『Spiral』


 

『Protect』



不器用で稚拙で
歪な生き方で...
其れでも
守りたかった
叶えたかった...

またみんなに
出逢う運命なら
生まれ変わっても
出逢いたいって

生き抜く為の術も
掴む手も間違えない
離さない手も
決して間違えない

温もり感じられる
みんなが其処に
居るなら絶対
迷わない間違わない

感謝を尽くしても
伝わりきらない
今度は私の命に代えて
私が守り抜きたい

そうじゃない
解ってる
其れでも私は
守り抜きたかった
其処に在った
みんなの確かな
温もりと命を....


 

 

『Clever』



此の四角い窓から
覗くように見上げる
少し此方を
向いてくれる星達

暗闇の中に
光りをばらまく
そして暗闇が
どんなに悲しいか
思い知らすんだ

光がどんなに
眩しいものかも
思い知らす

流れ続ける時間
変わり続ける空模様
真っ暗な空は
いつしか朝焼けで
美しく輝いてく

決して忘れない
あの時のあの時間

何も解らなくて
何も解って
もらえなくて
誰も信じれない
そんな時
見上げる度に
真っ暗な四角い
空模様を眺めてた

お利口な君には
解らないかな

夏が終わっても
いつまでも
大事にとっておく
花火みたいに
棄てられない気持ち

いつまでも残って
いつまでも大事
どうしようも
ないくらい大事な
時間を生きた証

花火が好きって
わけじゃない
ずっと一緒に居た
みんなとした花火が
その時間が
とても大事だって

お利口な君には
解らないかな

暗闇と光を
うまく行き来
すればいいって
みんなが
教えてくれたから


 

 

『Going』



あなたは子供より
無邪気な笑顔
見せるから私は
何も言えなくなる

きっと出逢える
昨日より今日より
もっと美しい明日に

悪いけどあなたを
強いと思ったことは
1度すら無いから

ただ...私より
誰より強がるのが
巧いってだけ

きっと大丈夫とか
無責任に言える
あの人が少しだけ
羨ましいと思ったよ
弱いあなたを
知らないから言える

あなたの行く道を
阻む人が居るのなら
私が食い止める

前を向いて
背筋を伸ばして
踏み出すあなたは
他の誰より輝いてる
後押しは当前の事

吐く息が白くて
なんだか尚更
淋しくなってくね

忘れられない
たくさんの日々を
ありがとう...

みんなの手を解き
今あなたは歩き出す
行ってしまう
大丈夫...今は此処に
残されてくけど
いつか追いつくから...

その時はまた
あの頃の無邪気な
笑顔を見たいと願う


 

 

『Thank』



出逢いって奇跡
偶然は無い
だから君達との
出逢いに感謝

仲間だって言える
最高の君達
支え合ってきた
笑って泣いて
一緒に叫んでた

辛いことは全部
忘れそうになる程
楽しく居られた
嬉しかった事は全部
心ん中に溢れてる

此処は居心地よくて
何にも替えれない
唯一のホームだった
いつまでもずぅっと
続くと思ってた

終わってしまうって
考えたこと無い
離れ離れなんて絶対
無いって思ってた

思い出す度に
みんなの笑い声
鮮明に蘇る

君との出逢いに感謝
君達との出逢いに
いつまでも感謝する
奇跡の出逢いを
ありがとう
いつまでも心ん中
君達の優しさが在る


 

 

『Understand』



強くなんてない
そんなの自分が1番
よく解ってるよ
だから怖い

でも怖いからって
目を逸らすのは
見ていない
振りをするのは
違うって解ってる

事実も真実も
認めたくないから
解らない振りで
意地張ってたんだ

それで心が疲れた
走り続けるのは
しんどいけど
座り込むときが
在ったっていいよ

倒れたなら
涙流して叫んで
また起き上がってく

生きてるんだ
走らなきゃ
躓いてもいいから
倒れたっていい

もう駄目だって
諦めなきゃ
それでいいから

美しい哀しみは
綺麗な心を
創らないから

美化してたって
何もはじまらない
何も変わらない
ありのまま
受け入れてこう


 

