらお前達謎の声の主おおよその正体知ってるんだろう?」

「「ええ、彼は神王と言ってました」」

「新王だと?」

「ええ、彼は武蔵の守護者みたいですね」

「何だと!!武蔵の守護者だと」

「何で敵側のやつがお前達に連絡するんだ」

「我の真の操者よ、我はお前達を待っている」

「との事です司令」

「何と言うことだなら直哉、お前達は奴の言葉を信じるのか」

「もしそれが可能なら、僕は試したいと思いますが、それには彼が言う偽の操縦者を倒さなければならないんでしょうけど」

「それが、京極と言うことか?」

「さくらはいいのか?」

「ええ、私も武蔵が出てきてから聞こえて来たあの声を信じてみたいと思いました」

「「そこで米田司令に、お願いです。もし京極を倒して、武蔵が落ちるような事があれば僕達以外を、回収して、武蔵から撤退してください」」

「何だと、お前達正気か?」

「ええ、これくらいの試練を超えないと、認めてくれるとは思いませんから」

「直哉お前、本気なんだな?」

「はい」

「わかった、お前達の意思を、尊重しよう」


「「ありがとうございます米田司令」」


そう伝えるとさくらと直哉は自室に戻った。

「フフ、直哉の奴俺より大きな賭けに出やがって、それにしても、神王かあ、まさか意思の持つ魔装機兵があるとはな、これも真宮寺姉弟の存在した影響なのかもな」

米田はそう呟くと、地下司令室を出て、地下倉庫に向かった。


「最悪あの子達を救うために、一応保険は、いるよな、あやめくん、一馬よ」

そう言いながら魔神器を見つめる米田だった。

そのころ大神は・・・

「俺達は本当にあの京極が復活させた武蔵を破壊して、京極を倒せるのか?」

「大神君悩んでるのね」

「あ、かえでさん」

「大神君、少し私の部屋に来て話さない?」

「はい」

かえでの部屋・・・

「かえでさんお話とはなんでしょうか?」

「大神君ごめんなさいね、私が、姉さんみたいに、大神君をサポート出来れば、いいんだけど」

「いえ、かえでさんは十分俺達のサポートをしてくれてますからね」

「でも姉さんや、直哉君にまだ負けてるのよね、しっかりしないと」

「それは、どういうことですか?かえでさん」

「ああ、そうだったわね、じゃあ教えてあげるわ、2年前の出来事を」

「大神君貴方が、葵叉丹を倒して、帝都に新たな脅威が現れたの」

「え、でもそんな記録はありませんよ」

「それはそうよその敵は私達の知らない技術を使っていたから」

「俺達の知らない技術?」

「そう、それは魔法よ」

「魔法?」

「その当時私も米田司令もいなかったからよくは知らないんだけど、帝国華撃団がまともに戦えずに、負けたそうよ」

「ええーーまさか」

「だけどそのピンチを救った人物がいたの、紫藤なのはちゃんよ」

「ええーー直哉の妹がどうやって謎の敵を倒したんですか?」

「魔法を、使ったのよなのはちゃんも」

「後は出撃前の話し合いの時に、直哉君に聞いてみたら」

「はいそうしてみます」

「それでは失礼します」


大神はかえでの部屋を出て、自室に戻った。



そして数日後・・・

いよいよ帝国華撃団最終作戦決行の当日の朝が来た。








 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌0 最終作戦開始前


花組最終作戦決行当日・・・

帝国華撃団花組隊員全員地下司令室に集合していた。


「直哉少し聞きたい事があるんだが、聞いていいか?

「はい、いいですよ大神さん」

「直哉俺が始めて魔道兵器と対峙した時、何でアイリスが俺を止めたのが気になってたんだが、直哉お前は、俺が戻る前に魔道兵器と戦った事があるのか?」


「大神さん今はその話をしている時では・・・」

「今だからだよ、さくら君、教えてくれ直哉」

「いいですよ答えは。戦ったことありますよ、大神さんが南米演習に行っている時にね」

「やはり・・・か」

「大神さん、何故その事を今知りたいんですか?」

「その話わしも聞きたいの」

「「米田司令まで」」

「仕方がないですね時間かかりますが、それでも聞きますか?」

「「ああ」」


花組は直哉の指示を受け、脇時を中心に倒していった。

「レイジングハートあの機械軍団はまさか?」

「マスターの予測通りでしょうね、あれは時の庭園の守護者達です」

「ええーーてことは、この世界にフェイトちゃん達が来ているの?」

「おそらくですが」

「じゃあレイジングハート、お兄ちゃんたちが勝てる可能性は?」

「0ですこの世界には、魔力攻撃に対する技術がありませんから」

レイジングハート言う事が、現実でおきはじめた。

「うあああ。何だこいつ?こっちの攻撃がとどかねえ」

「きゃああああ」

「アイリス」

「この敵には、神武の攻撃聞かないの?直哉お兄ちゃんが、アイリス達の為に作ってくれたのに」

「アイリス諦めては駄目ですわ」

「すみれ」


「この時が僕達にとって、魔道兵器の初コンタクトでした」

「馬鹿な!!あの魔道兵器にこちらの攻撃が効かないのか」

「ええ、そうです」

「どうやって倒したんだ?」

「これを見てください」

「皆退避してーーーお兄ちゃん」

!!

「なのはの声、皆退避するんだ」

「「「「「「了解」」」」」」


「行くよレイジングハート、これが魔法の力だよお兄ちゃん。スターライトブレイカーーーー」

なのはの攻撃を受け、謎の機械群は全滅した。

「なにあれ、すごーい」


「なんか昔より、威力が違いすぎる気がする」

「そうだね、直哉君」

「「何だあれは!!」」

「あれが魔法ですよ、大神さん米田司令」


こうして、僕達は彼女高町なのはの協力を得て、異世界から来た敵対勢力と戦えるようになったんです」

「今はこれまでにしときますね」

「「ああ」」


「それなら心配いらないぜ、大神空中要塞に突入させるぞ花組をな」

「ええーーどうやってですか?敵は、我々のはるか上空にいるんですよ」

「おいおい、大神忘れたのか?あの存在を」

「それで米田長官武蔵に行く為の手段とは一体何なんですか?」


「ミカサだよ、大神」

「ええーミカサですか?でも前大戦で沈んだのでは?」

「ああ、艦首部分は、記念公園のオブジェになってるが、本体は密かに回収され、新たなミカサとして復活してるんだ」

「よし花組隊員は30分後ミカサに搭乗後、空中要塞武蔵に突入後京極の野望を打ち砕くのだ」

「「「「「了解」」」」」

そして、隊員達はそれぞれの場所で、各々の時間を過ごしていた。


「さくらちゃんいよいよだね」

「うん直哉君。生きて絶対帰ろうね」

「うん」

そして30分後・・・

空宙戦艦ミカサは、空中要塞武蔵を目指し出撃した。




 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌1 出撃後最後の自由行動


空宙戦艦ミカサは飛び立ち最終目的地の空中要塞武蔵に向かい、順調に飛行していた。

「ふう何とか飛び立つ事が出来たな」

「大神、ここはもういいから、お前も出て行け」

「しかし、司令」

「いいか大神これがお前の、最後の自由行動と思って行動しろよ」

「わかりました司令」

そして、大神は艦橋を出て、花組隊員たちのいる部屋に向かう途中、大神はアイリスと織姫に出会った。

「アイリスに織姫くんどうしたんだい?こんな所で」

「あ、お兄ちゃん」

「あ、少尉さん」

「私は音楽室に行く途中で、アイリスに出会ったんですよ」

「それでは少尉さんまた後で会いましょう」

「ああ、またね織姫君」

織姫は、大神とアイリスと別れた。


「それでアイリスは、ここで何してたんだい?」

「うんアイリスは、お空を見てたの」

「え、空をかい?」

「ねえ、お兄ちゃんアイリスね、空の上には、天国があるって思ってたのでも、今空を見ても、天国がないの、お兄ちゃん本当に、天国はあるのかな?」

「アイリス」

「アイリス、天国はあると思うけど、本当に行っていいのかい?」

「え、」

「もし、今天国に行ったら、さくら君や直哉や、帝国華撃団の皆にも、会えなくなるけどいいのかい?」


「え、それは嫌だよお兄ちゃん」

「なら生きないとね」


「ありがとうね、お兄ちゃん、それじゃあまた後でねお兄ちゃん」

そう言って、アイリスは、大神と別れた。

そのころ直哉とさくらは・・・


「さてと僕も大神さんの手伝いしてくるよ」

「待って直哉君。私も行くわ」

「え、さくらちゃん」

「私の不安は、多分大神さんと話しても晴れないと思うから」

「わかったさくら一緒に行こう」

「はい、貴方」

そして二人は、すみれの部屋に行く。

「「すみれさん」」

「あら直哉さんに、さくらさんどうしましたの?」

「ええ、もうすぐ最後の戦いですから様子をみに来ました」

「そうですか、ちょうど紅茶を淹れた所なので二人共どうですか?」

「「頂きます」」

「相変わらずさくらさんは降言う時は早いですね」

「はは、すいません田舎娘な者で」


そのころ大神は・・・

カンナは自分の部屋で、サンドバックを使い精神を落ち着かせていたり、織姫は音楽室で、ピアノを弾いたりしていたが、不安は残っていた。



すみれの部屋・・・

「さて、すみれさん時間までゆっくりしてね、さくらちゃん行くよ」

「あ、待ってよ直哉君」

直哉とさくらは、すみれの部屋を出た。

「直哉君すみれさん大丈夫かな?」

「あの調子なら大丈夫と思うよ」

「なら安心ね」

直哉とさくらが、次の隊員の部屋に行こうとした時、緊急サイレンがなり、二人は艦橋に急いだ。

直哉とさくらが、艦橋に入ると、高高度からの降魔兵器による襲撃が行われようとしていた。

大神も艦橋に入り状況を知ると、花組に出撃命令を出した。






 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌2 大量の降魔兵器の襲撃


皆出撃するぞ、帝国華撃団出撃せよ!!」

「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」

大神と花組は出撃した。

「フフ、漸く大神も成長できたな、さてわしらも頑張るか」

「いいか、敵の狙いは、このミカサを堕とす事だろう、降魔に堕とされるなよ」

「「「了解」」」

米田の言葉に、風組の3人が答える。


「対空放射で、ある程度の降間を落とせ、大神や直哉達の負担を減らせるようにな」

「「「了解」」」


甲板にて・・・

何とか降魔兵器の第一波を撃破した花組だが・・・

「皆大丈夫か?」

「おうあたいは、大丈夫だぜ」

「少尉さん私も大丈夫です」

「・・・僕も」

その後も大神と連絡を取る隊員が増え後は、紅蘭とさくら達のみとなった。

(何何や、この天武の異常な数値は?さくらはんと直哉はんの、桜天武には、影響出てない見たいやけど、気になるな)


「ねえ直哉君、武蔵に、近づく度に、あの声が大きく聞こえるね」

「そうだねさくらちゃん。だけど今は、降魔兵器の撃退する事に、集中しょう」

「ほら第二陣が来たよ」

直哉がそう言うと、再びミカサ周辺に新たな降魔兵器の群れが現れた。

「くそ俺達に休息を与えず波状攻撃を仕掛ける気か」

「皆もう少しで武蔵に到着する、もう少し頑張れ」

艦橋では・・・

「まだ奴ら出てくるのか?」

「司令大変です。降魔達が高射砲を、攻撃し始めました」

「何だと!!いかん直哉達に、連絡をいれろ」

「はい、直哉さん聞こえますか」

「聞こえてるよ。椿ちゃんどうしたの?」

「大変なんです。今降魔達が反対側にも現れ、ミカサの高射砲を攻撃してるんです」

!!

「わかった椿ちゃん。さくらちゃん」

「わかったよ直哉君」

「大神さん反対側にも、降魔が出た様なので、織姫さんと紅蘭を連れて行きたいですが、いいですか?」

「ああ、任せたぞ直哉、さくら君、紅蘭、織姫君」

「「「「了解」」」」

そしてさくら達は反対側の防衛に向かった。


「何とか直哉達に、来てもらって助かったな」

「大変です司令、前方に第3派の降魔の群れが出現しました」

「何だと!!このままでは、物量作戦を展開されたら、こちらが負ける」

「ああこんな時なのはちゃんたちが、いたら・・・」

「由里、そんな事言わないの」


「そうだ、かすみ降魔が、活動限界を迎えるまで高度を上げろ」

「ええーーそんなことしたら・・・」

「いいんだよ、どうせこのままだと武蔵に辿り着けないしな、やるんだ」


「わかりました」

米田の策は成功し、降魔兵器は撤退したのも束の間次に、帝国華撃団の前に現れたのは、五行衆の土蜘蛛と、魔装機兵八様だった。

そしてさくら達は、急いで大神達と合流をしたのだった。







 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌3 土蜘蛛vs花組ミカサを守れ


高高度から飛来する降魔兵器を撃退した花組だったが、その直後五行衆の土蜘蛛が、やって来た。

「久しぶりだね、帝国華撃団今度は私が、貴様らの相手をしてやる」

「出でよ降魔共、さあ、降魔よ、ミカサの機関部を破壊しろ」

土蜘蛛が召喚した降魔兵器数十体にミカサの機関部破壊を指示した。


「いかんあの降魔達を機関部に行かせるな」

大神が花組に指示をするが、土蜘蛛に邪魔をされた。

「フフあんた達の相手は私だ帝国華撃団」

「出でよ降魔」

土蜘蛛は再度降魔兵器を召喚した。


そして、ついに五行衆土蜘蛛との最終決戦が始まった。


土蜘蛛の特殊能力によって苦戦を強いられていた。土蜘蛛の能力は、いわゆる壁抜けである。

「はっはっはどうだい帝国華撃団、この能力がある限り、私の目的は果たせるのさ」

「何だと!!お前の目的とは.何なんだ?」

大神が、土蜘蛛に聞く。

「私の目的は、どんなことをしてでも、貴様等帝国華撃団の母艦を潰す事さ」

何だと!!」


その時紅蘭が、天武の異変の気がついた。

「何なんや、この異常な力の上がり方は?」


「そんな事、させないぞ土蜘蛛、食らえ、狼虎滅却・快刀乱麻」

「ふ、そんな技が聞くものか」

「何!!俺の攻撃が聞かないだと!!」

土蜘蛛の魔装機兵の八葉の特殊能力で、ダメージを与える度、機体が回復したり、壁抜けしたりと、花組は苦戦していたが、法則性を見つけ、土蜘蛛が、空中戦艦ミカサに、特攻する前に、何とか土蜘蛛を倒す事ができたが、天武は使用禁止となった。

「馬鹿なこの私が、貴様等ごときに、やられる訳にはいかない、私は、貴様等に殺される前に、私は自殺してやる」

土蜘蛛はそう言って、ミカサから飛び降りたのだった。

「隊長急ごうぜ機関部に」

「ああそうだな、カンナ」

その時桜天武以外の天武が起動不能となった。

「何が起きたんだ?紅蘭、天武に?」


「大神はん詳しい事は、格納庫で話しますさかい」


「ああ、全員帰還せよ」

「でも機関部に行った降魔どうするんですか?」

その時米田から連絡が入った。

「心配するな大神、機関部に、入った降魔は全部消えたぞ、とりあえず花組は一度艦橋に集合してくれ」

「了解です米田司令」

花組は艦橋に向かった。

艦橋・・・

「紅蘭教えてくれ、何故天武が起動停止になったんだい?」

「それは天武に付いている安全装置作動したからや」

「安全装置?」

「そうや、大神はんは、天武があれほどのパワーを出せるのかが、わかりますか?」


「うーん・・・判らないな」

「天武は地脈の力を吸い上げて力に変えてるんです」

「地脈の?」

「大神、龍脈は知ってるな?」

「はい」

「紅蘭が言った地脈も龍脈も、簡単に言えば都市エネルギーと言うことになるんだ」

「都市エネルギーですか?」


「ああ、直哉後の説明頼む」

「はい、大神さん天武の安全装置が働いた理由が、都市エネルギー過剰取得によるものなんですよ」

「何だって!!」

「どういうことなんだ直哉?」


「実は、今この上空にはかなりの都市エネルギーが存在するんですよ、武蔵のせいで」

「武蔵は活動のために取り込んでいる都市エネルギーを天武も取り込んでるんです」

「なんて事だ、ここに来て天武が使えなくなるとは・・・」

「大変です、司令」

「どうしたかすみ?」


「再びミカサ左右の機関部に降魔が現れました」

「何だと!!」

「大神、直哉、さくらお前達が隊長となり花組を、分散して対処してくれ、頼む」

「「「了解」」」


「でも機体が無いです」

「心配するな格納庫に、行ってみろ大神」

「格納庫ですか?」

そして花組全員が格納庫に向かった。

ミカサ最大の危機を迎えた花組は、ミカサを守れるのか?




 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌4 左右の機関部防衛線


格納庫・・・

「こっこれは、光武改どうしてここに」

「米田司令どうしてここに、光武改が?」

「ああ、もしもの時に持ち込んでいたのさ」


「ああ、織姫とレニの光武も用意したからな」

「本当ですか!!?」

「これで僕達も本当の意味で、花組になれたきがするよ」

「さあ大神、花組を分散させて、出撃しろ」


「はい、まず俺は、右側に行く、直哉とさくら君は、左側を頼む」

「「はい」」

「俺と来てもらうメンバーは、アイリス、マリア、織姫君、すみれ君だ」

「後の皆はさくら君達と、左側の機関部を頼むぞ」

「「「「「「「「了解」」」」」」」」

そして、帝国華撃団は部隊を二つに分け、左右それぞれの機関部防衛に向かった。

右側の機関部では・・・

「皆もうすぐ機関部だ」

「少尉既に、かなりの降魔が召喚されてます」

「うわあこんなにいるなんて」

「お兄ちゃんどうするの?」

「皆聞いてくれ、降魔兵器を倒しながら、召喚装置を、破壊して敵を全滅させよう」

「「「「了解」」」」


左側の機関部では・・・

「さて、皆さん行きますよ」

「「「「了解」」」」

「おーおいっぱいいるじゃねえか」

「ホンマや」

「相手の戦力がかなり多い苦戦は覚悟したほうがいい」

「あ、直哉君あれを見て!!」

「どうしたの?さくらちゃん?」

直哉はさくらに言われその方向見ると、管理局以外使わないはずの魔道兵器が数体混じっていた。

!!

「さくらちゃん急いで、米田司令に連絡して大神さんたちのほうに出てないか確認して」

「わかったわ」

さくらは艦橋にいる米田達に連絡した。

艦橋・・・

「司令大変です」

「どうした椿?」

「はい、今左側の機関部に向かった、さくらさんからの連絡で、左側には降魔兵器以外の魔道兵器が数体確認したとのことです」

「な、何だと!!、由里右側に行った大神達の所に魔道兵器はいるか?」

「いえ、大神さん側には魔道兵器は存在しません」

「何だと!!椿さくらに伝えろ。魔道兵器はその数体のみと」

「はい」

さくら達・・・

「直哉君椿さんから連絡があったわ、確認できるのは、私達の前にいる4体のみよ」

「さあ皆さん攻撃開始です」

「「「「了解」」」」

そして左右の機関部防衛線を勝利した花組は、旧式の光武改で降魔兵器や、魔道兵器に勝利できた事に、少し驚いていた。



ついにミカサは、前方に武蔵を、確認できる位置に到着した。

「司令いつでも主砲を撃てます」

「ありがとうかえで君。よし花組に通達しろ。主砲発射後に花組の為の道を作るため、突撃を敢行すると」

「「「了解」」」


「大神さん、今連絡があって、ミカサが僕達花組の為の道を、作ってくれるそうです」

「わかった直哉、皆光武改で待機だ」

「「「「「「「「了解」」」」」」」」

「いよいよだね、さくらちゃん」

「そうだね、もうすぐ私達を呼んでいる新王に会えるのかな?」

「それは、わからないけどね」

「直哉君私ね、この戦いが終わったら、暫く直哉君と二人だけで、旅行に行きたいな」

「良いね行こうよ、さくらちゃん」

各隊員がそれぞれの量子甲冑に乗り、その時を待っていた。

「主砲発射ーーー」

そしてその時が来た、帝国華撃団花組は、空中要塞武蔵に移動する事に成功した。






 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌5 武蔵内部へ・・・金剛との最後の戦い前編

花組突入前の武蔵内部・・・


「金剛」

「あんどうしたよ鬼王?」

「京極様からの情報だ、土蜘蛛が空宙戦艦ミカサの破壊に失敗したようだ」

!!

「・・・そうか五行衆も、俺だけになったんだな」

「ああ、そうだな」

「しかし帝国華撃団もやるな、本気の土蜘蛛に勝つとはな、鬼王本音で聞くぞ、俺と帝国華撃団が戦えば、どちらが勝つと思う?」


「・・・帝国華撃団だろう」

「ふ、やはりな」

「今奴等は、土蜘蛛を倒し、勢いがあるからな」

「今の奴等と戦えば、私とて厳しい状況に追い詰められるだろう」

「何だと!!鬼王でもなのか」

「ああ、そして奴らの力を引き出しているのは、帝国華撃団隊長の大神一郎だ」

「何だと!!紫藤直哉ではないのか?」

「無論紫藤直哉のの存在も、奴らに影響を与えてると思うが、戦闘面において、大神一郎の存在が脅威だな」

「成る程な、だから京極様は鬼王と俺を武蔵内部に残らせたんだな」

「ここでなら俺と鬼王が、本気出しても問題ないからな」

「しかしいいのか?鬼王、お前の娘と娘婿をおまえ自身の手で、殺す事になってもいいのか?」

「・・・構わん、むしろ、あの二人がそこまでだったら、私が二人を殺す。それがせめて物の情けだからな」

「その前に金剛お前に、勝てねば話にならんが」

「違いねえ、じゃあ俺は、やつらを出迎えに行ってくるぜ」
「そうか・・・金剛・・・死ぬなよ」


「ああ、俺も死ぬ気はない、だがありがとな」

金剛は帝国華撃団と、最後の戦いをする為に、金剛は自分が認めたライバルの元に向かうのだった。

そのころ武蔵内部に侵入することに成功した花組は・・・

「何だここは?」

花組全員武蔵内部が、まるで生物のような鼓動に似たような感があり、気持ち悪がっていた。


だが、花組は武蔵最深部に向かう為移動を、開始すると、暫くすると、黒鬼会五行衆筆頭の金剛と、出会ってしまった。

「よう、会いたかったぜ、さくらに直哉、今から俺と、帝国華撃団の最後の勝負といこうや」

金剛は、そう言うと金色の脇時を6体召喚した。そして自身の魔装機兵大日剣を召喚した。

「さあ俺と、遊ぼうぜ帝国華撃団」

「今回は、最初から全力だぜ、オラオラ行くぜーー」


その時全員の光武と桜天武に、行動系の一部に不具合が発生し、花組全機通常期の半分の行動しか出来ずに、大日剣に乗る金剛との戦いになった。

果たして帝国華撃団は、黒鬼会五行衆最後の一人の金剛に勝てるのか?


帝国華撃団が、金剛と遭遇していた頃、鬼王は、京極と共に、この空中要塞武蔵の守護者たる御蔵である、新王の元にやって来ていた。

「見てみろ鬼王、これが新たな帝都の神の姿だ」

「・・・」

「流石にこれは、貴様でも理解できないか」

「京極様では、私は所定の場所へ向かいます」

「ああ、せいぜい期待せずに待つのだな、奴等は金剛には勝てんさ絶対にな」

そう言って京極は、不敵な笑みを浮べる。京極の不気味な自信は、何を意味するのか?






 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌5 武蔵内部へ・・・金剛との最後の戦い後編


「さあ俺と、遊ぼうぜ帝国華撃団」


「今回は、最初から全力だぜ、オラオラ行くぜーー」

「何なんだ金剛の気合で光武が、可笑しいまさかこれも、さっきの金剛の気合のせいなのか?」

大神は光武の異変を気にしつつも、花組に指示を出した。

「皆脇時から、確実に倒すんだ」


「了解」

さくらが、大神の指令通りに脇侍に攻撃しようとした時、突然さくら達の前に、金剛が現れ、脇時を庇った。そう、大神が花組の隊員を庇うように。


「させるかよ」

「きゃああ。うあああ」


さくらと直哉の乗る桜天武は、脇時を庇った金剛によって弾き飛ばされたのだった。

「な、さくら君、直哉君大丈夫か?」

大神が二人に、かけよる。


「今だ、食らえ金剛大地斬」

「「「うわあああ。きゃああああ」」」

金剛の必殺技金剛大地斬が、三人を襲う。

その三人の状態を見た、アイリスが、自身の必殺技であるイリス グラン・ジャンポールを使うが、回復できたのは、桜天武のみだった。

大神の光武は、イリス グラン・ジャンポールの射程外だったからだ。

「オラオラどうした、帝国華撃団隊長大神一郎よ、俺を倒せないなら、お前達の大事な帝都の運命も、ここまでだぜ」

「ふざけるな、金剛俺達は、必ず帝都を守ってみせる」

「そうかいならば、見せてみろ。大神一郎よお前の力を!!」

「行くぞ、金剛!!」

「来い、大神一郎」

そしてついに、戦いは最終局面を迎えようとしていた。

「行くぜこれが金剛様の最後の一撃だぜ、金剛大地斬」


「こちらも行くぞ!!狼虎滅却・天狼転化」

大神と金剛の必殺技がぶつかり合い、そして勝ったのは大神だった。


「グフッ見事だぜ、大神一郎よ俺様を倒すとはな、だが、俺が死んでも、お前たちは鬼王には絶対勝てねえぞ」

「何だと!!鬼王はそんなに強いのか?」

「ああ、大神先に、地獄で待ってるぜ、さくら、直哉お前たちとの、戦い楽しかったぜ」

その直後金剛は、自身の魔装機兵大日剣と共に、爆死したはずだった。

だが直哉とさくらは、異変を感じていたその時、爆発したはずの大日剣が、復活したのだった。

「馬鹿な!!確かに倒したはずだ、何故大日剣が復活するんだ?」

大神達、花組は突如起きたことに、付いていけずにいた。だが直哉とさくらは、以前感じた悪意を放つ大日剣に向け言い放った。


「「貴方ですね、もう一人の京極圭吾」」

「フフ、やはりお前達には、わかるか真宮寺さくらそして、紫藤直哉よ」

「何だと!!京極圭吾が何で、大日剣に乗っている?」

「フフ大神一郎久しぶりだな・・・と言ってもお前にはわかるまいな」

「大神さんここは、私達が食い止めるので、早く最深部に向かってください」

「何をいうんださくら君、君達を置いていけるわけないだろう」

「先輩、ここでぐだぐだいうのは、やめてくださいよ、ここにいる京極圭吾は、かつて真宮寺姉弟の世界から来た者です。そして僕とさくらさんにとってはもう一人の倒すべき敵なんです」

「何だと!!、わかった、ここは君達に任せる」


「「「「正気ですか」」」」

「ああ俺は、正気だ、皆最深部に向かうぞ」

そして、桜天武を残し、大神達は、最深部に向かった。

「さて、始めますか、悪霊憑依獣に成り果てた者」

「抜かせ、貴様達を殺して、私は真宮寺姉弟に復讐するのだ」

「私達が貴方の野望を止めて見せます」

そして、桜天武vs大日剣の戦いが、始まった。






 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌6 鬼王の正体と復讐者前編

その後金剛を倒した帝国華撃団は、突如現れた敵を、直哉とさくらに任せる事にした、大神達は、武蔵の最深部に向かう途中とある部屋の中に入るとその部屋には、鬼王と、魔装機兵闇神威がいた。

「よく金剛を倒し、よくここまで来たな。帝国華撃団。だが貴様等は、京極様の所にはいかせん」


そう言って鬼王の闇神威は、水弧の能力を使い、分身したのだった。


「何故鬼王が、水弧の能力を使えるんだ?」


大神は驚いていた。目の前の光景に。

「何を驚く事がある?五行衆の能力は全て、私が教えたのだ、私が使えて、当然だろう」

「ではいくぞ帝国華撃団」

「破邪剣征・桜花放心」

大神達を襲う桜花放心は、さくらと直哉が放つ桜花放心より、倍以上の大きさの桜花放心が、帝国華撃団を襲う。

「流石だな、帝国華撃団、私の技をかわすとはな」

そしてこれが、花組と鬼王の最後の戦いの始まりだった。


戦いは、今までより過酷な戦いだった。

鬼王が巧みに五行衆の能力と己の剣術を使い、徐々に、帝国華撃団を追い込んでいくのだった。

だが大神も、負けじと、狼虎滅却・天狼転化等を打ち込むが、鬼王にはあまりこうかてきなダメージを与える事が出来ずにいた。

「クッ本当に強い何でこんな男が京極の元にいるんだ」


そのころ桜天武に乗るさくらと直哉は・・・

金剛に代わり、大日剣に乗るもう一人の京極圭吾と戦っていた。


「バ、馬鹿な、この私が、1対1でここまでおされるとは」

「確かに貴方の復讐心は確かに、凄いですがそれだけです」

「さくらちゃん行くよ」

「うん直哉君」

「「さくらちゃん行こう、ええ、直哉君、二人は・・・さくらいろ」」

「ウオオオオ」


「私が再び負けるのか、この者達にーーーーならばこの体を貰うぞ、紫藤直哉」

「何だと!!」

最後の力を使い、京極が 直哉の体を奪おうとする。

「直哉君避けてーーー」

さくらは叫ぶが、直哉の体は身動きが取れずにいた。

「貰ったぞ、その体!!」

京極が、勝ち誇ったように、直哉の体に、近づいた時どこからか声が聞こえた。

「させぬその者達には触れさせぬ、異世界の者よ」

そのころ、大神達と鬼王は・・・

「隊長どうするよ」

カンナが、大神に聞く。


「よし全員で必殺攻撃だ」

「了解」


「神崎風塵流・不死鳥の舞」

「シェルクーンチク」

「聖獣ロボ・改」

「三十六掌」


「ヴィアッジョ・ローズ」

「ジークフリード」

「狼虎滅却・天狼転化」


アイリス以外の隊員達がそれぞれの必殺技を鬼王の乗る闇神威に繰り出す。

果たして、これで鬼王を倒せるのか?

 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌6 鬼王の正体と復讐者後編


「私が再び負けるのか、この者達にーーーーならばこの体を貰うぞ、紫藤直哉」

「何だと!!」

最後の力を使い、京極が 直哉の体を奪おうとする。

「直哉君避けてーーー」

さくらは叫ぶが、直哉の体は身動きが取れずにいた。

「貰ったぞ、その体!!」

京極が、勝ち誇ったように、直哉の体に、近づいた時どこからか声が聞こえた。

「させぬその者達には触れさせぬ、異世界の者よ」

「何ーー貴様一体何者だ?」

「フ、我の事等気にするな、我は、彼らの守護者に過ぎない

「それにな我の力でこの者達も連れて来た」

「あれ、お姉ちゃんここは?」

「直哉君大丈夫?」

「わからないわ、私にしか聞こえなかった声が、私達をここに連れて来たの?」

「そうだ、ここにお前達が戦うべき者がいるから我が連れて来た」

「貴方は誰なんですか?」

「我は、真宮寺さくらと、紫藤直哉を守護する者」


「「ええーーーじゃあここは、紫藤直哉さん達の世界の空中要塞武蔵内部?」」

「その通りだよ、直哉君さくらさん」

「あれは大日剣!!と言う事は、金剛なのか?」

「・・・金剛だと違うぞ・・・久しぶりだな真宮寺姉弟よ」

「「なっお前は京極圭吾こちらの世界で、生き延びていたのか」」

「左様こちらの世界で、お前達に倒された後でもな」

「しぶといなあ、成る程直哉さんさくらさん僕達もこの武蔵での戦いに協力します。まずは、京極を倒しましょう」

「ああ」

「さくらさん協力お願いします」

「わかったわ、さくらちゃん」


こうして、桜天武&真双焔武VS大日剣の戦いが始まった。


戦いは数的有利の直哉達の圧勝かと思われていたが、京極も大日剣の操縦に慣れつつ次第に戦いは、拮抗していく。

だが直哉達は、この京極との戦いにこれ以上時間をかけるわけには行かず、一気に合体必殺技を放った。

そして、京極は大日剣と共に、爆炎の中に消えていった。桜天武と真双焔武は急ぎ、大神達の元へ向かった。


「・・・来たか」

「遅くなりました大神さん」

「さくら君、直哉君無事だったか、よかった」

「漸く来たな、真宮寺の者よ」

「鬼王さん。勝負です」


「良かろう」

そして2機の戦いが始まった。

「くっ」

「ぐっやるな」

「今です、破邪剣征・桜花放心」

「なめるな、破邪剣征・桜花放心」

二人の必殺技がぶつかり合いだが、徐々にさくらが押し負け始めた。


「「破邪剣征・桜花放心」」

そのときもう一つの桜花放心が鬼王に向け放たれた。

「何だと!!」

「馬鹿なもう一つの桜花放心だと!!」

鬼王と、大神達も驚いていた。


「「今です、直哉さん、さくらさん鬼王の面を破壊してください」」


「大神さん皆行きますよ」

「神崎風塵流・不死鳥の舞」

「シェルクーンチク」

「聖獣ロボ・改」

「三十六掌」


「ヴィアッジョ・ローズ」

「ジークフリード」

「狼虎滅却・天狼転化」


「「破邪剣征・桜花爛漫」」


ついにアイリス以外の全員の必殺技を受けた闇神威は、機能停止になった。

「うおおおおお。面が、面がーーー」

ついに鬼王は膝をついた。そして鬼の面が砕けた。



さくらと直哉は桜天武から下りて、鬼王否、真宮寺一馬の元に駆け寄った。

その光景を見た花組全員が心から喜んでいた。


「本当に、よかったなさくら君」

「さくら、直哉君よくやってくれた。よくこの私を、京極の呪縛から、開放してくれた事を、感謝する」

「いえ僕も、義父さんを助けたかったからですしね」

「そうだったな」

「その様子を影から見ていた、真宮寺姉弟も懐かしい気持ちで見ていると、大神に声をかけられていた。






 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌7 一馬の最後と御柱の間での戦い


「君達は?」

「ああ、僕達は・・・」

「ああーー直哉君じゃない」

「あら、そうですわね」

「皆さんお久しぶりですね」

「おいおい何で直哉達がここにいるんだよ」

「それはですね、今回は、お姉ちゃんが強くこちらの世界に、呼ばれたみたいなので」

「ちょっとちょっと、皆この子供の事知ってるのかい?」

「そうだよ、お兄ちゃん。直哉君はこう見えて司令なんだよ」

「何だって!!」

「あ、お姉ちゃん真双焔武修理終わったの?」

「とりあえずはね」

「え、さくら君何でここに」

「「ああこちらの大神さんは始めて会いますね」」

「僕の名前は、真宮寺直哉です」

「そして、私が直哉の姉の、真宮寺さくらですよろしくお願いします大神さん」


「何でさくら君が、二人いるんだ?」

「ああ、それは僕たちが、平行世界の人間ですから」

「・・・」

大神は、真宮寺直哉の話を聞いて唖然としていた。

そのころ紫藤直哉達は・・・

「さくら、直哉よくやってくれた。よくこの私を、京極の呪縛から、開放してくれた事を、感謝する」

「お父様、お父様」

さくらは、一馬に抱きついた。

「直哉君今まで娘を支えてくれてありがとう。これからも頼むぞ」

「一馬さんお久しぶりです、はいさくらさんの事は、任せてください」

「そこまでだ鬼王」

「下らぬ親子の再会もそこまでだ、そして平行世界から来た真宮寺姉弟よ、お前達もこの私が殺してやるぞ」

!!

「お、お前は、京極」

「鬼王、お前の使い道は、ここまでのようだな」

「京極貴様、死者を蘇らせたのか?」

「左様、山崎も、真宮寺も私が蘇らせたのだ、こいつらは、いわば道具だ」

「京極許さんぞ」

大神が京極に、対し怒りを顕にする。

「さて、三人には死んでもらおう」

京極がそう言うと、さくら直哉、一馬の三人に法術を放つ。


だが一馬が、さくらと直哉の前に出て二人を法術から守りそして直哉とさくらに、伝えた」

いいか、さくら直哉武蔵の行動を完全に止めるには、御柱の間で、二剣二刀の儀を行い御柱を斬れ、さすれば、武蔵への魔力供給は止まり、武蔵の行動にも制限がつくだろう。があああ」


「お父様」

「一馬さん」


「いいなさくら、直哉後は任せたぞ・・・最後に父親として、二人と話せてよかっ・・・た」


「お父様」

「ぬう!!まさか、ここまで法力を使う羽目になるとはな」

「法力が尽きた以上、撤退せねば、帝国華撃団。次に会う時が、貴様らの最後の時だ」

そう言って、京極は消えていった。

そして、さくらと直哉が一馬から聞いた情報を元に、花組が御柱の間に行くとそこには大量の降魔兵器が、御柱のを守るように布陣していた

そのころミカサの方でも、降魔兵器が断続的に襲撃を繰り返していた。

果たして花組は、御柱を破壊することが出来るのか?

帝国華撃団は、土蜘蛛、金剛、鬼王を倒しついに、空中要塞武蔵の魔力供給装置でもある。御柱の間に、たどり着いた。

「さくらちゃん僕達に二剣二刀のの儀できるかな?」

「直哉君自分達の力を信じようよ」

「そうですよ直哉さん」

「自信を持って」

「直哉君、さくらさん」

直哉が悩んでいると、京極が現れた。




 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌8 御柱と二剣二刀の儀


ここが、御柱の間なのか?」

「左様ここが、御柱の間だ、帝国華撃団。そしてここが、貴様らの墓場となるのだ」


「京極!!」

「出でよ、降魔共」

京極が、大量の降魔を召還した。


「ではさらばだ、帝国華撃団」

京極は、降魔を召還し終えると、消えていった。

「皆とりあえず、降魔兵器を倒すぞ」

「「「「「「「「了解」」」」」」」」


御柱の間での戦いが始まった。


「しかし不思議ですね、レニ」

「何が?織姫」

「皆で、協力すると、ここまで戦いの幅が変わるなんてね」

「うんそうだね、今までいた所より効率は下がるけど、安心感があるね」

「それはね、レニ誰かを、信頼してる証拠だよ」

「信頼ですかいい言葉ですね、アイリス」


「へ、やるじゃねえか、すみれ」

「当然ですわ、それに再興の援軍が居るんですから」

「紅蘭大丈夫?」

「この位平気や、さくらはんと、直哉君の受けた痛みに比べたら」

「さくらはん。いいかこの世で一番辛いのは、肉親の死や、それをあいつは、平然と直哉君とさくらはんの目の前で、した事をうちはゆるさへん」

「紅蘭・・・」

「お姉ちゃんあの頃を思い出すね」

「そうね、直哉君」

「あのころの僕は・・・」

回想
「大神さんこんな時にいう事じゃないんですけど、不安なんです」

「不安?」

「ええ、この部屋に来てから強くなったんですけど、武蔵の供給元であるこの部屋を潰したら、目覚めさせてはいけない物が、目覚める不安が」

「直哉君心配するな、君には守護者のさくら君が、それに俺たち帝国華撃団がいるんだから」

「そうよ、直哉君」

「大神さん、さくらお姉ちゃん・・・ありがとう」

回想終了・・・

「あの時僕は本当の意味で孤独だった、だけどそれに待ったをかけてくれたのが、お姉ちゃんを始め、帝国華撃団の皆だった」

「直哉君」

そして、帝国華撃団は、御柱の間に召還された降魔兵器を全滅させ、直哉とさくらは、二剣二刀の儀をする為準備をし実行した。


「行くよ、さくらちゃん」

「ええ、良いわよ直哉君」


「「やああああああ」」

そして御柱は壊れ、次第に武蔵内部からその影響は、外で活動していた、降魔兵器にも影響を与え始めていた。


「司令一体これは、どう言うわけですか?」

風組のかすみが、米田司令に質問をする。


「これは、直哉とさくらが、やりやがったな」

「とういうことは、もう降魔兵器は出てこないんですね?」

ああ、そういうこった」

「「「やったーー」」」


風組の三人は大喜びだった。


そのころ帝国華撃団花組は、武蔵最深部にいると思われる、京極を追いかけて最深部にある部屋に到着した。

ここが最後の部屋だ、皆準備はいいか?行くぞ」

大神が部屋の扉をを開けると、そこには京極がいた。

「フフ、ようこそ武蔵の最深部へ、そしてここが帝国華撃団の墓場となるのだ」

「京極貴様の、降魔兵器は使えないぞ。それでも俺たちと、戦うつもりか?」

「フ、たがが魔力補給装置を、潰しただけで、もう勝ったつもりか?帝国華撃団」


「見よこれが、武蔵の御蔵を守護する超魔装機兵神王だ」

京極がそう言うと、通常の倍以上の大きさの魔装機兵が姿を現わした。そして京極は、神王に乗り込み戦闘準備を整えた。

「さあ!来るがいい帝国華撃団」

「この戦いに、終止符を打つぞ京極圭吾」

「何をほざく大神一郎ーー勝つのは、私だーー」

こうして、帝国華撃団vs超魔装機兵神王(京極)との最後の戦いが始まった。

その戦いの中、紫藤直哉と、真宮寺さくらの意識は、神王と話をしていた。


 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌9 武蔵の守護者現る前編


戦いが始まり、花組は神王のパワーに圧倒されていた。

「ぐわあああ」

「お兄ちゃん」

「少尉」

「隊長」


「大神はん」

「ぐっ大丈夫だ皆、このくらい」

「フフどうした帝国華撃団、先ほどまでの勢いは?」


果たして花組は、超魔装機兵神王に勝てるのか?

