バカとテストと召喚獣ing


 

1限目 突如変わる日常

 
前書き
はじめまして作者の大のアニメ好きです」
初めての投稿なのでよろしくお願いします 

 
ーある朝ー

玲「アキ君。大事な話があります。」

明久「な、何かな姉さん」


ー登校ー


秀吉「おはようなのじゃ明久」

明久「・・・・・」

秀吉「どうしたんじゃ?」

明久「・・・・・」

-教室-

明久「・・・・・」

島田「アキ?」

姫路「どうしました?」

雄二「どうしたんだ?このバカは?」

ムッツリーニ「・・・怪しい」

秀吉「朝からこうなのじゃ」

ガタッ!!

島姫雄ム秀「「「「「?」」」」」

明久「雄二、相談がある」

雄二「ちょっ、ま、待て」

霧島「雄二は渡さない・・・」

雄二「し、翔子?いつの間に!」

明久「ごめん、霧島さん。 すぐ返すから」

霧島「?・・・、わかった」


雄二「一体なんだんだ? 急に 相談なんて」

明久「雄二、今月末に試召戦争させてくれ!Aクラスと」雄「なぜた!訳をいえ!」

明久「俺にはもう時間がない」



そう、僕には時間がない・・・・

雄二「どういう意味だ?明久」

明久「・・・今は言えない」

雄二「それは無理だ・・・」

明久「何でさ!何で?」

雄二「休戦協定がある。来月まで」

明久「くそ~~!」

鉄人「坂本、吉井、早く席に着け」

島田「アキ、なんだって?」

雄二「分からん、ただ何か焦ってた」

姫路「明久君どうしたんですか?」

明久「何でもないよ、大丈夫」

秀吉「大丈夫そうには見えないんじゃが」

ムッツリーニ「何があった?」

明久「大丈夫だから!なんにもない ・・・大丈夫だから・・・」


皆「・・・・・」


明久「休戦協定は、FクラスとAクラスの試召戦争の休戦だったよね?」

雄二「あ、あァそうだが」

明久「ありがと。西山先生、 話があります。一緒に来てください」

鉄人「あ、いいが、どこへ行く?」



-学園長室-
明久「失礼します」

学園長「おやおや、なんのようだい」

鉄人「学園長になんのようがある吉井?」

明久「Aクラスと試召戦争させて下さい」


学園長「そいつは無理な相談だね、休戦協定がある」

明久「それはクラス同士での戦争ですよね?」

学園長「そうだが、まさかあんた!」

鉄人「・・・・?」

明久「僕がAクラスに宣戦布告をします!」

無茶なのは知ってるでもこれしかないんだ




学園長・鉄人「「な、何だと!」」

鉄人「本気か?吉井」

吉井「本気ですよ、西山先生 個人はだめとはないですよねババぁ長?」

学園長「ないけど、なんでそんなことまでまでして一体何がしたいんだ?」

吉井「もちろん、設備ですよ」

鉄人「そんなの休戦が解けたらでいいだろ?」

吉井「だめなんです!来月にはもうここにはいないんですから」

これが昨日姉さんから突然言われたことだ

ー昨晩ー


明久「秀吉帰ったから寝ようかな」

ガチャっ

明久「お帰り、姉さん」

玲「アキ君 大事な話があります」

明久「な、何かな姉さん?」
(まさか今までのがばれたのか)

玲「アキ君、よく聞いてください」

明久「は、はい」

玲「今月末に両親のところに行きますよ」

明久「・・・・・・え?」
突然すぎて対処できなった
  「どういうこと?姉さん」

玲「実は姉さんもよくわかりません」

聞くには今日突然母さんに言われたらしい。
本当は再来週らしいが姉さんのおかげで今月末になった。

明久「ま、待ってよ。そんな急に まだ設備整えてないのに」

玲「もう決まったことです・・・・とりあえず今月中にやり残したことやってくださいね」


 
 

 
後書き
どうでした?
つぎもよろしくお願いします 

 

1,5限目 変わらぬ日常

 
前書き
あくまで自作です
 

 
その時のFクラスでは・・・
いつもの光景だった

雄二「なんなんだあいつは」

秀吉「なにを話したのじゃ?」

ムッツリーニ「・・・いつもと様子が違う」

雄二「わからん。ただAクラスと試召戦争をしたがっていた」

島田「でも今休戦中でしょ?」

雄二「ああ、それに気になることを言っていた」

姫路「気になること・・・ですか?」

雄二「ああ、「俺には時間がない」といってた」

秀吉「そんなことより雄二とムッツリー二の後ろにFFF団が立ってのじゃが」

雄ム「「な、何をしたっていうんだ」」

FFF団「これより坂本雄二 土屋康太の判決を下す」

須川「罪状は?」

FFF団「今朝、Aクラスの霧島翔子、工藤愛子と二人で登校しているところを発見」

雄ム「「!!」」

須川「わかりやすく言え」

FFF団「イチャイチャしていて憎いであります」

須川「わかりやすくでよろしい・・・さっさと死刑」

雄ム「「ギャーーーーーーーーー」」

いつものことである・・・・・

須川「吉井はどこだ!」

秀吉「明久なら鉄人とどっかいったのじゃ」

須川「ちっ、逃げたか」

姫路「あの~、明久君は何をしたんですか?」

須川「昨晩吉井の家から秀吉が出ていくのを発見したとの情報」

秀吉「っっっっっ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッッ

島田「説明してもらおうかしら?秀吉?」ポキポキ

姫路「だめじゃないですか?女の子が吉井君のおうちに入っちゃそれも夜遅くまで」

秀吉「ちょっと待つのじゃ 明久に頼まれたのじゃ」

島姫「何を(ですか)?」

秀吉「昨日作りすぎた料理の残飯処理じゃ」

島田「あーそう、秀吉、ちょっとこっちにおいで」

姫路「だめですよ美波ちゃん。私が先ですよ」

秀吉「何をしたというのじゃ」

島姫「「問答無用よ(です)」」

秀吉「り、理不尽すぎるのじゃ-ー」
 
 

 
後書き
と、まあこんな感じです
次から本編に入ります 

 

2限目 できる目標

 
前書き
面白い・・・・・
じゃんじゃんアイデアが浮かんでくる(笑)
 

 
鉄人「どういうことだ?吉井詳しく話せ!」
珍しく鉄人が動揺しているそこまで驚くことだろうか?

ガタッ

明久「ちょっとすいません」
(今の音は皆だな。やっぱり発信機があったか、幸い盗聴器はないようだ)
  「もしもし?霧島さん。雄二が秀吉とデートする約束してたよ」
雄二「ふ、ふざけんな明久!」

霧島「・・雄二、浮気は許さない」バチバチ

雄二「ま、まて翔子。はなしを聞いてくれ   ギャーーーーー」

あとは秀吉とムッツリー二にか・・・・

明久「もしもし?工藤さん?ムッツリー二が浮気してたよ」

ムッツリーニ「・・・ふざけるな明久」

工藤「聞いたよ、康太君。話を聞かせてくれるかな?」

秀吉(わしは大丈夫じゃろう・・・たぶん)

明久「もしもし?木下さん。今秀吉が教室で・・・・・してるよ」

秀吉「姉上に何を言ったのじゃ?明久!」

優子「ちょっといいかしら?秀吉」

明久(これで厄介払いは終了、おっとまだ美波がいたか。危ない、姫路さんはいないね)

島田(うちは、そういうのないから安心だわ)

明久「もしもし?美波が会いたがっているよ。とっても」

島田「だ、誰に話したのかしら?」

美春「お姉さま!そんなに会いたかったのですか?」

島田「み、美春?近づかないで!それに呼んでもいないから!」

美春「お断りします。さぁ二人であっちに行きましょう」

島田「離しなさいよ」

鉄人「あいつらに聞かれたくないのか?」

明久「はい」

学園長「さて、さっきのこと詳しく話してもらおうか」

Fクラス総員(帰ってきたら殺してやる)
ある意味一致団結・・・・



学園長「なるほどね。いいだろう」

鉄人「学園長!よろしいのですか?」

学園長「こいつには色々と借りがあるからね」

明久「ありがとうございます。二つお願いがあるんです。」

学園長「なんだい?」

明久「これは極秘にしてください。二つ目は僕が勝ったらAクラスとFクラスの合併にして下さい」

学園長「何で極秘なんだい?」

明久「知られたくないからです」

鉄人「お前たちはAクラスが憎いんじゃないのか?」

明久「設備が欲しいだけです」



明久「Aクラスに宣戦布告をしにきた」

霧島「・・・どういうこと?吉井?」

優子「今休戦協定があるのよ?」

明久「知ってるよ。だから僕が宣戦布告をしにきたんだ」

霧島「どうしたの?」

まあ、そうくるだろうね
Aクラスの皆ならいいか・・

明久「実は、今月末に海外に行く事になってね。だから、その前に設備だけでも・・・ね」


霧優愛「「「そんな」」」

明久「お願い」

霧島「わかった。」

明久「ありがとう。この事はFクラスの皆には秘密で」

霧島さんは大丈夫だろうけど、工藤さんと優子さんは心配だな

明久「工藤さん、言わないならムッツリーニの監視役になるよ」

工藤「わかった。絶対言わないよ」
   す、すごいな。わかりやすい人
明久「優子さんにも同じ条件にするよ」

優子「心配されなくてもAクラスとあなたの戦争なんて言わないわよ!・・・あ」
  優子さん、もう言ってるよ・・・
優子「・・お願いするわ」

明久「じゃあよろしくね」




ー教室前ー
 なんだろう、このとてつもない殺気は・・・・・入ったら殺される。
まあ、いっか、これも残り少ないからね・・・・・

明久「ただいまー?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
島田「アキ?昨日秀吉と夜遅くまで家で何してたのかしら?」

姫路「駄目じゃないですか。秀吉君は女の子ですよ。夜遅くまで何してたんですか?」

明久「ご飯に誘っただけだよ」

姫路「ご飯ですか?私には誘ってくれないんですね」

Fクラス「吉井死ね」

姫路「お仕置きが必要ですね」

明久「ちょ、ちょっと待って ギャーーーーーーー」



その15分後

明久「ひどいよ皆」

雄二「それより、時間がないとはどういうことだ?」

明久「・・・・・・
それより今週僕に勉強教えてくれない?」

全員「吉井が勉強を教えてくれだと!!」

雄二「明久保健室行ってこい」

姫路「保健室行ってきます?」

秀吉「先生にはわしからいっておくのじゃ」

明久「そんなに僕が勉強するのは変なの?」

全員「うん!」

雄二「まあ、いいだろう。来週は回復試験だからな。じゃあ今日から皆で行くか」

明久「待って!できたら二人ずつ来てほしいんだ」

雄二「じゃあ秀吉行くか?」  ビクッ??

秀吉「雄二。後ろに霧島が立っているのじゃが」

霧島「雄二。浮気は許さない。雄二は私と行く」

雄二「翔子?いつの間に!」
すごいな、霧島さん。僕まだ呼んでないのに・・・
工藤「駄目じゃないか吉井くん!こんな面白いこと僕に内緒なんて」

明久「工藤さん?Aクラスの皆も協力してくれるの?久保君も」

久保「もちろんだよ。僕でよければ力を貸すよ」

明久「じゃあみんなお願い」

一時間目

カキカキカキカキッ

先生A「吉井君。保健室に行ってきていいですよ」

二時間目

カキカキカキカキッ

先生B「吉井。保健室に行って来ますか?」

三時間目

カキカキカキカキッ

先生C「保健室に行って来い」

明久「そんなに僕が勉強していて変ですか!」


ー放課後ー

明久「じゃあ皆よろしくね」

結果
月曜 坂本&霧島
火曜 土屋&工藤
水曜 木下姉弟
木曜 姫路
金曜 島田
土曜 久保  
 

 
後書き
長くなってすいません 

 

3限目 する事は勉強のみ!!

 
前書き
やっと中盤になりました
まだまだなのでよろしくおねがいします 

 
月曜日

雄二「おじゃましまーす」

霧島「・・おじゃまします」

玲「どうぞ、狭いですけどはいってください」

明久「ちょっと姉さん何か着て!」

霧島「雄二こっち見て」

雄二「なんだ?目がーーッ!ウオーーーっ!目が焼けるように痛い」
ハハハハハハハハっ 悪いね雄二

霧島「雄二は見ちゃ駄目」



その夜
明久「ありがとうね二人とも。手伝ってくれて」

霧島「・・負けないから」

あっ。霧島さん!だめだよいっちゃ



ー火曜日の昼ー

工藤「今日は僕たちだね!そうだ!玲さんはいるの?」

明久「今日はいないよ。残念だね、ムッツリーニ」

ムッツリーニ「なんのことだが」

工藤「なんなら実技もする?」

姫路「明久君?まさかと思いますが、変なことしませんね?」
ハハハハハハッ怖いよ姫路さん
島田「もしなんかしたら、フルコースでお仕置きだからね!」
ハハハハハッ多関節人間になりそうだ・・・・

ー火曜日の夜ー

土屋「おじゃまします」

工藤「お邪魔しまーす。広いんだねー」

明久「ムッツリーニ!下着はそんなところにはないよ」

ムッツリーニ「な、何のことだ」

工藤「康太君?何してるのかな?」

明久「いいから早く勉強しようよ」

工藤「ハハハハハッ御免ねー」



ー夜ー

明久「ありがとうね!勉強手伝ってくれて」

工藤「吉井君。負けないからね!」
だから工藤さんまで・・・




ー水曜ー


姫路「明久君?わかってますね?」ゴゴゴゴゴゴ

島田「アキ?秀吉に手を出したら殺すからね」ポキポキ

FFF団団「これから被告 吉井明久の判決を下す!」

須川「罪状は?」

FFF団「今夜 被告は木下姉弟と家で勉強するらしいです」

須川「わかりやすく言え」

FFF団「二人の女子と夜をすごくのが憎いであります!」

須川「わかりやすくてよろしい  死刑だ!!」

秀吉「待つのじゃ!わしは男じゃ!」

吉井「ま、待ってよ。勉強するだけだよ!」

須川「それが憎いんだ! 死ね!」

吉井「う、うわーーーーーーーーーーー」




その日の放課後


木下姉弟「おじゃましまーす(のじゃ)」

優子「案外綺麗なのね」

玲「ほんとに似ているんですね」

明久「今日はお願いね二人とも」



ーその夜ー

明久「今日はありがとうね!二人とも」

優子「まあ、負けるとは思わないけど、頑張りなさいよ」
だから!思いっきり言っちゃってるからね!
秀吉「何のことじゃ?」

明久「なんでもないよ  バイバイ!」

玲「アキ君?明日は誰が来るのですか?」

明久「姫路さんだよ」

玲「皆さんには言ってないんですね」

明久「まだね、言うときは自分で言うよ」

玲「ならいいのですが。悔いは残さないでくださいよ」

明久「わかってるよ」

玲「ならいいのですが・・・」





ー木曜日ー

姫路「明久を。今日は私とですよね?」

明久「うん、そうだね。よろしく」

姫路「あのー、ご飯はどうしたんですか?」

明久「そうだね.僕が作って食べたり、持ってくれたりしたよ」

姫路「じゃあ、今日は私がご飯持っていきますね!」

明久(なっッッッッッッ!マズイ姫路さんの食べたら勉強どころではなくなってしまう
どうすればいいんだ?考えろー~~)
「だ、大丈夫だよ。冷蔵庫に今日のご飯があるから・・・・」
ヤバい!今、冷蔵庫に素材がなんにもない!
姫路「じゃあ、それと一緒に食べましょう!」

明久「いや、いっぱい作ってあるから多分食べれないと思うよ」

どうすればいいんだ?考えろ~~

姫路「じゃあデザート持って行きますね」

秀吉(もう諦めるのじゃ,明久よ!姫路は何いっても持って来る気じゃ)

明久(でも、食べたら勉強どころじゃなくはなるよ!)

ムッツリーニ(諦めろ。もう無理だ・・・・・)

明久「じゃあデザート宜しくね、姫路さん」

姫路「はい!任せて下さい!」
さようなら。僕の命・・・・・

ー木曜日の放課後ー

姫路「じゃあ今日は沢山勉強しましょうね?」
ハハハハ、姫路さんのデザート食べるまでね・・・
明久「う、うん。頑張るよ.」

姫路「じゃあ私は準備があるのです先に帰りますね」

明久「待ってるね!」




ピーンポーン

はーい

姫路「お邪魔しまーす」

明久「いらっしゃい姫路さん」
あれ?何かパジャマっぽいけど・・
姫路「このように格好じゃないと集中できなくて・・変でした?」

明久「イイヤ!全然!むしろ可愛いよ。 」
パジャマ姿の姫路さんも可愛いな~~
姫路「さ、勉強始めましょうか?」

明久「う、うん。あれ?デザートは?」

姫路「それが作り方分からないので作れませんでした・・・」
よかった。本当によかった。
明久「僕が作ったので良ければあるから今日はそれ食べよ?」

姫路「はい、デザートはまた今度にします・・」
どっちにしろ持ってくるんだね
明久「じゃあ勉強教えてくれるかな?」

姫路「はい!任せて下さい」




ーその日の夜ー

明久「終わった!ってもうこんな時間か?」
結構集中できたな!
「そろそろ帰らないとだよ、姫路さ、ん?」
姫路「スーーーー、ンーーー」
寝ちゃってるよ!どうしよう?
明久「姫路さん起きて!帰るよ?」
駄目だ!起きてくれない!
姫路「・・・明久君、送ってて下さい」
なっ!送るってどうやって?

ガチャ

玲「ただいま。あら?今日は姫路さんでしたか」

明久「どうしよう?姉さん!姫路さん寝ちゃってるよ!」

玲「送っててさしあげたら?」
え?姉さんだよね?
明久「いいの?姫路さんは女の子だよ」
いつもなら不純異性交遊とかいって怒るのに
明久「どうしたの?姉さん?いいの?」

玲「今日はいいでしょう!しかし、ちゃんと送るのですよ」

明久「じゃあ行ってくるね、姫路さん僕の肩に捕まって」

姫路「・・・・・」スーーーーンーーーー
ハハハハ、寝てるよ。まあ、しょうがないか。姫路さんは体かが弱いのにこんな時間まで
付き合わせちゃったからね
姫路「……アキくん」スーーーンーー

明久「何?寝言か、ビックリした」
まさか姫路さんがアキくんっていってくるなんて
姫路「ずっと一緒にいてくださいね!」スーーーンーーー
姫路さん・・・・・ごめんね
あ、あそこだ。やっと着いた
明久「姫路さん・・・いや、瑞希?着いたよ。瑞希?起きて!」

姫路「あ、ありがとうございます」
よかった気付いてないみたい
明久「じゃあね、姫路さん」

姫路「あ、あの明久君が送ってくれたんですか?」

明久「う、うん。嫌だった?」

姫路「いいえ、嬉しかったです!ありがとうございました」

明久「じゃあまた明日ね・・・・・瑞希」

姫路「!」
今、明久君、私の事「瑞希」って読んでくれた?
姫路「明久君!今私の事瑞希って呼びました?」

明久「だ、駄目…だった?」

姫路「嬉しいです」

明久「よかった!じゃあまたね!」



玲「アキくん、姫路さんに言わないのですか?」

明久「無理だよ」

玲「でも、知ったら皆悲しみますよ?」

明久「・・・・」
 
 

 
後書き
今回は退屈ですいませんでした
次回は多分大丈夫です 

 

4限目  変わらぬ日常

 
前書き
間違ってるところは直しました

では、気を取り直して第9話始めまーす 

 
ー金曜日ー

ムッツリーニ「明久、取引だ」

明久「どうしたの?急に」

ムッツリーニ「この写真が欲しければ俺の監視をやめろ」

明久「写真の中身によるな!」
何でムッツリーニが監視の事知ってるの?

ムッツリーニ「これだ。残念だったな明久」

明久「そ、それは!」
昨日の夜姫路をおんぶしながら歩いている時の写真である

明久「もしその取引に応じなかったら?」

ムッツリーニ「この写真をFFF団に提出する・・・・
ちなみにこの写真のバックアップはない」
鬼畜過ぎるよ!ムッツリーニ、いくらなんでも鬼畜だよ!

姫路「おはようございます。明久君」
いいところに来たよ姫路さん
明久「姫路さん。ムッツリーニを捕まえて!」

姫路「な、名前で呼んでくれたらいいですよ?」
何で姫路さんまで!今はしょうがないか
明久「瑞希お願い!ムッツリーニを捕まえて!」

姫路「任せて下さい」
よかった!姫路さんならある意味ムッツリーニを捕まえられる
ムッツリーニ「な、せこいぞ明久!こうなったら」

明久「何をする気だムッツリーニ」

ムッツリーニ「姫路、この写真がほしいなら明久を倒してくれ」
な、なんだと!
姫路「任せて下さい」
まさか!姫路さんが裏切った!
明久「姫路さん酷いよ?裏切るなんて」

姫路「何で私の事瑞希って呼んでくれないんですか?昨日の夜は呼んでくれたのに」
しまった!今ここでその事言ったら

FFF団「これより被告 吉井明久の判決を下す」

須川「とっとと死刑!」

明久「ちょっと待って!何で朝からこんな目に・・」

姫路「明久君、一撃であの世に送ってあげますからね♪」
怖いよ姫路、いや、瑞希!
姫路「さあ捕まえましたよ!大人しく死んでください♪」

FFF団「死ね!吉井!」

吉井「ウギャーーーーーーーーーー」

姫路「土屋君、写真を下さい!」

ムッツリーニ「これは明久の取引に使う」

姫路「倒したらくれると言いましたよね?」
あ~あ姫路さんを怒らせたら怖いよ
姫路「駄目じゃないですか!約束を守らないと♪」
これは危ない。姫路さんに♪が付いた

明久「工藤さん、ムッツリーニが今危ないよ」

工藤「ちょっと瑞希ちゃん、康太くんに何してるなのさ」ムギュー

ムッツリーニ「愛子、離れろ」

FFF団「これより被告土屋康太の判決を下す」

須川「とりあえず死刑!」




島田「アキーおはよう!」

明久「おはよう美波。今日はお願いね」

島田「今日はうちがご飯持っていくね」

明久「ありがとう!」

姫路「そんな美波ちゃん!手酷い裏切りです!」

島田「瑞希だっておんぶしてもらってるのに?」

姫路「うーーーーーー」

鉄人「コラー!さっさと席につかんか!」

全員「はーい」




 
 

 
後書き
感想どしどし待ってます 

 

5限目 残酷

 
前書き
いろいろ設定変えました・・・・

これより10話のハジマリです 

 
-金曜日-

島田「アキー!今日はみっちり勉強教えてあげるんだから覚悟しなさい」

明久「ははははは、よろしくね・・」
大丈夫かな?関節が増える気がするよ・・・・

明久「葉月ちゃんはくるの?」

島田「ばれなちゃ連れて行かないよ」

明久「別に連れていいよ」

島田(そうしたら二人きりになれないじゃない!)

明久「なんか言った?」

島田「何にもいってないわよ」
鈍感なんだから・・・アキの馬鹿
明久「それより美波って何か得意な教科ってあったっけ?
ま、待って?そっちには肘はそっちには曲がんないよ!」
島田「数学ならBクラス並なのよ!」

明久「わ、分かったから離してよ」

島田「それよりご飯は何が食べたい?」

明久「んー美波のご飯食べたことないから何でもいいよ」

島田「とびっきりおいしいのもってきてあげるならね!覚悟しなさい!」


ー昼休みー
姫路「明久君!一緒にご飯食べましょ♪」

明久「ひ、姫路さん!」

姫路「昨日の分と今日の分です!じゃあ逝きましょうね」

秀吉「頑張るのじゃ」

ムッツリーニ「ご愁傷様」

雄二「安らかに眠れ明久」

姫路「ほら、明久君?逝きますよ?」

明久「は、はい」



バリバリバリバリバリッ(魂の壊れる音)


雄姫ム「「「安らかに眠れ明久」」」





明久「美波今日はお願いね」

美波「任せなさい!」

姫路「私もいきます!」

明久「姫路さんは昨日お世話になったからいいよ?」

姫路「で。でも二人のほうがいいいですよ」

雄二「諦めろ。姫路。こうなった時のあいつは固いぞ」

姫路「ウーーーー」



ー金曜の放課後ー

ピンポーン

明久「はーい」
ぐふっ な、何だ?急にみぞおちに・・・・
葉月「こんばんわです。バカなおにいちゃん!」

明久「葉月ちゃん?きたの?」

島田「ごめんね!アキ!ばれちゃった」

葉月「ばればれでした。お姉ちゃんがいつもより嬉しそうだったので」

明久「じゃあお願いね二人とも」





ーその夜ー

明久「ふー今日もいっぱい頑張った」

島田「アキにしては頑張ったね」

明久「美波の教え方よかったよ!ありがとう」

島田「い、いいのよ別に。葉月帰るよ」

明久「葉月ちゃんならここで寝てるよ」

島田「ごめんねアキ。ほら葉月起きて!帰るよ」

葉月「ンーーー、いやです。葉月バカなお兄ちゃんのそばにいるです。」

島田「わがまま言わないの!帰るわよ」

葉月「いやです。お姉ちゃんはいつも一緒ですけど葉月はこういう時しか一緒に居れないんです」

明久「僕も一緒に行くよ」

島田「ごめんねアキ」

明久「葉月ちゃん、おんぶするから乗って!」

ザザザザザザザーーー

明久「雨だね・・・・どうする?」

島田「どうしよう。今日家に親が居ないから時間は関係ないけど・・・」

明久「じゃあ泊まってく?部屋ならいっぱいあるから」

島田「だ、駄目よ!」

明久「でも、外には出れないよ?」

島田「う、うん。じゃあいい?」
どうしよう?まさかアキの家に泊まるなんて・・・・
明久「どうしたの?顔が赤いよ?」

島田「なんでもないわよ」

明久「じゃあ僕は布団準備するから、その間にお風呂入っておいでよ」

島田「うん。葉月お風呂は居るわよ」

明久(どうしよう。美波が僕の家に泊まったってばれたら・・・・)





島田「何で急に勉強しようとしたの?」
やばい、ここで余計なことをいったら・・・
明久「そ、それは・・・次回の回復試験でいい点をとるためにだよ」

島田「ならいいけど」

明久「どうしたの?」

島田「わかんないけど何かアキがどっかに行っちゃう気がするの」

明久「美波・・・」

島田「アキは、どこにも行かないよね?ずっとうちのそばに居てくれるよね」

明久「それは・・・」


ゴロゴロゴロゴロ

島田「きゃっ」

明久「美波?雷怖いの?」

島田「怖くなんかないわよ?」ブルブルッ

明久「大丈夫だよ?そばにいるからね」

島田「そばに居てくれる?ありがとう、アキがそばに居てくれると落ち着く」

ごめんね。美波。

島田「アキはうちのことどう思ってる?」

明久「え?うーん、しいて言うなら自分らしく接することができて。とっても頼れて
でも、守ってあげたくなる、まあ僕にとって美波は大切な人だよ」
ってなにいってるんだ僕は!!
島田「あ、ありがとねアキ。うちはそういう優しいアキが大好きだよ」

明久「僕も好きだよ。美波」

島田「え?瑞樹じゃなくて?」

明久「友達としてね!」

島田「アキのバカーー」

明久「え?なんかした?」

島田「もういい。もう寝る、お休み!」

明久「お、おやすみ?どうしたんだろう」
まさか・・・・ね?

 
 

 
後書き
久しぶりの投稿?でしたが

感想よろしくおねがいします 

 

6限目 平和な休日・・・にはならなそうだ

 
前書き
呼んだ人ー
感想、評価待ってマース

では11話始めマース 

 
―土曜日の朝―
島田「アキ!起きて!もう8時よ」

明久「んー。分かったよ。・・もう10分だけ」

島田「何行ってるのよ?アキ今日も勉強するんでしょ」

明久「Zzzzzz」

島田「いい加減起きなさーい」ポキポキ

明久「ちょ、ちょっと待って起きるから起きるから!背骨はやめてー!」
ギャーーー  ボキボキボキッ

明久「んー?な、何で美波が家に居るの?」
何で何で!
島田「昨日アキが泊めてくれたんでしょ?覚えてないの?」
あいかわらずバカなんだから・・・
明久「んー覚えてるような覚えていないような。」

島田「まあいいわ。今日は久保君なんでしょ?」

明久「じゃあ朝ごはん作るから寝癖直してきなよ」

島田「え、あ、うん。分かった」

葉月「おはようです。何でバカなお兄ちゃんが葉月のお家にいるです?」

明久「おはよう!葉月ちゃん寝癖直してきな」

島田「葉月ーいくわよ」



明久「さーて何作ろうかな?何が食べたい?」

葉月「目玉焼きがいいです!」

明久「じゃあそうするね」

葉月「葉月もお手伝いするです」

明久「お願いね」


ピンポーン

島田「どうする?」

明久「回覧板だと思うから出ていいよ」

島田「分かった」

葉月「葉月も行くです」

島田「はーい」ガチャ

雄二「明久起きてるか・・・・・?」

秀吉「島田?」

姫路「美波ちゃん?」

島田「みんな?何で居るの?」


明久「二人ともー朝ごはんできたよーー」
どうしたんだろ
姫路「明久君?これはどういうことですか?」

明久「姫路さん!?それに皆?」

姫路「どういうことか説明してくれますか?」


それから30分後


明久「ということなんだよ」

姫路「いいでしょ。でも今度は私もまた泊めてくださいね」

prrrrrrr

明久「はい、あ、久保君?どうしたの?うん。わかったよ」

雄二「どうした明久?」

明久「久保君が今日来れないって」

雄二「じゃあ今日はどうするんだ?」

明久「分からない、それより皆は何しに来たの?」

雄二「休日だから遊びに来た」

明久「なるほどね。最近遊んでないから、いいか」

島田「うちは、一回帰るね」

明久「うん、じゃあまた後でね」




明久「何する?どっか行く?」

雄二「そうだなー。暑いから涼しい所がいいよな」

秀吉「プールなんかどうじゃ?」

ムッツリーニ「血液パックなら大丈夫・・・」

雄二「プールなら海だろ!」

秀吉「そうじゃな!そうするかのう」

明久「じゃあ美波にはいっておくよ」


3時間後ー

明久「いっぱい居るね」

秀吉「暑いからの」

雄二「にしても何で翔子がいるんだ・・・」

霧島「・・・雄二、浮気は許さない!」

雄二「なぜ知ってるんだ?」

霧島「親切な人が教えてくれた・・・」
このメンバーで翔子の番号をしっているのは明久しか居ないんだけどな!
工藤「駄目じゃないか!こんな面白いこと僕に秘密にしちゃー」

優子「なんで私までこなきゃいけないのよ!」

秀吉「な、なんで姉上までいるのじゃ!」

明久「皆スタイルよくて可愛いよ!」

島田「どーせうちはスタイルが悪いですよ」

明久「美波の水着も可愛いよ」


ブシャーーーーー

ムッツリーニ「誰か、シャッターを・・・」
明久「秀吉!輸血パック!」




明久「腹減ったー」

雄二「そうだな。遅いなーー、あいつらは」

秀吉「遅いのー」

ムッツリーニ「・・・・・遅い」


工藤「お待たせーーごめんね。遅くなって」

明久「遅いよ皆」

工藤「ちょっとナンパされちゃって・・・」

明久「大変だったね。お疲れー」

雄二「いるんだな。適当に断ッとけよ」

工藤「二人ともちょっとは心配しなよ」

明久「別に何を心配するの?」

雄二「物好きもいるもんだな」

明久「にしてもバカだね?この人たちにナンパしても・・ね?」

雄二「ああ、返り討ちにされるだけだからな」

女子「それはどういうこと?」


雄二明久「おおおおおおぁぁぁぁぁぁ!」









島田「アキ!たこ焼き買ってきて」

明久「いいよ」


姫路「できれば私もお願いします」

明久「いいよ」

姫路「カキ氷を」

明久「じゃあ行ってくるね」

雄二「おれのも頼む。俺もカキ氷」

明久「はいはい」
なんで俺が行かなきゃいけないんだ


雄二「にしても最近明久の様子がどうも変だ」

秀吉「そういえばそうじゃのう」

ムッツリーニ「・・・・・怪しい」

霧島「・・・・・」

工藤「・・・・そう・・だね」

優子「・・・・・」




グハッ

雄二「どうした!ムッツリーニ」

ムッツリーニ「信じがたい光景が」

雄二「あっち?」グハッ

秀吉「どうしたのじゃ?」

ムッツリーニ「明久が逆ナンパされてる」

全員「な、何だと」

明久「こ、困ります」

女子A「いいじゃん。私たちと遊ぼうよ」
女子B「君。可愛いから、私大好き」ムギュ


霧島「吉井、人気者」

工藤「あちゃー」

島田「ねぇ、瑞樹?」

姫路「何でしょう、美波ちゃん?」

島田「アキのお仕置き何する?」

姫路「海の中で正座でもさせますか?」

島田「いいわね?」

明久よ、早く帰ったほうが・・・・・

ムッツリーニ「羨ましすぎる」

雄二「そ、そうだな」ビクッ

霧島「雄二?どういうこと?」バチバチバチッ

明久「とにかく僕は友達がいるんで」ドサッ

女子C「キャッ、ごめんね、君」

明久「ごめんなさい」

女子D「君可愛いね、私たちと遊ばない?」

女子A「ちょっと、この子と遊ぶのは私たちよ」ムギュッ

女子D「何言ってるの?私たちのほうが良いに決まってるでしょ」ムギュッ

明久「ちょ、ちょっと、僕の話を聞いて、はぅぅぅ」

女子B「やっぱり可愛い。離さない」ムギュッ

明久「やめてください、はぅぅぅぅぅ」
ヤバイ、条件反射で落ち着いてしまう

島田「やっぱり正座だけじゃ足りないみたいね」

姫路「そうですね。みなみちゃん?」

明久この二人恐ろしい形相なのじゃ、早く帰ってきたほうが・・

秀吉「明久よ、そろそろ戻ったほうがよいぞ」

明久「ひ、秀吉ー。助けて」

女子A「君の友達?可愛いねー君も」

秀吉「ちょっと待つのじゃ」

女子B「君も一緒に遊ぼうよ」

優子「あのバカ、何ミイラ捕りがミイラになっているのよ」

雄二「俺が行ってくるか」

明久「あ、雄二助けてー」

秀吉「坂本よ、助けて」

女子C「今度はかっこいい子も来たー」

女子A「私たちはこの子(明久)とこの子(秀吉)にするからあなたたちはその子(雄二)でいいでしょ?」
女子C「何言ってるのよ!私たちがこの子(雄二)とこの子(明久)よ!」

秀吉(明久と坂本よ・・・)
明久(な、何)
雄二(何だ?秀吉)
秀吉(あそこで女子たちが恐ろしい形相でまっているのじゃが)
明久(どうしよう、雄二)
雄二(戻っても多分死を免れない)
明久(じゃあ逃げる?)
秀吉(多分離れた瞬間殺すじゃろう)
雄二(逃げるしかないだろう)

3人「と、とりあえず失礼しまーす」

女子A「あ、待って」
女子B「どこに行くの?」
女子C「あなたたちのせいで逃げたじゃない!」
女子D「どうしてくれるのよ!」

ごめんなさーい

島田「アーキーちょっと待ちなさーい」

姫路「明久君?そこを動かないで下さい」

雄二「雄二、許さない、覚悟」

優子「秀吉。何してるのかしら?」

雄二「明久、てめぇのせいで・・・どうしてくれんだ?」

秀吉「まったくじゃ。どうしてくれるのじゃ」

女子「待ちなさーい」

男子「ごめんさーい」

ギャーーーーーーー
おおおおおおあああぁぁぁぁ
うあああぁぁぁぁぁ

明久「疲れたー」

雄二「死にかけた」

明久「誰のせいだよ!まったく!」

全員「お前だよ!」

明久「すいません。だってナンパ慣れないよ。毎回されるけど」

島田「毎回?どういうこと?アキ?」

姫路「説明してください明久君」
ギャーーー
明久「それよりこれからどうする?」

雄二「どうするって?」

明久「ここで食材買ってどっかで皆で食べない?」

全員「いいーね」

霧島「だったら私の家でいいよ」

全員「ありがとう」

工藤「だったら泊まろうよ!」

明久「僕はいいけど」

秀吉「姉上、どうする?」

優子「いいんじゃない」

雄二「俺はパスうがががががががが」

霧島「雄二は強制」

明久「じゃあ後で霧島さんの家で集合だね」

 
 

 
後書き
ちょっと原作に沿っていきまーす 

 

7限目 女子ガチンコ料理対決

 
前書き
久しぶりの投稿でーす


では13話始めまーす 

 
ー土曜日の夕方ー
全員「お邪魔しまーす」

霧島「みんな、いらっしゃい」

明久「ねぇ、霧島さん、雄二はどこにいるか知ってる?」

霧島「雄二なら部屋(鉄格子)でぐっすり(ぐったり)寝てる」
ハハハハッ相変わらず強引だなー
明久「じゃあ雄二起こして来るよ。」

霧島「分かった。はい、鍵」
どんだけ厳重なんだ!

雄二の部屋(鉄格子)
明久「雄二生きてる?」

雄二「あー、明久か・・・」

明久「大丈夫?」

雄二「大丈夫そうに見えるか?」

明久「・・・・ごめん。みんなリビングにいるよ!」

雄二「じゃあ行くか」


リビング
霧島「・・・・・・雄二、おはよう」

雄二「おはようじゃねぇ!俺は帰るぞ!泊まるにも替えがねぇ!」

明久「着替えなら持ってきたよ!」
ふざけんざねぇ!!!明久!!!!
霧島「大丈夫、雄二の服は雄二の部屋にあるから」
・・・もうどこをツッコメばいいか分からねぇ



明久「にしてもお腹減ったね」

秀吉「そうじゃのう、昼はまともに食べなかったからのう」

工藤「じゃあさ、女子料理対決なんてどうかな?」

男子「「「「な、なんだと!」」」」ビクッ

明久「いやいや、包丁とか油とか危ないからよした方が」
雄二「そうだぞ!ここは俺たちが・・・」
明久「魚料理は僕得意だから」
姫路「大丈夫ですよ♪怪我なんてしませんから!」
違うんだ姫路さん。包丁を使わないで人を殺せるから危険なんだ!
明久「いやいや、ここは僕たちに任せて、いや、いや任せて下さい!」

島田「うるさい!今のあんたたちには発言権はないんだから!」

男子「なんで?」

姫島優「「「まさかと思うけど昼間の逆ナン許されたとでも思っているの?」」」

男子「ヴグッッッッ」

雄二「待て!俺と秀吉は巻き沿いだぞ!」

秀吉「そうじゃ!わしらは関係ないのじゃ!」

ムッツリーニ「・・・・・・俺も関係ない」

優島姫「「「ゴチャゴチャうるさい」」」

男子「は、はい」
吉井後で殺す
明久「ねぇ、料理1人1品にしようよ?」

島田「なんで?」

明久「だって5人で5つならちょうどいいから」
なるべく姫路さんの料理の量は減らしたい!
優子「いいんじゃないかしら?そのほうが公平だろうし」
男子(よくやった吉井!)

工藤「でも、量は自由でしょ♪」
よ、余計な事を!!!!
秀吉「まさか、姉上も作るのか?」

優子「悪い?」

秀吉「なんと!姉上はもう料理とはいえウガッ!」
姉上の料理はもう料理とはいえないのじゃ!
優子「代表、ちょっとトイレ借りるね!秀吉案内しなさいよ!」

秀吉「ちょっと待つのじゃ!肘の関節はそっちには曲がらんのじゃが」ゴキッ

明久(まさか木下さんも?)
雄二(分からないが秀吉の反応からして)
ムッツリーニ(・・・・・・2回死ぬことになる)

10分後
優子「ただいま」

明久「木下さん、秀吉は?」

優子「秀吉ならトイレよ」


秀吉「ただいまなのじゃ」

明久(ねぇ、秀吉まさか木下さんの料理って)
秀吉(うむ、料理ではなく兵器じゃ)
雄二(しまった!まさか2回死ぬのか)
秀吉(いや、姫路のような殺傷能力はないのじゃが)
ムッツリーニ(・・・・・・何だ?)
秀吉(生きたまま地獄を見ることになる)
男子「なんだと!」
しまった!つい言葉に出た
姫路「どうしました?」

明久「なんでもないよ」
雄二(ヤバイぞ、もしかしたら姫路以上かもしれない)
ムッツリーニ(・・・・・・木下ので精神が殺され、姫路でとどめ)
男子((((もう還ってこれない))))


―夕食―

島田「じゃあ作ってくるからちゃんと審査してよね」

霧島「雄二、私以外を選んだら即結婚」

雄二「おい、翔子。それは脅迫だぞ」

姫路「しっかり審査してくださいね。明久君!」

明久「う、うん。分かったよ・・・」

工藤「負けないよ!」

明久「い、いってらっしゃーい」

明久(どうする?雄二)
雄二(今回ばかりはどうしようもできないだろう)
秀吉(そうじゃのう。姫路だけならなんとかなるのじゃが・・)
ムッツリーニ(・・・・・まさか、もう一人いたとは)
雄二(なるべく最後に食べて、皆で逝こうか)
秀吉(死ぬ運命しかないのじゃろう)
明久(あれでしょ?精神と肉体のダブル攻撃なんでしょ?)
秀吉(姉上の料理はある意味姫路以上じゃ)


30分後


女子「お待たせーーー」
き、来た!
姫路「お待たせしました。いっぱい作ったので沢山食べて下さいね」

霧島「雄二、分かってるよね?」

雄二「だから、翔子それは脅迫に加え八百長だぞ!」

工藤「駄目だよ!それは代表!」

優子「公平に審査して貰わないと困るのよね」

女子「それじゃあ審査お願いね!」

男子「は、はい」
明久(逝くときは一緒だよ)
雄二(裏切るなよ)
明久「じゃあまずは霧島さんから」
いただきまーす
雄二「普通にうまいな」

ムッツリーニ「・・・・・おいしい」

明久「じゃあ次は工藤さんの・・・なんでお肉なの?」

工藤「ごめんねー。僕お肉料理しか作れないんだー!」

いただきまーす

明久「お肉がうまーい!」

秀吉「肉汁がたまらないのう」

明久「じゃあ次は美波だね」

雄二「ドイツ料理か、確かにおいしい」

ムッツリーニ「・・・・・初めて」

明久(次だね秀吉)
秀吉(みな気をしっかりもつのじゃ)

明久「次は木下さん・・・だね」
いただきまーす

明久「なんだ、普通においし・・・・いよ」ガクガクッ
なんだ?目の前に・・・・・
秀吉「だ、大丈夫・・・・・かの?」ガクガクッ
相変わらず恐ろしいの・・

明久「大丈夫だよ」ガクガクガクッ
こういうことか秀吉・・・・
雄二「おいしかった・・な」

ムッツリーニ「・・・・・・うん」

明久(皆逝く時が来たよ)
雄二(覚悟は決まったな)
秀吉(ないが、しょうがあるまい)
ムッツリーニ(・・・・最期に覗きたかった)
未練たらたらじゃねぇか!

明久「最期は姫路さん・・・だね」

姫路「沢山食べて下さいね」

秀吉(今回もさぞ、素晴らしい味なのじゃろうな・・・)
雄二(ああ、一口食べただけで天国へいけるような)
明久(じゃあ皆、そろそろ逝こうか)
ムッツリーニ(・・・承知・・・向こう(あの世)で会おう)

明久「そ、それじゃあ」
いただきまーす

男子「グゥ!?」

明久「さ、最高だ・・・よ。天にも昇るっていうか・・」

雄二「ひ、姫路、また腕あげたな。気が遠くなってきたぜ・・・・今にも昇天しそうだ」

秀吉「ああ、胃を通り越して直接脳に響くような、インパクトのある味になっておる」

明久「でも、ちょっと・・・・疲れて・・・きたみたい」

雄二「そ、そう・・・だな・・・少しだけ・・・休んでも・・・いい、か・・・・?」

ムッツリーニ「・・・・・・グハッ」バタッ
僕たち還ってこれるのかな

姫路「みなさん、どうしたんでしょう?いきなり寝ちゃいました」

工藤「よっぽど疲れてたんだね」

木下「どうせすぐ起きるわよ。ほっときましょ」

島田「じゃあ先に風呂に入ろううよ」

工藤「ムッツリーニ君、僕たちお風呂に入ってくるからね♪」

ムッツリーニ「・・・・・・・・・・」



明久「ここは、そうか三途の川か・・・皆は?」
秀吉「おお、明久待っておったのじゃ」
明久「雄二とムッツリーニは?」
秀吉「ムッツリーニは分からんが雄二なら逝ったのじゃ」
明久「そうか雄二は逝ったんだね・・・」
秀吉「さて、わしらも逝こうか」
明久「そうだね。秀吉となら本望だよ」

雄二「明久、秀吉!早く来いよ」
明久「雄二?隣悪霊ばかりだよ?」
雄二「大丈夫だ!このとおり俺は元気だ」
明久「いや、死んでるか元気じゃないよ?」
雄二「とりあえずこっちに来いよ」
秀吉「ムッツリーニは知らないか?」
雄二「あいつならもう生き返ったぞ」
秀吉「わしも行くかの」
明久「逝こうか秀吉」
秀吉「悪いの、明久行くのは元の世界じゃ」
明久「ひどいよ、秀吉」
秀吉「さよならじゃ、明久。雄二」
雄二「さあ、来い明久、」
明久「分かったよ」

???「いいのですか?明久」
明久「誰?」
???「あなたにはやることがあるのでは?」
明久「じゃあ生き返らせてくれるの?」
???「いいでしょう」
明久「雄二は?」
???「あの人ですか・・・・・いいでしょう!あの人にも未練はあるようですので」
明久「未練って、もしかして霧島さん?」
???「多分そうでしょう、今彼の心の中はその霧島さんでいっぱいです」
明久「ありがとう」
???「がんばってきなさい」
明久「あなた誰?」
???「いいから行きなさい」



明久「ん?あー、生き返ったの?」

秀吉「生き返ったのう明久」

雄二「なんだ?生き返ったのか?」

明久「雄二?聞いたよあの時霧島さんの事だけ考えてたんだって?」

雄二「な、なんで知ってるウガッ」
正直じゃないな
僕もチャンスもらったんだから頑張らなくちゃ!


 
 

 
後書き
感想待ってまーす 

 

8限目 本音と心配

 
前書き
では第15話始めマース 

 
―土曜日の夜―

明久「今まで、一番危なかったね」

雄二「まったくだ。死に掛けた」
 実際雄二は一回死んでいるんだけど・・・・・あいかわらずしぶとい男である
明久「あれ、皆は?」

ムッツリーニ「・・・・入浴中」
 ムッツリーニは仮死状態になる前に工藤に風呂に入るといわれ、(エロ)意地で持ちこたえたのだ

秀吉「行かないのか?」

ムッツリーニ「・・・・・体が動かなかった」
明久(死にかけたんだから当たり前だよ)


工藤「気がついたんだね。皆」

明久「お風呂あがったの?」

姫路「はい、いい湯でした」

雄二「じゃあ、俺たちも入ってくるか」

明久「そうだね。行こうか」

ムッツリーニ「・・・・・風呂好き」

明久「霧島さん家の風呂はもう温泉だからね」


―風呂前―
明久「じゃ入ろうか」

雄二「やっと気を抜ける」

ムッツリーニ「・・・・・同意」

秀吉「楽しみじゃのう」

明久「駄目じゃないか!秀吉は向こうでしょ!」

秀吉「だめじゃ!今日という今日はわしを男と認識してもらうのじゃ!」
 明久は相変わらず秀吉を女と思っているのだ
明久「だ、駄目だよ。ここは混浴じゃないんだから!女の子は女子風呂でしょ?」
 霧島さんの家は男子風呂と女子風呂に分かれているのだ
秀吉「じゃ!今日は男子風呂にはいるのじゃ!」

明久「じゃあ先入ってきていいよ」

秀吉「違う!お主らと一緒に入るのじゃ」

明久土屋「「何だと!!」」
 二人は秀吉のとこを完全に女と認識きているのだ
ムッツリーニ「ブシャーーーーーーー」
雄二「ムッツリーニ!輸血パック!」

島田「ねえ瑞樹?」
姫路「なんでしょう?美波ちゃん?」
島田「アキの紐なしのバンジージャンプ見たくない?」
 もはやそれはFクラスの処刑である
明久「なんで?」

姫路「秀吉君は女の子ですよ!」

島田「そうよ。秀吉!あんたは女なんだから女湯でしょ?」
 秀吉を男と思っているのは姉(優子)と明久の姉(玲)だけ

霧島「雄二。浮気は許さない!」バチバチッ

明久雄二「ぎゃーーーーーーー」

秀吉「わしは一人で入るのか・・・・・」

明久(僕たち、今日で何回死ぬんだろう・・・・)


一時間後(午後10時)

明久「今日は疲れたね」

姫路「そうですね。今日は楽しかったです」

工藤「いっぱい遊んだからね」

ムッツリーニ「・・・・・輸血パックが後2つになった・・・」

明久「眠いよ。もう」

工藤「じゃあさ」

男子「な、何かな」ビクッ
工藤のいうことはろくなことが起こる
明久「何かな?工藤さん」

工藤「寝る部屋くじ引きで決めようよ」

男子「な、何だと!」ビクッ
女子「やろう(りましょ)」

明久「待つんだ!工藤さん!くじがないよ」

工藤「大丈夫だよ。ほら、あるじゃない」
美波と姫路が目にも見えない速さで作ってしまった

明久(どうする?雄二)
雄二(ここで逆らったらまた死ぬからな)
明久(ここはなんとしても男子にしないとだね)
ムッツリーニ(・・・・・・絶対条件)
雄二(覚悟は決まったな)
明久(うん、行こうか)

明久「・・・・・ふっ」

雄二「どうした?明久?」

明久「いいやなんでもない」
明久(あと、どのくらい皆と一緒に入れるのかな)

ガサッ
明久「僕はお先に・・・」

工藤「吉井くん・・・」



明久「僕の部屋はここか」
(誰が来ても今日が皆と過ごす最後の夜なんだね・・・・寂しくなるな・・・・・)
「何か目が見えないな・・何で泣いてるんだろ・・・・」





雄二「どうする、次誰がいく?」
 明久が勝手に引いたため、雄二の計画だ台無しだった
秀吉「なら、わしが先に行くのじゃ。」

ムッツリーニ「・・・・・・次に俺が行く」

雄二「俺も行くか」

優子「じゃあ私が行こうかしら?」

工藤「じゃあ僕も行こうかな」

今のところ、木下姉弟ペア。ムッツリーニ工藤ペア。明久&雄二は未定。
その頃明久は一人風呂(温泉)でくつろいでいた・・・・
明久「いやーやっぱり一人の風呂は気持ちいいな・・・・
やっぱりあういうのは最初にしたほうが良かったな」
明久は一人くつろいでいた・・・・

姫路(必ず明久君と一緒になるんです)
霧島(・・・・・・雄二は私のもの)
島田(ウチはアキと一緒になるんだから)
女子たちはしのぎを削っていた
明久「いやー風呂(温泉)気持ちいなー」
相変わらずくつろいでいた

霧島「覚悟は決まった?」

姫島「「はい」」

霧姫島「「「せーの」」」

 その頃2ペアは・・・・

工藤「何してるの?」

ムッツリーニ「・・・・・カメラの手入れ。輸血パックの予約」

工藤「そんなことしないで、保健体育の勉強しようよ!もちろん実技でね!」

ムッツリーニ「じ・・・じつ・・・・・実技?」ブシャーーーーーーー
 まあ予想通りである・・・・

木下姉「さあ、秀吉?今までの罰を下そうかしら?」ボキボキボキッ

秀吉「ま、待つのじゃ。わしは何をしたというのじゃ」

木下姉「うるさーい」

秀吉「や、やめるのじゃーーーーー」
 こっちも予想通りである

姫路(明久君と一緒だといいな♪)
島田(ウがアキと一緒になるんだから)
霧島(雄二は渡さない)

霧島「じゃあ、ここで」

姫路「恨みっこはなしですよ」

島田「行こうかしら」
いまだにしのぎを削っていた
明久「Zzzzzz」
風呂は風呂で睡眠。なんと自由な男だ
姫路「私の部屋はここですね」(明久君が居ますように)
島田「あら、瑞樹?ここ・・・・なの?」

姫路「美波ちゃん?美波ちゃんもここ・・なんですか?」

島田「一緒なの・・・ね。よろしくね」

姫路「そ、そうですね」

ガチャ

島田「あれ、電気がついてる」

姫路「布団も準備されてますね?誰がしたんでしょう」
なんと姫路と島田が居る部屋は吉井がいた部屋である
明久「Zzzzzzz」
当の本人は風呂(温泉)で寝ていた。バカな男である
島田「とりあえず寝る準備でもしよう」

姫路「そうですね」 
二人は明久のバックに気づいていなかった
姫路(明久君と一緒が良かったな)
島田(アキと一緒に寝たかったな)
こっちの二人もバカである。一緒なのに気づいていない・・・

霧島は・・・・・
ガチャッ
雄二「やっと来たか・・・って翔子!なんで翔子がここに」

霧島「くじであたった・・・ほら」
 確かに雄二と同じ番号である
霧島「雄二。今日は離さない・・・・」
 こっちはハッピーエンドである
明久「Zzzz・・・・・っは!寝てた。そろそろ来たかな?雄二かな」
 このバカはやっと起きた・・・・・
明久「さあ、誰が居るのかな?」
 ガチャガチャッ
明久「あ、あれ?開かないな?ちょっと誰か居ないの?ちょっとー」
 中の二人は既に寝ていた・・
明久「どうしよう・・携帯とゲームはバックの中だし・・雄二の部屋・・・駄目だ分からない」
 くじだから誰がどこの部屋か分からないのである
明久「しょうがない、ソファで寝るか・・・」

島田「ん?今アキの声がしたような。気のせいね」
 つくづく運のない男である


明久はテレビを見ながら今度の試召戦争のことを考えていた・・・
明久 (いくら僕でも集団で来たら全員の攻撃は避けれない。Aクラスだから掠っただけで軽く50は食らう。まともに食らったらひとたまりもない・・・
やっぱり最低条件は400点いかないと・・・・頑張るしかない。)

優子「あら、吉井君?どうしたの?ここで」

明久「木下さんこそどうしたの?」

優子「ちょっと寝れなくてね」

明久「そうなんだ、木下さんは誰と一緒なの?」

優子「私は秀吉よ、あなたは?」

明久「それが、部屋の鍵が掛かってて入れないの」

工藤「おや、二人ともどうしたの?」

明久「工藤さんこそどうしたの?」

工藤「ハハハハ、ティッシュが足りなくてね」
 もちろんムッツリーニの鼻血である
明久「ムッツリーニも大変だね」

霧島「皆、寝ないの?」

優子「代表?」

明久「霧島さん?どうしたの?」

霧島「雄二が大人しくしてくれないからロープを使おうかと」
霧島さんは雄二と同じなんだね
優子「それより、あのこと詳しく教えてくれないかしら」

工藤「そうだね、教えてよ吉井君」

明久「あの話って?」

工藤「転校のことだよ」




明久「詳しくって言っても、今月末にお母さんたちのところに行かなくちゃいけなくなった」

工藤「吉井君は?」

霧島「・・・最近寂しそうな目をしてる」


明久「正直嫌だけど、決まった事だから。しょうがないよ」

工藤「何で皆に言わないの?」

明久「言えないよ」

木下姉「何でかしら?」

明久「皆は人の苦労をしょいこんで、自分の事のように心配して泣くお人よしに言えないよ・・・・」

明久「でも、このまま隠し通せる自信もない。本当は全部話して楽になりたいんだ」
 まぎれもないこれがずっと思ってきた明久の本当の気持ちである
3人「「「吉井・・・・」」」
 さすがの三人も何もいえなかった
明久「それより、霧島さん」

霧島「何、吉井」

明久「部屋の鍵貸してくれない?」

霧島「わかった」

明久「ありがとう、霧島さん」


霧島「いつ行くの?」

明久「木曜日の午後の飛行機」

工藤「何も言わないで行くつもり?」

明久「鉄人に頼んであるから大丈夫」

工藤「会わないの?」

明久「駄目だよ」

工藤「未練ないの?」

明久「あるよ、だから試召戦争するんじゃん」

ギーーー

ムッツリーニ「・・・・・どういうことだ明久」

明久「ムッツリーニ!!」
 何とムッツリーニに聞かれてしまった
ムッツリーニ「詳しく説明しろ」

明久「悪いムッツリーニ・・・・」バチバチバチッ

ムッツリーニ「グワッ・・・・」
 明久はスタンガンでムッツリーニを気絶させた
明久「ごめんね。ムッツリーニ。皆に知られる訳にはいかなんだ」
 明久はどうしてもFクラスの皆には言うつもりはないらしい
明久「お願いだから言わないでね、お休み」

優子「ちょ、ちょっと」
さすがにそれ以上言えなっか。あまりにも大きいものを明久は背負い込んでたのだから


明久(何があってもばれるわけにはいかない。どれだけ憎まれても)

ガチャッ
明久「やばい、もう限界だ。寝よ」
 明久は二人がいるのを知らずに二人の間に倒れこんで寝てしまった・・・・・
 そしてそのまま朝を迎えた・・・








 
 

 
後書き
どうでしょう
感想待ってマース 

 

9限目 壮絶な夜

 
前書き
あらすじ等をいれて少し経ちましたがどうでしょうか?