 

『Just right』



何に対しても
誰に対しても
ちょうどよくなんて
無理がある
ほどほどになんて
解らない

そんなこと解って
調整できるなら
どれだけの争いが
無くなることか

ほどよい愛情
お互いにとって
ちょうどいい愛情
それができるのなら
奪い合わないし
争い合わない

解って欲しいけど
解って貰えない
思い通りに
ちょうどよくなんて
有り得ないから

みんながみんな
少なからず傷付いて
それでも諦めずに
生きてるんだ

日々何かと対峙して
手探りでちょうどよく
うまくいくように
がんばってる

だからこそ
うまくいかないこと
ちょうどよく
ならないことに
もどかしく思ったり
苛立ちや悔しさ
情けなさって感情に
飲み込まれそうになる

うまくやれるように
ほどほどに
なるようにまだ
がんばってる途中
諦めたくない
守り抜きたいから


 

 

『BlackOut』



闇が蔓延る空
窓から見る闇が
行き先を示す
未来なんてのは無い

貼りついた汚れは
嘘で纏っても
消えはしないから

夜は怖いから
眠らないと決めてる
蝕まれてく
飲み込まれてく

そうなる前にほら
黒は白で塗り潰そう
白は黒で
塗り潰して来たから

真っ暗闇の中で
描いてきた
其の未来図は
いつまでも真っ黒で
汚いまんまだった

フラッシュバックに襲われ
幾度と意識を飛ばし
其れでも現実を
忘れることはない

お月様に居る兎は
また今日も
見下してくるから

月の雫と言われる
その所以は
君が流す涙だから
なんだろうか

昔、誰がそう
言ってたから

僕はもう
涙を流すのは
やめにする


 

 

『Result』



間違いも正解も
真の意味じゃ
どっちにも転ぶ
正義はヒトツじゃ
ないでしょ

僕と君とじゃ
考え方も違って
正義も変わる
何に重きを置くか
決して正しさ
だけじゃ計れない

被害を受けた側
被害を加えた側
それだけで
主観は変わる

君が被害者なら
声高らかに
叫ぶでしょ?
加害者なら
どうだろうか

単純な話
立場によって
人は意見や
主張が変わって
価値観すら
変わってしまう

その立場に
ならなければ
解らない

いざその立場に
なったとき
昨日迄言ってた
言葉は嘘に
変わってくだろう

人間なんて
所詮愚かな生き物
フィルター越しにしか
物事を見れない

誰も誰にも
何も偉そうな事
言えた立場じゃ
無いって事...


 

 

『Success』



成功者ってのは
世の中にたくさん
居るけれど
成功した者だけ
勝者とは限らない

挫折を知らずに
惨めさや悔しさを
知らずにいると
それは勝者だって
思い込むのだろうか

苦労を知らない
成功者は
勝者と言うのか

どんなに惨めで
悔しくても
情けなくて泣いても
足掻いた結果が
ものを言うのなら
勝者も敗者も
過程によるものだ

たくさん傷ついて
弱さも優しさも
手に入れた気がする
だから今から
成功する為に立つ

自分なりの成功
自分なりの結果を
みいだして
こんな僕にでも
何かはできるって
かけてみたい

敗者だっていい
けれど自分なりの
成功は手に入れたい


 

 

『Day by day』



瞼を閉じると
思い出す
君達と過ごした
あの頃の毎日

存在は無いのに
すぐそこに
感じるくらい...

巡り巡った日々
君を救えなかった
君と離れた
君に言えなかった
君が怖かった
君は間違いを犯した

僕は守れなかった
僕は選んだ
僕は手を差し伸べた
僕は離れた
僕は間違いを犯した

君の面影探す僕
哀れで愚かで
自分勝手な
醜い僕...

時間が止まる
あの頃のまんま
止まったまんまで

希望なんて有る?
夢なんて有る?
こんな僕に...