「フフ、どうした帝国華撃団。貴様達の力はその程度か?」


「クッ京極、貴様」


大神が京極を、睨むが京極は無視をし、喋りだした。

「どうした、紫藤直哉よ余りの恐怖に声も出せぬか、そんな事でよく司令、が務まるな」

「京極貴様直哉馬鹿にするなよ」

「ほう珍しい、まさか貴様が紫藤直哉を庇うとはな、大神一郎よ」

そのころ紫藤直哉とさくらは・・・


神王と、念話で会話をしていた。

「それで僕達はどうしたらいいの?」

「普通に京極が操る私を倒して、偽装爆発で私が壊れたように、武蔵を崩壊させる」

「お前達と真宮寺姉弟には残って貰い、お前達と共に、試練を受けてもらう」

「成る程僕達4人が、試練を達成すればいいんだね」

「そう言うことだ」

「さあ、続きは京極を倒してからだ」

「ああ」

さくらちゃん行くよ」

「ええ、直哉君」

「行くぞ京極圭吾これで貴様を倒す!!」

「ぬう!!来るか、帝国華撃団」

「「大神さん皆行きますよ」」

「「「「帝都に我等のいるかぎり」」」」

「悪の栄えることはなし」

「たとえどんなに苦しい戦いでも」

「自分自身の力と」

「愛する力で戦う」

「そして勝利を掴むまで」

「僕たちは、決して負けない」

「それが帝国華撃団だぜ」


「俺たちは正義だ!!

「「悪を蹴散らし、正義を示せ!!」」


「「「「絶」」」」

「対」

「正」

「儀」

「帝」

「国」

「華」

「撃」

「団」


「ぐおおおお。この私が、負けるだとーー」

神王は、花組全員による一斉攻撃により、沈黙した。

「フフ、流石だ、帝国華撃団、だが私を倒した所で、何も代わらんぞ、何故なら何れまた、帝都に悪意を持つ者が現れるだろう」

「せいぜい、その時まで、この薄汚れた帝都での平和を楽しむがいい」

京極がそう言った直後、神王は予定通りの爆発をし始めた。

京極は爆発の中で自分の身が燃えてるにも、関わらず、不敵な笑みを最後まで浮べていた。


そして空中要塞武蔵も、神王の爆発で崩壊を始めていた。


急いで撤退準備を、始める花組だったが、誰もが間に合わない事を知りつつも、撤退を始める花組。

そんな時、花組の前にお迎えが来た。ミカサと言うお迎えが。


だが、その時の花組は気がついていない、桜天武と真双焔武が来てない事に。

そして大神は、桜天武と真双焔武が居ない事に気が付き、米田に4人の救出を提案したが、却下されてしまった。





 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌9 武蔵の守護者現る後編


「行くぞ京極圭吾これで貴様を倒す!!」

「ぬう!!来るか、帝国華撃団」

「「大神さん皆行きますよ」」

「「「「帝都に我等のいるかぎり」」」」

「悪の栄えることはなし」

「たとえどんなに苦しい戦いでも」

「自分自身の力と」

「愛する力で戦う」

「そして勝利を掴むまで」

「僕たちは、決して負けない」

「それが帝国華撃団だぜ」


「俺たちは正義だ!!

「「悪を蹴散らし、正義を示せ!!」」


「「「「絶」」」」

「対」

「正」

「儀」

「帝」

「国」

「華」

「撃」

「団」


「ぐおおおお。この私が、負けるだとーー」

神王は、花組全員による一斉攻撃により、沈黙した。

「フフ、流石だ、帝国華撃団、だが私を倒した所で、何も代わらんぞ、何故なら何れまた、帝都に悪意を持つ者が現れるだろう」

「せいぜい、その時まで、この薄汚れた帝都での平和を楽しむがいい」

京極がそう言った直後、神王は予定通りの爆発をし始めた。

京極は爆発の中で自分の身が燃えてるにも、関わらず、不敵な笑みを最後まで浮べていた。


そして空中要塞武蔵も、神王の爆発で崩壊を始めていた。


急いで撤退準備を、始める花組だったが、誰もが間に合わない事を知りつつも、撤退を始める花組。

そんな時、花組の前にお迎えが来た。ミカサと言うお迎えが。


だが、その時の花組は気がついていない、桜天武と真双焔武が来てない事に。

そして大神は、桜天武と真双焔武が居ない事に気が付き、米田に4人の救出を提案したが、却下されてしまった。

大神は、米田の決断に異論を唱えた。

「司令俺は今からでも助けに行きます」

「ならん、それはならんぞ、俺達はミカサで、崩壊し始めている武蔵から離れるんだ」

「でもそれじゃあ直哉達4人が、死んでもいいんですか」

「大神よく聞け、これは直哉とさくらの意思なんだ」

「何ですって!!」

そのころ、さくらたち4人は・・・

神王の力によって、空中要塞武蔵の中とは違う空間に居た。


「さてはじめるぞ、紫藤直哉」

そう言って、神王は、桜天武を摂り込み出した。

「「「「なっ」」」」

神王の行動に驚く4人だった。

「心配するな紫藤直哉、お前達は先ほどの京極と同じ立場と言うことだ」

「成る程お前が、真双焔武と戦う間に、俺達がお前を制御できればいいのか?」

「そう言うことだ、只出来なければ、京極と同じ運命を辿る事になるがな」

「それでもやるか?紫藤直哉と真宮寺さくらよ?」

「「やる」わ」

「よし制限時間は10分では始めるぞ」

「僕達も準備完了です」

そして、神王は、真双焔武と制限時間付きで戦い始めた。


「すまぬな真宮寺姉弟」

「「いえ、私達で良ければお手伝いしますよ」」

「そう課なら、紫藤直哉達が我を止めるか、10分と言う時間がたつまで戦おうぞ」

「「はい」」


そのころ紫藤直哉達は・・・


「あれ僕達桜天武に、乗っていたはずなのに?ここはどこなんだ?」


「ここは我の体内だ、紫藤直哉と真宮寺さくら、お前達は我が、真宮寺姉弟と遊んでいる間に、桜天武に辿り着けばいい、我は帝都の怨念そのままということを忘れるな、お前達自身に危害を与えようとするやも知れん」


「「わかりました」」

「要は、僕達が負けなければいいんだよさくらちゃん」

「成る程ね、試練だからね」


そして直哉とさくらは、神王に吸収された桜天武に向け出発した。






 

 

2章 最終回 乙女達の挽歌10 二人への最後の試練


神王の死連中の二人・・・

「直哉君大丈夫?」

「そう言うさくらちゃんも大丈夫?」

「正直私もきついわ、この怨念染みたこの空間を歩きで、桜天武まで行くなんて」

「でもこれが神王に認められる為の試練だと思えばいい」

「さくらちゃん僕達は、神王に選ばれ共に戦えるチャンスを得られらよね」

「ええ、そうね」

「これは僕の考えだけど、これは試練じゃないと思うんだ」


「どういうこと?直哉君」

「神王は、僕達に教えてくれていたんだ、自分達に、自分にこれほどの負の感情があることをね」

「そして僕達に、この状況に耐えれるかを見ていると思うんだ」

「成る程ね、それで神王は私達が失敗すると京極みたいになると言ったのね、京極は、神王の怨念に負けたからあの状態になったのね?」


「多分その通りだよさくらちゃん」

「だから神王が僕達をここに連れて来たんだよ」

「成る程、もしここで私達が、どういう状態に観察してるのかな?」

そのころ神王と、真宮寺姉弟は・・・


「フ、流石だな、あの二人は・・・」

「「どうしたんですか?」」

「ああ、すまんすまん」

「あの二人がここまでやるとは、思わなかったから、笑顔が零れてしまった」

「「そうなんですね」」

真双焔武と神王は、休憩を取っていた。


「そう言えば神王さんに聞きたいんですけど、いいですか?」

「何を聞きたい?」


「どうして神王さんには、自我があるんですか?私達の世界のには無かったので」

「それは多分お前達のお陰だろう」

「「え、どういうことですか?」」


「ああ、正確にはお前達と共に来た、憑依の実のお陰だろう」

「「ええーー憑依の実ーーー」」

「ああ、そのせいだろう、おっともうすぐあの二人がゴールに着くころだな」

そして、神王は自分の体内に居る紫藤直哉の動きを観察し始めた。

そのころミカサに乗っている大神達は沈み行く空中要塞武蔵を見ていた。

「お兄ちゃん、さくらと直哉お兄ちゃん大丈夫かな?」

「アイリス、大丈夫ささくら君も、直哉も大丈夫さ」

「そうですわよ、アイリス」

「そうだぜ、直哉とさくらが、簡単に死なないさ」


「すみれ、カンナ」

「そうですね、少尉さんなら生き残れないでしょうけど」

「ちょっ酷いよ織姫君」

花組全員直哉とさくらの安否を気にしながらも、漸く終わった戦いの平和の時間を過ごしていた。

その時、ミカサに近づく未確認不明の量子甲冑の反応があった。

花組に緊張が走ったが、その2機は紫藤直哉達の機体と判り、花組全員は安心した。


「「「「皆ただいま」」」」



4人がそう言うと、花組の全員が4人に抱きついた。

その後落ち着いた所で、二人のさくらが言った。

「「あ、そう言えば今回は逃げる事で、例のアレしてないですよね」」


「ああ、あれやな」

「「それじゃあ皆さん行きますよ」」

「「「「勝利の・ポーズ決め」」」」


こうして戦いは、終わりを告げた。

戦いが終わり一月が経ったある日直哉に手紙が届けられた。

その差出人は・・・高町なのは達だった。





 

 

義妹からの手紙そして再会


太正15年3月某日

黒鬼会との戦いを終えた帝国華撃団は平和の日々を満喫していた。

真宮寺姉弟は、戦いの後自分達の世界に戻った。


支配人室・・・

「さて今日も仕事するかな、そう言えばなのはたち元気にしてるかな?」

直哉は3ヶ月前に、元の世界に戻った義理の妹高町なのはの事を。


「直哉君居る?」

いるよさくらちゃん」

「直哉君に手紙が来てるよ、2通1つは米田さんからで、2通目は、なのはちゃんからね」


「え、なのはからの手紙?」

「うん、私もフェイトから来たんだよ」

「そうなんだ」

そして直哉は、なのはからの手紙を読み出した。


「拝啓、私のもう一人のお兄ちゃんお元気ですか?」

「私達が元の世界に戻ってこちらでは7年が経ちました」


「へえじゃあ、なのは達は、もう18になったんだな」

「そして最近はやてちゃんが、新部隊を立ち上げて、私とフェイトちゃんがその部隊の手伝いをしてます」

「今度お兄ちゃん達に会いに行きます。部隊の子達と一緒に」

「BYなのは」


「何だって!!」

「さくらちゃん大変だよ、なのはたちがこっちに来るって」

「えええーーそれじゃ大神さん達に言って歓迎会の準備しなきゃ」

「さくらちゃんお願いできる?」

「いいよ」

そしてさくらは、大神と花組の皆に伝えに行った。


そのころ東京駅では、この時代では珍しい服装の少女達がいた。

「さあ着いたよ皆ここが、私とフェイト隊長、はやて部隊長のもう一つの故郷だよ」


「「「「うわあ、前に行った場所より、自然が多い」」」」


「あのーなのはさん」

「何かな?ティアナ」

「ここも魔法文化無いんですよね?」

「うーんあるといえばあるよね、フェイトちゃん」

「そうだねなのは」

「え、それはどういう事ですか?」

「まあまあティアナそれくらいにしいや、もうすぐ着くからな」

「はい」

(ねえティアナなのはさん達この間の仕事で行った場所よりうきうきしてない?)

(何よスバル、確かにそうね、海鳴市だっけあそこより3人とも雰囲気違うわね)


そしてなのはたちは大帝国劇場に着いた。


「さあ着いたよここが目的地の場所だよ」

「「「「えーーーーここですか」」」」


「なのはさんここ劇場ですよ、こんな所で1ヶ月特別訓練するんですか?」

「そうだよスバル」

なのはたちが劇場前で話していると、劇場から二人の男女が出て来た。


「久しぶりだね、なのは、はやてちゃん」

「お帰りフェイト」

「お兄ちゃん」

「姉さん」


「「「「・・・・」」」」

「ほらなのは、ちゃんとあの子達に僕達の事を教えてあげてよ」

「あのなのはさんこの方達は・・・」

「ああ、ごめんねこの人たちは・・・お兄ちゃん。お兄ちゃんの苗字はまだ紫藤でいいの?」

なのはが直哉に確認する。

「ああ、まだ紫藤でいいよ」

「皆改めて紹介するね、私の隣にいる男性が、紫藤直哉さんで、この劇場の支配人をしてる人だよ、その隣にいる方が、真宮寺さくらさんで、皆の師匠をしてもらう人だよ」

「「「「ええーーーこの人が私達に色々教える人なんですか?」」」」

「どう見ても普通の人ですよ、なのはさんみたいに人外には見えませんよ」


「・・・スバル後でお話しようね」

「ヒイイイイ」

「なのは、そろそろ、兄さんや姉さんが困ってるから」

「皆さん1ヶ月と言う期間ですが、ここでの生活を楽しんで下さいね、今日は皆さんが来ると言うので、歓迎会を準備していますので、私達に付いて来て下さい」


「「「「「「「はーい」」」」」」」


直哉とさくらは、なのはたちを連れて、歓迎会会場である楽屋に向かった。




 

 

歓迎会と舞台前編


楽屋・・・

直哉達は、なのはたち7人を楽屋に案内し、歓迎会が始まった。

そして歓迎会が始まり暫くして、直哉はなのはと、はやてと共に、支配人室に来た。

支配人室・・・


「さてはやてちゃん、部隊長の君に聞くよ、君達はどうしてここに来たの?」

「お兄ちゃんそれは・・・」

「・・・わかったで、お兄さん、うちらはあれから管理局に復帰したんやけど、そして新部隊を立ち上げるのに4年かかったんや」

「そうだったんだ、何故はやては、新部隊を立ち上げたの?」

「うちは、お兄さん達と知り合って初めて驚いたんや、帝国華撃団を見た時」

「それはどういう意味で?」

「うちらの世界では、海軍と陸軍が縄張り争いしてるんや、でもこちらでもあるけど、それは、帝国華撃団には無意味屋根」

「確かに帝国華撃団には、陸軍と海軍が協力してくれてるよ、つまり、はやては自分の立ち上げた部隊を、帝国華撃団みたいに、したいから、こちらに来たと言う事?」


「そうや」

「まあ言いや、今はそれで納得してあげるよ」

「「うっ絶対ばれてるよ」るな」

そのころ楽屋では・・・


隊員達と、なのはたちの部隊の4にんが、挨拶をしていた。

「俺は大神一郎宜しく」

「神埼すみれですわ」

「やっほーアイリスだよ」

「マリア・タチバナよ、よろしく」

「李紅蘭ですよろしゅう」

「桐島カンナだよろしくな」

「ソレッタ織姫です」

「・・・レニよろしく」

それじゃあ次は私達の番ですね、スターズの二人から挨拶して」

「「はい」」

「スバル・ナカジマですよろしくお願いします」

「ティアナ・ランスターです」


「次は、ライトニングの二人ね」

「「はい」」

「エリオですよろしくお願いします」

「キャロです」


そして自己紹介が終わり歓迎会を終えたフェイト達5人は、大帝国劇場を見学を始めた。

再び支配人室・・・


「ねえなのは、あの4人をここに連れて来て、どうしたいの?」

「お兄ちゃんあの4人は魔法の無い生活をしたことが無いの」

「つまりなのはとフェイトがいぜんしていた生活をあの4人にさせろということ?」

コク・・・

なのはは、直哉の問いに首を縦に振った。

「でもどうして急に来たのなのはちゃん達」

さくらがなのはたちに聞く。

「しゃーないな、元々仕事と休暇が重なっただけやし」

「お兄さん実は、私達が追っていた犯人がこの世界の巴里と言う街に潜伏してることが、わかったんです。うちらは犯人を追いかけて、ここに来たんですけど、あの子達4人すぐ魔法を使うので、目立つので、ここで魔法の無い生活に慣らして、犯人を捜したいんです」

「成る程」

「はやてちゃん、一つ条件があるよ、ここで生活する以上、舞台にでてもらうからね」

「それくらならいいで」

「7人でね」

「「えええーーー」」

「何でうちらまで」

「ごめんね、3月の公演タイトルが、伝説のアイドル復活紫藤なのは&真宮寺フェイト復活祭なんだよ」

「ええええーーー」

「お兄ちゃん嘘だよね」

「本当だよ、ちなみに主演はなのはとフェイトだから」

「イヤーーー」

なのはの叫びが帝劇中に木霊した。




 

 

歓迎会と舞台後編


「はやてちゃん、一つ条件があるよ、ここで生活する以上、舞台にでてもらうからね」

「それくらならいいで」

「7人でね」

「「えええーーー」」

「何でうちらまで」

「ごめんね、3月の公演タイトルが、伝説のアイドル復活紫藤なのは&真宮寺フェイト復活祭なんだよ」

「ええええーーー」

「お兄ちゃん嘘だよね」

「本当だよ、ちなみに主演はなのはとフェイトだから」

「イヤーーー」

なのはの叫びが帝劇中に木霊した。

「このままじゃ私の威厳があああ」

「はやて、なのはどうしたんだい」

「ああ、お兄さん気にしないで、あの子達に見られたくないだけだしな、なのはちゃん」

「ああ、成る程、あの子達にはなのはの無様な姿を見せれないんだね」

「そういう事や」

「なのはちゃんも大変だね」

「わかりますかさくらさん」

「うんわかるよ、だけど舞台も頑張って、前売り券完売だから」

「「ええーーー」」


さくらの言葉を聞き、驚くなのはとはやて。

「驚いたななのはちゃんとフェイトちゃん凄い人気者やったんやな」

「そうだよ、なのはたちがいなくなって、売り上げ3割は減ったしね」

「うわあ、それは苦しいわ」

直哉とはやてたちが話していると、フェイトたちが支配人室に来た。

「こらフェイトちゃんまた勝手に開けて」

「あっ兄さんごめんなさい」

「ああ、ちょうど全員来ましたね、ここは皆さんに伝えておきますね」

「これから皆さんには、一週間後にある3月公演に貴女方全員の出演が決まりましたので、よろしくね」

「「「「えええーーー無理ですよ」」」」

「その主演は、高町なのはさんと、フェイトさんなんですけど、参加しませんか?」

「「「「「えっ」」」」」

「兄さん聞いてないよ、そんな話」

「今さっきなのはたちに伝えたばかりだしね」

「笑ってる場合じゃないぞ、そこの4人君達も出るんだぞその舞台に」

「「「「え、嘘」」」」

「いいえ、本当です、ちなみにここで生活する時は、一切の魔法の使用を禁止します」


「「「「ええーーーーー」」」」

「いいですね」

「「「「はい、わかりました」」」」

「もし破った場合は各部隊長に、罰金を払ってもらいますから」

「「え、お兄ちゃん、兄さん本気?」」

「当然ですよ、なのはもフェイトも部隊長なのだからね」


「直哉君厳しすぎない?」

「ならさくらちゃんが、フェイトの罰金代わりに払う?」

!!

「いやフェイトも大人だから私は払わないよ」

「そんなー姉さん」


「と言う事で今日は皆さん。ゆっくりしてて下さい、明日から舞台の練習を始めますので」


そしてなのはたち7人は、支配人室を出て行った。

その夜・・・

直哉とさくらの自室でちょっとしたトラブルが起きた。

「「・・・」」

「なのは、フェイトなんでここにいるの?君達には、ゲストルームを使うようにしてるのに」

「え、久しぶりにお兄ちゃんと寝ようと思って」

「私も」

「いいから、二人共部下達と寝なさい」

「「ええーー嫌だ」」

その日は、直哉もさくらもなかなか眠ることが出来なかった。




 

 

なのはたちの過去とティアナの疑問前編


その夜・・・

直哉とさくらの自室でちょっとしたトラブルが起きた。

「「・・・」」

「なのは、フェイトなんでここにいるの?君達には、ゲストルームを使うようにしてるのに」

「え、久しぶりにお兄ちゃんと寝ようと思って」

「私も」

「いいから、二人共部下達と寝なさい」

「「ええーー嫌だ」」

その日は、直哉もさくらもなかなか眠ることが出来なかった。


翌日早朝・・・

「私の名は、ティアナ・ランスター、私の所属する部隊の部隊長の八神はやてに言われ、地球世界の過去の時代に来ている」

「私は、疑問に感じていた。何故なのはさん達は、翠屋に戻った時より笑顔が多い事に?」

「そして朝起きたら、なのはさんの姿が見えないの私は確認して、なのはさんを探しに向かった。そしてなのはさんを探しながら、胡散臭い男紫藤直哉について考えていた」


「ふああ、結局眠れなかったな、あれは、なのはの部下のティアナさんだ」


「おはようティアナさん」

「あ、おはようございます、紫藤さん」

「ティアナさん、君僕の事胡散臭い男と思ってない?」


!!

「やっぱりかあ、でも仕方が無いよね、なのはが説明してないでしょう。ちゃんと」

「どうして、私の考えてる事がわかったんですか?」

「うーん雰囲気がそんな感じだったからかな」

「雰囲気でわかるんですか?」

「うん判るよ、ティアナさんは今悩んでいるでしょう?と言うか高町なのはに、疑念を抱いてるでしょう」

!!

「はい」

「やっぱり、でもね僕は貴女の疑念を取り除くことは出来ないよ」

「何故ですか?」

「それは、僕が当事者じゃないからね」


「そうですか」

「それにね・・・いい加減出て来たら?なのは」

「え、嘘」

「あちゃあ、ばれてたのか、流石だねお兄ちゃん」


「当たり前だよ、何年兄妹してたと思うんだ」

「あはは、ごめんねお兄ちゃん」

「あ、そういう事はやめなさい、年頃の女性なんだから」

「はーい」

(なんだかこんななのはさんを見るとは思わなかったな)

「あの直哉さん、聞いていいですか?」

「うん何を聞きたいんだい」

「貴方となのはさんの関係をです」

「ふむ・・・なのは君はどこまで言ったの」

「ううんお兄ちゃんとこの世界の事は、管理局でもタブーとされてた話題だしね」

「そうか・・・ティアナさんその話がしたいのなら、朝食後、残りの3人と一緒に大帝国劇場の地下に来てください」

!!

「お兄ちゃん・・・いいの?」

なのはが、直哉に確認をする。

「いいよ、どうせ舞台後、教えるつもりだったし」

そして朝食後・・・

私達7人は劇場の地下区画に、初めて入った。

「ティア一体何があるんだろうね」

「さあ知らないわ」

「僕達も楽しみだよね」

「だよねーエリオ君」


「・・・」

「どうしたのなのは」

「フェイトちゃん、何で、お兄ちゃんあの子達に教えるのかと思って」

「そこは兄さんに考えがあるはずだし、信じようよ」

「だねフェイトちゃん」

そして、7人は地下司令室に着いた。


 

 

なのはたちの過去とティアナの疑問後編


「そうか・・・ティアナさんその話がしたいのなら、朝食後、残りの3人と一緒に大帝国劇場の地下に来てください」

!!

「お兄ちゃん・・・いいの?」

なのはが、直哉に確認をする。

「いいよ、どうせ舞台後、教えるつもりだったし」

そして朝食後・・・

私達7人は劇場の地下区画に、初めて入った。

「ティア一体何があるんだろうね」

「さあ知らないわ」

「僕達も楽しみだよね」

「だよねーエリオ君」


「・・・」

「どうしたのなのは」

「フェイトちゃん、何で、お兄ちゃんあの子達に教えるのかと思って」

「そこは兄さんに考えがあるはずだし、信じようよ」

「だねフェイトちゃん」

そして、7人は地下司令室に着いた。

大帝国劇場地下司令室・・・

「さあ着いたよ、皆」

「「あのフェイトさんここは?」


「皆前を見て」

4人は中に入ると見慣れた10人を見て驚いていた。

「「「「えええーーーどうして皆さんがここにいるんですか」」」」

「カンナさん」

「よッまた会ったなスバル」

スバルは昨日よく話したカンナが居る事に驚いていた。

「大神さん」

「エリオおはよう」

エリオは昨日相談に乗ってくれた大神が居る事に驚いていた。

「アイリスちゃんどうしてここにいるの?」


「キャロちゃんごめんねまだ言えないんだ」

キャロは比較的年の近い、アイリスが居る事に驚いていた。


「・・・紫藤直哉さん貴方達は一体?」

「ティアナさん僕達は、大帝国劇場のスタッフや役者ですが、もう一つの顔があるんです」


「もう一つの顔・・・?」


「それは帝都の平和を守るために結成された組織、帝国華撃団花組なのです」

「改めて自己紹介しますね、僕は帝国華撃団総司令官の紫藤直哉です」

「「「「ええええーーー総司令官」」」」

4人は直哉の言葉を聞き、驚いていた。

「それでは、大神さんから順番に挨拶をお願いします」

「俺は大神一郎宜しくなみんな」


「真宮寺さくらです。宜しくお願いします」

「神埼すみれですわ」

「やっほーアイリスだよ」

「マリア・タチバナよ、よろしく」

「李紅蘭ですよろしゅう」

「桐島カンナだよろしくな」

「ソレッタ織姫です」

「レニ・・・よろしく」

「以上が帝国華撃団花組のメンバーだよ4人とも」

「なのはさんたちは、驚いていなかったですけど、知ってたんですか?帝国華撃団の事を」

スバルがなのはに質問した。

「知ってたよと言うか、私とフェイト隊長も、帝国華撃団の一員だよ、だよねお兄ちゃん」

「そうですね」

「「「「ええーーー」」」」

三度4人が驚く。

「大神さん。記憶装置をお願いします」

「ああ、あの子達に見せるんだな」

「はい」


大神が記憶装置を起動させ、映像が映し出されると、その映像は、黒鬼会木喰と戦う桜天武と、なのはとフェイトの姿があった。

「あっフェイトちゃん、あの時だよ懐かしいね」

「そうだねなのは」

なのはとフェイトはやては懐かしんでいたが、スバルたちは始めてみる魔装機兵に驚いていた。

そして帝国華撃団の事を聞いた3人は納得していたが、只一人ティアナは腑に落ちない事があった。

「紫藤司令後一つ質問いいですか?」

「何ですか?ティアナさん」


「何故なのはさんとフェイトさんは直哉さんとさくらさんの事を兄さんやお姉さんと呼ぶんですか?」

!!


フェイトとなのはにとって、痛い質問が、ティアナの口から出たのだった。






 

 

番外編 3人娘の帝都への里帰り

 
前書き
この話は3人娘たちが帝都に来た直後が少しと、後は向こうでのやり取りです
 

 

そのころ東京駅では、この時代では珍しい服装の少女達がいた。

「さあ着いたよ皆ここが、私とフェイト隊長、はやて部隊長のもう一つの故郷だよ」


「「「「うわあ、前に行った場所より、自然が多い」」」」


「あのーなのはさん」

「何かな?ティアナ」

「ここも魔法文化無いんですよね?」

「うーんあるといえばあるよね、フェイトちゃん」

「そうだねなのは」

「え、それはどういう事ですか?」

「まあまあティアナそれくらいにしいや、もうすぐ着くからな」

「はい」

(ねえティアナなのはさん達この間の仕事で行った場所よりうきうきしてない?)

(何よスバル、確かにそうね、海鳴市だっけあそこより3人とも雰囲気違うわね)


そしてなのはたちは大帝国劇場に着いた。


「さあ着いたよここが目的地の場所だよ」

「「「「えーーーーここですか」」」」


「なのはさんここ劇場ですよ、こんな所で1ヶ月特別訓練するんですか?」

「そうだよスバル」

なのはたちが劇場前で話していると、劇場から二人の男女が出て来た。


「久しぶりだね、なのは、はやてちゃん」

「お帰りフェイト」

「お兄ちゃん」

「姉さん」


「「「「・・・・」」」」

「ほらなのは、ちゃんとあの子達に僕達の事を教えてあげてよ」

「あのなのはさんこの方達は・・・」

「ああ、ごめんねこの人たちは・・・お兄ちゃん。お兄ちゃんの苗字はまだ紫藤でいいの?」

なのはが直哉に確認する。

「ああ、まだ紫藤でいいよ」

「皆改めて紹介するね、私の隣にいる男性が、紫藤直哉さんで、この劇場の支配人をしてる人だよ、その隣にいる方が、真宮寺さくらさんで、皆の師匠をしてもらう人だよ」

「「「「ええーーーこの人が私達に色々教える人なんですか?」」」」

「どう見ても普通の人ですよ、なのはさんみたいに人外には見えませんよ」


「・・・スバル後でお話しようね」

「ヒイイイイ」

「なのは、そろそろ、兄さんや姉さんが困ってるから」

「皆さん1ヶ月と言う期間ですが、ここでの生活を楽しんで下さいね、今日は皆さんが来ると言うので、歓迎会を準備していますので、私達に付いて来て下さい」


「「「「「「「はーい」」」」」」」

そして私達三人は故郷と言っていいこの世界に戻ってきた。

私達がこの世界に来ることになったのは、ある事件が切欠だった。

機動六課題隊舎内・・・


「困ったなあ、なのはちゃん」

「そうだねはやてちゃん」

「まさか設立したてのうちらに、あの男ジュエル・スカリエッティの逮捕と言う特命が来るとはな」

「でもはやてちゃん、これはチャンスだよ、機動六課が、帝国華撃団になれる」

「せやな、うちたちは、あの世界で大切な事を教えられた気がするわ」


「だから闇の書が暴走し、海鳴市で大変なことになっても対処する事が出来たんさかいな」

「そうだね私も、あの世界で黒鬼会との戦いは、あれが本当に命を懸けた戦い、そしてお兄ちゃんやさくらさんは、それに勝ってるんだから凄いよね」

「せやな、うちたちみたいに人を殺さない装置を使ってたわけやないからな」

その時フェイトが部隊長室に来た。

「どないしたん?フェイトちゃんそんなに慌てて」

「はやて大変だよ、スカリエッティが使う。魔道兵器達の反応が兄さんと姉さん達の世界に出たんだ」

「何やてーー」


そして、私たちは再び、あの世界の帝都東京へ行く事となったのです」




 

 

舞台初日そして・・・


「大神さん記憶装置をお願いします」

「ああ、あの子達に見せるんだな」

「はい」


大神が記憶装置を起動させ、映像が映し出されると、その映像は、黒鬼会木喰と戦う桜天武と、なのはとフェイトの姿があった。

「あっフェイトちゃん、あの時だよ懐かしいね」

「そうだねなのは」

なのはとフェイトはやては懐かしんでいたが、スバルたちは始めてみる魔装機兵に驚いていた。

そして帝国華撃団の事を聞いた3人は納得していたが、只一人ティアナは腑に落ちない事があった。

「紫藤司令後一つ質問いいですか?」

「何ですか?ティアナさん」


「何故なのはさんとフェイトさんは直哉さんとさくらさんの事を兄さんやお姉さんと呼ぶんですか?」

!!


フェイトとなのはにとって、痛い質問が、ティアナの口から出たのだった。

「でもね僕は貴女の疑念を取り除くことは出来ないよ」

「何故ですか?」


「それは、いぜんも言ったけど、僕が当事者じゃないからね」


「それに僕がティアナさんに、言える事は一つだけですね、貴女の力は自分の為に使いなさい」

!!

「僕が見ている限り貴女は、誰かの為だけに、力を使ってますね、それも多分。死んだ人間でしょうね」

!!

「お兄ちゃんもうその辺でいいでしょう」

「・・・それのどこが悪いんですか?」

「別に悪くはないですよ、只ティアナさんの場合は、その傾向が強すぎるので、注意が必要ですよ、その上ここに来る前もかなり運動してたんでしょうね」

!!

「貴方に何がわかるんですか、私の気持ちがわからない貴方に・・・」

「いいえわかりますよ、肉親の失った気持ちくらいは・・・」

「えっ」

「あ、お兄ちゃんあの事言ってるのね」

「なのはさんどういう事ですか」

「ティアナ貴女は肉親の最後を見れたのでしょ」

「ええ、それが何か?」


「僕も両親句を一遍に亡くしたんですよ、貴女と一緒ですね、只違うのは、誰が殺したのかが未だにわからないんですよ、4年も経つのに、その上僕は、両親の遺体にすら会えずじまいですし、僕にとっては、貴女みたいに、明確に復讐したいと思っても、出来ないからね」

「そんな・・・事って」

「だから復讐もしくは、見返したい相手がいてもその過程で、貴女が死んでも、あの兄妹は馬鹿だな等と言われるんですよ、だから貴女も僕も長く生きないといけないと思うんです」

「直哉君・・・」

「直哉お兄ちゃん」

「それに、ティアナさん貴女には、新しい家族がいるじゃないですか?」

「新しい家族?」

「そうです、僕にとって帝国華撃団の仲間が、家族のようにね」

「「「そうです僕達はチームで家族なんですよ、ティアナさん」」」

「エリオ、キャロ、スバルありがとう」


「さて皆さん話は、終わりです舞台の準備に戻ってください」

「はーい」

直哉の言葉を聞き、花組隊員達は、舞台練習をする為に戻った。

そして、スバル達もはやてが1階に戻るように指示をした。

地下司令室には、さくらと直哉となのはが残っていた。

「ごめんねお兄ちゃんあの事まで言わせちゃって」


「ううん良いんだよ、ティアナちゃんを見た時から、教えることになりそうだったし、それに妹の悩みの解決のお手伝いしたいと思ったし」

「そうね直哉君なのはちゃんは私達の家族だしね」

「ありがとう二人共」


それから数日後・・・・


ついに舞台初日の日を迎えた。

今回も、花組全員でモギリをしていると、お客様の声が聞こえた。

「やったーーなのはちゃんとフェイトちゃんダーーー」

「本当だわと言う事は、魔法と言う舞台措置が使える演出が見れますの?」

「「はい見れますよ」」

!!

「ちょっと良いのあんな事言ってるけど?」

ティアナが直哉に聞いてくる。

「いいんですよ、魔法と言う舞台装置はあるんですからね」

そして舞台は、始まった。


舞台は、なのはとフェイトの復活公演は無事成功で終わった。







 

 

新たな大戦への序章へ・・・大神一郎の旅立ち前編


太正15年4月某日

大帝国劇場は、平和そのものだった。ある決定書が届けられるまでは・・・。

支配人室・・・

「はやてちゃんどうしたの?朝早くにここに来て?」

「お兄さんちょっと相談があるんですけど、いいですか?」

「何かな?」

「お兄さんから見て、あの4人は、魔法に依存を直せたと思いますか?」

「うーん難しいね僕達で言えば、霊力依存を完全に治すのは、難しいからねでも、あの4人に、はやてちゃんは、ある任務をやってもらいたんだよね?」

「そうや」

「でも問題が、あるんだ」

「どんな問題何や?」

「それは、巴里まで君達が行くにはパスポートとかがいるんだけど、あるの?」

「あっそうやどないしたらいいんやろ」

「えっ考えてなかったの?はやてちゃん」

「そうやった帝都なら、全員で捜査出来るけど、巴里は海外やった」

「帝都も、標的かも知れないんでしょ、はやてちゃん?」

「うんその可能性もあるけどな、どないしょう」

「あっ直哉君。ここにいたのね」

「あっさくらちゃんどうしたの?」

「さっきね、ファンレターの山が届けられてね、その中に海軍からの手紙が届けられて他の2通ね」

「ありがとうさくらちゃん」

「じゃあ私なのはちゃん達を、西洋亭に誘ってくるね」


「うんお願いね、さくらちゃん」

そう言って直哉は、さくらから2通の手紙を受け取り、机に戻り、自分宛の手紙を読み出した。

「・・・」

!!

「こ、これは」

「どうしたんや?お兄さん」

はやてが直哉に、どうかしたのかを聞いた。

「はやてちゃんこれを上手く利用すれば、2人までなら、巴里に同行させることが出来るよ」

「ホンマかお兄さん?」

そのころさくらは・・・

なのはとフェイトと2階のサロンで話していた。

「あ、なのはちゃんと、フェイト話があるんだけどいい?」

「何ですかさくらさん?」

「何?姉さん」

「あのね、今日の夕食は、西洋亭に食事に行くのよ」

「「えええーー西洋亭ーーー」」


「「行きたい」」

「なのはちゃんとフェイトは、花組の一員だからいいんだけどね、スバルちゃんや、エリオ君達も参加はいいんだけど、料金はどうする?」

「私達のは、経費で払うんだけど」

「わかりました。さくらさん、スバル達のは、私が払いますよ、私もこの世界のお金を、貯金してたんで」

「なら、姉さんエリオ達のは、私が払うよ」

「そう、それなら何とかなるかな?後ははやてさんの分は、どうしょうか?」

「ええ、はやてちゃんの分私は払わないよ」

「姉さん私も、払いたくない」

「わかったわ二人共、はやてさんのほうは、こっちで何とかするから2人は、スバルさん達に、教えてあげて」

「「了解」」

そして、なのはとフェイトは、さくらと別れ4人に夕食の件を伝えに行った。


夕方

西洋亭・・・


「今日は、先月の公演の打ち上げということで、西洋亭のご主人の計らいで、お店を貸切にしてくださいました、ご主人ありがとうございます」

「「「「「ありがとうございます」」」」」


「いや内としても、皆さんが来てくれるので、内にも、お客さんが大勢来てくれるので、自分が、皆さんに感謝したいくらいですよ」

「それでは、皆いただきましょう」

「「「「「はーい」」」」」


そして夕食を食べ始めた花組となのはたち。

数時間後・・・


打ち上げを終えたメンバーが帝劇に戻って皆疲れきっていた。


そして次の日・・・

直哉は、大神を支配人室に呼んだのだった。




 

 

新たな大戦への序章へ・・・大神一郎の旅立ち後編

そして次の日・・・

直哉は、大神を支配人室に呼んだのだった。


「直哉俺に、話があるんだろ?」

「ええ、二つほど帝国海軍少尉である貴方、に伝えなければなりません」


「まず一つ目ですが、本日から大神一郎少尉の階級が中尉になります。大神さんこれが海軍本部から届いた証明書です」

「え、俺が中尉ですか?」

「そうです」

「それ以上のことをお前はやったんだからな」

「米田さんがいれば、そう言うかも知れませんね」

「大神さん今回の大戦では、僕だけだったら、駄目だったケースもありましたからね」

「いや、直哉それは違うよ、確かに直哉だけではきつい場面も、あったと思うけど、それは、俺も同じだよ」

「俺と、直哉君がいたこそ、今の帝国華撃団があると思うんだ、だからこれからも一緒に頑張ろう直哉」


「あのですね、大神さん非常に、いいにくいんですけど、二つ目言いますね」


「海軍からの通達です。大神一郎中尉貴殿に、特別留学生として、欧州巴里へ出向を命じる。海軍大臣山口和豊」

「以上です大神さん」

「ええええーーー海外に俺が行くんですか?」


大神さん今回は、前回の南米演習とは比べられない期間向こうに行くことになるんです」

「ええーーー」


「つまり、残りの人生を向こうで、過ごす可能性もあります」

「だから花組の皆と話せる内に話をしておいて下さい、出発は一週間後です」

「それとですね、機動六課のメンバーが大神さんと一緒に、巴里に行きますのでよろしくお願いします」

そして大神は、支配人室を出て行った。


「あら大神さんどうしたんですか?暗い顔をして?」

「ああ、さくら君か、実は俺、一週間後帝劇を去ることになったんだ」



「ああ、そうでしたね、行き先は巴里でしたね」

「へ、さくら君何で知ってるんだい?」

「なのはさん達と巴里に行く人を相談された時に、大神さんの事を知りました。

「成る程ね」

「近いうちに、会いに行くかもですけどね」

「そうなのかい?もしそうなったら嬉しいな、それじゃあ俺は準備が、あるから行くね」

「はい」

「大神は、さくらと別れた。

それから数日後・・・

帝劇では、大神の昇進を祝うパーティが行われていた。


大神はその席で、アイリスたち全員に、帝劇を離れる事になったことを、伝えた。


「何でまたお兄ちゃんいなくなるの?」

「そうですそんな命令無視すべきです」

「皆大丈夫だよ、大神さんの事を考えて同行者がいるから」


「さすが直哉お兄ちゃん」

「ナイスです」


そして、パーティも終わり、翌日大神が帝都を離れる日になった。

大神は横浜港から、巴里に向かう船に乗船し前日アイリスから貰った手紙を読もうとした時、大きな垂れ幕と帝劇の皆が、敬礼してるのみつけ、大神も皆の姿が見えなくなるまで敬礼をしていた。

果たして、異国の地で、大神とスバルとエリオは、何を見るのだろうか?

 

 

旅立ち後の帝劇前編

大神、スバル、エリオが巴里に旅立ち1週間後・・・


大帝国劇場では・・・

花組隊員達は、日常の生活に穴が開いた様な生活をしている隊員もいるが、比較的大神のいない生活にも、徐々に慣れつつあった。


そんなある日のこと、米田が帝劇に戻って来た。

「皆今戻ったぞ」

「「「「「米田さんお帰りなさい」」」」」

「おう」

「なのはさん。あのおじさんは、誰なんですか?」

キャロが、なのはに聞く。

「キャロ、ティアナあの人は、お兄ちゃんが支配人する前に、支配人してた人だよ」

「へえそうなんですね」


「お、なのはじゃないか、随分大きくなったな、それに、女ぽくなったじゃねえか」

「米田さんの久しぶりです。そりゃそうですよ、こちらと向こうでは、時間の流れが違いますからね」

「そうかそうかで、事件関係だな。大神と付いて行った二人は、大神の護衛役も兼ねてるんだな?」

「ええ、そうですね」

「なのはさん良いんですか一般人に話して?」

「ティアナ、キャロこの人は、この世界の軍人で、米田一基中将だから」


「「ええーーーこの人が軍人で、中将ーーーー」」

キャロとティアナは、驚いていた。

「おいおいそんなに驚く事はないだろ?」

「いやいや、米田さんの事知ったら皆こういう反応しますよ」

「そんなもんかね?そうだ、なのはさくらと直哉は、支配人室か?」

「はいそうですよ」

「じゃあ俺は行くわ」

米田は、なのはたちと別れ支配人室に向かった。


支配人室・・・

「直哉君この書類はここでいいの?」

「うんその机に置いてて」

「わかったよ」

「まさかここまでなのはとフェイトの復活を望むファンがいるとは・・・」


「仕方が無いわよ直哉君。先月は通常公演じゃなかったし、それにお客様としては、なのはちゃんやフェイトの出演は、サプライズみたいだしね」

「おう邪魔するぜ」

!!