では第18話始めまーす 

 

ガチッ

明久「眠い、もう限界だ・・・」
明久は姫路と島田に気づかずに寝てしまった
明久「Zzzzzzz・・・・・・」

姫路「ん?今明久くんの声がしたような・・・気のせいでしょうか?」
(明久くんと一緒に寝たかったな。最近元気がなかったから少しでも励ましたかったのに)
明久「んーー」

姫路「美波ちゃんったら寝相が悪いんですね」

明久「んーー、暑い」ゴロン

姫路(明久くん!)
やっと姫路は吉井の存在に気づいて軽くテンパっていた
姫路(なんで?明久君がここに?)
くじ引きで当たったことに全く気づいていないようだ
姫路(でも、明久くんの寝顔こんなに近く見るの初めてです♪)
姫路は吉井の家に居候したことあるが寝顔の吉井の顔をこんな近く
に見れなかった
姫路(やっぱり私、明久くんのことが大好きです!)ムギュッ

明久「Zzzzz・・・・」
抱かれているのに気づかずこの男は寝る
姫路(可愛いですね。明久くんの寝顔)

明久「やめてって言ってるでしょ!姉さん!」
もちろん寝言である。恐らく条件反射だろう
姫路「どうしたのでしょうか?はっ!?」
(どうしよう!今の声で美波ちゃん起きたかな?)
島田「どうしたの?瑞希?」
案の定島田が起きてしまった
姫路(な、なんでもないですよ!)

島田「本当に?」

姫路「はい、大丈夫です」

明久「ンーー、暑い・・・」ゴロン
なんと姫路の布団の中から明久が出てしまった
島田「瑞希?どういう事かしら?」

姫路(明久くんのバカ!)
「違うんです。明久君が間に寝っ転がってきたんです」
島田「本当かしら?じゃあ、次は私が預かるわ」

姫路「そんな!手酷い裏切りです」

島田「あら?でも今までずっといたんでしょ?」

姫路「ヴーー」
島田と姫路の明久争奪戦が始まっているなか
当の本人は・・・・・・
明久「Zzzzz」
寝ていた
島田(アキの寝顔見るの初めて!可愛いな)
島田も明久の家に泊まったことはあるが見るの初めてなのだ
島田(瑞希ったら抜け駆けは許さないんだから)ムギュ

姫路(美波ちゃん!ダメですよそれは!)

島田(いいじゃない!どうせ瑞希もやったんでしょう?)

姫路(やりましたよ!やったけどそんなにギューってしてないです)

島田(ほら、やったんじゃない!)

明久「暑い・・・」ムクッ
急に明久は起きてしまった・・・・がまた寝た。恐らく寝相だろう
姫島(危なかった)

姫路(にしても明久くん寝顔可愛いですね?)

島田(全くよ!こっちは大変なのに大の字でのんきに寝てるんだから)

姫路(あのー?このまま寝せんか?明久くんの腕枕にして)

島田(いいわね、じゃあおやすみ)
こうして静かに争奪戦は幕を閉じた
にしてもずっと寝てる明久はバカである


ー翌朝ー
明久「朝か・・・・あれ?なんか両腕が痺れて動かない」
(な、なんで美波と姫路さんが居るの?)
やっと明久は二人と一緒に夜を過ごしたことに気づいた
明久(なんてバカなんだ!僕は!)
今さら後悔しても遅いのに・・・・・
姫路「ン?あ、明久くん」

明久「おはよう、姫路さん」

姫路「おはようございます!明久くん!」

島田「あー、アキ、おはよう」

明久「美波もおはよう,ねぇ、2人とも」

2人「何?」

明久「頭どかしてくれない?腕が動かないんだけと」

姫路「嫌なんですか?」

明久「いや、嫌って訳じゃないけど・・・」

島田「何よ?」

明久「この状況で誰か来たら・・・・・・ねぇ?」
とその時
ガチッ
雄二「起きてるか?誰か分からないけど起きろ!」

明久「雄二!助けウグッ」

姫路「ダメですよ!黙ってて下さい!」

雄二「明久か?」

姫島(((しまった!)))

雄二「いい加減おき・・・・・・ごめんなさい」

明久「ちょっと待ってよ!雄二~~」

こうして朝から疲れる1日になった





 
 

 
後書き
ナレーションとかの使い方どうでしょうか?

意見,感想待ってまーす 

 

10限目 いよいよ決定!

 
前書き
いよいよ、中盤の最後です
次回から終盤です。

では第20話始めまーす 

 

明久「二人とも、いい加減にしてよ」

姫路「もう少し」
と言っておきながら既に30分がたっている
島田「別にいいじゃない!」

明久「せめて腕枕はやめて」
明久の腕は痺れを通り越して血が通わなくなっていた
姫路「嫌です」

雄二「いい加減起きたらどうだ?」

明久「雄二助けてよ!」

雄二「姫路と島田?いいのか?」

姫島「何が」

雄二「今、秀吉が吉井のために朝御飯を作ってるぞ」
雄二!ダメだ!姫路さんに朝御飯のことを言っちゃ
と吉井が思ってる間に島田と姫路は姿を消していた

秀吉「わしが何をしたっていうのじゃ?」

姫路「明久くんの朝御飯のを作るのは私です!」

島田「何言ってるのよ!アキの朝御飯作るのはうちよ!」
また、二人の争いが始まった・・・



明久「おはよう!秀吉」
二人から解放された吉井はリビングに来ていた
秀吉「おはようなのじゃ」

明久「どうしたの?二人は」

秀吉「お主の朝御飯をどっちが作るかを争っているのじゃ」

明久「あ、アハハハ。二人とも落ち着いて」

2人「黙っててください」

明久「はい」
でも止めないとご飯が作れないのである
明久(とりあえず二人を離すか)『起動(アウェイクン)

明久『試獣召喚(サモン)』ッ!
吉井は腕輪の能力で教師の容認なしでも召喚獣を召喚できる
明久「とりあえず美波を召喚獣に押さえてもらうか」

姫島「邪魔です『試獣召喚(サモン)』ッ!」
あっという間に明久の召喚獣は消えてしまった
明久「痛いよ!頭が!頭が!頭がァァァァァ!」
恐らく二人の召喚獣は明久の召喚獣の頭を殺ったのだろう

ピーンポーン
霧島「はい、どうぞ」

鉄人「戦死者は補習!!!!」
なんといきなり鉄人登場!
明久「鉄人、西村先生がなんでいるんですか?」

鉄人「みっちりしごいてやる」
つくづく運のない男である・・・・・


雄二「さて、今日は何するか?」

姫路「私カラオケ行ってみたいです」

雄二「いい案だな!」

秀吉(姉上も行くのか?)
優子(文句ある?)
秀吉(姉上がカラオケに行ったら皆死んでしまう)
優子「それはどういう意味かしら?」ゴゴゴゴゴゴッ
秀吉(だって姉上は音階、リズム感が全くゴハッ!)
優子「うっさーい」

Prrrrr
霧島「はい、うん分かった。今いく」

雄二「どうした?翔子?」

霧島「愛子、優子、学園長が話があるって」

愛子「話っ?」

霧島(今度の試召戦争)
愛子(了解)
優子(学園長が?話は済んでるはずでしょ?)

雄二「じゃあ学園行って吉井を迎えに行ってからカラオケいくか」

工藤「坂本くん達は先に行って部屋確保お願い」

雄二「分かった」





工藤「それじゃあまたあとでね!」
そして霧島,工藤,木下は学園。雄二たちはカラオケに向かった

ー学園長室ー
学園長「悪いね、急に呼び出して」

霧島「話とは?」

学園長「今度の試召戦争は水曜日の放課後。でいいのかい?吉井」

吉井「はい、お願いします」

優子「そのほかには?」

学園長「サドンデスで回復もなし。点数は明日の試験の合計」

霧島「分かりました。でも吉井の点数は?」

学園長「吉井はの合計×人数分のつもりだよ」

明久「ありがとうございます」

学園長「言いたかったのはこれでおしまいだよ」

霧島「分かりました、失礼しました」

学園長「吉井ちょっと待ちな!」

明久「はい、霧島さん、ちょっと待ってて」

学園長「あんたの召喚獣に試運転として一個機能付け足していかね?」

明久「機能によります」

学園長「召喚獣と召喚者の融合さ」

明久「メリットは?」

学園長「召喚獣の速さ、攻撃力が加算される」

明久「いいでしょう」

学園長「ただし、召喚者にかかる負担は半端ないから気を付けな」

明久「何て唱えればいいんですか?」

学園長「簡単さ。したい時に『試獣融合(ユニオン)』って唱えればいい」

明久「了解です」


学園長「私ができることはしたから後はあんた次第だよ」

明久「はい!」

試召戦争は水曜日の放課後、なんとしても勝たなくては・・・ 
 

 
後書き
中盤の最後・・・・・と思ったけど
もう少し待ってください

感想待ってまーす、 

 

11限目 皆と過ごす休日はお祭り騒ぎ

 
前書き
そろそろこの章も終盤に行きそうです。
この章、そしてこれからもよろしくお願いいたします


では第20話始めまーす 

 
ーカラオケ店ー
明久「お待たせ」

雄二「遅いぞ!お前たち」
雄二たちはロビーで待っていた
明久「部屋はないの?」

秀吉「それがグループ部屋がなくて少しデカイ部屋が4つあるのじゃ」

明久「それでいいじゃん」

姫路「どういう風に分かれるかを話していたんです」
その時工藤が何か閃いていた
工藤「だったら昨日寝たグループは?」
昨日の寝たグループは実質4グループだった
何でその事を工藤が知っているのか?
秀吉「名案じゃな」

雄二「ちょっと待て!」
やはりこの男は反論してきた
明久「雄二。素直になるチャンスだよ?」

雄二「余計なお世話だ!」
と言っておきながら顔は真っ赤だった

ムッツリーニ「・・・・・点数で部屋を決めよう」

明久「あれするの?」

ムッツリーニ「・・・・・・その方が面白い」
カラオケの点数の少数で部屋の割り振りをするものである

明久「その方が楽しいね」

雄二「反論なし。むしろ賛成だ」

姫路「何を話しているんですか?」

明久「つまりだね・・・・・」

3分後

明久「・・・・・という事なんだ」

工藤「面白い事考えるね」

明久「じゃあ始めよう!」

全員「おー!」

点数の小数で部屋を決めよう作戦!
つまりその名の通り小数が0~2は今の部屋、3と4が隣の部屋、5と6が向かいの部屋
7~9が隣の向かいの部屋という割り振り。チャンスは三回。

秀吉「1回戦開始なのじゃ!」

結果
明久&土屋&島田。雄二&愛子&秀吉。姫路&霧島&優子。
明久「変えたい人」

雄二意外「はーい」

秀吉「2回戦開始なのじゃ!」

結果
明久&秀吉。姫路&愛子。霧島&島田&土屋。優子&雄二。

明久「もう一回やりたい人」

雄二意外「はーい」

秀吉「3回戦なのじゃ!」

姫路(なんとしても明久くんと)
島田(ウチがアキと)
霧島(雄二は私の物)
雄二(翔子とだけは避けるんだ)
Prrrrr
明久「はい!はい、はい、分かりました」

雄二「どうした?明久」

明久「店員が『人が増えたから一つにしてくれ』って言われた」

そして少しデカイ部屋に9人で過ごした

雄二「きたーー!」
雄二のみ大感激

ー夕方ー

雄二「明久、明日試験なんだから頑張れよ」

明久「勿論」
一見話が繋がって見えるが実際バラバラだった

明久「皆!ありがとう!今日は楽しかった」

雄二「じゃあまた今度するか」

姫路「私も楽しかったです!またしましょうね♪明久くん」

明久(ごめん)

じゃあね!また明日!

それから皆はそれぞれ帰宅した
明久(明日の回復試験が試召戦争に響くんだから頑張ろう!)

 
 

 
後書き
次からいよいよ終盤です

感想待ってマース 

 

12限目 回復試験

 
前書き
いよいよ終盤にはいります

では第21話はじめまーす 

 
学園長室

鉄人「今日の回復試験の結果で吉井の確率が分かりますね」

学園長「あのバカが居なくなるのは正直寂しいね」

鉄人「恐らくFクラスは暫く落ち着くでしょう」

学園長「バカでも色んなものを背負うんだね」

鉄人「では回復試験の時間なので」


―教室―

雄二「勉強教えてやったんだから悪かったら殺すからな!」

明久「分かってるよ」

姫路「がんばりましょうね♪明久君」

島田「悪かったら承知しないんだからね」

明久「へいへい」

鉄人「時間だぞ!席に着け!」

全員「はーい」



二時間後



鉄人「やめいぃぃぃ!」

明久「やることはやった」

鉄人「結果が知りたいものは後で教務室にくるように」

明久「はーい」

鉄人「今日の補習は吉井たちはこなくていいぞ」

6人「なんで?」

鉄人「なんでもだ!」
何とあの鉄人が気を利かせてくれたのだ
明久「皆、遊ぼう」

雄二「そうだな、せっかくだしな」

姫路「この前あまり遊べなかったのでもう一度海に行きませんか?」
前回は吉井の逆ナンで皆であまり遊べなかったのである
霧島「雄二、浮気は許さない」

雄二「いつの間に?」
霧島さんの耳はもう地獄耳以上である

明久「じゃあ一時間後僕の家に集合でいい?」

全員「了解」

明久「西村先生、ありがとうございます」

鉄人「楽しんで来い!」

明久「はい」

鉄人「お前の結果だ。頑張ったな!」

吉井明久の回復試験結果

総合得点5538点


吉井の試召戦争時の得点
5538点×40




一時間後

女子「お待たせ」

姫路「どうですか?明久君」

明久「可愛いよ瑞樹!」

なんと明久が姫路のことを始めて皆の前で「瑞樹」と呼んだのだ

姫路「明久君?」

明久「何?」


雄二「皆集まったことだし遊ぶか」

秀吉「待たせたのじゃ」

役員「待ちなさい。何してるんですかぁ!!」

秀吉「何がじゃ?」

役員「何で女の子が上をつけていないんですか?」

秀吉「わしは男なのじゃ」

役員「いいからこっちにこれを着なさーい」
やっぱりどこに行っても秀吉は女の子扱いである




霧島「・・・・吉井」

明久「何?霧島さん」

霧島「吉井の気持ちは言ったの?」

明久「何にも僕は瑞樹には何も言わないよ」

霧島「何で
?」

明久「会いたくなると思うんだ。今変な事を言ったら友達思いの瑞樹は今よりもっと会いたくなると思う。でもその本人は、言うだけ言って勝手に消えちゃうんだ。瑞樹の涙は見たくないよ。瑞樹の中から僕の存在が消えても構わない」

霧島「吉井」

明久「ガキっぽくて笑えるよ」

工藤「でも、きっと後悔するよ」

明久「構わない」


姫路「明久くーん」

明久「今行くよ」

霧島「お人よしは吉井のほうね」

優子「皆の事しか考えてないからね」

工藤「それが吉井君のいいところナンだけどね」



―夕方―

雄二「さすがに疲れたな」

秀吉「そうじゃな」

ムッツリーニ「・・・・輸血パック8個使った」

姫路「とても楽しかったです」

島田「また、皆で来たいわね」

霧島「・・・・・・・」

雄二「どうした?翔子」

霧島「なんでもない」

秀吉「それより明久は?」

姫路「そういえば居ませんね、明久君」

明久「おまたせ、みんな」

雄二「遅いぞ、明久」

明久「ごめん」

雄二「じゃあ帰るか」




秀吉「ここから皆別々じゃな」
雄二「じゃあな、また明日学校でな」
吉井は・・・・
明久「みんな!」

雄二「ナンだ?急に」

明久「ありがとう」

秀吉「いきなりどうしたのじゃ?」

姫路「どうしたんですか?明久君」

明久「別になんでもない」

島田「バカね、明日も会うんだから」

明久「・・・・・・・・・そうだね・・・・・じゃあねみんな」

雄二「なんだ?あいつ」

姫路「明久君、遠くに行っちゃう気がします」



明久日本を発つまであと2日
 
 

 
後書き
どうでしたでしょう

感想まってまーす 

 

13限目 壮大な送別会

 
前書き
いよいよ終盤突入しました。
よろしくお願いシマース

では第22話始めマース

これから3000字くらいでいきます 

 

―今朝―


玲「アキ君、結局皆には言わないんですね」
結局明久は今日が最後の日であることは先生とAクラスの霧島、工藤、優子しか知らない。Fクラスには言わなかったのである。
明久「・・・うん」

玲「アキ君はいいのですか?」

明久「うん、いいんだ」

玲「そうですか。頑張ってくださいね」

明久「うん」
試召戦争は今日の放課後午後5時開始
使用教科 総合得点
特殊ルール サドンデス
対戦相手 Fクラス吉井明久VSAクラス
勝利条件 吉井の場合 AクラスとFクラスの併合(設備はAクラス)

―学園―
今日で最後なんでね、寂しくなるよ。ごめんね皆黙っていくことになって
鉄人「吉井!最後の日ぐらい遅刻するな!」
鉄人のバカ!誰かいたらどうするんだ!!
明久「黙ってください!そのことは誰にも言ってないんですから!」

鉄人「そうだったか。すまなかったな。でもな、最後の日ぐらい遅刻するなよな」

明久「西村先生、今までいろいろ迷惑かけましたね」

鉄人「吉井・・・」


鉄人「ほら、授業始まるぞ。最後のな」

明久「はい」



―教室―

明久「皆ーおはよー」

姫路「おはようございます。明久君」

島田「おはようアキ」

皆とも今日で最後なんだね・・・・あれ?どうしたんだろ?また泣いてるのかな?
泣かないって決めたのに・・・・
秀吉「どうしたのじゃ?明久よ」

ムッツリーニ「・・・・・・・頂き」カシャッ

姫路「どうしたんですか?明久君何かあったんですか?」

明久「なんでもないよ。瑞樹。ちょっとね」

島田「何でも一人で抱え込むんじゃないわよ」

明久「ありがとね。美波・・・本当に」


FFF団「これより被告吉井明久の判決をくだす」

須川「罪状は?」

FFF団「女子大学生に逆ナンされたことであります」

須川「分かりやすく言え」

FFF団「モテて憎いであります!」

須川「分かりやすくてよろしい。死刑」

明久「何で知ってるの?誰に聞いたの?」

須川「俺が見た・・・・」

ギャーーーーーー


美春「お姉さま!美春と勉強しましょ」

美波「何でここに美春が居るのよ」

美春「これに書いてあったのですよ」

明久「僕が呼んだんだ」

美春「やっと死ぬ覚悟ができましたか?」

明久「話があるんだ」

美春「いいでしょう。遺言として聞いてあげましょう」

明久「ありがとう。じゃあついて来て」

姫路「まさか!明久君!」

島田「とうとう美春に!?」


10分後

明久「ただいまーー?」

姫路「明久君?清水さんと何を話していたんですか?」
ヤバイ、姫路さんの目が・・・・スイッチが入っちゃった

島田「ゆっくり聞こうかしら?」

明久「聞く耳あるようには思えないけど?」

姫島「「問答無用よ(です)」」


鉄人「さっさと座れ!」

全員「はーい」

こうして明久が今日で居なくなることは誰も知らずにいつもの日常が始まった



―昼休み―

明久「皆で屋上でご飯たべよ?」

雄二「珍しいな。弁当作ってきたのか?」

秀吉「天気がよいから、いいのう」

姫路「行きましょう明久君」

島田「いこう、アキ」

―屋上―

明久「あ・・あいかわらず・・・・インパクトのある味・・だね。姫路さん?」

姫路「そうですか?」

明久「瑞樹はどうやって作ってるの?」

姫路「考えて作ってますよ。どうやったら明久君みたいに料理が上手に作れますか?」

明久「最初はレシピ通りに作って、慣れたら創作料理だね」
一番は料理と科学を切り離して作ることだよ・・・・・
姫路「ありがとうございます。明久君」

明久「頑張って瑞樹」

姫路「明久君?どうしたんですか?」

明久「・・・・なんでもないよ。大丈夫」

キンコーンカーンコーン
「2-Fクラスの吉井明久 至急学園長室に来てください」

雄二「何したんだ?明久」

明久「浮かびすぎる」



―学園長室―

明久「なんですか?」

学園長「お前、自分の気持ち言ってないんだって?」
どいつもこいつもおなじ事ばっかり言ってくる
明久「何でみんな同じこと聞いてくるんですか?」

学園長「言いたいか?」
何当たり前のことを聞いているんだ!このババァは
明久「それはそうですよ」

学園長「だったら私が手伝ったあげようか?」

明久「本当ですか?」

学園長「ああ。もちろんさ」
学園長の笑みがちょっと怖かった・・・
明久「一体、何をするんですか?」

学園長「なーに、すぐにわかるさ」
学園長のことは信頼できないが・・・・今はしょうがないだろう

学園長「私だよ。例のあれを流してくれ。うん、よろしくね」

明久「何をするつもりですか?」

『これから簡単な鬼ごっこをして貰う。鬼は学園生徒全員。そして逃げる人は2-Fクラス吉井明久。逮捕したら何してもいいよ。殺さない程度にね。授業は自習、このバカに恨み、妬み、とにかく吉井に用がある人は参加しな』

明久「ちょっと何してくれてるのさ」
やっぱりこのババァを信用した僕がバカだった。

―教室にて―
雄二「これはチャンスだ。今までの恨みを晴らそうじゃねぇか」

FFF団「おーーーー」

姫路「明久君に何もしてもいい・・・負けません」

島田「ウチが明久を捕まえるんだから」

―学園室―
学園長「チャンスじゃないか。紛れて姫路に告白すればいい」

明久「できる訳ないでしょう!皆は僕の命を狙ってきますよ!絶対。僕を殺す気か」
(吉井はどこだ?)
(Fクラスの坂本によれば学園室に呼ばれたらしい)
(今までの恨みを晴らすときが来た!)

学園長「あんたは何をしてきたんだ?」

明久「心あたりがありすぎて分かりませんよ」


コンコンッ
学園長「入りな」

雄二「明久はどこに行った?」

学園長「あのバカなら、窓から逃げたよ」

今この学園に僕の味方は・・・・いないだろう

今この学園には明久を守ってくれる人は誰も居ない。学園の9割は明久を追う追う者。1割は吉井明久に興味がない者。明久は約2時間を一人で逃げなくてはならない
明久「どうしよう、どこに行けばいいんだ」
生徒「居たぞー吉井だ!」

明久「わ、本当に追ってきてる」

死ねー吉井明久。

明久「僕が何をしたっていうんだ」
いつの間にかいろんな人に恨みをつくっていた。

prrrrr

明久「はい、秀吉?」

秀吉「今、雄二たちが明久を殺しにいったのじゃ。今坂本たちにお主の場所はばれておる」

明久「まさか、ムッツリーニの発信機?」

秀吉「うむ、右の靴の裏じゃ」

明久「秀吉は僕の味方だよね?」

秀吉「勿論じゃ」
やっぱり秀吉は僕のお嫁さんだ

そのとき学園中では
(吉井はどこだ!)
(わからない!)
常村「必ずみつけだせ」
夏川「今こそ今まだの恨みを・・・・」

おそらく今学園中の生徒は明久を殺す気で追っている。そして今吉井は・・・・

雄二「見つけたぞ明久」

明久「なんで?発信機ははずしたはず」

雄二「やはり秀吉に聞いたか。だが、発信機は一個だけじゃない」

FFF団「死ねーーー吉井」

明久「全力で断る」

生徒「吉井がいたぞ!捕らえろー」

明久「しまった!」
逃げれば逃げるほど明久の居場所はばれてしまいどんどん自分を追い込んでるとこのバカは気づいていなかった。もはや明久に味方など誰も居ない。もちろん秀吉も・・・立派な敵である

明久「そうだ。Aクラスなら。霧島さんたちは僕の味方のはず・・」
と思うも今吉井は追われている。
雄二「まてー明久。おとなしく死ねー」

FFF団「死ねーーー明久」

姫路「動かないでください、明久君」

島田「まちなさ-い」

明久「いつの間に二人が居るの?」

男子全員「しねーー吉井」
女子全員「アキちゃんなんて死ねばいいーーー!」

明久「まってよ、何で女装で怒られるの?」

女子「あなたのせいで別れたじゃない!」
迷惑なのはこっちのほうだ!
明久「僕だった女装なんてしたくないよ」

全員「うるさーい。さっさと死ねーーー」

明久「いいいいやややややーーーー」
明久は無事に放課後はくるのか。その前に味方を作ることはできるのか・・・・・・


学園長「やっぱりあいつが居なくなるのは寂しいね」

鉄人「学園長。あなたは吉井で遊んでますね」

学園長「最後なんだからいいだろ?」

鉄人「学園長・・・」


学園長が悪知恵を働いている間吉井明久は・・・・

「死ねーーー吉井明久ーーーー」
全生徒から命を狙われていた

明久「僕が何をしたっていうのさ!」
「いいから死ねーーー」


(こっちにいるぞ!)
(逃がすな!生きて坂本に引き渡すんだ!)

明久「今のどういうこと?」

(お前を坂本に引き渡せば秀吉の写真を貰うんだ!)
雄二めーーー!僕を売ったな!
(捕まえろ!木下の写真を貰うんだ!)
秀吉まで・・・・僕を裏切るなんて・・・
今現在吉井を守ってくれる人は誰も居ない

明久「意地でも捕まってたまるか」

10分後・・・・・

ハァハァハァ
明久「これで撒けた。Aクラスはこの上だね」
といっても少しでも動いたらまた、追われるに違いない・・・
(吉井はどこだ?)
(分からん。急に消えたんだ。くそ)
(早く見つけて坂本に引き渡すんだ)

やばい、廊下に出ると見つかる・・・

少しでも廊下に出たら間違いなくまた全員から追われるだろう
間違えなく捕まえられ、坂本に謙譲されるだろう・・・・・・

明久「どうやってAクラスに行こうか。廊下だと捕まるし、かといって窓から行こうか?
うーーん。こうなったら強行突破しかない。」

ガラッ

(いたぞ!吉井だ!捕まえろ)

明久「こいや!」
起動(アウェイクン)』 『試獣召喚(サモン)っ!』

(やれ!こいつは学園1のバカだ)
(行くぞ!)『試獣召喚(サモン)ッ!』

Fクラス吉井明久VS男子15人
日本史564  VS合計1587

(ナンだって?こいつがこんなに取れる訳が!)

明久「僕だって勉強したんだ!」

(死ねーー明久)

明久「補習室に行ってらっしゃい!!」

ゴドーン

明久564  男子15人DEAR

鉄人「戦死者は補習!!」

(いやだーーー)

明久「今のうちに逃げようっと」

(いたぞ。吉井だ!捕まえろ!)
明久「逃げるしかない」

雄二「待て、明久。早く死ねーー」

これ以上召喚獣を使うわけにはいかない・・・
こうなったらまた逃げるしかない

FFF団「死ねーーー吉井」

姫路「待ってください。明久君」

島田「いいから捕まりなさい」

明久「なんで?」

いたちごっこが再開された。追われ、逃げ、隠れ、追われ、逃げ、隠れ、

明久「いつまで追ってくるんだ」
とそのとき、明久の目に2-Aの看板が見えた

ガラッ

明久『ちょっとお邪魔シマース』

霧島「・・・・吉井、大丈夫?」

明久「ちょっと匿ってくれない?」

霧島「いいよ・・・別に」

明久「ありがとう」

優子「私も吉井君に用があったから・・・」
え?まさか?
明久「まさか、霧島さんたちまで?」

霧島「今まで雄二との浮気・・・・許さない」バチバチバチバチッ!

優子「よくも私の趣味をばらしてくれたわね」

工藤「吉井君。逃げて、この二人。全力で殺す気だよ」

霧島「吉井。覚悟」

明久「まってよーーー」

ぎゃーーーーーーーーー


霧島「・・・吉井」

明久「ハァハァ・・何?」

霧島「元気でね」

優子「たまには顔出しなさいよ」

何と霧島さんたちからこんなこと言われるなんて
明久「ありがとう、雄二たちをよろしくね」

霧島「・・任せて。姫路には言わないの?」

明久「言えると思う?この状況で」ハハハハッ


(吉井はどこだ?どこ行った?)
(見つけ出して、早く坂本にさしだすんだ!)

これでは姫路に会えるとは思えない。むしろ殺られるだろう

霧島「私が力を貸す」

明久「本当に?」

霧島「吉井には借りがある」

明久「ありがと、霧島さん」

工藤「吉井君。元気でね」

明久「工藤さんもありがと」
 
 

 
後書き
どうでした?
感想まってまーす 

 

14限目 優しく残酷な最後の嘘

 
前書き
バカテス特有の笑いを今回は少し入れつつ今回はコメディ中心です

では第25話始めマース 

 
吉井明久は全生徒から逃走中。

「待ちやがれ!吉井!いい加減捕まれーー」
明久「嫌だよ!捕まるものか!」
「お前を捕まえて木下のプレミアム写真集を貰うんだ!」
明久の命と引き換えは木下のプレミアム写真集(1250円)である。
つまり吉井明久の命の金額は1250円ということになってしまう・・・


一方では....

霧島「姫路...明久に本音いいな」

姫路「どうしたんですか?」

霧島「今日言わないときっと後悔すると思う」

姫路「え、そ、そんな、急に言われても...」

霧島「吉井の事が好きなんでしょ?」

姫路「でも、今吉井君逃げてますよ?」

霧島「大丈夫」

もう一方では・・・・

坂本「まだ来ないのか!吉井は!」

須川「坂本!大変だ!」

坂本「ナンだ?」

須川「二年は誰も行ってねえ」

坂本「ナンだと?何故行かない?」

吉井明久は未だ逃げていた・・・・・

どうしよ・・・どこに逃げよう?

???「こっちにきて」

明久「誰?」
どこからか誰か急に言われた・・
???「こっちだって!」

明久「ちょ、ちょっと待って」
いきなり横から腕をつかまれどこかの教室に入れられた・・
イタタタッ
明久「だれか知らないけどありがとう」

小山「別にいいわよ。うるさいし、私は関係ないから」

明久「えっと、Cクラスの小山さん!」

小山「私はあなたに興味はないから。しばらくここにいれれば?」

明久「ありがと....???ここって?Cクラスだよね?」

小山「ええ、そうよ」


「にひひひ」

ビクッ  しまった!この声は・・・・

明久「ひどいよ!」

小山「私はないって言っただけよ?」

玉野「アキちゃん――いや、吉井君!」

明久「しまった!玉野さん!」

玉野さんは明久の女装アキちゃんが大好きな女子である

玉野「逃がしませんよ!この服を着て貰います」

明久「やーめーてーーー」

玉野「可愛いですよ!アキちゃん」

明久「来るんじゃなかったぁぁ」



玉野「いやー満足した。はい、服返します」

 あれ?いつもなら返してくれないのに
明久「今回は返してくれるんだね?」

玉野「今のアキちゃんは私だけのものですから♪」

信じた僕がバカだった!!!

Prrrrrrrrr

明久「はい、霧島さん?」

霧島「今から体育館裏に来て・・」

明久「体育館裏?」

霧島「姫路がそこにくるから」

明久「・・・分かった。頑張る」

ここから体育館裏は遠くはないが大変だ・・
でも瑞樹が待ってるんなら行くしかない

待ってて瑞樹!!

10分後

ハァハァハァ
明久「やっとついた。随分遅くなったけど・・・瑞樹居るかな?」
霧島の電話からもう10分は軽く遅れていた

でも、体育館裏なんかに呼んでどうしたんだろう・・・まさか!待ち伏せ?
いや、待て。瑞樹はそんなことしない・・・・はず・・・

姫路「明久君!」
急に後ろから姫路の声がした・・
明久「あ!瑞樹!もうびっくりさせないよ!」

姫路「ごめんなさい、明久君。こんなところに呼び出したりして」

明久「いいよ別に、大変だったけど・・・ね」

姫路「本当にごめんなさい」

明久「ところで何か僕にようかな?」

姫路「は、はい。じ、実は。あ、あのですね・・・」
急に顔を真っ赤にしていた?
明久「どうしたの?瑞樹?」

姫路「だ、大丈夫です!」

(居たぞ!吉井だ!)

明久「しまった!」

姫路「あ、明久君!」

明久「行こう!何か言いたいことあるんでしょ?」

姫路「はい・・・・」
ということで姫路と一緒に逃げることになった・・

ハァハァハァ
明久「大丈夫?瑞樹」

姫路「すいません」

明久「大丈夫だよ」


姫路「明久君!」

明久「うん?」

姫路「ずっと明久君の事が好きでした!」

いきなりの告白に処理不能になりかけた・・


姫路「あの明久君?」

明久「ちょっと待ってくれる?今混乱してるから」

姫路「はい」

(居たぞ!こっちだ)
明久「くそ!こんな時に!行くよ」

姫路「はい」

そんなことで屋上に行ってしまった

ハァハァハァ
明久「ここならいいだろ」

姫路「あのー明久君」
姫路は返事が待ちきれないようだ
明久「ハァハァハァ・・・ちょっと待って」

姫路「いつでもいいです。どんな結果でもいいですよ」

明久「いや、びっくりしたよ」

姫路「それで」

明久「そうだね、瑞樹。ありがとう。とてもうれしいよ」


瑞樹が僕の事が好き?雄二かと・・・・これほど嬉しいことはないよ。

姫路「明久君?どうしたんですか?」


明久「あ、ごめんね?」

姫路「い、いいえ」

明久「ありがと、正直びっくりしたよ」

姫路「すいません。急に」

明久「てっきり瑞樹は雄二かと思ってたからさ」

姫路「私は昔から明久君が好きでしたよ♪」

明久「ありがとね、瑞樹」

姫路「改めて言います。私と付き合ってください!」

ありがとうね瑞樹、とってもうれしいよ。でもごめんね瑞樹僕は・・・・・
明久「ありがとう瑞樹、でも....ごめん...瑞樹」

姫路「....そう、そうですか...でもどうしてですか?」

明久「僕は彼女より自分の命が大事だから」

姫路「え?」

明久「姉さんって僕の不純異性行為は絶対認めないでしょ?だから彼女ができた...ってばれたらもう生きていけないよ!ハハハハハ」

姫路「玲さんと私・・どっちが大事ですか?」

明久「うーーん。姉さんかな?家族だし、怖いといっても」

姫路「もういいです!!明久君は自分の事しか考えないんですね!!」
瑞樹が怒っているようで少し怖かった・・
明久「当たり前だよ。死にたくないからね!」

姫路「もう・・明久君なんて・・だいッ嫌いです。」

明久「瑞樹・・」

姫路「名前で呼ばないで下さい!」

と言って姫路は走り去った。勿論明久から姫路を遠ざける為の嘘
明久「結構効いたな.....居るんでしょ?隠れてないで出てきたら?」

霧島「.....なんであんな事言ったの?」

明久「好きだからだよ」

霧島「じゃあなんで?」
と言っても霧島さんはその言葉が理解できずに怒っていた。明久でも酷い言った事は知ってる。でも明久はそうしなければいけないと思っていた

明久「僕を嫌いにされるため・・・・・かな?」


霧島「・・・何でそんなことするの?」

明久「好きだから。辛い思いはして欲しくない」
昭久は姫路のために自分だけ全部背負って行くつもりである

霧島「でも、吉井の気持ちは?どうなるの?」

明久「僕はいいよ。姫路には僕より良い人がいるはずだから」
本当に他人の事ばかり考えて自分の事を犠牲にしているようだ
霧島「なんで明久はそこまで瑞樹にするの?」
そこまでする明久が霧島には理解できずにいた

明久「惚れた人に幸せになってほしいだけだよ」

霧島「でも、それじゃあ明久が可哀想だよ」
姫路のために自分は身を引くと言う明久が霧島には耐えられなかった様だ
明久「もう誰も泣くところは見たくないんだ」
この言葉に霧島は返す言葉は出なかった。皆の為に自分を犠牲にしてしまうのが吉井だから

明久「それじゃあ・・行くよ」

霧島「逃げるの?」
もちろんリアル鬼ごっこは続いていた・・・

明久「いいや、もう逃げないよ」
明久は逃げることをやめた。

『どーも吉井です。皆僕に用があるようだから今からグラウンドに行くから、首洗って待ってろ!』

相手は軽く100人は居る。もう明久には迷いはない
早くもグラウンドには生徒たちが集まっていた
明久「うわ・・多いな!僕って案外人気者?」
人気ではなく恨みである

明久「待たせたね!みんな!」

雄二「いい度胸じゃねえかぁ!」

明久「雄二とは決着をつけたかったからね」

雄二「いい度胸だ!行くぞ!」

(死ねー吉井)

起動(アウェイクン)
全員『試獣召喚(サモン)ッ!』

明久「補習送りにしてやるーーーー」

全員「死ねーーー吉井」
いよいよ吉井対全生徒の喧嘩が始まった・・・・

キーんコーンカーンコーン

学園長『終了!!!時間切れ。早く帰りなよ、じゃり共!』

全員「何ーーー!」

雄二「図ったな!」

明久「もちろん!勝てるわけないだろ!」

全員「ふざけんなーーー!」

明久「いやーー僕って人気者?」

『今すぐ吉井は学園長室に来るように』

明久「じゃーーね皆♪」

全員「死ねーー」

歯がゆい終わり方で鬼ごっこは終了した。


―2-Fの教室―

fクラス「くそ!絶対許さん」

霧島「・・・雄二、吉井は?」

雄二「明久なら学園長だ」

霧島「そう。瑞樹・・・・どうだった?」

姫路「私、明久君にガッカリしました。あんな人だったなんて」

霧島「・・・姫路、あれが本当の気持ちだと思う?」
全てを知っている霧島はなぜか姫路に聞いた

姫路「そうにきまってます」
姫路はもう明久の事を憎んでさえいるようだ。明久の思惑通りに

雄二「どうしたんだ?姫路は・・」

秀吉「さぁ、さっきからこうなのじゃ」

島田「何言ってるの?アキはそんなに悪い人じゃないわよ」
島田は一応明久の事を信じているようだ。しかし、姫路は・・・・・
姫路「どうせ明久君は私たちをからかってるんです」

霧島「瑞樹、これ以上言わないほうが」
これ以上明久の悪口を言わないように霧島は一生懸命撫でた・・・・が
姫路「明久君なんて私の事」
バチンッ!
続きを言おうしたら霧島がなんと瑞樹をビンタしていた・・・・
霧島は明久の本当の気持ちを知っているから
霧島「それ以上言わないで!」

姫路「翔子ちゃん、何するんですか」

霧島「本当に姫路はあれが明久の本当の気持ちだと思ってるの?」

姫路「当たり前です」

霧島「何で明久を信じてあげないの?」
霧島はどんな思いで姫路をふったか知っているから。どれだけ明久は姫路の事を想ってるのか分かっているから姫路が明久を信じてあげないのに怒っていた

姫路「明久くんなんて信じる価値もありません」

霧島「何でそんなこと言うの?明久がどんな思いで姫路をふったか知ってるの?」
今の姫路の言葉に霧島は我慢の限界に達しただったようだ

姫路「明久くんの事なんてもう知りたくありません。翔子ちゃんこそ明久くんの何が分かるんですか?」

霧島「分かるわよ。どんな思いで姫路をふったのか」
そりゃあ本人から聞いたのだから当たり前である

姫路「へー何ですか?じゃあ教えて下さいよ」
霧島はもうついに姫路の言葉に怒ってしまった

バチンッ!

霧島「教えてあげるよ。明久がどんな思いで姫路をふったのか」

ガラガラッ!

明久「霧島さん。もういいよ」
大事なことを言おうとしたとき偶然明久がやって来た。いや偶然ではなかろう

雄二「明久」

明久「霧島さんありがとう。もういいよ」
と言うなり明久は教室にある吉井の道具を全部バックに入れはじめだ

島田「アキ?どうしたの?」

明久「もういいんだ」

雄二「どういうことだ?明久」

明久「霧島さん、先に行ってて」

霧島「・・・分かった」
ここからはFクラスの問題だ

明久「雄二」

雄二「ナンだ?明久」

明久「雄二。いい加減自分の気持ちに素直になりナよ?霧島さん待ってるから」

雄二「ナンだよ急に」

明久「ムッツリーニ。工藤さん大事にしてあげなよ?」

ムッツリーニ「・・・・どうした」

明久「秀吉」

秀吉「な、なんじゃ?明久」

明久「男って認められるといいね」

雄二「どうした、明久?」

明久「黙ってて!いえるのがこれが最後なんだから!」
そう本当に明久が皆と居るのがこれで最後である・・・
明久「最後に姫路さんと美波・・」

島田「何よ?アキ」

姫路「・・・・・」

明久「元気で」

島田「アキ、どうしたのよ?」

雄二「何があった、明久」

明久「みんな元気でね・・・・バイバイ・・・」

バイバイみんな・・・さようなら・・・楽しかったよ
今までありがとう




雄二「どういうつもりなんだ。いきなり荷物全部持って帰りやがって」

秀吉「まるで最期の言葉のように言ってたのじゃ」
明久は教室を出る前に皆に一言ずつ残した。明久は皆に言わずに皆の前から姿を消した


ムッツリーニ「・・・・・そろそろ行ってくる」
いきなりムッツリーニが立ち上がり教室を出てった

島田「土屋はどこに行ったの?」

雄二「回収だろう」

あれとは今日の隠しカメラと隠し盗聴器の回収である。カメラと盗聴器は校舎内に数多くあり、ある場所は本人しか知らない。

秀吉「相変わらず変わらないのう」

鉄人「ほら座れ!ホームルームはじめるぞ」

雄二「明久とムッツリーニが居ないけどな」

鉄人「吉井なら別にいい」
雄二は鉄人の明久に対する態度にちょっと違和感を感じていた。ここ最近明久にどこか優しいところがあったからである。

鉄人「今日の放課後は大事な用がある為、部活も全部なしでこのHRが終わり次第すぐ帰る様に」

大事な用とは勿論試召戦争。学園長は力を貸すと言っていたがまさか戦争中は学園を関係者(試召戦争参加生徒)以外立ち入り禁止にしてしまった。

鉄人「確かに言ったからな!すぐ帰る様に!」

雄二「どうする?」

秀吉「ムッツリーニを待つかのう」

姫路「明久君なんてだいッ嫌いです!」
さっきから姫路はこんな調子でずっと繰り返していた

鉄人「姫路、あまり明久の事責めるな」
なんと鉄人があの明久をかばった!そのとこに皆がびっくりしていた。

「なんと鉄人が明久をかばっただと!!」

「なにがあったんだ?一体」

鉄人「姫路。お前が吉井に何をされたか知らないがお前が吉井を信じてあげなくてどうするんだ?」
鉄人は明久の事情を知っている。だからだろう・・・

姫路「でも明久君は!」

鉄人「今までにお前にしてくれた事まで否定するのか?」

姫路「そ、それは・・・・」
さすがに姫路は返せなかった。明久が今まで自分にしてくれたこと。確かにうれしかったからだ。

姫路「でも、明久君は私を・・・私を」
姫路は大好きな明久に裏切られた気持ちがあふれていた

ムッツリーニ「・・・・・それは違うと思う」

姫路「どういうことですか?」
ムッツリーニの盗聴器は屋上にもあったのだ

ムッツリーニ「・・・・・これを聴けば分かる」
姫路と明久の会話が録音されたICレコード。そしてそのあとの吉井の本意も・・・・

雄二「よく分からんが聴くか」


『彼女より自分の命が大事だから』
『・・・・え?』
『ほら、姉さんん僕が女の子と親しくしてるの禁止しているでしょ?だから彼女ができたってばれたらもう生きていけないよ!ハハハハッ』
『私と玲さんどっちが大事なんですか?』
『姉さんかな?やっぱり家族だし、姉さんは』
『もういいです。明久君は自分の事しか考えてないんですね!』
『そうだよ。自分の命が一番大事だから』

ムッツリーニ「・・・これが明久の答え」

島田「何よ!あいつ!まさか!ウチのこともこう思ってるの?」

ムッツリーニ「・・・・・・・待て。これを聴いてからにしろ」
ここから先は本当の明久の気持ちが録音されている。

『なんであんな事言ったの?』
雄二「何で翔子が明久と話してるんだ?」

ムッツリーニ「・・・・・雄二、うるさい」

鉄人「さっさと帰らんかあ!!」 『好きだからだよ』
『姫路さんにはつらい思いをされたくないからね』

この一言は鉄人の声のせいで2人には聞こえなった

雄二「姫路。明久の事信じてやってくれ」

姫路「何を言ってるんですか?」

鉄人「帰れ!といったのが聞えんのか!」

全員「はい」

鉄人「これ没収だ!」
没収されたのは明久の本音が入ってるICレコードである。

秀吉「待ってくれ先生、せめて姫路に聞かせてやってくれんかのう」

鉄人「無理だ!」

雄二「明久はどこにいる」

鉄人「帰ったんじゃないのか?」
雄二たちは結局最後まで知らされることなく帰っていた

その頃学園長室では

学園長「本当にするのかい?」

明久「ここまできたらもう引き返せませんよ」


学園長「じゃあ始めるかい?最後の試験召喚戦争」

全員『はい』


高橋「それではこれより2-Aクラス対2-Fクラス吉井明久の特別試験召喚戦争を始めます」
これで明久最後の試験召喚戦争が始まった。
試験召喚戦争の詳細
使用教科 総合得点
特別ルール サドンデス(回復試験なし)
明久の勝利の場合 AクラスとFクラスの合併で設備はAクラス
Aクラスの場合  特になし
制限時間 なし 
 

 
後書き
感想まってマース 

 

14,5限目 脅威のおみくじ

 
前書き
感想、意見、アドバイスなんでもお願いします

では第28話始めマース 

 
いよいよ試験召喚戦争が始まった。が、吉井は逃げて(戦略的撤退)いた。作戦を考えながら、しかし。いくら考えても思いつかない。吉井はバカだから。到底思いつくはずもなかった

吉井「とりあえず隠れるしかないか」
結局吉井は隠れることにした。そして吉井は作戦を考えていた。が思いつかないのであのことを考えていた。

あの事とは、先月の祭りである。まだ明久の帰国も決定していないときである

吉井「ねぇ、今度祭りが近所であるんだけど皆で行かない?」
今度といっても明日だが、明久は誘ってみた

坂本「いいな。祭りか・・行くか?ムッツリーニ?」

ムッツリーニ「・・・輸血パックは準備しておく」
土屋にとって輸血パックは必需品。病院ではムッツリーニは立派な常連患者である

吉井「秀吉も来るよね?」
明久の目的は秀吉の浴衣姿
秀吉「いいのぅ。いこうかのう」

坂本「明久、翔子も誘っていいか?」
なんとあの雄二が霧島さんを誘うなんて・・・・

明久「雄二、やっと正直になったんだね?」
とてもめでたいことである。

坂本「考えてみろ。後でばれて処刑されるより先に誘ったほうが身のためだ」
雄二は自分の身を守るために翔子を誘うのだ・・・

吉井「大変だね雄二」
ビクッ!!後ろから膨大な殺気が飛んできった!

吉井「畳返し!!」
と畳にナイフ、コンパス、シャーペンが突き刺さった。

吉井「全く、口より先に手が出るなんて。怖いよ、全く!」
FFF団は妬みで吉井を殺す気なのだ!

とそこに
島田「おはよう、アキ」
姫路「おはようございます。明久君♪」

二人が来たところで吉井は二人に祭りの事を説明。すると島田は困った顔をしていた
吉井「どうしたの?美波?」

島田「ウチ、日本の祭りは初めてだから何を着ていけばいいか」
そう島田は帰国子女で日本の祭りは始めてである

姫路「じゃあ今日私と浴衣買いに行きませんか?私も買いたいので」

島田「いいの?ありがとう瑞樹」

吉井「じゃあみんな明日ね!」


そして祭り当日

吉井「皆集まったね?」
吉井の言うとおり周りには皆居た。それも女子は浴衣で・・・
ムッツリーニはもう輸血していた。

秀吉「にしても、人多いのう。それほど人気なのか?」
秀吉の言う通り吉井たちは祭りの入り口に居るのにもう沢山の人で溢れていた
吉井「ここは恋愛成就のお守りと恋愛おみくじが有名だからね」
というと女子3人が飛びついてきた

三人「なに、それ!」
ものすごい形相で明久に聞いてきた

明久が言うにはこうだ
【恋愛成就のお守り】は、片思いの場合は両想いになれるだろう。両思いの場合はもっと愛が深まる
【恋愛おみくじ】は、噂では、どうすれば結ばれるか、いつか、そういうのが書いてあるらしい
だからこの祭りにはリア充のカップルと非リア充が多く来ているのである

三人「どこに売ってるの?」
相変わらず形相が恐ろしい

吉井「境内に売ってるけど、一人で行かないほうが・・・・」
といいかけたが3人はもう行ってしまった

坂本「何で行かないほうがいいんだ?」

吉井「ここは絶対逸れるからね。一人だとなおさらね」
と言った途端吉井たちの目の前に大勢の人が埋め尽くして雄二たちと逸れてしまった

吉井「だからいったじゃないか!」
と言っていたら吉井の前に見覚えのある手があったのでとっさに掴んだ

吉井「大丈夫?・・・・ムッツリーニ?」

ムッツリーニ「・・・・・明久か、完全に逸れたな」
周りに誰も居ない。見渡す限り

吉井「だからいったのに!皆は!!」
といったらまた大勢の人がやってきてムッツリーニと別れた

吉井「こんどは誰だ!・・・・ってひ、姫路さん?」

姫路「明久君!」
なんとそこには先に行ったはずの姫路さんがいた。

吉井「なんでここに居るの?先にいったはずじゃないの?」

聞くにはあの大勢の行列で二人とはぐれてしまって迷っていたようだ。

吉井「最後まで話聞いてくれていれば、こんなことには。僕の手離さないでよ!」

姫路「は、はい」
姫路がいつもより顔が赤かったのに明久は気がつかなかった

しばらくしていると境内に何とか着いて、雄二たちを探すのが面倒だったので本部で迷子としてアナウンスで呼んでもらった。

それから数分後

雄二「明久!何してくれてるんだ!」
秀吉「いくらなんでもひどいぞ!」
と皆から罵声を浴びたがとりあえず全員集まった。

そして皆(女子)はお守りとおみくじ
男子は雄二が恥ずかしながら引いていた。

雄二「ウガッ!!!最低だ」
雄二のおみくじには『今一番近くに居る人は運命の人なので大事にしましょう』
つまり一番近くに居る人とは霧島さんのことであり、霧島さんが運命の人であるということである

吉井「皆どうだった?」

姫路「内緒です」
島田「ぜ、絶対教えないんだから」
霧島「今一番近くに居る人は運命の人なので大事にしましょう」
姫路は満面の笑みで、美波はなんか不機嫌だった。そして霧島さんと雄二のおみくじの内容が全く同じだった。

姫路「明久君たちはどうだったんですか?」

ムッツリーニ「・・・・普通」
秀吉「放っておいてほしいのじゃ」
雄二「絶対にいわねえ」
吉井「雄二のは霧島さんと同じだよ」

姫路「明久君は?」

吉井「僕も・・・普通だよ」

それから祭りをいっぱい楽しんだ僕たちは近くの公園でだべっていた

坂本「とんでもない一日だった」
雄二はおみくじのことを言っているのだ。おみくじの結果から考えて霧島さんの行動が激化するのは目に見えている。

秀吉「まぁでも楽しかったではないか」

吉井「みんな、これからもずっと友達だよね?」

雄二「どうした明久?」
急に明久がおかしなことをいったので皆驚いた

吉井「いや、ちょっと気になっただけ」

姫路「大丈夫ですよ私はずっと明久君とは友達ですよ」
それはそれで悲しいがうれしかった

雄二「じゃあ、明日も学校あるからここら辺にするか」

吉井「そうだね。じゃあね皆」


吉井「大丈夫・・・だよね?・・ないよね?」
明久のおみくじには『貴方は近い未来、大きな選択を強いられるでしょう』


そして今。おみくじのとおりになっているのである

 
 

 
後書き
今回はナレーションを中心にして作ってみました。
意見・感想・アドバイス・お願いします 

 

15限目 吉井始動!!!

