トリコの世界に現れた最強の美食屋と料理人


 

プロローグ

 
前書き
小説家になろうで活動しているアクティブです。更新はぼちぼちするのでよろしく。 

 
「ソ~フィ~ア~」
「きゃ!」

後ろから少女に抱きつかれる。抱きついている少女の名前をカエデといい、抱きつかれている少女をソフィアという。実は彼女たちは転生者で、600年程前にこの世界に来た人物なのだ。ソフィアと言う少女の容姿は肌が青白く背中から翼が生えていて、頭からは角が生えていた。髪は黒色で目は赤色のかなり美少女で、髪型を例えるならVOCALOIDのmegpoidのような髪型をしていて、黒いドレスに魔王のローブを羽織っている。そして、カエデの容姿は茶色の目で茶色い髪をポニーテイルにしていて、聖女のローブをきている。



「ねぇねぇ、どこか遊びに行こうよ」
「だから、私には魔王の仕事があるの!しかも、カエデは元勇者でしょうが!!」
「ちがうよ。元じゃなくて現勇者」
「あげあしをとらない!」

そう、彼女達は勇者と魔王という本来なら相容れない存在なのだがソフィアは元男で元の世界でカエデ(性別は女)に片思いしていたため別に仲が悪い事はなく、むしろ仲がいいくらいだ。

「いいじゃんいいじゃん、新婚旅行ということで!」
「それは、500年前に地底王国に行ったじゃない!!」
「じゃあ、結婚500年目ということで!」

実は、彼女達は結婚している。女同士だが、同姓婚が認められている(基認めさせた)ため結婚したのだ。

「はぁ・・・・・・わかったよ。どこ行くの?」
「うーん・・・トリコの世界とか?」
「なんで漫画!?」
「いやぁ、前から行ってみたいと思っていたんだよねぇ」
「うーん、空間魔法を使って時空間魔法で時の呪縛を突破して強化魔法で時空を超える際の圧力に耐えれるようにして、それから・・・・・・うん、大丈夫だと思う」
「やったぁ!!」
「じゃあ、ガイストとアルベルトに代理魔王任せてくるからちょっと待ってて」
「了解」

そういわれ、私は魔王城の中にあるガイストの部屋へ向かった。

・・・・
・・・
・・


「っと、言う訳で任せてもいいかな?」
「いいぜ、どうせ行ったら100年は帰ってこねぇだろ?その間は任せときな」

よし、ガイストは許可してくれたな。アルベルトは・・・現在魔王城にはいない。

「じゃあ、アルベルトにも伝えといてね」
「あぁ、任せとけ」

そう言われたので私は自分の部屋に空間魔法を使い帰っていった。

・・・・
・・・
・・


「カエデ、準備はいい?」
「いいよ」

私はその声をきき、精神統一を始める。体の中にある魔力を練り上げていき、術式を描いていく。まずは、空間魔法をつかいゲートを作る。そのあと時空間魔法を使い、トリコの世界の時空間を探り当てる。そして、座標固定をして強化魔法の最高を自身とカエデにかける。

「よし!今のうちに行くよ!」
「OK、行こう!」

私達はトリコの世界に向かった。 
 

 
後書き
トリコの二次創作です。楽しんでいただけたらと思います。 

 

トリコの世界にきた

 
前書き
第二話です。 

 
暗い空間を抜けたと思ったら、回りは森だった。

「ここどこだろう?」
「ねぇねぇ、ソフィア」
「ん?」

私は、カエデに呼ばれたので振り返ってみる。すると、カエデは右手に握った者を見せてきた。そこには・・・蛇のような蛙が握られていた。

「な・・・」
「ん?どうかしたの?」
「なんでそんなもん見せるのよ!!びっくりしたじゃない!!!」
「あはははは、ごめんごめん。でもさ、これって確か『へびがえる』よね」
「ってことは?」
「トリコの世界に着いたんじゃない?」

とりあえず、トリコの世界に着いたことが確認された。しかし、問題がある。今が、原作から何年前なのかもしくは何年後なのかがわからない。そんな事を考えていると、ガサっという音がした。音がしたので振り無くと・・・なんか大きい虎?がいた。

「うーん・・・この虎ってどこかで見たんだよねぇ?」
「ガルルル」

カエデは、虎を見ながら考えていて虎は威嚇している。てか、よくそんな暢気に考えれるよね。かくいう私も、虎ぐらいでは驚かない。向こうの世界では、こんな虎よりも恐ろしい生物(基魔物)がいたからね。

「あ、思い出した!バロンタイガーだ!!」

そういえば、トリコの第1話にでてきた捕獲レベル3のモンスター(獣)だよねたしか・・・。

「ガルァァァアアアア!!!」

咆哮をあげながら、バロンタイガーがとびかかってきた。

「ん?私とじゃれあうの?」

カエデの体から殺気があふれる。バロンタイガーは、とっさに身をひねりカエデの横に避けると一目散に去って行った。

「うん、威嚇ってあーやってやるのね」
「威嚇=殺気ってことだね。・・・それより、そのへびがえるどうするの?」
「焼いて食べる。原作だったらそうだしね」
「じゃあ、火を起こすよ」