「「米田さんいつ帰ってきたんですか」」

突然の米田の登場に、驚く直哉さくらだった。

「今朝帰ってきたんだよ」

「「そうだったんですね」」

「今回俺が、大神に指令書渡そうと思ったんだがな」

「仕方がないですよ陸軍を立て直さないと」

「それはそうだがよ、お酒が飲めないんだぞ」

「いい機会じゃないですか、米田さんは、私達の大事なお父様なのですから、体には気をつけてくださいね」

「さくら・・・」

「おっと忘れてたぜ、直哉お前、大神の指令書に、手を加えただろ」

「ギクッ」

「やはりな、大神と共に行った二人の事を聞いて来いと、山口が五月蝿くてな」

「直哉君。何でそんな事をしたの?」

「さくらちゃん落ち着いて、これはなのはたちのことを考えてした事だから」

「どういう事だ直哉?」

「米田さん実は・・・」

直哉は米田に事情を説明した。

成る程な、異世界の犯罪者が巴里にいるということで、大神についていき、調査する為か」

「はい」

「よしそういう事なら、直哉とさくらお前達も巴里に行け、お前達の新型神桜武でな」


「「えええーーー」」



 

 

旅立ち後の帝劇後編


「おっと忘れてたぜ、直哉お前、大神の指令書に、手を加えただろ」

「ギクッ」

「やはりな、大神と共に行った二人の事を聞いて来いと、山口が五月蝿くてな」

「直哉君。何でそんな事をしたの?」

「さくらちゃん落ち着いて、これはなのはたちのことを考えてした事だから」

「どういう事だ直哉?」

「米田さん実は・・・」

直哉は米田に事情を説明した。

成る程な、異世界の犯罪者が巴里にいるということで、大神についていき、調査する為か」

「はい」

「よしそういう事なら、直哉とさくらお前達も巴里に行け、お前達の新型神桜武でな」


「「えええーーー」」

「どうして僕達が、帝劇はどうするんですか?」

「その間俺が、支配人に戻るから気にするな、それに直哉とさくら、新婚旅行に行ってないだろ?」

「だから新婚旅行に巴里に行け」

「米田さんそう言いながら、本当は陸軍に戻りたくないだけでは、無いんですね」

「当たり前だ」

「俺がそんなことする人に見えるのか?」

「「はい」」


「お前達何気に酷いな」

「「すみません」」

「そう言えば、神桜武は完成したのか?」

「ええ、神王の協力のお陰で、後は紅蘭の最終調整の段階です」

「そうか見てみたいものだな」

「じゃあ行きましょうか格納庫へ」

3人は格納庫に向かった。


地下格納庫・・・

「ありゃ直哉はんにさくらはん。米田はん、どないしたんですか?」

「紅蘭すまないけど、神桜武の最終調整後どれくらい時間がいる?」


「何や、神桜武を使うような事がおきたんか?」

「いやそういう事じゃないけど、僕とさくらちゃん急に新婚旅行で巴里に行く事になったんだ」

「ええーー巴里にーー何やきゅうやな」

「そこで、大神さん達より先に着かないといけなくなったから、神桜武の飛行能力で行く事になったから」

「成る程な、そういう事なら後3日待ってや、飛行チェック先にするから」

「直哉よ巴里に行くのはやめておけ」

その時、直哉とさくらの頭に神王の声が聞こえて来た。

「どういう事だい神王?」

「これからの巴里は、帝都と同規模の霊的災厄が起きるからだ」


「「なんだって」ですって」

「お前達は、今までに十分すぎるほど戦っただろ?黒乃巣会や異世界からの敵、そして黒鬼会と、これにまだ自分達の足で、戦場に行くというのか?」


「神王、すまない君が僕とさくらちゃんのことを考えてくれてるのはわかるけど、僕達は受け入れられない」

「ふむ、あえて修羅の道を歩くか・・・面白いぞ直哉、さくらよ」

「「ありがとう神王」」


そして3日後・・・

直哉と、さくらは予定通り帝劇を米田と、かえでに任せ、新婚旅行の目的地の巴里まで、神桜武の飛行能力を使い、巴里に出発したのだった。

「行っちゃったね、姉さん達」

「うん、フェイトちゃんお兄ちゃん大丈夫かな?心配だよ。スバル大食いだから・・・」

「・・・なのは・・・」

果たして、神王が言っていた、巴里で起きる霊的災厄とは、何なのか?








 

 

3章 巴里は燃えているか 突然の新婚旅行前編

 
前書き
今回から巴里篇ですが、まだ原作には入りませんのでご了承ください 

 
太正15年4月・・・

陸軍の建て直しから帰ってきた米田の一言で、直哉とさくらは急遽決まった新婚旅行で巴里に行く事に決まった。

直哉とさくらは新型機神桜武の最終飛行テストも、兼ねて空路で行く事となり、結果的に大神達より早く巴里に着いてしまった。

「巴里に着いたけど、これからどうするの?直哉君」

「とりあえず、神王は僕達を降ろしたら暫く機体を隠しておいてくれ」

「心得た」

「さてと僕達は巴里にある日本大使館に向かうよ」

「大使館に?」

「さくらちゃん今僕達は、正規の入国してないのはわかるよね?」

「うん」

「そんな時に事件に巻き込まれたら拙いよね」

「そうだね、直哉君」

「そんな時の為に大使館に後ろ盾になってもらう為に大使館に行くんだよ」

「成る程ね」

「それじゃ日本大使館に行こうか、さくらちゃん」

「うんそうだね、直哉君」

二人は日本大使館に向かった。

日本大使館・・・

「「失礼します」」

「おや直哉君じゃないのかい?」

「迫水大使お久しぶりです」

「久しぶりだね、直哉君。君がどうして巴里に来てるんだい?」


「えっとそれはですね・・・」

直哉は迫水に今までの事を伝えた。


「成る程成る程、相変わらずだね米田さんの無茶振りも、わかった君達の身元保証人になればいいんだね?」

「ええ、そうですね後僕達が帝国華撃団と言う事もまだ巴里華撃団の方々にも黙っていてください」

「それは、どうしてだい?」

「来月大神一郎がこちらに赴任するからです」

「成る程、わかった私の友人としてなら紹介してもいいかな?」

「それは構いません。真宮寺と言う苗字で紹介をしてくれれば、後どこかいいアパートありませんかね」


「おっとそうだったね、それじゃあ夕方ここに来てくれないか?君達を私の友人として、シャノワールに連れて行きたいから」

「わかりました」

「「それでは失礼します」」

「ああ、また後で」

そう言って直哉とさくらは、迫水大使と別れ、日本大使館を後にした。

「直哉君これからどうするの?」

「とりあえずいろんな所を回ろうよ、さくらちゃん」

「時間はあるんだからさ」

「そうだね直哉君」

そして直哉とさくらは、巴里の有名な所に見学をし、時には買い物や地元の人々と話をしていると、欧州で有名なサーカス団が来ていることを聞いた、直哉とさくらはサーカス団のテントがある場所に向かった。

そこで直哉とさくらは、とある人物と出会うのだった。


そのころ大神達は・・・

「大神さん、まだ巴里に着かないんですか?」

「ああ、あと3週間経たないと、巴里には着かないよ、スバル君」

「ええーーまだそんなにかかるんですか?こうなったら魔法で・・・」

「わわっ駄目ですよ、スバルさん」

「エリオが、スバルの暴走を、止めていた。

大神達の船旅はまだまだ続く。

 

 

3章 巴里は燃えているか 突然の新婚旅行中編


「直哉君これからどうするの?」

「とりあえずいろんな所を回ろうよ、さくらちゃん」

「時間はあるんだからさ」

「そうだね直哉君」

そして直哉とさくらは、巴里の有名な所に見学をし、時には買い物や地元の人々と話をしていると、欧州で有名なサーカス団が来ていることを聞いた、直哉とさくらはサーカス団のテントがある場所に向かった。

そこで直哉とさくらは、とある人物と出会うのだった。

サーカス会場・・・

「「うわあ、ここが噂のサーカス会場かあ」」

「おやお客さん内のサーカス見るの始めてかい?」

サーカスの団長らしき男が、直哉に声をかけた。

「ええ、初めて来ました」

「お客さんどこから来たんだい?」

「日本ですけど」

「偉く遠くから来たんですな、よし特別に貴方達に特別ガイドを付けましょう」


「「特別ガイド?」」

「おいコクリコちょっと来い」

「団長何か用事ですか?」

「おうコクリコこの二人のお客様を、ガイドしろ、粗相の無いようにな」

「はい団長」

そしてコクリコによる特別ガイドが始まった


暫くして・・・

「ねえコクリコちゃん君は、巴里で生まれたの?」

「違うよ僕の生まれは、ベトナムだよお兄さん」

「それじゃあ貴女の家族は?」

さくらがコクリコに聞く。

「僕の家族は、ベトナムにいると思うよ、僕はここの団長に買われたんだ」

!!

コクリコの言葉を聞いて衝撃を受けた、さくらと直哉だった。

「コクリコ寂しくないの?」

「寂しく無いといえば嘘になるけど、ここにいれば、ちゃんと寝る場所や食事が出来るし、これ以上僕が求めちゃ駄目なんだよ」

「「コクリコ」」

「あ、もうすぐショーが始まるよ」

そして直哉とさくらはコクリコと別れた。


夕方

サーカス終了後・・・

「ねえ直哉君、コクリコ助けられない?」

「・・・さくらちゃん、今は残念だけど、無理だよ」

「そ、そんなーー」

「さくらちゃん勘違いしないでね、僕だってコクリコの置かれている状況から助けたいけど、コクリコに霊力があれば巴里華撃団に、入隊するように出来るけど、僕達は巴里華撃団じゃないから無理なんだよ」


「真宮寺直哉君とか、なのは達とかなら簡単に家族にしやすいんだけどね」

「あ、そうか、戸籍が無いからか」

「そう、だけどコクリコの場合は、戸籍があるから、僕とさくらちゃんだけで、助けようとすると、僕達も怪しまれる可能性が、あるからね」


「そうか、それなら迂闊に、動けないわね」

「わかってくれた。さくらちゃん」

「さて、そろそろ、日本大使館に行こうか、さくらちゃん?」

「ああ、そうねもうすぐ迫水さんと、お出かけの時間だね」

直哉とさくらは、迫水の居る日本大使館に向かった。


日本大使館前・・・

「やあ、お待たせ二人共、それじゃあ行こうか」

「「迫水大使、今からどこに行くんですか?」」

二人が迫水大使に質問した。

「どこに行くって、シャノワールだよ」

「「シャノワール」」

迫水が、二人を連れて行こうとしている。場所にあるシャノワールとは、一体どんな場所なのか?




 

 

3章 巴里は燃えているか 突然の新婚旅行後編


日本大使館前・・・

「やあ、お待たせ二人共、それじゃあ行こうか」

「「迫水大使、今からどこに行くんですか?」」

二人が迫水大使に質問した。

「どこに行くって、シャノワールだよ」

「「シャノワール」」

「まあ私に、着いて来てくれ」

「「はあ」」

直哉とさくらは、迫水の後を付いて行った。

シャノワール前・・・

「着いたよここがシャノワールだよ」

「「ここがシャノワールですか」」

「賑やかな所なんですね」

「そりゃそうさ、巴里じゃ夜はここが賑やかさ」

「あ、ミスター迫水」

その時店の受付穣が、迫水に声をかけた。

「おーシー君支配人は中にいるかな?」

「はい、いますよ」

「ありがとう、それじゃあ行こうか」

「「はい」」

3人は、店の中に入ると、席に座って暫くすると、美人女性と言ってもおかしくない女性がやって来た。

(うわあ、直哉君見てよ、あの人綺麗だよ)

(そうだね大人の女性てのが、すぐにわかるね)


「ミスター迫水今日は如何したんだい?」

「頼んでいた人材が来たのかい?」

「いやそれは、先週帝都を発ったとの連絡を受けたよグラン・マ」

「そうかい」

「だから来月の頭にこちらに着くだろう」

(ねえ直哉君この二人が言ってる人材て、大神さんの事かな?)

(多分そうだと思うよ、さくらちゃん)

「所で.ミスター迫水この二人は?」

グラン・マが、直哉とさくらを見る。

「ああ、グラン・マこの二人は、私の友人の子供でしてね、二人は、昨年結婚したんで、私の所である巴里に挨拶と新婚旅行に来たんで、一緒に来たんですよ」

「成る程ね、二人共新婚旅行は一生の思い出にするんだよ」


「「はい」」

「でもこの女の子は見た事があるきがするよ、思い出せないけど」


その後、雑談しながら、待っていると、シャノワールの自慢のショーが始まった。


そして、ショーの演者の中には、直哉とさくらが後に出合うことになる。エリカ・フォンティーヌの姿があった。


ショーの終了後


シャノワールからの帰宅中・・・

「どうだったね、二人共こちらのショーは?」

「凄かったです、ねえ直哉君?」

「うん、でも協調性が帝劇に比べてないきがする」

「そこは、直哉君仕方が無いよ、ここは個人を主体の巴里だからね」

「迫水さん今日僕達が行ったシャノワールこそが、帝都にある僕達の家でもある。大帝国劇場の役割を果たすんですね」

「ああ、そうだ、直哉君君の両親がしたように、私達も巴里華撃団を作り上げたんだ」

「出来る事なら直哉君に総司令をしてもらいたいが、君は帝国華撃団君の両親の意思を受け継いでいるからね」

「迫水さん」

「私は知ってるよ、天海達や、昨年勃発した黒鬼会との戦いは、名目上では大神一郎と言う青年が阻止した事になってるが、君が仲間を一つにしたんだろ?」

「そ、それは・・・」


「確かに最初は僕がしてましたけど、あの大戦は、中盤からは大神さんの力のおかげですよ」

「まあ直哉君が言うのだから、本当なのだろうけど君の力の賜物だと思ってるよ」

「そうだよ、直哉君自信を持ってよ」

「さくらちゃん」

「さて着いたぞ、ここが巴里にいる間の君達の新居だ」


そして直哉とさくらは迫水と判れ、新居に入って行った。


時が進み3週間後・・・

ついに、大神とスバル、エリオを乗せた船が、巴里に到着した。そしてついに第3の物語の幕が開いたのだった。




 

 

欧州は花の都へ到着・・・前編


時は太正15年5月・・・

大神達を乗せた船は予定通り、欧州に着いた。

「「やっと着きましたね巴里に大神さん」」

「何言ってんだい二人共まだここは巴里じゃないぞ」


「「ええーーそんな」」

「巴里に行くならここから汽車で後3時間はかかるぞ」

今の大神の言葉は、スバルとエリオにとっては、地獄への片道切符に等しかった。

「エリオごめん私、先に逝くから」

「駄目ですよ、スバルさんスバルさん」

「あーあもうすぐ巴里の美味しいお菓子が食べられるのになあ」

大神がそう言うと、スバルは起き上がった。

「お菓子ーーー」

(スバル君のことなのはちゃんに、聞いててよかった)

大神はスバルの事を聞いていて、つくづく良かったと思っていた。


そして3人は巴里行きの汽車に乗った。

それから3時間後・・・

大神達3人を乗せた巴里行きの汽車が目的地の巴里に着いた。

「はあ、今度こそ巴里に着いたね、エリオ」

「そうですねスバルさん。大神さん僕達はこれからどこに行くんですか?」

エリオが大神に質問をする。

「ああ、これから俺達は一度パリ市内にある。日本大使館に挨拶に行くよ」

「「わかりました」」

3人はパリ市内にある日本大使館に向かった。

そのころ先に来て、新婚旅行を楽しんでいる直哉とさくらは・・・

「直哉君今日はどこに行くの?」

「先ほど迫水大使から連絡があって、大神さん達3人が巴里に着いたんだって」

「え、そうなのなら今日からは、夜のお出かけにしたほうがいいかしら?」

「今日はその方がいいかもね」

「わかったわ」

時は大神達が日本大使館に着いた頃まで遡る。


日本大使館内大使館室・・・

「大神一郎中尉、ただいまこちらに着任しました」

「やあ、君が大神一郎君かい、帝都での事など、聞いてるよ、ここでも頑張ってくれたまえ」

「おっといかん、僕の名前は、迫水だ。一応君の上司だからよろしく、そして君がスバル君に、エリオ君だねよろしくね」

「ええーー何故私の事を、知ってるんですか?」

スバルが、迫水大使に質問する。

「ああ、それは君達二人については、帝国華撃団総司令の紫藤直哉君から事前に連絡を受けてたからね、そして君達の後ろ盾になってくれと、頼まれたからね」

「ああ、成る程だから直哉が、大使に連絡したんですね」

「そう言うことだよ、大神君」

「「ええ、どういう事ですか?」」

「いいかい君達は、この世界の人間じゃないでしょ?」

「「ええ、そうです」」

「そんな君達がこの世界の事件に巻き込まれたら困るだろ」

「「確かに」」

「そうなった時の為の後ろ盾さ」

「よし3人とも今日の夜に良い所に連れて行くよ。だから時間まで巴里観光しておいで」


「「やったーーー」」

「しかし、大使?」

「良いんだよ大神君これは、あの二人の不安を捨てさせる為なのだから」

!!

「成る程わかりました」

そして大神達は、日本大使館を後にし、巴里観光に出かけた。


巴里観光中の大神達・・・


「楽しいねエリオ」

「そうですねスバルさん」

スバルとエリオが、観光を楽しんでいる頃大神は、二人から離れていた時に、赤い修道服を着ている少女と出会っていた。






 

 

欧州は花の都へ到着・・・中編

「ああーーー貴方日本人ですよね?」

「そ、そうだけど、君は誰?」

「私はエリカです、私日本人に聞きたい事があるんですが、聞いていいですか?」


「ああ、いいよ」

「じゃあ遠慮なく、貴方は、ちょんまげを何故、してないんですか?」

「え、ちょんまげ?」

「うーん今は、帝都でも、一部の人がしてるくらいだよ」

「えーそうなんですか、ショックです」

二人が話していると、蒸気車が、暴走し二人を襲った。


「危ない!!」

「キャア」

大神は、何とかエリカを庇いながら暴走車から離れていった。

その時、騒ぎを聞きつけたエリオと、スバルが大神にと合流した。

「「大丈夫ですか大神さん」」

「ああ、スバル君、エリオ君俺は大丈夫だよ」

(あ、あれは、もしや霊力なのか?)

大神は見た。暴走車に、閉じ込められている運転手に、エリカと名乗った少女が不思議な光を出し、運転手に当て、治療をしているのを。


「どうしたんですか大神さん?」

「何でもないよエリオ君。さて観光の続きと、行こうか」

「「はい」」

そして大神達は、巴里観光を続けた。

夕方

日本大使館前・・・

「やあ待たせたね、大神君、スバル君、エリオ君」

「巴里観光は楽しかったかい?」

「「はい」」

スバルとエリオは、大きな声で返事をした。

「しかし、大神君も災難だったね、暴走車の事故に、直面するなんて」

「ええ、自分も驚きましたよ」

「いいじゃないか、嫌な事は、これから行く場所で忘れたまえ」

「大使これから自分達は、何処に行くんですか?」

「まあまあ着いてからのお楽しみだよ、大神君」


迫水に大神達3人が連れられてこられた場所は、以前直哉とさくらの二人が連れられて来たシャノワールだった。

シャノワール前・・・

「ミスター迫水いらっしゃい」

「やあ、シー君支配人はいるかな?」

「はい、いますよミスター迫水、今日はお連れの方が違いますね」

「ああ、今日は大使館に新しい職員が来たのでね」

そう言いながら、迫水と大神達は、シャノワールの中に入った。

「「うわあ、綺麗な所だ」」

「スバルさん見てください、ステージですよ」

「本当だね、シャノワールって大帝国劇場みたいだ」

「おや君達、そう言えば、大帝国劇場で少しの間お世話になっただったね」

「「ええ、そうです。私と僕が、代表で先に来たんですよ」」

「成る程ね」

「おや今日も来たのかい?ミスター迫水」

「酷いですな、グラン・マ、今日は貴女に挨拶に来たのは彼を連れて来たんですよ」

「大神君挨拶してくれたまえ」

「はい、俺は帝国海軍中尉大神一郎です。自分は特別留学生として、巴里に来ました。よろしくお願いします」

「よろしく頼むよムッシュ大神」

そして大神達はシャノワールでの楽しい時間を過ごし、シャノワールを出て大神の寝泊りするアパートにやって来た。

「さあ着いたぞ大神君ここが、君のパリでの家になるアパートだよ」

「え、俺だけですか?」

「ああ、そうだよスバル君とエリオ君は、まだ未成年らしいから、私の家で寝泊りしてもらうよ」

「成る程わかりました」

大神はスバルたちと別れ、スバルとエリオは、迫水の家に着くと、そこで帝都にいるはずの直哉とさくらに出会った

「「お帰りスバル、エリオ」」

「「ええーーどうしてここに直哉さんとさくらさんが居るのーー」」

二人は突然の事に驚いていた。




 

 

3章 巴里は燃えているか 突然の新婚旅行後編


日本大使館前・・・

「やあ、お待たせ二人共、それじゃあ行こうか」

「「迫水大使、今からどこに行くんですか?」」

二人が迫水大使に質問した。

「どこに行くって、シャノワールだよ」

「「シャノワール」」

「まあ私に、着いて来てくれ」

「「はあ」」

直哉とさくらは、迫水の後を付いて行った。

シャノワール前・・・

「着いたよここがシャノワールだよ」

「「ここがシャノワールですか」」

「賑やかな所なんですね」

「そりゃそうさ、巴里じゃ夜はここが賑やかさ」

「あ、ミスター迫水」

その時店の受付穣が、迫水に声をかけた。

「おーシー君支配人は中にいるかな?」

「はい、いますよ」

「ありがとう、それじゃあ行こうか」

「「はい」」

3人は、店の中に入ると、席に座って暫くすると、美人女性と言ってもおかしくない女性がやって来た。

(うわあ、直哉君見てよ、あの人綺麗だよ)

(そうだね大人の女性てのが、すぐにわかるね)


「ミスター迫水今日は如何したんだい?」

「頼んでいた人材が来たのかい?」

「いやそれは、先週帝都を発ったとの連絡を受けたよグラン・マ」

「そうかい」

「だから来月の頭にこちらに着くだろう」

(ねえ直哉君この二人が言ってる人材て、大神さんの事かな?)

(多分そうだと思うよ、さくらちゃん)

「所で.ミスター迫水この二人は?」

グラン・マが、直哉とさくらを見る。

「ああ、グラン・マこの二人は、私の友人の子供でしてね、二人は、昨年結婚したんで、私の所である巴里に挨拶と新婚旅行に来たんで、一緒に来たんですよ」

「成る程ね、二人共新婚旅行は一生の思い出にするんだよ」


「「はい」」

「でもこの女の子は見た事があるきがするよ、思い出せないけど」


その後、雑談しながら、待っていると、シャノワールの自慢のショーが始まった。


そして、ショーの演者の中には、直哉とさくらが後に出合うことになる。エリカ・フォンティーヌの姿があった。


ショーの終了後


シャノワールからの帰宅中・・・

「どうだったね、二人共こちらのショーは?」

「凄かったです、ねえ直哉君?」

「うん、でも協調性が帝劇に比べてないきがする」

「そこは、直哉君仕方が無いよ、ここは個人を主体の巴里だからね」

「迫水さん今日僕達が行ったシャノワールこそが、帝都にある僕達の家でもある。大帝国劇場の役割を果たすんですね」

「ああ、そうだ、直哉君君の両親がしたように、私達も巴里華撃団を作り上げたんだ」

「出来る事なら直哉君に総司令をしてもらいたいが、君は帝国華撃団君の両親の意思を受け継いでいるからね」

「迫水さん」

「私は知ってるよ、天海達や、昨年勃発した黒鬼会との戦いは、名目上では大神一郎と言う青年が阻止した事になってるが、君が仲間を一つにしたんだろ?」

「そ、それは・・・」


「確かに最初は僕がしてましたけど、あの大戦は、中盤からは大神さんの力のおかげですよ」

「まあ直哉君が言うのだから、本当なのだろうけど君の力の賜物だと思ってるよ」

「そうだよ、直哉君自信を持ってよ」

「さくらちゃん」

「さて着いたぞ、ここが巴里にいる間の君達の新居だ」


そして直哉とさくらは迫水と判れ、新居に入って行った。


時が進み3週間後・・・

ついに、大神とスバル、エリオを乗せた船が、巴里に到着した。そしてついに第3の物語の幕が開いたのだった。




 

 

欧州は花の都へ到着・・・前編


時は太正15年5月・・・

大神達を乗せた船は予定通り、欧州に着いた。

「「やっと着きましたね巴里に大神さん」」

「何言ってんだい二人共まだここは巴里じゃないぞ」


「「ええーーそんな」」

「巴里に行くならここから汽車で後3時間はかかるぞ」

今の大神の言葉は、スバルとエリオにとっては、地獄への片道切符に等しかった。

「エリオごめん私、先に逝くから」

「駄目ですよ、スバルさんスバルさん」

「あーあもうすぐ巴里の美味しいお菓子が食べられるのになあ」

大神がそう言うと、スバルは起き上がった。

「お菓子ーーー」

(スバル君のことなのはちゃんに、聞いててよかった)

大神はスバルの事を聞いていて、つくづく良かったと思っていた。


そして3人は巴里行きの汽車に乗った。

それから3時間後・・・

大神達3人を乗せた巴里行きの汽車が目的地の巴里に着いた。

「はあ、今度こそ巴里に着いたね、エリオ」

「そうですねスバルさん。大神さん僕達はこれからどこに行くんですか?」

エリオが大神に質問をする。

「ああ、これから俺達は一度パリ市内にある。日本大使館に挨拶に行くよ」

「「わかりました」」

3人はパリ市内にある日本大使館に向かった。

そのころ先に来て、新婚旅行を楽しんでいる直哉とさくらは・・・

「直哉君今日はどこに行くの?」

「先ほど迫水大使から連絡があって、大神さん達3人が巴里に着いたんだって」

「え、そうなのなら今日からは、夜のお出かけにしたほうがいいかしら?」

「今日はその方がいいかもね」

「わかったわ」

時は大神達が日本大使館に着いた頃まで遡る。


日本大使館内大使館室・・・

「大神一郎中尉、ただいまこちらに着任しました」

「やあ、君が大神一郎君かい、帝都での事など、聞いてるよ、ここでも頑張ってくれたまえ」

「おっといかん、僕の名前は、迫水だ。一応君の上司だからよろしく、そして君がスバル君に、エリオ君だねよろしくね」

「ええーー何故私の事を、知ってるんですか?」

スバルが、迫水大使に質問する。

「ああ、それは君達二人については、帝国華撃団総司令の紫藤直哉君から事前に連絡を受けてたからね、そして君達の後ろ盾になってくれと、頼まれたからね」

「ああ、成る程だから直哉が、大使に連絡したんですね」

「そう言うことだよ、大神君」

「「ええ、どういう事ですか?」」

「いいかい君達は、この世界の人間じゃないでしょ?」

「「ええ、そうです」」

「そんな君達がこの世界の事件に巻き込まれたら困るだろ」

「「確かに」」

「そうなった時の為の後ろ盾さ」

「よし3人とも今日の夜に良い所に連れて行くよ。だから時間まで巴里観光しておいで」


「「やったーーー」」

「しかし、大使?」

「良いんだよ大神君これは、あの二人の不安を捨てさせる為なのだから」

!!

「成る程わかりました」

そして大神達は、日本大使館を後にし、巴里観光に出かけた。


巴里観光中の大神達・・・


「楽しいねエリオ」

「そうですねスバルさん」

スバルとエリオが、観光を楽しんでいる頃大神は、二人から離れていた時に、赤い修道服を着ている少女と出会っていた。






 

 

欧州は花の都へ到着・・・中編


「ああーーー貴方日本人ですよね?」

「そ、そうだけど、君は誰?」

「私はエリカです、私日本人に聞きたい事があるんですが、聞いていいですか?」


「ああ、いいよ」

「じゃあ遠慮なく、貴方は、ちょんまげを何故、してないんですか?」

「え、ちょんまげ?」

「うーん今は、帝都でも、一部の人がしてるくらいだよ」

「えーそうなんですか、ショックです」

二人が話していると、蒸気車が、暴走し二人を襲った。


「危ない!!」

「キャア」

大神は、何とかエリカを庇いながら暴走車から離れていった。

その時、騒ぎを聞きつけたエリオと、スバルが大神にと合流した。

「「大丈夫ですか大神さん」」

「ああ、スバル君、エリオ君俺は大丈夫だよ」

(あ、あれは、もしや霊力なのか?)

大神は見た。暴走車に、閉じ込められている運転手に、エリカと名乗った少女が不思議な光を出し、運転手に当て、治療をしているのを。


「どうしたんですか大神さん?」

「何でもないよエリオ君。さて観光の続きと、行こうか」

「「はい」」

そして大神達は、巴里観光を続けた。

夕方

日本大使館前・・・

「やあ待たせたね、大神君、スバル君、エリオ君」

「巴里観光は楽しかったかい?」

「「はい」」

スバルとエリオは、大きな声で返事をした。

「しかし、大神君も災難だったね、暴走車の事故に、直面するなんて」

「ええ、自分も驚きましたよ」

「いいじゃないか、嫌な事は、これから行く場所で忘れたまえ」

「大使これから自分達は、何処に行くんですか?」

「まあまあ着いてからのお楽しみだよ、大神君」


迫水に大神達3人が連れられてこられた場所は、以前直哉とさくらの二人が連れられて来たシャノワールだった。

シャノワール前・・・

「ミスター迫水いらっしゃい」

「やあ、シー君支配人はいるかな?」

「はい、いますよミスター迫水、今日はお連れの方が違いますね」

「ああ、今日は大使館に新しい職員が来たのでね」

そう言いながら、迫水と大神達は、シャノワールの中に入った。

「「うわあ、綺麗な所だ」」

「スバルさん見てください、ステージですよ」

「本当だね、シャノワールって大帝国劇場みたいだ」

「おや君達、そう言えば、大帝国劇場で少しの間お世話になっただったね」

「「ええ、そうです。私と僕が、代表で先に来たんですよ」」

「成る程ね」

「おや今日も来たのかい?ミスター迫水」

「酷いですな、グラン・マ、今日は貴女に挨拶に来たのは彼を連れて来たんですよ」

「大神君挨拶してくれたまえ」

「はい、俺は帝国海軍中尉大神一郎です。自分は特別留学生として、巴里に来ました。よろしくお願いします」

「よろしく頼むよムッシュ大神」

そして大神達はシャノワールでの楽しい時間を過ごし、シャノワールを出て大神の寝泊りするアパートにやって来た。

「さあ着いたぞ大神君ここが、君のパリでの家になるアパートだよ」

「え、俺だけですか?」

「ああ、そうだよスバル君とエリオ君は、まだ未成年らしいから、私の家で寝泊りしてもらうよ」

「成る程わかりました」

大神はスバルたちと別れ、スバルとエリオは、迫水の家に着くと、そこで帝都にいるはずの直哉とさくらに出会った

「「お帰りスバル、エリオ」」

「「ええーーどうしてここに直哉さんとさくらさんが居るのーー」」

二人は突然の事に驚いていた。







 

 

欧州は花の都へ到着・・・後編1


さあ着いたぞ大神君ここが、君のパリでの家になるアパートだよ」

「え、俺だけですか?」

「ああ、そうだよスバル君とエリオ君は、まだ未成年らしいから、私の家で寝泊りしてもらうよ」

「成る程わかりました」

大神はスバルたちと別れ、スバルとエリオは、迫水の家に着くと、そこで帝都にいるはずの直哉とさくらに出会った

「「お帰りスバル、エリオ」」

「「ええーーどうしてここに直哉さんとさくらさんが居るのーー」」

二人は突然の事に驚いていた。

「やっぱり驚いてるよ、さくらちゃん」

「ふふ、そうだね直哉君」

「「そりゃあ驚きますよ、直哉さんさくらさん。お二人は何時からこちらに来てたんですか?」」

「「うーん1ヶ月前から」」

直哉とさくらが、スバルと、エリオの質問に答える。

「「ええーー嘘ー」」

「1ヶ月前て、直哉さんはともかくさくらさんは僕達を見送ってくれたんですよ、僕達より先に、巴里に着く事は無理なはずですよ」

「普通ならそうだね、エリオ君の言う通りだよ、でも君達何かを、忘れて無いかい?」

「「え、マ、まさか魔法ですか?」」

「半分当たりだよ、でも正確に言えば違うんだけどね」

「そうだね、直哉君。私達は新婚旅行と飛行魔法の実験で、ここに来たから」

「「ええーー飛行魔法の実験で、ここに来たんですか?」」

「「うん」」

「誰が、直哉さん達に、そんな事をさせたんですか?」

「君達に部隊長がね、今回の事で、僕達が本格的に協力する事になってね、そのお返しで僕達に飛行魔法を制御する装置をくれて、今回僕とさくらちゃんの量子甲冑が選ばれたんだよ」

「成る程、そういう事ですか?」

エリオとスバルは、直哉の説明を聞き、納得した。

「スバル君と、エリオ君、僕達が、巴里に来ている事を、大神さんには、暫く黙っていてくれないか?」

「「え、何故ですか?」」

「それは大神さんが、この地巴里に来た真の意味を知るまでは、僕達そして、スバル君や、エリオ君が、追っている敵の事を、大神さんに言うわけにはいかないんだ」

「それに君達の敵に関しても、僕達も見た事が無いということもあり、不用意に情報を出せないんだ、それはわかるよね?二人共」

「「はい」」

「それじゃあ、さくらちゃん僕達は帰ろうか」

「わかったわ直哉君」

直哉とさくらは、スバルたちと別れ、借りているアパートに戻った。


次の日・・・

大神は、朝起きると、今までいた大帝国劇場とは異なる景色に戸惑った。


「ああ、俺巴里に来たんだっけ」

大神はすばやく身支度を済ませ、近くのカフェで、朝食を食べる為に部屋を出ると、カフェに向かうのだった。

大神朝食中・・・

「あーいた、やっと見つけましたよ、グリシーヌさん」

「ほふぇ、君ふぁ?」

「本当にこの男なのか?エリカ」

「はい写真と、同じ人です」

「おいお前の名はなんと言うのだ?」

「俺の名は大神一郎だ」

「ふむ、大神とやら、忠告してやる。怪我をしたくなければ、即刻祖国に帰ることだ」

「失礼する」

グリシーヌと言う少女はどこかに行ってしまった。

そして大神は朝食を最下位賞としたが、エリカという少女が、気になり聞いてみた。

「ねえいいの?、友達行ったけど」

「え、ああ本当だ!!」

大神は、エリカという少女が気になり、一緒に行動することにした。


暫くして・・・

大神達が巴里市内を、歩いていると突如ウサギのような怪人が現れ、街を破壊するように機械人形に命令した。

「ウーサッサこの街は俺様のもんだピョン」


「大神さんシャノワールに行きますよ」

大神はわからないままエリカに連行されて行った。






 

 

欧州は花の都へ到着・・・後編2


暫くして・・・

大神達が巴里市内を、歩いていると突如ウサギのような怪人が現れ、街を破壊するように機械人形に命令した。

「ウーサッサこの街は俺様のもんだピョン」


「大神さんシャノワールに行きますよ」

大神はわからないままエリカに連行されて行った。

「ちょっとちょっとエリカ君。何で、シャノワールに行くんだい?それにあのウサギのような奴は一体?」

「大神さんあれが、巴里を襲う敵なんです」

「敵だって!!エリカ君君は一体何者なんだい?」

「・・・私は・・・」

その時大神達は、シャノワールに着いた。

そしてすぐさま、大神は、エリカに地下司令室に繋がる。ダストシュートに案内され、地下司令室に着いた。

シャノワール地下司令室・・・

「ここは?何処だ」

「よく来たね、ムッシュ」

!!

「あ、貴女は、シャノワールの支配人、それに迫水大使、どうしてここにいるんですか?それにここはそこなんですか?」

「ここはね、ムッシュ、巴里華撃団の本部なのさ」

「巴里華撃団?」


「そう、ムッシュは、知っているだろう。紫藤卓と紫藤桜花が、霊的災厄が起きることを危惧し、世界に帝国華撃団のような組織を作ろうとしていたことを」

「いえ俺は、帝国華撃団を立ち上げたのしか聞いてませんが」

「そんな二人も4年前の海難事故で、亡くなった時、私達は後悔したよ」

「何で彼女達が生きている内に、出来なかったとね」

「そして出来上がったのが、昨年なんだ」

「そして大神君、君が、帝都から来た真の理由がこれだ」

「ムッシュ大神貴方は、巴里華撃団の隊長をしてもらう為に、巴里に来てもらったのさ」

「帝都の、帝国華撃団の司令もムッシュを出すのは渋っていたからね」

!!


(直哉・・・ありがとう)

「帝国華撃団には、私が交渉して、何とか君を呼ぶことが出来たんだ。君の力を見せてくれたまえ」


「はい」

「それじゃあ次は、隊員の紹介だよ。エリカからだよ」

「はーい、エリカ・フォンティーヌです。よろしくお願いしますね、大神さん」

「グリシーヌ・ブルーメールだ、貴公が隊長に相応しいか、私自らが見極めてやる」

「ああ、二人共頼むよ」

「さあ、ムッシュ、出撃命令を頼むよ」

「はい、巴里華撃団出撃せよ!!目標地点凱旋門」

「「了解」」

そして大神達巴里華撃団は、初陣を飾った。

そのころ直哉とさくらは・・・

「直哉君敵が出たみたいだけど、私達はどうする?」

「とりあえずエリオ君とスバル君二人と、合流しょう。さくらちゃん」

「そうねあの二人は、帝国華撃団の仲間だもんね」

直哉とさくらは、スバル達と合流する為日本大使館に向かった。

日本大使館前・・・

「あ、直哉さん、さくらさん」

「エリオ君無事?」

「はい」

「エリオ君、スバル君は?」

「あ、スバルさんなら、まだ寝てます」

「「ええーーー嘘ーーー」」

直哉とさくらは、驚いていた。

「さくらさんどうしたんです、そんなに驚いて?」

「エリオ君よく聞いて、敵が出たの」

「え、敵が?僕達の敵ですか?」

「いや、今回出たのは、僕達の世界の敵でだから安心してくれ」

「そうですか、なら大神さんに任せた方がいいですね」

「ああ、だが何か起きても良い様に、準備はしておいてくれ」

「はい」

そのころ凱旋門では・・・

「ウーサッサもう少しでこの街のシンボルが倒壊するピョン」

「そんな事は差せん!!」

「誰だピョン」

「「「巴里華撃団参上!!」」」」

「パエリア歌劇団?変な名前ピョンね」

「パエリアじゃないです。巴里華撃団です」

「行けポーン共、奴らを倒すピョン」

こうして戦いは始まった。

戦闘終了後・・・

「何故だピョンプレリュードが、そして俺様が敗れるなんてありえないピョン」

そして、ウサギ型怪人シゾーは自身の蒸気獣プレリュードの爆発に巻き込まれて、姿を消した。


その後、大神は勝利のポーズをしたが、エリカとグリシーヌは、恥ずかしさがあり、ポーズをとらなかった。

こうして、巴里華撃段は、初陣を勝利で飾ったのだった。






 

 

サーカスでの再会と運命の出会い前編


巴里華撃団が、ウサギ怪人シゾーを倒してから2日後・・・

直哉とさくらは、スバルと、エリオをサーカスに連れて行くことにした。

「直哉さん。今日は何で、私とエリオが、サーカスに行くんですか?」

「ああ、さくらちゃんと僕が、気にしてる子供がいるんだ、その子と会ってくれないか?」

「わかりました直哉さん」


そして、直哉達4人はサーカス会場に向かった。

サーカス会場・・・

「あ、お兄さんお姉さん。また来てくれたんだ」

「「コクリコ元気だった?」」

「僕はいつでも元気だよ」

「そうなのかい?それなら良かった。今日はコクリコに僕達の知り合いの子を、紹介したくて来たんだ」

「え、友達を?」


コクリコがそう言うと、エリオとスバルがコクリコの前に出た。


「初めまして、コクリコちゃん。僕はエリオと言いますそして僕の隣にいるのが、僕の友達のスバルだよ」


「よろしくね、コクリコちゃん」

「よろしくエリオにスバルだね、嬉しいなあ、こっちに来て始めての友達が出来たよ」

「良かったね直哉君」

「うんそうだね、さくらちゃんこれでコクリコも寂しさから少しは解放されればいいけどね」

「そうねアイリスもそうだけどあの子達の年代は、いろんな事に興味を持つことが、大事だしね」

「そうだね僕の場合は、なのはにトラウマを植え付けられたけど」

「ふふ、いいじゃない」

大帝国劇場・・・

「ヘクチ」

「なのは風邪?」

「ううん違うよ、多分誰かが、噂してるんだよ、フェイトちゃん」


「ねえなのはスバルとエリオ大丈夫かな?」

「フェイトちゃん・・・大丈夫だよ、向こうには、兄さんとさくらさんがいるんだから」

「なのは・・・そうだね、姉さんと直哉さんがいるからね」

「それにあの子達に危険があれば、兄さんが連絡くれる手はずだしね」

「そうなんだなら、安心だ」

再び舞台は、巴里へ・・・

エリオとスバルがコクリコと出会って、1週間後・・・

シャノワールでは、巴里華撃団とって重大な話し合いが行われていた。

地下司令室・・・

「さて二人共聞いてくれ、我々巴里華撃団は、先日の初陣では、怪人には勝てたが、これからもそう上手く行くという保障はない」

「アマちゃんだな隊長、勝てぬなら潔く死を選べばいいではないか?」

「確かに巴里ではそういう考えが、普通だね」

「でも死ぬ事は、駄目ですよ」

「そうだ、俺もエリカ君の意見に賛成だ」

「大神さん・・・」

「それじゃムッシュどうするべきか考えているのかい?」

グラン・マが、大神に聞く。

「ええ、巴里の街に俺達の仲間に、なれる人物がいるはずです」

「成る程スカウトすると言うわけかい?、ムッシュ」

「はい」

「よし、今回はそれで行くよ、ムッシュとエリカは、街に行きそれらしい人物を探しといで」

「「了解です」」

大神とエリカは、町に向かった。


そのころ巴里の街ではこんな噂話があった。

夜になるとで出てくる蛇の化け物がいると。

大神とエリカに話をした人全員が、その話をしていた。

そして夕方となり、エリカがサーカスに行きたいと言いはじめ、大神とエリカは、サーカス会場に向かった。

そこで二人は、一人の少女と出会うのだった。






 

 

サーカスでの再会と運命の出会い後編


「成る程スカウトすると言うわけかい?、ムッシュ」

「はい」

「よし、今回はそれで行くよ、ムッシュとエリカは、街に行きそれらしい人物を探しといで」

「「了解です」」

大神とエリカは、町に向かった。


そのころ巴里の街ではこんな噂話があった。

夜になるとで出てくる蛇の化け物がいると。

大神とエリカに話をした人全員が、その話をしていた。

そして夕方となり、エリカがサーカスに行きたいと言いはじめ、大神とエリカは、サーカス会場に向かった。

そこで二人は、一人の少女と出会うのだった。

「あれ、お兄さんとお姉さんは誰、サーカスはまだ準備中だよ」

「ああ、ごめん俺たちは・・・」

「「あれ、大神さんどうしてここに来てるんですか?」」

「エリオにスバル君どうしてここに?」

「僕たちは、コクリコに誘われてるんですよ」

「ねえ、エリオこのお兄さんと知り合いなの?」

「そうだよでも、隣の人は知らないよ」

「酷いです。エリカの事知らないなんて」

「エリカ君、それは仕方が無いだろう。エリオ君とスバル君と今始めて会ったんだから」

「あ、そう言えばそうでした」

「コクリコ何してるの早くしないと、もうすぐ時間よ」

「わかったよ、カルチェラ」

「コクリコあの人は?」


エリオがコクリコに聞く。

「あの人は、最近一座に来た、カルチェラだよ」

「さあ皆行こう」


そしてサーカスは始まり、コクリコのマジックのアシスタントにエリカが選ばれ、お客は満足していた。


そのころ一つの事件が起きた。サーカスの団長が何者かに殺されてしまった。団長がコレクションとして、集めていた、宝石が全て無くなったのだった。

そのころ直哉とさくらは・・・

「ねえ、直哉君今回の事件どう思う?