 
前書き
いよいよ最終章いきまーす。

では第29話はじめマース 

 
先月のことを思いだしながら吉井は隠れ(自称;戦略的撤退)していた。

吉井「いざ、始まったけど・・・・どうしようかなぁ?」
いざ始まったがまさかの怖気づいてしまった。

吉井の総戦力221,150点 Aクラスの総戦力225,540点
吉井「・・・よし!こうなったら特攻だ」
結局作戦は見つからなかった

生徒A「見つけたぞ吉井!覚悟!」
と言うなり吉井の周りに三人に囲まれた

吉井「ちょうどいい。三人まとめて補修室に送ってやる!『試獣召喚(サモン)っ!』」

生徒三人「それはこっちのセリフだ!『試獣召喚(サモン)っ!』」
今回の試験召喚勝負が始まった

吉井5538vs生徒三人4867点&4632点&4698点
生徒A「吉井が5000点越えだと!」
まぁ、驚くのは当たり前だろう。吉井いつもはせいぜい500ぐらいで学年最下位の成績。それがいつもの10倍で学年首位の成績である。吉井の得点は5538点×40の得点だが、それでは。不平等のため5538なのである。

吉井「かかってこい!こないら僕から行くよ!」
吉井の召喚獣が敵に向かっていった

生徒「「「死ねーー吉井!!!!」」」
3人同時に襲いかかっていった。

吉井「3人なら当たらないね」
一人が振りかざした太刀を最小限の動きで避け、その召喚獣の胴を一刀両断し、もう一匹の召喚獣にむけて蹴り飛ばし、一気に2匹の召喚獣を倒した。

生徒A「くそ、覚悟!吉井!」
と言いながら双剣を振りかざしてきた。

吉井「思ったんだけど。君たち3人って捨て駒かな?」
と言ったとたん相手がすごい形相で襲っていった。図星だったようだ。同時に振りかざされた双剣を剣で受け止める。

吉井「くっ!腕が!」
吉井は《観察処分者》のため召喚獣のダメージがフィートバックのため、吉井にも食らうのだ。受け止めたダメージが凄かったのである。そのまま敵は吉井の召喚獣に双剣に襲いかかって行った。
生徒A「ちょこまかしやがって!」
一撃でも食らえばひとたまりもないだろう。吉井はいつも以上に集中して操っていた。そして吉井は相手の召喚獣の双剣を弾き飛ばしとどめをさした

吉井5538vs生徒3人LOSE
鉄人「戦死者は補習!!!」
どこともなく鉄人が神出鬼没で現れた
生徒3人「地獄だ!いやだ!!!」

鉄人「地獄とはなんだ!!」
約束ごとである


と順調に事は進み、だいたい半分くらいにまで減っていた。だがさすがの連戦に加え、いつも以上に集中してるため消耗も激しかった。

吉井の総戦力198,150点 Aクラスの総戦力112,770点
さすがの吉井も食らったのだろう。でも吉井も相手の戦力を半分くらい奪っていた

吉井「これなら、案外いけるかも」
と吉井は馬鹿な事を考えていた。一方Aクラスでは不穏な会話が行われていた


霧島「さすが、吉井。手ごわい」

愛子「どうするの?代表?」

霧島「優子、あの件はどうなってる?」
なんとも吉井にとって不穏な会話が行われている

優子「順調よ。代表!」

霧島「ありがと、優子」
さすがAクラス。作戦に抜かりはない。霧島は吉井の戦力を考えて作戦を立てていたのある。
霧島「電話して。作戦開始」

優子「わかったわ。代表」
何やら作戦が開始されるようだ。どっちにしろ吉井にとってよくない方向に行くのは間違いないだろう
 
 

 
後書き
感想。意見。アドバイス。評価。待ってマース 

 

16限目 霧島の作戦とは・・・・

 
前書き
一応言っておきますが、これが終わってもまだ第一章なので
そこのところよろしくお願いします

では第30話始めマース 

 
吉井はAクラスの不穏な会話なんて事は知らずに調子に乗っていた。Aクラスの会話は恐らく吉井にとってあまりよくないだろう
学園長「今。どんな状況だい?」

高橋「今Aクラスの戦力が半分にまで削られて今のところ吉井が優勢でしょう」

学園長「やるねぇ、あのバカも」

高橋「はい、しかしAクラスがこのまま何もしないとは思えませんが・・・・」

教師たちもこの試験召喚戦争は興味があるようだ。この試験召喚戦争がどっちの結果になるにしろ
明日から学園は少なからず平穏になるだろう。吉井が居なくなって喜ぶ教師も居るだろう。だが一部の教師は分からない。なぜなら吉井は≪観察処分者≫だからである



吉井「ふーーー。随分倒したけどだいたい半分くらいまで減ったかな?」
試験召喚戦争が始まって既に2時間が経過していた。Aクラスの勢力は半分にまで減り、吉井の戦力は減って残り198,150残っている。さすがの観察処分者の吉井でもかすかにかすったりしてダメージを負ったのだろう。

といきなり後ろから
愛子「吉井君。見つけてよ!」
後ろには工藤愛子率いるAクラス10人が陣取っていた

吉井「工藤さん!やっと来たね」

愛子「残念だけど、少し時間稼がせてもらうよ」

吉井「霧島さんは何を企んでいるのかな?」

愛子「それは教えられないな!いくよ!吉井君!『試獣召喚(サモン)』ッ!」

吉井「望むところだ!『試獣召喚(サモン)』ッ!」

それが霧島の作戦にまんまとはまってしまったなんて吉井は気づいていなかった

吉井5538点VSAクラス10人56080点
点差は吉井の10倍以上

ヤバイな、さすがに使うか?今使うか

吉井『試獣融合(ユニオン)
すると吉井の精神が召喚獣の中に入り吉井の本体(からだ)は倒れこんだ。まさに仮面ライダーダ○ルのフ○○ップのような状況だろ
召喚獣に変化はさほどなく、唯一扱いやすくなっただけろう。

愛子「いくよ!吉井君」
吉井(召喚獣)を囲んで一斉に襲ってきた。

半分の召喚獣が同時に斬りかかってきた。吉井(召喚獣)はそれを飛んでかわすと、それを読んでいたかのようにそこに残り半分の槍が吉井を突いてきた。
吉井「くそ!。脇腹が!」
よけきれずに一本の槍が召喚獣の脇腹に軽く刺さった。しかしすぐに、今までにない速さで槍部隊の三人の槍を弾き飛ばし胴、頭、胴と斬り倒した。
操作してみるといつもの召喚獣を操作するより操作しやすくなっている。しかし痛みはいつもより痛い。なぜならフィートバックといっても何割くらいしか食らわないからだ。しかし今回は100%で食らうからである。

愛子「やるねぇ。吉井君、でもまだやられるわけには行かないよ」
全員で吉井に襲い掛かっていった。吉井は振りかざされた大剣を木刀で受け流し、後ろから襲ってきた槍は飛んでかわす。受け流してはかわすがずっと行われた。まさに工藤の作戦通り時間稼ぎにさせていた。すると、一瞬の隙をついた吉井が一気に4人の召喚獣を蹴り斬り飛ばし倒した。

吉井「はぁはぁ」
学園長の言うとおりユニオンは召喚者に負担が大きいらしい。吉井は結構疲れていた。しかし相手も既に10人から3人までにへっていた。それを確認した吉井は三人なら大丈夫と確認したのか解除した
吉井「『試獣融合(ユニオン)』解除」

愛子「どうしたのかなぁ?吉井君?まさかもうつかれちゃったのかなぁ?」

吉井「うるさいな」
といいながらも図星だった。吉井の戦力は5538から4858にまで減っていた。残り三人とはいえ少し押されていた。
吉井「三人くらい楽勝だよ」

愛子「残念だけど三人じゃないんだな」
すると吉井の周りに軽く80人くらいの人数が既に吉井の周りを囲んでいた
それはなんとDクラスとEクラスである

吉井「ナンだと!何でDクラスとEクラスがいるんだ!」

愛子「ルールに援軍は駄目ってなかったよね?」
これは霧島さんの作戦だろう。相変わらずエグイ人だ。これで形勢は一気に逆になった。

吉井「上等だよ!『試獣融合(ユニオン)』ッ!」 
 

 
後書き
感想。二章のリクエストなど何でも待ってます 

 

17限目 吉井大ピンチ!?

 
前書き
もうすぐ第一章終わりますが二章があるのでよろしくお願いします


では第31話始めマース 

 
試験召喚戦争の状況は大きく変わっていた。なんとAクラスの援軍にDクラスとEクラスがやってきたのだ。既に吉井は『試獣融合(ユニオン)』で消耗が激しいのに、まさに絶対絶命である。しかし吉井は諦めていなかった。

吉井「工藤さん、このくらいで僕を止められるとでも思ってるの?」

工藤「できると思っているよ」

吉井「ははは、僕をなめないでくれるかな?」
といいながらも吉井一人に対してAクラス3人&Dクラス40人&Eクラス40人の形勢逆転である

吉井「DクラスとEクラスなんて所詮Fクラスと大差変わらないよ。大勢居たところで意味ないね」

Dクラス&Eクラス「ナンだと!『試獣召喚(サモン)』っ!」
いよいよ吉井VS80人の戦争といいがたい理不尽な戦争が始まった。

吉井「皆まとめて補習送りにしてやる!」

最初にEクラスが吉井に総攻撃を全方向から仕掛けた。逃げ場を作らないように襲って来たのは恐らく霧島の作戦だろう。すると吉井は前方にいる召喚獣を3匹まとめてなぎ倒しそこから皆からの攻撃をうまくよけた。
鉄人「戦死者は補習!!」

Eクラス3人「いやだ!!!」
そして吉井は相手の着地と同時に逆にEクラスに襲い掛かって行った。Eクラスは反撃に出るが、その攻撃はよけられ、弾かれ、受け流されてなかなか吉井に攻撃を食らわせられない。それもそうだろう。今日の吉井は『試獣融合(ユニオン)』で機動力が大幅に増加し、さらにいつも以上に集中してるため、40人の攻撃など悠々とかわしてしまう。
EクラスA「ちょこましやがって」
Eクラスは基本的に体育系のため召喚獣の扱いはいいもののやはり吉井には敵わないようだ

吉井「あれれ?どうしたのかな?来ないならぼくから行くよ?」
吉井はいきなり、目にも見えない速さでEクラスを襲っていった。そしてその速さのまま敵の召喚獣をどんどん斬り倒して行く。これはムッツリーニの『加速』よりも速く鋭かった

工藤「やるね!吉井君。でも負けないよ!」
といったものの敵は速すぎて吉井を見つけられなかった。そして何匹も斬って蹴って殴ってとうとうEクラスを全滅した。

吉井「はぁはぁはぁ。どんなもんだい!」
さすがに長時間の『試獣融合(ユニオン)』は激しく吉井を消耗させていた。

美春「Eクラスの皆さん、どうもありがとう。この豚野郎を殺すのはこの私です」

吉井「そっか。Dクラスもいたのか。Dクラスならいいか『試獣融合(ユニオン)』解除」
なんとEクラスより高いDクラスに対し、解除してしまったのだ。
なぜなら、AクラスからFクラスの中で一番召喚獣の操縦になれていないからである
吉井「皆なんてなくても倒せるからね。悪いけどかまってる時間はないんだ。終わらせてもらうよ」

美春「ふざけないでください。皆さん。殺してしまいなさい」
一番威勢がよかったが・・・10分もしないうちに全滅してしまった。ついでに残りの3人も。
なんと吉井はEクラスとDクラスと戦ったが無傷で倒してしまった

鉄人「戦死者は補習!!!」

Dクラス「地獄だーーー!!」
約束ごとである

吉井はなんとか窮地を乗り越え安心していた。だが、霧島の作戦は終わってなかった。
本当のピンチはこれからである

 
 

 
後書き
感想、意見、アドバイス。お願いします 

 

18限目 吉井に勝機はあるのか?

 
前書き
今回は書くことがないので

このまま第32話始めまーす 

 
前回の戦闘で吉井はほぼ無傷でAクラスの3人とEクラスとDクラスを倒したものの『試獣融合(ユニオン)』を多用したため体力が大幅に減少してしまった。Aクラスの戦力はもうあと4,5人だろうが霧島のことである。まだ恐らくなんかあるだろう。
そのころ雄二たちは

雄二「何か収穫はあったか?ムッツリーニ?」

ムッツリーニ「・・・・ない。なぜだ!」
今日は明久のリアル鬼ごっこの隙をついてムッツリーニは奮発して全校舎に監視カメラを仕掛けたのに何も収穫がなかったことが相当悔しかったようだ。

秀吉「そういえば、盗聴器はどうしたのじゃ?」

ムッツリーニ「!!・・・しまった。回収し損ねた」
なんと情報管理に関しては完璧なムッツリーニが珍しくミスをしたのだ。これが、明久にとって吉と出るか凶と出るかはのちにわかるだろう。

そして明久は・・・
DクラスとEクラスを倒して激しく消耗したため、休憩をとっていた。

吉井「まったく、この『試獣融合(ユニオン)』は確かに強いけど、その分すっごい疲れる。確かに負担が大きいって言ってたけどさ!あのばばぁ長!でかすぎるでしょ」
いわれのない怒りをどこにぶつけていいか分からずにいた

Prrrrr
吉井「はい。母さん!どうしたの?あー、うん、わかった。」
内容は今は控えよう。ただし、明久には悪い知らせらしい
吉井「そっか。まずいな、それは、何とかしないと」

吉井「Aクラスはあと4,5人だと思うし、僕もまだ30人分あるから、このまま突っ込むか?
いや。霧島さんことだ!何かあるに違いない」

小山「そのとおり!よくわかったわね」
なんとそこにはCクラスがクラス全員居たのである。Cクラスの平均は3500以上だろう。
単純に計算しても明久のほうが有利だろう。
吉井「Cクラス?まさか、CクラスまでAクラスの援軍だったの?」

小山「そのとおりよ!あなたにはいろいろと借りがあるからね。今までの借りを返させ貰うわよ」

吉井「今この状況で来られるのが一番困るんだけどな」
今一番体力を消耗しているため一番やばいのだ

小山「これも霧島さんの作戦よ」
やはり霧島さんの作戦なのだろう。侮れない

吉井「こうなったらやってやる『試獣召喚(サモン)』ッ!」

小山「いくわよ!『試獣召喚(サモン)』ッ!」
吉井は『試獣融合(ユニオン)』は使わないらしい。というか使えないのだろう

吉井「かかってこいやぁ!全員補習室送りにしてやる!」
いよいよ状況が最悪の中Cクラスとの試召戦争が始まった
今回は決着を早く着けるために吉井は特攻しに行った。Cクラスはそれを待っていたかのように待っていた。吉井は相手を沢山補習送りにしているが、さすがに疲れがたまっているのだろう。いつものキレがなく、逆に返り討ちにされていた。
吉井「くそぉ!ぐはぁっ」
相手に背中、頭、脇腹を斬られ、苦しんでいた。しかしここで明久は負けるわけにはいかなかった

吉井『二重召喚(ダブル)っ!』
そして明久の召喚獣がもう一匹現れ一気にCクラスとの試召戦争のけりをつけた。早く終わったものの戦力が大幅に削れ半分にまで減ってしまった。
このままでは明久に悪い状況が続けばおそらく明久に勝機はないだろう
 
 

 
後書き
感想。意見。アドバイス。何でもいいのでよろしくお願いします 

 

19限目 助っ人登場

 
前書き
この章は少し重かった気がするので二章は面白みを中心に頑張りマース

では第33話始めマース 

 
吉井とAクラスの極秘試験召喚戦争が始まって3時間がたっていた。吉井の総戦力は5538点×15人分にまで減少し、Aクラスの総戦力は40人から10人分にまで減っていた。数字だけみると吉井が優勢に見えるが、霧島はC、D、Eクラスに援軍を求めていた。それに吉井は『試獣融合(ユニオン)』のせいで体力を大幅に消耗していた。

吉井「はぁはぁはぁ。霧島さん!やってくれるね」

根本「おやおや。随分お疲れのようだね?」
Bクラス代表の根本である。Bクラスにも協力を要請していたようだ

吉井「やっぱり来たか」

根本「バカでもそのくらい分かるか」

吉井「ふっ。ほっとけ」
簡単なことだ。二学年の中で一番自分に恨みがあるであろう根本がこのチャンスを逃すはずがないと思ったのだろう
根本「可哀相だな、お前」

吉井「何が?」
いきなり意味の分からない事を言われてびっくりしていた

吉井「どういう意味だよ!」

根本「だってよ。お前一人で頑張っているのに、お前のクラスメイトは人間のクズだな?」

吉井「皆には秘密なんだよ」

根本「本当にお前のクラスメイトはくずだな!あ、お前のクラスだもんな!」
なんと理由をつけて吉井のクラスメイトをバカにし始めた

吉井「ふざけるな!分かってるよ俺みたいなバカが誰かのために頑張っても意味ないって。全くバカだよね?一人でAクラスに勝とうなんて。でもさ皆は関係ないでしょ!確かに僕は学園1のバカだ、だからってなぁ。同じクラスの人をバカにしていいはずじゃあないだろ!たとえバカなFクラスでもな!」
吉井「人間のくずはお前だ!『試獣召喚(サモン)』ッ!」
いよいよ怒りの吉井と人間のクズの根本率いるBクラスの試戦争が始まった。

吉井『試獣融合(ユニオン)
体力は関係なしでぶっ倒したいらしい

根本「全員退避!」
なんと立ち向かわずに全員一気に吉井から逃げてった

吉井「どうしたのかな?さっきの威勢は?」

根本「後で分かるさ」
といいつつも吉井は確実に一人ずつ倒していった。吉井が勝っていると思っていたが

吉井「ぐはぁ!」
急に攻撃もくらってないのにダメージを負った。

吉井「ナンなんだ?ぐはぁ!まただ」

根本「なに簡単な事さ。お前の体に攻撃をしてるのさ」
といわれ吉井は自分の体を見ると、逃げていた召喚獣が吉井の体を攻撃していた

吉井「な、何で?皆の召喚獣は触れないはず!」
そう、召喚獣は触れないはずだ。吉井以外は
根本「ちょっと設定を変えたのさ」

吉井「人間のくずはお前のほうだ!ぐはぁ!」
体を攻撃されて戦力も削られていた

根本「止めを刺せ!!」
と一気に吉井の体の周りに召喚獣が集まってきた

吉井「くそ!させるか!」
戻ろうとすると吉井の前に残りの召喚獣が阻んでいる
吉井の体にとどめをさしに行った。そしてそこに居る全員が武器を振り上げて振り下ろし、とどめをさした・・・・・・・・・・・・と思ったとき吉井の体の前に三匹の召喚獣が現れ吉井の体を守った。その召喚獣は見覚えがあった

雄二「おい!明久!何してんだ!」
秀吉「危なかったのう」
ムッツリーニ「・・・ギリギリセーフ」
なんと先に帰ったはずの三人がいたのだ。もう会えないと思っていたのに会えたことが吉井には嬉しかった。
吉井「みんな!」

雄二「模擬でもBクラスに負けてんじゃねぇ」
これがさすがに吉井との最後の試召戦争だとは知らない。
秀吉「頑張っていくのじゃぞ」

吉井「うん。ありがと」

雄二「作戦はねぇ!行くぞ!明久!」

吉井「うん!行くよ!根本君」

そして形勢は一気に逆転し決着が着いた

雄二「さて、状況を説明しろ!」

明久「一人での模擬召喚戦争」

雄二「まだ居るのか?」

生徒D「吉井覚悟!!」
Aクラス6人がやってきた
雄二「いけるか?明久?」

吉井「もちろん!いこう!」

そして残りの総戦力
吉井5538×3人分  Aクラス残り4人 
 

 
後書き
感想。意見。二章のリクエストまってマース 

 

20限目 最後の試験召喚戦争

 
前書き
いよいよクライマックスです

よろしくお願いします 

 
2時間ほどの試験召喚戦争でBクラス~Eクラスを倒して残りが霧島翔子、木下優子、工藤愛子、久保利光おの四人である。そして吉井には坂本、木下秀吉、土屋康太がいる

雄二「さて、詳しい事話してもらおうか」

明久「何のことかな?」
まさか雄二たちにばれたのかな?
雄二「何で一人で模擬試召戦争してんだ?」
どうやら本当に模擬試召戦争と思っているようだ
明久「うーん。試召戦争の練習かな?」

雄二「後は誰だ?」

明久「後は霧島さんと木下さんと工藤さんと久保君だよ」

雄二「じゃあさっさと片付けて帰るか」


Aクラスの教室

明久「お待たせ霧島さん」

霧島「どうだった?私たちからの送別会は?」

明久「送別会って、もう疲れたよ」
そのはずである。戦争の前は全生徒から追われるはその後は全クラスと一人で試召戦争するは
霧島「お疲れ。で、雄二たちはどうするの?」
しまった!雄二たちがいたんだ!
雄二「明久。どういう事だ?送別会って」

秀吉「教えてくれぬか?悩みなら聞くぞ」

ムッツリーニ「・・・・・・・・・同感」

明久「大丈夫だよ。本当に」
最後まで言わないのだ。そう決めたんだ

明久「それより最後はじめよ」

霧島「わかった。吉井、覚悟」

明久「行くよ!『試獣召喚(サモン)っ!』」
吉井最後の試験召喚戦争が始まった

その前に・・・

雄二「どうする明久?」

明久「ごめんね、みんな」
その時・・・・・
ドスッ!!
雄二「なっ!!なにしてんだ?明久」
なんと味方である雄二、秀吉、土屋を倒してしまった
鉄人「戦死者は補習!!!」

雄二「どういうつもりだ明久!!」

秀吉「どういうつもりなのじゃ」

明久「ごめんね。でもこうするしかないんだ」

ムッツリーニ「・・・意味不明」

明久「最後に会えてよかったよ皆」

秀吉「最後ってどういう意味じゃ!」

鉄人「これでいいのか?吉井?」

明久「雄二たち、姫路さんと美波をお願いね」

雄二「どっか行かないよな?お前!」

明久「バイバイ!鉄人先生行って!」
そして鉄人は三人を補習室に送ってしまった

工藤「いいの?これで」

明久「これ以上一緒に居たら泣きそうだったから」

久保「未練はないのかい?吉井君」

明久「ないよ。じゃあやろうか!最後の試験召喚戦争!」

霧島「分かった」
これで本当の吉井最後の試験召喚戦争が始まった

明久「Fクラス吉井明久Aクラスに試験召喚戦争を申し込みます」

高橋「承認します」

全員『試獣召喚(サモン)』っ!

明久「行くよ!みんな」
自然と涙はなかった。笑顔でいっぱいだった

明久「皆ありがとう、さようなら」
 
 

 
後書き
次がこの章の最終回です。
でもこの話は続きます(笑) 

 

21限目 必ず戻ってくるから

 
前書き
少し長くなると思いますがよろしくお願いします 

 
試験召喚戦争から一晩たった翌日

高橋「...というのが昨日の試験召喚戦争の結果です」

学園長「そうかい、ごくろうだったね」

高橋「でも、本当によろしいんですか?AクラスとFクラスの併合+設備はAクラスというのは」

学園長「あいつの最後の頼みだったしね、それに目標を失ったFクラスが見たかったしね」

高橋「にしても吉井が居なくなると少し寂しくなりますね」

学園長「そうだねぇ。しょうがないよ」

高橋「それでは時間ですので」



試験召喚戦争から一日たった翌日。文月学園はいつもどおりの日常だった。
AクラスとFクラス以外は・・・・

雄二「よぉ。吉井はまだ来てないのか?」
恐らく昨日の事をまだ怒っているのだろう。雄二たちは昨日の試験召喚戦争で味方に明久についたのにその明久に倒されてしまったのである。

秀吉「まだ来ておらんが、雄二よぉ、根をもちすぎじゃ」

雄二「でもあれはないだろう」

ムッツリーニ「・・・・同感」

Fクラスではいつもの日常だった。まだ

FFF団「これより被告吉井明久の異端審問会を行う。被告吉井は・・・・・どこだ?」
またいつものようにFFF団は吉井の異端審問会を行おうとしていた。だが吉井が居なければ始まらないのに

須川「吉井はどこだ?」
何をしたか知らないが何かしら須川を怒らせたのだろう

鉄人「こらぁぁ!なぜ貴様らがここにいるんだ!お前らの教室はAクラスだろうが!」

雄二「はぁ?」
さすがの雄二もいきなり意味不明なことを言われ対処できていない

島田「どういうことですか?西村先生」
たった今来た島田が当たり前の質問が出た

鉄人「いいからお前らはこれからAクラスの教室がお前らの教室だ!!!!」
いきなり突然なことを言われ、何も分からないまま雄二たちは言われるままAクラスに行った

霧島「いらっしゃい。雄二。」

雄二「翔子、一言言っておくが、、、ここは学校だからな」

霧島「うん、分かってる」

雄二「どうした?翔子?」
いつもならもっと来るであろう霧島がおとなしいことに雄二は少し違和感を覚えた

工藤「ねぇ、吉井君・・・は?」

秀吉「今日はまた見てないがのう」
それを聞くと霧島たちは暗い顔をした

愛子「本当に行ったのかなぁ?代表?」

霧島「愛子。それはまだ言ったダメ」
吉井は霧島に「僕が発つまで絶対言わないで」と言われていたのだ。でも今、吉井の言ったことが本当だと知ったらしい。
雄二「明久がどうしたって?」

霧島「なんでもない」

そして吉井が居ないまま今日が始まった。吉井にはもう会えないということは雄二たちは知らずに・・・

鉄人「いいんですか?学園長?」

学園長「何がだい?西村先生?」

鉄人「吉井の見送りですよ。行かなくていいんですか?」

学園長「何で行かないといけないんだい!お断りだね!」

吉井「僕もお断りですよ!!」
なんとそこには居ないはずの吉井が学園長室に居たのである

鉄人「吉井!!!」

吉井「最後に挨拶に来ちゃいけないんですか?」

学園長「ほぉ、あんたにも常識はあったのか?」

吉井「来ないほうがよかったですよ」

学園長「坂本たちに会わないのか?」

吉井「はい、今あったら行けなくなっちゃいます」
吉井はもう皆には会わないつもりなのだろう。だから霧島に「僕が発つ時間に」といったのだろう
最後の最後まで自分を犠牲にして姫路を思ってのことだろう。

鉄人「これ(ICレコード)はどうすればいいんだ?」

吉井「霧島さんに渡してください。では行きます。今までありがとうございました」

これでもう吉井は文月学園に来ることはないだろう。そして皆に会うことも。吉井は学園を出る前に皆が居るAクラスに寄っていた。最後一目だけでも皆を見るために・・・
吉井「ばいばい」
皆に聞こえない小さい声でさよならを言って吉井はその場を去っていった。だがムッツリーニには聞かれていたようだ

がらっ!!

ムッツリーニ「・・・・吉井!!」
声を聞くなり教室を飛び出していった。それに伴い霧島、工藤、愛子、が授業中にもかかわらず教室を飛び出していった

10分後
霧島たちが諦めて帰ってきた。結局吉井は見つけられなかったようだ

雄二「どうした?ムッツリーニ?」

ムッツリーニ「吉井がそこに居て『バイバイ』っていってた」
すると愛子が泣き出した。
愛子「代表!もう言おうよ!このままじゃ吉井がかわいそうだよ!」

霧島も目が少し潤っていた。一番我慢してるのは霧島だからだ。早く姫路の吉井の勘違いを指摘したいが、吉井に止められている。そして何より友達が外国に行ってしまうのに行けないことだろう
でも、本当は今すぐにでも姫路に言って勘違いを直して吉井が発つ前に会いたいのだ。その友達の最後のお願いだから破るわけにはいかなかった。

霧島「ダメ、、だよ、、吉井との最後の約束、、だから」

そして時間が流れ吉井の出国時間の午後2時まで残り二時間を迎えていた
優子「代表、もう言っても、、いんじゃあ」

霧島「まだ、、時間じゃないよ、、、」
最後まで霧島は吉井との約束を懸命を守っていた。すると


Prrrrr

霧島「もしもし。はい、吉井!!」
なんと電話相手は吉井である。
吉井『霧島さん?ごめんね。こんな事頼んじゃって』

霧島「私、、、もう限界、、だよ」

吉井『ごねんね。無理させちゃって』

霧島「ううん、大丈夫。で、どうしたの?」

吉井『いや、特にないけど霧島さんにお礼を言いたかった』

霧島「皆と話す?」

吉井『いやいいよ、でもスピーカにしてくれる?』

そして吉井は皆の声を誰にも気づかれずに聞いていた。もう声も顔も見れないから。しっかり覚えていた。しばらくこの状態が続いた。その間霧島はずっと泣くのをこらえていた。ここで泣いたら吉井に申し訳ないと思ったのだろう。ナンだってあの試験召喚戦争は皆のためにやったからである


吉井『もう。大丈夫。ありがとう』

霧島「吉井!!帰ってくるよね!!また会えるよね?」

吉井『会えるよ、多分』

すると明久は雄二にかわるように頼んで変わってもらった

雄二「ナンだ?明久」

吉井『雄二、今までありがとね、姫路さんのことおねがいね』

それだけ言って電話を言ってしまった。

雄二「翔子!なんなんだ!一体、明久はどうしたんだ?」
珍しく雄二は霧島に怒った

優子「代表、どうするの?」

霧島「もう、言うよ」
とうとう我慢の限界だったのだろう。約束の時間より2時間早いのに

霧島「吉井は今日の午後二時に両親の居る外国に出国するの」
驚愕の出来事に教室は静かになった
霧島「そして、皆に置き土産この教室をあげるために昨日私たちと試験召喚戦争をしたの、結局私たちが勝ったけど吉井の希望を尊重したの」

雄二「じゃあ今この教室なのは」

秀吉「姫路を振ったのは?関係あるのか」
これは霧島が一番言いたかったことである

霧島「瑞樹、吉井はあなたの事が大好きだよ!だから振ったの。あなたを思って」

姫路「どういうことですか?」

雄二「あれか?」
雄二たちはムッツリーニの盗聴器で聞いたあれである

霧島「瑞樹、よく聞いて」

『姫路さんが僕のことが好きなまま行ったら会いたくても会えなくて悲しむでしょ?でも僕の事が嫌いなら僕が居なくても何のともないでしょ?僕は姫路さんの泣いてるところは見たくないんだよ。たとえ僕の存在が消えたとしても』
それを聞いた姫路は泣き出してしまった。明久の「大嫌い」と言ってしまったことである

姫路「そんな、私、明久君、、私のために、、あんなこと言ったのに、、私、なんてひどいこと」

秀吉「吉井は今どこに?」

霧島「多分空港に居る」

といって雄二たちは学校を抜け出して空港に向かった、吉井に会うために


玲「いいのですか?皆さんに会わなくて」
玲は心配そうに明久に聞くが本人は拒否した
吉井「うん。もういいんだ、もう未練はないよ、教室もやったし」

玲「姫路さんは?」

吉井「いいんだ、このままで、」

玲「分かりました。では先に行ってますね?入ったらもう出れませんからね」
といって玲は先に飛行機に入ってった。吉井は乗る前に用を足しに行った。

そして

雄二「ついたぞ!んで!どこだ!どこの便だ!翔子!」

翔子「分からない、いく国は言わなかった」

雄二「じゃあ」手分けして探す!残り1時間だ!」
と言っても飛行機の搭乗口は数10箇所あって聞いても答えてくれないだろう。もはやもう吉井に会うのは無理だろう。とそこに一人のスタッフが現れた

スタッフ「もしかして吉井明久さんの知り合いの方ですか?」
と言って明久の便を教えてもらった。

雄二「すいません!吉井はもう入りましたか?」

スタッフ2「はい。ヨシイ様はもう既に入っています。もしかして坂本雄二様ですか?」
明久が頼んでいた手紙を受け取った。

その手紙には

急に皆の前からいなくなってごめんね。いなくなるにしろ何か残した。と思ってAクラスの設備挙げるね。僕は外国に行くけど僕は皆のことずっと友達と思ってるよ。皆がどう思うか分からないけど思うくらいいいでしょ?姫路さんには悪い事をしたけど、いまさら遅いけど僕は姫路さんのこと大好きだよ。姫路さんと美波は僕にとってとっても大事な何があっても守りたい大好きなひとだよ
最後にいいます。
いつか・・・いつか必ず絶対に・・・
死んでも戻ってくるから・・・それまで皆に待っててほしい





皆は我慢できずに泣いていた。その様子をある男は見ていた

吉井「どうしよ?なんとも行きにくい光景だけど」

 
 

 
後書き
長くなってすいません

次章もよろしくお願いします 

 

22限目 吉井のいない文月学園

 
前書き
二章はじめマース。よろしくお願いします

 

 
吉井が海外へ行って約半年が経っていた。文月学園では清涼祭という学園祭が開かれる。この学園は試験召喚戦争などの特殊なシステムを採用していることもあって毎年多くの来場者が賑わいを見せる。生徒たちもそれに答えるべく奮起して準備に励むのであった。
その頃Aクラス(元Fクラス)の坂本たちは・・・

「雄二、、、、どう?」
「別に、、似合ってるんじゃないか?」
「、、、なら私の顔見て言って」
「だったらこの鎖を解いてくれ翔子」
「雄二をしっかり監督しないと」
「助けてくれーー秀吉・・・?可愛いな」
ビクッ!!!
雄二は再び霧島から処刑された
「ひーでーよーし?」
「なんじゃ?姉上?」
「あんた!何でウエディングドレスなんて着てるのかしら?男子はあれでしょ?」
「わしもわからんのじゃ。」
「じゃあ着替えてきなさーい!!」

ブシャーーーーー
「ムッツリーニ君!!」
「これはこれでまんざらでは、、、ない」

半年前と変わらない風景である。ただしやはりいなくなって最初はかなり落ち込んでたらしい
特にFクラスのメンバーはそうとう落ち込んでいてこの文化祭も学園長の提案がなければ恐らく参加しなかっただろう。

文化祭前

「学園祭の出し物決まってないのはお前たちだけだ」
「俺はパス。翔子たちでやってくれ」
「坂本、いい加減立ち直れよ」
「でもよぉ西村先生、さすがにむりじゃ」
「これを期に利益を出して海外に居る吉井に会いに行けばいいだろう」
という学園長の提案(言ったのは鉄人だが)で坂本たちは今までにないやる気を燃やしていたのだ

「よし!なにが何でも売り上げて明久をボコりに行くぞ!!」
「何をするの?いっぱい売り上げるなら、、、うーん、、、喫茶は?」
「いいですね!私いっぱい作ります!!」
ビクッ!!
ダメだ!姫路の料理はもう兵器だ。絶対に喫茶に出すわけには・・・
「ひ、姫路たちは受付をしてくれ」
「うむ、キッチンはムッツリーニがするから」
「・・・・任せてくれ」
「どうしたの?雄二?動揺してるけど」
「し、してる・・わけ・・ないだろ・・なぁ秀吉」
「う、うむそうじゃ。おぬしらは受付をしてくれ」
3人が必死になるだろう。もし、姫路の手料理が店に出れば死人が出る事間違いないだろう。明久に会うためにはそれだけは何としても阻止しなければならなかった

ウエイター 霧島、姫路、工藤、木下姉妹
シェフ 土屋、島田、坂本

「そんじゃあ行くか!!」


「坂本君たちが元気になってよかったですね、学園長」
「まぁね、元気がなくて退屈だったからねぇ」
「それほど吉井の存在が大きいって事でしょう」
「それより高橋先生?あいつたち何をするんだい?」
「えっとウエディング喫茶ですね」
「無事稼いで行けると良いんだけどね」

まだ誰も知らなかった。その学園祭に密かに黒い影が忍び寄っていることに・・・そしてそれが学園全体を巻き込む大事件になることなど誰も知らなかった


「ウエディング喫茶へようこそ」
 
 

 
後書き
二章始まりました。前章と少し書き方を変えてみました。それに関することなど何でも良いので感想、アドバイス、意見まってマース

 

 

23限目 清涼祭一日目

清涼祭一日目
吉井――もとい坂本たちは吉井に会いに行くためその旅費を稼ぐため懸命に働いていた。

「ウエディング喫茶へようこそ!ただいま席が満席ですのでしばらくお待ちください」
恐らく今現在一番繁盛しているだろう。姫路、霧島、秀吉の魅力だろう。常時満席御礼状態である

「いやーここはいなぁ!Fクラスだっけ?どうだろうな?」
「あそこはもう最悪だろ!!」
この不快な声は3-Aの常村と夏川である。だがこの二人は一個勘違いしている。もう既にFクラスの教室には誰もいない。なぜなら半年前にAクラスとFクラスは合併したから

「坂本よどうするのじゃ?あの常夏コンビ」
「別にいいだろ。ほっとけあの二人は」
あの二人は何かと坂本たちに因縁ぶってくる。

「ここにおいしいのあるんじゃん」
「うまそうじゃん食おうぜ」
それはテーブルの上に会った団子。??誰も作ってないはず・・・・

「「ウガガガガガガ」」←魂の壊れる音

「秀吉、まさかあの団子・・・」
「症状からして間違いなく姫路の団子だろう・・・・」
「・・・・・いつの間に」
「そんなことより、土屋、蘇生だ!!」
「・・・・・・承知」

300ジュールチャージ   
3,2,1

「「ウバババババババ」」蘇生完了

「さすがだな手馴れたもんだ」
「いつも死線を彷徨ってるから」
ハハハハ。。。吉井がいなくなってからいつものように姫路の手料理を食べてるため毎日使っているのだ

「ナンだこの料理は?」
「殺す気か!!ここの料理なんて食えるか!!責任者をだsぐふぁ!!」
常村がいたはずのところにはいなく気づいたら壁に激突していた

「私が代表の坂本ですが?何かご不満でも?」
「何か常村が壁に吹っ飛ばさんだけど」
「それは私のとび蹴りから始まる交渉術でございます」
と雄二は丁寧に説明をしお辞儀をするが、暴力から始まる交渉術なんてただの雄二のストレス発散のためだろ
「ふざけんなこの野郎!!ぐふぁ!!!」
続いて夏川が後ろに回転しながら常村の横で倒れた
「そして回し蹴りで繋ぐ交渉術でございます」
と丁寧に説明し、お辞儀をするが絶対にしてはいけないのでやめましょう。すると夏川の衝撃で目が覚めた常村は雄二の『プロレス技で締める交渉術』でとどめをさした
「これにて交渉終了」

「いらっしゃませ!!今『嫁にしたいウエイター』のアンケートを開催しています。よろしければお願いしまーす」

「皆頑張っているかなぁ?」
吉井が文月学園にやってきていた。恐らく半年ぶりだろう。
「にしても変装するのはいいけどなんで女装なんだよ!!まぁこれならばれないか」
「アキチャン!!」
いきなりばれた!!それも玉野さんに・・・・
「やばい、一人にでもばれたら絶対雄二たちに伝わる。ここは逃げる」
吉井ーーーもといアキちゃんは人ごみに紛れ込んで逃げた

一方学園長室では
「今のところ2-A&Fクラスがダントツの売り上げです」
「やるね!やっぱりバカはやる時はやるんだね」

Prrrrr
「はい、もしもし」
『こんにちは学園長』
「おやおやこれはこれは竹原元先生じゃないか」
『相変わらずむかつく言い方ですね』
「なんか用かい?暇じゃないんでね」
『フフフ、今僕は文月学園の機密情報持っているんですよ?』
「ナンだと!もしそれが広まったら」
『ええ、文月学園はつぶれるでしょう。チャンスをあげましょう。二日目に試験召喚大会ありますよね?』
「ああ」
『情報をその優勝商品にいれておきます』
「ふざけんじゃないわよ!!明日は関係者も参加するんだよ!!生徒がエンジニアとかに勝てるはずが」
『せいぜい頑張ってください!!』

ツーツーツー

「学園長どうなさいました?」
「坂本たちを呼んでおくれ」
だが果たして雄二たちが大の大人、ましてエンジニアに勝てるとは
「せめて吉井がいてくれたら」

吉井ーーもといアキちゃんなら・・・

「君!!僕と一緒に回ってくれないかな?」
「嫌だーーー!!」




「どうする夏川?」
「どうするって?決まってんだろ!復讐だ!」
御なじみ?の常夏コンビは坂本達への復讐を企てていた
一方、吉井(アキちゃん)は・・・

「僕と一緒に周ってくれー」
「何言ってんだ!!あの子と周るのはオレだろ?」
「違うね!この子と周るのはこの僕だよ!ね?」
3人にナンパされていた。だが吉井はただ男であり女装しているに過ぎない
それほど吉井――もといアキちゃんは可愛いのだろう
「いーーーやーーーだーーー」
吉井は学園中を駆け走り逃げ回っていた。あっ、アキちゃんだった

その頃坂本たちは
「いらっしゃいませ!ウエディング喫茶へようこそ!ただいま満席なので少しお待ちください」
相変わらずウエディング喫茶は人気で常時満席御礼だった。今のところ開店からずっと満席だったのだろう。にもかかわらず教室の前は行列があった。

「随分繁盛してるのう、坂本よ」
「いい事だろ。この調子なら今日だけで十分稼げるだろう」
「これもウエイターのおかげだろう」
パシャッパシャッ  ブシャーーーー

「しゃ、写真、、を、、、と、撮らなくては」ガクッ
ムッツリーニはウエディング姿の霧島、姫路、島田、木下(秀吉)を撮影していた
もちろん鼻血を出しながら・・・

キーンーコーンカーンコーン
『えー、姫路瑞希と島田美波、木下秀吉さん。吉井明久がお待ちです。至急体育館裏倉庫に来てください。とのことです。』
もちろんこれはあの常夏コンビの復讐の作戦だろう。しかし今の姫路たちにはそれだけで十分だろう

「姫路、騙されるな!これはどうせ常夏コンビの作戦だ!!もし行っても居るのはあの二人だけだ」
「でも、私は行くんです!もう私は明久君を信じるって決めたんです」
半年前、姫路は明久を最後まで信じずにいたことを今まで後悔しているんだ。それは坂本たちは十分知っていた。だがこれはどう考えてもこの三人を捕まえるための作戦というのはバレバレだった
「分かった。。でも携帯はずっと繋げておけ」
「分かりました。」

「え?僕呼んでないよ?誰?うーん。誰だろう。うわぁ!逃げろ!」
とうの本人は相変わらず逃げていた。そして吉井の服装はいつの間にかウエディングドレスだった


「来ると思うか?あの3人」
「来るさ、特に姫路はな!」
雄二の思惑通り体育館裏倉庫には常夏コンビが待ち伏せていた。どうせ、3人を拉致して坂本たちを邪魔するつもりだろう

ガラッ
「「吉井(君)!!アキ!!」」

「ほらな!」
思惑通り姫路たちは常夏コンビに捕まった

「くそ!!やっぱり居やがった!!」
「翔子、少し任せた」
「分かった。気をつけて」
雄二とムッツリーニは姫路たち奪還へ体育館裏倉庫へ向かった。そしてもう一人体育館裏倉庫に向かっている男がいた。
「あの3人、罠に決まってる」
バカの吉井(アキちゃん)でもこれは罠だと思った
「待ってって姫路さん、美波、秀吉」
海外へ行っても吉井(アキチャン)吉井(アキちゃん)だった

ゴドーーン
「だ、誰だ!!」
「姫路さんたちを返して貰おうか!!」
「お、お前、吉井か!!」
「今は吉井明子だーー」
吉井(アキちゃん)は常夏コンビを殴り飛ばして、なぜか眠っている三人を縛っている縄を解いた。
「無事で良かったよ。でも、ごめん会う訳には行かないんだ」

(ここだよな、裏倉庫は)
(・・・・・・・・うん)

「じゃあね」
そして吉井(アキちゃん)はその場から姿を消した

「大丈夫か!三人とも」
坂本達が到着したときにはもう常夏コンビは倒れこんでいて、三人はソファで寝ていた
「大丈夫か?」
「うん、誰かが助けてくれた。でもとっても懐かしい声だった」
「うん、名前が明子だったと思う」
姫路たちはよくその時の事はよく覚えてないらしい

「まさか吉井か?」
「・・・・・わからない。でも明子は・・」
「気のせいか?」


清涼祭一日目、学園では学園祭で盛り上がっていた。しかし学園長室では緊急会議が開かれていた。

「どういうことですか?学園長」
「私も知りたいよ。西村先生」
「しかし、文月学園の機密情報が漏れればこの学園の存続に関わります」

会議の内容はさっきの竹原の脅迫の件である。竹原はクビになったあてつけにこの文月学園を潰しに来たのだろう。これはなんとしても阻止せねばならない

「警察は呼ばないのですか?」
「今文月学園にはスポンサーがいるんだ。そんなときに警察に来たら何があるかわからない」
「やってくれますね。それで、何か方法はないのですか?」
「明日の試験召喚大会の優勝賞品に忍ばれるらしい。明日の大会には外部の人も参加する」
「それで外部の人間に行けば・・・・でも生徒が優勝すれば・・・・」

しかし、外部の人間と言っても半分以上はエンジニアで学園で言うなら特Aクラスだろう。

「太刀打ちできる生徒がいるとは・・・・とりあえず坂本たちに話しておこうか」

教師たちはそれしか方法がない。教師は試験召喚大会には出場できないからである

「しかし彼らだけでは不十分では?学園長」
「仕方ないだろう。吉井がいてくれたら」

吉井の召喚獣のデータは残っていて最後の点数はAクララのときの点数で太刀打ちできるのは明久の召喚獣しかない。しかし、召喚できるのは本人(明久)しか召喚できないのだ

「だから、今いる生徒に懸けるしかないだろ」

明日の大会で優勝できる確率は正直ほとんどないだろう。吉井がいてくれたら・・・・
と思っていたら

「お邪魔しまーーす」
「「「!!!???」」」
なんとそこには吉井(アキちゃん)がいた

「すいません、ハァハァ、すぐ出ていくんで、ハァハァ、少し居させて」
「吉井?」
「はぇ?学園長!それに鉄―西村先生?じゃあここは学園長室?」
「何でここにいるんだ?、、、今はそれどころじゃないんだ」
「はい?」

それだけではわからないようなので今までの経緯を吉井に説明した。

「じゃあ明日の大会で生徒が優勝しなけらばこの学園は消えるって事ですか?」

バカの明久も成長したようですぐに理解できたようだ。大雑把にいえばそういうことになる。唯一の救いは竹原は明久がもう文月学園生徒ではないという事がわからないということだ

「でも、大会に出たら僕が居る事ばばれるけど・・・・でも。。。。わかった」
「協力してくれるのかい?」
「雄二たちのためだしね!でも召喚獣は?点数は?」
「それなら問題ないよ」

これで優勝する確率は一気に上がるだろう。吉井の存在の大切さが今になって気づいた


「そんじゃあ。午前は大繁盛だったので午後もこのまま一気に行くぞ!!」
『おぉぉぉぉぉぉ!!!!』

坂本たちは午後にむけてミーティングをしていた。といいながらももう宴会状態である。

「大繁盛だったのう坂本」
「ああこの状態なら二泊ぐらいできるかもな」
「・・・・・・・・一つ気になる」
「あれか?」
「・・・・・・・・(コクッ)」

あれというのは、午前のアンケートにあった『アキちゃん』と姫路たちを助けた『明子』という存在である。両方に当てはまるのはどう考えても吉井しかない。だが

「明久は今海外にいるはず」
「・・・・・・・探すか?」
「いや、いいだろ。稼いでみんなで会いに行こうぜ」

決意を改めてするが、実質、明久(アキちゃん)は文月学園の中にいた

「午後は僕を回ってくれーーー」
「いや。俺とだよね?」

「いーーーーやーーーーだーーーーー」
ナンパから逃げていた・・・

キーンコーンカーンコーン

『これより清涼祭一日目午後の部を始めます』

「行くぞ!!やろーども!!」
そして文月学園清涼祭一日目午後の部は始まった











ちなみに




「午前の部の集計がでた」
「土屋君、誰ですか?」
「土屋。教えなさい!」
「第一位は・・・・・霧島」
ダントツの霧島だった
ちなみに第2位は姫路、島田。第3位は木下秀吉

「そしてこれを見てほしい」
「どうした?ムッツリーニ」
「これ、『アキちゃん』って吉井のことか?」
「じゃあ吉井は今この学園にいるのか?」
「わからない」

 
 

 
後書き
感想とか何でも待ってマース 

 

24限目 清涼祭 1日目 午後

 
前書き
この章が始まって以来連続で1000ページビューを達成してます。
正直うれしいです
これからもよろしくお願いします 

 
文月学園清涼祭一日目午後の部坂本たちのクラスは午前に続いて満員の大盛況だった。

「いらっしゃいませただいま満席なのでお待ちください。できればこのアンケートよろしくお願いします。」

やはり女子のウエディングドレス姿でそれに、霧島、姫路、秀吉、この3人の影響は大きいだろう。
坂本達の目標『明久に会いに行く』ためにこの清涼祭にかけているのだ。

その頃、明久(アキちゃん)は・・・・・
「僕と明日ダンス踊ってくれーーー」
「何言ってんだ!!オレと踊ってくれ!!」
「嫌、ここは僕だよね?」

学園祭が始まって以来ずっとナンパされていて逃げていた。

「いーーやーーーだ」


「はぁはぁはぁ、撒いたかな?え?可愛い」
吉井が見たのは、茶髪のショートカットで小顔で可愛いくて思わず見とれてしまった

「ってこれ僕じゃないか!!!しまった、なんで自分の女装に見とれてんだ」

明久は自分の女装姿があまりにも可愛くて見とれてしまい、相当ショックを受けていた

「なんで、なんで」

「「「僕と踊ってくれーー」」」
「いーーーやーーーだーーー」

その頃Aクラスでは・・・・
「あそびに来ましたよ!お姉さま!!」
「み、美春?ごめん今忙しいから後でね」
「なんでそんなに一生懸命なんですか?お姉さまは」
「それはオレが答えよう」
「坂本さん?」
「俺たちは吉井に会いに行くために稼ぐんだ」
これが坂本たちがこんなに頑張れる原動力なのである
「あの豚野郎なら今日見ましたよ?」
あまりに衝撃の発言に坂本たちは言葉を失った。だって明久は海外にいるはず

「やっぱり居るのか明久」
さらに雄二の一言が火に油を注いだのだ
「どういうことですか坂本君!!」
「実は本当に居るかもしれないんだ、今この学園に」
「さっきわしたちを助けたのは『明子』じゃろう?」
「はい」
「・・・・・それは吉井の女装の名前」
吉井の浴衣コンテストのときの参加名前なのだ。その名前を知っていたのは雄二、秀吉、ムッツリーニ、そして明久。それだけじゃ分からないが、
「午前の部のアンケートの中に少しだけ『アキちゃん』があったんだ。俺たちのまわりで『アキちゃん』っていったらもうあいつしかいない」
「それじゃあ本当に、、、、明久君は、、、、今居るんですか?」
あまりの衝撃発言に姫路たちはなぜか泣いていた

その頃当の本人は・・

「「僕と踊ってくれーーー」」
「いーやーだ」
・・・・・・・・・・逃げていた

「ハァハァ、こうなったら、はぁはぁ、どっかに逃げ込むか、ここだぁ!」
吉井が入った教室それは・・・

「いらっしゃいませウエディング喫茶へようこそただいま満席なのでお待ちください」
「すぐ出て行くんで気にしないで」

「「「「「え?」」」」」

吉井が入った教室それは2-A、姫路たちのいる教室である

それはあまりに衝動の再会だった。居ないと思っていた明久が、もう会えないと思っていた明久がこうやって今目の前に居ることが信じられなかった。

「あ、明久君?」
「・・・・僕は吉井明子で、、、す」
最後までしらを切るつもりなのだ。でももういみないだろう

「ふざけるな明久。バレバレだ」
「ふぅ。それじゃあ」

スタスタ←さりげなく教室のドアに近づく
ガラガラ←ドアを開く

「う、うちは吉井明子です。決して吉井明久じゃなんかありません!」

バタッ!←ドアを思いっきり閉める音
バタバタッ!←逃げる足音

「「「・・・・・・・ってふざけるな!!!」」」
「なにが「僕は吉井明子です」だぁ!」
「やはり明久はここにいたのじゃのう」
「・・・・・・・(コクコク)」
「え?何言ってるんですか?今の明久君なんですか?でも今のは女の子ですよね」
たまに姫路は明久並に鈍感で同レベルの会話能力になることがある。でも今のは・・恐らく衝撃すぎて処理不能になってしまったのだろう

「ムッツリーニ。探せるか?」
「・・・・少し時間がかかる」
そしてムッツリーニは自分のロッカーからパソコンを二台だし、パソコンで学園中に仕掛けられた監視カメラと盗聴器を調べ始めた。そして

「・・・・分かった、今明子はここに居る」
「よし、行くぞムッツリーニ」
「・・・・承知」
「ウチも行くわ」
さすがの島田はさっきの明子は明久とちゃんと分かったらしい。でもやはり少しパニックになっていた

「だめだ!島田たちはここにいてくれ」
「でもアキがいるんでしょ?」
でも雄二は島田が行くのを拒んだ。なぜならもし明久を捕まえて本音を聞きだそうとしたとき姫路や島田が居ればまた、逃げ出すに決まっている。だから島田たちは連れて行けないのだ

「ちゃんと捕まえて連れてきてやるから待ってろ」
「・・・・分かったわよ」



しかし雄二たちは結局、明久(明子)を捕まえることはできなかった。明久の件がうやむやなまま文月学園清涼祭一日目午後の部が終わった。そして雄二たちは学園長から竹原の復讐計画の事を聞かされた

「本気か、あのやつ」
「でも、わしらだけで大丈夫なのかの?」
「心配ないさ。こっちにはもう一人助っ人が居るからねぇ」
それはもちろん明久のことである。実質対抗できるのは明久だけだろう

「それは明久のことか?」
雄二の質問に学園長は驚きを隠せなかった。

「なんで吉井のこと知っているんだい?」
「やっぱりあいつ居るのか」
これで雄二たちは明久の存在は明白になった

「学園長!!竹内からこんなものが!!」

『念のため忠告しておきます。私の策略はデータだけではありませんよ。この学園に爆弾を仕掛けさせてもらいましたよ。しかしこれはあくまで保険です。データが流れなかった場合の保険です。爆弾の場所は教えておきましょうか。

大小異なるそれぞれのイチ。午の肝に四角。糸が左にあるところ

ヒントバカと天才が集いし教室』







やっと清涼祭一日目が終了した。しかし、雄二たちは一つ心にひっかかるものがあった。
やはりそれは明久のことだろう、居ないと思ってたのに明久が急に目の前に現れて何を言わずに去っていって坂本たちにはそれが一番うざかった。

「悪いな、明久捕まえられなくて」
「しょうがないよ。アキは逃げ足だけは速いから」
「それより大変なことが起こっているのじゃ」
そして坂本たちはさっきの学園長から言われたことを姫路たちに伝えた

「そんな、、本当なんですか?」
やはり姫路たちはすぐには理解できなかったらしい

「・・・・それより今日の結果」
「ああ、そうだな。頼むムッツリーニ」
「今日の売り上げだけ多分6人分の旅費が稼げた・・・・と思う」
今日の大盛況のおかげで8人中6人分の旅費が稼げた。この調子なら明日で十分稼げるだろう


その頃明久は・・・・
「暗号・・・ですか」
「ああ、あんたに解けるとは思えないが一応ね」
大小異なるそれぞれのイチ。午の肝に四角。糸が左にあるところ

ひんと バカと天才が集いし教室

「ヒントから見るとどっかの教室なんだよな」
どうせ明久が考えても解けるはずがない・・・・と周りの教師が思っうていると、急に紙に何かを書き始めた。そして

「わかった!!!」
なんと教師だれも解けなかった問題が明久に、それも10分ちょっとで解けてしまったのだ

「どこなんだい!!場所は」
学園長がすごい勢いで聞いてくるが

「このこと雄二たちに言わないで、あ、答えね」
「何でだい?」
「雄二たちには大会に集中してほしいから。爆弾は僕がどうにかするよ」
「なんで会うのをそんなに嫌ってるんだい?」
「みんなに会うわけには行かないよ。だから僕は影だよ。雄二たちが太陽なら」
「そうかい。じゃあ爆弾のことはたのんだよ」
「じゃあ僕はこの暗号の示す場所に行って見ます」
そして明久は暗号の示した場所に行った


「さて、ここか。ここに爆弾なんて仕掛けても意味ないとおもうけど」
明久がその場所を探していると一枚の紙を見つけた

『よくあの問題が解けたな。さてこれが爆弾の仕掛けた場所だ!!健闘を祈ってるよ

上につけふた、もう一つの肉。下の小さい子供。道ではなく遠くの国にある』

「さすがに分からない」
考えているうちに

Prrrrrrr

「もしもし、あ、姉さん?うん。分かったよ」
そして明久は文月学園から去っていった 
 

 
後書き
感想、意見、など何でも待ってマース 

 

24,5限目 召喚獣 IN 明久 前編

 
前書き
暇なのでちょっと番外編行きます 

 
これは明久が海外へ行って一か月後のこと・・・・

「いつまで落ち込んでいるんだい?全く」
毒舌ばっかりはいているのはいつもの学園長である。どうせ雄二たちをからかいにきたのだろう。しかし今の雄二たちはまだ明久の事で立ち直れていなかった

「全くそんなに明久のことが恋しいかい?」
「・・・別に恋しくねえよ。ただ、ただ」
「せめて最後言いたかった」
結局、空港では明久はうまくかわして雄二たちには会わなかったのだ

「じゃあ聞くが、今明久と話したいか?」
「できるなら話したいです。でもできるんですか?学園長?」
「わからないが理論上できるんだけどねぇ。今アメリカは何時だい?」
「たぶん午後11時位」
なんとも急に意味のない質問されても雄二たちは全く気にしなかった

「明久に会いたいかい?」
いつもの不気味なほほえみは雄二たちはどうしても信用できなかった

「ふん、できるもんならやってみろこのクソババァ」
「・・・・・・不可能」
「行ってくれるねぇ!言ってくれるねぇ!やってやるよ」

吉井明久の代理召喚獣『試獣召喚(サモン)ッ!』そして『試獣融合(ユニオン)ッ!』

・・・・・・・・・・

ポッ!←召喚獣登場

「本当に出たんだな」
「・・・・・・・・・以外」
「でも出たのは明久君の召喚獣だけですよ?」
「『試獣融合(ユニオン)』とはなんなのじゃ?」
試獣融合(ユニオン)』とは召喚獣の中に召喚者の精神は入り召喚獣と一時的に融合するものである。これはAクラスとの試験召喚戦争の時に明久が使っていたものある

「Zzzzz」
「じゃあ今この召喚獣は明久なのか?」
「たぶんそうだろうね。そこは何とも言えないよ。代理召喚でするのは初めてだから」
「どうします?寝ていますが?」
「なんでねてるの?」
「。。。。だって、、今向こう11時」
「案外規則正しいんじゃなぁ」
「よし!起こすか!」
「でもどうやって?」
明久の寝起きは悪くそれに、明久は何をしても起きないのである。おそらくそれは明久の姉のせいだろう

「どうすろのじゃ? (姫路の料理でも食わせるかのう)」
「うーん (いや、それはむりだ。入っているのは精神で効かない)」
「・・・・殴る (殴る)」
なんでこの三人は心で会話できるのだ?・・・というのいは置いておこう

「よし殴って起こすぞ!!」
「あれ?明久の召喚獣はどこいったのじゃ?」
「・・・寝ながらあそこで歩き回ってる」
「「起きろ!!この馬鹿!!」」

ドカッ!←召喚獣が壁に激突する音
バタッ!←倒れる音
ムクッ!←起きる音

「起きたか?明久?」

バタッ!←また寝た明久の召喚獣

「「「ふざけんじゃねえ!!いいから起きろ!!」」」
10分ぐらいリンチしたが結局召喚獣(明久)は起きずに寝ていた・・・

「こうなったら、秀吉、こいつの姉さんのまねしてくれ」
「心得た」
「アキくん!起きないとチューしますよ?」
バッ!←召喚獣(明久)が起きて教室の端に行く音
ガクガクッ!←召喚獣(明久)が震えてる音

「やっと起きましたね」
「なんてもので起きるのよアキは」

「やめて姉さん!って明久は明久は物凄く怯えてみる」
「なんか言葉が変だ!って明久は明久は心底びっくりしてみる」
「えーーー!みんな!って明久は明久はパニックになってみる」
なんと本当に召喚獣が明久だったのである 
 

 
後書き
召喚獣の口調を「ラストオーダ」の口調を真似します

そこのところは大目に見てください 

 

25限目 清涼祭二日目に向けて

 
前書き
2問の答えわかった人はどんどん送ってください
 

 
清涼祭1日目が無事終わり、明日に向けて明久は大きな決断をしようとしていた。
明日の試験召喚大会で優勝しなければ文月学園の機密情報が外部に流される事になり、でも優勝しても竹原は学園を爆発させるというなんともクレイジーな復讐計画を企てていた。

「アキ君、いや、アキちゃんお帰りなさい」
「姉さんやめてくれないかな?僕で遊ぶの」
「何を言ってるんですか。これもアキ君の為ですよ?」

そうすれば文月学園に行っても吉井明久としつではなくアキちゃんとして行くから皆にばれることなく今日清涼祭に行けたのである

「はぁぁ、まぁいいや」
「アキ君分かってますね?」
「分かってるよ。」
「本当ですか?アキ君は誰にもばれてはいけませんよ!もし、姫路さんに知られたらまた、あの子に悲しい思いをさせますよ?」
「分かってるよ。だから明日姉さんにやってほしい事があるんだ」
「何があったんですか?」

外部に言ってはいけないと言われたが姉さんにならいいと思い、今文月学園のおかれてる状況を順を追って説明し始めた。機密情報のこと。爆弾の事

「それでアキ君はどうするつもりですか?」
「優勝して、爆弾も止める」
「それじゃあ皆の前に立つと言う事ですよ?」
「だから明日姉さんには僕を完全に吉井明子にしてほしいんだ」

おそらく明久の姉には違う風に捉えられたんだろう。
(完全に女の子にしてほしいんだ)と思ったのだろう

「アキ君、やっと認めたんですね?」う
「そういう訳じゃないよ!!でも完全に吉井明子になれば皆にばれないでしょ?」
「でも良いのですか?プライドないのですか?」

明久にちゃんとプライドはある。正直やりたくない。でも今はそんなこと言ってられない状況なんだ。竹原の計画を両方阻止できるのは今のところ明久だけだからである。大会には来賓者として関係者のエンジニアも多数参加する。それに対抗できるのは明久ぐらいの点数だろう

「いいんですね?でもそこまで文月学園に深入りするんですか?もうアキ君は文月学園の生徒じゃないんですよ?」
「居るんだ。文月学園に絶対に守りたい大事な奴が」

絶対に守りたい人、それは姫路や雄二たちだろう。やっぱり遠く離れても雄二たちの事が明久にとって大事な友達なんだ。だから明久はプライドを捨てても文月学園を守りたいと思っているんだ。

「分かりました。でも絶対にばれてはいけませんよ!もう一度言いますけどアキ君が姿を現したら姫路さんにその事がもし伝わったら悲しい思いをすると思いますよ?」
「うん、分かってるよ」

それで玲は明日、完全に明久を完全に吉井明子にするつもりなのか分からないが玲は上機嫌で自分の部屋に入っていくのを見て明久は少し明久は頼んだことを後悔していた。そして明久は最後の暗号が分からないがまま自分の部屋に行き、そのまま寝てしまった。


その頃雄二たちは・・・・・たち?