何を見てく?
何を感じてく?
吐き出す闇は
汚物の様で
周りを腐らす

こんな僕は
腐り果てればいい
いっそのこと
もう此処で


 

 

『My road』



時間は流れてる
止まりなどしない
永遠に眠る日迄

出会いと別れを
繰り返す度に
しこりを残してく
けれど学んだ

出会いより
別れの方が僕を
強くしてきた

変われる
変わろうとする
努力を怠らないよ
けれどやっぱり
踏みにじられそう

そんな時は
瀬戸の橙の蒼空
思い出すんだ

悲しい事ばっかり
だけど其の中で
大事なことを
たくさん知った
其れは心の財産で

雨に濡れたって
強風に煽られたって
死なない限りは
変わらない事実で

前を向いて
歩み進めるだけが
すべてじゃない
振り返る事も
必要だから僕には


 

 

『Tears』



辛い時こそ
笑おうって昔
誰かに言われて
哀しくなった
そんなの
ただ虚しいだけ

何もかもが
曖昧に過ぎてく
決して真実は
掴めないと
言うかのように

違う情報に戸惑う
期待なんてない
何も失いたくない
ただそれだけ

ちゃんと歩いてる
なのになんで
進めてないのかな
いつまでも独り
此処に残されてる

絶望の後には
希望が来るって
言ってたよね
あれは嘘だって
証明してるよ

泣いてたっていい
笑うこともある
倒れたっていいよ
いつか歩ける

辛いときこそ
笑おうって
もうやめようよ

辛いときは
泣きたいだけ泣く
その後また
涙を拭けばいい
ただそれだけ

泣いたって
倒れたって
振り返ったって
いいんだって
気付いたから

だからこそ
前に向ける
勇気が湧く


 

 

『Game』



物心つけば
いつでも本気で
生きること
強いられてきた

傍目には滑稽
だったんだろう
何にも必死で
生きようとする
そんな姿は...

零れ落ちる涙も
流れてく血も
報いはないまま
変わらぬ日々
まるで生き地獄

必要悪という言葉
何度も聞いた
本当の意味なんて
解らないまま
嫌な言葉になった

強い意志で
確実に殺意を
抱え込んだ
涙を堪える訓練
成果はあった

教えられた事は
愛とは程遠く
決して愛なんか
交わらない事

此の残酷な時間を
生きてくなら
死んだ方がマシと
強く思った

生きる価値は無い
願うこと
祈ることしか
出来なかった頃

何も報われない
日毎増してく
殺意に罪悪感など
在る筈もなく

いつでも躊躇わず
準備は整ってる
皆いつか灰になる
少し早まるだけ...


 

 

『Day break』



あの波止場で
夜中じゅう花火で
気を紛らわした
弔いなんて出来ない

夜明けが来ても
気は紛れない...

痛いくらい
照りつける太陽が
おまえのせいだ
そう怒り狂ってる

また来年もやろう
って約束は
もう果たされない
夏なんてやっぱ
来なくていい

夏がくる度
次々と嫌な事の
上書きばかり
運命だからって
そう簡単に
割り切れない

選択権なんて
最初から無くて
選択できることが
既に幸せなんて
知る由もなかった

君は今でも
夏になったら
あの波止場に行き
夜中にひとり
花火してるだろう

でも決して
報われはしない...

夜が明けても
何も変わらない
何度も何度も
夜が明けて

それでも
夜中じゅう
ずうっと
ずうっと...

いつか
美しい夜明けを
見れる日は
くるだろうか


 

 

『Over』



此の闇の向こう
其処には何が待つ?
また血を流す?
また狂い暴れる?

手探りでなんて
甘いこと言うなよ
一歩なんて小せぇよ
笑われたって
何言われたって
関係ねぇよ

決めるのは誰だ?
耐え抜くだけが
正しい選択?
恨み憎み殺意を
増すだけが
生きてく糧だと?