「最近騒ぎになってる連続宝石強盗事件の事?さくらちゃん」

「うん」

「さくらちゃんこれは僕の予想だけど、今回の宝石強盗は、人間じゃないかもしれない」

「え、どういう事直哉君?」

「僕ね一つ疑問があるんだ、犯人はどうやってあれだけの宝石を、警察が見つけられない場所があったとしても、警察が宝石を一つも見つけられないのは、おかしいよね」


「そう言われれば、そうね」

「仮に犯人が、怪人なら宝石を食べる可能性があるよね、宝石に含まれる成分が主食なら、食べるから証拠は残らないよね」

「もし直哉君の予測通りなら宝石と言う証拠が無いその上で警察に手は出せなくなる」

「そうだねさくらちゃん」

「後は大神さんに任せよう」

「そうだね直哉君」

二人は、眠りについた。

翌日・・・

シャノワール

「これは・・・ロランス卿すごいじゃないか」

「そうでしょうこの宝石明日からコンコルド広場で展示するんですよ」

「あ、おじさん」

「おやおやコクリコじゃないいですか?珍しい所で会いますね」

「僕サーカスクビになって今はここで働いてるんだ」

「そうだったんですね、それでは失礼します」

そしてロランス卿はシャノワール後にした。そして翌日・・・

コンコルド広場では・・・

「私に、その宝石を渡しな」

「嫌ですそれは」

「ならいいさ、あんたもろとも、食ってやる、出でよ蒸気獣ベルスーズ」

蛇女が自分の蒸気獣をだした時、4人になった巴里華撃団が到着した。

「おじさん大丈夫?ここは僕達に任せて」

コクリコがそう言うと、ロランス卿は、会釈をし、安全な場所に移動した。


「会いたかったよ、巴里華撃団、ピトン様を倒せるかな?」

「何を言っている勝つのは、我らだ」

そして戦いが始まり、ピトンと蒸気獣ベルスーズは、コクリコの必殺技により倒された。 

 

サムライvs貴族前編

太正15年6月上旬・・・

大神、スバル、エリオが帝都から来て約一月大神は、巴里華撃団の隊長任務は、すでに怪人を二人倒していたが、エリオとスバルの追っている犯罪者は未だに見つからない状態だった。

ピトン撃破から3日後・・・

未だにチームプレイが、出来ていない為、大神は巴里華撃団全員で、遊ぶ事を提案し、公園に来ていた

「皆で羽根突きをするぞ」

「ハネツキ?それは何なのイチロー」

そして大神は、ハネツキの説明を始めた。

「ふむ、こちらで言う、テニスと同じような物か」

「うんそうだね、グリシーヌが、俺にテニスのルール教えてくれたから、みんなに簡単に教えることが出来たよ、ありがとう」

「貴公は、そうやっていつもペコペコと、頭を下げれるな、貴公には、男としてのプライドはないのか?」

ぐりしーぬが大神に問いかけるが、大神は無言を貫き、それを見たグリシーヌは、公園を出て行った。

そして、残った大神エリカ、コクリコはシャノワールの今日の営業の準備をする為、シャノワールに戻った。


そのころ迫水大使に、呼ばれた直哉とさくらは、日本大使館に来ていた。

「やあ、おはよう直哉君、さくらさん」

「「おはようございます。迫水大使」」

「すまないね二人共朝早くから呼んで」

「それは構いませんが、迫水大使僕達を呼んだ理由は、何ですか?」

直哉が、迫水大使に聞く。

「直哉君君は、このまま巴里華撃団は、怪人に勝ち続けることが出来るかね?」

「・・・それは、さくらちゃん答えてあげて」

「わかったわ、迫水さん、このままだと巴里華撃団は、何れ確実に、怪人達に敗北するでしょう」

「何だって!!」

迫水は、さくらの言葉を聞き、驚いていた。

「さくらさん何故、そこで断言出来るんだい?」

「それは、私達帝国華撃団にあるものが、巴里華撃団無いからです」

「君達にあって、彼らに無い物だって?」

「ええ、そうです」

「迫水大使もその内わかりますよ、それでは今日は僕達エッフェル塔に行きますので、いつも通りに、連絡を下さい」

「ああ、わかった」

そして、直哉達は日本大使館を出て、神桜武を置いてる場所に行った。

そして直哉は、帝劇に連絡を取った。

「あら、直哉君どうしたの?巴里で何かあったの?」

「ええ、かえでさん・・・実はですね」

直哉はかえでに、事情を話した。

「成る程ね、ちょうど良かったわ」

「え、どういう意味です?かえでさん」

「実はね・・・」


そしてその夜・・・

グリシーヌが、無断でシャノワールを休んでしまい、急遽予定を変更し乗り切った。

次の日・・・

大神、エリカ、コクリコの3人は、グリシーヌに事情を、聞くためブル-メール家に行き、そこで話の成り行きで、大神は、グリシーヌと、決闘する事になった。

そして決闘は、グリシーヌの勝利になり、大神、エリカ、コクリコの3人は、ブルーメール家で、暫くメイドとして働く事になった。

 

 

サムライvs貴族後編


大神とグリシーヌの決闘後の翌日・・・

大神とエリカとコクリコと、何故かスバルとエリオまでがグリシーヌの屋敷でメイドとして、働く事とになった。

「うう、どうして関係のない、僕達まで、こんな事をしないといけないんですか?」

(仕方が無いよ、エリオ直哉さんとさくらさんのお願いだからね)

(直哉さん達のお願いについて文句を言ってませんよ、僕はこの格好について言ってるんですよ)

「エリオ可愛いよ」

「やめてくださいよ、スバルさん。そういうことを言うのは」

大神達は全員メイド服に着替え、メイド長のタレブーさんに、基礎的なことを教わり、実地研修をしながら、メイドの仕事を覚えていく大神達と、スバル達。

「しかしグラン・マが、暫く住み込みで、グリシーヌの屋敷で働かせてくれたよな」

「やはりあの事がグラン・マにとって、気がかりなのか?」

回想・・・

クリシーヌ邸での結党後大神達は、シャノワールに戻ると、大神のみが,地下司令室に呼ばれ、大神は上級貴族連続事件の新聞記事と被害者の写真を見せた。

「ムッシュグリシーヌの屋敷で、メイドをするんだって?」

「はい、そういう事になりました」

「いいじゃないか、何事もチャレンジだよ、ちょうどいいムッシュこの記事とこの写真を見ておくれ」

「こ、これは」

「ああ、これは最近多発している。貴族殺しの被害者達だよ、犯人は全てに貴族を対象にしている可能性がある」

「つまり、グリシーヌが、狙われるというわけですか?」

「ああ、その可能性もあるから、注意しておくれ」

回想終了・・・

「・・・神」

「大神話を聞いてますか?」

「・・・え、何ですか?」

「はあ、いいですか、大神今日は、お嬢様にとって大事なお客様が来るので、粗相がない様に頑張るのです」

「「「はい」」」

「エリオとスバルの二人は、今日で最後でしたね、間もなくお迎えが来るそうなので、何もしなくていいですよ」

「「わかりました」」

そして一日が始まった。

エリオとスバルを迎えに来た、迫水と、グリシーヌのお客様であるリッシュ伯爵が同時にやって来た。

そしてグリシーヌ邸を後にした、迫水達は、途中でさくらと直哉と出会った。

「迫水大使は今すぐ逃げてください」

「どういうことかな?直哉君」

「先ほど、大使が、エリオ達にを迎えに行った時に、会った貴族こそが、貴族殺しの犯人なんです」

「何だって!!」

「「ええーーー」」

エリオとスバルも直哉の言葉を聞き、驚いていた。

「スバル、エリオ僕とさくらちゃんは、最悪なケースを考えて、自分達も戦いに介入する準備をするよ、エリオとスバルは、迫水大使の誘導と、街に被害が出そうならあれを、使ってくれ」

「「ッ了解です」」

その時グリシーヌ邸から、敵怪人の蒸気獣が現れ、蒸気獣は地下へと逃げ込んだ。

それを見た直哉達5人は、それぞれの場所に向かった。

大神達巴里華撃団も敵怪人を追い、地下下水道に入って行った。

途中分岐点で、大神とエリカそしてコクリコは自然と下水の中を歩いていった。


「ふ、躊躇なく、下水の中に入るか、自分には無理だな」

「そうだろうな、貴様は貴族だからな」

!!

「貴様、がは!!」

グリシーヌは敵蒸気獣の攻撃を受け、下水の中に落ちて、身動きが取れずにいた。

「貴様にとっては、苦痛だろう?」

怪人の言う通り、グリシーヌがこのような場所で、こんな辱めを受けていたと知られたら、貴族として生きる事は出来ないだろう。

その時大神達がやって来た。

「来たな巴里華撃団私の名は、レオンそして、私の蒸気獣マルシュだ勝負だ、大神一郎」


そして、戦いは巴里華撃団の勝利に終わったが、レオンは不気味な言葉を残した。

「もう地上は、壊滅しているだろう」

大神達は、急いで地上に行くと、シャノワールのグラン・マからの連絡を受け、帰還した。





 

 

驚愕!!新たな仲間は・・・泥棒前編

「グラン・マ街は大丈夫ですか?」

「ああ、何とか大丈夫だよ、正体不明の量子甲冑が、怪人のあやつるポーン共を1体だけで、全滅させたからね」

「「「ええーー」」」

「な、何だと!!」

「グラン・マそれで、その量子甲冑は何処に行ったんですか?」

「ムッシュ達が怪人を倒したのと同時に、どこかに行ったよ」

「そうですか」

「一体誰なのだ?我らも知らぬ量子甲冑を使うとは」

「でも僕達の味方だよね、ポーンを倒してくれたんだから」

「そうですね、その人たちは天使ですね」

「「「それは、ナイナイ」」」

「ええーー酷いです。皆」

「ははは、とりあえず今日は、解散だ」

「「「了解」」」


太正15年6月中旬・・・


大神達巴里華撃団が、3人目の怪人レオンを倒してから、一週間後・・・

今宵も、一つの芸術が、無残にも壊されてしまった。


「直哉君、今度は美術館で、有名な絵が、やられたって」

「また出たんだ。切り裂き魔が」

「ええ、そうみたいよ、警察が本気で犯人を探してるみたいだからね」

「でも何なんだろ?この犯人執拗に、絵を狙ってるよね」

あ、そう言えばそうね、絵に恨みでもあるのかしらね、そうだ直哉君。お昼から美術館行ってみない?」


「そうだねこの事件は、僕も気になるから行こう」

直哉とさくらは、被害の受けた美術館に、行く事にした。

そのころシャノワールでは・・・

今日も大神、エリカ、コクリコ、グリシーヌの4人がパリの街に出かけようとした時、グラン・マのメイドであるメルに、呼び止められた。


「大神さん待ってください」

「メル君どうした?」

「大神さんまだ仲間探ししますよね?」

「ああ、そのつもりだけど」


「ならこれを、使ってください」

「これは何なんだい?」

「これはシャノワールの技術スタッフが作り上げた、小型霊力測定装置です」

「これで霊力のある人が随分と探しやすくなるはずですよ」

「ありがとうメル君」

そして、大神達は、メルから小型霊力測定器を受け取り、パリの街に向かった。

暫くして・・・

大神達は、パリ市内の様々の場所に向かったが、なかなか、測定器に、反応するほどの人物がいなかった。

「なかなかいないねイチロー」

「そうだな、よし後行ってない墓地に行って帰ろう」

「そうですね」


「そうだな」

大神達が墓地に行くと、測定器が、強い反応を見せた。

!!


突然の事に驚く4人。そして装置が反応した人物を確認すると、そこにはグリシーヌの屋敷で生活している花火がいた。


「あらグリシーヌどうしたの?ここに来るなんて」

「ああ、少しな・・・それではな花火、私達は行く」

「はい」

グリシーヌ達は墓地から出て行った。

翌日・・・

シャノワール地下司令室では・・・


大神&コクリコが、エリカ&グリシーヌと口論していた。その訳は、昨日会った花火を巴里華撃団にスカウトすべきか否かと言う問題について口論をしていた。


大神とコクリコは、賛成で、エリカとグリシーヌは、反対だった。

なかなか双方の意見が、正論なゆえに、なかなか結論は出ない状態が続いていた。

そんな時グラン・マが新しい隊員候補の資料を持って来た。

「皆見ておくれ、私が見つけた新隊員だよ」

「「「「グラン・マ正気ですか」」」」

4人は資料を見て驚いていた。何故ならそこには、巴里の有名人と言っていいくらいの泥棒の名前が載っていたからだ。




 

 

驚愕!!新たな仲間は・・・泥棒後編


そんな時グラン・マが新しい隊員候補の資料を持って来た。

「皆見ておくれ、私が見つけた新隊員だよ」

「「「「グラン・マ正気ですか」」」」

4人は資料を見て驚いていた。何故ならそこには、巴里の有名人と言っていいくらいの泥棒の名前が載っていたからだ。

「相手は犯罪者なんだぞ」

「僕もそんな奴となんて、したくないよ」


「ああ、私は本気さ、ムッシュ、今彼女は、パリ郊外の留置所にいる。ムッシュとエリカは、ロベリア・カルリーニと接触しておいでいいね」

「「ええーーー」」

そして翌日・・・

エリカと大神は、パリ郊外にある。留置所に向かった。

留置所内・・・

「おいさっさと歩け」

「五月蝿い!!歩いてるだろうが」

「こいつ!!言わせておけば!!」

「やめろ!!こいつに会いに、グラン・マの使いが来る」

「チッなんでこいつに、会う奴がいるんだよ、こいつは懲役1000年の悪党なんだよ」

「愚痴るなよ、ほら来たぞ」

「・・・君が、ロベリア・カルリーニだな?」

「・・・ああ、そうだ、お前らは誰なんだ?」

「ああ、俺の名は、大神一郎、そして彼女が・・・」

「エリカでーす。よろしくお願いします、ロベリアさん」

「それであんたら、私に会う為に、ここまで来たのか?」

「ああ、そうだ」

「へっご苦労なこった」

「ロベリア俺達がここに来たのは、君を巴里華撃団にスカウトする為に来た」

「巴里華撃団だと!!何だそれは?」 

「ロベリアさん巴里華撃団とは、正義の味方です」

「正義の味方だって!!」

「あんた達馬鹿か、正義の味方が悪人を使うのか?」

「ああ、俺達の上司は、使える者が、居れば何でも使う主義なのでね」

「へえ、変わり者だねそいつは」

「ああ、俺もそう思うよ」

「答えはNOだ、帰りな、甘ちゃん共」

「わかった今日の所は帰らせてもらうよ、行くよエリカ君」

「ええーー良いんですか、大神さん」

「ああ、いいよエリカ君」

大神とエリカは、ロベリアと別れ、留置所を出た。


その夜・・・

ロベリアが捕まり、巴里の夜に平穏が訪れたはずだったが、再び切り裂き魔による、事件が起こった。

「フフ、ロベリアは捕まった様ね、これからは私の時代ね、一人の女性が高らかに笑うのだった。

数日後・・・

ついに大神の努力が実を結び、ロベリアが巴里華撃団に加入した。

そして切り裂き魔が次に現れる所を予想しながら話していた大神がロベリアの意見を聞き、超有名美術館で、待ち伏せしていると、切り裂き魔の犯人が現れた。

「ナーデルちゃん」

「あらロベリアじゃない、捕まったて聞いたけど、脱獄したの?」

「まあ、そんなところだ」

「ええー嘘ですよ、ロベリアさんは、正義に目覚めたんです。貴女とは違うんです」

突如エリカの乱入で、ロベリアの作戦は失敗した。そして、ナーデルは自身のサソリ型蒸気獣を召喚した。

「来なさい、私の蒸気獣ノクテュルヌよ」


戦いが始まり、ナーデルは巴里華撃団に敗れ去った。




 

 

黒衣の大和撫子


大神達が、新隊員ロベリアを加えて、約1週間後・・・

シャノワールでは、巴里華撃段では、最後のメンバーの候補に以前名前が、あがっていた花火を推す意見が出ていた。

「だから何度も言ってるだろう、花火には戦闘は無理だ」

「そんなのわからないじゃないか、ねえイチロー」

「待ってくれ大体花火とは誰の事だよ?」

「ああ、すまないロベリア今から教えるよ」

大神は、ロベリアに、花火と言う女性の事を伝えた。

「成る程、そういう事なら、テストをしたらどうなんだい」

「確かに、私も、反対ですけど、ロベリアさんの言う通り、テストをさせるのはいいと思いますよ」

「何を言うエリカ」

「グリシーヌさん。考えてみてください、ここでテストを受けてもらったら結果次第で、花火さんは私達とは関係を持たなくてすむんですよ」

「「「「・・・・」」」」

「あれ皆どうしたの?」


「エリカが、まともな事を言ってるよ」


「コクリコ酷いよ」

そのころ、当事者の花火は・・・

いつもの様に、墓地の一角に来ていた。

「あら、あそこにいるのは、日本人かしら」

花火は、墓地から見える川の動きを見る一人の男性を見つけた。そして彼女は、その男性が気になり、声をかけた。

「あのー先ほどから、川の方を見つけ目てるみたいですけど、どうしたんですか?」

「え、あすいません、気になりますよね、貴女もしかして、日本人ですか?」

「あ、はいそうです」

「貴方一人で如何したんですか?こんな所で」

「私は、紫藤直哉と言います。私の両親も、海難事故で死んでいますからね」

「そうなんですね、直哉さんの両親も海の事故で・・・」

「失礼ですけど、貴女も海の事故で誰かを、亡くしたんですか?」

「ええ、恋人を」

「すいませんそんな大事な人を亡くしていたとは知らずに聞いてしまって」

「いえいえこちらこそ聞いたのでおあいこですよ」

「直哉君待った?」

「あっさくらさん」

「それでは、連れが来たので私は行きますね」

「あ、はい」

そして、花火は紫藤直哉と別れた。

その様子をを、上空で見ていた一人の怪人が呟いた。

「見つけた私が求めていた闇を、黒衣の大和撫子というべき少女よ、このマスクド・コルボーが迎えに行きます」


そう言うと、怪人はどこかに消えたのだった。

次の日・・・

大神は一人で、この間花火と出会った墓地に行くと、この間と同じ服装の花火と、再会した。

「あ、いた花火君」

「え、貴方は大神さんですよね?」

「はい、大神です」

「如何したんですか、今日は?」

「今日はお願いがあって、来ました」

「え、私にお願いですか?」

そのころ上空では・・・

あのマスクド・コルボーが花火を昨日から観察していた。

「何なんだあの男は?品性の欠片のない男が、私の物に触れるなあ」


「何なんだ?花火君」

「きゃああああ。大神さん助けてください」

「くそ怪人が、何故花火君を・・・」

大神は急ぎシャノワールに戻った。

シャノワール地下司令室・・・

「来たね、ムッシュ、説明を頼むよ」

「はい、皆聞いてくれ、花火君が怪人に誘拐された」

!!

「「「「なんだって」」」」

「何故花火が、怪人に狙われた?」

その時、花火を誘拐した。怪人マスクド・コルボーの居場所が判明した。

「どうやら奴は、オペラ座に居るようだね、ムッシュ出撃命令を」

「はい!!巴里華撃団出撃せよ!!目標地点オペラ座!!」

「「「「了解」」」」


オペラ座内部・・・


花火を助ける為にオペラ座に突入した。巴里華撃団。彼らが見たのは、沈没している船の上で寝ている花火だった。

「花火君」

「花火起きろ」

大神とグリシーヌが、花火に呼びかけるが、花火は無反応だった。

「くそ!!近づいて起こさないと、いけないか。皆行こう」

「「「「了解」」」」

その時大量のポーン達が現れ花火を守る格好になり、巴里華撃団と戦い始めた。

そして何とかポーンを倒した巴里華撃団の前に今回の事件の黒幕であるマスクド・コルボーが自身のカラス型蒸気獣セレナードと共に現れ、巴里華撃団と戦い始めた。

「馬鹿な!!マスクド・コルボーが死ぬのか?許さん黒衣の大和撫子、許さんぞ巴里華撃団」

「そう言った直後コルボーは、消滅した。


とある場所・・・

「お疲れ様、また仕事してもらうよ、パリシイの子供達」

そう言って、少年のような人影は消えた。






 

 

巴里の休日と訪れる絶望と言う名の悪夢


オペラ座の一件から数日後・・・

花火が巴里華撃団の正式なメンバーとなった。


そのころ直哉とさくらは・・・

帝都からの通信を受けていた。

「兄さん、姉さん元気だった」


「フェイトちゃん久しぶりだね」

「フェイトどうしたの?連絡をくれるなんて?」

「実はね・・・」

「やっほー直哉お兄ちゃん、さくらーー」

「直哉さん新婚旅行はどうですか?」

「「なんでアイリスとすみれさんが一緒なの?」」

「それはね・・・」

「「「私達巴里に向かってるから」」」

「「ええーーー」」

「「どういう事?帝劇は大丈夫なの?」」

「それは大丈夫ですわ、米田さんも居ますし、交代で皆巴里に行きますから」

「そう言うことだから私達はあと1週間ぐらいで着くから」

そう言ってフェイト達からの通信は切れた。

「直哉君なんか凄い事になったね」


「そうだねこれで僕達も大神さんに会わないと、いけないね」

「そうだね直哉君。さてと今日は、シャンゼリア通りに、買い物に行くんだよね?」

「そうだよさくらちゃん。さてとエリオ達を迎えに行こう」

そしてさくら達は、エリオ達と合流する為に日本大使館に向かった。




そのころ大神は・・・

巴里華撃団の5人の隊員とそれぞれとデートをしていた。

その途中大神達全員に緊急通信が入り全員でシャノワールに戻ると、司令である支配人からシャンゼリア通りに敵が現れたと言う事で、急いで出撃した。


シャンゼリア通りでは・・・

さくらと、直哉とエリオ、スバルの4人は買い物を楽しんでいたが、突然現れたイカの怪人によって買い物が出来なくなった。

二人は、神桜武に乗り込んだが、ここは巴里なので、大神達が来るまで待った。


「巴里華撃団参上!!」

「フォフォ貴様らが噂の巴里華撃団とやらか」

「お前は何者だ?」

「わしか、わしはカルマール巴里を浄化するのがわしの目的だ」

「何だと!!だがお前だけで、何が出来る。皆行くぞ!!」

「「「「「了解」」」」」

「誰がわし一人と言った、出でよ我が手下共」

カルマールがそう言うと、以前巴里華撃団が倒した5大怪人が復活したのだった。

「なっばかな!!」

突如復活した5大怪人に、驚く巴里華撃団の面々。

そして復活した怪人に、次々と戦闘不能にさせれる大神達だった。


「何じゃお主等ははその程度ならいつでも潰せる帰るぞ」

カルマールはそう言うと、撤退した。


巴里華撃団の完全な敗北だった。


それから1週間後・・・

大神は、前回の敗北から抜け出さずにいた。

「うわあ、夢か」

「こんな夢を見るなんて」

その時大神は帝国華撃団と写っている写真を見てると、ロベリアに写真を取られた。

その後、大神はエリカ達に、帝国華撃団の事を説明しながらシャノワールに行くと、暫くするとシャノワールの窓が割られ、割って入って来た花についていた手紙を見て見ると、東方より光来ると書いていた。


そして大神とエリカが犯人を捜すべく、世界の花展会場に向かった。

果たして大神が、出会う人物とは・・・




 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!1 大神巴里で再会する

大神とエリカがシャノワールの窓を割った犯人を探し出す前日・・・

直哉さくらエリオスバルの4人はパリ郊外のとある場所で、加山、アイリスすみれフェイトと再会していた。

「直哉お兄ちゃん、さくら、エリオ、スバル元気だった?」

「「「「アイリス久しぶり」」」」

「直哉さん。さくらさん、久しぶりですわ、直哉さん一応桜天武持って来ましたけど」

「ありがとうございます。すみれさん」

「エリオ、スバル久しぶり、元気だった?」

「「はい、フェイトさん」」

「あのーフェイトさん、こちらに来てガジェットが出てこないんですけど」

「・・・そう・・・」

「本当に、僕達が追っている犯人が、この世界にいるんですか?」

エリオが、フェイトに聞く。

「ええ、それは確実に居るわ、あの男なら」

「加山さん。皆の引率お疲れ様です」

「いえ、自分は、それほど動いてませんので.それより直哉司令、次回はマリアさん、紅蘭、カンナさん、そしてキャロちゃんが、こちらに来ます」

「成る程それで加山さんこれから如何するんですか?」

「俺は、大神のところに行きます。あいつ敵に負けて落ち込んでいますから」

「成る程それでは、大神さんの調子次第ですが、明日大神さんを博覧会会場に誘導をお願いしますか?」

「了解です」

「フェイト、スバルエリオ君達は大神さんに会うのは、さくらちゃんと、すみれさんと、アイリスが会った後でいいかな?」

「「「いいですよ」」」

「えーー直哉君も私達が会う時に大神さんに会わないの?」

「うん僕は今、帝都にいるはずの人間だからね」

「「そんなのは駄目だよ」ですわ」

「私達4人でお兄ちゃんに会わないと駄目だよ、直哉お兄ちゃん」

「アイリス、すみれさん

直哉は、アイリスとすみれに言われ驚きながらも、二人の意見を尊重する事を決めた。

その後、加山は、親友の大神に会うため、シャノワールに向かった。

直哉達は、自分達の借りているアパートで、一日を過ごす事になった。

翌日・・・

大神は、前回の敗北から抜け出さずにいた。

「うわあ、夢か」

「こんな夢を見るなんて」

その時大神は帝国華撃団と写っている写真を見てると、ロベリアに写真を取られた。

その後、大神はエリカ達に、帝国華撃団の事を説明しながらシャノワールに行くと、暫くするとシャノワールの窓が割られ、割って入って来た花についていた手紙を見て見ると、東方より光来ると書いていた。


そして大神とエリカが犯人を捜すべく、世界の花展会場に向かった。

世界の花展会場・・・


大神とエリカは、世界の花展会場の奥にある日本の花桜の木の所で意外な人物と再会を果たした。

「お久しぶりです。大神さん」

「なっ、まさか本当に、さくら君なのかい?」

「大神さん、私も夢のようです。花の都で大神さんと再会出来るなんて」

「ああ、夢のようだ」

「夢じゃないよ、お兄ちゃん、アイリスお兄ちゃんに会いたくて巴里まで来たんだから」

「アイリス君も来たのか?」

「確かに、夢のような出来事ですわね、中尉」

「すみれ君まで」

「きゃあああああ。東京の花組の皆さーん」

「おっと少し待ってくださいね、お嬢さんさくらさん達に、抱きつくのは」

エリカが、さくら達に突撃するのを、直哉が止めた。

「あ、ごめんなさい、貴方は誰ですか?」

「私の名前は、紫藤直哉と言います。さくらさん達のサポートする為、日本から来ました」

「そして、先輩元気でしたか?」

「何だと!!直哉までこっちに来るとは、思わなかった」

「でも嬉しいよみんな」

こうして大神は、花の都巴里で、さくら達帝国華撃団花組と再会を果たしたのだった。

 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!2 帝都花組と巴里花組最悪の出会い


太正15年7月・・・


世界の花展会場・・・


大神とエリカは、世界の花展会場の奥にある日本の花桜の木の所で意外な人物と再会を果たした。

「お久しぶりです。大神さん」

「なっ、まさか本当に、さくら君なのかい?」

「大神さん、私も夢のようです。花の都で大神さんと再会出来るなんて」

「ああ、夢のようだ」

「夢じゃないよ、お兄ちゃん、アイリスお兄ちゃんに会いたくて巴里まで来たんだから」

「アイリス君も来たのか?」

「確かに、夢のような出来事ですわね、中尉」

「すみれ君まで」

「きゃあああああ。東京の花組の皆さーん」

「おっと少し待ってくださいね、お嬢さん。さくらさん達に、抱きつくのは」

エリカが、さくら達に突撃するのを、直哉が止めた。

「あ、ごめんなさい、貴方は誰ですか?」

「私の名前は、紫藤直哉と言います。さくらさん達のサポートする為、日本から来ました」

「そして、先輩元気でしたか?」

「何だと!!直哉までこっちに来るとは、思わなかった」

「でも嬉しいよみんな」

こうして大神は、花の都巴里で、さくら達帝国華撃団花組と再会を果たしたのだった。

「へえ、直哉さんと、大神さんて知り合いなんですか?」

「そうですね、同じ学校の先輩と後輩ですね」

「エリカ君。自己紹介を頼むよ」


「あ、そうでした。私の名はエリカ・フォンティーヌです」

「よろしくお願いします。直哉さんと皆さん」

「なんだか、直哉さんと、私達の差を感じませんか?」

「そうですね、でも直哉君は、大神さんと違って鈍感じゃないですから」

「エリカさんすいませんけど、僕には妻が既にいるので、そういう事をされても、困りますが」

「すいません。結婚されてたんですね」

「流石、直哉お兄ちゃん」

「そうですね、女性の扱いについては、中尉より上手ですわね」

「グッすみれ君の言葉がキツイよ」

「さて、大神さん。僕達は暫く巴里観光して来ますね」


「ああ、わかった」

直哉達4人が、大神達と別れようとした時、エリカに呼び止められた。

「待ってください、せっかく日本から来たんですから、シャノワールに行きませんか?一緒に?」

「え、シャノワールにですか?でも僕達が行っても、お邪魔じゃないですかね?」

「そんな事無いですよね、大神さん?」

「ああ、皆なら歓迎するよ」

「皆如何する?」

直哉は、さくら、すみれ、アイリスに質問した。

「アイリスは、行って見たいなあ」

「私も、興味はありますわ」

「私は、直哉君とならいいよ」

「あら、さくらさんそんな事言っていいんですの?」

「いいんですよ、すみれさん」

「直哉お兄ちゃんさくらが、あんなこと言ってるけど、ばれないかな?」

「大丈夫と思うよ、アイリス」

「それじゃあエリカさん。お邪魔させてもらうよシャノワールに」

「本当ですか!!わーい」

そして6人でシャノワールに向かった。

シャノワール内にて・・・

「まるで夢のようだ、帝国華撃団と巴里華撃団が巴里で集結するなんて」

大神はそんなことを考えていた。



「私の名前は真宮寺さくらです。皆さんには、大神さんがお世話になってます。皆さん宜しくお願いしますね」

「あの人のようなのを大和撫子と言うのでしょうか?」

花火はさくらを見て、呟く。

「やっほーアイリスだよこの子は、ジャンポール仲良くしてね」

「元気な子だな」

コクリコがアイリスの挨拶を聞いた感想を言う。

「私が、神埼すみれですわ」

「フン成金か」

グリシーヌが呟く。

「最後に私の名前は、紫藤直哉と言います。花組の総合マネージャーの仕事をしています。皆さんよろしくお願いします」


「ほう、マネージャーか、今度隊長にもさせるか」

「いい!!グリシーヌやめてくれよ、俺は今ので、手一杯だよ」

「冗談だ」

全員の挨拶が終わり、歓迎会が始まった。


暫く楽しい時間過ぎていたが、その時グリシーヌとすみれが喧嘩を始めたのだった。

大神が仲裁に行こうとした時、さくらがやって来た。

アイリスとコクリコが喧嘩をしている事を伝えた。

「何!!アイリスが」


そして大神がアイリスの所で、アイリスたちの喧嘩の理由をロベリアに聞く。

「原因はあんただよ」

大神は、ロベリアに言われ、驚いていた。まさか、アイリスとコクリコの喧嘩の理由が、自分の呼び方とは思わず驚いていた。

そして歓迎会が終わり、帝国華撃団と巴里華撃団は、喧嘩別れをしてしまった。


別れ際・・・

「先輩、後でこのレストランに、来て下さい。とりあえずすみれさん達は僕が、相手してますから先輩は、巴里花組の話を聞いてください」

「ああ、わかった、俺も時間を見つけてさくら君達の方に行くから」

「待ってますよ先輩」

そして直哉と大神は別れた。






 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!3 帝都花組vs巴里花組ダンスバトル前編


巴里市内のレストラン内・・・

アイリス、すみれの二人は、直哉が戻って来るまで無言だった。

「ねえ、アイリス、機嫌直してよ」

「すみれさんもお願いしますよ」

「・・・」

「・・・」

(これは、私では無理だわ、直哉君早く戻ってきてーー)

さくらが心の中で悲鳴を上げている頃シャノワールでは・・・

大神が巴里華撃団のメンバーから、事情を聞いていた。


「何で、グリシーヌと、コクリコは、すみれ君やアイリスと喧嘩をしたんだい?」

「あの紫の成金が、私の家と、私自身を侮辱したからだ」

「僕だって、イチローのことイチローて呼んでるのに、あの子アイリスったら名前で呼んじゃ駄目ていうんだ」

(成る程な、コクリコと、アイリスの方は、長く住んでいた国の文化の違いが、原因か、問題はグリシーヌとすみれ君の方か)

「なあ、二人共君達の方から二人に謝る事は、むりかい?」

「何故私が、謝らなければならぬ?謝るなら向こうが先であろう」

「僕も嫌だ、僕悪い事してないし」

「そうか、わかった。それじゃ俺は帝国華撃団の3人に会いに行くから」

大神がそう言うと、コクリコが呟いた。

「やっぱりイチローは、僕達よりアイリス達のが大事なんだーー」

コクリコはそう言うと、シャノワールを飛び出した。

「コクリコ待つんだ」

「「大神さんここは、私達に任せてください」」

「任せたぞエリカ君、花火君」

そして、大神はさくら達のいるレストランに向かった。


大神がレストランに行く前の時刻の直哉は・・・

とある川辺で加山と話していた。

「直哉司令」

「加山さん」

「すいません遅くなりました」

「いえいえ、いいですよ、どの道アイリス達と、グリシーヌさん達と、和解させるには、何か切欠が無いと、厳しいと思いますから」

「それで、加山さん切欠は見つかりました?」

「ええ、これなんてどうですか?」

加山は、直哉に一枚のチラシを見せた。

「ふむ、ダンスコンテストですか?いいですね加山さん。いいですねそれで、行きましょう」

「ただし、司令と、大神は強制参加ですよ、そうなると」

「ええーー」

直哉は、慌ててチラシを確認すると、男性必須と書かれていた。

「そう言うルールなら、仕方ないですね、間もなく大神さんがレストランに来ると思うので、伝えておきますよ、加山さん」

「お願いします」

そして直哉は、加山と別れ、レストランに向かった。

再びレストラン内・・・

チャリーン

「皆ごめん遅くなって」

「直哉君ー」

「うわあ、どうしたのさくらちゃん?」

さくらは、直哉に抱きついた。


「私では、あの二人の相手するのは、無理だよ」


「ああ、成る程すみれさん、アイリス何でそんなに怒ってるの?」

「直哉お兄ちゃん聞いてよ、コクリコ酷いんだよ、お兄ちゃんのこと平気で名前で呼ぶんだよ」

「直哉さん聞いてくださる、グリシーヌさんたら私のこと成金と言いますのよ」

((それは、ある意味あってる気が・・・))

直哉とさくらは、心の中で叫んだ。

「アイリス聞いてね。アイリスは日本で生活してるよね?」

「うん」

「でもコクリコは、巴里で、生活してるよね?」

「うん」

「アイリスが住んでいる日本では、親しい人しか名前で呼ばないけど、巴里では気軽に名前で呼ぶことが普通なんだよ」

「そうなの?」

「そうさ、だからそんなに怒らないんだよ」

「うんわかったよ直哉お兄ちゃん」

「すまん遅くなった、直哉」

「いえちょうどいいですよ、先輩皆も、見てくれないかい?」

そう言って直哉はダンスコンテストのチラシを見せた。

「直哉これは?」

「見ての通り、4日後に開催されるダンスコンステストのチラシですよ先輩」

「ダンスコンテストだとー」

「ちなみに、僕は帝都花組側で出るので、先輩は、巴里華撃団側になります

「何だとーー!!」

大神の叫び声に他のお客も驚いていた。




 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!3 帝都花組vs巴里花組ダンスバトル中編

「直哉さん聞いてくださる、グリシーヌさんたら私のこと成金と言いますのよ」

((それは、ある意味あってる気が・・・))

直哉とさくらは、心の中で叫んだ。

「アイリス聞いてね。アイリスは日本で生活してるよね?」

「うん」

「でもコクリコは、巴里で、生活してるよね?」

「うん」

「アイリスが住んでいる日本では、親しい人しか名前で呼ばないけど、巴里では気軽に名前で呼ぶことが普通なんだよ」

「そうなの?」

「そうさ、だからそんなに怒らないんだよ」

「うんわかったよ直哉お兄ちゃん」

「すまん遅くなった、直哉」

「いえちょうどいいですよ、先輩皆も、見てくれないかい?」

そう言って、直哉はダンスコンテストのチラシを見せた。

「直哉これは?」

「見ての通り、4日後に開催されるダンスコンステストのチラシですよ先輩」

「ダンスコンテストだとー」

「ちなみに、僕は帝都花組側で出るので、先輩は、巴里華撃団側になります

「何だとーー!!」

大神の叫び声に他のお客も驚いていた。

「ちょっと待て、何で俺が、巴里側で出場しないといけないんだ?俺も帝都側がいい、直哉変わってくれ」

「ふむ、困りましたね、先輩はどうしても帝都花組として出たいですか?」

「ああ」

「それなら、彼女達に聞いて見ましょう」

「さくらちゃん。すみれさん.アイリス。君達は僕と大神さんどちらとダンスコンテストに出たい?」

「すみれさんは?」

「私は、直哉さんですね」

「アイリスは?」

「うーん迷うけど、直哉お兄ちゃんかな」

「さくらちゃんは?」

「私は、勿論直哉君を選ぶよ」


「そんなー皆」

大神はすみれ達の答を聞いて、ショックを受けた。

「結果が出たようですね、先輩、当初の予定通り先輩は、巴里花組と出てください」


「ああ仕方がないな、こうなったら、俺は直哉お前に勝つからな」


「フフ先輩僕も、負けませんよ」


そして大神は一度、シャノワールに戻った。


直哉達もレストランで、食事を済ませ、フェイト達に、事情を説明する為に直哉とさくらが借りているアパートに向かった。



とある場所・・・

「シゾーにピトンよ」

「「ハッカルマール様」」

「俺様に何の用事だピョン」

「いっヒッヒ、この私に用があるのかえ?」

「左様、主等にもう一度チャンスをやろう。巴里華撃団を消せ」

「「ははーーカルマールさま」」


ついに怪人たちが組織を組み行動を開始し始めた。


そのころシャノワールに戻った大神は、エリカ達にダンスコンテストの事を話した。

「皆、聞いてくれ」

大神が、巴里歌劇団の5人に声をかけた。

「何ですか?大神さん」

「何々イチロー」

「何かあるのか?」

「面白い事でもあるのか?」

「御用は何ですか?大神さん」

「皆まずは、このチラシを見てくれ」

「ふむ、これは4日後に開かれるダンスコンテストのチラシではないか?」

「そうだ、これにさくら君たち帝国歌劇団の出場が決まった。君達はどうする?」

「フン奴らが出るのならば、我等も出るぞ」

「そうか、わかった。しかし今の君達では参加資格すらえられないぞ」

「何?」


「あっ本当だ、参加資格に男性がいないと、参加が出来ないと書いてる」

「「「「何!!---」」」」

エリカの説明を聞いた4人は大声を上げていた。

「だが、何故だ?この条件が付いてるならば奴らも、参加資格はないはずだ」

「そうか奴らあのマネージャーを参加させたな」

「ああ、あのひ弱な男か」

「あの人が居るなら、イチロー入れても僕たちの勝ちだね」

「ああそうだな」


そして、強制的に大神の参加で、巴里歌劇団の参加も認められた

「やはりこうなったか、直哉勝負だ」


そのころ、直哉達は・・・

フェイトに事情を話していた.

