原始世界 〜飛ばされた世界が危険すぎる件について〜


 

1p 強奪・奪還そして遭遇

 
前書き
書き直し作業行きまーす! 

 
オッス!俺はティム。オッスオッス!
俺はただいま2度目の人生を歩んでいる。どういうことかって?まぁ…アレだ。よくある異世界転生ってやつだ。前世の事ははっきりとは覚えてはいないが少しだけ記憶がある。そして俺はトラックに轢かれて前世は終えたとボンヤリと覚えている。高2の夏……ああ甲子園行きたかった…


まぁ俺の前世の話なんてどうでもいいだろう。正直俺自身もよく覚えていないし…
それじゃあ今度は現在の話をしよう。俺が今何してるか、、、異世界転生と知って「魔法!」とか「ハーレム!ハーレム!」なんて騒いでいたあの時の俺はバカだった。


現在、俺は今ドチクショウの親父に育児放棄をされ、挙げ句の果てに”ラック”とか言う筋肉ダルマに酒で酔わされて眠っている間に食料を奪われ死にかけている。


仕方ねぇじゃん…酒なんて飲んだことなかったし…飲んでみたかったんだよ!この世界ではまだ14歳だけど…内面的には30路いってるから大丈夫と思ったんだよ!


「はぁ………」
酒気混じりのため息をはきながら顔に手を当て1人嫌悪感に陥る…ちなみにまだ薄い布団からは出ていない…やる気が全く出ないもん…
「親父からの救援物資まであと3日……アレをやるしかないか…」
ボロくて小さい部屋を見渡しながらある事を決意し布団から出て、散らかされている酒瓶を片付け、井戸から水を汲み、歯を洗い、顔を洗っている最中に両手で頬を叩き気合いを入れる。


「よし……狩りと行こうか……」




in〜ラックの家〜


あーあー聞こえるかティム司令官!これはステルス任務だ。失敗すればあの筋肉ダルマに捩じ切られる可能性がある気をつけろ!

あーあー聞こえておるかティム軍曹!只今筋肉ゴリラは家にいないようですぞ!疾風迅雷!今こそ突撃すべきじゃ!

あーあー聞こえてる?ティムさん?ねぇ、こんな無謀なことはやめましょうよ。ねっ!ティムさんが3日持ちこたえればいい話じゃあないですか!

うん。こいつらうるせぇよ。ちょっと俺の中の俺黙っていてくれないかな。

この私のパーフェクトな支援を受けないのか!?それは自殺行為というものだぞ!
なんと…このじぃに黙れと申しますか!じぃはティム軍曹の事を第一に考えていますのに…
だーかーらー皆さんの意見をまとめるとティムさんの身を案じているということなので痛い目にあわないうちに逃げましょ!

こいつらはなんか最近から俺の脳内に住み着いた俺の中の俺だ。正直こいつらが俺だとは思いたくない…だって俺こんなにうるさくないよ!!

とりあえず脳内の声はシャットアウトしまして……さて、今作戦の目標を再確認しましょう。目標は一つ…ラックに奪われた食料及びラックの食料を強奪・奪還…そして重要なのが家主であるラックに俺が忍び込んだことがバレないことだ。戦いになったら勝ち目はない。一応護身用に錆びた銅の棒を持っているがこれだけでどうこうできる相手じゃない。

そしてラックは脳内の俺の情報によると家の中にいないらしい。もし中にラックがいたらぜってーあいつら脳内から追い出す。

俺はラックの家の戸の前に来て戸に耳を当て中の音を聞いてみた。音はしない。本当にいないぽいな…ラックめ俺が奪還しに来ないとふんだな…バカめ!油断は人を滅ぼし、慢心は人を壊す……さてと俺の1週間分の食料を返してもらおうか…

俺は勢いよく戸を開けた!「パーン!」としまりの良い音が家の中に響き渡る

「よう!部屋から物音がしねぇから俺がいないとふんだろ!油断大敵、、、狩りの時間だ。」
ラックがいた。しかも部屋の真ん中にあぐらをかいて堂々と……そして俺はこの時の為にあるであろう一つの言葉を絞り出して放った。





「オゥ……マイ …ゴット…………」 
 

 
後書き
内容はところどころ変えていきます。