戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜


 

青薔薇の剣士、再び蘇る

 
前書き
シンフォギアとSAOのクロスオーバー作品がないと思い作りました

この作品はハーメルンで活動されているT ogaさんの協力の元作りました。 

 
ルーリッド村の少年ユージオは唯一無二の親友キリトと整合騎士アリス・シンセシス・サーティンとともに人界の最高司祭アドミニストレータと戦い、命を落とし、アリス・ツーベルクとともにアンダーワールドから消滅した。
 
♪♪♪♪♪
 
「ん…ここは? アンダーワールドじゃない」
「きゃあああ!」
「人の悲鳴!何が起こってるんだ?」
 
僕は悲鳴のする方へ向かうと、
 
人型のような化け物が襲っていて、襲われた人は次々に炭になっていたのだ。
 
 
『ノイズが出現しました。地域住民の方は指定のシェルターに退避して下さい。繰り返します。ノイズが出現しました。地域住民の方は指定のシェルターに退避して下さい』
 
と聞こえてきた。その直後、そのノイズ?と言われている化け物が襲ってきた。やるしかないのか!そう思い、僕は腰につけていた愛剣、青薔薇の剣を抜き、ノイズに対して、アインクラッド流ホリゾンタルの構えを取り、ノイズ達を蹴散らした。
 
 
同時刻
特異災害機動2課基地の司令室に警報が鳴り響く。
その事をオペレーターの一人、友里あおいが報告を入れる。
「市街北西にてノイズの反応を確認、現在市民の避難のために警報発令中!」
 
司令の風鳴 弦十郎はその報告を聞き、指示を飛ばす。
 
「よし!シンフォギア装者に出動命令! 」
 
各オペレーターは装者宛に回線を繋ぎ連絡を始めると状況を整理していたオペレーターの一人、藤尭 朔也が叫ぶ。
 
「司令、最速で向かえるのは立花 響、雪音クリスの両名です!」
「わかった。二人にはすぐに翼が合流すると・・・」
「って、えぇ? なんだこれ!」
 
何かを見た藤尭が驚きの声をあげる。
 
「どうした?」
 
同時に弦十郎の見る画面に藤尭からデータが送られる。
 
「これは・・・一体・・・」
 
 
 
 
「くっ…何がなんでも、数が多すぎる!」
 
ユージオは倒しても倒してもどんどん湧いてくるノイズに苦戦していた。そこで一気に片付けためにあの技を繰り出した。
 
「エンハンス!アーマメント!」
 
そう言って、剣を地面に突き刺すと剣の周りに氷が広がり、周りにいたノイズ達を氷漬けにした
 
 
「ねぇねぇ、クリスちゃんなんか寒くない?」
「そうだな、でも、おかしいな。まだ夏だぞ?」
二課の装者、立花響と雪音クリスは現場に向かいながら、そんな話をしていた。確かに今の季節は夏である。でも、その悩みは現場に着くとすぐ分かった。
「「な、なんだこりゃ!」」
そこに着くと、ノイズ達が氷漬けになっており、その中心に青い薔薇がかたどられた剣を地面に突き刺して、そのまま動かない男の子がいた。
 
to be continue… 
 

 
後書き
今回はハーメルンで更新されている分を投稿しますが、これからの更新は不定期になるかもしれませんがよろしくお願いします!
後、修正などがあれば誤字報告で送って下さい。 

 

邂逅

 
前書き
前回のあらすじ!
ノイズの発生した現場へ向かう響とクリス、だが現場に着くとノイズ達が氷漬けになっていた! 

 
二人はその光景にしばらく呆気にとられていたが、
 
「おい!バカ!ノイズ達はまだうじゃうじゃ湧いてやがる、倒せていないぞ!」
 
クリスの言葉で我に返り、二人はシンフォギアを纏うための聖詠を唱えた。
 
「Balwisyall nescell gungnir tron...」
「Killter Ichaival tron...」
 
二人はシンフォギアを纏い、それぞれの歌を歌いながら、戦い始めた。
 
 
「歌…?」
僕はノイズ達を氷漬けにした後、しばらく俯いたままだったが、歌が聞こえてきて、周りを見渡すと女の子二人が歌を歌いながら戦っていた。一人は武器を使わず、拳一つで戦っていて、もう一人は弓?と似ているけど全く違う武器でたくさんのノイズを倒していた。
 
(僕もあの子達の手助けをしよう!)
 