「坂本よ、やはり明久は・・・」
「ああ、今いるだろう」
「明日も来るかのう?学園長は明久も助っ人って言ってたから来ると思うんじゃが」
「来るにちがいない!ムッツリーニ。頼んだぞ!」
「・・・・・承知した」

坂本たちは明日の清涼祭に向けて夜集まっていた。Aクラス全員で・・・・・
でももちろん本当の目的は竹原の計画と明久についである。そしていろんな気持ちを胸に文月学園にとっても運命を決める清涼祭二日目を迎えようとしていた。

 
 

 
後書き
感想、意見、アドバイス何でもよろしいお願いします 

 

26限目 清涼祭二日目 

 
前書き
前の章でラブコメがなかったのでこの章ではそこんとこ注意して頑張ってみようかなぁって思ってます。そこら辺などについてなんか言いたいことがあればどんどん言ってください。よろしくお願いしまーす 

 
清涼祭二日目、それはいろんな人がいろんな決意をもって参加する。今日中に彼女作るとか、今日中にいい男ゲット!!とか、友達会いに行くために金を稼ぐとか、とにかくいろいろな人がいろいろな目標を持って今日一日をすごす。そしてあのバカは・・・・

「・・・・・姉さん?」
「なんですか?アキ君?不満でもありますか?」
不満だらけな朝を迎えていた

「ちょっとは妥協しても・・・」
「だめです!やるんなら全力です!」
「でもこれじゃあ完全に女の子じゃないかぁぁ!!」
さすが玲である。30分ぐらいのメイクで吉井明久を完全に吉井明子にしてしまった。それを玲は偉業を成し遂げたかのように思いっきりのドヤ顔で明久、もとい明子の顔を見ていた

「でも頼んできたのはアキちゃんですよ」
「わかってるけど、、実際見てみると心が折れそうだよ」
昨日アキちゃんは姉である玲に「僕を完全に吉井明子にしてほしい」とたのんである。そして玲は見事その依頼を完璧にこなしてしまったのである。それがアキちゃんにとって
(頼まなければよかった)
と思わせてしまった

「いいですか?明久という存在は表舞台に立つ事を光を浴びる事を許されない人なんですよ?もし破られたらまた姫路ちゃんを悲しまれますよ?」
「わかってるだから姉さんにお願いしたんだ」
姫路に明久という存在を消しながら大会にでるには女装するしかない。だからお願いしたんだ。半年たってもそういうところは変わらないんだと玲はあきれ半分少し切なく感じていた

「それじゃあ姉さん行ってくるよ」
「アキ君?無茶してはいけませんよ?」
「うん、でもあの場所だけは僕が守るから、もし怪我してもそれで守れたらその時は怒んないでくれる?」
「わかりました。じゃあ一生懸命文月学園を守ってきてください」
そして明久、、、もといアキちゃんは文月学園を爆破するというクレイジーな竹原の計画から守るために一人駈け出して行った



そして文月学園清涼祭では、一日目の勢いを二日目のメインイベントがあって昨日より大勢の人がいて、盛り上がりを見せていた。もちろん竹原の件など生徒には知られていなかった。でも雄二たちは文月学園を守るため、明久に会うため二日目も頑張っていた

「いらっしゃいませウエディング喫茶へようこそ。只今満席のためしばらくお待ちください」
昨日に引き続き大盛況だった

しかし雄二たちは今金のことは頭になかった
(ムッツリーニ明久は見つかったか?)
(・・・・みつからない(ブンブン))
(こないんじゃろうか?)
(いや、あいつは来る絶対来る)
今雄二たちの頭には明久の存在しかなかった

(それよりあの暗号解けてたのか?雄二)
(いや解けなくてよあのババァに相談に行ったらおれたちは大会に集中してくれればいいって言われた)
(・・・・・・なら大会に集中しろ)
(そうだな。おれたちは大会に集中しよう)
しかし明久のことを考えていたのは雄二たちだけではなかった。少なからず姫路は昨日以来ずっと明久のことを考えていただろう。時々姫路の口から「明久君」とおこぼれていた。今までの半年間姫路の口から吉井のことが出ることがなかったため雄二たちはせめて姫路にだけは明久と会わせてあげたい。そう考えていた

『これより試験召喚大会の参加受付を行います。参加する人は正面玄関に来てください』

そして人知れずの文月学園防衛戦が始まった。そして同じ思いでいる奴がもう1人いた。

「いよいよ始まるんだ。なんとしての優勝して竹原の計画をとめなちゃね・・・・・でもさすがに女装姿でばれる・・・・わけないか・・でもばれたら・・・」

 
 

 
後書き
感想、意見、アドバイス、など何でも待ってマースよ 

 

27限目 試験召喚大会第一回戦

 
前書き
久しぶりの投稿です。またこれからできるだけ毎日投稿シマース

よろしくお願いシマース 

 
「大丈夫ですかね?学園長」
「あいつ等を信じるしかなによ。私たちには何もできないから」
「しかし、いくらなんでも生徒だけに頼るなんて、たしては爆弾は吉井だなんて」
「信じるしかないだろ!とりあえず坂本たちにはなんとしても優勝してもらわないと」
試験召喚大会は生徒、関係者しか参加できないため教員は大会は参加できない。だから学園長たちは頼りたくないが坂本たちに任せるしかないのだ。

『これから試験召喚大会の詳細をいいます。試験召喚大会の第一回戦はサバイバル形式です。AグループからFグループに50人ずつに分かれそのうち残れるのは1グループ10人です』

「坂本よ随分厳しいのう」
「それもそうだろ、人数が多いから、これが一番効率がいいんだろ」
「Aクラスでは誰が行く?」
今回の試験召喚大会で使用する教科は関係者も参加するため5教科を使用するためさすがに坂本たち全員で参加できそうもない

「雄二、、私もいく」
「ああ、頼む。後姫路も頼む」
「わ、分かりました。一生懸命頑張ります」
結果試験召喚大会に参加するのは坂本、霧島、姫路、工藤。そして吉井の5人である。そしてグループはそれぞれうまい具合に分かれている。

その頃吉井は・・・
「僕と付き合ってくれーー」
「いーーやーーだーー」
学園中の男子から人気だった。吉井の女装だとも知らずに・・・・

「こんな一番は嫌だーーーー!!」


「坂本よ明久は来るかのう?」
「来るさ!あいつは絶対にいる!そして絶対参加するはずだ」
雄二は相変わらず明久のことを信じていた。そして

「・・・・・吉井が見つかった!」
「本当か?ムッツリーニ!」
「うん。8つの盗聴器に吉井の声があった」
「今どこに居るんだ?」
「分からない。カメラには写らなかった。それにあいつ走ってる」
やはり雄二の言うとおり吉井は今日も学園に来ていた

「あのーー、だれが走ってるんですか?」
急に後ろから聞かれ、それに聞かれてはいけない?姫路にばれたと思った

「なんでもない」
「本当ですか?」
「あ、ああ。そ、そうだよな?」
「うむ、そうじゃ」
姫路は疑いぶかい目で雄二たちをジーーと見ていた

「もしですよ?もし。明久君を見つけたら教えてくださいね!」
「は、はい」
どうやらばれてないらしい

「でも瑞希には高城先輩がいるじゃない?」
「・・・・・・でも会いたいんです」
この半年の間で高城先輩は姫路に近づいた。そして・・・詳しくは番外編で

『2-Aの坂本、霧島、姫路、工藤の四人は今すぐ学園長室に来てください』



学園長室

「きたかい」
「ナンだよ!」
「相手の人数知りたくないのか?」
「教えてください。学園長先生」
「うん。相手は30人だよ」
つまり総勢300人中相手は30人で10人に一人が敵である。だからおそらく一回戦は全員突破してしまう可能性が高いという事だ

「なんだ。30人しか居ないのか」
「何言ってるんだい!30人も居るんだよ?」
「たまにはここの生徒も信じろ!クソババァ」
この会話を明久は廊下で聞いていた

「30人かぁ。おおいな、でもいい事いうなぁ雄二は」

「じゃあ行くぞ、ババァ」
「悪かったね」

(いやいやヤバイよ!どうしよう!!)
周りはもう廊下だけで隠れる場所がない!まさに吉井絶体絶命の大ピンチ!


「雄二、かっこよかった」
(ばれないで)
「うるさい!行くぞ!」
(ヤバイヤバイ)

ドンッ!
なんと雄二と明久がぶつかってしまった

「すまない!大丈夫か?」
「は、はい」(ばれたか?)
「大丈夫か?」
「は、はい」
「雄二。見ちゃダメ」グサッ!←雄二の目に指が刺さる音
「出し物はむこうにありますからね」
「はい。ありがとうございます」(・・・姫路さん)
「じゃあ気をつけてくださいね」

「・・・・気づかなかった」
なんともうれしいような嬉しくないような複雑な気分だった

「でも姫路さんと話せたからいいか」


一方雄二は

(まさか、もしかして、いや、考えすぎか。明久なわけないか)


 
 

 
後書き
感想、意見。アドバイスまってマース 

 

28限目 試験召喚大会

 
前書き
改めて思うとこの前書きって何のためにあるんでしょうね?


そんなことはさておきはじめマース 

 
文月学園清涼祭二日目のメインイベントである試験召喚大会は元教頭の竹原のせいで学園の存亡をかけた大戦争になってしまった。そしてその命を授けられた坂本、霧島、姫路、工藤そしてひっそり吉井が参加して計5人に託された。試験召喚大会一回戦と二回戦はなんなと5人は突破して行った。

「みんな無事三回戦まで来たのでもう楽勝ですね?」
「いや、それは違うぞ姫路」
「どうしてですか?坂本君」
「一回戦二回戦とやってきて最初は300人いたのがもう30人だ」
「うん、、、もう私たち以外全員外部の人間だと思う」
「でも代表、さすがにそれはないんじゃない?さすがに生徒もいると思うよ」
とはいうものの霧島の予想は正しかった。二回戦が終了した時点で30人の中にはもう坂本たちを含め生徒はいなかった。(吉井は一応生徒側)

「ムッツリー二、次はなんだ?」
「・・・次は3人でのサバイバル」
「じゃあ3人で残るのは1人ですか?」
「・・・いや、落ちるのは一人だけ」
「じゃあ次は簡単だね?」
「・・・いやむしろその逆」
「ああ、おそらく必ず外部の大人と勝負するだろう。でも作るのは学園側だから少しぐらいハンデくれるだろう」
そして三回戦のトーナメント表が公開された

1組目から7組目は外部戦。そして8組目坂本&霧島。9組目工藤。10組目姫路&吉井のペアである。当然吉井の存在を知らない姫路は

「わたし2対1ですねぇ」
「大丈夫だ姫路。二人といっても一人倒せばいいんだからな?」
「はい、坂本君ありがとうございます」

そしてトーナメント表を見た明久は・・・

「しまったなぁ。姫持さんとかー、下手したら襲ってくるかな?まぁそのときは先に外部を倒すか」
ちなみに消えて行った外部の人間はすべて明久が倒したのである。さすが元文月学園の観察処分者のことあって半年たっても扱いはなまっていなかった。

そして三回戦は明久のいる10組目になった。坂本ペアは何とかクリアしたが工藤は脱落となった

そして明久たちの出番である

『10組目の選手はステージに出てください』

「がんばってきます」
「がんばれよ。これ以上落ちるわけにはいかねえからな」
そして明久は

「こうなったら速攻で外部の大人をつぶすか」

『では始めてください』

「「「試獣召喚(サモン)っ!」」」
そして明久の最初の作戦で行こうとした・・・そのとき

「なんであなたが明久君の召喚獣を使っているんですか!!」
さすがに変装はできても召喚獣まではできなかった。でも返事もするわけにはいかなかった。ここで話したらばれる可能性があったからだ

「・・・・」
「話してくれないのならあなたを倒します」
なんと姫路は明久にむかって攻撃してきたのだ。しかしそれを隙と見てもう一人のやつが姫路の召喚獣に襲い掛かろうとしていた。

「えっ?」
姫路はもうかわすほどの余裕はなかった

「くそっ!しかたない」

『Ver’御坂美琴の超電磁砲(レールガン)

 
 

 
後書き
これから「とある魔術の禁書目録」とミックスでいきまーす

感想、意見、アドバイスなんでもまってまーす 

 

28,5限目 召喚獣 IN 明久 中間

 
前書き
ここ最近補習ばっかで投稿する時間がありませんでした
学生は大変ですよ!

待ってくれてた人~お待たせしました! 

 
「本当に明久か?」
雄二が不思議そうに目の前を見つめる。しかし雄二の目の前にいるのは明久ではなく明久の使っていた召喚獣がポツンと座っていた。するとその召喚獣が

「何で僕が召喚獣になってんの?って明久は明久は半分寝ぼけ状態で聞いてみる」
なんとその召喚獣から明久の声がする。どうやら学園長の実験は成功のようだ

「本当に成功したのう」
「・・・・・たまには役に立つ」
「やるなぁババァ」
「でも本当に明久くんなんでしょうか?」
「にしてもよくできたな、召喚獣と召喚者の精神を融合させるなんて」
「ふん、私だってねあんたらみたいに1日をボーッと過ごしてる訳じゃないんだよ」

「ねぇ?これは夢だよね?うん。そうだそうに決まってるって明久は明久は精一杯現実から目を話してみる」
と言うなり明久(召喚獣)はまた寝始めたので5人で踏んだりしてたたき起こした,あと精神攻撃を欠かさず・・

それから明久は精一杯現実を受け入れない頭で今置かれている状況を理解した


「なるほど、じゃあ実験のためだけに寝てる僕をこうやって引きずり込んだって訳かぁぁ」
「まぁそんな感じだね。私はこれから用があるから学園長室に戻るよ?帰りたくなったら来るといい」
「今すぐ帰りたいですと明久は明久は今一番の願いを言ってみる」
「「「「ふざけるなこのクソヤロウ」」」」
何で軽蔑された?と聞いてみるが聞いても意味ないと思ったのだろう。さりげなく学園長のあとをついていった
が、それを雄二たちが許すはずがなかった

「それで?何の用?明日も早いんだけど?って明久は明久は不満そうに問いかける」
「何の用?じゃあねぇだろう!?」
「そうなのじゃ!きっちり訳を聞かせて貰うのじゃ!」
「・・・・・同じく」
「そうよアキ!」
「正直傷つきました」
皆からの怒りは感じられたが何で怒ってるのかは分からなかった

(何で雄二たちが怒ってるのかな?まさか教室変わらなかった?もしくは足りなかったのかなぁ?)
明久は自分が何も言わずに姿を消したことが皆を悲しませたと言うことが分かっていなかった

「まさか教室だけじゃ足りなかったのかなぁ?って明久は明久は素朴な疑問を問いかけてみる」
「「「そういう問題じゃない!!」」」
「はい、って明久は明久落ち込んでみたり・・・」
「何で俺たちに何も言わずにに勝手に行ったのかそれをまず最初に説明しろ」
明久を呼び出したのはこれを聞くためであった。しかし明久はそれから黙り混んでしまった

「・・・・・って明久は明久考え方中です」

この沈黙が10分位続いた。雄二たちは黙り混んでいる召喚獣(明久)をひたすら待っていた。そしてこの沈黙を打ち消したのは以外にもあの人だった

「姫路嬢。さぁ帰りましょう」
「高城先輩!」
この沈黙を打ち消したのはなんと3-Aの高城だった

「高城先輩、先に帰ってて下さい」
「そういう訳にはいきません、これから帰るのです、さぁ!」
言われるがままに姫路はそのまま高城先輩と教室を出ていった

召喚獣(明久)というと
「Zzz‥Zzz」
「もういいぞ!行ったぞ明久」
「ふう、起こさないでもよかったのにと明久は明久は案外プンプンにと怒ってみる」
「うるさい黙れ!」
「何で姫路さんと高城先輩が一緒に帰ったいるの?って明久は明久は雄二の言葉を無視してまた質問してみる」
そして雄二は明久に分かりやスーく明久に説明した。要するに高城先輩は明久を失った姫路を見て慰めに行ったら明久がいないことをいいことにどんどん姫路に近付いていって、そして今はすっかり恋人なのである 。以外にもそれを聞いた明久は静かだった。むしろ笑っていた

「そして今高城は姫路に婚約を結びたがっている」
「どうするのじゃ?明久?」
いつもなら精一杯邪魔しに、いっただらうしかし明久は

「よかった。姫路さんには高城先輩かぁぁぁ」
「騒がないのか?」
今までの明久と比べると少し落ち着いたオールがあった
「だって僕いったじゃん『いい人に会えるといいね』って明久は明久はあんたバカ?と見下すみたいに言ってみる」
「言ったけど、いいの?アキ?」
「いいも悪いも決めるのは姫路さんだからって明久は明久は少しかっこつけてみる」
召喚獣ごしてもやはり少し落ち込んでいたってことは雄二たちはなんとなく感じていた
 
 

 
後書き
かさ遅くなってごめんなさい!案外番外編の希望が多かったので

感想、意見、、アドレス何でもよろしくお願いいたします 

 

29限目 科学+オカルト+魔術=召喚獣だってぇぇぇ?

 
前書き
久しぶりの本編投稿です。待ってないかも知れないけど遅くなってごめんなさい

それでは始めまーす 

 
「Ver,御坂美琴の超電磁砲(レールガン)
するといきなり明久の召喚獣からどでかい光線が発された。そして姫路を襲おうとした召喚獣は消えていった

『え、えーっと。1人戦死したので第10組全終了しました。組み合わせは30後また放送します』
そして試験召喚大会第3戦が終了した。今回脱落したのは工藤1人である。残り総員20人でその中に学園側はたったの4人である

「わ、私を助けてくれたんですか?」
「・・・・・」
ステージでは姫路と明久が話していた。いや、一方的に姫路が聞いていた、そして明久は何も言わずに黙っていた。姫路をみようともせずに・・・・・

「何で外部者の人間が学園側の人間を助けるんですか?いい加減何か答えて下さい!!」
珍しい姫路の問いかけに、明久はやっと口を開けた

「私が助けたいと思ったからよ、、ただそれだけよ」
これだけ言って明久は静かにステージを降りていった。それでも姫路は何か言おうとしたが言えなかった。なぜなら理由は分からないがその時姫路には降りていった女の後ろ姿が明久に見えたからである

Prrrr
「はい、もしもし。あぁ土御門!どうした?」
『どうしたもこうしたもないぜよ!あれほど学園外では能力は使うな!って言ったのに全くしっかりしてほしいぜよ。』
電話の相手は土御門と言って明久のもうひとつの学校「学園都市」の同級生である。
「でも何で使ったって知ってるの?」
『明久のことは何でもお見通しぜよ!と言うのは嘘で監視中ぜよ!』
「ごめんごめん、つい、ね?許して?」
『しょうがない今回だけぜよ?次はないから気を付けんだぜよ?』
と言ったもののあの明久が守るとは土御門は決して信じていない。何故なら明久はバカだから

「、、、姫路。大丈夫?」
「翔子ちゃん、ありがとうございます。私は大丈夫です」
「何者なんだ?あの人召喚獣は光線放つし」
「いいえ、あれは召喚獣の光線ではありません。私使った事あるからわかるんですけどね、召喚獣の光線は召喚獣にしか効かないんです。だからああやってステージが抉られるなんてあり得ないんです」
確かに明久の召喚獣が撃った超電磁砲(レールガン)の道は抉られていた。そして一瞬の出来事にこんなに知っている姫路の観察力にはあっぱれである

「だが誰にせよ味方なら大歓迎だが、敵なら・・・強敵だ!」

『もうひとついい忘れたぜよ!実は召喚獣は魔術があるんだぜよ!』
「え?魔術?どういう事?魔術は学園都市の一部にしか漏れてないはず」
『恐らく何かの偶然が重なって偶然に魔術が発動し召喚獣が生まれたんだ。だから明久の召喚獣には美坂の容量を減らして上やんの「幻想殺し《イマジンブレイカー》」を増やしておいたぜよ!多分残りの召喚獣は消せるぜよ?』
「いいの?使っても?」
『いいぜよ!ただ必ず優勝するぜよ!』
何故土御門が「幻想殺し《イマジンブレイカー》」の使用を許可したのか?それは使ってもそれが超能力と認識させないからである。

『そして外部者の中にイギリス正教がいるから気をつけるぜよ!』
何故来たのか、それは召喚獣が魔術で生まれた事をどこで知ったのだろう。だから恐らく目的は情報の入手。そして竹原の取引相手である

「わかった。ありがとう土御門」
そうなれば雄二たちが残るのは難しくなってきた。せめて誰がイギリス正教の者か分かれば話が別である


そして第4回戦の内容が配られた。一対一であった。しかしどれも学園側同士の勝負なく誰もかけることなく次のステージに進んだ。

しかし学園長室では、また新たな手紙が学園長の元に届いた。内容は

「優勝してすぐ爆発・・・・・というのは不公平だからもし学園側の人間が優勝した場合その瞬間から4箇所に仕掛けた爆弾が10分置きに爆発する設定にしてある。健闘を祈る!!」

果たして明久は学園と召喚獣を守れるのか?バカで頼りないが頼るしかないのが今の現状だった
そして明久は学園都市の極秘「超能力」を守れるのか?あと魔術もいろいろ機密情報を沢山知っているようだった。何故そんなことまでして昔の学校を守ろうとするのかは土御門はずっと思っていた。しかし明久を見てわかった。ここは明久にとって、とても大事なところであるという事である。守る物がある大切さが分かる土御門はあえて手助けをしたのだ。
 
 

 
後書き
久しぶりの投稿の意見、評価よろしくお願いしまーす 

 

30限目 科学&オカルトVS魔術対決勃発

 
前書き
夏休みの課題補習もおわり学校生活も落ち着いてきたのでこれから毎日できるかも・・・・
できなかったらごめんなさい 

 
文月学園清涼祭二日目メインイベント試験召喚大会もいよいよ終盤を迎えていた。最初300人もの参加者がいたのに今となってはもう20人である。ただし学園側の人間はたったの4人である。それに召喚獣に組み込まれた魔術めあてのイギリス正教側の人間まで参加しているとのこと・・・

『試験召喚大会代4回戦は1対1の個人戦です。対戦表はいつもの場所にあるので各自確認してください。20分後に始めます』

対戦表は
1.坂本VS外部A 2霧島VS外部B 3~7は外部戦。8.姫路VS外部О 9.外部戦
10.吉井VS外部R
であり、また学園側が生徒同士の対戦がないように手を打ってくれたらしい。学園側は手を打ってくれたんだから雄二たちが負けるわけにはいかない・・・・だが

「もう少しだからがんばりましょうよ」
「ああ、そうだな。でも、、、、」
「どうしたの?雄二」
姫路と明久の一戦以来雄二はこんな感じなのある。恐らくこの先が心配なのだろう。雄二が一番三人の中で一番点数が低く今までジリ貧で勝っているため雄二は恐らく
(自分が今足を引っ張っているんじゃないか)
と思っているのであろう。

「多分、オレが最初に抜けると思う」
「大丈夫ですよ、坂本君!弱気にならないで頑張りましょ?」
「ああ、そうだな」


Prrrr
「はい、またなに?土御門」
『いいような悪いようなお知らせだにゃあ』
「どっちだよ!」
『今文月学園に居る魔術側の人間が分かったぜよ』
「本当に?だれ?」
『いいにくいんだけど一人はステイルぜよ』
「ステイルだと!まずいなあいつかぁぁ、あとは?」
『もう一人は神裂ぜよ』
なんともぐりこんでいたのはまたあの二人である。ステイルは上条の《幻想殺し》でなんとかなるものの神裂はワイヤーを使うため、上条の《幻想殺し》が使えなため神裂のほうが苦戦するだろう。これでもし雄二たちとぶつかれば必ずといっていい程恐らくかてないだろう。

「ここにきてあいつ等かよ!」
『まあ頑張るぜよ!それじゃ!』
これだけいって土御門は電話を切ってしまった

『これより第4回戦を始めます。選手はステージに上ってください』

「それじゃあ行って来る・・・」
「頑張ってください坂本君」
「頑張って、、雄二」

雄二のやる気はほとんどないに等しいだろう。その様子も見ていた明久はなんと雄二に近づいていた。そしてなんと

バチーン←明久が雄二を叩く音

「な、何すんだ!」
「あんたがそんな調子でどうするの!しっかりしろ!」
こんな場面はあっただろうか?まさか正体はばれてはいけないのに自分から雄二たちに行ったのだ。でも明久は雄二のあんな調子は見れなかった

「お前、まさか!!」
「じゃあがんばって」
とだけ言って明久はその場を立ち去っていった。その効果はあったようだ

「ハハハハ、んじゃまあ勝ってくる!」
「頑張って」
いつもの雄二に戻って戦って無事買って来た。そして霧島、姫路はも無事通過した。そしてステイルや紙裂も、もちろん通過した

『次の選手はステージに入ってください』

「いくか。」
そして目の前にいたのは・・・・


「ようアキやん!」
「土御門!何でここに?」
なんと目の前に居たのはさっきまで電話していた土御門である

「じゃあ聞くけど今の土御門は敵?それとも味方?」

試獣召喚(サモン)

「もちろん敵ぜよ!!」

試獣召喚(サモン)ッ!!』

「じゃあ倒すまでだ!!!」
「それじゃあ行くぜよ!!」
 
 

 
後書き
これから毎日投稿するつもりです。よろしくお願いシマース 

 

31限目  ガチンコ召喚獣対決

 
前書き
目標・これから一週間1000ページビューにしたいと思います

よろしくお願いします 

 
『Ver,上条当馬の幻想殺し《イマジンブレイカー》』
というと明久の召喚獣は土御門の召喚獣に近づいていった

「おいおい、アキやん。本当にオレの召喚獣を消せるとでも思っているのか?」
「思ってるよ、上条のはすごいからね」
と明久の召喚獣は土御門の召喚獣に触れるも・・・・・

「あれ?消えない?何で?」
「このオレが何もしないとでも本当に思っていたのか?」
なんと上条の『幻想殺し』を使っているのに土御門の召喚獣は消えなかった。

「残念だけどチビアキやんの演算能力は一時的になくさせてもらったぜよ」
土御門は対明久に明久の召喚獣の演算能力をなくし、今まで記憶していた皆の超能力が使えなくなっていた

「これは試験召喚大会ぜよ?今は召喚獣勝負ぜよ?」
「言っとくけど僕は召喚獣の扱いは学園元1位なんだからね」
これで明久と土御門の召喚獣直接対決が始まった。明久と土御門の召喚獣対決は数分経っても決着は着いていなかった。明久は楽勝のようだった。しかし土御門はなかなか辛そうだった。やはり召喚獣対決は経験豊富な明久が有利なようだ

「やるなぁ明久」
「僕を召喚獣に関してなめないで貰ってもいいかな?」
「この調子で超能力開発も滞ればいいんだけどね?」
「ハハハハハ、そこは触らないで」
恐らく明久はむこう(学園都市)でもバカなんだろ。そして少しずつ明久が土御門を押してきた。そしてついに

「土御門。これで止めをさしてあげる」
「あっちゃーーーまいった」
最後に土御門の召喚獣を一刀両断にしてこの勝負は決着がついた

『これで第4回戦が終了しました。次の試合のトーナメント表は20分後また貼りますので各自見てください』

「残りやっと10人だな。後1,2回勝てばだな?」
「そうですね、がんばりましょ」
「あの女の人は結局味方なの?敵?」
「それは分からん。でも味方なら嬉しいが・・・・・敵なら手の施しようがない」

雄二たちが言っている「女の人」とは明久の女装である。雄二たちは二回会っているのに未だに明久だと気がついていないのだ。明久的には気づかれないために女装したが、、、どこかで気づいてほしいと思っているのだが雄二たちは気づいていない。だから明久のことを知らずに敵と思っているのだ。

『第5回戦の対戦方法は5人一組で生き残りは一人です。事実上これが準決勝です。いよいよ終盤になりました。残っている生徒は気合をいれて頑張りましょう』

「なんだと!?土御門!召喚獣の演算能力は大丈夫なの?」
「もう大丈夫ぜよ!何かほしい能力はある?」
「うーん。『幻想殺し』と『超電磁砲』と『瞬間移動』と一応『一方通行』かな?」
「分かったぜよ。今するから待っててくれ」

Aグループ
姫路、霧島、雄二、外部、そしてステイルの五人

Bグループ
明久、外部三人、そして神裂の五人

とうとうイギリス正教との対決が始まる。
そしてもう一つの魔術VS科学の直接対決が始まった 
 

 
後書き
なかなかコラボも難しいですけど、毎日頑張るので評価よろしくお願いしまーす


目標.一週間連続1000ページビューにしたいとおもいます

よろしくお願いします 

 

32限目 それぞれの目的

 
前書き
なんか初日から目標が達成ピンチ状態です。やばいのでバカテスとインデクッスのコラボ率をあげようと思います。よろしくお願いします 

 
Aグループの試合では誰もが学園側の人間が勝つだろうと誰もが予想していた。しかしその予想は覆された。

「おやおやこんなクズが優勝候補者だとでもいうのかい?」
雄二たちは一人の男に叩きのめされていた

「くっ!なんなんだこの男は!」
「ダメです!召喚獣の光線が効きません」
「届く前に何故か消される」
その男とは・・・・ステイル=マグヌスである

「ふー。退屈しのぎにもならない」
「くそっ!俺たちは負けられないんだ!」
「いろいろ君たちも色々背負っている様だけどこっちはこっちで背負っているからね」
ステイルも何かの目的でここに潜伏しているようだった。

「もう止めを刺させてもらうよ」

『forrtis931』我が名が最強である理由をここに証明する

するとステージの周りから火炎が襲うようになった

「くそーー!こんなところで負けられないんだよ」

雄二は最後まで諦めなかった。しかし雄二たちは失格となった

「ふーー。終わった。さて帰るかな」
雄二たちを倒したステイルはステージから出て行こうとしていた。しかしステージにはもう一人いた

「演出ご苦労!!」
「なっ!?お前はさっき倒したはず!」
「ああ、さっきは愉快に素敵に決まったよ」
「何でたっているんだ?」
「なーに。食らう前に少しお前の剣のベクトルを変えただけだ」
なんと立っていたのはアクセラレータだった。

「そんじゃまあ、始めるとしますか。お片づけだ。5分で終わらせてやる」

キュイーーーン←電極の起動音

「自由を手に入れるため、あのガキを守るため俺はもう一度レベル6を目指す!邪魔するなァァァァ!!三下ぁぁぁ!!」
「くっ!!『灰は灰に 塵は塵に 吸血殺しの紅十字』」
2本の巨大な炎の剣が大ハサミのようにアクセラレータを襲っていった。しかしアクセラレータに触れようとした瞬間、炎の剣は消えてしまった
「なっ!?」
「なーに驚くこともないだろ?その炎の剣のベクトルを変化させて消しただけさ」

「これなら出て来い『魔女狩りの王』《イノケンティウス》」
そして出てきたイノケンティンスはアクセラレータに向かって直線で向っていった

「だからよ無駄だって言ってんだろ?もう飽きた」

「ここで負けるわけには行かないんだ!」
さっきの雄二と同じ台詞を言っていた

「悪ィがこっから先は一方通行だぁぁ!!三下は尻尾巻いて大人しく元の場所に帰還しなぁ!」
そう言ってアクセラレータの召喚獣は本人の能力をコピーして、ステイルの召喚獣を倒した

「悪ィな、オレはもうあいつの前では最強にならないといけねぇんだ」
とだけ言ってアクセラレータはその場を去っていった


「お、おい土御門!どういう事だ!なんでここにアクセラが居るんだよ!」
「オレも知らんかったぜよ。正直おどろいてる」

というものの雄二たちはここで脱落となった。
「くそっ!ここまでか!」
「しょうがないよ。もうあきらめよう」

その姿は明久にとって見るにはつらい姿だった

「後は任せて雄二」
明久は雄二とすれ違う際つぶやくように告げた。

「雄二ができないなら僕がなんとかするから」
その一言は雄二にはしっかり聞こえていた

「任せたぞ!!明久」 
 

 
後書き
面倒くさいのであとがきはなしで

評価、感想、アドバイスなんでも待ってマース 

 

33限目 神裂たちの目的

 
前書き
目標はなんとか順調なのでそこはよかったと思ってます。しかしまだまだなのでこれからもよろしくお願いします 

 
Aグループはまさかの学園側の人間でもなくイギリス正教側の人間ではなくまさかの学園都市レベル5の第1位「アクセラレータ」であった。アクセラレータはラストオーダのためもう一度力を手に入れるため参加したのだという。そしてもう一つの目的でここに来ている人間たちがいた・・・・・

『ステージの修理が終了したのでBグループの人たちはステージに登場してください』
そしてBグループの吉井、神裂と外部の人間が登場した。

「神裂さんたちは何でここにきたの?ステイルがあそこまで必死になるってことはインデックスが関係してるの?」
「あなたには関係ありません」
「関係なくはないよ。ここは僕の大切な場所だし。もしインデックスのことは僕も関係あるよ」
吉井が懸命に目的を聞き出そうとしていると

「あなたは関係ないと言っているでしょう!!『七閃』」
いきなり吉井の召喚獣に襲い掛かっていった。そこまで吉井には言わないのだろう

「おいおい!!俺たちを無視するなぁぁ」
急に外部の人間が吉井たちの会話を襲った。
「「邪魔だぁ(です)」」
「七閃」
『Ver,御坂美琴の超電磁砲(レールガン)
といって三人の外部の人間はあっという間に失格となった。そしてステージに残ったのは吉井と神裂の二人だけとはなった

「理由を言わないなら悪いけど終わらせてもらうよ」
「あなたには悪いけど勝たせてもらいます」
吉井と神裂の対戦は始まった。

試獣融合(ユニオン)っ!in吉井明久』
と吉井の召喚獣が吉井の体と融合してしまった。吉井は学園都市で密かに自分の召喚獣のプログラムを変更していたのだ。だから『試獣融合』を自分→召喚獣だけではなく召喚獣→自分もできるようになったのだ

「やりますね、吉井明久」
「まぁね行くよ!!」

そして吉井の科学と神裂の魔術との対決が始まった
「七閃」
神裂が吉井に襲っても吉井は召喚獣との融合で機動力が大幅に高まっていた。そして明久は一度も当たることなくうまく避けきり神裂に確実にダメージを与えいた。

「私は負けるわけにはいかないのです!あの子のため!私たちのためです!」
「やっぱりインデックスが関係しているんだね?」
「ええ、この召喚獣に組み込まれている魔術が脳に活性化するものだと聞いたんです」
「つまり?」
「つまり、この召喚獣の魔術を彼女の脳に入れれば、もしかしたら、もしかしたら壊された記憶が元に戻るかも知れない」
「・・・悪いけどそれは無理だよ。いくら魔術でもあの魔術は根本的に記憶を破壊したんだ。だからもうインデックスが昔のキ記憶を戻すことは━━」
「うるさい!!そんなこと言われなくても分かってます。でもこれしかないんです。私たちだって頑張ったんですよ?でも彼女は怖がって近づいてもくれないんです。昔はあんなにずっと一緒にいたのに、もう彼女は記憶を失うことはないのに」
そう、インデックスと神裂とステイルはかつての同僚だった。しかしイギリス正教と10万3000冊によって記憶をなくしていたのだ。だから神裂はインデクッスの記憶を戻して昔のように接したかったのだろう。

「でもさ、一回話し合ってみれば?上条も一緒にさ?そうすればインデクッスも分かるさ過去は取り戻せなくても三人にはまだまだ先があるんだ。だからインデックスも分かってくれるよ。だからもう一度頑張ってみようよ。こんな迷信でくよくよしてないで自分で自分に嘘つかないでもう一度・・・・」

「・・・・・・そうですね。今回は吉井明久に免じて頑張って見ます」
「そう、じゃあ頑張って。じゃあね」
「え?何言ってるんですか?この勝負はまだついてませんよ?」
「はははっ。じゃあ勝負だ!!」

『Salvare000  救われぬ者に救いの手を』
『Ver,白井黒子の瞬間移動(テレポート)&御坂美琴の超電磁砲(レールガン)

そして二人の決着がついた。

「・・・・それでは頑張ってください」
「うん、ありがと」
「私に勝ったんですから優勝しなかったら・・・・良いですね?」
「はい」

そして決勝戦はアクセラレータ対吉井明久となった

 
 

 
後書き
いつもより長くなりました。評価どうかお願いします 

 

33,5限目 姫路と高城

 
前書き
ちょっと気晴らしに久々の番外編をシマース 

 
明久が召喚獣の中に入って雄二たちと話している間姫路と高城は二人で帰っていた

「・・・・・どうしよ」
「どうしました?姫路嬢?」
「あ、いえ、、なんでもありません」
姫路はまるで上の空のように黙り込んでいた。

「今日学校でなんかありました?」
「いえ、そういうわけじゃないんですけど・・・・・」
姫路は急に消えてそして、また急に現れた明久のことで頭がいっぱいなんだろ

「ただ・・・・」
「どうしました?姫路嬢?」
「明久君が、、今教室にいるんです」
「明久というとあなたを悲しませたあの憎たらしい男ですか?」
高城は明久が居なくなって悲しんでる姫路を慰めてこんなに進展したんだ。「憎たらしい」というよりむしろ感謝するのが妥当だろ。しかし今高城はそんな事は棚に上げて愛する姫路を悲しませた憎たらしい男と思っているのだろう

「やめてください。明久君はそんなに悪い人じゃありませんよ」
「それは。失礼しました。姫路嬢のご友人を罵倒してしまって」
「そこまでいってません。でも明久君が居なくなって悲しんだのは事実です。でもしょうがないんです。それが明久くんですから。高城先輩」
「だからいっていいるでしょう姫路譲。いい加減私の事えお先輩扱いするのはやめてください」
「でも私の事をまだ『嬢』と呼んでいますよね?」
どこから誰から見ても理想のカップルだった・・・・

そのころ・・・教室では
「「「いい加減はなせ!!」」
雄二たちから拷問をうけていた。なぜ何も言わずに行ったのか

「そろそろ帰ってもいいかな?って明久は明久は小さい体を利用して可愛くお願いしてみる」
がそれは雄二たちの怒りに火に油を注いだだけだった

「ふざけるな!このクロヤロウ!!!」
「はいって明久は明久は落ち込んで見る」

とそのとき明久にとってこの時だけの救世主が現れた。

「こるぁぁ!!何しとる!!」
「てっ鉄人!!何でここに?」
「明久がいるって聞いていままでのたまった労働をさせるためにな」
「「「「・・・・・・・っあ、、そう」」」」
けっして救世主などではなかった。ただ労働力を手に入れるためだった

「と思ったが吉井は居ないようだな?居るのはどうやら吉井の召喚獣だけのようだな」
幸いにどうやら鉄人は「吉井明久」がこの文月学園に来ていると思っているらしい

(よーしこのままばれずに鉄人が帰れば・・・)

「しかたない居ないなら帰るか」

(バイバーイて・つ・じーーん)

「明久ならここに居るぞ鉄人」
「言うなよ!このクソ雄二!!って明久は明久は雄二を心の底から罵倒してみる」
「ほう。本当に吉井だなぁ!ちょうどいい。人間のときより役に立ちそうだ!!」

「不幸だーーーーって明久は明久は上条の台詞を使ってみるーー」


そしてあのふたりは

「ひ、姫路?」
「なんですか?た、高城さん」
「だから『さん』もだめといっているでしょ?姫路嬢?あっ」
「ハハハッ。高城先輩だって・・すいません」
「当分僕たちはあこの調子のようですね?」
この調子なら姫路は大丈夫だろ。明久の願いどおりいい人ができた。だから明久はあの時安心したんだろ。こうなることを自分から選らんだ。だから明久も後悔はないはず

「姫路嬢大事な話があります」
「なんですか?高城先輩」
「もし僕たちが高校卒業してもこの関係が続いていたのなら・・・」
「どうしたんですか?」
「この僕と結婚して頂きたい」
なんとも衝撃の告白だった。あの日から一日も明久の事を忘れなかった姫路でさえもこのときだけは明久の事はどっかに飛んでいなくなっていただろう

「え、え、えーと」
「いいですよ。今すぐじゃなくても」
「ひ、一つだけ」
「なんですか?」
「一つだけお願いがあります」
「なんでしょう」
「私からどっかに何も言わずに居なくならないでください」
それは恐らく明久のときのような気持ちにはなりたくないという恐れからだろう

「もりろんです。姫路嬢」
と二人はそれぞれの家に向かった、もちろん帰宅のために

「・・・・・これはヤバイ」
この光景を尾行していたある(ムッツリーニ)はしっから見ていた 
 

 
後書き
番外編はこれで最後です。この続きは本編の最後あたりで大きくかかわります
感想、意見、評価どうかお願いシマース 

 

34限目 決勝戦

 
前書き
遅くなってごめんなさい。 

 
長かった試験召喚大会もいよいよ決勝戦を迎えていた。最初は敵は外部者だけだと思われていたが裏では決して表に出ることのない魔術sideの人間、さらに科学side学園都市最強のアクセラレータまで来ていて、ここ文月学園ではもうひとつの魔術VS科学が行われていた。雄二たち科学sideは学園を守るため優勝を目指していた、しかし禁書目録(インデックス)の記憶を戻すために優勝しようとするステイルと神裂に阻まれてしまった。明久は神裂を倒し決勝戦へ、そしてステイルは能力を取り戻すために優勝しようとするアクセラレータに阻まれて、決勝戦はアクセラレータが登った。明久は姫路のため・・・
アクセラレータは打ち止め《ラストオーダー》と自分のため、天才VSバカ。レベル5VSレベル0、、真逆の二人の戦いが始まろうとしている


「吉井大丈夫かい?本当に信じるよ?」
「任せてよ!学園長」
この言葉は昔の明久から聞いても誰一人信じなかっただろう。しかし今は自分の学校でもない文月学園のために優勝すると言って今、運命の決勝戦を待っていた。しかしまだ明久の事をよく思っていない教師もいるだろう。でも今文月学園を守れるのは明久1人だけなのである

「じゃあ頼んだぞ!吉井!」
「まさか鉄人に頼まれる日が来るなんて思っていませんでしたよ」
「仕方ないだろ!でも今のお前は信用できる!」
「ありがとうございます。それじゃあ」

と言って明久は学園長室を出ていった。文月学園と言うどでかいものを1人背負って頑張りにいった。学園の皆のため・・・やっぱり姫路のためが一番だろう

「おっしゃー行くか」

その頃負けた雄二たちは・・・
「どうするの雄二?」
「そうじゃもう学園sideはもうおらんぞ!このまま教室でくつろぐなんてできる分けなかろう!」
「そうですよ!坂本君!このままじゃあ」
この絶体絶命のピンチの中雄二だけが落ち着いてAクラスでくつろぐ姿が霧島たちには意味が分からなかった

「はぁぁ。落ち着けよ皆」
「「「落ち着いていられる分けないでしょ!」」」
さすがの霧島や無口のムッツリーニでさえも大声で雄二を叱った。だがのんびりする雄二は変わらなかった

「全く、、じゃあ予言してやる!」
急な雄二の発言にビックリした

「雄二。何か変な物でもあった?」
「黙って聞け!」
妙に真剣な雄二にビックリしながらとりあえず言う事を聞いてみた

「大会は心配ない!あいつが何とかする!」
「あいつって誰ですか?もういませんよ!」
「そうじゃ!坂本よ。学園sideはわしらだけじゃ!それに決勝戦は両方少なくとも外部者じゃ!あれが外部者に行くのを阻止するのがわしらの役目じゃろう!」
雄二に皆が怒りをぶつける中雄二は心の中で「あいつ」に聞いていた

(任せたぞ!明久!お前に託すぞ)

『それではこれより文月学園清祭メインイベント試験召喚大会決勝戦を行います。両者はステージに立ってください』


「何だ何だなんですか?はるばる遠いとこまで来たのになんで相手がお前なんだ?吉井?」
「それはこっちが聞きたいよ!アクセラレータ!」
「まぁ何でもいいが俺の野望を止める奴は倒すだけだ!」
「あれ?アクセラレータって僕に勝った事あったけ?」
「うるせぇ!行くぞ三下ァァァ!」
キュイーーーーン←電極の起動音

「こんな言葉知ってるか?先手必勝って言葉?」
といきなりアクセラレータから激しい風とステージのタイルとかが明久に向かって行った。明久がいた場所は煙に巻かれていた。誰もが明久の負けを直感した・・・その時思いがけない場所から吉井の声がした

「全く。これじゃあただの不意打ちじゃないかな?」
なんと明久は天井に立っていた。

「たくっ、、相変わらず面倒な能力だな!」
「そう?僕は結構気に入っているんだけどな?」
明久の能力、、それは「幻想模倣(イマジンコピー)」見た能力を自分の力にできる能力である。一見最強の能力に見えるがこの能力の欠点は見た能力をそのままコピーする事。だから強い能力者に勝てても弱い能力者には勝てないから、測定不能ということでレベル0なのである
後理論上は幾つも記憶できるはずだかできない。なぜなら明久は筋金入りのバガだから!
だから代わりに演算はすべて召喚獣に任せているのだ。

「じゃあ始めるか見たしね!」
『Ver,アクセラレータの一方通行(アクセラレータ)

そして反射VS反射の最強対決が始まった 
 

 
後書き
すいませんでした!遅くなりました!