手ごろな木をいくつか集め、短く『ファイヤ』と唱えた。
すると、木に火がつき燃え始めた。

「どうやら、魔法は使えるみたいね」
「そうだね」
「じゃあ、早速へびがえるを食べようよ」

私達は、へびがえるを食べておなかを膨らませたあと島を探索することにした。

・・・・・
・・・・
・・・
・・


「ガララワニだよね、あれ」
「そうだねぇ、ガララワニだよね」

私達の目の前にはトリコが一巻で倒したガララワニよりも大きなガララワニがいた。どれくらいかと言うと、トリコが倒したのが300歳だったらこっちは500歳ぐらいかな?とにかく、二周りぐらい大きかった。

「グジュルルル」

もちろん、口の中にバロンヒルだったけ?が大量にいた。しかも、後ろには食い散らかされたバロンタイガーがいる。

「おいしそうだったな、原作でトリコが食べていた奴」
「そうだったねぇ」

さっきから嫌な予感がする。

「あいつ、倒して食べようかな・・・」

・・・あ、当たった。いうと思ったよ。はぁ、カエデの|この性格(戦闘狂)さえなければいいんだけどね...いや、本当に....... 

 

一龍!

 
前書き
なんだ?このタイトル? 

 
ガララワニは、カエデの手によって瞬殺されました。
うん、もう速攻で...順を追って説明すると

1.ガララワニがとびかかる
2.楓が避ける(その際に飛んできたバロンヒルを全てうち落とす)
3.左足で跳躍して、手に持った剣で切り裂く...以上!

え?剣は何処から出したって?カエデの魔法『召喚』だよ。まぁ、それはいいとしてこのガララワニをどうするかだよね...
そう考えていると、茂みの方がガサッと鳴った。
振り替えって、茂みを警戒していると金髪の男が現れた。

「ん?誰じゃ、お主ら?」

目の前には、IGO(国際グルメ機関)会長の一龍がいた。...なんと言うか、髭がすごいことになってるけど、原作でもそんな感じだったから気にしない気にしない(大事な事なので二回言いました)

「私はカエデで、こっちはソフィア」
「フム、ワシは一龍じゃ。そしてIGOの会長でもある」
「そうですか...で、一龍さんはどうしてここ(バロン諸島)に?」
「500年生きたガララワニを探しに...じゃったんじゃが、どうやら主らに先を越されたようじゃのう」

そういい、一龍はガララワニへ視線を向ける。そこには、真っ二つになったガララワニが・・・うん、正直やりすぎだっと言いたいよ。でも、カエデが言うには「ドルムル以下」っていっていた。詳しくは、小説化になろうで『アクティブ』で検索したら分かるよ。

「ふむ、お主ら中々やるようじゃのう・・・」
「いえ、それほどでも」
「・・・一つ提案があるんじゃが、お主らIGOに来ぬか?」

一龍は、真剣な眼差しで私とカエデを射抜いた。

「・・・ソフィアがいいなら、私はいいよ」
「じゃあ、IGOに行くことにします」
「そうか、ついて来なさい。IGO本部に案内しよう」

そういい、一龍は森の奥に向けて歩き出した。私達は、一龍の後を追いかけた。

・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・


あのあと、私達は一龍の後に続きIGO本部へと向かった。そこは、海に浮かぶ巨大な御膳でグルメ時代の中心地だ。

「ここが本部じゃ。ワシはお主らの登録をしてくるからのう...そうじゃ、お主らはグルメ細胞を持っとるのか?」

*グルメ細胞とは、深海にすむクラゲ『グルメクラゲ』から採取できる特殊な細胞のこと。うまい食材(もの)を食えば食うほどレベルアップする。*

私達は、しばしお互いの顔を見つめあいそして一龍の方を向き横に首を振った。

「ほう、お主らグルメ細胞を持っておらずにあの実力かのう...よし、先にこっちに来てくれんか?」

私達は、首を縦に振った。そして、歩き出した一龍の後を追いかけた。



そして、私達はとある研究室に案内された。ここに来るまでに、一龍にここで何をするのか説明されたことをまとめると、ここでグルメ細胞を植え付けるらしい...うん、正直グルメ細胞要らないけどあると便利そうなのでもらうことにした。

「腕を出してください」

白衣を着た研究者の人がそう言ったので、私は腕まくりをして腕を差し出した。

「適合出来なかった場合、最悪死ぬ可能性もありますがよろしいですか?」

そう言えば、そんなことをサニーが5巻で言っていたような気がする...まぁ、私達は不老不死のため死ぬことはまずない。

「大丈夫です」
「わかりました」

私達は、グルメ細胞を植え付けた。