僕はそう思い、剣を地面から抜き、残ったノイズに向かって、シャープネイルなどのアインクラッド流の剣技をつかい、ノイズたちを倒した。
 
辺りのノイズがいなくなると
「君、大丈夫?」
と栗色の髪の毛の子が話しかけてきた。
「うん、大丈夫。僕はユージオ。ところで、君たちは一体誰?」
「私は立花響15歳です!誕生日は9月の13日で、血液型はO型。身長はこの間の測定では157cm!体重は乙女の秘密なので言えません!趣味は人助けで、好きなものはご飯&ご飯!」
「ったく、このバカはいつも通りだな、あたしの名前は雪音クリスだ。ところで、あの氷は一体なんなんだ?」
と銀色の髪の毛の子が話しかけてきた。
「ええと、あれは…『そういう話は二課でしましょう』うわぁ!誰!って、えぇぇ!」
僕の周りに黒い服の集団が現れ、僕の腕を拘束し、黒い物体に乗せられた。
 
〜少年移動中〜
 
「ここです」
 
今まで僕が乗せられた物体は移動するものだったのかな?
とにかくそれで目的地に着き、先程僕を拘束した人達に連れられて、水に浮かぶ巨大な建物の中に入ると、
 
パンパンパァン!
 
 
「ようこそ人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へ!歓迎するぞ、ユージオ君!」
 
と前には僕の名前が書いてある紙がかかっており、真ん中にはそれこそゴルゴロッソ先輩くらいの体格をした赤い髪の男の人が立っていて、パーティの支度が机には並べられていた。
 
「あの…これは…」
 
「何って…君を迎え入れるためじゃないか、俺はこの特異災害対策機動部二課の司令官、風鳴弦十郎だ。」
 
「はぁ……」
 
僕が何がなんだかわからず困惑していると、さっきと同じ黒服の女の人が飲み物を差し出しながらこう言った。
 
「いきなり連れてこられて困惑しますよね?まずは温かいものどうぞ」
 
「は、はぁ……温かいものどうも」
 
温かいもの──どうやらホットミルクのようだ。
それを一口飲むとその女の人はこう自己紹介を始めた。
 
「私は友里あおいと言います。この特異災害対策機動部二課のオペレーターを担当しています。」
「同じくオペレーターの藤尭朔也だ。この二課は認定特異災害ノイズに対応するため日本政府が設けていた組織です。」
 
「ノイズ...?さっき群がっていた化物のことですか?あれは何なんですか?」
「ああ、それを話すと長くなるのだが、ノイズとは...」
 
 
 
それから僕はノイズについて、さらにそれに対抗するためのシンフォギアについても教えてもらった。
 
「ノイズ、シンフォギアシステム...」
「端的に言おう。ユージオ君、君にはここの協力者になってもらいたい。」
「僕がですか?ノイズに対抗出来るのは彼女らが纏うシンフォギアだけなのでは?」
「藤尭、先程のデータをモニターに出してくれ。」
「了解しました。」
 
そう言って、ステイシアの窓のようなものを前に出した。
「これが先程の現場の聖遺物の反応だ。本来なら、あそこでの聖遺物の反応は響君のガングニールとクリス君のイチイバルしかないはずだ。だが、ここにもう一つ反応がある。おそらく、君の持っているその武器だ。後、モニター解析の結果、君にノイズは確実に触れているが君は炭化していない。」
 
「え…?」
 
「君の体や武器には何か秘密がある事は確実だ。だから君に手伝ってもらいたい。」
 
「…分かりました。」
 
「ありがとう、ユージオ君。では、君の体を調べさせてもらう。」
 
「…え?えぇぇ!」
 
僕はまたどこかへ連れて行かれた。
 
♪♪♪
 
「はい、お疲れ様、じゃあ、今日はここのベッド使ってもらって構わないから。」
 
「ありがとうございます、友里さん」
 
そう言って、僕は医療室のベッドに案内され、眠りについた。キリト達の事を考えながら…
 
(キリト、アリス…)
 
to be coutinued… 
 

 
後書き
次回もお楽しみに! 