「兄さん大丈夫?後実際3日しかないんだよ」

「それは・・・そうだけどさくらちゃん達と巴里華撃団の人が仲直りする為には、これしかなかったし」

「それでも兄さん。無謀だよ」

「もし、兄さんのせいで、姉さん達が負けたら」

「フェイトさん。忘れたんですか?私達のショーは、お客さんと、自分達が楽しむ事を」

「それにアイリス楽しみなんだ、直哉お兄ちゃんと、踊れることが」

「だから直哉君も、失敗を怖れないで、頑張ろうよもしそれで負けても私達は満足だよ」

「皆・・・」


そして大会当日・・・

フェイト、スバル、エリオの3人は観客席でダンスコンテストの始まりを、待っていた。

果たして、このダンスコンテストに勝利するのは、巴里花組なのか?それとも・・・帝都花組なのか?

 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!3 帝都花組vs巴里花組ダンスバトル後編

ダンスコンテスト当日・・・

コンテスト会場


フェイト、スバル、エリオの3人は観客席でダンスコンテストの始まりを、待っていた。

そしてダンスコンテストが始まった。

「兄さん姉さん頑張って」

「フェイトさん、大丈夫ですよ.直哉さんあれだけ頑張ってたじゃないですか」

「そうですよ。直哉さんは、ダンスするの、初めてのはずなのに」

エリオとスバルは、フェイトを落ち着かせる。


ダンスコンテストは大盛況だった。残るは、巴里歌劇団と帝国歌劇団のみとなり、巴里歌劇団のダンスが始まった。


そして、ダンスが終わり、残るはさくら達だけになった。

「どうだ、我らと隊長の踊りは、降参するなら今のうちだぞ」

「誰が降参しますか、それと勝ち誇るのは、私達の踊りを見てからにしてくださいな」


「行きますわよさくらさん、直哉さん、アイリス」

そして、さくらたちのダンスが始まった。


「分からぬ。ダンス自体は、自分達と、変わらぬと言うのに、何かが違う」


「それはたちいちじゃないかしら、グリシーヌ」

花火が、グリシーヌに説明する。


その直後、アイリスのヒールが折れるハプニングが起きるがさくら、直哉、すみれのチームワークでクリアした。


そして、大神は、さくらたちにあり、エリカたちにないものを、はっきりとチームワークだと伝えた。

「しかし直哉もやるなあ。あいつも練習したのか」


ダンスを終えて・・・

「直哉お兄ちゃんお疲れ様。さっきはありがとうね

「直哉さん本当に、ダンス未経験なんですの?」

「アイリス、すみれさん疲れましたよ」

「直哉君後は結果発表だよ」

「ドキドキするよさくらちゃん」

そして、結果発表の最中に、復活したシゾーとピトンが、襲い掛かってきた。


「大神さんここは、4人で何とか抑えるので、光武を」


「わかったさくら君、直哉、アイリス、すみれ君、無理はするな」

「「「「了解」」」」


そして大神達は、一度、シャノワールに戻った。


「逃げるピョンあいつら」

「ほっとけばいい、どうせやつらは戻って来るさ、私らがここに居る限りね」

そう言ってピトンは、不敵な笑みを浮べる。


そして暫くして・・・

「巴里華撃団参上!!」


「ウーササまた懲りずに出てきたなピョン」

「貴様らでは、私達を倒すことは出来ないよ」


そして、戦いは始まったが、やはり強化されたポーンに苦戦する華撃団だった。


そのころ帝国華撃団のメンバーは・・・

フェイトたち機動六課と合流していた。

「兄さん、姉さん」

「「フェイト、スバルエリオ」」

「フェイトちゃん。今回僕達と一緒に、大神さん達を助けてくれないか」

!!

「直哉君どういう事?」

さくらちゃん皆よく聞いて、僕今、嫌な予感がするんだ」

「「「嫌な予感」」」


その時直哉の予感の正体ががわかった。



「おまえたちぐずぐずするなピョン、エッフェル塔を爆破できないピョン」

「あの馬鹿」

「成る程そういうわけですか」

「フェイト達は、エッフェル塔の爆薬処理をお願い」

「「「了解」」」


「それじゃあ直哉君出撃命令をお願い」

「帝国華撃団出撃せよ!!目標地点エッフェル塔!!作戦目標は、巴里華撃団の援護です」

「「「「「「了解」」」」」」

「クッやはり性能差は無理なのか?

大神が、諦めかけた時、奇跡が起きた。

「大神さん諦めないでください。大神さんには私達も付いてますから」

「その声・・・さくら君か」

「破邪剣征・桜花欄満」

桜天武が必殺技を打ち込み、巴里華撃団を囲んでいた敵の一部を破壊した。

「イリス グラン・ジャンポール」


そして、アイリスが、大神達の光武を回復した。

「アイリス」

「お兄ちゃん待った?待たせてごめんね」

「神崎風塵流・不死鳥の舞」

そして、すみれが残りの敵を倒し、帝国華撃団に、所属する3機が大神の元に揃ったのだった。

「お前たちは何者なんだい?」

「帝国華撃団参上!!」

「帝国華撃団だと」

「キャハハ、あれがお兄ちゃんの敵?ウサギと蛇だ。ヘビはおばちゃんなんだ」

「誰が!!おばちゃんだってーーーこのくそがき許さないよ」


「大神さん。私達が怪人の一人相手します。どちらの怪人がいいですか?」

「わかった。さくら君たちは、ピトンの蒸気獣を頼む」

大神がさくら達に命令を言った瞬間。突然銀色の謎の機械群が現れた。

「あれは何だウサ?」

「私が知るわけないだろ」

怪人達も、予想外の乱入者に、驚いていた。

「直哉君これは、まさか・・・」

「さくらちゃんどうやらそうみたいだよ、フェイト君達に銀色の飛行物体の相手いい?」

「うん兄さん。これは私達の追っている魔道兵器だから」

「さくらちゃん大神さんに伝えて魔道兵器に手を出さないでと」

「うんわかった」

「すみれさんアイリス僕達は厳しいかもしれないけど、新型魔道兵器と、ピトンの蒸気獣を倒します」

「「了解」」

さくらからの通信を受けた大神が巴里華撃団に命令を出すが、グリシーヌとロベリアが反論した。

「何故だ隊長我等は、銀色の物体に手を出すなというんだ?」

「私はやるぜ」

そう言ってロベリアが無謀といえる魔道兵器に攻撃を仕掛けた。

「おらああ」



「やめろーーロベリア」

「うわああああ」

「何だこいつ攻撃が効いてねえ」

ロベリアは驚いていた。


そして銀色の魔道兵器はフェイト達と、さくら達の活躍で全滅した。

そして、改めて怪人との戦いを再開した。


巴里華撃団VSシゾー、帝国華撃団VSピトンとなった。

「帝国華撃団貴様等を、殺してやるよ」

「なに言ってますの?この三下風情が」

「何だと!!小娘が粋がるんじゃないよ」

逆上したピトンは、すみれに突撃をかける。

「今ですわ、直哉さん、さくらさん」

「何!!」

「「破邪剣征・桜花爛漫」」

「神崎風塵流・不死鳥の舞」


「馬鹿なああ、このピトン様がこんな奴らにーー」

ピトンは前後から放たれた、二つの必殺技を受け、自身の蒸気獣と共に爆発した。


帝国華撃団の戦いが、終わると同時に巴里華撃団の戦いも終わっていた。

そして二つの華撃団は、一緒に勝利の・ポーズを決めて、シャノワールに戻っていった。


そして翌日・・・すみれとフェイトと、アイリスが帝都に戻った直後、コンテストの主催者から、さくらと直哉の元に、トロフィーが届けられた。


そして数日後、帝都からマリア、紅蘭、カンナの3人とスバルとエリオの仲間からキャロがやって来た。

 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!4 巴里華撃団の強化特訓前編


そして二つの華撃団は、一緒に勝利の・ポーズを決めて、シャノワールに戻っていった。


そして翌日・・・すみれとフェイトと、アイリスが帝都に戻った直後、コンテストの主催者から、さくらと直哉の元に、トロフィーが届けられた。


そして数日後、帝都からマリア、紅蘭、カンナの3人とスバルとエリオの仲間からキャロがやって来た。

「久しぶりね直哉司令、さくら」

「ほんまや、元気やった二人共」

「よッ二人共新婚旅行楽しんでるか?」

「エリオ君久しぶり」

「久しぶりキャロ」

「うん」

「何か私浮いてる?」

そう呟くスバルだった。


「「マリアさん。紅蘭、カンナさんお久しぶりです」」

「マリアさん達が来たという事は、巴里華撃団の強化計画が始まったんですね」

「ええ、私とカンナは、隊員の肉体強化、紅蘭は光武Fの強化ですね」

「そう言えば、直哉はん、すみれはんから聞いたんやけど、どうして桜天武で、出撃したん?」

「ああ、それは、一度皆が来る前に一度神桜武で戦ったから、記録があるからね、シャノワールにね」

「成る程な」

「それでは直哉司令、私達は隊長に会いに行きます」

「わかりました」

そしてマリアたち3人は、直哉達と別れた。

そのころ大神は・・・

朝食を取る為、近くのカフェに行く途中、天然ドジッコと言うスキルを発動中のエリカと会った。

「やあ、エリカ君おはよう」

「あ、大神さんおはようございますとっととあふゃあ」


!!


「大丈夫かいエリカ君?」

「あいったた、大丈夫ですよ大神さん」

その時大神の前に、三人の虚無僧が現れた。

「よっ隊長元気にしてたか?」

「大神はん会えて嬉しいわー」

「隊長お久しぶりです」

「カンナ、紅蘭、マリアじゃないか?どうしてここに」

「きゃあああああ。東京の花組の皆さーん」

そして大神は、マリアたちをシャノワールに案内をした。


シャノワール・・・


「支配人大神です」


「入っていいよムッシュ」

「失礼します」

「よくきてくれたねマリア・タチバナ、桐島カンナ、そして李紅蘭」

「あんた達が来てくれて、心強いよ」

「さて、うちは格納庫に行きますさかい」

「メル案内してやりな」

「ウイオーナー」

メルと紅蘭は、格納庫に向かった。

「隊長、支配人まずこれを見てください」

「「これは?」」

「これは、エリカの資料です。何故か、すみれ達が参加した戦い後から、霊力が非常に不安定ですので、今回の私達への依頼である強化プログラムには、エリカは参加はさせれません」


「ふむ、そのほうがいいだろうね」

「支配人それでは」

「ムッシュいいかい、私達の戦いは、生きるか死ぬかの真剣な戦いなんだ」

「いくらムッシュが、帝都での戦いで、仲良しこよしで、勝てたとしても、ここは巴里なんだ、いつまでもムッシュの生ぬるい優しさが聞くわけがない」

「くっ」

大神は支配人室を飛び出した。

「すまないねあんたら三人にも嫌な思いさせて」

「いえ、それでは明日から予定通りに動きます」

「ああ、頼むよ」


そう言って、マリアとカンナは支配人室をでた。




 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!4 巴里華撃団の強化特訓中編

シャノワールでマリアたちがグラン・マ達と話している頃エリカは巴里市内にいた。

「はあ、私如何したんだろう?今までこんな気持ち無かったのに?」


「あれエリカさんじゃないですか?」

「あ、さくらさんまだ巴里にいたんですね」

「ええ、私休暇で来てましたからね」

「そうだったんですね」

「エリカさん良ければ、私が借りている部屋に行きますか?」

「はいお願いします」

そしてエリカとさくらは、さくらの借りている部屋に行った。


直哉とさくらの部屋・・・

「それで如何したんですか?エリカさん」

「ええ、私前回の戦いの後からおかしいんです」

「おかしいですか?」

「あの戦いの後から光武が上手く操縦できないんですよ」

「上手く操縦できない?つまり霊力のコントロールが出来なくなってるという事ですか?」

「ええ、そうです」

「エリカさんの状態を大神さんは、知ってるの?」

「いえまだ伝えてません」

「エリカさん貴女の霊力の不調はまず、大神さんにその事を話さないと、直らないわね」

「そうですか、さくらさんありがとうございます」

そう言って、エリカはさくら達のアパート出て、大神のアパートに向かった。

「ねえ直哉君これでいいの?」

「さくらちゃんお疲れ様」

「多分エリカさんの霊力の不調は、恐怖心によるものだと思うよ」

「恐怖心?」

「ねえ、さくらちゃん僕達帝国華撃団は、一度しか負けてないよね、初めて魔道兵器と戦ったとき以外は」

「そうだね」

「でも、エリカさんたちは違う結果的に勝利したのは僕達の乱入がっあたからと思う」

「でも、エリカさん達だけなら怪人は、その場にいるだけで勝てたかからね」


「あ、そうかフェイト達が、追っている銀色の魔道兵器ね」

「そうだよこれから僕達は、銀色の魔道兵器が出たら、出撃するよ、さくらちゃん」

「わかったよ直哉君」


次の日・・・

シャノワールでは、マリア、カンナによる特訓が始まった。そして紅蘭の指導で、巴里華撃団新型量子甲冑光武F2の最終調整が行われていた。

とある場所・・・


「ナーデルよ、お前に再びチャンスをやろう、巴里華撃団を殺せ」

「ハ、カルマール様、行って来ます」

「コルボーわかってるな」

はっこのマスク・ド・コルボー似お任せを」

そう言ってコルボーは転移をした。



こうして怪人達も再び動き始めた。


時は遡り・・・

そのころ大神は、グラン・マのエリカを、切り捨てる発言を聞き、苛立ちを感じつつも、突然の雨の為自分のアパートに戻ると、そこにはずぶ濡れのエリカがいた。

エリカはさくら達のところから直接来ていた為大神が戻るまで、雨に打たれていた。

そして、大神はそのままエリカを部屋に入れて、一晩泊まらせたのだった。

そして翌日・・・


大神とエリカは緊急通信を受けて、シャノワールに向かった。

「支配人遅くなりました」

「来たねムッシュ」


「今度の敵は誰なんですか?」

「間もなくシャノワールにナーデルがやって来る。ムッシュ出撃命令を出すんだよ」

「しかし・・・」

「大丈夫や大神はん光武Fは、生まれ変わったからな」 

「紅蘭間に合ったのか」

「勿論や」

そして大神達は、新型量子甲冑に乗り出撃した。


シャノワール前・・・


「また性懲りもなく、出てきたなナーデルちゃんよ」

「ロベリア今度は、負けないわよ」

「今回も同じ、目を見せてやる」


「来なさい、私の蒸気獣ノクテュルヌ2よ」

ナーデルは、自身の蒸気獣を召還し、そしてポーンも大量に召還した。

そして戦いは始まり、戦いはナーデルの敗北となった。


「何よその新型、私は知らないわ」

「あん、お前捨て駒にされたんじゃないのか?」

「嘘よ、嘘よ」

「いえ真実ですよナーデル。そしてさよなら」

「ガフッコルボー」

ナーデルは、コルボーによって倒された。

「さて始めましょう。巴里華撃団第2幕を」
 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!4 巴里華撃団の強化特訓後編


「来なさい、私の蒸気獣ノクテュルヌ2よ」

ナーデルは、自身の蒸気獣を召還し、そしてポーンも大量に召還した。

そして戦いは始まり、戦いはナーデルの敗北となった。


「何よその新型、私は知らないわ」

「あん、お前捨て駒にされたんじゃないのか?」

「嘘よ、嘘よ」

「いえ真実ですよナーデル。そしてさよなら」

「ガフッコルボー」

ナーデルは、コルボーによって倒された。

「さて始めましょう。巴里華撃団第2幕を」

「コルボー貴様何故仲間であるナーデルを何故殺した?」

「私は、公爵様から受けた命令を遂行したまでです」

「何だと!!」

「ナーデルと言う女には、公爵様もそれほど期待してませんでしたが、まさかこんなに嬉しい誤算があるとはね」


「嬉しい誤算だと?」

「そうです行きなさいポーン共!!赤い機体の堕ちた天使を集中攻撃をするのです」

ポーン達が、出現しエリカの光武F2を攻撃し始めた。

「キャアアア、どうして、光武動いてくれないの?どうして」

「いかん皆エリカ君を守るんだ!!」

「「「「了解」」」」


「哀れですね、動けない者を守るとは、巴里華撃団は弱者と言う事ですね」

「何だと!!」

「さあ行きますよ、出でよ我が蒸気獣セレナード2巴里華撃団にトドメをさしますよ」

「クッこのままでは」

「如何するの?イチロー」

「大神さん指示を」

「隊長!!」

「おい如何するんだ隊長よ?」

「大神さん皆逃げてください」

「エリカ君諦めるな」

「でもこのままじゃ・・・」

「さあ死になさい巴里華撃・・・」

「「破邪剣征・桜花爛漫」」


「聖獣ロボ改」

「三十六掌」

「シェルクーンチク」


「ぎゃあああ。またお前達か!!帝国華撃団」

帝国華撃団の攻撃により、セレナード2の飛行能力を失った。

「どうして皆がここに、帝都に戻ったじゃないのかい?」

「ああ、最初は、そのつもりだったんだけどよ」

「そうははいか無くなった訳です隊長」

「マリアはん、カンナはん、さくらはんお出ましの様や」

紅蘭がそう言った直後、前回と同じ銀色の魔道兵器が大量に出現したのだった。


「直哉君。出撃命令をお願い」

「よし行くよ、キャロちゃんも準備いいかい?」

「はい頑張ります」

「帝国華撃団出撃せよ!!攻撃目標新型魔道兵器」

「「「「「了解」」」」」

「「大神さん達は怪人を頼みます」」

「了解だ!!俺達も行くぞ」

「「「「「了解」」」」」

そして帝都花組は、魔道兵器と、巴里華撃団は、怪人マスクド・コルボーとの最終決戦を開始した。

「おのれーー許さぬぞ天使めー」

「行くぞエリカ君」

「はい大神さん」

そして大神とエリカは合体攻撃をコルボーに放った。

「拙いですこの光はーー私の闇をーーーー」

コルボーは消滅した。

魔道兵器もコルボーの消滅を見て、撤退をしはじめた、そして戦いが終わりさくら達はその場を離れ、大神達はシャノワールに帰還した。




 

 

光は東方より・・・帝国華撃団花組巴里に参上!!5 カルマールの切り札空中砲台オプスキュール現る

とある場所・・・

「実につまらん」

「ハッ何ガでしょう?公爵様」

「シゾーもピトンもナーデルもコルボーも、何故巴里華撃団に勝てぬのだ?」

「それは奴等が弱いからでは?」

「レオン余は例の物を起動させる。貴様は小僧達の目を引け」

「了解しました。カルマール様」


そのころ直哉とさくらは・・・


パリ郊外で、織姫、レニ、ティアナ、なのはと合流していた。


「皆、久しぶり」


「久しぶりでーすね、直哉さん、チェリーさん」

「「久しぶりです織姫さん」」

「・・久しぶり二人共」

「「久しぶりレニ」」

「お兄ちゃんーーーさくらさーん」

「ぐええ、なのはぐるしいーー」

「なのはチャン・・・」

「なのはさん・・・お兄さん気絶してますけど?」

「え、きゃあああ。お兄ちゃんしっかりして」

「・・・・」


なのはは慌てて直哉に声をかけるが、直哉は、無反応だった。



暫くして・・・直哉は気がつき.5人は、安心し、レニと、織姫は、大神に会うため、シャノワールに向かった.


シャノワールでは・・・

巴里華撃団全員で、怪人達との戦いに終止符を打つため、敵拠点を探していた」。


「こんな事何時までする気だ、隊長こんなことしても、無意味だ」

「グリシーヌ君は、何時もそうだね、だから君は短気なんだ」


「戦いにおいては情報が重要なんだ」

「そのとーりです中尉さん分かってますね」

「隊長久しぶりだね」

「きゃあああああ。東京の花組の皆さーん」

エリカは織姫にダイブをしたが、織姫にかわされた。


「私たちは、巴里華撃団と馴れ合いに来た訳じゃないのですから」

「僕たちは命令を受けてここにいるだけ」


「何だと!!貴様」

「ほら、中尉に言われた事忘れてますよ、貴族の癖に」

「その辺にして、織姫話が進まないから」

「所で、レニ君達はこれからどうするんだ?」

「僕達は、命令を遂行する為に、ノートルダム寺院に行く」

「何故、ノートルダム寺院に行くんだい?」

大神がレニに聞く。

「何故って、ノートルダム寺院の地下に僕たちの破壊対象物と、怪人の居城があるから」

「「「「「「何だって!!」」」」」」

レニの言葉を聞いて、巴里華撃団全員が驚きを隠せないでいた。

「僕と、織姫はその得た、情報を元に内部調査をする事にした」

「何だと!!危険じゃないか」

「まさか司令の指示かそれは?」

「いや今回は、帝国華撃団の司令はこの事を知っていて、僕と織姫の行動を黙認している」

「だから私達の独断です」

「そうなのか・・・」

「僕達はノートルダム寺院に向かう」


そう言って、織姫達は地下司令室を出た。

それから数時間後・・・


大神達は織姫とレニの情報で怪人たちの居城がノートルダム寺院の地下に、あることを知った、巴里華撃団はすぐさま出撃したのだった。


ノートルダム寺院前・・・

うわあ、ポーンが本当にいっぱいいるよ」

「怪しいな」

「どうするのだ?隊長」

「「大神さん」」


「・・・よし突入するぞ皆」

「「「「「了解」」」」」

巴里華撃団は、ノートルダム寺院に突入した。


そのころ直哉達は・・・

「そろそろ行こうか、さくらちゃん、なのは」

「うん」

「わかったわ」

「今回僕達は、加山さんがレニと織姫を助ける援護をするよ、そしていざとなったら、神桜武に、チェンジするよさくらちゃん」

「了解」

「なのは達も魔法で援護してね」

「わかったよお兄ちゃん」

「了解です」

「帝国華撃団出撃せよ!!」

「「「了解」」」

そして直哉達も、ノートルダム寺院に出撃した。

ノートルダム寺院では・・・

「やはり来たな、巴里華撃団」

「お前は、レオン」

「下りて我らと勝負をしろ」


「何故私が、貴様らと同じ土俵に立たねばならんのだ?」

「まあ良い、大神一郎よこれを見ろ」

レオンがそう言うと、巨大な装置の中から、織姫とレニが姿を現わした。

「なッレニ織姫君」

「大神一郎よこの二人を助けたければ武器を置いて、我の前に立て」

「隊長やめるのだ」

「アマちゃんが」

イチローやめてー」

「大神さん」


「大神さーん」


巴里華撃団、それぞれの隊員が、大神を引きとめようとするが、大神はレオンの指示通りに動いた。

「・・・中尉さん」

「・・・隊長」

「覚悟は出来たか?大神一郎」

レオンが大神に最後の攻撃をしようとした時、突然織姫とレニの拘束具が解除された.


大神もレオンも驚いていたが、声の主を効いて大神は、安心していた.

「大神ーー二人の事は、安心しろーー」

「ありがとう加山」

「えーーいポーン共奴らを殺せーーー」

加山たちを大量のポーンが囲むだがその時・・・


「ディバインバスターー」

「クロスファイヤーシュート」

なのはと、ティアナの魔法が、加山達の退路を開き、神桜武が残ったポーンを倒し、加山達を助け一時撤退した。


そして、一連の事に驚いたレオンは、冷静さを失っていた。

ーーマルシュ2巴里華撃団を殺せ」


戦いは巴里華撃団が勝利したと同時に、カルマールの切り札空中砲台オプスキュールが夜の巴里の上空に姿を現わした。


果たして巴里華撃団は、カルマールの野望を阻止できるのか?

 

 

カルマールの野望を打ち砕け!!空中砲台オプスキュールを破壊せよ中編

ムッシュ迫水、これは一体?


グラン・マが、迫水に聞く。

「ああ、直哉君皆に、説明お願いできるかな?」

「わかりました。さくらちゃんからお願い」

「はい、改めまして帝国華撃団花組隊員の真宮寺さくらです。よろしくお願いします」

「次は私達の番だね、私は帝国華撃団でもあり別組織の人間でもあります、紫藤なのはといいます」


「私は機動六課所属のスバル・ナカジマです」

「同じくティアナ・ランスターです」

「同じくエリオ・モンディオルです」

「そして、最後はこの私、帝国華撃団総司令を務めている紫藤直哉です.皆さんよろしくお願いします」


「「「「「「何ーーあのマネージャーが帝国華撃団の総司令だとーー」」」」」」

シャノワールに驚きの声が、木霊していた。


「本当にあんたが、帝国華撃団の総司令なのかい?ムッシュ紫藤?」

「ええ、そうです。ライラック婦人」

「なんだい最初から知ってたのかい?」

「ええ、自分達は最初から知ってましたよ」


「それで、紫藤直哉司令。此度ここに来られたんですか?」

「あー実はですね、自分らもあの空中砲台の破壊に協力したいなと思って、来たんですが」

「何!!それは本当か?直哉」

「ええ、そうですよ先輩」

「ああ、それなら・・・」

「いや断らせてもらおう」

「グリシーヌ!!」

大神はグリシーヌの言葉を聞いて、驚いていた。

「何故協力を受けないんですか?グリシーヌさん」

「確かに帝国華撃団の力を借りれば、簡単かも知れぬが、我らの街は我らで守りたい」

「成る程そうですか、隊員の皆さんの意見はわかりました」


「大神さんの意見は、どうですか?」

「・・・俺は、直哉お願いだ、なのはちゃんの力を貸してくれ」

!!

「「隊長正気か?あんな女子供の部隊だぞ」」

「いや力を借りるのは、紫藤なのはちゃんだけだ」


「「「「「「何だってーーー」」」」」」


大神の発言を聞いた、巴里華撃団関係者全員が驚いていた。

「なのは、如何する?大神さんのお願いだけど」

「うーんそうですね、大神さん私としては、受けたいんですけどね」

「何か問題があるのかい?なのはちゃん」

「ええ、私も部隊持ちなので、私単独で動く事は、出来ないんですよね」

「それじゃ、なのはちゃんの部下は、ここにいるのかい?」

「ええ、いますよ、スバルとティアナですよ」

「それじゃその2人にも、協力を求めるよ、それならいいかな?なのはちゃん」

「ええ、それならいいですよ、大神さん」

その後、巴里華撃団となのはたち機動六課の1部隊と協力することに決定した。


共闘が決まり数時間後、こちらに来ている機動六課全隊員巴里に着いた。

直哉とさくらのアパ-トでは・・・

「成る程な、わかったで、なのはちゃんヴィータをシャノワールに移動させるよ」

「直哉お兄さん。これで本当に、よかったん?」

「何がだい?はやてちゃん」

「本当なら大神さんと戦いたかったんじゃ?」

「確かにそういう気持ちもあったけど、グリシーヌさんの言葉も正しいからね」

「住んでいる者が倒さなければならないて言う奴かいな?」

「でもね、大神さんが、僕の意図に気付いて、なのはたちと協力要請してくれたから、こちらにも、なのはたちから情報得ることが、出来てどうしょうも出来ない時に、僕とさくらちゃんが出ればいいからね」

「成る程な確かに、ここは巴里やからな」

「巴里華撃団の仕事場に僕達が、目立つのもおかしいし」

「せやな」

「明日だ、巴里の運命が決まるのは」


空中砲台オプスキュール主砲発射まで、残り20時間・・・


 

 

カルマールの野望を打ち砕け!!空中砲台オプスキュールを破壊せよ前編


「それは・・・カルマールとオプスキュールは自分たちが倒します」

「隊長」

「イチロー」

「お前」

「大神さん素敵です」

「大神さん」

「やればできるじゃないか、隊長」

「そうですね、さすがは先輩ですね」

!!

「直哉どうしてここにいる」

「それはですね・・・」


突然の直哉の登場に、驚く巴里華撃団の面々だった。

「お前は、帝国華撃団のマネジャーじゃないか」

「ここは関係者以外立ち入り禁止なんですけど」

「そうだよ出て行ってよ」

「オラ出ていきなよ」

巴里華撃団隊員達が、直哉を追い出そうとした時、大神が待ったをかけた。

「皆、待ってくれ」

「ムッシュ如何したんだい?」

グラン・マが大神に聞く。

「直哉一つ聞かせてくれ?お前は、マネージャーとしてこの場に来たのか?」

「それは、違いますよ先輩」

「そうか・・・なら、ここに来たのは、直哉だけじゃないな」

「ええ、そうですよ3人とも入ってきて」

「「「はい」」」

直哉に呼ばれ、3人が入って来た。

そのころ、街の人の避難を手伝いをしていたスバルとエリオも迫水と共にシャノワールに向かっていた。


「迫水さん何で私達がシャノワールに、行くんですか?」

「ああ、それは直哉司令の頼みなんだよ」

「「直哉さんの?」」

「ああ、どうやら直哉君は、巴里華撃団の皆に、帝国華撃団の司令という事を伝えるみたいなんだ」

「ええーー」」

「どうして、そういうことになったんですか?」

「ああ、今回の事件で出てきた物を完全に被害を出さないように、破壊するには、君達の持つ魔法がキーだといっていたんだ、現に君達の部隊。機動六課全員が巴里に到着する」


「「ええーーー機動六課全員ですかーー」」

「さあ二人共着いたぞ、地下司令室に向かうよ」

「「はい」」

シャノワールでは・・・

「あーー君はなのはちゃんじゃないかーー久しぶりだね」

「どーも大神さんお久しぶりです」


「ホント久しぶりだね、何時こちらに戻って、来たんだい?」


「ええ、最近ですね」

「隊長。こいつらの事知ってるのか?」

グリシーヌが大神に聞こうとした時、迫水とエリオと、スバルがやって来た。

「あーーなのはさんにティア来てたんだーー」


スバルが、ティアナに抱きつく。

「ちょっスバルやめなさい皆が見てるでしょう」

「あ、ごめん嬉しくて」

「ムッシュ迫水、これは一体?


グラン・マが、迫水に聞く。

「ああ、直哉君皆に、説明お願いできるかな?」

「わかりました。さくらちゃんからお願い」

「はい、改めまして帝国華撃団花組隊員の真宮寺さくらです。よろしくお願いします」

「次は、私達の番だね、私は帝国華撃団でもあり、別組織の人間でもあります、紫藤なのはといいます」


「私は、機動六課所属のスバル・ナカジマです」

「同じくティアナ・ランスターです」

「同じくエリオ・モンディオルです」

「そして、最後はこの私、帝国華撃団総司令を務めている紫藤直哉です.皆さんよろしくお願いします」


「「「「「「何ーーあのマネージャーが、帝国華撃団の総司令だとーー」」」」」」

シャノワールに驚きの声が、木霊していた。










 

 

カルマールの野望を打ち砕け!!空中砲台オプスキュールを破壊せよ後編


共闘が決まり数時間後、こちらに来ている機動六課全隊員巴里に着いた。

直哉とさくらのアパ-トでは・・・

「成る程な、わかったで、なのはちゃんヴィータをシャノワールに移動させるよ」

「直哉お兄さんこれで本当に、よかったん?」

「何がだい?はやてちゃん」

「本当なら大神さんと戦いたかったんじゃ?」

「確かにそういう気持ちもあったけど、グリシーヌさんの言葉も正しいからね」

「住んでいる者が倒さなければならないて言う奴かいな?」

「でもね、大神さんが、僕の意図に気付いて、なのはたちと協力要請してくれたから、こちらにも、なのはたちから情報得ることが、出来てどうしょうも出来ない時に、僕とさくらちゃんが出ればいいからね」

「成る程な確かに、ここは巴里やからな」

「巴里華撃団の仕事場に僕達が、目立つのもおかしいし」

「せやな」

「明日だ、巴里の運命が決まるのは」


空中砲台オプスキュール主砲発射まで、残り20時間・・・


翌日・・・


早朝

「直哉君。今回の戦い大神さん達勝てるのかな?」

「うーんどうだろう、僕としては、何も無く終ればいいんだけどな」

「だが無理だろう。お前たちの行動を見ている奴がいるぞ」

「「え、どういう事?神王」」

「思い出すがいい、二人とも。お前たちがここでの戦いに関わった時に、出てきた物の事を」

「「・・・あ、銀色の魔道兵器ーー」」

「左様奴等は、どうやら直哉とさくらに、興味があるようだ」

「「私たちに?」」

「私にはそう見えた、だから余り派手には、動くなよ」

「「了解」」

空中砲台オプスキュール主砲発射まで、残り15時間・・・


空中砲台オプスキュール破壊作戦開始まであと一時間・・・


そのころ大神は・・・

巴里の街を、見回っていた。

「いつもは、華やかな街が、静か過ぎて嫌になる」

その時警察署からやってきたエビヤン警部と大神は出会った。


「おお、大神君じゃないか、君は聞いてないのか、緊急避難指示を、もうすぐ大地震が巴里を襲うんだぞ、君も避難をしなさい」

「わかりました。警部それではまた後で」

「ああ、それではな」


その後エビヤン警部と別れた、大神は巴里華撃団各隊員と出会いそれぞれと話を終えると、作戦開始5分前になり、シャノワールに向かった。



シャノワールで、最終作戦の確認した巴里華撃団は高速輸送列車エクレールに乗り、凱旋門に向かい、そこで大神たちはリボルバーキャノンによって空中砲台オプスキュールに乗り込んだ。

その状況を見ていたなのは達も驚いていた。

「巴里華撃団参上!!」


「ぬう!!巴里華撃団ここに直接乗り込んでくるとは!!仕方がないお前たちとの決着はこちらでしてやる」

「出でよポーン共、そしてわしの蒸気獣サンフォニーよ」

そしてついに、カルマールとイカ型蒸気獣サンフォニーとの最終決戦が始まった。

「なのちゃんたちは、ポーンの相手を頼む」


「「「了解です大神さん」」」

そして巴里華撃団はカルマール追い込み、大神がカルマールに最後の一撃を与えた。




「グフフ見事だ・・・小僧わしと、サンフォニーを倒すとはな、だがこれで終わりと思うなよ」


そしてサンフォニー共にカルマールは死んだ。

その上空でピエロ少年が、カルマールの魂を回収し、時は満ちたといいながら消えていく。

「ねえドクター僕達の出番まだなの?」

「ああ、もう少し待っていてくれ、間もなく私が望む混乱が、この街を襲うから」

そういって、ドクターと呼ばれた男の声は途絶えた。







 

 

番外編 機動六課の帝都観光


この話は、大神、エリオ、スバルが巴里に旅立ち、米田が帝劇に戻って来て直哉とさくらと話している間の機動六課サイドの話である。

「皆今戻ったぞ」

「「「「「米田さんお帰りなさい」」」」」

「おう」

「なのはさん。あのおじさんは、誰なんですか?」

キャロが、なのはに聞く。

「キャロ、ティアナあの人は、お兄ちゃんが支配人する前に、支配人してた人だよ」

「へえそうなんですね」


「お、なのはじゃないか、随分大きくなったな、それに、女ぽくなったじゃねえか」

「米田さんの久しぶりです。そりゃそうですよ、こちらと向こうでは、時間の流れが違いますからね」

「そうかそうかで、事件関係だな。大神と付いて行った二人は、大神の護衛役も兼ねてるんだな?」

「ええ、そうですね」

「なのはさん良いんですか一般人に話して?」

「ティアナ、キャロこの人は、この世界の軍人で、米田一基中将だから」


「「ええーーーこの人が軍人で、中将ーーーー」」

キャロとティアナは、驚いていた。

「おいおいそんなに驚く事はないだろ?」

「いやいや、米田さんの事知ったら皆こういう反応しますよ」

「そんなもんかね?そうだ、なのはさくらと直哉は、支配人室か?」

「はいそうですよ」

「じゃあ俺は行くわ」

米田は、なのはたちと別れ支配人室に向かった。


「本当にあの人が中将なんですね」

「まだ信じられないわ」

キャロと、ティアナが米田一基が、軍人であり中将という事を信じられずにいた。

「さてと、ティアナに、キャロ今から部隊長とフェイト隊長を誘って、帝都観光に行こう」


「「ええーー今からですか?なのはさん」」

「そ、行こうね二人とも?」

「「は、はい」」

そしてなのはの半脅迫により女5人の帝都観光がスタートした。


そして様々な場所、上野や浅草や赤坂を見て回っていた。

「うわあ、やっぱりここは自然が多いですね、フェイトさん」

「そうだねキャロ」

「なのはさん私達は、いつ向こうに戻るんですか?もう一月経ってるのに」

「うーんそれは、部隊長に聞いてねティアナ」

そして5人の帝都観光が終わり、なのは達は帝劇に戻ると、直哉からある通達を聞いて驚いていた。

そして3日後・・・

直哉と、さくらは予定通り帝劇を米田と、かえでに任せ、新婚旅行の目的地の巴里まで、神桜武の飛行能力を使い、巴里に出発したのだった。

「行っちゃったね、姉さん達」

「うん、フェイトちゃんお兄ちゃん大丈夫かな?心配だよ。スバル大食いだから・・・」

「・・・なのは・・・」

「そこは違うと思うけどなあ」


と心で思うフェイトだった。





 

 

古の神の復活前編


カルマール撃退直後・・・

「行くよスバル、ティアナ」

「「はい」」

「ディバインバスターー」

「クロスファイヤーシュート」

「スターライトーブレイカーー」

なのはたちの活躍により、カルマール消滅によって、、暴走しかけていたオプスキュールはなのはたちの魔法によって、消滅した。

太正15年9月・・・

カルマール率いる怪人軍団と巴里華撃団との戦いが、終結し半月後・・・

大神達、巴里華撃団は漸く訪れた平和を謳歌していた。

そんなある日・・・

「都市を守る者よ、これ以上我等の邪魔をするな」

「パリシイの子供達よ、時は来た」

「う、エリカ君しっかりしろ、コクリコ、グリシーヌ、ロベリア、花火君」

「無駄だよ君の声は、彼女達には届かない」

「何だと!!」

「間もなく君の仲間の5人は、こうなる運命だからね」

そう言って、謎のピエロ少年は、エリカの体に1本の剣を突き刺した。

「やめろーーー」

そして、大神は夢から覚めた。

「はあ、はあ、夢か・・・よし着替えて、シャノワールに行くか」

大神は、シャノワールに行く途中で、楽しく話しているエリカと、なのはを見かけた。

「やあ、おはようエリカ君。なのはちゃん」

「「あ、おはようございます大神さん」」

「ところで君達は今何かを話してたね」

「ああ、それはですね、なのはさんが空を飛べるという話をしてたんですよ」


「エリカが、大神に説明する」


(なるほどなのはちゃん、魔法のことを、エリカ君に聞かれてたんだね)

(ええ、そうなんですよ、お兄ちゃんからは、緊急時にのみSLBを撃っていいと言われたんでしたんですが、その一連の行動をエリカさんに、見られていたみたいで)

「なるほど」

「二人で、何を話してるんですか?」

その時大神とエリカに緊急通信が来た。

「ムッシュ、エリカ、あのカルマールが生きていて、凱旋門に現れたよ」

「何ですって!!」

「エリカ君急ぐぞ」

「はい大神さん」

「なのはちゃん君は、この事を直哉とさくら君に、伝えてくれ、もしかすると魔道兵器も出てくるかもしれないからね」

「わかりました大神さん」

そして、大神とエリカは、なのはと別れた。

大神とエリカは急ぎ、シャノワールに戻り、他の隊員と合流し、凱旋門に出撃した。

「巴里華撃団参上!!」

「そこまでだ、カルマール」

「・・・主らは一体誰じゃ?我が何者かを知っているのか?」

「何を言っているんだ?カルマール」

何の前触れもなく、復活をしていたカルマール。だがこれは、これから巴里で起きる事態の序章に過ぎない。

そして、謎の復活を果たしたカルマールは、大神達巴里華撃団の記憶が飛んでいるようだった。

果たしてカルマールの復活には、どんな意味があるのか?


そのころなのはたちと、直哉とさくら達帝国華撃団にも、何者かによる襲撃が実行されていた。




 

 

古の神の復活後編 


大神がエリカとナノハと出会っている頃・・・


直哉とさくら、スバル、ティアナ、エリオの5人はパリ郊外でゆっくりしていると、突然魔道兵器を率いて直哉達を襲撃してきた。


「お兄さんが、帝国華撃団の人でしょ」

「君は一体誰だ?」

「僕の事は、どうでもいいでしょ、貴方はここで死ぬんだから」

そう言って少年は、直哉を襲う。


!!