拭い去れない
此のイタミを誰にも
解ってもらえない
それは当然の事
それでもいい

イタミこそ在った証

憎しみこそ愛だと
言ったあの人は
何を想って...?
解ることは不可能

光と闇は表裏一体
愛と憎しみも
表裏一体だろう
摩擦により
今を越えてけ
良き方へ越えてけ


 

 

『Irregularity』



偽りばかりを
詰め込んだって
何の役にも立たない
何も意味が無い

たくさんの偽りと
たった一輪の
美しい薔薇が包む

心地よく刻まれる
左側の鼓動
此の鼓動が不規則
且つ速くなる時
其れが何を
意味するのかを
私は理解していた

すべて連れ去る
どんなに乞うても
何も変わらぬ事

我が躰に
降りかかった
運命なら永遠に


 

 

『Love』



貴男は何故私に
愛を乞うのだろう
私は愛なんて
与えられないのに

別に貴男を
恨んだりしない
その代わり
愛してもいない

此の鎖を解いて
愛なんて
見たことも
感じたこともない

知らないものを
与えることはムリ
私だって
本当の愛が欲しい

貴男のおもう愛と
私がおもう愛は
異なる愛だって事は
わかってるつもり

きっと永遠に
満たされる事は無い
愛なんて
永遠にわからない


 

 

『Inconvenience』



不自由且つ孤独
そんな真っ暗闇で
冷たい水槽の中じゃ
自由に泳げない
せめて夜中の
ぬるいプール位なら
もう少し泳げたかな

虚しいだけの
蒼い空を見上げ
目に映るは
一体何だったか

綺麗な空を
眺めるのは心が
折れそうで
どれだけ上を
見上げなかったか

暗闇の水面に
浮かぶ月を
眺めて想うは...

記憶なんて曖昧で
いくらでも
改竄できるって
言うけど...

いつまで経っても
同じ記憶のまま
暗く冷たく
鉄のにおいがする
そんな記憶が
此の魂から離さない

過去より今を
考えていけって
大人は簡単に言う

尖った心や言葉に
いちいち
怯えてく大人を
見ては苛立つ

そんなだった
あの頃...
今、何が変わった?
結局何も
変わっていない...


 

 

『Alone』



恋しく想う
あなたが此処に
居たならと
願いやまない

淋しく想う
あなたが其処に
居たならと
願ってしまう

愛なんて
醜いもんじゃ
決してないけど
情ってほど
美しくもない

ただただ
在って欲しいと
強く願うのは
どうしてなのか

もう二度と
永遠に逢えない
なんて事が
あるわけがない
信じたくない
受け入れられない

それでも今
私は此処に居て
あなたはもう
此処に居なくて
それが何故なのか

生きてく意味
ずっと探してる
答えなんて無いよ
それでも私が
生きてたのは多分
あなたが居たから...


 

 

『Stronger』



誰にも話せず
君にも話せずに
ずぅっと抱えてた
醜いドロドロを独りで

抱えきれずに
こぼれてしまった
でも君はまるで
何事もないかの様に
拾い上げてくれた

君の鼓動は確かに
少し早く感じた
動揺しないワケがない
それでも其処に
ただ隣に居てくれた

天に揺らめく星を
綺麗だと言う君
水面に浮かぶ月を
美しいと言う私

弱さを見せる事は
いけない事と
思ってたけれど
僕は弱くないって
君が言い続けた

孤独だと思ってた
闇が友達だと
部屋の隅で泣いて
心無くしたフリしてた
もう戻れない日々

潮の香り躰中に纏い
清めた気になって
打ち上げ花火の音で
醜いものを砕き
浄化した気になった

夏の空に打ち上がる
火花の中に
あいつが散ってく

君と交わした約束
永遠に叶わない

君は弱くないって
僕は弱くないって

強く強く生きろ
辛い時は上を向け
そう君は言った

僕が見つめる
視線の先に君は
居てくれるだろうか

強くなったと
君に言えるように
強く生きてると
胸を張れるように