 

真実

 
前書き
遅くなって申し訳ありませんでしたぁぁぁ!
今回はユージオの秘密、そしてみんな大好き?あのマッドサイエンティストが登場します笑
それでは第3話です!どうぞ! 

 
僕がこの世界に来て、一夜が明けた。
 
「おお起きたか、ユージオ君」
そこには昨日いたメンバーが揃っていた。
 
「おーい、ユージオ君こっち、こっち!」
 
昨日、あの戦ったところでも真っ先に話しかけてくれたヒビキが呼んでくれたので、みんながいる机に向かい、椅子に腰掛けた。
 
「あれ?そういえばもう一人いるのではないですか?」
「ああ、翼なら今仕事で合同のイベントが入っていて、忙しいんだ。」
 
(仕事か…僕もキリトが来るまではギガシスダーを切るので忙しかったな…)
 
「さて、今日のミーティング内容だが、まずはユージオ君の検査結果だ。ユージオ君、君の体からはその青薔薇の剣…だったかな?その剣と同じ反応が確認された。」
「えっ!それって私と同じことになっているということですか⁈」
と響は自分と同じ事が起こっていると思い、声を上げた。
「いや、響君、君の融合とは少し違っていてな、体そのものが融合している、ユージオ君がノイズに触れても炭化しない理由もこのことが原因だろう。これは多分彼がこの世界に来る前に経験した事が関係していると思うのだが、思い当たる節はあるか?」
 
 
…ある、あの時だ…僕がカーディナルに頼んで、青薔薇の剣と同化して、ソードゴーレムと同等の剣にしてもらった。
多分その事が原因だと思う。
 
「…あります。でも、そのことを話すには話が長くなります、それでもいいですか?」
 
「…いいだろう」
 
僕はみんなにあの世界、キリトと共に過ごしたあの日々や戦いについて話した。
 
♪♪♪♪♪♪
 
「…なるほどな、カーディナルに整合騎士、シンセサイズ、アドミニストレータか…」
 
と話していると、この部屋に白髪の男性が入ってきた。
 
「あのー、話を聞いていたのですが、君は別の世界から来たんですか?」
「ッ!誰だ!」
「あぁ、この人は米国連邦聖遺物研究機関より出向してきたジョン・ウェイン・ ウェルキンゲトリクス博士だ。実はこの人がもう一つのミーティングの内容に関係するのだが、博士を米国の岩国基地まで、ソロモンの杖と共に送ってほしいんだ。」
「ソロモンの杖って、昨日僕が武装完全解放術を使って氷漬けにしたあの化け物を操る聖遺物ですか?」
「そうだ、あの杖は日本とアメリカの合同研究のために役立てるつもりだ。」
「そうだったのか…」
 
そうか…ソロモンの杖はクリスが起動させたから、複雑な気持ちなんだな…
 
「やあやあ皆さん、僕の事はウェル博士とでも呼んでいただければいいですよ。」
 
(あの人、なんか怪しいな)
 
僕はそう思いながらも護衛任務の為の準備を始めた。
 
♪♪♪♪♪
 
「別世界から来た聖遺物との融合症例ですか…これは面白いことになりそうですね…フヒッ!」
 
誰もいない部屋でウェル博士は独り言を言いながら、気持ちの悪い笑い方をした
 
 
to be continued… 
 

 
後書き
どうでしたか、第3話?
まさかユージオのあの行動が深く関わっているなんてね…
ちなみにユージオは前話のこの世界の説明の時にルナアタック事変の事は聞いています。
そして、前書きで述べた通り、ウェル博士登場笑
本性表す前の綺麗なウェル博士だったので、書くのが難しかったです。
まあ、最後本性ちょっと出ましたけどね。
ウェル博士が楽しそうで何よりです笑
それではまた次回!