「直哉君危ない」


さくらが少年の攻撃を防ぐ。

「お姉さん、人の分際で僕の攻撃を防ぐなんてやるね」

「貴方は誰ですか?どうしてこの人を狙うんですか?」

「それは僕達の計画に、邪魔だからじゃないか、それはお姉さんもだけどね」

「何をいってるの貴方は?」

「まあいいや顔見せは、そろそろ戻らないと、奴が来るだろうし」

「じゃあねお兄さん、お姉さん」

そう言うと、少年と魔道兵器は、撤退した。

「助かったのか?僕たちは」

「どうやらそうみたいだね直哉君」

「一体あの子は何者なのでしょうか?」

「さくらちゃん今はわからないけど、あのこの正体は、でも僕達帝国華撃団の敵と言う事は、確実だろうけど」

その時なのはが戻って来た。

「お兄ちゃんさくらさん、大変だよ」

「どうしたのなのは?」

「イカの公爵が復活して今巴里華撃団が対応してるけど、その周辺に、魔道兵器の反応もあるから、お兄ちゃん達も来て」

「わかった、なのはさくらちゃん行こう」

「ええ、直哉君生きましょう」

そして直哉達は大神達の元に向かった。

そのころ巴里華撃団は・・・


「グフフ見事だ小僧、このわしを2度も屠るとはな、だが我らパリシイの怨念が、滅びたわけではないぞー」


カルマールがそう言うと蒸気獣サンフォニーは、爆発し、カルマールも爆発の中に、消えていった。

巴里華撃団と、カルマールの戦いを上空で見ていた、ピエロ少年はカルマールの魂にお疲れ様と言った。


「時は満ちた、パリシイの子らよ汝らの魂を我等の神オーク巨樹に捧げる時が、目覚めよオーク巨樹よ」

ピエロ少年がそう言うと、巴里全体に大地震が起きた。

地震が収まった直後、巴里を覆う巨大な気が生えていた。


地震後に出てきた巨大植物は、あっという間に巴里全土を覆い隠した。まるで、巴里に住んでいる人間達を逃がさないようにも見えていた。

「直哉君あれは一体?」

「僕にもわからないよさくらちゃん」

「直哉、さくらあれが、この地巴里で、活動していた怪人達の真の親玉だ、名をオーク巨樹と言う」

「「オーク巨樹」」


神王の言葉を聞いた二人は、驚きを隠せないでいた。

「直哉君如何するの?これから」

「とりあえずシャノワールに行こう、皆」

「「「「了解」」」」」

直哉達は、急ぎシャノワールに向かった。




 

 

3章 最終回 都市は生きている


直哉達が急いでシャノワールに向かっている頃・・・

シャノアール地下司令室・・・

「一体あれは何なんだ?」

「禍々しいですけど、何故だがあれを見ていると、心が安らぎます」

「何を言ってるんだい?エリカ君」

「ごめんイチロー僕もエリカと同じ気持ちだよ」

「コクリコ君もなのか?」

「やあ、巴里を守護する者達巴里華撃団既に、君達の役目は終わった」

「さあ大いなる母へその身と魂を捧げる時が来た」

「大いなる母だと!!、まさかあの巨大植物の事なのか?」

「そうだあれこそ我らパリシイの神オーク巨樹なのさ」

「オーク巨樹だと」

「何故だ、エリカ君たちが、何故オーク巨樹に反応する?」

「それは、都市を守るもの以外の、5人が、パリシイの子供だからさ」

「パリシイは、オーク巨樹には、逆らえないのさ」

「君達が邪魔をしても良いよ、・・・出来るならね」

そう言って、サリュは消えた。

「皆、急いで出撃するぞ」

大神がそう言うが、5人は、動けずにいた」

「ごめんなさい大神さん」


「くそ何なんだ、この気持ちは」

「何故私の体が動かんのだ?」

「ごめんイチロー」

「大神さん私たちは、出撃出来そうにありません」


その時直哉とさくら、なのはたちが、地下司令室にやって来た。

「先輩何しているんですかこう言う時こそ、先輩のしてきた事が大事ですよ、そうだよねさくらちゃん」

「そうね、大神さん自信を持ってください。今エリカさんたちを救えるのは貴方だけなのだから」

「直哉、さくらくん」

「皆聞いてくれ。俺は巴里を救いたいわけじゃない」

「ムッシュ何を・・・」

横槍を入れようとするグラン・マを直哉が止めた。

「俺は君達といろんな事を体験し、楽しい思い出となった俺の大事な街だから、守りたいんだ。俺たち6人で」

「貴公はなんと言う男だ」

「ヘッ悪くないなそういうのも」

「大神さん素敵です」

「イチロー大好きだよ」

「大神さん・・・行きましょう。私達の最後の戦いへ」

「ああ、エリカ君」


よし皆行くぞ!!巴里華撃団出撃せよ!!目標地点オーク巨樹」

「「「「「了解」」」」」

こうして巴里華撃団は、最後の戦いへ出撃した。

大神達は、リボルバーキャノンでオーク巨樹の体内に潜入することが出来た。

オーク巨樹内部・・・


「ふう、何とか潜り込めたな、エリカ君」

「ええ、ですが皆と逸れちゃいましたけど」

「仕方が無い皆を探しながら最深部に行くしかない」

「行くぞ!!エリカ君」

「はい、大神さん」


そのころ直哉とさくらも、なのはたちの使う魔法を利用し、オーク巨樹の体内に潜入していた。


「あ、あれはコクリコと花火さんだわ」

「さくらちゃん二人を助けよう」

「うん、破邪剣征・桜花爛漫」


神桜武の攻撃に、コクリコ、花火を囲んでいるポーンは全滅したのだった。

「「さくら」さん」

コクリコと花火は、意外な救援に驚いていた。


「「さあ二人共急いで大神さんとエリカさんの元に行って」」

「「でも」」

「私達なら、心配しないで」

「君達は君達の使命を果たすんだ」


「「はい」」

コクリコと花火は直哉とさくらと別れた。


そして、大神とエリカは、最深部に向かう過程で、コクリコ&花火、グリシーヌ、ロベリアの順で、合流をして、オーク巨樹最深部手前で、ピエロ少年サリュが操る蒸気獣オパドが現れた。

そして、戦いはサリュの乗る蒸気獣オバトの敗北となった。

「馬鹿なこんな事があっていいはずはないんだ」


そしてサリュは、最終手段を使った。


ピエロ少年サリュとオパドを倒した直後サリュは、最後の力を使い、オーク巨樹と融合し、絶対神ガルニエとなっていた。


そして巴里華撃団の最後の攻撃が、始まろうとしていた。

「正義」

「友情」

「勝利」

「平和」

「そして、愛」

「消えろ巴里に仇名す敵よ」


そしてガルニエは、攻撃を受け次第に消滅していく。

「馬鹿なこの僕が消える」

そしてサリュも消えていく。

巴里に平穏が戻った瞬間だった。

それから一週間後、直哉とさくらは、なのはたちと共に、帝都に戻って行った。




 

 

4章 世界を超えての出会い編 帰りの船の中で語られる昔の話

 
前書き
今回から新章です。

この章と次章は、時間軸は同じ巴里から帝都に戻る時間内です。

大神さんはまだ巴里にいますので
 

 

太正15年9月中旬・・・

巴里を震撼させたパリシイ事件から1週間が経ったある日


シャノワールでは・・・

「もう帰るのか直哉」

「ええ、いつまでも帝劇を夏季休暇にするわけにも、行きませんし、それになのはたちも向こうの仕事があるみたいですからね」


「なるほどな、なのはちゃん達もありがとう」

「いえいえ、そんなこと無いですよ、大神さんもお兄ちゃんみたいに早く結婚したほうがいいですよ」

「いい!!」

「「「「「ええーーー直哉さん結婚してたんですかーーー」」」」」

予想外の事に驚く巴里花組だった。

「あれ皆さんに言ってませんでしたかね?」

「「「「「聞いてませんよ」」」」」

「改めて紹介しますね、僕の妻である人を」

「私が直哉君の妻の、真宮寺さくらです。よろしくね皆」


「「「「「ええーーーさくらさんなのーーー」」」」」

再び驚く巴里花組だった。


「まさか、あんた達がシャノワールに来た時迫水が、直哉に対して変だったのはこう言う事だったんだね」

「グラン・マすいませんあの時僕達の素性を言うと、大神さんに知られるのを避けたかったんで」

「何故だ直哉?」

「大神さん忘れたんですか、仙台での出来事を」

「・・・」

「その結婚待ったーーー」

!!

突然の大神の登場で、式に来ていた来客達は驚く。

花組や米田も例外ではなかった。

「おいおい、隊長が来てしまったぞ」

「嘘ーー熱海から仙台まで来たの?」

「あの馬鹿やろう」

「さくら君こんな結婚をする必要はない。君に相応しい男は、この俺しかいないのだから」


ガヤガヤ・・・

大神の言葉を聞いた来客は、戸惑いを隠せないでいた。

「大体俺のさくら君を奪い取った馬鹿な男は誰だよ?」

!!

「私がいつ大神さんの物になったんですか?」

さくらは強い口調で言う。

「何時からって、上野公園で再会した時からだろ?」

「「「「「はああああ!!」」」」」

大神の発言に花組隊員が一番驚いていた。

「さあ、さくら君俺と一緒に、熱海に行くぞ」

そう言って、大神はさくらの腕を引っ張る。

「嫌、離してください」

だが、大神はさくらの声を無視して、進むそんな状況を見せられ、来客は大神に対し、嫌な奴と言う感じで見ていた。

「さて、先輩満足しましたか?ちなみにこの結婚式は、紫藤直哉と、真宮寺さくらの結婚式なので、勝手に新婦を連れて行くな大神一郎!!」


「直哉君」

「おお、なのはちゃんついに全面戦争だよ」

「だねアイリスちゃん」

「こら、あんた達そんなこと言うんじゃない」


「「ごめんなさいマリア」さん」」


「今・・・・何と言った?直哉俺のさくら君を奪ったのは、お前だったのかーーーー」


そう言いながら大神は、直哉に迫るが、さくらが二人の間に入り、大神に見せ付ける形で、二人は誓いのキスをした。

「さくらちゃん愛してるよ」

「私もよ、直哉君」

「あああああーーー」

直哉とさくらの誓いのキスを直視した、大神は気絶した。

「という事があったんですよ」


「「「「「「オーーーやるなあ」」」」」」

「隊長にしてはやるではないか」

「これが略奪愛ですか」

「このまま奪えばよかったのにな」

「大神さん人のを取るのは駄目ですよ」

「そうだぞイチロー」


「わわっやめてくれーー直哉」

「そんなことも、あったねお兄ちゃん」

「さて僕達は、そろそろ行きますね」

「「「「「それでは皆さんお元気で」」」」」

そして直哉たち5人は、シャノワールを出て、港に向かい、帝都行きの船に乗った。


船内・・・

「あの直哉さん聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

「何かなエリオ?」

「直哉さん達となのはさんの出会いを教えてください」

「ティアナも何か聞きたい?

「それじゃあ帝国華撃団が出来た理由を教えてください」

「わかった順番に話すよ」

そして直哉の話が始まった。




 

 

船内での話序章


船内・・・

「あの直哉さん聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

「何かなエリオ?」

「直哉さん達となのはさんの出会いを教えてください」

「ティアナも何か聞きたい?

「それじゃあ帝国華撃団が出来た理由を教えてください」

「わかった順番に話すよ」

そして直哉の話が始まった。

「まずティアナ達に、教えないとだね、この世界がどうやって、発展したかを」

「「「どうやってって、蒸気革命が起きたからでは?」」」

スバル達三人はそう答えた。

「確かにそれも間違いじゃない、じゃあここで、僕からの質問だよ」


「僕達帝国華撃団や巴里華撃団が、戦っていた敵は、何で出現したかわかる?」


「うーん難しいよー」

「僕もわかりません」

「エリオ君には、難しいよね」

「はい、直哉さん」

「もしかして・・・巴里華撃団の方々が戦った敵は、巴里という街自体に、封印されていた存在なんですか?」

「うーん違うかな、巴里という街の歴史にこんな事があったらしいよ」

そして直哉はなのはたちに、巴里の歴史を伝えた。

「「「「そんな事が・・・」」」」

「それじゃああの敵は、自分たちの街を取り戻す為に動いていただけ」

「そうだね。はたから見れば、人間が悪いよね領土を増やす為とは言え、戦争を仕掛けたからね」

「でも、君たちの世界にも、魔法が使えるようになる前は、そんな歴史はなかった?」

「「「確かに、ありました」」」


「私達の帝都も、帝都になるまでに、魔の力を取り入れてたの、呪術的なものを、用いてね」

「そんな力を用いて、もしくはそんな歴史が発展した街は、何れ災厄が訪れると危惧した。僕の両親が、帝国華撃団を立ち上げたのさ」

「みんな、光と闇の関係てわかるかな?」

「「「光と闇ですか?」」」

「そう、光と闇。光は僕達の日常としたら、闇は、人間の持つ感情妬みとかのね」

「そういう不の感情を糧として闇は成長するんだ、僕達そんな闇からみんなを守るのが帝国華撃団の役目と僕は考えてるよ」

「いくら僕達でも、この星に住んでいる人を救うことなど出来ないんだから」

「さて、それじゃあ本題に入るよ」

「それじゃあエリオの質問から答えるね」

「僕とさくらちゃんが、初めて会ったのは、僕達が12歳くらいだったかな、その当時僕達は仙台に住んでたんだ」

「そんなある日僕とさくらちゃんは、空から落ちてくるくるのを見て、落下地点に行くと、そこになのはがいたんだ」

「そうそして、私はここに来て、お兄ちゃんとさくらさんに会ったの」

「君、大丈夫?」

「うーんここは?・・・きゃああ、レイジングハート」

「え、ちょっと待って」

直哉は慌てていた.いきなり見つけた女の子に武器を突きつけられた。

「行くよレイジングハート、スターライトーブレイカーーー」

「うわああああ」

「「「なのはさん。鬼畜です」」」

「仕方がないでしょう驚いたんだから」

そして直哉の話は続くのだった。




 

 

初めてのなのはとの出会いと真夏の夜の夢前編


船内・・・

「それじゃあエリオの質問から答えるね」

「僕とさくらちゃんが、初めて会ったのは、僕達が12歳くらいだったかな、その当時僕達は仙台に住んでたんだ」

「そんなある日僕とさくらちゃんは、空から落ちてくるくるのを見て、落下地点に行くと、そこになのはがいたんだ」

「そうそして、私はここに来て、お兄ちゃんとさくらさんに会ったの」

回想・・・


「君、大丈夫?」

「うーんここは?・・・きゃああ、レイジングハート」

「え、ちょっと待って」

直哉は慌てていた.いきなり見つけた女の子に武器を突きつけられた。

「行くよレイジングハート、スターライトーブレイカーーー」

「うわああああ」

回想終了・・・


「「「なのはさん。鬼畜です」」」

「仕方がないでしょう驚いたんだから」


「なのはさんいいですか?質問しても」

「何かなスバル?」

「何でなのはさんが、ここに来た理由は、何だったんですか?」

「あーーそれはね、ただの転送ミスなんだ」

「「「「ええーーー転送ミスーー」」」」

「そうなんだ、で私は、この世界の時間で言えば、約5年おにいちゃんとさくらさんと暮らしてたんだ、だけど私が、ここで生活しはじめて1年くらい経ったある日、お兄ちゃんのお父さんとお母さんが、海難事故で死んじゃったの」

「「「「ええーーー」」」」

「そして僕は海軍で、遠征に行ってた時期だったから僕は父さんと母さんと会ってなくて」

「後は、以前皆に話した通りだよ」


「後質問なんですけど、直哉さんが、帝国華撃団と関わる事になったんですか?」

「ああ、それはね・・・」


そして、直哉は語りだす。帝国華撃団との出会いで始まりの日の事を」

「はあ、良い天気だな、まさか自分が憧れている。帝国華撃団に自分が配属されるなんて、夢みたいだ」

「でもおかしいなあ、帝国華撃団といえば、先輩の大神一郎さんが配属されたのに、なんで、僕まで呼ばれたんだろう?

その時、直哉は声をかけられた。

「あのーー紫藤直哉さんですか?」

「あ、はい自分がそうですけど、あれ真宮寺さくらちゃん」

「え、そうですけど、もしかして直哉君?」

「そうだよ、小さい頃一緒に遊んでた直哉だよ」


「ええーーどうしてここにいるの?」

海軍の指示で、帝国華撃団に行くことになったんだ、そういうさくらちゃんは?」

「私は、今日から帝劇に来る人を迎えに来たんだよ」

「そうだったんだ、でも不思議だね、こんな所で再会するなんて」

「フフそうね、直哉君のご両親元気?」

「ああ、二人共去年海難事故で死んじゃった」

「ごめんなさい、直哉君、私ったら」

「良いよ気にしないで、それより何で僕が帝国華撃団に配属されたんだろ?」

「僕より優秀な大神さんがいるのに?」

「直哉君。大神さん知ってるの?」

「うん、僕の先輩なんだ」

「そうなんだ、どうせなら直哉君が、帝国華撃団の隊長だったら良かったのに」

「僕なんて、無理だよ」

「そんな事ないよ、直哉君の霊力の強さは、お父様が、認めてたもん」


「ええー嘘一馬さんがー」

直哉はさくらの言葉を聞いて驚いていた。

「とりあえずこれから宜しくね、さくらさん」

「直哉君にさくらさんて呼ばれたくないよ、昔みたいに、さくらちゃんがいいなあ」

「わかったよ、さくらちゃん、でも人前だとさんで呼ぶからね」

「わかったよ、直哉君」

「さて、直哉君大帝国劇場へ案内するね」

「ありがとうさくらちゃん」


「支配人さくらです。紫藤直哉さんを連れて来ました」

「おう、待ってたぜ二人共入って良いぞ」

「「はい」」

直哉とさくらは、支配人室に入った。


「久しぶりだな。直哉」

「はい米田支配人。支配人もお元気そうで安心しました。

「うむ、して今回直哉お前を呼んだのは、他でもない、直哉俺の代わりに、帝国華撃団の総司令に任命する為に呼んだのだ」

「「ええええーーーー」」

さくらと直哉は米田支配人の言葉を、聞いて驚いていた。

「どういうことですか?自分が総司令をやるという事は?」

「ああ、実はな、暫く俺が帝劇を離れなきゃ行けないことが起きたんだ」

「「どういうことですか」」

「ああ、お前の両親の死が、只の事故ではないという証拠らしき物がでてきたんだ。」


「「ええーーそうなんですか?」」

「俺は直哉の両親にお世話になって、この帝国華撃団を作ったんだ、せめて俺だけでも、二人の死の真相を公にしてやりてえんだ」

「支配人・・・」

「でも俺海軍所属ですよ良いんですかね?」

「ああ、それは問題ない、何故なら、直哉お前は、海軍を除隊した事になっているからな」

「ええーー」

本日3度目の叫びが響いた。

「こうしておいたほうが、さくらと別れなくて済むぞ」

米田の言葉を聞いたさくらと、直哉は、互いの顔が赤くなってるのを、見た。

「これが僕と帝国華撃団との出会いの最初だよ」

「続きは、次回だよ皆」

「「「「ええーーー」」」」




 

 

初めてのなのはとの出会いと真夏の夜の夢中編

「「「「ええーー」」」」

「直哉さんの両親が何者かに殺された可能性があるんですか?」

「そういう事、でもね,あくまで可能性があると言うだけの話だからねエリオ」

「だから、直哉さんはあの時、私に言ったんですね」



「それに僕がティアナさんに、言える事は一つだけですね、貴女の力は自分の為に使いなさい」

!!

「僕が見ている限り貴女は、誰かの為だけに、力を使ってますね、それも多分。死んだ人間でしょうね」

!!

「お兄ちゃんもうその辺でいいでしょう」

「・・・それのどこが悪いんですか?」

「別に悪くはないですよ、只ティアナさんの場合は、その傾向が強すぎるので、注意が必要ですよ、その上ここに来る前もかなり運動してたんでしょうね」

!!

「貴方に何がわかるんですか、私の気持ちがわからない貴方に・・・」

「いいえわかりますよ、肉親の失った気持ちくらいは・・・」

「えっ」

「あ、お兄ちゃんあの事言ってるのね」

「なのはさんどういう事ですか」

「ティアナ貴女は肉親の最後を見れたのでしょ」

「ええ、それが何か?」


「僕も両親を一度に亡くしたんですよ、貴女と一緒ですね、只違うのは、誰が殺したのかが未だにわからないんですよ、4年も経つのに、その上僕は、両親の遺体にすら会えずじまいですし、僕にとっては、貴女みたいに、明確に復讐したいと思っても、出来ないからね」

「そんな・・・事って」

「だから復讐もしくは、見返したい相手がいてもその過程で、貴女が死んでも、あの兄妹は馬鹿だな等と言われるんですよ、だから貴女も僕も長く生きないといけないと思うんです」

「正直あの時は、直哉さんの言っていた言葉の意味が、わからない部分がありましたけどね」


「でも今は、悲しむより、私が生きている内は、兄さんも死んでない事がわかりましたから」

「うんいいね、よし、そんな皆にいい事を教えよう」

「君たちの上司であるなのはについて」


「皆聞きたいか?」

「「「「聞きたいです」」」」

「太正13年夏のある日・・・」

「まさかお兄ちゃんあの事言うの?」

「どうやらそう見たいね、なのはちゃん」

「それはこのレイジングハートのおかげだよ。おばさん」

「なっおばさんですって」


「何この子小さいね」

「あんたも変わらないじゃない」

「アイリスチビじゃないもん」

「チビだよ、チビ」

「もう、貴女は誰なの?」

「私?私は、高・・・違った紫藤なのはだよ紫藤直哉の妹だよ」

「「「「「ええーー貴女が」」」」」

「なのはちゃん何時来たの?」

「今さっきだよ、この泥棒ネコ」

なのはは、さくらに、泥棒ネコと言い放つ。

「何で、私が貴女に、そんな事言われるの?」

「私には、判るよ、さくら貴女は、直哉お兄ちゃんと、霊力の融合とキ・・ス、キスしたんでしょ」

「な・・・なんでなのはちゃんそのことを知ってるの?」

「だから、貴女は泥棒ネコよ、さくら」

「私から直哉お兄ちゃんを、奪ったんだから」

「私、貴女から直哉君を、奪ってないよなのはちゃん」

「嘘よ奪っているのにその自覚すらないの?」


「だから私は、奪ってないってば、なのはちゃん」

「奪ったたら、奪ったの」

「奪ってないたら奪ってない」

「「ううーーー」」

なのはとさくらの言い争いは、暫く続いた。


「何なんですか?その低次元の争いは」

スバル達は直哉の話を聞いて驚いていた。

「「うう恥ずかしい」」

なのはとさくらは恥ずかしがっていた。

そして、直哉はその年の特別公演で、起きた出来事を話し出した。



 

 

初めてのなのはとの出会いと真夏の夜の夢後編

「スバル君達実際演じてどうでしたか?」

「難しいかったですよあの役は」


「だろうね、あの役は、今のところなのはしか完璧に、演じきれないからね」

「大体あの役が誕生した切欠は、なんですか?

スバルが直哉に聞く。

「あれはね、なのはが、帝劇と関わる前の話だよ」

太正12年夏・・・

支配人室・・・

「なあ、直哉頼みがある。また俺のオリジナル舞台を開催させてくれ」


「ええーまたですか、先輩?」

「ああ、あの時とは、違ってさくら君達も舞台作りに協力してくれるから、そんなに時間もかからない筈だ」

「ふむ花組のみんなの協力があるんですね?それでどんな舞台にしたいんですか?」

「ああ、これを見てくれ」

大神は、直哉に、台本(下書きを見せた)


「ふむふむ、成る程タイトルが、真夏の夜の夢ですか」

「大神さん一つだけ確認しますが、この大きなセットは、この舞台でのみの使用予定ですか?」

「それは、別の舞台でも、使える様に紅蘭に頼んでるよ」

「そうですか、そういう事ならこの舞台真夏の夜の夢の舞台化の許可を出しましょう」

「そしてあの装置が誕生したんだよ」

船内・・・


「へえ、知らなかったよ、私も」

なのはが、しみじみ言う。


「それを言うなら僕達だって、なのはとフェイトが舞台女優として有名になるとは、思ってなかったよ、ねさくらちゃん?」


「そうね、でもあの装置のおかげで、なのはちゃんたちが魔法を実際に使ってもいいんだしね」

「そうだったんですね、あの装置は、大神さんの発案で作られたんですね」

「後もう一ついいですか?私達の歓迎会の途中で直哉さんとさくらさんが少しの間居なくなった時に現れた少年直哉さんたちの正体は、何ですか」

「テイアナ、エリオ、スバル君たちは並行世界の存在は知ってる?」

「ええ一応は」

「僕たちの世界では、並行世界との干渉はタブーとされてます」

「それが何か?」

「君たちの歓迎会の時に現れた怪物と少年は、真宮寺直哉君と言って、並行世界から来た少年だよ」

「「「ええーーー」」」

「「「並行世界から来た人なんですか?」」」

「僕達も直哉君の世界に言ったことあるよね、さくらちゃん」

「うんだね、あの時は大変だったね」

「「「えええーーー直哉さんたちも、行ったんですか?並行世界に?」」」

「あるよ」

「お兄ちゃん私その話聞きたいな?」

「スバル達も聞きたい?」

「「「聞きたいです」」」

「じゃあ話すよ、僕達帝国華撃団と真宮寺直哉君との出会いを」

上野公園・・・

「ねえ直哉君どうして、上野公園に来たの?」

「それはね、この手紙の差出人に会う為さ、さくらちゃん」

「そろそろ出てきて良いよ、ご希望の人を連れて来たから」

「さくらお姉ちゃん探したよ」

少年がいきなりさくらに抱きついた。

「きゃあ何この子!!直哉君見てないで助けて」

「落ち着いて、僕名前は、なんて言うの?」

「ごめんなさい僕の名前は、真宮寺直哉18才です。巴里から日本に戻る途中に、僕の持つこのリングが光りだして気がついたらここに来てたんです」

「なるほどね、君は並行世界から来たと認識して良いのかな?」

「はいその認識で良いと思います。それで貴方の名前はなんでしょう」

「僕は紫藤直哉、この世界で、帝国華撃団の総司令をしてるよ」

「ええーー米田さんいないんですか?」

「いるのはいるけど、帝劇にいないんだ」

「そうなんですか?」

「ところで直哉君、君帝劇に来ないか?君のお姉さんも探してあげるよ」

「え、でも・・・」

「直哉君だっけ一緒に行こうよ、君のお姉さんが見つかるまで、私が一緒にいてあげるから」

「わかりました・・・」

「これが僕たちの始めての出会いだったんだ。



 

 

二人の直哉の思い出1 二人の出会い


「じゃあ話すよ、僕達帝国華撃団と真宮寺直哉君との出会いを」

上野公園・・・

「ねえ直哉君どうして、上野公園に来たの?」

「それはね、この手紙の差出人に会う為さ、さくらちゃん」

「そろそろ出てきて良いよ、ご希望の人を連れて来たから」

「さくらお姉ちゃん探したよ」

少年がいきなりさくらに抱きついた。

「きゃあ何この子!!直哉君見てないで助けて」

「落ち着いて、僕名前は、なんて言うの?」

「ごめんなさい僕の名前は、真宮寺直哉18才です。巴里から日本に戻る途中に、僕の持つこのリングが光りだして気がついたらここに来てたんです」

「なるほどね、君は並行世界から来たと認識して良いのかな?」

「はいその認識で良いと思います。それで貴方の名前はなんでしょう」

「僕は紫藤直哉、この世界で、帝国華撃団の総司令をしてるよ」

「ええーー米田さんいないんですか?」

「いるのはいるけど、帝劇にいないんだ」

「そうなんですか?」

「ところで直哉君、君帝劇に来ないか?君のお姉さんも探してあげるよ」

「え、でも・・・」

「直哉君だっけ一緒に行こうよ、君のお姉さんが見つかるまで、私が一緒にいてあげるから」

「わかりました・・・」

「これが僕たちの始めての出会いだったんだ。

そして、僕達は初めて出会った。異世界からの来訪者共に、異世界の敵と」

「それが憑依獣ですか?」

「うんそうだね」

「皆さんお疲れ様です。さくらさん、アイリス、そして直哉君は、私と一緒に来てください」

「直哉お兄ちゃんどうしたの?そんなに慌てて」

アイリスが、直哉に質問する。

「実は先ほど、直哉君のお姉さんであるもう一人の真宮寺さくらさんが見つかりました」

!!

「それで、さくらお姉ちゃんはどこにいるんですか?」

「直哉君落ち着いて、君のお姉さんは、今芝公園で、君のお姉さんを襲撃している相手と戦っているらしい、だからさくらさんとアイリスは、もしものために付いて来て下さい」

「「「了解」」」

「他の皆さんは、現状維持のまま待機しててください」

「「「「はい」」」」


芝公園に向かう車中・・・

「直哉さん、お姉ちゃんを襲う敵とは何ですか?」

「ああ、憑依獣と言う者らしい、今お姉さんを襲っている敵はね」

!!

「直哉君その様子だと君は、憑依獣について何かを知ってるみたいだね」

「・・・直哉さん、お姉さん・・・」

「良いさ、直哉君今は、もう一人のさくらさんを全力で助けよう」

「はい直哉さん」

「ねえさくら大丈夫?」

「頭では、わかってるけど、直哉君にさくらさんなんて呼ばれたくない」

「ああ、ごめんごめんさくらちゃんさくらちゃん、これでいい?」

「うん良いよ直哉君ごめんね、ワガママ言って」

さくらは、直哉に謝った。

「直哉さん、さくらさんどうしたんですか?」

少年直哉が、直哉に質問する。

「ああ、直哉君気にしないで、実はね僕とさくらちゃんは幼馴染で、僕にさんずけで呼ばれるのを極端に嫌うからね、でも直哉君のさくらさんとさくらちゃんの違いをつけるには、直哉君のお姉さんをさくらさんと呼ぶしかないからね」

「ですね、同じ人物ですし」

芝公園・・・


「ついたか」

「あ、お姉ちゃん」

!!

「直哉君来ちゃだめ、そいつのターゲットは私たちなのよ」

「見つけたぞ真宮寺直哉!!」

「お前は京極なのか?」

悪霊憑依獣となった、京極が真宮寺直哉を襲う。


「アイリス」

「うんわかった直哉お兄ちゃん」

「悪い奴はどっか行っちゃえーーー」

「うおおおおお。」

アイリスの超能力で、京極を吹き飛ばした。

こうして、離れ離れだった姉弟は再会を果たした。


「そして、直哉君は、お姉さんと再会を果たすのだけど、だがこの事件はまだ終わりではなかったんだ」

「え、お兄ちゃんどういう事なの?」

なのはが直哉に聞く。

「彼らが来る前に、この世界に、憑依の実を僕たちの世界に呼び寄せた者が居たんだ」

「「「「ええーーー」」」」

直哉の言葉を聞き、驚く4人だった。





 

 

二人の直哉の思い出2 黒幕との戦う5人


「それでその戦いはどうなったの?お兄ちゃん」

なのはが直哉に聞く。

「その後は・・・」

並行世界の大帝国劇場地下司令室・・・


「真宮寺直哉君。君のお姉さんが呼び出したそれは何?」

「え、えーと前鬼ですが?」

「前鬼?つまり君のお姉さんは隊員で、ありながら式神使いなのかい?」

「正確に言えば、違いますけど、大体あってますね」

「でも前鬼が鬼という事は、秘密でお願いします」


「「「「鬼」」」」

「やっぱりなのはたちも驚くよね、なのはは覚えてる?あの時のヴァサラを」

「うん、覚えてるよお兄ちゃん」

「あいつも鬼て、直哉君が言ってたよ」

「「「「ええーーーー」」」」

なのは達は、再び驚いていた。


「そして暫くしてから事件が起きたんだ」

「死者に取り付いて、悪霊憑依獣になっちゃたんだ」

「「「何だってーーー」」」


前鬼と紫藤直哉ともう一人のさくらは、同時に叫んでいた。


その時緊急サイレンがなりモニター見ると、なんと悪霊憑依獣が黒乃巣会の脇時を操り帝都を破壊し始めていた。

「何が起きたんですか司令?」

「大神さん謎の敵が、脇時を使い帝都全域を破壊しています至急脇時を撃破してください。自分とさくらさんと直哉君で謎の敵に対処しますので」

「了解です。帝国華撃団出撃します」

そして今回の元凶である悪霊憑依獣の元に二人の直哉と、二人のさくらとそれぞれの量子甲冑、光武と真双焔武に乗り、前鬼の5人で向かった。

そのころ先に出撃した大神達は、大神を入れた隊員は二人一組でそれぞれの場所で脇侍と対峙していた。

「何なんですの?何時もの脇時じゃないみたいですわ」

「すみれ気をつけろ来るぞ」

「マリアどうするの?」

「とりあえずこれ以上被害が出ないように戦いましょう、隊長の連絡では、直哉司令とさくらが、並行世界の人たちと一緒に、この元凶を、叩く為出撃したらしいから」

「直哉お兄ちゃん、さくら気をつけて」

「行ったで、大神はん」

「おう、狼虎滅却・快刀乱麻」

「やったな大神はん」

「ああ、だが紅蘭。まだ終わりそうに無いな」

「直哉司令、さくら君頼んだぞ」

それぞれの隊員達は、紫藤直哉と真宮寺さくらを、信頼していた。


「来たか、真宮寺姉弟、とこの世界の帝国華撃団」

「さあ覚悟は出来たな、殺してやるぞ

「行くわよ前鬼」


「おう」

「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」

「鬼神ZENKIここに現臨」


「うわあ前鬼君が大きくなったよ、直哉君」

「落ち着いてね。さくらちゃん」

「「超鬼神力、ヴァジュラマハル、サムスカーラ」」

「五大招来」

ラジャス超鬼神ZENKIここに現臨」


「きゃあああ。前鬼君が、変身来たーこれで勝ったわ」

(なんか今回さくらちゃんが崩壊してる気がする)

「「「「直哉さんの気持ちがよくわかるわ」」」」

「仕方がないじゃない感動したんだから」

必死に、言い訳を言うさくらだった。


ついに悪霊憑依獣との最終決戦が始まろうとしていた。

「行くよお姉ちゃんZENKI」

「おう」

「行きましょう」

真双焔武は、ZENKI共に突撃した。

「さくらちゃん僕達も行こう」

「うん直哉君」

「「破邪剣征・桜花放心」」

「二つの必殺技が重なり悪霊憑依獣にぶつかる。

「グオオ。この程度のことで、我が敗れるのか」


二人の必殺技を受けた悪霊憑依獣京極は爆発を起こした。

「やった、これで私達の勝ちだね」

「いやまだだよ、さくらちゃん油断しないで」

「え、直哉君?」「さくらちゃん後ろに飛んで、早く」

「分かった」

光武が後ろに飛んだ瞬間、光武がいた場所には1本の刀が、突き刺さった」

「よくぞかわせたな、褒めてやろう」

「お前まだ生きていたのか?」

「当然だ!!私がこの程度でやられる訳が無いだろ」

「成る程な、先ほどの爆発は、真宮寺姉弟に、憑依するための布石か?」

「その通りだ、よく分かったな人間」

「だが貴様らでは、私を倒す事は無理だ」


「お兄ちゃんその敵どうやって倒したの?前鬼を使役出来る二人が居ない状態で?」

「それはね・・・」
「確かに今のままではそうだな、だが、これはどうかな」

「前鬼ーーー」

「何で千明の声が?」

「私も何でか知らないけど、直哉君とさくらさんを救うには、金剛臨ルドラしかないわ」

「行くわよZENKI」

「おう」
「「「食らいやがれ悪霊憑依獣、金剛臨ルドラだああああ」」」


「ぎゃあああ。馬鹿なああこの私がまたしても、霊力しか持たない者に敗れるというのか」

悪霊憑依獣京極は、消滅した。

「お前どうやって千明を呼んだんだ?」

「ああ、僕は、口寄せが得意だからね、前鬼君の本来のマスターに僕は体を貸しただけさ」


「「「「ええーーー口寄せ」」」」

「そんな事だけであの状況を突破したと言うの?」

4人の中でティアナが一番驚いていた。

「まだ続くんだけどね」

「「「「まだあるのーーー」」」」



 

 

二人の直哉の思い出3 平行世界へご招待前編


ついに悪霊憑依獣との最終決戦が始まろうとしていた。

「行くよお姉ちゃんZENKI」

「おう」

「行きましょう」

真双焔武は、ZENKI共に突撃した。

「さくらちゃん僕達も行こう」

「うん直哉君」

「「破邪剣征・桜花放心」」

「二つの必殺技が重なり悪霊憑依獣にぶつかる。

「グオオ。この程度のことで、我が敗れるのか」


二人の必殺技を受けた悪霊憑依獣京極は爆発を起こした。

「やった、これで私達の勝ちだね」

「いやまだだよ、さくらちゃん油断しないで」

「え、直哉君?」「さくらちゃん後ろに飛んで、早く」

「分かった」

光武が後ろに飛んだ瞬間、光武がいた場所には1本の刀が、突き刺さった」

「よくぞかわせたな、褒めてやろう」

「お前まだ生きていたのか?」

「当然だ!!私がこの程度でやられる訳が無いだろ」

「成る程な、先ほどの爆発は、真宮寺姉弟に、憑依するための布石か?」

「その通りだ、よく分かったな人間」

「だが貴様らでは、私を倒す事は無理だ」


「お兄ちゃんその敵どうやって倒したの?前鬼を使役出来る二人が居ない状態で?」

「それはね・・・」
「確かに今のままではそうだな、だが、これはどうかな」

「前鬼ーーー」

「何で千明の声が?」

「私も何でか知らないけど、直哉君とさくらさんを救うには、金剛臨ルドラしかないわ」

「行くわよZENKI」

「おう」
「「「食らいやがれ悪霊憑依獣、金剛臨ルドラだああああ」」」


「ぎゃあああ。馬鹿なああこの私がまたしても、霊力しか持たない者に敗れるというのか」

悪霊憑依獣京極は、消滅した。

「お前どうやって千明を呼んだんだ?」

「ああ、僕は、口寄せが得意だからね、前鬼君の本来のマスターに僕は体を貸しただけさ」


「「「「ええーーー口寄せ」」」」

「そんな事だけであの状況を突破したと言うの?」

4人の中でティアナが一番驚いていた。

「まだ続くんだけどね」

「「「「まだあるのーーー」」」」

「次に、僕達が真宮寺直哉君と会ったのは、こちらの世界では太正13年だけど、向こうの世界では、太正15年の12月だったんだ」
「あのーすみません。こちらに紫藤直哉さんて方いますか?」


一人の少女が直哉に声をかけた。

「あ、はい僕が、紫藤直哉ですけど?」


「あ、前鬼どうしてここに?」


「よ、直哉またあったな」


その時、舞台からかさくらが走ってきた。


「きゃあああ。やっぱり前鬼君だ」


そう言ってさくらは、前鬼を抱かかえる」

「おいや、止めろよ」

前鬼は、弱弱しく抵抗するしかなかった。

「さくらちゃんいつの間に来たの?」

「うん、前鬼君のにおいが、したから急いできたの」

「匂いってお前は、犬かよ?さくら」

「こんな所で話すのもあれなんで、支配人室で話さない?」


「そうですね」

そして千明達は、支配人室に向かった。

支配人室・・・

千明達は、紫藤直哉に自分達が来た理由を伝えていた。


「成る程、そちらのさくらさんと直哉君が、僕達に、お礼がしたいから来て欲しいと?」

「はい」

「さくらちゃんどうする?」

「私行きたい、大神さんいないけど、帝国華撃団みんなで」

「わかりました。千明さん僕たちは招待を受けます」

「本当ですか、ありがとうございます」

こうして二つの帝国華撃団は、また出会うこととなった。

「それでは今から出発準備して来ていいですかね」

「ええ、出来れば、貴方方の量子甲冑も持ってきてくれるとありがたいですね」

「量子甲冑をですか?」

「ええ、もしもの時もためにですよ。直哉さん憑依獣とかの出現に備えてです」

「成る程、確かにこちらでも憑依獣の怖さはわかりますから」

そう言って紫藤直哉は、準備の為支配人室を出て行った。

「そして僕達は一度役千明さんの世界に行き、そこで僕達は驚いたのさ」


2時間後


紫藤直哉たち全員の準備が終わり、一度千明達の世界に行く事になった。

千明達の世界・・・・


「へえーここが千明ちゃんと前鬼の世界なんだね」

「直哉君あれ見てあれ蒸気自動車じゃないわ」

「あれは電気自動車ですよ。さくらさん」

「「ええーーあれ電気で動いてるの?」」


千明の世界でも驚く直哉たちだった。

そりゃあそうですよ、何せ直哉さん達の時代から約70後の世界なんですから」


「「「「「「「ええええーーーー70年後ーーー」」」」」」」」

「70年後と言えば、アイリスもお婆ちゃんだね」

「直哉君大丈夫だよ、私は直哉君とずっと一緒だからね70年経ってもね」

「さくらちゃん」

「しかしここが70年後と言われたら、納得できるな、なあすみれ」

そして僕達は、千明さんの世界から、真宮寺直哉君がいる世界に向かった。
「へえーここが、真宮寺直哉君達の世界なんだね」

「直哉ここが本当に並行世界なのか?」

カンナが直哉に聞いた。

「ええ、カンナさん、ここは間違いなく並行世界です」

「僕たちの世界は13年なのに、ここは15年の12月ですからね」

「わ、本当だね直哉君」

「さくらちゃん少し離れて、歩きにくいよ」

「嫌だよ、直哉君」

「さて皆さん。もうすぐ大帝国劇場ですよ」

「ねえ、さくらちゃん」

「何?直哉君」

「この世界の帝都、軍人が多いね」

「そう言われたらそうね」


「只の旅行では、終わりそうにない気がするから気をつけてね」

「うんわかったよ、直哉君」



千明に案内され、大帝国劇場に着いた、紫藤直哉たちは、真宮寺直哉のいる。支配人室に向かうのだった。


「直哉君いるーー」

「いるよ千明お姉ちゃん」

「じゃあ入るよ」

「いいよ」

千明達は支配人室に入った。


「やっほー小さい直哉君。久しぶり」

「久しぶりだねアイリス」

「直哉さん久しぶりですね」

「すみれさんも、お元気そうで安心しました」

「直哉君。今度真双焔武を見せて」


「いいですよ紅蘭さん」

「元気そうで、安心したわ、直哉」

「マリアさんも」

「直哉元気だったか?」

「はい、カンナさん」

「直哉君、良かった、またお話が出来て」

さくらはそう言うと、真宮寺直哉を抱きしめた。


「ちょさ、さくらさん何を・・・」

「直哉君これは、黙って帰った罰ですよ」

「ええーーー」


そして、時が過ぎ・・・


「さくらちゃんそろそろ、離してあげてね、直哉君が気絶寸前だから」

「・・・・・」

「ハッごめんね直哉君」


そう言ってさくらは、少年直哉を離した。


「ぷはーー助かったありがとうございます。なおやさん」

「こちらこそ呼んでくれてありがとう。帝国華撃団。総司令真宮寺直哉君」


「「「「「ええーーーーここの直哉も総司令ーー」」」」」」


「ええ、ですけど、米田司令も居ますけどね」

「「「「「「そうなんだ」」」」」」

「「「「えええーーあの子も総司令なの?」」」」

なのは達も驚いていた。





 