ここで聞きます。この話の後
姫路と明久のラブコメとまたバカテスと禁書目録のコラボどっちいいですか?
(なるべく読んでくれた皆さんが答えてくれると助かります)
答えは感想のところで宜しくお願いします。

では待ってます 

 

35限目 反射VS反射

 
前書き
ばちばち感想が出てきましたができればもう少しほしいです。よろしくお願いします。期限は来週まででお願いします 

 
いよいよ最強同士の決勝戦が始まった。二人とも「ベクトル変化」である「反射」を使っているため決着はなかなか着かず、今までにない熾烈な戦いになっていた。最初は綺麗にしてあったステージも今となっては跡形もなく、場外制度も今となっては関係なくなっていた。なぜならもうステージと場外との境目がなくなるほど激しい戦いなのだろう

「おいおい。もう終わりかァ?このコピークソヤロウォ?」
「ハハハ、馬鹿言わないでもらえるかな?あんた馬鹿ァ?」
「うるせェ。バカはバカで引っ込んでろこの三下ァァ!!」
「やだね。勝つのはこの僕だからね」
「うるせぇ!勝つのは俺だっていってんだろ!」
そしてまた二人の熾烈な勝負が起こっていた。会場にある至るものが二人にめがけて飛ばしてはどっかに弾き飛ばされては殴りあってと、なかなか決着が着かなかった。アクセラレータも時間制限があるにも関わらず二人の決着が着かないまま10分が経っていた。

「ハァハァ、この三下がぁぁ。調子にのってんじゃねぇぇぇ!」
「ハァハァ、ハァハァ、僕だって、、、負けるわけには、、、いかないんだ!!」
さすがの二人も10分も死闘を繰り返せば疲れるのも当たり前だ。しかし疲れからすればアクセラレータが勝っているようだが実際は少し明久が勝っていた。

「このクソ!!残り時間も少ねえんだ!!」
さすがの最強のアクセラレータも焦ってきたようだ。最強も時間制限にもかてないようだ

「ここでしたくなかったがしょがねぇ。お前が悪いんだからなぁぁぁ」
といきなりアクセラレータは雄たけびをあげて様子が少しおかしくなっていた。

「おいおいマジか!?せこいだろ!それは」
ただ一人吉井は落ち着いていた

「ハハハハハっ。こうなったらもうオレを止められねえぞ!吉井」
するとアクセラレータの背中に突然黒い翼が生えていた。それはまさに堕天使の姿だった

「時間もねぇんだ!一気にケリつけるぞ!!吉井ィィィ」
「上等だぁぁぁ!!『Ver,御坂美琴の超電磁砲(レールガン)&白井黒子の瞬間移動(テレポート)&上条当馬の幻想殺し《イマジンブレイカー》』」
明久も今覚えている全ての能力を開放した。

ズキーーン

「クソッ!!そろそろ限界か!!そんな事言ってられるかァァァ」
明久と明久の召喚獣の二人分の演算能力もそろそろ限界なのだろう。しかし明久もアクセラレータもこれで決着をつけるつもりなのだろう。今自分の持ってる力をすべて使って。

「さぁ死体(スクラップ)のお時間だぁ!!!大人しくしてなぁ!!」

最初に動いたのはアクセラレータだった。翼のせいで起動力が格段にあがっていた。そしていきなり明久の体を貫いた。・・・・・と思ったが

「な、なんだこれ?」
アクセラレータが貫いた明久の体と思っていたものはそれはいきなり消えてなくなった

「なるほどあのオリジナルやろうの能力で電子を操り俺の能力で圧縮し貫く直前でテレポートしたってわけかぁ?」
これは能力をコピーできる明久だからできることだ。

「まぁねそれじゃあ行くよ!」
そして二人はお互いに向かって行った
「行くぞ!三下ァァァ」
「その惨めな幻想をこの右手でブチ殺す!!」

そして二人は激しくぶつかって二人は地面に倒れた

「クソっむかつくやつだな!!三下ぁぁ!!」
「ハハハ。ありがと!!」
「くたばれ!!三下ァァァ」

アクセラレータの拳を明久はテレポートでぎりぎり避け空ぶって無防備なアクセラレータの前に姿を現した

「歯を食いしばれよ!!天才!!僕のバカはちょっとばっかり響くぞ!!」 
 

 
後書き
引き続きこの次の話の事に関するアンケートを待ってます

感想、意見、アドバイスまってマース 

 

36限目 守りたいもの

 
前書き
アンケートの期限は9月25日にしようと思います。それまでに一つでも多くお願いします
 

 
文月学園のメインイベントの試験召喚大会決勝戦も無事終了し、会場は歓喜で沸いていた。その中主人公だった吉井明久(明子)とアクセラレータは倒れていた。激しい戦いで立つ体力がなかった。

「ハァハァ。クソ!!何で勝てないんだ!!!」
「いや、今回は勝ち負けなしでいいと思うよ?」
「うるせぇェ。今の俺の気持ちが分かるかぁぁ?」
「分からないよ。でも一つ分かることがあるよ」

今のアクセラレータと吉井は似た境遇に居るのだろう。だから吉井も何か分かったのかも知れない

「あぁぁ?てめぇぇに何がわかるってんだ?」
「今のアクセラレータでもいいんじゃない?確かに今は能力が制限させて、そのせいでこの前木原に『ラストオーダ』がピンチだったけどさ。でももう御坂妹(シスターズ)の件はいいんじゃないかな?」
「何言ってんだ!?実験だろうと俺は10000ものシスターズを殺したんだぞ!!それがこんなちっぽけなことでチャラになるはずねえだろ!!」

アクセラレータはやはりどこかで10000ものシスターズを殺した責任は感じていたようだ。そしてそれが『ラストオーダ』と守るということが残りのシスターズも守ると言うことにもなるのかも知れない。

「確かに君はどんな経緯、理由があろうと10000のシスターズを殺した。でももう君はそれに匹敵するほどの犠牲、償いはしてきたはずだよ?ラストオーダを助けるかわりに『学園都市最強』の力を犠牲にし、ラストオーダをぼろぼろになってまで木原から守り、もう十分じゃない?」
「でも、いいわけねえだろ!!それに何か俺の中で変わるかも知れねえんだ。俺の中の何かが・・」

アクセラレータがラストオーダにあったのがちょうど上条当馬との一戦の後。負けてからの『何か変わった』と思っているときにアクセラレータはラストオーダにあったのだ。それはアクセラレータにとって自分に対して邪気のない存在が懐かしかったのだろうか。そしてその『何か変わった』を知るためにラストオーダを命がけで守った。自分が変わるために・・・・

「もう十分変わってるじゃん」

唐突過ぎる言葉にさすがのアクセラレータも一瞬反応が遅れてしまった

「、、、何言ってんだ!お前」
「だって今のアクセラレータはもう一人じゃないでしょ?今までは自分を倒そうとする相手しか居なくて、能力で手を繋ぐこともできなかった。でも今は?ラストオーダがいつも繋いでいるじゃん。それにラストオーダじゃなくても居るでしょ?」
「だからなんだっていうんだよ?」
「ここでもし能力が復活したら?もうラストオーダとはつなげないよ?危険から守れるかもしれない。でも、一緒に居るのに触れないほうがもっとつらいと思うんだ。だからもう楽になれば?」

それはもう明久の言うとおりだった。もしここで脳が回復して、能力が復活すれば意識無意識関係なくずっと発動してしまう。そのおかげでラストオーダを敵から100%守れるかもしれない。でもその能力のせいで手を繋ぐことも頭をなでることもできなくなる。もはやそれはアクセラレータにとって昔と変わらないことだった

「ふっ。まさかお前に説教されるとはな」
「いや、そういうつもりじゃなかったんだけど」
「あんなこというけどお前にはあるのか?守るもの」
「うん。ここだよ」
「ここがなんなんだ?」
「ここは僕がこの世で一番大切な人がいる場所なんだ。だから僕はここ文月学園は敵がだれでも守るよ。だからここが僕の守るもの、、かな」
「お前には負けたよ。でも一つ覚えておけ」
「何?」
「恐らく、お前がここにいるとしたら、、、、いやなんでもない」
なにか言いかけようとしたがやめて会場から去っていった

「なにが言いたかったんだろう」
後にこの続きが明久にある決断をさせる。が、今はそれはおいておこう。なぜなら今文月学園はとてつもない窮地に立たされているのだ。だがもうそれはみな大会の事で忘れていた

「ハハハ。やりおった。さぁカウントダウン開始だ!!」



「ところで結局あの人はどっちだったんですか?」
「予言は大丈夫だったの?」
「あの人は誰なの?雄二」

「、、、あ、ああ」
結局姫路たちは決勝にいたのが吉井明久であることは分からなかった

「わたし、ちょっと教室に帰りますね?」
「きをつけるのじゃぞう」
のちにこれも明久に、いや皆にとって重要なことになるのはまだしらない。
竹原の手によって・・・・ 
 

 
後書き
今回は少し分かりずらいかもしれません・・・・
ごめんなさい。次からいよいよクライマックス行きマース 

 

37限目 もうひとつ

 
前書き
特になにもないので始めます 

 
「吉井。頭大丈夫か?」
「土御門か、うーん、良いとはいえないよ」
「全く無茶しすぎだぜよ」
「ハハハ、ごめんね」
「ごめんではすまんぜよ!!後少し能力を使っていたら吉井の脳はダメージを負うことだったぜよ!!自分の身もしっかり管理してほしいぜよ」
「本当にごめん。でも勝ちたかったんだ。大事なものは失いたくないから」

試験召喚大会の決勝戦の一方通行対吉井明久の対決は死闘の末吉井の優勝で清涼祭は幕を閉じた。試験召喚大会が終わって、観戦していた生徒、教師、部外者は校舎の中にはいっていった。

「明久!!」

といきなり明久の後ろから懐かしい声が聞こえた

「雄二!!」

話しかけてきたのは半年前まで悪友だった雄二だった。雄二は半年たっても変わっていなかった

「明久、無事優勝したんだな!」
「ありがと、雄二。ところで何か僕に用でもあるの?」
「ああ、実は、翔子たちがお前に感謝したいっていいだしてな?清涼祭がおわったら翔子の家でやる打ち上げに招待するっていってるんだが・・・・どうする?」
「それってもちろん姫路さんいるよね?美波とか」
「ああ。いつものメンバーは居るぞ」

その『いつものメンバー』は少し違っていた。今は明久がいたところには三年の高城がいた。それもあるのだろう。明久は雄二たちの誘いを断った

「そうか。わかった。姫路には会わないのか?」
「会わない。もう姫路さんにとって僕は過去の人だから。もし僕が行って高城先輩との関係が終わったら大変だからね?そういえば美波のほうは?」
「島田、、は、相変わらず清水がどっぷりだから男子が近づけない状況だ」

清水は最初は清水なりに励ましていたのだが日に日に目的は変わり、そしてエスカレートしていき今にい至っているとの事

「おいバカども!!」

明久と雄二が話している中ある一言が二人の会話を遮った

学園(ばばぁ)長!!」

そこにいたのは緊急会議を終えてやって来た学園長の姿だった

「暗号は解けたのかい?」
「暗号?何それ?」
「とぼけるんじゃないよ!!あんたが『任せてくて』って言ったんだろう!?」

明久は急いでポケットの中を探すと暗号の紙が見つかった。

「ヤバイ、忘れてた」
「急いで解いておくれ!!時間がないんだ!!」
「ちょっと待ってよえーと『上についたふた。もう一つの「にく」。下の小さい子供。道がない遠くに国がある』かぁ、多分これは最初のと同じ解き方でいいと思うんだ」
「最初のってお前あれ解けたのか!」
「うん、まーね」

それを聞くと雄二は絶望したかのように膝をついて悔しがっていた

「明久に負けただと。このバカに??なんて恥だ」

恐らく心でつぶやいてるつもりだろうけどしっかり言葉に出ていた

それはさておき
「多分この暗号は言葉が漢字の部首をあらわしているんだ。だからそれを考えると」
それ元に考えるとこうなる

上についたふた→「亠」。。 下の小さい子供→子。道がない遠くの国→園となる

「ちょっとまて、なんで最後が『園』になるんだ!!」
「えっとね。『遠』の部首の『辶』は本来『道』ていう意味があって。『国』は部首で『(くにがまえ)』をあらわすんだ。だから『道がない遠くの国』って言うのは『遠』の『辶』と取り除いて『(くにがまえ)』をつけると『園』になるってことさ」
「なるほどな。じゃああとひとつは?」
「それが分からないんだ『もう一つの「にく」』なんて「にく」っていう部首はないはずだから」
「そうか、でもそれが分かっても意味なくねえか?」
「いいや、おおよその見当はついているんだ。でもこれは全部とかないと正解には行かないんだ」

考えているうちにも時間は迫っていた

竹原作戦実行まで後8分

「坂本ぉぉ!そこで何している!!」

いきなり乱入してきたのはいつもの鉄人である

「あ、鉄人『にく』っていう部首ってない?」

突然の質問をされた鉄人は驚いた様子だった

「部首で「にく」ならあるぞ」

さすが鉄人である!補習担当だけの事はある

「本当?なに?」
「それは『月』だこれは「肘」とか体の漢字の部首はこれだ」
「明久!!どうだ」
「これでそろったのは『亠』と『月』と『子』と『園』だよ」

そしてこれを並べて漢字にする

作戦実行まで後5分


「そんな!!」
「「どうした!!吉井 (明久)」」
「先生今すぐ学園内に居る人間を避難させて!!」

明久は叫ぶように周りの先生に求めた

「なぜだ!吉井」
「この『亠』と『月』と『子』と『園』を組み合わせて作った漢字が『文月学園』なんだ!!」

『今校舎に居る人全員は速やかにグラウンドに集合させてください。』

吉井の説明を聞いた先生たちが急いで生徒、関係者をグラウンドに集めだした。しかし文化祭ということだけあり数分で全員集まるとは思えなかった。しかし、一斉に生徒たちはグラウンドに殺到してきた。恐らく何かのイベントだと思ったのだろう。そして教師は各クラスの点呼をはじめた。

作戦実行まで後3分

報告では一年と三年の全員の確認がとれた

作戦実行まで後2分

「後は2年Aクラスだけか」
「それって、雄二たちの?」
「ああ、全員いるといいんだが」

作戦実行まで後1分

「大変です!!二人居ません」
「だれだ!!」
「姫路瑞希と島田美波です」
「ナンだって!?」

二人の居ないことを聞いた瞬間校舎から急にピカッと閃光が起こったと思うと、激しし爆発音と衝撃波がグラウンドにいた全員を襲った。

・・・・姫路と美波が居る校舎から

 
 

 
後書き
遅くなってすいません。問題はどうだったでしょうか。
意見、感想、などまってマース 

 

38限目 奇蹟

 
前書き
遅くなってごめんなさい。気に入らなくて一回消しましたが、気にしないで下さい
 

 
「さて、やることは決まった。土御門入力お願い」
「バカを言うな!今のお前の脳は既に限界のはずだ!これ以上使ったら」

明久は大会で能力を沢山使ったため脳のダメージが大きかった。土御門のいう通りこれ以上使うのはとても危険なのだ。それは明久自身が一番知っている事だ

「でも僕なんかより危険な状況にいる人が居るんだ!ここで何もしないよりいいよ!」
「しかしだな?次どこが爆発するか分からないんだぞ?それにここはもうお前のいる場所じゃないんだろ?何でそこまでするんだよ」

確かに文月学園はもう明久のいる場所ではない。でも
「理由なんかいるかよ。文月学園(ここ)には僕の大切な人が沢山居るんだ。僕は大切な人をまもりたいだけだよ」

とは言うものの明久の脳は限界を迎えているだろう。いくら演算を外部が行っているからっていつその分のダメージが明久の脳に来るか分からない。もしダメージが来て耐えられなくて脳が損傷したらさすがに命の保証は持てない。だからそれを知っている土御門だから、既に一回ダメージを負って脆い事は知っているだから、こんなに必死に説得しても明久は

「頼むよ!土御門!僕は大切な人を守る力が欲しくて学園都市に来たんだ。なのに今使わなくて二人を助けられなかったら僕は一生後悔する。僕はもう誰にも死んでほしくないんだ」

その時明久は妹達(シスターズ)が浮かんでいた。自分が力がなかったから、力があればもっと死ななくて済んだはずなのに、少し手を伸ばせば助けられたかも知れないのに力がなかったって。

「でも今は守れるだけの力があるんだ!今使わなかったら僕はただの上層部の犬になる!いや、なったっていいよ!ただ姫路さんと美波は助ける!」
「ハァ、お前に何かあったらねーちんに何て言われるか」
「頼むよ!土御門」
「分かった、俺の敗けだ」

とうとう明久の想いが土御門に届いたのだろう。土御門は明久の召喚獣に『瞬間移動(テレポート)』を入力した。

そしてすべての準備が整った

「じゃあ雄二行ってくる」
「頼んだぞ!明久!」
そして姫路と美波を助けるため明久は学園に向かう

『Ver,白井黒子の瞬間移動(テレポート)』「待ちなさい!吉井君」

明久を止める者、それは姫路の彼氏で婚約を約束した男高城登場

「お久しぶりです。高城先輩」
「久しぶりだね、吉井君」
「待っててください。あなたの大切な人は僕がちゃんと助けて来ますよ」
「いや、それを止めに来たんだ」

その一言は誰予想できなかった。だって普通なら「頼む」とか「絶対助けてくれ」とか言うはずなのにこの男は

「それはどういう意味?」
「だから、姫路はもう手遅れだと言うことさ」

なんと自分の彼女を助けにいくな。いや、見殺しにしろと言ってるようなものだろう

「ふざけるなよ!姫路さんと美波はまだ生きているんだ」
「よく考えたまえ!今の状況を!」

高城のいう通り次の爆発までもうない。それに最初の爆発で姫路のいる棟全体に火の手が上がっていた。確かに姫路と美波をこれから助けにいくとしても成功率は少ない。

「もし、これで助かったらまさに『奇蹟』だろうが生憎私はそういう非現実的な事は信じないでタイプでね。だから、姫路と島田さんは諦めたまえ吉井君」
「ふざけんじゃねぇ!お前姫路さんの彼氏だろ!今あんな状況に居るのに姫路さんは助けが来るのを信じて待っているのにお前が見捨ててどうすんだ!!」

大切な人が今にも死にそうなのに死なせろと言う高城に明久は激怒した。
だが状況は悪くなる一方だ。なんと2個目の爆弾が爆発してしまった。それは姫路さんの居る棟の最上階。もはやいつ崩れ落ちるかは時間の問題だった

「ほら、見たまえ。もう今さら行ったところで助からん。『奇蹟』何てこの世には存在しないのだよ。この世は全て必然で成り立って居るのだから」


「グタグタうるせぇ。必然がどうだとか関係ないよ。例え可能性が1%もなくても諦めないで限界まで頑張ってなんとかなるって信じて初めて『奇蹟』は起こるんだ。あんたがどれだけ『奇蹟』を否定しようがこの世に『奇蹟』はあるんだ。もう助からないだ?彼氏のくせに彼女を助けようもしないやつに『奇蹟』何て来ないよ!『奇蹟』はほんの僅かな可能性に懸けて一生懸命頑張った人に来るものなんだ!
あんたまだは何もしてないのに諦めてんじゃないよ!諦めるなら命懸けて頑張ってから言え」

「何で君はそこまで助けようとするんだい?」
「理由なんかいるかな?人が人を傷つけるのに動機が必要だとしても人が人を助けるのに理由なんていちいち考えないでしょ?」

「君の言う通りだ。悪かった。頼む姫路を助けてやってくれ!」
「うん。任せて」

『Ver,白井黒子の瞬間移動(テレポート)
自分の夢のため、皆のため、そして大好きな姫路のため明久は文月学園に行った

 
 

 
後書き
遅くなってごめんなさい。
お待たせしやした。する時間が取れずに

感想待ってまーす。あと評価もお願いします 

 

39限目 お待たせ

 
前書き
やっと続きをやります。待ってくれてた人お待たせしやした
 

 
『白井黒子の瞬間移動(テレポート)

ようやく明久は姫路と美波が残っているであろう校舎に到達した。しかし既にその棟は下からの爆発と上からの爆発によって火の手が回っていた

「ゴホッ、ヤバイな早く二人を見つけて出ないと、ゴホッゴホッ。待ってて姫路さん。美波」

明久はほぼ火の海状態の棟に飛び込んでいった。その頃姫路は

「ゴホッゴホッ、大丈夫ですか?美波ちゃん?」
「瑞樹こそ大丈夫?ゴホッ」
「私は大丈夫です。でもいつこの棟が崩れ落ちるか」
「誰かが助けに来てくれるから待ってよ?」
「はい」

姫路と美波は合流して助けを待っていた。だが、姫路の言うとおり2回の爆発のせいで棟全体がもろくなっていて恐らく後1回爆発すれば跡形もなく崩れ落ち程だろう

「・・・美波ちゃん」
「何?瑞樹?」
「何で美波ちゃんはそんなに強いんですか?」
「強いって?」
「明久君の時も今もなんで美波ちゃんはそんなに元気なんですか?」
「ウチだって怖いよ。確かにアキの時は悲しかった。でもウチはアキを信じるって決めてるから、それにウチは皆を信じてる。坂本達が助けてくれるって、それに待っててくれってアキに頼まれたから」
「・・・・・私は」
「いいと思うよ?アキ言ってたじゃん「いい人に出会えるといいね」って」
「せめて、一度明久君に会って謝りたかったです。死んじゃう前に」
「何言ってるのよ!瑞樹」

とは言うもののとうとう棟全体が火の海に包まれ、崩壊が始まった。


「くそっ!!ヤバイこれ以上待たせるわけにはいかない。危険だけど瞬間移動(テレポート)で探すか」

そして明久は瞬間移動(テレポート)の連続移動で二人を探し始めた。しかしそれは明久にとってあまりも負担の大きいものだった。でも今の明久には「二人を助ける」しか頭になかった

「待ってて今助けるから」


「美波ちゃん何してるんですか?」
「何ってここから出るのよ」
「でも手が!」

美波は出入り口を防いでる瓦礫をどかし始めていた。でもその瓦礫は火のせいで熱くなっていてどかしている美波の手は火傷していた。

「痛くないんですか?何でそこまでするんですか!?」
「痛いよ。でもアキに待っててくれっていわれたから。だからウチは生きてアキを待つって決めたの」
「・・・・美波ちゃん」
「ごめんね?でもウチは決めたの。だからウチは諦めないよ。助けは絶対来る!!」


「ハァハァ。クソッ!!どこだ!美波!姫路さん!」

「誰か居るみたいですよ」
「ほんと?」

「姫路さん!美波!」
「私はここです!!」

ようやく明久は二人のいるところにまで到達した。しかしそれを阻むかのように大きな瓦礫が三人を阻んでいた。

「瓦礫が邪魔で、どうしましょ?」
「待ってて、ちょっとどいて『Ver,御坂美琴の超電磁砲(レールガン)』」

御坂の超電磁砲(レールガン)で瓦礫を吹き飛ばした

「大丈夫?二人とも!!」
「高城先輩!!」

「え、え?高城先輩?」

助けにきたのは明久のはず・・・なぜ。明久が恐る恐るその教室にあった鏡を見ると

「えーーーなんで?まさか土御門!!」

そう土御門の仕業である。恐らく土御門は瞬間移動(テレポート)と共に海原の変装も入力したのだろう

「おまけだにゃあ!!あきやん」

「あのヤロウ。やってくれるね」
「あのう高城先輩?」
「ああ、悪いね?さあ逃げよう」
「はい、でもどうやってきたんですか?」
「ハハっ、いいから逃げよう、これ以上居ると危険だ」

そして明久(高城)は無事二人を救出し雄二たちと合流した

「大丈夫だった?二人とも!」
「はい、高城先輩が助けてくれました」
「ははっ、二人が無事でよかったよ」

「僕は少し失礼するよ」

そして明久(高城)は雄二たちと離れていった。

「ハァハァっ。グウッ。さすがに使いすぎた」
「大丈夫か?あきやん」
「つ、土御門か。待ってて」
「もう止めないぜ」
「ありがと。いってくる」

そしてまた明久(高城)はまた雄二たちと合流した

「大丈夫か明久」
「うん、だいじょうぶだよ」

しかし、明久の脳は大丈夫ではなかった

ズキーン
とうとう今までのダメージだ脳にいってしまった。そして海原の能力も解除された

「大丈夫ですか?高城先輩・・・明久君!!」
「アキだったの?」
「はぁはぁ。待ってて文月学園は僕が守るから」
「無理よ!アキだってぼろぼろじゃない」
「そうだ明久、脳は大丈夫じゃないだろ!!」
「下手したら今度こそ死んじゃいます。やめてください明久君」


「じゃあさ協力してよ。何一つ失うことなく皆が笑って帰って明日を迎えるって言うのが僕の夢だ。だからそれが叶うように協力してよ」

「明久」

「待っててよ。必ず皆の大切な場所は守るよ。約束する」
「・・・・明久君」

「全く、アキやんも上やんも同じこと言って」
「そういう事だ土御門。ごめんね?」

「明久一つ約束しろ」
「雄二?なに?」
「必ず生きて帰って来い!!」
「うん」


 
 

 
後書き
今回は上条さんの名言を入れちゃいました 

 

40限目 守りたい人、場所、もの

 
前書き
そろそろ清涼祭編も終わりに近づきました。前回まではちょっと時間が作れなく、遅くなる結果になりましたがこれからは恐らくないようにします(泣 

 
「ハァハァ、ゴホッゴホッ」

火の海状態の文月学園の校舎に明久は一生懸命走っていた。文月学園に仕掛けられた3つの爆弾を見つけるために

「次の爆発まで後6分。急いで見つけないと」

とはいうものの文月学園の校舎は広く探すのは大変であり、ましてはどの爆弾がい爆発するか分からないこの状況では、下手したら死ぬ可能性も十分考えられた。その事は十分明久も分かっていた。だがそんな事は明久には関係なかった

「にしても大きいな、これだと探すのも骨が折れるぞ」

そして明久は探しながら廊下にあった瓦礫を端によせて万が一の事も考えて壁によせて厚くして補強しながら探し回っていた。



「明久君、大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だろ、今は明久を信じるしかない」
「でも、万が一ですよ?もし明久君が・・・」
「明やんなら大丈夫だぜよ」

いきなり土御門は姫路たちの会話に割り込んできた

「あんたは?」
「オレか?おれは土御門といって明やんの仲間ぜよ」
「何で明久君はあんな無茶するんですか?」
「お!あんたが姫路かい?」
「え?は、はい」
「いつも明やんから聞いてるぜ」
「え?」
「明やんは大切な人を守るために学園都市(ここ)に来たっていってたぜよ」
「明久君が?そんな事・・・」

改めて知る明久の本当の気持ち。それは今も昔も変わらないものだった

「だから今は明やんを信じて待つのが一番ぜよ!」
(待ってるぜ、明やん)

一方明久は、二つ目の爆弾を探していたが、多用しているせいでダメージが蓄積させれいた

「クソッ、ハァハァ。時間がないのに。こんなところで、ハァハァ、休んでるわけにはいかない」

するとたま校舎の崩落が始まった。しかし明久の補強のおかげでそこまで崩落はなかった。

「時間がないんだ、もう一つまで後4分なのに」

Prrrrr

「話は聞きました。ようやく私たちの出番ですね、とミサカは絶妙のタイミングで登場します」
「ミサカ妹!何で?」
「ミサカネットワークをなめないでくださいと、ミサカはドヤ顔をします」
「どもどうするの?」
「あなたの召喚獣とミサカネットワークを同調させて電波探知します、とミサカは自慢げに答えます」

さすが学園都市開発のミサカネットワークである。そしてミサカ妹は明久の召喚獣と同調した

「見つけました、とミサカは答えます」
「ありがと、で、どこ?」
「ここから前方10m進んでその後右に曲がったところです」
「ありがと、行ってみるよ」

そして明久はミサカ妹の言う通り行きもうひとつ見つけた。だが爆弾はもう一つ残っている。

「もう一つは?」
「まってください、今探してます、とミサカは探します」

そしてミサカ妹は探し出した。

「もう一つは」

言おうとした瞬間落ちてきた瓦礫によって阻まれた。それに気づいた明久は間一髪避けたものの、そのせいで携帯電話が瓦礫の下になってしまった

「クソッ!クソックソ!後1つなのに!どうやって探せばいいんだ」

ミサカ妹と連絡が取れない今また、自力で探さなくてはいけなくなった。そして明久はまた一人で探し歩き始めた

「これは大変ヤバイ状況ですね、とミサカは今の状況を分析します」

その間も明久は探していた

「ハァハァ、どこだ、、、」
「まてよ?何で竹原は『文月学園そのものを消してやる』って言ったんだ?普通なら『文月学園を消してやる』でもいいはずなのに」

明久は一番最初の違和感を思い出した。何か重要な気がして・・・
考えていると明久の足元に一枚の紙が落ちた

「そういえば、文月学園っていきなり有名になったんだよな」

その紙には今回の清涼祭の詳細が記載されていた。そのなかには文月学園の詳細が載っていた

「文月学園って試験召喚獣で有名なったんだよね?まさか『文月学園そのものを消す』って!試験召喚獣のシステム!!」

「ようやく分かりましたね、とミサカは答えあわせをします」

といきなり通じないはずのミサカ妹の声がして明久は正直一番驚いた

「ミサカ妹!何で」
「あなたの召喚獣と同調して話しています、とミサカはマジックの種明かしをします」
「ビックリさせないでよ!」
「そんな事喋べってる時間ありませんよ、とミサカは現場状況を分析します」

そして急いで明久とミサカ妹?は召喚獣システムのある場所に行った。そして着いてみたが周りには何もなかった。

「何でないんだ?」
「まさかこの中では何でしょうか?、とミサカは助言します」
「じゃあ行くか」
「その前に一つ良いですか?、とミサカは質問します」
「なに?」
「何であなたはそこまでするんですか?、とミサカは質問します」
「居るんだよ、ここに。大切な人が。だからその人の場所は守りたいんだ」

『Ver,白井黒子の瞬間移動(テレポート)
そして明久は試験召喚獣システム内部に入った。すると

『侵入者、侵入者、マニュアルに従って試験召喚獣を全部オフとします』
恐らくこれは学園長のアレだろう。(詳しくはバカとテストと召喚獣のアニメ 暴走と迷宮と召喚獣補完計画)。そして明久の召喚獣は消えて、完全にミサカ妹との会話手段が途切れた

「仕方ない。自力で見つけるしかない」

そして明久はその中で探した。そしてついに

「見つけた。ヤバかった。あと2分だった。後はこれをどっかにすれば・・と」

そしてやっと明久は残った爆弾を回収した。そして明久は無事元の火の海の校舎に戻った

「ハァハァハァ。グワッ」

ここにきて今日一番の痛みが明久を襲った。そして耐え切れなくて明久はその場に倒れてしまった

「クソッ!こんなところで止まってる訳にはいかないんだ!!雄二と約束したんだ!生きて帰ってくるって」

とはいうものの既に明久の体は一酸化炭素中毒を起こして体は言うことを聞かなかった。

「ダメだ、、、ここで、、止まってる、、、訳には、、、」

「ごめん、、、みんな」

明久はその場から動かなくなった




その後消防隊によって火は消えて消防隊と教師、姫路たちは懸命に校舎を探したが明久は見つからなかった

 
 

 
後書き
長くなってしまってごめんなさい。どうか勘弁してくだせえ

感想なんでも待ってます 

 

41限目 行くんじゃない帰るんだ

 
前書き
遅くなってごめんなさい。
清涼祭編最終回です。ちなみにととある魔術の禁書目録とのコラボもしばらくやめますがこれからもよろしくお願いしまーす 

 
「全く世話かけさせやがって。ナンで俺が助けなきゃいけないんだ?」
「だって、助けるのに理由は要らないっていう明久の言葉にミサカはミサカは感動したんだから」



「僕は、、、どうしたんだろ」

無事学園中の爆弾を処理した明久はその場に倒れて、、、そこから記憶がない

「まぁ、守れたからいいか。」

すると知らないところから声がする

「結局明やんはどうなんだ?」
「明久君は無事助かったけど、、後は本人次第だね」

「そっか僕助かったんだ。よかった約束守れた」

約束、、生きて帰ってくるという雄二との約束。

「じゃあ行こうか、待ってって皆」

そして明久は目を覚ました



「アレだけ脳を無茶してもなにもないなんて君の体って意外とファンタジー?」
「ハハハハ、本当に運が良かったですよ」
「でも、よくいけたね?いくら学習装置(テスタメント)で向こうの情報を入っていたからってアレほど無茶するかい?」
「分かりません、ただなんとなく姫路さんと美波を助けないといけないと、思っただけです」
「けど、一回消えた記憶が戻るなんてどんだけ君の脳はファンタジーなんだい?」

実は明久はあの時文月学園の記憶はなかった。一回脳を損傷して失ったのだ。しかしそれが今回で奇蹟的に全て戻ったのだ

「大丈夫か!明久!」

いきなり明久の病室に飛び込んできたのは

「上条!!とインデックス!!」
「大丈夫なの?明久」
「うん、もう元気だよ。記憶も戻ったし、健康そのものだよ」
「それは良かった。じゃあ俺たちは行くな」
「エーーー!当馬!!もう少し居たいよ」

インデックスが駄々をこねながらも上条とインデックスは明久の病室を後にした

「さて、本当に行くのかい?」
「行くんじゃないです。帰るんですよ・・・・・文月学園に」
「そうかい・・・分かったよ」

それから1週間後退院した明久は学園都市を出て行った

「土御門君」
「なんだい?先生」
「どうして明久君の能力は消去しなかったんだい?」
「あれは、消去できないパターンぜよ」
「てことは・・・・」
「明やんの能力は上やんと同じ天性の能力。それに召喚獣を狙う奴等から守るにも必要だ」



そして明久は清涼祭から2週間たった文月学園に帰ってきた。校舎はもうほとんど壊れた箇所は直されて、さらに少しだけFクラスの教室の設備が良くなっていた。



「また、お前ら半年前に逆戻りだな」

鉄人は雄二たちに見かねてはき捨てるようにつぶやいた

「うるさい、鉄人。明久は見つからなかったんだ」
「そうじゃのう、いくら明久でも」
「でも、秀吉君まだ死んだとは分からないよ?」
「でもなら明久君は必ず帰ってくるはずです。かえってこないって事は・・・・」

「はぁ・・・何言ってんだか」

明久はその様子を窓から見ていた。そして静かにその場を後にした。そして教室を後にして明久が向かったのは学園長室

コンコンッ

「はい、どうぞ」
「失礼シマース」
「明久!!生きていたのかい!!」
「勝手に殺さないでくださいよ」

そして明久は入学手続きを終えてその日は帰っていった

そしてしばらくして授業が終了した雄二たちも帰っていった

「皆さん、いい加減明久の事は忘れませんか?」
「ふざけるな!いくらあんたでも許さねぇぞ」

さすがの雄二も今の高城の話は許せない一言だった

「これは失礼しました。しかしいつまでも死んだ人を悔やんでも前には進めませんよ?」

それから皆は黙り込んでそれぞれ家に帰っていった

そして次の日が訪れた

「今日は新入生がやってきた」
鉄人の突然の報告にクラス中はにぎやかになった

「あっそ。で?」
「・・・・興味ない」
「ウチも正直興味ないかな?」
「まぁまぁそういうな!お前たちと認識あるぞ?」

鉄人はもちろん転入生が明久と言うことは知っている

「はぁー興味ない。だったら明久の事を教えろ」
「・・・・同意」
「でもアキは・・・・・」
「だとしても確証がほしい」
「・・・・うん、死んだと信じるのはそれから」
「そうですね、明久君を信じたいですが・・・・」

「あーーもう!!勝手に人を殺すなーーーー!!」

遂に我慢できなくなって明久が怒りMAXで登場した

「聞いてれば、死んだ確証くれーー、とか。死んだと信じるのはそれからーーとか勝手に殺すな!!こんなに信用ないとは思わなかったよ」

「あ、明久?なのか?」
「生きてたんですか?」
「幽霊じゃ、、ない、、よね?」

「だーかーらー。勝手に殺さないでよ」

するといきなり雄二が殴ってきた

グフッ

「何するんだ!!雄二」
「何じゃねぇ、心配させんじゃねぇ」
「ごめん、でも約束、、守ったよ」

「ああ、そうだな。後まさか『よろしくお願いします』て言うわけじゃないよな?」

「うん。皆。ただいま」 
 

 
後書き
これからはバカテス一本でいきますが、またコラボします。次回から新シリーズ行きマース 

 

42限目 2年Fクラス

 
前書き
清涼祭編も終わった事ですので、やってみたかったバカとテストの召喚獣の恋愛編を始めようと思います。初めてなのでよろしくです 

 
「ねぇ、ところで、、、僕の席どこ?」
「ああ、その件なんだけどな、、俺たちはFクラスだ」
「、、、、え?」

文月学園にきてさっそくのアクシデント

「いったいどういうこと?、、、雄二」
「どうもこうも、、、簡単にいうと俺たちがバカだからだ」
「あ、、もういい」

その一言で明久は全てを悟ったのだろう。それ以上聞くのをやめた。恐らくFクラスの奴があまりにもバカだから、Aクラスの勉学を妨げるという理由だろう

「なんだよ、せっかく頑張って合同にしてあげたのに、少しは頑張らなかったの?」
「いや、頑張ったんだけどな、、結局Aクラスの10分の1にも満たなかった」
「僕だってAクラスで勉強したかったのに」
「いや、違うだろ。どうせお前はパソコンとお菓子とジュースが目的だろ」

それには明久は答えられなかった。図星だから

「な、な、な訳ないよ。もちろん・・・」
「お菓子」
「・・・座り心地のいいソファ」
「ジュースじゃろう?」

半年経とうが雄二たちは変わらず明久を迎え入れた。しかし、姫路だけは違っていた

「ん?姫路さんどうしたの?」
「い、いえなんでもないですよ。明久君。お帰りなさい」
(どうしたんだろう、、、、姫路さん)

「いいからお前らは元のFクラスに行かんか!!」

「「「へーーい」」」


そして元FクラスはAクラスからFクラスに逆戻りしてしまった

「なんで僕だけAクラスの設備を体験できないんだよ」
「文句ばっかり言わないのアキ!!だったら試召戦争で勝てばいいじゃない。もうずっといるんでしょ?アキ」

そういうなり美波は少し心配そうな目で明久を見ていた。それを察知したのか明久は優しそうな目をして美波を見て答えた

「大丈夫だよ。もう学園都市に行くことはないと思うよ」
「よかった。そうだ今度なんか奢りなさいよ」
「えぇ!?何かした?」
「せっかく待ってたんだからそれ位当たり前じゃない」
「・・・わかったよ。ところで姫路さん何かあったの?何か元気ないみたいだけど」
「あ、ああ姫路か、まあな」
「多分なぁ、アレだな?」
「ええ、アレね」

(ん?そういえば・・アレかな?)


 
 

 
後書き
これから本格的に始めます。感想などよろしくです 

 

43限目 過去と現在

 
前書き
やりたかったバカテスの恋愛編だけど、いざやってみると案外大変。でも頑張りマース 

 
明久が戻り、そして雄二たちの教室はAクラスから元のFクラスの設備に戻り半年前と同じになっていた。が、何かが変わっていた

一つ目は雄二である

「、、、翔子。何でここに居る」
「一緒に勉強、、したいから」
「勝手にしろ」

昔なら理由をつけて無理やりでも霧島さんを帰していたが、今はそんなそぶりも見せず旗から見ればただの仲のいいカップルである。

細かく見ていけばもっとあるが、一番気になるのは姫路である

「姫路さん?どうしたの?おーい」
「え、あ、は、はい、ごめんなさい、何でしょう明久君?」
「どうしたの?ボーっとしちゃって、大丈夫?」
「は、はい。大丈夫、、です」

そういうもどこか元気がなかった。雄二たちに聞いてみるも「アレだ」というばかりで細かいことは教えてくれなかった。

「やっぱりあのことかな?」

明久は明久で考え姫路を何とか元気にしようと考えていたが・・・・

「瑞樹、、大丈夫?」
「美波ちゃん。ありがとうございます」
「アキには言わないの?高城先輩との事」
「いいます。でも、、もう少し後にします」

姫路は元気がない理由。それは高城との関係をいつ明久に言うかであった。そんな中明久たちはいつもの授業をうけていた。そして昼休み・・・・

「吉井!!こい雑用だ!!」
「え?」

いきなりの鉄人の発言に明久は驚きながらイヤイヤ着いて行った。そして明久が居なくなるのを確認してから雄二たちは

「姫路、どうするつもりだ?」
「分かりませんが、でも今日言うつもりです」
「そうか、わかった。じゃあ何もいわねぇ。頑張れ」

そんな中明久は半年振りに教師たちの雑用をこなした。というも道具の移動は面倒くさいので『瞬間移動(テレポート)』で済ませてしまった。しかし雑用で昼休みがつぶれてしまった。そして相変わらず昼の授業は全て寝てすごした。そして放課後・・・・

「そうだ。吉井、また雑用あるぞ」
「へいへい」

半年経っても明久の「観察処分者」というレッテルは落ちていなかった。そしてまた教師たちの雑用をこなし、へとへとの状態で教室に戻った。

「はぁー疲れた。初日からこれって、、、まぁ戻ってきたって実感が沸くんだよな、これが」

一人つぶやきながら一人考えこんでいた。

「僕って、戻ってきて良かったのかなぁ?」

実は明久は帰る前にこんな不安があった。自分が戻ることによって皆に迷惑じゃないだろうかとかあったが。一時期はそんな不安は消えて戻ったが、実際戻って姫路をみて不安が再びやってきた

ガラガラガラッ

すると、誰もいないはずなのに教室の扉が開いた

「姫路さんっ!」

そこにいたのはいないはずの姫路さんだった。

「聞いてたの?今の」
「どうしたんですか?明久君」
「い、いや、聞いてないならいいや」
「明久君今暇ですか?」
「うん、暇だよ。ねぇ一つ聞いていいかなぁ?」

明久はさっきの不安を姫路に聞いた

「迷惑じゃないですよ。皆明久君が帰ってきて嬉しいですよ。どうしたんですか?明久君?」

それを聞いた明久はホッとした様子で少し元気を取り戻した

「あ、あの明久君!!」

珍しく大きい声の姫路さんの声に明久は驚きながら答えた

「何?姫路さん」
「ごめんなさい」

いきなり謝りだした姫路に明久は処理限界を迎えた

「どうしたの?」
「あのとき、明久君に酷いことを言ってしまって。いくら知らなかったとはいえごめんなさい」

あの時、、とは半年前の明久の振ったときであった。姫路は謝れなかった事が姫路にとって一番の心残りであった。そしてもう一つ・・・・

「あ、あの明久君に言わなくちゃいけないことがあるんです」
「なに?姫路さん」
「実は、私、高城先輩と付き合っているんです、、、それと」
「うん。知ってるよ。それと」
「それと、、、高城先輩に婚約してといわれたんです」

その間明久はただ黙って姫路の話を聞いた。静かにひたすら姫路の言葉を・・・

「そして結ぶことにしたんです。高城先輩との婚約。。」

そして言うことはいった。姫路は明久の反応は心配だった。が、明久の反応は姫路の予想とは逆だった

「よかったじゃん、姫路さん」
「ごめんなさい、明久君」
「何を謝るの?姫路さん?何も悪いことしてないでしょ?」
「だって、「待っててくれ」って書いてあったのに私、私」
「いいよ、あんなの忘れて、それより良かったね姫路さん」
「あ、あの来週お祝い会あるんですけどどうします?」
「もちろん、行くよ」

それをいうなり明久と姫路はギクシャクして?無事雄二たちと合流した。もちろんそこには高城先輩が一緒である
「どうする?これから皆で明久お帰り会しねぇか?」
「いいのう、どこ行く?」
「いっぱいだからカラオケなんてどうかな?」
「いいなぁ。そこにするか、なぁ明久」
「・・・・あ、僕はパス」
「どうした明久、行かないのか?」
「僕はいいから皆で楽しんできな」

といって明久は皆と別れて一人校門をくぐって行った

「姫路、明久に言ったのか?」
「はい」
「それでか」

皆はそれからカラオケにいった。が、明久は一人バッティングセンターにいた。もちろん野球が好きなわけではない。ただ頭を真っ白にして姫路さんを忘れるために・・・・

「クソっ、」

なかなか明久は姫路の事でいっぱいで今まで我慢してきたものが一気にこらえきれなくなった。
前が見えなくなるほど明久は一人泣いていた。やっぱり姫路が好きだから・・・・
 
 

 
後書き
感想、意見、アドバイスお願いしまーす 

 

44限目 皆で一緒に

 
前書き
いつの間にか累計ページビューが10000人超えてたんでビックリしました。これからも頑張りマース。これからもよろしくです 

 
「雄二よ。明久はどうするのかのう」
「わからん。だがこれは吉井と姫路と高城の三人の問題だから俺たちが首を突っ込む訳にはいかない。ここは見守るしかない」
「そんなもんかのう」

今、雄二たちは皆で考えたとおり、カラオケにいた。しかしそこにはやはり明久はいなかった

「・・・・・ねぇ、、雄二」
「なんだ?翔子」

いつもなら勢いよく聞いてくるのに、静かに聞いてくる霧島に驚いた

「こんなことが当たり前になるのかな?」
「何がだ?」
「このメンバーが誰かいない中で過ごすのが・・・・・」

その霧島の一言で皆が少し静かになった

「そうじゃのう。やはり明久がいないと何か物足りない気がするじゃが」
「秀吉・・・それは禁句だよ。それは皆知ってることだよ」
「じゃあ何でさっき無理にでも誘わなかったのじゃ!!」

珍しい秀吉の怒りに返す言葉がなかった。確かにさっき無理にでも連れてくる事はできた。でもそれをしなかったのは・・・・やはり半年のブランクだろう

「わしはいつまでも誰一人かけることなく過ごしたいのじゃ」
「・・・そうだな、その通りだ」
「・・・・・(コクコク)」

というなり皆は帰り支度をし始めた

「どこにいくんです?まだ時間ありますよ?」
「どこって?決まってんだろ!あのバカを迎えに行くんだよ」
「やっぱりアキがいないとね」





結局明久は夕方までバッティングセンターにいた。

「はぁ、はぁ」

しかし明久の目は何かを決めた目だった

「あと、一週間あるんだ。頑張ってみるか」

そして明久は家に着いた。。。そして

ガチャッ
「ただいまー、なんてね」

パンッ、パンッ
「お帰りーーーー」

「え、え?えーーーー?」

完全に想定外の出来事に明久は処理不可能となった。しばらく黙り込んでいた


「遅いぞ明久!いつまで待たせてんだ!」
「何してんの?雄二」
「何って、決まってんだろう。お前のお帰り会だよ」
「その前に何で入れたの?」
「鍵は玲さんから貰ってたのよ」
「いつ貰ったの?美波!」
「いつって、、、いつだろ、、でも随分前から、、かな?」
「や、、ちょ、、ちょっとトイレに行ってくる」

パニック気味の明久は逃げるようにトイレに行った

パーン
「お帰りPart2」
「うわぁーー。もうナンなの!って高城先輩?」
「皆君が大事なんですよ」

「ありがと皆、ただいま」

そして半年振りに皆揃って遊んだ。でもそれはいつもでも続かなかった

「じゃあな明久またあした」
「うん、皆また明日」


そしてその翌日

「おい、何で明久来ないんだ?」
「分からないわよ」

明久は結局その日から一週間明久は学校には来なかった

「待ってって姫路さん、必ず見つけるから」
 
 

 
後書き
眠いので今日はこの辺で
感想、意見、評価よろしくお願いします 

 

45限目 思い出のやつ

 
前書き
いやーー、楽天ファンじゃないけど、優勝のときは嬉しかった!!これを期に楽天ファンになろうかなと考えながら行きマース 

 
明久が訳知らずに学校をサボっている間に坂本たちは来週に予定されている姫路と高城の二人の婚約祝宴の準備に追われていた。霧島、工藤、優子、美波の四人は当日の参加者名簿作成。そして姫路と高城は当日の会場の下見

「素敵ですね!高城さん」
「ええ、本当ですね」
「しかし、あくまで婚約祝宴ですよ?こんな本物の結婚式場ですることもないのに」

といいつつも姫路の両手には沢山の式場のパンフレットがあった。それほど、女子にはこの結婚式場とは特別なところなのだろう。

「・・・高城さん」
「何ですか?姫路」
「もし、もしですよ?一年待てずに他の人に行ったらどうするんですか?」

さっきの無邪気な顔から一変して真剣な表情で高城に問いかけた。そして高城はそんな姫路の渇を優しそうな目で見つめながら

「その時は私は潔く退きます」
「な、なんであなたまでそんな考えなんですか?」

「あなたまで?」それは高城だけではなく明久も含まれていた。今、この半年で一番姫路の心に吉井明久という人間が大きかった。だから不安になったのだ。もし私が明久君に行ってしまったら高城さんと明久君はどうなってしまうのか。

「それは、私も吉井恐らく同じ事を考えているからでしょう」
「なんですか?」
「私は、あなたは幸せになれるのならば喜んで私は退く覚悟です。まぁあの方は分かりません。しかし私はあなたを信じて一年待ちますよ」



そしてその頃坂本、秀吉、土屋(ムッツリーニ)

「・・・・・こんな感じでいいのかしら?」
「はい、十分です。ありがとうございました」

三人は当日に使う両親からの言葉動画で姫路宅にいた。撮影もおわり坂本達が帰ろうとすると姫路のお母さんが雄二を引きとめた

「ねぇ?坂本君聞きたいことがあるんだけどいいかしら」
「なんでしょう?」
「吉井明久君はこないの?」
「ああ、あいつならまたいなくなりました」
「じゃあ本当にあの子帰ってきたのね」
「はい、でもあいつはちゃんと来週来ますよ」
「これからも瑞樹のことよろしくね?」
「「はい」」

そして用を済ませた坂本達は姫路宅をでて再び文月学園に向かった。すると坂本達とすれ違えで一人の男が姫路宅を訪れた

「吉井君!!お帰り」
「こんにちは、姫路さんのおかあさん」
「どうしたの?学校行ってないみたいだけど」
「まぁ、ちょっと」

そして姫路のお母さんは明久を自宅の中に招き入れた

「さっき坂本君たちがいたのよ?」
「そうですか」
「それで?何の用かしら?」
「一つ聞きたいことがありまして」
「何かしら?」

そして明久は自分と姫路の原点とも言える場所に還ろうとしていた。というよりこうするしかできない

「ええ、そうよ。あの子あの日からすごい落ち込んでたのよ」
「やっぱりそうですか。ありがとうございます」
「まさか!無理よ!もうとっくに昔のよ?いくら日本中探しても見つからないわよ」
「でも、それで姫路さんが元気になるんなら、良いですよ」

これから一週間明久も遊びのために学校をサボるわけではなさそうだ。何か姫路の大切なものを探しに行くらしい。しかしそれは無謀らしい。そんな明久を姫路のお母さんは

「やっぱりあなたが良いわ」
「え?」
「私はね、てっきり吉井君。あなたと瑞樹が結ばれるんじゃないかっておもったの」
「何でですか?」
「だって昔から瑞樹にとって吉井君は特別な存在だからよ、小学4年生のときも、高校入ってからもあなたの名前聞かない日はなかったのよ」
「何か恥ずかしいですね」
「でも安心したわ」
「何がですか?」
「吉井君が何も変わらずに瑞樹に接してくれて」
「当たり前ですよ。婚約しようが姫持さんが大切な人には変わりませんから、ちなみに半年前姫路さんどうでした?いつまでおちこんでました?」
「うーん。3日かな?」
「3日?」

あまりの短さに明久はここ最近一番驚いた

「じゃあ僕がいって姫持さんと高城先輩はデキでたんですか?」
「違うわよ。瑞樹は「私、明久君を半年だろうが1年だろうが10年だろうがずっと待ちます」っていってたのよ」

まさかの真実に明久は言葉を失った。
(姫路さんが僕を待っててくれた?そんな嬉しいことないよ)
そう思うと涙がこらえきれなくなった

「それじゃあそろそろ姫路さん帰ってきそうなので僕は行きます」

そして明久も姫路宅を出て行った。そして入れ替えのように姫路が帰ってきた

「ただいま、おかあさん」
「瑞樹」
「なに?おかあさん」
「あなた恵まれてるわね」

姫路はその言葉の意味は最後まで知ることはなかった

そして明久は

「さて、思い出箱探しに行くか!最初は小学校だ!!」

明久ができることを全力でしていた。そして皆も全ては姫路と高城のため?に 
 

 
後書き
長くなってすいません。今までは不定期でしたがこれからは毎週金曜を目安にしたいと思います。
これからもよろすくです

感想、))評価((、よろしくです!!! 