戦姫絶唱シンフォギアG 〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜次回「英雄」
 

 

英雄

 
前書き
昨日からSAOアリシゼーション最終章始まりましたね!なんかもうOPが…とにかくヤバい(語彙力崩壊)
早くキリト復活して欲しいなぁ…
昨日のその興奮が冷めやらぬままのテンションで書きました!それでは第4話どうぞ!
後、祝え!防人の中の人が結婚した瞬間である!(遅い) 

 
岩国基地へ向かう電車の中
 
「ユージオ君!そっちにノイズが!」
「わかった!」
 
輸送途中、ノイズが強襲してきたので、博士達は前の方の車両に逃げてもらい、後ろの方で応戦している所だ。
 
(場所が狭い上、たくさんいる!こういう時には…)
僕は剣を腰の横に構えた。
「アインクラッド流…!バーチカル・スクエア!」
四方にいるノイズ達を四角形を描きながら斬ったが、空中にいるノイズが残ってしまった。
「しまっ…!」
とその時光矢が飛んできて、空のノイズが次々に炭になっていった。
「空の敵は任せな!お前とバカは地上にいるノイズをやってくれ!」
「「わかった!」」
 
「アインクラッド流!シャープネイル!」
剣を所定の位置に構え、横、斜め、縦と爪の様な挙動の斬撃を3回叩き込み、迫りくるノイズ達を次々に斬り倒していった。
「すごい…!翼さんにも負けないくらい、剣のスピードが速い!」
「それにしても、全く減らないね…一気に倒せれば、いいんだけれど」
「そうだ!あの方法で!」
「あの方法…?」
 
どうやら、ヒビキが一気に殲滅する方法を思いついたらしい。
「うん!ユージオ君はノイズの気をひいて、クリスちゃんはトンネルに入ると同時に車両の連結部を撃ち抜いて!」
 
「車両をぶつけるだけじゃノイズは通り抜けてくるぞ!」
「大丈夫!私を信じて!」
「「…わかった!」」
 
ヒビキに言われた通り、ノイズの気を引き、所定の位置まで来た。
「っ!クリスちゃん、お願い!」
「オラっ!」
 
車両は切り離せたが、ノイズはクリスが思った通り、すり抜けた。
「ここからどうするの、ヒビキ?」
「まあ、見てて!はあああああっ!」
そう言うと、ヒビキは車両の中に入ったノイズに向かって思いっきり殴り、その炭素化した勢いで車両は爆発し、多くのノイズを減らすことに成功した。
 
「やった!!」
(あえて退路を断つことで重い一撃を広範囲に広げるなんて…こういう無茶な感じ、キリトみたいだなぁ)
(こいつ…いつの間にこんなに戦えるようになったんだ?)
 
「この調子で残りのノイズも片付けよう!」
「あ‥ああ!」
「お前にだけいい所取らせる訳にはいかないからな!」
 
そう言うと三人で残りのノイズを片付け、レッシャは目的地に着いた。それにしても、このレッシャってすごいな…どうやったらこんな翼竜よりも速いスピードが出るんだろう?
 
♪♪♪
 
「ルナアタック事変の英雄の力、見せてもらいましたよ」
「いやー、いつもあまり褒められないからいざ褒めら…「このバカ!調子に乗るな!」いったいよー!クリスちゃん!」
ウェル博士が礼を言い、褒められて、調子に乗った響をクリスが制止するため引っ叩く。
 
「世界がこんな状況だから、今世界は英雄を求めている…ここまでありがとうございました。ではさようならルナアタック事変の英雄、そして英雄の相棒さん。皆さんが守ってくれたソロモンの杖は必ず役に立てますよ」
 
そう言うと博士は基地の方へ向かい、基地へ入っていった。
すると
「っ!気をつけて!ヒビキ!クリス!」
「えっ?うわぁぁ!」
ユージオが嫌な気配を察知し、装者二人に注意した瞬間、基地が爆発し、ノイズが大量発生した。
 
「ここはあたしに任せろ!二人は博士の安否の確認に迎え!」
「「了解!」」
 
♪♪♪♪
 
あの後、博士を捜索したが、見つからなかった。でも、なんだろう…この違和感。何かとんでもないことが起こりそうな…
そんな違和感を抱えたまま次の日を迎え、僕がまだ会っていないツバサが違う国のマリアという人と合同でライブ?というルーリッドで行われた祭りのようなものを開くというので、僕はその入り口に怪しい人がいないか見張る警備に当たった。服装はオガワさんが用意してくれた黒い服だ。念の為に剣は持っている
 