 

二人の直哉の思い出3 平行世界へご招待中編1


「直哉ここが本当に並行世界なのか?」

カンナが直哉に聞いた。

「ええ、カンナさん、ここは間違いなく並行世界です」

「僕たちの世界は13年なのに、ここは15年の12月ですからね」

「わ、本当だね直哉君」

「さくらちゃん少し離れて、歩きにくいよ」

「嫌だよ、直哉君」

「さて皆さん。もうすぐ大帝国劇場ですよ」

「ねえ、さくらちゃん」

「何?直哉君」

「この世界の帝都、軍人が多いね」

「そう言われたらそうね」


「只の旅行では、終わりそうにない気がするから気をつけてね」

「うんわかったよ、直哉君」



千明に案内され、大帝国劇場に着いた、紫藤直哉たちは、真宮寺直哉のいる。支配人室に向かうのだった。


「直哉君いるーー」

「いるよ千明お姉ちゃん」

「じゃあ入るよ」

「いいよ」

千明達は支配人室に入った。


「やっほー小さい直哉君。久しぶり」

「久しぶりだねアイリス」

「直哉さん久しぶりですね」

「すみれさんも、お元気そうで安心しました」

「直哉君。今度真双焔武を見せて」


「いいですよ紅蘭さん」

「元気そうで、安心したわ、直哉」

「マリアさんも」

「直哉元気だったか?」

「はい、カンナさん」

「直哉君、良かった、またお話が出来て」

さくらはそう言うと、真宮寺直哉を抱きしめた。


「ちょさ、さくらさん何を・・・」

「直哉君これは、黙って帰った罰ですよ」

「ええーーー」


そして、時が過ぎ・・・


「さくらちゃんそろそろ、離してあげてね、直哉君が気絶寸前だから」

「・・・・・」

「ハッごめんね直哉君」


そう言ってさくらは、少年直哉を離した。


「ぷはーー助かったありがとうございます。なおやさん」

「こちらこそ呼んでくれてありがとう。帝国華撃団。総司令真宮寺直哉君」


「「「「「ええーーーーここの直哉も総司令ーー」」」」」」


「ええ、ですけど、米田司令も居ますけどね」

「「「「「「そうなんだ」」」」」」

「「「「えええーーあの子も総司令なの?」」」」

なのは達も驚いていた。


「そしてその世界で、僕達は2つの事件に遭遇したんだ」

「「「「2つの事件?」」」」


「そうよ、これから話す事は、私達の世界でも起こるかも知れないのよ」

そして直哉が喋りだす。

「わーい歓迎会だ」

隊員達は喜んでいた。


「じゃあ直哉君。皆を楽屋に案内するよ」

「はい、千明お姉ちゃんお願いします。あ、直哉さんと、さくらさんは、残ってくださいもう少し、お話があるので」

「「はい」」

そしてさくらと、紫藤直哉以外のメンバーは、千明と共に楽屋に向かった。


「それで直哉君僕達二人に話があるのは、もしかしてこの世界の帝都に軍人が多く街にいた事と、なんか関係してるのかな?」

「ええ、流石ですね直哉さん、そこまでわかるなんて」

「そりゃあね、さくらちゃんが僕の名前を呼ぶたびに、軍人たちが反応するからね」

「ええ、そこで二人に、ご相談があります。二人もご覧の通りこちらの帝都は再び、陸軍のクーデターが発生するかもしれません。現に、僕たちの帝国華撃団は、陸軍上層部の横槍で、余り派手に動けない状態なんです」

「成る程、簡単に言えば、君達の動けない部分を僕達に動いてもらいたいと言う事かな?」

「はい、有り体に言えばそうですね、現に大神さんを呼び戻しているので、その間だけ僕達に、力を貸してください」

「さくらちゃんどうしょう?」

「直哉君。もう決めてるんでしょう、そうじゃなかったら神武と桜武を持って来ないでしょ」

「それじゃあ」

「ええ、真宮寺直哉司令、私共の力で良ければ協力させていただきます」

「ありがとうございます。紫藤直哉司令」

ただし直哉君が、僕達も指揮するのが条件です」

「え、何故ですか?直哉さん」

「当然じゃないか、ここは直哉君の世界なのだから」

「わかりました直哉さん」

それじゃあ僕たちは、楽屋に行かせて貰うよ」

「はい楽しんでくださいね」

そして紫藤直哉とさくらは支配人室を出て行った。


楽屋・・・

「皆食べる前に話があるんだ、聞いてくれる?」

「何でしょう直哉さん?」

「お話直哉お兄ちゃん?」

「神武と桜武の事かいな」

「何だ?」

「実は、こちらの帝国華撃団からの要請を受けて、私達も依頼があれば、出撃する事になりました」

「やはりですか」

「マリアさんは、反対ですか?」

「いえそういう事ではなく、こちらの帝都の状況を見たら、その可能性が高いと思ったんで」


「成る程」


そして歓迎会が始まった。

歓迎会終了後、突如緊急出撃を知らせるサイレンがなったのだった。

そして直哉たちの元に、もう一人のさくらが、やって来た。

「直哉さん。皆さん、すいません謎の敵がこの帝劇に向かってます。場合によっては出撃要請するかもしれないので、地下司令室に来てください」

「そして僕達は、平行世界で戦うことになったんだ」









 

 

二人の直哉の思い出3 平行世界へご招待中編2 戦闘介入そして・・・


「それで直哉君僕達二人に話があるのは、もしかしてこの世界の帝都に軍人が多く街にいた事と、なんか関係してるのかな?」

「ええ、流石ですね直哉さん、そこまでわかるなんて」

「そりゃあね、さくらちゃんが僕の名前を呼ぶたびに、軍人たちが反応するからね」

「ええ、そこで二人に、ご相談があります。二人もご覧の通りこちらの帝都は再び、陸軍のクーデターが発生するかもしれません。現に、僕たちの帝国華撃団は、陸軍上層部の横槍で、余り派手に動けない状態なんです」

「成る程、簡単に言えば、君達の動けない部分を僕達に動いてもらいたいと言う事かな?」

「はい、有り体に言えばそうですね、現に大神さんを呼び戻しているので、その間だけ僕達に、力を貸してください」

「さくらちゃんどうしょう?」

「直哉君。もう決めてるんでしょう、そうじゃなかったら神武と桜武を持って来ないでしょ」

「それじゃあ」

「ええ、真宮寺直哉司令、私共の力で良ければ協力させていただきます」

「ありがとうございます。紫藤直哉司令」

ただし直哉君が、僕達も指揮するのが条件です」

「え、何故ですか?直哉さん」

「当然じゃないか、ここは直哉君の世界なのだから」

「わかりました直哉さん」

それじゃあ僕たちは、楽屋に行かせて貰うよ」

「はい楽しんでくださいね」

そして紫藤直哉とさくらは支配人室を出て行った。


楽屋・・・

「皆食べる前に話があるんだ、聞いてくれる?」

「何でしょう直哉さん?」

「お話直哉お兄ちゃん?」

「神武と桜武の事かいな」

「何だ?」

「実は、こちらの帝国華撃団からの要請を受けて、私達も依頼があれば、出撃する事になりました」

「やはりですか」

「マリアさんは、反対ですか?」

「いえそういう事ではなく、こちらの帝都の状況を見たら、その可能性が高いと思ったんで」


「成る程」


そして歓迎会が始まった。

歓迎会終了後、突如緊急出撃を知らせるサイレンがなったのだった。

そして直哉たちの元に、もう一人のさくらが、やって来た。

「直哉さん。皆さん、すいません謎の敵がこの帝劇に向かってます。場合によっては出撃要請するかもしれないので、地下司令室に来てください」
「直哉君遅くなってごめんね」

「お姉ちゃんそんな事無いよ、むしろお姉ちゃんのおかげで、敵の狙いがわかったから」

「え、どういう事、直哉君?」

「つまりこういう事かな?直哉君。先ほどの襲撃は敵の陽動だった、そして本命がここに近づいてると見ていいのかな?」

「ええ、そうです。直哉さん達には申し訳ないですけど、早速力を貸してください」

「皆いいかい?」

「うちもいいで、神武準備完了や」

「私もいいですわ」

「ヘッ並行世界での初陣か」

「アイリスも頑張るよ」

「ええ」

「さくらちゃんもいい?」

「うんいいよ直哉君」

「そう言う事ですので、真宮寺直哉総司令出撃命令をお願いします」


「皆さん協力ありがとう。帝国華撃団花組出撃せよ!!」

「「「「「「「了解」」」」」」」


大帝国劇場前・・・

「早く出て来い、真宮寺姉弟」

「慌てるなよパトリック・ハミルトン」

「「お姉ちゃん行こう、ええ、直哉君、二人は・・・さくらいろ」」

!!

二人の全体必殺技が4人を襲う。

「惜しかったね、僕たちの虚を突いたつもりだろうけど、僕達にそう言うのは聞かないよ」

白騎士がそう言うが、白騎士たちは視界が晴れた時その事実に驚愕したのだった。

「帝国華撃団参上!!」

「馬鹿な!!我等の主ブレント様の策で分断されたはず何故全員揃っているんですか?」

「さあな、何故だろうな、だがこれで、前力でお前にやられた借りを返せるよ」

「行くわよ直哉君」

「うんお姉ちゃん覚悟しろ、パトリック、そして黙示録の三騎士」

「「「舐めるな、小僧がああ」」」



「そして僕たちの平行世界での始めての戦いが始まった」

「さくらちゃんお願い」

「うん」

桜武の一振りが、パトリックの両足の骨を砕いた。

「ぎゃあああああ。痛い、痛い痛い」

!!

「パトリック様」

パトリックの悲鳴を聞きつけ、赤騎士が、桜武と対峙した。

「貴様許さんぞ!!よくもパトリック様を」

「今ですマリアさん」

「了解」

マリアの神武からはなたれた銃弾がパトリックの心臓を貫いた。

「あ・・・が、私がこん・・・な・・所で・・・」

パトリックの絶命と同時に巨大ヤフキエルが現れ、三騎士は何処へ消えていた。

「直哉君あれは?」

「あれが今回の大ボスです」

「直哉さん皆さんもう少し力を貸してください」

「ああ」


パトリックと黙示録の三騎士との戦いの直後・・・

「うわあ」

「直哉君大丈夫?・・・きゃああ。あの巨大な物は、魔装機兵なの?」


「でけえ」

「非常識ですわ」

「まったく並行世界は凄い所やで」

「アイリス、怖いけど直哉お兄ちゃんが、いるから頑張るよ」

「直哉君あれは?」

「お姉ちゃん多分今回の親玉が、切り札を使ったんだと思うよ、どうやら織姫さんは無事救出、出来たみたいだしね」

「本当なの?直哉君」

「うん巨大ヤフキエルが動かしたという事は、追い込まれてる証拠だしね」

「それにこちらも、元星組は動けないみたいだし」

「少しみんなの所へ急ごう」

そして直哉達は、移動を開始した。

「「破邪剣征・桜花放心」」

「ぐおおおお」

「何故こんなに早く来れる?真宮寺姉弟」

「お前、米田長官から聞いたんだろ?」

「何?あの話は本当なのか?」

ああ、そうだ俺たちは、並行世界からお前のくだらない野望を砕く為に、来てもらった」

「初めまして、ブレント・ファーロング、私は並行世界から来た、紫藤直哉と言います」

「何!!紫藤だと、卓と桜花の関係者なのか?」

「何故、お前が父さんと母さんの事を知っている?」

「ははは、これは傑作だ、あの二人が並行世界の住人とはな、そうだ良い事を、教えてやろう、お前の両親を殺したのは、この私だ」

!!

「なっ何だと」

「お前の両親は、我々の実験中に現れ、最初は、協力的だったが、二人は、我々を裏切った、その為殺したのだが、翌日には、二人に関連する物は全てこの世界から消えていた」

「そうかあの二人は、平行世界で死体で発見されたか、私も見たかったぞあの二人の死体をな」

「ブレント・ファーロング貴方が僕の両親を殺したのなら、何を使い殺しました?」

「それは勿論拳銃だ!!」

「成る程・・・直哉君こいつに聞く事は無くなりました」

「ブレント・ファーロングお前は、僕の両親を殺したと錯覚させられている」

「何だと!!」

「ついでにお前は、生きてはいけない人だ」


「何を言う、小僧が」


「皆ごめんね、司令官の僕が、この世界の事を考えなしで、戦いを選択して」


「ええ、直哉にしては、軽率だけど、私も同じよ」

「マリアさん」

「あたいは安心したぜ、直哉にも欠点があってよ」

「カンナさん」

「そうですわ、少尉の欠点より何倍もマシですわ」

「すみれさん」

「それにうちも、あの男は許せんしな」

「紅蘭」

「直哉お兄ちゃんの、気持ちアイリスたちには、痛いほど分かるから」

「アイリス」

「それに、直哉君が間違えそうに、なっても私達が止めてあげるから心配しないで」

「さくらちゃん」

「皆ありがとう」

そして僕達2つの帝国華撃団は、この騒動の黒幕との最終決戦に臨んだのさ」

「「「「うわあーー非常識の大きさだーーー」」」」

直哉は実物の写真を4人に見せたのだった。




 

 

二人の直哉の思い出3 平行世界へご招待後編


「ついでにお前は、生きてはいけない人だ」


「何を言う、小僧が」


「皆ごめんね、司令官の僕が、この世界の事を考えなしで、戦いを選択して」


「ええ、直哉にしては、軽率だけど、私も同じよ」

「マリアさん」

「あたいは安心したぜ、直哉にも欠点があってよ」

「カンナさん」

「そうですわ、少尉の欠点より何倍もマシですわ」

「すみれさん」

「それにうちも、あの男は許せんしな」

「紅蘭」

「直哉お兄ちゃんの、気持ちアイリスたちには、痛いほど分かるから」

「アイリス」

「それに、直哉君が間違えそうに、なっても私達が止めてあげるから心配しないで」

「さくらちゃん」

「皆ありがとう」

「「直哉さんなら大丈夫ですよ」」


「直哉君、さくらさん」

「それじゃあ行きましょう皆さん。戦闘開始です」

「了解」


ついに巨大ヤフキエルとの戦いが始まった。

「ねえお兄ちゃん。話の途中だけどさひとつきになった事が、あるんだけどいい?」

「何かな?なのは」

「あの、女の人と一緒にいた女の人の名前桜花手言ってたよね」

「ああ、真宮寺直哉君に、会いに来た女性、名前はメルクという人の付き人の人の事だね」

「うんあの人の目お兄ちゃんしか見てなかった気がするの」

「なのは大丈夫だよ、もしあの人達が言ったように僕達の世界も直哉君達の世界も、協力出来るんだから、世界が終わりに向かう未来があったとしても、未来は、変えられるんだから」

「お兄ちゃん」

そして、直哉の話は再開された。

「紫藤直哉さん。二つの帝国華撃団の指揮をお願いします」

「え、直哉君どうして?」

「何となくですけど、紫藤さんのほうが、指揮の経験が、多いようですし」

「直哉君・・・わかった、指揮は任せてくれ」

「はい」

「二人の紅蘭は、皆の援護をしつつ、巨大ヤフキエルの情報を集めてください」

「「了解や」」

「アタッカーは、カンナさん、すみれさん、そしてさくらさんとさくらちゃんです」

「「「「「「了解」」」」」」


「マリアさんは援護部隊の指揮と、援護をお願いします」

「「了解」」

「アイリスは、皆の回復を中心にお願い」

「「うんわかった」」


そして戦いが再開された。

「きゃあああ」

「うわあああ」


「直哉君」

「さくらさん」

真双焔武は、巨大ヤフキエルの攻撃をまともに受けてしまった。

「アイリス急いで、回復して」

「うん」

その時巨大ヤフキエルが、必殺技を繰り出し、全ての機体に大ダメージを与えた。


「「「「うわああ」」」」

「「「「「「キャアアア」」」」」」


「グルギャアアア」

巨大ヤフキエルは、不気味な奇声をあげる。まるで自分の勝ちを、帝都中に知らせるように。


だがヤフキエルの思惑通りには、行かなかった。

「さくらちゃん行くよ」

「ええ、直哉君」

「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」


「お姉ちゃん僕達も行こう」

「ええ」
「じゃ行くわよ直哉君」

「うん、お姉ちゃん」


「「お姉ちゃん行こう、ええ、直哉君、二人は・・・さくらいろ」」


「ぐるぎゃああああああああああ」


巨大ヤフキエルは断末魔を叫びながら桜武と真双焔武の合体必殺技を受け.消滅したのだった。

「「「「やったーーー」」」」

「さすがお兄ちゃんだね」

なのはたちは、巨大ヤフキエル戦の結果を聞いて、喜んでいた。

「なのはちゃん。安心してはいけないわ」

「「「「え、どういう事ですか?」」」」

4人はさくらの言葉に驚いていた。

「私たちはこの後、真宮寺直哉君の世界での最終決戦が待ってたの」

「「「「えーー最終戦」」」」

「そう最後の敵が現れたの」
それから数日後・・・

直哉たちが元の世界に帰ろうとした時、突然起きた地震により、並行世界を繋げる装置が、起動をしなくなった。


その後、真宮寺直哉がやって来た。


「直哉さん、皆さんちょっといいですか?」


「あ、直哉君大変なんだ、あの装置が、動かないんだ?」

「それは、あの城のせいです」

「あの城の?」

「あの城の力で、この世界からの移動は、不可能になりました」

「何だって!!」

「それじゃあ僕達が帰るには、あの城を壊さないといけないのか?」

「ええ、そういうことに、なりますね」

「直哉さん、どうしますか?」

「直哉君やろう。私達なら大丈夫だから」

「でも皆、連戦じゃないか」

「あたい達は、2日休めたんだ、行けるぜ」

「そうですわ」

「うちも行くで」

「アイリスも頑張る」

「直哉私も、皆と一緒だわ」

「皆・・・わかった・・・行こう」


「どうやら決まりのようですね」

これより我々帝国華撃団は、再び現れた、魔城江戸城に突入作戦を開始します」


「「「「「「了解」」」」」」

「僕達も行くよ皆」

「「「「「「おーーー」」」」」」」

「「帝国華撃団出撃せよ!!目標地点江戸城」」

「「「「「「了解」」」」」」


こうして二つの帝国華撃団旧花組にあたる合計12人を乗せた翔鯨丸は、再び江戸城に向かった。
2組の帝国華撃団は、協力し魔城江戸城攻略する事にしたのだが、なんと今回は翔鯨丸で一気に天守閣には行けなかった。


「仕方がないです、大神さん地上から行きましょう」

「それしかないか」

1階・・・


「久しぶりだね帝国華撃団」

「お前は、刹那」

「さて二人のマリア・タチバナ僕と遊んでもらうよ」

そう言って刹那とマリアたちの間に密閉空間が出来た。


大神と直哉たちは、刹那はマリア達に任せ、2階に上る。


「「待っていたぞ、帝国華撃団」」

「貴方達は、ミロクに叉丹」

さくらが自分たちの前にいる者の名を言う。


「「隊長ここはあたいたちと、私達に任せてください」」

「カンナ、すみれ君」

「どうやら我等の相手が、決まったな」

「そのようじゃの」

そして密閉空間になる。

3階・・・


「ようきたの、帝国華撃団、大神一郎」

お前は天海!!」

「余は貴様と戦いを待っていたぞ、さあ闘おうぞ」


天海がそう言うと、密閉空間に変わり始めた。




密閉空間が出来る直前・・・


「「直哉君、直哉お兄ちゃん。お兄ちゃんの事は、私と紅蘭でサポートするから先に行って」」

「「アイリス」」


そして、密閉空間が出来上がった。

天守閣・・・

仲間達に助けられ、天守閣に、辿り着いた二人の直哉と、二人のさくらだったが、天守閣にいる二人の人物を見た時、真宮寺姉弟の表情が変わっていった。

「何故貴方がここに・・・」

「まさかこんな事が・・・」

「久しぶりだな、直哉」

「お久しぶりです。さくらさん」

「何故貴方達がここにいる!!答えろ米田健二、真宮寺桜花」


「え、あの子母さんと同じ名前だ」

「えええーーーなんでお母さんが、敵として出てきたの?お兄ちゃん」

なのはが驚いた。

そして僕達は無事に、勝つ事が出来てこちらに帰って来れたんだ」










 

 

4章 最終回 話の終わり・・・そして新たな平行世界からの来訪者現れる

それから数日後・・・

直哉たちが元の世界に帰ろうとした時、突然起きた地震により、並行世界を繋げる装置が、起動をしなくなった。


その後、真宮寺直哉がやって来た。


「直哉さん、皆さんちょっといいですか?」


「あ、直哉君大変なんだ、あの装置が、動かないんだ?」

「それは、あの城のせいです」

「あの城の?」

「あの城の力で、この世界からの移動は、不可能になりました」

「何だって!!」

「それじゃあ僕達が帰るには、あの城を壊さないといけないのか?」

「ええ、そういうことに、なりますね」

「直哉さん、どうしますか?」

「直哉君やろう。私達なら大丈夫だから」

「でも皆、連戦じゃないか」

「あたい達は、2日休めたんだ、行けるぜ」

「そうですわ」

「うちも行くで」

「アイリスも頑張る」

「直哉私も、皆と一緒だわ」

「皆・・・わかった・・・行こう」


「どうやら決まりのようですね」

これより我々帝国華撃団は、再び現れた、魔城江戸城に突入作戦を開始します」


「「「「「「了解」」」」」」

「僕達も行くよ皆」

「「「「「「おーーー」」」」」」」

「「帝国華撃団出撃せよ!!目標地点江戸城」」

「「「「「「了解」」」」」」


こうして二つの帝国華撃団旧花組にあたる合計12人を乗せた翔鯨丸は、再び江戸城に向かった。
2組の帝国華撃団は、協力し魔城江戸城攻略する事にしたのだが、なんと今回は翔鯨丸で一気に天守閣には行けなかった。


「仕方がないです、大神さん地上から行きましょう」

「それしかないか」

1階・・・


「久しぶりだね帝国華撃団」

「お前は、刹那」

「さて二人のマリア・タチバナ僕と遊んでもらうよ」

そう言って刹那とマリアたちの間に密閉空間が出来た。


大神と直哉たちは、刹那はマリア達に任せ、2階に上る。


「「待っていたぞ、帝国華撃団」」

「貴方達は、ミロクに叉丹」

さくらが自分たちの前にいる者の名を言う。


「「隊長ここはあたいたちと、私達に任せてください」」

「カンナ、すみれ君」

「どうやら我等の相手が、決まったな」

「そのようじゃの」

そして密閉空間になる。

3階・・・


「ようきたの、帝国華撃団、大神一郎」

お前は天海!!」

「余は貴様と戦いを待っていたぞ、さあ闘おうぞ」


天海がそう言うと、密閉空間に変わり始めた。




密閉空間が出来る直前・・・


「「直哉君、直哉お兄ちゃん。お兄ちゃんの事は、私と紅蘭でサポートするから先に行って」」

「「アイリス」」


そして、密閉空間が出来上がった。

天守閣・・・

仲間達に助けられ、天守閣に、辿り着いた二人の直哉と、二人のさくらだったが、天守閣にいる二人の人物を見た時、真宮寺姉弟の表情が変わっていった。

「何故貴方がここに・・・」

「まさかこんな事が・・・」

「久しぶりだな、直哉」

「お久しぶりです。さくらさん」

「何故貴方達がここにいる!!答えろ米田健二、真宮寺桜花」


「え、あの子母さんと同じ名前だ」

「えええーーーなんでお母さんが、敵として出てきたの?お兄ちゃん」

「そうだよなのは、そして僕達は戦った。自分の母親かも知れない人と」

「チッこのままじゃ、さくらちゃん」

「うん、直哉君」

桜武は、双武弐式と真双焔武の間に入った。

「二人をやらせるわけには、行きません」

「誰だお前たちは?桜花やりなさい」

「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」

「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」


双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。

「大丈夫?さくらちゃん」

「うん、直哉君」

桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。

「クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」

「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」

「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」

「友達を助けるのに、理由がいるのか?」

「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」

「紫藤直哉」

「紫藤?あ、お父さんこの人私の分身体の息子ですよ」

「何だと!!いい事聞いた、紫藤直哉よ、私達を倒すという事は実の母親を殺す事になるのだぞ」

「何だって!!」

直哉は驚いていた。

「そんな事が・・・」

「さあ、直哉私を倒せるなら倒して、自分の母親である私を」


桜花は、直哉とさくらを挑発する。

「直哉君如何するの?」

「大丈夫さくらちゃん僕は、あんな戯言を僕は信じてないから」

「ほうなら、私たちを倒すというのだな?」

「ああ」

「やってみるがいい!!」


「行くよさくらちゃん」

「うん直哉君」

その時直哉と、さくらの霊力爆発的に、膨れ上がった。

「何だその霊力の強さは?」

「お父さんこれ以上は危険です」

「破邪剣征・桜花爛漫」

「破邪剣征・桜花天昇

桜武と双武弐式の必殺技のぶつかり合いで、勝ったのは・・・。

「馬鹿な俺達が消滅するのか?」

勝ったのは、桜武だった。



そして僕達は無事に、勝つ事が出来てこちらに帰って来れたんだ」

直哉が語り終わった時それは起こった。

なんと直哉たちの船室に、突如見知らぬ少女が現れた。

「貴女は誰なの?」

「?私の名前は、真宮寺桜花ですよ、さくらお母様」


「「「「「えーー」」」」」」

桜花の答えに驚く6人だった。

 

 

5章 消滅した筈の世界へ篇 突然現れた少女のお願い前編

 
前書き
今回から新章です。

賛否別れると思いますが、よろしくお願いします。
 

 
そして僕達は無事に、勝つ事が出来てこちらに帰って来れたんだ」

直哉が語り終わった時それは起こった。

なんと直哉たちの船室に、突如見知らぬ少女が現れた。

「貴女は誰なの?」

「?私の名前は、真宮寺桜花ですよ、さくらお母様」


「「「「「えーー」」」」」」

桜花の答えに驚く6人だった。

「貴女本当に私の娘なの?」

「ええ、そうですよ、そして紫藤直哉さんの母親でもあります」

「「「「「「えええーーー」」」」」」

再び6人は驚いていた。


「本当に、君が僕の母さんなのかい?」

「ええ、そうですよ。しかしこのままだと紫藤直哉さんの存在が消滅しますが?」

「ええ、それはどういう事ですか?」

「簡単に言えば、貴方のお母さんが、この世界に来ないと言う事ですよ」

「この世界に来ない、貴方のお父さんと結婚しない事を意味してるので」

「それじゃあ直哉君は・・・」

「皆さん慌てないでください。今すぐ直哉さんが消える訳ではないんです」

「元々貴方達が住むこの世界は、真宮寺直哉君達の世界と私達の世界が干渉した為出来た世界なのです」

「「「「「「ええーー」」」」」」


「そんなにいちいち驚かないでください」

「「「「「「だって」」」」」」」

「だってもありません、元々私はこの時代から約20年後の世界から来た人間で、この世界の人間では、ありません」

「私の母親は、真宮寺さくらで、父親は米田健二と言います」

「「え、米田健二」」

直哉とさくらは、意外な人物の名前に驚いていた.


「お兄ちゃんとさくらさんは、米田健二という人を知ってるの?

なのはが直哉に聞く。

「そうか、しかし並行世界と言うのは、いくつあるんだ」

「無限だそうですよ」

「そうか、なら健二達の世界も、その内の一つなのか?大神」

「ええ、そういうことらしいですよ」

(ねえ、直哉君健二さんって、誰なんだろう?)

(多分二人の話を聞くと限り、僕達と同じ並行世界の人のことじゃないかな?)

「さっきなのは達に言わなかった所で、僕とさくらちゃんは、米田健二という名前を聞いた事があるんだ真宮寺直哉君の世界でね」


「やはりあなた達の世界にも、真宮寺姉弟の来訪があったんですね、だから私がこの世界に来れる様になったわけですね」

「え、それはどういう事ですか?」

「それを語る為に、まず直哉さんとさくらさんと、機動六課の皆さんには、私達の世界の事を知ってもらうために、今から行きましょう」

「「「「「「ええーーー」」」」」」


突然桜花の世界に行こうと言われ動揺する直哉達。

「ちょっと待ってくれ。僕達は、君達の世界が、滅んだと直哉君から聞いたんだけど?」

直哉が、桜花に質問する。

「ああ、その事ですか、大丈夫ですよ、滅びる時間には跳びませんから」

「それでは、皆さん行きますよ」

こうして、直哉たちと機動六課全員、強制的に桜花の世界に連行されていってしまった。


 

 

5章 消滅した筈の世界へ篇 突然現れた少女のお願い後編


「さあ皆さん着きましたよ」

「うーんここは・・・?」

「さくらちゃん無事?なのはも?」

「「うん何とか」」

「ああ、フェイトちゃん、はやてちゃん達もいる」

「私言いましたよ、直哉とさくらお母様と、機動六課全員を連れて行くと」

「所でここは何処なんですか?」

「ここは、1945年の東京です。皆さんの世界で言えば、20年後の未来となりますね」

「「「「「「ええーー20年後ーー」」」」」」

機動六課のメンバーは驚いていた。

「で、桜花さん僕達をここに連れて、来たのは何が目的なの?」

「それはですね、もうすぐわかりますよ」

桜花が言うと、桜花達を迎えに来た人物を見て桜花を除くメンバー全員が驚いていた。

お待たせ桜花、待ったかい?」

「それほど待ってませんよ、大神司令」

「「「「「ええーーー大神さん」」」」」

「桜花君この人達が君のお父さんとお母さんが、言っていた機動六課という部隊の人たちかい?」

「大神さん。やっと見つけてきましたよ」

「ああ、すまない桜花君。この任務は、君しか出来なかったんだ.君のお父さんと同じ能力を持つ君しかね」

(お兄ちゃんここでは、お兄ちゃんとさくらさんの事は、六課のメンバーにしといた方がいいかも?)


((そうだねそのほうがいいね))

(神王、聞こえる?)

「ああ、聞こえてるぞ」

「いざとなったら呼ぶから」

「心得た」

「あのー機動六課の皆さん今から大帝国劇場に案内しますから」


「「「わかりました」」」

そして、はやて達は大神の案内で、大帝国劇場に案内された。

大帝国劇場内・・・

「それでは部隊長さん達は、支配人室へ来てください」

「「「はい」」」

「桜花皆さんの相手をしていてくれ」

「わかりました。大神さん」

そして大神は、隊長陣3人を連れて行った。

その後、桜花が直哉に行った。

「すいません.直哉さんここでこういう扱いになりますので」

「嫌気にしてないからいいけど、君のお母さんとお父さんは?」

「あの二人なら、仙台にいます」

「再度確認するけど君は、僕達をここに連れてきて僕達に、何をやらせようとしてるの?」

「それは・・・」

「よう桜花、帰ってたのか」

「あ、隆一君」

「たくっ親父も凄い事言い出すよな、邪神巫女イヨを倒すためとはいえ、異世界から協力者を呼ぶなんてな」

そのころ支配人室では・・・」

大神による協力要請対しての説明が行われていた。

「まずは皆さんをここに連れてきたのを謝らせてください」

「いえそれはいいんですけど、この時代に私達を呼んで、如何するんですか?」

「それになうちらの知っている帝国華撃団とは、違うし上手く協力できるかわかりませんよ、大神さん」

はやてが大神に言う。

「ああそれは、わかっている。取りあえずこの映像を見てくれ」

そう言って、大神はある映像を再生した。




 

 

特別遊撃部隊帝国華撃団空組前編


そのころ支配人室では・・・」

大神による協力要請対しての説明が行われていた。

「まずは皆さんをここに連れてきたのを謝らせてください」

「いえそれはいいんですけど、この時代に私達を呼んで、如何するんですか?」

「それになうちらの知っている帝国華撃団とは、違うし上手く協力できるかわかりませんよ、大神さん」

はやてが大神に言う。

「ああそれは、わかっている。取りあえずこの映像を見てくれ」

そう言って、大神はある映像を再生した。

「これは女の子ですよね?」

フェイトが、大神に確認を取る。

「ああ、この子が、今の俺達の敵邪神巫女イヨだよ」

「「「邪神巫女イヨですか?」」」

「ああ、この子は存在するだけでも、世界に影響を与えるんだ」

「影響ですか?」

なのはが、大神に質問をする。

「ああ、彼女が存在するだけで、君達の世界にも影響を与える可能性があるんだ」

「「「ええーーー」」」

「君たちにこの世界のイヨの影響を受けてた世界の記録があるんだ」

「見るかい?」

「「「はい」」」

そして、3人は映像を見ていると、知り合いが映っていた。

(あれなのは、あれ、真宮寺直哉君じゃない?)

(ほんまや)

(本当だ)


そして映像が終わり、大神が語りだした.

「この映像は、今から約20年前の物で、今の帝国華撃団にはないけどかつて特別遊撃部隊その名も、帝国華撃団空組と言うんだ」

「「「帝国華撃団空組ですか?」」」

「ああ、空組は邪神巫女に対抗する為の部隊なんだ?」

「それはどういう意味や?」

「ああ、それはね・・・」

そのころスバル達は・・・

こちらの世界の帝劇の食堂で、食事をしていた.

「ティア世界は違っても、帝劇の食事は美味しいね」

「こらスバル落ち着いて、食べなさい、美味しいのは私も同意だけど」


「桜花ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど、さっき隆一君が言っていた帝国華撃団空組とはなんだい?」

直哉が桜花に聞く。

「帝国華撃団空組は、今から約20年前に私の父である米田健二が設立した特別遊撃部隊の事ですよ」

「何だって!!」

「何ですって!!」

直哉とさくらは、桜花から聞いた内容に、驚いていた。

「やはりここは、消滅した筈の世界で、いいのかな?桜花ちゃん」

「貴方方と真宮寺直哉君の世界の皆さんには、そう伝わっていて当たり前です。私がそうさせていたんですから」

「何だって!!」

「私達の世界は、確かに、1度はお父様の暴走で消滅仕掛けましたが、お父様がその時見たそうです、私達の世界を含め合計4つの世界の共通の敵がいる事を」

「4つの世界の共通の敵だって」

「ええ、4つの世界とは、私達の世界、真宮寺直哉君の世界、そして、貴方紫藤直哉の世界、そして最近確認できた。佐谷直哉君の世界です」

「その敵を倒すには、4つの世界が協力しないといけないのか?」

「ええ、現段階では、そういう事になりますね、でも現状では、協力出来ないんですけどね」








 

 

特別遊撃部隊帝国華撃団空組中編


「桜花ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど、さっき隆一君が言っていた帝国華撃団空組とはなんだい?」

直哉が桜花に聞く。

「帝国華撃団空組は、今から約20年前に私の父である米田健二が設立した特別遊撃部隊の事ですよ」

「何だって!!」

「何ですって!!」

直哉とさくらは、桜花から聞いた内容に、驚いていた。

「やはりここは、消滅した筈の世界で、いいのかな?桜花ちゃん」

「貴方方と真宮寺直哉君の世界の皆さんには、そう伝わっていて当たり前です。私がそうさせていたんですから」

「何だって!!」

「私達の世界は、確かに、1度はお父様の暴走で消滅仕掛けましたが、お父様がその時見たそうです、私達の世界を含め合計4つの世界の共通の敵がいる事を」

「4つの世界の共通の敵だって」

「ええ、4つの世界とは、私達の世界、真宮寺直哉君の世界、そして、貴方紫藤直哉の世界、そして最近確認できた。佐谷直哉君の世界です」

「その敵を倒すには、4つの世界が協力しないといけないのか?」

「ええ、現段階では、そういう事になりますね、でも現状では、協力出来ないんですけどね」

「それはどうしてだい?」

「それは、3つの世界がまだ繋がってないのもありますし、仮に繋がったとしても、共通の敵が存在してないんですよ」

「何だって!!」

「ああ、すいません存在してないんではなくて、紫藤直哉さん達には、認識すら出来ないんですよ」

「今その敵を認識出来るのは、私と、真宮寺姉弟のみです」

「「そんなーー」」

直哉とさくらは桜花の答えを聞いてショックを受けていた。


支配人室・・・

そして映像が終わり、大神が語りだした.

「この映像は、今から約20年前の物で、今の帝国華撃団にはないけどかつて特別遊撃部隊その名も、帝国華撃団空組と言うんだ」

「「「帝国華撃団空組ですか?」」」

「ああ、空組は邪神巫女に対抗する為の部隊なんだ?」

「それはどういう意味や?」

「ああ、それはね・・・」

「イヨは様々な時代へ跳ぶ事ができる奴なんだ」

「「「えええーーー時間移動が出来るんですか?」」」


「ああ、簡単に言えばね、だから前司令は、特別遊撃部隊帝国華撃団空組を結成し、イヨの襲来から様々な時代を守っていたんだが、今から15年前、邪神巫女は、確かに異世界で、空組と、異世界の帝国華撃団が、イヨを消滅させたはずなんだ」

そして、大神は奇跡的に残っている記録装置を起動されると、映っていたのは、真宮寺直哉が邪神巫女の超魔装機兵真王に捕まっているところだった。


「「「あ、あれは、真宮寺直哉君?」」」

「まさか貴女から出てくるとは思いませんでしたよ。邪神巫女イヨサン」

「フン、そろそろ私も貴様等と、決着をつけたくてな」

おやイヨさん、口調が違いますが、どうしましたか?」

「こちらが素なのでね」


「ですが、その新王で私達に勝てるつもりですか?」

桜花がイヨに、たずねた

「フン、これは武蔵に眠っていた新王ではないぞ?小娘」


「何ですって!!」

「こいつは私専用の超魔装機兵真王さ」

「さあ勝負だ!!我が宿敵・・・・・と、帝国華撃団空組、そしてこの世界の帝国華撃団よ、私がお前たちを消滅させてくれる」
「「そんなことはさせません。私たちは必ず貴女に勝ちます」」

「その声は二人の真宮寺さくらか、面白い私もお前の存在によって、計画が狂ったのだからな」


「そのお礼をさせてもらう」


そして、ついにイヨとの決戦が始まった。



戦いは、互いに譲らず拮抗していたが、その状態に業を煮やしたイヨがある手段を繰り出した。


「見るがいい帝国華撃団」


「「あ、あれは、直哉君!!」」

二人のさくらが、同時に真王の額当たりにいた直哉を発見する。


「お母さん、お父さん僕を捨てないでよ。」

「もう俺たちはお前のりょうしんじゃねえ、何処へでも消えろ、この化け物」

「何で僕の事化け物て言うの?どうしてお父さん」

「もうお前は、人殺しなんだよ。お前奇妙な力使って何人町の人間を殺したと思ってやがる、500人だぞ、500」

「僕そんなの知らないよ。お願いだから誰か助けてーーーー」

!!「こ、これは、直哉君しっかりして、これはもう昔の事だから思い出しちゃ駄目ーー」


「フン貴様はわかるよな。この世界の真宮寺さくらよ」

「どういうこと?さくらちゃん」

「皆さん聞いてください。今私達に見えた映像は、直哉君の心のトラウマとなった出来事の映像です」


「そうじゃ今こいつはトラウマの記憶を我の力で、思い出させている」

「そして直哉の闇をお前の力で封印してるのだろう真宮寺さくらよ」


「ええ、直哉君の中に眠る闇の力は特殊な術で封印しているんです」

「なんちゅう奴や、人の嫌な部分を使うとはな」

「はやてちゃん・・・」

「フン、貴様達はもう真王に攻撃は出来まい、行け真王ファイナルビックバン」


「「「「「きゃああああ」」」」」


帝国華撃団空組と花組は、真王の必殺技を喰らい被害がかなり深刻だった。

「フン、まだ動けるか?双武弐式、そして光武よ」


「「当たり前です。私たちは、負けるわけにいかないんです」」

「さくらさん」

・・は、驚いていた。二人のさくらの霊力の異常な高まりに。

「いくわよさくらちゃん」

「はい、さくらさん」

「「破邪剣征・桜花放心」」

二つの桜花放心は、真王の額周辺の直哉には、優しい光となって、直哉を包み込んだ。


「何だと!!」イヨは驚いていた。桜花放心が自分の体を消滅させている事に。


「そして、イヨと真王は、爆発を起こしその反動で空組も、元の世界に戻った


そして、記録映像は終わった。






 

 

特別遊撃部隊帝国華撃団空組後編1


「「「帝国華撃団空組ですか?」」」

「ああ、空組は邪神巫女に対抗する為の部隊なんだ?」

「それはどういう意味や?」

「ああ、それはね・・・」

「イヨは様々な時代へ跳ぶ事ができる奴なんだ」

「「「えええーーー時間移動が出来るんですか?」」」


「ああ、簡単に言えばね、だから前司令は、特別遊撃部隊帝国華撃団空組を結成し、イヨの襲来から様々な時代を守っていたんだが、今から15年前、邪神巫女は、確かに異世界で、空組と、異世界の帝国華撃団が、イヨを消滅させたはずなんだ」

そして、大神は奇跡的に残っている記録装置を起動されると、映っていたのは、真宮寺直哉が邪神巫女の超魔装機兵真王に捕まっているところだった。


「「「あ、あれは、真宮寺直哉君?」」」

「まさか貴女から出てくるとは思いませんでしたよ。邪神巫女イヨサン」

「フン、そろそろ私も貴様等と、決着をつけたくてな」

おやイヨさん、口調が違いますが、どうしましたか?」

「こちらが素なのでね」


「ですが、その新王で私達に勝てるつもりですか?」

桜花がイヨに、たずねた

「フン、これは武蔵に眠っていた新王ではないぞ?小娘」


「何ですって!!」

「こいつは私専用の超魔装機兵真王さ」

「さあ勝負だ!!我が宿敵・・・・・と、帝国華撃団空組、そしてこの世界の帝国華撃団よ、私がお前たちを消滅させてくれる」
「「そんなことはさせません。私たちは必ず貴女に勝ちます」」

「その声は二人の真宮寺さくらか、面白い私もお前の存在によって、計画が狂ったのだからな」


「そのお礼をさせてもらう」


そして、ついにイヨとの決戦が始まった。



戦いは、互いに譲らず拮抗していたが、その状態に業を煮やしたイヨがある手段を繰り出した。


「見るがいい帝国華撃団」


「「あ、あれは、直哉君!!」」

二人のさくらが、同時に真王の額当たりにいた直哉を発見する。


「お母さん、お父さん僕を捨てないでよ。」

「もう俺たちはお前のりょうしんじゃねえ、何処へでも消えろ、この化け物」

「何で僕の事化け物て言うの?どうしてお父さん」

「もうお前は、人殺しなんだよ。お前奇妙な力使って何人町の人間を殺したと思ってやがる、500人だぞ、500」

「僕そんなの知らないよ。お願いだから誰か助けてーーーー」

!!「こ、これは、直哉君しっかりして、これはもう昔の事だから思い出しちゃ駄目ーー」


「フン貴様はわかるよな。この世界の真宮寺さくらよ」

「どういうこと?さくらちゃん」

「皆さん聞いてください。今私達に見えた映像は、直哉君の心のトラウマとなった出来事の映像です」


「そうじゃ今こいつはトラウマの記憶を我の力で、思い出させている」

「そして直哉の闇をお前の力で封印してるのだろう真宮寺さくらよ」


「ええ、直哉君の中に眠る闇の力は特殊な術で封印しているんです」

「なんちゅう奴や、人の嫌な部分を使うとはな」

「はやてちゃん・・・」

「フン、貴様達はもう真王に攻撃は出来まい、行け真王ファイナルビックバン」


「「「「「きゃああああ」」」」」


帝国華撃団空組と花組は、真王の必殺技を喰らい被害がかなり深刻だった。

「フン、まだ動けるか?双武弐式、そして光武よ」


「「当たり前です。私たちは、負けるわけにいかないんです」」

「さくらさん」

・・は、驚いていた。二人のさくらの霊力の異常な高まりに。

「いくわよさくらちゃん」

「はい、さくらさん」

「「破邪剣征・桜花放心」」

二つの桜花放心は、真王の額周辺の直哉には、優しい光となって、直哉を包み込んだ。


「何だと!!」イヨは驚いていた。桜花放心が自分の体を消滅させている事に。


「そして、イヨと真王は、爆発を起こしその反動で空組も、元の世界に戻った


そして、記録映像は終わった。

「如何だったかな三人とも?