 

46限目 最後のあがき

 
前書き
本当にごめんなさい、金曜日にするつもりが日曜の夜になってしまいました。やはり決めるのは難しいです。なので不定期とさせていただきます。気長に待ってくれると嬉しいです。あと自分文章力は国語赤点とるほどなのでからっきしありません。 

 
『それでは姫路瑞樹と高城雅春の婚約記念祝宴を始めさせてもらいます。それでは将来の新郎新婦の登場です!!拍手でお迎えください』

司会の開始の言葉で二人の祝宴がとうとう始まった。高城はビシッとしたタキシード、そして姫路は綺麗な純白のドレスで登場した

「おい、明久はまだ来ないのか?」
「連絡が取れないのじゃ」
「くそっ!もう始まったぞ。せめて2時間のうちには来ないと」
「何で?雄二、、」
「祝いの言葉は明久だからだ!!」
「何してるのじゃ!それは坂本の担当じゃろう」

恐らく雄二は明久に最後のチャンスを兼ねて仕組んだのだろう。しかし本人の明久は祝宴が始まって1時間経っても来なかった。祝宴は二人の関係の経緯、それぞれの昔話、全く普通の結婚式と変わらないプログラムで進行していた。

その頃明久は

「見つけた!!!やっと見つけたよ。もう疲れた、、、」

お目当てのものを一週間かけてようやくみつけたようだ。そして見つけて緊張が解けたようでグタっと椅子に座り込んだ。しかし休む暇もなく

「しまったーーー。もう姫持さんの祝宴始まってるよ。やばい雄二に12時には必ず来いっていわれてるのに、あと1時間しかない。もうかまってられない。最初から全力で行くしかない『瞬間移動(テレポート)』発動!!」

そして明久は全力で自分の家を目指した。そして明久が全力で家を目指しているなか祝宴は二人への挨拶がされていた

「姫路、高城先輩おめでとう」
「坂本君、翔子ちゃんありがとうございます」
「といってもまだ婚約だけどね?もしかしたら僕たちより先に君たちなのかな?」
「ばっ!余計なこと言うな!翔子が暴走しちまう!」

高城の発言で翔子の暴走を予感し身構えた雄二だが、翔子は襲って来なかった

「今日は我慢する。だって今日は参考で来てるから」
「は?」

雄二はその「参考で来てる」に恐ろしいほど危機感を持った

「まさか今日来た目的って」
「瑞樹たちのお祝いと・・・・」
「と、、、ナンだ翔子」
「私たちの結婚指式の参考」

翔子は頬を赤くしながら言うが横で坂本は最悪の状況に顔が、目が死んでいた

「あのーー。坂本君」
「あ、ナンだ?姫路」

姫路の呼び声で坂本は生き返った

「明久君はどうしたんですか?まだ見ませんけど」

やはり姫路も明久がきになるようだ。しかし明久はまだ会場には着いていなかった

「大丈夫だ、明久は必ずくる。だって明久は姫路と約束したんだろ?だったら絶対くる!あいつががお前との約束破ったことあるか?」
「そうですね。坂本君の言うとおりです」

と坂本は言葉ではそういうが

(絶対くるんだよな?明久、待ってるぞ)

坂本は少し心配になっていた。
その頃当の本人は、、、ようやく家に着いていた

「やっと着いた。ヤバイあと30分しかない。急がなきゃ、、その前に雄二に電話しないと」

Prrrrrrrr

「もしもし雄二?」
『バカヤロウ!!!あと30分しかねぇぞ。分かってんのか?』
「ごめん、今着替えてるから」
『急いで来い!!姫路も心配してるんだぞ』
「分かったよ、今行くから待っててよ」

そして明久は玲が用意してあったちゃんとした服装で式を目指した

「今から明久が来るらしい」
「やっと来るのか。果たして間に合うのかのう」
「・・・・多分大丈夫」
「ああ、どうせアレ使ってんだろう」
「そうじゃな」

雄二の言うとおり明久は『瞬間移動(テレポート)』で会場に到着した。そして急いで向かう明久を一人の男が引きとめた

「お前らは珍しいな」
「あのーー僕急いでいるんですけど」
「安心しろ、周りの時間は止まっている」

明久が周りを見渡すと確かに時間が止まっていた

「たかが婚約したぐらいでこんな豪華な祝宴までやって」
「しょうがないですよ」
「それと一番珍しいのはお前だ!!」
「え?僕、、ですか?」
「ああ、今までの数々の式を見てきたがこれまで新婦に対して好意を持ちながら後悔をしているのにも関わらずそんなにその新婦のために全力で祝宴にきているお前だ!」
「なるほど、でもそれは当たり前じゃないですか?」
「なぜだ?」
「確かに僕は姫路さんが好きでそして後悔もあります。でもそは僕自身の勝手な心境です。僕はただ好きな人が幸せになってくれればいいんです」
「一番残酷な結末って訳か、、一つ良い例を教えてやる」
「はい?」
「前にな、まったくお前と同じ境遇の二人がいた。男のほうは諦めきれずに過去に戻り、そして最後の足掻きとして、二人への祝言のときに初めて自分の気持ちをさらけ出した」
「それから?」
「それから、新婦のほうも今まで殺してきた本当の気持ちに素直になり決まった運命を『奇蹟』でぶち破り見事二人は結ばれた」

「だから?」
「お前も最後の足掻きをしてみたらどうだ?」
「そんなの当たり前ですよ。僕は姫路さんが好きです。だから僕は最後まで諦めません。僕はバカです。バカは諦めが悪いんです。でもこれが最後ですけど」

明久の心は決まっていたようだ

「そうか、なら行って来い!」

そして男は消え時間が戻り明久は会場に向かって走りだした

『これより新婦のご友人からの薦めにより吉井明久様より祝言をいただきたいと思います。』

が、なかなか登場しなかった

『吉井様?吉井様ー?いらっしゃらないのですか?なら代理人で坂本様お願いいたします』

(明久はまだ来ないのか?)
(もう限界じゃ、行くしかない)
(んな事いっても俺考えてねぇぞ)

といいつつも渋々雄二はマイクの前に行った。

「えー。とりあえず姫路さん、高城さんご婚約おめでーーーーー」

「ちょっと待ったーーーーー」

間一髪?で明久が登場した。

『えーとどういたしましょう。坂本様?』
「決まってんだろ」

これは俺がいうべきじゃない。言うのはもちろん

「明久来い!」

「うん、サンキュー、雄二」

「最後のチャンスだ行って来い」

二人はすれ違いさまにハイタッチした

「遅れてすいません。紹介ありました吉井明久です」

そして明久は最後の足掻き、そして最後のどデカイ博打打ちにでた 
 

 
後書き
いよいよ明久と姫路編も次が恐らく最後になると思います。次はほとんどが台詞になる予定ですので分かりにくいと思います。ごめんなさい 

 

47限目 最初で最後の告白は奇蹟を呼びますか

 
前書き
感想返事できなくてすいません。今回は話し声ばっかりなので読みづらいかもしれません
すいません。では

始めマース 

 
(今言うことじゃないかもしれない、、、でも、、もう後悔しかくないんだ)

そし覚悟を持って明久はマイクの前に立った。最後の足掻きにでるため

「高城さん、姫路さん、ご婚約おめでとうございます。この前小学校の卒業写真を開き夢を書く欄に姫路さんは「素敵なお嫁さんになる」でした。今ここで綺麗なドレスを着ています。でも今日は婚約記念日ですが、確実に姫路さんの夢に近づいて、それに向かっている姫路さんは友人としてとても誇らしいです」


すると明久は少し黙り込んでしまった。やはりまだ覚悟はできていないのだろうか

「・・・・半年前僕は一方的な別れで皆と別れてこの文月学園を去りました。そのときの自分をいまでも後悔してます。でもこの半年のおかげで大事なことを気づかされました。僕にとって皆がどれだけ存在が大きいかを知らされました。一緒にバカやって鉄人に追われた、雄二、ムッツリーニや秀吉。ちょっとした事ですぐ関節技を極めてくる美波。何かと一緒に居てくれた姫路さん。あと霧島さん、工藤さん、優子さん。皆が僕にとってかけがえのない人だと、あまり前だと思っていた文月学園の日常がこんなに大事なことだったなんて。僕が言う資格がないというのは知ってます。でも、、僕にとって姫路さんが一番存在が大きかった事に気づいたんです。怒ると本当に恐ろしい姫路さんをお酒に弱く、酒が入ると何をしでかすかわからない姫路さんを、自分の事は二の次で、誰よりも仲間思いな姫路さんをいつもただ一緒に居てくれた姫路さんを、、一番必要としていたのはだれでもなく僕だったんです。僕は昔姫路さんにある思いと抱いていました、自分でも今その思いがあるなんて驚きです。いや、正直言うと分かってたんです。でもいえなかった。
僕は・・・今も昔も姫路さんが好きなんです。本当はその好きな人の幸せを願うべきだけどごめんね
まだそんなに強くないからこれだけ言わせて。ごめんね姫路さん。。そしておめでとう。そして高城さん姫路さんをお願いします」

そして言うのを終えて拍手に包まれながら明久は静かに雄二たちの元に戻った。雄二たちは明久を褒めるように肩を静かに叩いて

「よくやった」

などと言われて明久は静かに式場から去っていった


『それでは友人の土屋様作のスクリーン写真をご覧ください』

ムッツリーニが作った写真集は最初は明久も載っている写真だったが少しずつ明久が少なくなってその分高城が出てくるようになった。しかし姫路はそんな事より明久の事を考えていた。

(明久君はいつも私に優しくしてくれた。そんな明久君を信じきれずに逃げたのは私のほうだった。明久君は何も変わらないのに、傷つくのが怖くて、最後まで勇気を持てなかったのは私のほうだった。一方的に目を塞いでしまったのは私のほうだった)

今まで押し殺してきた明久への思いを考えているうちにムッツリーニ作の写真はとうとう一枚写真となった。その写真を見ると参加者全員はその写真をみて不思議がった。

「なぜ婚約記念にこれなのか」

と。誰も知らないはずである。この写真は明久から姫路へのメッセージだったから。そしてその写真を見た姫路は我慢できずに涙を流した。その写真は


その写真には・・・・・

小学校の頃の明久と姫路・・・・・と三匹のウサギが写っていた。その三匹は頭を傾けた小さなウサギと二匹の家族ウサギが写っていた。そのウサギはあの時のウサギである。明久はその為に一週間サボったある。ちなみにこれはついでにしたのである

そして姫路はそのあとの事は何も覚えていない。明久の事を考えていたから

「姫路さん?休憩ですよ?」
「え?あ、はい、そうですね」

そして二人はいったん式場をでた

「何か心残りがあるんじゃないのですか?」
「え?そ、そんなのありませんよ」
「いや、あります。あの時と同じ顔してますよ姫路さん」
「あの時?ですか」
「ええ、私があなたに告白した時。吉井と私どっちを選ぶときと同じです」
「そんな事ありません」
「それでは賭けをしましょう」

そして高城は近くにあった飴を手に取った

「それではどちらに飴があるか当ててください。それで飴を見つけたら吉井との心残りを片付けててきてください。そしてもし間違えれば、諦めてください」
「そんな事できません」
「いいえ、してください」

そして渋々姫路が指差した右手には・・・・・飴があった

「さぁ行って来てください」
「でも」
「あなたが決めたんですよ?行って来てください」

そして姫路はこの気持ちを伝えるために明久を探しに走った
 
 

 
後書き
遅くなってすいませんでした

感想、評価、アドバイスお願いします 

 

48限目 約束

 
前書き
遅くなってすいません。今回で明久・姫路編完結です。感想にたくさんのリクエストありがとうございます。ぶっちゃけ言うとこれから皆のをするつもりなので気長に待っててください

それでは明久・姫路編最終回行きます 

 
姫路はただ走っていた。さっきまでの婚約記念式、高城、など関係なく。ただ今抱いているこの思いを明久にただ伝えたいから。もうあの時みたいに後悔したくないから

(怖かった。あのまま明久君が帰ってこないんじゃないか。もう二度と謝れないまま会うことができなくなるんじゃないのか。手紙には『必ず帰ってくる』ってあったけどやっぱりどこかで心配だった。それでちゃんと明久君が帰ってきてくれて本当に嬉しかった。でも自分の気持ちに正直になれずに素直に「おかえりなさい」っていえなかった。。私には勇気がなかった。でも、もう私は後悔はしない。明久君にちゃんと「お帰りなさい」って言いたい)

しかし式場のどこを探しても明久の姿はなかった。既に明久が式を出て30分が経っていた。恐らくもう帰ったのだろう。姫路は疲れた体を休めるために近くにあった小さな教会に入った。そして姫路は一人泣いた。自分が不甲斐なくて。大事なときに勇気が出ない自分が許せなくて。

そしてしばらく教会に一人いると一枚の紙が足元に落ちてるのに気づいた。

「これって、明久君の字。えっと、2時間後、文月学園屋上」

明久はさっきまでここにいたのだ


「ふーーー。僕の博打は失敗かな。まぁいいか、二人の仲を切り裂いてまで僕はほしくない」

とはいうものの明久の目には確かに涙がこぼれていた。頭で分かっているつもりでもどこかで好きな姫路さんが離れてしまうのが、、つらかったのだろう。そして明久もまたその教会で一人泣いていた
すると一本の電話がきた

「もしもし、ああ土御門か」
『今、暇か?』
「暇だけど?何」

土御門の電話によると一つの仕事がきたらしい。内容は学園都市にある「吉井明久」に関するデータを「文月学園」に関するデータ二つの抹消らしい。それを聞いた明久は承諾し待ち合わせをメモし、その場を去った。この文月学園を守るために・・・・


そしてそれから30分後。同じ教会にきた姫路がそのメモを拾い読み、また姫路は走った。ただ明久に会うために



そして文月学園屋上

そこには明久がただ座っていた。これからくるであろうヘリコプターを。文月学園を守るためにもう一度学園都市に行くために

「はぁ、結局半年前と同じで黙ってたま去るんだな。もうしないって決めたのに。今度は雄二たち許してくれるかな」

ただそんなことを言って時間をつぶしていた。

バタンッ

沈黙していった屋上に勢いよく開けたドアの音が大きく響いた。開けたのはもちろん姫路。

「明久君っ!」
「姫路さん!?」

一番ここにくる可能性のない人物がきて明久は心底驚いていた。しばらく二人は黙っていた。黙るというよりも話せなかった。姫路は荒れた息を整えるために、明久は状況を整理するために。最初にしゃべりだしたのは姫路だった

「私怖かった。明久君ともう会えないんじゃないかって。もう明久君と一緒に勉強できないんじゃないかって。分かります?ただ待つことしかできない人間の立場が?」
「・・・ごめん」

ただ「ごめん」しか出なかった。

「なんなんですか?言うだけ言って勝手に消えて、私だって明久君に伝えたいこといっぱいあるのに、自分の気持ちをちゃんと言いたいのに、、また明久君といっぱい話したいのに。また勝手に消えてあの時の思いをまたさせるんですか?また私はつらい思いをしなくちゃいけないんですか?もう嫌なんです。待つだけなんて、お願いですからもういなくならないでください!お願いですから・・・・」
「・・・ごめん姫路さん」

また明久は「ごめん」しか出なかった。目の前で泣きながらこんなこといわれてそれ以外に言葉が見つからなかった。しかし明久は行かなければならなかった。もし行かなかったら恐らく明久の回収のために学園都市がここを襲うだろう。そしてまた召喚獣の事を知った魔術サイドの奴やがここを襲ってこないとはいえない。なんとしてもデータは抹消しなければならなかった。そのためにはもう一度ここを去って学園都市に行く必要があった

「ごめん、姫路さん。でも僕が行かないと皆にも危害が及ぶんだ。だから守るためにはどうしても行かなくちゃいけないんだ・・・ごめん」
「・・・・じゃあ私も行きます!もう離れたくありません」
「それはダメだ、姫路さん。危険すぎる」

この件は恐らく学園都市の上はどうしても守ってくるだろう。だから小さな騒動は確実に起きる。そこに姫路を連れて行くのは危険すぎる。でも姫路は退かなかった。困っている中また土御門から電話があった。それは予定よりも遥かに早く両方のデータの抹消ができたので文月学園に危害が及ぶことがない。というものだった。つまりもう明久はここを去らなくても良くなったということである。それを姫路に言うと少し安心したようだ。すると姫路が

「明久君」
「何?姫路さん」
「一つ約束して貰えますか?」
「約束?いいよ、何?」
「これから勝手にいなくならないでください。そしてこれからずっと私の隣にいてください」

(今完全に二つ言ったよ姫路さん!!それにそれって美波ともした気が・・・・気のせいかな?)
「うん。分かった。じゃあ僕からもいいかな?」
「はい」
「僕ももう勝手にいなくなったりしないから、僕の隣にいてくれる?」
「はい!」

そんな様子を坂本たちと高城は別の棟から二人を見ていた

「良かったのか?高城?」
「ええ、姫路嬢には私よりあの方のようがよろしいようなので」
「というと?」
「あの方が帰ってきてから姫路嬢はとても元気になりました。そして今まで見たこともない表情も見ました。姫路嬢にとって私よりあの方のほうがよろしいので」

そして高城は静かにその場を去っていった

「俺もそろそろケリつけたほうがいいのかもな」

皆には聞こえない小さい声で雄二はつぶやいた

「あ、そうだ。本当は姫路さんのお母さんから渡してもらおうかと思ったんだけど」

そして明久はポケットからあるものを取り出した

「これって?」
「ごめんね探したんだけど。一週間かかっちゃった」

明久が渡したもの。それは

「白ウサギの髪留め、なんでこれ」
「だって姫路さん、元気がなかったでしょ?、もしかしたらこれなくしたんじゃないかなぁって思ってね」

「それで一週間学校休んでたんですか?」
「うん、嬉しかったしね。昔あげたこれを今でも大事にしてくれてたから」
「フフフフフ、やっぱり明久君は変わりませんね」
「え?」
「なんでもありません。ありがとうございます。大事にしますね」

そして明久と姫路は何事もなかったのように半年前と同じように帰っていった・・・・・



とはいかなかった。

「ちょっとアーーキ!!!」

ヤバイほど殺気を放ちながら美波は登場!!

「美波?ど、どうしたの?」
「どうしたもこうもないわよ。罰として一日何でも言うこと聞くって約束したのにほったらかしにしたでしょ?」
「あーー。ハハハ。覚えてたの?」
「ハハハ、じゃないわよ!!」

さらに美波の殺気は酷くなった。

「これからどうせ暇でしょ?」
「う、うん」
「だったらこれから付き合いなさい!!」
「えーーーーー?」
「えーーーーー?じゃないわよ。」
「明久君?どういうことですか?説明ありますよね?さっきずっとそばにいるって約束したのにもう破る気ですか?」

(ヤバイ、姫路さんの目が・・・・怒りを通りすぎてる)

「なに、瑞樹と同じ約束してるのよ!あれはウチとだけの約束でしょ?」
「明久君?説明は?」

(ヤバイ、このままじゃ・・・僕は・・・死は免れない・・逃げるしか)

「「逃がさないわよ(しませんよ)」」
「はい」

「「ヨシイ!!コロス!!」」

そして明久は無事半年分の処刑をくらってそのあと一ヶ月分の食費を失いました。


「でもやっぱり僕は文月学園(ここ)が大好きだ!!」

 
 

 
後書き
長くなりました。次は誰かは・・・・言いません。次で分かります。気長にお待ちください

というわけで明久・姫路編は終了です!!

これから期末試験と小説の勉強するのでしばらく休みとさせて頂きます。
それまで待っててくれると嬉しいです。 

 

49限目 新たな新婚?生活

 
前書き
期末がおわり、やっと投稿できる時間ができました。そして今日バカテスの最新刊を買ったぞ!!
すげーー面白かった。 

 
明久と姫路の一件から3日。高城は姫路から手を引き明久と姫路は元の関係に無事戻った。そして明久と姫路の一件以来困っている奴がここに・・・・・

ジリリリリリッ ジリリリリリッ

ガチャッ!

いつもどおり目覚まし時計を止め今日を迎えるこの男坂本雄二の朝はちょっと訳ありだった
「朝か・・・一応自分の部屋にいるみたいだな」
朝の第一声から異変丸出しだ。
「さぁ、チェック始めるか」
普通なら顔を洗って朝ごはんを食べるのが一般だがこの男は違った
「窓、オッケー。ドアオッケー!。その他オッケー!」
何故か雄二はおきてすぐ自分の部屋の鍵を確認していた。
「ふー。よかった。さて準備するか」
そして雄二はようやく朝の準備を始めた。しかし
「、、、雄二、おはよう」
「、、、、、、はい?」
「おい、、翔子、、鍵、、掛かってたはずだが?」
雄二の部屋には鍵が掛かっていて完全は密室なはず・・・なのになぜ翔子はここにいるんだ?
「私にカギなんて無意味」
「いや、完全に犯罪だからな翔子」
「大丈夫、夫婦間では不法侵入にはならない」
「、、、、はぁ」
雄二は諦めて大きなため息をついた
「雄二、、、ため息すると幸せが逃げるって」
「心配どうも、、、十分今俺は不幸だ」
「ううん。、、、、私たちの幸せが減る」
「あぁぁ、、、はい」
もうツッコミが疲れたようだ

   ☆

雄二は少し霧島と距離をとって学園を目指していた。
「おい、翔子」
「、、、何?雄二」
「近いといってるだろ、、離れろ」
いくら距離をとろうが霧島は雄二と離れようとない。それを雄二は離れようとしようが翔子は雄二の右腕を離さなかった。
しばらくして霧島が急に
「雄二、、大事な話があるの」
「ナンだ?婚約は聞かないぞ」
「ううん、違うの、、もっと大事なこと」
いつもと違い何か随分落ち着いていた霧島に雄二は少し違和感があった
「何があった?翔子」
「うん、実は、、、ね」
何かを言おうとしたら後ろから暗殺者が・・・・

『被告坂本雄二を現行犯逮捕。異端審問会を今日教室で行う。至急集まれ』

雄二は後ろからFクラスに襲われそのまま連れてかれた・・・・・

それはさておき、朝が訳ありな奴はもう一人

   ☆

「アキ、起きなさいよ。起きないと遅刻するわよ」
美波は体をゆすって明久を起こそうとするが明久は
「うーーん。あと三光年」
「あのね?いいからおきなさい!」
大声で美波は起こそうとするがなかなか起きない。すると、キッチンから姫路が
「それならこのレコーダ使ってください」
そして美波は姫路から受け取ったレコーダを流した。

『アキ君、起きてください。起きないと人生を左右するほどのチューをします』(玲)

「はぁ!!邪悪な気配!」
流れると同時に明久は眠っている体をたたき起こして思いっきりベッドと真逆なところまで跳んだ
「やっと起きたわね。アキ、さっさと支度しなさい」
「えっ?み、美波?」
いないはずの美波が自分の家にそれも服装は制服ではなくかわいらしいパジャマ姿だった
「なんで僕の家にいるの?」
「ウチだけじゃないわよ。アキ」
「おはようございます。明久君」
ある場所から姫路は現れた。その場所とは
「ね、ねぇ。ひ、姫路さん?今どこから来たの?」
「あ、もうすぐでできますから着替えてくださいね?」
「な、なにができるの?」
明久は恐ろしく最悪な予感がするなか明久は姫路に恐る恐る聞いてみると
「何って?もちろん朝ごはんですよ♪」

―――あ、僕死んだな。と明久は朝から自分の死を確信した

   ☆

「雄二、、、大事な話があるの」
「「・・・・・・」」
「おい、何でお前らは俺を親の仇のような目をして俺を睨む」
「「別に、、」」
美人な霧島さんから大事な話となると正直妬ましい。が、今日の霧島は何かいつもと様子が違っていた。だから明久たちは睨むだけにした
「実は、、私」
「ナンだ?翔子」
「実は、、今度私お見合いするの」


 
 

 
後書き
小説は少しずつ勉強して、よくしていきます。感想よろしくお願いします 

 

50限目 雄二が霧島にする最大の気遣い

 
前書き
これから本格的に坂本・霧島編に突入します。今のところ秀吉編は大体できてるんだけど・・・
ムッツリーニ編と島田編は頑張ってみます 

 
「、、、実は今度、、、私、、お見合い、、、するの」
霧島の予想もしない告白にその場にいた吉井たちは驚愕した。
「嘘、、、でしょ?霧島さん」
「嘘じゃ、、ないの」
明久が恐る恐る霧島が聞いたら霧島は静かに心細いかのように答えた
「何でいままで言わなかったんですか?翔子ちゃん」
「ごめん、、恐くて、、言えなかった」
霧島の告白を聞いた、吉井,姫路,美波,秀吉,ムッツリーニ,工藤,木下姉は酷く混乱していた。が、この場合もっとも驚くだろう坂本雄二は自分は関係ないというようなオーラ満載で遠い目で淀んだ空を眺めていた。
「雄二、何か言いなよ」
明久は霧島のために、と思って雄二に何か言わせようとすると
「良かったじゃないか、翔子」
「え?」
「お前は俺に好意があるようだが、俺なんかよりそのお見合いする男のほうがお前にとっていい事じゃないか、それをなんで拒絶しなきゃいけないんだ?」
「なんて事をいうんだ、雄二!霧島さんは雄二と離れたくないから、恐いから言えなかったんだ」
「そんな事しらねぇな。ただ一言だけ言っておくぞ翔子」
明久への返答になってないが、雄二は真っ直ぐな、どこか悲しいよな目で霧島を見つめた
「これはお前の人生だ。もう二度と間違った選択はするなよ」
雄二は昔の事を重ねて翔子に忠告した。もう二度と間違った選択をして幸せを失ってほしくない、そう願っていったのだろうか、それは本人にしか分からないが雄二は悲しそうな目で見つめて言った
「、、、雄二」
何かいようとしたがチャイムが鳴ったので翔子たちは大人しく教室に戻っていった。自分は関係ないと言っていた雄二だったが、その日一日元気がなく、ただとても悲しそうな目で過ごしていた。

   ☆

「さて明久君!」
「な、なに、かな?姫路さん」
明久は今朝以来姫路の笑顔が少し恐くなっていた
「明日は何を食べたいですか?」

ズバババッ!!

姫路の発言と同時に明久に刃物が飛んできたが運よく外れて明久は無傷で済んだ
「チッ!!コロシテヤル。ウラギリハシヲモッテ」
明久の処刑が繰り広げられたが雄二は何もしないでただ空を眺めていた
「やっぱり霧島さんが気になるの?」
「ふざけるな、そんなんじゃねぇ、、、ただ」
断るものの返事はいつもと違い力がなく弱弱しい声だった
「ただ、、俺はどうすればいいのか分かねぇんだ。お見合いが気に食わないと言えば嘘となる。でも、、、自分でも分かねぇ」
それが霧島にした最大の気遣いをした自分の代償、とでもいえるのか分からない。それをみた明久はムッツリーニに何かしらの合図をした。

「何をしているムッツリーニ」
「、、、、調べ物」
「何を調べてる」
明久の合図と共にムッツリーニはしきりにパソコンを駆使し始めた
「、、、、相手、日程、場所」
「おい、どこと誰のだ?」
「決まってるじゃないか、霧島さんの見合い相手と日時と場所だよ」
「、、、、明久」
「気になるんでしょ?」

   ☆

「、、、分かったぞ。これが霧島の見合い相手だ」
3時間掛かってようやく突き止めた。この事は一般的に言う機密情報。なぜなら霧島の見合い相手は鈴木財閥の貴公子だから。なぜそれをムッツリーニが知ったのか。それは控えておこう

「、、、、霧島の見合い相手は鈴木財閥の会長のご子息。学歴も全て完璧」
「じゃあ何で霧島さんなの?」
「、、、、ここ数年鈴木財閥は赤字状態でかなり危険な状態」
「じゃあまさか」
ムッツリーニの説明で雄二が何かに気づいたみたいだ
「え?何?秀吉分かった?」
「いいや。わしにもさっぱりじゃ」
ムッツリーニはパソコンをいじりながら説明した
「、、、、つまりこの見合いは本人の意向じゃない」
「え?どういうこと?雄二」
さっぱりわからない明久は雄二に聞こうとした。すると雄を見ると怒りの表情をしていた
「つまり翔子との見合いは政略結婚の段取りだ」
「、、、、そう、、狙いは霧島家の資産。霧島家は代々由諸正しい家系で大金持ち。だから鈴木財閥は目をつけた」
それだけでさすがの明久も理解した。
「どうする雄二」
「・・・・わからない。いくら政略結婚だからといって翔子が不幸になるとは限らない。むしろその方が翔子にとって幸せなのかもしれない」
雄二はいつもと違う。雄二本人もどうしていいか分からない。 
 

 
後書き
少し難しいけど頑張ります 

 

51限目 政略結婚

 
前書き
なかなかムッツリーニ編と島田編が出ないので2人は保留にします 

 
「・・・・・で、、何で、、、ここにいるんだ?」
「いやーーー、気になるじゃありませんか」
今明久たちは霧島がお見合いしている店の、それも、お見合いしている部屋の隣の部屋にいた。

「おい、誰が言った?」
「いいえ、追いかけたのよ」
「おい、明久、秀吉、ムッツリーニ」
「「「・・・・・だって」」」

      ☆


「さぁ、これで大丈夫!!」
昨夜、明久は朝来る姫路と島田対策に二つチェーンを掛けていた。
「さぁ明日はゆっくり朝を過ごせるぞ!!」

   ☆

そして次の朝・・・・・

「アキーーー起きなさーい」
明久を起こしたのは島田であった・・・・
『アキ君、起きないとチューしますよ』

ダッ
明久はいつものように眠っている体を無理やり起こしてベッドからかけ離れた
「あれっ?み、美波?何で?」
___昨日チェーンを掛けたはずなのに
明久は無言で玄関をみるとなんとチェーンは跡形もなく消えていた。消えて?

「ねぇ?どうやって入ったの?」
明久は恐ろしく聞いてみると
「え?あくまで合法的によ」
合法的、というがチェーンを金属を消して入るのは決して合法的とは言えない
「「で?霧島さんの見合い場所はどこなのかしら?(なんですか?)」」
このとき明久は今ここで言わなければ死は免れないと確信した
「・・・・はい」

      ☆

そして木下姉弟は・・・

「さて、秀吉?」
「な、なんじゃ?姉上」
優子は静かに恐ろしく優しく秀吉に迫って行った
「いったい今日どこで代表のお見合いがあるのかしら」
「悪いが人数が多いとばれる可能性がある為教えられないのじゃ」
これを知っているのは男3人だけ・・・なの?
「へーー?そんなんだ」
「あ、姉上?」
すると優子は秀吉の右腕を掴み始めた
「どうしても言わないってのなら、私は強行するしかないわね?」
「ま、待つのじゃ、、姉上」
「いやよ、だって教えてくれないんでしょ?だったら」
「ま、待つのじゃ。関節はそのようには、ヴアアアアアァァァァ」

   ☆

「どう?教える気になった?」
「・・・・はいなのじゃ」

            ☆

「「という訳なのさ(なのじゃ)」」
と明久は顔が青ざめながら、秀吉は右腕を押さえながら報告した
「はぁーー。しょうがねぇな。じゃあ絶対にばれんじゃねえぞ」
「ところでどうして工藤さんは分かったの?」
「僕?僕は今日ムッツリーニ君を家からずっと尾行したのさ」
___あのムッツリーニに気づかれずに尾行できるなんてすごいよ工藤さん

と雑談していると隣の部屋つまり霧島の見合い部屋から声がした
「、、、、始まる。静かにしろ」
監視していたムッツリーニが警告とともに知らせた
「で、誰が鈴木だ?」
「霧島の正面にいるあの色男」

見合いの席は右から霧島父、霧島母、霧島。その向かいは鈴木父、鈴木母、鈴木の順番である。
そしてお互いの簡単な自己紹介が始まった。それによると霧島の見合い相手の名前は鈴木隆一で高校3年の主席でもう次期社長が決まっているらしい。
「エリート道まっしぐらだな」
「「、、、、憎たらしい」」
明久とムッツリーニは今にも襲い掛かりそうな形相で言った
「落ち着くのじゃ、2人とも」
「でも何かむかつくわね」
「ですね」
外野の人間は鈴木に殺意を抱きながら霧島の見合いは続いた 
 

 
後書き
今回は短めで終わります 

 

51,5限目 いつぞやの罰

 
前書き
雄二、霧島編は少し休みます 

 
溜まりに溜まった処刑を終えて明久はまたある種の罰を受けていた。

「さぁ明久君。逃げちゃダメですよ」
「そうよ、アキ逃がさないんだからね」
「・・・・・はい」

明久は美波との約束を破った罰、と何故か姫路と一緒に出かけていた

「どうする?瑞樹?今日は全部アキの奢りだからなんでもできちゃうわ」
「そうですね!何しましょう」
「え?全部僕、、なの?」
「当たり前でしょ?ねぇ瑞樹」
「はい、当たり前です」

明久の所持金8000円。持つだろうか。いやこれは今月の食費で、これで今月もご飯は半年前に逆戻りだ、、、と明久は覚悟した

      ☆

そして明久、美波、姫路はある地下街に来ていた
「にしても、ここ学生多いわね」
「そうですね。いくらなんでも多すぎません?どうしてここなんですか?」
「ハハハハ、いいでしょ」
ここは安いから少しでも節約しようなんて言えないよ。と明久は心の中では泣いていた。
でも、そんな明久はお構いなしに二人は色々遊んでいた

「ねぇこれ可愛くない?」
「そうですね。可愛い」
美波と姫路はある店の前で止まって何か見ていた
「何が可愛いの?二人とも」
と、明久は二人が見ていた紙を見てみると、、、、そこには
「やばっ!ゲコ太だ。まさか」
紙をみるなり明久はすぐに周囲を見渡したが何もなかったらしい
「明久君。これ『ゲコ太』っていうんですか?」
「う、うん。そ、そうだよ」
明久は焦りながら、周りを気にしながら姫路の質問に答えた

「そ、それよりなんか映画みない?二人とも」
「いいわね。瑞樹どうする?」
「そうですねぇ。そうしましょうか」
姫路はゲコ太が気に入ったようだ。

      ☆

「何みる?瑞樹」
「これなんてどうでしょう」
美波と姫路が嬉しそうに映画を選んでいる間、明久は何故か召喚獣を召喚していた
「『起動(アウェイクン)』。そして『試獣召喚(サモン)』。と、『試獣融合(ユニオン)』で準備はバッチシだね」
明久は二人が映画に夢中の間に逃げる計画のようだ。
そんな事はお構いなしに二人はいつの間にか2本の映画を決めていた

「アキ、さっさと買って行くわよ」
「え?2本も見るの?」
「さぁ、行きますよ。明久君」
「はい。分かりました」
そしていやいや明久は映画館に向って行った。
しかし心の中では踊っていた


「で、何見るの?」
「まぁもう始まるから分かるわ」
そして館内がどんどん暗くなっていき、いよいよ始まるようだ。
「楽しみですね。明久君」
「内容分からないけど、、、そうだね、姫路さん」
やっと逃げれる、、と明久は安堵すると

ガチャッガチャッ

え?

「これ何?」
「どうせ逃げる予定だったんでしょ?逃がさないわよアキ」
「はい」
そして両手を縛られて逃げれなくて明久は計四時間ただ座っているだけだった

     ☆

「さて、次どこ行く?」
「え?まだ行くの?」
「「まさかこれだけで許されたと?」」
と怒られてると地下街が大きい衝撃と共に全部停電になった。
「ま、まさか」
「どうしたんですか?明久君」
「い、いや何でもないよ」

「試してみるか」
『Ver,御坂美琴の超電磁砲(レールガン)
明久は暗闇の中正面に全力で超電磁砲(レールガン)をぶっ放した。
すると結構すぐにその超電磁砲(レールガン)が消えた
「・・・やっぱりあいつ等か」
「どうしたの?アキ?」
「二人ともここから出よう」

するとまた正面から超電磁砲(レールガン)が飛んできた
「やばっ!『Ver,上条当馬の幻想殺し≪イマジンブレイカー≫』」
そして明久もまた超電磁砲(レールガン)を消した

「やっぱりあなたなのね」
暗闇の中から一人の女の声がした
「はぁ、、ここ地下街だよ?何でここでは気をつけくちゃでしょ?」
「うっさいわね。あんたには関係ないでしょ」

と暗闇から現れたのは御坂美琴。と、上条当馬だった
「ちょっと当馬、ちゃんとしなくちゃでしょ?」
「俺が悪いのか?明久」
「そうだよ。ちゃんと美琴さんを監視しなちゃ」
「悪かったわね。能力バカで」

上条と御坂と吉井が暗闇で話してるとようやく電気が復旧した

「「明久君誰ですか?」」
またいつもの恐ろしい二人になっていた。
「ああ、私は御坂美琴よ」
吉井のかわりに自分で自己紹介した
「「アキ(明久君)とどういう関係ですか?」」
「美琴さんとはただの・・・・なに?」
「なんでしょう?」

「「アーーキ(明久君)」」
「ぼくは悪くないよーーー」

と二人の処刑を終えた明久が休んでいるとまた一人やってきた

「全く何をしているんですか、と御坂はあきれます」

やってきたのは黒猫を抱えたミサカ妹だった

「おや、珍しい人がいますね、と御坂は驚きます」
「ああ、御坂じゃん。久しぶり」
「お久振りです、と御坂は挨拶します」
で、上条が横から
「で、なんでミサカ妹がここにいるんだ?」
「私は上位固体(ラストオーダ)を探しに来たんです、と御坂は説明します」
「頑張ってね、御坂」
と明久は応援して、またミサカ妹は去っていった。

「で、二人はここで何してるの?」
「ああ、実はな_____」
「罰ゲームよ。大覇聖祭で私が勝ったから、今日一日言うこと聞くのよ」
ああ、僕と同じか、、と上条にすごい同情した

などと雑談していると上条に

「横から不意打ちって、ミサカはミサカは攻撃してみる」
上条と攻撃してきたのはさっきミサカ妹が探していた上位固体(ラストオーダ)だった

「おわぁっ、なんだチビミサカか」

全く今日はオールスターかよ、、と明久はあきれていた

といつの間にか女子たちは消えていた
「アレ?姫路さんたちは?」
「ああ、あの二人なら御坂が連れて行ったぞ」
どうやら女子会らしい

「おお!吉井だ!って、ミサカはミサカは驚く!!」
「元気だった?ミコトちゃん」
「何言ってるの?この前あったじゃん、ってミサカはミサカは怒ってみる」
「え?いつ会ったっけ?」
明久は一生懸命考えても検討もつかなかった

「おい、こいつには分かる訳ネェだろ、こいつは寝てたんだから」

またまた登場したのは白パンと白いジャケットで全身白で包んだ一方通行(アクセラレータ)だった

「てことは助けてくれたのは一方通行(アクセラレータ)だったの?」
「こいつが助けるって言うことを聞かなかったからナァ。仕方なくやっただけだ」

ここは男子会をしていた。もはや、上条と吉井にとっては楽園だった。なぜなら罰から逃げれたから。
だがそんな時間も長くは持たなかった

『もうすぐ下校時間です。学園都市の生徒は速やかに下校してください』

「時間だね、帰るか」
「じゃあな、打ち止め(ラストオーダ)帰るぞ」
そして二人は先に帰っていった

「じゃあ俺たちも帰るわ」
とはいうものの女子会が続いているためなかなか帰れない。
遂に我慢できなくなった二人は
「帰るよ!!美波!!姫路さん」「先帰ってるぞ御坂」

「「「ま、まってよ」」」

そして上条と御坂と別れた明久はまだまだ続き結局所持金8000円はすべて消えてしまった

「それじゃあ明久君。また明日学校で会いましょうね」
「寝坊しないのよ」
「はい、分かりましたよ」

     ☆  
そして次の日、明久を起こしたのは美波で、朝食(最後の晩餐)を作ったのは姫路だった 
 

 
後書き
読みづらかったらごめんなさい 

 

52限目 雄二

 
前書き
勉強で長くなったけど行きマース 

 
霧島は鈴木財閥の政略結婚のせいで見合いをしていた。
そして見合いを見に来た明久、ムッツリーニの二人は霧島の見合い相手に殺意を覚えながらじっと耐えて見ていた。

「、、、にしても翔子ちゃん綺麗ですね」
「そうね、着物が凄い似合ってる」
「これぞ、日本の女って感じだね。坂本君」
「何で俺に聞くんだ?工藤」
 というものの雄二も正直最初は霧島に見とれてしまった、、、なんて口が裂けてもいえないと雄二は心の中で決心していた
「雄二、ちょっといい?」
 明久は雄二を呼び皆と少し離れた

        ☆

「ナンだ?明久」
二人は料亭の庭に出た
「で?本音は?どうしたいの?」
「は?」
「分かるよ、半年離れたけど、雄二が無理してるのはね。多分皆知ってるよ」
 雄二は観念したかの様に、近くにあった椅子に座った。
「確かに俺は政略結婚と聞いたとき阻止したいと心の底から感じたよ」
「じゃあ、台無しにするかい?」
 立派に悪い事だが明久は当たり前のような顔で聞いてきた
「いや、今回は相手が相手だ。いつものやり方じゃ通用しない」
 その言葉を待っていたかの様にムッツリーニと秀吉が現れた
「、、、なら霧島の両親にこの見合いが政略結婚と教えればいい」
「じゃがのう、それをどうやってするのじゃ?」
 明久とムッツリーニは何故か悪意満載の笑顔で笑っていた
「「もちろん、本人から言わせる」」

こうして二人の見合い阻止計画が始まった

        ☆

「どこ行ってたんですか?明久君」
「ううん。大丈夫、でもここからは僕たちの領域(エリア)だから女の子たちは帰ってくれる?下手したら捕まるから」
「何をする気かしら?アキ?」
 明久の本気な顔に美波は疑問を抱いた。それに「捕まる」というフレーズも気になった
「霧島さんの見合いを台無しにする。だから皆は帰って」
 だが、そんな事で帰る4人は帰る筈もなく明久は仕方なく強行した
「ごめん。埋め合わせは後でするから」
 そして明久は4人を家に帰した。そして
「さていきますか」

 そんな事が影で行われてるなんてしらずに鈴木財閥は政略結婚とばれないように一生懸命霧島家の資産獲得のために頑張っていた
その功があったのか霧島の両親はもう賛成だった。後は本人翔子だったが今日の翔子はいつもの元気はなくずっと黙ったままだった。実際両親の承諾があればできるので相手は翔子はお構いなしにしていた。

        ☆

「明久よ、次の料理が運ばれるのじゃ」
「分かった。ムッツリーニ。よろしく」
「、、、、了解」


『おまたせいたしました』

「さて、ここでちょっと休憩しましょう」
といって六人は運ばれてきた豪華な料理を堪能した、、すると急に
「すいません。ちょっとトイレに、、失礼します」
 そして霧島の見合い相手とその父親が腹を押さえて顔を青ざめながらトイレに直行した

「ムッツリーニ、さすがだね」
「こんなの当たり前」
さっきの料理にムッツリーニは二人のだけに下剤を入れていた。いつやったのかは本人にしか知らない

そしてふたりはトイレを済ませトイレから場所まで結構あるためゆっくり歩いていた

「どうなの?父さん。行けそうかい?」
「任せろ。俺を誰だと思っている」
「にしても、あの翔子って女綺麗だね」
「少し我慢しろ。もう少ししたらお前の女だ」
「まさかこれが政略結婚だなんて思ってないだろ」
 もし雄二がこれを聞いたら怒りで飛び掛っただろう。
「これは内緒だぞ。もう少しでウチの会社も立て直せる。そうなったらあの女ともおさらばだな」

 もちろんこの会話は潜んでいたムッツリーニによって録音されていた

        ☆

そしていよいよ最後の料理となり、恐らくこの料理が終わったら本題に入るだろ

「さぁ行くよ。二人とも」
そして本格的に作戦決行した

『お待たせいました。最後の料理です』

そしてその料理をまた堪能していると

「すいません。本社からお二人にお電話が」
作業員からの言葉で見合い相手とその父親はその場から離れた。もちろんこの声は秀吉の演技である。二人を出すための。そして

バタッ
なんと残された母親が急に寝てしまった。もちろんこれはムッツリーニである。そして

「失礼します」
「これは明久君。どうしたんですか?」
「急にすいません。どうしても二人に聞いて欲しい事があるんです」
霧島家しかいない部屋に明久が現れ、さっきムッツリーニが録音したICレコーダを手渡して聞いてもらった

「これは本当なのかい?吉井君」
「はい、その証拠にここ数年鈴木財閥は赤字ですから。で、どうするんですか?」
「これは、、もうねぇ、あなた」
「ああ、この話はなかった事にしよう」
 その言葉を聴いて明久たちは退散した。そしてその後戻ってきて見合いはなしとなり霧島の両親は帰っていった。しかし翔子は残っていた

        ☆

「悪かった、翔子」
「ううん。ありがと、嬉しかった」
雄二と翔子が二人で残っていた
「昨日あんな事言ったけどよ、でも考えたんだ」
翔子は静かに雄二の目をみて黙って聞いていた
「お前は、俺の憧れなんだ。高みの花で、俺なんかじゃ一生届きそうもない。だからそんなお前が誰かに利用されるのは我慢できなかったんだ」
「うん」
すると雄二は急にモジモジさせて次の言葉を言おうとしない

「全くここまで来たら言うしかないのに」
「そうじゃのう。女々しいのう」
「、、、面倒くさい」
 
脇で明久たちは見守っていた。。がそんな3人に魔の手が・・・・

「どうしたの?雄二」
「い、いやーー。えっと」
相変わらず雄二はモジモジして言おうとしない。そして遂に
「あのだな、翔子」
「うん」
「俺はお前の事が____」
「ギャーーーー。ちょっとそれ斧だよ!!当たったら死ぬよ!二人とも落ち着いて」

「な、何?雄二聞こえなかった」
なんと渾身の告白は明久によって遮られてしまった
「だから、俺はお前の事が____」

「「じゃあ死なない程度に殺してあげます」」
明久を斧で襲おうとしてるのは姫路と美波で、さっきの腹いせだろう。にしてもよくここまで来たものだ

そして雄二は恥ずかしかったのか、逃げてしまった

「翔子よ、もう少し待ってやってくれぬかのう?」
雄二は逃げたのと境に秀吉が現れた
「うん、もちろん。いつまでも待つよ、私は」

翔子は今日一番嬉しそうな顔をしていた


「何で雄二まで僕を斧で追うのさ?」
「死ねーー明久!!コロシテヤル!!」ブンッ
「死なない程度に殺してあげるわよ」ブンッ!
「死になさい!!」ブンッ
結局明久は斧は使われずに3人にボコボコにされた
 
 

 
後書き
やっと雄二・翔子編終了しました
次は秀吉編行きます 

 

53限目 木下秀吉の青春

 
前書き
今年最後の投稿となりました。秀吉編で恋愛編は終了します。 

 
彼は2年Fクラスの木下秀吉。男や女などの些細な問題を超越した唯一無二の存在「秀吉」。
その外見から彼は恋愛経験がない。そんな彼は今青春を満喫していた。


「はーい。今日の部活終了ーー」
『ありがとうございました』
いつものように秀吉の所属している演劇部の練習が終わった。そして秀吉は汗を拭いながら帰り支度をしていると
「お疲れ様秀吉君」
「あ、お疲れ様なのじゃ、部長さん」
秀吉に近づいたのは演劇部部長の柳生田幸であった。
「秀吉君。「さん」付けはダメって言ってるでしょ?」
「いや、部長さんはわしの先輩であるゆえ「さん」付けするのは当たり前のはずじゃが?」
「そういえば、この後秀吉君暇かな?」
「暇じゃが?」
「じゃあ今度こそ付き合ってよね?買い物。今までFクラスの用事で断られたんだからね」
「了解なのじゃ」


そして秀吉は部長との買い物のため私服に着替えて待ち合わせの場所に向かった。

「お待たせしたのじゃ。先輩」
「うーーん。やっぱりダメね」
第一声が私服のダメ出しさせた
「一体ナンなのじゃ?一体」
「いいから行くのよ」
そして、詳細を聞かれぬまま秀吉は先輩に手を引かれてある服屋に来た

「せ、先輩?ここ男もののコーナーじゃが?」
「そうよ。今日は秀吉君をかっこいいコーディネートするのよ」
「なっ!」
今まで皆に女扱いさせてきた秀吉にとって驚きだった
「い、今なんと?」
「だから、秀吉君男なのに、私服が女の子っぽいのよ。だから今日は秀吉にちゃんとした男になってもらうわ」
秀吉にとって自分を「男」として認識してくれるだけで嬉しいのに、これ以上の感激はないと秀吉は思っていた。
「了解なのじゃ!!」

そして過ごすこと1時間。秀吉はすっかりどこから見ても「男」となった。

「ありがとうなのじゃ!!これ以上の感激はないのじゃ」
「それより、今日だけその口癖やめてくれない?」
かっこいいのにその口癖はもったいないという感じで言ってきたので
「わ、分かった。気をつける」
「じゃあ、行こ!秀吉君!!」


「今日はありがとね、買い物付き合ってくれて」
「いやいや、こっちこそありがとうございました」
「その服あげるわ」
「良いのか?ありがとうなのじゃ、あっ・・」
「いいわよ、やっぱりあなたはそれが大事ね」
「すまんなのじゃ」
「今日は楽しかったわ。じゃあまた明日ね、秀吉君」

     ☆

「ただいまなのじゃ。姉上」
「お帰り。今日のご飯はあんただから、早く作ってよね」
家に帰ると木下姉はいつものあの格好でいつものアレを読んでいた
「今日、なんでもいいわよ」
「了解なのじゃ」
「それで?今日は誰とデートしたのかしら?」
「だからいちいち外に行くたびにデートといわないで欲しいのじゃ。いくら姉上にそういう相手がいないからって、それをわしにぶつけないでほしいのう」
「悪かったわね」
「ひぃっ」
言った途端に秀吉の右ほほに包丁がかすり掛けた
「んで?今日は誰と行ったのよ?」
「そ、それは」
なにやら秀吉は部長と行ったと言うのはなかなか言いづらいらしい。しかしそんなモゴモゴしてる姿を木下姉は
「あはーー。もしかして3年の柳生田先輩かしら?あなたの愛しの?」
「そ、そんなわけ、、、なかろう」
「なるほどね、だから今日そんな格好なわけね」
「姉上には関係なかろう」
「、、、あんた、先輩の事好き、、ナンでしょ?」
「ゴフッ、、な、何をいうのじゃ!!」
唐突もなく言われ、さすがの秀吉も驚きを隠せなかった
「だってあんたが演劇部入部するって決めたのは先輩がいるからでしょ?」
「・・・・・・うむ」
「ふーーん。とうとうあんたも初恋ねぇ、いやあんたの初恋は吉井君だったけ?」
「吉井と比べて欲しくないのじゃ!先輩のほうがーー・・・・」
否定していたが、自らそれを否定して認めてしまった。落ち込んでる秀吉と対象的に木下姉はニヤニヤしていた
「そうじゃ、わしは先輩の事が好きじゃ!文句あるのか?わしはれっきとした男じゃぞ」
「悪くないわよ。いやーー、秀吉がとうとう青春だね?」

      ☆

「秀吉、演劇部の練習どうなの?」
「どうって?楽しいぞ」
「急にどうしたんだ?明久」
「いや、昨日さ、演劇部の副部長と部長が泣いていたからさ」
「なんでじゃ!!」
「わからない、会話は聞こえなかった」
その真相はその後の部活で判明した


「じつは、来週親の都合で転校するの」
それは明久のときと同じだった

「先輩」
「ごめんね、なかなかいえなかったの」
「いや、その気持ちは分かるのじゃ。身近にいたもんで」
「秀吉君」
「ナンなのじゃ?先輩?」
「精一杯青春しなさいよ!!」


「一体どうするの?あんたは」
「どうするって?なんじゃ?」
「言わないの?あんたの気持ち」
「わからないのじゃ」
「まったく、あいつと同じね」
「あいつって誰じゃ?姉上」
「吉井君よ、半年前の吉井君と同じ顔してるのよ」
「そうじゃったか。吉井も苦労していたのじゃな」
そう、木下姉は吉井の件と今回の件を両方を同じと考えていた。そして何も進まないままとうとう当日を迎えてしまった


演劇部では部長の送別会が行われていた

「先輩、やっぱり将来は女優ですか?」
「いやね、そんなに可愛くないわよ。私は劇団よ」

なんだかんだで先輩の送別会はおわった


一人屋上で考え事していると、ある男が現れた

「なんのようじゃ?坂本よ」
「いいや、別にようはないんだが木下姉に相談に乗ってやってくれっていわれてな」
「なるほどな、姉上も余計なことを・・・」
「いいのか?」
「やはり、おぬしも知っていたのか」
「いいや、知らない」
「じゃあ何がじゃ?」
「今お前が何かを必死に考えてるとしかしらない。自分のい気持ちを打ち明けるべきかどうか」
「なんでお主はそこまでわかるのじゃ?」
「同じだからな」
「何がじゃ?坂本よ」
「あの時の明久と、、その、、この前の俺と」
「わしもまだまだ甘いのう。じつは」
秀吉は坂本に全てを打ち明けた。自分が部長の事が好きだと。すると

「ふーん。なるほどな」
坂本の反応は秀吉にとって以外だった
「驚かないのか?」
「なんで驚く必要があるんだ?恋愛をするのは当然だろ」
「ありがとうなのじゃ」
「行って来い。秀吉」
「え?」
「行って来いって言ってんだよ。相手なんて関係ねぇ。俺も明久も最後は自分の気持ちに素直になって後悔はしてねぇ。むしろ、しない方がもっと後悔する」
「・・・・・」
「だから行って来い。好きならな」
「慰めてくれるか?」
「ああ、そのときは明久が何でも奢ってくれるさ」
「ハハハッ、それはいいのう」
「だろ?」
「じゃあ、坂本よ」
「ナンだ?」
「背中押してくれぬか?やはり恐いから」
「ふん。行ってこーい」
と、雄二は思いっきり秀吉の背中を叩いた。「やりすぎじゃ」と秀吉は苦笑いしながらも秀吉は全力で走った。先輩に会いに行くために


「ハァハァハァ、先輩」
「あら、秀吉君。どうしたの?」
「わしは先輩の事が好きなのじゃ」
秀吉はこの日生まれて初めて渾身の告白をした
「ナンだ。ちゃんと青春してるんだね」
「先輩?」
「じゃあ、秀吉君」
「何ですか?」
不思議と敬語で返してしまった。
「私、必ず劇団に入るから。秀吉君も頑張って来て!そしてその時また今の言葉聞かせてくれるかな?」
「それは、つまり?」
「わたしは君を信じて待っているからね?私の大好きな秀吉君」
「分かったのじゃ。待ってって欲しい」
「うん。待ってる」


「あ、秀吉ーーー。どうしたの?こんなところで」
偶然かどうかしらないがそこに明久が現れた
「明久よ、一つ頼みがあるのじゃが」
「なに?何でも聞くよ」
「じゃあラーメン奢ってくれぬか?今財布ないのじゃ」
「良いよ。どこ行くの」


「すいませーん。味噌チャーシューとトッピングの卵を2つと大盛りと餃子くださいなのじゃ」
「ひ、秀吉?頼みすぎじゃない?」
「何をいうのじゃ?何でも聞いてくれるのじゃろう?」

結局外見とは裏腹にラーメン代合計1800円を明久に払わせた。

「秀吉ーー。食べすぎだよ」
おかげで明久の財布は寂しくなっていた
「ありがとうなのじゃ。明久」
「でも、元気になってよかったよ」
 
 

 
後書き
読みづらかったらごめんなさい。これで恋愛編は一時終わりです
それでは良いお年をーーー 

 

54限目 僕と冬とバカ騒ぎ

 
前書き
あけおめです。7日からできる時間がないのでそれまでにできるだけ頑張ります
 

 
学校は既に2学期が終わり冬休み真っ最中。だが夏休み同様バカなFクラスは鉄人による補習(拷問)が繰り広げられていた

「ねぇ雄二」
「ナンだ明久」
二人の機嫌がものすごく悪かった
「ここって教室だよね」
「、、、ああ、ちゃんとした教室だ」
雄二の代わりに担任の鉄人が答えた

『どこがちゃんとした教室だーー!!!』
「こんな環境でゲーム、違った勉強できるか!」
「そうだ、そうだ。こんなところ居られるか!!」
「汚ねぇぞ、鉄人」
「うるさーい。こんな教室に居るお前たちが悪いんだろ!!黙れ!!」
Fクラスの現在の環境は隙間風が半端なく吹き付けて窓ガラスもいつ割れてもおかしくなく、そして何よりこのクソ寒い冬なのに暖房がない、という事だ。

「寒い、寒すぎる。なんて寒いんだこの教室は!」
「落ち着け、明久。そんな事言っても寒い」
「そうよアキ。防寒着持ってこないアキが悪いのよ」
「そうですよ明久君。この教室の極悪環境なめちゃいけませんよ」
教室は寒いがそれに反比例して皆はいつも以上に元気に騒いでいた。が、一人ムッツリーニはいつも以上に静かだった
「どうしたの?ムッツリーニ?元気ないけど」
「.....シャッターチャンスがない」
姫路と島田が防寒着を来ているため防備が厚いためムッツリーニの仕事がないのだ。だからムッツリーニはすることがなくただじっとしていたのだ
「まぁ元気出せよ、ムッツリーニ」
「そうだよ。そうだ皆天気いいから外行こうよ」
明久の提案で皆は補習が終わって皆は雪で真っ白なグラウンドに向かった。

「真っ白で綺麗ですね」
「そうね、日本の雪景色も綺麗ね」
姫路と島田は雪景色を堪能していた。が、バカな男たちは

「覚悟はいいか?明久」
「いつぞやの決着つけようか」
「行くぞ明久ーー!」
「「死ねーー」」
雄二と明久は雪球を投げ合っていた
「ちょこまかうぜぇな」
「ふん。僕の方が優勢かな?」
そして調子に乗った明久は雄二と取っ組み合いを組んだが
「取っ組み合いなら俺の勝ちだ!」
さすがの明久も取っ組み合いでは雄二には勝てずに雪に叩きつけられてしまった
「今だーー!やれーー」
倒れた明久めがけてどこからか現れた異端審問会のメンバーが明久を襲った
『死ねーー明久』
「イヤーー。寒い!冷たっ!やめて!!」
明久は頭から雪の塊を叩きつけられ、背中に冷たい雪を入れられた
「くそーー」

「相変わらずバカねぇ、アキたち」

「ハハハっざまーみろ!明久、ぐはぁっ」
余裕こいていた雄二が突如後ろから雪の塊が頭から降り注がれた。
「誰だっ!ってし、翔子!何でここに?」
「雄二を雪まみれにしてあわよくば.....雄二の服を脱がす!!」
「やばいっ逃げる!!」
「逃がすかーーー」
逃げる雄二を明久が逃すはずもなく明久が雄二を張り倒し、異端審問会のメンバーが明久と同じ事をした。
「寒っ!なんて事してくれたんだ!や、やめろ翔子!!」
「濡れたシャツを着ていたら風邪を引く」
「だからってこの気温でシャツを脱いだらもっと風邪をひくぞ!」
「大丈夫。風邪引いたら私が看病してあ・げ・る」
「そういう事じゃない!!」
『坂本を殺せ!!』
そして今度はシャツ一枚で雪まみれになった。そしてその巻き込みで明久は上半身裸で雪まみれになった。

「寒っ!早く教室に入って温まらないと!!」
「寒い!早く!雄二行こうよ」
「ああ、このままじゃ凍え死んじまう」
雪まみれになり寒さに凍えていた明久と雄二は教室に直行しようとしていた。が

「ねぇ?ウチ達のクラスって暖房ってなかったわよね?」
「はい。だから明久君たちどうするんでしょうね?」

「やっと温まれる!」
「俺が先だ!明久」
「うるさい!僕が先だ!!雄二」
「バカは風邪ひかねぇから心配するな」
いがみあいながら二人は教室に入った

『......しまった!!この教室暖房ないんだった』

そしてろくに汗も拭かずに走り回った上、寒さのせいで翌日


「えー、今日は坂本と吉井は風邪のため休みだ」

風邪をひいた。そして明久は看病にきた姫路の手料理を食べて風邪+化学兵器でいつも以上の臨死体験した。そして雄二は

「おい、翔子。何でここに居るんだ?学校のはずじゃ?」
「雄二の看病は私がする」
「なら、くるなぁ!!服を脱ぐナァ!!」

「ゆるさねぇ!!明久」
「ゆるさねぇ!!雄二」

 
 

 
後書き
感想、評価などよろしくです。 

 

55限目 僕と大掃除と逃走劇

 
前書き
いろんな感想ありがとうございます。。では行きます 

 
冬休みの地獄の拷問補習もおわり冬休みが中盤に差し掛かった中、この男は
「うーん。どうしよ」
明久は自分の家で大いに悩んでいた。
「今日は大晦日だし。やるんなら今日だよな」
と、明久は腕を捲り上げて何らや準備をし始めた。


そして明久は自分の家を大掃除を始めた。そして大きな問題に直面した。それは
「家具どうやって動かそう?」
家具の間を掃除しようと思っても家具が重くて動かせないから
「こうなったら、召喚獣を使うしか....」
と明久は携帯で雄二にメールを送った

....さらば、雄二
【Massage From  吉井明久】
これから会えないかな?今会いたいんだ

どうかこれを霧島さんが読んでいますように。そして雄二が処刑されていますように。

「...雄二」
「ナンだ?翔子?」
「...言い残すことはない?」
「ちょっと待て!いろんなことが一気にぶっ飛んだぞ。まず何があったんだ?」
「...私、前に言った。次浮気、したら、許さない、と」
「そんな事いったな。だからなんだ?」
「吉井との、浮気発見。浮気、許さない」
「ちょっと待て!一体メールには何があったんだ?」
「楽しかった...雄二」

吉井の思惑通り雄二は今まで以上の処刑をお見舞いされている間
「おーやってるねぇ。巻き込まれるのは嫌だから早く行って早く帰ろうっと」
主犯の明久はまるで関係ないかのよな思わせぶりで雄二の部屋に向かった

「おじゃましまーす」
「吉井、いらっしゃい」
雄二の部屋に入ると迎えたのは雄二でもなく霧島さんであった
「霧島さん。雄二の白金の腕輪借りたいんだけどどこにあるか知らない?」
「雄二の学校の鞄に入ってる」
「ありがと、じゃあ雄二借りるね」
明久の答えには雄二は答えられなかった。なぜなら雄二は既に臨死体験をいた。
だが、そんな雄二が戯言があった
「許さねぇぇ...明久ぁぁ...殺してやる」

ハハ、殺せるなら殺してみろ!!雄二め

そして雄二の白金の腕輪を使って明久は召喚獣を召喚して家具を移動させて改めて掃除を再開した

「やっと終わったぁ。暇だ、何しよう」
大掃除が終わり、明久は何をするわけでもないのでただ暇をしていた。と、そこに

ピーンポーン
静かな家に甲高い呼び鈴がリビングに響いた
「はーい」
明久は疑う事無く扉を開ける。そうするといきなり
「死ねーーー明久!!」
扉が開いた瞬間明久の顔に拳が飛んだ
「何するんだ!雄二」
明久を襲ったのはさっき落とし入れた雄二が復讐のために殴ったのだろう
そんなことより何で皆いるんだろう?