ライブが始まり、中ではすごく綺麗な歌声と歓声が聞こえてきた。
一曲歌い終わった時だった、歓声が悲鳴に変わった。
慌てて僕は中の様子を見ると、ノイズが大量発生していたのだが、それ以上に衝撃的な事が起こっていた。ツバサと組んでいたマリアがヒビキ達と同じシンフォギアを纏っていたのだ。
 
その時、耳につけたものから声が聞こえてきた、オガワさんだ
「ユージオさん!非常事態発生です!ノイズが現れました!幸い今は犠牲者は確認できないので、会場の周りに人がいないか確認して来てください!」
「了解しました!」
僕はこの会場の周りに人がいないか確認していると、
 
「マリアが行動を開始したよ、あたし達も動こう」
「待つデス、調!ここは慎重に動くデス!」
とアリスに似た声が聞こえて来たので向かうと二人組の女の子がいた。
 
「君達、ここで何をしてるの?」
「あ!だだ大丈夫デス!ちょっとトイレに行こうと思ったら、道に迷っただけデス!」
「切ちゃん、私はここで出しても構わないんだよ?」
「調!何とんでもない事口走っているんデスか!」
「あはは…でも、今会場でノイズが発生したから、外まで送ろうか?」
「全然、問題ないデス!」
「そう…じゃあ気をつけて避難してね!」
僕はそういうと、他の人たちがいないか確認に向かい、無事を確認し終えると、
「ユージオさん!至急翼さんの援護に向かってください!」
と聞こえたので、ステージの裏口へ向かった。
 
到着するとツバサとマリアが戦っていて、ツバサの方が優勢だった。でも、僕は上の方から何か来るのを感じ、ソニック・リープを繰り出した。
「デッ!」「うっ!」
予測通り、増援が二人来たようだ。だが、
「あれ?君たちはさっきの…?」
「デデデース!」「驚き…」
その二人はさっき迷子になっていた子達だった…
 
to be continued… 
 

 
後書き
どうでしたか第4話?
きりしらコンビ初登場!
ちらっと中の人ネタも挟みました(笑)
原作の緒川さんのシーンをユージオ君に変更しました。
では、また!

戦姫絶唱シンフォギアG〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜次回、「偽善者の烙印」 

 

片翼

 
前書き
皆さま、遅くなってしまい投稿が遅れてしまいました。
次回タイトルを変えてしまいました。だが、わたしは謝らない… 

 
時は遡り、ライブ前…
 
『この盛り上がりは皆さんに届いているでしょうか?世界の主要都市に生中継されているトップアーティスト二人による夢の祭典!今も世界の歌姫マリアによるスペシャルステージにオーディエンスの盛り上がりも最高潮です!!』
 
テレビから流れるアナウンサーの声を聞きながら、二課所属のシンフォギア装者、最後の一人──風鳴翼はライブ会場の舞台裏で眼を閉じ、次の自分の出番までイメージトレーニングをしていた。
 
その翼の近くでマネージャーである緒川慎次は電話をしている。電話相手は風鳴司令だ。
 
「状況はわかりました。それでは翼さんを」
「無用だ。ノイズの襲撃と聞けば、今日のステージを放り出しかねん。ユージオ君の協力も得られることになったんだ。翼には今日のステージを全うしてもらいたい」
「そうですね…了解しました。ではそちらにお任せします、翼さんにはうまくごまかしておきます。」
 
電話を切った緒川に翼はこう声を掛ける。
 
「司令からは一体何を?」
「今日のステージを全うしてほしいと」
 
そう言いながらメガネを外した緒川に対し、翼は指を差しながら
 
「はぁ……。メガネを外したということはマネージャーモードの緒川さんではないということです。自分の癖くらい覚えておかないと……」
 
そう小言を言い始めたが、「お時間そろそろでーす」というスタッフの声に遮られてしまった。
 
「はい!今行きます!」
 
そうスタッフに答えた翼に緒川はこう言った。
 
「傷ついた人の心を癒すのも、風鳴翼の大切な務めです。それに僕は嘘なんて言ってませんよ?司令は本当に「今日のステージを全うしてほしい」と言ってたのですから」
「……不承不承ながら了承しましょう。詳しい事は後で聞かせてもらいます」
 