「確かにこれは、大神さんの言うとおり、消滅してますね」

なのはが、そう言う。

「そうなんだ、だが奴はこの時代で活動しているんだ、見知らぬ機械群と共に」

「成る程、事情はわかりました。大神さんしかし協力の件は、保留とさせてください」

「それは、何故だい?」

「大神さん私達も組織の人間なんですよ、強制的に何にも説明なく連れて来られて、協力しろですか、余りに無責任ではないですか?」

「それに部隊の子達にも、伝えなければなりませんし」

そう言ってはやて達は、支配人室を出て行く。

「ああ、またやったなあ」

「俺は、何度しても、あの人みたいに出来やしない」

とぼやく大神だった。


そのころはやて達は、直哉たちの居る食堂に来た。


「お兄ちゃん」

「姉さん」

「なのは、フェイトちゃん、話は終わったの?」

「「うん一応」」

「一応?どういう事はやてちゃん?」


直哉は、はやてに理由を聞く。

はやては直哉に事情を話す。

「成る程ね、それではやてちゃんは、返事を保留したんだね」

「そうや、それに、うち個人的に、邪神巫女イヨが悪もんとは、思えないんや」

「成る程ね、はやてちゃんも、同じような経験してるから、出てくる言葉だよね?」

「そうや、お兄さん如何したらいいんや?」

「なのはやフェイトも同じ気持ちなの?」

直哉がなのはと、フェイトに確認する。


「「うん私達も迷ってるの」」

「おいおい・・・」

「じゃあ皆さん今からこの世界のイヨが、確認された時代に行きましょう」

その時、桜花がとんでもない事を言ってきた。





 

 

特別遊撃部隊帝国華撃団空組後編2 空組誕生の時


そのころはやて達は、直哉たちの居る食堂に来た。


「お兄ちゃん」

「姉さん」

「なのは、フェイトちゃん、話は終わったの?」

「「うん一応」」

「一応?どういう事はやてちゃん?」


直哉は、はやてに理由を聞く。

はやては直哉に事情を話す。

「成る程ね、それではやてちゃんは、返事を保留したんだね」

「そうや、それに、うち個人的に、邪神巫女イヨが悪もんとは、思えないんや」

「成る程ね、はやてちゃんも、同じような経験してるから、出てくる言葉だよね?」

「そうや、お兄さん如何したらいいんや?」

「なのはやフェイトも同じ気持ちなの?」

直哉がなのはと、フェイトに確認する。


「「うん私達も迷ってるの」」

「おいおい・・・」

「じゃあ皆さん今からこの世界のイヨが、確認された時代に行きましょう」

その時、桜花がとんでもない事を言ってきた。

「は?桜花ちゃんそんなこと出来る訳ないでしょ?」

「いえ、出来ますよ、じゃあやりますね」

そう言って、桜花は自身の能力を使い、その場に居る直哉さくらと、機動六課のメンバーを、この世界の太正14年3月に時間移動をしたのだった。


「はい皆さん着きましたよ」

「ここは何処なの?桜花ちゃん」

さくらが、桜花に質問した。

「ここは太正14年3月ですね、間もなく黒鬼会との戦いが始まる頃です」


桜花がそう言うと、向こうの方からもう一人のさくらが来た。

「あれがこの世界の私なんだ」

その時、さくらと直哉は驚いた。

「「ええーーなんで、ここにコクリコちゃんが」」

「ああ、言い忘れてましたけど、この世界では、さくらさんとコクリコお姉さまは、親子ですので」


「「「「「「「「ええーーー」」」」」」」」」

全員が驚きの声を上げる。


「さあ次は、少し先の時代に行きますよ」

桜花がそう言うと、再び時間移動をした。

「ここは・・・」

「ここは空中要塞武蔵に向かうミカサノ中ですよ」


「「ええーー」」

「大丈夫ですよ、我々の姿は見れないですから」

そして桜花は、直哉達を地下司令室に連れて行き、空組誕生に時を見せた。

「ねえ米田のおじちゃん、その特別遊撃部隊て言う名前アイリス達ぽくないから変えない?」

「ふむ、じゃあアイリスは、どんな名前が、いいんだ?」

「うーんと、空組、帝国華撃団空組は如何かな?」

「帝国華撃団空組か、健二如何するよ?」

「いいですねそれにしましょう」


「これが、空組と言われる特殊部隊が出来たんです」

「そしてこの戦いの後、私達空組のメンバーは、真宮寺直哉君の世界に跳ばされたですよ」

そして桜花達は、元の時代に戻った。

「桜花ちゃん、最後に質問いいかい?」

「僕達が、直哉君達の世界に行った時、桜花ちゃんと、健二さんが、敵として出てきた理由を教えてくれ」

「・・・それは・・・」





 

 

意外な事実


「これが、空組と言われる特殊部隊が出来たんです」

「そしてこの戦いの後、私達空組のメンバーは、真宮寺直哉君の世界に跳ばされたですよ」

そして桜花達は、元の時代に戻った。

「桜花ちゃん、最後に質問いいかい?」

「僕達が、直哉君達の世界に行った時、桜花ちゃんと、健二さんが、敵として出てきた理由を教えてくれ」

「・・・それは・・・」

「その前に私とお父様米田健二に、宿る力の元は、イヨと、同じなんです」

「「「「「え、それじゃあ君は・・・」」」」」

「ええ、お父様は、イヨと同じ闇から生まれた言わば、兄妹の関係ですね」

「何だって!!」

桜花によって、話された事に、直哉達は驚かされていた。


「でもお父様は、ある人物のおかげで、人を破壊するだけの存在にならなくてすんだんですよ」

「その人物は誰なんだい?」


直哉が桜花に聞く。

「・・・それは」

桜花が、さくらの顔を見て言った。

「・・・それは、真宮寺一馬さんです。さくらさん貴方のお父様ですよ」

「え、お父様が・・・」

「そうです。お父様がこの世界に来てから少し経ったある日、降魔戦争が起きてしまい、それに巻き込まれたお父様を助けたのが、一馬さんでした。しかしその時の傷が原因で、一馬さんは、死んでしまったんです」

「そんな・・・」

「どんな世界でも一馬さんは死ぬのかよ」

「直哉君・・・」


「それから、お父様は、一馬さんの娘さくらさんと出会い結婚し、私を産んで12年後二人は、私を過去に送り、イヨの手により殺されました」

!!

「それが正しい歴史のはずでした。しかし徐々にこの世界の捻れが酷くなり、世界が崩壊を起こす直前私は、この世界に擬似消滅させる事を思いつき、真宮寺直哉君の世界との交流の記録以外を、消去したので、あの時は敵として、何者かに召還されただけです


「チッこのままじゃ、さくらちゃん」

「うん、直哉君」

桜武は、双武弐式と真双焔武の間に入った。

「二人をやらせるわけには、行きません」

「誰だお前たちは?桜花やりなさい」

「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」

「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」


双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。

「大丈夫?さくらちゃん」

「うん、直哉君」

桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。

「クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」

「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」

「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」

「友達を助けるのに、理由がいるのか?」

「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」

「紫藤直哉」


「そして、直哉さんの名前を聞いたとき、私はすべてを思い出してましたけど、変な動きをすると、拙いと思ったので、そのまま戦いましたけど」

「そうだったのか」





 

 

帝劇襲撃・・・帝国華撃団との共闘前編


クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」

「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」

「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」

「友達を助けるのに、理由がいるのか?」

「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」

「紫藤直哉」


「そして、直哉さんの名前を聞いたとき、私はすべてを思い出してましたけど、変な動きをすると、拙いと思ったので、そのまま戦いましたけど」

「そうだったのか」

桜花が、説明し終わると、帝劇に緊急サイレンが鳴った。

「これは、敵襲かな?」

「ええ、そうです。直哉さん達はまだここに居てください」

そして、桜花は、地下司令室に向かい、この時代の帝国華撃団は、敵が出た、芝公園に出撃した。


芝公園・・・

「帝国華撃団参上!!」

「隆一如何する今回の敵は降魔と、未確認機体だけど?」

「よし皆、降魔を先に倒すよ」

「「「「「「了解」」」」」」


そして、戦いは、始まった。

その頃、なのは達機動六課のメンバーは・・・

「はやて、私達は如何するの」

フェイトがはやてに、聞く。

「・・・お兄さん、さくらさん出れます?」

!!

「はやてちゃん何を考えてるの?お兄ちゃん達に出てもらうなんて」

「なのはちゃんうちはね、まだこの世界の事をしらなすぎるから、無闇に手の内を見せるわけにはいかないんや、でもお兄さん達なら謎の量子甲冑という事で現場に行ってもらう事も可能やから」

「はやてちゃん。君の言うとおりこの段階では、ベストな選択だよ」

「そうだね直哉君」

「お兄ちゃんいいの?」

「姉さんも」

「なのは、フェイト良いも悪いも、ないよ僕達だって、桜花ちゃんや、この世界の大神さん達を、信用出来てない部分もあるけど、なのは達が下手に動いて関係を悪化させるよりはましでしょう」

「「それはそうだけど」」

そして、直哉とさくらは神桜武で、芝公園に出撃した。

その頃、芝公園では・・・

ここの時代の帝国華撃団が、降魔を撃退し、謎の敵と戦っていた。

「うわあ、何だこの敵は?」

「こちらの攻撃が効きませんわ少尉」

「お兄ちゃん如何するの?」

「皆落ち着くんだ、桜花君なら何とかできるかい?」

「隆一君、ごめんなさいこの敵は、私でも、初めて見る敵だから・・・」


その頃大神は・・・

「何だ?あの敵は」

「あれは私達の敵で、こちらの世界では、魔道兵器と言われている兵器です」

はやて達が、大神の居る地下司令室で、説明をした。

「魔道兵器だって!!何故そんな物が、この世界に現れたんだ」

「多分憶測ですけど、あの魔道兵器は、私達を追いかけて来たと、考えられます」

「「「大神さん私達に関わると言う事は、魔道兵器と戦いもしなければならないと言う事も考えてください」」」

果たして大神の決断は?




 

 

帝劇襲撃・・・帝国華撃団との共闘中編

「・・・お兄さん、さくらさん出れます?」

!!

「はやてちゃん何を考えてるの?お兄ちゃん達に出てもらうなんて」

「なのはちゃんうちはね、まだこの世界の事をしらなすぎるから、無闇に手の内を見せるわけにはいかないんや、でもお兄さん達なら謎の量子甲冑という事で現場に行ってもらう事も可能やから」

「はやてちゃん。君の言うとおりこの段階では、ベストな選択だよ」

「そうだね直哉君」

「お兄ちゃんいいの?」

「姉さんも」

「なのは、フェイト良いも悪いも、ないよ僕達だって、桜花ちゃんや、この世界の大神さん達を、信用出来てない部分もあるけど、なのは達が下手に動いて関係を悪化させるよりはましでしょう」

「「それはそうだけど」」

そして、直哉とさくらは神桜武で、芝公園に出撃した。

その頃、芝公園では・・・

この時代の帝国華撃団が、降魔を撃退し、謎の敵と戦っていた。

「うわあ、何だこの敵は?」

「こちらの攻撃が効きませんわ少尉」

「お兄ちゃん。如何するの?」

「皆落ち着くんだ、桜花君なら何とかできるかい?」

「隆一君、ごめんなさいこの敵は、私でも、初めて見る敵だから・・・」

その頃大神は・・・

「何だ?あの敵は」

「あれは私達の敵で、こちらの世界では、魔道兵器と言われている兵器です」

はやて達が、大神の居る地下司令室で、説明をした。

「魔道兵器だって!!何故そんな物が、この世界に現れたんだ」

「多分憶測ですけど、あの魔道兵器は、私達を追いかけて来たと、考えられます」

「「「大神さん私達に関わると言う事は、魔道兵器と戦いもしなければならないと言う事も考えてください」」」


再び芝公園・・・

「くっどれだけ攻撃してもきかねえ」

「隊長指示を」

「指示たって攻撃が届かない相手に、どう指示をすればいいんだ?」

その時、花組の前に神桜武が現れた。

「「「「「何なんだあの量子甲冑は?」」」」」

(あれは、神桜武という事は、この敵は紫藤直哉さんの世界から来たという事になるわ)

「すげえあの光武あたい達じゃ倒せなかったあの敵を倒している」

「本当だな、だが皆油断はするなよ」

「「「「「「了解」」」」」」

再び大神達・・・

「何だ、あの量子甲冑は?花組の皆が倒せないでいた。魔道兵器を破壊している」

「はやてさんあの量子甲冑も、貴方方機動六課の戦力なんですか?」

大神がはやてに聞く。

「大神さん一つ確認しますよあのロボットが、私達の戦力だったらどうしたいんですか?」

「ああ、あれは間違いなく量子甲冑だから君達が運用するくらいなら俺達にくれないか?」

!!!!


大神の言葉に、驚く三人だった。

 
 

 

帝劇襲撃・・・帝国華撃団との共闘後編1 魔道兵器とは・・・

その頃、なのは達機動六課のメンバーは・・・

「はやて、私達は如何するの」

フェイトがはやてに、聞く。

「・・・お兄さん、さくらさん出れます?」

!!

「はやてちゃん何を考えてるの?お兄ちゃん達に出てもらうなんて」

「なのはちゃんうちはね、まだこの世界の事をしらなすぎるから、無闇に手の内を見せるわけにはいかないんや、でもお兄さん達なら謎の量子甲冑という事で現場に行ってもらう事も可能やから」

「はやてちゃん。君の言うとおりこの段階では、ベストな選択だよ」

「そうだね直哉君」

「お兄ちゃんいいの?」

「姉さんも」

「なのは、フェイト良いも悪いも、ないよ僕達だって、桜花ちゃんや、この世界の大神さん達を、信用出来てない部分もあるけど、なのは達が下手に動いて関係を悪化させるよりはましでしょう」

「「それはそうだけど」」

そして、直哉とさくらは神桜武で、芝公園に出撃した。


その頃、芝公園では・・・

ここの時代の帝国華撃団が、降魔を撃退し、謎の敵と戦っていた。

「うわあ、何だこの敵は?」

「こちらの攻撃が効きませんわ少尉」

「お兄ちゃん如何するの?」

「皆落ち着くんだ、桜花君なら何とかできるかい?」

「隆一君、ごめんなさいこの敵は、私でも、初めて見る敵だから・・・」


その頃大神は・・・

「何だ?あの敵は」

「あれは私達の敵で、こちらの世界では、魔道兵器と言われている兵器です」

はやて達が、大神の居る地下司令室で、説明をした。

「魔道兵器だって!!何故そんな物が、この世界に現れたんだ」

「多分憶測ですけど、あの魔道兵器は、私達を追いかけて来たと、考えられます」

「「「大神さん私達に関わると言う事は、魔道兵器と戦いもしなければならないと言う事も考えてください」」」

果たして大神の決断は?

「わかった魔道兵器や、君たちの事を教えてくれ」

大神ははやてに言った。

「わかりました・・・」

はやては確信部分は暈しながらも、魔道兵器を倒す方法や、対抗策の部分的な事を大神に伝えた。

「成る程な、確かに現状では、桜花達に相手させるのは、無理だな」

「わかってくれましたか?」

「ああ、わかったけど、今居る魔道兵器はどうすればいいんだ?」

「「「それなら大丈夫です」」」

「どういう事だい?」

その時、花組の前に神桜武が現れた。

「「「「「何なんだあの量子甲冑は?」」」」」

(あれは、神桜武という事は、この敵は紫藤直哉さんの世界から来たという事になるわ)

「すげえあの光武あたい達じゃ倒せなかったあの敵を倒している」

「本当だな、だが皆油断はするなよ」

「「「「「「了解」」」」」」

再び大神達・・・

「何だ、あの量子甲冑は?花組の皆が倒せないでいた。魔道兵器を破壊している」

「はやてさんあの量子甲冑も、貴方方機動六課の戦力なんですか?」

「大神さん一つ確認しますよあのロボットが、私達の戦力だったらどうしたいんですか?」

「ああ、あれは間違いなく量子甲冑だから君達が運用するくらいなら俺達にくれないか?」

!!!!

(なんて言ったのこいつ、お兄ちゃんとさくらさんの神桜武をくれだと言ったの)

(ふざけるな、何で?姉さん達の機体を見知らぬお前達にやらないといけないんだ?)

大神の答えを聞いて、なのはと、フェイトはイラついていた」

「大神さん。あの機体は私達に協力をしてくれている部隊の物ですので、あげることも、調べる事も出来ませんからね」



「ああ、そうなのか残念だったなあ」

その直後花組が帰還してきた。

「父さんあの量子甲冑は何なんだよ?」


「ああ、皆お疲れ様」

「あの量子甲冑はこちらの方々の協力者の機体だそうだ」

そして、大神が花組隊員達に、はやて達の事を説明を始めるのだった。
 

 

 

帝劇襲撃・・・帝国華撃団との共闘後編2

「ああ、あれは間違いなく量子甲冑だから君達が運用するくらいなら俺達にくれないか?」

!!!!

(なんて言ったのこいつ、お兄ちゃんとさくらさんの神桜武をくれだと言ったの)

(ふざけるな、何で?姉さん達の機体を見知らぬお前達にやらないといけないんだ?)

大神の答えを聞いて、なのはと、フェイトはイラついていた」

「大神さん。あの機体は私達に協力をしてくれている部隊の物ですので、あげることも、調べる事も出来ませんからね」

「ああ、そうなのか残念だったなあ」

その直後花組が帰還してきた。

「父さんあの量子甲冑は何なんだよ?」


「ああ、皆お疲れ様」

「あの量子甲冑はこちらの方々の協力者の機体だそうだ」

そして、大神が花組隊員達に、はやて達の事を説明を始めるのだった。
 
「それじゃあ俺達があの量子甲冑を貰おうぜ、父さん」

!!

「「「こいつもか」」」

(さすが親子やね)

「それは無理ですよ、大神隆一君」

「誰だお前は?」

その時直哉が地下司令室にやって来た。

「どういう事ださっきの言葉は?」

「言葉通りですよ、貴方達ではあの機体に、乗れませんよ」

「はやてさん後は任せて良いですかね?」

「うん良いで」

「それではみなさお疲れ様です」

直哉はそう言うと、地下司令室を出た。

「一体何者何だあいつは?」

(確かに、神桜武は、紫藤直哉さんと、さくらさんじゃなければ起動は出来ないはずですし)

「はやてさんあれが君たちの言う協力者なのかい?」

「ええ、そうですよ大神さん」

その頃直哉と、スバル達は食堂に集まっていた。

「いやあ直哉さんとさくらさんの戦いは凄いですよね」

「僕も憧れます」

「私も」

「そうね私も、そう思うし、なのはさんやフェイトさんが信頼してるのもわかるわ」

「あれ、ティア直哉さんに対する態度変わった?」

「そりゃわたしだって、直哉さんと話して変わるわよ」

「最初はあんなにつんけんしてたのに」

「「そうですね」」

「してないわよ」

「おや、楽しそうですね何の話をしてたんですか?」

「直哉さんお帰りなさい」

「さくらさんもお疲れ様です」

「「皆もお疲れ様」」

直哉とさくらが、スバル達と合流して少し経った後・・・

はやてたち三人がやって来た。

「はあ、疲れたわ」

「どうしたの?はやて」

「お兄さん聞いてくれる?」

「うん良いけど」

「うち、もうこの世界嫌や、お兄さんの世界に戻りたい」

「は、はやてちゃん」

「直哉さんすいません。馬鹿親子のせいで、はやてさん達に苦労させる事になってしまって」

「どういう事なの?桜花ちゃん」


そして桜花から、驚きの言葉を聞く直哉とスバル達だった。

 

 

帝劇襲撃・・・帝国華撃団との共闘後編3突然の模擬戦

直哉とさくらが、スバル達と合流して少し経った後・・・

はやてたち三人がやって来た。

「はあ、疲れたわ」

「どうしたの?はやて」

「お兄さん聞いてくれる?」

「うん良いけど」

「うち、もうこの世界嫌や、お兄さんの世界に戻りたい」

「は、はやてちゃん」

「直哉さんすいません。馬鹿親子のせいで、はやてさん達に苦労させる事になってしまって」

「どういう事なの?桜花ちゃん」

「ええ、実は・・・」

「「「「「「えええー1対6の模擬戦」」」」」」

「そして、こちらが負けたら神桜武を提供する事になった」


「部隊長それは、さすがに拙いですよ勝手に賭けの対象にしたら」

スバルがはやてに言う。

「ああ、そうなんだけどな、お兄さんが去った後な、あの親子がこんな事をいったんや」

「あんな男が、乗れるなら、俺にも乗れるよな親父?」

「ああ、そうだな隆一」

「その言葉以外でも、うちらの神経を抉る事を言われ、結局我慢出来ずこういう事になりましたわ」

「ようは、隊長達の後始末を直哉さんとさくらさんに任せたんですね」

「「「はいそうです」」」

「形式は、1対6ですが私の代わりに大神司令がやりますから」

「へっなんで?桜花ちゃん」

スバルが桜花に聞く。

「だって絶対神桜武には勝てませんよ、意思を持つ量子甲冑に」

!!

桜花のその言葉に直哉、さくら達全員驚いていた。


「桜花ちゃん気が付いてたの?」

「ええ、そして認めた者にしか、動かせないのでしょうね」

「「「「「「鋭い」」」」」」

それから数日後・・・

突如決まった模擬戦当日の朝・・・

「直哉君今日は、私本気出すから」

「え、さくらちゃんどうしたの?」

(今のさくらちゃんには逆らうのはよしたほうが良いなあ)

心の中で、そう思う直哉だった。

そして模擬戦が始まった。


「さあ行くよ皆」

「「「「「「おう」」」」」」

大神達が、やる気になった時それが来た。

「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」

「「「「うわああああああ」」」」

最初の一撃で、大神親子以外の4人は気絶した。

「何それに乗ってるのは?まさかさくら君なのか」

「そうですよ大神さん。すぐ倒しますから待ってくださいね」


「「「うわあさくらさん般若モードだあ」」」

「「「「般若モード?」」」」

「あの時の姉さんに逆らうと命を落とすから気をつけてね」

「「「「ハーイ」」」」


そして模擬戦は、さくらの暴走で、すぐに決着が着き、隆一と大神に新たなトラウマが誕生したそうです。 

 

説明と答え


模擬戦終了後の地下司令室・・・

「どうしてさくら君がここに?君は健二さんと共に仙台に戻ってるはずでは?」

「それに君は、若いんだい?」

「ひとつずつ答えますね。大神さん私は、この世界の真宮寺さくらではないんです」

「何だって!!そんな馬鹿な」

「嘘を付くなよ桜花の母さん」

「はあ、信用してませんよね」

「当たり前だろ」

「仕方がありませんこの時代の私の登場ですよ」

「あら、大神さんに隆一君私に用があると言って、お迎えが来たんですが、何か用事ですか?」

「「・・・」」

「ああ、すまないさくら君君の声が聞きたくて、来てもらったんだ」

「声が・・・ですか?おかしな大神さんですね」

「隆一君も元気だった?」

「はい」

「それでは、私は桜花に会いに行きますね大神さん」

「ああ、それじゃあね、さくら君」

そしてこの世界の、さくらは自分の娘である桜花の元に向かった。

「如何ですか?これで私の言った事に納得できました?」

「「はい」」

「わかったよ君が違う世界のさくら君という事が、デモなんで俺ははやてさん達機動六課の人たちを連れてきてほしいと頼んでいたんだけど」

「それは僕の方から説明します。大神司令」

「君は?」

「私の名は、紫藤直哉です。私もさくらさんと共に連れてこられたので」

「君もか、すまないこちらのミスで来て貰う事になるとは・・・」

「いえいえ私達も機動六課の方々と行動を共にしていたので」

「そう言えば、君も帝国華撃団関係者なんだろ?」

「ええ、一応私は初代帝国華撃団総司令の紫藤直哉です」

「こいつも総司令なのかよ」

隆一はショックを受けていた。

「ちょっと待ってくれ。華撃団を作ったのは、米田さんじゃないのかい?」

「いえ違います。私達の世界では、私の両親が、帝国華撃団を作ったので」

「何だとーー!!」

直哉の言葉を聞いた大神が驚いていた。

「まさかそこまでの、違いがあるとは?」

「直哉さん。さくらさん。君達の力を見込んでお願いがある」

「「何でしょうか?」」

「俺達と一緒に・・・」

「あ、大神さん先に言っておきます。私とさくらさんは、邪神巫女との戦いには干渉しません」

!!

「何故だ!!直哉さん?」

「ならうちらも協力はしないでおくわ大神はん」

「はやてさん達もかい?」

「そうや、それにな、大神はんうちは最初から他力本願する奴嫌いなんねん」

「俺は、そんなつもりはない」

「でもあんさんに第一声で、桜花ちゃんにうちらを連れて来るよう指示してた見たいやんか、うちは、そう言う礼儀知らずは嫌いや」

「そう言う点では、直哉さんに協力するわ」

「何だと!!親父が頼んでるだろう、協力しろよ」

隆一がはやてに言う。

「五月蝿いごちゃごちゃ言うなガキが」

「もう行くで、なのはちゃんフェイトちゃん、お兄さん、さくらさん」

そう言ってはやて達は、地下司令室を出て行き、ロビーでスバル達と合流した時桜花がやって来た。





 

 

予想外の人物との出会い

「そう言えば、君も帝国華撃団関係者なんだろ?」

「ええ、一応私は初代帝国華撃団総司令の紫藤直哉です」

「こいつも総司令なのかよ」

隆一はショックを受けていた。

「ちょっと待ってくれ。華撃団を作ったのは、米田さんじゃないのかい?」

「いえ違います。私達の世界では、私の両親が、帝国華撃団を作ったので」

「何だとーー!!」

直哉の言葉を聞いた大神が驚いていた。

「まさかそこまでの、違いがあるとは?」

「直哉さん。さくらさん。君達の力を見込んでお願いがある」

「「何でしょうか?」」

「俺達と一緒に・・・」

「あ、大神さん先に言っておきます。私とさくらさんは、邪神巫女との戦いには干渉しません」

!!

「何故だ!!直哉さん?」

「ならうちらも協力はしないでおくわ大神はん」

「はやてさん達もかい?」

「そうや、それにな、大神はんうちは最初から他力本願する奴嫌いなんねん」

「俺は、そんなつもりはない」

「でもあんさんに第一声で、桜花ちゃんにうちらを連れて来るよう指示してた見たいやんか、うちは、そう言う礼儀知らずは嫌いや」

「そう言う点では、直哉さんに協力するわ」

「何だと!!親父が頼んでるだろう、協力しろよ」

隆一がはやてに言う。

「五月蝿いごちゃごちゃ言うなガキが」

「もう行くで、なのはちゃんフェイトちゃん、お兄さん、さくらさん」

そう言ってはやて達は、地下司令室を出て行き、ロビーでスバル達と合流した時桜花がやって来た。

「やはり協力出来ませんよね、皆さん」

「御免な桜花ちゃん」

はやては桜花に謝っていた。

「いえいいんですよ、私自身貴方方なら、断ると思ってましたし、断わってほしいと思いましたしね」

「成る程なあ、桜花ちゃんに試されてたんか」

「ごめんなさい」

「いや桜花お前が、謝る事じゃないぞ」

「「「「「「え、誰」」」」」」

「お父様」

「お父様、どうしてここに?」

「「ええーーー桜花さんのお父さんという事は、米田健二さん」」


直哉とさくらは、予想外の人物の登場に驚いていた。

「君達とは、初めてだな、俺は米田健二だ、イヨと兄妹みたいな者だ」


「僕は、紫藤直哉です。よろしくお願いします」

「紫藤?成る程君が3番目の世界の中心人物か、俺は直接会ったのは、真宮寺直哉君だけだったからな」

「そうなんですか?」


「ああそうさ・・・」

「お父様そんな話をする為に来たんですか?」

「おっとすまんすまん」

「今日は直哉君に忠告しに来たんだった」

「「「「「忠告ですか?」」」」」

「ああ、いずれ君達の前に現れるだろう現時点の最凶の敵邪龍神巫女ヒミコには気をつけろ」

「「「「「邪龍神巫女」」」」」

「邪神巫女ではなくですか?」

「ああ、ヒミコは、巫女ではなく、奴自身が神なのさ」

「「「「「ええーー神ですかー」」」」」

健二の言った言葉に唖然となる直哉達.

そして、健二との話し終えた後、直哉達は、桜花の力で、元の世界に戻ったはずだった。







 

 

5章 最終回 元の世界に戻るはずが・・・


「それは僕の方から説明します。大神司令」

「君は?」

「私の名は、紫藤直哉です。私もさくらさんと共に連れてこられたので」

「君もか、すまないこちらのミスで来て貰う事になるとは・・・」

「いえいえ私達も機動六課の方々と行動を共にしていたので」

「そう言えば、君も帝国華撃団関係者なんだろ?」

「ええ、一応私は初代帝国華撃団総司令の紫藤直哉です」

「こいつも総司令なのかよ」

隆一はショックを受けていた。

「ちょっと待ってくれ。華撃団を作ったのは、米田さんじゃないのかい?」

「いえ違います。私達の世界では、私の両親が、帝国華撃団を作ったので」

「何だとーー!!」

直哉の言葉を聞いた大神が驚いていた。

「まさかそこまでの、違いがあるとは?」

「直哉さん。さくらさん。君達の力を見込んでお願いがある」

「「何でしょうか?」」

「俺達と一緒に・・・」

「あ、大神さん先に言っておきます。私とさくらさんは、邪神巫女との戦いには干渉しません」

!!

「何故だ!!直哉さん?」

「ならうちらも協力はしないでおくわ大神はん」

「はやてさん達もかい?」

「そうや、それにな、大神はんうちは最初から他力本願する奴嫌いなんねん」

「俺は、そんなつもりはない」

「でもあんさんに第一声で、桜花ちゃんにうちらを連れて来るよう指示してた見たいやんか、うちは、そう言う礼儀知らずは嫌いや」

「そう言う点では、直哉さんに協力するわ」

「何だと!!親父が頼んでるだろう、協力しろよ」

隆一がはやてに言う。

「五月蝿いごちゃごちゃ言うなガキが」

「もう行くで、なのはちゃんフェイトちゃん、お兄さん、さくらさん」

そう言ってはやて達は、地下司令室を出て行き、ロビーでスバル達と合流した時桜花がやって来た。

「やはり協力出来ませんよね、皆さん」

「御免な桜花ちゃん」

はやては桜花に謝っていた。

「いえいいんですよ、私自身貴方方なら、断ると思ってましたし、断わってほしいと思いましたしね」

「成る程なあ、桜花ちゃんに試されてたんか」

「ごめんなさい」

桜花が謝った時直哉たちの前に、米田健二が現れ、健二との話し終えた後、直哉達は、桜花の力で、元の世界に戻ったはずだった。

「ねえ直哉君、ここ私達の知ってる世界じゃないよね?」

「うんそんな気がする。神王ここがどこかわかる?」

「うむ、ここは桜花という少女が言っていた4番目の世界だろう」

「ああ、佐谷直哉君の世界か」

「でもここから戻る時如何するの?」

「安心しろさくら、ここならわしの能力で戻れるからな」


その頃なのはたちは・・・

「ここは、戻ってきたのかな私達?」

「大変だよなのは、お兄さんと姉さんが居ないよ」

「「「「「ええーーー」」」」」

別々の世界に跳んでしまった、直哉達となのは達果たして、無事に合流できるのか?

そして、直哉達が行った。4番目の世界とはどんな世界なのか?」




 

 

6章 2つの世界編 新しい世界と親交のある世界

 
前書き
今回から新章ですが、なのは達とは、暫く別行動です

そしてミニコラボ開始です 

 
そして直哉達は、桜花の力で、元の世界に戻ったはずだった。

「ねえ直哉君、ここ私達の知ってる世界じゃないよね?」

「うんそんな気がする。神王ここがどこかわかる?」

「うむ、ここは桜花という少女が言っていた4番目の世界だろう」

「ああ、佐谷直哉君の世界か」

「でもここから戻る時如何するの?」

「安心しろさくら、ここならわしの能力で戻れるからな」


その頃なのはたちは・・・

「ここは、戻ってきたのかな私達?」

「大変だよなのは、お兄さんと姉さんが居ないよ」

「「「「「ええーーー」」」」」

別々の世界に跳んでしまった、直哉達となのは達果たして、無事に合流できるのか?

なのは達機動六課は、真宮寺直哉の世界に、到着していた。

「あ、さくらさん。久しぶりです、今日は直哉君居ないんですか?」

「え、なのはちゃんたち直哉君の事覚えてるの?」

「当たり前です・・・よどうしたんですか?」

なのはは驚いていた.突然さくらが、抱きついて来たからだ。


「さくらさん。如何したんです?直哉君に何か遭ったんですか?」

「ええ、実は・・・」

さくらはなのは達に事情を説明をした。

「「「えええーーー直哉君が石にされたーーー」」」

「そうなのそして、私以外の花組の記憶から直哉君の記憶が無いの」

「こういう時お兄ちゃんがいれば・・・」

「そう言えば直哉さんは?」

「お兄ちゃんは、別の所に跳ばされたようです」

「なのはちゃんとフェイトちゃんお兄さんと、さくらさんの跳んだ世界の捜索はうちと、FW陣に任せて二人は、さくらさんと行って直哉君の状況を確認してや」

「「了解」」

なのはとフェイトは、さくら共に魔法を使い、空を飛びながら大帝国劇場に向かった。

その頃・・・なのは達とは異なる世界に来た紫藤直哉達も、厄介な事に遭遇していた.

この世界に到着した時直哉とさくらは神桜武に乗ったまま現れた為この世界の花組に敵と認識されてしまっていた。

「直哉君大丈夫なの?この世界の帝国華撃団と戦っても?」

「さくらちゃん.仕方が無いよ、向こうが襲うからね」

「何だあ敵は1機かよ」

「余裕ですわね」

「よっしゃやったる」

「皆気をつけるのよ」

「ハーイ」

「直哉君私達はどうする?」

「さくらお姉さん僕達はもう少し様子を見てみよう。本当に敵なのかがわからないから」

「了解」

「直哉君あれを見て」

「成る程、あの2機は僕達が敵か、敵ではないか、迷ってるみたいだね」

「さくらちゃん僕達が何者なのか、教えてあげて」

「わかったわ、破邪剣征・桜花放心」

「こ、これは、私の技だよ直哉君」

「どうして、あの機体が、さくらお姉さんの技を・・・」

この世界の帝国華撃団も動揺し、神桜武への攻撃が止まった。


「よしさくらちゃん通信を繋いで」

「わかったわ」

そして直哉は、相手と話が出来るのか?

そしてなのは達と合流できるのか?

 

 

困惑と驚愕1


その頃・・・なのは達とは異なる世界に来た紫藤直哉達も、厄介な事に遭遇していた.

この世界に到着した時直哉とさくらは神桜武に乗ったまま現れた為この世界の花組に敵と認識されてしまっていた。

「直哉君大丈夫なの?この世界の帝国華撃団と戦っても?」

「さくらちゃん.仕方が無いよ、向こうが襲うからね」

「何だあ敵は1機かよ」

「余裕ですわね」

「よっしゃやったる」

「皆気をつけるのよ」

「ハーイ」

「直哉君私達はどうする?」

「さくらお姉さん僕達はもう少し様子を見てみよう。本当に敵なのかがわからないから」

「了解」

「直哉君あれを見て」

「成る程、あの2機は僕達が敵か、敵ではないか、迷ってるみたいだね」

「さくらちゃん。僕達が何者なのか、教えてあげて」

「わかったわ、破邪剣征・桜花放心」

「こ、これは、私の技だよ直哉君」

「どうして、あの機体が、さくらお姉さんの技を・・・」

この世界の帝国華撃団も動揺し、神桜武への攻撃が止まった。


「よしさくらちゃん通信を繋いで」

「わかったわ」

そして直哉は、相手と話が出来るのか?

「直哉君向こうの量子甲冑から通信が来てるよ?どうする」

「え、通信が?じゃあ・・・」

その時この世界の米田から通信が来た。


「直哉、通信は無視しろ、あれはお前達の敵だ破壊しろ。以上だ」

「さくらお姉さん通信繋げて」

「了解」

「お、繋がった、こちらはそちらと敵対する意思は無い.少し話がしたい」

「はいこちら帝国華撃段隊長代理の佐谷直哉です。貴方方は何者なのですか?」

「私の名前は、紫藤直哉私達は、ある実験をしていたら、気が付いたらこの場所に来ていた。私達のことを信じるか、信じないかは君に任せる」


「マリアさんどうしたらいいんでしょうか?」

佐谷直哉は、悩んでいた。

その頃大帝国劇場に向かったなのはとフェイトは・・・


「「なっ本当に直哉君が石になってる」」


なのはとフェイトも直哉に起きた事が信じられずにいた。

「なのはこれは、厄介な事になりそうだね」

「うん、こんな事が実際に起きるなんて」

「今回の事件が起きたタイミングを考えると、私達は、何者かの意思によって、真宮寺直哉君の世界に跳ばされたのかも知れない」

「そんな事が出来るのは・・・まさか」

「うんフェイトちゃんの想像した人物だと私は思うよ」

「ジェイル・スカリエッティ・・・」

「確かに、あの男の技術なら出来るかも知れない。だけどなのは、あいつは姉さん達の世界にいるし、今回の事件に関わる事は無いと思うんだけど」

「確かにそうかも知れない。だけどこういう事態が起きているなら、興味を持つかもしれない」

「確かにその可能性も、無いわけじゃないね」

「私が、一度はやてちゃんに報告に戻るよ、フェイトちゃんはさくらさんに付いててあげて」

「わかったなのは」

そしてなのはは、一度帝劇から離れた。

その頃はやて達は・・・

「今回の事件桜花ちゃんが、何か仕組んだのかそうじゃないとしても、どうして機動六課が、真宮寺直哉君の世界に来て、お兄さんとさくらさんだけが別の世界に跳ばされたんや?」

「ティアナ、今回の件どう見てる?」

「私個人の考えは、何者かの意思によって、起こされた可能性が高いです」

「ふむ、その理由は?」

「二つあります。一つ目は私達と直哉さんを分断させその間に、行動を起こそうとしている者がいる可能性と、二つ目は、私達と直哉さん達が、それぞれの世界に呼ばれた可能性です」

「そうか・・・」

「そう考えると・・・」

「はやてちゃーん」

はやて達が話していると、なのはが戻ってきた。