「お邪魔しまーす。ね明久君」
僕の家なのに僕の意見に関係なく皆が入っていった

「綺麗にしてあるのね、アキ」
「まぁね」
さっきまで大掃除してたから綺麗じゃなきゃ

そして意味も知ることなくそのまま夕方まで遊んだ
「さて、これからどうするの?」
「このまま明久の家でご飯食べるか」
「そうだねじゃあ、女子の皆はお使いお願いしていいかな」
「「「任せてください」」」
何でこんなに張り切ってるのか分からないが
「じゃ、じゃあお願いね」
と女子たちは買い物に行こうとすると
「霧島さん。はい、これ」
明久は霧島に一枚の紙を手渡した。それをみた霧島はもっと張り切って買い物にいった

そして男子たちは
「さぁ行こうか」
「ああ、行こうか」
「そうじゃのう」
「....承知」
「「「「いざ、薬局へ」」」」
「と言いたいところだけど」
何故か明久が一人で行くと言い出した。そして結局明久一人で薬局へ行った

そしてしばらくして買い物から帰ってきた女子がそのまま男子の説得も甲斐なくキッチンに行った


「あれ?そういえば明久君は?何処に行ったんですか」
「ああ、明久なら薬局(さんぽ)だ」
「散歩....ですか?」
「にしては遅すぎはしないかの?」
明久の不在を疑問に感じた雄二が霧島の紙を思い出した。
「おい、翔子、さっき明久に紙貰ったよな」
「うん」
そして明久から貰った紙には

【料理を作るんなら鍋がいいよ。鍋なら雄二と隙を着いて関節キスできるかもよ!!】

なんてことだーーー!!

「秀吉!!玄関を調べてくれ!!」
雄二に言われて秀吉が玄関を調べた。すると

【僕の助けを求める声がするから...ちょっと救ってくるね
皆の事は忘れないよ!!3分だけ。大丈夫。その後の処理はちゃんとするから。秀吉はちゃんとお墓に。ムッツリーニは海に散骨して、雄二はそこらへんの犬にあげるよ。ね?万全でしょ?だから安心して逝きなよ?】

ーーーあいつ逃げやがった!!

 
 

 
後書き
感想よろしくです 

 

56限目 僕と殺人兵器と逃走中

 
前書き
これは一応前作の続きです 

 
「じゃあ、一番強い胃薬買ってくるよ」
「おう、頼んだぞ。明久」
「うん、留守番よろしくね」

そして明久は玄関のドアを開けて家を出た

・・・・逃げないと出来るだけ、、遠くへ


30分後


アイツ・・・・!!逃げやがった!!

「雄二よ、どうするのじゃ?」
「決まってる。行くぞ!!」
「・・・・承知」
男子は明久の手紙を見つけコートを手に家を出て行こうとすると、それを阻止するかの様に霧島と木下姉と工藤が仁王立ちしていた

「雄二、逃がさない」
「明久を捕まえてくるだけだ」
「明久に「雄二は僕を理由に家を出るつもりだから気をつけて」って言われた」
あの野郎!!そこまで手を回していたのか。バカのくせに面倒くせぇ
雄二捕獲
「どこにも行かせないよ。ムッツリーニ君」(チラッ)
「・・・・・・・行、行かせろ」(ブシャー)&(バタッ)
ムッツリーニ撃沈
「逃がさないわよ。秀吉」
「行かせてくれ。姉上。なんとしても明久を捕まえなくては」
「うっさいわよ」(ゴキュッ)
「・・・・・・」(バタッ)
秀吉気絶+撃沈
なんとしても明久を捕まえて一人分の量を減らさないをいけないのにこのままじゃ三途の川を本気で渡ってしまう。それは絶対嫌だ!!

そんな雄二たちを監視してる女子がリビングで睨み合っている中、主犯の明久は明久は家の近くのバス停でバスをまっていた

「姫路さんと木下さんのコラボ鍋料理か。多分あの世じゃ人気なんだろうな。でも僕生きているから、食べたら死んじゃう。せめて秀吉は助けたかった。忘れないよ。三分だけ。ご愁傷様」
それより、何でバスが来ないんだ!!早く来て早く来て。いつ来るか分からないのに

そして復活した雄二たちは
「・・・・」(どうするのじゃ?)
「・・・・」(俺がトイレに行くから女の隙を突いて家を出る)
「・・・・」(・・・・できるのか?)
「・・・・」(やるしかない)
まさか鉄人の補習で身についた脱出用の会話術がここでフル活用するとは
「・・・・」(行ってくる)
「・・・・」(隙はわしらで作るのじゃ)
「・・・・」(・・・・任せろ)

「雄二、どこ行くの?」
「トイレだ」
とリビングを後にする雄二を霧島が着いて行く
「おい、まさか入らないよな」(ここまでは順調だ)
「大丈夫。壁の前で待ってる」
作戦は霧島をキッチンに戻して。キッチンから直で玄関とトイレは見れない。だからその隙に雄二が家を出て明久を捕まえに行くという作戦だ。
外との会話はメールだ
【今トイレに入った】by雄二
【了解なのじゃ。こっちでひきつける】by秀吉

「では、わしはちょっと明久の部屋をみてくるかのう」
「あ、私も行きます」
「ウチもいく」
料理をほったらかして姫路と島田は秀吉と一緒に明久の部屋に向かった
【いいぞ、ムッツリーニ】by秀吉
【・・・・了解】byムッツリーニ

「・・・おい、鍋。大変だ」
「ああ、本当だ。代表!!鍋!大変」
姫路と島田がいなくなってキッチンには誰もいなくなったから霧島たちが必要になったのだ。そして作戦通り雄二のトイレに霧島がいなくなった。
【・・・・行け!雄二】byムッツリーニ
【サンキュー】by雄二
それを見て雄二はいきなりトイレを開けて行こうとした。が、
「雄二は詰めが甘い!!」
「な、ムッツリーニは?」

リビングでムッツリーニを見るを、工藤の色気作戦に負けていた

「、、雄二の作戦はお見通し」
あっけなく雄二たちの作戦は粉砕した。


そして、致死率100%の殺人兵器【やみ鍋】が完成した。そして霧島たちは夕食の準備を始めた。これはまずい

「・・・・」(こうなったらしかたない)
「・・・・」(何をするのじゃ?)

「そういえば、姫路と島田」
「「何ですか?」」
「今、明久がいないのは、女と会ってるからだ」
「「探しましょう」」
姫路と島田をその気にさせて明久を捕まえる作戦だ。そして明久は、バスから1時間30分掛けて終点の分からない土地のそのバス停の近くの公園にいた。
「ここまで逃げれば安全だろう」
そして明久の携帯がなった

「秀吉か・・・」
明久は携帯のボタンを押した
「明久よ、今お主の家にいるんじゃが」
「知ってるよ。さっきまでそこにいたから。残念だよ。君だけは助けたかったよ」

ブチッ。それを言って明久は電話を切った。下手すればムッツリーニに逆探知される可能性があるからだ。そしてまた携帯が鳴った

「立て続けになんだよ」
「はい。何?ムッツリーニ」
「・・・こちら土屋」
「うん、知ってる。僕を探しているなら諦めて」
「・・・今明久の家の近くのバス停にいる。・・・・ところで今、姫路と島田が両手に包丁もってるからな」
ブチッ。今度は恐怖で電話を切った

「包丁?もう法律破ってるよね。一体雄二は何を吹き込んだんだ」

そしてまた携帯が鳴った
「またか。工藤さん?珍しい」
「もしもし。明久君。逃げなよ。この二人本気で君をコロス気だよ」
「・・・・・」ブチッ。

そしてまた携帯。そして勝手に鳴った
「よう、明久」
「なに?雄二?」
「今終点ついたぞ。これから近くの公園に行くからな」
「え?ちょっとまってよ」
「俺たちが逃がす訳ねえだろ」
「死ぬときは一緒だよな?」
え?何か着実に近づいてない?

また携帯が鳴った。
あ、姫路さんだ。これを出たら僕死ぬな

「もしもし?明久君?」
「な、何かな?姫路さん」あ、死は確定した

「今、明久君の後ろにいるの」

「何か言いたいことはありますか?明久君?」
そして一気に二人が明久の頚動脈にピタッとついた
「僕、ここに1時間30分掛けてきたんだけど」
「さぁ、帰りましょうね、明久君」
・・・・どうして10分で来れるのかな

そして再び明久の家にて

「さぁ、食べましょう」

「・・・・」(これってあの二人も作ったよね)
「・・・・」(ああ、これは、、もう逝くしかない)

そして僕たちは大晦日に三途の川に逝った


 
 

 
後書き
感想、評価待ってます 

 

57限目 僕と留守番と新たな刺客

 
前書き
久しぶりの投稿っす。何か新しい二次創作が始まってて人気が下がりぎみなのが心配です
今回終わったらちらっと「とある」要素が入りますが、基本こっちなのでよろしくです 

 
「もう一度言わせる気?」
「.........」
「もう一度言うね。携帯見せて」
「嫌だと言ったら?」
「.........」
その間が本当に恐しい。
「私を人殺しにさせたいの?」

何でこんなことになったんだろう


事の発端は今日の事だった。今日は冬休み最終日ということもあり皆は課題のため遊べないらしい。もちろん明久が課題をするはずがなく部屋でゴロゴロしていた。とそこに1人の乱入者が現れた

「ねぇ。姉さん。この人誰?」
「従姉妹優衣さんです」
「何で僕の家に来るの?それもキャリーバックを持って...」
話を聞くには今両親が不在のため従姉妹のうちに行けと言われたそうだ。明久にはそれよりは1つ気になることがあった。
それはさっきから優衣と姉さんがこそこそ話している事だった。
今までの経験からいって姉さんがこそこそ何かしていいことは全くといっていいほどない。
「私はこれから仕事なので2人で過ごしてて下さい」

ここから吉井明久の最悪な長い1日が始まった

従姉妹といっても向こうは高校1年で1つしか違わないし、街に出たら10人の男は皆振り向くような可愛さだ。それに明久は女の子と1日一緒という経験が全くといっていいほどない。
「何か飲む?」
取り合えずなんとかしないと、と明久は思いつつベタな会話で切り出した
「このコップでもいい?」
優衣は飲むようのコップを聞くがなぜか明久に「それじゃなくてこれにして」と言われた
「この三つのコップは?」
「このコップは姫路さんと美波と秀吉ようだから」
「ふーん。じゃあその3人はよくアキ兄の家に来るの?」
「え?え?ア、アキ兄?」
「それよりさっきの答えは?」
「秀吉はよくうちに遊びに来るけど姫路さんと美波はたまにしか来ないかな」
「その三人って女の子?」
「うん。そうだよ」
1人れっきとした男のはずなのに明久は迷わず女の子と即答した。
ふーん。と言いながら優衣は何やらメモ帳に記入しだした。
「な、何してるの?優衣さん」
「アキ兄の秘密の不純異性交遊についてメモしてるの」
明久はしまったぁ。と大きなため息をついて、優衣に念のため聞いてみた
「そのメモ帳ってどうするの?」
「姉さんに渡す」
もし、このメモ帳が姉さんの手に渡ったら命がない
(僕が無事に明日を迎えるためにはあのメモ帳を奪取するしかない。もしものときは....)
「どんな手を使ってもメモ帳を奪わなければ。なんて考えても無駄だよ」
「な、何で?」
「だってこれ携帯にもメモしてるから♪」

吉井明久終了のお知らせ

「でもまだ言わないよ」
「本当に?」
「うん。だってまだこれは友達の領域だからね。報告はその領域外だから」
「その領域外って何?」
「えーと、女の子の写真集。女の子との羽織りでのツーショット。とメールの内容かなぁ」
それを聞いた明久は室内だから寒くないのに背筋にすごい冷や汗を感じた。
「まぁ。でも写真集なんてないよね?それじゃあまるでストーカーだもんね」
「ソ、ソウダヨネ、ハハハハ」
不味い。部屋には秀吉のシークレット写真集が!後姫路さんとの写真もあるじゃないか。それに蔵書((エロ本))が見つかったら

「さぁアキ兄の浮気調査行くぞーー」
「宝探し見たいなテンションやめて!」
どうか見つかりませんように


そして無事見つかることなく捜索が終わった
「何もなかったでしょ?」
「ううん。まだある」
「どこ?何してるの?」
優衣は静かに手を明久の前に伸ばしていた
「携帯見せて。浮気調査はメールが一番だってこの前テレビであった」
あれ?この会話どっかで聞いたことある気がする
「嫌だと言ったら?」
「上半身裸で外に出てもらう」
「断る」
「じゃあ携帯見せて」
こうなったら壊すしかない!
ポケットにある携帯を水の貯まってるキッチンのところ目掛けて投げようとする

ガシッ←優衣が明久の腕を掴む音

「水没させて中のデータ消そうなんて許さない」

そうか、思い出した。これは雄二と霧島さんのいつもの会話だ。
大変だな雄二。明日生きてたら謝っておこうかな....
 
 

 
後書き
今日はスマホからのため短めで終わらせていただきます 

 

58限目 僕と留守番と忍び寄る影

 
前書き
久しぶりの投稿です 

 
明久の不純異性行為の調査を全て終了した。
「あのう、もう良いんじゃないかな?」
「そうねぇ、アキ兄の家は全部調べたからもういいかな」
それを聞くなり明久は「よかった」と安心したようで深いため息をついた
「生きた心地がしなかったよ」
「そんなに探られちゃ嫌なことでもあるの?」
「うぐっっ。だ、大丈夫です」
優衣は暫く明久の顔を疑い深く見つめていたが

「アキ兄、お腹すいた」
「え?ああ、もうこんな時間か」
気がつくと時間は一時を過ぎていた
「でも、昨日残飯処理して冷蔵庫に何もないんだよね」
「じゃあどっかでたべようよ」
「それはダメだ」
外に出たら誰かに見られる可能性がある。そんなことがあったら大変なことになる
「じゃあスーパーで材料買って作ろうよ」
「それが一番だね」
こうして明久は周りの視線を気にしながら優衣と二人で近くのスーパーにたどり着いた

「アキ兄。何にする?」
「僕は何でもいいよ。食べたいの買ってよ」
「うーん。アキ兄は何が一番得意なの?」
「えーっとパエリアかな?」
「それにするーーー」
こうして優衣はケータイでパエリアの材料を調べながら籠の中にじゃんじゃん入れだした。もちろん全て明久の自腹である
「合計19205円となります」
結局優衣は明久の事を考え今月の食料も兼ねて一緒に買った
「お菓子買ってないのに、、、」
「そんな無駄使いだめだよ」
そして買い物を終え、両手に一杯の買い物袋を持ってスーパーを後にしようとする2人を見ていた1人の人がいた

「あいつの幸せは俺が許さねぇ」
ピポパピポパ
「ああ、俺だが、実はな、、、」
地獄に落ちるがいい、明久

「どうしよう、アキ兄」
「どうしよう」
帰ろうとすると外は大雨が降っていた。
「僕が買い物袋もつから優衣は走って帰ってて」
「いいの?それじゃあアキ兄が」
「大丈夫だよ。風邪を引くほど体は弱くないから」
そして2人は雨の中走って家に一直線で走って帰った

「お風呂先入っていいよ」
家に着き次第明久はお風呂を入れていた。
「アキ兄は?いいの?」
「僕はタオルでいいよ。入ってる間にご飯作ってるから」
「そ、そう?じゃあ入ってくるね」

「さあて作ろうかな」
そして明久は買ってきた材料でパエリアを作り始めた

「アキ兄、タオルどこ?」
「横にあるよ」
「ありがと」

ちょっと待てーーー。え?今の状況はなんなの?おおお落ち着け

「下手したら犯罪者だ。落ち着いて落ち着いて」
などと必死で落ち着いている間、静かな家に呼び鈴が鳴った

「はーい」
誰だろ、姫路さんと美波と秀吉は勉強で忙しいだろうし。と思いながら明久は扉を開けた
「こんにちは明久君」
「ひ、姫路さん?どうしたの?」
そこにはさっきまでありえないと思っていた2人がいた
「どうせ勉強してないんでしょ?」
「う、うん。まあね」
どうしよ今優衣がいるってばれたらヤバイなぁ
「明久君?もしかして誰かいるんですか?」
「え?え?いいいないよ」
ヤバイ。後ろには優衣の靴がある。それがばれたら
「あれ?アキの足元にあるのは、、、」
「ああーーーアレ何?」
と明久は2人の視線をそらそうとした。そして次の瞬間明久は靴をとにかく家のどこかにやった
「何も無いわよ?アキ」
「ははは、見間違いだったみたい。で?どうして2人がいるの?」
「もちろん。アキの宿題を手伝いに来たのよ」

「ちょっとーー?何で急にお風呂に私の靴が現れるのよ?」


「どうやら勉強どころじゃなくなったみたいね」
「そうですね。美波ちゃん」

状況説明中ーーーー


「というわけです」
「アキ兄、誰?この人」

また状況説明中


それから2時間結局ご飯を四人で食べて勉強することになり、美波は途中で帰って3人で家にいた

「やっと終わったーー」
「お疲れ様です。明久君」
「アキ兄ってバカなんだね」
「じゃあ暫く休憩しましょうか」

そして暫く休憩したのち姫路は明久のところに戻ると

「Zzzz」
「明久君?寝てるんですか?」
「寝てるみたいだね?」
そして明久に連れられるように2人は寝てしまった


「ただいま帰りましたよアキ君」
ようやく玲が帰ってきた。時間は6時半。玲がリビングに行くと3人がまだ寝ていた
「アキ君。起きてください」
「ああ、姉さんか。おかえり」
「2人を起こしてください」
そして明久は言われるまま二人を起こした


「それでは明久君学校で会いましょうね」
「うん。ありがとうね。姫路さん」
「また、来ても良いかな?アキ兄?」
「うん。いいよ。いつでもおいでよ」


「さてアキ君?」
「何?姉さん?」
「一体今日はどんな不純異性行為をしたんですか?」
「、、、最悪だ」









「さて始めよう。吉井明久のレベル6《天上の意思》実験及び暴走能力者作成実験」

被験者は吉井明久・坂本雄二・姫路瑞樹・島田美波・木下秀吉・土屋康太の6人である 
 

 
後書き
次から久しぶりの「とある」とのコラボで行きます 

 

59限目 学園都市からの刺客

 
前書き
今回から「とある魔術の禁書目録」とのコラボで行きます。それと学期末が近いので短くなるかも知れないので 

 
「本当にするのか?アレイスター」
「ああ、もちろん。この実験はこの学園都市を飛躍的にするためのとても重要な実験だ」
「だからってこんな時期じゃなくても」
「こんな時期だからだ。余計な心配はしたくない」
「だが奴やは学園都市外だぞ。武装無能力集団(スキルアウト)でも動けないだろ」
「そこは大丈夫だ。今回は『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』を行かせることにする」

とある場所でとある2人が話しを終えると1人の男「土御門元春」は心の中でとある男に呟いた

”気をつけろよ、吉井。今度はお前1人だ”







「おい。明久はまだ来ないのか?」
「そうじゃのう。もうすぐ1時間目が始まるのじゃ」
「さっきから電話はしてるんですけど...」
いつも通りの2-Fの教室ではどうやら明久が寝坊でまだ来ていないらしい。それと来ないのは明久だけではなかった
「そういえば、HRでは先生来なかったわね」
「・・・・・全クラスの教師が来なかった」
そう、来なかったのは文月学園の教員達であった。どこのクラスでも朝のHRでは先生が来ず生徒には嬉しい朝となった

キーンコーンカーンコーン

とうとう明久と先生が来ないまま1時間目の開始ベルが鳴った

「とりあえず先生がくるまでFクラスの戦力分析でもしてるか」
「そうじゃのう。最近試験召喚戦争がなかったからのう」

と、分析してる雄二の元にAクラスの霧島、工藤、木下が現れた
「おい、翔子。何の用だ」
「この不思議な現象を聞きに来たのよ」
雄二の問いに木下が何故か答えた
「知らねえし、関係ねえ」
「なんだ、じゃあ『Fクラスの非行対策会議』っていう線はなさそうだね」




そして、その頃明久は・・・・

「しまったあああああああ」
ようやく起床
「最悪だよ、1時間目始まってるよ」
明久が起きたのはちょうど1時間目開始時間。家からどう頑張っても20分は掛かる。
「しょうがない。2時間目からにしよう」















2時間前 AM6:50

この時間教師たちは朝の教員会議で全教師が教務室に集まっていた。もちろんその時間は生徒の登校時間ではない。そして文月学園の裏では大きな黒いボックスカーが何台も止まった


『いいか、おめえら。今回は学園都市外という事だから。銃はむやみに使うな。あくまで今日の依頼はモルモット5人の回収だ。警察沙汰になると何かと面倒な事になるらしいからむやみに銃はぶっ放すな』
とあるグループのリーダが組員全員に無線で話している。
『だが、任務を妨害するような奴は容赦なく殺せ!』

グループの名前は木原数多が率いる『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』といい学園都市暗部に存在する標的を殺す為に作られたいわば殺人グループだ。そしてその組員全員が持ってる紙には今回の依頼内容が記載されていた。



今回は殺人ではなく下記の人物の誘拐を命ずる

2年Fクラス坂本雄二。姫路瑞樹。島田美波。木下秀吉。土屋康太

なお吉井明久は今回の重要人物なので殺害しないように


『読んだな。じゃあさっさと行くぞ』
リーダである木原の号令と共に組員が一斉に車から飛び降り、誰にも気づかれる事無く文月学園に侵入していった。





そして平和な日常は静かに壊れていった
 
 

 
後書き
今日はこのくらいでいったん終わりにします。
感想待ってます 

 

60限目 学園都市の魔の手

 
前書き
   

 
『本日未明、文月学園が何者かによってハイジャックされました。依然犯人グループから連絡がなく、警察はSATを導入するも動けない状況です』

とうとう文月学園が学園都市の『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』によって占拠されてしまった。そして至急文月学園の近くの警察署に緊急対策本部が建てられていた
「何か動きはありました?カイト君」
「いいえ、今のところ何もないようですよ」
「それにしても今回の籠城事件は不可解な点がいくつもありますね」
「何がですか?杉下さん。まぁ今回は不思議だらけですからね」
「ええ朝から学校を占拠するなんて、前代未聞ですよ」
杉下警部は紅茶を飲みながらスクリーンに映っている文月学園を見ながら静かに言った

現在文月学園の校門の前では沢山のマスコミと野次馬と生徒と教師の家族とそれを抑える警察で一杯だった。その中、文月学園の中では

「おい、とりあえず今回のモルモット5人と吉井を回収して来い」
リーダの木原数多は全クラスに配置されている部下全員に雄二、土屋、秀吉、姫路、島田の5人と吉井の確保を命じた


「おい、この中に坂本雄二、木下秀吉、土屋康太、島田美波、姫路瑞樹は居るか?」
2-Aに配置されている隊員がAクラスの生徒に聞くも

「・・・・・・」
「あぁ?いねえのか?」
「.....Aクラスにはいません」
霧島が静かに答えた
「じゃあどこのクラスにいる?」
「そ、それは....」
「嘘言わないでくれよ?隊長から作戦に支障をきたすものには容赦なく殺せと言われているんだ」
その男は静かに腰にある銃を持って霧島に言った

「....2-F...です」
「そうか、悪いな。恐い思いさせて」
聞いた後その男は寂しそうな目で銃をおろして霧島に謝った
『こちら2-F。ターゲットは2ーFにいるようだ』
『了解、至急向う』

「何が目的なんですか?」
「悪い、今は言えないんだ」
すると男は無線のスイッチを切った
「悪いなこうしないとバレるんでな」
静かに男は今回の目的をAクラスの生徒に聞かせた
「これを、どうか警察に、いや、吉井明久に伝えてくれ」
「どうして吉井なの?」
「吉井は学園都市に対抗できる数少ない能力者だからだ」




「おい!この中に坂本雄二、木下秀吉、土屋康太、島田美波、姫路瑞樹がいるのは分かってんだ今すぐ出て来い、待たせないでくれ」
Aクラスの隊員同様寂しそうな顔で申し訳無さそうに言った
(どうするのじゃ?雄二)
(今、逆らっても分が悪い)
(....ここは従うしかない)
そして5人は静かに手を上げた
「お前らが坂本、土屋、木下、島田、姫路だな」
5人はそれぞれの名前を言って確認させた
「吉井はどこだ?」
「明久は今日は休みだ」
そうか、と隊員の男は安心そうに言った
『ターゲットの5人を確保。しかし、吉井は今休んでいる模様』
『了解、じゃあ、その5人を除いてこの中にいる奴は逃がしていいぞ』

そして雄二たち5人を残して生徒教師はいっせいに学園から出てきた

「杉下さん。たった今学校の生徒教師が開放させたようです」
「カイト君。今すぐ行方不明の人たちを探してきてください」
「どういうことですか?」
「恐らく今回の事件は誰かの誘拐でしょう」
「わかりました。行って来ます」

学園前では家族と再会する者、恋人と再会する者で溢れかえった。そしてさっきまで沢山いた野次馬も静か消えていった


「翔子ちゃん。雄二は?」
霧島に話しかけたのは雄二のお母さん
「雄二はどこ?」
「雄二は学校にいるの」
「どうして?」
「わからない。でも犯人たちは雄二たちを『ターゲット』とか『モルモット』って呼んでた」
「大丈夫なの?雄二は」
「大丈夫だよ、きっと明久が助けてくれるから」
「吉井君が?」
「うん」

そして、警察緊急本部では
『えー、こちら『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』今から要求を一つ言う』


「吉井明久を今すぐ連れて来い」


それから警察は吉井明久を呼んだ

「どうして?どうして雄二たちなの?」
「それは僕たちには分からない。しかし向こうは君を要求してきた」
「すいません。向こうの名前って?」
「確か『猟犬部「犯人グループから電話です」

そして木原から電話が来た

『吉井はいるか?』
「ああ、いる」
『変われ』
「はい、吉井です」
『よう、吉井。誰か分かるよな?』
「お前は。木原か」
その瞬間吉井はとてつもない怒りがこみ上げてきた
「で?どうして雄二たちが標的になっているんだ?」
『それは、お前のせいだ』
「え?どうして」
『この前に言ったよな?お前は学園都市から逃げられないって』
この言葉は清涼祭のとき一方通行(アクセラレータ)から言われたのと同じだった
『吉井、今すぐこっちに来い。さもないと5人の保障はしない』
「ふざけろな。木原。今回5人の回収なんだろ?殺せるわけ無いだろ」
すると電話越しで「バァン」と二発の銃声と悲鳴が聞こえた
『分かると思うが俺は殺るといったら殺る男だからな』

「警部!今扉のところにこんなものが!!」
そこには血のついたウサギの髪留めと血に染まった黄色のリボンだった

『待ってるからな吉井』
電話越しに木原の大笑いが聞こえながら電話が切れた

そしてその瞬間吉井の中で何かが弾ける音と共に吉井の理性は吹っ飛んだ

吉井は電話が切れた後髪留めとリボンを受け取り警察を出ようとする

「吉井君。やめなさい。危険すぎる。今行ったら向こうの思う壺だ」
吉井は正面に4人いる警官に向って一言言った

『どいて。僕を殺してでも止める覚悟がないならどいて』

あまりの殺気と威圧で大の大人が退いてしまった

そして明久は文月学園に向った

「明久!今中で銃声が」
明久に話しかけたのは霧島だった
「霧島さん。大丈夫。皆は僕が助ける」
「吉井。無理だ!!やめるんだ」
吉井の腕を強く掴んで止めたのは鉄人こと西村先生だった
「ダメなんだよ。もう、もう遅いんだよ」

吉井は鉄人の手を振り払って1人文月学園に向かう


「「「「待って!!!吉井!!!」」」」」

ほとんど怒りで我を見失っている明久を力一杯引き留めたのは

「何?」

霧島、工藤、木下姉、久保の4人だった。そして霧島の手にはあるものがあった
 
 

 
後書き
下手ですいません 

 

61限目 迎え

 
前書き
今回で「とある魔術の禁書目録」関連は無くなります。次回からは100%バカテスで行きます 

 
バァン。
教室に二つの銃声が鳴り響いて、吉井との電話が終わった

「どういう事だ?」
教室の壁に寄りかかっている雄二が教室の中央にいる木原に質問をぶつけていた
「あぁ?何のことだ?」
木原は面倒くさそうに雄二の質問をスルーしようとするも
「いきなり空砲を二発撃ってその後は姫路と島田の2人のつけてるアクセサリーをいきなり即興で作ったのやつにケチャップをつけてそれを明久の下に送った理由を聞いているんだ」

すると木原は頭をかきながらまた面倒くさそうに答えた
「アレは、、アレだ。あれ。簡単に言うと吉井をおびき出すための餌だぁ」
「餌?まぁケチャップだけでも十分明久にとっては大事な栄養分だけど、あいつあまりケチャップは好きじゃないぞ?」
「そっちの餌じゃねえよ。吉井をこっちに来させる餌だ」
「どういうことですか?」
木原の回答にあまり分からなかった姫路と島田はもう一度聞いた。
すると木原のかわりに雄二が変わって答えた
「つまり、この男が姫路と島田と殺したと思わせるために姫路の髪留めと島田のリボンのそれぞれに赤いもの(ケチャップ)を着けて明久の下に届けて怒らせてここに来させようとしたって訳だ」

まぁそんなところだ。といわんばかりのグッジョブを木原がした
「それが、予定変更だわ」
「悪いがこれからお前らを回収対象から保護対象に変わったわ」
「「「「は?」」」」

詳しく聞くと今回の作戦が急遽無しになりそのため危機に瀕した坂本達を一旦学園都市で『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』が明久が来るまで保護する。という作戦に変わったらしい

「じゃあさっきの茶番は?」
「おもいっきり意味が無くなった。ここで一つ問題が生じた」
「あぁ?何がだ?これから明久がくるんだからいいじゃねえか」
「よくねぇんだそれが。吉井が迎えに来るのは学園都市じゃだめなんだ。殺気のまとった吉井じゃなければダメなんだ」
「何で?」
「悪いがそこからはこちらの領域(エリア)だから言えない」

それを言うなり部下たちは雄二たちを縛っていた紐を解いた。
「これからはお前らはVIP扱いだからな」
「準備が整い次第学園都市に招待だ」




「ハハハハ、な、、ナンだよ。脅かすなよ」
現状を知った明久は安堵からか一気に座り込んだ。そしていつもの明久に戻って回りの四人も安堵のため息をはいた
「どうするの?」
「ハァーーーー。もちろん決まってるよ」
今度はいつもの目で決意の目で即答した
「皆を迎えに行ってくるよ。みんなが待ってるんだ」
それに、木原にお礼に一発殴らないとね。僕の雑用増やしてんじゃねぇってね。もう明久には怒りの憎しみも綺麗サッパリ無くなっていた






「今回の件については記憶の改ざんでなかった事になった」
「一つ頼みがある」
「ナンだ?金か?」
「いいや違う。消さないでほしい」
「いいのか?今回一番傷を負ったのはお前らだぞ?」
「私たちは明久君の友達です。明久君の事は知っておきたいんです」
「分かった」

バタァ――ン(扉が思いっきり開く音)

「木ぃぃ原ぁぁ君。あーそーびーましょー」
そして念願の一発を見舞いした。もちろんあの台詞も忘れずに

「やっと来たか」
「.....遅い」
「全くじゃ」
「ちょっと遅いんじゃない?」
「待ってましたよ」






「ハハは、一様最短で来たんだけどね。取り合えず」


   





  


      


      お待たせ。迎えに来たよ。帰ろう






それから明久の能力が跡形も無くなった。もちろん文月学園籠城事件も全国民から消去された。雄二たちを除いて。文月学園は2つ前の日常に戻っていた、、、、2つ前の日常に、、、、 
 

 
後書き
読みにくかったらごめんなさい。感想待ってます 

 

62限目 過去という名の枷

とあるマンションの一室では朝から呼び鈴が何回も鳴り響いていた。しかし何回呼び鈴を鳴らしてもそこにすんでいる住人は姿を現す事は一切感じられない。
「今日も空振りか」
「今日で3日目じゃ」

今日は2月7日でバレンタインの丁度一週間前。商店街はすっかりバレンタインムードであちこちでバレンタインセールが行われていた。そんな中2年Fクラスでは

『諸君、ここはどこだ?』

『『『最期の審判を下す法廷だ!』』』

『異端者には?』

『『『死の鉄槌を!』』』

『男とは?』

『『『愛を捨て、哀にいきるもの!』』』


『『『『バレンタインなんて消えればいい!!』』』』

一方2年Aクラスでは

「代表、バレンタインのチョコってどうするの?」
「手作りで雄二に渡すつもり」
「じゃあ明日一緒に作ってくれないかな?」
「私はかまわない。どこで?」
「代表の家は大丈夫かな?それと瑞樹ちゃんたち誘ってもいいかな?」
「いいわよ、大勢のほうが楽しいから」

バレンタインを精一杯楽しもうとする人、バレンタインという現実から必死で逃げようとする人。いろんな人がいる中刻々とバレンタインは近づいていた



今、坂本達に取って朝のHRは少し特別なものになっていた。

「.....今日も勉学に励むように、以上」

担任である鉄人こと西村先生の話は終わると坂本たちは安堵のため息をついた。

とそこに・・・・

「そうだ、坂本」
「なんだ?鉄人」
「吉井は一体どうしたんだ?連絡も取れないし」
「ふん。俺たちが知りてぇよ」
「今日も例のアレ来てないから安心していいと思うぞ」

そして鉄人は教室を去っていた

明久は再び学校に来なくなった


______とある女子会(Ver,キッチン)

「み、瑞樹ちゃん?」
「どうしました?工藤さん?」
工藤の家のキッチンではなぜかどこかの科学実験室に変貌していた
「どうして、ここに硫酸と王水があるのかな?」
「え?これは私の料理の隠し味ですから」
姫路の無邪気の笑みだけにさすがの工藤も恐ろしくなった
 吉井君、よく生きていられるね・・・・

それから工藤の努力の成果で姫路をレシピに忠実に作られせることに成功した

「そういえば、美波ちゃん来ないのね」
「はい、何か最近部活始めたみたいで」
「大変だねぇ、私の場合は冬だから無いんだけどね」
工藤は水泳部のため冬はシーズンオフという事で部活動が無いのだ
「早く作らないと、夜になるよ」
「「はーい」」

それから2時間後、レシピ100%。姫路のアレンジ0%の純粋のチョコレートが完成した。
「後はクリームで飾りを付けて完成だね」
霧島はもちろんハート型のチョコに「雄二へ」と書いて完成させた
「工藤さんは誰に上げるんですか?」
「え、え?わ、私は、、、あ、あの人かなぁ?」
なかなか話してくれなかったが反応で大体の予測はついた

「瑞樹ちゃんは書かないの?」
「私は前日に書きます」
工藤は「ふーん」といいながらもそれ以上の詮索はしなかった。

こうして3人の力作のチョコは当日まで霧島の家で待機となった。当日の任務に備えて。

「瑞樹ちゃんは強いね」
「何がですか?」
「好きな人に会いたくても会えないって辛い事だと思うのに.....」
「そりゃあ、辛いですよ、、でも」
「でも?」
「明久君は必ず帰ってきます。私は明久君を信じてますから」




そして夕方、朝と同じマンションの一室に呼び鈴が鳴った。すると朝とは違い、返事があった

「どうしました?坂本君たち」
返事に出たのは明久と現在一緒に住んでいる姉の玲だった
「あ、あの明久は帰ってきてますか?」
「いいえ、まだ帰ってきてません」
「そうですか」
「帰ってきたら一番最初に言いますから」

それだけ聞いて坂本たちは帰って行った。そしてそれを待っていたかのように一人しかいないはずの一室の部屋の扉が開いた。

「いつまで会わないつもりですか?」
「分からない。皆に危害が及ばないと確証がつかめるまで」
「記憶ないのでしょう?」
「そういう処理はさせたけど。もし、記憶が消えてなかったら、、と考えると僕は皆にあわせる顔がないんだ。皆を守る為に手に入れた力が逆に皆を危険にさらしたんだもん。僕はいないほうが皆は安全なんだ」

「アキ君、一つ言いますよ」
「何かな?姉さん」
「お父さんからの伝言です。『自分の運命から逃げるな、逃げてたら絶対勝てないぞ!!』だそうです。」




明久の家を後にした雄二、秀吉、ムッツリーニの3人は近くの公園にいた

「明久はどうしたんだろうな」
「恐らく、わしらにあわす顔がないと思っておるのじゃろう」
「.....あいつはお人よし過ぎる。自分の事より他人の事を先に考える」
「あの2人はどうだ?」
「姫路は明久をひたすら待っている。島田は恐らく....」
「....部活を急に始めたのは忘れるため」
「ひたすら待つ姫路と必死で忘れようとする島田か、大変だな。2人も明久も」

 
 

 
後書き
読みにくかったらごめんなさい
感想まってマース 

 

63限目 バレンタインデー

 
前書き
感想ありがとうございます。感想の返答はここでさせてもらいます。
単刀直入に言うと今後は一切何かとコラボさせる気はありません。
今回「とある魔術の禁書目録」としましたがやっぱり「バカとテストと召喚獣」一本のほうがコッチ側としてもやりやすいので。これからはバカテス100%で行かせて貰います 

 
ここ最近明久は同じ夢を見る。朝いつも通りに登校していつも通りに学校の校門をくぐっていつも通りに2年Fクラスの教室に入る。ここまでは良い。
だがいつも通りの教室には誰もいない。さらによく見ると学校には誰もいない。そして机には生徒1人1人の学生手帳に赤いものがついている。
そして明久は学校を去ろうと校門をくぐろうとする時・・・・
学校から数え切れない銃声と悲鳴が鳴り響く

ガバッ

「はぁ、はぁ。またこの夢か・・・」
明久はあの件以来毎晩この夢に悩まされていた。そして明久は落ち着こうとキッチンに向かう。
時計は12時をゆうに超えて時刻は午前の3時。リビングには姉の玲が待っていたかのようにテレビを見ていた。

「アキ君。大丈夫ですか?」
「あぁ、ありがと。姉さん。大丈夫、、、じゃないかな?」
「どうぞ。水ですよ」
「ありがとう」
今まで面倒だった姉の過剰なスキンシップが今では明久の唯一の心の安らぎだった


明久は決して学校に行きたくない訳ではなかった。むしろ早く行って皆の顔を見たかった。
でもいざ学校に行くとなるといつもの夢を思い出してしまう。
そしてまたに雄二たちの声が聞こえると会いたくなる、が体がいう事を聞かずに学校に行くのを拒んでいるようだった

そんな感じであっという間に一週間が経った。


今日は2月14日。バレンタインデーは女性が愛の勇気を振り絞って好きな人を思って思い出を作る一年に一度の大切な日。

『諸君。ここはどこだ?』

『『『最期の審判を下す法廷だ!!』』』

『男とは?』

『『『愛を捨て、哀に生きるもの!!!』』』

『『『『チョコを貰う奴には死の鉄槌を!!!!』』』』

2年Fクラスはいつも以上に殺気立っていた。チョコを貰う奴は誰だろうが処刑だっていた


「はい、愛子、瑞樹」
「ありがとう、代表」
「ありがとうございます。霧島さん」
朝、校門前で霧島は一週間前に作ったチョコを受け取っていた。

「愛子は土屋に渡すんでしょ?」
「う、、うん」
「じゃあ、渡すの放課後のほうがいい」
「そうですね」
「どうして?」
「今日のFクラスは危ないから、放課後のほうが良い」

そうだね。と工藤は苦笑いしながら霧島と2人でAクラスの教室に向った

「.....明久君」
姫路は作ったチョコを静かに鞄にしまった。
「おはよ、瑞樹」
後ろから話しかけたのは最近部活を始めた島田美波だった。
「どうしたの?元気ないけど」
「いいえ、何でもないですよ?」

そして2人もFクラスに向った


『横溝が女子からチョコを貰った模様』
『さっさと処刑!!!』

『須川議長が女子からチョコを貰った模様』
『この際は議長も異端者!!!処刑せよ!!!』

『坂本が女子からチョコを貰った模様』
『さっさと処刑!!!』
「雄二....浮気は許さない....」
「手違いだーーー」

そうして、何回も死刑が行われて2月14日の学校は終わった。

「さて、今日も散々死んだな」
「...今日はクタクタだ」

バタンッ

「ムッツリーニ君はいるかな?」

ギランッ←クラス中の殺気が土屋に集中

ダッ←土屋が工藤を連れて逃げる

『追えーーー土屋も異端者だ!!死刑だ!!』

「はぁ、全く疲れる1日だった」



学校が終わり一足先に帰った姫路が向った先は自宅ではなく明久の家だった。
前もって玲から貰っていた明久の家の合鍵で家に入った。もちろん明久はいない。そんな事は知っていた、が、居て欲しかった。
姫路は家に着くなり何をするわけでもなくただリビングの椅子に座ってテーブルの上に作ったチョコをおいていた

(翔子ちゃん、工藤さん...私には書けません。
バレンタインの贈り物は...その日を過ぎて渡しても、相手に気持ちは伝わらないもの...どこにいるか分からない人の名前なんて...やっぱり書けません。)
その時姫路は帰り際に工藤に言われた『瑞樹ちゃんは強いね』が頭の中によぎった。
(ホント...強かったらいいんですけどね)
そう思うなり姫路は我慢しきれずに1人で泣いてしまった。想う気持ちが大きいあまりに・・・・

ガチャッ

と、いきなり明久の家の扉があいた。今日は玲が居ないから誰も帰ってこないと聞いていた姫路にとって、反射的に明久では無いかと想って、急いで玄関に行くと

「瑞樹?」「美波ちゃん?」

「もしかして美波ちゃんが急に部活を始めたのは?」
「そうよ、アキを少しでも忘れるためよ。何か夢中になれる事をすればそのときだけでもアキの事を忘れられるんじゃないかって」
「それで?どうでした?」
「無理だったわ。どんなに夢中になっても、どれだけ集中してもいつもアキの事が頭にうかんじゃうの。だから気づいたの、ううん。とっくに気づいてた」
明久の家に姫路と島田が静かに熱く語っていた
「やっぱりウチはアキの事が好きなんだって。どうしようもないくらいに」
美波の目は真っ直ぐ瑞樹のほうを見ていた
「ウチ、チョコ頑張って作ったんだけど。中身書けなかったの」
「私もですよ。美波ちゃん」
姫路の目には涙がいっぱいだった。そこからの記憶は2人には無い。






姫路と島田が目を覚ましたのは、携帯の着信だった
「...ん。あぅ。寝てたみたいですね」
「そうみたいね」
すると2人は目の前の光景に驚いた。まず一つ目は椅子に座ってたはずなのに起きた場所はソファでタオルケットが掛けられていたこと。そしてもう一つは

「これって」
「そうです。間違いありません」






テーブルの上においてあったはずの2つのチョコは無くなっておりそのかわり一枚の紙が置いてあったことだ

「なんて書いてあるのかしら」

島田はその手紙を開けてみると







『チョコ勝手に食べてゴメン。凄いおいしかったよ。もう少しでちゃんとした形で帰ってくるから、その時にこのチョコを売ってる店教えて。。今まで2つが一番おいしかったよ』

2人の想いはしっかり届いていた

「バカね。相変わらず」
「そうですね。教えませんよ」

「「わたし(ウチ)だけが知っているお気に入りの店なんですから!(なんだから)!」」











「そろそろ覚悟決めなきゃだね。待っててくれる人がいるんだ」

 
 

 
後書き
読みにくくてごめんなさい 

 

64限目 大切なもの

 
前書き
春休みは部活や勉強でぜんぜんできませんでした。すいませんでした 

 
彼の名前は、吉井明久。とあるマンションの一室についこの間まで1人暮らしをしていた。
そして今は姉の玲と一緒に生活している。

「ご飯できたよ」
いつもの様に明久が夕食を作り、姉を呼ぶ
「りょーかい」
だが、明久の呼びかけに応じたのは3人だった
「さて、アキの料理は大丈夫かしら?」
「おいおい、いままでずっと作ってきたんだぞ?大丈夫に決まってるさ」
「一つ言えるのは姉さんよりはましって事かな?」
そして明久含めた4人はテーブルを囲んで明久特性の手料理を食べた。

そう、今、明久の家には家族が集まってるのだ。そして家族会議が始まろうとしていた



夕食も済み、家族がゆっくりしているとき、家族会議は始まった。議題はもちろん

「アキ、玲から事情は聞きました。今回は全てアキに一任します」
「とりあえず、今アキ君が想っている事を話してみてください」
姉の助け舟で明久は自らの今の本音を静かに語り始めた

「僕は半年前、皆と別れて文月学園とは全く違う世界を目の当たりにした。だから今度皆と再会するときに僕が皆を守るために向こうで力を手にしたんだ。」

「そして、ふと文月学園に顔を出すと皆は変わらず元気だった、それが一番嬉しかった。
でも、そんな皆の日常は僕のせいで壊れてしまった。僕のせいで清涼祭が滅茶苦茶になった。あの時は大丈夫だったけど。いざ文月学園に戻ると、僕の力を目当てに雄二たちにまで危害が及んでしまった。なんとか助けることはできたけど、、、想ったんだ」

この後を言うまでは少し時間が掛かった。言うまでにコップを二杯と深呼吸を数回した。明らかに様子がおかしかった。だが明久はやめなかった

「僕はもう皆と一緒に居ちゃダメなんじゃないかって」

これがあの事件以来明久の体が学校に行くを拒絶していた本当の理由だった。

「僕が皆の下に帰ったらまた、皆に危害が及ぶかもしれない、もしかしたらないかもしれない。
それは僕にも分からない。でも実際もう既に起こった。僕は皆を守るどころか危険にさらした張本人なんだ。だから、だから」

これ以上は明久は何も言えなかった。これがこっちに帰ってきたときからの明久の心の中にあった核心だったから。
しかしこれで十分だった。

「なるほど、皆は大切、一緒に居たい。でも守りたいから逃げると」
母の問いに明久は静かに首を縦に振った
「ここにいる限り皆に迷惑しかない。だから」

「僕も外国でお母さんたちと暮らさせて下さい」
これが明久の出した答えだった。姫路と美波のチョコを貰って改めて思った。
『僕の事をどれだけ恨んでもいい。でも、雄二たちだけは何があっても守りたい大切なものなんだ。だからこうするしかない』んだと。まるで自分にそう言い聞かせるように

「、、、、分かったわ」
母の答えは賛成。つまり明久の移住を認めるだった
「ありがと。母さん」
「あなたも言いたいことあるんじゃない?」

今まで黙っていた父がいよいよ口を開いた。
「アキの言いたいことは分かった。どれだけの思いでこの結論に達したかも分かった。だから敢えて言わせて貰う。俺は反対だ」
なんと、母も姉も賛成だったはずなのにここにきてまさかの父の反対があった
「何で?父さん?」
「お前の話を聞いてると、お前がどれだけ坂本君たちを大切に思ってるのかがわかる、皆の将来を守るためだろ?」
父の問いに明久は再び首を縦に振った
「いいか、明久。将来というのは、今という現実の延長なんだ。今どういう行動ととるかによって将来は大きく変わるものだ。だから明久がこのまま一緒に海外に行っても危害が及ぶのは変わらないかもしれない。将来の事は誰にも分からない。そんなもんだ。
だから将来の事を考えて行動するのも大事だ、だか、それよりも大事な事がある。それが何か分かるか?明久」
今回の問いには首を横に振った。

「それは、今、明久がどうしたいかだ。」
それは明久がどう考えてもたどり着かなかったもう一つの選択肢。明久は今まで『何をすべきか』をひたすらに考えていた。自分を犠牲にすると事しか考えてなかったからだ。
「明久の言いたいことも分かる。だが、明久お前は1人か?」
父の問いは明久の曇った心をどんどん晴らしていく。今まで当たり前だった事。忘れていた事を確実に突いてくる。
「お前には頼れる仲間はいないのか?お前という存在を受け止めてくれる人はいないのか?」
それは、雄二、秀吉、ムッツリーニ、姫路さん、美波、Fクラス、文月学園の皆
今まで忘れていた『誰かを頼ること』それを父は完全に明久に思い出させた
「どうせ守るんなら、皆の目の前で堂々と守ってやれ!!それで守ってあの時なんて言われた?」
皆を迎えに行ったとき、皆から言われたのは
「僕を信頼して待っていてくれたような返事だった」
「だろ?もう一度聞くぞ。お前吉井明久はこれから何をしたい?」


____もし、こんな事が許されるなら。いや。たとえ許させる事じゃなくても。
わがままかもしれない。でも僕は、僕は


「もう一度皆と一緒に普通の生活を送りたい」
これはもう皆のためとかそういう自己犠牲とかと取り除いたただの一般の高校生吉井明久の出した本当の真の気持ちだった


それからお母さんとお父さんはまた外国へ帰って行った。明久は父から一言だけ言われた
「自分の運命から逃げるなよ」と。

明久はこの半年で思ったことがあった。
朝、姉さんの過剰なスキンシップで起きる日常。いつも命がけの高校生活。クラスメイト達とのたあいのない会話。どんな些細な日常がどれだけ大切なものなのか。そしてそれがどれだけ儚いものなのか。それを知ってるから思う。どれだけこの日常が壊れようが皆が居れば何とかなる。僕は皆と一緒に居たい



そしてまた文月学園の校門を2年Fクラス。学園創設初の『観察処分者』の吉井明久として今日もくぐる。


これが僕、吉井明久が望む将来です





ただいま。みんな



 
 

 
後書き
意味分からなくてごめんなさい。ありがとうございました 

 

最終話 バカとテストと召喚獣~Second Story~

 
前書き
最終回ともあり試行錯誤を結構した結果こんな遅くなりました。
ではバカとテストと召喚獣~Second Story~最終話始めます 

 
「......くん」
「....キ..君」
「起きてくださいアキ君」
「そうですか?これ以上起きないのであればアキ君の一生を左右するであろうキスをさせて頂きますよ?」
この物語の主人公である吉井明久の日常の起こされ方はいつもだいたいこんなかんじである。
熟睡していたであろうにも関わらず明久の体は足に全身の力を込めてベッドから緊急離脱するのだった。
「ようやくおきましたか。アキ君」
「だから!そんなガッカリした顔で言わないで貰えるかな?それじゃあ僕が悪いみたいじゃないかぁ!」
「あら?知らないのですか?アキ君?海外ではキスというのは挨拶がわりなのですよ?」
姉のいう事も一理ある。しかし
「それを理由に弟の人生を奪おうとする人間はこの地球上に存在するわけが無いでしょう!!」
挨拶のキスを、とっくに領域を超えてしようとするキスはもはや脅迫だった
「いいえ、存在しますよ?」
「えっ?どこに?」
居ないと肩をくくっていた明久は驚いた顔で姉の問いに耳を傾ける
「この私です」
「知っててするのが一番最低だよね?」
これがこの物語の主人公の朝の日常風景である















朝からの騒動を終えて、明久は朝食を食べていた。

「アキ君。確か今日ですよね?」
姉は明久の予定を確認した
「うん。今日だよ。やっとだよ」
「良い答えは出たのですね?」
姉は明久を暖かい目で見つめていた
「うん。昨晩ずっと考えて一番良いと思った事を言うよ」
「後悔、しないでくださいね」
明久は今日、家族会議での末、考えぬいた自分の納得のいく『答え』
を雄二たちに言い行くのだった

朝食を終えた明久はいつもの様に学校に行く支度を始めた。支度というと言っても髪を整えて、制服に着替えるだけであったが

「アキ君?一体何をしているのですか?」
いつもの支度をなぜか姉は不思議な目で見つめていた。まるで明久が間違っているかのような目で
「え?だって今日は学校でしょ?」
「アキ君はそこまでバカのだったのですか?」
そこで明久は姉との日にち感覚が違うことに気がついた
「え?今日って2月16日だよね?」
「何を言っているのですか?アキ君。今日は12月13日ですよ?」


何かが違っていた









「えっ?う、うそ」
姉の言葉で明久はパニック状態になっていた
「だって、12月13日って3年生と試喚戦争をやった次の日じゃないか。何で?」
「アキ君?どうしたのですか?一体どこまでバカになったんですか?」
姉が嘘をついているようには見えなかった。テレビも携帯もちゃんと12月13日を示していたからだ。そして明久は一つの過程が頭に浮かんだ
「姉さん、一つ聞きたいんだけどいいかな?」
「なんでしょうか?」
「この前この家に母さんと父さん来なかった?」
「来てませんよ。どうしたしたのですか?一体」
この一つの返答で明久は全てを理解した





夢、、、だったのか・・・・・・・・・・・・・






しばらくして明久はようやく落ち着いた。
「それもそうですよ。だってアキ君丸1日熟睡してましたから」
「にしても、リアルすぎるよ」
「で、一体どういう夢だったのですか?」
「それはね、、」
明久が夢の話をしようとした瞬間に明久の家の呼び鈴が鳴った。
「あら、坂本君たちが来たようですよ?」
そして何も覚えていないまま、明久は雄二に霧島の家に連れてかれた





雄二に連行されて来た霧島さんの家には何故か2学年の生徒が大勢集まっていた

『さて、ここで今回の学年対抗試験召喚大会の英雄。学園1のバカにしてがくえん1の天才を見事
倒した吉井明久の登場だ!!』
司会とともに明久はライトに照らされて言われるがままにマイクがあるところに連れて行かれた。
そしてその間に今、何が行われているのかを雄二にバカにされつつ説明された。

どうやら今日は昨日行われた試験召喚大会の打ち上げがこの霧島家で行うことになり、相手のリーダである高城を倒した明久が挨拶をすることになっているらしい。
そしていう事も何も考えていないまま明久は皆の前にでた。

『では今回の立役者吉井明久から一言貰おうかぁぁ!!』

「えっと。肩苦しいのは嫌いなんで一言言わせて貰います。
恐らく大丈夫だと思うから今日は存分に食って、飲んで騒いじゃおう!!」
明久の言葉と共に打ち上げは開始された。途中から先生たちも参加したが生徒たちの熱気にはさすがの鉄人も敵わず教師たちは生徒たちをあくまで観察しとて一角で豪勢に賑った。霧島さん家での打ち上げは教師がいることもあり11時には解散していた



そして霧島家では、いつものメンバー後始末を兼ねて二次会の準備をしていた
霧島家の者がいないため食器は女子が洗って、拭いて、しまっていた。
そして秀吉と雄二と久保はテーブルの移動、シーツの片付け。
そして厨房では残ってしまった料理、出せずに残った料理を明久とムッツリーニが一工夫していた
ここで2人がつまみ食いをして怒られたのは目に見えているため省略しよう
ようやく片付けもおわり皆は以前勉強会で使った広間で二次会を開いていた。
『飲むぞ。食うぞーーオーー』
二次会でも最初のとは大して変わらず馬鹿4人はひたすらに食いモンをあさっていた。一方女子のほうは熱い話が繰り広げられていた

「これから学園での生徒恋愛の前面禁止が出たけど2人はどうするつもりなの?」
「私は雄二に変わるつもりもない。誰にも愛は止められない」
「でも校則だよ?代表」
このままじゃ霧島は校則を破ってしまう
「大丈夫私たちは恋愛じゃない」
「え?じゃあ友達?」
その質問に答える代わりに霧島はある紙を持ってきた。
「もう私たちは夫婦だから恋愛なんて域はとっくに超えている」
霧島が出したのは依然騙されて書いてしまったときの婚姻届である。

「うががががががっ」
そのとき話を聞いていた明久とムッツリーにが幸せ税として雄二の口に料理を詰め込んでいた事は目に見えているのでここも省略しよう。

「で、瑞樹ちゃんはどうするの?」
工藤が姫路に質問すると、姫路と島田の様子がおかしいことに気がついた
「恋愛がだめなら、翔子ちゃんのように婚姻届を成立させちゃえば、万事解決です。フフフ明久君。どんな手を使ってでも書かせますからね♪」
「ウチが瑞樹より先にアキにその婚姻届って奴に名前を書かせればアキはウチの物になるのね。フフフ。覚悟なさいアキ!!」
時既に遅し。というのはこの事であるのだろう。2人の思考回路は既に霧島版にアップデートされていた。







そして二次会もそろそろ終わりそうな頃。雄二は何故か僕の夢の話をし始めた
「そういえば、明久」
「何?雄二」
「お前は一体どういう夢を見たんだ?」
それを聞いた明久はついむせてしまった
「それをどこから?姉さんか?」
「とにかくしゃべっちゃえよ」
目の前では殺気マックスで2人が明久を見つめていた
「分かったよ。僕が見たのはね」
そこから明久の夢の話が始まった。
急に転校することになった話。文月学園の清涼祭の話。木原の学園籠城事件の話。全てを話した。それで自分が何を思ったのか。本当全てを皆にさらけ出した。「言え」といわれたからもあるだろう。でもどこかで「言いたい」というのもあったのではないのだろうか


「それで?本当に転校の話が来たらどうするつもりなの?」
明久の話が終わって暫く沈黙が流れていた空気の中最初に話したのは美波だった。その答えに明久は即答で返した。
「なんとしても文月学園を去ったりしない。でも、もし行くとしてもそのときはちゃんと皆に言うよ。こんな大事な話はちゃんと相談しないとね」
と明久がいうと姫路は苦笑いしていた。

「昨日今日で学んだことは一杯あったよ。それにとっても楽しい時間だった。正直姫路さんを引き止めた事が正しかったのかは今の僕には分からない。でも将来は今の延長だから、姫路さんがFクラスにいても姫路さんの努力がちゃんと報われるように僕はちゃんとサポートするつもりだよ。皆と一緒に過ごせるのは後1年ちょっとだけど、その間に一杯思い出を作って大人になってもこうして皆で集まってバカやっていくのが僕の今の夢かなぁ」

あの半年は結局夢であって現実には無かった事かもしれない。しかし明久の心にはしっかり刻みこまれた。日常のありがたさを。だから今を大切にしよう。と心に誓う明久だった

「文月学園は退屈しなくて最高の学校だよ。だから」

おかしな野郎たちと出会って、最初は仲が悪く。、日本語が不自由で、なかなか打ち解けられない帰国子女がいて。実力はあるのに、試験で倒れて最低クラスに押し込まれた女の子がいて。
そんな皆が、同じクラスで同じ時間を過ごして、同じ目標を揚げ、苦楽を共にして今の関係になった。ありのままの僕を受けとめた皆がいるから

「これからもよろしくね!皆!!」

『『『『あまり前だろ!!バカ!!』』』』
そして明久たちの命がけの忙しい学園生活はまだまだ続きそうだ。


そして明久はバレンタインの件も夢であることを思い出して明久は絶望していたのも目に見えているので省略しよう。そして姫路と美波からの告白も綺麗サッパリ忘れられている事を知った二人が明久にビンタとボディを1発ずつ食らわせたことも省略しておこう
 
 

 
後書き
今までありがとうございました。
バカとテストと召喚獣~Second Story~は終了となります。
がまだバカテスのssは続けますので良かったら新しいほうでも読んでくれたら嬉しいです
 

 

バカとテストと召喚獣~Second Story~改めバカとテストと召喚獣S

 
前書き
て訳です 

 
部活と中間テストのせいで時間ができずにこうなりました
やっぱり二個は面倒なのでこれに一つにしたいと思います かしこ


物語は次から

まぁ銀○であった終わる終わる詐欺に便乗したと思って下さい 
 

 
後書き
てな訳でこれからもよろしくです 

 

問1 あなたは急に婚姻届に名前を書けと言われたらどうしますか?