そう言った翼はコラボする相手、マリア・カデンツァヴナ・イヴと同時に会場へ向かった。
 
♪♪♪
 
そして、マリアと翼のこのイベント限定のコラボ楽曲「不死鳥のフランメ」を歌い終わった後、マリアはこう言った。
 
「今日のライブに参加出来た事を感謝している。そして、この大舞台に日本のトップアーティスト風鳴翼とユニットを組み歌えた事を」
「私も素晴らしいアーティストと巡り会えた事を光栄に思う」
 
マリアと翼は固い握手を交わす。
 
「私達が世界に伝えていかなきゃね。歌には力があるってことを」
「それは世界を変えていける力だ」
 
しかし、その後、マリアが──
 
「そして、もう一つ」
 
そう呟いた刹那
 
ライブ会場に無数のノイズの群れが出現したのだった。
 
to be continued… 
 

 
後書き
どうでしたか?
今回はユージオは出さずに翼さん視点でのライブの裏側を描きました。
といっても、今回はかなりT ogaさんがほとんどの文章を考え、それに私が追記しただけのものです。
T ogaさんありがとうございました。
それではまた次回!

次回、戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜「偽善者の烙印」 

 

偽善者の烙印

 
前書き
遅くなってすまない!
シンフォギアXDでは新しい展開が始まりましたね!
まずはグレ響の新エピソードから始まりましたが、いきなりこの前の或人を思わせるような展開!
ここからオレ翼&おとなしクリスの世界、研究者調&世話焼き切歌の世界、そして、OPで映ってた大人セレナ&ロリマリアの世界と繋がるわけですね。これからのXDの展開も楽しみです!
後、ロリマリアのギア、俺ツイのテイルレッドに似てるよねボソッ
そして、祝え!新たなるSAOの歴史の1ページである!その名もソードアート・オンラインプログレッシブ!
長文失礼しました。
では、本編どうぞ! 

 
時は戻り、ライブ会場内
「そうか、君達はさっき迷っていたんじゃなくて、合流する為にあそこにいたんだね」

僕は先程会場の裏で出会った二人と対峙していた。
「ッ!だから、何だって言うんデス!」

   切・呪りeッTぉ

金髪の女の子は大きな鎌を切り上げ、刃先を飛ばしてきた。
僕は飛んでくる刃を何とか回避すると、
「切ちゃんに気を取られすぎ…」

   γ式・卍火車

黒髪の女の子が回転する刃で突撃してきた。
僕はとっさに防御の構えを取り、相手の突撃の勢いを相殺し、それをパリィで弾いた。
「くっ‥」

その時、
「あなた、そこをどきなさい!」
「えっ!あっ、はい!」
ツバサがそう叫び、僕は慌ててその場所から退くと

「土砂降り、十億連発だ!」

上から雨のような光弾が敵の子たちに向かって、降ってきた。
それを降らせたのは落ちてきたヒビキとクリスだった。
金髪の子と黒髪の子は回避行動をとり、マリアにはマントで防御をされてしまった。
そこへ
「うおぉぉりゃぁぁ!」
ヒビキが光弾を防御するのに必死なマリアに強力な一撃を叩き込もうとしたが、すんでのところで避けられ、地面に大きな穴を作っただけだった。
二人が地面に降り立った時、

「やめようよこんな戦い!今日出会った私たちが争う理由なんてないよ!」
「…っ、そんな綺麗事で…」
「…え……」
「綺麗事でものを解決しようとする人の言う事なんか信じられないデス!」
「そんな…話せばわかるよ!だから……」
「偽善者…」

黒髪の子が言葉を続ける。

「この世には、貴方のような偽善者が多すぎる…!!」

そう言い放つと、また攻撃を開始してきて、今度は刃物を発射してきた。
だが、ヒビキはあの子に言われた事がショックで、動けていなかった。
すかさず、ツバサが間合いに入った事で事なきをえて、クリスが三人めがけて光弾を放った。
しかし、かわされてしまいツバサは槍の人と、ヒビキは先程言い争っていた子と、クリスは後方支援、そして、僕は大振りの刃物を持った子と対峙する形になっていた。

「デース!」
「あれだけの大きさの刃物は見たことない…けど…!」
(エルドリエさんが使っていた鞭に比べれば…!)
長物を使う際は隙が大きいという弱点を思い出し、アインクラッド流奥義「スラント」の構えをし、下からの切り上げをして、一瞬怯んだ隙に肩の上に剣を持ち直し、上から剣を振り下ろし、相手の子を大きく後退させることに成功した。

「うう…シンフォギア無しでもここまでの威力デスとは…」
「もうやめて!これ以上戦う必要は…」
「それでも…負けられないのデース!」
「うっ…!」
僕は相手の子に語りかけようとしたが、それを遮るように叫びながらこちらに走ってきて、刃を振りかざしてきた。
僕は刃と交わすような感じで受け止めたが、互いに一歩もひかない状態だった。
その時だった。

「※$♪☆○#×!」
中央からソードゴーレム程の大きさのノイズが出現した。
「何、あのでっかいノイズは!」
「増殖タイプ…」
「こんなのが投入されるなんて聞いてないデスよ!」

僕もそうだが、みんなも予想外ことだったのか驚いている。

「マム?…分かったわ。切歌、調撤退するわよ!」

マリアが何やら通信機越しに誰かと喋って、仲間の子達…キリカとシラベに撤退命令を出すと、武器からノイズに向けて光弾を放った。

        HORIZON†SPEAR

大型ノイズは分散し、破片が会場内に飛び散った。
その隙にマリアたちは撤退していった。

「ここで撤退するだと!」
「こんなところで尻尾を巻くのか!」

ツバサとクリスは追おうとするが、さっきの破片が一体のノイズとなり、会場のあたり一帯に広がっていった。

「せゃゃぁ!」
ツバサがノイズを切り裂くも、どんどん増えていく。

(何か分裂をさせずに一撃で倒す方法を…そうだ!」
「みんな会場から離れてステージの上に移動して!あのコンビネーションの準備を!」
「…っ!まさか、あれは未完成の技なんだぞ!」
「だが、その方法が一番理にかなっている」
「翼さん!クリスちゃん!ユージオ君を信じよう!」
そう言って、みんなどいてくれたので僕はすかさずノイズ達を会場の中央へおびき寄せた、そして…
武装完全支配術(エンハンス・アーマメント)!咲け…!青薔薇!」
剣を地面に突き刺し、武装完全支配術を唱えその場にいた全てのノイズを凍らせた。

「後は任せたよ、みんな!」
僕はその場から離脱し、あの技が当たらないように三人の近くに戻ってきた。

「よし、いくよ!」
ヒビキはツバサとクリスと手を繋ぎ、唄い始めた。

「「「Gatrandis babel ziggurat edenal
   Emustolronzen fine el baral zizzl
   Gatrandis babel ziggurat edenal
   Emustolronzen fine el zizzl」」」
「セット!ハーモニクス!これが私達の…!絶唱だぁぁぁぁぁぁ!!!」

すると、ヒビキの腕に巨大な腕が鎧によって形成され、それを凍ったノイズに対してぶつけた。
ノイズは分裂することなく撃退され、放った後に虹のような
竜巻が天に上った。それはとても綺麗だった。

戦いが終わり、全員が鎧から元々の姿に戻った。すると、ヒビキがその場に座り込んでしまった。
「無事か!?立花!」
「大丈夫?ヒビキ?」
「へいき…へっちゃらです…」
「へっちゃらなもんか! まさか、絶唱の負荷を中和しきれなくて…?」

僕たちは駆け寄ったが、座り込んでしまった理由は違った。
「私のしてることって偽善なのかな…?胸が痛くなることだって知ってるのに…」

あの時の女の子…シラベの言葉に傷ついていたのだ。

「ヒビキ…僕は君と会ったばかりで何も分からない…でも、これは一つ言える。君が正しいと思ってやっているならそれは偽善じゃないよ」

そう、あの時禁忌目録を破ってでも、自分の心に従い、ティーゼ達を助けたのと同じように…

「…うん、そうだね。ありがとう、ユージオ君少しだけでも元気が出たよ!」
「そう、よかった…」

そんな様子をツバサはあまり僕のことをよく思ってない視線で見ていたことを知らない…

to be continued 
 

 
後書き
歌姫裏話
ユージオ君はシンフォギアなどの説明を受けた際に絶唱の運用方法を聞き、その中でS2CAのことも聞いています。

次回、戦姫絶唱シンフォギアG〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜「疑念」