三年生との試験召喚戦争から二日後。文月学園の生徒は新たな校則『学生恋愛の全面禁止』と共にまた新たな学園生活が始まる。しかしこの物語の主人公吉井明久の朝は波乱だった


チチチチ、と小鳥の囀りと朝の太陽の光が熟睡している明久の体を眠りから覚まさせようとする。
「明久君。おきてください」
朝の心地よい状況と好きな人の声が聞こえたがそれを夢だと判断する彼は大問題に気づくことなく普通に答えてしまう。
「ん~~......もう少しだけ.....」
「そうですね。気持ちいいですもんね。でも学校に遅れちゃいますよ?」
なんて最高の夢なんだ。ちゃんと返事を返してくれた。なんて優
「それにアキ君の寝顔を沢山撮影できますから」
しい姫路さんなんだ。暴力ふるってくるよりいいよ。どうせ
「こらーー!アキさっさと起きないと遅刻するわよ!」
なんて言ってくるんだろうなぁ

「早く起きてください明久君」
明久の体は優しくゆっくり揺さぶれてくる。
目的は起こすためだろうが逆に深い睡眠に入ろうとした。
「早く起きないと『明久君(アキ)の名前を婚姻届に映しますよ(映すわよ)』
「邪悪な気配!!!」
いつもの姉さんの起こし方と違うがそれと同じ、いやそれ以上の邪悪な言葉『婚姻届』という言葉が夢だろうがお構い無しに一瞬で熟睡している体に鞭打ってベットから離れる。そこでようやく明久は重大な大問題に気がついた。
「おはようございます!!明久君」
声の持ち主の姫路瑞樹は寝起きの明久の目の前でカメラを持って渾身の微笑で出迎えた。
「やっと起きたの?アキ」
どこからかもう一人島田美波の声もする。寝起きの明久は何も考えずただ
「携帯あるかな?」
この質問に姫路は素直に明久に携帯を渡す
ピポパポ、明久はどこかに電話するようだ



「すいません、警察ですか?実は2人組みに不法侵にゅ」っつーーっつーーっつ
不意な攻撃を後頭部に受けたため明久の意識は深いところに沈んでしまった










「で?一体どういう状況なのかバカ僕にも分かりやすく説明してくれるかな?」
「明久君を起こしにしました」
「何で?」
「だっていつもアキ遅刻するじゃない」
「ぅぐ!?」
「それに朝ごはんも食べないじゃないですか」
「ぅぐ!?」
「お昼ごはんだってまともじゃないじゃない!!」
「だ、、だけどどうして2人がいるの?」
『明久君の生活習慣を叩きなおすためです』
姫路と島田は何か偉業を成すようなオーラを発しているが重大な問題がある
「どうやって家に入ったの?」
『鍵なんて効果は生しません!!』
「この状況をおかしいと思うのは僕だけなの?」
「はい。これからビシバシ直していきましょうね明久君?」
「あの?拒否権は?」
『ない!!』
「....はい」
明久はもう一つ重大な問題を抱えたまま3人は文月学園に向かった。






校門では西村先生。通称鉄人が朝から目を凝らして校門から入ってくる生徒を見守っていた。もちろん目的は制服の乱れの指摘。不要物の発見。そして
「こらぁぁ!そこのバカップル共ぉぉ!!生徒の恋愛は禁止と言っておるだろう!!!」
今日から新しく適応される校則の監視だった。
もちろんこうなるであろう知っていた姫路と島田は一旦それぞれ家に帰ってから学校に来るといって明久の住んでいるマンションにてバラバラになった。明久は仕方なく学校に着いた



「よう明久。どうした?」
最初に明久に声を掛けたのは将来?の妻帯者である坂本雄二である
「朝から大変な目に遭ったよ」
「俺なんか朝起きたら翔子が目の前に居て朝から心臓が止まるかと思ったぜ」
ここにも同じ被害者がいたことを明久は心より安心した
「気をつけろよ」
そんな安心は意図も簡単に崩れ落ちた
「姫路と島田はお前になんとしても婚姻届に名前を書かせる気だと思う」
「どうして?」
「昨日翔子が『夫婦になれば恋愛の域をも超えてしまう』っていったから」
一件かっこいい気もするがこの際雄二と明久にとって将来が決まってしまう(雄二の場合は既に名前も印も押してある為既に決まっている)重要な案件だ
「珍しいね。そんなことを教えてくれるなんて」
「俺も本心は教えてくねぇが言っちまったんだよ。翔子に『俺たちの他の高校生が婚姻届を書いたバカップルが居たら好きにしろ』って」
だからか。もし僕が大人しく書いてしまったら雄二も同じ運命を背負ってしまう。それを阻止すべく雄二は明久に教えたのだろう


そして戦争が終わってすぐ明久と雄二は自分の将来を決める戦争に出た




授業が始まりいつもの様に先生からプリントが回される
「どうぞ、明久君。」
「ありがとう姫路さん」
前にいる姫路からプリントを貰う。そしてクラスの皆はそのプリントに名前を記入して問題を解き始める

「ほらよ、明久」
なぜか隣にいる明久と雄二は互いのプリントを交換する。もちろん明久はその理由も知らない
(どうして交換するの?)
(バカヤロウ。これを見やがれ!)
といって雄二はさっきまで明久が持っていたプリントをこすり始めた。すると一枚のプリントのはずがもう一枚出てきた
(これは.....婚姻届!!!!)
なんと出てきたのは婚姻届。それに丁寧にプリントに名前を記入する欄と婚姻届に記入する欄が一致しておりその間にカーボン紙がはさんであった。
それを見た明久は悪い汗がどっと出てきたのを感じた
(だから言っただろ!!気をつけろ)
なんともすばやい速さでここまでやってしまった姫路さん。もうさすがとしかいえない
(でもどうして分かったの?)
一目見ただけじゃ分からない筈なのに雄二は紙すら触らずに気づいたからさすがの明久も疑問に思った

(昔翔子が使った手だからだ)
また明久は悪い汗がどっと出てきたのを感じた



暫くすると隣にいる美波が話しかけてきた
「アキ。もうプリント終わった?」
「終わったよ。どうしたの?」
「わかんないから答え写させて」
どうやらプリントの答えを写すつもりだ。美波も染まってきたなぁと思いながら明久は
「いいよ」
と明久はさっき雄二と交換した紙を島田に渡した。
がそれをまた雄二が邪魔した

(どうしたの?雄二)
(バカヤロウ!!何で渡すんだ)
何故か知らないが急に雄二が怒り出した
(だって貸して言ったから)
(よく考えろ!!この内容は数学だ!!島田は全問解き終わってる)
(じゃあどうして?)
(自分のプリントを見てみろ)
と明久は自分のプリントを見た。もちろんプリントには名前しか書いていない
(この白紙に意味はあるの?)
(島田の目的はお前の名前だ!!書いてあればそれを上からなぞればお前の筆跡のまま婚姻届に記入できるからな)
(よく知ってるね雄二)
次は恐怖付で明久を襲った



(翔子のよく使った手だ)

作戦に失敗した二人が舌打ちをしたのは明久は知らないが雄二はしっかり聞こえていた


明久と雄二の将来を守るための戦いは静かに激しく始まった















 
 

 
後書き
回答 
明久 何が何でも書くことから全力で逃げる

教師 頑張ってください 

 

問2 人生は誰が決めるものですか

 
前書き
ここまではコッチに持ってきただけです 

 
「取り敢えず配られるプリントには安全性が確認されるまで名前を書くな」
と雄二にきつく言われてから僕の日常は一段と忙しくなった

「今日はこのプリントを使って学習していきます」
よりによって滅多にプリントを使わない先生がこの日に限って使ってくるなんて
「どうぞ。明久君」
プリントが前の席にいる姫路さんから渡される。
一番後ろにいる明久は貰ってすぐ問題に取り組もうとする。
しかしこれからが僕の人生を決める大事な作業にはいる。

最初に取り敢えず渡させたプリントが前もって細工する事ができたかどうか確認する
「すいません先生」
「どうしました?吉井君」
「このプリントって先生が直接この教室に持ってきましたか?」
「はいそうですが?」
どうやら教室にくるまで姫路さんたちは触ってないようだ。このプリントが来たのが始まる少し前で時間があったからまだ分からない

そして次にする事はプリントと婚姻届が被ってないかどうかを雄二に確認して貰う事だ
「大丈夫だ。これは純プリントだ」
どうやら霧島直伝のこれは雄二にしか見分けがつかないらしい。これでどれだけ雄二が頑張ったか分かる気がする。そんな雄二が憎い!!今すぐにでも殺してしまいたい。が、今は自分の保身の為に生かしておこう

そしてそのあと。プリントには手をつけつが名前は書かない。なぜなら
「アキ。プリント見せてよ」
「いいよ」
僕が持ってるプリントを隣の席に座る美波が答えを写すという言い分でプリントを欲しがるから。
もちろん答えなんて興味はない。美波は僕の筆跡がお目当てなのだ
だから僕は回収される直前に名前を書く

そして最後に回収させる時は隣の席にいる雄二のプリントと僕のプリントを交換する。
もちろんこれも姫路に筆跡を見せないため

これがプリント時の対策だ。だが遂に



「「「いい加減にせんか(して下さい)!!」」」
とうとう鉄人と姫路さんと美波がシビれを切られた。
「吉井!!一体どういうつもりで聞いているんだ!!」
「そうですよ、明久君はただプリントに名前を書くだけで良いんですから」
「そうよ。そうすれば終わるのに」
「「(うち)の婚姻届に名前が書けるのに」」
2人の言葉でFクラスが一気に静まった

「吉井、頑張れよ」
「先生!!助けてくださいよ」
「いいだろう、学校で流血事件なんてダメだからな!!」
え?と思いつつ教室を見渡すと異端審問会のメンバーが溜め込んでいた殺気が一気に爆発したようだ
「この授業が終わったら丁度昼休みだから俺のところに来い」
どうやら今回は西村先生が助けてくれるようだ。ちょうどいいからにげよう

そして西村の授業が終わると僕は西村先生の後にピタッついて歩く。もちろんバックを持って
「明久君?」
「な、何かな?姫持さん?」
「「逃がしませんからね?」」
2人の笑顔がすんごく恐かったのを覚えている





「アキ君。少しお話があるのですが」
「何?」
「実は私の友人が今1人で暮らすことになりそうなんです」
「大変そうだね」
「ですから、ここを貸してもよろしいでしょうか?」
「僕はどうなるの?」
「アキ君も暫く一緒に暮らしてもらいます」
「誰がくるの?」
昔からこういうのがあったから僕はつい了承してしまった
「誰が来るの?」
「それは来てのお楽しみですよ」



ピーンポーン


「来たようですよ」
そして姉が迎えに行った。僕は大して興味が無かったからテレビを付けて
ただザッピングを繰り返した。
すると玄関先でなにやら賑やかな声がしたがそれも興味がなくテレビもいいのが無かったからコタツに包まって寝ようとしていると

「コラ、コタツで寝たら風邪を引きますよ!!バカなお兄ちゃん」


うん。
このときあの2人の台詞の意味を理解した
出入り口を見ると姫路と美波と葉月ちゃんがなにやら大きなリュックを持っていた

「さっき言ってた友達って」
「はい。瑞樹さんは一週間両親が海外旅行で不在。美波ちゃんたちも同じだそうです」
「あ、あのうどのくらい?」
「一週間ですね」


 
 

 
後書き
回答
明久 自分の人生って自分で決めるものですよね?

教師 質問に質問で返さないで下さい 

 

問3 急に家に女子の同級生が居候したらどうしますか?

 
前書き
ここからいきます 

 
今の現状を完全に理解した訳じゃない。でも今の僕の心境を表すならこう言おう

「家を間違っていませんか?」
どうかこれが何かの間違いであって欲しいという儚いこの家の住人の切なる願いだった

「何を言ってるんですか?アキ君?これからアキ君は瑞樹ちゃんと美波ちゃんと葉月ちゃんと一週間暮らしてもらいます」
たやすく現実に引き戻された
「姉さんは?」
「私はその間出張があるので」
姉は不在なのは二点いいことだ。一つは理不尽な不純異性行為で襲ってこない事。二つ目は料理をさほど気にしなくていい事。
しかし忘れてはいけない。今この家には包丁という立派な凶器を使わずに僕たちを何度も生死の境にまで追いやった姫路がいるのだ

「それでは行ってきますね、皆さん」
そして何か最後の砦が壊れる音がして僕の人生が決まろうとしていた



取り敢えず玄関で話しているのもアレだから明久は3人をリビングに招いた

「取り敢えず姫路さんは姉さんの部屋でいいかな?」
「はい、分かりました」
そして姫路は部屋に向かった。もちろん明久の部屋に・・・・????

「ちょっと待とうか姫路さん」
引き止める明久を姫路は
「どうしたんですか?私の部屋はあちらですよね」
「いや、そっちは僕の部屋しかないから」

いきなりこれなら、もう、一週間は疲れそうだ



「さてひと段落着いたところで色々確認しよう」
荷物の移動等を終えて四人はリビングのコタツに集まった
「何を確認するの?」
「家の役割だよ」
こうでもしないと姫路さんが料理を作ってしまう。そうしないために先手を打たないと
「料理は僕がするから他はお願い」
「じゃあウチと瑞樹で洗濯担当するわ」
「じゃあ葉月は何をすれば?」
「葉月ちゃんは皆のお手伝いでもいいかな?」
「はい。分かりました♪」
これで姫路さんが厨房に立つことはないだろう




そして今週初めての夜


「はい、どうぞ。僕特製パエリアどうぞ」
葉月ちゃんはおいしそうに食べてくれたが美波と姫路はなにやら苦笑いをしているようだった


そして風呂の時間

「お風呂沸いたからはいってきなよ」
時間は午後8時を回りそうになっていた

「じゃあ先に美波と葉月ちゃん入りなよ」
と言うと姫路と美波の反応は逆になった
「へーー。アキは瑞樹と居たいんだ?」
後ろで美波が殺気で満ちていた
「一応僕てきに配慮したんだけどね?」
「え?」
すると明久は美波と姫路を見比べた

「ねっ?もし美波と姫路さんが一緒に入ったらねぇ?」

「一回死になさいーー」
美波の渾身の正拳が鳩尾とおでこにTKОし、明久の意識はそこで途絶えた



明久が目を覚ましたら既に3人は寝ていた

「ふぅ。やっと落ち着けるよ」
といっても明久は自分の部屋に行こうとはせずそのままコタツにはいってなにやら調べ物を始めた


「明日でも大丈夫?」
『私は大丈夫、そっちは大丈夫?』
「何とかするよ」
『じゃあ明日現地集合でいい?』
「了解。じゃあ明日」

明日は買い物だ、どうやって3人から逃げようか
調べ物を2時間くらいして、一応保険で明日の朝飯の支度を軽くして明久は自分の部屋に行った

鍵はしっかり跡形も無く消えていた。残るのはただ止めていたはずの螺子の跡だけだった






 
 

 
後書き
回答
明久 取り敢えず絶対ピッチングができずにどんな科学薬品でも溶けない鍵を買います。それを自分の部屋に取り付けます

教師 意味ありませんでしたね 

 

問4 大切な人への贈り物は何を基準にしますか?

 
前書き
時期が全く違うけどごめんなさい 

 
今は12月のとある休日。普通なら午前10位まで寝ている明久だが今日は朝早くから起きていた。「えっと確か3人にはアレルギーは無いって聞いたし、美波のためにも朝は和食にしようかな?」
今この厨房にいるのはどこかの専業主婦ではない。ちゃんと文月学園2-Fの吉井明久である。そして彼は昨日買っておいた魚をじっくり焼き、別なところでは卵を溶きどうやら卵焼きを作る様だ。
もう一つのところには鍋がありその中には味噌汁が既に完成していた。

それから30分もしないうちに3人の朝ごはんが完成した。

「さて、終わったし準備しようかな?」
起きてすぐ作ったため寝巻きの上に着ていたエプロンを洗濯機の中に入れ、そのまま寝癖をとって顔を洗い、朝の準備を着々と進めていた。


時刻は午前7時30分。

何故明久がこんな朝早くから行動しているのかと、言うと昨日の夜の会話を思い出すと分かる。
そう、今日は姫路と美波の目を盗んでも買い物に行かなければならないからだ。
約束の時間は午前9時だが、明久にはやる事が盛り沢山だった

「......うぅ、、、ん。おはようございます」
明久の次に起きたのはどうやら葉月ちゃんのようだ

「おはよう。洗面所は、、、言わなくても分かるよね?」
「....はい....だいじょう...です」
寝ぼけながらも葉月ちゃんは真っ直ぐ洗面所で顔を洗いに行った



「良い匂いがするです」
「葉月ちゃんは苦手なものあるかな?」
「無いです!」
「それは良かったよ」
顔を洗って戻ってきた葉月ちゃんはその後部屋に戻って着替えて今リビングに居る。

「葉月お腹すいたです」
「美波と姫路さんが起きたら食べてね?」
「バカなお兄ちゃんは食べないんですか?」
「僕は用事があるから先に食べちゃった」

そして明久はしっかりした服装に着替えてそろそろ行くようだ。

「お姉ちゃんたち起こします?」
「ううん。ダメダよ。2人は疲れているからね」
「分かりました」
「ご飯は全部温めて食べてね」
「いってらっしゃいです」

そして明久は午前8時15分家を出た。
まだ姉さんに見つかってない秘蔵の聖書(エロ本)を持ってムッツリーニの家に託して明久は約束の場所に行った。





時刻は9時5分前。明久は繁華街のショッピングモールである人を待っていた。と、思っていたら明久の背後からは長い黒髪の神々しささえ漂う人が迫っていた


「お待たせ、吉井」
「大丈夫だよ、時間ピッタシだよ」
「そう言って貰えると助かる」
「じゃあ今日はお願いね霧島さん」
「コッチこそよろしく吉井」

今日の明久の予定、それは霧島さんと買い物だった・・・・・・・


この異色の2人が一体何を買いに来たのだろう


「でも僕で良かったの?秀吉とかでも良かったと思うけど」
「吉井が一番雄二と遊んでいるから好きなものを知ってそうだった」
「ふーん」
「じゃあ私も同じ事聞いてみる」
「うーん。霧島さんが一番安全かと思ったから」
「どういう意味?」
「工藤さんとかは、案外口が軽いからポロっと色んな事を言いそうな気がするから」
「吉井は何を買うの?」
「全く分からない。まず女の子にクリスマスプレゼントは買ったことが無いから」

2人が買いに来たのはクリスマスプレゼントなのだ。

明久は姫路と美波のを買うため。霧島は雄二のを買うため


「霧島さんは今まで何をあげてたの?」
「婚姻届と私」
うん。聞かなかったことにしよう


そして結局2人の買い物は丸1日使ってしまった



「ありがとう、今日は」
「ううん。こっちこそありがとう。雄二のプレゼント考えてくれて」
明久と霧島は買い物袋を持って歩いていた

暫く黙って歩いていると明久が

「霧島さん」
「なに?」
「もうちょっと待っててあげてくれないかな?」
「何が?」
「雄二だよ。僕が言える立場じゃないけど」
「と言うと?」
「多分雄二は霧島さんの事が好きだよ。好きじゃなかったら計画なんて考えないし、霧島さんの夢を笑ったチンピラを殴ったりなんかしない」
霧島はただ明久の声に耳を傾けた
「雄二は早く霧島さんに気持ちをぶつけたいと思うんだ。でも今回の計画は台無しと思ってるんだよ。」
「うん」
「だから、次の雄二の計画ができてその計画通りに成功するまで」

「どうか雄二の事待っててやって下さい。これは雄二の親友からのお願いです」

「うん。大丈夫。私はいつまでも待ってるから。雄二が言ってくれるその日まで」

その時の霧島さんの顔は正直綺麗だった。そしてこの人なら雄二の親友として雄二を任せられる。そう思った


そして2人は互いの家に帰って行った



「ただいま」

「「さて?どこに?誰と?何をしていたのか説明お願いしますか?」」
安心しきって帰った明久を襲ったのは殺気マックスの2人の仁王立ちだった



そして


「悪いな今日付き合ってもらって」
「いいよ。ナンだって代表のクリスマスプレゼント選びなんでしょ?坂本君」
「絶対翔子に言わないでくれよ工藤」
「もちろんだよ」



さらに



「なるほど、愛子にプレゼントを贈りたいと」
「......飛躍しすぎだ」
「でもその日ってクリスマスだよね?」
「.....べ...別にたまたま日にちが被っただけだ」
「まぁいいわ。さっさと行きましょう土屋君」
「....話を聞け....木下優子」


ちなみにこの三組は同じショッピングモールで1日中買い物をしていた。なんて世間は狭いんだろうか。







「さて、明久君の印鑑探しましょうか?」
「それとアキの部屋を綺麗にして粗大ごみ(エロ本)は処分しないとね」
「はい♪」

ジュワーーーーーー

明久の部屋の三代目キーは姫路作肉じゃがの隠し味『王水』には勝てなかった



 
 

 
後書き
回答

明久 命懸けで家を抜け出す

教師 日常から命を危険にさらさないで下さい


勇気を持ってタブーを犯してみました
ごめんなさい
一応これが工藤と土屋の伏線って感じで 

 

問5 友達が変わったら貴方は大丈夫ですか?



「暇してるかい?ジャリ共」
毎回のようにこの学園の長は学園1の古教室にやってきた。
さて、皆の反応はというと

「暇じゃありません」(姫路)
「私もです」(美波)
「わしも、忙しいのじゃ」(秀吉)
「・・・・・ここは妖怪の来るところじゃない」(土屋)
「オブジェはオブジェらしく大人しく立って居やがれ」(雄二)
「あれ?まだ生きていたんですか?」(明久)

まぁいうまでも無かった

「中盤から私の事人間扱いしてなかったが、、まぁいいか」
学園長もいつもの事なのでスルーした
「新しいシステムの試運転ならお断りしますよ。参加して良い事が起こった事がないので。いくら頼まれても_____

「図書券5000円分を二枚くらいあげようじゃないか」

______やらせて頂きます」
すんなり明久は学園長の手中に納まってしまった。そして全員の参加が決定した。




「召喚獣を召喚して『試獣融合(ユニオン)』と唱えればいいんですね?」
「ああ、そうさ」
明久が先陣きって召喚する時学園長が「さて、どうなるかねぇ」と不気味な笑みを浮かべたのは明久以外の皆が確認した

「試験召喚獣『試獣召喚(サモン)』&『試獣融合(ユニオン)』」
明久たちが一斉に召喚するといつもの幾何学模様が教室全体に現れ、その中心に召喚獣たちが現れた

ここまでは居たって普通だ


「おい、これはどういう事だ」
「・・・・なんと」
「また訳の分からんものを開発したのう」
「すごいですね」
「そうね」
「どうだい?異常はないか?」

「「「「その前に説明しやがれ(して下さい)」」」」

「今回のシステムは召喚獣と召喚者を一時的に融合するシステムだよ。簡単に言うと自分が自ら召喚獣になって操作するって事だよ」

「にしてもよくできたなぁ」
「・・・・・さすが暇人」
「さすがにこれは賞賛じゃのう」
「本当に召喚獣なんですね」
「なんだか保育園みたいね、、、、、はぁ」
と言った瞬間美波は自分と姫路を見比べた
「どうせ私は瑞樹には勝てませんよ」
取り敢えず異常はなかったようだ。皆は普通に会話している中学園長はデータを採取していた
「なるほどね、点数は関係ないと」
「さて、協力したんだ。面倒事が起こる前にさっさと元に戻しやがれ」
雄二の言ってる事を訳してみると
「こんな子供の姿を翔子に見られたら恥ずかしいからあいつが嗅ぎ付ける前に早く戻り方教えやがれ、このクソババァ」
と言うわけだ。
「そうだね。またあんたらのせいで西村先生に叱られるのは勘弁だからね。普通に『解除』で戻るよ」
それを聞くなり雄二は一番に元に戻り他の皆もそれに合わせれ元の姿に戻った。





「あのう、ところで明久君はどこに居るんでしょう?」
召喚獣から戻り、姫路が最初に思った事。教室全体を見渡しても明久の姿はない。

「「....急に姿を消した....だと?....まさか!?」」
何かを察知したのか雄二とムッツリーニは教室の扉を思いっきり開けた。
「どうしたんですか?坂本君」
「あの明久の事だ。小さくなった体を利用して行ったに違いない!!」
「.....抜け駆けは許さない」
「行ったってどこにですか?」
「決まってるだろ」

「「覗きだ」」

その瞬間姫路と美波の殺意は一気にMAXに達した。

「それじゃあ行きましょうか」
「そうですね」
「アキを迎えに行きましょうか」
「そうですね」
と、言いながら金属バットに釘を打つ姿はこのクラスでは日常茶飯事の事だから学園長も止める事無く「またか」とあきれながら見ていた

「全く大人しくできないのかねぇ?あのバカ共は」
「そこばっかしは不可能じゃろう」
「じゃ、せめて死なないでくれよ」
と学園長は退散していった

そしてその瞬間の校舎に秀吉の叫び声?悲鳴?が響いた


秀吉の大声を聞きつけた4人が急いで教室に戻るとそこには驚愕の光景があった

「かわいいいのう、かわいいのう」
「そんなに頭をゴシゴシしないでよ。痛いよ」
「いいじゃろう?」
「お姉ち、お兄ちゃんやめてよ」

「おい、秀吉どうした?」
雄二の質問し気づかずただ秀吉は知らない子供を雄二たちの存在に気がつき15分位ずっと抱いていた。


「なんとも恥ずかしい光景をさらしてしまったのじゃ」
と後悔しつつも問題の子供はしっかり抱いていた。
「そんなことありませんよ?とても可愛かったですよ」
「そうよ、あんな可愛い秀吉見たことないわ」
「わしは男じゃ!!」
「....おかげで今週の売り上げは伸びそうだ」
さすがムッツリーニ。ベストショットは逃さなかった。が、まぁムッツリーニの横にある使用済みのAEDは見なかった事にしよう。
「ところでその子供は誰だ?」
秀吉があまりにもぎゅって抱きしめているから顔が良く見えない。が、秀吉が子供を話して答えた

「わからないのじゃ。お主たちが明久を探しに行って教室を回っていたら座布団のところに寝ていたのじゃ」


「僕、名前いえる?」
子供に話かけたのは雄二だ。やはり何かかんだ言って子供が好きなんだろう

「僕?」
「おう、そうだ」










「僕は吉井明久。6才です」






異常は起こっていた
 
 

 
後書き
回答
雄二 俺には関係ねぇ  (チラッ

教師 坂本君は子供好きな様です



ムッツリーニ カシャカシャ  ただいま撮影中

教師 程ほどに・・・



姫路 可愛い

教師 良かったです。普通の反応で



姫路 私が育ててあげますからね♪

教師 いつもの姫路さんに戻ってください



島田 葉月と同じ位かしら?

教師 貴方は普通でいてください



島田 私が育てるわ!!

教師 もう勝手にして下さい 

 

問6 周りの環境が大きく変化しても貴方は貴方のままで居られますか?

 
前書き
やっとできました。最近間隔が長くなっています。ごめんなさい。できる限り頑張ります 

 
今、2年Fクラスでは信じがたい事が起こっていた。
勿論、事の発端は学園長の実験システム。今回は召喚獣の暴走や召喚者の暴走ではない。

なんと明久が幼児化してしまった


「僕は、よしいあきひさ。6才です」

皆の目の前にいるのは小さな明久。どうやら6才までの記憶しかないらしい。

「えっと。取り敢えず名前でも教えておくか」


「えっと、雄二兄とお兄ちゃんと康兄と瑞樹ねえちゃんと美波ちゃんでいいの?」
「あ、ああそうだな。あってるぞ。偉いな」
と言って雄二は小さくなった明久の頭を撫でた

「あぁ、坂本君ばっかりずるいです」
「あ、ちょっと。瑞樹!!」
雄二に嫉妬したのか今度が瑞樹がチビアキを抱きしめた

と、最初は騒いでいた明久が抱っこされた途端急に大人しくなった

「ああ、あれか、抱きしめられると大人しくなるって奴はこの頃からだったんだな」
「今度はウチの番よ」
次は美波がチビアキを奪って抱っこした。

しかし何と明久は美波の抱っこの中でも動いていた

「もしかして明久が抱っこされると落ち着くってのは単に気持ちいいからなんじゃ?」
「と言うと?」
「・・・・・明久のあれは単に抱っこではなく包容力と言うわけだ」
「恐らく胸の大きさだろう」
「明久は玲さんの抱っこで育ってきた。だから胸のある人のみと言うわけだ」


「ようするにウチの胸が無いってアキに思われてるって事かしら?」ゴゴゴゴゴ
「落ち着け、島田。いくら明久でもまだ純粋な子供だ」
雄二の説得と明久の綺麗な瞳で美波は静まった。さすが小さい子供の純粋な綺麗な瞳だ


「でも大変だね?瑞樹姉ちゃん」
「何でですか?明久君?」
「だってこの教室で女の子1人だけだからさ」
明久の爆弾発言でFクラスの空気が一気に静まった

「明久君?女の子は私だけじゃないですよ?」
「え?じゃあやっぱりお兄ちゃんは女の子だったの?」
「違いますよ。木下君ではなく美波ちゃんですよ」
それを聞いたチビアキはとても驚いたような顔を美波の正面でした


「あ、、あれよね?子供って、、む、、無知、、だから、、ね?、、アキだものね?」
どうやら殺意はあるが必死に抑えているらしい

「え?美波ちゃん男じゃないの?」
チビアキの発言は美波の理性を確実に削って行く

「美波ちゃんは雄二兄たちと同じじゃん」
「何が同じなんですか?」
「美波ちゃん。雄二兄と同じで固くて全然柔らかくないもん。スカートは女装じゃないの?」

この一言はとんでもない地雷を踏んでしまった。いくら無知とは言え、微かにでもある胸を全くないと言われ、さらに女装癖とも言われたのだから

「ごめん、坂本。我慢の限界だわ」

美波はただならないオーラでチビアキの元に寄った

「おいで?アキ?ウチが胸が全てじゃないって事教えてあげるから」

明久にはその美波が恐かったのだろう。美波を見て泣き出した
「泣いてもダメよ、アキ」
「ご、ごめんなさい。み、美波ちゃん」
ここで子供特権発動。純粋な綺麗な瞳で上目遣いで泣きながら謝られられたら
「・・・・分かれば、、いいのよ」

さすがの美波も引き下がるしかない


と、そこに西村先生登場

そして事情説明・・・・・

結果


「では、、HRを、、開始する」

FクラスのHRは皆の必死に笑いを堪えながら始まった。
なぜなら
明久は今鉄人に肩車されていて。チビアキが堂々と悪戯としているからである

「やめんかぁ!!」
「ご、ごめんなさい」うるっ
「う、、わ、悪かった」
どうやら鉄人にも効果抜群の様だ
鉄人は教卓に明久を座らせた。子供がじっとできるはずも無く瑞樹の方向に向って行った

しかし

「いーな。僕にも頂戴!!」
明久のおねだりが響いた
「どうした?吉井」
「このお兄ちゃんがゲームしてるから僕もしたい」
明久が横にいたのは須川君だった
「誤解ですよ。先生僕がそんな事するはずが・・・・」


既に明久がバックの中から取ってやっていました

「ナンだって?」
「何でもありません」

そこからチビアキを使った抜き打ちの荷物検査が行われた。結果はクラスメイトにチビアキに勝てる者は居なかった


そしてチビアキは鉄人に1日引き取られた。

「行けーーー鉄人じいちゃん!!」
教室を出る際の掛け声には我慢できずに爆笑してしまった











そして夕方


「あれ?どうしたの?皆?」

元に戻った明久が教室に入った

「「「吉井を殺せーーー」」」
荷物の恨みを処刑という形で食らった
美波のが一番残虐だったのは当たり前だろう



~おまけ~

職員室にて


「へぇ、小さくなった吉井君ですか?」
「午前中面倒みて貰いませんか?」
「いいでしょう」キリッ
「ではお願いします」
「・・・・?」
「」きょろきょろ

「おいでおいで~。だっこしてあげまちゅよ~」
「わたしの事はママって呼んでくださいねぇ~」
「はーい。ママ」
高橋先生。溺愛中・・・・・
隠れ子煩悩の高橋先生は半日でも満喫できたようだった







「いいデータが取れたよ」
「それは良かったですね。学園長」
「ああ、これがウチの切り札になってくれる事を祈ってるよ」
「はい」
「頼んだよ。高城。次の試験召喚戦争は負けるのは許されないのだから」

 
 

 
後書き
次はようやく美波の恋愛編以降と思います

意味分からなくてごめんなさい。読みにくくてごめんなさい 

 

問7 アキノート最終話

 
前書き
美波の恋愛はどう考えても何かしらほかであるのでエピソードじゃない方向で行きます 

 
アキにとうとうこのノートの存在ばれちゃったわ。まぁいいわ、今日で最後にしようかしら。
だって明日からウチの気持ちを隠す必要もないからね。最後だから昔話からしようかしら

ウチの名前は島田美波
高校一年の時にドイツからきたいわゆる帰国子女ってやつね。
まだ日本語がよく分からなくて一番バカなFクラスにいるわ。
でもオンボロの教室で過ごす日常はとても楽しいわ。
だってウチがどうしようもない位大好きなアキと一緒にいられるもの。


いつからアキの事が好きになっちゃったんだろう

アキとの出会いは高校1年の時のクラスだった。
日本語が分からなくてクラスに馴染めなかったウチに最初に手を差し伸べてくれたのがアキだった。
バカなアキなのにウチの為に頑張ってウチに外国語で
「私と友達になってくれませんか?」て言ってくれた。
ドイツ語じゃなかったから暫く分からなかったけど図書館で調べて分かった時は凄い嬉しかった。その時からアキ、坂本、木下、土屋とも仲良くなったわ。

そうアキはウチにとって最初にできた友達なの

高校2年になったらアキと同じクラスになれたわ。他の4人も同じだった。
Fクラスに姫路瑞樹って言うアキと昔仲良かった子が来た。
瑞樹とはすぐに友達になったわよ?
 
でもアキと2人でいる所を見ると何かいい気はしなかったわ

二年生になってすぐの勉強合宿はもう勉強どころじゃなかったわね
事の始まりは女子風呂に仕掛けられた隠しカメラと盗聴器。
でもアキ達には既に前から何かあったらしいけどそこは教えてくれなかったわ

初日はFクラスだけで覗こうと来たけど失敗だったわ。普通はそこで諦めるものなのにあのバカたちは諦めないで日に日に仲間を集めてとうとう最終日には全男子vs全女子だったわ、。全くアキがいると退屈しないわね。


男子が停学から復帰してすぐのDクラス戦は自分でも情けない事をしたわ。
多分この時からアキが友達以上になってたんだと思う。
そしてアキが瑞樹の事が好きって事も知ったわ。
いつもアキの行動動機は瑞樹だった。試験召喚戦争しようって決めたのも瑞樹のためだし、清涼祭も瑞樹のため、
何か嫌だった

だから勉強合宿の夜のアキのメールが私の気持ちを抑えられなくなったわ

だからDクラス戦の時の美春の言ってた事はそのときの私そのものだった。
アキは何も悪くないのに、ウチはアキに酷いこと言っちゃったわ。
本当に悪い女ね、ウチは

そしてそのまま休戦って事で戦争は終わったわ。
その後に聞いたアキの気持ちを聞いちゃったわ。
その時からアキの存在が大きく変わっちゃったわ。

その時からウチはアキが好きになっちゃった

今日はここまでね
 
 

 
後書き
疲れた 

 

問8 アキノート最終話続

 
前書き
バカとテストと召喚獣ssが増えてきました。同じssを書いている者として嬉しい事です。これからも頑張りましょう。途中で終わってる人も更新心待ちにしてます。人の事言えませんが、時間が出来次第更新するのでこれからもバカとテストと召喚獣~Second story~をよろしくお願いします。
文力も頑張ります・・・・ 

 

葉月も寝たところだし、昨日の続き書こうかしら

昨日はDクラス戦まで書いたのかしら?じゃあその後からね




Dクラス戦が終わって暫く平和になったFクラスをある意味ぶち壊したのはまたアキだったわね。
姉の玲さんがアキの家に来たらしい。
アキは皆に会わせる気がなかったから皆で強制家宅捜査にでたわね。
そこで姉の玲さんに会ってアキの言いたいことが分かった気がするわ。
気のせいだと思うけど。
アキのファーストキスはウチって言ってたけど意識がある状態であって実はもう玲さんに獲られてたりして・・・・
やめましょうか、何か虚しくなってくるから。
結局アキは日本史でアキの名前が紀元前年334年組アレクサンドロス大王に改名して0点になって玲さんと一緒に住むことになったわ。
でもそれからアキがちゃんと3食食べるようになってよかったわ。

その次はお化け屋敷ね。正直色んな事があって思い出したくないわ。
アキの召喚獣は首無しの騎士。坂本は狼男。土屋はドラキュラ。秀吉は化け猫。瑞樹はサキュバス
皆は以外と格好いいのに何でウチだけ塗り壁なのよ!!
それから久保さんと美春が何故か同じ迷ひ神だったのは何故かしら?

まぁそこから3年が作ったお化け屋敷にウチたちが挑む形になったわ。
ウチはアキと一緒に行ったわ
お化け屋敷は恐かったわ。映画のホラーでさえまだ恐いのに凄い恐かった。
でもウチの横にはアキが居てくれた。それだけで凄い心強かったわ。
三年の夏川先輩のゴシックロリータファッションはこの世のものじゃなかったわね。

球技大会で翔子ちゃんの為に坂本が頑張って教師相手に優勝したり、瑞樹が両親の都合でアキの家に居候したり。色んな噂に惑わされながら戦争をしたり、色々大変だったわ。
でもウチは楽しかったわ。アキと坂本がバカやって、西村先生に補習くらって。いつもの事。

それからAクラス戦。そこでウチはこの「アキノート」を無くしちゃったのよね。正直戦争どころじゃなかったわ。死んだら探せないからあの時はいつも以上頑張ったわ。
結局いいところまで行ったのに高城先輩達に邪魔されて無くなって、何か3年vs2年になった。そして高城先輩vsアキの瑞樹の取り合い?が始まったわ。
その最初は高城先輩とアキのキスで始まったんだけどね?正直ビックリしたわ。
ウチが頑張ってよかったって思ったわ。
でも横で瑞樹が「私もしたのに」って言ってたけどどういう事かしらね?
今度瑞樹に聞いてみようかしら。

そして学年対決が始まったわ。初日が自力と作戦と根本のせいでちょっと押されたけど
終盤で坂本のモットー『死人に口なし』で絶対絶命のピンチを乗り越えたわ。
それからの坂本の
『もう六年も待たせてんだぞ!告白ぐらい、俺の計画通りにやらせろよ!』には驚いたわ。
坂本が何でAクラス戦を望んでたのかが分かったわ。格好良いわね。坂本。
アキは、、、まぁ格好いい所もちゃんとあるわよ?

二日目はいつもの坂本の作戦つまりFクラスの作戦+全クラスで挑んだわ。
坂本の作戦、『学園長室に忍び込んでパソコンを壊して来い』
これで行ったアキから色々始まったのよね。
アキが瑞樹の交換留学の事を知ったのわ。自分の行いが瑞樹を苦しめてたと思ったのは。瑞樹がアキを庇って戦死したのは。ほとんど心も点数も瀕死の状態のアキを見て、
そんなアキが可哀相だった。
今しかないと思ったわ。ウチの自分の気持ちを伝えるのは。
そしてアキに告白した会った時から抱いていた想い

『ウチは、アキの事が好きです。一年生の時から、今までずっと』

そしてアキは答えを探しに補習室に行ったわ。アキがウチか瑞樹を選ぶか、
じゃないのよあの時の答えは。
あの時の答えは。瑞樹の告白はウチの告白とどう違うのか。
アキを庇うための優しい嘘なのか?違うはずよ。アキ。女の子は嘘でも冗談でも好きな人に
「好きです」なんて言えないわ。

暫くしてアキはちゃんと答えを出して帰ってきた。答えは聞かなかった。
何故かしらね?分からないわ。でもあの時のアキはウチの大好きなアキだった。一つの事を諦めないでひたすらがむしゃらに頑張る。そこがアキのいい所でウチと瑞樹が好きになった所で。
多分これでアキの周りに人が集まるだと思う

屋上で高城先輩とアキの戦いがあった。その前にアキの答えが全校に響いた

『姫路さん!君の事が好きだ!』
これがアキの出した答え。
好きな人の言った事は何があっても信じる。それでその人の将来の道が狭まるんなら僕が頑張って広くする。

負けたわ。ウチの初恋は終わったわ。でも何でだろう。泣かなかったわ。
多分ウチは瑞樹に惚れて頑張るアキに惚れたんだろう。


でもウチにとって嬉しい誤算が2つあった


一つ目は『学生恋愛の前面禁止』。
これでアキと瑞樹の関係も友達に振り戻し。ウチにチャンスが来たわ。
2つ目は『アキの監視という名目でアキの家に居候』
これで瑞樹と直接対決よ。

という訳で今は葉月と一緒に瑞樹と3人でアキの家に居候してるわ
。そして今度こそアキを手に入れるため気持ちはアキに直接言う事にする。

だからこのノートも今日でおしまい。これは今まで言えなかったアキへのメッセージみたいなものが込められてるから。もうこれは必要ないわ


そうねこれを今度開けるのはいつかしら?







どうせならアキと一緒に見たいわね








今の島田美波から~


目標の吉井美波へ


 
 

 
後書き
無事島田美波恋愛編終了です。エピソードじゃなくてごめんなさい。どう頑張っても被ってたのでこうアキノート最後と言う形でやらして頂きました。一応順番は原作順でやったつもりです。一部ぬけています。そこは勘弁して下さい。
次からまた新しい試験召喚戦争編行くので待ってってください

読みにくくてすいません。意味が分からなかったらすいません 

 

2 それは?

 
 いつから忘れていた?

 いつから考えるのを辞めた?

、いつそれが当たり前だと感じた?

 一歩外から見れば100人中100人が『おかしい』と確実に感じる『それ』を

 なぜ当たり前になった?沢山のヒトが居て、沢山の価値観や考え方、思考、などの違いの集まりなのに

 ただ一つの事、『それ』には沢山の違いが一切働かない、ただ『それ』となっている。

 なぜ気が付かない。なぜ違和感を忘れた

 なぜ、去った後でさえも何も起こらない。体験したであろうことは、外から見たら確実に『おかしい』。

 一体何を得て、何を失う?

 確かに、今まで微かに違和感を感じた人物は存在した。

 では、その人物はどうなった?

 何も知らない。なぜ?

 何も思わない。なぜ?

 その当たり前は本当に当たり前なのか?

 












 『試験召喚システム』





 いつから生徒達の遊びになった?

 いつから生徒達は最初に感じたであろう違和感を忘れたのか?






 本当に科学とオカルトと偶然によってできた産物なのか?

 本当に学力向上が、目的なのか?

 なら、なぜ最初から戦闘する事が前提なのだ。自衛隊でさえまともに戦闘参加が遥かに難しいのに。

 


 最後にもう一度、いつから『試験召喚システム』と『試験召喚獣』と文月学園の異常さを忘れた?



 
 

 
後書き
凄い久々になりました。
もう一度頑張ります。
原作読み直しながら頑張るので
自己満足の純妄想に、お付き合いお願いします。

 

 

() 僕とメールと文字

 
前書き
殴り書きです。すいません
 

 
「雄二はメールが苦手なの?」
いつもの放課後。屋上でご飯を食べている。いつものメンバー。そして騒ぎが始まる・・・
「いや、雄二はメールは苦手じゃないと思うよ?」
「うむ。ちゃんと帰ってくるしのう」
明久と秀吉は雄二とよくメールをするから即答で答える。
「どうしたんですか?翔子ちゃん」
姫路が心配そうに霧島に質問をする。
「私がメールを送っても一言で終わるの。会話が続かないの」
「そうだっけ?」
「いいや。どちらかといったら雄二の方が会話を伸ばしてるよ」
そして明久は霧島に今までのメールを見せた。
「本当だ。ちゃんと文章で帰ってきてる。うらやましい」
「霧島さんのときはどんな感じなの?」
そして今度は霧島が見せる。見ると霧島が言うとおりすべて「ああ」「そうだな」「わかった」と一言で終わってる。

そしてまたこの女がややこしくする。

「じゃあ吉井君と代表が同じ内容を送って比べない?」
「なんか意味あるの?」
「坂本君が代表だけにこうのか。内容で変わるのかをね」
「僕はいいけど?霧島さんは?」
「私もする」
工藤愛子のこの案でどうなるか

メール1

「じゃあ何にする?」
「最初だし『今日はお疲れー明日も学校だよぉ』は?」
「いいんじゃないかな?」
「うん。それにしよう」

今日の学校も疲れたね。明日も学校だね
(明久→雄二)
今日も学校お疲れ。明日も一緒に頑張ろ
(霧島→雄二)

「さてどう帰ってくるかな?」

3分後
明日も鉄人に遭うのか...冬休みが待ち遠しい
(雄二→明久)

3+2分後
そうだな。がんば
(雄二→霧島)

「「「「・・・・・」」」」
「まぁクラスが違うからこれは仕方ないよ」
「気を取り直して次行こう」

メール2

雄二は休日何してるの?
(明久→雄二)
雄二は私がいない間何してるの?
(霧島→雄二)

数分後
基本寝る、ゲーム、ぐーだら。だな。あ、今週の日曜またゲームしに行くわ
(雄二→明久)
色々なこと
(雄二→霧島)

「「「「・・・・・」」」」
「なんかさらっと予定作っちゃったね」

「次いこー」





30分後




「えー。検証の結果。坂本君は内容関係なく吉井君とのメールのときはちゃんとした会話で、代表とのときはすべて一言でした。」
「何なんだろうね。僕は男女関係なくしてるつもりだけど?」
「はい。見る限り私のときを変わりません」


「じゃあ次は坂本君にちゃんと文で返せよう!!」

「そういうことなら簡単だよ」
「アキからじゃないんだから。霧島さんが送るんだからね」
「っうぐ。はい」


雄二は料理何が好き?
  なんでも

雄二はなんで雄二なの?
  知るか

いつ試召戦争するの?
  未定

冬休み何かバイトするの?
  知らん

どうして部活しないの?
  面倒



「すべて失敗だね」
「じゃあ雄二を困らせるか」
「どうするの?」
「『助けて』だけ送る」
「うわぁ」
「やめて、ひかないで。そう来ると思ったけどひかないで」


「・・・やる」
霧島はメールを送った

助けて
(霧島→雄二)


30分後

「返事きませんね」
「うん。うんともすんとも言わないね」
「もう少しで下校時間だね。」
「読んでないのかな?」

それから10分経っても返事が来ないので皆は帰り支度して校門に居た。

「結局何で雄二は霧島さんには一言なんだろうね」
「さぁ?案外メールより直接話したい。っていう意志表示だったりして」
「雄二が?ないない!!そんな雄二が乙女チックな訳ないよ」
そして帰り出した頃。目の前の大通りの車道真ん中で自転車がもの凄い速さで動いているのが見えた。

「ぉぉぉ」

「あの運転手なんか叫んでるね」

「こぉぉぉ」

「あの暴走自転車こっちに来てない?気のせい?」
「気のせいではないと思います」
「あれってまさか」

「翔子ぉぉぉぉ!!」

「「「「雄二(坂本)!!」」」」

暴走自転車の運転手は雄二だった。そして暴走自転車は明久たちのところで急停止した。

「や、やぁ。雄

「大丈夫か?翔子!!怪我してないか?」
「うん。大丈夫」
「誰にやられそうになった?」
「あ、あのー。坂本くーん」
必死に雄二に声をかけるが雄二は翔子にいってて気がつかない。雄二をよく見るとまだ制服だった。おそらくあの『助けて』メールを見て自転車をずっと漕いでいたのかも知れない。汗だくで息も荒かった。

そして説明


「じゃあ『助けて』メールは架空でしたと?」
「はい」

「翔子!」
珍しく雄二が霧島に強い口調で話しかけた。
「こういう事はもうするな。本当の時でも俺が信じなかったらどうするんだ!!」
「ごめんなさい」
「と、はいうもののもしその時は俺がすぐ駆けつけてやるから心配すんな」
「うん」

「あのー。悪いんだけど僕たちの存在忘れてない?」

「・・・・」

「翔子」
「何?」
「あのメール考えたの誰だ?」
「吉井」
「ちょっと来い。明久」
「ちょっとそれはできない相談だなぁ」
「知るかぁーー」
そしてグランドに真っ赤な花ができました







「どうして雄二はメール返す時いつも一言なの?」
「.....言わなきゃだめか?」
「うん」
「....メールで話したら直接こうやって話す機会が減るから...」
「可愛い雄二」
「うっせ」

「ありがと雄二」

そして雄二と霧島は今日も仲良く二人帰って行きました。






『その時は俺がすぐ駆けつけてやるから心配すんな』
『....メールで話したら直接こうやって話す機会が減るから...』
この二つはしっかりムッツリーニが獲得済みで雄二が
「案外乙女チックな部分もあって可愛い」という噂と夕方に暴走する自転車が文月学園の暫くの噂となった 

 

1 試験召喚獣

 
前書き
久しぶりの投稿です。学園対抗戦争が個人的満足で一回全部消してもう一回リメイクで投稿します。 

 
 試験召喚獣。
科学と偶然とオカルトによって開発された「試験召喚システム」である。未だ完成形が見えないため、現在試験とデータ収集の目的のために。文月学園を始めとする日本全国の一部の学園で採用されている。偶然とオカルト要素が強いため、根本的な解析には未だ成功しておらず全体の50%も解析はすんでいない。

「試験召喚獣を試験的に採用してくださっている各学園の学園長様、本日はお集まりいただきありがとうございます。」

司会的立場であろうスーツ背広の男性が最初の挨拶を始めた。

「それでは、試験召喚獣システムの開発者である、藤堂カヲリ様。お願いいたします」

司会に指名され、文月学園学園長であり、試験召喚システム開発者の藤堂カヲリが壇上に上がった



大人たちの間で試験召喚獣が変わり始める。


それはこれから起こるであろう残酷な選択を生むきっけけに過ぎなかった




「吉井、坂本何か言うことは無いか?」
二人の目の前には服の上からでもわかる筋肉をまとった鉄人ことFクラス担任の西村先生
「特別、言わなきゃいけないことなんてある?雄二?」
「いいや、特にないな、朝の挨拶はさっきしたもんな」
「だ、そうです。西村先生」
「ほう、では今何時だ?坂本?」
雄二は言われるがままに教室の時計で今の時間を確認する
「今は10時30分ですが?」
「遅れてきて何か言うことは無いのか?吉井、坂本?」
「「おはようございます」」
「ちなみに何してたんだ?」

お決まり文句


「「徹夜でゲームしたら寝坊しました」」




「まったく二人も相変わらずじゃのう」
「遅刻したなら謝って済む話じゃない」
「.....変な負けず嫌い」
「そういえばお二人のそのお弁当って、、、」
「僕が作ったよ。雄二のは僕の弁当の残り物+αだけど」
「バカ野郎。それを聞かれたらまずい!!」
雄二は明久の発言のあとすぐさま、周囲に目を配るも警戒すべき人物がいなくて安心
「雄二、この前私の手料理断ったのに、吉井のは食べるの?」
できなかった。誰にも気づかれることなくその人物は雄二の背後に居た。
「翔子!これは深い事情があるんだ」
「それは後で聞く。吉井、西村先生が学園長室に来てほしいって」
「鉄人が?わかった。ありがと、霧島さん」
なんだろ。と用件をきにしつつ、背後の霧島と雄二のイチャイチャ(お仕置き)を気にしながら明久は学園長のもとに向かった。

まず、最初の選択がまっていた